説明

アミノアルコール化合物を含有する医薬組成物

【課題】
本発明は、優れた免疫抑制作用を有するアミノアルコ−ル化合物又はその薬理上許容される塩を含有する医薬組成物に関する。
【解決手段】
一般式(I)
【化1】


[式中、R及びR2は、水素原子又は低級アルキル基;Rは、低級アルキル基;nは、2又は3;Xは、硫黄原子又は低級アルキル基で置換された窒素原子;Yは、式−C(=O)−CH2−を有する基;Zは、エチレン基等;Rは、アリ−ル基又は置換されたアリ−ル基;Rは、水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基;但し、R及びRが水素原子である時、Rはハロゲン原子又は低級アルキル基を示す。]を有する化合物又はその薬理上許容される塩を含有する医薬組成物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】


[式中、
及びR2は、同一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示し、
は、低級アルキル基を示し、
nは、2又は3を示し、
Xは、硫黄原子又は式N−Dを有する基(式中、Dは低級アルキル基を示す。)を示し、
Yは、式−C(=O)−CH2−を有する基を示し、
Zは、単結合、メチレン基、エチレン基又はプロピレン基を示し、
は、C−C10アリ−ル基、又はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基及び低級アルコキシ基からなる群より選択される基で1乃至3個置換されたC−C10アリ−ル基を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基を示す。
但し、R及びRが水素原子である時、Rはハロゲン原子又は低級アルキル基を示す。]
を有する化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項2】
請求項1において、
1及びR2が、同一又は異なって、水素原子、メチル基又はエチル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項3】
請求項1において、
1及びR2が、水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3から選択されるいずれか1項において、
3が、C1−C4アルキル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項5】
請求項1乃至請求項3から選択されるいずれか1項において、
が、C1−C2アルキル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項6】
請求項1乃至請求項3から選択されるいずれか1項において、
が、メチル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6から選択されるいずれか1項において、
nが、2である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7から選択されるいずれか1項において
Xが、硫黄原子又は式N−CHを有する基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項9】
請求項1乃至請求項7から選択されるいずれか1項において
Xが、硫黄原子である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項10】
請求項1乃至請求項7から選択されるいずれか1項において
Xが、式N−CHを有する基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項11】
請求項1乃至請求項10から選択されるいずれか1項において、
Zが、エチレン基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項12】
請求項1乃至請求項11から選択されるいずれか1項において、
が、フェニル基、又はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基及び低級アルコキシ基からなる群より選択される基で1乃至3個置換されたフェニル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項13】
請求項1乃至請求項11から選択されるいずれか1項において、
が、ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基及び低級アルコキシ基からなる群より選択される基で1乃至3個置換されたフェニル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項14】
請求項1乃至請求項11から選択されるいずれか1項において、
が、ハロゲン原子、低級アルキル基及び低級アルコキシ基からなる群より選択される基で1乃至3個置換されたフェニル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項15】
請求項1乃至請求項11から選択されるいずれか1項において、
が、メチル基及びメトキシ基からなる群より選択される基で1乃至3個置換されたフェニル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項16】
請求項1乃至請求項11から選択されるいずれか1項において、
が、フェニル基、4−メチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニル基、4−メトキシフェニル基又は3,4−ジメトキシフェニル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項17】
請求項1乃至請求項16から選択されるいずれか1項において、
が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル基又はエチル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項18】
請求項1乃至請求項16から選択されるいずれか1項において、
が、塩素原子又はメチル基である化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項19】
請求項1において、下記より選択されるいずれか1つの化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物:
・2−(N,N−ジメチルアミノ)−2−メチル−4−[5−(5−フェニルペンタノイル)チオフェン−2−イル]ブタン−1−オール、
・2−(N,N−ジメチルアミノ)−2−メチル−4−[1−メチル−5−(5−フェニルペンタノイル)ピロール−2−イル]ブタン−1−オール、
・2−(N−メチルアミノ)−2−メチル−4−[5−(5−フェニルペンタノイル)チオフェン−2−イル]ブタン−1−オール、
・2−(N−メチルアミノ)−2−メチル−4−[1−メチル−5−(5−フェニルペンタノイル)ピロール−2−イル]ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−メチル−4−[3−メチル−5−(5−フェニルペンタノイル)チオフェン−2−イル]ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−メチル−4−{3−メチル−5−[4−(4−メチルフェニル)ブタノイル]チオフェン−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−メチル−4−{3−メチル−5−[4−(3,4−ジメチルフェニル)ブタノイル]チオフェン−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{5−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)ブタノイル]−3−メチルチオフェン−2−イル}−2−メチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−[3−クロロ−5−(5−フェニルペンタノイル)チオフェン−2−イル]−2−メチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−5−[4−(4−メチルフェニル)ブタノイル]チオフェン−2−イル}−2−メチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−5−[4−(3,4−ジメチルフェニル)ブタノイル]チオフェン−2−イル}−2−メチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−5−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)ブタノイル]チオフェン−2−イル}−2−メチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−メチル−4−[1,3−ジメチル−5−(5−フェニルペンタノイル)ピロール−2−イル]ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−メチル−4−{1,3−ジメチル−5−[4−(4−メチルフェニル)ブタノイル]ピロール−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−メチル−4−{1,3−ジメチル−5−[4−(3,4−ジメチルフェニル)ブタノイル]ピロール−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−メチル−4−{5−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)ブタノイル]−1,3−ジメチルピロール−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−[3−クロロ−1−メチル−5−(5−フェニルペンタノイル)ピロール−2−イル]−2−メチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−1−メチル−5−[4−(4−メチルフェニル)ブタノイル]ピロール−2−イル}−2−メチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−1−メチル−5−[4−(3,4−ジメチルフェニル)ブタノイル]ピロール−2−イル}−2−メチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−5−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)ブタノイル]−1−メチルピロール−2−イル}−2−メチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−エチル−4−[3−メチル−5−(5−フェニルペンタノイル)チオフェン−2−イル]ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−エチル−4−{3−メチル−5−[4−(4−メチルフェニル)ブタノイル]チオフェン−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−エチル−4−{3−メチル−5−[4−(3,4−ジメチルフェニル)ブタノイル]チオフェン−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−エチル−4−{5−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)ブタノイル]−3−メチルチオフェン−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−[3−クロロ−5−(5−フェニルペンタノイル)チオフェン−2−イル]−2−エチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−5−[4−(4−メチルフェニル)ブタノイル]チオフェン−2−イル}−2−エチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−5−[4−(3,4−ジメチルフェニル)ブタノイル]チオフェン−2−イル}−2−エチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−5−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)ブタノイル]チオフェン−2−イル}−2−エチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−エチル−4−[1,3−ジメチル−5−(5−フェニルペンタノイル)ピロール−2−イル]ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−エチル−4−{1,3−ジメチル−5−[4−(4−メチルフェニル)ブタノイル]ピロール−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−エチル−4−{1,3−ジメチル−5−[4−(3,4−ジメチルフェニル)ブタノイル]ピロール−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−2−エチル−4−{5−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)ブタノイル]−1,3−ジメチルピロール−2−イル}ブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−[3−クロロ−1−メチル−5−(5−フェニルペンタノイル)ピロール−2−イル]−2−エチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−1−メチル−5−[4−(4−メチルフェニル)ブタノイル]ピロール−2−イル}−2−エチルブタン−1−オール、
・2−アミノ−4−{3−クロロ−1−メチル−5−[4−(3,4−ジメチルフェニル)ブタノイル]ピロール−2−イル}−2−エチルブタン−1−オール及び
・2−アミノ−4−{3−クロロ−1−メチル−5−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)ブタノイル]ピロール−2−イル}−2−エチルブタン−1−オール。
【請求項20】
免疫抑制剤として用いるための、請求項1乃至請求項19から選択されるいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項21】
自己免疫疾患を予防又は治療するための、請求項1乃至請求項19から選択されるいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項22】
関節リウマチを予防又は治療するための、請求項1乃至請求項19から選択されるいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項23】
乾癬を予防又は治療するための、請求項1乃至請求項19から選択されるいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項24】
多発性硬化症を予防又は治療するための、請求項1乃至請求項19から選択されるいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項25】
各種臓器移植又は皮膚移植での拒絶反応を抑制するための、請求項1乃至請求項19から選択されるいずれか1項に記載の医薬組成物。

【公開番号】特開2006−188452(P2006−188452A)
【公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−1063(P2005−1063)
【出願日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(000001856)三共株式会社 (98)
【Fターム(参考)】