説明

アルコキシアルキル置換環状ケトエノール

本発明は、式(I)


[式中、A、B、D、G、W、X及びYは、上記で示されている意味を有する。]の新規アルコキシアルキル置換環状ケトエノール類、それらを調製するための方法及び中間生成物、並びに、殺有害生物剤及び/又は殺微生物剤及び/又は除草剤としてのそれらの使用に関する。本発明は、さらに、アルコキシアルキル置換環状ケトエノール類及び栽培植物の耐性を向上させる化合物を含んでいる選択的除草剤にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】

[式中、
Wは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ又はシアノを表し;
Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルケニルオキシ、ニトロ又はシアノを表し;
Yは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シアノ又はニトロを表し(但し、Yがハロゲンを表す場合、Xは、C以上のアルキル、ハロゲン又はアルコキシを表す。);
Aは、C−C−アルキリデンジイル基を表し;
Bは、水素、アルキル又はアルコキシアルキルを表し;
Dは、それぞれ場合により置換されていてもよいアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシアルコキシ、フェノキシ、ヘタリールオキシ、フェニルアルコキシ、ヘタリールアルコキシを表し、並びに、場合により置換されていてもよい飽和又は不飽和のシクロアルキル(1個又は2個の酸素原子で中断されている。)を表し;
又は、
Aは、結合を表し;
Bは、水素又はアルキルを表し;
Dは、場合により置換されていてもよい飽和又は不飽和のC−C−シクロアルキル(酸素で中断されている。)を表し;
Gは、水素(a)を表し、又は、下記基
【化2】

のうちの1つを表し、
ここで、
Eは、金属イオン又はアンモニウムイオンを表し;
Lは、酸素又は硫黄を表し;
Mは、酸素又は硫黄を表し;
は、それぞれハロゲン若しくはシアノで場合により置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル若しくはポリアルコキシアルキルを表し、又は、それぞれハロゲン、アルキル若しくはアルコキシで場合により置換されていてもよいシクロアルキル若しくはヘテロシクリルを表し、又は、それぞれ場合により置換されていてもよいフェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、フェノキシアルキル若しくはヘタリールオキシアルキルを表し;
は、それぞれハロゲン若しくはシアノで場合により置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル若しくはポリアルコキシアルキルを表し、又は、それぞれ場合により置換されていてもよいシクロアルキル、フェニル若しくはベンジルを表し;
、R及びRは、互いに独立して、それぞれハロゲンで場合により置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ若しくはシクロアルキルチオを表し、又は、それぞれ場合により置換されていてもよいフェニル、ベンジル、フェノキシ若しくはフェニルチオを表し;
及びRは、互いに独立して、水素を表し、それぞれハロゲン若しくはシアノで場合により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキルを表し、それぞれ場合により置換されていてもよいフェニル若しくはベンジルを表し、又は、それらが結合しているN原子と一緒に、環系(酸素又は硫黄を場合により含んでいてもよく、また、場合により置換されていてもよい。)を形成している。]。
【請求項2】
請求項1に記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、
(A) 式(I−a)の化合物
【化3】

[式中、
A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]
が、稀釈剤の存在下、及び、塩基の存在下で、式(II)の化合物
【化4】

[式中、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有し、及びRはアルキルを表す。]
を分子内縮合に付すことにより得られ;
(B) 上記式(I−a)[式中、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を、場合により稀釈剤の存在下、及び、場合により酸結合剤の存在下で、それぞれ、
(α) 式(III)
【化5】

[式中、
は、上記で示されている定義を有し、及び
Halは、ハロゲンを表す。]
の化合物との反応に付すことにより、
又は、
(β) 式(IV)
【化6】

[式中、Rは、上記で示されている定義を有する。]
のカルボン酸無水物との反応に付すことにより、
上記式(I−b)[式中、R、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を得ること;
(C) 上記式(I−a)[式中、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を、場合により稀釈剤の存在下、及び、場合により酸結合剤の存在下で、それぞれ、式(V)
【化7】

[式中、R及びMは、上記で示されている定義を有する。]
のクロロギ酸エステル又はクロロギ酸チオエステルとの反応に付すことにより、上記式(I−c)[式中、R、A、B、D、W、M、X及びYは、上記で示されている定義を有し、及びLは酸素を表す。]の化合物を得ること;
(D) 上記式(I−a)[式中、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を、場合により稀釈剤の存在下、及び、場合により酸結合剤の存在下で、それぞれ、式(VI)
【化8】

[式中、M及びRは、上記で示されている定義を有する。]
のクロロモノチオギ酸エステル又はクロロジチオギ酸エステルとの反応に付すことにより、上記式(I−c)[式中、R、A、B、D、W、M、X及びYは、上記で示されている定義を有し、及びLは硫黄を表す。]の化合物を得ること;
(E) 上記式(I−a)[式中、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を、場合により稀釈剤の存在下、及び、場合により酸結合剤の存在下で、それぞれ、式(VII)
【化9】

[式中、Rは、上記で示されている定義を有する。]
の塩化スルホニルとの反応に付すことにより、上記式(I−d)[式中、R、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を得ること;
(F) 上記式(I−a)[式中、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を、場合により稀釈剤の存在下、及び、場合により酸結合剤の存在下で、それぞれ、式(VIII)
【化10】

[式中、
L、R及びRは、上記で示されている定義を有し、及び
Halは、ハロゲンを表す。]
のリン化合物との反応に付すことにより、上記式(I−e)[式中、L、R、R、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を得ること;
(G) 式(I−a)[式中、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を、場合により稀釈剤の存在下で、それぞれ、式(IX)又は式(X)
【化11】

[式中、
Meは、1価又は2価の金属を表し、
tは、数字1又は2を表し、
10、R11、R12は、互いに独立して、水素又はアルキルを表す。]
の金属化合物又はアミンとの反応に付すことにより、上記式(I−f)[式中、E、A、B、D、W、X及びY、上記で示されている定義を有する。]の化合物を得ること;
(H) 上記式(I−a)[式中、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を、それぞれ、
(α) 場合により希釈剤の存在下、及び、場合により触媒の存在下で、式(XI)
【化12】

[式中、R及びLは、上記で示されている定義を有する。]
のイソシアネート又はイソチオシアネートとの反応に付すことにより、
又は、
(β) 場合により希釈剤の存在下、及び、場合により酸結合剤の存在下で、式(XII)
【化13】

[式中、L、R及びRは、上記で示されている定義を有する。]
の塩化カルバモイル又は塩化チオカルバモイルとの反応に付すことにより、
上記式(I−g)[式中、L、R、R、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物を得ること;
を特徴とする、前記方法。
【請求項3】
有害生物、望ましくない植生及び/又は望ましくない微生物を防除するための組成物であって、請求項1に記載の式(I)の少なくとの1種類の化合物が存在していることを特徴とする、前記組成物。
【請求項4】
動物有害生物、望ましくない植生及び/又は望ましくない微生物を防除する方法であって、請求項1に記載の式(I)の化合物を有害生物、望ましくない植生、望ましくない微生物及び/又はそれらの生息環境に作用させることを特徴とする、前記方法。
【請求項5】
動物有害生物、望ましくない植生及び/又は望ましくない微生物を防除するための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項6】
有害生物、望ましくない植生及び/又は望ましくない微生物を防除するための組成物を製造する方法であって、請求項1に記載の式(I)の化合物を増量剤及び/又は界面活性剤と混合させることを特徴とする、前記方法。
【請求項7】
有害生物、望ましくない植生及び/又は望ましくない微生物を防除するための組成物を製造するための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項8】
有効量の活性化合物組合せを含んでいる組成物であって、該組合せが、成分として、
(a’) 少なくとも1種類の式(I)[式中、A、B、D、G、W、X及びYは、上記で示されている定義を有する。]の化合物;
及び、
(b’) 以下の化合物の群から選択される少なくとも1種類の作物植物耐性促進剤化合物;
を含んでいる前記組成物:
4−ジクロロアセチル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67、MON−4660)、1−ジクロロアセチル−ヘキサヒドロ−3,3,8a−トリメチルピロロ[1,2−a]ピリミジン−6(2H)−オン(ジシクロノン(dicyclonon)、BAS−145138)、4−ジクロロアセチル−3,4−ジヒドロ−3−メチル−2H−1,4−ベンゾオキサジン(ベノキサコール)、1−メチルヘキシル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート(クロキントセット−メキシル − さらに、EP−A−86750、EP−A−94349、EP−A−191736、EP−A−492366中の関連化合物参照)、3−(2−クロロベンジル)−1−(1−メチル−1−フェニルエチル)尿素(クミルロン)、α−(シアノメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(シオメトリニル(cyometrinil))、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4−DB)、1−(1−メチル−1−フェニルエチル)−3−(4−メチルフェニル)尿素(ダイムロン(daimuron, dymron))、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸(ジカンバ)、S−1−メチル−1−フェニルエチル ピペリジン−1−チオカルボキシレート(ジメピペレート)、2,2−ジクロロ−N−(2−オキソ−2−(2−プロペニルアミノ)エチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(DKA−24)、2,2−ジクロロ−N,N−ジ−2−プロペニル−アセトアミド(ジクロルミド)、4,6−ジクロロ−2−フェニルピリミジン(フェンクロリム)、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−トリクロロメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸エチル(フェンクロラゾール−エチル − さらに、EP−A−174562及びEP−A−346620中の関連化合物参照)、2−クロロ−4−トリフルオロメチルチアゾール−5−カルボン酸フェニルメチル(フルラゾール)、4−クロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシ)−α−トリフルオロアセトフェノンオキシム(フルキソフェニム)、3−ジクロロアセチル−5−(2−フラニル)−2,2−ジメチル−オキサゾリジン(フリラゾール、MON−13900)、4,5−ジヒドロ−5,5−ジフェニル−3−イソオキサゾールカルボン酸エチル(イソキサジフェン−エチル − さらに、WO−A−95/07897中の関連化合物参照)、1−(エトキシカルボニル)エチル 3,6−ジクロロ−2−メトキシベンゾエート(ラクチジクロル)、(4−クロロ−o−トリルオキシ)酢酸(MCPA)、2−(4−クロロ−o−トリルオキシ)プロピオン酸(メコプロップ)、1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−5−メチル−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボン酸ジエチル(メフェンピル−ジエチル − さらに、WO−A−91/07874中の関連化合物参照)、2−ジクロロメチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン(MG−191)、2−プロペニル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン−4−カルボジチオエート(MG−838)、1,8−ナフタル酸無水物、α−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(オキサベトリニル)、2,2−ジクロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(PPG−1292)、3−ジクロロアセチル−2,2−ジメチルオキサゾリジン(R−28725)、3−ジクロロアセチル−2,2,5−トリメチルオキサゾリジン(R−29148)、4−(4−クロロ−o−トリル)酪酸、4−(4−クロロフェノキシ)酪酸、ジフェニルメトキシ酢酸、ジフェニルメトキシ酢酸メチル、ジフェニルメトキシ酢酸エチル、1−(2−クロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(1,1−ジメチルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル(さらに、EP−A−269806及びEP−A−333131中の関連化合物参照)、5−(2,4−ジクロロベンジル)−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル、5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル、5−(4−フルオロフェニル)−5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル(さらに、WO−A−91/08202中の関連化合物参照)、1,3−ジメチルブタ−1−イル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、4−アリルオキシブチル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、1−アリルオキシプロパ−2−イル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、メチル 5−クロロキノキサリン−8−オキシアセテート、エチル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、アリル 5−クロロキノキサリン−8−オキシアセテート、2−オキソプロパ−1−イル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、ジエチル 5−クロロキノリン−8−オキシマロネート、ジアリル 5−クロロキノキサリン−8−オキシマロネート、ジエチル 5−クロロキノリン−8−オキシマロネート(さらに、EP−A−582198中の関連化合物参照)、4−カルボキシクロマン−4−イル酢酸(AC−304415、EP−A−613618参照)、4−クロロフェノキシ酢酸、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、1−ブロモ−4−クロロメチルスルホニルベンゼン、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)−フェニル]−3−メチル尿素(「N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド」としても知られている。)、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチル尿素、1−[4−(N−4,5−ジメチルベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチル尿素、1−[4−(N−ナフチルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチル尿素、N−(2−メトキシ−5−メチルベンゾイル)−4−(シクロプロピルアミノカルボニル)ベンゼンスルホンアミド、
及び/又は、一般式で定義されている以下の化合物のうちの1種類:
一般式(IIa)
【化14】

の化合物、若しくは、
一般式(IIb)
【化15】

の化合物、若しくは、
一般式(IIc)
【化16】

の化合物
[上記式中、
mは、数字0、1、2、3、4又は5を表し;
は、以下に示されている二価ヘテロ環式基
【化17】

のうちの1つを表し;
nは、数字0、1、2、3、4又は5を表し;
は、C−C−アルキル−及び/又はC−C−アルコキシカルボニル−及び/又はC−C−アルケニルオキシカルボニル−で場合により置換されていてもよい、1個又は2個の炭素原子を有するアルカンジイルを表し;
14は、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ又はジ(C−C−アルキル)アミノを表し;
15は、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルケニルオキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ又はジ(C−C−アルキル)アミノを表し;
16は、フッ素−、塩素−及び/又は臭素−で場合により置換されていてもよいC−C−アルキルを表し;
17は、水素、それぞれフッ素−、塩素−及び/若しくは臭素−で場合により置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニル、又は、フッ素−、塩素−及び/若しくは臭素−若しくはC−C−アルキル−で場合により置換されていてもよいフェニルを表し;
18は、水素、それぞれフッ素−、塩素−及び/若しくは臭素−で場合により置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニル、又は、フッ素−、塩素−及び/若しくは臭素−若しくはC−C−アルキル−で場合により置換されていてもよいフェニルを表し;
17とR18は、また一緒に、C−C−アルカンジイル又はC−C−オキサアルカンジイル(それぞれ、C−C−アルキル、フェニル、フリル若しくは縮合ベンゼン環で場合により置換されていてもよく、又は、2つの置換基で場合により置換されていてもよく、その際、該2つの置換基は、それらが結合しているC原子と一緒に5員又は6員の炭素環を形成している。)も表し;
19は、水素、シアノ、ハロゲンを表し、又は、それぞれフッ素−、塩素−及び/若しくは臭素−で場合により置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル若しくはフェニルを表し;
20は、水素、それぞれヒドロキシ−、シアノ−、ハロゲン−若しくはC−C−アルコキシ−で場合により置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル若しくはトリ(C−C−アルキル)シリルを表し; R21は、水素、シアノ、ハロゲンを表し、又は、それぞれフッ素−、塩素−及び/若しくは臭素−で場合により置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル若しくはフェニルを表し;
は、ニトロ、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し;
は、水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し;
は、水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表す。]、
及び/又は、一般式で定義されている以下の化合物:
一般式(IId)
【化18】

の化合物、若しくは、
一般式(IIe)
【化19】

の化合物
[上記式中、
tは、数字0、1、2、3、4又は5を表し;
vは、数字0、1、2、3、4又は5を表し;
22は、水素又はC−C−アルキルを表し;
23は、水素又はC−C−アルキルを表し;
24は、水素、それぞれシアノ−、ハロゲン−若しくはC−C−アルコキシ−で場合により置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ若しくはジ(C−C−アルキル)アミノを表し、又は、それぞれシアノ−、ハロゲン−若しくはC−C−アルキル−で場合により置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−シクロアルキルチオ若しくはC−C−シクロアルキルアミノを表し;
25は、水素、シアノ−、ヒドロキシ−、ハロゲン−若しくはC−C−アルコキシ−で場合により置換されていてもよいC−C−アルキル、それぞれシアノ−若しくはハロゲン−で場合により置換されていてもよいC−C−アルケニル若しくはC−C−アルキニル、又は、シアノ−、ハロゲン−若しくはC−C−アルキル−で場合により置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し;
26は、水素を、シアノ−、ヒドロキシ−、ハロゲン−若しくはC−C−アルコキシ−で場合により置換されていてもよいC−C−アルキル、それぞれシアノ−若しくはハロゲン−で場合により置換されていてもよいC−C−アルケニル若しくはC−C−アルキニル、シアノ−、ハロゲン−若しくはC−C−アルキル−で場合により置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、又は、ニトロ−、シアノ−、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−若しくはC−C−ハロアルコキシ−で場合により置換されていてもよいフェニルを表し、又は、R25と一緒になって、それぞれC−C−アルキルで場合により置換されていてもよいC−C−アルカンジイル若しくはC−C−オキサアルカンジイルを表し;
は、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し;並びに
は、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表す。]。
【請求項9】
作物植物耐性促進剤化合物が、以下の化合物の群:
クロキントセット−メキシル、フェンクロラゾール−エチル、イソキサジフェン−エチル、メフェンピル−ジエチル、フリラゾール、フェンクロリム、クミルロン、ダイムロン、又は、化合物
【化20】

から選択される、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
作物植物耐性促進剤化合物がクロキントセット−メキシルである、請求項8及び9の一項に記載の組成物。
【請求項11】
作物植物耐性促進剤化合物がメフェンピル−ジエチルである、請求項8及び9の一項に記載の組成物。
【請求項12】
望ましくない植物の生長を抑制する方法であって、請求項8に記載の組成物を当該植物又はその周囲に作用させることを特徴とする、前記方法。
【請求項13】
望ましくない植物の生長を抑制するための、請求項8に記載の組成物の使用。
【請求項14】
望ましくない植物の生長を抑制する方法であって、請求項1に記載の式(I)の化合物及び請求項8に記載の作物植物耐性促進剤化合物を、当該植物又はそれらの周囲に、短時間の間に続けて別々に作用させることを特徴とする、前記方法。
【請求項15】
式(II)
【化21】

[式中、A、B、D、W、X、Y及びRは、上記で示されてる定義を有する。]
の化合物。
【請求項16】
式(XV)
【化22】

[式中、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されてる定義を有する。]
の化合物。
【請求項17】
式(XVIII)
【化23】

[式中、A、B、D、W、X及びYは、上記で示されてる定義を有する。]
の化合物。

【公表番号】特表2009−534330(P2009−534330A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−505753(P2009−505753)
【出願日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際出願番号】PCT/EP2007/003245
【国際公開番号】WO2007/121868
【国際公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【出願人】(302063961)バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト (524)
【Fターム(参考)】