説明

インバータとモータ内蔵ドライブトレインとの電気的接続構造

【課題】インバータとドライブトレインを電気的に接続するバスバーに対して、バスバーを覆うバスバーハウジングの組み付け性を向上させる技術を提供する。
【解決手段】電気的接続構造100は、インバータ側の第1端子群3とモータ内蔵ドライブトレイン側の第2端子群5をバスバー15で接続し、バスバーハウジング12で遮蔽する構造である。バスバーハウジング12は、同じ方向を向いて開口する第1開口部12a及び第2開口部12bを有している。第1開口部12aは、その端面12dと、第1端子群3を囲む平面との間に平面状シール材7を挟んで取り付けられる。第2開口部12bは筒状であり、その筒状周面12eと、第2端子群5を囲むように設けられた囲繞部の周面との間に筒状シール材8を挟んで取り付けられる。第1開口部12aの側はYZ平面内で動く余地があり、第2開口部12bの側はX方向に動く余地がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータの筐体とモータ内蔵ドライブトレインの筐体との間で、インバータからモータへの電力供給路を確保するための上記2つの筐体間の電気的接続構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車輪駆動用のモータを有する電気自動車は、バッテリの直流をモータ駆動に適した交流電力に変換するインバータを備える。車両駆動用のモータは出力トルクが大きいため、インバータも大容量のものが備えられる。バッテリからインバータを通じてモータへ至る電力供給線も、大容量の太いケーブル、あるいは、細長金属板が用いられる。なお、大電力の伝送媒体としての細長金属板は、バスバー(母線)と呼ばれる。また、本明細書における「電気自動車」には、車輪駆動用のモータとエンジンを共に備えるハイブリッド車も含まれる。
【0003】
太いワイヤケーブルは湾曲し難く、バッテリとインバータ、あるいはインバータとバッテリの間の電力伝送媒体として太いワイヤケーブルを用いるとワイヤケーブルの引き回しが厄介である。そこで、インバータとモータを近接配置し、両者をバスバーで接続することが提案されている(例えば特許文献1)。なお、モータを収容する筐体は、ギアセットなども一緒に内蔵しており、モータとギアセットを合わせてドライブトレイン(あるいはパワートレイン)と称することがある。本明細書では、モータのみを含む駆動系ユニットとモータとギアセットを合わせた駆動系ユニットの双方を「ドライブトレイン」と総称する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−142038号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
バスバーを用いると、インバータの筐体に設けられたコネクタからドライブトレインの筐体に設けられたコネクタまでの配線経路がバスバーの形状によって決まるから、配線が容易となる(細長金属板のバスバーは容易に湾曲しないから、初期の形状が配線経路そのものとなる)。その一方で、バスバーの一端を固定すると他端の位置が決まってしまうから、バスバーの両端に夫々コネクタを設け、夫々のコネクタをインバータ側とドライブトレイン側の双方で独立に取り付けることは難しくなる。なお、ここでの「コネクタ」は、インバータ側の端子(あるいはドライブトレイン側の端子)とバスバーとの接続部を外部から遮蔽するカバーのことをいう。バスバーが変形し難いことを利用して、バスバー全体を、コネクタに相当するハウジング(バスバーハウジング)で覆い、バスバーハウジングの両端を夫々インバータの筐体とドライブトレインの筐体に固定することができれば、「コネクタ接続」の作業性向上と部品点数の削減という効果が期待できる。
【0006】
しかしながら、バスバー全体を覆うバスバーハウジングを採用すると、バスバーハウジングの一端とインバータ筐体との位置合わせと、バスバーハウジングの他端とドライブトレイン筐体との位置合わせを同時にしなければならないという課題が生じる。クリアランス(位置決め公差)を大きくすることは、隙間が生じ塵埃除去あるいは絶縁の観点から好ましくない。特に、コネクタの接合部には、塵埃除去と絶縁、及び、防水のためシール材が取り付けられるが、シール材を挟んだ両部材の位置決めが正確にできないとシール材の脇などに隙間が生じてしまい、シール効果が減殺してしまう。本明細書は上記課題に鑑みて創作された。本明細書は、インバータとドライブトレインを電気的に接続するバスバーに対して、バスバーを覆うバスバーハウジングの組み付け作業性(インバータ筐体及びドライブトレイン筐体の双方と隙間なく取り付ける際の組み付け作業性)を向上させる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書が開示する技術は、バスバーハウジングの両端の開口部を同じ方向に向けるとともに、一方の開口部(第1開口部)とインバータ筐体との接合部、及び、他方の開口部(第2開口部)とドライブトレイン筐体との接合部のいずれか一方を端面同士の接合とし、他方を筒の周面同士の接合とする。説明のため、開口部が向いている方向をX軸とし、X軸に直交する方向にY軸とZ軸を設定する。第1開口部はその端面とインバータの端子群(バスバーと接続するための端子群)の周囲の平面と接合し、第2開口部はX軸方向に伸びる筒状とし、ドライブトレイン筐体の端子群の周囲に設けられた筒状の囲繞部と接合する。第2開口部と囲繞部は筒同士の接合なので、YZ方向は拘束されるが、両者の接触を保持したままX方向には動ける余地がある。他方、第1開口部は端面での接合であるから、X方向の動きは拘束されるがYZ方向には両者の接触を保持したまま動ける余地がある。筒状の第2開口部を囲繞部に差し込み、第1開口部の端面がインバータ筐体の平面と当接するまでバスバーハウジングを押し込めば、第2開口部の筒の周面と囲繞部との密着を保持しながら、第1開口部とインバータ筐体側面を容易に密着させることができる。同じ方向を向いているバスバーハウジング両端開口部の一方を端面での接合とし、他方を筒の周面での接合とすることで、インバータ筐体と開口部、及び、ドライブトレイン筐体と開口部を隙間なく接合することができる。なお、バスバーハウジングの開口部とドライブトレイン筐体とを端面での接合とし、バスバーハウジングとインバータ筐体との接合を筒の周面での接合としてもよい。
【0008】
本明細書が開示する具体的一態様は以下のとおりである。この技術は、車輪駆動用のモータに電力を供給するインバータと、インバータと隣接して配置されたモータ内蔵ドライブトレインとの間の電力供給路を確保するための電気的接続構造に関する。インバータとドライブトレインはバスバー(細長金属板)で電気的に接続される。バスバーと接続される端子群のうち、ドライブトレインの筐体とインバータの筐体の一方に設けられた端子群を第1端子群と称し、他方の筐体に設けられた端子群を第2端子群と称する。なお、「筐体に設けられた端子群」とは、厳密にいえば、「筐体から露出するように設けられた端子群」の意味である。
【0009】
第1端子群と第2端子群は同じ方向を向くように設けられる。別言すれば、第2端子群は、第1端子群が設けられた一方の筐体側面と同じ方向を向いている他方の筐体側面に設けられる。第1端子群とバスバーの接続部から第2端子とバスバーとの接続部まで、バスバー全体にわたりバスバーハウジングで覆われる。バスバーハウジングは、同じ方向を向いて開口する第1開口部と第2開口部を有している。第1開口部は、その端面と、第1端子を囲む一方の筐体側面の平面との間に平面状シール材を挟んでその一方の筐体に取り付けられる。第2開口部は筒状である。第2開口部は、その筒状周面と、第2端子を囲むように設けられた囲繞部の周面との間に筒状シール材を挟んでその他方の筐体に取り付けられる。
【0010】
上記の電気的接続構造は、バスバーを用いた接続において、インバータ筐体とバスバーハウジングとの間の密封、及び、ドライブトレイン筐体とバスバーハウジングとの間の密封を作業性よく達成することができる。
【0011】
第1開口部がインバータ筐体と接合されてもよいし、第2開口部がインバータ筐体と接合されてもよい。インバータはドライブトレインに隣接して配置されるが、典型的には、インバータはドライブトレインの上部に固定される。その場合、第1開口部が平面状シールを挟んでインバータの筐体に取り付けられ、第2開口部が第1開口部の下側で筒状シール材を挟んでドライブトレインの筐体に取り付けられる構造を有しているとよい。筒による嵌合部を下側にした方が作業性がよいからである。その場合さらに、第1端子群又は第2端子群の少なくとも一方は、バスバーを共締めするボルト締結面が斜め上方を向いているとよい。特に、第1端子群と第2端子群のうち下側に位置する端子群において、バスバーを共締めするボルト締結面が斜め上方を向いているとよい。下側に位置する端子群に対してはバスバーを締結する際に作業者がボルトを斜め上から締め込む姿勢となるので作業性がよい。
【0012】
本明細書が開示する技術は、上記した新規な接続構造を有する電気自動車(ハイブリッド車を含む)に適用されることが好適である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】インバータとドライブトレインの電気的接合部位の分解斜視図である。
【図2】バスバーハウジングを裏面側からみたときの斜視図である。
【図3】図1のXZ面における断面図である(分解図)。
【図4】XZ面における断面図である(組み立て後)。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図面を参照して実施例の接続構造100を説明する。この接続構造100は、電気自動車に搭載されるモータ内蔵のドライブトレイン4と、モータ(不図示)に電力を供給するインバータ2とを電気的に接続するための構造である。より具体的には、インバータの筐体からモータ内蔵ドライブトレイン筐体への、モータを駆動するためのUVW3相交流電力の供給路を確保するための構造である。図1は、接続構造100を構成する部品の分解斜視図を示している。図2は、バスバーハウジング12(後述)を裏面側から見た斜視図である。また、図3は、図1のXZ面における断面図(分解図)を示しており、図4は、XZ面における断面図(組み立て後)を示している。なお、図3、図4では、理解を助けるために、図1の各部品を模式化し、一部は簡略化し、一部は変形して描いている。図1は接続構造の全体を俯瞰的に把握するための図であり、シール材(後述)など、一部の部品を省略している。以下の説明は、主として図2と図3を参照しつつ説明する。また、図に示した座標系のZ軸が鉛直上方を示している。
【0015】
インバータ2は、ドライブトレイン4の上面に固定されている。図示を省略しているが、ドライブトレイン4は2個のモータを内蔵しており、インバータ2は、それぞれのモータに対するUVW3相の交流電力を供給する。従ってインバータ2からドライブトレイン4へ、6本の電力供給線を繋げなければならない。図1に示しているように、インバータ2の筐体側面に6個の端子群3が露出している。6個の端子群は、3本一組のUVW3相の交流電力の2組の端子群である。ドライブトレイン4の筐体側面にも6個の端子群5が露出している。6個の端子群5は、3個が一方のモータにUVW3相の交流電力を伝えるための端子であり、残りの3個が他方のモータにUVW3相の交流電力を伝えるための端子である。以下、インバータ2の端子群3を第1端子群と称し、ドライブトレイン4の端子群5を第2端子群と称する。
【0016】
第1端子群3と第2端子群5は、それらと同数のバスバー15によって電気的に接続される。バスバー15は、細長金属板であり、大電流を流すための導電部材である。なお、符号16が示す部品は、6本のバスバーを保持するバスバーホルダである。第1端子群3は、ボルト92によってバスバー15の一方の端部15aと共締めされる。第2端子群5は、ボルト93によってバスバー15の他端15bと共締めされる(図3参照)。
【0017】
第1端子群3と第2端子群5は、同じ方向を向いて露出している。別言すれば、第1端子群3が備えられたインバータ側面と第2端子群5が備えられたドライブトレイン側面が同じ方向を向いている。第1端子群3と第2端子群5が同じ方向を向いているため、作業者は一方向からのアクセスでバスバー15をインバータ側の端子群(第1端子群3)とドライブトレイン側の端子群(第2端子群5)の双方と締結することできる。また、インバータ2とドライブトレイン4は、電気自動車のフロントコンパートメント内に載置されるので、ドライブトレイン4は、フロントコンパートメントの下方に位置する。下側に位置する第2端子群5のボルト締結面5aは、斜め上方を向いており、作業者がボルトを締結し易くなっている(図3参照)。
【0018】
インバータ2とドライブトレイン4の双方に締結されたバスバー15を遮蔽する部品がバスバーハウジング12とハウジングカバー13である。バスバーハウジング12は、バスバー15の取り付けに先立ってインバータ2とドライブトレイン4に取り付けられる。バスバーハウジング12は、2個の開口部12a、12bを有している。2個の開口部12aと12bは、同じ方向を向いて開口している。第1開口部12aは、インバータ2に取り付けられ、第2開口部12bは、ドライブトレイン4に取り付けられる。バスバーハウジング12を取り付けた後にバスバー15を取り付け、さらにその後、バスバー15の後方からハウジングカバー13を取り付けることによって、バスバー15は外界から遮蔽される。
【0019】
第1開口部12aの側では、その周囲の端面12dがシール材7を挟んで第1端子群3の周囲の筐体側面2aと接合される。バスバーハウジング12は、平面状のシール材7を挟んでインバータ2の側面2aにボルト91で締結される。他方、第2開口部12bは、筒状に形成されている(筒状端部12e)。ドライブトレイン4の側面には、第2端子群5を囲むように筒状の囲繞部4aが形成されており、筒状シール材8を挟んでその囲繞部4aにバスバーハウジング12の筒状端部12eが嵌合する。筒状端部12eはボルト94によってドライブトレイン4の側面に締結される。シール材7、8は、例えばシリコンゴムでできている。
【0020】
図3と4によく示されているように、第1開口部12aは、図中のYZ平面に広がる端面12dでインバータ2の側面に接合される。なお、ボルト91が通る孔12fと12gは、クリアランスが大きく確保されており、バスバーハウジング12は、第1開口部12aの近辺に限って言えば、第1開口部12a周囲の端面12dとインバータ2の側面2aとの接触を保ったままYZ平面内で移動する余地を有している。
【0021】
他方、第2開口部12bは、図中のX方向に伸びる筒状端部12eの周面が筒状シール材8を挟んでドライブトレイン4の筒状囲繞部4aと嵌合する。従って、バスバーハウジング12は、第2開口部12bの近辺に限って言えば、YZ方向には位置が拘束されるが、囲繞部14aとYZ方向の接触を保ったままX方向には移動する余地を有している。
【0022】
バスバーハウジング12を取り付ける際、まず、筒状端部12eをドライブトレイン4の囲繞部4aに嵌め込む(筒状シール材8も嵌め込む)。このとき、作業者は、第1開口部12aの側の位置は気にしなくてよい。次に、端面12dがインバータ2の側面2aに当接するまでバスバーハウジング12をX方向に押し込む(平面シール材7は挟んでおく)。作業者は、単にバスバーハウジング12(筒状端部12e)を押し込んで行けばよい。こうして、バスバーハウジング12は、一方の開口部(第1開口部12a)がインバータ2の側面2aに密着するとともに、他方の開口部(第2開口部12b)はその周面でドライブトレイン4の筒状囲繞部4aと密着する。作業者は、バスバーハウジング12を、インバータ側ともドライブトレイン側とも容易に隙間なく密着させることができる。
【0023】
上記の接続構造では、ワイヤではなく、細長金属板のバスバー15を使ってインバータ2とドライブトレイン4を電気的に接続した。また、バスバー15はバスバーハウジング12(及びハウジングカバー13)によって遮蔽されている。上記の構造は、ワイヤで接続する場合と比較して、部品点数が少なく(ワイヤの両端にコネクタが不要である)、また作業性も良い(バスバー15の形状が定まっているのでバスバーの夫々の端部をインバータあるいはドライブトレインに締結し易い)。
【0024】
バスバーハウジング12は、一方の開口部(第1開口部12a)がその端面でインバータ側面と接合し、他方の開口部(第2開口部12b)が筒の周面でドライブトレイン4の筒状囲繞部4aと接合する。上記の構造により、バスバーハウジング12は、第1開口部12aの側と第2開口部12bの側の双方での位置決めが容易である。上記の接続構造100は、バスバー15の取り付けとバスバーハウジング12の取り付け作業の効率を向上させる。
【0025】
実施例の接続構造についての留意点を述べる。実施例では、バスバーハウジング12は、インバータ2の側面2aとは端面で密着し、ドライブトレイン4とは筒の周面で密着した。これとは逆に、インバータ2とは筒の周面で密着し、ドライブトレイン4とは端面で密着するように構成してもよい。
【0026】
本明細書が開示する電気的接続構造は、車輪駆動用のモータのみを備えエンジンを備えない電気自動車にも車輪駆動用のモータとエンジンを共に備えるハイブリッド車にも適用することができる。
【0027】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0028】
2:インバータ
2a:端子群露出側面
3:第1端子群
4:ドライブトレイン
4a:筒状囲繞部
5:第2端子群
5a:ボルト締結面
7:平面シール材
8:筒状シール材
12:バスバーハウジング
12a:第1開口部
12b:第2開口部
12d:端面
12e:筒状部
13:ハウジングカバー
15:バスバー
16:バスバーホルダ
100:電気的接続構造

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車輪駆動用のモータに電力を供給するインバータと、前記モータを収容するドライブトレインとの電気的接続構造であり、
ドライブトレインの筐体とインバータの筐体の一方に設けられた第1端子群と、
ドライブトレインの筐体とインバータの筐体の他方に設けられており、第1端子群と同じ方向を向くように設けられた第2端子群と、
第1端子群と第2端子群を接続するバスバーと、
第1端子群とバスバーの接続部から第2端子とバスバーとの接続部までを覆うバスバーハウジングと、
を備えており、
バスバーハウジングは、
同じ方向を向いて開口する第1及び第2開口部を有しており、
第1開口部は、その端面と、第1端子群を囲む平面との間に平面状シール材を挟んで取り付けられており、
第2開口部は筒状であり、その筒状周面と、第2端子群を囲むように設けられた囲繞部の周面との間に筒状シール材を挟んで取り付けられている、
ことを特徴とする電気的接続構造。
【請求項2】
インバータは、ドライブトレインに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電気的接続構造。
【請求項3】
ドライブトレインは複数のモータを内蔵しており、前記第1端子群と第2端子群は、前記複数のモータの夫々へ電力を供給するための端子を含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気的接続構造。
【請求項4】
第1開口部が平面状シールを挟んでインバータの筐体に取り付けられ、第2開口部が筒状シール材を挟んでドライブトレインの筐体に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気的接続構造。
【請求項5】
第1端子群と第2端子群のうち下側に位置する端子群は、バスバーを共締めするボルト締結面が斜め上方を向いていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気的接続構造。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の電気的接続構造を有する電気自動車。

【図3】
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【図4】
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【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−97946(P2013−97946A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−238315(P2011−238315)
【出願日】平成23年10月31日(2011.10.31)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】