説明

カードリーダに対するメモリカードのプラグイン又は取り外しを管理する方法及び当該方法を使用する装置

本提案は、中央装置に接続されるメモリカードリーダに対するメモリカードの挿入及び取り外し処理に関する。メモリカードリーダに対するメモリカードの挿入及び取り外しは、USBバス接続とすることが可能なバス接続を介し中央装置には通知されない。これは、DVDプレーヤーなどの中央装置とユーザが混乱する可能性があるという問題を引き起こす。すなわち、メモリカードがカードリーダから取り外される場合に、この問題は生じる。しかしながら、カードが取り外されても、プレーヤーのUIに当該カードのコンテンツ又はファイルディレクトリが表示される。ユーザがこのファイル又はコンテンツディレクトリからファイルにアクセスしようとすると、リードエラーが発生する。
この問題を解決するため、中央装置においてポーリング方法を実現することが提案される。100ミリ秒など定期的な期間において、プレーヤーは、メモリカードリーダの各種スロットの状態を読み込むための制御コマンドを送信する。このようにして、中央装置は、メモリカードの挿入又は取り外しについて即座に通知される。また、コンテンツ又はファイルディレクトリが即座に消去されるようにしてもよい。従って、中央装置及びユーザの混乱は回避される。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、メモリカードなどの大容量記憶装置へのデータアクセスを処理する技術分野に関する。
[発明の背景]
パーソナルコンピュータ(PC)の分野において、USB(Universal Serial Bus)と呼ばれるシリアルバス通信規格が知られている。異なるバス規格も知られている。USBバージョン1.1は、12Mbit/sと1.5Mbit/sの2つのスピードモードをサポートしている。USBバージョン2.0は、480Mbit/sまでの高速データ伝送をサポートしている。プリンタ、スキャナ、キーボード、マウス、デジタルスチルカメラなどのパーソナルコンピュータの現在ある周辺装置の大部分には、USBインタフェースが備えられている。USBインタフェースは、PC業界においてのみ使用されているものではない。今日では、USBインタフェースを有する既存の家電業界からの製品も存在する。
【0002】
一例として、スチルカメラなどの周辺装置と接続するためUSBインタフェースを有するDVDプレーヤーがある。カメラの代わりに、メモリカードリーダがまたDVDプレーヤーに接続されるかもしれない。メモリスティック、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、SDカード、マルチメディアカードなどの既存のすべてのメモリカードについてスロットを有する既存のオールインワンタイプのメモリカードリーダが存在する。
【0003】
USBに準拠した装置は、常にUSBクラスタグによりタグ付けされている。USBクラスは、同様の属性又はサービスを有する装置又はインタフェースグループを記述している。大容量記憶装置クラスは、USBクラスの1つである。
【0004】
大容量記憶装置クラスは、2つの主要なタイプのインタフェースプロトコル、すなわち、Bulk−Only(BO)トランスポートと、Control/Bulk/Interrupt(CBI)トランスポートをサポートしている。CBIは、フルスピードフロッピー(登録商標)ディスクドライブによる使用にのみ認められている。CBIは、高速対応装置又はフロッピー(登録商標)ディスクドライブ以外の装置においては利用できない。メモリカード/スティックに対するデータ転送については、BOトランスポートプロトコルが提供されている。
【0005】
USBに準拠した装置は、ライフインサーション(life insertion)機能と呼ばれるプラグ&プレイ機能をサポートしている。USB装置がプラグインされると、USBハードウェアによって割り込みが生成され、USBホストコントローラに通知される。同様に、USB装置がプラグインされていないとき、アンプラグイベントをUSBホストコントローラに通知するため、他の割り込みがUSBハードウェアによって生成される。
【0006】
USBインタフェースを備えるDVDプレーヤーのアプリケーションソフトウェアは、BOインタフェースプロトコルによりUSB大容量記憶装置クラスをサポートする。この分類に属する装置には主として2つのタイプ、すなわち、USBサムドライブ(thumb−drive)と、USBメモリカードリーダが存在する。USBサムドライブは、それがスタンドアローン装置であるため、管理がより容易になる。すなわち、ユーザが、他のUSBサムドライブのコンテンツにアクセスすることを所望する場合、アンプラグ及びプラグインシーケンスを実行する必要がある。
【0007】
残念なことに、これは、USBメモリカードリーダには該当しない。X−In−1メモリカードリーダでは、新たなメモリカードを変更するため、メモリカードリーダをアンプラグ及びプラグインする必要はない。この場合、USBホストコントローラには、装置ステータスの変更は通知されず、従って、それは、TOC(Table of Content)を再び収集するため、ディレクトリ/ファイルのスキャン処理を実行しない(すなわち、TOCのリフレッシュは行われない)。
【0008】
さらに悪いことに、プラグインイベント中に、ボリューム情報(ディレクトリ及びファイルを含む)がバッファされ、このバッファされた情報は、プレーヤーがメモリカードの取り外しを知らないため、クリアされない。このことは、それがメモリカードリーダから取り外されているとしても、ユーザが依然として前に挿入されたメモリカードのディレクトリ/ファイルリストをナビゲートすることを意味し、混乱させるものであり、望ましくない。
【0009】
プレーヤーはまた、当該メモリカードからデータを読むことができなかったとき、メモリカードのディレクトリ/ファイル情報の再生又はスキャン中にエラー状態によって困惑し、妨害される可能性もあり、通常は、それが最終的にタイムアウトになるまで待機し続ける。
[発明]
上述した問題を解決するため、本発明の一般的なアイデアは、カードリーダに対するメモリカードのプラグイン又はアンプラグを管理する方法が、メモリカードの有無についてメモリカードリーダの少なくとも1つのスロットを定期的にスキャンし、挿入されたカードが検出されると、装置の登録セクションに登録がされるというものである。
【0010】
USBホストコントローラを有する中央装置は、メモリカードの挿入/取り外しが検出されることを保証するため、ポーリング方法を実行する。
【0011】
このポーリング方法は、挿入されたメモリカード上のファイルの再生中に割り込みされるようにしてもよい。それはまた、メモリカードのディレクトリのスキャン中に割り込みされるようにしてもよい。これは、ポーリングが再生及びディスクスキャンエンジンにおいて実行される場合、効果的である。
【0012】
説明された方法は、USB大容量記憶クラス−BOトランスポート仕様に対する拡張である。
【0013】
本発明による方法が利用される装置について、当該装置は、メモリカードの有無についてメモリカードリーダの少なくとも1つのスロットをスキャンするため、バス接続を介し制御コマンドを定期的に送信する手段と、登録セクションにおいて挿入されたメモリカードの存在を登録する登録手段とを有する場合、効果的である。
【0014】
さらなる効果的な実施例は、各従属クレームから明らかである。
【0015】
再生及びディスクスキャンエンジンのさらなる効果的な実施例が、以下に列挙される。
I.ファイルスキャン段階中:メモリカードからファイル情報を読み込みにエラーが存在するとき、メモリカードは、取り外されたとみなされる。メモリカードに関するすべての情報が、消去されるであろう。
II.再生段階中:メモリカードから再生用のデータを読み込むのにエラーが存在するとき、メモリカードは、取り外されたとみなされる。メモリカードに関するすべての情報が、消去されるであろう。
III.アイドル段階中:アプリケーションがアイドル状態であるとき、メモリカードのチェックサムの定期的チェックが行われる。メモリカードからチェックサムを計算するためデータを読み込むのにエラーが存在するとき、メモリカードは、取り外されたとみなされる。メモリカードに関するすべての情報が、消去されるであろう。
[実施例]
図1において、参照番号10は、DVDプレーヤーを示す。参照番号11によって、外部メモリカードリーダが示される。周辺のメモリカードリーダ11とDVDプレーヤー12は、USBバス接続を介し互いに接続されている。
【0016】
外部メモリカードリーダは、異なるタイプのメモリカードについていくつかのスロット12を有していると考えられる。現在、以下の各種タイプのメモリカード、すなわち、メモリスティック、マルチメディアカード、SDカード、スマートメディアカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードが利用可能である。これらのカードは、様々な形式及びサイズだけでなく、各種タイプのコンタクトランド(contact land)を有する。従って、それらのすべてを取り扱うことができるように、カードリーダ11には、図1に示されるような異なるサイズのいくつかのスロットが設けられる。
【0017】
USBは、時間共有的なシリアルデータストリームを使用する。あるアドレッシングスキームは、127台までの装置がバスに接続することを可能にする。マルチカードリーダは、それに割り当てられた1つのみのアドレスしか有しない。通常はPCであるバス上のマスタは1つしかない。マスタは、1ミリ秒の規則的な期間により接続されているすべての周辺装置をポーリングする。各周辺装置は、この1ミリ秒のフレーム内のそれに割り当てられた時間において、それのデータを時間多重されたバスにおくことによって応答する。
【0018】
DVDプレーヤー10とカードリーダ11との間のポイント・ツー・ポイント接続による本発明のアプリケーションでは、DVDプレーヤーは、バス管理のためのマスタとなるよう構成される。
【0019】
メモリカードの読み込む処理を簡略化するため、一度に1つのメモリカードしかリーダに挿入できないことが指定されてもよい。1ミリ秒の規則的な期間においてカードリーダをポーリングすることは、DVDプレーヤーによってリード処理が要求されなかった場合、カードリーダがデータをライン上におくことを意味するものではない。典型的には、DVDプレーヤーは、完全なファイル、すなわち、選択された静止画像又は音声ファイルのリード処理を要求する。このリード処理が要求された後、カードリーダは、ファイル全体が転送されるまで、それのデータをライン上に配置する。リーダがアイドル状態にあるとき、従って、リード処理が完了した後、転送されるべきデータはない。
【0020】
各USB周辺装置は、自らのクラスのドライバを要求する。会議規定に述べられているように、USBインタフェースを備えるDVDプレーヤー10は、BOインタフェースプロトコルによりUSB大容量記憶装置クラスをサポートする。適切な低レベルドライバが、それのソフトウェアの統合された部分としてDVDプレーヤー10にインストールされているか、あるいは、購入時にマルチカードリーダ11と一緒に提供される。この場合、ユーザは、それをインストールする必要がある。
【0021】
次に、図2に関して、カードリーダ11の低レベルドライバを使用したアプリケーションソフトウェアの構成が説明される。
【0022】
USBアプリケーションソフトウェアは、7つの状態と8つの状態変数を有する状態マシーンである。図2において、その状態図が示される。図2において、各状態は、丸印により示されている。状態遷移は、破線の矢印により示されている。遷移を生じさせる状態変数は、大文字によって対応する破線矢印に沿って示される。次に、各状態が説明される。
・USB_Ready
この状態は、DVDプレーヤーがオンされたが、まだUSB周辺装置が接続されていない場合に対応する。あるUSB装置が接続されると、USBハードウェアによって割り込みが生成され、サービスルーチンにおいて、USB_Enumeration状態への遷移を生じさせるUSB_PLUGINメッセージが、生成される。
・USB_Enumeration
バスエニュミレーション処理は、バスに付属された装置を特定し、それに一意的なアドレスを割り当てる処理である。サポートされているUSB装置(USBリーダ/サムドライブ)が検出されると、USB_SUPPORTED_DEVICE_FOUNDメッセージが送信され、USB_Library_Scanning状態への遷移が行われる。その後、ユーザインタフェースUIは、「ファイルのスキャン中」というメッセージを表示する。
【0023】
未知のUSB装置が検出されると、USB_UNKNOWN_DEVICE_FOUNDメッセージが送信され、USB_Enumeration_Fail状態への遷移が実行される。UIは、「カード問題」というメッセージを出力する。
・USB_Enumeration_Fail
この状態において、USB装置がアンプラグされると、外部の割り込みがトリガーされ、USB_READER_REMOVEDメッセージが生成され、USB_Ready状態への遷移が行われる。UIは、このときリーダが再生モードにないため、「カード無し」又は「リーダ未接続」というメッセージを表示する。
・USB_Lib_Scanning
サポートされているマルチメディアファイル(MMF)を検出すると、USB_SUPPORTED_FORMATメッセージが送信され、USB_With_Supported_MMF状態への遷移が実行される。
【0024】
サポートされていないMMFファイルが検出されると、USB_UNSUPPORTED_FORMATメッセージが送信され、USB_Without_Memory_Card状態への遷移が実行される。
【0025】
リーダに接続されているメモリカードを検出すると、USB_Without_Memory_Card状態への遷移を引き起こすUSB_MEMORY_CARD_REMOVEDメッセージが生成される。
【0026】
USB装置がUSB_Lib_Scanning状態においてアンプラグされると、外部の割り込みがトリガーされ、再びUSB_READER_REMOVEDメッセージが送信され、USB_Ready状態への遷移が実行される。UIは、「カード無し」というメッセージを表示する。
・USB_With_Supported_MMF
この状態においてメモリカードが取り外されると、USB_MEMORY_CARD_REMOVEDメッセージが生成され、USB_Without_Memory_Card状態への遷移が行われる。UIは、「カード無し」を表示する。
【0027】
USB装置がアンプラグされると、外部の割り込みがトリガーされ、USB_READER_REMOVEDメッセージが送信され、USB_Readyに移行する。UIは、リーダが取り外されたときに再生モードにないため、「カード無し」を表示する。
・USB_Without_MMF
メモリカードが取り外されると、USB_MEMORY_CARD_REMOVEDメッセージが送信され、USB_Without_Memory_Card状態への遷移が行われる。UIは、「カード無し」を表示する。
【0028】
USB装置がアンプラグされると、外部の割り込みがトリガーされ、再びUSB_READER_REMOVEDメッセージが送信され、USB_Ready状態への遷移が実行される。UIは、「カード無し」というメッセージを表示する。
・USB_Without_Memory_Card
USB装置がアンプラグされると、外部の割り込みがトリガーされ、再びUSB_READER_REMOVEDメッセージが送信され、USB_Ready状態への遷移が実行される。UIは、「カード無し」というメッセージを表示する。
【0029】
メモリカードが挿入され、本発明によるポーリング方法がこのイベントを検出すると、USB_Memory_Card_Insertedメッセージが送信され、USB_Lib_Scanning状態への遷移が実行される。UIは、「ファイルスキャン中」というメッセージを出力する。
【0030】
ポーリングは、常に、すなわち、USB_Ready状態を除く上述したすべての状態において行われる。ポーリングは、例えば、100ミリ秒ごと、さらにDVDの再生中などに実行可能である。
【0031】
マルチカードの状態に変更が生じたかについて、マルチカードリーダの各スロット12がチェックされる(1つのカードが取り外され、又は新たなカードが挿入される)。このため、マルチカードリーダは、カードが挿入されているか示される各スロットの少なくとも1つのレジスタを有する。これらのレジスタは、USB制御コマンドを介し独立に読み出すことが可能である。マルチカードリーダのUSBドライバソフトウェアが、これをサポートしている。従って、当該装置は、常に現在の状態を知り、ユーザに利用可能なファイルに関する「誤った」状態情報を与えることがない。これはまた、挿入されたカードからのマルチメディアファイルの再生中に実行される。すなわち、当該装置は、すでに取り外されたメモリカードからデータをもはや受け付けしないと予想しているため、エラー状態には入らない。
【0032】
以下において、状態変数がリストされ、簡単に説明される。
・USB_PLUGIN
当該メッセージは、USB装置が接続されると、送信される。
・USB_READER_REMOVED
USBリーダ又は装置がUSBポートから切断されるときは常に、割り込みがトリガーされ、USB_READER_REMOVEDメッセージが送信される。
・USB_SUPPORTED_DEVICE_FOUND
USB記憶装置(すなわち、USBリーダ又はサムドライブ)の検出に成功すると、当該メッセージが送信される。
・USB_UNKNOWN_DEVICE_FOUND
USB記憶装置(すなわち、USBリーダ又はサムドライブ)の検出に失敗すると、当該メッセージが送信される。
・USB_SUPPORTED_FORMAT_FOUND
サポートされているマルチメディアファイル(すなわち、MP3/JPEG)がメモリカードにおいて検出されると、当該メッセージが送信される。
・USB_UNSUPPORTED_FORMAT_FOUND
サポートされていないマルチメディアファイル(すなわち、MP3/JPEG)がメモリカードにおいて検出されると、当該メッセージが送信される。
・USB_MEMORY_CARD_INSERTED
上述したUSBポーリング方法によりメモリカードが挿入されたことが検出されると、当該メッセージが送信される。
・USB_MEMORY_CARD_REMOVED
メモリカードが取り外されたときは常に、当該メッセージが送信される。
【0033】
上述した実施例の各種変更が可能であり、それらは、以下に列挙された請求項の範囲内に属する。それは、本発明による手段についてマルチカードリーダを必要としない。また、シングルカードリーダが、本発明の効果を奏する可能性がある。それは、DVDプレーヤーとカードリーダとの間のUSB接続であることを必要としない。例えば、ATA/IDE又はIEEE1394などの異なるバス接続が利用可能である。それは、本発明が実現されるDVDプレーヤーである必要はない。同様の手段がまた、HDDレコーダ、STBなどPCを含む他の家電機器においても利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】図1は、USBバス接続を介し互いに接続される外部のメモリカードリーダとDVDプレーヤーを示す。
【図2】図2は、メモリカードリーダに対するメモリカードの挿入及び取り外しを管理するDVDプレーヤーにおいて実行されるソフトウェアの状態図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カードリーダに対するメモリカードのプラグイン又はプラグアウト処理を管理する方法であって、
前記カードリーダは、バス接続を介し中央装置に接続され、
前記メモリカードのプラグイン又はプラグアウト処理は、前記中央装置に通知されず、
前記中央装置は、メモリカードの有無について前記メモリカードリーダの少なくとも1つのスロットを定期的にスキャンし、挿入されたカードが検出されると、前記中央装置の登録セクションに登録することを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法であって、
前記カードリーダは、前記中央装置の周辺装置であることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1又は2記載の方法であって、
スキャン処理中にメモリカードが取り外されていることが検出されると、前記メモリカードのファイル又はコンテンツディレクトリが消去されることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1乃至3何れか一項記載の方法であって、
前記メモリカードが、スキャン処理中に取り外されていることが検出されると、音声/視覚警告メッセージが、ユーザに対して生成されることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1乃至4何れか一項記載の方法であって、
前記バス接続は、シリアルバス接続であり、特にUSB、ATA又はIDEタイプのシリアルバス接続であることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1乃至5何れか一項記載の方法であって、
前記登録セクションは、前記中央装置のメモリにおけるブートセクタ部分であることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1乃至6何れか一項記載の方法により使用される装置であって、
メモリカードリーダと当該装置を接続するバス接続と、
メモリカードの有無について前記メモリカードリーダの少なくとも1つのスロットをスキャンするため、前記バス接続を介し制御コマンドを定期的に送信する手段と、
挿入されたメモリカードの存在を登録セクションに登録する登録手段と、
を有することを特徴とする装置。
【請求項8】
請求項7記載の装置であって、さらに、
前記メモリカードが、スキャン処理中に取り外されていることを検出すると、当該装置のメモリに格納されているメモリカードのファイル情報又はコンテンツディレクトリを消去する手段を有することを特徴とする装置。
【請求項9】
請求項7又は8記載の装置であって、
前記登録セクションは、当該装置のメモリのブートセクタ部分であることを特徴とする装置。
【請求項10】
請求項7乃至9何れか一項記載の装置であって、
前記バス接続は、シリアルバス接続であり、特にUSB、ATA又はIDEタイプのシリアルバス接続であることを特徴とする装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公表番号】特表2008−500617(P2008−500617A)
【公表日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−513743(P2007−513743)
【出願日】平成17年5月14日(2005.5.14)
【国際出願番号】PCT/EP2005/005302
【国際公開番号】WO2005/119469
【国際公開日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(501263810)トムソン ライセンシング (2,848)
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing 
【住所又は居所原語表記】46 Quai A. Le Gallo, F−92100 Boulogne−Billancourt, France
【Fターム(参考)】