説明

ケーブル接続装置および耐電圧試験方式

【課題】課電リードケーブルを接続する際のスペースの縮小化および機器の省スペース化を図り、さらに機器の構造設計の自由度を広げる。
【解決手段】ケーブル接続装置は、電気機器を収容する機器ケース1の側壁1aに取り付けられ、頭部21aに課電口211を有するブッシング2と、一端部に課電口に着脱自在に接続可能なブッシング挿入部31eを有するL字状のアダプタ3とを備える。アダプタの他端部には課電リードケーブルの端末部を受容するリードケーブル端末受容口311が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル接続装置および耐電圧試験方式に係わり、特に、電気機器を収容する機器ケースの側壁に取り付けられるブッシングに課電リードケーブルを容易に接続することができるケーブル接続装置および耐電圧試験方式に関する。
【背景技術】
【0002】
近時、受変電所の用地の縮小化や送配電の信頼性向上の見地から、開閉装置や変圧器などの電気機器を機器ケース内にSFガスなどの絶縁媒体と共に収納した密閉形電気機器が多用されている。
【0003】
このような密閉形電気機器の機器ケースの側壁には、例えば、図9に示すように、T型のブッシング100が気密に取り付けられ、当該T型ブッシング100の脚部110の下端部に設けられた受容口(不図示)に電力ケーブル200の端末部210が接続されることで、当該T型ブッシング100に内蔵された内部電極120を介して電力ケーブル200と機器ケース300内に収容された電気機器(不図示)とが電気的に接続されている。
【0004】
一方、このようなT型ブッシング100の頭部130には、課電リードケーブル400を接続するための課電口140が設けられ、当該課電口140に課電リードケーブル400の端末部410を接続することで、電力ケーブル200や機器ケース300内に収容された電気機器の耐電圧試験等が行われている。
【0005】
ところで、このような構成のT型ブッシング100においては、課電口140の軸線140aが水平になるように配置されていることから、すなわち、課電口140の軸線140aが機器ケース300の側壁310に対して直交する方向に向けて配置されていることから、当該課電口140に課電リードケーブル400の端末部410を接続する際には、課電リードケーブル400の端末部410の軸線410aも課電口140の軸線140aと合致させるべく水平に配置する必要がある。
【0006】
しかしながら、当該課電リードケーブル400の端末部410を水平に配置するためには、地上に布設された課電リードケーブル400を許容曲げ半径を超えない範囲で立ち上げる必要があるため、接続に際して所要のスペースSを確保しなければならないという難点があった。このため、電気機器を収容する機器ケース300の近傍にラジエータなどの機器(不図示)が設置されている場合には、課電リードケーブル400の接続が困難になることから、ラジエータなどの機器を前記の接続に必要なスペースSを確保した状態で設置しなければならず、ひいては機器の省スペース化を図ることができないという難点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平10−23650号公報(段落「0001」〜「0005」、図5、図6)
【特許文献2】特開平10−23621号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述の難点を解決するためになされたもので、課電リードケーブルを接続する際のスペースの縮小化および機器の省スペース化を図り、さらに機器の構造設計の自由度を広げることが可能なケーブル接続装置および耐電圧試験方式を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様であるケーブル接続装置は、電気機器を収容する機器ケースに取り付けられ、電力ケーブル端末受容口および課電口を有するブッシングと、課電口と同軸に配置される水平部、水平部の一端部側の中心部に課電口側に向けて突設され課電口に着脱自在に接続可能なブッシング挿入部および水平部の他端部側に曲がり部を有するアダプタとを備え、アダプタは、内部導体と、内部導体の外周に設けられる硬質の絶縁物からなるアダプタ本体とを備え、アダプタの他端部には課電リードケーブルの端末部を受容するリードケーブル端末受容口が設けられているものである。
【0010】
本発明の第2の態様は、第1の態様であるケーブル接続装置において、内部導体の課電口に対向する側の端部は、アダプタ本体の課電口に対向する側の端面から突出されているものである。
【0011】
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様であるケーブル接続装置において、ブッシング挿入部の外周面には、絶縁ゴム層が設けられているものである。
【0012】
本発明の第4の態様は、第1の態様乃至第3の態様の何れかの態様であるケーブル接続装置において、ブッシングには課電口に対向する側に円筒状の挿入孔を有する内部電極が内蔵され、内部導体の端部には挿入孔に着脱自在にかつ電気的に接続可能なプラグが取り付けられているものである。
【0013】
本発明の第5の態様は、第1の態様乃至第4の態様の何れかの態様であるケーブル接続装置において、曲がり部の他端部側には垂設部を備えるものである。
【0014】
本発明の第6の態様は、第1の態様乃至第4の態様の何れかの態様であるケーブル接続装置において、曲がり部の他端部側には傾斜部を備えるものである。
【0015】
本発明の第7の態様である耐電圧試験方式は、第1の態様乃至第6の態様の何れかの態様であるケーブル接続装置を備え、ケーブル接続装置を構成するアダプタのリードケーブル端末受容口には課電リードケーブルの端末部が着脱自在に接続されるものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明の第1の態様乃至第7の態様のケーブル接続装置および耐電圧試験方式によれば、次のような効果がある。
【0017】
第1に、ケーブル接続装置を構成するブッシングの課電口にL字状のアダプタをリードケーブル端末受容口を下方に向けて着脱自在に取り付け、当該リードケーブル端末受容口に地上から略垂直に立ち上げられる課電リードケーブルの端末部を接続することができることから、機器ケースの近傍にラジエータなどの機器が設置されていても、従来のように、必要なスペースを確保しなくとも、容易に課電リードケーブルの端末部を接続することができる。
【0018】
第2に、アダプタがL字状に形成されていることから、当該アダプタのブッシング挿入部をブッシングの課電口内において回転させることで、アダプタのリードケーブル端末受容口を鉛直面内の何れの方向にも向けることができることから、すなわち、アダプタのリードケーブル端末受容口を360度何れの方向にも向けることができることから、鉛直面内の何れの方向からでも課電リードケーブルの端末部を接続することができ、ひいては、機器の構造設計の自由度を広げることができる。
【0019】
第3に、アダプタのブッシング挿入部の外周面に絶縁ゴム層を設けた場合には、ブッシングの課電口とアダプタのブッシング挿入部との接合面に気泡や異物が混入するおそれがなくなり、ひいては接合面における所要の絶縁耐力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明のケーブル接続装置の一例を示す一部断面図。
【図2】本発明のケーブル接続装置におけるブッシングの説明図で、分図(a)はブッシングの一部断面図、分図(b)は第1の取付フランジの正面図。
【図3】本発明のケーブル接続装置におけるアダプタの説明図で、分図(a)はアダプタの一部断面図、分図(b)は第2の取付フランジの正面図。
【図4】本発明のケーブル接続装置におけるブッシングに絶縁栓を装着した状態を示す一部断面図。
【図5】本発明の耐電圧試験方式の一例を示す一部断面図。
【図6】本発明の耐電圧試験方式の一例を示す正面図。
【図7】本発明のケーブル接続装置におけるアダプタの他の実施例を示す一部断面図。
【図8】本発明のケーブル接続装置におけるブッシングの他の実施例を示す一部断面図。
【図9】従来の耐電圧試験方式の一部断面図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明のケーブル接続装置および耐電圧試験方式を適用した好ましい実施の形態例について、図面を参照して説明する。
[実施例1]
図1は、66kVクラスの超高圧CVケーブルを接続する場合に好適する本発明のケーブル接続装置の一部断面図である。
【0022】
同図において、本発明のケーブル接続装置は、開閉装置や変圧器などの電気機器(不図示)を収容する機器ケース1の側壁1aに気密に取り付けられる略T字状のブッシング2と、当該ブッシング2の後述する課電口211に着脱自在に接続される略L字状のアダプタ3とを備えている。
【0023】
ブッシング2は、全体として略T字状を呈するエポキシ樹脂などの硬質の絶縁物から成るブッシング本体21を備えており、当該ブッシング本体21内にはアルミニウム合金などから成る内部電極22が一体的に埋め込みモールドされている。
【0024】
ブッシング本体21は、機器ケース1の側壁1aに対して略直交するように配置される円柱状の頭部21aと、頭部21aの略中央部の下部に垂設される円柱状の脚部21bとを備えている。
【0025】
また、ブッシング本体21の頭部21aの機器ケース1の側壁1aと対向する側(以下、「一端部側」という。)には、図2(a)に示すように、弾丸状の頭部(以下「弾丸状頭部」という。)210aを有する機器ケース挿入部210が機器ケース1の側壁1a側に向けて突設され、機器ケース1の側壁1aと対向する側と反対の側(以下、「他端部側」という。)には、ブッシング本体21の後述する内部電極22の円筒状の挿入孔(第1の挿入孔)220から頭部21aの他端部側の端面に向かって拡径する漏斗状の課電口211が設けられている。また、脚部21bの下端部側にはブッシング本体21の後述する内部電極22の円筒状の挿入孔(第2の挿入孔)221から当該下端部の端面に向かって拡径する漏斗状の受容口(以下「電力ケーブル端末受容口」という。)212が設けられている。さらに、頭部21aの課電口211の周りには複数個の埋込金具(第1の埋込金具)213が円周方向に沿って所定の間隔をおいて埋設され、脚部21bの電力ケーブル端末受容口212の周りには複数個の埋込金具214が円周方向に沿って所定の間隔をおいて埋設されている。
【0026】
符号26は、ブッシング2の頭部21aの他端部側に頭部21aと同心状に設けられた第1の取付フランジを示しており、当該第1の取付フランジ26は、全体として矩形状を呈している。
【0027】
第1の取付フランジ26は、図2(b)に示すように、例えば正四角形のアルミニウム合金板から成り、中心部には円形の第1の透孔26aが設けられ、4角部には連結ボルト(不図示)を挿通するための第1の貫通孔26cが設けられている。また、第1の透孔26aの周りには第1の埋込金具213に対応する位置に第1のボルト28を挿通するための第1のボルト挿通孔26bが円周方向に沿って所定の間隔をおいて設けられている。
【0028】
このような構成の第1の取付フランジ26は、その側面がブッシング2の頭部21aの他端部側に当接され、第1のボルト挿通孔26bに挿通した第1のボルト28の先端部を第1の埋込金具213に螺着することで第1の取付フランジ26がブッシング2の頭部21aの他端部側に取り付けられることになる。
【0029】
内部電極22は、ブッシング本体21と略相似形状を呈しており、例えばアルミニウム合金棒から形成されている。
【0030】
当該内部電極22の機器ケース挿入部210と対向する側には導体引出棒222が機器ケース挿入部210に向けて突設されており、当該導体引出棒222の先端部(図中左側)は機器ケース挿入部210内を貫通し弾丸状頭部210aの端面から突出されている。また、内部電極22の課電口211と対向する側には円筒状の挿入孔(以下「第1の挿入孔」という。)220が課電口211と同心状にかつ課電口211と連通するように設けられている。さらに、内部電極22の電力ケーブル端末受容口212と対向する側には円筒状の挿入孔(以下「第2の挿入孔」という。)221が電力ケーブル端末受容口212と同心状にかつ電力ケーブル端末受容口212と連通するように設けられている。
【0031】
ここで、第1の挿入孔220の軸線、課電口211の軸線および導体引出棒222の軸線は同一線上に位置するように設けられている。また、第1の挿入孔220と第2の挿入孔221は交差部223を介して連通することで、挿入孔全体としてL字状を呈している。
【0032】
なお、図中、符号25はブッシング2の頭部21aの一端部側に頭部21aと同心状に設けられた環状または矩形状の機器ケース側フランジ、25aは取付ボルト、224は交差部223の後述する導体端子52(図4参照)と対向する奥壁に導体端子52側に向けて立設された円柱状のボス、225は一端部側が円柱状のボス224に装着されたチューリップコンタクトなどから成る導体接続子、5は電力ケーブルの端末部、7は機器ケース1の近傍に設置されたラジエータなどの機器を示している。
【0033】
一方、アダプタ3は、図3(a)に示すように、エポキシ樹脂などの硬質の絶縁物から成るアダプタ本体31を備えており、当該アダプタ本体31内には、アルミニウム合金などから成る内部導体32が一体的に埋め込みモールドされている。
【0034】
アダプタ本体31は、機器ケース1の側壁1aに対して略直交するように、すなわち、ブッシング2の課電口211の軸線と同一線上に位置するように配置される円柱状の水平部31aと、当該水平部31aのブッシング2の課電口211と対向する側(以下「一端部側」という。)と反対の側(以下「他端部側」という。)に曲がり部31cを介して垂設される垂設部31bと、水平部31aの一端部側の外周縁部側に径方向外方に伸びるように連設されるフランジ部31dと、水平部31aの一端部側の中心部にブッシング2の課電口211側に向けて突設されるブッシング挿入部31eとを備えており、全体としてL字状を呈している。
【0035】
また、ブッシング挿入部31eの大径部側とフランジ部31dとの間には円柱状の茎部31fが設けられており、ブッシング挿入部31eと茎部31fの連設部分の外周には当該連設部分の電界をコントロールするために後述する凹陥部31iの外表面に導電塗布層(不図示)が形成されることによりベルマウス部31gが形成されている。
【0036】
ブッシング挿入部31eは、ブッシング2の課電口211のテーパ部と対応するテーパ部310aを備えており、当該テーパ部310aの外周面には予め茎部31fの外周面に跨って絶縁ゴム層34が設けられている。
【0037】
絶縁ゴム層34は、ブッシング挿入部31eのテーパ部310aの外周面にプライマー層(不図示)を介して当該外周面に密着するように設けられる薄肉層34aと、薄肉層34aに連設され茎部31fの外周面にプライマー層(不図示)を介して当該外周面に密着するように設けられる厚肉層34bとを備えており、これらの薄肉層34aおよび厚肉層34bは柔軟な絶縁ゴム、例えばシリコーンゴムによりモールド成形されたもので形成されている。なお、厚肉層34bの内面側は導電塗料からなる導電塗布層に密着されている。このようなシリコーンゴムを使用することにより、良好な耐久性と柔軟性を備える絶縁ゴム層34が得られる。
【0038】
符号31hは、ブッシング挿入部31eの大径部と茎部31fとを連設する段差壁状の連設部を示しており、当該連設部31hにはブッシング挿入部31eの先端部側(図中左側)に向かって凹む環状の凹陥部31iが設けられ、当該凹陥部31iには、エポキシ樹脂等の硬化性樹脂によりモールド成形される補強絶縁体37が設けられている。なお、補強絶縁体37は凹陥部31iの外表面に後述する導電塗布層(不図示)が設けられた後に設けられる。
【0039】
このような補強絶縁体37を設けることで、ベルマウス部31gが機械的に補強され、当該ベルマウス部31gへの機械的な応力集中に対する強度が増強される。
【0040】
ここで、ブッシング挿入部31eの小径部側の外径は、ブッシング2の課電口211の小径部側の口径と略等しくされ、茎部31fの外径はブッシング挿入部31eの大径部側の外径および後述する第2の取付フランジ35の第2の透孔35aの内径よりも小径とされている。
【0041】
次に、垂設部31bの下端部側、すなわち後述する課電リードケーブルの端末部6(図5参照)と対向する側には、後述する内部導体32のリードケーブル導体挿入孔322から垂設部31bの下端部側の端面に向かって拡径する漏斗状の受容口(以下「リードケーブル端末受容口」という。)311が設けられおり、また、水平部31aの一端部側の外周縁側には複数個の埋込金具(第2の埋込金具)312が円周方向に沿って所定の間隔をおいて埋設されている。
【0042】
符号35は、フランジ部31dの第1の取付フランジ26と対向する側にフランジ部31dと同心状に取り付けられる第2の取付フランジを示しており、当該第2の取付フランジ35は、全体として矩形状を呈している。第2の取付フランジ35は、図3(b)に示すように、第1の取付フランジ26と同様に、例えば正四角形のアルミニウム合金板から成り、中心部には第1の透孔26aに対応する円形の第2の透孔35aが設けられ、4角部には第1の貫通孔26cに対応する連結ボルトを挿通するための第2の貫通孔35cが設けられている。また、第2の透孔35aの周りには第2の埋込金具312に対応する位置に第2のボルト36を挿通するための複数個の第2のボルト挿通孔35bが円周方向に沿って所定の間隔をおいて設けられている。
【0043】
このような構成の第2の取付フランジ35は、その側面がフランジ部31dの第1の取付フランジ26と対向する面に当接され、第2のボルト挿通孔35bに挿通した第2のボルト36の先端部を第2の埋込金具312に螺着することで第2の取付フランジ35がアダプタ本体31のフランジ部36に取り付けられことになる。
【0044】
なお、このような構成のアダプタ本体31の外周面には凹陥部31iの外表面から、茎部31fの外周面、フランジ部31dの側面(第2の取付フランジ35と対向する面)、フランジ部31dの外周面、水平部31aの外周面、曲がり部31cの外周面をとおり垂設部31bの外周面に跨って銀ペイントの塗布層などから成る導電塗布層(不図示)が設けられている。
【0045】
内部導体32は、全体としてアダプタ本体31と略相似形状を呈しており、例えばアルミニウム合金棒から形成されている。
【0046】
内部導体32は、アダプタ本体31の水平部31a内に配設される水平導体と32aと、アダプタ本体31の曲がり部31c内に配設される曲がり導体32cとアダプタ本体31の垂設部31b内に配設される垂設導体32bとを備えており、水平導体32aのブッシング2の課電口211と対向する側の端部(以下「一端部」という。)は、アダプタ本体31のブッシング挿入部31eの端面から突出され、突出された内部導体32の端部中心部には、後述するプラグ33を取り付けるためのねじ孔323が水平導体32aの軸線方向に沿って設けられている。また、内部導体32の垂設導体32bの下端部側、すなわち課電リードケーブルの端末部6(図5参照)と対向する側には、課電リードケーブルの端末部6側に向かって滑らかに膨らむ大径部321が設けられ、当該大径部321の端部中心部には後述する課電リードケーブルの2重プラグ62(図5参照)を受容する円形の導体挿入孔(以下「リードケーブル導体挿入孔」という。)322が垂設導体32bと同心状に設けられている。なお、リードケーブル端末受容口311はリードケーブル導体挿入孔322と同心状にかつリードケーブル導体挿入孔322と連通するように設けられている。
【0047】
プラグ33は、一端部が閉鎖された導電性の円筒部材33aを備えており、当該円筒部材33aの外周にはマルチラムバンド(商品名)などのばね状導電部材33bを嵌着するための環状の凹溝33cが設けられ、閉鎖部33dの中心部には円形の透孔33eが設けられている。
【0048】
このような構成のプラグ33は、閉鎖部33dを内部導体32の端部の端面に当接し、透孔33eに挿通させたボルト33fの先端部を内部導体32のねじ孔323に螺合することで内部導体32の端部に取り付けられている。
【0049】
次に、図4に基づいて、前述のアダプタ3を用いて、電気機器や電力ケーブルの耐電圧試験を行う方法について説明する。なお、同図において、図1から図3と共通する部分には同一の符合を付して詳細な説明を省略する。
【0050】
図4において、先ず、ケーブル接続装置を構成するブッシング2を次のようにして機器ケース1の側壁1aに固定する。すなわち、ブッシング2の機器ケースブッシング挿入部210を機器ケース1の側壁1aに設けた開口1bを気密に貫通させてその先端部を機器ケース1内に位置するように配置すると共に、機器ケース側フランジ25を機器ケース1の側壁1aに当接し、取付ボルト25aにより機器ケース1の側壁1aに固定する。なお、通常の使用状態においては、ブッシング2の課電口211には後述する絶縁栓4が装着されることで所要の絶縁耐力が確保されている。さらに、電力ケーブル端末受容口212には後述する電力ケーブルの端末部5が装着されている。
【0051】
絶縁栓4は、ブッシング2の課電口211に対応するテーパ部を有するプレモールド絶縁体41と、このプレモールド絶縁体41の左右両側に、端面を除いて埋め込みモールドされた外部電極42および内部電極43と、外部電極42の凹部に配設したスプリング44と、これらのスプリング44を押圧する蓋板45とを備えており、蓋板45に挿通したボルト46の先端部を第1の埋込金具213に螺合することによりブッシング2に取り付けられている。
【0052】
電力ケーブルの端末部5は、CVケーブル等の電力ケーブル51の端末を処理することで形成されている。具体的には、CVケーブル等の電力ケーブル51は、ケーブルシース51a、遮蔽層51b、外部半導電層51c、ケーブル絶縁層51dおよび内部半導電層(不図示)の先端部を段剥処理し、露出したケーブル導体51eの先端には導体端子52が圧縮接続により取り付けられ、また露出したケーブル絶縁層51dの外周には、絶縁体53aと半導電体53bとからなるストレスコーン53が装着されている。
【0053】
このように端末処理された電力ケーブルの端末部5は、導体端子52が導体接続子225内に位置し、ストレスコーン53の絶縁体53aのテーパ部が電力ケーブル端末受容口212に接するようにしてブッシング2に挿入され、保護金具54のフランジ部54aに挿入したボルト56を、脚部21bの端部に取付けた底部金具57のねじ孔57aに螺合することにより、ブッシング2の脚部21bに固定される。
【0054】
なお、符号51fは接地線、51gは保護金具54とケーブルシース51aの間をシールする防食層、58はストレスコーン53の押圧装置を示している。
【0055】
以上のように、電力ケーブル端末受容口212に電力ケーブルの端末部5を装着し、ブッシング2の課電口211に絶縁栓4を装着した通常の使用状態においては、ケーブル導体51e、導体端子52、導体接続子225、内部電極22のボス224および導体引出棒222を介して機器ケース1内の電気機器(不図示)に電力ケーブル51からの電力が供給される。
【0056】
図5は、本発明の耐電圧試験方式の一実施例を示す一部縦断面図、図6は図5に示す耐電圧試験方式の正面図を示している。なお、図5および図6において、図1から図4と共通する部分には同一の符合を付して詳細な説明を省略する。
【0057】
図5において、先ず、ブッシング2の頭部21aから図4に示す絶縁栓4を取り外して課電口211を開放し、開放したブッシング2の課電口211に次のようにしてアダプタ3を着脱自在に取り付ける。すなわち、アダプタ3のリードケーブル端末受容口311を下方に向けた状態にしてプラグ33が第1の挿入孔220内に位置し、ブッシング挿入部31eのテーパ部310aが課電口211のテーパ部に当接するようにしてブッシング2の課電口211に挿入する。
【0058】
これにより、プラグ33が第1の挿入孔220内にプラグイン接続されると共に、第2の取付フランジ35の側面が第1の取付フランジ26の側面に当接する。そして、第2の取付フランジ35の第2の貫通孔35cおよび第1の取付フランジ26の第1の貫通孔26cに連結ボルト38(図6参照)を挿通し、ナット(不図示)で締め付けることにより、絶縁ゴム層34の薄肉層34aの外周面が課電口211のテーパ部に圧設される。
【0059】
次に、下方側に向けて配置されたアダプタ3のリードケーブル端末受容口311に、すなわち、課電リードケーブルの端末部6側に向けて配置されたアダプタ3のリードケーブル端末受容口311に、地上から立ち上げられた課電リードケーブルの端末部6を次のようにして装着する。
【0060】
課電リードケーブルの端末部6は、CVケーブル等の電力ケーブル61の端末を処理することで形成されている。具体的には、CVケーブル等の電力ケーブル61は、ケーブルシース61a、遮蔽層61b、外部半導電層61c、ケーブル絶縁層61dおよび内部半導電層(不図示)の先端部を段剥処理し、露出したケーブル導体61eの先端には内側プラグ62aと外側プラグ62bからなる2重プラグ62が取り付けられ、また露出したケーブル絶縁層61dの外周には、絶縁体63aと半導電体63bとからなるストレスコーン63が装着されている。なお、内側プラグ62aおよび外側プラグ62bのそれぞれの外周には、図示しない環状の凹溝が設けられ、当該凹溝にはマルチラムバンド(商品名)などのばね状導電部材(不図示)が装着されている。
【0061】
このようにして端末処理された課電リードケーブルの端末部6は、2重プラグ62がリードケーブル導体挿入孔322内に位置し、ストレスコーン63の絶縁体63aのテーパ部がリードケーブル端末受容口311に接するようにしてアダプタ3に挿入され、下部金具64のフランジ部64aに挿入したボルト65をアダプタ3の垂設部31bの端部側に設けた埋込金具(不図示)に螺合することにより、課電リードケーブルの端末部6をアダプタ3の垂設部31bの端部側に取り付けることができる。
【0062】
なお、符号68は、ストレスコーン63の押圧装置、69は保護金具を示している。
【0063】
このような構成のブッシング2は、図6に示すように、機器ケース1の側壁1aに3相並列にして取り付けられ、3相並列にして取り付けられ各ブッシング2の課電口211(図2参照)にはそれぞれアダプタ3が取り付けられ、各ブッシング2の電力ケーブル端末受容口212(図2参照)にはそれぞれ電力ケーブルの端末部5が取り付けられ、さらに各アダプタ3のリードケーブル端末受容口311(図3参照)にはそれぞれ課電リードケーブルの端末部6が取り付けられる。
【0064】
このような状態で、課電リードケーブルの他端側に試験電源を接続して所定の直流電圧を課電すると、ケーブル導体61e、内部導体32、プラグ33、内部電極22の導体引出棒222を介して機器ケース1内の電気機器に試験電圧が印加されると共に、ケーブル導体61e、内部導体32、プラグ33、内部電極22のボス224、導体接続子225、導体端子52を介して電力ケーブル51のケーブル導体51eに試験電圧が印加される。
【0065】
なお、図中、符号39は電力ケーブル51の抑え金具を示している。
【0066】
以上のように、本発明のケーブル接続装置および耐電圧試験方式によれば、次のような効果がある。
【0067】
第1に、ケーブル接続装置を構成するブッシング2の課電口211にL字状のアダプタ3をリードケーブル端末受容口311を下方に向けて着脱自在に取り付け、当該リードケーブル端末受容口311に地上から略垂直に立ち上げられる課電リードケーブルの端末部6を接続することができることから、機器ケース1の近傍にラジエータなどの機器7が設置されていても、従来のように、必要なスペースS(図9参照)を確保しなくとも、容易に課電リードケーブルの端末部6を接続することができる。
【0068】
第2に、アダプタ3がL字状に形成されていることから、当該アダプタ3のブッシング挿入部31eをブッシング2の課電口211内において回転させることで、アダプタ3のリードケーブル端末受容口311を鉛直面内の何れの方向にも向けることができることから、すなわち、アダプタ3のリードケーブル端末受容口311を360度何れの方向にも向けることができることから、鉛直面内の何れの方向からでも課電リードケーブルの端末部6を接続することができ、ひいては、機器の構造設計の自由度を広げることができる。
【0069】
第3に、アダプタ3のブッシング挿入部31eの外周面に絶縁ゴム層34を設けた場合には、ブッシング2の課電口211とアダプタ3のブッシング挿入部31eとの接合面に気泡や異物が混入するおそれがなくなり、ひいては接合面における所要の絶縁耐力を確保することができる。
【0070】
第4に、内部導体32の端部にプラグ33を取り付けた場合には、ブッシング2に内蔵された内部電極22の第1の挿入孔220にプラグ33を着脱自在にかつ電気的に接続することができる。
[実施例2]
図7は、本発明のケーブル接続装置におけるアダプタの他の実施例を示す一部断面図である。なお、同図において、図1から図6と共通する部分には同一の符合を付して詳細な説明を省略する。
【0071】
図7において、この実施例においては、図3に示す水平部31aと垂設部31bを有する、いわゆる直角状の曲がり部31cを有するアダプタ本体31に代えて、水平部31a´と当該水平部31a´の一端部に水平部31a´に対して鈍角で斜め下方に延びるように連設した傾斜部31b´とを有する、いわゆる鈍角状の曲がり部31c´を有するアダプタ本体31´が用いられている。また、アダプタ本体31´内には、図3に示す水平導体32aと、垂設導体32bとを備える、いわゆる直角状の曲がり導体32cを有する内部導体32に代えて、アダプタ本体31´の水平部31a´内に配設される水平導体32a´と、アダプタ本体31´の傾斜部31b´内に配設される傾斜導体32b´とを備える、いわゆる鈍角状の曲がり導体32c´を有する内部導体32´が一体的に埋め込みモールドされている。
【0072】
この実施例においては、実施例1で述べた作用効果に加え、次の作用効果を有する。すなわち、地上とアダプタ本体31´のリードケーブル端末受容口311間の間隔が狭い場合でも、地上から鈍角で斜め上方に延びるように立ち上げられた課電リードケーブルの端末部6をそのままリードケーブル端末受容口311にプラグイン接続することができる。すなわち、リードケーブルを地上から立ち上げる場合に図5の形態で地上とアダプタ本体31´との間隔が狭い場合、地上とアダプタ本体31´との間でリードケーブルを直角に曲げるために適切な曲げ半径分のスペースを確保できない場合があり、このような場合には、この実施例だとリードケーブルを斜め方向に立ち上げるため、適切な曲げ半径とするための高さ方向のスペースは図5に比べて小さくて済む。
「実施例3」
図8は、本発明のケーブル接続装置におけるブッシングの他の実施例を示す一部断面図である。なお、同図において、図1から図6と共通する部分には同一の符合を付して詳細な説明を省略する。
【0073】
図8において、この実施例においては、図2に示す円筒状の第1、第2の挿入孔220、221および導体引出棒222を有する内部電極22に代えて、断路機能を有する内部電極22´が埋設されている。
【0074】
断路機能を有する内部電極22´は、ブッシング本体21内に埋設されるI字状の内部電極本体230と内部電極本体230から離間して配設される導体引出棒222´とを備えている。
【0075】
内部電極本体230は、図2に示す内部電極22と同様に、内部電極本体230の課電口211と対向する側に第1の挿入孔220が設けられ、内部電極本体230の電力ケーブル端末受容口212と対向する側に第2の挿入孔221が設けられ、さらに内部電極本体230の導体引出棒222´と対向する側に第3の挿入孔231が設けられている。
【0076】
また、導体引出棒222´の第3の挿入孔231と対向する側には栓挿入孔232が設けられており、当該栓挿入孔232には第3の挿入孔231に装着された導体接続栓233の先端部が装着されることで、内部電極本体230と導体引出棒222´間が電気的に接続されるように構成されている。
【0077】
このような構成の内部電極本体230および導体引出棒222´は、導体接続栓233で接続しない状態では、電気的に絶縁された状態でブッシング本体21内に埋設されている。
【0078】
この実施例においては、電力ケーブル端末受容口212に電力ケーブルの端末部5を装着し、ブッシング2の課電口211に絶縁栓4を装着した通常の使用状態においては、ケーブル導体51e、導体端子52、導体接続子225、内部電極本体230のボス224、導体接続栓233および導体引出棒222´を介して機器ケース内の電気機器(不図示)に電力ケーブル51からの電力が供給される。
【0079】
次に、耐電圧試験を行う場合には、前述の実施例1と同様にして、ブッシング2の課電口211から絶縁栓4を取り外し、さらに図示しない工具を使用することで導体接続栓233を取り外し、この導体接続栓233に代えて当該導体接続栓233と同形、同寸の絶縁ゴムからなる断路用絶縁栓234を第3の挿入孔231と栓挿入孔232間に装着することで、内部電極本体230と導体引出棒222´間を電気的に絶縁することができる。
【0080】
従って、この状態で、前述の実施例1と同様にして、すなわち、図5に示すように、ブッシング2の課電口211にアダプタ3を装着し、さらにアダプタ3のリードケーブル端末受容口311に課電リードケーブルの端末部6を装着して課電リードケーブルの他端側に試験電源を接続すると、試験電圧がケーブル導体61e、内部導体32、プラグ33、内部電極本体230のボス224、導体接続子225、導体端子52を介して電力ケーブル51のケーブル導体51eに試験電圧が印加される。なお、機器ケース内の電気機器には導体引出棒222´が断路用絶縁栓234によって内部電極本体230から絶縁されているので試験電圧が印加されないことになる。
【0081】
この実施例においては、実施例1で述べた作用効果に加え、次の作用効果を有する。すなわち、第3の挿入孔231と栓挿入孔232間に断路用絶縁栓234を装着することで、内部電極本体230と導体引出棒222´間を絶縁することができるので、このようなケーブル接続装置を使用すれば、密閉形電気機器の機器ケースを開けたり、絶縁媒体の処理を行うことなく、また機器側に直流電圧を印加することなく、ブッシングに接続された電力ケーブル51の直流耐電圧試験やその他の試験も効率良く行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0082】
前述の実施例においては、図面に示した特定の実施の形態をもって本発明を説明しているが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、次のように構成してもよい。
【0083】
第1に、前述の実施例においては、アダプタ3のリードケーブル端末受容口311を下方に向けて配置しているが、当該リードケーブル端末受容口311は鉛直面内の何れの方向に向けて配置してもよい。例えばリードケーブル端末受容口311を上方に向けて配置した場合は、課電リードケーブルを上方に引き回し、上方から下方に向かって課電リードケーブルの端末部6を接続してもよい。
【0084】
第2に、前述の実施例においては、絶縁ゴム層34として、シリコーンゴムを使用しているが、実施の態様に応じてシリコーンゴムに代えて他のゴム絶縁材料を使用してモールド成形してもよい。
【0085】
第3に、前述の実施例においては、第1、第2の取付フランジ26、35を連結ボルト38で連結することで(図6参照)ブッシング2の課電口211にアダプタ3を取り付けているが、アダプタ3の取付方法はこのような方法に限定されない。
【0086】
第4に、前述の実施例においては、ブッシング2としてT字状のものを使用しているが、ブッシング2の形状はT字状に限定されない。
【0087】
第5に、前述の実施例においては、内部電極22、内部導体32、第1、第2の取付フランジ26、35はアルミニウムで形成したものについて述べているが、これらの内部電極22、内部導体32、第1、第2の取付フランジ26、35は、例えば、銅、銅合金製、若しくはアルミ合金製等の金属で形成してもよい。
【0088】
第6に、前述の実施例においては、通常の使用状態において、ブッシング2の課電口211に絶縁栓4を装着した場合について述べているが、絶縁栓4に代えて、他の電力ケーブルの端末部を装着してもよい。
【0089】
第7に、ケーブル接続装置は66kVの定格電圧に限定されず、66kV未満の定格電圧若しくは66kVを超える定格電圧に適用してもよい。
【符号の説明】
【0090】
1・・・機器ケース
1a・・・側壁
2・・・ブッシング
21a・・・頭部
211・・・課電口
220・・・挿入孔(第1の挿入孔)
3・・・アダプタ
31・・・アダプタ本体
31e・・・ブッシング挿入部
311・・・リードケーブル端末受容口
32・・・内部導体
33・・・・プラグ
34・・・絶縁ゴム層
6・・・課電リードケーブルの端末部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機器を収容する機器ケースに取り付けられ、電力ケーブル端末受容口および課電口を有するブッシングと、
前記課電口と同軸に配置される水平部、前記水平部の一端部側の中心部に前記課電口側に向けて突設され前記課電口に着脱自在に接続可能なブッシング挿入部および前記水平部の他端部側に曲がり部を有するアダプタとを備え、
前記アダプタは、内部導体と、前記内部導体の外周に設けられる硬質の絶縁物からなるアダプタ本体とを備え、
前記アダプタの他端部には課電リードケーブルの端末部を受容するリードケーブル端末受容口が設けられていることを特徴とするケーブル接続装置。
【請求項2】
前記内部導体の前記課電口に対向する側の端部は、前記アダプタ本体の前記課電口に対向する側の端面から突出されていることを特徴とする請求項1記載のケーブル接続装置。
【請求項3】
前記ブッシング挿入部の外周面には、絶縁ゴム層が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のケーブル接続装置。
【請求項4】
前記ブッシングには前記課電口に対向する側に円筒状の挿入孔を有する内部電極が内蔵され、前記内部導体の端部には前記挿入孔に着脱自在にかつ電気的に接続可能なプラグが取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載のケーブル接続装置。
【請求項5】
前記曲がり部の他端部側には垂設部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか1項記載のケーブル接続装置。
【請求項6】
前記曲がり部の他端部側には傾斜部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか1項記載のケーブル接続装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6何れか1項記載のケーブル接続装置を備え、
前記ケーブル接続装置を構成するアダプタのリードケーブル端末受容口には課電リードケーブルの端末部が着脱自在に接続されることを特徴とする耐電圧試験方式。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−10481(P2012−10481A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−143777(P2010−143777)
【出願日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【出願人】(306013120)昭和電線ケーブルシステム株式会社 (218)
【Fターム(参考)】