説明

コーヒーフレーバー組成物および該フレーバー組成物を含有する飲食品類

【課題】嗜好性・持続性が高く、香気・香味の改善ならびに異臭・異味のマスキングの効果があり、酸性から塩基性の全領域にわたり安定に作用・機能できるコーヒーフレーバー組成物およびそれを含む飲食品類の提供。さらに、殺菌・抗菌・除菌・防腐、酸化防止、変色防止、アロマテラピーなどの作用・機能を期待できるコーヒーフレーバー組成物およびそれを含む飲食品類の提供。
【解決手段】コーヒーフレーバー組成物の素材として、(A)天然香料類、(B)アルコール類、(C)アルデヒド類およびアセタール類、(D)ケトン類およびケタール類、(E)フラン類、(F)フェノール類、(G)カルボン酸類、(H)エステル類、(I)ラクトン類、(J)含窒素化合物類及び(K)含硫化合物類からなる少なくとも1種以上の香料を有効成分とする香気・香味に優れたコーヒーフレーバー組成物およびそれを含有する飲食品類を調製する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品香料の分野に関する。本発明は具体的には、(A)天然香料類、(B)アルコール類、(C)アルデヒド類およびアセタール類、(D)ケトン類およびケタール類、(E)フラン類、(F)フェノール類、(G)カルボン酸類、(H)エステル類、(I)ラクトン類、(J)含窒素化合物類及び(K)含硫化合物類からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の香料を有効成分とすることを特徴とするコーヒーフレーバー組成物および該フレーバー組成物を含有する飲食品類に関する。
【0002】
より詳細には、本発明は、例えば、インスタントコーヒーの付香、飲料、冷菓、デザート、菓子、キャンディ、ゼリー、ヨーグルトなどの飲食品にコーヒー特有のロースト感、スイート感、酸味感を有し、快適な香気・香味感を付与することができ、また、上記飲食品の成分、原材料など、例えば、着色料、渋味・苦味料、甘味料、酸味料、保存料、乳化剤、溶剤、強化剤などの香味(渋味、苦味、甘味、塩味、酸味、粉っぽさ、金属味など)の改善、あるいは臭い(脂肪臭、発酵臭、焦げ臭、酸臭、薬品臭、金属臭、カビ臭、カルキ臭など)のマスキングなどに有効で、持続性があり且つ液性が酸性から塩基性領域で安定であり、上記飲食品の原材料の機能・作用を阻害することのない優れた嗜好性を有するコーヒーフレーバー組成物および該フレーバー組成物を含有する飲食品類に関する。
【0003】
さらには、本発明は、殺菌・抗菌・除菌・防腐、酸化防止、変色防止、アロマテラピーなどの作用などの作用・機能を期待できるコーヒーフレーバー組成物および該フレーバー組成物を含有する飲食品類に関する。
【背景技術】
【0004】
従来、コーヒー含有飲食品などに嗜好性の付与またはコーヒー含有飲食品の成分または原材料の改善、悪臭のマスキングなどを目的としたコーヒー含有飲食品の香気・香味改善剤、フレーバー組成物が提案されている。
【0005】
コーヒーエキスに関しては、例えば、コーヒーからコーヒーエキストラクトを溶媒抽出するに当たり、あらかじめ抽出溶媒にL−アスコルビン酸及び炭酸アルカリ金属塩を添加するか、あるいはL−アスコルビン酸アルカリ金属塩を添加しておくことを特徴とする風味と保存性に優れたコーヒーエキストラクトの製造方法(特許文献1)。高圧下の二酸化炭素を用いて炒りコーヒー豆又はその粉砕物からコーヒーの香り成分及びコーヒー油を抽出し、コーヒーエキスを製造する方法(特許文献2)。ばい煎コーヒー豆の水抽出液を、クロロゲン酸の含量を低減させることなく、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等の低級脂肪酸の含量を低減させる条件で、アクリル系の中塩基性又は弱塩基性アニオン交換樹脂と接触させることを特徴とするコーヒーエキスの製造方法(特許文献3)。(1)密封した容器中で、粉砕した焙煎コーヒーの水性混合物を、加圧下、200℃を越える温度で水蒸気により前処理し、(2)約1〜10分間に亙りこの温度と圧力を維持した後、(3)容器内の内容物を速やかに大気に曝露し、その後(4)かくして得られたスラリーを加水分酵素または加水分解酵素混合物で処理して所望の製品を得ることを特徴とする改良されたコーヒーエキスの製造方法(特許文献4)などが挙げることができる。
【0006】
また、コーヒー飲料に関しては、例えば、コーヒー豆に対して水ないし加熱水を加えて抽出し、コーヒー飲料を製造する方法であって、前記コーヒー豆を10〜30℃の低温の抽出温度にて抽出して第1の抽出液を製造する第1抽出工程、第1の抽出液を得た後の前記コーヒー豆を30〜65℃の中温の抽出温度にて抽出して第2の抽出液を製造する第2抽出工程、及び第2の抽出液を得た後の前記コーヒー豆を65〜130℃の高温の抽出温度にて抽出して第3の抽出液を製造する第3抽出工程を有し、さらに前記第1〜第3の抽出液を混合してコーヒー抽出液とする混合工程を有するコーヒー飲料の製造方法(特許文献5)、焙煎し粉砕したコーヒー豆を、45〜55℃の乳脂肪を含むミルクで抽出し、次いで45〜100℃の温水で抽出し、得られた抽出液を配合する工程を有することを特徴とするコーヒー飲料の製造方法(特許文献6)などが挙げることができる。
【0007】
【特許文献1】特公平6−28542号公報
【特許文献2】特公平7−63317号公報
【特許文献3】特許第2834541号公報
【特許文献4】特許第3065670号公報
【特許文献5】特許第3057026号公報
【特許文献6】特開平10−136892号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来提案されてきたコーヒー様フレーバーは、飲食品自体または飲食品に使用されている原材料が有する特異的な異臭・異味のマスキング、コーヒー特有のロースト感、スイート感、酸味感などの嗜好性の面で必ずしも満足できるものではなく、改善されたコーヒーフレーバー組成物の開発が望まれていた。
【0009】
従って、本発明の目的は、嗜好性および持続性が高く、且つ飲食品自体または原材料の香味も改善、特異的な異臭・異味のマスキングに効果があり、酸性から塩基性領域でも安定で飲食品の原材料の作用・機能を阻害することのないコーヒーフレーバー組成物および該フレーバー組成物を含有する飲食品類を提供することにある。
【0010】
さらには、本発明の目的は、殺菌・抗菌・除菌・防腐、酸化防止、変色防止、アロマテラピーなどの作用・機能を期待できるコーヒーフレーバー組成物および該フレーバー組成物を含有する飲食品類を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、本発明者は鋭意研究を行った結果、特定の(A)天然香料類、(B)アルコール類、(C)アルデヒド類およびアセタール類、(D)ケトン類およびケタール類、(E)フラン類、(F)フェノール類、(G)カルボン酸類、(H)エステル類、(I)ラクトン類、(J)含窒素化合物類及び(K)含硫化合物類からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の香料を配合することにより、上記課題を解決できることを見出し本発明を完成した。
【発明の効果】
【0012】
本発明のコーヒーフレーバー組成物および該フレーバー組成物を含有する飲食品類は、従来にないコーヒー特有のロースト感、スイート感、酸味感などで極めて嗜好性が高く、かつ飲食品の原材料のマスキング、原材料の香味の改善、飲食品製造工程中における香味の変質、劣化、消失などの補強、酸性から塩基性領域でも安定で、食品の原材料の作用・機能を阻害することのない優れた効果を有する。さらには、香料が潜在的に有している、例えば、殺菌・抗菌・除菌・防腐、酸化防止、変色防止、アロマテラピーなどの作用・機能を期待できる効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明について更に詳細に説明する。
【0014】
本発明のコーヒーフレーバー組成物に用いられる香料成分は、(A)天然香料類、(B)アルコール類、(C)アルデヒド類およびアセタール類、(D)ケトン類およびケタール類、(E)フラン類、(F)フェノール類、(G)カルボン酸類、(H)エステル類、(I)ラクトン類、(J)含窒素化合物類及び(K)含硫化合物類からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の香料である。
【0015】
本発明のコーヒー含有飲食品の香気・香味改善剤、フレーバー組成物は、コーヒー特有のロースト感、スイート感、酸味感などの嗜好性の高い香気・香味をもつ特徴を有する。
【0016】
本発明のコーヒー含有飲食品の香気・香味改善剤、フレーバー組成物の処方中における香料(天然香料類および/または合成香料類)の配合割合は、例えば、(A)天然香料類が0〜100質量%、(B)アルコール類が0〜100質量%、(C)アルデヒド類およびアセタール類が0〜100質量%、(D)ケトン類およびケタール類が0〜100質量%、(E)フラン類が0〜100質量%、(F)フェノール類が0〜100質量%、(G)カルボン酸類が0〜100質量%、(H)エステル類が0〜100質量%、(I)ラクトン類が0〜100質量%、(J)含窒素化合物類及が0〜100質量%、および(K)含硫化合物類が0〜100質量%の範囲で使用されるが、通常は、(A)天然香料類が0〜50質量%、(B)アルコール類が0〜50質量%、(C)アルデヒド類が0〜50質量%、(D)ケトン類が0〜50質量%、(E)フラン類が0〜50質量%、(F)フェノール類が0〜50質量%、(G)カルボン酸類が0〜40質量%、(H)エステル類が0〜50質量%、(I)ラクトン類が0〜50質量%、(J)含窒素化合物類及が0〜30質量%、および(K)含硫化合物類が0〜30質量%の範囲でしばしば使用される。
【0017】
本発明で用いられる(A)天然香料類は、特に限定されるものではないが、好ましくは、(A)チコリ、麦茶、、ほうじ茶、バニラ、カカオ、クローブ、シナモン、ナツメグ、フェネグリーク、ゴマ、フーゼル油、グレープフルーツ、オレンジ、レモン、ポテト、シソ、白樺、松、樫、桜、ブナ、ニガキ、ミント、などが例示される。
【0018】
本発明で用いられる(B)アルコール類は、特に限定されるものではないが、好ましくは、(B)2−メチル−1−ブタノール、イソアミルアルコール、3−オクタノール、2−ノネノール、2−ウンデカノール、プレノール、リナロール、2,4−ノナンジエン−1−オール、などが例示される。
【0019】
本発明で用いられる(C)アルデヒド類およびアセタール類は、特に限定されるものではないが、好ましくは、(C)パラアルデヒド、アセトアルデヒド、プロパナール、イソブタナール、2−メチルブタナール、3−メチルブタナール、n−バレルアルデヒド(n−ペンタナール)、ノネナール、シトラール、ベンズアルデヒド、4−ヒドロキシベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、2−フェニル−2−ブテナール、ヘリオトロピン、バニリン、エチルバニリン、2,5,5−トリメチルヘプタ−2,6−ジエナール、3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエナール、アセトアルデヒドエチルイソオイゲニルアセタール、などが例示される。
【0020】
本発明で用いられる(D)ケトン類およびケタール類は、特に限定されるものではないが、好ましくは(D)3−ヘキサノン、3−オクタノン、アセトイン、2−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−2−シクロペンテン−1−オン(シクロテン)、3−ヒドロキシ−2−メチル−4H−ピラン−4−オン(マルトール)、2,3−ブタンジオン(ジアセチル)、2,3−ペンタンジオン(アセチルプロピオニル)、2,3−ヘキサンジオン(アセチルブチリル)、3,4−ヘキサンジオン(ジプロピオニル)、アセチルイソブチリル、アセチルイソバレリル、アセチルカプロイル、アセチルイソカプロイル、1−オクテン−3−オン、(E)又は(Z)−4,8−ジメチル−3,7−ノナジエン−2−オン、ダマセノン、3−メチル−1,2−シクロペンタンジオン、2−ヒドロキシ−3,4−ジメチル−2−シクロペンテン−1−オン、3−エチル−1,2−シクロペンタジオン、などが例示される。
【0021】
本発明でも用いられる(E)フラン類は、特に限定されるものではないが、好ましくは(E)フルフラール、5−メチルフルフラール、フリルアクロレイン、2,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−3(2H)−フラノン(フラネオール)、3−ヒドロキシ−4,5−ジメチル−2(5H)−フラノン(ソトロン)、2−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−3(2H)−フラノン(ホモフロノール)、5−エチル−3−ヒドロキシ−4−メチル−2(5H)−フラノン(エチルソトロン)、2,3−ジヒドロ−4−メチルフラン、ジヒドロ−2−メチル−3(2H)−フラノン、2−メチル−5−プロピオニルフラン、テトラメチルフラン、テトラヒドロ−2−メチル−2−フラノール、5−イソプロペニル−2−メチル−2−ビニルテトラヒドロフラン、メントフラン、ギ酸フルフリル、酢酸フルフリル、2−アセチルフラン、2−プロピオニルフラン、2−フルフリルアルコール、ジフルフリルエーテル、2,2’−ビフラン、2,2’−メチレンビフラン、3,4−ジヒドロ−2,5−フランジオン、3,4−ジメチル−2,5−フランジオン、フランアクリル酸エチル、フランアクリル酸プロピル、などが例示される。
【0022】
本発明で用いられる(F)フェノール類は、特に限定されるものではないが、好ましくは(F)フェノール、クレゾール、グアヤコール、4−エチルグアヤコール、4−ビニルグアヤコール、オイゲノール、β−ナフトールメチルエーテル、β−ナフトールエチルエーテル、4−ビニル−1,2−ジメトキシベンゼン、などが例示される。
【0023】
本発明で用いられる(G)カルボン酸類は、特に限定されるものではないが、好ましくは(G)ギ酸、酢酸、吉草酸、イソ吉草酸、2−メチルブタン酸、3−メチルブタン酸、3−メチルクロトン酸、パルミチン酸、乳酸、グライコール酸、レブリン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸、などが例示される。
【0024】
本発明で用いられる(H)エステル類は、特に限定されるものではないが、好ましくは(H)ギ酸エチル、ギ酸フェニルエチル、酢酸2−ペンチル、酢酸イソアミル、酢酸ベンジル、酢酸トリル、酢酸イソプレニル、ヘプタン酸エチル、ヘプタン酸プロピル、ノナン酸エチル、安息香酸ベンジル、シンナミル酸メチル、カフェー酸エチル、(E)−2−ヘキセン酸(Z)−3−ヘキセニル、メントール−プロピレングリコールカーボナート、などが例示される。
【0025】
本発明で用いられる(I)ラクトン類は、特に限定されるものではないが、好ましくは(I)γ−バレロラクトン、アンゲリカラクトン、などが例示される。
【0026】
本発明で用いられる(J)含窒素化合物類は、特に限定されるものではないが、好ましくは(J−1)ピラジン類、(J−2)ピリジン類、(J−3)ピロール類、(J−4)前記各化合物類に含まれない含窒素化合物から選ばれる少なくとも1種以上の香料などが例示される。
【0027】
(J−1)ピラジン類は、具体的には、例えば、ピラジン、メチルピラジン、2,3−ジメチルピラジン、2,5−ジメチルピラジン、2,6−ジメチルピラジン、エチルピラジン、2,3,5−トリメチルピラジン、2−メチル−5−ビニルピラジン、2−メトキシ−3−メチルピラジン、2−メチル−5−(1−プロペニル)ピラジン、2−エチル−3−メチルピラジン、2−エチル−5−メチルピラジン、2−エチル−6−メチルピラジン、2−エチル−3−メトキシピラジン、トリメチルピラジン、2,5−ジメチル−3−エチルピラジン、2,6−ジメチル−3−エチルピラジン、2,3−ジエチル−5−メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、2−イソプロピル−3−メトキシピラジン、2−イソブチル−3−メトキシピラジン、6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタピラジン、メチルチオメチルピラジン、5−メチル−6,7−ジヒドロシクロペンタピラジン、5−メチル−5(H)−シクロペンタ[b]ピラジン、2−アセチル−3−ヒドロキシピラジン、2−アセチル−3−メチルピラジン、5−メチルキノキサリン、メルカプトピラジン、などが例示される。
【0028】
(J−2)ピリジン類は、具体的に、例えば、ピリジン、3−(3−ピリジル)プロパノール、などが例示される。
【0029】
(J−3)ピロール類は、具体的に、例えば、1−メチルピロール、2−イソブチルピロール、2−フォルミルピロール、2−フォルミル−1−メチルピロール、2−フォルミル−1−フルフリルピロール、2−アセチルピロール、インドール、スカトール、などが例示される。
【0030】
(J−4)前記各化合物類に含まれない含窒素化合物は、具体的に、例えば、トリメチルアミン、1−アミノ−2−プロパノール、イソペンチリデン−イソペンチルアミン、などが例示される。
【0031】
本発明で用いられる(K)含硫化合物類は、特に限定されるものではないが、好ましくは(K)含硫化合物類が、(K−1)チオール類、(K−2)チアゾール類、(K−3)チオフェン類、(K−4)前記各化合物類に含まれない含硫化合物類から選ばれる少なくとも1種以上の香料などが例示される。
【0032】
(K−1)チオール類は、具体的には、例えば、メタンチオール、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、2−メチル−3−フランチオール、フルフリルチオール(フルフリルメルカプタン)、3−メルカプト−3−メチルブチルフォーメイト、フェニルメルカプタン、メチルフルフリルメルカプタン、3−メルカプトブタン酸エチル、3−メルカプト−3−メチルブタノール、4−メルカプト−4−メチル−2−ペンタノン、などが例示される。
【0033】
(K−2)チアゾール類は、具体的には、例えば、トリメチルチアゾール、5−エチル−2,4−ジメチルチアゾール、4−メチル−5−ビニルチアゾール、などが例示される。
【0034】
(K−3)チオフェン類は、具体的には、例えば、チオフェン、3−メチルチオフェン、チエニルメルカプタン、チエニルメチルメルカプタン、などが例示される。
【0035】
(K−4)前記各化合物類に含まれない含硫化合物類は、具体的には、例えば、メチオナール、イソバレルアルデヒドジフルフリルメルカプタール、ジメチルスルフィド、ジメチルトリサルファイド、ジイソプロピルトリスルフィド、2,3,5−トリチアヘキサン、ビス(2−メチル−3−フリル)ジスルフィド、などが例示される。
【0036】
本発明のコーヒーフレーバー組成物は、コーヒーエキス、コーヒーオレオレジン、コーヒーオイル、コーヒー回収フレーバー、コーヒーチコリエキストラクトからなる群から選ばれる少なくとも1種以上を含有することができる。
【0037】
天然香料素材であるコーヒーの樹はアカネ科の常緑樹で、播種育苗してから4〜5年で赤い実をつける。この赤い実から果肉などを取り去り精製した種子がコーヒー生豆(グリーンコーヒー)である。果実から豆を取り出す方法としては、水洗式と非水洗式等があるがいずれの方法でも用いることができる。
【0038】
コーヒーエキス、コーヒーオレオレジン、コーヒーオイル、コーヒー回収フレーバー、コーヒーチコリエキストラクトを調製に用いられるコーヒーの品種としては、特に制限はないが、主に、アラビカ種、リベリカ種、ロブスタ種が使用される。
【0039】
また、用いられるコーヒー豆の産地としては、特に制限はないが、例えば、ジャマイカ島(ブルーマウンテン)、イエメン(モカ)、タンザニア(キリマンジャロ)、コロンビア(コロンビア)、グアテマラ(グアテマラ)、ハワイ(ハワイ・コナ)、メキシコ(メキシコ)、ブラジル(ブラジル・サントス)、スマトラ島(マンデリン)、ジャワ島(ジャワ・ロブスタ)、コスタリカ(コスタリカ)、サルバドス(サルバドス)などが挙げられる。
【0040】
これらコーヒー豆を1種または2種以上をブレンドして使用することができる。
【0041】
コーヒーの生豆は、ほとんど匂いはないが、加熱(焙煎)するとコーヒーの匂いを発生する成分(フレーバー・プリカーサー、フレーバー前駆物質、等)が含まれるので、褐色〜黒褐色になるまで焙煎すると特有の匂いがでる。焙煎のグレード数としては、特に制限はないが、主に、ライト・ロースト(最も浅煎り、黄褐色、ときには煎り不足でコクと香りが伴わない)、シンナモン・ロースト(浅煎り、肉桂に近い色、香りが出る)、ミディアム・ロースト(普通煎り、栗色と表現されるアメリカンスタイル)、ハイ・ロースト(普通煎りより、やや強く煎る)、シティ・ロースト(中煎り、シティとはニューヨークのこと。最も一般的で日本人向き)、フルシティ・ロースト(やや強煎り、アイスコーヒー用)、フレンチ・ロースト(強煎り、フランス式であり、欧州スタイルの煎り方、豆は黒く脂肪が表面ににじみ出る、カフェ・オ・レ やウインナーコーヒー向き)、イタリアン・ロースト(最も強煎り、豆は炭化し、コーヒー特有の芳香は失われている。イタリア風エスプレッソ、カプチーノ用)などが挙げられる。
【0042】
これら焙煎したコーヒー豆を1種または2種以上をブレンドして使用することができる。
【0043】
コーヒーエキスは、焙煎コーヒー豆を粉砕後、熱水、或いは含水アルコールで抽出される。また、亜臨界或いは超臨界状態の炭酸ガスを溶媒として抽出される。抽出方法としては、例えば、以下の方法が採用される。
【0044】
1.ガラスビーズ法
ガラスビーズ法は、丸いビーズの持つ大きな表面積を利用して、試料に効率よく熱を伝達する方法である。ガラスビーズと粉砕したコーヒー豆さらに抽出溶剤を釜(反応器)に仕込み加熱する。熱せられたビーズは加熱伝達面積が大きく、局部加熱も抑えられ効率よく粉砕した豆に熱が伝わる。コーヒー豆の種類や焙煎度を変えることによりキャラクター豊かなフレーバーとなり、かつ加熱温度を高めることにより得られたフレーバーはパワフルで耐熱性を有し、フレーバーの主にミドル部からボトム部に関与する。ホットベンダー対応のフレーバー調製時においても効果的な素材が得られる。
【0045】
2.エキスペラ法
エキスペラ抽出法は、処理工程で高い圧力がかかり発熱することから、ロースト感のあるパワフルで耐熱性を有する素材が得られる。
【0046】
3.湿式粉砕抽出法
湿式粉砕抽出法は、コーヒー豆を粉砕した後に抽出する方法では、目的の香気が粉砕時に飛散する。この状態を防ぐためにコーヒー豆を抽出溶剤とともに密閉した装置の中で粉砕し抽出する方法である。抽出条件を吟味することにより高品質の素材を得ることができるが、力価の面で問題が残る方法である。
【0047】
4.液化、亜臨界、或いは超臨界二酸化炭素抽出法
これらの抽出法は、焙煎コーヒー豆を抽出器に充填し、液化、亜臨界、或いは超臨界状態の二酸化炭素により一定時間浸漬後分離器に移し、抽出液を減圧して抽出物を分離する方法である。低温で処理するためコーヒー豆の特徴を損なうことなく、コーヒーフレーバーのトップからミドル部に関与すると同時に天然感を付与することのできるエキスおよび香気成分を採取することができる。
【0048】
超臨界二酸化炭素抽出法の利点としては、1)低温で処理するので、熱によって品質が悪くなる心配がない。また揮散しやすいものも効率よく取り出せる。2)空気中の酸素が入らないので、酸素によって品質が悪くなる心配がない。3)二酸化炭素は、不活性ガスであるため引火性、化学反応性がない。4)二酸化炭素は人体に無害であり、抽出物からは気体となって抜けてしまうので、安全で純粋なものが得られる。
【0049】
コーヒーオレオレジンは、有機溶媒で抽出後、溶媒を除去した濃縮物であり、キャンディーの適度な苦味、コク出しに関与している。またハード・キャンディなどの耐熱性が必要とされる香料においては、バニリン、エチルバニリン、マルトール、エチルマルトール等の結晶物をバランス良く配合し、耐熱性をもたせることが必要である。
【0050】
コーヒーオイル(コーヒー精油)は、通常、焙煎コーヒー豆を粉砕したものを圧搾して製造される。この他に水蒸気蒸留、或いは有機溶媒抽出で製造することもある。
【0051】
コーヒー回収フレーバーは、コーヒーエキスを濃縮する際に、水とともに留出する香気成分を回収装置により香気成分を採取したものであり、コーヒーフレーバー素材として使用される。
【0052】
コーヒーチコリエキストラクトは、焙煎チコリを、熱水、含水アルコール或いはその他の有機溶媒抽出により製造され、ややコーヒー様の香味をもつ淡黄色〜褐色の抽出物であり、コーヒーの代替えとして利用される。
【0053】
この他に公知のコーヒーエキス、オレオレジン、オイル、フレーバー、回収フレーバー、チコリエキストラクトなどの製造方法としては、特開昭47−28172号、特開昭47−19067号、特開昭49−252883号、特開昭49−124267号、特開昭52−156969号、特開昭52−87248号、特開昭52−110873号、特開昭53−47571号、特開昭54−46856号、特開昭55−42595号、特開昭56−29954号、特開昭57−51798号、特開昭57−163436号、特開昭57−118756号、特開昭57−12953号、特開昭58−43745号、特開昭58−220653号、特開昭58−31939号、特開昭58−155044号、特開昭58−111641号、特開昭59−109133号、特開昭59095847号、特開昭60−110791号、特開昭60−203144号、特開昭60−19450号、特開昭60−176540号、特開昭61−74542号、特開昭61−74543号、特開昭61−289839号、特開昭61−70944号、特開昭62−269642号、特開昭61−254145号、特開昭62−44137号、特開昭63−129955号、特開昭63−141550号、特開昭63−237739号、特開平1−60328号、特開平1−196257号、特開平1−112950号、特開平2−104242号、特開平2−203750号、特開平2−131541号、特開平3−217500号、特開平2−203748号、特開平3−87142号、特開平4−23895号、特開平8−70775号、特開平3−91456号、特開平2−119748号、特開平4−173054号、特開平5−30909号、特開平5−161452号、特開平6−133691号、特開平6−70682号、特開平6−30703号、特開平6−62793号、特開平7−184517号、特開平7−70774号、特表平9−505993号、特開平10−313785号、特開平10−165099号、などに記載の製造方法を挙げることができるが、上記製造方法に限定されることなく、いかなる製造方法であっても差し支えない。
【0054】
上記のコーヒーエキス、コーヒーオレオレジン、コーヒーオイル、コーヒー回収フレーバー、コーヒーチコリエキストラクト等のコーヒーフレーバーにおける配合割合は、その嗜好性により適宜に選択すればよいが、例えば0.0001〜100質量%、好ましく0.001〜90重量%程度である。
【0055】
また、本発明のコーヒー含有飲食品の香気・香味改善剤、フレーバー組成物に用いられる、(A)天然香料類、(B)アルコール類、(C)アルデヒド類およびアセタール類、(D)ケトン類およびケタール類、(E)フラン類、(F)フェノール類、(G)カルボン酸類、(H)エステル類、(I)ラクトン類、(J)含窒素化合物類及び(K)含硫化合物類からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の香料の他に、所望により上記香料以外の香料を、香気・香味付与・増強乃至改善剤として使用することができる。
【0056】
使用される香料としては、食品香料に一般的に用いられる香料であれば特に制限されるものではないが、上記香料以外の、例えば、天然香料類、炭化水素類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、フラン類、フェノール類、カルボン酸類、エステル類、ラクトン類、エーテル類、ハロゲン化合物類、含窒素化合物類及び含硫化合物類から選ばれる1種以上の香料を例示することができる。
【0057】
天然香料類としては、前述した天然香料類以外にも、例えば、アニス、ライム、マンダリン、プチグレイン、ベルガモット、レモンバーム、エレミ、オリバナム、レモングラス、ネロリ、マジョラム、アンゲリカルート、スターアニス、バジル、ベイ、ビターアーモンド、カラマス、カモミール、キャラウエイ、カルダモン、カッシャ、サンショウ、ティーツリー、ペッパー、サイプレス、オレガノ、カスカリラ、ジンジャー、パセリ、パインニードル、セージ、ヒソップ、マスタード、ホースラディッシュ、クラリセージ、コニャック、コリアンダー、エストラゴン、ユーカリ、フェンネル、グアヤックウッド、ディル、カヤプテ、ワームシード、ワームウッド、ピメント、ジュニパー、ガーリック、ローレル、メース、ミル、スプルース、ゼラニウム、シトロネラ、ラベンダー、ラバンジン、パルマローザ、ローズ、ローズマリー、サンダルウッド、オークモス、シダーウッド、べチバー、リナロエニボアドローズ、パチョリ、ラブダナム、クミン、タイム、ウインターグリーン、イランイラン、バーチ、カプシカム、セロリー、トルーバルサム、ペルーバルサム、ジェネ、インモルテル、ベンゾイン、ジャスミン、カッシー、チュベローズ、レセダ、マリーゴールド、ミモザ、オポポナックス、オリスおよびリコリス、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。さらに、例えば「天然香料基原物質の解説:食品香料ハンドブック・改訂増補版 日本香料工業会編 平成11年8月25日 食品化学新聞社発行」に記載の物質を任意に選択して、本発明の香気・香味改良剤として使用することができる。
【0058】
炭化水素類としては、例えば、ドデカン、1−ドデセン、エイコサン、4−メチル−シス−2−ペンテン、1−ノネン、ペンタデカン、テトラデカン、2,6,10,14−テトラメチルペンタデカン、ウンデカン、1,3,5,7−ウンデカテトラエン、1,3,5−ウンデカトリエン、2−ウンデセン、シクロヘキサン、デカン、ヘプタデカン、ヘキサデカン、n−オクタン、ノナン、トリデカン、アロオシメン、α−ビサボレン、ビサボレン、β−ブルボネン、δ−カジネン、カンフェン、δ−3−カレン、α−カリオフィレン、β−カリオフィレン、α−セドレン、p−サイメン、デヒドロ−p−サイメン、シス−3,7−ジメチル−1,3,6−オクタトリエン、δ−エレメン、β−エレメン、α−ファルネセン、β−ファルネセン、ファルネセン、ゲルマクレンD、β−グアイエン、d−リモネン、l−リモネン、リモネン、ロンギフォレン、ミルセン、β−オシメン、α−フェランドレン、α−ピネン、β−ピネン、ピノカンフォン、サビネン、α−ターピネン、γ−ターピネン、ターピノレン、ツヨプセン、バレンセン、α−コパエン、ハイドロゲネーティッドリモネンダイマー、イソカリオフィレン、ジペンテンダイマー、ジペンテントリマー、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0059】
アルコール類としては、前述したアルコール類以外にも、例えば、アニシルアルコール、アンブリノール、α−ビサボロール、ボルネオール、ブチルセルソルブ、α−カンフォレノール、l−カルベオール、カルベオール、β−カリオフィレンアルコール、セドレノール、セドロール、l−シトロネロール、シトロネロール、シクロヘキサノール、2−シクロヘキシルエタノール、2,4−デカジエノール、3−デカノール、デカノール、2−デセノール、9−デセノ−ル、4−デセノール、ジヒドロカルベオール、ジヒドロ−β−イオノール、1,2−ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジヒドロペリリルアルコール、ジイソブチルカルビノール、3,7−ジメチル−1,5,7−オクタトリエン−3−オール、2,6−ジメチル−2−ヘプタノール、3,6−ジメチル−3−オクタノール、2,4−ジメチルペンタン−3−オール、2,4−ジメチル−4−ノナノール、2−ドデカノール、ドデカノール、2−ドデセノール、エレモール、2−エチルブタノール、2−エチルフェンコール、2−エチルヘキシルアルコール、ファルネソール、フェンキルアルコール、ゲラニオール、ゲラニルリナロール、ヘプタデカノール、2−ヘプタノール、3−ヘプタノール、4−ヘプタノール、ヘプタノール、1−ヘプテン−3−オール、2−ヘプテノール、3−ヘプテノール、ヘキサデカノール、2,4−ヘキサジエン−1−オール、ヘキサドデカノール、2−ヘキサノール、3−ヘキサノール、ヘキサノール、4−ヘキセン−1−オール、1−ヘキセン−3−オール、2−ヘキセノール、3−ヘキセノール、シス−2−ヘキセノール、シス−3−ヘキセノール、シス−4−ヘキセノール、トランス−2−ヘキセノール、トランス−3−ヘキセノール、トランス−4−ヘキセノール、ヒドロキシシトロネロール、α−イオノール、β−イオノール 、イソボルネオール、イソジヒドロカルベオール、イソゲラニオール、イソフィトール、イソプレゴール、ラバンジュロール、リモネンジオール、p−メント−2−エン−1−オール、2,8−p−メンタジエン−1−オール、1,8−p−メンタジエン−4−オール、メンタジエノール、p−メンタン−2−オール、p−メンタン−7−オール、p−メンタン−8−オール、8−p−メンテン−7−オール、dl−メントール、メントール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メトキシシトロネロール、3−メチル−2−ペンタノール、4−メチル−2−ペンタノール、6−メチル−3−ヘプタノール、5−メチル−3−ヘプタノール、2−メチル−3−ヘキサノール、3−メチル−3−ペンタノール、6−メチル−5−ヘプテン−2−オール、2−メチル−5−ヘプテン−2−オール、5−メチルヘキサノール、2−メチルペンタノール、3−メチルペンタノール、4−メチルペンタノール、ミルセノール、ミルテノール、ネオジヒドロカルベオール、d−ネオメントール、ネオメントール、ネロール、シス−ネロリドール、トランス−ネロリドール、ネロリドール、3,6−ノナジエノール、トランス−2,シス−6−ノナジエノール、ノナジエノール、ノナノール、2−ノナノール、3−ノナノール、1−ノネン−3−オール、3−ノネノール、6−ノネノール、シス−2−ノネノール、トランス−2−ノネノール、オシメノール、オクタ−1,5−ジエン−3−オール、オクタデカノール、3,5−オクタジエノール、1,3−オクタンジオール、2−オクタノール、オクタノール、1−オクテン−3−オール、2−オクテン−4−オール、2−オクテノール、3−オクテノール、シス−5−オクテノール、オレイノール、ペンタデカノール、ペリラアルコール、フィトール、ピノカルベオール、ピペリトール、ロジノール、α−サンタロール、スクラレオール、1−ターピネオール、4−ターピネオール、α−ターピネオール、β−ターピネオール、ターピネオール、p−tert−ブチルシクロヘキサノール、テトラデカノール、テトラヒドロクミノール、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロミルセノール、4−ツヤノール、トリデカノール、2−トリデセノール、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノール、3,5,5−トリメチルヘキサノール、2,4−ウンデカジエノール、ウンデカノール、シス,シス,1,5,8−ウンデカトリエン−3−オール、10−ウンデセノール、2−ウンデセノール、ベルベノール、ベチベロール、ビリジフロロール、α−アミルシンナミルアルコール、ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、クミニルアルコール、p−シメン−8−オール、デヒドロクミンアルコール、ジヒドロシンナミルアルコール、2,4−ジメチルベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルービノール、p,α−ジメチルベンジルアルコール、2−エトキシベンジルアルコール、4−エトキシベンジルアルコール、4−ヒドロキシベンジルアルコール、p−ヒドロキシフェネチルアルコール、イソブチルベンジルカルビノール、2−メトキシベンジルアルコール、3−(4−メトキシフェニル)プロパン−1−オール、メチル p−ヒドロキシフェニルカルビノール、4−メチル−2−フェニルペンタノール、2−メチル−3(3,4−メチレンジオキシフェニル)プロパナール、2−メチル−4−フェニル−2−ブタノール、2−メチル−5−ヒドロキシメチルピラジン、4−メチルベンジルアルコール、フェネチルアルコール、フェネチルメチルエチルカルビノール、2−フェノキシエタノール、フェネチルカルビノール、2−フェニル−2−プロパノール、メチルフェネチルカルビノール、ピペロニルアルコール、スチラリルアルコール、バニリルアルコール、p−メンテ−1−エン−9−オール、ジヒドロリモネン−10−オール、2,3,4−トリメチル−3−ペンタノール、2,4−ジメチルシクロヘキサンメタノール、2−メチル−1−ヘプテン−3−オール、2−tert−ブチルシクロヘキサノール、3−エチル−3−オクタノール、4−イソプロピルシクロヘキサノール、5−ヘキセノール、5−オクテン−1,3−ジオール、6−ヒドロキシジヒドロテアスピラン、8−エチル−1,5−ジメチルビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オール、シス−3−ヘプテン−1−オール、シス−4−オクテノール、シクロドデカノール、d−リモネン−10−オール、8−p−メンタジエン−2−オール、エチルリナロール、リナロールオキサイド(ピラノイド)、1−トランス−2−p−メンテノール、ネロリドール オキサイド、ヌートカトール、p−メンタン−3,8−ジオール、サンタロール、テトラハイドロヌートカトール、テトラハイドロペリリルアルコール、1−ヒドロキシ−2−アセトキシ−8−p−メンテン、1−ベンジル−2−メチルプロパノール、2,3−ジメトキシベンジルアルコール、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0060】
アルデヒド類およびアセタール類としては、前述したアルデヒド類およびアセタール類以外にも、例えば、カンフォレニックアルデヒド、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクロシトラール、2,4−デカジエナール、トランス−2,トランス−4−デカジエナール、デカナール、2−デセナール、4−デセナール、9−デセナール、シス−4−デセナール、トランス−2−デセナール、トランス−4−デセナール、シス−7−デセナール、2,6−ジメチルオクタナール、ジメチルテトラヒドロベンズアルデヒド、2,4−ドデカジエナール、2,6−ドデカジエナール、ドデカナール、2−ドデセナール、トランス−2−ドデセナール、2−エチル−2−ヘキセナール、2−エチルブタナール、エチルシトラール、2−エチルクロトンアルデヒド、2−エチルヘキサナール、ゲラニアール、ゲラノキシアセトアルデヒド、トランス,トランス−2,4−ヘプタジエナール、2,4−ヘプタジエナール、ヘプタナール、2−ヘプテナール、シス−4−ヘプテナール、トランス−2−ヘプテナール、トランス−4−ヘプテナール、シス−4−ヘプテノール、ヘキサデカナール、トランス,トランス−2,4−ヘキサジエナール、ヘキサナール、2−ヘキセナール、3−ヘキセナール、シス−3−ヘキセナール、トランス−2−ヘキセナール、トランス−3−ヘキセナール、2−ヘキシリデンヘキセナール、β−ホモシクロシトラール、4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、イソシクロシトラール、イソヘキセニルシクロヘキセンカルボキシアルデヒド、2−イソプロピル−5−メチル−2−ヘキセナール、メロナール、p−メンタ−1,3−ジエン−7−アール、α−メチルイオナール、2−メチル−2−ペンテナール、4−メチル−2−ペンテナール、4−メチル−2−フェニル−2−ヘキセナール、2−メチル−3−(4−tert−ブチルフェニル)プロパナール、2−メチルデカナール、2−メチルオクタナール、2−メチルペンタナール、12−メチルトリデカナール、2−メチルウンデカナール、ミルテナール、ネラール、2,4−ノナジエナール、2,6−ノナジェナール、トランス−2,トランス−4−ノナジエナール、トランス−2−トランス−6−ノナジエナール、3,6−ノナジエナール、ノナナール、2−ノネナール、シス−6−ノネナール、トランス−2−ノネナール、シス−3−ノネナール、2,4−オクタジエナール、トランス−2−トランス−6−オクタジエナール、トランス−2−トランス−4−オクタジエナール、オクタナール、2−オクテナール、シス−3−オクテナール、オクチロキシアセトアルデヒド、ペリラアルデヒド、1−p−メンテン−9−アール、サフラナール、α−シネンサール、β−シネンサール、テトラデカナール、トリデカナール、2−トリデセナール、トランス−2−トリデセナール、2,6,10−トリメチル−5,9−ウンデカジエナール、3,5,5−トリメチルヘキサナール、2,4−ウンデカジエナール、トランス−2,トランス−4−ウンデカジエナール、ウンデカナール、10−ウンデセナール、2−ウンデセナール、トランス−2−ウンデセナール、α−アミルシンナムアルデヒド、o−アニスアルデヒド、4−ブトキシベンズアルデヒド、α−ブチルシンナムアルデヒド、シンナムアルデヒド、クミンアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ジヒドロシンナムアルデヒド、3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド、2,4−ジメチルベンズアルデヒド、2−エトキシベンズアルデヒド、p−エトキシベンズアルデヒド、1−エチル−2−ホルミルピロール、4−エチルベンズアルデヒド、α−ヘキシルシンナムアルデヒド、2−ヒドロキシ−4−ベンズアルデヒド、4−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−イソプロピルヒドロトロプアルデヒド、p−メトキシ−α−メチルシンナムアルデヒド、3−メチルベンズアルデヒド、2−メトキシシンナムアルデヒド、p−メトキシシンナミックアルデヒド、p−メトキシフェニルアセトアルデヒド、5−メチル−2−フェニル−2−ヘキセナール、4−メチル−2−フェニル−2−ペンテナール、2−メチル−3−p−トリルプロパナール、α−メチルシンナムアルデヒド、2−p−トリルプロピオンアルデヒド、4−メチルフェニルアセトアルデヒド、m−トルアルデヒド、2−フェニル−4−ペンテナール、3−フェニル−4−ペンテナール、フェニルアセトアルデヒド、サリシルアルデヒド、o−トルアルデヒド、p−トルアルデヒド、トルアルデヒド、ペリラアルデヒド、1,2−ジヒドロペリラアルデヒド、2,3−エポキシオクタナール、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、2,6,10−トリメチル−9−ウンデセナール、2−ブチル−2−ブテナール、3,6−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、3,7−ジメチルオクタナール、ジヒドロペリリルアルデヒド、シス−4−ヘキセナール、ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、トランス−2−メチル−6−メチレン−2,7−オクタジエナール、2,3−ジメトキシベンズアルデヒド、2−2−エチルシンナムアルデヒド、2−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、2−メチル−4−フェニルブチルアルデヒド、3−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド、p−エチル−α,α−ジメチルヒドロシンナムアルデヒド、p−tert−ブチルベンズアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール ジエチルアセタール、ヒドロキシシトロネラール ジメチルアセタール、バニリンプロピレングリコールアセタール、ヘキセナールジヘキシルアセタール、α−メチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−プロパナール、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0061】
ケトン類およびケタール類としては、前述したケトン類およびケタール類以外にも、例えば、アセトアニソール、アセトール、アセトン、アセトフェノン、アセトバニロン、4−(p−アセトキシフェニル)−2−ブタノン、4−アセチル−6−tert−ブチル−1,1−ジメチルインダン、アセチルアセトン、アセチルセドレン、α−アリルイオノン、2−アミノアセフェノン、2−アミル−2−シクロペンテノン、アニシルアセトン、アニシルメチルケトン、ベンゾイン、ベンゾフェノン、ベンゾイルアセトン、ベンジルイソブチルケトン、ベンジリデンアセトン、ブチルメチルケトン、2−(sec−ブチル)−シクロヘキサノン、ブチリデンアセトン、ブチロフェノン、d−カンファー、dl−カンファー、カンファー、d−カルボン、l−カルボン、カルボン、カルボンオキサイド、セロリーケトン、シベトン、シクロヘプタノン、シクロペンタノン、2−シクロペンチルシクロペンタノン、α−ダマセノン、β−ダマセノン、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、3−デカノン、3−デセン−2−オン、デシルメチルケトン、デヒドロヌートカトン、ジアセトンアルコール、ジベンジルケトン、2,3−ジヒドロ−3,5−ジヒドロキシ−6−メチル−4H−ピラン−4−オン、ジヒドロ−α−イオノン、ジヒドロ−β−イオノン、ジヒドロカルボン、ジヒドロジャスモン、1,10−ジヒドロヌートカトン、ジイソプロピルケトン、3,4−ジメトキシアセトフェノン、3,4−ジメチル−1,2−シクロペンタジオン、3,5−ジメチル−1,2−シクロペンタジオン、2,4−ジメチルアセトフェノン、2,6−ジメチルヘプタ−4−オン、ジオスフェノール、ジプロピルケトン、エチルアミルケトン、エチルアニシリデンケトン、エチルブチルケトン、エチルシクロペンテノロン、エチルヘキシルケトン、エチルプロピルケトン、エチルビニルケトン、ファルネシルアセトン、d−フェンチョン、フェンコン、ゲラニルアセトン、2−ヘプタデカノン、2,3−ヘプタンジオン、3,4−ヘキサジオン、ヘキサヒドロファルネシルアセトン、5−ヘキセン−2−オン、4−ヘキセン−3−オン、1−ヘキセン−3−オン、2−ヘキシルシクロペンタノン、1−ヒドロキシ−2−ブタノン、4−ヒドロキシ−2−ブタノン、2−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−1−オン、1−ヒドロキシ−2−ヘプタノン、3−ヒドロキシ−2−オクタノン、2−ヒドロキシ−3,4−ジメチル−2−シクロペンテン−1−オン、2−ヒドロキシ−3−ペンタノン、1−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン、5−ヒドロキシ−4−オクタノン、1−ヒドロキシ−5−メチル−2−ヘキサノン、o−ヒドロキシアセトフェノン、3−ヒドロキシ−2−ペンタノン、α−イオノン、β−イオノン、α−イロン、エチルイソアミルケトン、イソジャスモン、イソメントン、α−イソメチルイオノン、イソホロン、4−イソプロピル−2−シクロヘキセノン、5−イソプロピル−3−ノネン−2,8−ジオン、5−イソプロピル−8−メチル−6,8−ノナジエン−2−オン、p−イソプロピルアセトフェノン、イソプレゴン、シス−ジャスモン、トランス−ジャスモン、4,6,8−メガスチグマトリエン−3−オン、p−メンタン−2−オン、メントン、メシチルオキサイド、4−(p−メトキシフェニル)−3−ブテン−2−オン、メチルアミルケトン、α−メチルアニサルアセトン、メチルエチルケトン、メチルヘプチルケトン、メチルヘキシルケトン、メチルイオノン、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチルβ−ナフチルケトン、α−メチルナフチルケトン、メチルノニルケトン、メチルオクチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルウンデシルケトン、メチルビニルケトン、3−メチル−2−シクロペンテノン、6−メチル−2−ヘプタノン、5−メチル−2−ヘプテン−4−オン、3−メチル−2−ヘキサノン、3−メチル−2−ペンタノン、7−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−3−オン、3−メチル−3−ブテン−2−オン、5−メチル−3−ヘプタノン、5−メチル−3−ヘキセン−2−オン、p−メチルアセトフェノン、メチル−α−イオノン、3−メチルシクロヘキサン−1,2−ジオン、3−メチルシクロヘキサン、メチルエキザルトン、6−メチルヘプタ−3,5−ジエン−2−オン、メチルヘプテノン、3−メチルノナン−2,4−ジオン、4−ノナノン、3−ノネン−2−オン、ヌートカトン、5−オクタジエン−2−オン、1,5−オクタジエン−3−オン、3−オクテン−2−オン、オクテン−3−オン、2−オクテン−4−オン、4−オキソイソホロン、2−ペンタデカノン、3−ペンタノン、3−ペンテン−2−オン、1−フェニル−1,2−プロパンジオン、ピペリテノン、d−ピペリトン、ピペリトン、ピペロニルアセトン、プロピオイン、6−プロピオニル−1−p−メンテン、プロピオフェノン、プレゴン、ラズベリーケトン、4−tert−ブチルシクロヘキサノン、p−tert−ブチルアセトフェノン、4−tert−ペンチルシクロヘキサノン、2−テトラデカノン、シス−7−テトラデセン−2−オン、テトラヒドロプソイドイオノン、テトラメチルエチルシクロヘキセノン、テアスピロン、2−トリデセン−2−オン、3,5,5−トリメチル−1,2−シクロヘキサンジオン、1−(2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−トランス−2−ブテノン、2,6,6−トリメチル−2−ヒドロキシシクロヘキサノン、2,2,6−トリメチルシクロヘキサノン、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、ウンデカ−2,3−ジオン、バレロイン、ベルベノン、ジンゲロン、10−ウンデセン−2−オン、2,2,6−トリメチルシクロヘキサン−1,4−ジオン、2,3−オクタンジオン、2,5−ヘキサンジオン、2,6,6−トリメチル−2−ビニルテトラヒドロピラン−5−オン、2,6−ジヒドロキシアセトフェノン、2−シクロヘキセン−1−オン、2−ヘプテン−4−オン、2−ヘキシリデンシクロペンタノン、2−ヒドロキシ−5−メチルアセトフェノン、2−メチル−3−ペンタノン、2−メチルアセトフェノン、3,5,5−トリメチル−1−(2−オキソプロピリデン)−2−シクロヘキセン、3,5,5−トリメチル−4−メチレン−2−シクロヘキセノン、4−(1,1−ジメチルプロピル)シクロヘキサノン、4−(2,3,6−トリメチルフェニル)−3−ブテン−2−オン、4,4a,5,6−テトラヒドロ−7−メチルナフタレン−2(3H)−オン、4,5−オクタンジオン、4,7−ジメチル−6−オクテン−3−オン、4−エチルアセトフェノン、5,6−デカンジオン、5,6−エポキシ−β−ヨノン、5−メチル−5−ヘキセン−2−オン、6−メチル−4,5−ヘプタジエン−2−オン、6−オキシカルボン、7−オクテン−2−オン、8,9−デヒドロテアスピロン、8−ノネン−2−オン、ジヒドロキシアセトン、エポキシカルボン、3−エチル−2−ヒドロキシ−4−メチル−2−シクロペンテノン、ヘキシルシクロペンテノン、p−エトキシアセトフェノン、p−ヒドロキシアセトフェノン、ネオヘスペリジン ジヒドロカルコン、ナリンジン ジヒドロカルコン、ピペリトン、3−アセトキシ−2−ブタノン、8−ヒドロキシ−4−p−メンテン−3−オン、ジブチルケトン(5−ノナノン)、ヒドロキシアセトン、ピノカルボン、ヒノキチオール、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0062】
フラン類としては、前述したフラン類以外にも、例えば、3−アセチル−2,5−ジメチルフラン、2−アセチル−5−メチルフラン、5−エチル−4−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−フラノン、フルフリルメチルケトン、フルフリデンアセトン、ペンチルフリルケトン、フルフラールジエチルアセタール、5−ヒドロキシメチル−2−フルフラール、エチル 2−フルフリルプロピオネート、フルフリル 2−メチルプロピオネート、フルフリル ブチレート、フルフリル デカノエート、フルフリル ホーメート、フルフリル ヘプタノエート、フルフリル ヘキサノエート、フルフリル イソバレレート、フルフリル オクタノエート、フルフリル プロピオネート、フルフリル バレレート、2−メチル−3−(2−フリル)−2−プロペナール、2−(5−メチル−5−ビニルテトラヒドロ−2−フラニル)−プロピオンアルデヒド、2,5−ジメチル−3(2H)−フラノン、エチル2−フリルケトン、1−(5−メチル−2−フリル)−1,2−プロパンジオン、1−(5−メチル−2−フリル)−2−プロパノン、2−メチル−5−プロピオニルフラン、2−イソプロピル−3−(2−フリル)−2−プロペナール、ジメチルメトキシフラノン、1−(3−フリル)−4−メチルペンタ−1−オン(ペリラケトン)、エチル 2−フェニルフラン−3−カルボキシレート、3,4−ジメチル−5−ペンチリデン−5H−フラン−2−オン、3,4−ジメチル−5−ペンチル−2(5H)−フラノン、5−エチル−3−ヒドロキシ−4−メチル−2(5H)−フラノン、5−(シス−3−ヘキセニル)ジヒドロ−5−メチル−2(3H)−フラノン、3−ヒドロキシ−4,5−ジメチル−2(5H)−フラノン、ヘキサヒドロ−3,6−ジメチル−2(3H)−ベンゾフラノン、3−(5−メチル−2−フリル)ブタナール、イソブチル フリルプロピオネート、エチル フリルプロピオネート、テトラヒドロフルフリル アセテート、テトラヒドロフルフリル ブチレート、テトラヒドロフルフリル シンナメート、テトラヒドロフルフリル プロピオネート、テトラヒドロフルフリル フェニルアセテート、5−メチル−2−フルフリル アセテート、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0063】
フェノール類としては、前述したフェノール類以外にも、例えば、4−アリル−2,6−ジメトキシフェノール、4−アリルフェノール、カルバクロール、カテコール、クレオゾール、m−クレゾール、o−クレゾール、p−クレゾール、ジヒドロオイゲノール、2,6−ジメトキシフェノール、2,3−ジメチルフェノール、2,6−ジメチルフェノール、3,5−ジメチルフェノール、p−エトキシフェノール、2−エチルフェノール、3−エチルフェノール、4−エチルフェノール、4−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、イソオイゲノール、2−イソプロピルフェノール、4−イソプロピルフェノール、3−メトキシ−5−メチルフェノール、3−メトキシフェノール、4−メトキシフェノール、4−メチル−2,6−ジメトキシフェノール、3,4−メチレンジオキシフェノール、5−メチルグアヤコール、p−プロピルフェノール、プロトカテコール酸、レゾルシノール、サリシン酸、シリンジン酸、チモール、バニトロープ、ビニルグアヤコール、p−ビニルフェノール、2,4−キシレノール、2,5−キシレノール、3,4−キシレノール、2,3,6−トリメチルフェノール、o−プロピルフェノール、3−tert−ブチルフェノール、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0064】
カルボン酸類としては、前述したカルボン酸類以外にも、例えば、アコニチックアシッド、アジピックアシッド、5(6)−デセン酸、アンゲリックアシッド、アニシックアシッド、ブチリックアシッド、シンナミックアシッド、シトロネリックアシッド、p−クレゾキシアセチックアシッド、クロトニックアシッド、シクロヘキサンアセチックアシッド、シクロヘキサンカルボキシリックアシッド、シクロヘキシルプロピオニックアシッド、2−シクロペンテン−1−アセチックアシッド、デカノイックアシッド、2−デセン酸、4−デセン酸、9−デセン酸、2−ドデセノイックアシッド、エトキシアセチックアシッド、4−エチル−2−オクテノイックアシッド、2−エチルブチリックアシッド、2−エチルヘキサノイックアシッド、4−エチルオクタノイックアシッド、2−フロイックアシッド、ゲラニックアシッド、ヘプタデカノイックアシッド、ヘプタノイックアシッド、2−ヘプテノイックアシッド、2−ヘキサデセノイックアシッド、ヘキサノイックアシッド、2−ヘキセノイックアシッド、3−ヘキセノイックアシッド、トランス−2−ヘキセノイックアシッド、ヘキシロキシアセチックアシッド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナミックアシッド、2−ヒドロキシ−3−メチルペンタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−4−メチルバレリックアシッド、3−ヒドロキシブチリックアシッド、3−ヒドロキシヘキサノイックアシッド、イソブチリックアシッド、ラウリックアシッド、リノリツクアシッド、リノレニックアシッド、3−メチルバレリックアシッド、3−メチル−2−オキソペンタノイックアシッド、2−メチル−2−ペンテノイックアシッド、2−メチル−4−ペンテノイックアシッド、2−メチルペンタノイックアシッド、2−メチルヘキサノイックアシッド、5−メチルヘキサノイックアシッド、8−メチルノナノイックアシッド、4−メチルオクタノイックアシッド、2−メチルバレリックアシッド、4−メチルバレリックアシッド、ミリスチックアシッド、ノナノイックアシッド、2−ノネノイックアシッド、3−ノネノイックアシッド、オクタノイックアシッド、2−オクテノイックアシッド、3−オクテノイックアシッド、トランス−3−オクテノイックアシッド、オレイックアシッド、2−オキソブチリックアシッド、2−オキソグルタリックアシッド、ペンタデカノイックアシッド、2−ペンテノイックアシッド、4−ペンテノイックアシッド、ペリリックアシッド、フェノキシアセティックアシッド、フェニルアセティックアシッド、2−フェニルプロピオニックアシッド、3−フェニルプロピオニックアシッド、ピバリックアシッド、プロピオニックアシッド、ピルビックアシッド、ソルビックアシッド、ステアリックアシッド、チグリックアシッド、トリデカノイックアシッド、3,5,5−トリメチルヘキサノイックアシッド、ウンデカノイックアシッド、10−ウンデセノイックアシッド、バレリックアシッド、バニリックアシッド、11−ドデセノイックアシッド、12−トリデセノイックアシッド、2,4−ジメチル−2−ペンテノイックアシッド、3−エチルオクタノイックアシッド、2−ペンチルシクロプロパンカルボキシリックアシッド、3−デセノイックアシッド、3−エチルヘプタノイックアシッド、3−イソプロペニル−6−オキソヘプタノイックアシッド、3−イソプロペニルペンタン−1,5−ジオイックアシッド、3−イソプロペニルバレリックアシッド、4−メチルノナノイックアシッド、4−オクテノイックアシッド、4−フェニルブタノイックアシッド、5−オキソケトデカノイックアシッド、5−オキソドデカノイックアシッド、5−オキソオクタノイックアシッド、6−(5または6−デセノイロキシ)デカノイックアシッド、6−フェニルヘキサノイックアシッド、シス−4−ヘプテノイックアシッド、シス−4−ノネノイックアシッド、シス−5−デセノイックアシッド、シス−5−オクテノイックアシッド、シス−5−ウンデセノイックアシッド、o−メトキシシンナミックアシッド、トランス−4−ドデセノイックアシッド、トランス−5−ウンデセノイックアシッド、トランス−6−ドデセノイックアシッド、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0065】
エステル類としては、前述したエステル類以外にも、例えば、アセトイン アセテート、2−アセトキシ−1−メチルプロピル ブチレート、アセチル バニリン、アリル 10−ウンデセノエート、アリル 2−エチルブチレート、アリル 2−フロエート、アリル 2−メチルブトキシアセテート、アリル 2−メチルブチレート、アリル アセテート、アリル アセトアセテート、アリル ブチレート、アリル シンナメート、アリル クロトネート、アリル シクロヘキサンアセテート、アリル シクロヘキサンプロピオネート、アリル シクロヘキシルオキシプロピオネート、アリル デカノエート、アリル ホーメート、アリル ヘプタノエート、アリル ヘキサノエート、アリル イソアミロキシアセテート、アリル イソブチレート、アリル イソヘキサノエート、アリル イソバレレート、アリル レブリネート、アリル ノナノエート、アリル オクタノエート、アリル フェノキシアセテート、アリル フェニルアセテート、アリル ピバレート、アリル プロピオネート、アリル ピルベート、アリル ソルベート、アリル チグレート、アリル バレレート、アミル 2−フロエート、アミル 2−メチルブチレート、アミル アセテート、アミル アンゲレート、アミル ベンゾエート、アミル ブチレート、アミル シンナメート、アミル クロトネート、アミル デカノエート、アミル ホーメート、アミル ヘプタノエート、アミル ヘキサノエート、アミル イソブチレート、アミル イソヘキサノエート、アミル イソバレレート、アミル ラクテート、アミル ラウレート、アミル レブリネート、アミル ノナノエート、アミル オクタノエート、アミル フェニルアセテート、アミル プロピオネート、アミル サリシレート、アミル チグレート、アミル バレレート、α−アミルシンナミル アセテート、α−アミルシンナミル イソバレレート、アニシル アセテート、アニシル ブチレート、アニシル ホーメート、アニシル ヘキサノエート、アニシル イソブチレート、アニシル イソバレレート、アニシル フェニルアセテート、アニシル プロピオネート、アニシル バレレート、ベンジル 2−メチルブチレート、ベンジル アセトアセテート、ベンジル ブチレート、ベンジル シンナメート、ベンジル クロトネート、ベンジル デカノエート、ベンジル ホーメート、ベンジル ヘキサノエート、ベンジル イソブチレート、ベンジル イソバレレート、ベンジル ラクテート、ベンジル ラウレート、ベンジル レブリネート、ベンジル ノナノエート、ベンジル オクタノエート、ベンジル フェニルアセテート、ベンジル プロピオネート、ベンジル サリシレート、ベンジル チグレート、ベンジル バレレート、ボルニル アセテート、ボルニル ブチレート、ボルニル ホーメート、ボルニル イソバレレート、ボルニル プロピオネート、ボルニル バレレート、2,3−ブタンジオール ジアセテート、ブチル 2−ブテノエート、ブチル 2−デセノエート、ブチル 2−ヘキセノエート、ブチル 2−メチルブチレート、ブチル 3−ヘキセノエート、sec−ブチル アセテート、ブチル アセテート、ブチル アセトアセテート、ブチル アンゲレート、ブチル ベンゾエート、ブチル ブチレート、ブチル ブチロラクテート、ブチル ブチリル アセテート、ブチル シンナメート、ブチル クロトネート、ブチル デカノエート、ブチル ホーメート、ブチル ヘプタノエート、ブチル ヘキサノエート、ブチル イソブチレート、ブチル イソバレレート、ブチル ラクテート、ブチル ラウレート、ブチル レブリネート、ブチル メタクリレート、ブチル メチルフェニルグリシデート、ブチル ミリステート、ブチル ノナノエート、ブチル パルミテート、ブチル フェニルアセテート、ブチル p−ヒドロキシベンゾエート、ブチル ピバレート、ブチル プロピオネート、ブチル サリシレート、ブチル ソルベート、ブチル ステアレート、ブチル チグレート、ブチル ウンデカノエート、ブチル ウンデシレネート、ブチル バレレート、ブチルセルソルブ アセテート、カルビル 2−メチルブチレート、シス−カルビル アセテート、カルビル アセテート、カルビル ブチレート、カルビル ホーメート、カルビル ヘキサノエート、カルビル イソブチレート、カルビル イソバレレート、カルビル プロピオネート、カルビル バレレート、カリオフィレン アセテート、セドリル アセテート、セチル アセテート、シンナミル アセテート、シンナミル ベンゾエート、シンナミル ブチレート、シンナミル シンナメート、シンナミル ホーメート、シンナミル ヘキサノエート、シンナミル イソブチレート、シンナミル イソバレレート、シンナミル フェニルアセテート、シンナミル プロピオネート、シンナミル チグレート、シクロドデシル ホーメート、シトロネリル プロピオネート、シトロネリル アセテート、シトロネリル ブチレート、シトロネリル デカノエート、シトロネリル ホーメート、シトロネリル ヘキサノエート、シトロネリル イソブチレート、シトロネリル イソバレレート、シトロネリル オクタノエート、シトロネリル フェニルアセテート、シトロネリル チグレート、シトロネリル バレレート、p−クレジル ブチレート、p−クレジル ヘキサノエート、p−クレジル イソブチレート、p−クレジル フェニルアセテート、p−クレジル バレレート、クミニル アセテート、シクロデシル アセテート、シクロデシル プロピオネート、シクロドデシル ホーメート、シクロヘキシル アセテート、シクロヘキシル アセトアセテート、シクロヘキシル ベンゾエート、シクロヘキシル ブチレート、シクロヘキシル シンナメート、シクロヘキシル ホ−メート、シクロヘキシル ヘキサノエート、シクロヘキシル イソブチレート、シクロヘキシル イソバレレート、シクロヘキシル フェニルアセテート、シクロヘキシル プロピオネート、シクロヘキシル サリシレート、シクロドデシル ホーメート、2−シクロヘキシルエチル アセテート、シクロヘキシルエチル ベンゾエート、シクロヘキシルエチル ブチレート、シクロヘキシルエチル ホーメート、シクロヘキシルエチル イソブチレート、シクロヘキシルエチル イソバレレート、シクロヘキシルエチル プロピオネート、シクロヘキシルエチル バレレート、シクロテン ブチレート、シクロテン イソブチレート、シクロテン プロピオネート、9−デセニル アセテート、2−デセニル アセテート、デシル アセテート、デシル ブチレート、デシル ホーメート、デシル ヘキサノエート、デシル イソブチレート、デシル イソバレレート、デシル ノナノエート、デシル オクタノエート、デシル プロピオネート、ジブチル マレート、ジブチル セバケート、ジブチル サクシネート、ジエチル アジペート、ジエチル カーボネート、ジエチル ドデカンジオエート、ジエチル フマレート、ジエチル マレート、ジエチル マレエート、ジエチル マロネート、ジエチル オギザレート、ジエチル セバケート、ジエチル サクシネート、ジエチル タータレート、ジヒドロカルビル アセテート、ジヒドロカルビル ブチレート、ジヒドロカルビル ホーメート、ジヒドロカルビル ヘキサノエート、ジヒドロカルビル イソブチレート、ジヒドロカルビル イソバレレート、ジヒドロカルビル プロピオネート、ジヒドロカルビル バレレート、ジヒドロリナリル アセテート、ジヒドロリナリル ブチレート、ジイソアミル サクシネート、ジイソブチル アジペート、ジメチルベンジルカービニル ブチレート、ジメチルベンジルカービニル クロトネート、ジメチルベンジルカービニル ホーメート、ジメチル ベンジル カービニル イソブチレート、ジメチルベンジルカービニル プロピオネート、ジメチル マロネート、ジメチルフェネチルカービニル アセテート、ジメチルフェニルエチルカービニル イソブチレート、ジメチルフェニルカービニル イソブチレート、ジメチル セバケート、ジメチル サクシネート、2,6−ジメチル−4−ヘプテニル アセテート、2,6−ジメチル−4−ヘプチル アセテート、1,1−ジメチルアリル アセテート、1,1−ジメチルベンジル アセテート、2,4−ジメチルベンジル アセテート、ジメチルベンジルカービニル アセテート、1,1−ジメチルベンジル ホーメート、3,7−ジメチルオクチル ブチレート、ジプロピル アジペート、ジプロピル マロネート、ジプロピル サクシネート、2−ドデセニル アセテート、ドデシル ブチレート、ドデシル イソブチレート、ドデシル イソバレレート、ドデシル ラクテート、ドデシル プロピオネート、エチル 10−ウンデセノエート、エチル 2,4−デカジエノエート、エチル 2−アセチルシンナメート、エチル 2−アセチルデカノエート、エチル 2−アセチルドデカノエート、エチル 2−アセチルヘキサノエート、エチル 2−アセチルオクタノエート、エチル 2−アセチルプロピオネート、エチル 2−ベンジルアセトアセテート、エチル 2−エトキシベンゾエート、エチル 2−エチル−3−メチル−3−フェニルグリシデート、エチル 2−エチル−3−フェニルグリシデート、エチル 2−エチル−3−フェニルプロピオネート、エチル 2−エチルブチレート、エチル 2−エチルヘキサノエート、エチル 2−フロエート、エチル 2−ヘキサノイロキシヘキサノエート、エチル 2−ヘキセノエート、エチル 2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート、エチル 2−ヒドロキシイソカプロエート、エチル 2−メチル−3(4)−ペンテノエート、エチル 2−メチル−3,4−ペンタジエノエート、エチル 2−メチル−3−ペンテノエート、エチル 2−メチル−4−ペンテノエート、エチル 2−メチルブチレート、エチル 2−メチルペンタノエート、エチル 2−ノネノエート、エチル 2−オクテノエート、エチル 2−オキソ−3−フェニルブチレート、エチル 3,5,5−トリメチルヘキサノエート、エチル 3−アセトキシ−2−メチルブチレート、エチル 3−アセトキシブチレート、エチル 3−アセトキシヘキサノエート、エチル 3−アセトキシオクタノエート、エチル 3−ヘキセノエート、エチル 3−ヒドロキシブチレート、エチル 3−ヒドロキシヘキサノエート、エチル 3−ヒドロキシオクタノエート、エチル 3−メチルペンタノエート、エチル 3−ノネノエート、エチル 3−オクテノエート、エチル 3−オキソヘキサノエート、エチル 3−オキソオクタノエート、エチル 3−フェニルプロピオネート、エチル 4−ヒドロキシベンゾエート、エチル 4−オクテノエート、エチル 4−トリルオキシベンゾエート、エチル 5−アセトキシデカノエート、エチル 5−アセトキシオクタノエート、エチル 5−ヘキサノエート、エチル 5−ヒドロキシデカノエート、エチル 5−ヒドロキシノナノエート、エチル 5−ヒドロキシオクタノエート、エチル 5−オキソデカノエート、エチル 5−オキソオクタノエート、エチル 9−デセノエート、エチル 9−ヘキサデセノエート、エチル アセテート、エチル アセトアセテート、エチル アセトアセテート エチレングリコール アセタール、エチル アセトアセテート プロピレングリコール アセタール、エチル アセチルラクテート、エチル アクリレート、エチル α−エチル−β−ヒドロキシフェニルプロピオネート、エチル α−メチルシクロヘキシルスピログリシデート、エチル アニセート、エチル ベンゾエート、エチル ベンゾイルアセテート、エチル β−フェニルグリシデート、エチル ブチレート、エチル ブチリルラクテート、エチル シンナメート、エチル シス−4−デセノエート、エチル クロトネート、エチル シクロヘキサンプロピオネート、エチル デカノエート、エチル ホーメート、エチル ゲラネート、エチル ヘプタデカノエート、エチル ヘプタノエート、エチル ヘキサノエート、エチル イソブチレート、エ
チル イソヘキサノエート、エチル イソバレレート、エチル ラクテート、エチル ラウレート、エチル レブリネート、エチル レブリネート プロピレングリコール アセタール、エチル リノレート、エチル リノレネート、エチル メトキシアセテート、エチル メチルフェニルグリシデート、エチル メチル−p−トリルグリシデート、エチル ミリステート、エチル ニコチネート、エチル ノナデカノエート、エチル ノナノエート、エチル o−アニセート、エチル オクタノエート、エチル オレート、エチル パルミテート、エチル ペンタデカノエート、エチル フェニルカービニルブチレート、エチル フェニルアセテート、エチル ピバレート、エチル p−メチル−β−フェニルグリシデート、エチル プロピオネート、エチル プロピオニルラクテート、エチル ピルベート、エチル リシノレエート、エチル サフラネート、エチル サリシレート、エチル ソルベート、エチル ステアレート、エチル チグレート、エチル トランス−2,シス−4−デカジエノエート、エチル トランス−2−デセノエート、エチル トランス−2−ヘキセノエート、エチル トランス−3−デカノエート、エチル トランス−3−エトキシクロトネート、エチル トランス−3−オクテノエート、エチル トランス−4−デセノエート、エチル トランス−4−オクテノエート、エチル ウンデカノエート、エチル バレレート、エチル バニレート、1−エチル−1−メチル−3−フェニルプロピル アセテート、2−エチルブチル アセテート、エチレン ブラシレート、エチレングリコール ジアセテート、エチレングリコール モノエチルエーテル アセテート、2−エチルヘキシル アセテート、2−エチルヘキシル ベンゾエート、2−エチルヘキシル ホーメート、2−エチルヘキシル ヘキサノエート、2−エチルヘキシル プロピオネート、エチルマルトール プロピオネート、エチルマルトール ブチレート、エチルマルトール イソブチレート、エチルバニリン イソブチレート、オイゲニル アセテート、オイゲニル ベンゾエート、オイゲニル ホーメート、オイゲニル フェニルアセテート、エバニール、ファルネシル アセテート、フェンキル アセテート、フェンキル ブチレート、ゲラニル 2−メチルブチレート、ゲラニル アセテート、ゲラニル アセトアセテート、ゲラニル ベンゾエート、ゲラニル ブチレート、ゲラニル クロトネート、ゲラニル ホーメート、ゲラニル ヘキサノエート、ゲラニル イソブチレート、ゲラニル イソバレレート、ゲラニル フェニルアセテート、ゲラニル プロピオネート、ゲラニル チグレート、ゲラニル バレレート、2−ゲラニルシクロペンタノン、グリセリル 5−ヒドロキシデカノエート、グリセリル 5−ヒドロキシドデカノエート、グアヤシル アセテート、グアヤシルフェニル アセテート、グアイル アセテート、2−ヘプテニル アセテート、ヘプチル 2−メチルブチレート、2−ヘプチル アセテート、ヘプチル アセテート、ヘプチル ブチレート、ヘプチル ブチリルラクテート、ヘプチル シンナメート、ヘプチル デカノエート、 ヘプチル ホーメート、ヘプチル ヘプタノエート、ヘプチル ヘキサノエート、ヘプチル イソブチレート、ヘプチル イソカプロエート、ヘプチル イソバレレート、ヘプチル ノナノエート、ヘプチル オクタノエート、ヘプチル プロピオネート、2,4−ヘキサジエニルアセテート、3−ヘキセニル 2−エチルブチレート、シス−3−ヘキセニル 2−フロエート、3−ヘキセニル 2−ヘキセノエート、シス−3−ヘキセニル 2−メチルブチレート、3−ヘキセニル 2−メチルブチレート、トランス−2−ヘキセニル 2−メチルブチレート、シス−3−ヘキセニル 2−メチルバレレート、3−ヘキセニル 3−ヘキセノエート、3−ヘキセニル 4−メチルペンタノエート、2−ヘキセニル アセテート、シス−2−ヘキセニル アセテート、シス−3−ヘキセニル アセテート、トランス−2−ヘキセニル アセテート、1−ヘキセニル アセテート、トランス−3−ヘキセニル アセテート、5−ヘキセニル アセテート、シス−3−ヘキセニル アセトアセテート、シス−3−ヘキセニル アニセート、シス−3−ヘキセニル ベンゾエート、トランス−3−ヘキセニル ベンゾエート、シス−3−ヘキセニル ブチレート、トランス−2−ヘキセニル ブチレート、シス−4−ヘキセニル ブチレート、シス−3−ヘキセニル シンナメート、トランス−3−ヘキセニル シンナメート、シス−3−ヘキセニル クロトネート、シス−3−ヘキセニル デカノエート、トランス−2−ヘキセニル デカノエート、シス−3−ヘキセニル ホーメート、トランス−2−ヘキセニル ホーメート、シス−3−ヘキセニル ヘプタノエート、シス−3−ヘキセニル ヘキサノエート、トランス−3−ヘキセニル ヘキサノエート、トランス−2−ヘキセニル ヘキサノエート、シス−2−ヘキセニル ヘキサノエート、トランス−2−ヘキセニル イソブチレート、シス−3−ヘキセニル イソブチレート、3−ヘキセニル イソバレレート、シス−3−ヘキセニル イソバレレート、トランス−2−ヘキセニル イソバレレート、シス−3−ヘキセニル ラクテート、トランス−2−ヘキセニル ラクテート、シス−3−ヘキセニル レブリネート、シス−3−ヘキセニル メチルカーボネート、シス−3−ヘキセニル ノナノエート、シス−3−ヘキセニル オクタノエート、トランス−2ヘキセニル オクタノエート、シス−3−ヘキセニル フェニルアセテート、トランス−2−ヘキセニル フェニルアセテート、シス−3−ヘキセニル プロピオネート、トランス−2−ヘキセニル プロピオネート、シス−3−ヘキセニル ピルベート 、シス−3−ヘキセニル サリシレート、トランス−2−ヘキセニル サリシレート、シス−3−ヘキセニル チグレート、シス−3−ヘキセニル バレレート、トランス−2−ヘキセニル バレレート、ヘキシル 2−エチルブチレート、ヘキシル 2−フロエート、ヘキシル 2−メチルブチレート、ヘキシル 2−メチルバレレート、2−ヘキシル アセテート、ヘキシル アセテート 、ヘキシル ベンゾエート、ヘキシル ブチレート、ヘキシル シンナメート、ヘキシル クロトネート、ヘキシル デカノエート、ヘキシル ホーメート、ヘキシル ヘプタノエート、ヘキシル ヘキサノエート、ヘキシル イソブチレート、ヘキシル イソカプロエート、ヘキシル イソバレレート、ヘキシル ラクテート、ヘキシル レブリネート、ヘキシル ノナノエート、ヘキシル オクタノエート、ヘキシル フェニルアセテート、ヘキシル ピバレート、ヘキシル プロピオネート、ヘキシル サリシレート、ヘキシル ソルベート、ヘキシル チグレート、ヘキシル トランス−2−ヘキセノエート、ヘキシル バレレート、ハイドラトロピル ブチレート、δ−ヒドロキシ デカノエート、2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル 2−メチルブチレート、2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル ブチレート、4−ヒドロキシベンジル アセテート、ヒドロキシシトロネリール アセテート、イソアミル アセトアセテート、イソアミル クロトネート、イソアミル 2−フロエート、イソアミル 2−メチルブチレート、イソアミル 2−メチルバレレート、イソアミル 3−メチルバレレート、イソアミル アセテート、イソアミル ベンゾエート、イソアミル ブチレート、イソアミル シンナメート、イソアミル デカノエート、イソアミル ホーメート、イソアミル ヘプタノエート、イソアミル ヘキサノエート、イソアミル イソブチレート、イソアミル イソバレレート、イソアミル ラクテート、イソアミル ラウレート、イソアミル レブリネート、イソアミル ミリステート、イソアミル ノナノエート、イソアミル オクタノエート、イソアミル パルミテート、イソアミル フェニルアセテート、イソアミル プロピオネート、イソアミル ピルベート、イソアミル サリシレート、イソアミル ソルベート、イソ アミル チグレート、イソアミル ウンデカノエート、イソアミル ウンデシレネート、イソアミル バレレート、イソボルニル アセテート、イソボルニル ブチレート 、イソボルニル ホーメート、イソボルニル イソバレレート、イソボルニル プロピオネート、イソブチル 2−メチルブチレート、イソブチル 2−メチルペンタノエート、イソブチル 2−メチルバレレート、イソブチル 4−デセノエート、イソブチル アセテート、イソブチル アセトアセテート、イソブチル アンゲレート、イソブチル ベンゾエート、イソブチル ブチレート、イソブチル シンナメート、イソブチル クロトネート、イソブチル デカノエート、イソブチル ホーメート、イソブチル ヘプタノエート、イソブチル ヘキサノエート、イソブチル イソブチレート、イソブチル イソバレレート、イソブチル ラクテート、イソブチル ラウレート、イソブチル レブリネート、イソブチル ミリステート、イソブチル ノナノエート、イソブチル オクタノエート、イソブチル パルミテート、イソブチル フェノキシアセテート、イソブチル フェニルアセテート、イソブチル ピバレート、イソブチル プロピオネート、イソブチル ピルベート、イソブチル サリシレート、イソブチル ステアレート、イソブチル チグレート、イソブチル トランス−3−ヘキセノエート、イソブチル ウンデセノエート、イソブチル バレレート、イソデシル アセテート、イソオイゲニル アセテート、イソオイゲニル ホーメート、イソオイゲニル フェニルアセテート、イソヘプチル ブチレート、イソヘキシル ベンゾエート、イソヘキシル イソヘキサノエート、3,5,5−トリメチルヘキシル アセテート、イソプロピル 2−メチルブチレート、イソプロピル アセテート、イソプロピル アセトアセテート、イソプロピル ベンゾエート、イソプロピル ブチレート、イソプロピル シンナメート、イソプロピル クロトネート、イソプロピル デカノエート、イソプロピル ホーメート、イソプロピル ヘプタノエート、イソプロピル ヘキサノエート、イソプロピル イソブチレート、イソプロピル イソバレレート、イソプロピル ラクテート、イソプロピル ラウレート、イソプロピル レブリネート、イソプロピル ミリステート、イソプロピル ノナノエート、イソプロピル オクタノエート、イソプロピル パルミテート、イソプロピル フェニルアセテート、イソプロピル プロピオネート、イソプロピル ソルベート、イソプロピル チグレート、イソプロピル バレレート、4−イソプロピルシクロヘキシル アセテート、イソプレギル アセテート、2−ケト−3,3−ジブタノイルオキシブタン、ラウリル アセテート、ラバンジュリル アセテート、リモネン−9−イル アセテート、リナロール オキサイド(5) アセテート、リナリル アセテート、リナリル アセテート エポキサイド、リナリル ベンゾエート、リナリル ブチレート、リナリル シンナメート、リナリル ホーメート、リナリル ヘキサノエート、リナリル イソブチレート、リナリル イソバレレート、リナリル オクタノエート、リナリル フェニルアセテート、リナリル プロピオネート、マルトール ブチレート、マルトール イソブチレート、マルトール プロピオネート、p−メンタン−8−イル アセテート、l−メンチル 2−メチルブチレート、メンチル 3−ヒドロキシブチレート、dl−メンチル アセテート、l−メンチル アセテート、メンチル アセテート、l−メンチル ブチレート、l−メンチル クロトネート、l−メンチル エトキシアセテート、メンチル ホーメート、メンチル ヘキサノエート、l−メンチル イソブチレート、メンチル イソバレレート、l−メンチル ラクテート、l−メンチル フェニルアセテート、l−メンチル プロピオネート、メンチル サリシレート、l−メンチル チグレート、メンチル バレレート、2−メトキシエチル アセトアセテート、
メチル 10−ウンデセネート、メチル 2,4−デカジエノエート、メチル 2−デセノエート、メチル 2−エチルブチレート、メチル 2−フロエート、メチル 2−ヘキセノエート、メチル 2−ヒドロキシ−4−メチルペンタノエート、メチル 2−メソキシベンゾエート、メチル 2−メチルブチレート、メチル 2−メチルバレレート、メチル 2−オクテノエート、メチル ピルベート、メチル 3−アセトキシ−2−メチルブチレート、メチル 3−アセトキシブチレート、メチル 3−アセトキシヘキサノエート、メチル 3−アセトキシオクタノエート、メチル 3−ヘキセノエート、メチル 3−ヒドロキシブチレート、メチル 3−ヒドロキシヘキサノエート、メチル 3−メチル−3−フェニルグリシデート、メチル 3−ノネノエート、メチル 3−オクテノエート、メチル 3−オキソヘキサノエート、メチル 3−フェニルプロピオネート、メチル 4−デセノエート、メチル 4−ヒドロキシベンゾエート、メチル 4−メチルバレレート、メチル 5−アセトキシデカノエート、メチル 5−アセトキシドデカノエート、メチル 5−アセトキシヘキサノエート、メチル 5−ホルミルオキシドデカノエート、メチル 5−ヒドロキシデカノエート、メチル 5−オキソドデカノエート、メチル アセテート、メチル アセトアセテート、メチル アクリレート、メチル アニセート、メチル ベンゾエート、メチル β−4−トリルグリシデート、メチル β−フェニルグリシデート、メチル ブチレート、メチル シス−4−オクテノエート、メチル シトロネレート、メチル クロトネート、メチル シクロヘキサンカルボキシレート、メチル デカノエート、メチル δ−アセトキシオクタノエート、メチル ジヒドロジャスモネート、メチル ホーメート、メチル ゲラネート、メチル グリコレート、メチル ヘプタノエート、メチル ヘキサノエート、メチル イソブチレート、メチル イソヘキシル カービニル アセテート、メチル イソバレレート、メチル ジャスモネート、メチル ラクテート、メチル ラウレート、メチル レブリネート、メチル リノレート オキサイド、メチル リノレート、メチル リノレネート、メチル メタクリルレート、メチル メチル−p−トリルグリシデート、メチル ミリステート、メチル ノナノエート、メチル ノニレネート、メチル オクタノエート、 メチル オクチンカーボネート、メチル オレエート、メチル パルミテート、メチル ペンタデカノエート、メチル フェニルアセテート、メチル ピバレート、メチル p−メチルベンゾエート、メチル プロピオネート、メチル p−tert−ブチルフェニルアセテート、メチル サリシレート、メチル ソルベート、メチル ステアレート、メチル チグレート、メチル トランス−2−オクテノエート、メチル トリデカノエート、メチル ウンデカノエート、メチル 9−ウンデセノエート、メチル バレレート、メチル バニレート、2−メチル−2−ブテニル アセテート、3−メチル−2−ブチル ブチレート、3−メチル−3−ブテニル アセテート、3−メチル−3−ブテニル ブチレート、5−メチル−3−ブチルテトラヒドロピラン−4−イル アセテート、2−メチルアリル 2−メチルバレレート、2−メチルアリル ブチレート、2−メチルアリル ヘキサノエート、2−メチルアリル イソブチレート、2−メチルアリル プロピオネート、o−メチルベンジル アセテート 、4−メチルベンジル アセテート、4−メチルベンジル ブチレート、2−メチルブチル 2−メチルブチレート、2−メチルブチル アセテート、2−メチルブチル ベンゾエート、2−メチルブチル ブチレート、2−メチルブチル シンナメート、2−メチルブチル ホーメート、2−メチルブチル ヘプタノエート、2−メチルブチル ヘキサノエート、2−メチルブチル イソブチレート、2−メチルブチル イソバレレート、2−メチルブチル ラクテート、2−メチルブチル フェニルアセテート、2−メチルブチル プロピオネート、2−メチルブチル サリシレート、2−メチルブチル バレレート、3−メチルシクロヘキシル アセテート、メチル ヘプチンカーボネート、5−メチルヘキシル アセテート、2−メチルペンチル 2−メチルペンタノエート、2−メチルペンチル ブチレート、4−メチルペンチル イソバレレート、モノメンタ−3−イル サクシネート、ミルセニル アセテート、ミルセニル プロピオネート、ミルテニル アセテート、ミルテニル ホーメート、ネオジヒドロカルビル アセテート、ネオメンチル アセテート、ネロリジル アセテート、ネロリジル イソブチレート、ネリル アセテート、ネリル ブチレート、ネリル クロトネート、ネリル ホーメート、ネリル イソブチレート、ネリル イソバレレ−ト、ネリル フェニルアセテート、ネリル プロピオネート、ネリル チグレート、トランス−2,シス−6−ノナジエニル アセテート、1,3−ノナンジオール アセテート、6−ノネニル アセテート 、6−ノネニル ブチレート、6−ノネニル イソバレレート、6−ノネニル プロピオネート、ノニル アセテート、ノニル ブチレート、ノニル ホーメート、ノニル ヘキサノエート、ノニル イソブチレート、ノニル イソバレレート、ノニル オクタノエート、ノニル ピバレート、ノニル プロピオネート、ノピル アセテート、オクタデシル アセテート、トランス−3,トランス−5−オクタジエニル アセテート、1−オクテン−3−イル アセテート、1−オクテン−3−イル ブチレート、1−オクテン−3−イル イソブチレート、トランス−2−オクテニル ブチレート、オクチル 2−フロエート、オクチル 2−メチルブチレート、3−オクチル 2−メチルブチレート、2−オクチル アセテート、3−オクチル アセテート、オクチル アセテート、オクチル アセトアセテート、オクチル ブチレート、3−オクチル ブチレート、オクチル クロトネート、オクチル デカノエート、オクチル ホーメート、3−オクチル ホーメート、オクチル ヘプタノエート、オクチル ヘキサノエート、オクチル イソブチレート、オクチル イソバレレート、オクチル ノナノエート 、オクチル オクタノエート、オクチル フェニルアセテート、オクチル ピバレート、オクチル プロピオネート、オレイル アセテート、3−オキソブタン−2−イル ブチレート、2−オキソプロピル アセテート、2−ペンチル アセテート、2−ペンチル ブチレート、ペリリルアセテート、フェネチル 2−エチルヘキサノエート、フェネチル 2−フロエート、フェネチル 2−メチルブチレート、フェネチル アセテート、フェネチル ベンゾエート、フェネチル ブチレート、フェネチル シンナメート、フェネチル クロトネート、フェネチル デカノエート、フェネチル ヘプタノエート、フェネチル ヘキサノエート、フェネチル イソブチレート、フェネチル イソバレレート、フェネチル アセテート、フェネチル ノナノエート、フェネチル オクタノエート、フェネチル フェニルアセテート、フェネチル ピバレート、フェネチル プロピオネート、フェネチル サリシレート、フェネチル セネシオネート、フェネチル チグレート、フェネチル バレレート、2−フェノキシエチル アセテート、2−フェノキシエチル ブチレート、2−フェノキシエチル イソブチレート、2−フェノキシエチル プロピオネート、フェニル アセテート、フェニル ブチレート、フェニル イソブチレート、フェニル プロピオネート、フェニル サリシレート、2−フェニルフェニル アセテート、3−フェニルプロピル アセテート、3−フェニルプロピル ベンゾエート、3−フェニルプロピル ブチレート、3−フェニルプロピル シンナメート、フェニルプロピル デカノエート、3−フェニルプロピル ホーメート、3−フェニルプロピル ヘキサノエート、2−フェニルプロピル イソブチレート、3−フェニルプロピル イソブチレート、3−フェニルプロピル イソバレレート、3−フェニルプロピル プロピオネート、3−フェニルプロピル サリシレート、3−フェニルプロピル バレレート、フィチル アセテート、2(10)−ピネン−3−イル イソブチレート、ピペロニル アセテート、ピペロニル イソブチレート、プレニル アセテート、プレニル ベンゾエート、プロピル 2−(2−シクロペンテニル)−4−ペンテノエート、プロピル 2,4−デカジエノエート、プロピル 2−シクロペンテニルアセテート、プロピル 2−フロエート、プロピル 2−メチルブチレート、プロピル アセテート、プロピル アセトアセテート、プロピル ベンゾエート、プロピル ブチレート、プロピル シンナメート、プロピル クロトネート、プロピル シクロヘキサンプロピオネート、プロピル デカノエート、プロピル ドデカノエート、プロピル ホーメート、プロピル ヘキサデカノエート、プロピル ヘキサノエート、プロピル イソブチレート、プロピル イソヘキサノエート、プロピル イソバレレート、プロピル ラクテート、プロピル レブリネート、プロピル ノナノエート、プロピル オクタノエート、プロピル フェニルアセテート、プロピル p−ヒドロキシベンゾエート、プロピル ピバレート、プロピル プロピオネート、プロピル ピルベート、プロピル ソルベート、プロピル チグレート、プロピル バレレート、プロピレングリコール ジアセテート、プロピレングリコール ジブチレート、プロピレングリコール ジヘキサノエート、プロピレングリコール ジオクタノエート、プロピレングリコール ジプロピオネート、プロピレングリコール ラクテート、プロピレングリコール モノ−2−メチルブチレート、プロピレングリコール モノブチレート、プロピレングリコール モノヘキサノエート、プロピレングリコール モノプロピオネート、ロジニル アセテート、ロジニル ブチレート、ロジニル ホーメート、ロジニル イソブチレート、ロジニル イソバレレート、ロジニル フェニルアセテート、ロジニル プロピオネート、サビネン ハイドレート アセテート、サンタリル アセテート、サンタリル フェニルアセテート、スチラリル アセテート、スチラリル ブチレート、スチラリル ホーメート、スチラリル ヘキサノエート、スチラリル イソブチレート、スチラリル イソバレレート、スチラリル プロピオネート、スルフリル アセテート、スルフリル ブチレート、スルフリル デカノエート、スルフリル ホーメート、スルフリル ヘプタノエート、スルフリル ヘキサノエート、スルフリル イソブチレート、スルフリル イソバレレート、スルフリル オクタノエート、スルフリル プロピオネート、α−ターピニル アセテート、ターピニル アセテート、ターピニル ブチレート、ターピニル シンナメート、α−ターピニル ホーメート、4−ターピニル ホーメート、ターピニル イソブチレート、ターピニル イソバレレート、ターピニル プロピオネート、tert−アミル アセテート、tert−ブチル プロピオネート、4−tert−ブチルシクロヘキシル アセテート、テトラデシル ブチレート、テトロヒドロクミニル アセテート、テロラヒドロゲラニル アセテート、テトラヒドロゲラニル ホーメート、p−トリル アセテート、p−トリル イソバレレート、p−トリル オクタノエート、トリブチル シトレート、トリシクロデセニル アセテート、トリシクロデセニル プロピオネート、トリエチルシトレート、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル アセテート、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル ブチレート、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル レブリネート、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル プロピオネート、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル サリシレート、3,3,5−トリメチルヘキシル アセテート、3,3,5−トリメチルヘキシル ホーメート、3,3,5−トリメチルヘキシル イソバレレート、3,3,5−トリメチルヘキシル
プロピオネート、10−ウンデセニル アセテート、10−ウンデセニル ブチレート、ウンデシル アセテート、ウンデシル ブチレート、バニリン イソブチレート、ベルベニル アセテート、ベチベリル アセテート、イソプロピリデングリセリル−5−ヒドロキシデカノエート、トランス−1(7),8−p−メンタジエン−2−イル アセテート、1,6−エポキシカルビル アセテート、1,5−ジメチル−1−ビニルヘプト−4−エニル アセテート、1,8−p−メンタジエン−4−イル アセテート、1−ベンジル−2−メチルプロピル アセテート、1−エチル−1−メチルフェネチル アセテート、1−ヘキセン−3−イル アセテート、1−ヘキセン−3−イル ブチレート、1−ヘキセン−3−イル ヘキサノエート、1−ヘキセン−3−イル イソブチレート、1−ヘキセン−3−イル プロピオネート、2,4−ヘキサジエニル ブチレート、2,4−ヘキサジエニルイソブチレート、2−エチルブチル 2−シクロペンテニルアセテート、2−エチルヘキシル サリシレート、2−ヒドロキシプロピル フェニルアセテート、2−ヒドロキシプロピル バレレート、2−オキソ−3−ブタノイルオキシブタン−3−イル ブチレート、シクロテン アセテート(2−オキソ−5−メチル−5−シクロペンテニル アセテート)、2−ペンチル ベンゾエート、2−フェノキシエチル ベンゾエート、2−tert−ブチルシクロヘキシル アセテート、5−ヘキセニル ブチレート、5−ヘキセニル ヘキサノエート、5−ヘキセニル イソブチレート、5−ヘキセニル プロピオネート、5−メチルヘキシル イソブチレート、ジヒドロ ペリリル アセテート、8−オシメニル アセテート、8−p−7−メンテニル アセテート、8−p−7−メンテニル ブチレート、アリル シクロヘキシルオキシアセテート、アリル ベンゾエート、アリル p−tert−ブチルフェニルアセテート、α−カンフォレン アセテート、エチル 2−アミルアセトアセテート、β−イオニル アセテート、ブチル 2−メチルバレレート、ブチル 3−エチルヘプタノエート、ブチル 5−デセノエート、ブチル 5−オクテノエート、ブチル p−tert−ブチルフェニルアセテート、ブチルバニレート、カルビル オクタノエート、シンナミル ミリステート、シス−3−ヘキセニル 4−ペンテノエート、シス−3−ヘキセニル p−tert−ブチルフェニルアセテート、シス−4−ヘキセニル アセテート、シクロドデシル アセテート、シクロドデシル プロピオネート、シクロペンチル アセテート、デシル イソヘキサノエート、ジエチル 2,2−ジエチルマロネート、ジヒドロミルセニル アセテート、ジメチルベンジルカービニル ヘキサノエート、ジメチルベンジルカービニル バレレート、ドデシル ホーメート、エチル 2,5−ジメチル−3−オキソー4(2H)−フリルカーボネート、エチル 2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−アセテート、エチル 3−エチルヘプタノエート、エチル 3−フェニルグリシデート、エチル 4−ペンテノエート、エチル アセトアセテート ジエチル アセタール、エチル オクタジエノエート、エチル シクロヘキサン アセテート、エチル 3−(2−フリル)アクリレート、エチル イソニコチネート、エチル メタクリレート、エチル p−tert−ブチルフェニルアセテート、ゲラニル メチル カルビニル アセテート、ヘキサデシル ラクテート、イソブチル トランス−2−ヘキセノエート、イソプロピル 4−ペンテノエート、イソプロピル イソヘキサノエート、イソプロピル サリシレート、l−メントール 1−(or2)−プロピレングリコール カーボネート、l−メントール エチレン グリコール カーボネート、l−メンチル バレレート、メンチル デカノエート、メンチル オクタノエート、メンチル パルミテート、メンチル ステアレート、メチル 2−エチルヘキサノエート、メチル 2−エチルオクタノエート、メチル 3−エチルヘプタノエート、メチル 3−オキソオクタノエート、メチル 4−メチルフェニルエチル グリシデート、メチル 4−ペンテノエート、メチル トランス−4−デセノエート、モノメンチル グルタレート、オクチル ベンゾエート、オクチル イソヘキサノエート、オクチル サリシレート、o−トリル イソブチレート、p−クレジル ベンゾエート、p−クレジル ヘプタノエート、ペリリル ブチレート、ペリリル イソブチレート、フェニル ベンゾエート、フェニル バレレート、プロピル 3−(2−フリル)アクリレート、プロピル 3−エチルヘプタノエート、プロピル ミリステート 、プロピル p−tert−ブチルフェニルアセテート、プロピル トランス−2−ヘキセノエート、プロピレングリコール ジイソブチレート、プロピレングリコール モノアセテート、tert−ブチル アセトアセテート、1−ハイドロ フルフリルアセテート、1−ヒドロキシ−4−t−ブチルベンゼン、カリオフィレン ブチレート、カリオフィレン イソブチレート、シクロテン アセテート、ジブチル アジペート(アジビン酸ジブチル)、ジオクチル アジペート、エレモニールアセテート、エチル エポキシシクロヘキシル アセテート、ピノカルビル イソブチレート、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0066】
ラクトン類としては、前述したラクトン類以外にも、例えば、アンブレットリド、α−アンゲリカ ラクトン、3−ブチリデンフタリド、γ−ブチロラクトン、シクロペンタデカノリド、δ−デカラクトン、γ−デカラクトン、7−デセン−1,4−ラクトン、9−デセン−5−オリド、δ−2−ドデセノラクトン、δ−7−デセノラクトン、ジヒドロアクチニジオリド、ジヒドロアンブレットリド、ジヒドロクマリン、3,3−ジメチル−2−ヒドロキシ−4−ブタノリド、δ−ドデカラクトン、γ−ドデカラクトン、γ−6−ドデセノラクトン、ε−デカラクトン、ε−ドデカラクトン、δ−ヘプタラクトン、γ−ヘプタラクトン、α−ヘプチル−γ−バレロラクトン、γ−ヘキサデカラクトン、δ−ヘキサデカノリッド、δ−ヘキサラクトン、γ−ヘキサラクトン、5−ヒドロキシ−8−ウンデセノイック アシッドδ−ラクトン、ジャスモラクトン、マッソイアラクトン、メントン ラクトン、α−メチル−γ−ブチロラクトン、β−メチル−γ−オクタラクトン、ミントラクトン、δ−ノナラクトン、γ−ノナラクトン、γ−2−ノネノラクトン、δ−オクタデカラクトン、オクタヒドロクマリン、δ−オクタラクトン、γ−オクタラクトン、6−ペンチル−α−ピロン、3−プロピリデンフタリド、スクラレオリド、δ−テトラデカラクトン、δ−トリデカラクトン、δ−ウンデカラクトン、γ−ウンデカラクトン、δ−バレロラクトン、4−ビニル−γ−バレロラクトン、ジメチル−2,4−ノナジエン−4−オリド、2−ブテン−4−オリド、3−デセン−4−オリド、3−メチル−トランス−5−デセン−4−オリド、3−ノネン−4−オリド、4,4−ジブチル−γ−ブチロラクトン、α−オキソ−β−エチル−γ−ブチロラクトン、β−アンゲリカラクトン、β−メチル−γ−ノナラクトン、シス−7−デセン−4−オリド、メチルγ−デカラクトンなどを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0067】
エーテル類としては、例えば、アセトアルデヒド 2,3−ブタンジオール アセタール、アセトアルデヒド アミル ブチル アセタール、アセトアルデヒド アミル ヘキシル アセタール、アセトアルデヒド アミル メチル アセタール、アセトアルデヒド ベンジル エチル
アセタール、アセトアルデヒド ベンジル ヘキシル アセタール、アセトアルデヒド ベンジル メトキシエチル アセタール、アセトアルデヒド ブチル エチル アセタール、アセトアルデヒド ブチル ヘキシル アセタール、アセトアルデヒド ブチル メチル アセタール、アセトアルデヒド ブチル フェネチル アセタール、アセトアルデヒド ジ(2−メチルブチル) アセタール、アセトアルデヒド ジアミル アセタール、アセトアルデヒド ジベンジル アセタール、アセトアルデヒド ジブチル アセタール、アセトアルデヒド ジ−シス−3−ヘキセニル アセタール、アセトアルデヒド ジエチル アセタール、アセトアルデヒド ジヘキシル アセタール、アセトアルデヒド ジイソアミル アセタール、アセトアルデヒド ジイソブチル アセタール、アセトアルデヒド ジイソプロピル アセタール、アセトアルデヒド ジメチル アセタール、アセトアルデヒド ジプロピル アセタール、アセトアルデヒド エチル 3−ヘキセニル アセタール、アセトアルデヒド エチル アミル アセタール、アセトアルデヒド エチル ヘキシル アセタール、アセトアルデヒド エチル イソアミル アセタール、アセトアルデヒド エチル リナリル アセタール、 アセトアルデヒド エチル フェネチル アセタール、アセトアルデヒド エチル トランス−2−ヘキセニル アセタール、アセトアルデヒド エチル バニリン アセタール、アセトアルデヒド グリセリル アセタール、アセトアルデヒド ヘキシル イソアミル アセタール、アセトアルデヒド イソアミル イソブチル アセタール、アセトアルデヒド フェネチル プロピル アセタール、アセトアルデヒド プロピレングリコール アセタール、アセトイン ジメチル アセタール、アセトイン プロピレングリコール アセタール、アセトン グリセリル アセタール、アセトン プロピレングリコール アセタール、アセトフェノン ジエチル アセタール、アセトフェノン プロピレングリコール アセタール、4−アセトキシ−3−ペンチルテトラヒドロピラン、アクロレイン ジエチル アセタール、アンブロキサン、アミル ベンジル エーテル、2−アミルシンナムアルデヒド ジエチル アセタール、α−アミルシンナムアルデヒド ジメチル アセタール、アニスアルデヒド ジエチル アセタール、アニスアルデヒド ジメチル アセタール、アニスアルデヒド ヘキシレングリコール アセタール、アニスアルデヒド プロピレングリコール アセタール、ベンズアルデヒド ジブチル アセタール、ベンズアルデヒド ジエチル アセタール、ベンズアルデヒド ジイソアミル アセタール、ベンズアルデヒド ジメチル アセタール、ベンズアルデヒド グリセリル アセタール、ベンズアルデヒド プロピレングリコール アセタール、ベンジル ブチル エーテル、ベンジル エチル エーテル、ベンジル メチル エーテル、ビス(2−フリル)メタン、ブタナール ジエチル アセタール 、2−ブチル エチル エーテル、ブチル メチル ケトン プロピレングリコール アセタール、2−sec−ブチル)−3−メトキシピラジン、2−ブチルフラン、ブチルアルデヒド ジメチル アセタール、β−カリオフィレン オキサイド、1,4−シネオール、1,8−シネオール、シンナムアルデヒド ジエチル アセタール、シンナムアルデヒド ジメチル アセタール、シンナムアルデヒド プロピレングリコール アセタール、シトラール ジエチル アセタール、シトラール ジメチル アセタール、シトラール ヘキシレングリコール アセタール、シトラール プロピレングリコール アセタール、シトロネラール ジエチル アセタール、シトロネラール ジメチル アセタール、シトロネラール エチレングリコール アセタール、シトロネラール プロピレングリコール アセタール、p−クレジル エチル エーテル、シクロヘキサン ジエチル アセタール、デカナール ジエチル アセタール、デカナール ジメチル アセタール、デカナール プロピレングリコール アセタール、ジベンジル エーテル、2,5−ジエチルテトラヒドロフラン、ジフルフリル エーテル、2,5−ジヒドロキシ−2,5−ジ(ジヒドロキシメチル)−1,4−ジオキサン、ジイソアミル エーテル、4,5−ジメチル−2−エチルオキサゾール、4,5−ジメチル−2−イソプロピルオキサゾール、4,5−ジメチル−2−プロピルオキサゾール、2,2−ジメチル−5−(1−メチルプロプ−1−エニル)テトラヒドロフラン、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール プロピレングリコール アセタール、2,5−ジメチルフラン、2,5−ジメチルテトラヒドロフラン、ドデカナール ジエチルアセタール、ドデカナール ジヘキシル アセタール、ドデカナール ジメチル アセタール、7,15−エポキシ−3−カリオフィレン、2−エトキシ−3,5 or 6−メチルピラジン、2−エトキシ−3−エチルピラジン、2−エトキシ−3−イソプロピルピラジン、エチル 2−メトキシベンジル エーテル、エチルフラン、エチル グリセリル エーテル、エチル レブリネート ジエチル アセタール、エチル メチル ケトン プロピレングリコール アセタール、2−エチル−3−メトキシピラジン、2−エチル−4−メチル−1,3−ジオキソラン、2−エチル−5−メチル−1,3−ジオキソラノン、2−エチルヘキサナール ジエチル アセタール、エチルバニリン プロピレングリコール アセタール、ホルムアルデヒド ジエチル アセタール、フルフラール ジイソアミル アセタール、フルフラール グリセリル アセタール、フルフラール プロピレングリコール アセタール、フルフリル メチルエーテル、ヘリオトロピン プロピレングリコール アセタール、ヘプタナール プロピレングリコール アセタール、ヘプタナール ジブチル アセタール、ヘプタナール ジエチルアセタール、ヘプタナール ジメチルアセタール、ヘプタナール グリセリル アセタール、2−ヘプタノン プロピレングリコール アセタール、4−ヘプテナール ジエチル アセタール、ヘプチル メチル ケトン プロピレングリコール アセタール、ヘキサナール ジアミル アセタール、ヘキサナール ジブチル アセタール、ヘキサナール ジエチル アセタール、ヘキサナール ジヘキシル アセタール、ヘキサナール ジイソアミル アセタール、ヘキサナール ジメチル アセタール、ヘキサナール エチル イソアミル アセタール、ヘキサナール グリセリル アセタール、ヘキサナール ヘキシル イソアミル アセタール、ヘキサナール プロピレングリコール アセタール、シス−3−ヘキセナール ジエチル アセタール、トランス−2−ヘキセナール ジエチルアセタール、トランス−2−ヘキセナール ジメチル アセタール、トランス−2−ヘキセナール グリセリル アセタール、トランス−2−ヘキセナール プロピレングリコール アセタール、 ヘキシル メチル エーテル、2−ヘキシル−3−メトキシピラジン、ヒドラトロプアルデヒド ジエチル アセタール、ヒドラトロプアルデヒド エチレングリコール アセタール、ヒドラトロプアルデヒド グリセリル アセタール、ハイドラトロピック アルデヒド ジメチル アセタール、ヒドラトロピル メチル エーテル、5−(5−ヒドロキシ)−デカノイロキシ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン、ヒドロキシシトロネラール ジブチル アセタール、ヒドロキシシトロネラール エチレングリコール アセタール、ヒドロキシシトロネラール プロピレングリコール アセタール、イソアミル フェネチル エーテル、イソブタナール ジエチル アセタール、イソブタナール プロピレングリコール アセタール、2−イソブチル−3−メトキシピラジン、イソブチルアルデヒド ジメチル アセタール、2−イソプロポキシ−3−メチルピラジン、イソプロピル メチル ケトン プロピレングリコール アセタール、2−イソプロピル−(3,5 or 6)−メトキシピラジン、2−イソプロピル−4,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン、イソバレルアルデヒド ジブチル アセタール、イソバレルアルデヒド ジエチル アセタール、イソバレルアルデヒド ジエチル アセタール、イソバレルアルデヒド ジプロピル アセタール、イソバレルアルデヒド グリセリル アセタール、イソバレルアルデヒド プロピレングリコール アセタール、ライム オキサイド、d−リモネン オキサイド、リナロール エチル エーテル、リナロール オキサイド、m−クレジル メチル エーテル、メントフラン、2−メトキシ−(3,5 or 6)−メチルピラジン、2−メトキシ−2−メチルプロパン、2−メトキシ−3,5−ジメチルピラジン、2−メトキシ−3−イソプロピルピラジン、2−メトキシピラジン、メチル 5−メチル−2−フリル スルフィド、メチル ジフェニル エーテル、メチル ヘプテノン プロピレングリコール アセタール、メチル フェネチル エーテル、4−メチル−2−プロピル−1,3−ジオキソラン、2−メチル−4−プロピル−1,3−オキサチアン、2−メチル−6−プロポキシピラジン、2−メチルブタナール ジエチル アセタール、2−メチルブタナール プロピレングリコール アセタール、2−メチルフラン、4−メチルフェニルアセトアルデヒド プロピレングリコール アセタール、2−メチルテトラヒドロフラン、2−メチルウンデカナール ジエチル アセタール、2−メチルウンデカナール ジメチル アセタール、ネロルオキサイド、N−フルフリルピロール、2,6−ノナジエナール ジエチル アセタール、ノナナール ジエチル アセタール、ノナナール ジメチル アセタール、ノナナール プロピレングリコール アセタール、オシメン オキサイド、オクタナール ジエチル アセタール、オクタナール ジメチル アセタール、オクタナール エチレングリコール アセタール、オクタナール プロピレングリコール アセタール、パラアルデヒド、2−ペンチルフラン、ペリラアルデヒド プロピレングリコール アセタール、フェニルアセトアルデヒド ジエチル アセタール、フェニルアセトアルデヒド ジイソブチル アセタール、フェニルアセトアルデヒド ジメチル アセタール、フェニルアセトアルデヒド グリセリル アセタール、フェニルアセトアルデヒド プロピレングリコール アセタール、3−フェニルプロパナール ジメチル アセタール、2−フェニルプロパナール プロピレングリコール アセタール、ピペロナール ジメチル アセタール、プレニル エチル エーテル、プロピオンアルデヒド ジエチル アセタール、プロピオンアルデヒド ジイソブチル アセタール、プロピオンアルデヒド プロピレングリコール アセタール、2−プロピルフラン、ローズ オキサイド、スピロ[2,4−ジチア−1−メチル−8−オキサビシクロ[3,3,0]オクタン−3,3’−(1’−オキサ−2’−メチル)シクロペンタン]、スピロ[2,4−ジチア−6−メチル−7−オキサビシクロ[3,3,0]オクタン−3,3’−(1’−オキサ−2−メチル)シクロペンタン]、ターピネオール エチル エーテル 、テトラヒドロフルフリル アルコール、テアスピラン、トルアルデヒド グリセリル アセタール、p−トルアルデヒド プロピレングリコール アセタール、トリデカナール ジエチル アセタール、トリエチル オルトホーメート、2,4,5−トリメチル−3−オキサゾリン、2,2,5−トリメチル−4−ヘキセナール ジメチル アセタール、3,3,5−トリメチルヘキサナール ジエチル アセタール、トリメチルオキサゾール、ウンデカナール ジエチル アセタール、ウンデカナール ジメチル アセタール、ウンデカナール プロピレングリコール アセタール、10−ウンデセナール ジエチル アセタール、10−ウンデセナール ジメチル アセタール、バレルアルデヒド ジブチル アセタール、バレルアルデヒド ジエチル アセタール、バレルアルデヒド
ジヘキシル アセタール、バレルアルデヒド ジメチル アセタール、バレルアルデヒド プロピレングリコール アセタール、ビティスピラン、アネトール、アニソール、アニシル エチル エーテル、ベンジルオイゲノール、カテコール ジエチル エーテル、m−ジメトキシベンゼン、p−ジメトキシベンゼン、3,4−ジメトキシスチレン、3,4−ジメトキシスチレン、2,3−ジメチルベンゾフラン、ジフェニル オキサイド、エストラゴール、1−エトキシ−2−メトキシベンゼン、エチル イソオイゲニル エーテル、エチルオイゲノール、4−ヒドロキシベンジル メチル エーテル、β−ナフチル イソブチル エーテル、イソオイゲニル アミル エーテル、ベンジル イソオイゲノール、2−メルカプトアニソール、β−ナフチル メチル エーテル、メチルイソオイゲノール、o−メチルアニソール、p−メチルアニソール、メチルオイゲノール、β−ナフチル ブチル エーテル、β−ナフチル エチル エーテル、β−ナフチル メチル エーテル、p−プロピルアニソール、チモール メチル エーテル、1,2,3−トリメトキシベンゼン、バニリル ブチル エーテル、ベラトロール、(2S,4aR,8aS)−3,4,4a,5,6,8a−ヘキサヒドロ−2,5,5,8a−テトラメチル−2H−1−ベンゾピラン、1,2−ジ((1’−エトキシ)エトキシ)プロパン、1,2−ジメトキシエタン、1−メトキシ−2−プロパノ−ル、2−(3−フェニルプロピル)テトラヒドロフラン、2,3−ジヒドロベンゾフラン、2,4,6−トリメチル−4−フェニル−1,3−ジオキサン、2,4−ジメチル−4−フェニルテトラヒドロフラン、2,4−ヘキサジエナール ジエチル アセタール、2,7−ジメチル−10−(1−メチルエチル)−1−オキサスピロ[4,5]デカ−3,6−ジエン、2−フルフリル−5−メチルフラン、2−ヘプチルフラン、2−メトキシピロール、2−2−メトキシピリジン、2−メチルベンゾフラン、3−(5−メチルフラン−2−イル)ブタナール プロピレングリコール アセタール、3−l−メントキシ−2−メチルプロパン−1,2−ジオール、4−エチル−2,5−ジメチルオキサゾール、4−メトキシピリジン、4−トルアルデヒド ジエチル アセタール、6−メトキシキノリン、アセトフェノン ネオペンチルグリコール アセタール、シトラール グリセリル アセタール、クロトンアルデヒド ジエチル アセタール、シクラメンアルデヒド ジエチル アセタール 、シクラメンアルデヒド プロピレングリコール アセタール、シクロイオノン、ドデカナール プロピレングリコール アセタール、フラン、ヘキサナール 1,3−オクタンジオール アセタール、ヘキサナール 2,3−ブタンジオール、ヘキサナール ジイソブチル アセタール、ヘキサナール エチル ヘキシル アセタール、ヘキサナール ヘキシル ブチル アセタール、ヘキサナール イソアミル ブチル アセタール、イソブチル メチル ケトン プロピレングリコール アセタール、メントン−1,2−グリセロール ケタール、ミルセニル メチル エーテル、フェニルアセトアルデヒド エチレングリコール アセタール、フェニルアセトアルデヒド ヘキシレングリコール アセタール、ピペロナール ジエチル アセタール、トランス−2−ヘキセナール ジブチル アセタール、イソバレルアルデヒド ジヘキシルアセタール、ナフト[2.1.b]フラン−ドデカヒドロ−3a,6,6,8a−テトラメチル、ベラトリック アシッド、α−ピネン オキサイド、β−ピネン オキサイド、4−メトキシスチレン、4−tert−ブチル−1−メトキシ−3−メチルベンゼン、カルバクリル メチル エーテル、エチル フェニル エーテル、バニリルアルコールメチルエーテル、バニリンエチルエーテル、バニリンメチルエーテル、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0068】
含窒素化合物類としては、前述した含窒素化合物類以外にも、例えば、2−ホルミル−5−メチルピロール、N−メチル−2−ピロールカルボキシアルデヒド、N−フェネチル−2−ホルミルピロール、ピペロナール(3,4−メチレンジオキシベンズアルデヒド)、2−ピロールカルボキシアルデヒド、2−アセチル−1−メチルピロール、2−アセチル−1−ピロリン、2−アセチル−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン、2−アセチル−3,5(3,6)−ジメチルピラジン、2−アセチル−3,5−ジメチルピラジン、2−アセチル−3−エチルピラジン、2−アセチル−3−メチルピラジン、アセチルピラジン、2−アセチルピリジン、3−アセチルピリジン、4−アセチルピリジン、2−アセチルピロール、3−アセチルピロール、2−プロピオニルピロール、インドール、2−メチルインドール、スカトール、2−アセチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリジン、2−アセチル−4−イソプロペニル ピリジン、4−アセチル−2−イソプロペニルピリジン、2,5−ジメチル−4−(1−ピロリジニル)−3(2H)フラノン、アリル アンスラニレート、ブチル アンスラニレート、アミル アンスラニレート、シンナミル アンスラニレート、シクロヘキシル アンスラニレート、ジメチルアンスラニレート、エチル アンスラニレート、ゲラニル アンスラニレート、ヒドロキシシトロネラール メチル アンスラニレート、メチル N−ブチルアンスラニレート、イソアミル アンスラニレート、イソブチル アンスラニレート、イソブチル N−メチルアンスラニレート、イソプロピル メチルアンスラニレート、リナリル アンスラニレート、メチル アンスラニレート、メチル N,N−ジメチルアンスラニレート、メチル N−アセチルアンスラニレート、メチル エチルアンスラニレート、メチル N−ホルミルアンスラニレート、メチル ニコチネート、メチル N−フェニルアセチルアンスラニレート、メチル プロピオニルアンスラニレート、フェネチル アンスラニレート、シス−3−ヘキセニル アンスラニレート、ベンジル アンスラニレート、エチル N−アセチルアンスラニレート、イソプロピル N−メチルアンスラニレート、フェネチル N−メチルアンスラニレート、フェニルエチル アンスラニレート、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0069】
含硫化合物類としては、前述した含硫化合物類以外にも、例えば、3−メルカプトヘキサノール、3−メチルチオヘキサナール、1−(2−チエニル)−1,2−プロパンジオン、4−メチル−2−メチルチオメチル−2−ヘキセナール、3−メチルチオヘキサン−1−オール、5−メチル−2−チオフェンカルボキシアルデヒド、3−チオフェンアルデヒド、5−アセチル−2,4−ジメチルチアゾール、2−アセチル−2−チアゾリン、2−アセチル−4−メチルチアゾール、2−アセチル−5−メチルチオフェン、2−アセチルチアゾール、8−アセチルチオ−p−メンタン−3−オン、4,5−ジヒドロ−3(2H)−チオフェノン、4−フルフリルチオ−4−メチル−2−ペンタノン、3−メルカプト−2−ブタノン、3−メルカプト−2−ペンタノン、メチル−3(4)−メチルチエニルケトン、2−メチルテトラヒドロ−3−チオフェノン、2−メチルテトラヒドロフラン−3−オン、1−(3−(メチルチオ)ブチリル)−2,6,6−トリメチルシクロヘキセン、4−メチルチオ−4−メチル−2−ペンタノン、4−(メチルチオ)ブタン−2−オン、9−メチルチオメガスティグマ−3,5−ジエン−7−オン、8−(メチルチオ)−p−メンタン−3−オン、2−プロピオニルチオフェン、チアゾリジン−2,4−ジオン、チオメントン、2−エチルチオフェノール、4−(メチルチオ)フェノール、チオグアヤコール、2−メルカプトプロピオニックアシッド、3−メルカプトプロピオニックアシッド、4−メチルチオブチリック アシッド、3−メチルチオプロピオニックアシッド、チオアセチックアシッド、チオグリコリックアシッド、チオリンゴ酸、チオプロピオニックアシッド、アリル チオプロピオネート、ブチル β−メチルチオプロピオネート、エチル 2−メルカプトアセテート、エチル 2−メルカプトプロピオネート、エチル 2−メチルチオプロピオネート、エチル β−メチルチオアクリレート、2−エチルヘキシル 3−メルカプトプロピオネート、フルフリル チオアセテート、フルフリル チオプロピオネート、フルフリル チオプロピオネート、アリル イソチオシアネート、アミル イソチオシアネート、ベンジル イソチオシアネート、3−ブテニル イソチオシアネート、ブチル イソチオシアネート、sec−ブチル イソチオシアンート、5−ヘキセニル イソチオシアネート、ヘキシル イソチオシアネート、イソアミル イソチオシアネート、イソブチル イソチオシアネート、イソプロピル イソチオシアネート、6−メチルチオヘキシル イソチオシアネート、3−メチルチオプロピル イソチオシアネート、4−ペンテニル イソチオシアネート、フェネチル イソチオシアネート、4−メチルチオブチル イソチオシアネート、5−メチルチオペンチル イソチオシアネート、エチル イソチオシアネート、メチル イソチオシアネート、3−アセチル−2,5−ジメチルチオフェン、2−アセチルチオフェン、アリル メチル ジスルフィイド、アリル メチル スルフィド、アリル メチル トリスルフィド、アリル プロピル ジスルフィイド、アリル プロピル スルフィド、アリル プロピル トリスルフィド、ベンゾチアゾール、ベンジル メチル ジスルフィド、ベンジル メチル スルフィド、ビス−(2−メチル−3−フリル) ジスルフィド、3,5−ビス(2−メチルテトラヒドロフリル−3)−スピロ−1,2,4−トリチアラン、ブチル プロピル ジスルフィド、2−ブチル−4,5−ジメチルチアゾール、2−(sec−ブチル)チアゾール、2−ブチルチオフェン、ブチルアルデヒド ジベンジル メルカプタール、ジアリル ジスルフィド、ジアリル ポリスルフィド、ジアリル スルフィド、ジベンジル ジスルフィド、ジブチル サルフィド、ジシクロヘキシル ジスルフィド、ジエチル ジスルフィド、ジエチル スルフィド、ジフルフリル ジスルフィド、ジフルフリル スルフィド、ジイソアミル
ジスルフィド、ジイソプロピル ジスルフィド、ジイソプロピル スルフィド、ジメチル スルフィド、ジメチル スルフォキシド、ジメチル テトラスルフィド、ジメチル トリスルフィド、3,5−ジメチル−1,2,4−トリチオラン、2,5−ジメチル−2,5−エポキシ−1,4−ジチアン、4,5−ジメチル−2−エチルチアゾール、4,5−ジメチル−2−イソブチル−3−チアゾリン、4,5−ジメチル−2−プロピルチアゾール、2,4−ジメチルチアゾール、2,5−ジメチルチアゾール、4,5−ジメチルチアゾール、2,5−ジメチルチオフェン、3,4−ジメチルチオフェン、ジノニル スルフィド、ジ−o−トリル ジスルフィド、ジプロピル ポリスルフィド、ジプロピル スルフィド、ジプロピル トリスルフィド、ジ−tert−アミル ジスルフィド、ジチエニル ジスルフィド、2−エトキシチアゾール、エチル 2−ヒドロキシエチル スルフィド、2−エチル−4−メチルチアゾール、エチル プロペニル スルフィド、5−エチル−4−メチルチアゾール、4−エチル−5−メチルチアゾール、2−エチルチアゾール、2−エチルチオフェン、ホルムアルデヒド ジメチル メルカプタール、フルフリル
イソプロピル スルフィド、フルフリル メチル スルフィド、2−ヘキシルチオフェン、2−イソブチル−4,5−ジメチルチアゾール、2−イソブチル−4−メチルチアゾール、2−イソブチル−5−メチルチアゾール、2−イソブチルチアゾール、2−イソプロピル−4−メチルチアゾール、レンチオニン、メチオナール、メチオノール、メチル 1−プロペニル スルフィド、メチル 2−メチル−3−フリル ジスルフィド、メチル 2−オキソプロピル ジスルフィド、メチル 5−メチルフルフリル ジスルフィド、メチル ブチル スルフィド、ジメチル ジスルフィド、メチル エチル ジスルフィド、メチル エチル スルフィド、メチル フルフリル ジスルフィド、メチル オクチル スルフィド、メチル o−トリル ジスルフィド、メチル フェニル ジスルフィド、メチル プロピル ジスルフィド、メチル プロピル スルフィド、メチル プロピル トリスルフィド、2−メチル−2−チアゾリン、2−メチル−3(5,6)−フルフリルチオピラジン、2−メチル−3(5,6)−メチルチオピラジン、2−メチル−3−フリル 2−メチル−3−テトラヒドロフリル ジスルフィド、2−メチル−5,7−ジヒドロチエノ[3,4−d]ピリミジン、4−メチル−5−ビニルチアゾール、2−メチルチアゾール、4−メチルチアゾール、5−メチルチアゾール、2−メチルチアゾリジン、2−メチルチオ−3−エチルピラジン、3−メチルチオブタナール、4−メチルチオブタノール、2−メチルチオエタノール、2−メチルチオフェン、3−メチルチオフェン、3−メチルチオプロピルアミン、メチルチオピラジン、2−ペンチルチオフェン、フェニル ジスルフィド、プロペニル プロピル ジスルフィド、プロペニル プロピル スルフィド 、プロピル ジスルフィド、2−プロピルチアゾール、2−プロピルチアゾリジン、テトラヒドロチオフェン、チアゾール、2−チエニル メルカプタン、チオアニソール、チオフェン、2−チオフェンカルボキシアルデヒド、2,4,6−トリヒドロ−2,4,6−トリメチル−1,3,5−ジチアジン、4,7,7−トリメチル−6−チアビシクロ[3.2.1]オクタン、トリメチルチアゾール、トリチオアセトン、2,3,5−トリチオヘキサン、1,2,4−トリチオラン、2−(2−ブチル)−4,5−ジメチル−3−チアゾリン、2−(フルフリルチオ)−3−メチルピラジン、2−(メチルチオ)ベンゾチアゾール、2,4,6−トリエチルジヒドロ−1,3,5−ジチアジン、チアルジン、2,8−エピ−チオ−p−メンタン 、2−イソプロピル−3−(メチルチオ)ピラジン、2−メチル−1,3−ジチオラン、2−(メチルチオ)アセトアルデヒド、2−メチルチオラン、2−メチルチオチアゾール、2−ペンチル−4−メチルチアゾール、2−ペンチルチアゾール、2−プロピル−4−メチルチアゾール、3,4,5,6−テトラヒドロ−2,4,6−トリメチル−(2H)−1,3,5−チアジアジン、3,5−ジエチル−1,2,4−トリチオラン、3−メチル−1,2,4−トリチアン、3−テノイック アシッド、4,5−ジメチル−2−エチル−3−チアゾリン、ベンゾチオフェン、ビス(2−メチルブチル) ジスルフィド、ジアリル トリスルフィド、ジ゛ブチル ジスルフィド、ジヒドロ−2−メチルチアゾール、ジイソブチル ジスルフィド、ジペンチル ジスルフィド、ジ−sec−ブチル ジスルフィド、イソブチル メチル ジスルフィド、ミント スルフィド、2,8−エピチオ−p−メンタン(ゼストリル)、アリル メルカプタン、ベンゼンチオール、ベンジル メルカプタン、2,3−ブタン ジチオール、1−ブタンチオール、2−ブタンチオール、シクロヘキシル メルカプタン、シクロペンタンチオール、1,2−ジメルカプトエタン、2,3−ジメルカプトプロパノール、2,5−ジメチル−3−フランチオール、3,3−ジメチルブタンチオール、ドデシル メルカプタン、エタンチオール、フルフリル メルカプタン、ヘプチル メルカプタン、ヘキサデカンチオール、1,6−ヘキサンジチオール、イソアミル メルカプタン、イソプロピル メルカプタン、3−((メルカプト−1−メチルプロピル)チオ)2−ブタノール、3−メルカプト−2−ブタノール、4−メルカプト−4−メチル−2−ペンタノン、2−メルカプトエタノール、2−メルカプトメチルピラジン、メルカプトピナン、4−メトキシ−2−メチルブタン−2−チオール、メチル メルカプタン、2−メチル−3−フランチオール、2−メチル−3−テトラヒドロフランチオール、2−メチル−4,5−ジヒドロ−3−フランチオール、p−メチルベンジル メルカプタン、3−メチル−2−ブタンチオール、2−メチルブタンチオール、2−メチルプロパン−2−チオール、2−ナフタレンチオール、1,9−ノナンジチオール、1,8−オクタンジチオール、オクチル メルカプタン、2,4,4,6,6−ペンタメチル−2−ヘプタンチオール、ペンタン−2−チオール、ペンタン−1−チオール、2−フェニルエタン−1−チオール、1−p−メンテン−8−チオール、1,2−プロパンジチオール、プロピル メルカプタン、ピラジンエタンチオール、2−メルカプトメチルピリジン、ターピニル メルカプタン、2−テニル メルカプタン、1−(2−チエニル)エチル メルカプタン、チオゲラニオール、チオリナロール、o−トルエンチオール、1,4−ブタンジ゛チオール、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メチル−3−(2−メチル−2(4),5−ジヒドロ−3−フラニルチオ)−3−テトラヒドロフランチオール、2−メチル−4,5−ジヒドロフラン−3−チオール、2−チアゾリン−2−チオール、3−メルカプト−1−ヘキサノール、メルカプトメチルブタノール、3−メルカプト−2−メチルペンタノール、3−メルカプト−3−メチルブタノール、4−エトキシ−2−メチル−2−ブタンチオール、エタンジチオール、ヘキサンチオール、イソブチルチオール、メルカプトアセトアルデヒド ジエチル アセタール、プレニルメルカプタン、1,1−ジメチルヘプタンチオール、ジメチルチオフェノール、S−1−メトキシ−3−ヘプタンチオール、2,5−ジヒドロキシ−2,5−ジメチル−1,4−ジチアン、α−メチル−β−ヒドロキシプロピル−α−メチル−β−メルカプトプロピルスルフィド、5−(メチルチオ)−2−[(メチルチオ)メチル]−2−ペンテナール、3−メチル−2−チオフェンカルボキシアルデヒド、3−プロピルチオ−4−ヘプタノン、2−プロピオニルチアゾ−ル、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルチオフェン−3−オン、p−メンタ−8−チオール−3−オン、3−メルカプトイソブチリック アシッド、スルフロール、テニルアルコール、エチル 3−メルカプトプロピオネート、3−メルカプト−3−メチルブチル ホーメート、3−メルカプトヘキシル アセテート、メタンチオール アセテート、メチオニル フェニルアセテート、メチオニル チオグリコレート、メチル 3−メルカプト−2−メチルプロピオネート、テトラヒドロフルフリル 2−メルカプトプロピオネート、3−メルカプトヘキシル ブチレート、3−メルカプトヘキシル ヘキサノエート、ブチル 2−メルカプトプロピオネート、エチル 2−メルカプトプロピオネート、メチル 2−メルカプトプロピオネート、プロピル 2−メルカプトプロピオネート、メチルβ−フルフリルα−メルカプトプロピオネート、5−メチル−2−メチルチオメチル−2−ヘキセナール、4−メチル−2−メチルチオメチル−2−ペンテナール、2−(メチルチオメチル)−2−ブテナール、1−(2−フルフリルチオ)プロパノン、2−ブチル3−メチルブタンチオエート、ジイソアミル チオマレエート、2−メチルジチオプロピオネート、エチル 2−メチルチオアセテート、エチル 3−メチルチオプロピオネート、エチル 3−フルフリルチオプロピオネート、エチル チオアセテート、イソブチル 3−(メチルチオ)ブチレート、イソペンチル (3−メチルチオ)プロピオネート、メチル 2−アセトキシチオプロピオネート、 メチル メチルチオアセテート、メチル 2−(メチルチオ)ブチレート、 メチル 2−(プロピオニル)プロパンチオエート、メチル 2−チオフロエート、メチル 3−(フルフリルチオ)プロピオネート、メチル 3−メチルチオプロピオネート、メチル 4−メチルチオブチレート、メチル チオブチレート、メチル メタンチオスルフォネート、メチル チオグリコレート、メチル チオヘキサノエート、メチル チオイソブチレート、メチル チオイソバレレート、2−(メチルチオ)エチル アセテート、3−メチルチオヘキシル アセテート、3−メチルチオプロピル アセテート、3−メチルチオプロピル ブチレート、プロピル チオアセテート、S−(o−トリル) チオアセテート、S−メチル ベンゾチオエート、アリル 3−(メチルチオ)プロピオネート、ブチル 2−(アセチルチオ)プロピオネート、ブチル 2−(ブタノイルチオ)プロピオネート、ブチル 2−(イソブタノイルチオ)プロピオネート、ブチル 2−(プロパノイルチオ)プロピオネート、エチル 2−(アセチルチオ)プロパノエート、エチル 2−(ブタノイルチオ)プロピオネート、エチル 2−(ヘキサノイルチオ)プロピオネート、エチル 2−(イソブタノイルチオ)プロピオネート、エチル 2−(プロパノイルチオ)プロピオネート、メチル 2−(アセチルチオ)プロピオネート、メチル 2−(ブタノイルチオ)プロピオネート、メチル 2−(ヘキサノイルチオ)プロピオネート、メチル 2−(イソブタノイルチオ)プロピオネート、メチル 2−(プロパノイルチオ)プロピオネート、プロピル 2−(アセチルチオ)プロピオネート、2−(ブタノイルチオ)プロピオネート 、プロピル 2−(イソブタノイルチオ)プロピオネート、プロピル 2−(プロパノイルチオ)プロピオネート、S−(2,5−ジメチルー3−フリル) 2−チオフロエート、S−エチル ブタンチオエート、S−エチル ペンタンチオエート、S−エチル プロパンチオエート、メチル 2−(フルフリルチオ)アセテート、S−メチル 2−メチルブタンチオエート、S−メチル 2−メチルブチルチオエート、S−メチル シンナムチオエート、S−メチル デカンチオエート、S−メチル ヘキサンチオエート、S−メチル オクタンチオエート、S−メチル ペンタンチオエート、S−メチル プロパンチオエート、S−スルフリル プロパンチオエート、d(−)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−γ−ブチロラクトン、γ−チオブチロラクトン、アセトアルデヒド ジフルフリル チオアセタール、メチオナール ジエチル アセタール、メチオナール グリセリル アセタール、メチオナール プロピレングリコール アセタール、2−メチル−3−メチルチオフラン、などを所望により本発明の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0070】
さらに、上記香料の他に、「日本における食品香料化合物の使用実態調査」(平成15年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成16年度3月発行)、「合成化学 化学と商品知識」(1996年3月6日発行 印藤元一著 化学工業日報社)、「Perfume and Flavor Chemicals(Aroma Chemicals)1,2」STEFFEN ARCTENDER(1969)などに記載の香料を本発明の、コーヒー含有飲食品の香気・香味改善剤として使用することができる。
【0071】
この他に公知の合成香料素材、例えば、特開昭50−36667号、特開平8−48648号特公昭54−39463号、特公昭57−22538号、特公昭59−41702号、米国特許1287048号、米国特許3655397号、米国特許3917871号、米国特許3924015号、米国特許3949100号、米国特許3947603号、米国特許3950566号、米国特許4198393号、英国特許4002793号、英国特許1156439号、英国特許1156476号、英国特許1156486号、英国特許1179669号、英国特許1345220号、英国特許1418110号、オランダ国特許7609759号などに記載のアルコール、アルデヒド、ケトン、フェノール等の含酸素化合物;特開昭47−27950号、特開昭48−1189号、特開昭48−1509号、特開昭48−8513号、特開平10−67767号、特公昭47−27950号、特公昭53−33667号、米国特許3540889号、米国特許3922366号、米国特許3976802号、米国特許4000328号、英国特許1156473号、英国特許1156474号、英国特許1156475号、英国特許1156481号、英国特許1156485号、英国特許1156487号、英国特許1156488号、英国特許1224860号、西独国特許1793848号、西独国特許1793850号、西独国特許1793852号、オランダ国特許7609762号、オランダ国特許7609766号などに記載の含硫化合物;特開昭59−25378号、米国特許3767425号、米国特許3917872号、米国特許3947603号、米国特許3962321号、米国特許4005227号、米国特許4018910号、英国特許1156472号、英国特許1156477号、英国特許1156478号、英国特許1156480号、英国特許1156482号、英国特許1156483号、英国特許1248380号、西独国特許1793843号、西独国特許1793844号、西独国特許1793845号、西独国特許1793846号、西独国特許1793847号、西独国特許2044781号などに記載の含窒素化合物等に記載の合成香料素材を挙げることができるが、上記合成香料素材に限定されることなく、いかなる可食性の合成香料素材であっても差し支えない。
【0072】
上記の天然香料及び合成香料のコーヒーフレーバー組成物における配合割合は、その嗜好性により適宜に選択すればよいが、例えば0.0001〜100質量%、好ましくは0.001〜90質量%程度である。
【0073】
これらの合成香料は、市場で容易に入手可能であり、必要により容易に合成することもできる。また、天然香料は、精油(テルペンレスオイルを含む)、エキス、オレオレジン、レジノイド、アブソリュート、濃縮果汁あるいは単離香料(分画香料)など任意の形状で使用することができ、必要により回収フレーバー(オレンジ、レモン、グレープフルーツ、アップル、グレープ、ストロベリー、パイナップル、ピーチ、メロンなど)を使用することもできる。これらは、例えば溶剤抽出、超臨界抽出、蒸留(水蒸気蒸留)あるいは濃縮など公知の方法により製造することができる[特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第1部 香料一般 2・1天然香料、2・1・3分画香料(単離香料)、2・3香料の精製・加工技術 2001.6.15発行 参照]。
【0074】
また、本発明のこれらの天然香料及び合成香料あるいはこれらを配合してなるフレーバー組成物は、必要により乳化、可溶化、粉末,造粒、包接、マイクロカプセルなど公知の方法により加工して使用することもできる[上記 周知・慣用技術集(香料) 第1部 香料一般 2・3香料の精製・加工技術 参照 ]。
【0075】
本発明のコーヒーフレーバー組成物に、必要により例えば、エタノールのごときアルコール類、プロピレングリコール、グリセリンのごとき多価アルコール類などの溶剤が配合される。
【0076】
また、コーヒーフレーバー組成物の濁り防止、渋味・苦味の抑制、劣化防止を目的として、次の方法が採用される。
【0077】
濁り防止方法としては、酸性水溶液で熱水抽出(特開昭61−7442号)、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ剤の添加(特開昭61−74543号)、マンナン分解酵素処理、沈殿防止(特開平1−84546号)、繊維分解酵素セルラーゼ処理(特開平4−45745号)、シリカゲル処理(特開平4−360647号)、ローカストビーンガム、グアーガム、等のガム類とカラギナンおよび乳化剤併用(特開平6−178673号)、ショ糖脂肪酸エステル類と乳化剤の添加(特開平8−228686号)、特定のアルコール類を熱水抽出液に添加(特開平6−62740号)、アクリル系の塩基性アニオン交換樹脂で処理して有機酸を減少(特開平4−36148号)、ショ糖脂肪酸エステルなどの乳化剤と微結晶セルロースを添加(特開平6−245703号)、限外濾過処理(特開昭59−63137号)、HLB11以下の乳化剤を配合(特開平8−214779号)、ポリグリセリン脂肪酸エステルとクエン酸モノグリセリド配合(特開平4−30823号)、水溶性カゼイン添加(特開平1−196257号)、乳製品の添加(特開平3−67548号)、水溶性カルシウム添加(特開平3−91442号)、サイクロデキストリン/水溶性カゼインを添加(特開平1−196257号)、などが挙げられる。
【0078】
渋味・苦味の抑制方法としては、モノプロタミン類、ジプロタミン類、トリプロタミン類のプロチミン、その塩の利用(特開平5−328935号)、プロタミン、その塩の利用(特開平6−153875号)、フィブロリン含有物の添加(特開平8−38054号)、クルクリゴ・ラチフオリアの果実、その成分のクルクリン(特開平2−84164号)、などが挙げられる。
【0079】
劣化防止方法としては、トコフェロール、L−アスコルビン酸、ポリフェノール化合物など添加(特開平3−108446号)、水易溶性フラボノール配糖体を添加(特開平2−203748号)、ルチン、ローズマリー抽出物、セージ抽出物、クエン酸ナトリウム(特開昭62−269642号)、L−アスコルビン酸アルカリ金属塩などの添加(特開昭62−44137号)、アルカリ性非炭酸塩などの添加(特開平11−225673号)などが挙げられる。
【0080】
また、コーヒーフレーバー組成物の殺菌方法として、コーヒー抽出液に牛乳などの乳製品を添加し、次に乳化剤、安定剤を添加し、殺菌後のpHが5〜6になる該コーヒー液を加熱殺菌することを特徴とするコーヒー飲料の製造法(特開平3−175932号公報)、pHを7.2〜7.5に調整したコーヒー液と原料牛乳との混合物を容器に充填、密封し、加熱殺菌を行って得られる、55℃前後の加温下で香味色沢の安定な容器詰コーヒー牛乳の製造法(特公平6−7786号公報)、コーヒー抽出液をpHが3.0〜5.5で加熱殺菌することにより殺菌時の香気成分の劣化を抑制するコーヒー飲料の製造方法(特開2004−73071号)等の方法が挙げられる。
【0081】
また、香料の安定性を保持する目的で公知のpH調整剤が配合される。例えば、酸味料として、クエン酸、アジピン酸、グルコン酸、コハク酸、酢酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、リン酸、塩酸等が、アルカリ剤として、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリム、アスコルビン酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム、アスコルビン酸カリウム等が挙げられる。
【0082】
これらpH調整剤は1種または2種以上を適宜配合して使用することができる。また、これらは抽出前および/または抽出後のいずれにおいて配合してもよい。
【0083】
また、香料の味覚を強化する目的で、公知の旨味成分、苦味成分および甘味成分などが配合させる。
【0084】
旨味成分としては、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、フェニルグリシン、プロリン、セリン、スレオニン、チロシン、バリン、タウリン、ヒドロキシプロリン、シスチン、トリプトファン、カルノシン、アンセリン、バレニン、システイン、γ−アミノブタン酸、サルコシン、オルニチン、グリシンベタイン、グリコーゲン、ホマリン、オクトピン、HVP、HAP、リボフラビン、ATP、ADP、IMP、クレアチン、クレアニン、トリメチルアミンオキシド、アデニル酸、イノシン酸、グアニル酸、ウリジル酸、シチジル酸などが挙げられる。
【0085】
これら旨味成分は1種または2種以上を適宜配合して使用することができる。
【0086】
苦味成分として、キナ酸類、5−ハイドロキシメチルフルフラール、フルフリルアルコール、トリゴネリン、2,5−ジメチルピラジン、カフェイン、クロロゲン酸類、コーヒー酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、クマール酸、フェルラ酸等が挙げられる。
【0087】
これら苦味成分は1種または2種以上を適宜配合して使用することができる。
【0088】
甘味成分として、多価アルコール、糖類、糖アルコール、天然甘味料非糖質、アミノ酸系甘味料、合成甘味料などが挙げられる。
【0089】
多価アルコールとしては、具体的には、例えば、グリセリン、プロピレングリコールなどが挙げられる。
【0090】
糖類とは、一般的糖類(単糖類、二糖類の総和から糖アルコールを除いたもの)やオリゴ糖類、およびそれらの誘導体をいう。具体的に、例えば、一般的糖類としては、ショ糖、異性化糖、ブドウ糖、果糖、乳糖、麦芽糖、キシロース、異性化乳糖などが挙げられ、オリゴ糖としては、フラクトオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖などが挙げられ、糖類の誘導体としては、カップリングシュガー、パラチノース、スクラロースなどが挙げられる。
【0091】
糖アルコールとしては、糖のアルデヒド基およびケトン基を還元して、それぞれ第一・第二アルコール基としたものに相当する多価アルコールの総称をいう。具体的に、例えば、マルチトール、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、ラクチトール、パラチニット、還元デンプン糖化物などが挙げられる。
【0092】
天然甘味料非糖質としては、天然の植物等から抽出される主に高甘味度の甘味料をいう。具体的に、例えば、ステビア、グリチルリチン、グリチルリチン酸ジカリウム、ソーマチン、モネリン、アマチャ抽出物、甘草抽出物、羅漢果抽出物などが挙げられる。
【0093】
アミノ酸系甘味料としては、アミノ酸より誘導される主に高甘味度の甘味料をいう。具体的に、例えば、アスパルテーム、アリテームなどが挙げられる。
【0094】
合成甘味料としては、上記に分類されない高甘味度の合成甘味料をいう。具体的には、例えば、アセスルファムK、スクラロース、ネオヘスペリジンヒドロカルコン、サッカリンナトリウムなどが挙げられる。
【0095】
これら甘味成分は1種または2種以上を適宜配合して使用することができる。
【0096】
また、コーヒーフレーバー組成物には、乳成分を配合することができる。
【0097】
乳成分としては牛乳、生クリーム、全脂粉乳、脱脂粉乳等が挙げられる。これらを単独あるいは2種類以上混合して使用することができる。添加量は、0.001〜50質量%が好ましい。
【0098】
また、コーヒーフレーバー組成物を安定化および均一化する目的で、公知の乳化剤および/または有機酸塩などが配合される。
【0099】
ここで、乳化剤としては、モノグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド(クエン酸モノグリセリド、コハク酸モノグリセリド、酢酸モノグリセリド、乳酸モノグリセリド、ジアセチル酒石酸モノグリセリド等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、レシチン、ステアリン酸系ショ糖脂肪酸エステル、パルミチン酸系ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0100】
これらを単独あるいは2種類以上混合して使用することができる。添加量は、0.01〜0.5質量%が好ましい。
【0101】
上記、コーヒーフレーバー組成物を乳化する方法としては公知の方法を使用することができる。
【0102】
例えば、特開2004−105003号、特開2004−24093号、特開2003−250447号、特開2002−272375号、特開2002−262773号、特開2002−186425号、特開2002−165702号、特開2002−119212号、特開2001−120184号、特開2001−69910号、特開2000−175623号、特開平11−75686号、特開平10−136892号、特開平10−57249号、特開平9−205990号、特開平8−228686号、特開平8−214779号、特開平8−38127号、特開平7−32218号、特開平7−289164号、特開平7−79698号、特開平6−335348号、特開平6−303901号、特開平6−245703号、特開平6−121640号、特開平6−90663号、特開平6−30698号、特開平5−236874号、特開平5−176678号、特表2003−527887号、特表平10−512182号、特公平7−63319号、特公平6−91801号、特許3490529号、特許3440545号、特許3384824号、特許3150766号、特許3078907号、特許3041677号、特許2797897号、特許2632705号などの方法を採用することができる。
【0103】
なお、液状のコーヒーフレーバー組成物を、必要に応じて賦形剤(加工デンプン、サイクロデキストン、等)を配合して、乾燥(噴霧乾燥、凍結乾燥、等)することにより粉末香料として使用することもできる。
【0104】
また、所望により香料の安定を維持する目的で公知の酸化防止剤、光劣化防止剤などが配合される。さらに、殺菌・抗菌・防腐(クローブ、シナモンリーフ、コリアンダー、ラベンダー、カナンガ、セダーウッド、チモール、オイゲノール、イソオイゲノール、フェノール、ゲラニオール、シトラール、カルボン、シネオールなど)、酸化防止(アオイ抽出物、ユーカリ抽出物、ローズマリー、ユーカリなど)、抗う蝕・抗歯周病(アスナロ、アニス、クローブ、レモングラス、ホワイトペッパー、ユーカリ、緑茶抽出物、オイゲノール、シンナムアルデヒド、δ−ウンデカラクトン、シクラメンアルデヒド、リナロールなど)、変色防止(オールスパイス、マスタード、ガーリック、オニオン、ジンジャー、キャラウエーなど)、冷感(D−あるいはL−メンチルアセテート、D−あるいはL−メンチルラクテート、p−メンタン誘導体、3−L−メントキシプロパンジオール、L−メンチル3−ヒドロキシブチレートなど)、保留・保香(パチュリ、ベチバー、アンブレット、サリチル酸メチル、フェノキシエタノール、安息香酸エチル、フタール酸エチル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールなど)、エンハンサー(ソトロン、マルトール、フラネオール、シクロテンなど)などの作用を有する香料あるいは香料関連物質を、本発明のコーヒーフレーバー組成物に適宜に配合し、本発明の効果を一層高めることができる[上記、周知・慣用技術集(香料)第1部 香料一般 2・6 機能性香料参照]。
【0105】
本発明のコーヒーフレーバー組成物が配合される飲食品類は、格別限定されないが、例えば、飲料、デザート、冷菓、菓子、口腔用組成物などを例示することができる。
【0106】
本発明の該コーヒーフレーバー組成物を含有する飲食品類は、その剤形に応じた任意成分、その他の添加剤を配合し、通常の方法により調製することができる。
【0107】
飲料としては、例えば、ブラックコーヒー、コーヒー乳飲料、無糖ミルクコーヒーなどのコーヒー飲料類、果汁飲料、炭酸飲料、清涼飲料、スポーツ飲料、ニアウォーター、アルコール飲料及びドリンク類、等を挙げることができる。
【0108】
デザートしては、例えば、ゼリー、ヨーグルト、ババロア、ムース、プリン、デザートベース、ケーキ類、パイ類、和風デザート、等を挙げることができる。
【0109】
冷菓としては、例えば、アイスキャンディー、シャーベット、フローズンヨーグルト、アイスクリーム、等を挙げることができる。
【0110】
菓子としては、例えば、キャンディー、ドロップ、ヌガー、錠菓等の飴類、チューインガム、ドーナッツ、ワッフル、ウエハース、クラッカー、サブレ、スナック菓子、ビスケット、クッキー、キャラメル、マシュマロ、チョコレート、中華菓子(げっぺい、中華風クッキー、中華まん、等)、生菓子、ベーカリー、和風菓子(かりんとう、甘納豆、等)などを挙げることができる。
【0111】
口腔用組成物としては、練歯磨、潤製歯磨、粉歯磨、液状歯磨などの歯磨類、マウスウオッシュなどの洗口剤、トローチなどの口中清涼剤、チューインガム、口腔用パスタ、嗽洗剤、等を挙げることができる。
【0112】
上記飲食品への本発明のコーヒーフレーバー組成物の添加量に関しては、使用するコーヒーフレーバー組成物の種類や対象とする飲食品により、一概には、規定することはできないが、嗜好性により広い範囲で使用することが可能であるが、一般的には、0.0001〜70質量%程度で、好ましくは、0.001〜30質量%程度である。
【実施例】
【0113】
以下に参考例および実施例を挙げ、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによってなんら限定されるものではなく、また、本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
【0114】
なお、下記に記載する処方の単位に特に言及しない限り、%は質量%を意味するものとする。
【0115】
[参考例1]コーヒーエキスの製法
直火型のテストロースター焙煎機で乾式加熱焙煎したコーヒー豆を、コーヒーカッターで粉砕した。粉砕した焙煎コーヒー50gを、90℃の熱湯500gの中で10分間の間、浸漬して、400gのコーヒー抽出液を抽出した。次に、抽出液を減圧濃縮し、濃縮液100gのコーヒーエキスとして得た。
【0116】
[参考例2]コーヒーエキスの製法
焙煎コーヒー豆粉砕物600gに水3,000gを加えて、100℃で15分攪拌抽出した。冷却後、固液分離を行ない、抽出液を減圧濃縮し、濃縮液40g(ブリックス:20)をコーヒーエキスとして得た。
【0117】
[実施例1〜100]コーヒーフレーバー組成物の製造
実施例1〜100(表1〜10)に記載の添加量に従い、コーヒーフレーバー組成物を調製した。なお、表中の「〜」は、「合計を1000に調製する」ことを示す。
【0118】
【表1】

【0119】
【表2】

【0120】
【表3】

【0121】
【表4】

【0122】
【表5】

【0123】
【表6】

【0124】
【表7】

【0125】
【表8】

【0126】
【表9】

【0127】
【表10】

【0128】
[実施例101]ストレートコーヒー飲料
焙煎コーヒー豆粉砕物500gを5Lの熱水にて抽出した。次いで、このコーヒー抽出液に重曹6gと実施例1,3,4,11,18,22,37,43,57,63,69,76,81,100のコーヒーフレーバー組成物10gを混合して調整し、10Lにゲージアップした後、缶容器に充填し、レトルトにて殺菌(F=40以上)して、ストレートコーヒー飲料を得た。
【0129】
得られたストレートコーヒー飲料は、香気および香味に優れた香ばしいコーヒー感を有するストレートコーヒー飲料であった。
【0130】
[実施例102]ミルク入りコーヒー飲料
焙煎コーヒ豆粉砕物500gを5Lの熱水にて抽出し、コーヒー抽出液(いわゆるレギュラーコーヒー)を得た。次いで、このコーヒー抽出液に重曹8gとグラニュー糖500gと実施例1〜5、30〜50、76〜85コーヒーフレーバー組成物10gを添加し、これに、牛乳1.2kg{乳化剤(蔗糖脂肪酸エステル)5g含有}を混合して調合し、10Lにゲージアップした後、缶容器に充填し、レトルトにて殺菌(F=40以上)して、ミルク入りコーヒー飲料を得た。
【0131】
得られたミルク入りコーヒー飲料は、香気および香味に優れた香ばしいコーヒー感を有し、更にミルクとの調和にも優れたミルク入りコーヒー飲料であった。
【0132】
[実施例103]ミルク入りコーヒー飲料
下記処方に従い、実施例11〜30、46〜60のコーヒーフレーバー組成物を配合したミルク入りコーヒー飲料を調製したところ、香気および香味に優れた香ばしいコーヒー感を有し、更にミルクとの調和にも優れたミルク入りコーヒー飲料であった。
(処方)
成分
コーヒーエキス 19.0g
レギュラーコーヒー 60.0g
インスタントコーヒー 1.0g
グラニュー糖 75.0g
全脂粉乳 6.5g
脱脂粉乳 6.0g
シュガーエステル 0.5g
重曹 0.7g
コーヒーフレーバー組成物 2.0g

水にて1000gとする。
【0133】
[実施例104]アイスキャンディー
下記処方に従い、実施例1〜30、51〜80のコーヒーフレーバー組成物を配合したアイスキャンディーを調製したところ、香気および香味に優れたコーヒー感を有するアイスキャンディーを得ることができた。
(処方)
成分 kg
砂糖 10
水飴(75%) 6
果糖ぶどう糖液糖(75%) 5
コーヒーエキス 10
コーヒーフレーバー組成物 0.2

水にて100kgとする。
【0134】
[実施例105]コーヒーゼリー
下記処方に従い、実施例11〜50のコーヒーフレーバー組成物を配合したコーヒーゼリーを調製したところ、香気および香味に優れたコーヒー感を有するコーヒーゼリーを得ることができた。
(処方)
成分 kg
グラニュー糖 60
糖アルコール 12
コーヒーエキス 3
コーヒーオレオレジン 2
寒天 1
クエン酸(結晶) 0.3
コーヒーフレーバー組成物 2

水にて100Lとする。
【0135】
[実施例106]チューインガム
下記処方に従い、実施例21〜45、75〜100のコーヒーフレーバー組成物を配合したチューインガムを調製したところ、香気および香味に優れたコーヒー感を有するチューインガムを得ることができた。
(処方)
成分 kg
ガムベース 40
炭酸カルシウム 2
水飴 15
粉糖 40
糖アルコール 1
コーヒーエキス 2
コーヒーフレーバー組成物 0.2

水にて100kgとする。
【0136】
[実施例107]ハードキャンディー
下記処方に従い、実施例1〜20、45〜70のコーヒーフレーバー組成物を配合したハードキャンディーを調製したところ、香気および香味に優れたコーヒー感を有するハードキャンディーを得ることができた。
(処方)
成分
グラニュー糖 540.0g
水飴 480.0g
精製水 160.0g
植物性硬化油 20.0g
レシチン 0.2g
コーヒーフレーバー組成物 0.8g
【0137】
[実施例108]コーヒープリン
下記処方に従い、実施例21〜50、81〜100のコーヒーフレーバー組成物を配合したコーヒープリンを調製したところ、香気および香味に優れたコーヒー感を有するコーヒープリンを得ることができた。
(処方)
成分
卵 3個分
グラニュー糖 110.0g
牛乳 400.0ml
レギューラーコーヒー 100.0ml
コーヒーフレーバー組成物 0.5g
【0138】
[実施例109]コーヒークリーム(ケーキ用/焼き菓子用)
下記処方に従い、実施例6〜40、46〜65のコーヒーフレーバー組成物を配合したコーヒークリームを調製したところ、香気および香味に優れたコーヒー感を有するコーヒークリームを得ることができた。
(処方)
成分
卵黄 4個分
グラニュー糖 80.0g
コーンスターチ 大さじ2
牛乳 500.0ml
レギューラーコーヒー 50.0ml
コーヒーフレーバー組成物 0.3g
【0139】
[実施例110]コーヒークッキー
下記処方に従い、実施例10〜30、70〜100のコーヒーフレーバー組成物を配合したコーヒークッキーを調製したところ、香気および香味に優れたコーヒー感を有するコーヒークッキーを得ることができた。
(処方)
成分
<白生地>
薄力粉 140g
無塩バター 100g
砂糖 45g
卵黄 2/3個分
<コーヒー生地>
薄力粉 140g
無塩バター 100g
砂糖 45g
インスタンコーヒー 大さじ1
コーヒーフレーバー組成物 0.2g
<仕上げ用>
卵白 少々
グラニュー糖 適量

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)天然香料類、(B)アルコール類、(C)アルデヒド類およびアセタール類、(D)ケトン類およびケタール類、(E)フラン類、(F)フェノール類、(G)カルボン酸類、(H)エステル類、(I)ラクトン類、(J)含窒素化合物類及び(K)含硫化合物類からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の香料を有効成分とすることを特徴とするコーヒーフレーバー組成物。
【請求項2】
(1)(A)天然香料類、(B)アルコール類、(C)アルデヒド類およびアセタール類、(D)ケトン類およびケタール類、(E)フラン類、(F)フェノール類、(G)カルボン酸類、(H)エステル類、(I)ラクトン類、(J)含窒素化合物類及び(K)含硫化合物類からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の香料、及び、(2)コーヒーエキス、コーヒーオレオレジン、コーヒーオイル、コーヒー回収フレーバー、コーヒーチコリエキストラクトからなる群から選ばれる少なくとも1種以上を含有することを特徴とするコーヒーフレーバー組成物。
【請求項3】
(A)天然香料類が、チコリ、麦茶、、ほうじ茶、バニラ、カカオ、クローブ、シナモン、ナツメグ、フェネグリーク、ゴマ、フーゼル油、グレープフルーツ、オレンジ、レモン、ポテト、シソ、白樺、松、樫、桜、ブナ、ニガキ、ミント、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項4】
(B)アルコール類が、2−メチル−1−ブタノール、イソアミルアルコール、3−オクタノール、2−ノネノール、2−ウンデカノール、プレノール、リナロール、2,4−ノナンジエン−1−オール、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項5】
(C)アルデヒド類およびアセタール類が、パラアルデヒド、アセトアルデヒド、プロパナール、イソブタナール、2−メチルブタナール、3−メチルブタナール、n−バレルアルデヒド(n−ペンタナール)、ノネナール、シトラール、ベンズアルデヒド、4−ヒドロキシベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、2−フェニル−2−ブテナール、ヘリオトロピン、バニリン、エチルバニリン、2,5,5−トリメチルヘプタ−2,6−ジエナール、3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエナール、アセトアルデヒドエチルイソオイゲニルアセタール、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項6】
(D)ケトン類およびケタール類が、3−ヘキサノン、3−オクタノン、アセトイン、2−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−2−シクロペンテン−1−オン(シクロテン)、3−ヒドロキシ−2−メチル−4H−ピラン−4−オン(マルトール)、2,3−ブタンジオン(ジアセチル)、2,3−ペンタンジオン(アセチルプロピオニル)、2,3−ヘキサンジオン(アセチルブチリル)、3,4−ヘキサンジオン(ジプロピオニル)、アセチルイソブチリル、アセチルイソバレリル、アセチルカプロイル、アセチルイソカプロイル、1−オクテン−3−オン、(E)又は(Z)−4,8−ジメチル−3,7−ノナジエン−2−オン、ダマセノン、3−メチル−1,2−シクロペンタンジオン、2−ヒドロキシ−3,4−ジメチル−2−シクロペンテン−1−オン、3−エチル−1,2−シクロペンタジオン、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項7】
(E)フラン類が、フルフラール、5−メチルフルフラール、フリルアクロレイン、2,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−3(2H)−フラノン(フラネオール)、3−ヒドロキシ−4,5−ジメチル−2(5H)−フラノン(ソトロン)、2−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−3(2H)−フラノン(ホモフロノール)、5−エチル−3−ヒドロキシ−4−メチル−2(5H)−フラノン(エチルソトロン)、2,3−ジヒドロ−4−メチルフラン、ジヒドロ−2−メチル−3(2H)−フラノン、2−メチル−5−プロピオニルフラン、テトラメチルフラン、テトラヒドロ−2−メチル−2−フラノール、5−イソプロペニル−2−メチル−2−ビニルテトラヒドロフラン、メントフラン、ギ酸フルフリル、酢酸フルフリル、2−アセチルフラン、2−プロピオニルフラン、2−フルフリルアルコール、ジフルフリルエーテル、2,2’−ビフラン、2,2’−メチレンビフラン、3,4−ジヒドロ−2,5−フランジオン、3,4−ジメチル−2,5−フランジオン、フランアクリル酸エチル、フランアクリル酸プロピル、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項8】
(F)フェノール類が、フェノール、クレゾール、グアヤコール、4−エチルグアヤコール、4−ビニルグアヤコール、オイゲノール、β−ナフトールメチルエーテル、β−ナフトールエチルエーテル、4−ビニル−1,2−ジメトキシベンゼン、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項9】
(G)カルボン酸類が、ギ酸、酢酸、吉草酸、イソ吉草酸、2−メチルブタン酸、3−メチルクロトン酸、パルミチン酸、乳酸、グライコール酸、レブリン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項10】
(H)エステル類が、ギ酸エチル、ギ酸フェニルエチル、酢酸2−ペンチル、酢酸イソアミル、酢酸ベンジル、酢酸トリル、酢酸イソプレニル、ヘプタン酸エチル、ヘプタン酸プロピル、ノナン酸エチル、安息香酸ベンジル、シンナミル酸メチル、カフェー酸エチル、(E)−2−ヘキセン酸(Z)−3−ヘキセニル、メントール−プロピレングリコールカーボナート、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項11】
(I)ラクトン類が、γ−バレロラクトン、アンゲリカラクトン、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項12】
(J)含窒素化合物類が、(J−1)ピラジン類、(J−2)ピリジン類、(J−3)ピロール類、(J−4)前記各化合物類に含まれない含窒素化合物から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項13】
(J−1)ピラジン類が、ピラジン、メチルピラジン、2,3−ジメチルピラジン、2,5−ジメチルピラジン、2,6−ジメチルピラジン、エチルピラジン、2,3,5−トリメチルピラジン、2−メチル−5−ビニルピラジン、2−メトキシ−3−メチルピラジン、2−メチル−5−(1−プロペニル)ピラジン、2−エチル−3−メチルピラジン、2−エチル−5−メチルピラジン、2−エチル−6−メチルピラジン、2−エチル−3−メトキシピラジン、トリメチルピラジン、2,5−ジメチル−3−エチルピラジン、2,6−ジメチル−3−エチルピラジン、2,3−ジエチル−5−メチルピラジン、イソプロペニルピラジン、2−イソプロピル−3−メトキシピラジン、2−イソブチル−3−メトキシピラジン、6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタピラジン、メチルチオメチルピラジン、5−メチル−6,7−ジヒドロシクロペンタピラジン、5−メチル−5(H)−シクロペンタ[b]ピラジン、2−アセチル−3−ヒドロキシピラジン、2−アセチル−3−メチルピラジン、5−メチルキノキサリン、メルカプトピラジン、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項12記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項14】
(J−2)ピリジン類が、ピリジン、3−(3−ピリジル)プロパノールから選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項12記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項15】
(J−3)ピロール類が、1−メチルピロール、2−イソブチルピロール、2−フォルミルピロール、2−フォルミル−1−メチルピロール、2−フォルミル−1−フルフリルピロール、2−アセチルピロール、インドール、スカトール、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項12記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項16】
(J−4)前記各化合物類に含まれない含窒素化合物が、トリメチルアミン、1−アミノ−2−プロパノール、イソペンチリデン−イソペンチルアミン、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項12記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項17】
(K)含硫化合物類が、(K−1)チオール類、(K−2)チアゾール類、(K−3)チオフェン類、(K−4)前記各化合物類に含まれない含硫化合物類から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項18】
(K−1)チオール類が、メタンチオール、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、2−メチル−3−フランチオール、フルフリルチオール(フルフリルメルカプタン)、3−メルカプト−3−メチルブチルフォーメイト、フェニルメルカプタン、メチルフルフリルメルカプタン、3−メルカプトブタン酸エチル、3−メルカプト−3−メチルブタノール、4−メルカプト−4−メチル−2−ペンタノン、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項17記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項19】
(K−2)チアゾール類が、トリメチルチアゾール、5−エチル−2,4−ジメチルチアゾール、4−メチル−5−ビニルチアゾール、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項17記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項20】
(K−3)チオフェン類が、チオフェン、3−メチルチオフェン、チエニルメルカプタン、チエニルメチルメルカプタン、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項17記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項21】
(K−4)前記各化合物類に含まれない含硫化合物類が、メチオナール、イソバレルアルデヒドジフルフリルメルカプタール、ジメチルスルフィド、ジメチルトリサルファイド、ジイソプロピルトリスルフィド、2,3,5−トリチアヘキサン、ビス(2−メチル−3−フリル)ジスルフィド、から選ばれる少なくとも1種以上の香料であることを特徴とする請求項17記載のコーヒーフレーバー組成物。
【請求項22】
請求項1〜21記載のいずれかのコーヒーフレーバー組成物を有効成分として含有する飲食品類。
【請求項23】
飲食品類が、飲料、デザート、冷菓、菓子、口腔用組成物である請求項22記載の飲食品類。

【公開番号】特開2006−20526(P2006−20526A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−199188(P2004−199188)
【出願日】平成16年7月6日(2004.7.6)
【出願人】(301021278)
【Fターム(参考)】