説明

サービスプロバイダによる所望電子メールアドレスへのデジタル画像の通知

通信ネットワークを介してデジタル画像を編成かつ共有する方法およびシステムであって、サービスプロバイダの画像サーバーが、電子メールを受信可能な複数の電子メールアドレスを有する顧客向けにデジタル画像を保存する。サーバーは、通信ネットワークを介して受信したユーザーの指示に従い、少なくとも2個の電子メールアドレスのうちの1個を主電子メールアドレスとして登録して、登録された2個以上の電子メールアドレスの一つをアドレスとして有する全ての電子メールを主電子メールアドレスへ自動的に転送する。電子メールは、共有画像および/または画像フォルダへのリンクを含んでいる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル画像の共有、および画像プロバイダに保存されている共有画像フォルダの更新通知に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ユーザーが(通常「アルバム」と呼ばれる)写真のオンライン・コレクションを作成し、次いでこれらのアルバムを1人以上の利用者と共有できる多くのウェブサイトがある。ユーザーが一組の写真を共有したい場合、以下のような作業を行なう必要がある。1.特定のアルバムへ画像(群)をアップロードする。2.ウェブ・ブラウザを用いて写真共有ウェブサイトを訪問する。3.新規の写真を含むアルバムを選ぶ。4.好ましい利用者の電子メールアドレスを選択/入力する。5.メッセージを送信する。これは直接的な処理であるものの、ユーザー側に多くの作業を要求する。特に、通常はアップロード処理に長い時間かかるため、ユーザーはステップ2〜5へ進めるようになる迄、長い待ち時間に耐えなければならない。また、ステップ4は、特に大規模なグループで写真を共有したいユーザーにとって面倒になる恐れがある。また、ユーザーが新規写真を共有したいと思うたびに、全ての処理を再度行なう必要がある。
【0003】
現在の技術水準もまた、利用者にとって問題がある。各々の共有写真が個別メッセージとして送られるため、利用者にたちまち複数の共有電子メールが殺到してしまい、どのメッセージにどの写真が付いて来たかを追跡できなくなる。また、多くの人が複数の電子メールアドレスを有するため、着信する共有写真の全てを管理するために複数のアカウントを調べなければならない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明によるシステムおよび方法は、上記の通りに画像共有処理を簡素化すべく開発されたものである。本システムおよび方法は、任意の種類のデジタル媒体(ビデオ、オーディオ、テキスト等を含む)に容易に適用でき、画像固有のものは何も無い点に留意されたい。ユーザーには、より高階層の編成(「フォルダ」と呼ぶ)を作成する機能が提供される。フォルダは、1個以上のアルバムを保存することが可能であり、ユーザーが自分のアルバムを編成するための便利な方法として役立つ。本発明により、フォルダの所有者がフォルダに[通知リスト」(電子メールアドレスおよび/または電話番号の組)を関連付けることができる。ユーザーが写真をアップロードしようとした場合、それらをフォルダ内にあるアルバムへアップロードするオプションを持っている。これを実行したならば、サーバーが自動的に、当該フォルダ用の通知リストに含まれる全員に対する通知を待ち行列に追加する。例えば、この処理は、ユーザーが新規フォルダを作成するステップと、ユーザーがフォルダ用の通知リストを選択/入力するステップと、ユーザーが、フォルダ内のアルバム(新規のアルバムでも既存のアルバムでもよい)へ画像の組をアップロードするステップと、アップロードが完了したならば、各利用者への通知メッセージが自動的に待ち行列に入れられるステップとを含み、ある時点(後述)で通知メッセージが送信される。
【0005】
ユーザーにとって、この方式には二つの主要な利点がある。第一に、ユーザーは共有作業を終えるためにアップロードの完了を待つ必要はない。ユーザー側で必要な仕事は全てアップロードが開始される前に行なうことができる。通常、この処理で最も時間を要するステップはアップロードであるため、これは大いに効果がある。第二に、ユーザーが同じ利用者にさらに写真を送りたい場合、共有フォルダに追加の写真をアップロードするだけで済む。画像サービスプロバイダにより通知メッセージが自動的に送られる。
【0006】
また、各々の利用者は、自分の「好みの通知方式」を管理することができる。特に、利用者は、どれくらいの頻度で通知を受信したいかを選択できる(例えば、全く受信しない、フォルダに新規のコンテンツが加えられる都度、1日1回、週に1回等)。このように、利用者へ着信電子メールが過剰に殺到しないことを保証することができる。利用者が、定期的な通知スキーム(「週1回」等)を選択した場合、週に一度全ての通知を単一の電子メールにまとめる。それにより、人物AがフォルダX、フォルダY、およびフォルダZの利用申請をしている場合、Aはこれら3個のフォルダのいずれかで入手可能な新規コンテンツについて知らせる電子メールを週1回受信する。
【0007】
また、利用者は複数の電子メールアドレスを入力して、そのうちの1個を「主アドレス」として選択することができる(無論、電話番号その他のアドレス指定可能な識別子を電子メールアドレスの代わりに用いてもよい)。この場合、いずれかのアドレスへ送信された共有写真は全て、主アドレスへ送られる単一のメッセージに統合される。また、利用者が新規写真を閲覧するためにウェブサイトを訪問した際に、同一フォルダ内の他のアルバムを簡単に見て回ることができる。現在の技術水準において、各々の共有アルバムは別々のメッセージとみなされ、利用者が関連する共有アルバムをグループ化することは簡単にはできない。
【0008】
本発明の一態様に従い、複数の電子メールアドレスを有する単一ユーザー向けに通信ネットワークを介してデジタル画像を編成および共有する方法を提供するものであり、当該方法は、
第1ユーザーのデジタル画像を保存する画像サーバーをサービスプロバイダが提供し、当該第1ユーザーが電子メールを受信可能な2個以上の電子メールアドレスを登録するステップと、
当該第1ユーザーの指示に従い、当該サーバーが当該2個以上の電子メールアドレスのうちの1個を主電子メールアドレスとして記録するステップと、
当該サーバーが、登録済みの2個以上の電子メールアドレスのうちの1個のアドレスを有する全ての電子メールを、通信ネットワークを介して受信された主電子メールアドレスへ自動的に転送するステップとを含み、当該電子メールが共有画像および/または画像フォルダへのリンクを含んでいる。
【0009】
本発明の別の態様に従い、複数の電子メールアドレスを有する単一ユーザー向けに通信ネットワークを介してデジタル画像を編成および管理するシステムを提供するものであり、当該システムは、
第1ユーザー向けにデジタル画像を保存する画像サーバーを有する画像サービスプロバイダを含み、当該ユーザーが電子メールを受信可能な2個以上の電子メールアドレスを登録し、当該ユーザーが当該2個以上の電子メールアドレスのうちの1個を主電子メールアドレスとして指定し、当該サーバーが登録済みの2個以上の電子メールアドレスのうちの1個のアドレスを有する全ての電子メールを、通信ネットワークを介して受信された主電子メールアドレスへ自動的に転送し、当該電子メールが、当該サーバーに保存された前記デジタル画像および/または画像フォルダへのリンクを含んでいる。
【0010】
本発明の更に別の態様に従い、通信ネットワークを介してデジタル画像を自動的に共有する方法を提供する。当該方法は、
サービスプロバイダが、所有者に代わりデジタル画像をサーバーに保存するための、および通信ネットワークを介してデジタル画像にアクセスするための所有者アカウントを提供するステップと、
当該サーバーが、複数のソースから通信ネットワークを介してデジタル画像を受信して所有者アカウントへ格納するステップと、
当該サーバーが、当該フォルダに新規デジタル画像が格納された旨の単一の電子通知を通信ネットワーク経由で当該所有者へ送信するステップとを含んでいる。
【0011】
本発明の更に別の態様に従い、通信ネットワークを介してデジタル画像を自動的に共有するシステムを提供する。当該システムは、
サービスプロバイダのサーバーが、顧客に代わりデジタル画像を顧客アカウントに保存すると共に通信ネットワークを介してデジタル画像へのアクセスを許すステップと、
当該サーバーが、複数のソースから通信ネットワークを介してデジタル画像を受信して所有者アカウントへ格納するステップと、
当該サーバーが、当該フォルダに新規デジタル画像が格納された旨の単一の電子通知を通信ネットワーク経由で当該顧客へ送信するステップとを含んでいる。
【0012】
本発明のこれらおよび他の態様、目的、特徴、および利点は、以下の好適な実施形態および添付の請求項の詳細説明を精査し、また添付図面を参照することにより、より明快に理解できよう。
【0013】
以下に示す本発明の好適な実施形態の詳細な説明において、添付の図面を参照する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1を参照するに、本発明によるシステムを示している。本システムは、オンライン画像サービスプロバイダ18へデータを送信することが可能なアクセス装置10、12および14を含んでいる。図に示す具体例において、アクセス装置10は無線電話デジタル・カメラ(カメラ付き携帯電話と呼ぶ場合が多い)、アクセス装置12はPDA(携帯情報端末)、アクセス装置14はパソコン/ワークステーション(PC)である。サービスプロバイダ18は、複数の顧客のサイトに保存された画像に関して商品やサービスを提供する、例えばOfoto(登録商標)等のオンライン・サービスプロバイダである。画像サービスプロバイダ18は通常、全てサーバー20に保存された自分の顧客アカウントおよび関連付けられたIDを各々有している顧客のデータベースを備えている。サービスプロバイダ18が提供できる各種サービスおよび製品の例として、デジタル画像の保存、通信ネットワーク/インターネット16を介して画像を他人と共有できる機能、保存された画像の印刷、および画像が含まれる他の製品の提供が挙げられる。画像プロバイダ18は無論、その他あらゆる所望のサービスや商品を提供することができる。
【0015】
画像サービスプロバイダのデータモデルの基本単位は写真である。このスキームによれば、写真に関するデータモデルは極めて単純である、すなわち、各々の写真は1個以上のアルバムに属することができ、さらに各々のアルバムは丁度1人の人物に属している。本発明は、組織の新たな階層(アルバムより上位の)を用いる。これらの高階層オブジェクトは「フォルダ」と呼ばれるが、他の多くの用語、例えば「部屋」、「ギャラリー」「グループ」、「シューボックス」等を用いてもよい。各々の写真が1個以上のアルバムに保存できるのと同様に、各々のアルバムも1個以上のフォルダに保存することができる。
【0016】
アルバムを使用するいくつかの現行画像プロバイダ環境において、アクセス許可はかなり直截である。すなわちアルバムの作成者は、当該アルバムへの読込み/書込みアクセス権を有し、読出し専用アクセス権を有する他人と共有することができる。読出し専用アクセス権を有する者は誰でもコメントを残すことができるが、アルバム作成者により削除される場合がある。本発明は、フォルダの場合とは若干異なる仕方で許可を求める。その基本的なアイデアは、フォルダの作成者が当該フォルダの「利用申請」をするよう他人を勧誘できることである。利用申請を設定するにはいくつかの方法があり、以下の段落で述べる。
【0017】
閲覧許可に関して、少なくとも3種類のフォルダがあり得る。グループ・フォルダの場合、フォルダの所有者は、フォルダの利用申請をするよう1人以上の個人を勧誘しようと決める。これらの人々が利用申請に同意したとの前提で、フォルダ内の全てアルバムと共にフォルダ自体を閲覧することが可能である。フォルダに変更がなされた場合、利用者へ自動的に通知され、自分のアカウントからフォルダへのリンクが継続される。フォルダの所有者は常に、どの個人利用者の許可でも取り消す権限を有している。専用フォルダの場合、フォルダの所有者がフォルダを閲覧できる唯一の人物である。所有者には、当該フォルダ内で個々のアルバムを共有するオプションがある。しかし、利用者の誰も、アルバムがより高階層のフォルダの一部であることは知らない。専用フォルダが実際にはグループ・フォルダの特殊なケース(利用者数が0である点で)であることに注意されたい。あるユーザーは、これが自分のアルバムを編成するのに非常に有用なツールであると思うものの、他人がアルバムの利用者になることは望まない場合があろう。公共フォルダの場合、アルバムの所有者は、誰でもフォルダを閲覧できるものとされている。これが機能するには、人々が公共フォルダを探し出せる仕組みを必要とする。これを実現できる多くの方法がある。ある方法は、所有者がフォルダにショートカット名を付け加えられるようにする。従って、ボブが自分の受賞した切手コレクションのアルバム用にフォルダを作成する場合、これを「ボブの切手帳」と呼んでもよい。ショートカット名を用いてフォルダにアクセスする方法が少なくとも2種類ある。第一は、ショートカット名を入力して合致するものがあるかを調べることができる検索機能が画像サービスプロバイダのサイトの何処かに存在する。第二の方法は、ユーザーがwww.ImageServiceProvider.com/folders/Bob7311/BobsStamps/の形式を有するURL(Uniform Resource Locator)へ直接訪問するものである。
【0018】
フォルダを見つける別のプロセスを作成することは有益であろう。一つの可能な方法として、ロケーション(郵便番号、通りアドレス、GPS、その他)による検索であり、自分の現在のロケーションにおいて動作中のフォルダを見つけることができる。別の可能な方法は、フォルダの作成者が当該フォルダに「キーワード」を付与できるようにするものである。これを用いて、フォルダをある種の大域的ディレクトリに編成するか、あるいは検索し易くすることができる。これにより、統制のとれた公共アルバムを画像サービスプロバイダが提供できるようになる。別の可能な方法として、ユーザーが著者の名前(本名またはハンドル名)を用いて画像データベースを検索できるようにするものである。個人が公共フォルダを訪問した場合、彼らには匿名で閲覧または利用申請をするオプションがある。公共フォルダはまた、所有者が公共フォルダを作成し、かつ明示的に特定の個人を利用者にしようと勧誘もしているグループ・フォルダであってよい。
【0019】
アルバムへのアクセス権限を有する者は誰でも、当該アルバムの写真にコメントを付けることができる。アルバムの所有者には、それらのコメントを削除する権限がある。また、複数のユーザーが、1個以上の画像を含むアルバムを1個のフォルダに追加することができる。ある実施形態において、3種類の書込み許可を付与することができる。読出し専用の場合、利用者がフォルダにアルバムを追加することを一切許さない。追加できるコンテンツは写真毎のコメントだけである。読み出し/書き込み型の場合、利用者は個々の写真にコメントを付け、更に自分のアルバムをフォルダに追加することができる。この場合、利用条件が緩和されたため、利用者はアルバムをフォルダに追加することができる。しかし、これらのアルバムは、直ちに他の利用者から閲覧可能にはならない。通知を出して閲覧可能にする前に、最初にフォルダの作成者がアルバムを見てこれを承認しなければならない。
【0020】
本データモデルは、フォルダの利用者のある者にはある種類の許可を与える一方で、他の者には異なる種類の許可を与える機能を有していなければならない。フォルダの所有者が随時これらの設定を変更できる機能を用意する必要がある。また、フォルダの所有者には、随時利用者を除名する権限を与えられなければならない。
【0021】
フォルダの所有者がある人物を当該フォルダの利用申請リストに加えると、利用申請の予定者は、当該フォルダを閲覧するよう勧誘する電子メールを受信する。この時点で、当該予定者にはフォルダ利用申請を取消したり、当該フォルダに対して自分の好みの利用方法(常に後で変更可能)を設定するオプションを与えられている。利用者は、好みの利用方法を設定しない選択を行なうことができ、その場合、当該フォルダの既定値を受信する。例えば、好みの一つに通知頻度があり、非通知、リアルタイム通知、または事後通知に設定することができる。非通知にした結果、フォルダに新規コンテンツが加えられても利用者は一切電子メール通知を受信しない。但し、利用者は、自分のアカウントにサイン・インした場合には依然としてフォルダへのアクセス権を有する。リアルタイム通知では、対応するアクションが生起すれば直ちに全ての通知が実行される。従って、フォルダに新規アルバムが加えられたならば直ちに利用者へ通知される。当該アルバムに新規の写真が追加されたならば、新規の通知が出される。事後通知は、新規コンテンツが追加されてから所定時間(おそらく1時間)経過するまで通知が遅延される。アルバムが更新された際にタイマーがリセットされるため、アルバムが1時間にわたり未更新状態になるまで通知は送信されない。ある実施形態において利用者は好みのタイムアウトを設定して、あるユーザーは24時間後に、別のユーザーは5分後に通知を受けるようにできる。無論、この他の通知ルールも容易に実装可能であり、上述のものは可能な通知ルールを説明した例に過ぎない。
【0022】
利用者はまた、自分の連絡先を指定することができる。これには、電子メールアドレス(おそらく所有者が当初入力したのとは別のもの)、携帯電話番号、または他の装置固有の識別子が含まれていてよい。このように、あるユーザーは全ての通知の電子メールで受信することを選び、別のユーザーはMMS/SMSで通知を受信することを選び、更に別のユーザーはその両方を選ぶかもしれない。また、ユーザーは自分のフォルダ全部について一括的に通知を受信するようにもできる。図2に、ユーザーが自分の共有通知を受信することを選択した場合の主電子メールアドレスへの画像共有通知フローの例を示す。第1のユーザーは最初に、ユーザー・アカウントに関連付けられた複数の電子メールアドレスを登録する(30)。次いで、第1のユーザーは、主電子メールアドレスとして、電子メールアドレスのうち1個を指定する(32)。第2のユーザーは、第1のユーザーが指定した主電子メールアドレスとは異なる電子メールアドレスを指定することにより第1ユーザーと画像を共有する(34)。最後に、画像サービスプロバイダ・サーバーは、第1ユーザーの主電子メールアドレスを使用している第1ユーザーへ共有通知を送信する(36)。図3に、複数のフォルダ全体で共有通知を一括する画像共有通知を示す。図3において、第1のユーザーは最初に、電子メールアドレスを登録して好みの共有通知を設定する(40)。次いで、第1のユーザーは、主電子メールアドレスとして、電子メールアドレスのうちの1個を指定する(42)。第2のユーザーは、第1ユーザーの電子メールアドレスを指定することにより第1ユーザーと画像を共有する(44)。第3のユーザーは、第1ユーザーの電子メールアドレスを指定することにより第1のユーザーと画像を共有する(46)。画像サービスプロバイダは、第1ユーザーの通知設定を確認して、第2のおよび第3のユーザーの共有通知を1個の電子メッセージに結合する(48)。最後に、画像サービスプロバイダ・サーバーは、第1ユーザーの主電子メールアドレスを用いて、第1のユーザーに一括共有通知を送信する(50)。
【0023】
利用者は、自分のフォルダの他の利用者から直接連絡を受けたいか否かを指定することができる。これは、必ずしも自分の連絡先が他の利用者に見えることを意味するわけではなく、自分の好む連絡方法で他の利用者が個人的なメッセージを自分宛に送信できることを意味する。これを可能にすべく、グループの各利用者は「ハンドル名」を指定することができる。これは、他のユーザーが常時見ることができる唯一の識別子であり、他の情報は個別に開示または秘匿することができる。
【0024】
現行の画像サービスプロバイダのワークフローにおいて、ユーザーは写真をアップロードする都度アルバムを指定しなければならない。一つのオプションとして、新規アルバムの作成があり、その場合、ユーザーは新規アルバムの名前を選択する。フォルダを、自動アルバム作成機能として用いることができる。ユーザーが、アルバムを指定するのではなく、直接フォルダへアップロードしようと決意したならば、当該フォルダ内に「フォルダ名:日付」等の名称で新規アルバムが自動的に作成される。同じ日付で利用者が別の写真を当該フォルダにアップロードした場合、既存のアルバムに追加される(フォルダの各利用者には自分用に別々のアルバムを与えられる点に注意)。オプションとして、ユーザーはフォルダの「有効期間」を指定することができ、この場合、ユーザーがあるフォルダにアップロードした際に、当該フォルダに当該ユーザーが最後にアップロードしてから当該ユーザーが指定した時間経過している場合には随時新規アルバムが生成される。別のオプションとして、ユーザーがフォルダの「有効アルバム」を指定できるようにする。ユーザーが当該フォルダにアップロードする全ての写真は、ユーザーが別途指定するまでは有効アルバムに追加される。これらの「自動アルバム」設定により、アップロード作業に関するUI(ユーザー・インターフェース)が大幅に簡素化され、ユーザーはアップロードする写真を指定するだけでよい。その他のあらゆる作業は自動的に扱われる。カメラ付き携帯電話、PDA、または無線デジタル・カメラを用いる特定の場合において自動アップロードが可能になり、その場合、ユーザーはシャッタボタンを押すだけでよく、アップロードおよび編成作業の全てが自動的に行なわれる(「写真を撮るだけであとは全て機械任せ」)。フォルダと共に自動アルバム作成について記述してきたが、上記のケースに限定されない。全アカウントにわたり、自動アルバム作成も同様に容易に行なうことができる。
【0025】
上述のように、フォルダのアーキテクチャは、特定のアルバムに1人の人物しか写真を追加できないとの考えを維持している。しかし、フォルダ全体にわたり1回に1人の作成者に限らず「一覧(collapsed)」ビュー機能を有することが興味深くかつ有用な場合がある。これを実現できるいくつかの方法がある。
【0026】
時系列編成。この場合、ユーザーが時系列的に編成されたフォルダ内の全ての写真を見ることができる点に特徴がある。ユーザーは、日付または日付範囲を指定して、誰が撮影したかには無関係に、その日付に撮影された全ての写真を含む「仮想アルバム」を見ることができる。これの別のバージョンが「このフォルダに直近に追加されたN個の写真を見る」である。適時ビュー(写真密度が色分けされている)もまた、明快かつ説得力のある別のUIである。
【0027】
評価順編成。これを実行するには、個々の写真に評価を関係付けることができる何らかの仕組みが必要である。これは、閲覧者に写真に対する評価を与えるよう依頼することにより明示的に、あるいは暗黙に(共同フィルタリング)行なうことができる。どのような仕組みを選択するにせよ、ユーザーがフォルダ内で最も人気があるN個(または最も不人気なN個)の写真の閲覧を選択できる仕組みが実現されよう。
【0028】
キーワード順編成。この考えは、ユーザーが検索語句を入力して、その検索語句に関連付けられたフォルダ内の写真の全てを見つけることができなければならない、というものである。
【0029】
作成者別編成。1人の作成がフォルダ内に複数のアルバムを持つことができるため、単にそれらの作成者の全てのアルバムを1個の派生コレクションに一覧表示させるだけである。
【0030】
位置別編成。位置データ(GPS等)へのアクセス権があることで、位置に基づいてフォルダの写真を編成することが可能になる。これは、ユーザーに位置と最大距離を提供させる(「自宅住所から100ヤード以内で撮影された全ての写真を見せる」)ことにより行なえる。あるいは、写真密度が色分けされたマップをユーザーに提示して、関心のある領域にクローズアップさせることも可能である。
【0031】
写真に関連するメタデータを編成目的で利用することができる。fストップ(絞り値)設定、カラーパレット(全ての青い写真を見せる)、カメラ・メーカー、直近のコメント等により編成された派生アルバムを想定することができる。写真に添付されたデータがあれば、それを編成に利用することができる。
【0032】
派生コレクション(フォルダの組織化された検索)を将来のアクセス用に保存できる点に留意されたい。これらの派生コレクションのあるものは、一群の写真の周辺に構築される生成物の出力に役立つ。例えば、派生アルバムの写真モザイク(Collagio)を購入したいと思う人がいるかもしれない。他の可能性として、カレンダ、スクリーンセーバ等が挙げられる。
【0033】
フォルダの所有者は、フォルダ用のデフォルト「ルックアンドフィール(見栄えと感触)」パラメータを指定することができる。最初に、所有者はデフォルト編成を選択することができる。ほとんどの場合、これは標準のアルバム準拠のビューである。しかし、所有者はまた、派生アルバム部分に記述された編成方法のどれを選択してもよい。例えば、所有者が写真ブログ(または別の種類のジャーナル)を作成している場合、時系列的なビューが選択されるかもしれない。この場合、フォルダのデフォルト・ビューは、直近の時間帯において派生アルバムに対して開かれるであろう。閲覧者は、別の時間帯に派生アルバムへナビゲートすることが許される。他の者は、位置または評価に基づいて編成されたフォルダを作成したいかもしれない。デフォルトの編成構造を指定することに加えて、ビューの作成者は、フォルダのスキン(背景外観)を指定することができる。これにより、ユーザーが各々のフォルダを、フォルダ内のコンテンツにふさわしい外観を持つようにカスタマイズすることができる。
【0034】
ビューの一つの特別な場合としてRSS(リッチサイトサマリ)にマーク付けられたフォルダのバージョンがあろう。これはコンテンツサイトに関する記事にマーク付けを行なうために標準化されたXML準拠のスキームである。検索エンジン(Google(登録商標)等)は、RSSを解析する方法を知っており、これを用いてリアルタイムに検索コンテンツを更新することができる。公共のアルバムの場合、RSSでマーク付けされた各々のアルバムの特別なバージョンを作成して、検索エンジン・ロボット向けに開示することができる。
【0035】
上述のフォルダおよび共有アーキテクチャを適用したいくつかの事例がある。一例として、クリスは会社のパーティを主催する予定である。招待状を発送する前に(または恐らく後で)、「会社のパーティ」と呼ばれるフォルダを作成した。クリスは画像プロバイダ・サービスを利用して、フォルダの利用者として会社の全従業員の電子メールアドレスを追加した。全員に読出し/書込みアクセス権を与え、フォルダの目的を説明する短いメッセージを書き込んだ。全従業員が当該サービスから自動的に電子メールを受信した。これにはフォルダに関する説明、およびクリスのメッセージが含まれている。また、フォルダ利用申請をから脱退する(または単にフォルダからの自動通知を断る)ための指示を与えた。パーティでは数人の従業員が写真を撮影し、個人アカウントのアルバムにアップロードした。次いで従業員は各自、自分のアルバムを「会社のパーティ」フォルダに入れた(あるいは、各従業員は、始めから自分の写真をフォルダに直接アップロードしてもよい)。この時点で、フォルダの全利用者へ自動的に通知が送信され、新規アルバムについて知らせて、そこへの直接的なリンクが提供された。また、いずれかの利用者が自分の「マイアルバム」ページへ行ったならば、「フォルダ単位で」閲覧するオプションがある。従業員が「会社のパーティ」フォルダを選択したならば、一箇所のフォルダ内の全てのアルバムを含むページへ行ける。
【0036】
別の例では、ピーターは多数の画像を撮影している。数年間の同じ画像サービスプロバイダを利用してきて、日付順に編成された優に100を超えるアルバムを持っている。このため、古い写真を素早く見つけることが困難になっている。ピーターは、自分のアルバムのほとんどが明確なカテゴリに分類できることがわかっている。すなわち、赤ん坊、建築、集会および仕事である。従って、ピーターは4個のフォルダを作成して、自分のアルバムを各々これらのフォルダのうちの1個に入れようと決意した。複数のフォルダに当てはまる(例えば自分の赤ん坊を仕事に連れ出した時のような)アルバムがいくつかあり、画像サービスプロバイダは1個のアルバムを複数のフォルダに入れることを許している。ピーターは自分の女の赤ちゃんのアルバムを多数作成していて、常にこれらのアルバムを同じグループの人々と共有していることがわかっている。従って、ピーターはこれらの人々全員をそのフォルダの読出し専用利用者として追加した。将来、ピーターがこのフォルダに新規アルバムを追加する都度、これらの人々全員が画像サービスプロバイダから自動的に通知を受信する(脱退することもできる)。ピーターが自分の「マイアルバム」ページへ行けば常にこれらの4個のフォルダ全てを利用することができ、整理された状態が格段に維持しやすくなっている。また、利用者は誰でも「友人のアルバム」へ行く度にそのフォルダを利用できる。
【0037】
別の例では、ジュリアとジルは高校生で、親友であった。二人ともカメラ付き携帯電話を持っており、互いの画像を共有したいと思っている。ジュリアは画像を共有するために画像サービスプロバイダ・サイト上に新規フォルダを作成しようと思い、二人でフォルダの利用申請をした。英語の授業の間に、ジュリアは隣に座っている素敵な少年の写真を撮り、「日付順に編成」機能を用いてフォルダにアップロードした。これは今日彼女がアップロードした最初の写真であるため、新規アルバムが自動的に作成された。ジルは、電子メールまたはMMSで通知を自動的に受信し、新規画像を確認した。その後、ジュリアは別の少年の別の画像を撮ってアップロードした。これは同じアルバムに自動的に追加され、再びジュリアは利用できる新規画像が入ったとの通知を受信する。ジルも、画像のアップロードにアルバムを利用する。その後、ジュリアはジルとはもう友達でなくなったと思ったため、自分のフォルダから利用者であるジルを削除した。ジルのアルバムは全て自動的にフォルダから削除され、ジルはもはや「友人のアルバム」ページから、あるいはそれ以外のどのような手段でもフォルダへアクセスすることができなくなった。ジュリアは自分が今はバフィとブレンダが好きだと思い、彼女らを利用者としてフォルダに追加した。基本的に、ジュリアは画像プロバイダのサービスを通じてある程度自分の派閥を運営することができる。
【0038】
別の例では、ステファニーは不動産業者である。売りに出された家があればいつでも、その家の写真を何枚も撮影して、画像サービスプロバイダのアルバムにアップロードした。「ステファニーの売り家物件」と名付けた新規フォルダを作成しようと思い、これらのアルバムの各々をフォルダに追加した。マップに基づくデフォルト・ビューを設定した。アルバムを公開しようと思い、「ステファニーの家」と名付けたショートカットを作成した。自分のウェブサイトから、http://www.ofoto.com/folders/StephaniesHomes/へのリンクを作成した。これで、ステファニーのウェブサイトにいる人は誰でもそのリンクをクリックすることができる。閲覧したい人はアカウントを(既に持っていなければ)作成する必要がある。アカウントを作成した時点で、ステファニーのフォルダの全てのアルバムのマップ・ベースのビューを閲覧できる。さらに、ステファニーが新しい家の写真を追加するたびに、自動的に通知を受信する。家が売れたならば、ステファニーはフォルダからそのアルバムを削除することができる。
【0039】
別の例では、マージョリーは野球の大ファンであって、特にボルチモア・オリオールズが好きである。オリオールズの試合を見に行くたびに、好きな選手に近づいて沢山写真が撮れるように打撃練習中に到着しようとする。毎試合の写真を自分のアルバムに入れて、「オリオールズの写真集」と名付けたフォルダを作成している。マージョリーは自分のアルバムを世間一般に見せようと思い、「野球、ボルチモア、オリオールズ」というキーワードに関連付けた。ナンシーは画像プロバイダのウェブサイトを見ようと思ったが、彼女もまたオリオールズ・ファンである。ナンシーは検索機能を呼び出して「オリオールズ」とタイプ入力した。ナンシーがフォルダのリスト(アクセス頻度によりソート済み)を閲覧すると、マージョリーのフォルダが最上位にある。ここでナンシーはこのフォルダの利用申請をすることができて、好きな選手の写真を全て閲覧することができる。さらに、試合を見に行った後で自分の写真を追加することができる(マージョリーは、誰も決して他のチームの写真を追加できないようするために読出し/書込み/確認モデルを選んだ)。
【0040】
別の例では、リサは平和集会に参加した。自分のノキア(登録商標)3650を持っており、何枚か写真を撮ろうと思っていた。カメラやカメラ付き携帯電話を持っている人が大勢いたため、集会用の画像サービスプロバイダの公開市民アルバムがあるか否かを調べてみようと思った。リサは、画像サービスプロバイダWAPサイトにある公開アルバム検索ツールを呼び出して、「サンフランシスコ平和集会」とタイプ入力すると、既に1件立ち上げられていることがわかった。そこで、リサは自動アルバム作成機能を用いてこのフォルダに自分の写真を全てアップロードした。集会の後で、リサは戻ってフォルダ内の他の写真を見ようと思った。「評価順ビュー」を選んで集会で最も人気のあった50枚の写真を見た。これらは、極めて魅力的であったため、リサはこれらの写真の自動生成写真コラージュを注文しようと決心した。個々の写真の大部分が640×480(ピクセル)であるが、合成されたコラージュは20×30(ピクセル)で見栄えが非常に良いため、リサは友人用に数枚のコピーを余分に注文しようと決心した。
【0041】
別の例では、アダムはブログを作成したいと思っている。既に画像サービスプロバイダのアカウントを持っているため、「アダムの遊びブログ」と名付けた新規のフォルダを作成して世間一般に公開しただけである。入手可能な数100のスキンを探して、自分の目的に合うもの、すなわち面白いが馬鹿げてはいないものを見つけた。見に来た人は誰でも最新の写真/アイデアから始めるようにフォルダのデフォルトビューを「ジャーナルモード」に設定した。アダムはここで、自動的にこのフォルダにアップロードして、自動アルバム作成を行なうように自分のノキア(登録商標)3650を設定した。アダムは1日中出かけている間にあちこちでスナップ写真を撮影して定期的に3650からのテキストの抜粋を追加する。アダムは定期的にコンピュータに向かい、そこからさらに多くのテキストを追加することができる。アダムは他のブログへのリンクを作成したが、まもなく多くの人が自分へ逆リンクしていることに気付いた。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明に従い動作するシステムの模式図である。
【図2】主電子メールアドレスへの画像共有通知を示すフロー図である。
【図3】通知を集約する画像共有通知を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0043】
10 アクセス装置、12 アクセス装置、14 アクセス装置、16 通信ネットワーク/インターネット、18 オンライン画像サービスプロバイダ、20 サーバー、30 ユーザー・アカウント、32 指定電子メールアドレス、34 第1ユーザー、36 第1ユーザーの主電子メールアドレス、40 好みの通知方法、42 指定電子メールアドレス、44 第1ユーザー、46 第1ユーザーの指定された電子メールアドレス、48 電子メッセージ、50 第1ユーザーの主電子メールアドレス。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電子メールアドレスを有する単一ユーザー向けに通信ネットワークを介してデジタル画像を編成および共有する方法であって、
第1ユーザーのデジタル画像を保存する画像サーバーをサービスプロバイダが提供し、前記第1ユーザーが電子メールを受信可能な2個以上の電子メールアドレスを登録するステップと、
前記第1ユーザーの指示に従い、前記サーバーが前記2個以上の電子メールアドレスのうちの1個を主電子メールアドレスとして記録するステップと、
前記サーバーが、前記登録済みの2個以上の電子メールアドレスのうちの1個のアドレスを有する全ての電子メールを、通信ネットワークを介して受信された前記主電子メールアドレスへ自動的に転送するステップとを含み、前記電子メールが共有画像および/または画像フォルダへのリンクを含む方法。
【請求項2】
前記2個以上の電子メールアドレスが、各々SMSアドレスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記主電子メールアドレスがMMSアドレスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記電子メールアドレスの一つが電話番号を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
複数の電子メールアドレスを有する単一ユーザー向けに通信ネットワークを介してデジタル画像を編成および管理するシステムであって、
第1ユーザー向けにデジタル画像を保存する画像サーバーを有する画像サービスプロバイダを含み、前記ユーザーが電子メールを受信可能な2個以上の電子メールアドレスを登録し、前記ユーザーが前記2個以上の電子メールアドレスのうちの1個を主電子メールアドレスとして指定し、前記サーバーが前記登録済みの2個以上の電子メールアドレスのいずれかを宛先とする全ての電子メッセージを、前記第1ユーザーが使用すべく前記主電子メールアドレスへ自動的に転送し、前記電子メールが、前記サーバーに保存された前記デジタル画像および/または画像フォルダへのリンクを含むシステム。
【請求項6】
前記通信ネットワークがインターネットを含む、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記2個以上の電子メールアドレスが各々MSSを含む、請求項5に記載のシステム。
【請求項8】
前記主電子メールアドレスがSMSアドレスを含む、請求項5に記載のシステム。
【請求項9】
前記2個以上の電子メールアドレスの前記一つが、電話の電子メールアドレスを含む、請求項5に記載のシステム。
【請求項10】
通信ネットワークを介してデジタル画像を自動的に共有する方法であって、
サービスプロバイダが、所有者に代わりデジタル画像をサーバーに保存するための、および通信ネットワークを介してデジタル画像にアクセスするための所有者アカウントを提供するステップと、
前記サーバーが、複数のソースから前記通信ネットワークを介してデジタル画像を受信して前記所有者アカウントへ格納するステップと、
前記サーバーが、前記フォルダに新規デジタル画像が格納された旨の単一の電子通知を通信ネットワーク経由で前記所有者へ送信するステップとを含む方法。
【請求項11】
前記通知が、所定の基準に基づいて送信される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記所定の基準が、所定の期間を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記所定の基準が、所定の個数のソースを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
サーバーが他の個人へメッセージを送信して、前記フォルダに格納された前記デジタル画像にアクセスするために前記フォルダの利用者となるよう前記個人を勧誘する、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記利用者アカウントが、前記利用者による前記フォルダへのアクセスを制御するための許可レベルを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記許可レベルが、前記フォルダに新規デジタル画像が格納された旨を前記利用者に自動的に通知することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記許可レベルが、前記デジタル画像に関するコメントの読込みまたは書込みを前記利用者に許すか否かを制御することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記利用者が連絡先情報を提供することにより、前記フォルダに関して送信される通知を前記利用者が受信可能にできる、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記フォルダ内の前記デジタル画像が、特定の基準に従い編成されている、請求項10に記載の方法。
【請求項20】
前記基準が以下のグループ、すなわち、
前記デジタル画像が前記フォルダに取込みまたは保存された日付、
人気、コンテンツの種類、またはキーワードでのアクセス回数による前記デジタル画像の評価、
前記デジタル画像の作成者または所有者、
前記画像が撮影された場所、または、
前記デジタル画像の特徴、
から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記通知が、前記フォルダに格納されたデジタル画像の全てからの新規デジタル画像の各々のサムネイル表現を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項22】
通信ネットワークを介してデジタル画像を自動的に共有するシステムであって、
サービスプロバイダのサーバーが、前記顧客に代わりデジタル画像を顧客アカウントに保存すると共に通信ネットワークを介してデジタル画像へのアクセスを許し、
前記サーバーが、複数のソースから前記通信ネットワークを介してデジタル画像を受信して前記所有者アカウントへ格納し、
前記サーバーが、前記フォルダに新規デジタル画像が格納された旨の単一の電子通知を通信ネットワーク経由で前記顧客へ送信するシステム。
【請求項23】
前記通知が所定の基準に基づいて送信される、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記所定の基準が、所定の期間を含む、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
前記所定の基準が、所定の個数のソースを含む、請求項23に記載のシステム。
【請求項26】
サーバーが他の個人へメッセージを送信して、前記フォルダに格納された前記デジタル画像にアクセスするために前記フォルダの利用者になるよう前記個人を勧誘する、請求項22に記載のシステム。
【請求項27】
前記顧客アカウントが、前記利用者による前記フォルダへのアクセスを制御するための許可レベルを含む、請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記許可レベルが、前記フォルダに新規デジタル画像が格納された旨を前記利用者に自動的に通知することを含む、請求項27に記載のシステム。
【請求項29】
前記許可レベルが、前記デジタル画像に関するコメントを前記利用者が読込みまたは書込みできるか否かを制御することを含む、請求項27に記載のシステム。
【請求項30】
前記利用者が連絡先情報を提供することにより、前記フォルダに関して送信される通知を前記利用者が受信可能にできる、請求項26に記載のシステム。
【請求項31】
前記フォルダ内の前記デジタル画像が、特定の基準に従い編成されている、請求項22に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2007−512586(P2007−512586A)
【公表日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533883(P2006−533883)
【出願日】平成16年9月7日(2004.9.7)
【国際出願番号】PCT/US2004/028825
【国際公開番号】WO2005/041557
【国際公開日】平成17年5月6日(2005.5.6)
【出願人】(590000846)イーストマン コダック カンパニー (1,594)
【Fターム(参考)】