説明

ショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法

本発明は、以下を含むことを特徴とする、ショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法:
a) タンク中において、糖を含まないショクヨウガヤツリ樹液を化粧品成分および温熱性/脱イオン化蒸留水と混合する工程;
b) 第2のタンク中において、界面活性剤を糖蜜アルコールと混合する工程;
c) ベース濃縮物を生産するために、上記の工程から得られた生成物を混合する工程;
d) 前記ベース濃縮物に超音波を適用する工程; および
f) 医薬上許容される賦形剤を添加する工程、
ならびにベース濃縮物および前記方法から得られる化粧品に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の技術分野
本発明は、化粧品の調製、より具体的には、ショクヨウガヤツリ樹液濃縮物(milk concentrate)に基づく化粧品の調製の分野に包含される。
【背景技術】
【0002】
本発明前の技術水準
ショクヨウガヤツリは、4月および5月に植えられる。収穫は、11月から1月の間に行われる。
【0003】
収穫工程が終了すると、浄化(cleaning)および不純物除去のためにその洗浄が行われる。次に、望ましくない要素(土地からのわらおよび石)のための強度の(deep)浄化工程が適用される。続いて産毛(down)が除去され、浄化を終了させるための細かい水のシャワーが提供される。
【0004】
ショクヨウガヤツリが清浄にされると、次いでそれを乾燥させることによって水分レベルが減少させられる。この工程において、50% から 15% までの水分減少を達成することが必要である。前記乾燥の期間は約3ヶ月続き、乾燥は、乾燥チャンバー中において、ゆっくりと、かつ注意深く行われる。
【0005】
それが乾燥すると、次いで、不純物、欠陥のあるもの(the faulty)またはサイズの小さい物を分離するために、その浄化および選別が行われる。
【0006】
この浄化および選別操作が行われた後、それらは使用のために袋(sac)の中に梱包される。
【発明の概要】
【0007】
ショクヨウガヤツリからこのようにして得られる、天然のショクヨウガヤツリ樹液が生産され、これは、バレンシア地方の代表的な流動食(liquid food)をその後に調製するために用いられるものと共通する方法である。この方法は、本質的に以下の工程で構成される:
- ショクヨウガヤツリを浄化および消毒する工程;
- ハンマーミルを用いて該ショクヨウガヤツリを粉砕する工程;
- 水を添加する工程;
- ショクヨウガヤツリを圧縮し、流体からパルプ(pulp)を分離する工程;
- 本発明の方法において用いられる天然ショクヨウガヤツリ樹液ベースを得る工程。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の詳細な説明
本発明は、以下を含むことを特徴とする、ショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法に関する:
a) タンク中において、糖を含まないショクヨウガヤツリ樹液を化粧品成分および温熱性(thermal)脱イオン化蒸留水と混合する工程;
b) 第2のタンク中において、界面活性剤を糖蜜アルコール(molasses alcohol)と混合する工程;
c) 上記工程から得られた生成物を混合してベース濃縮物(base concentrate)を生産する工程;
d) 前記ベース濃縮物に超音波を適用する工程; および
e) 医薬上許容される賦形剤を添加する工程。
【0009】
工程 a) は、タンク中において行われ、該タンクは様々な材料で作ることができるが、好ましくはステンレス鋼で作られる。
【0010】
好ましい態様において、前記方法は、工程 a) において用いられる前記ステンレス鋼タンクが 200 から 500 rpm の間の能力を備えるプロペラミキサーを含むことを特徴とする。
【0011】
特定の態様において、工程 a) からの前記混合は、20 から 70℃ の間の温度において行われる。さらに、好ましくは、工程 a) において用いられる前記化粧品成分は以下から選択される: 天然の化粧品成分、合成の化粧品成分、およびこれらの混合物。これらの化粧品成分または化粧品原料は、Decision 96/335-CE の添付物において記載されるもののいずれであってもよい。
【0012】
特定の態様において、工程 a) において用いられる前記化粧品成分は、以下のうちの2以上の組み合わせから選択される:
- アンシアーノ(Anciano)およびハマメリス(Hamamelis)蒸留水;
- 菌核ガム(Sclerotium gum);
- 水およびブラックツリーファーン(Cyathea medullaris)抽出物;
- ベタイン、水、グリセリン、水素添加レシチン(hydrogenated Lecithum)、ハチミツおよびペクチン;
- ツタおよびミルラ抽出物、ロイシン、バリン、アルギニンならびにリジン;
- グリセリン、水、リゾレシチン、およびエゴマ(Perilla frutescens)の種子油;
- トウモロコシおよびダイズの不けん化物(unsaponifiable)
- 含水アルコール溶液中のプロポリス、
- ラズベリー種子バージン植物油;
- ローズヒップバージン植物油;
- アルガンバージン植物油;
- アンズ核バージン植物油;
- ティーツリー油。
【0013】
他方、ショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法の特定の態様において、工程 b) において用いられるタンクは、ステンレス鋼タンクおよびポリエステルタンクから選択される。加えて、より好ましい態様において、工程 b) において用いられる界面活性剤は、天然の界面活性剤、合成の界面活性剤およびこれらの混合物から選択される。別の好ましい態様において、工程 b) において用いられる前記界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、非イオン性および両性の界面活性剤ならびにこれらの混合物から選択される。
【0014】
本発明の特定の態様において、工程 b) において用いられる前記界面活性剤は、以下から選択される: アニオン性界面活性剤、例えば アシルアミノ酸(および塩)、アシルグルタメート、アシルペプチド、サルコシネート、タウレート、カルボン酸およびその塩、飽和鎖酸、カルボン酸エステル、カルボン酸エーテル、リン酸エステル(および塩)、スルホン酸(および塩)、アシルイソチアネート(acyl isotianate)、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルホネート、スルホサクシネート、硫酸エステル; カチオン性界面活性剤、例えばアルキルアミン、アルキルイミダゾリン、エトキシル化アミン、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、複素環アンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩; 両性界面活性剤、例えばアシルアミノ酸(および誘導体)、N-アルキル-アミノ酸; 非イオン性界面活性剤、例えばアルコールおよびアルカノールアミド、アミンオキシド、エステル。
【0015】
本発明の方法の特定の態様において、工程 c) の混合は、得ようとする生成物に応じて、15 から 25 分の間に含まれる時間の間、4 から 9 の間に含まれる pH において行われる。
【0016】
工程 a) および b) において得られた生成物の混合はタンク中において行われ、該タンクは様々な材料から製造され得、好ましくはステンレス鋼のタンクである。
【0017】
他方、本発明の方法の特定の態様において、工程 c) の混合は、4 から 9 の間に含まれる pH において 20 分間行われる。
【0018】
超音波適用のための工程 d) において、超音波の適用時間は、得ようとする最終生成物の型に依存する。
【0019】
さらに、特定の態様において、超音波適用のための前記工程 d) は、20 から 60 分の間、持続する。
【0020】
本発明はまた、化粧品を調製するための、以下を含むことを特徴とするショクヨウガヤツリ樹液ベース濃縮物に関する:
- ショクヨウガヤツリ樹液 100%
- 天然または合成の化粧品成分または混合物、
- 蒸留/脱イオン化/温熱性(thermal)水
- 天然または合成の界面活性剤または混合物、および
- 糖蜜アルコール。
【0021】
特定の態様は、化粧品を調製するためのショクヨウガヤツリ樹液ベース濃縮物に関し、ここで、前記ベース濃縮物は以下を含み:
- ショクヨウガヤツリ樹液 100%
- 天然または合成の化粧品成分または混合物、
- 蒸留/脱イオン化/温熱性(thermal)水
- 天然または合成の界面活性剤または混合物、および
- 糖蜜アルコール、
そして、前記化粧品成分は以下のうちの2以上の組み合わせから選択される:
- アンシアーノ(Anciano)およびハマメリス蒸留水;
- 菌核ガム;
- 水およびブラックツリーファーン(Cyathea medullaris)抽出物;
- ベタイン、水、グリセリン、水素添加レシチン、ハチミツおよびペクチン;
- ツタおよびミルラ抽出物、ロイシン、バリン、アルギニンならびにリジン;
- グリセリン、水、リゾレシチン、およびエゴマ(Perilla frutescens)の種子油;
- トウモロコシおよびダイズの不けん化物
- 含水アルコール溶液中のプロポリス、
- ラズベリー種子バージン植物油;
- ローズヒップバージン植物油;
- アルガンバージン植物油;
- アンズ核バージン植物油;
- ティーツリー油。
【0022】
一般的に、本発明において、ベース濃縮物は以下のものである:
- 濃縮/伝統的 液体ショクヨウガヤツリ樹液 (100%);
- 温熱性/脱イオン化水;
- 天然および合成の界面活性剤、
- アンシアーノ(Anciano)およびハマメリス蒸留水;
- 菌核ガム;
- 水およびブラックツリーファーン(Cyathea medullaris)抽出物;
- ベタイン、水、グリセリン、水素添加レシチン、ハチミツおよびペクチン;
- ツタおよびミルラ抽出物、ロイシン、バリン、アルギニンならびにリジン;
- グリセリン、水、リゾレシチン、およびエゴマ(Perilla frutescens)の種子油;
- トウモロコシおよびダイズの不けん化物
- 含水アルコール溶液中のプロポリス、
- ラズベリー種子バージン植物油;
- ローズヒップバージン植物油;
- アルガンバージン植物油;
- アンズ核バージン植物油;
- ティーツリー油。
【0023】
好ましい態様によれば、前記ベース濃縮物は、以下の組成を有する:
- 濃縮/伝統的 液体ショクヨウガヤツリ樹液(100%); 30-50%
- 温熱性/脱イオン化水; 5-20%
- 天然および合成の界面活性剤、1-15%
- アンシアーノ(Anciano)およびハマメリス蒸留水; 1-10%
- 菌核ガム; (増粘剤) 1-4%
- 水およびブラックツリーファーン(Cyathea medullaris)抽出物; 1-3%
- ベタイン、水、グリセリン、水素添加レシチン、ハチミツおよびペクチン; (前記生成物の水溶液) 3-5%
- ツタおよびミルラ抽出物、ロイシン、バリン、アルギニンならびにリジン; (必須アミノ酸) 2-6%
- グリセリン、水、リゾレシチン、およびエゴマ(Perilla frutescens)の種子油; (水溶液) 1-4%
- トウモロコシおよびダイズの不けん化物 2-5%
- 含水アルコール溶液中のプロポリス、1-8%
- ラズベリー種子バージン植物油;
- ローズヒップバージン植物油;
- アルガンバージン植物油;
- アンズ核バージン植物油;
- ティーツリー油。
【0024】
特定の好ましい態様によれば、ベース濃縮物は、以下の油を、組み合わせて、該ベース濃縮物中において 1-10% となる濃度にて含有する:
- ラズベリー種子バージン植物油;
- ローズヒップバージン植物油;
- アルガンバージン植物油;
- アンズ核バージン植物油;
- ティーツリー油。
【0025】
本発明によれば、ベース濃縮物生成物の基本組成は、最終的に化粧品および個人的衛生用品(hygiene line)を構成する様々な最終生成物を得るための出発点である。
【0026】
本発明はまた、上で定義したベース濃縮物を含有する化粧品に関する。
【0027】
特定の態様によれば、完成した化粧品の製剤型(type formulation)は、以下を含有する:
- 天然ベース濃縮物、
- 乳化剤、
- 活性成分、
- 精油、
- 抗酸化剤、
- 保存剤、
- 天然色素、
- 香料、および
- サンスクリーン(sunscreen)およびサンプロテクター(sun protector)。
【0028】
定義されたベース濃縮物から、本発明の対象である方法によって得られる生産物は、以下のものである:
- 体用(body)化粧品: クリーム、スキンローション、
- 顔用(facial)化粧品
- カラー(color)化粧品: 口紅、メイクアップ用品(make up)、…
- 個人的衛生用品(hygiene product): せっけん、バスジェル(bath gel)、デオドラント、…
- 毛髪用(capillary)化粧品
- トイレせっけん
- フレグランス(fragrance)、香料およびコロン(cologne)
- 日焼け防止用製品。
【0029】
最終的に、最終生成物が次の規則に従うことを確認することにより、天然ショクヨウガヤツリの特殊な性質および品質を有する所望の化粧品が得られる:
- 成分および構成要素同士の間の相互作用 (真の(right)相乗作用)。
- ベース濃縮物と最終化粧品の残りの成分との相互作用。
- 温度、pH、酸化還元能力および環境因子(光、空気、等)の制御。
- 最終生成物と媒体(パッケージ)との相互作用。
【0030】
本発明は、これまでの段落に記載される方法によって得られること、およびショクヨウガヤツリ樹液濃縮物を含むことを特徴とする化粧品にさらに関する。
【0031】
ショクヨウガヤツリの最も重要な特性、ひいてはそのショクヨウガヤツリ樹液の最も重要な特性は、その オレイン酸、デンプン、必須アミノ酸、ビタミン E、ビタミン C、ビオチンまたはビタミン H、ルチンまたはビタミン P、ミネラル、例えば亜リン酸、カルシウム、マグネシウム、鉄およびカリウムの含有量に起因する。
【実施例】
【0032】
本発明を実施する様式
次に、本発明を例証する目的で、かつ、決してそれを限定する目的ではなく、本発明の特定の態様の例を詳述する。
【0033】
一般的に、以下において示されるフローチャートは、本発明の方法の一態様を例証する:
a) 以下をタンク中で混合する:
ショクヨウガヤツリ樹液 100%
天然/合成の化粧品成分
蒸留/脱イオン化/温熱性水
20-70℃の間において 200-500 r.p.m. で撹拌する。
b) 以下を第2のタンク中で混合する
天然の界面活性剤
合成の界面活性剤
糖蜜アルコール
pH 4-9 において、200-500 r.p.m. で 16 時間撹拌する
c) 上記の工程から得られた生成物を、ベース濃縮物を生産するためにステンレス鋼のタンク中で混合し、超音波を適用する。
【0034】
上で定義したベース濃縮物から出発し、そこへ様々な生成物を添加して、以下の組成を有するバスジェルを得る:
- ベース濃縮物: 10-15%
- 界面活性剤: 30-40%
- 両性: コカミドプロピルベタイン
- 非イオン性: グリセレス(Glicereth)-17 ココエート(Cocoate)
- 保存剤: 0.1% 通常: 松油を伴うプロポリス
- 1% 溶液の天然色素 0.2%、得ようとする色に依存する、様々な生成物、
- 香料 0.5%。 野性的な柑橘系の香り(wild citric note)および緑茶の香りと組み合わせて、新鮮な香り(fresh note)、春の花の香りを有する、
- 増粘剤: 通常は塩 (NaCl) 1% が利用される、
- 温熱性水: 選択され、塩の濃度を減少させるために蒸留水で希釈される:
残り 100% まで。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の工程を含むことを特徴とする、ショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法:
a) タンク中において、糖を含まないショクヨウガヤツリ樹液を化粧品成分および温熱性脱イオン化蒸留水と混合する工程;
b) 第2のタンク中において、界面活性剤を糖蜜アルコールと混合する工程;
c) ベース濃縮物を生産するために、上記の工程から得られた生成物をステンレス鋼のタンク中において混合する工程;
d) 前記ベース濃縮物に超音波を適用する工程; および
e) 医薬上許容される賦形剤を添加する工程。
【請求項2】
工程 a) において用いられる前記ステンレス鋼のタンクが、200 から 500 rpm の間の能力を有するプロペラミキサーを含むことを特徴とする、請求項1に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法。
【請求項3】
工程 a) からの前記混合が、20 から 70℃の間の温度において行われることを特徴とする、請求項1に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法。
【請求項4】
工程 a) において用いられる前記化粧品成分が、天然の化粧品成分、合成の化粧品成分およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法。
【請求項5】
工程 a) において用いられる前記化粧品成分が、以下のうちの2以上から選択されることを特徴とする、請求項1に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法:
- アンシアーノ(Anciano)およびハマメリス蒸留水;
- 菌核ガム;
- 水およびブラックツリーファーン(Cyathea medullaris)抽出物;
- ベタイン、水、グリセリン、水素添加レシチン、ハチミツおよびペクチン;
- ツタおよびミルラ抽出物、ロイシン、バリン、アルギニンならびにリジン;
- グリセリン、水、リゾレシチン、およびエゴマ(Perilla frutescens)の種子油;
- トウモロコシおよびダイズの不けん化物
- 含水アルコール溶液中のプロポリス、
- ラズベリー種子バージン植物油;
- ローズヒップバージン植物油;
- アルガンバージン植物油;
- アンズ核バージン植物油、および
- ティーツリー油。
【請求項6】
工程 b) において用いられるタンクが、ステンレス鋼のタンクおよびポリエステルのタンクから選択されることを特徴とする、請求項1に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法。
【請求項7】
工程 b) において用いられる界面活性剤が、天然の界面活性剤、合成の界面活性剤およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法。
【請求項8】
工程 b) において用いられる界面活性剤が、アニオン性、カチオン性、非イオン性および両性の界面活性剤およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法。
【請求項9】
工程 b) において用いられる界面活性剤が、アシルアミノ酸(および塩)、アシルグルタメート、アシルペプチド、サルコシネート、タウレート、カルボン酸およびその塩、飽和鎖酸、カルボン酸エステル、カルボン酸エーテル、リン酸エステル(および塩)、スルホン酸(および塩)、アシルイソチアネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルホネート、スルホサクシネート、硫酸エステル; アルキルアミン、アルキルイミダゾリン、エトキシル化アミン、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、複素環アンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩; アシルアミノ酸(および誘導体)、N-アルキル-アミノ酸、アルコール、アルカノールアミド、アミンオキシド、エステルおよびそれらの組み合わせから選択されることを特徴とする、請求項1に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法。
【請求項10】
工程 c) からの混合が、15 から 25 分の間に含まれる時間の間、4 から 9 の間に含まれる pH において行われることを特徴とする、請求項1に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法。
【請求項11】
工程 c) の時間が 20 分であることを特徴とする、請求項10に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法。
【請求項12】
超音波適用のための前記工程 d) が、20 から 60 分の間持続することを特徴とする、請求項1に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物から化粧品を得るための方法。
【請求項13】
以下を含むことを特徴とする、化粧品を調製するためのショクヨウガヤツリ樹液ベース濃縮物:
- ショクヨウガヤツリ樹液 100%
- 天然または合成の化粧品成分または混合物、
- 蒸留/脱イオン化/温熱性水
- 天然または合成の界面活性剤または混合物、および
- 糖蜜アルコール。
【請求項14】
以下を含むことを特徴とする、請求項13に記載の化粧品を調製するためのショクヨウガヤツリ樹液ベース濃縮物:
- ショクヨウガヤツリ樹液 100%
- 天然または合成の化粧品成分または混合物、
- 蒸留/脱イオン化/温熱性水
- 天然または合成の界面活性剤または混合物、および
- 糖蜜アルコール、
ここで、前記化粧品成分は以下のうちの2以上の組み合わせから選択される:
- アンシアーノ(Anciano)およびハマメリス蒸留水;
- 菌核ガム;
- 水およびブラックツリーファーン(Cyathea medullaris)抽出物;
- ベタイン、水、グリセリン、水素添加レシチン、ハチミツおよびペクチン;
- ツタおよびミルラ抽出物、ロイシン、バリン、アルギニンならびにリジン;
- グリセリン、水、リゾレシチン、およびエゴマ(Perilla frutescens)の種子油;
- トウモロコシおよびダイズの不けん化物、
- 含水アルコール溶液中のプロポリス、
- ラズベリー種子バージン植物油;
- ローズヒップバージン植物油;
- アルガンバージン植物油;
- アンズ核バージン植物油;
- ティーツリー油。
【請求項15】
以下を含むことを特徴とする、請求項13に記載の化粧品を調製するためのショクヨウガヤツリ樹液ベース濃縮物:
- 濃縮/伝統的 液体ショクヨウガヤツリ樹液 100%: 30-50%
- 温熱性/脱イオン化水: 5-20%
- 天然および合成の界面活性剤: 1-15%
- アンシアーノ(Anciano)およびハマメリス蒸留水: 1-10%
- 菌核ガム: 1-4%
- 水およびブラックツリーファーン(Cyathea medullaris)抽出物: 1-3%
- ベタイン、水、グリセリン、水素添加レシチン、ハチミツおよびペクチン: 3-5%
- ツタおよびミルラ抽出物、ロイシン、バリン、アルギニンならびにリジン: 2-6%
- グリセリン、水、リゾレシチン、およびエゴマ(Perilla frutescens)の種子油: 1-4%
- トウモロコシおよびダイズの不けん化物: 2-5%
- 含水アルコール溶液中のプロポリス: 1-8%
- ラズベリー種子バージン植物油;
- ローズヒップバージン植物油;
- アルガンバージン植物油;
- アンズ核バージン植物油、および
- ティーツリー油。
【請求項16】
請求項1から12に記載の方法によって得られること、および請求項13から15のいずれか一項に記載のショクヨウガヤツリ樹液濃縮物を含むことを特徴とする化粧品。
【請求項17】
以下を含むことを特徴とする、請求項16に記載の化粧品:
- ショクヨウガヤツリ樹液ベース濃縮物、
- 乳化剤、
- 活性成分、
- 精油、
- 抗酸化剤、
- 保存剤、
- 天然色素、
- 香料、および
- サンスクリーンおよびサンプロテクター。
【請求項18】
以下の組成を有するベース濃縮物を含むことを特徴とする、請求項16または17に記載の化粧品:
- 濃縮/伝統的 液体ショクヨウガヤツリ樹液 (100%);
- 温熱性/脱イオン化水;
- 天然および合成の界面活性剤、
- アンシアーノ(Anciano)およびハマメリス蒸留水;
- 菌核ガム;
- 水およびブラックツリーファーン(Cyathea medullaris)抽出物;
- ベタイン、水、グリセリン、水素添加レシチン、ハチミツおよびペクチン;
- ツタおよびミルラ抽出物、ロイシン、バリン、アルギニンならびにリジン;
- グリセリン、水、リゾレシチン、およびエゴマ(Perilla frutescens)の種子油;
- トウモロコシおよびダイズの不けん化物、
- 含水アルコール溶液中のプロポリス、
- ラズベリー種子バージン植物油;
- ローズヒップバージン植物油;
- アルガンバージン植物油;
- アンズ核バージン植物油;
- ティーツリー油。
【請求項19】
以下の組成を有するベース濃縮物を含むことを特徴とする、請求項16から18のいずれか一項に記載の化粧品:
- 濃縮/伝統的 液体ショクヨウガヤツリ樹液 (100%); 30-50%
- 温熱性/脱イオン化水; 5-20%
- 天然および合成の界面活性剤; 1-15%
- アンシアーノ(Anciano)およびハマメリス蒸留水; 1-10%
- 菌核ガム 1-4%
- 水およびブラックツリーファーン(Cyathea medullaris)抽出物; 1-3%
- ベタイン、水、グリセリン、水素添加レシチン、ハチミツおよびペクチン; 3-5%
- ツタおよびミルラ抽出物、ロイシン、バリン、アルギニンならびにリジン: 2-6%
- グリセリン、水、リゾレシチン、およびエゴマ(Perilla frutescens)の種子油: 1-4%
- トウモロコシおよびダイズの不けん化物: 2-5%
- 含水アルコール溶液中のプロポリス: 1-8%
- ラズベリー種子バージン植物油;
- ローズヒップバージン植物油;
- アルガンバージン植物油;
- アンズ核バージン植物油、および
- ティーツリー油。
【請求項20】
クリーム、スキンローション、顔用化粧品、カラー化粧品、せっけん、バスジェル、デオドラント、毛髪用化粧品、トイレせっけん、フレグランス、香料、コロンおよび日焼け防止用製品から選択されることを特徴とする、請求項16に記載の化粧品。

【公表番号】特表2010−534224(P2010−534224A)
【公表日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−517425(P2010−517425)
【出願日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際出願番号】PCT/ES2008/000515
【国際公開番号】WO2009/013377
【国際公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(510023230)オルチャテリア・ダニエル・ソシエダッド・リミターダ (1)
【Fターム(参考)】