説明

スタッカクレーン

【課題】スタッカクレーンの重量の増加を可及的に抑えてマストを補強する。
【解決手段】スタッカクレーン3は、上ガイドレール及び下ガイドレール21bに沿って移動可能である。スタッカクレーン3は、走行台車23と、左マスト25a及び右マスト25bと、昇降台27と、制御盤31と、ブラケットと、を備えている。走行台車23は、下ガイドレール21bに案内される左走行車輪23a及び右走行車輪23bを走行方向の両端部に有する。左マスト25a及び右マスト25bは、走行台車23の左走行車輪及び右走行車輪の内側に固定される。左マスト25a及び右マスト25bは、上下方向に延びている。昇降台27は、左マスト25a及び右マスト25bに沿って昇降可能である。制御盤31は、スタッカクレーン3を制御する。ブラケットは、右マスト25bと走行台車23とに固定され、制御盤31を載置するためのものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタッカクレーンに関し、特に、ガイドレールに沿って配置されたラックに設けられた複数の棚の間で物品を移載するためにガイドレールに沿って移動可能なスタッカクレーンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の自動倉庫は、例えば、一対のラックと、スタッカクレーンと、入庫ステーションと、出庫ステーションとを備えている。一対のラックは、前後方向に所定間隔をあけるようにして設けられている。ラックは、上下・左右に多数の荷物収納棚を有する。スタッカクレーンは、前後のラック間に配置されたガイドレールに案内されて左右方向に移動自在に設けられている。入庫ステーションは、一方のラックの側方に配置されている。出庫ステーションは、他方のラックの側方に配置されている。スタッカクレーンは、走行台車と、走行台車に固定された一対のマストと、マストに沿って昇降可能な昇降台と、を有している。昇降台には、棚との間で物品を移載する移載装置が設けられている。
【0003】
スタッカクレーンの走行台車には、スタッカクレーンを制御するための制御盤が設けられている(例えば、特許文献1を参照)。このような制御盤がマストに固定されたブラケットに取り付けられているものが従来知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−237911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スタッカクレーンが高速化すると、発進時や停止時等に上下方向に延びるマストに慣性力により強い曲げ力が作用する。特に、マストに制御盤が設けられたスタッカクレーンでは曲げ力が強くなる。そこで、マストの剛性の向上またはマストの補強等の対策を講じる必要がある。マストの剛性を上げると、マストの重量増を招く。また、マストを補強部材により補強すると、補強部材の配置のための空間が必要になり、走行台車が大型化する。このため、スタッカクレーンの重量の増加を招く。
【0006】
本発明の課題は、スタッカクレーンの重量の増加を可及的に抑えてマストを補強することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組合せることができる。
【0008】
本発明の一見地に係るスタッカクレーンは、ガイドレールに沿って移動可能である。スタッカクレーンは、走行台車と、マストと、昇降台と、制御盤と、ブラケットと、を備えている。走行台車は、ガイドレールに案内される一対の走行車輪を走行方向の両端部に有する。マストは一対の走行車輪同士の内側で走行台車に固定される。マストは、上下方向に延びている。昇降台は、マストに沿って昇降可能である。制御盤は、スタッカクレーンを制御する。ブラケットは、マストと走行台車とに固定され、制御盤を載置するためのものである。
このスタッカクレーンでは、制御盤を載置するためのブラケットがマストだけでなく走行台車にも固定されている。このように、ブラケットがマストと走行台車とに固定されるため、マストを補強することができる。ここでは、補強のための専用の部材を設けるのではなく、制御盤を載置するためのブラケットを走行台車にも固定することによってマストを補強している。このため、スタッカクレーンの重量の増加を可及的に抑えてマストを補強することができる。
【0009】
ブラケットは、縦固定板と、載置板と、横固定板と、2枚のリブと、を備えていてもよい。縦固定板は、マストの外側面に固定される。載置板は、制御盤を載置するための板である。横固定板は、走行台車の上面に固定される。2枚のリブは、縦固定板と載置板と横固定板とを走行車輪を挟んでつなぐ。
この場合には、リブが走行車輪を挟んで2枚配置されているので、ブラケットのための特別の空間を設けることなくブラケットを走行台車上に配置しやすくなる。
【0010】
2枚のリブの外側辺は、載置板と横固定板との連結部分において、載置板からマストに向かって斜め下方に延びる第1辺と、第1辺と円弧でつながれ横固定板の先端側に向かって延びる第2辺と、を有してもよい。
この場合には、2枚のリブの外側辺が載置板から横固定板の先端に直線的に向かっていない。すなわち、リブの外側辺において、いったん第1辺がマストに向かってから円弧で第2辺とつながれ、第2辺が横固定板の先端に向かっている。このため、リブの補強の作用を最大限発揮しつつリブの重量増を可及的に抑えることができる。
【0011】
マストは、角パイプ形状であり、縦固定板をマストに固定するための補強板をさらに備えてもよい。補強板は、複数の雌ネジ部を有し、マストの内側面に固定される。補強板は、縦固定板から装着されて雌ネジ部に螺合する複数のボルト部材により縦固定板をマストに固定する。
この場合には、補強板に螺合するボルト部材により、補強板はマストを挟んで縦固定板をマストに固定している。このため、発進時等にマストに慣性力が作用しても荷重がブラケットの縦固定板に均等に伝わる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、補強のための専用の部材を設けるのではなく、制御盤を載置するためのブラケットを走行台車にも固定することによってマストを補強している。このため、スタッカクレーンの重量の増加を可及的に抑えてマストを補強することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態が採用された自動倉庫の概略平面図。
【図2】図1のII−II矢視図であり、ラックとスタッカクレーンを説明するための図。
【図3】図1のIII−III矢視図であり、ラックとスタッカクレーンを説明するための図。
【図4】スタッカクレーンの制御盤搭載部分の拡大正面図。
【図5】その拡大側面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(1)自動倉庫全体
以下、本発明に係る一実施形態としての自動倉庫1を説明する。なお、この実施形態において、図1の上下方向が自動倉庫1の前後X方向であり、図1の左右方向が自動倉庫1の左右Y方向である。
図1において、自動倉庫1は、主に、前ラック2aおよび後ラック2bと、その間を走行するスタッカクレーン3とから構成されている。
【0015】
(2)ラック
前ラック2aおよび後ラック2bは、左右Y方向に延びるスタッカクレーン3の走行通路5を挟むよう前後に配置されている。前ラック2aおよび後ラック2bは、通路5側に所定間隔で左右に並ぶ多数の第1支柱7と、通路5と反対側に所定間隔をあけて並ぶ第2支柱9と、隣り合う第1支柱7および第2支柱9の間に設けられた多数の荷物支承部11とを有している。この実施形態では、一つの荷物支承部11は、二つの荷物収納棚13を有している。荷物収納棚13には、図1から明らかなように、スタッカクレーン3が中心基準かつ前端(走行通路5側端)基準で荷物Wを載置する。
【0016】
前ラック2aの左側の最下段には、荷物Wを入庫するための入庫ステーション17が配置されている。後ラック2bの左側の最下段には、荷物Wを出庫するための出庫ステーション19が配置されている。したがって、入庫ステーション17および出庫ステーション19においても、2個の荷物Wを入出庫可能である。
【0017】
(3)スタッカクレーン
図1、図2および図3において、走行通路5に沿って、上ガイドレール21aおよび下ガイドレール21bが設けられており、上ガイドレール21aおよび下ガイドレール21bにスタッカクレーン3が左右Y方向に移動可能に案内されている。スタッカクレーン3は、多数の荷物収納棚13と入庫ステーション17と出庫ステーション19との間で荷物Wを搬送する。
【0018】
スタッカクレーン3は、図2および図3に示すように、走行台車23と、左マスト25aおよび右マスト25bと、昇降台27と、2台の移載装置29と、制御盤31と、ブラケット33と、を有している。走行台車23は、左右Y方向の両端部に左走行車輪23aおよび右走行車輪23bを有している。左走行車輪23aおよび右走行車輪23bは、走行台車23に軸受により回転自在に支持され、下ガイドレール21b上を走行する。走行台車23は、下ガイドレール21bを挟んで両端に一対配置された前ガイドローラ23cおよび後ガイドローラ23dにより下ガイドレール21bに案内される。右走行車輪23bは、走行モータ38により駆動される。左マスト25aおよび右マスト25bは、左走行車輪23aおよび右走行車輪23bの内側で走行台車23に固定されている。左マスト25aおよび右マスト25bは、上下方向に延びており、その上端は、連結部材35により連結されている。連結部材35は、上ガイドレール21aを挟んで配置された左右一対の前ガイドローラ35aおよび後ガイドローラ35bにより上ガイドレール21aに案内される。左マスト25aおよび右マスト25bは矩形断面の角パイプ製であり、その長辺が左右Y方向に沿って配置されている。
【0019】
昇降台27は、左マスト25aおよび右マスト25bに昇降自在に装着されている。2台の移載装置29は、昇降台27に左右Y方向に沿って並べて設けられている。移載装置29は、荷物収納棚13と入庫ステーション17と出庫ステーション19との間で荷物Wを移載する。
【0020】
制御盤31は、スタッカクレーン3を制御するものである。制御盤31は内部に自動倉庫1全体を制御するコントローラ(図示せず)と通信可能な制御装置(図示せず)が収納されている。制御装置は、CPUやメモリ等のコンピュータ・ハードウェアを含んでいる。制御装置は、走行台車23、昇降台27および移載装置29を制御する。この制御盤31がブラケット33に載置されている。図4に示すように、制御盤31の下面は、ブラケット33に防振ゴムを挟んで固定されている。また、制御盤31の上端部と中間部は、右マスト25bの外側面25cに防振ゴムを有する固定金具54により固定されている。
【0021】
(4)ブラケット
ブラケット33は、制御盤31を載置するものである。ブラケット33は、右マスト25bと走行台車23との両方に固定されている。したがって、ブラケット33は、制御盤31を載置する機能と、右マスト25bを走行方向である左右Y方向側で補強する機能とを有している。ブラケット33は、図4および図5に示すように、縦固定板40と、載置板42と、横固定板44と、2枚のリブ46と、を有している。縦固定板40は、例えば6mmから12mm程度の厚みの鋼板製であり、概ね右マスト25bの短片の長さと同じ横方向長さを有している。縦固定板40の上下方向長さは、横方向長さより長い。縦固定板40は、図2右マスト25bの外側面25cに、複数本(例えば4本)のボルト部材50により固定される。縦固定板40の四隅の内側には、ボルト部材50のネジ部が通過可能な貫通孔40aが形成されている。右マスト25bの内側面には、ネジ孔強化用の補強板52が接着や溶接等の適宜の固定手段により固定されている。補強板52は、ボルト部材50が螺合する雌ネジ部52aを有している。また、右マスト25bにも雌ネジ部25dが形成されている。雌ネジ部52aと雌ネジ部25dは、一体で雌ネジ加工されている。
【0022】
載置板42は、例えば3.2mmから4.5mm程度の厚みの鋼板製であり、前後方向の両端が下方に折り曲げられている。載置板42の上面に防振ゴムを介して制御盤31が載置され、例えば4本のボルト部材53により固定されている。載置板42は、縦固定板40の上端と下端との中間部に配置されている。
【0023】
横固定板44は、例えば19mmから25mm程度の厚みの鋼板製である。横固定板44は、右走行車輪23bを挟んで前後に2枚設けられている。2枚の横固定板44は、走行台車23の右マスト25b固定部分の右側上面にそれぞれ2本のボルト部材56により固定されている。
【0024】
リブ46は、例えば6mmから12mm程度の厚みの鋼板製であり、右走行車輪23bを挟んで前後に2枚設けられている。リブ46の外側辺46aは、載置板42と横固定板44との連結部分において、載置板42から右マスト25bに向かって斜め下方に延びる第1辺46bと、第1辺46bと円弧でつながれ横固定板の先端側に向かって延びる第2辺46cと、を有している。
【0025】
左マスト25aの左走行車輪23a側には、補強ブラケット55が左マスト25aと走行台車23とに固定されている。
【0026】
(5)特徴
(A)スタッカクレーン3は、上ガイドレール21aおよび下ガイドレール21bに沿って移動可能である。スタッカクレーン3は、走行台車23と、左マスト25aおよび右マスト25bと、昇降台27と、制御盤31と、ブラケット33と、を備えている。走行台車23は、下ガイドレール21bに案内される左走行車輪23aおよび右走行車輪23bを走行方向の両端部に有する。左マスト25aおよび右マスト25bは、走行台車23の左走行車輪23aおよび右走行車輪23bの内側に固定される。左マスト25aおよび右マスト25bは、上下方向に延びている。昇降台27は、左マスト25aおよび右マスト25bに沿って昇降可能である。制御盤31は、スタッカクレーン3を制御する。ブラケット33は、右マスト25bと走行台車23とに固定され、制御盤31を載置するためのものである。
【0027】
このスタッカクレーン3では、制御盤31を載置するためのブラケット33が右マスト25bだけでなく走行台車23にも固定されている。このように、ブラケット33が右マスト25bと走行台車23とに固定されるため、右マスト25bを補強することができる。ここでは、補強のための専用の部材を設けるのではなく、制御盤31を載置するためのブラケット33を走行台車23にも固定することによって右マスト25bを補強している。このため、スタッカクレーン3の重量の増加を可及的に抑えて右マスト25bを補強することができる。
【0028】
(B)ブラケット33は、縦固定板40と、載置板42と、横固定板44と、2枚のリブ46と、を備えていてもよい。縦固定板40は、右マスト25bの外側面25cに固定される。載置板42は、制御盤31を載置するための板である。横固定板44は、走行台車23の上面に固定される。2枚のリブ46は、縦固定板40と載置板42と横固定板44とを右走行車輪23bを挟んでつなぐ。
この場合には、リブ46が右走行車輪23bを挟んで2枚配置されているので、ブラケット33のための特別の空間を設けることなくブラケット33を走行台車23上に配置しやすくなる。
【0029】
(C)2枚のリブ46の外側辺46aは、載置板42と横固定板44との連結部分において、第1辺46bと第2辺46bとを有していてもよい。第1辺46bは、載置板42から右マスト25bに向かって斜め下方に延びる。第2辺46cは、第1辺46bと円弧でつながれ横固定板44の先端側に向かって延びる。
この場合には、2枚のリブ46の外側辺46aが載置板42から横固定板44の先端に直線的に向かっていない。すなわち、リブ46の外側辺46aにおいて、いったん第1辺46bが右マスト25bに向かってから円弧で第2辺46cとつながれ、第2辺46cが横固定板44の先端に向かっている。このため、リブ46の補強の作用を最大限発揮しつつリブ46の重量増を可及的に抑えることができる。
【0030】
(D)右マスト25bは、角パイプ形状であり、縦固定板40をマストに固定するための補強板52をさらに備えてもよい。補強板52は、複数の雌ネジ部52aを有し、右マスト25bの内側面に固定される。補強板52は、縦固定板40から装着されて雌ネジ部52aに螺合する複数のボルト部材56により縦固定板40を右マスト25bに固定する。
この場合には、補強板52に螺合するボルト部材56により、補強板52は右マスト25bを挟んで縦固定板40を右マスト25bに固定している。このため、発進時等に右マスト25bに慣性力が作用しても荷重がブラケット33の縦固定板40に均等に伝わる。
【0031】
(6)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態および変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
【0032】
(A)前記実施形態では、補強ブラケット55により左マスト25aを単独で補強しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、補強ブラケットに昇降用または走行用のモータ等を載置してもよい。
【0033】
(B)前記実施形態では、荷物Wの両側を挟持して荷物Wを移載する移載装置を有するスタッカクレーンを例示したが、本発明に係るスタッカクレーンはこれに限定されない。例えばパレットに載置された荷物を伸縮するフォークですくう移載装置を有するスタッカクレーンでもよい。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、上下方向に延びるマストと、マストに沿って昇降可能な昇降台とを有するスタッカクレーンに広く適用できる。
【符号の説明】
【0035】
1 自動倉庫
2a 前ラック
2b 後ラック
3 スタッカクレーン
5 走行通路
7 第1支柱
9 第2支柱
11 荷物支承部
13 荷物収納棚
17 入庫ステーション
19 出庫ステーション
21a 上ガイドレール
21b 下ガイドレール
23 走行台車
23a 左走行車輪
23b 右走行車輪
23c 前ガイドローラ
23d 後ガイドローラ
25a 左マスト
25b 右マスト
25c 外側面
25d 雌ネジ部
27 昇降台
29 移載装置
31 制御盤
33 ブラケット
35 連結部材
35a 前ガイドローラ
35b 後ガイドローラ
38 走行モータ
40 縦固定板
40a 貫通孔
42 載置板
44 横固定板
46 リブ
46a 外側辺
46b 第1辺
46c 第2辺
50 ボルト部材
52 補強板
52a 雌ネジ部
53 ボルト部材
54 固定金具
55 補強ブラケット
56 ボルト部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガイドレールに沿って移動可能なスタッカクレーンであって、
前記ガイドレールに案内される一対の走行車輪を走行方向の両端部に有する走行台車と、
前記一対の走行車輪同士の内側で前記走行台車に固定され上下方向に延びるマストと、
前記マストに沿って昇降可能な昇降台と、
前記スタッカクレーンを制御する制御盤と、
前記マストと前記走行台車とに固定され、前記制御盤を載置するためのブラケットと、
を備えたスタッカクレーン。
【請求項2】
前記ブラケットは、
前記マストの外側面に固定される縦固定板と、
前記制御盤を載置するための載置板と、
前記走行台車の上面に固定される横固定板と、
前記縦固定板と前記載置板と前記横固定板とを一方の前記走行車輪を挟んでつなぐ2枚のリブと、
を有する、請求項1に記載のスタッカクレーン。
【請求項3】
前記2枚のリブの外側辺は、前記載置板と前記横固定板との連結部分において、前記載置板から前記マストに向かって斜め下方に延びる第1辺と、前記第1辺と円弧でつながれ前記横固定板の先端側に向かって延びる第2辺と、を有する、請求項2に記載のスタッカクレーン。
【請求項4】
前記マストは、角パイプ形状であり、
複数の雌ネジ部を有し、前記マストの内側面に固定され、前記縦固定板側から装着され前記雌ネジ部に螺合する複数のボルト部材により前記縦固定板を前記マストに固定するための補強板をさらに備える、請求項2または3に記載のスタッカクレーン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−62152(P2012−62152A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−206811(P2010−206811)
【出願日】平成22年9月15日(2010.9.15)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】