説明

チエノピリミジン化合物およびその用途

【課題】性腺刺激ホルモン放出ホルモン拮抗作用を有するチエノピリミジン化合物およびそれを含有する医薬の提供。
【解決手段】式


〔式中、RはC1−4アルキル、Rは(1)ハロゲン、(2)水酸基、(3)C1−4アルキル、(4)C1−4アルコキシから選ばれる置換基を有していてもよい5ないし7員の含窒素複素環基等、RはC1−4アルキル、RはC1−4アルコキシ等、nは1ないし4の整数を示す。〕で表される化合物またはその塩。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】


〔式中、
はC1−4アルキル、

(1)(1’)水酸基、(2’)C1−4アルコキシ、(3’)C1−4アルコキシ−カルボニル、(4’)ジC1−4アルキル−カルバモイル、(5’)5ないし7員の含窒素複素環基、(6’)C1−4アルキル−カルボニルおよび(7’)ハロゲンから選ばれる置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
(2)(1’)水酸基または(2’)モノC1−4アルキル−カルボニルアミノを有していてもよいC3−8シクロアルキル、
(3)(1’)ハロゲン、(2’)水酸基、(3’)C1−4アルキルおよび(4’)C1−4アルコキシから選ばれる置換基を有していてもよい5ないし7員の含窒素複素環基、
(4)(1’)ハロゲン、(2’)C1−4アルコキシ−C1−4アルキル、(3’)モノC1−4アルキル−カルバモイル−C1−4アルキル、(4’)C1−4アルコキシおよび(5’)モノC1−4アルキルカルバモイル−C1−4アルコキシから選ばれる置換基を有していてもよいフェニルまたは
(5)C1−4アルコキシ、
はC1−4アルキル、
は(1)水素原子、(2)C1−4アルコキシ、(3)C6−10アリール、(4)N−C1−4アルキル−N−C1−4アルキルスルホニルアミノ、(5)水酸基および(6)(1’)オキソ、(2’)C1−4アルキル、(3’)ヒドロキシ−C1−4アルキル、(4’)C1−4アルコキシ−カルボニル、(5’)モノC1−4アルキル−カルバモイルおよび(6’)C1−4アルキルスルホニルから選ばれる置換基を有していてもよい5ないし7員の含窒素複素環基、
nは1ないし4の整数を示す。
(但し、Rが置換基を有していてもよいフェニルのとき、Rは(1)オキソ、(2)ヒドロキシ−C1−4アルキル、(3)C1−4アルコキシ−カルボニル、(4)モノC1−4アルキル−カルバモイルおよび(5)C1−4アルキルスルホニルから選ばれる置換基を有していてもよい5ないし7員の含窒素複素環基を示す。
また、N−(4−(1−(2,6−ジフルオロベンジル)−5−(((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)メチル)−2,4−ジオキソ−3−(2−ピリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)フェニル)−N’−メトキシウレア、N−(4−(1−(2,6−ジフルオロベンジル)−5−(((2−エトキシエチル)(メチル)アミノ)メチル)−2,4−ジオキソ−3−(2−ピリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)フェニル)−N’’−メトキシウレア、N−(4−(1−(2,6−ジフルオロベンジル)−5−((ジメチルアミノ)メチル)−3−(6−メトキシ−3−ピリダジニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)フェニル)−N’’−メトキシウレアおよびN−(4−(1−(2,6−ジフルオロベンジル)−5−((ジメチルアミノ)メチル)−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)フェニル)−N’’−メトキシウレアを除く。)〕で表される化合物またはその塩。
【請求項2】

(1)(1’)水酸基、(2’)C1−4アルコキシ、(3’)C1−4アルコキシ−カルボニル、(4’)ジC1−4アルキル−カルバモイルおよび(5’)5ないし7員の含窒素複素環基から選ばれる置換基を有していてもよいC1−4アルキル、
(2)(1’)水酸基または(2’)モノC1−4アルキル−カルボニルアミノを有していてもよいC3−8シクロアルキル、
(3)(1’)ハロゲン、(2’’)水酸基、(3’)C1−4アルキルおよび(4’)C1−4アルコキシから選ばれる置換基を有していてもよい5ないし7員の含窒素複素環基、
(4)(1’)ハロゲン、(2’)C1−4アルコキシ−C1−4アルキル、(3’)モノC1−4アルキル−カルバモイル−C1−4アルキルおよび(4’)モノC1−4アルキルカルバモイル−C1−4アルコキシから選ばれる置換基を有していてもよいフェニルまたは
(5)C1−4アルコキシ、
が(1)C1−4アルコキシ、(2)C6−10アリール、(3)N−C1−4アルキル−N−C1−4アルキルスルホニルアミノおよび(4)(1’)オキソ、(2’)ヒドロキシ−C1−4アルキル、(3’)C1−4アルコキシ−カルボニル、(4’)モノC1−4アルキル−カルバモイルおよび(5’)C1−4アルキルスルホニルから選ばれる置換基を有していてもよい5ないし7員の含窒素複素環基である請求項1記載の化合物。
【請求項3】
がメチルである請求項1記載の化合物。
【請求項4】
が(1)ハロゲン、(2)水酸基、(3)C1−4アルキルおよび(4)C1−4アルコキシから選ばれる置換基を有していてもよい5ないし7員の含窒素複素環基である請求項1記載の化合物。
【請求項5】
がメチルである請求項1記載の化合物。
【請求項6】
がC1−4アルコキシである請求項1記載の化合物。
【請求項7】
nが2である請求項1記載の化合物。
【請求項8】
がメチル、Rが水素原子、nが1である請求項1記載の化合物。
【請求項9】
N−(4−(5−((2−メトキシエチル)メチルアミノ)メチル)−1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,4−ジオキソ−3−(4−メトキシフェニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)フェニル)−N’−メトキシウレアもしくはN−(4−(1−(2,6−ジフルオロベンジル)−5−((ジメチルアミノ)メチル)−3−(4−メトキシフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)フェニル)−N’’−メトキシウレアまたはそれらの塩。
【請求項10】
請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
【請求項11】
請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
【請求項12】
性腺刺激ホルモン放出ホルモン拮抗剤である請求項11記載の医薬。
【請求項13】
性ホルモン依存性疾患予防・治療剤である請求項11記載の医薬。
【請求項14】
性ホルモン依存性ガン、性ホルモン依存性ガンの骨転移、前立腺肥大症、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮線維腫、思春期早発症、無月経症、月経前症候群、月経困難症、多房性卵巣症候群、多嚢胞性卵巣症候群、ニキビ、禿頭症、アルツハイマー病、不妊症、過敏性腸症候群、ホルモン非依存性でLH−RH感受性である良性もしくは悪性腫瘍またはホットフラッシュの予防・治療剤、生殖調節剤、避妊薬、排卵誘発剤あるいは性ホルモン依存性ガン術後再発予防剤である請求項11記載の医薬。
【請求項15】
哺乳動物に対し、請求項1記載の化合物の有効量を投与することを特徴とする性腺刺激ホルモン放出ホルモン拮抗方法。
【請求項16】
性腺刺激ホルモン放出ホルモン拮抗剤を製造するための請求項1記載の化合物の使用。
【請求項17】

【化2】


〔式中、
は(1)水素原子、(2)(i)ハロゲン、(ii)ニトロ、(iii)シアノ、(iv)アミノ、(v)エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基、(vi)アルキレンジオキシ、(vii)アルキル、(viii)アルコキシ、(ix)アルキルチオ、(x)アルキルスルフィニルおよび(xi)アルキルスルホニルから選ばれる1ないし5個の置換基を有していてもよいアリール基、(3)置換基を有していてもよいシクロアルキル基または(4)置換基を有していてもよい複素環基、
は置換基を有していてもよい含窒素複素環基、
は置換基を有していてもよいアミノ基、
は置換基を有していてもよいアリール基、
pは0ないし3の整数、
qは0ないし3の整数を示す〕で表される化合物またはその塩。

【公開番号】特開2008−94846(P2008−94846A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−275658(P2007−275658)
【出願日】平成19年10月23日(2007.10.23)
【分割の表示】特願2004−20107(P2004−20107)の分割
【原出願日】平成16年1月28日(2004.1.28)
【出願人】(000002934)武田薬品工業株式会社 (396)
【Fターム(参考)】