説明

デジタルカメラ

【課題】デジタルカメラの撮像データの圧縮、記録において、通常使用される非可逆圧縮と、データ量は多いが画質のよい可逆圧縮を用いた画像データを記録媒体のコストに応じて適切に記録する。
【解決手段】デジタルカメラにはメモリカードとワンタイムメモリの2種類の媒体を搭載し、データ量の多い可逆圧縮データはコストの安いワンタイムメモリに、非可逆圧縮データはメモリカードに記録するようにする。前記記録とは逆の記録も可能なようにユーザ選択ができる構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラに使用されている画像記録領域はメモリカードが主である。デジタルカメラにより撮影された画像である画像データは、データサイズを小さくし多くの画像をメモリカード内に格納するために非可逆な圧縮加工が行われることが多い。このJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)画像に代表されるような非可逆圧縮は圧縮過程によって圧縮効率を高めるために画像情報が圧縮率を高めるに従って多く失われる。そこで、この非可逆圧縮に対し、完全に元の画像データに復元可能な可逆圧縮形式の圧縮も用いられる。この可逆圧縮形式のデータは銀塩カメラにおけるフィルムの現像のように、PCなどでユーザの好みの画像に加工することができる。この可逆圧縮に対して前述の非可逆圧縮の画像データはデジタルカメラ内で現像を行ってしまっていると考えることができ、画質を重要視する撮影時には可逆圧縮データを記録しておくことが望まれる。
【0003】
従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。
【特許文献1】特開2005−33468号公報
【特許文献2】特開平11−252485号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の可逆圧縮データは撮影時の画像データを情報の損失なく圧縮保存することが可能となる。しかしながら、非可逆圧縮と比較すると情報を全て保存する必要性から、圧縮率が低く、データ量が多くなってしまうため、デジタルカメラに搭載されている記録媒体に保存する際には、記録媒体の容量に対して注意が必要となる。
【0005】
画像データの量や記録に関する使用上の利便性を目的に二つのメモリカードを同時に搭載可能なデジタルカメラに関する提案が多数提案されている。例えば、特開2001-245248では別々のスロットに搭載されているメモリカードの使用可能な残容量と撮影した画像データの容量に応じて画像データの保存先を自動選択する提案がなされている。
【0006】
ただし、上記提案は可逆圧縮データを保存する目的で提案された物ではなく、やはりメモリ容量に対して可逆圧縮データは保存コストが高くなってしまう。
【0007】
そこで、本提案では用途、コストに応じて可逆圧縮および非可逆圧縮の画像データを適切に記録することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
可逆圧縮を行った画像データと非可逆圧縮を行った画像データを記録することが可能なデジタルカメラにおいて、繰り返し読み出しと書き込みが可能な第一の記録媒体と、繰り返し読み出しは可能であるが、書き込みは一度のみ可能なワンタイム記録媒体である第二の記録媒体である二種類の記録媒体を搭載し、非可逆圧縮を行った画像データと可逆圧縮を行った画像データとを各々異なった第一及び第二の記録媒体に格納することを特徴とする。非可逆圧縮を行った画像データと可逆圧縮を行った画像データとを各々第一及び第二の記録媒体のどちらかに格納するかを選択することが可能なことを特徴とする。
【0009】
非可逆圧縮を行った画像データは第一の記録媒体、可逆圧縮を行った画像データは第二の記録媒体、に格納することを特徴とする。
【0010】
非可逆圧縮を行った画像データは第二の記録媒体、可逆圧縮を行った画像データは第一の記録媒体、に格納することを特徴とする。
【0011】
撮影時に、上記第一の記録媒体において非可逆圧縮の画像データを格納すると同時に、自動で上記第二の記録媒体において可逆圧縮の画像データを格納することを特徴とする。
【0012】
上記第二の記録媒体において、画像データを格納するかどうかをユーザが選択可能とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
第一に、請求項1による本実現手段により、
可逆圧縮が行われた画像と非可逆圧縮が行われた画像とで、ファイルの大きさや使い方が異なり、メモリカードのように通常読み書きの回数にほぼ制限のない記録媒体とワンタイムメモリのように書き込みは一度のみ可能となる記録媒体とで、容量あたりのコストと消去可能かどうかが異なる為、圧縮、非圧縮の画像の用途に応じた媒体への記録が可能となる効果を有する。
【0014】
第二に、請求項2による本実現手段により、
記録する画像と媒体の特性の違いを考慮したユーザの要求に応じて、最適に画像データの記録場所を選択する事が可能となる効果を有する。
【0015】
第三に、請求項3による本実現手段により、
ワンタイムメモリの安価かつ大容量である特徴を生かし、容量の大きな可逆圧縮データを安価に保存することが可能となる効果を有する。
【0016】
また、メモリの断片化を考慮する必要がないため、容量の大きな可逆圧縮データに対しても高速な書き込み、読み出しが可能となる効果を有する。
【0017】
また、ワンタイムメモリはデータの消去ができないため、情報の損失のない可逆圧縮の撮影データを誤って削除してしまう懸念がなくなる効果を有する。
【0018】
さらに、上記と同様にワンタイムメモリはデータの消去ができないことから、撮影時の諸条件や撮影者の情報を可逆圧縮の撮影データと共に残すことにより、撮影データを改竄される恐れがなくなる効果を有する。
【0019】
第四に、請求項4による本実現手段により、
可逆圧縮の画像データは情報の損失がない代わりにデータサイズが大きくなり、非可逆圧縮画像がユーザの画質に対する要望を満たすように撮影されていたならば不要になる可能性が高いため、可逆圧縮の画像データが後で不要となった場合には自由に消せる効果を有する。また、圧縮画像は画像のサイズが小さく、第二の記録媒体であるワンタイムメモリはコストに対して大容量であるため、一度の撮影で多数の画像を記録することが可能となる効果を有する。
【0020】
第五に、請求項6による本実現手段により、
撮影時に、ユーザが情報損失のない可逆圧縮の画像データの保存を意識することなく記録する事が可能となり、また記録を忘れることを事前に防ぐことが可能となる効果を有する。
【0021】
また、デジタルカメラ上で閲覧することが困難な可逆圧縮画像に対して、非可逆圧縮画像を簡易閲覧用の画像として捉えることで、撮影時に即座に撮影画像の確認が可能となる効果を有する。
【0022】
第六に、請求項6による本実現手段により、
ユーザが可逆圧縮の画像を記録する必要がないと判断した場合には、ワンタイムメモリへの無駄な画像の記録を防ぐ効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
(第一の実施例)
本実施形態の構成について図1を用いて説明する。図1に示すように本提案のデジタルカメラ100はレンズ1と撮像部2と画像処理部3とRAMコントローラ4とRAM5と通信部6とCPU7とROMコントローラ8とROM13と表示部9と操作部10とメモリカードコントローラ11とメモリカード14とワンタイムメモリコントローラ12とワンタイムメモリ15を有する。また、メモリカード14とワンタイムメモリ15はデジタルカメラ100と脱着可能な構成である。
【0024】
デジタルカメラ100はレンズ1により光学情報として撮影対象となる画像の情報を取得し、撮像部2によって電気情報に変換する。撮像部2はCCD(Charge Coupled Device)やCMOS (Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等のデバイスが使用される。
【0025】
デジタルカメラ100は撮影に必要なパラメータを撮像部2によって決定し、その情報を表示部9に提示する。撮影に必要なパラメータに関する情報は、露出の情報としてのシャッタースピードや絞りの値、合焦状態等である。また、これらの情報はデジタルカメラ特有の光学ファインダー以外のビューアである液晶ディスプレイに表示されることが一般的であり、情報量は減少するがファインダー越しに光や色で情報を示すこともある。なお、表示部9は液晶ディスプレイであるとする。
【0026】
撮像部2によって決定されたパラメータに基づき電気信号として被写体を取り込み、画像処理部3によって画像として保存するための画像処理が行われる。これらの処理はCPU7によって制御され、処理の際にプログラムが使用するデータはRAMコントローラ4によって制御されるRAM5に格納される。また、デジタルカメラが使用するプログラムはROMコントローラ8によって制御されるROM13に格納されているとする。
【0027】
また、デジタルカメラ100は通信部6により外部デバイスと通信が可能であり、CPU7の制御により、外部とのデータ入出力が可能となっている。
【0028】
撮影され、電気信号となった画像データは画像処理部3によって様々な画像処理が行われる。撮影した画像を非可逆圧縮して保存するか可逆圧縮して保存するかどうかは操作部10における操作によりユーザが選択することが可能であることが多く、選択不可能なデジタルカメラの場合非可逆圧縮のみが可能であることが多い。
【0029】
処理された画像は記録領域であるメモリカード14やワンタイムメモリ15に記録される。ワンタイムメモリ15は読み出しは何度でも可能だが書き込みは一度のみ可能なメモリ媒体である。ワンタイムメモリ15はメモリカード14と同様のフラッシュメモリであり、書き込みが一度のみであるという制限を持つが安価で大容量のメモリ媒体である。
【0030】
本実施例ではこのワンタイムメモリ15に対して可逆圧縮のデータを保存する。可逆圧縮と非可逆圧縮のどちらの画像データをメモリカード14に保存するかを操作部10で選ぶのではなく、非可逆圧縮形式であるJPEG等のデータ損失はあるがデータ量の少ない画像データはメモリカード14に保存し、可逆圧縮されデータ損失はないがデータ量の多い画像データはワンタイムメモリ15に自動的に保存する。
【0031】
また、操作部10によってワンタイムメモリ15に可逆圧縮データを保存するかどうかを選択、設定することが可能とする。ここで、可逆圧縮データを保存しない選択をした場合には、非可逆圧縮データがメモリカード14に保存されるのみとなる。
【0032】
ワンタイムメモリ15は書き込みが一度のみ可能であるが、安価で大容量であるため、データ量の多い可逆圧縮データも安価に保存することが可能になる。また、ワンタイムメモリ15が安価であることで、データ量の多い可逆圧縮データを保存するかどうかをユーザが迷うことが少なく、通常の非可逆圧縮データの保存と平行して自動で可逆圧縮データの保存を行うことに対する懸念も減少する。
【0033】
なお、通常の記録媒体であるメモリカード14等の書き込み、消去を繰り返すメモリ媒体は使用してゆくに従って書き込まれるデータが断片化する。すなわち、メモリ領域の中で一定の画像データを保存する領域を確保することが不可能になり、メモリ領域の中に分割して保存することになる。ワンタイムメモリは書き込みが一度のみ可能であるため、機構上断片化させる意味がなく、データ書き込みの際には空いている領域の最初の部分から書き込むのみでよい。よってデータの書き込み時に空いている領域を探す必要がなくなり、読み出しの際にも分割されたデータを探す必要がなくなるため、高速な読み書きが可能となる。
【0034】
よって、ワンタイムメモリ15に対し、可逆圧縮された画像データのようなデータ量の多いデータを記録することはコスト及び書き込み読み出しの速度の面からも有効であると言える。
【0035】
図2に本発明の実施例のデジタルカメラ100を用いた撮影時におけるフローチャートを示す。
【0036】
デジタルカメラ100に電源を入れ、操作部10のシャッターボタンが押される(S0)と撮影が開始される(S1)。この時、撮影時に情報損失のない可逆圧縮の画像データを記録するかどうかがあらかじめ操作部10により設定されていることとする。
【0037】
レンズ1から得られる光学情報を撮像部2で電気信号に変化させ、画像処理部3によって圧縮処理等が行われる。
【0038】
画像処理が行われた後、JPEG等の非可逆圧縮が行われた画像データは第一の記録媒体であるメモリカード等に記録される(S2)。
【0039】
この時、可逆圧縮画像の保存を行うか否かの設定から判断を行い(S3)、可逆圧縮画像を保存する設定となっていた場合は、第二の記録媒体であるワンタイムメモリ15へ画像データの記録を行い(S4)、保存しない設定となっていた場合はワンタイムメモリに対しては画像データを記録しない。
【0040】
また、第二の記録媒体であるワンタイムメモリに可逆圧縮画像を記録する設定となっているが、ワンタイムメモリの記録可能領域が不足している場合には、第一の記録媒体であるメモリカードに記録する画像として非可逆圧縮画像と可逆圧縮画像のどちらかを選択可能であるとする。非可逆圧縮画像を選択した場合は、通常一般的に使用されるJPG等の非可逆圧縮方式で保存することになり、可逆圧縮画像と比較して多数の画像を保存することが可能となる。また、可逆圧縮画像を選択した場合には、非可逆圧縮画像と比較して少数の画像のみの記録が可能となるが、撮影後の画像処理におけるユーザの自由度が大きくなる。
【0041】
さらに、第二の記録媒体であるワンタイムメモリに可逆圧縮画像を記録する設定となっているが、第一の記録媒体であるメモリカードの記録可能領域が不足している場合には、ワンタイムメモリに記録する画像として非可逆圧縮画像と可逆圧縮画像のどちらかを選択可能であるとする。この場合も、前述のようにユーザの希望に合わせて一般的で多数撮影が可能なJPG等の非可逆圧縮方式と撮影枚数は減少するが撮影後の自由度が高い可逆圧縮方式の選択が可能となる。
【0042】
さらに、ワンタイムメモリもしくはメモリカードに保存が不可能となった場合は本実施例の表示部である液晶ディスプレイに警告のメッセージを表示することでユーザに注意を喚起することが可能となる。なお、本実施例におけるワンタイムメモリコントローラはユーザの希望する記録媒体に対応するためワンタイムメモリのみでなくメモリカードの制御も可能であるとする。よって、メモリカード二枚を同時に使用することも可能となる。
【0043】
(第二の実施例)
第二の実施例は図1に示される第一の実施例と同様の構成を持つ。図1に示すように本提案のデジタルカメラ100はRAMコントローラ4とRAM5と通信部6とCPU7とROMコントローラ8とROM13と表示部9と操作部10とメモリカードコントローラ11とメモリカード14とワンタイムメモリコントローラ12とワンタイムメモリ15を有する。また、メモリカード14とワンタイムメモリ15はデジタルカメラ100と脱着可能な構成である。
【0044】
本実施例ではこの第二の記録媒体であるワンタイムメモリ15に対して非可逆圧縮のデータを保存する。第一の記録媒体であるメモリカード14には可逆圧縮のデータを保存する。
【0045】
可逆圧縮の画像データは情報の損失がない代わりにデータサイズが大きくなり、非可逆圧縮画像がユーザの画質に対する要望を満たすように撮影されていたならば不要になる可能性が高い。そこで、可逆圧縮の画像データが後で不要となった場合には自由に消せるように第一の記録媒体であるメモリカードに書く。
【0046】
次に図3を用いて本実施例のフローチャートを解説する。
【0047】
デジタルカメラ100に電源を入れ、操作部10のシャッターボタンが押される(S20)と撮影が開始される(S21)。この時、撮影時に情報損失のない可逆圧縮の画像データを記録するかどうかがあらかじめ操作部10により設定されていることとする。
【0048】
レンズ1から得られる光学情報を撮像部2で電気信号に変化させ、画像処理部3によって圧縮処理等が行われる。
【0049】
画像処理が行われた後、JPEG等の非可逆圧縮が行われた画像データは第二の記録媒体であるワンタイムメモリに記録される(S22)。
【0050】
この時、可逆圧縮画像の保存を行うか否かの設定から判断を行い(S23)、可逆圧縮画像を記録する設定となっていた場合は、第一の記録媒体であるメモリカード14へ可逆圧縮画像データの記録を行い(S24)、保存しない設定となっていた場合はメモリカードに対しては画像データを記録しない。
【0051】
(第三の実施例)
第三の実施例は図1に示される第一の実施例と同様の構成を持ち、加えて可逆圧縮画像の記録先を第一の記録媒体と第二の記録媒体から選択する機構を持つ。図1に示すように本提案のデジタルカメラ100はRAMコントローラ4とRAM5と通信部6とCPU7とROMコントローラ8とROM13と表示部9と操作部10とメモリカードコントローラ11とメモリカード14とワンタイムメモリコントローラ12とワンタイムメモリ15を有する。また、メモリカード14とワンタイムメモリ15はデジタルカメラ100と脱着可能な構成である。
【0052】
また、可逆圧縮、非可逆圧縮それぞれのデータをユーザが第一及び第二の記録媒体のどちらに記憶するかどうかを選択可能な構成であるとする。このような構成をとることにより、ユーザの使用形態に合わせて適切な保存先を決定することが可能となる。
【0053】
次に図4を用いて本実施例のフローチャートを解説する。
【0054】
デジタルカメラ100に電源を入れ、操作部10のシャッターボタンが押される(S30)と撮影が開始される(S31)。この時、撮影時に情報損失のない可逆圧縮の画像データを記録するかどうか、及び第一、第二どちらの記録媒体に可逆圧縮の画像を保存するかの二点があらかじめ操作部10により設定されていることとする。
【0055】
レンズ1から得られる光学情報を撮像部2で電気信号に変化させ、画像処理部3によって圧縮処理等が行われる。
【0056】
画像処理が行われた後、JPEG等の非可逆圧縮が行われた画像データは記録する媒体の選択(S32)に従って、非可逆圧縮画像を第一の記録媒体であるメモリカードもしくは第二の記録媒体であるワンタイムメモリに記録される(S33,S34)。
【0057】
次に、可逆圧縮画像の保存を行うか否かの設定から判断を行い(S35)、可逆圧縮画像を記録する設定となっていた場合は、さらに第一、第二のどちらの記録媒体に可逆圧縮画像を記録するかを判断する(S36)。ここで、可逆圧縮データの記録先の設定に従って、第一の記録媒体であるメモリカードもしくは第二の記録媒体であるワンタイムメモリへ可逆圧縮画像データの記録を行う(S37,S38)。保存しない設定となっていた場合は可逆圧縮の画像データは記録しない。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第一及び第二及び第三の実施例の構成ブロック図である。
【図2】第一の実施例におけるフローチャートである。
【図3】第二の実施例におけるフローチャートである。
【図4】第三の実施例におけるフローチャートである。
【符号の説明】
【0059】
100 デジタルカメラ
1 レンズ
2 撮像部
3 画像処理部
4 RAMコントローラ
5 RAM
6 通信部
7 CPU
8 ROMコントローラ
9 表示部
10 操作部
11 メモリカードコントローラ
12 ワンタイムメモリコントローラ
13 ROM
14 メモリカード
15 ワンタイムメモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可逆圧縮を行った画像データと非可逆圧縮を行った画像データを記録することが可能なデジタルカメラにおいて、繰り返し読み出しと書き込みが可能な第一の記録媒体と、繰り返し読み出しは可能であるが、書き込みは一度のみ可能なワンタイム記録媒体である第二の記録媒体である二種類の記録媒体を搭載し、非可逆圧縮を行った画像データと可逆圧縮を行った画像データとを各々異なった第一及び第二の記録媒体に格納することを特徴とするデジタルカメラ。
【請求項2】
非可逆圧縮を行った画像データと可逆圧縮を行った画像データとを各々
第一及び第二の記録媒体のどちらかに格納するかを選択することが可能な
ことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
【請求項3】
非可逆圧縮を行った画像データは第一の記録媒体、
可逆圧縮を行った画像データは第二の記録媒体、
に格納することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
【請求項4】
非可逆圧縮を行った画像データは第二の記録媒体、
可逆圧縮を行った画像データは第一の記録媒体、
に格納することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
【請求項5】
撮影時に、上記第一の記録媒体において非可逆圧縮の画像データを格納すると同時に、自動で上記第二の記録媒体において可逆圧縮の画像データを格納することを特徴とする請求項1乃至4記載のデジタルカメラ。
【請求項6】
上記第二の記録媒体において、可逆圧縮の画像データを格納するかどうかをユーザが選択可能とすることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−221235(P2007−221235A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−36751(P2006−36751)
【出願日】平成18年2月14日(2006.2.14)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】