トロパン化合物
式IまたはIIに従う化合物であって、
式中、R1、R1b、R2、L1、ならびにL2およびL2bが本明細書に定義されるとおりである、化合物、その医薬組成物、ならびにその使用方法。本開示は、ある種のトロパン化合物に関する。具体的には、本開示は、HSP90の阻害剤として有用なある種のトロパン化合物に関する。本発明はまた、細胞においてHSP90を阻害する方法に関し、この方法は、HSP90の阻害が所望される細胞を、式IまたはIIに従う化合物と接触させるステップを含む。
式中、R1、R1b、R2、L1、ならびにL2およびL2bが本明細書に定義されるとおりである、化合物、その医薬組成物、ならびにその使用方法。本開示は、ある種のトロパン化合物に関する。具体的には、本開示は、HSP90の阻害剤として有用なある種のトロパン化合物に関する。本発明はまた、細胞においてHSP90を阻害する方法に関し、この方法は、HSP90の阻害が所望される細胞を、式IまたはIIに従う化合物と接触させるステップを含む。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iに従う化合物、
【化242】
またはその薬剤として許容可能な塩であって、式中、
R1は、以下より選択され、
【化243】
R3は、水素、−CF3、−NH2、−OH、1、2、もしくは3個のR5で任意に置換されたアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルキル、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびアルキルもしくはアリールで任意に置換されたヘテロシクロアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、−C(O)O−アルキル、およびアリールアルキルより選択される基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリール基のいずれかの環位置においてアルキルへテロシクロアルキルで任意に置換されたアリールアルキル、ならびにヘテロアリールより選択され、
R4、R7、R8、R9、およびR11は、各々独立して、水素、−OR16、−SR16、−N(H)R16、ヒドロキシ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、−O−C(O)−NH2、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、ジアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルコキシ、−NH2、−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、アルコキシ、およびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R5は、ハロゲン、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルアミノ、ヘテロアリールであって、ハロゲン、アルキルおよびアルコキシより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロアリール、アルキルチオ、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、ハロゲン、フェニルおよびオキソより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびアルキルで任意に置換されたヘテロシクロアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルコキシ、ジアルキルアミノ、−OH、−C(O)−NH2、−C(O)−O−CH3、−C(O)−N(H)(C1−C3)アルキル、ハロゲンで任意に置換されたヘテロアリールアミノ、ならびに−OCF3より選択され、
R6およびR10は、各々、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、アルキルチオ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキルアミノ、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルキルアミノであって、−OH、アルキル、−CF3およびヘテロシクロアルキルより選択される基で任意に置換されたシクロアルキルアミノ、−OHもしくは−NH2で任意に置換された−N(H)シクロアルキル、−NH2、−N(H)−ヘテロアリール、−N(H)−アリールであって、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルアルコキシおよびジアルキルアミノアルコキシより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)−アリール、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシで任意に置換されたアリール、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択され、
R17は、存在する場合、−CH2−もしくは−CH(OH)−であり、
A1もしくはA2の各々は、NもしくはC(H)であり、A1およびA2は、同一もしくは異なり得るが、但し、A1は、A1がC(H)の場合にのみ、R4で置換され得ることを条件とし、そしてA2は、A2がC(H)である場合にのみ、R4で置換され得ることを条件とし、
L1は、−C(O)O−、−C(O)NH−、−C(O)NHSO2−、−(CH2)nC(O)NH−、−(CH2)nNHC(O)−、−(CH2)mNH−、−(CH2)nSO2NH−、−(CH2)nNHSO2−、−(CH2)mC(O)−、−(CH2)mO−、および−(CH2)mNH−(CH2)n−より選択され、
L2は、−C(O)−NH−R3、−CN、−C(O)−N(CH3)−OCH3、もしくは−C(O)−R3であり、
nは、0もしくは1であり、
mは、0、1、もしくは2であり、
各pは、独立して、0、1、2、3、もしくは4である、化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項2】
R1は、以下より選択され、
【化244】
R3は、水素、−CF3、−NH2、−OH、1、2、もしくは3個のR5で任意に置換されたアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルキル、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびアルキルもしくはアリールで任意に置換されたヘテロシクロアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、−C(O)O−アルキル、およびアリールアルキルより選択される基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリール基のいずれかの環位置においてアルキルへテロシクロアルキルで任意に置換されたアリールアルキル、ならびにヘテロアリールより選択され、
R4、R7、R8、R9、およびR11は、各々独立して、水素、−OR16、−SR16、−N(H)R16、ヒドロキシ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、−O−C(O)−NH2、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、ジアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルコキシ、−NH2、−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、アルコキシおよびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R5は、ハロゲン、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルアミノ、ヘテロアリールであって、ハロゲン、アルキルおよびアルコキシより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロアリール、アルキルチオ、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、ハロゲン、フェニルおよびオキソより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびヘテロシクロアルキル(アルキルで任意に置換されている)より選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルコキシ、ジアルキルアミノ、−OH、−C(O)−NH2、−C(O)−O−CH3、−C(O)−N(H)(C1−C3)アルキル、ハロゲンで任意に置換されたヘテロアリールアミノ、ならびに−OCF3より選択され、
R6およびR10は、各々、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、アルキルチオ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキルアミノ、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルキルアミノであって、−OH、アルキル、−CF3およびヘテロシクロアルキルより選択される基で任意に置換されたシクロアルキルアミノ、−OHもしくは−NH2で任意に置換された−N(H)シクロアルキル、−NH2、−N(H)−ヘテロアリール、−N(H)−アリールであって、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルアルコキシおよびジアルキルアミノアルコキシより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)−アリール、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシで任意に置換されたアリール、ヘテロシクロアルキルアルコキシ、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルコキシより選択され、
A1もしくはA2の各々は、−N=もしくは−CH=であり、A1およびA2は、同一もしくは異なり得、
L1は、−NHC(O)−、−NHSO2−、−NHC(O)O−、−C(O)O−、−C(O)NH−、−C(O)NHSO2−、−C(O)−、−(CH2)nC(O)NH−、−(CH2)nNHC(O)−、−(CH2)mNH−、−(CH2)nSO2NH−、−(CH2)nNHSO2−、−(CH2)mC(O)−、−(CH2)mO−、および−(CH2)mNH−より選択され、
L2は、−C(O)−NH−R3、−CNもしくは−C(O)−R3であり、
nは、0もしくは1であり、
mは、0、1、もしくは2であり、
各pは、独立して、0、1、2、3、もしくは4である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
以下より選択される請求項1に記載の化合物
【化245】
またはその薬剤として許容可能な塩、
(式中、L1、R1およびR3は、請求項1に定義されるとおりである)、
【化246】
またはその薬剤として許容可能な塩
(式中、R1およびR3は、請求項1に定義されるとおりである)、
【化247】
またはその薬剤として許容可能な塩
(式中、R1、R3およびL1は、請求項1に定義されるとおりである)、ならびに
【化248】
またはその薬剤として許容可能な塩
(式中、R1およびR3は、請求項1に定義されるとおりである)。
【請求項4】
式中、
R1は、以下より選択され、
【化249】
R3は、CF3、シクロプロピル、シクロブチル、ヒドロキシルで任意に置換されたシクロヘキシル、シクロプロピルメチル、N−プロピル、3−メチルブチル、(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル、(2S)−2−ヒドロキシプロピル、メトキシエチル、エトキシエチル、メチルフェニル、フェニル、ジメチルフェニル、メトキシフェニル、ジメチルアミノエチル、ジメチルアミノプロピル、ジエチルアミノエチル、ジエチルアミノプロピル、シクロペンチル、ハロフェニル、フェニルメチル、フェニルエチルのエチル位置においてヒドロキシルで任意に置換されたフェニルエチル、フェニルプロピル、フェニルピペリジニル、ジエチルアミノエチルオキシフェニルメチル、ジエチルアミノエチルオキシフェニルエチル、ピロリジニルフェニルメチル、ジエチルアミノエチルオキシ−2−フルオロフェニルエチル、フェニル(C1−C3)アルキルであって、メトキシ、ハロおよびメチルより選択される1〜3個の基でフェニル(C1−C3)アルキルのフェニル位置において任意に置換されたフェニル(C1−C3)アルキル、メチルフェニル(C1−C4)アルキル(式中、メチルフェニル(C1−C4)アルキルの(C1−C4)アルキル部分は、−C(O)NH2、−C(O)NHCH3もしくは−C(O)NHCH2CH3で任意に置換される)、チエニルメチル、フラニルメチル、ピリジニルエチル、ピリジニルメチル、メチルピラジニルメチル、メチル、エチル、メチルプロピル、2−メチルプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、(1S)−1−メチルプロピル、(1S)−1,2−ジメチルプロピル、(1R)−1,2−ジメチルプロピル、メチルオキシプロピル、エチルオキシプロピル、(1S)−1−メチル−2−(メチルオキシ)エチル、1,3−ベンゾジオキソリル、1,3−ベンゾジオキソリルメチル、N−プロパ−2−イン−1−イル、N−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル、N−[2−(エチルチオ)エチル]、(1S,2S)−2−[(フェニルメチル)オキシ]シクロペンチル、6−クロロピリジニルメチル、2−クロロ−6−フルオロフェニルメチル、メチルチオエチル、N−ブチル、1−メチルエチルオキシエチル、1−メチルエチルオキシプロピル、4,4−ビスメチルオキシブチル、メチルピラジニルメチル、プロピルオキシプロピル、トリフルオロメチルオキシフェニルメチル、メチルオキシフェニルエチル、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル、フェニルメチルピロリジニル、オキソピロリジニルプロピル、ピロリジニルエチル、メチルピロリジニルエチル、エチルピロリジニルメチル、N−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル、3,3−ジメチルブチル、エチルオキシフェニルメチル、フェニルメチルピペリジニル、エトキシカルボニルピペリジニル、トリフルオロメチルフェニルメチル、イミダゾリルプロピル、(3R)−ピロリジン−3−イル、モルホリニルエチル、モルホリニルプロピル、ピペリジニルエチル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピロリジニルメチル、1−メチルエチルピロリジニル、エチルピロリジニル、メチルピロリジニル、メチルエチルピペリジニル、メチルピペリジニル、エチルピペリジニル、エチルアゼチジニル、アゼチジニル、メチルアゼチジニル、1−メチルエチルアゼチジニル、メチルピペラジニルフェニルメチル、ピペラジニルフェニルメチル、メチルピペラジニルフェニル、メチルピペリジニルフェニル、1〜4個のハロで任意に置換されたピペリジニルフェニル(C1−C3)アルキル、メチルピペラジニルフェニル(ハロ)メチル、メチルピペリジニルフェニルメチル、メチルピペラジニルフェニルエチル、2−メチルプロピルピペラジニルフェニルメチル、モルホリニルフェニルメチル、ピペラジニルピリジニルエチル、−CH(CH3)C(O)−NH2、ジメチルアミノエチルオキシフェニル、イソプロピル、1〜7個のハロで任意に置換された(C1−C5)アルキル、−OH、−NH2、1〜2個のヒドロキシル基で任意に置換されたシクロヘキシル(C1−C5)アルキル、ハロで任意に置換されたフェニルアミノエチル、モルホリニルエチル、フェニルピペラジニルエチル、ならびにメチルピペラジニルエチルより選択され、
各R4は、存在する場合、独立して、ハロ、1−エチルプロピルアミノ、メチル、エチル、シクロヘキシルアミノであって、ヒドロキシル、シクロブチルアミノ、1−メチルプロピルオキシ、メトキシエトキシ、−CF3、ピペリジニルもしくはアミノで任意に置換されたシクロヘキシルアミノ、モルホニルアミノ、ジメチルアミノブチル、メチルエチルアミノプロピル、メチルエチルアミノプロピルアミノ、シクロペンチルアミノ、ピペリジニルアミノ、メチルエチルアミノ、エチルアミノ、2−メチルプロピルアミノ、テトラヒドロピラニルアミノ、エチルピペリジニルアミノ、2,2−ジメチルプロピルアミノ、ピロリジニルアミノ、1−メチルプロピルアミノ、2−メチルプロピルアミノ、アミノ、1,1ジメチルエチルアミノ、テトラヒドロピラニルメチルアミノ、メチルスルホニルで任意に置換されたピペリジニルアミノ、メトキシおよびジメチルアミノエチルオキシより選択される1〜3個の基で任意に置換されたフェニルアミノ、メチルスルホニルエチルアミノ、メトキシエチルアミノ、モルホリニルエチルオキシ、−N(H)C(O)CH3、シクロブチルアミノ、メトキシ、シクロブチルオキシ、シクロブチルアミノ、ピリジニルアミノ、エチルアミノ、1−メチルシクロプロピルエチルアミノ、メチルエチルオキシエチルアミノ、ブチルアミノ、ピペリジニル、ペンチルアミノ、アゼチニル、1,2−ジメチルプロピルアミノ、1−メチルエチルプロピルアミノ、プロピルアミノ、1−シクロプロピルプロピルアミノ、1−プロピルブチルアミノ、1−シクロプロピルエチルアミノ、ジシクロプロピルメチルアミノ、1,2,2−トリメチルプロピルアミノ、テトラヒドロフラニルアミノ、1〜7個のハロで置換された(C1−C5)アルキルアミノ、モルホリニルエチルオキシ、ならびにシクロプロピルメチルアミノより選択され、
R6は、水素、(C1−C4)アルキルであって、ヒドロキシ、(C1−C3)アルキルアミノもしくはジメチルアミノで任意に置換された(C1−C4)アルキル、ヒドロキシルで任意に置換された(C1−C4)アルキニル、ならびにハロより選択され、
R7は、水素、−OH、−O(C1−C3)アルキル、−S(C1−C3)アルキル、−N(H)(C1−C3)アルキル、(C5−C6)シクロアルキルアミノであって、ヒドロキシル、(C1−C3)アルキルアミノもしくはジメチルアミノで任意に置換された(C5−C6)シクロアルキルアミノ、−C(O)NH2、ならびに−O−C(O)NH2より選択され、
R8は、水素、−O(C1−C3)アルキル、−O−C(O)NH2、および−C(=NH)−NH2より選択され、
L1は、−N(H)C(O)−であり、
L2は、−C(O)−NH−R3もしくは−C(O)−R3であり、
各pは、独立して、0、1、2もしくは3である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容される塩。
【請求項5】
式中、
R1は、以下より選択され、
【化250】
R3は、水素、−CF3、−NH2、−OH、1、2もしくは3個のR5で任意に置換されたアルキル、アルコキシ、ジエチルアミノエトキシ、エチルメチルアミノエトキシ、ジメチルアミノエトキシ、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロペンチル、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロブチル、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロプロピル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルもしくはフェニルで任意に置換されたピペラジニル、アルキルもしくはフェニルで任意に置換されたモルホリニル、アルキルもしくはフェニルで任意に置換されたアゼチジニルおよびピペリジニルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクロアルキルであって、ピペリジニル(piperidinyl)、ピロリジニル、モルホリニルおよびピペリジニル(piperizinyl)より選択されるヘテロシクロアルキルより選択され、前記ヘテロシクロアルキルは、アルキル、−C(O)O−アルキルおよびアリールアルキル、アリール基のいずれかの環位置においてアルキルへテロシクロアルキルで任意に置換されたアリールアルキル、ならびにヘテロアリールより選択される基で任意に置換され、
各R4は、存在する場合、独立して、メチル、1−メチルエチルアミノ、エチルアミノ、1−エチルプロピルアミノ、2−メチルプロピルアミノ、(2,2−ジメチルプロピル)アミノ、(2−アミノエチル)アミノ、(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ、1−メチルプロピルアミノ、(1S)−1−メチルプロピルアミノ、(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ、1−プロピルブチルアミノ、プロピルアミノ、1,2−ジメチルプロピルアミノ、(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ、(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル)アミノ、ブチルアミノ、1,2,2−トリメチルプロピルアミノ、1−[(メチルオキシ)メチル]プロピルアミノ、1−メチルエチルオキシエチルアミノ、1−メチルプロピルアミノ、ペンチルアミノ、(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ、ブチルアミノ、2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチルアミノ、(1S)−1−メチルプロピルアミノ、(1R)−1−メチルプロピルアミノ、(1S)−1,2−ジメチルプロピルアミノ、1−シクロプロピルエチルアミノ、(1R)−1,2−ジメチルプロピルアミノ、1−エチル−2−メチルプロピルアミノ、ならびに3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピルアミノより選択され、
R6は、水素、(C1−C4)アルキルであって、ヒドロキシ、(C1−C3)アルキルアミノもしくはジメチルアミノで任意に置換された(C1−C4)アルキル、ヒドロキシルで任意に置換された(C1−C4)アルキニル、ならびにハロより選択され、
R7は、水素、−OH、−O(C1−C3)アルキル、−S(C1−C3)アルキル、−N(H)(C1−C3)アルキル、(C5−C6)シクロアルキルアミノであって、ヒドロキシル、(C1−C3)アルキルアミノもしくはジメチルアミノで任意に置換された(C5−C6)シクロアルキルアミノ、−C(O)NH2、ならびに−O−C(O)NH2より選択され、
R8は、水素、−O(C1−C3)アルキル、−O−C(O)NH2、および−C(=NH)−NH2より選択され、
L1は、−N(H)C(O)−であり、
L2は、−C(O)−NH−R3もしくは−C(O)−R3であり、
各pは、独立して、0、1、2もしくは3である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容される塩。
【請求項6】
式Iを有する請求項1に記載の化合物、
【化251】
またはその薬剤として許容可能な塩
(式中、R1は、以下より選択され、
【化252】
R4aは、水素、−OR16、−SR16、−N(H)R16、ヒドロキシ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、−O−C(O)−NH2、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、ジアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルコキシ、−NH2、−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、アルコキシおよびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R4bは、H、ハロゲン、ならびに1〜3個のハロゲンで任意に置換されたメチルより選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシで任意に置換されたアリール、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択され、
R17は、存在する場合、−CH2−もしくは−CH(OH)−であり、
L1は、−NHC(O)−、−NHSO2−、−NHC(O)O−、−C(O)O−、−C(O)NH−、−C(O)NHSO2−、−C(O)−、−(CH2)C(O)NH−、−(CH2)NHC(O)−、−(CH2)NH−、−(CH2)nSO2NH−、−(CH2)NHSO2−、−(CH2)C(O)−、−(CH2)O−、ならびに−NH−(CH2)−より選択され、
L2は、−C(O)−NH−シクロプロピルもしくは−NH−C(O)−CH3である。)。
【請求項7】
式Iを有する請求項1に記載の化合物、
【化253】
またはその薬剤として許容可能な塩
(式中、R1は、以下より選択され、
【化254】
R4aは、水素、−OR16、−SR16、−N(H)R16、ヒドロキシ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、−O−C(O)−NH2、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、ジアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルコキシ、−NH2、−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、アルコキシおよびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R4bは、H、ハロゲン、ならびに1〜3個のハロゲンで任意に置換されたメチルより選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシで任意に置換されたアリール、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択され、
L1は、−NHC(O)−、−NHSO2−、−NHC(O)O−、−C(O)O−、−C(O)NH−、−C(O)NHSO2−、−C(O)−、−(CH2)C(O)NH−、−(CH2)NHC(O)−、−(CH2)NH−、−(CH2)nSO2NH−、−(CH2)NHSO2−、−(CH2)C(O)−、−(CH2)O−、ならびに−NH−(CH2)−より選択され、
L2は、−C(O)−NH−シクロプロピルもしくは−NH−C(O)−CH3である。)。
【請求項8】
L2は、−C(O)−NH−シクロプロピル、−C(O)−NH−CH3、−C(O)−シクロプロピル、もしくは−C(O)−CH3である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項9】
R1は、群Zの以下のもののうちの1つから選択され、
【化255】
R4aは、水素、−OR16、−SR16、−N(H)R16、ヒドロキシ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、−O−C(O)−NH2、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、ジアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルコキシ、−NH2、−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、アルコキシおよびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R4bは、H、ハロゲン、ならびに1〜3個のハロゲンで任意に置換されたメチルより選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシで任意に置換されたアリール、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択され、
R17は、存在する場合、−CH2−もしくは−CH(OH)−である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項10】
R1は、
【化256】
であり、式中、R4aは、−N(H)R16、−OR16、および−SR16より選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、−CH3および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシでで任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項11】
R1は、
【化257】
であり、式中、R4aは、−N(H)R16、−OR16、および−SR16より選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、−CH3および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシでで任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項12】
R1は、
【化258】
である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項13】
R1は、
【化259】
であり、式中、R4aは、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキルアミノであり、
R4bは、H、ハロゲン、ならびに1〜3個のハロゲンで任意に置換されたメチルより選択され、
R17は、存在する場合、−CH2−もしくは−CH(OH)−であり、
L1は、−N(H)C(O)−である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項14】
R4aは、1−メチルエチルアミノ、エチルアミノ、1−エチルプロピルアミノ、2−メチルプロピルアミノ、(2,2−ジメチルプロピル)アミノ、(2−アミノエチル)アミノ、(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ、1−メチルプロピルアミノ、(1S)−1−メチルプロピルアミノ、(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ、1−プロピルブチルアミノ、プロピルアミノ、1,2−ジメチルプロピルアミノ、(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ、(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル)アミノ、ブチルアミノ、1,2,2−トリメチルプロピルアミノ、1−[(メチルオキシ)メチル]プロピルアミノ、1−メチルエチルオキシエチルアミノ、1−メチルプロピルアミノ、ペンチルアミノ、(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ、ブチルアミノ、2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチルアミノ、(1S)−1−メチルプロピルアミノ、(1R)−1−メチルプロピルアミノ、(1S)−1,2−ジメチルプロピルアミノ、1−シクロプロピルエチルアミノ、(1R)−1,2−ジメチルプロピルアミノ、1−エチル−2−メチルプロピルアミノ、もしくは3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピルアミノである、請求項13に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項15】
R1は、
【化260】
であり、式中、R4aは、アルキルで任意に置換されたヘテロシクロアルキルアミノであり、
R4bは、H、ハロゲン、ならびに1〜3個のハロゲンで任意に置換されたメチルより選択され、
R17は、存在する場合、−CH2−もしくは−CH(OH)−であり、
L1は、−N(H)C(O)−である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項16】
R4aは、テトラヒドロフラン−3−イルアミノ、ピペリジン−4−イルアミノ、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ、(1−エチルピペリジン−4−イル)アミノ、(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)アミノ、ピロリジン−3−イルアミノ、(ピペリジン−3−イルメチル)アミノ、(ピロリジン−3−イルメチル)アミノ、(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ、(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ、アゼチジン−1−イル、ピペリジン−1−イルアミノ、もしくは(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノである、請求項15に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項17】
前記式Iの化合物は、以下の化合物のうちの1つより選択される、請求項1に記載の化合物
【表9−1】
【表9−2】
【表9−3】
【表9−4】
【表9−5】
【表9−6】
【表9−7】
【表9−8】
【表9−9】
【表9−10】
【表9−11】
【表9−12】
【表9−13】
【表9−14】
【表9−15】
【表9−16】
【表9−17】
【表9−18】
【表9−19】
【表9−20】
【表9−21】
【表9−22】
【表9−23】
【表9−24】
【表9−25】
【表9−26】
【表9−27】
【表9−28】
【表9−29】
【表9−30】
【表9−31】
【表9−32】
【表9−33】
【表9−34】
【表9−35】
【表9−36】
【表9−37】
【表9−38】
【表9−39】
【表9−40】
【表9−41】
【表9−42】
【表9−43】
【表9−44】
【表9−45】
【表9−46】
【表9−47】
【表9−48】
【表9−49】
【表9−50】
【表9−51】
【表9−52】
【表9−53】
【表9−54】
【表9−55】
【表9−56】
【表9−57】
【表9−58】
。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩と、薬剤として許容可能な担体、賦形剤、もしくは希釈剤とを含む、医薬組成物。
【請求項19】
細胞内でHSP90を阻害する方法であって、HSP90の阻害が所望される前記細胞と、請求項1〜17のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩とを接触させるステップを含む、方法。
【請求項20】
HSP90が関与する疾患もしくは状態を治療する方法であって、前記治療を必要とする動物に、請求項1〜17のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を投与するステップを含む、方法。
【請求項21】
治療される前記疾患は、乳癌、CML、直腸結腸癌、グリオーマ、メラノーマ、多発性骨髄腫、非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、腎細胞癌、小細胞肺癌、および小胞体ストレス応答より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
治療される前記疾患は、神経変性疾患、感染性疾患、炎症性疾患、自己免疫障害、脳卒中、虚血、心障害、敗血症、線維増殖性障害および代謝性疾患より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
治療される前記疾患は、高リン酸化または突然変異型の微小管関連タンパク質Tauの蓄積を特徴とする神経変性疾患である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
動物において異常なTauタンパク質を分解する方法であって、請求項1〜17のいずれかに記載の化合物を前記動物に投与するステップを含む、方法。
【請求項25】
治療される前記疾患は、マイナス鎖RNAウイルス、インフルエンザウイルス、B型肝炎、C型肝炎または単純ヘルペスウイルス1型からの感染である、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
放射治療、または、カンプトテシン、トポテカン、9−ニトロカンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、カレニテシン、イリノテカン、エトポシド、リン酸エトポシド、テニポシド、アムサクリン、ラゾキサン、デキスラゾキサン、メクロレタミン、シクロホスファミド、イフォスファミド、クロランブシル、メルファラン、チオテパ、トレニモン、トリエチレンメラミン、ジアンヒドロガラクチトール、ジブロモズルシトール、ブスルファン、硫酸ジメチル、クロロエチルニトロソ尿素、カルムスチン、ロムスチン、メチル−ロムスチン、ストレプトゾトシン、クロロゾトシン、プレドニムスチン、エストラムスチン、プロカルバジン、ダカルバジン、ヘキサメチルメラミン、ペンタメチルメラミン、テモゾロマイド、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ミトラマイシン、ラパマイシン、マイトマイシンC、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、メトトレキサート、エダトレキサート、トリメトプリム、ノラトレキセド、ラルチトレキシド、ヒドロキシウレア、5−フルオロウラシル、フトラフール、カペシタビン、フルツロン、エニルラシル、ara−C、5−アザシチジン、ゲムシタビン、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン、アンチセンスDNA、アンチセンスRNA、アンチセンス DNA/RNAハイブリッド、リボザイム、紫外線放射、ビンクリスチン、ビンブラスチン、パクリタキセル、ドセタキセル、L−アスパラギナーゼ、キナーゼ阻害剤、イマニチブ、ミトタン、アミノグルテチミド、ジエチルスチルベストロール、エチニルエストラジオール、タモキシフェン、アナストロゾール、プロピオン酸テストステロン、フルオキシメステロン、フルタミド、リュープロライド、プレドニゾン、カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸メドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、インターフェロン−アルファ、およびインターロイキンより選択される1つ以上の治療薬を投与するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
放射治療、または、プロテオソーム阻害剤、EGFR阻害剤およびDNA損傷剤より選択される1つ以上の治療薬を投与するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項28】
式IIに従う化合物、
【化261】
またはその薬剤として許容可能な塩であって、式中、
R1bは、ハロゲン、フェニルおよびアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロアリールより選択され、
R2は、フェニルまたは1、2もしくは3個のヘテロ原子を含有し得るヘテロアリールであって、前記アリールまたはヘテロアリールは、アルキル、−OH、アルコキシ、およびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で置換することができ、
R3bは、水素、−CF3、−NH2、−OH、1、2、もしくは3個のR5bで任意に置換されたアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルキル、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびアルキルもしくはアリールで任意に置換されたヘテロシクロアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、−C(O)O−アルキル、およびアリールアルキルより選択される基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリール基のいずれかの環位置においてアルキルへテロシクロアルキルで任意に置換されたアリールアルキル、ならびにヘテロアリールより選択され、
R5bは、ハロゲン、シクロアルキル、ヘテロアリールであって、ハロゲン、アルキルおよびアルコキシより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロアリール、アルキルチオ、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、ハロゲン、フェニルおよびオキソより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびアルキルで任意に置換されたヘテロシクロアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルコキシ、ジアルキルアミノ、−OH、−C(O)−NH2、−C(O)−O−CH3、−C(O)−N(H)(C1−C3)アルキル、ハロゲンで任意に置換されたヘテロアリールアミノ、ならびに−OCF3より選択され、
L2bは、−C(O)−NH−R3b、−CNもしくは−C(O)−R3bであり、
Xは、OもしくはSである、化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項29】
R1bは、
【化262】
であり、
式中、
A3は、=N−もしくは=CH−であり、
各R18は、独立して、−NH2、ハロゲンおよびアルキルより選択され、
(H)環は、前記(H)環が付着する2個の炭素原子に縮合した5もしくは6員の複素環であり、前記(H)環は、N、OもしくはSより選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を含有し、
cは、0、1もしくは2である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
式(O)は、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された1H−ベンゾイミダゾール、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された1H−インドール、ベンゾフラン、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された3,4−ジヒドロ−2H−クロメニル、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された2,3−ジヒドロベンゾフラニル、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル、1、2もしくは3個のメチル基で任意に置換された1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール、ハロゲンおよびアミノより選択される1もしくは2個の基で任意に置換された9H−プリン−9−イル、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された1,3−ベンゾチアゾール、ならびに1もしくは2個のメチル基で任意に置換された2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランより選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
前記式IIの化合物は、以下の化合物のうちの1つより選択される、請求項28に記載の化合物
【表10−1】
【表10−2】
【表10−3】
【表10−4】
【表10−5】
。
【請求項32】
請求項28〜31のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩、および薬剤として許容可能な担体、賦形剤、もしくは希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項33】
HSP90が関与する疾患もしくは状態を治療する方法であって、前記治療を必要とする動物に、請求項28〜31にいずれかに記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を投与するステップを含む、方法。
【請求項34】
治療される前記疾患は、乳癌、CML、直腸結腸癌、グリオーマ、メラノーマ、多発性骨髄腫、非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、腎細胞癌、小細胞肺癌、小胞体ストレス応答、神経変性疾患、感染性疾患、炎症性疾患、自己免疫障害、脳卒中、虚血、心障害、敗血症、線維増殖性障害、代謝性疾患、感染であって、マイナス鎖RNAウイルス、インフルエンザウイルス、B型肝炎、C型肝炎、ならびに単純ヘルペスウイルス1型からの感染、より選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項1】
式Iに従う化合物、
【化242】
またはその薬剤として許容可能な塩であって、式中、
R1は、以下より選択され、
【化243】
R3は、水素、−CF3、−NH2、−OH、1、2、もしくは3個のR5で任意に置換されたアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルキル、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびアルキルもしくはアリールで任意に置換されたヘテロシクロアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、−C(O)O−アルキル、およびアリールアルキルより選択される基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリール基のいずれかの環位置においてアルキルへテロシクロアルキルで任意に置換されたアリールアルキル、ならびにヘテロアリールより選択され、
R4、R7、R8、R9、およびR11は、各々独立して、水素、−OR16、−SR16、−N(H)R16、ヒドロキシ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、−O−C(O)−NH2、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、ジアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルコキシ、−NH2、−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、アルコキシ、およびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R5は、ハロゲン、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルアミノ、ヘテロアリールであって、ハロゲン、アルキルおよびアルコキシより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロアリール、アルキルチオ、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、ハロゲン、フェニルおよびオキソより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびアルキルで任意に置換されたヘテロシクロアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルコキシ、ジアルキルアミノ、−OH、−C(O)−NH2、−C(O)−O−CH3、−C(O)−N(H)(C1−C3)アルキル、ハロゲンで任意に置換されたヘテロアリールアミノ、ならびに−OCF3より選択され、
R6およびR10は、各々、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、アルキルチオ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキルアミノ、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルキルアミノであって、−OH、アルキル、−CF3およびヘテロシクロアルキルより選択される基で任意に置換されたシクロアルキルアミノ、−OHもしくは−NH2で任意に置換された−N(H)シクロアルキル、−NH2、−N(H)−ヘテロアリール、−N(H)−アリールであって、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルアルコキシおよびジアルキルアミノアルコキシより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)−アリール、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシで任意に置換されたアリール、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択され、
R17は、存在する場合、−CH2−もしくは−CH(OH)−であり、
A1もしくはA2の各々は、NもしくはC(H)であり、A1およびA2は、同一もしくは異なり得るが、但し、A1は、A1がC(H)の場合にのみ、R4で置換され得ることを条件とし、そしてA2は、A2がC(H)である場合にのみ、R4で置換され得ることを条件とし、
L1は、−C(O)O−、−C(O)NH−、−C(O)NHSO2−、−(CH2)nC(O)NH−、−(CH2)nNHC(O)−、−(CH2)mNH−、−(CH2)nSO2NH−、−(CH2)nNHSO2−、−(CH2)mC(O)−、−(CH2)mO−、および−(CH2)mNH−(CH2)n−より選択され、
L2は、−C(O)−NH−R3、−CN、−C(O)−N(CH3)−OCH3、もしくは−C(O)−R3であり、
nは、0もしくは1であり、
mは、0、1、もしくは2であり、
各pは、独立して、0、1、2、3、もしくは4である、化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項2】
R1は、以下より選択され、
【化244】
R3は、水素、−CF3、−NH2、−OH、1、2、もしくは3個のR5で任意に置換されたアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルキル、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびアルキルもしくはアリールで任意に置換されたヘテロシクロアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、−C(O)O−アルキル、およびアリールアルキルより選択される基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリール基のいずれかの環位置においてアルキルへテロシクロアルキルで任意に置換されたアリールアルキル、ならびにヘテロアリールより選択され、
R4、R7、R8、R9、およびR11は、各々独立して、水素、−OR16、−SR16、−N(H)R16、ヒドロキシ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、−O−C(O)−NH2、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、ジアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルコキシ、−NH2、−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、アルコキシおよびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R5は、ハロゲン、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルアミノ、ヘテロアリールであって、ハロゲン、アルキルおよびアルコキシより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロアリール、アルキルチオ、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、ハロゲン、フェニルおよびオキソより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびヘテロシクロアルキル(アルキルで任意に置換されている)より選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルコキシ、ジアルキルアミノ、−OH、−C(O)−NH2、−C(O)−O−CH3、−C(O)−N(H)(C1−C3)アルキル、ハロゲンで任意に置換されたヘテロアリールアミノ、ならびに−OCF3より選択され、
R6およびR10は、各々、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、アルキルチオ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキルアミノ、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルキルアミノであって、−OH、アルキル、−CF3およびヘテロシクロアルキルより選択される基で任意に置換されたシクロアルキルアミノ、−OHもしくは−NH2で任意に置換された−N(H)シクロアルキル、−NH2、−N(H)−ヘテロアリール、−N(H)−アリールであって、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルアルコキシおよびジアルキルアミノアルコキシより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)−アリール、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシで任意に置換されたアリール、ヘテロシクロアルキルアルコキシ、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルコキシより選択され、
A1もしくはA2の各々は、−N=もしくは−CH=であり、A1およびA2は、同一もしくは異なり得、
L1は、−NHC(O)−、−NHSO2−、−NHC(O)O−、−C(O)O−、−C(O)NH−、−C(O)NHSO2−、−C(O)−、−(CH2)nC(O)NH−、−(CH2)nNHC(O)−、−(CH2)mNH−、−(CH2)nSO2NH−、−(CH2)nNHSO2−、−(CH2)mC(O)−、−(CH2)mO−、および−(CH2)mNH−より選択され、
L2は、−C(O)−NH−R3、−CNもしくは−C(O)−R3であり、
nは、0もしくは1であり、
mは、0、1、もしくは2であり、
各pは、独立して、0、1、2、3、もしくは4である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
以下より選択される請求項1に記載の化合物
【化245】
またはその薬剤として許容可能な塩、
(式中、L1、R1およびR3は、請求項1に定義されるとおりである)、
【化246】
またはその薬剤として許容可能な塩
(式中、R1およびR3は、請求項1に定義されるとおりである)、
【化247】
またはその薬剤として許容可能な塩
(式中、R1、R3およびL1は、請求項1に定義されるとおりである)、ならびに
【化248】
またはその薬剤として許容可能な塩
(式中、R1およびR3は、請求項1に定義されるとおりである)。
【請求項4】
式中、
R1は、以下より選択され、
【化249】
R3は、CF3、シクロプロピル、シクロブチル、ヒドロキシルで任意に置換されたシクロヘキシル、シクロプロピルメチル、N−プロピル、3−メチルブチル、(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル、(2S)−2−ヒドロキシプロピル、メトキシエチル、エトキシエチル、メチルフェニル、フェニル、ジメチルフェニル、メトキシフェニル、ジメチルアミノエチル、ジメチルアミノプロピル、ジエチルアミノエチル、ジエチルアミノプロピル、シクロペンチル、ハロフェニル、フェニルメチル、フェニルエチルのエチル位置においてヒドロキシルで任意に置換されたフェニルエチル、フェニルプロピル、フェニルピペリジニル、ジエチルアミノエチルオキシフェニルメチル、ジエチルアミノエチルオキシフェニルエチル、ピロリジニルフェニルメチル、ジエチルアミノエチルオキシ−2−フルオロフェニルエチル、フェニル(C1−C3)アルキルであって、メトキシ、ハロおよびメチルより選択される1〜3個の基でフェニル(C1−C3)アルキルのフェニル位置において任意に置換されたフェニル(C1−C3)アルキル、メチルフェニル(C1−C4)アルキル(式中、メチルフェニル(C1−C4)アルキルの(C1−C4)アルキル部分は、−C(O)NH2、−C(O)NHCH3もしくは−C(O)NHCH2CH3で任意に置換される)、チエニルメチル、フラニルメチル、ピリジニルエチル、ピリジニルメチル、メチルピラジニルメチル、メチル、エチル、メチルプロピル、2−メチルプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、(1S)−1−メチルプロピル、(1S)−1,2−ジメチルプロピル、(1R)−1,2−ジメチルプロピル、メチルオキシプロピル、エチルオキシプロピル、(1S)−1−メチル−2−(メチルオキシ)エチル、1,3−ベンゾジオキソリル、1,3−ベンゾジオキソリルメチル、N−プロパ−2−イン−1−イル、N−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル、N−[2−(エチルチオ)エチル]、(1S,2S)−2−[(フェニルメチル)オキシ]シクロペンチル、6−クロロピリジニルメチル、2−クロロ−6−フルオロフェニルメチル、メチルチオエチル、N−ブチル、1−メチルエチルオキシエチル、1−メチルエチルオキシプロピル、4,4−ビスメチルオキシブチル、メチルピラジニルメチル、プロピルオキシプロピル、トリフルオロメチルオキシフェニルメチル、メチルオキシフェニルエチル、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル、フェニルメチルピロリジニル、オキソピロリジニルプロピル、ピロリジニルエチル、メチルピロリジニルエチル、エチルピロリジニルメチル、N−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル、3,3−ジメチルブチル、エチルオキシフェニルメチル、フェニルメチルピペリジニル、エトキシカルボニルピペリジニル、トリフルオロメチルフェニルメチル、イミダゾリルプロピル、(3R)−ピロリジン−3−イル、モルホリニルエチル、モルホリニルプロピル、ピペリジニルエチル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピロリジニルメチル、1−メチルエチルピロリジニル、エチルピロリジニル、メチルピロリジニル、メチルエチルピペリジニル、メチルピペリジニル、エチルピペリジニル、エチルアゼチジニル、アゼチジニル、メチルアゼチジニル、1−メチルエチルアゼチジニル、メチルピペラジニルフェニルメチル、ピペラジニルフェニルメチル、メチルピペラジニルフェニル、メチルピペリジニルフェニル、1〜4個のハロで任意に置換されたピペリジニルフェニル(C1−C3)アルキル、メチルピペラジニルフェニル(ハロ)メチル、メチルピペリジニルフェニルメチル、メチルピペラジニルフェニルエチル、2−メチルプロピルピペラジニルフェニルメチル、モルホリニルフェニルメチル、ピペラジニルピリジニルエチル、−CH(CH3)C(O)−NH2、ジメチルアミノエチルオキシフェニル、イソプロピル、1〜7個のハロで任意に置換された(C1−C5)アルキル、−OH、−NH2、1〜2個のヒドロキシル基で任意に置換されたシクロヘキシル(C1−C5)アルキル、ハロで任意に置換されたフェニルアミノエチル、モルホリニルエチル、フェニルピペラジニルエチル、ならびにメチルピペラジニルエチルより選択され、
各R4は、存在する場合、独立して、ハロ、1−エチルプロピルアミノ、メチル、エチル、シクロヘキシルアミノであって、ヒドロキシル、シクロブチルアミノ、1−メチルプロピルオキシ、メトキシエトキシ、−CF3、ピペリジニルもしくはアミノで任意に置換されたシクロヘキシルアミノ、モルホニルアミノ、ジメチルアミノブチル、メチルエチルアミノプロピル、メチルエチルアミノプロピルアミノ、シクロペンチルアミノ、ピペリジニルアミノ、メチルエチルアミノ、エチルアミノ、2−メチルプロピルアミノ、テトラヒドロピラニルアミノ、エチルピペリジニルアミノ、2,2−ジメチルプロピルアミノ、ピロリジニルアミノ、1−メチルプロピルアミノ、2−メチルプロピルアミノ、アミノ、1,1ジメチルエチルアミノ、テトラヒドロピラニルメチルアミノ、メチルスルホニルで任意に置換されたピペリジニルアミノ、メトキシおよびジメチルアミノエチルオキシより選択される1〜3個の基で任意に置換されたフェニルアミノ、メチルスルホニルエチルアミノ、メトキシエチルアミノ、モルホリニルエチルオキシ、−N(H)C(O)CH3、シクロブチルアミノ、メトキシ、シクロブチルオキシ、シクロブチルアミノ、ピリジニルアミノ、エチルアミノ、1−メチルシクロプロピルエチルアミノ、メチルエチルオキシエチルアミノ、ブチルアミノ、ピペリジニル、ペンチルアミノ、アゼチニル、1,2−ジメチルプロピルアミノ、1−メチルエチルプロピルアミノ、プロピルアミノ、1−シクロプロピルプロピルアミノ、1−プロピルブチルアミノ、1−シクロプロピルエチルアミノ、ジシクロプロピルメチルアミノ、1,2,2−トリメチルプロピルアミノ、テトラヒドロフラニルアミノ、1〜7個のハロで置換された(C1−C5)アルキルアミノ、モルホリニルエチルオキシ、ならびにシクロプロピルメチルアミノより選択され、
R6は、水素、(C1−C4)アルキルであって、ヒドロキシ、(C1−C3)アルキルアミノもしくはジメチルアミノで任意に置換された(C1−C4)アルキル、ヒドロキシルで任意に置換された(C1−C4)アルキニル、ならびにハロより選択され、
R7は、水素、−OH、−O(C1−C3)アルキル、−S(C1−C3)アルキル、−N(H)(C1−C3)アルキル、(C5−C6)シクロアルキルアミノであって、ヒドロキシル、(C1−C3)アルキルアミノもしくはジメチルアミノで任意に置換された(C5−C6)シクロアルキルアミノ、−C(O)NH2、ならびに−O−C(O)NH2より選択され、
R8は、水素、−O(C1−C3)アルキル、−O−C(O)NH2、および−C(=NH)−NH2より選択され、
L1は、−N(H)C(O)−であり、
L2は、−C(O)−NH−R3もしくは−C(O)−R3であり、
各pは、独立して、0、1、2もしくは3である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容される塩。
【請求項5】
式中、
R1は、以下より選択され、
【化250】
R3は、水素、−CF3、−NH2、−OH、1、2もしくは3個のR5で任意に置換されたアルキル、アルコキシ、ジエチルアミノエトキシ、エチルメチルアミノエトキシ、ジメチルアミノエトキシ、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロペンチル、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロブチル、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロプロピル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルもしくはフェニルで任意に置換されたピペラジニル、アルキルもしくはフェニルで任意に置換されたモルホリニル、アルキルもしくはフェニルで任意に置換されたアゼチジニルおよびピペリジニルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクロアルキルであって、ピペリジニル(piperidinyl)、ピロリジニル、モルホリニルおよびピペリジニル(piperizinyl)より選択されるヘテロシクロアルキルより選択され、前記ヘテロシクロアルキルは、アルキル、−C(O)O−アルキルおよびアリールアルキル、アリール基のいずれかの環位置においてアルキルへテロシクロアルキルで任意に置換されたアリールアルキル、ならびにヘテロアリールより選択される基で任意に置換され、
各R4は、存在する場合、独立して、メチル、1−メチルエチルアミノ、エチルアミノ、1−エチルプロピルアミノ、2−メチルプロピルアミノ、(2,2−ジメチルプロピル)アミノ、(2−アミノエチル)アミノ、(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ、1−メチルプロピルアミノ、(1S)−1−メチルプロピルアミノ、(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ、1−プロピルブチルアミノ、プロピルアミノ、1,2−ジメチルプロピルアミノ、(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ、(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル)アミノ、ブチルアミノ、1,2,2−トリメチルプロピルアミノ、1−[(メチルオキシ)メチル]プロピルアミノ、1−メチルエチルオキシエチルアミノ、1−メチルプロピルアミノ、ペンチルアミノ、(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ、ブチルアミノ、2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチルアミノ、(1S)−1−メチルプロピルアミノ、(1R)−1−メチルプロピルアミノ、(1S)−1,2−ジメチルプロピルアミノ、1−シクロプロピルエチルアミノ、(1R)−1,2−ジメチルプロピルアミノ、1−エチル−2−メチルプロピルアミノ、ならびに3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピルアミノより選択され、
R6は、水素、(C1−C4)アルキルであって、ヒドロキシ、(C1−C3)アルキルアミノもしくはジメチルアミノで任意に置換された(C1−C4)アルキル、ヒドロキシルで任意に置換された(C1−C4)アルキニル、ならびにハロより選択され、
R7は、水素、−OH、−O(C1−C3)アルキル、−S(C1−C3)アルキル、−N(H)(C1−C3)アルキル、(C5−C6)シクロアルキルアミノであって、ヒドロキシル、(C1−C3)アルキルアミノもしくはジメチルアミノで任意に置換された(C5−C6)シクロアルキルアミノ、−C(O)NH2、ならびに−O−C(O)NH2より選択され、
R8は、水素、−O(C1−C3)アルキル、−O−C(O)NH2、および−C(=NH)−NH2より選択され、
L1は、−N(H)C(O)−であり、
L2は、−C(O)−NH−R3もしくは−C(O)−R3であり、
各pは、独立して、0、1、2もしくは3である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容される塩。
【請求項6】
式Iを有する請求項1に記載の化合物、
【化251】
またはその薬剤として許容可能な塩
(式中、R1は、以下より選択され、
【化252】
R4aは、水素、−OR16、−SR16、−N(H)R16、ヒドロキシ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、−O−C(O)−NH2、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、ジアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルコキシ、−NH2、−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、アルコキシおよびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R4bは、H、ハロゲン、ならびに1〜3個のハロゲンで任意に置換されたメチルより選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシで任意に置換されたアリール、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択され、
R17は、存在する場合、−CH2−もしくは−CH(OH)−であり、
L1は、−NHC(O)−、−NHSO2−、−NHC(O)O−、−C(O)O−、−C(O)NH−、−C(O)NHSO2−、−C(O)−、−(CH2)C(O)NH−、−(CH2)NHC(O)−、−(CH2)NH−、−(CH2)nSO2NH−、−(CH2)NHSO2−、−(CH2)C(O)−、−(CH2)O−、ならびに−NH−(CH2)−より選択され、
L2は、−C(O)−NH−シクロプロピルもしくは−NH−C(O)−CH3である。)。
【請求項7】
式Iを有する請求項1に記載の化合物、
【化253】
またはその薬剤として許容可能な塩
(式中、R1は、以下より選択され、
【化254】
R4aは、水素、−OR16、−SR16、−N(H)R16、ヒドロキシ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、−O−C(O)−NH2、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、ジアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルコキシ、−NH2、−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、アルコキシおよびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R4bは、H、ハロゲン、ならびに1〜3個のハロゲンで任意に置換されたメチルより選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシで任意に置換されたアリール、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択され、
L1は、−NHC(O)−、−NHSO2−、−NHC(O)O−、−C(O)O−、−C(O)NH−、−C(O)NHSO2−、−C(O)−、−(CH2)C(O)NH−、−(CH2)NHC(O)−、−(CH2)NH−、−(CH2)nSO2NH−、−(CH2)NHSO2−、−(CH2)C(O)−、−(CH2)O−、ならびに−NH−(CH2)−より選択され、
L2は、−C(O)−NH−シクロプロピルもしくは−NH−C(O)−CH3である。)。
【請求項8】
L2は、−C(O)−NH−シクロプロピル、−C(O)−NH−CH3、−C(O)−シクロプロピル、もしくは−C(O)−CH3である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項9】
R1は、群Zの以下のもののうちの1つから選択され、
【化255】
R4aは、水素、−OR16、−SR16、−N(H)R16、ヒドロキシ、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、−O−C(O)−NH2、アミノ(イミノ)アルキル、−C(O)−NH2、−N(H)C(O)アルキル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノアルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキル、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、ジアルキルアミノ、−N(H)アルキルへテロシクロアルキル、アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアルキルアミノ、シクロアルコキシ、−NH2、−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルスルホニルアルキルアミノ、ならびに−N(H)ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、アルコキシおよびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換された−N(H)ヘテロシクロアルキルより選択され、
R4bは、H、ハロゲン、ならびに1〜3個のハロゲンで任意に置換されたメチルより選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシで任意に置換されたアリール、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択され、
R17は、存在する場合、−CH2−もしくは−CH(OH)−である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項10】
R1は、
【化256】
であり、式中、R4aは、−N(H)R16、−OR16、および−SR16より選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、−CH3および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシでで任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項11】
R1は、
【化257】
であり、式中、R4aは、−N(H)R16、−OR16、および−SR16より選択され、
R16は、水素、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキル、シクロアルキルであって、−OH、−NH2、−CH3および−CF3より選択される1もしくは2個の基で任意に置換されたシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルであって、−OHもしくは−NH2で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、1、2もしくは3個のアルコキシでで任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、gem−ジシクロアルキルアルキル、ならびにジアルキルアミノアルキルより選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項12】
R1は、
【化258】
である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項13】
R1は、
【化259】
であり、式中、R4aは、1〜8個のハロゲンで任意に置換されたアルキルアミノであり、
R4bは、H、ハロゲン、ならびに1〜3個のハロゲンで任意に置換されたメチルより選択され、
R17は、存在する場合、−CH2−もしくは−CH(OH)−であり、
L1は、−N(H)C(O)−である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項14】
R4aは、1−メチルエチルアミノ、エチルアミノ、1−エチルプロピルアミノ、2−メチルプロピルアミノ、(2,2−ジメチルプロピル)アミノ、(2−アミノエチル)アミノ、(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ、1−メチルプロピルアミノ、(1S)−1−メチルプロピルアミノ、(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ、1−プロピルブチルアミノ、プロピルアミノ、1,2−ジメチルプロピルアミノ、(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ、(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル)アミノ、ブチルアミノ、1,2,2−トリメチルプロピルアミノ、1−[(メチルオキシ)メチル]プロピルアミノ、1−メチルエチルオキシエチルアミノ、1−メチルプロピルアミノ、ペンチルアミノ、(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ、ブチルアミノ、2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチルアミノ、(1S)−1−メチルプロピルアミノ、(1R)−1−メチルプロピルアミノ、(1S)−1,2−ジメチルプロピルアミノ、1−シクロプロピルエチルアミノ、(1R)−1,2−ジメチルプロピルアミノ、1−エチル−2−メチルプロピルアミノ、もしくは3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピルアミノである、請求項13に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項15】
R1は、
【化260】
であり、式中、R4aは、アルキルで任意に置換されたヘテロシクロアルキルアミノであり、
R4bは、H、ハロゲン、ならびに1〜3個のハロゲンで任意に置換されたメチルより選択され、
R17は、存在する場合、−CH2−もしくは−CH(OH)−であり、
L1は、−N(H)C(O)−である、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項16】
R4aは、テトラヒドロフラン−3−イルアミノ、ピペリジン−4−イルアミノ、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ、(1−エチルピペリジン−4−イル)アミノ、(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)アミノ、ピロリジン−3−イルアミノ、(ピペリジン−3−イルメチル)アミノ、(ピロリジン−3−イルメチル)アミノ、(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ、(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ、アゼチジン−1−イル、ピペリジン−1−イルアミノ、もしくは(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノである、請求項15に記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項17】
前記式Iの化合物は、以下の化合物のうちの1つより選択される、請求項1に記載の化合物
【表9−1】
【表9−2】
【表9−3】
【表9−4】
【表9−5】
【表9−6】
【表9−7】
【表9−8】
【表9−9】
【表9−10】
【表9−11】
【表9−12】
【表9−13】
【表9−14】
【表9−15】
【表9−16】
【表9−17】
【表9−18】
【表9−19】
【表9−20】
【表9−21】
【表9−22】
【表9−23】
【表9−24】
【表9−25】
【表9−26】
【表9−27】
【表9−28】
【表9−29】
【表9−30】
【表9−31】
【表9−32】
【表9−33】
【表9−34】
【表9−35】
【表9−36】
【表9−37】
【表9−38】
【表9−39】
【表9−40】
【表9−41】
【表9−42】
【表9−43】
【表9−44】
【表9−45】
【表9−46】
【表9−47】
【表9−48】
【表9−49】
【表9−50】
【表9−51】
【表9−52】
【表9−53】
【表9−54】
【表9−55】
【表9−56】
【表9−57】
【表9−58】
。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩と、薬剤として許容可能な担体、賦形剤、もしくは希釈剤とを含む、医薬組成物。
【請求項19】
細胞内でHSP90を阻害する方法であって、HSP90の阻害が所望される前記細胞と、請求項1〜17のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩とを接触させるステップを含む、方法。
【請求項20】
HSP90が関与する疾患もしくは状態を治療する方法であって、前記治療を必要とする動物に、請求項1〜17のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を投与するステップを含む、方法。
【請求項21】
治療される前記疾患は、乳癌、CML、直腸結腸癌、グリオーマ、メラノーマ、多発性骨髄腫、非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、腎細胞癌、小細胞肺癌、および小胞体ストレス応答より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
治療される前記疾患は、神経変性疾患、感染性疾患、炎症性疾患、自己免疫障害、脳卒中、虚血、心障害、敗血症、線維増殖性障害および代謝性疾患より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
治療される前記疾患は、高リン酸化または突然変異型の微小管関連タンパク質Tauの蓄積を特徴とする神経変性疾患である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
動物において異常なTauタンパク質を分解する方法であって、請求項1〜17のいずれかに記載の化合物を前記動物に投与するステップを含む、方法。
【請求項25】
治療される前記疾患は、マイナス鎖RNAウイルス、インフルエンザウイルス、B型肝炎、C型肝炎または単純ヘルペスウイルス1型からの感染である、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
放射治療、または、カンプトテシン、トポテカン、9−ニトロカンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、カレニテシン、イリノテカン、エトポシド、リン酸エトポシド、テニポシド、アムサクリン、ラゾキサン、デキスラゾキサン、メクロレタミン、シクロホスファミド、イフォスファミド、クロランブシル、メルファラン、チオテパ、トレニモン、トリエチレンメラミン、ジアンヒドロガラクチトール、ジブロモズルシトール、ブスルファン、硫酸ジメチル、クロロエチルニトロソ尿素、カルムスチン、ロムスチン、メチル−ロムスチン、ストレプトゾトシン、クロロゾトシン、プレドニムスチン、エストラムスチン、プロカルバジン、ダカルバジン、ヘキサメチルメラミン、ペンタメチルメラミン、テモゾロマイド、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ミトラマイシン、ラパマイシン、マイトマイシンC、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、メトトレキサート、エダトレキサート、トリメトプリム、ノラトレキセド、ラルチトレキシド、ヒドロキシウレア、5−フルオロウラシル、フトラフール、カペシタビン、フルツロン、エニルラシル、ara−C、5−アザシチジン、ゲムシタビン、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン、アンチセンスDNA、アンチセンスRNA、アンチセンス DNA/RNAハイブリッド、リボザイム、紫外線放射、ビンクリスチン、ビンブラスチン、パクリタキセル、ドセタキセル、L−アスパラギナーゼ、キナーゼ阻害剤、イマニチブ、ミトタン、アミノグルテチミド、ジエチルスチルベストロール、エチニルエストラジオール、タモキシフェン、アナストロゾール、プロピオン酸テストステロン、フルオキシメステロン、フルタミド、リュープロライド、プレドニゾン、カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸メドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、インターフェロン−アルファ、およびインターロイキンより選択される1つ以上の治療薬を投与するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
放射治療、または、プロテオソーム阻害剤、EGFR阻害剤およびDNA損傷剤より選択される1つ以上の治療薬を投与するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項28】
式IIに従う化合物、
【化261】
またはその薬剤として許容可能な塩であって、式中、
R1bは、ハロゲン、フェニルおよびアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロアリールより選択され、
R2は、フェニルまたは1、2もしくは3個のヘテロ原子を含有し得るヘテロアリールであって、前記アリールまたはヘテロアリールは、アルキル、−OH、アルコキシ、およびハロゲンより選択される1、2、もしくは3個の基で置換することができ、
R3bは、水素、−CF3、−NH2、−OH、1、2、もしくは3個のR5bで任意に置換されたアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルキル、アリールアルコキシで任意に置換されたシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびアルキルもしくはアリールで任意に置換されたヘテロシクロアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、−C(O)O−アルキル、およびアリールアルキルより選択される基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリール基のいずれかの環位置においてアルキルへテロシクロアルキルで任意に置換されたアリールアルキル、ならびにヘテロアリールより選択され、
R5bは、ハロゲン、シクロアルキル、ヘテロアリールであって、ハロゲン、アルキルおよびアルコキシより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロアリール、アルキルチオ、ヘテロシクロアルキルであって、アルキル、ハロゲン、フェニルおよびオキソより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたヘテロシクロアルキル、アリールであって、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、およびアルキルで任意に置換されたヘテロシクロアルキルより選択される1、2、もしくは3個の基で任意に置換されたアリール、アルコキシ、ジアルキルアミノ、−OH、−C(O)−NH2、−C(O)−O−CH3、−C(O)−N(H)(C1−C3)アルキル、ハロゲンで任意に置換されたヘテロアリールアミノ、ならびに−OCF3より選択され、
L2bは、−C(O)−NH−R3b、−CNもしくは−C(O)−R3bであり、
Xは、OもしくはSである、化合物、またはその薬剤として許容可能な塩。
【請求項29】
R1bは、
【化262】
であり、
式中、
A3は、=N−もしくは=CH−であり、
各R18は、独立して、−NH2、ハロゲンおよびアルキルより選択され、
(H)環は、前記(H)環が付着する2個の炭素原子に縮合した5もしくは6員の複素環であり、前記(H)環は、N、OもしくはSより選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を含有し、
cは、0、1もしくは2である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
式(O)は、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された1H−ベンゾイミダゾール、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された1H−インドール、ベンゾフラン、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された3,4−ジヒドロ−2H−クロメニル、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された2,3−ジヒドロベンゾフラニル、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル、1、2もしくは3個のメチル基で任意に置換された1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール、ハロゲンおよびアミノより選択される1もしくは2個の基で任意に置換された9H−プリン−9−イル、1もしくは2個のメチル基で任意に置換された1,3−ベンゾチアゾール、ならびに1もしくは2個のメチル基で任意に置換された2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランより選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
前記式IIの化合物は、以下の化合物のうちの1つより選択される、請求項28に記載の化合物
【表10−1】
【表10−2】
【表10−3】
【表10−4】
【表10−5】
。
【請求項32】
請求項28〜31のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩、および薬剤として許容可能な担体、賦形剤、もしくは希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項33】
HSP90が関与する疾患もしくは状態を治療する方法であって、前記治療を必要とする動物に、請求項28〜31にいずれかに記載の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を投与するステップを含む、方法。
【請求項34】
治療される前記疾患は、乳癌、CML、直腸結腸癌、グリオーマ、メラノーマ、多発性骨髄腫、非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、腎細胞癌、小細胞肺癌、小胞体ストレス応答、神経変性疾患、感染性疾患、炎症性疾患、自己免疫障害、脳卒中、虚血、心障害、敗血症、線維増殖性障害、代謝性疾患、感染であって、マイナス鎖RNAウイルス、インフルエンザウイルス、B型肝炎、C型肝炎、ならびに単純ヘルペスウイルス1型からの感染、より選択される、請求項33に記載の方法。
【公表番号】特表2011−500815(P2011−500815A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−531069(P2010−531069)
【出願日】平成20年10月27日(2008.10.27)
【国際出願番号】PCT/US2008/012221
【国際公開番号】WO2009/055077
【国際公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(506024489)エグゼリクシス, インコーポレイテッド (50)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年10月27日(2008.10.27)
【国際出願番号】PCT/US2008/012221
【国際公開番号】WO2009/055077
【国際公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(506024489)エグゼリクシス, インコーポレイテッド (50)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]