説明

ドア開閉制御を備えた家電製品

ドア開閉の専用の制御を有する家電製品を提供する。ハウジングと、フロントドアと、ハウジング内に位置してドアと係合可能であり、ドアが閉鎖位置に保持された第1の構成とドアが係合していない第2の構成との間で移動可能である保持機構(例えば、掛金を含む)と、保持機構を第1の構成から移動させるようになった電気機械アクチュエータ(例えば、リレー)と、リレーに連結されて、リレーを起動し、それによってドアを閉鎖位置から解除する1つ又はそれよりも多くの信号に応答して作動可能であるコントローラ(例えば、マイクロプロセッサ)とを含む家電製品(例えば、電子レンジ)。従って、バネ付勢の下で、ドアは、約30−45度に開く。マイクロプロセッサ制御式ドア開閉は、赤外線遠隔制御を通じたオーブンフロントパネル上のタッチスイッチのユーザ起動に応答するか、又は料理の終わりのマイクロ波電力停止に応答して自動的に行うことを含む3つ又はそれよりも多くのモードで作動可能とすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家電製品に関し、より具体的には、ドア開閉の専用の制御を有する家電製品に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、オーブン、冷蔵庫、及び冷凍庫などのようなヒンジ式ドアを有する家電製品に関する。本発明は、例えば、特に電子レンジに対して有益である。しかし、本発明は、独立型か又は組込設置に適応された、すなわち、フレームワーク又は外側ハウジング内に設置されるか又は台所又は他の家具と共に装着される(「差込」又は「組込」電化製品として公知の場合もある)かに関わらず、家電製品に適用可能である。
【0003】
電子レンジ及びドアを有する他の家電製品が、ドアに対して純粋に機械的な、例えば掛け金を掛ける開放機構を使用することは、従来から行われている。例えば、公開された英国特許出願GB2410059Aは、下部支持ヒンジと上部ヒンジの間で横方向にヒンジ留めされたドアを有する冷蔵室又は電子レンジのような家電製品を開示している。上部ヒンジは、突出部分を有する角度のあるブラケットを含み、ドアの上縁には、ドアが所定値、例えば130−140度よりも大きな角度に開放される時に徐々に突出部分に干渉し、開放角度が増大する時に増大する抵抗トルクを及ぼす傾斜形摺動ブロックが設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】英国特許出願GB2410059A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来型の電化製品に関連する問題は、多くの場合に、かなりの力をユーザによってレバー、ハンドル、又はボタンに加えて、ドアを開放するために掛け金又はドアロックを機械的に解除する必要があり、従って、これが、例えば、障害者及び虚弱者が使用するには問題があり又は不満足なものになる可能性があるということである。更に、そのようなユーザ、並びに健常者に対して、そのような従来技術の機構は、ユーザが装置のところにいてドアを開放する力を加えることを必要とする。
【0006】
特に電子レンジに対する更に別の問題は、これらが、料理を終えた(すなわち、マイクロ波電力の印加を停止した)後の即座の又は幾分比較的短い時間のドアの自動(又は遠隔制御)開放をサポートしないことである。例えば、高温の蒸気が出ていることが多い食物は、ドアを閉じた状態のオーブン中に置かれたままにされるのが望ましくない場合があり、多くの場合に、食物又は食事に関連して、それが給仕される前の少しの間「開放」状態に置かれるままにするという指示がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ハウジングと、フロントドアと、ハウジング内に位置してドアと係合可能であり、ドアが閉鎖位置に保持された第1の構成とドアが係合していない第2の構成との間で移動可能である保持機構と、保持機構を第1の構成から移動させるようになった電気機械アクチュエータと、アクチュエータに連結されて、アクチュエータを起動し、それによってドアを閉鎖位置から解除する1つ又はそれよりも多くの信号に応答して作動可能であるコントローラとを含む家電製品を提供する。
【0008】
好ましくは、保持機構は、アクチュエータが起動している間に電気機械アクチュエータによって使用中に回転される回転可能部材と、バネ付勢要素とを含み、使用中に、第1の構成と第2の構成の間の保持機構の移動中の少なくとも一部において、バネ付勢要素は、ドアが部分開放位置に回転するようにドアに対して作用する。好ましくは、使用中に、電気機械アクチュエータは、ドアが部分開放位置に回転するようにバネ付勢要素がドアに対して作用するような位置に回転可能部材を移動させる。好ましくは、回転可能部材は、案内表面を有し、案内表面は、移行点を含み、使用中に、ドアに取り付けられたキー部材が、案内表面に沿って回転可能部材と接触して摺動することが可能であるように配置され、キー部材が移行点324を超えて摺動した後に、重力及びバネ付勢要素に起因する力は、ドアが部分開放位置に回転するようにドアに対して作動する。
【0009】
一実施形態によると、コントローラは、スイッチ起動モードで作動可能であり、ハウジングには、コントローラに連結されてユーザによって作動可能である電気スイッチ、例えばタッチスイッチが設けられ、コントローラは、使用中に、電気スイッチからの検出信号がHIGHの時にアクチュエータを起動するように作動可能である。
更に別の実施形態によると、コントローラは、代替的又は追加的に遠隔起動モードで作動可能であり、ハウジングには、コントローラに連結されてユーザ遠隔ユニット、例えばIR遠隔制御によって作動可能である無線受信機ユニット、例えば赤外線(IR)受信機が設けられ、コントローラは、使用中に、無線受信機ユニットからの検出信号がHIGHの時にアクチュエータを起動するように作動可能である。
【0010】
更に別の実施形態によると、家電製品は、一時的な電気作動を実施することができ、コントローラは、代替的又は追加的に自動開放モードで作動可能であり、ハウジングには、コントローラに連結されてユーザによって作動可能であり、ユーザによって使用中に選択可能な自動開放設定値を含むユーザ選択インタフェース、例えば、ボタン及び/又はダイヤル及びディスプレイが設けられ、コントローラは、家電製品の電気作動がオンであるか又はオフであるかをそれぞれ示す入力信号(HIGH、LOW)を受け取るように連結され、かつコントローラは、使用中に、受信信号がLOWの時にアクチュエータを起動するように作動可能である。
【0011】
更に別の実施形態によると、家電製品は、一時的な電気作動を実施することができ、コントローラは、代替的又は追加的に遅延自動開放モードで作動可能であり、コントローラは、ある一定の期間を記憶するためにメモリ装置に連結され、コントローラは、家電製品の電気作動がオンであるか又はオフであるかをそれぞれ示す入力信号(HIGH、LOW)を受け取るように連結され、それによってコントローラは、使用中に、コントローラが(a)受信信号がLOWであり、かつ(b)その期間が経過したと判断した時に、アクチュエータを起動するように作動可能である。
【0012】
好ましくは、ユーザ選択インタフェースは、使用中にユーザによって選択可能な遅延自動開放設定値を含み、ユーザ選択インタフェースは、メモリ装置に記憶する前に上述の期間を入力するようにユーザによって作動可能である。例えば、期間は、約(a)1−20秒、(b)1分まで、又は(c)1−5分とすることができる。しかし、実際には、期間は、1時間までの何分でも、又は何時間でも(例えば、24時間まで)、又はあらゆる時間の可算量とすることができる。
【0013】
代替的な実施形態では、HIGHであることの検出又は受信信号に応答して作動可能であるのではなく、コントローラは、(a)LOWであることの検出又は受信信号、又は(b)その逆、又は(c)状態又は電圧レベルのあらゆる所定の検出可能な変化を受ける検出又は受信信号に応答して作動可能である。
適切な態様においては、電磁アクチュエータは、ソレノイドを含み、ソレノイドの電機子は、使用中に保持機構と協働する。
適切な態様においては、家電製品は、(a)オーブンであり、一時的な電気作動は、マイクロ波、グリル、対流、又は蒸気のあらゆる組合せによる料理であり、又は(b)パン焼き機又はヨーグルト製造器であり、一時的な電気作動は、電気加温又は加熱である。
【0014】
本発明による技術を用いると、電子レンジのような家電製品は、ユーザによるごく僅かの手動労力、例えば、タッチスイッチ又は遠隔制御を通じて開放され、虚弱な体質の者に恩典をもたらすことができる。
本発明は、電気的(マイクロ波、グリル、対流)料理の終わりなどに家電製品が自動的に開放することを可能にする。これは、蒸気に起因するオーブン内部に蓄積した水分の量を低減することができる。
ここで、本発明の実施形態を一例として添付図面を参照して詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】ドア開放後の本発明の実施形態による家電製品(電子レンジ)の(a)正面図及び(b)平面図である。
【図2】図1の電子レンジの電気システムの一部を示す図である。
【図3】(a)ドアが閉鎖位置の状態で、(b)半分移動点で、及び(c)ドア開放位置での本発明の実施形態による保持機構とアクチュエータによるその起動とを示す図1のオーブンの部分内部図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
説明及び図面では、同様の番号は、同様の要素を表すのに用いられる。
図1は、ドア開放後の本発明の実施形態による家電製品(電子レンジ)を(a)正面図及び(b)平面図で示している。図1(a)を参照すると、これは、オーブンのドア102及び右側制御パネル104を示している。ドア102は、従来通り左側106においてヒンジ留めされている。
制御パネル104にあるのは、ディスプレイ108、典型的には、例えば、現在の時間及び残りの料理時間を表示するためのLED数値ディスプレイであるが、ディスプレイ、例えばLCDの多くの形態を用いることができることが認められるであろう。いくつかの制御/選択ボタン110、ダイヤル112及びドア解除スイッチ114も提供される。本発明のこの実施形態によると、制御/選択ボタン110及びドア解除スイッチ114は、瞬時スイッチタイプ、又はより好ましくは、タッチスイッチタイプから成る。公知の薄膜、触覚又は接触スイッチ構成要素、又はあらゆる他の同様のスイッチタイプを用いることができることは、当業者には認められるであろう。
【0017】
図1(b)を参照すると、これは、ドア開放後、すなわち、ドア解除スイッチ114又は以下に説明するドア開閉機構の他の開始を通じたユーザによる作動後の電子レンジを平面図で示している。その結果、ドアは、約30−45度から成る場合がある角度θだけ開放しており、従って、次に、ユーザがドア102を完全に開放することを可能にする。勿論、初期開放角度θは、30度よりも小さな何らかの有限角度にすることができ、又は45度よりも大きくすることができ、機構は、約90度まで(例えば、組込家電製品に対して)、場合によってはそれ以上のあらゆる角度(例えば、独立型装置に対して約180度までのあらゆる角度)によってドアを開放することができることは認められるであろう。
【0018】
図2は、図1の電子レンジの電気システムの一部を示している。図に示すように、回路は、コントローラ(例えば、マイクロプロセッサコントローラ)202を含む。クロック発生器204、タッチスイッチ206、及びIR受信機モジュール208は、コントローラ202に連結される。コントローラ202はまた、マイクロ波電源回路から線210を通じて、家電製品内のマイクロ波電源がオフであるか又はオンであるかをそれぞれ示す信号を入力の1つにおいて受け取る。従来通り、コントローラは、RAM、ROM、又は他の適切なメモリ装置(図示せず)に連結することができ、後者は、特に、システム設定値、及び制御パネル104(図1)を通じてユーザによって入力することができる設定値(例えば、自動開放、時間遅延自動開放)を記憶する。
【0019】
タッチスイッチ206、IR受信機モジュール208からの入力のステータスに基づいて、コントローラ202は、駆動回路214を通じてソレノイド212の作動を制御する。従って、コントローラ202は、(i)タッチスイッチのユーザ起動の後、(ii)自動的にマイクロ波電源が消えた後、(iii)自動的にマイクロ波電源が消えた後のある一定の時間、(iv)IR遠隔制御を通じて命令を受け取った後に、ドア開閉のいくつかのモードを実施することができる。
【0020】
代替的に、ドアは、現在料理中に食物を撹拌又はひっくり返すようにユーザを促すような何らかの他の所定のシーケンスの結果として開放することができる。
ソレノイド212の起動を制御するためにコントローラ202によって用いるための手順の単に1つの例を疑似コードで以下に説明する。しかし、他の適切な手順を用いて、本発明の実施形態による技術の一部又は全てを実施することができることは、当業者には認められるであろう。
【0021】
システムがオンの時に以下を行う:
料理電力ステータスを検知し、
タッチスイッチステータスを検知し、
IR受信機ステータスを検知し、
自動開放設定値を検知し、
ドア開閉ステータスを検知し、
ドアが開放されている場合、アクチュエータ制御信号を「HIGH」に設定せず、
(タッチスイッチが「HIGH」又はIR受信機が「HIGH」で)かつ料理電力がオンの場合、エラーメッセージ(もしある場合)を表示し、それ以外は、アクチュエータ制御信号を「HIGH」に設定し、
自動開放設定値がオンである場合、
時間自動開放期間をフェッチし、
自動開放期間がゼロであり、かつアクチュエータ制御信号がLOWの場合、アクチュエータ制御信号を「HIGH」に設定し、
それ以外は、以下を行う:
自動開放期間が満了していない間は自動開放期間を秒読みし、
アクチュエータ制御信号がLOWの場合、アクチュエータ制御信号を「HIGH」に設定する。
【0022】
図3は、(a)ドアを閉鎖位置の状態で、(b)半分移動点で、及び(c)ドア開放位置での本発明の実施形態による保持機構とアクチュエータによるその作動とを示す図1のオーブンの部分内部図である。
図3(a)を参照すると、ソレノイド212は、ソレノイド212がドア開放作動中に電力が供給されると矢印Aの方向に移動する電機子302を含む。電機子は、ドア開放作動中にフックスペーサ308の丸い部分306と当接する滑らかな部分的に丸い端部304を有する。
ドア開放作動中に、フックスペーサ308は、軸310の周りに回転し、かつフックスペーサ308の第1の傾斜部分312は、ドアキー316の先端314に当接してこれを上向き押し進める。
【0023】
従って(図3(b)を参照すると)、半分移動点では、ドア102に取り付けられたドアキー316は、矢印Bの方向に上部に移動しており、かつドア102の解除点に近い。同じく以下に見られるように、軸310上に中心が置かれ、一端320がクランプ322によってハウジングに固定されたコイルバネ318が設けられる。コイルバネ318の他端(図示せず)は、ドア102に取り付けられてそれに対して作用する。
【0024】
ここで図3(c)を参照すると、そこに示す点では、ドアは実質的に解除されており、すなわち、ドアキー316の先端314は、フックスペーサ308のコーナ324を過ぎ、先端314は、コイルバネ318によって付勢されてフックスペーサ308の傾斜区域又は表面326を下って(すなわち、矢印Cの方向に)自由に移動することができ、それによってドア102を開放位置(図3(c)における)まで押し、ドアは、小角度だけ部分開放しているように示されている。
【符号の説明】
【0025】
202 コントローラ
206 タッチスイッチ
208 IR受信機モジュール
【図1(a)】

【図1(b)】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
フロントドアと、
前記ハウジング内に位置して前記ドアと係合可能であり、該ドアが閉鎖位置に保持された第1の構成と該ドアが係合していない第2の構成との間で移動可能である保持機構と、
前記保持機構を前記第1の構成から移動させるようになった電気機械アクチュエータと、
前記アクチュエータに連結されて、該アクチュエータを起動し、それによって前記ドアを前記閉鎖位置から解除する1つ又はそれよりも多くの信号に応答して作動可能であるコントローラと、
を含むことを特徴とする家電製品。
【請求項2】
前記保持機構は、
前記電気機械アクチュエータが起動している間に該アクチュエータによって使用中に回転される回転可能部材と、
バネ付勢要素と、
を含み、
使用中に、前記第1の構成と前記第2の構成の間の前記保持機構の前記移動中の少なくとも一部において、前記バネ付勢要素は、前記ドアが部分開放位置に回転するように該ドアに作用する、
ことを特徴とする請求項1に記載の家電製品。
【請求項3】
使用中に、前記電気機械アクチュエータは、前記ドアが部分開放位置に回転するように前記バネ付勢要素が該ドアに対して作用するような位置に前記回転可能部材を移動させることを特徴とする請求項2に記載の家電製品。
【請求項4】
前記回転可能部材は、案内表面を有し、該案内表面は、移行点を含み、使用中に、前記ドアに取り付けられたキー部材が該案内表面に沿って該回転可能部材と接触して摺動することができるように配置されており、
前記キー部材が移行点324を超えて摺動した後に、重力及び前記バネ付勢要素に起因する力は、前記ドアが前記部分開放位置に回転するように該ドアに対して作用する、
ことを特徴とする請求項3に記載の家電製品。
【請求項5】
前記コントローラは、スイッチ起動モードで作動可能であり、
前記ハウジングには、前記コントローラに連結されてユーザによって作動可能である電気スイッチ、例えばタッチスイッチが設けられ、
前記コントローラは、使用中に、前記電気スイッチからの検出信号がHIGHの時に前記アクチュエータを起動するように作動可能である、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の家電製品。
【請求項6】
前記コントローラは、代替的又は追加的に遠隔起動モードで作動可能であり、
前記ハウジングには、前記コントローラに連結されてユーザ遠隔ユニット、例えばIR遠隔制御装置によって作動可能である無線受信機ユニット、例えば、赤外線(IR)受信機が設けられ、
前記コントローラは、使用中に、前記無線受信機ユニットからの検出信号がHIGHの時に前記アクチュエータを起動するように作動可能である、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の家電製品。
【請求項7】
一時的な電気作動を実施することができ、
前記コントローラは、代替的又は追加的に自動開放モードで作動可能であり、
前記ハウジングには、前記コントローラに連結されてユーザによって作動可能であり、該ユーザによって使用中に選択可能な自動開放設定値を含むユーザ選択インタフェース、例えば、ボタン及び/又はダイヤル及びディスプレイが設けられ、
前記コントローラは、家電製品における前記電気作動がオンであるか又はオフであるかをそれぞれ示す入力信号(HIGH、LOW)を受信するように連結され、
前記コントローラは、使用中に、前記受信信号がLOWの時に前記アクチュエータを起動するように作動可能である、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の家電製品。
【請求項8】
一時的な電気作動を実施することができ、
前記コントローラは、代替的又は追加的に遅延自動開放モードで作動可能であり、
前記コントローラは、ある一定の期間を記憶するためのメモリ装置に連結され、
前記コントローラは、家電製品における前記電気作動がオンであるか又はオフであるかをそれぞれ示す入力信号(HIGH、LOW)を受信するように連結され、かつ
それによって前記コントローラは、使用中に、該コントローラが、
(a)前記受信信号がLOWであり、かつ
(b)前記期間が経過した、
と判断した時に前記アクチュエータを起動するように作動可能である、
ことを特徴とする請求項7に記載の家電製品。
【請求項9】
前記ユーザ選択インタフェースは、使用中に前記ユーザによって選択可能な遅延自動開放設定値を含み、
前記ユーザ選択インタフェースは、前記メモリ装置に記憶する前に前記期間を入力するように前記ユーザによって作動可能である、
ことを特徴とする請求項8に記載の家電製品。
【請求項10】
前記期間は、約(a)1−20秒、(b)1分まで、又は(c)1−5分であることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の家電製品。
【請求項11】
検出又は受信信号がHIGHであることに応答して作動可能であるのではなく、前記コントローラは、(a)該検出又は受信信号がLOWであること、又は(b)その逆、又は(c)該検出又は受信信号が状態又は電圧レベルのあらゆる所定の検出可能な変化を受けることに応答して作動可能であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の家電製品。
【請求項12】
前記電磁アクチュエータは、ソレノイドを含み、該ソレノイドの電機子は、使用中に前記保持機構と協働することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の家電製品。
【請求項13】
(a)オーブンであり、前記一時的な電気作動は、マイクロ波、グリル、対流、又は蒸気のあらゆる組合せによる料理であり、又は(b)パン焼き機又はヨーグルト製造器などであり、該一時的な電気作動は、電気加温又は加熱であることを特徴とする請求項7又は請求項8、又はこれに従属するいずれか1項に記載の家電製品。

【図2】
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【図3(a)】
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【図3(b)】
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【図3(c)】
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【公表番号】特表2009−541613(P2009−541613A)
【公表日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−515778(P2009−515778)
【出願日】平成19年6月22日(2007.6.22)
【国際出願番号】PCT/EP2007/005545
【国際公開番号】WO2007/147628
【国際公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【出願人】(508371839)パナソニック マニファクチュアリング ユーケイ リミテッド (4)
【Fターム(参考)】