説明

ネットワーク機器判別管理システム及び判別管理方法

【課題】画面上に表示される外観図に基いて目的とするネットワーク機器を正しく選択できるようにする。
【解決手段】ネットワーク接続されたネットワーク機器を、同じく前記ネットワーク接続された撮影装置で撮影した画像と、前記ネットワーク接続されたネットワーク機器の各々に割り当てられた装置固有な固有識別情報とを前記主管理装置で対応付けて管理することにより、画像ファイルから抽出した固有識別情報でネットワーク機器を特定することができるようにして、同一あるいは酷似したネットワーク機器であっても、画像の背景違い等から機器の判別を可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はネットワーク機器判別管理システム及び判別管理方法に関し、特に、LAN等の通信ネットワークを経由して装置を管理するために用いて好適な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークに接続されているコピー、ファクス、プリンタ、スキャナといった複数の機器の外観図を取得して、利用したい機器を、遠隔地に居ながら見たままに選択、制御、監視が可能としたネットワーク機器管理装置が知られている。
【0003】
従来のネットワーク機器管理装置の一例においては、ネットワーク接続する機器側に、自装置の外観図データが予め記録されている。そして、クライアント端末はネットワークに接続されている複数の機器の外観図を取得して、その外観図を画面上に表示する。このように外観図を見ながら利用したいネットワーク接続機器を選択し、その後に制御、監視が可能となるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2002ー268783号公報(第5頁、図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されている「画像作成システム」おいては、同一機種あるいは酷似した2台以上の機種が接続されている場合には、クライアント端末画面上に表示される外観図だけでは、目的とする機器を正しく選択できない場合があった。このため、目標と違うネットワーク接続機器を操作していても気付かないという問題があった。
【0006】
このような問題点を解決するために、外観図に加えて数値キー等の呼び出し用キーの組み合わせで判別するようにすることが考えられる。しかしながら、引越し等で設置レイアウト変更を行った後に、前記と同じ判別方法で判別した場合、再び同じ機器への紐付けを行うことが保証されない問題点があった。
【0007】
本発明は前述の問題点に鑑み、画面上に表示される外観図に基いて目的とするネットワーク機器を正しく選択できるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のネットワーク機器判別管理システムは、少なくとも撮影装置と主管理装置とが接続されている通信ネットワークに接続されたネットワーク機器を管理するネットワーク機器判別管理システムであって、前記ネットワーク接続されたネットワーク機器を前記撮影装置で撮影した画像と、前記ネットワーク接続されたネットワーク機器の各々に割り当てられた装置固有な固有識別情報とを前記主管理装置で対応付けて管理することを特徴とする。
【0009】
本発明のネットワーク機器判別管理方法は、少なくとも撮影装置と主管理装置とが接続されている通信ネットワークに接続されたネットワーク機器を管理するネットワーク機器判別管理方法であって、前記ネットワーク接続されたネットワーク機器を前記撮影装置で撮影した画像と、前記ネットワーク接続されたネットワーク機器の各々に割り当てられた装置固有な固有識別情報とを前記主管理装置で対応付けて管理することを特徴とする。
【0010】
本発明のプログラムは、少なくとも撮影装置と主管理装置とが接続されている通信ネットワークに接続されたネットワーク機器を管理する工程をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記ネットワーク接続されたネットワーク機器を前記撮影装置で撮影した画像と、前記ネットワーク接続されたネットワーク機器の各々に割り当てられた装置固有な固有識別情報とを前記主管理装置で対応付けて管理する工程をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ネットワーク接続されたネットワーク機器を、同じくネットワーク接続された撮影装置で撮影した画像と、前記ネットワーク機器の各々に割り当てられた装置固有な固有識別情報とを主管理装置で対応付けて管理するようにした。これにより、画面上に表示される外観図に基いて目的とするネットワーク機器を正しく選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
(第1の実施形態)
図1は、発明を適用した第1の実施形態のネットワーク機器判別管理システムのブロック図である。
図1において、100は例えばホームネットワークのような通信ネットワークであり、有線あるいは無線で通信が行われる。
【0013】
101は通信ネットワーク100に繋がり、他のネットワーク機器の接続や接続解除、リモート操作等を管理する主管理装置である。主管理装置101は、通信ネットワーク100に接続された機器を示すものとして操作指示用等に使用する画像ファイルの登録作業を制御し、画像ファイルを保存する。
【0014】
102は主管理装置101の各部にアクセスして総合制御する主管理装置制御部である。103は固有情報記憶部であり、地球規模で機器固有な主管理装置101の識別情報を記憶している。104は主管理装置制御部102に対する指示を入力する操作キーである。105は主管理装置制御部102で生成された画像や文字や映像を表示可能な表示部である。106は通信ネットワーク100を介した通信を制御及び実行する通信部である。
【0015】
107は接続された機器を示すものとして操作指示用等に使用する画像を記憶する登録済画像記憶部である。108は登録済の画像ファイルから固有識別情報を抽出して、通信部で受け取った固有識別情報と照合する情報処理部である。109は自機器を示すものとしての自己画像を記憶する自己画像記憶部である。
【0016】
111は、通信ネットワーク100経由で直接制御することができない家電製品118と、主管理装置101との間に入って、通信ネットワーク100経由の制御信号を変換するネットワーク対応操作装置である。ネットワーク対応操作装置111は、例えば、家電製品118の電源の入り切り、タイマー機能等のリモート操作を可能にする。
【0017】
112はネットワーク対応操作装置111の各部にアクセスして総合制御するネットワーク操作装置制御部である。113はネットワーク操作装置制御部112に指示を打ち込む操作キーである。114は家電製品118を操作する外部操作部である。例えば、電源給電部や赤外線発光部等の外部機器操作部である。
【0018】
115は通信ネットワーク100を介した通信を制御及び実行する通信部である。116は固有情報記憶部であり、地球規模で機器固有なネットワーク対応操作装置の識別情報を記憶する。117は自機器を示すものとしての自己画像を記憶する自己画像記憶部である。118はネットワーク対応操作装置111に操作されるネットワーク非対応家電製品である。
【0019】
121は、通信ネットワーク100に接続された機器を示すものとして、操作指示用等に使用する画像を撮影する撮影装置である。122は撮影装置121の各部にアクセスして総合制御する撮影装置制御部である。123は固有情報記憶部であり、地球規模で機器固有な撮影装置の識別情報を記憶する。124は撮影した画像をファイルフォーマットに則って処理するファイル処理部である。125は通信ネットワーク100を介した通信を制御及び実行する通信部である。
【0020】
126は撮影装置制御部122に指示を打ち込む操作キーである。127は撮影装置制御部122で生成された画像や文字や映像を表示可能な表示部である。128は光電変換により光をデジタルデータで出力する撮像部である。129は自機器を示すものとしての自己画像を記憶する自己画像記憶部である。
【0021】
131は、通信ネットワーク100に接続されたネットワーク対応コンテンツ再生装置であり、通信ネットワーク100経由でデータや制御信号の送受信が可能に構成されている。例えば、ネットワーク対応コンピュータ画面やネットワーク対応TVモニター上にてコンテンツ再生が可能である。
【0022】
132はネットワーク記録再生装置制御部であり、ネットワーク対応コンテンツ再生装置131の各部にアクセスして総合制御する。133は映像音声処理部であり、映像音声を映像音声フォーマットに則って処理する。134はアラーム部であり、ネットワーク記録再生装置制御部132に指示されてビープ音やLEDのような光を発生する。
【0023】
135は、通信ネットワーク100を介した通信を制御及び実行する通信部である。136は、ネットワーク記録再生装置制御部132に指示を打ち込む操作キーである。137は、ネットワーク記録再生装置制御部132で生成された画像や文字や映像を表示可能な表示部である。138は固有情報記憶部であり、地球規模で機器固有なネットワーク対応コンテンツ再生装置の識別情報を記憶する。139は自機器を示すものとしての自己画像を記憶する自己画像記憶部である。
【0024】
図2は、利用者が主管理装置101にネットワーク対応操作装置111やネットワーク対応コンテンツ再生装置131を撮影装置121で撮影して画像登録する手順の一例を説明するフローチャートである。以下、図2のフローチャートを用いて画像登録する手順について説明する。
【0025】
ステップS200において、利用者は判別管理用の画像を登録したいネットワーク対応操作装置111やネットワーク対応コンテンツ再生装置131のようなネットワーク機器にネットワークケーブルを繋げる。そして電源を入れて、ネットワーク通信可能にしてステップS201の手順へ移行する。なお、本実施形態は有線通信の処理手順を説明するフローチャートなので、ネットワークケーブルを繋げているが、無線通信の場合は電源を入れるだけで通信可能なのは明白である。
【0026】
次に、ステップS201において、利用者は登録したい機器を全て接続し終わるまで接続作業を続ける。そして、全ての接続作業が終ったらステップS202の手順へ移行する。なお、本実施形態ではまとめて繋いで登録しているが、1台ずつ繋いで登録作業を繰り返しても構わない。
【0027】
ステップS202においては、撮影装置121であるカメラを機器登録の撮影モードに切り替えてステップS203の手順へ移行する。機器登録の撮影モードとは、撮影した映像を登録したいネットワーク機器の固有識別情報を付加情報として付加した画像ファイル形式で保存するモードである。
【0028】
ステップS203においては、カメラの表示器に登録したいネットワーク機器の台数分の選択項が表示されるのを待つ。そして、台数分の選択項が表示されたら、固有識別情報取得手段として機能している主管理装置制御部102が固有識別情報を取得できたということなので、ステップS204の手順へ移行する。ステップS204においては、登録したい機器の電源の入り切りが利用者により行われるのを検出する。なお、ステップS204における処理は、特定したい機器を操作したときに固有識別情報を検出して特定できる操作であればよいので、電源の入り切りに限らない。
【0029】
次に、ステップS205において、カメラの表示器に表示された選択項の一つが点滅を開始するまで待機する。待機した結果、点滅を開始したら機器と固有識別情報を特定できたということなので、ステップS206の手順へ移行する。
【0030】
ステップS206においては、登録したい機器を登録したい好みの画角で撮影することが利用者により行われ、撮影データが記憶媒体に記憶される。その後、ステップS207において、登録したい機器を全て撮影したか否かが判断される。例えば、ネットワーク接続している機器自体はネットワーク対応操作装置111であっても、最終的に操作されるネットワーク非対応の家電製品118を含める画角で撮影する。
【0031】
このように、最終的に操作されるネットワーク非対応の家電製品118を含める画角で撮影が行われることにより、ネットワーク対応操作装置111を複数台接続していたとしても、最終的に操作される各々の家電製品118の画像を用いた判別を行うことができる。したがって、誤判別による誤操作等の事故が発生しにくくなる。
【0032】
一方、ステップS207の判断の結果、登録したい機器の全てが撮影されていない場合にはステップS204に戻って前述した処理を繰り返し行い、機器と固有識別情報の特定と撮影処理が利用者により続けられる。また、ステップS207の判断の結果、全ての撮影が終ったらステップS208の手順へ移行する。
【0033】
ステップS208においては、ネットワーク機器の固有識別情報を付加情報として付加した画像ファイルを主管理装置101に送信して登録手順を終了する。画像ファイルは主管理装置101に保存され、接続された機器を示すものとして、以降は主管理装置101からの操作指示用等に使用できるようになる。
【0034】
図3は、主管理装置制御部102がネットワーク機器の撮影を促して画像の登録を実行する手順の一例を説明するフローチャートである。以下、図3のフローチャートを用いて画像登録を実行する手順の一例について説明する。
【0035】
ステップS300において、通信部106から通信データを取得して主管理装置制御部102へ送り、処理をステップS301へ移す。ステップS301においては、ネットワーク機器が新たに通信を求めてきているか否かを判定する。この判定の結果、通信を求めてきていなければ登録実行処理を終える。
【0036】
一方、ステップS301の判定の結果、新たに通信を求めてきていればステップS302の処理へ移行する。つまり、新しいネットワーク機器が接続されていればステップS302に進み、接続されていなければ処理を終える。
【0037】
ステップS302においては、通信部106の通信データから新たに通信を開始したネットワーク機器の機器固有な識別情報を主管理装置制御部102が取得し、この取得した情報を情報処理部108へ送る。その後、ステップS303の処理へ移行する。
【0038】
ステップS303においては、ステップS302で取得した識別情報と同じ識別情報が付加された画像ファイルが登録済画像記憶部107に既に記憶してあるかどうかを照合する。この照合の結果、同じ識別情報が付加された画像ファイルが存在していればステップS304に進む。一方、未登録機器であって、同じ識別情報が付加された画像ファイルが存在しなければ、未登録機器の画像撮影を促すためにステップS305に進む。
【0039】
ステップS304においては、取得した識別情報と同じ識別情報が付加された画像ファイルの画像を縮小する。そして、この縮小した画像を画像表示手段として機能する主管理装置制御部102の制御により表示部105に表示し、その後、ステップS306の処理へ移行する。本実施形態においては、接続が成立している機器の判別をサムネイル画像(縮小画像)で行う。一方、ステップS305においては、取得した識別情報を画像の登録対象機器としてリストアップし、その後、ステップS306の処理へ移行する。
【0040】
ステップS306においては、ステップS302で取得した識別情報と、登録済画像記憶部107に記憶している画像ファイルに付加されている識別情報との照合を行う。この照合が全て終っていない場合には、ステップS303へ処理を戻して前述した処理を繰り返し行う。また、全ての照合が終ったらステップS307の処理へ移行する。
【0041】
ステップS307においては、ステップS306で行われた照合の結果、登録対象機器がリストアップされているか否かを判断する。この判断の結果、リストアップされていればステップS308へ進み、リストアップされていなければ処理を終了する。ステップS308においては、リストアップされた識別情報を撮影装置121へ送信する。その後、ステップS309の処理へ移行する。
【0042】
ステップS309においては、出現と消滅を繰り返している識別情報が存在するか否かを判断する。この判断の結果、そのような識別情報が存在しない場合には、出現と消滅を繰り返している識別情報が存在するようになるまで待ち、存在したらステップS310の処理へ移行する。なお、出現と消滅を繰り返すのは、図2のステップS204で説明したように、登録したい機器の電源を利用者が入り切りさせているからであり、ここは機器と識別情報の対応を特定するステップである。
【0043】
ステップS310においては、出現と消滅を繰り返している識別情報を、表示部127に点滅で表示するようにする指示を撮影装置121へ送信する。その後、ステップS311の処理へ移行する。
【0044】
ステップS311においては、リストアップされた識別情報の全てを特定して点滅表示を指示し終ったか判断する。この判断の結果、全てを特定していない場合にはステップS309へ処理を戻し、前述した処理を特定するまで繰り返し行う。また、ステップS311の判断の結果、全て特定し終ったらステップS312の処理へ移行する。なお、リストアップされた識別情報の全てを特定して点滅表示を指示し終るということは、図2のステップS207で説明したように、登録したい機器の電源を利用者が一つずつ入り切りする操作と、その撮影処理を繰り返しているステップである。
【0045】
ステップS312においては、リストアップされた識別情報である機器の登録画像全てを撮影装置121から受信するまで待機する。そして、全てを受信し終ったらステップS313の処理へ移行する。全てを受信するまで待つということは、図2のステップS208で説明したように、ネットワーク機器の固有識別情報を付加情報として付加した画像ファイルが全て主管理装置101に送信されることである。
【0046】
ステップS313においては、撮影装置121から受信した識別情報を付加情報として付加した画像ファイルを登録済画像記憶部107に保存する。その後、ステップS314の処理へ移行する。
【0047】
ステップS314においては、取得した識別情報を付加して画像ファイルとして保存するとともに、その画像を縮小して表示部105に表示して処理を終る。このように、接続が成立している機器が増えても、判別をオリジナル撮影して登録したサムネイル画像で行う。
【0048】
図4は、主管理装置101から送られてくる撮影対象機器情報に基いて、ネットワーク機器の撮影を促される撮影装置制御部122が登録画像の作成と保存を実行する処理手順の一例を説明するフローチャートである。以下、図4を用いて登録画像の作成と保存を実行する処理手順の一例について説明する。
【0049】
まず、ステップS400において、撮影モードを機器登録モードに切替えて、その後、ステップS401の処理へ移行する。
ステップS401においては、主管理装置101から受信した登録対象機器の識別情報を通信部125から受取り、ステップS402の処理へ移行する。ここで、主管理装置101から登録対象機器の識別情報を通信経由で受信する代わりに、着脱可能な外部メモリ経由で主管理装置101から受け取っても構わない。
【0050】
ステップS402においては、受け取った登録対象機器台数分の選択項を表示部127へ表示する。その後、ステップS403の処理へ移行する。例えば「登録候補1」、「登録候補2」など、台数を把握することができれば意味は問わない。
【0051】
ステップS403においては、特定の識別情報を点滅表示する指示を主管理装置101から受けたか判断する。この判断の結果、受けていたらステップS404の処理へ移行する。また、受けていなかったらステップS407の処理へ移行する。なお、本実施形態では、特定機器と識別情報の紐付けができた選択項を点滅表示させているが、目立つような表示であればよく、例えば色違い表示、拡大表示でも構わない。
【0052】
ステップS404においては、表示部127へ準備完了表示すると、操作キー126が操作されて、登録したい好みの画角で撮影されるのを待つ。そして、撮影が行われたらステップS405の処理へ移行する。
【0053】
ステップS405においては、撮像部128から出力される画像をファイル処理部124へ送る。ファイル処理部124は画像ファイル作成手段として機能し、撮影した時に特定されている識別情報を画像付加情報に追加して画像ファイルを作成する。その後、ステップS406の処理へ移行する。
【0054】
図5は、ステップS405において生成する画像ファイル構造の説明図であり、上から下方向へアドレスが振ってある。画像データは、アドレス空間的に画像データ開始タグと画像データ終了タグとの間に存在する。ヘッダは、画像データ開始タグの前に存在し、付加情報を追加できる。ヘッダには一般的に、撮影日時や撮影したカメラメーカー名や機種名などの情報が付加されている。本実施形態ではネットワーク機器固有な識別情報をヘッダに追加することを特徴の一つとする。
【0055】
一方、ステップS403からステップS407に進んだ場合には、固有情報記憶部123から自身の識別情報を取得する。その後、ステップS408の処理へ移行する。ステップS408においては、登録したい機器が撮影装置121自身であるか判断する。この判断の結果、自身であったらステップS409へ処理を移し、そうでなかったらステップS403に戻って前述の処理を繰り返し行う。
【0056】
ステップS409においては、鏡に映った撮影装置121自身を撮影しても文字を裏返すように撮像部128の出力を左右入れ替える反転モードに切替える。その後、ステップS410の処理へ移行する。
【0057】
ステップS410においては、表示部127へ準備完了表示するとともに、操作キー126によって登録したい好みの画角で撮影されるのを待つ。そして、撮影されたらステップS411の処理へ移行する。
【0058】
ステップS411において、撮像部128から出力される左右反転画像をファイル処理部124へ送る。ファイル処理部124は画像ファイル作成手段として機能し、画像付加情報に自機の識別情報を追加して画像ファイルを作成する。その後、ステップS406の処理へ移行する。
【0059】
ステップS406においては、ファイル処理部124が画像ファイルを保存する。その後、ステップS412の処理へ移行する。
【0060】
ステップS412においては、登録したい機器を全て撮影終了し保存したか判断する。この判断の結果、撮影保存していたらステップS413へ処理を移し、そうでなかったらステップS403に戻って前述した処理を繰り返し行う。
【0061】
ステップS413においては、通信部125から主管理装置101へ画像付加情報に識別情報を付加した画像ファイルを送信する。その後、ステップS414に進む。
【0062】
ステップS414においては、通信部125から主管理装置101へ画像ファイルを全て送信したか否かを判断する。この判断の結果、送信が終っていれば処理を終了する。ここで主管理装置101へ画像付加情報に識別情報を付加した画像ファイルを送信する代わりに、着脱可能な外部メモリ経由で主管理装置101へ読み込ませても構わない。
【0063】
図6は、機器を画像登録する手順のタイミング図である。図6において、横移動は機器間のやりとり、縦方向は時間的にシーケンシャルな操作や手順を表す。図2、図3及び図4を参照しながら図6の説明する。
【0064】
まず、図2のステップS201の処理に相当するように機器を接続すると、図3のステップS300の処理に相当するように主管理装置101と通信を行う。その間に、図2のステップS202及び図4のステップS400に相当するように、撮影装置121は機器登録モードに切り替わる。
【0065】
通信後に、図3のステップS303で説明したように、主管理装置101は識別情報の照合中になる。そして、照合が終了すると、図3のステップS308と図4のステップS401で説明したように、撮影装置121へ登録対象機器の識別情報が送信される。そうすると、図2のステップS203と図4のステップS402で行われる処理に相当するように、撮影装置121は登録機器リストを表示する。
【0066】
次に、利用者が登録したい機器の所へ行き、図2のステップS204で説明したように、機器の電源を繰り返し操作すると、主管理装置101へ識別情報が何度も再送信される。主管理装置101は図3のステップS309で説明したように、機器の識別情報を特定する。そして、図3のステップS310とステップS303で行われる処理に相当するように、撮影装置121に特定した識別情報を特殊表示するように指示する。
【0067】
図2のステップS206で行われる処理に相当するように、特殊表示が確認されたら電源操作を終了して、図2のステップS206に相当する撮影操作に取り掛かる。そして、図4のステップS404で行われる処理のように撮影が終了したら、ステップS405で行われる処理のようにファイルが生成され、ステップS406のようにファイルが保存される。
【0068】
次に、撮影装置121は撮影の終了及びファイルの保存が終了したら、図2のステップS208と図4のステップS413で行われる処理に相当するように、識別画像が付加された画像ファイルを主管理装置101へ移す。
【0069】
識別情報が付加された画像ファイルを取得した主管理装置101は、これ以降機器が接続していることを示す時に、図3のステップS314で説明したように、サムネイル画像を表示することができるようになる。
【0070】
以上のように、機器の固有識別情報がオリジナル撮影画像に付加された画像ファイルが主たるネットワーク機器判別管理システム上に存在しない場合、ネットワーク機器判別管理システムは、撮影装置121を用いた登録を促す。
【0071】
また、ネットワーク機器判別管理システムは、登録したい機器に対して行われる特定操作によって、撮影装置121へ複数通知した識別情報の中から、その機器の固有識別情報を特定して撮影装置121へ再通知する。
【0072】
前述のような処理が行われることにより、撮影装置121が機器をオリジナル撮影した画像に対して、その機器の固有識別情報を画像の付加情報として付加した画像ファイルがネットワーク機器判別管理システムに登録される。
【0073】
以降は、ネットワーク機器判別管理システムに存在するオリジナル撮影の画像ファイルから抽出した固有識別情報で機器を特定する。このため、同一あるいは酷似した機器であっても、画像の背景違い等の追加情報から、選択したい機器を正確に判別することができるという効果がある。
【0074】
(第2の実施形態)
次に、本発明を適用した第2の実施形態のネットワーク機器判別管理システムを説明する。
装置のハード構成は、前述した第1の実施形態と同じであるので、図面の説明を省略する。
【0075】
図7は、利用者が主管理装置101にネットワーク対応操作装置111やネットワーク対応コンテンツ再生装置131を撮影装置121で撮影して画像登録する手順の一例を説明するフローチャートである。以下、図7を用いて画像登録する手順について説明する。
【0076】
まず、ステップS701において、判別管理用の画像を、登録したいネットワーク対応操作装置111やネットワーク対応コンテンツ再生装置131のようなネットワーク機器にネットワークケーブルを繋げる作業が終了するのを待機する。そして、ネットワークケーブルの接続後に、利用者により電源が入れられてネットワーク通信可能になると、主管理装置101の主管理装置制御部102は、接続作業の終了を検出する。その後、ステップS702の手順へ移行する。なお、本実施形態は、有線通信の処理手順を説明するフローチャートなので、ネットワークケーブルを繋げているが、無線通信の場合は電源を入れるだけで通信可能なのは明白である。なお、本実施形態では、複数のネットワーク機器をまとめて繋いで登録しているが、1台ずつ繋いで登録作業を繰り返しても構わない。
【0077】
ステップS702においては、撮影装置121であるカメラを機器登録の撮影モードに切り替える。その後、ステップS703の手順へ移行する。ここで、機器登録の撮影モードとは、撮影した映像を登録したいネットワーク機器の固有識別情報を付加情報として付加した画像ファイル形式で保存するモードである。
【0078】
ステップS703においては、カメラの表示器に登録したいネットワーク機器の台数分の選択項が表示されるのを待機する。そして、台数分の選択項が表示されたら固有識別情報を取得できたということなのでステップS704の手順へ移行する。
【0079】
ステップS704においては、カメラ操作で表示された固有識別情報の中から特定したい識別情報が撮影者により指定される処理が行われる。そして、撮影者により識別情報が指定されたらステップS705の手順へ移行する。
【0080】
ステップS705においては、ネットワーク機器判別管理システムは、指定された識別情報である機器へ、撮影者が気付くようなアラート音を発生するように指示を出力し、撮影者にアラート音が聞こえているか判断する。このステップS705においては、撮影者はアラート音が聞こえなければ、聞こえる方向へ移動することにより、アラーム音が聞こえる位置に移動する。なお、ステップS705において、ネットワーク機器判別管理システムが特定したい固有識別情報を持つ機器へ指示する動作は、撮影者が気付くものであれば良く、振動、光など音に限らない。撮影者は、アラート音が聞こえたら操作キー104を操作する。この操作が行われることにより、ステップS706においてアラート音を出す機器が特定される。その後、ステップS707の手順へ移行する。
【0081】
ステップS707においては、撮影装置121を用いた撮影処理が行なわれる。すなわち、撮影者が登録したい機器を登録したい好みの画角で撮影する。このような撮影が撮影者により行われると、撮影装置121から主管理装置101に画像情報が送られる。その後、ステップS708の手順へ移行する。
【0082】
ステップS708において、登録したい機器を全て撮影したか判断される。この判断の結果、撮影が終了していなければステップS704に戻って前述処理を繰り返し行う。また、全ての撮影が終了したと判断したらネットワーク機器の固有識別情報を付加情報として付加した画像ファイルを主管理装置101に送信する(ステップS709)。その後、ステップS710の手順へ移行する。
【0083】
撮影装置121から送信された画像ファイルは主管理装置101に保存され、接続された機器を示すものとして、これ以降は主管理装置101からの操作指示用等に使用できるようになる。さらに、画像ファイルは各々ネットワーク機器自身に保存され、接続された機器を示すものとして、以降は主管理装置101からの操作指示用等に使用できるようになる。
【0084】
図8は、主管理装置制御部102が撮影機器に登録対象機器の識別情報を送信してから画像の登録を実行する手順の一例を説明するフローチャートである。以下、図8を参照しながら画像登録を実行する手順の一例について説明する。
【0085】
ステップS800においては、リストアップされた識別情報を撮影装置121へ送信して、ステップS801の処理へ移行する。
ステップS801において、撮影装置121から特定したい識別情報が指定されたか判断し、指定されていなければ指定されるまで待機する。そして、指定されたらステップS802の処理へ移行する。
【0086】
ステップS802においては、特定したい識別情報をもつ機器にアラート発生するように指示を送信する。その後、ステップS803の処理へ移行する。
ステップS803においては、リストアップされた識別情報の全てにアラート発生を指示したか判断する。この判断の結果、全てにアラート発生を指示していなかった場合には、ステップS801へ処理を戻し、前述した処理を繰り返し行なう。また、指示が全て終ったらステップS804の処理へ移行する。
【0087】
ステップS804においては、リストアップされた識別情報である機器の登録画像全てを撮影装置121から受信したか判断する。この判断の結果、受信していなかった場合には全てを受信するまで待機する。また、この判断の結果、全てを受信したらステップS805の処理へ移行する。
【0088】
ステップS805においては、撮影装置121から受信した識別情報を付加情報として付加した画像ファイルを登録済画像記憶部107に保存する。その後、ステップS806の処理へ移行する。
【0089】
ステップS806においては、撮影装置121から受信した識別情報を付加情報として付加した画像ファイルを、識別情報で対応する各々のネットワーク機器へ送信する。その後、ステップS807の処理へ移行する。
ステップS807においては、取得した識別情報を付加して画像ファイルとして保存した画像を縮小し表示部105に表示する。この表示が終了したら処理を終る。
【0090】
ネットワークに接続している機器をリモートで操作することができる。
図9は、登録画像群表示のイメージ図である。表示部105において、機器群としてグループ化されている機器を登録画像で確認することができる。図9に示した例では、「居間TV画像9a」、「居間AVアンプ画像9b」、「居間V再生機9c」を表示部105に表示している様子を示している。このように表示することにより、電源コントロール等を一斉にしたい機器群に不必要な機器が含まれていないか判断することができる。
【0091】
以上のように、接続してきたネットワーク機器に、機器の固有識別情報がオリジナル撮影画像に付加された画像ファイルが存在しない場合、ネットワーク機器判別管理システムは、撮影装置121を用いた登録を促すようにする。
【0092】
また、本実施形態においては、ネットワーク機器判別管理システムは、撮影装置121へ複数通知した識別情報の中で、撮影装置121から指定された識別情報である機器へ、撮影者が気付くような動作指示を出すようにした。これにより、撮影者に識別情報を持つ機器を特定させることができる。
【0093】
また、撮影装置121が機器をオリジナル撮影した画像に対して、前記機器の固有識別情報を画像の付加情報として付加した画像ファイルが前記機器に登録される。これにより、以降はネットワーク機器に存在するオリジナル撮影の画像ファイルから抽出した固有識別情報で機器を特定することができる。このため、同一あるいは酷似した機器であっても、画像の背景違い等の追加情報から判別することができるという効果がある。
【0094】
また、本実施形態のネットワーク機器判別管理システムにおいては、画像ファイルを画像ファイル群として扱うことができるようにした。これにより、一括操作が行われる機器群に何が含まれているかを、表示部105に表示されている画像から確実に判断することができるという効果がある。
【0095】
(本発明に係る他の実施の形態)
前述した本発明の実施の形態におけるネットワーク機器判別管理システムを構成する各手段は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
【0096】
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施の形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0097】
なお、本発明は、前述したネットワーク機器判別管理方法における各工程を実行するソフトウェアのプログラム(実施の形態では図2〜図4、図7及び図8に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0098】
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0099】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
【0100】
プログラムを供給するための記録媒体としては種々の記録媒体を使用することができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0101】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
【0102】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0103】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0104】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行うことによっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
【0105】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】本発明の実施形態を示し、ネットワーク機器判別管理システムの一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態を示し、機器を画像登録する手順の一例を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態を示し、主管理装置が画像登録を実行する手順の一例を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態を示し、撮影装置が画像登録を実行する手順の一例を説明するフローチャートである。
【図5】実施形態の画像ファイル構造の一例を説明する図である。
【図6】本発明の実施形態を示し、機器を画像登録する手順の一例を説明するタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施形態を示し、機器を画像登録する手順の一例を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態を示し、主管理装置が画像登録を実行する手順の一例を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態を示し、登録画像表示の一例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
【0107】
100 通信ネットワーク
101 主管理装置
102 主管理装置制御部
103 主管理装置の固有情報記憶部
104 主管理装置の操作キー
105 主管理装置の表示部
106 主管理装置の通信部
107 主管理装置の登録済画像記憶部
108 主管理装置の情報処理部
109 主管理装置の自己画像記憶部
111 ネットワーク対応操作装置
112 ネットワーク対応操作装置のネットワーク操作装置制御部
113 ネットワーク対応操作装置操作キー
114 ネットワーク対応操作装置の外部機器を操作する外部操作部
115 ネットワーク対応操作装置の通信部
116 ネットワーク対応操作装置の固有情報記憶部
117 ネットワーク対応操作装置の自己画像記憶部
118 ネットワーク非対応の家電製品
121 撮影装置
122 撮影装置の撮影装置制御部
123 撮影装置の固有情報記憶部
124 撮影装置のファイル処理部
125 撮影装置の通信部
126 撮影装置の操作キー
127 撮影装置の表示部
128 撮影装置の撮像部
129 撮影装置の自己画像記憶部
131 ネットワーク対応コンテンツ再生装置
132 ネットワーク対応コンテンツ再生装置のネットワーク再生装置制御部
133 ネットワーク対応コンテンツ再生装置の映像音声処理部
134 ネットワーク対応コンテンツ再生装置のアラーム部
135 ネットワーク対応コンテンツ再生装置の通信部
136 ネットワーク対応コンテンツ再生装置の操作キー
137 ネットワーク対応コンテンツ再生装置の表示部
138 ネットワーク対応コンテンツ再生装置の固有情報記憶部
139 ネットワーク対応コンテンツ再生装置の自己画像記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも撮影装置と主管理装置とが接続されている通信ネットワークに接続されたネットワーク機器を管理するネットワーク機器判別管理システムであって、
前記ネットワーク接続されたネットワーク機器を前記撮影装置で撮影した画像と、前記ネットワーク接続されたネットワーク機器の各々に割り当てられた装置固有な固有識別情報とを前記主管理装置で対応付けて管理することを特徴とするネットワーク機器判別管理システム。
【請求項2】
前記通信ネットワークに接続されるネットワーク機器及び装置は、前記装置固有な固有識別情報を記憶しておくための固有情報記憶手段と、
前記固有情報記憶手段に記憶されている装置固有な固有識別情報を前記通信ネットワークを介して他の装置または機器に送信する通信手段を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク機器判別管理システム。
【請求項3】
前記通信ネットワークに接続されるネットワーク機器及び装置は、前記撮影装置により撮影された自己画像を記憶しておくための自己画像記憶手段と、
前記自己画像記憶手段に記憶されている自己画像を前記通信ネットワークを介して前記主管理装置に送信する通信手段を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク機器判別管理システム。
【請求項4】
前記主管理装置は、前記通信ネットワークに接続されるネットワーク機器及び装置から送られてくる画像を登録画像として記憶しておくための登録済画像記憶手段を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク機器判別管理システム。
【請求項5】
前記主管理装置は通信手段を有し、前記通信ネットワークに新しいネットワーク機器が接続された場合に、前記通信手段を介して通信を行い、前記新たに接続されたネットワーク機器の装置固有な固有識別情報を取得する固有識別情報取得手段と、
前記固有識別情報取得手段により取得した固有識別情報と、前記登録済画像記憶手段に記憶されている登録済の画像ファイルから固有識別情報を抽出して照合する情報処理手段とを有することを特徴とする請求項4に記載のネットワーク機器判別管理システム。
【請求項6】
前記情報処理手段は、前記照合の結果、前記通信ネットワークに新しく接続されたネットワーク機器が未登録機器であった場合、前記未登録機器の固有識別情報を前記撮影装置に対して送信して、前記未登録機器の画像撮影を促すことを特徴とする請求項5に記載のネットワーク機器判別管理システム。
【請求項7】
前記撮影装置は、前記通信手段により前記主管理装置から送られる撮影対象機器情報に基いて撮影を行って画像を生成する撮影手段と、
前記撮影手段により生成した画像に、前記装置固有な固有識別情報を付加して画像ファイルを作成する画像ファイル作成手段とを有することを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載のネットワーク機器判別管理システム。
【請求項8】
少なくとも撮影装置と主管理装置とが接続されている通信ネットワークに接続されたネットワーク機器を管理するネットワーク機器判別管理方法であって、
前記ネットワーク接続されたネットワーク機器を前記撮影装置で撮影した画像と、前記ネットワーク接続されたネットワーク機器の各々に割り当てられた装置固有な固有識別情報とを前記主管理装置で対応付けて管理することを特徴とするネットワーク機器判別管理方法。
【請求項9】
少なくとも撮影装置と主管理装置とが接続されている通信ネットワークに接続されたネットワーク機器を管理する工程をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記ネットワーク接続されたネットワーク機器を前記撮影装置で撮影した画像と、前記ネットワーク接続されたネットワーク機器の各々に割り当てられた装置固有な固有識別情報とを前記主管理装置で対応付けて管理する工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−100217(P2009−100217A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−269348(P2007−269348)
【出願日】平成19年10月16日(2007.10.16)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】