説明

ハイブリッド作業車及びその走行制御方法

【課題】ハイブリッド作業車における無駄なエネルギー消費を抑制しエネルギーの回生効率を高める。
【解決手段】車両の減速時に電動モータが車輪から回されて所定の回転数以上のときはHSTブレーキを使わず、電動モータによる回生ブレーキのみで制動を行う。また、減速時にHSTの油圧がリリーフしないように電動モータの発電トルク及び油圧ポンプの斜板傾転角を制御する。また、加速時には油圧がリリーフしないように電動モータ5の回転数及び油圧ポンプの斜板傾転角を制御する。これにより、電動モータの出力を無駄なく駆動力として利用するとともに、減速時における回生効率を向上させることができ、燃費向上が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド作業車及びその走行制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、地球環境保護の意識が高まっており、また、原油価格の高騰などもあって、自動車の分野においてはハイブリッド型乗用車が販売され人気を博している。
また、静油圧無段変速機(以下、「HST」と称す)を駆動系に用いた、農作業用車両や建設作業車両、あるいは除雪車等は周知であり、例えば特許文献1に開示されている。このような作業車両においてもハイブリッド化が実現できると、化石燃料の効率的な使用および二酸化炭素排出量の減少等が可能なため好適である。本願出願人は、ハイブリッド方式を採用したロータリ除雪車を先に提案している(特願2011−002956)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】再表2005/054720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のHSTを用いたハイブリッド車両において、HSTブレーキは車両の運動エネルギーを熱エネルギーに変えて減速するため、電気エネルギーとして回収可能なエネルギーを捨ててしまっていた。また、HSTのメイン油圧がリリーフしながら加速または減速していたため、力の伝達効率が低く、無駄に電気エネルギーを使っていたり、回収しきれていなかった。
【0005】
本発明は、従来のHSTを用いたハイブリッド車両(ハイブリッド作業車)における上述の問題を解決し、無駄なエネルギー消費を抑制するとともにエネルギーの回生効率を高めることのできるハイブリッド作業車及びその走行制御方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題は、本発明により、エンジンと電動モータを備えるハイブリッドシステムと、少なくとも一方が可変容量型の油圧ポンプ及び油圧モータからなるHSTとを搭載し、前記ハイブリッドシステムより前記HSTを介して駆動輪を駆動するハイブリッド作業車であって、車両の減速時は、前記電動モータの回転数が閾値以下になるまで、前記HSTの油圧ポンプ又は油圧モータの斜板傾転角を保持することでHSTブレーキを使わずに前記電動モータを発電機として制御することで回生ブレーキのみで制動を行うことを特徴とするハイブリッド作業車により解決される。
【0007】
また、前記の課題は、本発明により、エンジンと電動モータを備えるハイブリッドシステムより、少なくとも一方が可変容量型の油圧ポンプ及び油圧モータからなるHSTを介して駆動輪を駆動するハイブリッド作業車の走行制御方法において、車両の減速時に、前記電動モータの回転数が閾値以下になるまで、前記HSTの油圧ポンプ又は油圧モータの斜板傾転角を保持することでHSTブレーキを使わずに前記電動モータを発電機として制御することで回生ブレーキのみで制動を行うよう、前記HSTと前記ハイブリッドシステムとを協調制御することにより解決される。
【0008】
また、前記電動モータのエネルギー回生時に、前記HSTのメイン油圧がリリーフしないように前記電動モータの発電トルクを制御すると好適である。
また、車両の加速時に、前記HSTのメイン油圧がリリーフしないように前記電動モータの回転数および前記HSTの油圧ポンプ又は油圧モータの斜板傾転角を制御すると好適である。
【0009】
また、ロータリ除雪装置を備え、該ロータリ除雪装置を駆動する作業用動力を前記ハイブリッドシステムから供給すると好適である。
【発明の効果】
【0010】
本発明のハイブリッド作業車及びその走行制御方法によれば、車両の加速時に無駄に使われていたエネルギー消費を抑制し、更には減速時のエネルギー回収量も増えるため、燃費向上が可能となる。
【0011】
また、HSTを用いたハイブリッド車両において制御方法のみの変更で本発明を実施できるため、車両構成やハイブリッドシステムの構成を変更・改造等する必要がなく、コスト上昇を抑えて性能向上が可能となる。
【0012】
請求項2の構成および請求項6の方法により、発電可能なエネルギーが逃げてしまうことを抑制し、回生効率を高めることができる。
請求項3の構成および請求項7の方法により、電動モータの出力を無駄なく駆動力として使うことができる。
【0013】
請求項4の構成により、燃費の優れたロータリ除雪車を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係るハイブリッド型ロータリ除雪車の駆動系の構成を示す模式図である。
【図2】1ポンプ・1モータ型HSTの構成例を示す油圧回路図である。
【図3】本発明による、HSTの油圧ポンプ又は油圧モータと電動モータの協調制御の概要を示す模式図である。
【図4】実施形態における上記協調制御の内容を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ここではハイブリッド作業車として除雪車を例に挙げて説明するが、本発明は除雪車に限らず、農作業用車両や建設作業車両、あるいは重量物運搬車など、HSTを用いるハイブリッド方式の作業車両に適用できるものである。また、以下で説明する実施形態で採用しているハイブリッド・システムはシリーズ・ハイブリッド方式によるものであるが、本発明はシリーズ・ハイブリッド方式に限らず、パラレル方式やシリーズ・パラレル方式にも適用できるものである。
【0016】
図1は、本発明に係るハイブリッド型ロータリ除雪車の駆動系の構成を示す模式図である。この図に示すように、動力発生源であるハイブリッド・システム10で発生された動力は、作業用変速機21とHST30に伝達される。HST30は油圧を利用した無段変速機であり、少なくとも一方が可変容量型の油圧ポンプ31(HSTポンプ)及び油圧モータ32(HSTモータ)から構成され、油圧ポンプ又は油圧モータの流量を制御して走行速度を制御する。HST30からの動力は、走行用変速機40を介して前後のディファレンシャル(差動機)41,42を経て前後輪43,44に伝達される。
【0017】
ロータリ除雪装置を駆動する作業用動力は、作業用変速機21から伝動機22に至り、二分されて一系統はブロア23を駆動し、他系統はチェーン伝動機24を経てオーガ25を駆動する。オーガ及びブロアを備えるロータリ除雪装置は従来周知なものと同様であり、オーガ25で切り崩して取り込んだ雪をブロア23により図示しないシュート(投雪筒)から投雪する。
【0018】
ハイブリッド・システム10は、動力源としてのエンジン1、エンジン1により駆動される発電機(ジェネレータ)2、発電機2により発電された交流電力を直流電力に変換する第1インバータ(発電機用インバータ)3、直流電力をモータ駆動用の交流電力に変換する第2インバータ(モータ駆動用インバータ)4、作業用及び走行用動力を出力する電動モータ5、直流電力を蓄えるバッテリー(蓄電池)6、昇圧機構としての昇圧チョッパ7等により構成される。なお、昇圧チョッパ7及びバッテリー(蓄電池)6は、第1及び第2インバータ3,4間に直列に接続されている。
【0019】
エンジン1はディーゼル、ガソリン等の適宜な原動機を採用可能であり、実施例では73kW/2000rpm(385N・m/1600rpm)の出力のディーゼル・エンジンを用いている。発電機2は、実施例では定格75kW/380V/135Aのものを用いている。電動モータ5は、実施例では定格55kW/380V/101Aのものを用いている。
【0020】
駆動用の電動モータ5は、モータが回されることによって発電機と同じ動作をするので、停止時や坂を下っているときなどはエネルギーの回生を行う。回生により生じた電力は、基本的にはバッテリー6に蓄えられる。
【0021】
バッテリー6の定格は108V/150Ahである。昇圧チョッパ7は入力108V/出力600Vで、バッテリーアシスト最大50kWのものを用いている。ハイブリッド・システムではバッテリーがもっとも高価な機器であり、本実施形態では、搭載するバッテリーの本数(容量)を削減するために昇圧機構を設けている。実施例で用いている昇圧チョッパ7は、バッテリー6の電圧108Vを600Vまで昇圧する。
【0022】
上記のように構成された本実施形態のハイブリッド・システム10はシリーズ・ハイブリッド方式によるもので、エンジン1は発電機2の動力源としてのみ使用し、走行及び除雪作業の全動力を電動モータ5の出力だけでまかなう本格的ハイブリッド・システムである。エンジン1を発電機2の動力源としてのみ使用するため、低負荷での運転が可能であり、燃料の効率的な使用、CO2排出量の減少が可能となる。
【0023】
図2は、HST30として採用可能な1ポンプ・1モータ型HSTの代表的な構成例を示す油圧回路図である。油圧ポンプ31及び油圧モータ32がそれぞれ有する2つのポートを高圧配管Aと高圧配管Bで連結している。また、符号は省略するが、所定以上の圧力を逃がすリリーフバルブなども設けられている。なお、本発明で用いるHSTはここに例示するものに限らず、2ポンプ・2モータ型など、適宜な構成のものを採用可能である。
【0024】
図2に示すように、油圧ポンプ31は分配機出力軸からの動力により駆動され、その油圧ポンプ31の圧油を受けて油圧モータ32が回転される。図2の構成の場合には、油圧ポンプ31が可変容量型であり、油圧モータ32は固定容量型となっている。油圧モータ32は走行用変速機40(図1)の入力軸に接続され、変速機40の出力軸から走行用動力が取り出され、車輪43,44(図1)を回転駆動する。なお、HSTは油圧ポンプと油圧モータの少なくとも一方が可変容量型であれば良く、可変容量型の油圧モータを制御するようにしてもかまわない。
【0025】
ところで、ハイブリッド方式のHST車両では、HSTブレーキに加えて電動モータによる回生ブレーキを利用することができるが、発明の課題で上述したように、HSTブレーキは車両の運動エネルギーを熱エネルギーに変えて減速するため、従来の制御では、電気エネルギーとして回収可能なエネルギーを捨ててしまっており、また、HSTのメイン油圧がリリーフしながら加速または減速していたため、力の伝達効率が低く、無駄に電気エネルギーを使っていたり、回収しきれていなかった。そこで、本発明においては、HSTブレーキを最小限に抑え、回生ブレーキを積極的に利用するように、HSTとハイブリッド・システムとを協調制御する(HSTの油圧ポンプ又は油圧モータの斜板と電動モータのトルクとを協調制御する)ことによって、更なる燃費改善が可能となった。
【0026】
以下、本実施形態におけるHSTとハイブリッド・システムの協調制御について説明するが、実施形態では油圧ポンプ31を可変容量型としており、以下では、油圧ポンプ31と電動モータ5を制御する場合で説明する。
【0027】
上記のように構成された本実施形態のロータリ除雪車において、車両の減速時は、電動モータ5の回転数が閾値以下になるまでは油圧ポンプ31の斜板傾転角を保持し(HSTブレーキ無し)、電動モータ5を発電機(回生ブレーキ)として制御する。また、エネルギー回生時はメイン油圧がリリーフしないように回生トルクを掛けることで回生効率を高めることができる。
【0028】
車両の加速時も同様に、メイン油圧がリリーフしないように電動モータ5の回転数および油圧ポンプ31の斜板傾転角を制御することで、電動モータの出力を無駄なく駆動力として使うことができる。
【0029】
図3は、本実施形態における上記協調制御の概要を示す模式図である。また、図4は、制御内容を示すフローチャートである。これらの図を参照してより詳しく説明する。なお、説明中の括弧「()」内は図4のフローチャートにおけるステップ番号である。
【0030】
上記協調制御がスタートすると、まず、エンジン1をコントロールするアクセルペダルの位置から油圧ポンプ31の目標ポンプ指令値を演算する(S1)。また、アクセルペダル位置から電動モータ5の目標回転数を演算する(S2)。100ミリ秒を待って(S3)、タイマ(100ミリ秒経過を判断するタイマ)をセットする(S4)。そして、HST30の圧力が所定の閾値以下であるかどうか判断する(S5)。圧力が閾値より大きい場合はS11に進んで現在のポンプ指令値を維持する。また、圧力が閾値以下であればS6に進み、現在のポンプ指令値とS1で演算した目標ポンプ指令値とを比較する。S6で現在のポンプ指令値が目標ポンプ指令値より大きい場合は加速制御に入り、現在のポンプ指令値に所定の増加ステップを加えてポンプ指令値とする(S7)。
【0031】
一方、S6で現在のポンプ指令値が目標ポンプ指令値以下である場合はS8に進み、現在のポンプ指令値が目標ポンプ指令値より小さいかどうかを判断する。ここでの判断が「No」の場合は定速制御であり、S11に進んで現在のポンプ指令値を維持する(車速維持)。S8の判断が「Yes」の場合は減速制御に入り、電動モータ5の回転数が所定の閾値以上であるかどうかを判断する。モータ回転数が閾値より小さい場合は現在のポンプ指令値から所定の減少ステップを差し引いてポンプ指令値とする(S10)。また、モータ回転数が閾値以上の場合は現在のポンプ指令値を維持する(S11)。すなわち、電動モータ5の回転数が閾値以下になるまでは油圧ポンプ31の斜板傾転角を保持することでHSTブレーキを使わないようにしている。
【0032】
S7,S10,S11からはS12に進んで、現在のモータ回転数が目標回転数より大きいかどうかを判断する。ここでの判断が「Yes」であれば電動モータ5の発電トルクを演算(S13)して、処理を終了する。また、S12での判断が「No」の場合はS14に進み、現在のモータ回転数が目標回転数以下であるかどうかを判断する。S14での判断が「No」であれば処理を終了し、S14での判断が「Yes」であれば電動モータ5の駆動トルクを演算(S15)して、処理を終了する。
【0033】
なお、図4のフローでは、圧力センサを用いてポンプ指令値の増減を判断しているが、圧力センサを使わずに、実験等で予め求めておいたHST圧力がリリーフしないポンプ指令値を用いるようにしても良い。また、HSTの油圧モータを可変容量型として、油圧モータと電動モータを制御する場合も同様のフローにより対応可能である。
【0034】
図3にも示すように、車両の減速時に電動モータ5が車輪から回されて所定の回転数以上のときは油圧ポンプ31の斜板傾転角を保持することでHSTブレーキを使わず、電動モータ5による(発電機として用いることで)回生ブレーキのみで制動を行う。また、減速時(回生時)にHSTの油圧がリリーフすると発電可能なエネルギーが逃げてしまうため、減速側(Bポート)の油圧がリリーフしないように(図3に破線で例示する圧力となるように)電動モータ5の発電トルク及び油圧ポンプ31の斜板傾転角を制御する。また、加速時にHSTの油圧がリリーフすると駆動エネルギーが逃げてしまうため、加速側(Aポート)の油圧がリリーフしないように(図3に破線で例示する圧力となるように)電動モータ5の回転数及び油圧ポンプ31の斜板傾転角を制御する。これにより、電動モータ5の出力を無駄なく駆動力として利用するとともに、減速時における回生効率を向上させることができ、燃費向上が可能となる。
【0035】
また、本発明によるHSTとハイブリッドシステムの協調制御は、HSTを用いたハイブリッド車両において制御方法のみの変更で実施できるため、車両構成やハイブリッドシステムの構成を変更・改造等する必要がなく、コスト上昇を抑えて性能向上が可能となる。
【0036】
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。HSTは適宜な構成のものを採用可能である。また、ハイブリッド・システムも適宜な方式・構成のものを採用可能である。
【0037】
除雪車両の駆動系の構成、ロータリ除雪装置の構成も、適宜なものを採用可能である。さらに、道路を走行するロータリ除雪車に限らず、線路上の除雪を行う軌道除雪車にも適用可能である。また、ラッセル式除雪車でも構わない。さらに、本発明は、農作業用車両や建設作業車両、あるいは重量物運搬車など多様な作業車両に適用可能なものである。
【符号の説明】
【0038】
1 エンジン
2 発電機(ジェネレータ)
3,4 インバータ
5 電動モータ
6 バッテリー(蓄電池)
10 ハイブリッド・システム
21 作業用変速機
25 オーガ
30 HST(油圧無段変速機)
31 油圧ポンプ
32 油圧モータ
40 走行用変速機


【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンと電動モータを備えるハイブリッドシステムと、少なくとも一方が可変容量型の油圧ポンプ及び油圧モータからなるHSTとを搭載し、前記ハイブリッドシステムより前記HSTを介して駆動輪を駆動するハイブリッド作業車であって、
車両の減速時は、前記電動モータの回転数が閾値以下になるまで、前記HSTの油圧ポンプ又は油圧モータの斜板傾転角を保持することでHSTブレーキを使わずに前記電動モータを発電機として制御することで回生ブレーキのみで制動を行うことを特徴とするハイブリッド作業車。
【請求項2】
前記電動モータのエネルギー回生時に、前記HSTのメイン油圧がリリーフしないように前記電動モータの発電トルクを制御することを特徴とする、請求項1に記載のハイブリッド作業車。
【請求項3】
車両の加速時に、前記HSTのメイン油圧がリリーフしないように前記電動モータの回転数および前記HSTの油圧ポンプ又は油圧モータの斜板傾転角を制御することを特徴とする、請求項1又は2に記載のハイブリッド作業車。
【請求項4】
ロータリ除雪装置を備え、該ロータリ除雪装置を駆動する作業用動力を前記ハイブリッドシステムから供給することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のハイブリッド作業車。
【請求項5】
エンジンと電動モータを備えるハイブリッドシステムより、少なくとも一方が可変容量型の油圧ポンプ及び油圧モータからなるHSTを介して駆動輪を駆動するハイブリッド作業車の走行制御方法において、
車両の減速時に、前記電動モータの回転数が閾値以下になるまで、前記HSTの油圧ポンプ又は油圧モータの斜板傾転角を保持することでHSTブレーキを使わずに前記電動モータを発電機として制御することで回生ブレーキのみで制動を行うよう、前記HSTと前記ハイブリッドシステムとを協調制御することを特徴とするハイブリッド作業車の走行制御方法。
【請求項6】
前記電動モータのエネルギー回生時に、前記HSTのメイン油圧がリリーフしないように前記電動モータの発電トルクを制御することを特徴とする、請求項5に記載のハイブリッド作業車の走行制御方法。
【請求項7】
車両の加速時に、前記HSTのメイン油圧がリリーフしないように前記電動モータの回転数および前記HSTの油圧ポンプ又は油圧モータの斜板傾転角を制御することを特徴とする、請求項5又は6に記載のハイブリッド作業車の走行制御方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−95308(P2013−95308A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−241044(P2011−241044)
【出願日】平成23年11月2日(2011.11.2)
【出願人】(591117631)株式会社日本除雪機製作所 (18)
【Fターム(参考)】