説明

パターン形成材料及びパターン形成方法

【課題】薄膜感光層であっても、優れた厚み均一性と基板への密着性とを両立することができるため、高解像度であり、かつ、感度と現像許容性とに優れ、高精細なパターンを形成可能なパターン形成材料、及び該パターン形成材料を用いたパターン形成方法の提供。
【解決手段】支持体と、該支持体上に感光層とを少なくとも有してなり、前記感光層が、バインダー、重合性化合物、光重合開始剤及びフッ素系界面活性剤を少なくとも含んでおり、前記バインダーが、分子中にカルボキシル基を含有する共重合体と、1分子中に1つのエポキシ基を有する飽和エポキシ化合物との開環付加反応物であり、ガラス転移温度(Tg)が300〜400Kであり、かつ、質量平均分子量が1,000〜10,000であり、前記感光層の厚みが、3〜10μmであることを特徴とするパターン形成材料、及び該パターン形成材料を用いたパターン形成方法である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体と、該支持体上に感光層とを少なくとも有してなり、
前記感光層が、バインダー、重合性化合物、光重合開始剤及びフッ素系界面活性剤を少なくとも含んでおり、
前記バインダーが、分子中にカルボキシル基を含有する共重合体と、1分子中に1つのエポキシ基を有する飽和エポキシ化合物との開環付加反応物であり、ガラス転移温度(Tg)が300〜400Kであり、かつ、質量平均分子量が1,000〜10,000であり、
前記感光層の厚みが、3〜10μmであることを特徴とするパターン形成材料。
【請求項2】
感光層の厚みが5〜10μmである請求項1に記載のパターン形成材料。
【請求項3】
分子中にカルボキシル基を含有する共重合体が、スチレン類及び二塩基性不飽和カルボン酸化合物由来の構造単位を有する共重合体であって、下記一般式(I)で表される請求項1から2のいずれかに記載のパターン形成材料。
【化1】

ただし、前記一般式(I)中、Rは、水素原子及びメチル基のいずれかを表す。Rは、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基、及び炭素数1〜4のアルコキシ基のいずれかを表す。Rは、水素原子、及び炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。Rは、水素原子、及び炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。Rは、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜7のシクロアルキル基、炭素数6〜11のビシクロアルキル基、炭素数6〜11のトリシクロアルキル基、炭素数7〜11のアラルキル基、炭素数6〜10のアリール基、及び(メタ)アクリロイルオキシアルキル基のいずれかを表す。mは、1〜5のいずれかの整数を表す。
また、x及びyは、繰り返し単位の組成比(モル比)を表し、x+y=100であり、かつx:y=10〜90:10〜90である。
【請求項4】
バインダーが、下記一般式(II)で表される請求項3に記載のパターン形成材料。
【化2】

ただし、前記一般式(II)中、Rは、水素原子及びメチル基のいずれかを表す。Rは、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子置換で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基、及び炭素数1〜4のアルコキシ基のいずれかを表す。Rは、互いに同一であってもよいし異なっていてもよく、水素原子、及び炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。Rは、互いに同一であってもよいし異なっていてもよく、水素原子、及び炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。Rは、互いに同一であってもよいし異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜7のシクロアルキル基、炭素数6〜11のビシクロアルキル基、炭素数6〜11のトリシクロアルキル基、炭素数7〜11のアラルキル基、炭素数6〜10のアリール基、及び(メタ)アクリロイルオキシアルキル基のいずれかを表す。Rは、飽和エポキシ化合物中のエポキシ基と二塩基性不飽和カルボン酸化合物中のカルボキシル基との付加反応後の残基を表す。mは、1〜5のいずれかの整数を表す。
また、x、y、及びzは、繰り返し単位の組成比(モル比)を表し、x+y+z=100であり、かつx:y:z=10〜80:10〜80:10〜80である。
【請求項5】
フッ素系界面活性剤が、下記構造式(1)で表されるモノマーに由来する構造単位及び下記構造式(2)で表されるモノマーに由来する構造単位の少なくともいずれかと、ポリオキシアルキレン基を有するエチレン性不飽和モノマーに由来する構造単位とを有する共重合体である請求項1から4のいずれかに記載のパターン形成材料。
【化3】

【化4】

ただし、前記構造式(1)及び(2)中、R及びRは、互いに同一であってもよいし異なっていてもよく、水素原子及びメチル基のいずれかを表す。X及びXは、互いに同一であってもよいし異なっていてもよく、酸素原子及びNRのいずれかを表す。該Rは、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアリール基、及び炭素数7〜24のアラルキル基のいずれかを表す。Z及びZは、互いに同一であってもよいし異なっていてもよく、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子の少なくともいずれかを有する置換基を表す。Rは、水素原子及びフッ素原子のいずれかを表す。l、n、p及びrは、0〜10のいずれかの整数を表す。m及びqは、0及び1のいずれかの整数を表す。o、s及びtは、1〜10のいずれかの整数を表す。
【請求項6】
支持体と感光層との間ににクッション層を有する請求項1から5のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項7】
クッション層と感光層との間に物質の移動を抑制可能な中間層を有する請求項6に記載のパターン形成材料。
【請求項8】
中間層が、酸素遮断性を有する請求項7に記載のパターン形成材料。
【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載のパターン形成材料における感光層を、加熱及び加圧の少なくともいずれかにより感光層と基材とが接するように該基材上に積層する積層工程と、
前記積層工程により積層された感光層を、光照射手段から照射される光により露光する露光工程と、
前記露光工程により露光された感光層を現像する現像工程とを有することを特徴とするパターン形成方法。
【請求項10】
パターンが配線パターンであり、該配線パターンがセミアディティブ法によって形成される請求項9に記載のパターン形成方法。

【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図32】
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【図33】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20A】
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【図20B】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22】
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【図23A】
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【図23B】
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【図24】
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【図25】
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【図31A】
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【図31B】
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【図34A】
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【図34B】
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【公開番号】特開2007−264483(P2007−264483A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−92142(P2006−92142)
【出願日】平成18年3月29日(2006.3.29)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】