説明

ヒスタミンH4受容体アンタゴニストとしてのアミノアルキルピリミジン誘導体

式Iのアミノアルキイピリミジン(Aminoalkyipyrimidine)誘導体で、式中、種々の置換基の意味は明細書に示したものと同じである。これらの化合物は、ヒスタミンH4受容体アンタゴニストとして有用である。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物であって、
【化1】

式中、
1およびR2は、それらが結合するN原子と一緒になって、以下から選択される飽和ヘテロ環式基を形成し:
(i)2個のN原子を含み、他にヘテロ原子を含まないヘテロ環式基であり、ここで前記ヘテロ環式基は一つまたは複数のC14アルキル基で置換されていてもよく;
(ii)1個のN原子を含み、他にヘテロ原子を含まないヘテロ環式基であり、ここで前記ヘテロ環式基は1個の−NRab基で置換され、一つまたは複数のC14アルキル基で置換されていてもよく;
ここで前記ヘテロ環式基(i)および(ii)は、4〜7員の単環式、7〜8員の架橋二環式または8〜12員の縮合二環式であり;
あるいは、R1はHまたはC14アルキルを表わし、R2は一つまたは複数のC14アルキル基で置換されていてもよいアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニルまたはアゼパニルを表わし;
aはHまたはC14アルキルを表わし;
bはHまたはC14アルキルを表わし;
あるいは、RaおよびRbは、それらが結合するN原子と一緒になって、一つまたは複数のC14アルキル基で置換されていてもよいアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニルまたはアゼパニル基を形成し;
3はHまたはC18アルキルを表わし;
4は一つまたは複数のハロゲンで置換されていてもよいC18アルキル、C310シクロアルキル−C04アルキル、ヘテロシクロアルキル−C04アルキル、アリール−C04アルキルまたはヘテロアリール−C04アルキルを表わし、ここで、C310シクロアル
キル−C04アルキル、ヘテロシクロアルキル−C04アルキル、アリール−C04アルキルおよびヘテロアリール−C04アルキル基において、いずれのアルキル基も一つまたは複数のR6基で置換されていてもよく、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基
のいずれも、C18アルキルおよびハロゲンから独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、アリールおよびヘテロアリール基のいずれも、一つまたは複数のR7基で置換されていてもよく;
各R5は、独立してHまたはC18アルキルを表わし;
各R6は、独立してC18アルキル、ハロゲン、ヒドロキシC06アルキル、一つもしく
は複数のC18アルキル基で置換されていてもよいC310シクロアルキル、または一つ
もしくは複数のR8で置換されていてもよいフェニルを表わし;同一の炭素原子上の2つ
のR6基は一緒になって結合して、一つまたは複数のC18アルキル基で置換されていて
もよい−C25アルキレン−基を形成してもよく;
各R7は、独立してC18アルキル、ハロC16アルキル、ハロゲン、C16アルコキシ
、ハロC16アルコキシ、−CN、C16アルキルチオ、C24アルキニル、ヒドロキシ
06アルキル、CO29−C06アルキル、−CONR99、−SO2NR99、−S
2−C16アルキル、−NR9SO2−C16アルキル、−NR9CONR99、−NR9
COR9、−NR99、C310シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールを表わし;ここで、R7におけるシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル
、アリールまたはヘテロアリール基のいずれも、1つまたは複数のC18アルキル基で置換されていてもよく;
各R8は、独立してC18アルキル、ハロC16アルキル、ハロゲン、C16アルコキシ
、ハロC16アルコキシまたは−CNを表わし;
各R9は、独立してHまたはC18アルキルを表わし;2つのR9基は一緒になって結合して、一つまたは複数のC18アルキル基で置換されていてもよい−C35アルキレン−基を形成してもよく;
nは1または2を表わす;
化合物、またはその塩。
【請求項2】
nが1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
5がHである、請求項1または2のいずれかに記載の化合物。
【請求項4】
3がHまたはメチルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
3がHである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
4がC18アルキル、C310シクロアルキル−C04アルキル、ヘテロシクロアルキル−C04アルキル、アリール−C04アルキルまたはヘテロアリール−C04アルキルを表わし、ここで、C310シクロアルキル−C04アルキル、ヘテロシクロアルキル−
04アルキル、アリール−C04アルキルおよびヘテロアリール−C04アルキル基において、いずれのアルキル基も一つまたは複数のR6基で置換されていてもよく、シクロ
アルキルおよびヘテロシクロアルキル基のいずれも、C18アルキルおよびハロゲンから独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、アリールおよびヘテロアリール基のいずれも、一つまたは複数のR7基で置換されていてもよい、請求項1
〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
4がC18アルキル、C310シクロアルキル−C04アルキルまたはアリール−C0
4アルキルを表わし、ここで、C310シクロアルキル−C04アルキルおよびアリール−C04アルキル基において、いずれのアルキルも一つまたは複数のR6基で置換されて
いてもよく、シクロアルキルはC18アルキルおよびハロゲンから独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、アリールは一つまたは複数のR7基で置
換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
4が一つもしくは複数のハロゲンで置換されていてもよいC18アルキル、またはC310シクロアルキル−C04アルキルを表わし、ここで、C310シクロアルキル−C04アルキル基において、アルキル基は一つまたは複数のR6基で置換されていてもよく、シクロアルキル基はC18アルキルおよびハロゲンから独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
4が一つまたは複数のハロゲンで置換されていてもよいC18アルキル、またはC310シクロアルキル−C04アルキルを表わし、ここで、C310シクロアルキル−C04
アルキル基において、シクロアルキル基はC18アルキルおよびハロゲンから独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
4がC18アルキルまたはC310シクロアルキル−C04アルキルを表わし、ここで、C310シクロアルキル−C04アルキル基において、シクロアルキル基はC18アル
キルおよびハロゲンから独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
4が一つまたは複数のハロゲンで置換されていてもよいC38アルキル、またはC36シクロアルキル−C01アルキルを表わし、ここで、C36シクロアルキル−C01
ルキル基において、シクロアルキル基はC18アルキルおよびハロゲンから独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
4がC38アルキルまたはC36シクロアルキル−C01アルキルを表わし、ここで
、C36シクロアルキル−C01アルキル基において、シクロアルキル基はC18アルキルおよびハロゲンから独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項13】
4がC18アルキルを表わす、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
4がC38アルキルを表わす、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
4がC310シクロアルキル−C04アルキルを表わし、ここでアルキルは一つまたは複数のR6基で置換されていてもよく、シクロアルキルはC18アルキルおよびハロゲン
から独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
4がC310シクロアルキル−C01アルキルを表わし、ここでアルキルは一つまたは複数のR6基で置換されていてもよく、シクロアルキルはC18アルキルおよびハロゲン
から独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
4がC36シクロアルキル−C01アルキルを表わし、ここで、アルキルは一つまた
は複数のR6基で置換されていてもよく、シクロアルキルはC18アルキルおよびハロゲ
ンから独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項18】
4がC36シクロアルキル−C01アルキルを表わし、ここで、シクロアルキルはC18アルキルおよびハロゲンから独立して選択される一つまたは複数の置換で基置換され
ていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
4がC310シクロアルキル−C1アルキルである、請求項1〜5のいずれかに記載の
化合物。
【請求項20】
4がC36シクロアルキル−C1アルキルを表わす、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項21】
4がシクロプロピルメチルを表わす、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項22】
4がC310シクロアルキルを表わす、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項23】
4がC36シクロアルキルを表わす、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項24】
4がシクロペンチルを表わす、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項25】
4がアリール−C02アルキル、好ましくはフェニル−C02アルキルを表わし、こ
こで、いずれのアルキルも一つまたは複数のR6基で置換されていてもよく、いずれのア
リールも一つまたは複数のR7基で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記
載の化合物
【請求項26】
4がアリール、好ましくはフェニルを表わし、一つまたは複数のR7基で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項27】
1およびR2が、それらが結合するN原子と一緒になって、以下から選択される飽和ヘテロ環式基を形成し:
【化2】

式中、RcおよびRdは、独立してHまたはC14アルキルを表わす、請求項1〜26のいずれかに記載の化合物。
【請求項28】
1およびR2が、それらが結合するN原子と一緒になって、(a)、(b)および(e)から選択される飽和ヘテロ環式基を形成する、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
1およびR2が、それらが結合するN原子と一緒になって、(a)および(b)から選択される飽和ヘテロ環式基を形成する、請求項27に記載の化合物。
【請求項30】
1およびR2が、それらが結合するN原子と一緒になって、式(a)の飽和ヘテロ環式基を形成する、請求項27に記載の化合物。
【請求項31】
cがHを表わす、請求項29または30に記載の化合物。
【請求項32】
aおよびRbが独立してHまたはメチルを表わす、請求項1〜31のいずれかに記載の化合物。
【請求項33】
aがHを表わし、Rbがメチルを表わす、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
4−((シクロプロピルメチルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項35】
4−((2−アダマンチルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項36】
4−(((2,2−ジエチルシクロプロピル)メチルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項37】
4−((シクロペンチルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項38】
4−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)−6−((ペンチルアミノ)メチル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項39】
4−((シクロペンチル(メチル)アミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物;またはその塩。
【請求項40】
4−((イソブチルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項41】
4−((シクロプロピルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項42】
4−((tert−ブチルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項43】
4−((イソプロピルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項44】
4−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)−6−((2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)メチル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項45】
4−(((1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項46】
(S)−4−((sec−ブチルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項47】
(R)−4−((sec−ブチルアミノ)メチル)−6−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−2−アミンである、請求項1に記載の化合物、またはその塩。
【請求項48】
請求項1〜47のいずれかに記載の化合物またはその薬剤的に許容できる塩、および一つまたは複数の薬剤的に許容される賦形剤を含む、医薬組成物。
【請求項49】
治療用の、請求項1〜47のいずれかに記載の化合物またはその薬剤的に許容できる塩。
【請求項50】
ヒスタミンH4受容体により仲介される疾患の治療または予防に用いる、請求項1〜4
7のいずれかに記載の化合物またはその薬剤的に許容できる塩。
【請求項51】
アレルギー性疾患、免疫疾患または炎症性疾患、疼痛またはがんの治療または予防に用いる、請求項1〜47のいずれかに記載の化合物またはその薬剤的に許容できる塩。
【請求項52】
アレルギー性疾患、免疫疾患または炎症性疾患の治療または予防に用いる、請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
アレルギー性疾患、免疫疾患または炎症性疾患が、呼吸器疾患、眼疾患、皮膚疾患、炎症性腸疾患、自己免疫疾患、および移植拒絶反応から選択される、請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
アレルギー性疾患、免疫疾患または炎症性疾患が、喘息、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー性鼻炎結膜炎、乾性眼、白内障、湿疹、皮膚炎(例えばアトピー性皮膚炎)、乾癬、蕁麻疹、天疱瘡、疱疹状皮膚炎、皮膚血管炎、そう痒、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節リウマチ、多発性硬化症、皮膚ループス、全身性エリテマトーデス、全身性血管炎および移植拒絶反応から選択される、請求項52に記載の化合物。
【請求項55】
ヒスタミンH4受容体により仲介される疾患を、その治療または予防を必要とする対象
において治療または予防する方法であって、前記疾患を治療または予防するのに効果的な、請求項1〜47のいずれかに記載のある量の化合物またはその薬剤的に許容できる塩を、前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項56】
アレルギー性疾患、免疫疾患または炎症性疾患、疼痛またはがんを、その治療または予防を必要とする対象において治療または予防する方法であって、前記アレルギー性疾患、免疫疾患または炎症性疾患、疼痛またはがんを治療または予防するのに効果的な、請求項1〜47のいずれかに記載のある量の化合物またはその薬剤的に許容できる塩を、前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項57】
アレルギー性疾患、免疫疾患または炎症性疾患を、その治療または予防を必要とする対象において治療または予防する方法であって、前記疾患を治療または予防するのに効果的な、請求項1〜47のいずれかに記載のある量の化合物またはその薬剤的に許容できる塩を、前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項58】
アレルギー性疾患、免疫疾患または炎症性疾患が、呼吸器疾患、眼疾患、皮膚疾患、炎症性腸疾患、自己免疫疾患、および移植拒絶反応から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
アレルギー性疾患、免疫疾患または炎症性疾患が、喘息、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー性鼻炎結膜炎、乾性眼、白内障、湿疹、皮膚炎(例えばアトピー性皮膚炎)、乾癬、蕁麻疹、天疱瘡、疱疹状皮膚炎、皮膚血管炎、そう痒、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節リウマチ、多発性硬化症、皮膚ループス、全身性エリテマトーデス、全身性血管炎および移植拒絶反応から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
請求項1に記載の式Iの化合物を調製する方法であって、
(a) 式Iの化合物においてnが1である場合、還元剤の存在下で、式IIの化合物を式IIIの化合物(またはそのアミノ基保護形態)と反応させ、
【化3】

式中、R1、R2、R3、R4およびR5は請求項1に記載された意味を有し、必要ならば、
その後存在し得るあらゆる保護基を除去すること;または、
(b) 式Iの化合物においてnが1でありR5が水素を表わす場合、式IVの化合物を
式Vの化合物(またはそのアミノ基保護形態)と反応させ、
【化4】

式中、R1、R2、R3およびR4は請求項1に記載された意味を有し、必要ならば、その後存在し得るあらゆる保護基を除去すること;または
(c) 式Iの化合物においてnが1でありR5が水素を表わす場合、式IVbの化合物
を式Vの化合物(またはそのアミノ基保護形態)と反応させ、
【化5】

式中、R10は脱離基を表わし、R1、R2、R3およびR4は請求項1に記載された意味を有し、必要ならば、その後存在し得るあらゆる保護基を除去すること;または
(d) 式Iの化合物においてnが1である場合、式XXの化合物を式IIIの化合物(またはそのアミノ基保護形態)と反応させ、
【化6】

式中、R12は脱離基を表わし、R1、R2、R3、R4およびR5は請求項1に記載された意
味を有し、必要ならば、その後存在し得るあらゆる保護基を除去すること;または
(e) 式Iの化合物において、n=1でありR5がHである場合、もしくはn=2であ
り(CR552が−(CH2)−(CR55)−を表わす場合、式XIVの化合物を還元剤で処理すること、
【化7】

式中、R1、R2、R3、R4およびR5は請求項1に記載された意味を有し、mは0または
1であり;または
(f) 1ステップもしくはいくつかのステップにおいて、式Iの化合物を式Iの別の化合物に変換すること、を含む方法。

【公表番号】特表2013−515698(P2013−515698A)
【公表日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−545331(P2012−545331)
【出願日】平成22年12月22日(2010.12.22)
【国際出願番号】PCT/EP2010/070562
【国際公開番号】WO2011/076878
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(512114796)パラウ ファーマ,ソシエダッド アノニマ (2)
【Fターム(参考)】