説明

ヒュージング方法、圧着接続端子及びそれを用いた回転電機

【課題】エナメル被覆電線を電気的及び機械的に十分な接続状態で圧着接続用スリーブに接合することができるヒュージング方法及び圧着接続端子及びそれを用いた回転電機を提供する。
【解決手段】複数本のエナメル被覆電線1を中空の圧着接続用スリーブ4に挿入し、その圧着接続子を加圧すると共に通電加熱して圧着接続用スリーブ4とエナメル被覆電線1を潰しながらエナメル被覆電線1のエナメル被覆を軟化させて圧着接続用スリーブ4から溶出し、エナメル被覆電線1と圧着接続用スリーブ4とを機械的及び電気的に接合するヒュージング方法において、複数本のエナメル被覆電線1を圧着接続用スリーブ4に挿入し、圧着接続用スリーブ4の前記エナメル被覆電線1に直交する断面における径方向の両側を潰す仮加締め工程を行い、仮加締め工程後、エナメル被覆電線1及び圧着接続用スリーブ4に加圧及び通電加熱を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エナメル被覆電線と圧着接続用スリーブとを熱加締めするヒュージング方法、そのヒュージング方法を用いて製造される圧着接続端子及びそれを用いた回転電機に関する。
【背景技術】
【0002】
導体で形成されたスリーブ等の圧着接続用部品内に、複数のエナメル被覆電線で構成されるリード線の先端部を挿入し、これらを熱加締めすることにより、複数のリード線を一括して電気的かつ機械的に接合するヒュージング方法がある。
【0003】
従来のヒュージング方法では、加圧面が平らな1対の電極を用いてエナメル被覆電線の先端部および圧着接続用部品(圧着接続用スリーブ)を潰す際、圧着接続用スリーブ内に挿入された複数本のエナメル被覆電線のうち、電線に直交する断面において両端に配置されたエナメル被覆電線の潰れ量は少なくなる。潰れ量の少ないエナメル被覆電線は、通電加熱してもエナメル被覆を溶出することができず、炭化して残存してしまう。そのため、全てのエナメル被覆電線において、均一な接続状態が得られない。
【0004】
そこで、例えば特許文献1に示すように、通電加熱用の電極の相対的な移動量を調整してエナメル被覆電線を均一に加圧すると同時に、通電電流を削減することにより、温度上昇による圧着接続用スリーブの潰れ過ぎ、ひいては複数のエナメル被覆電線の潰れのバラツキを抑制するヒュージング方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−40310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されているような、従来のヒュージング方法は、圧着接続用スリーブ内にエナメル被覆電線が詰まって挿入されている場合、かつ、エナメル被覆電線の本数が10〜3,40本程度と少ない本数の場合には有効である。
【0007】
しかしながら、複数のエナメル被覆電線を圧着接続用スリーブに挿入した際、圧着接続用スリーブの規格やエナメル被覆電線の径及び本数の規定により、圧着接続用スリーブの中空部に隙間を有する場合や、エナメル被覆電線の本数が50本以上と多い場合には、上述のように、圧着接続用スリーブの断面中央部分に配置されたエナメル被覆電線と比較して断面両端部分に配置されたエナメル被覆電線の潰れ量が少なくなる。従って、潰れが少ない電線の周囲はエナメル被覆が充分に押し出されず、電気的な接続が完成しない状態となる。また、逆に、断面中央部分は断面両端部分よりも潰れ量が多く芯線(エナメル被覆電線の導体)が細くなり、電線の機械的引張強度が不足することがある。
【0008】
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、エナメル被覆電線を電気的及び機械的に十分な接続状態で圧着接続用スリーブに接合することができるヒュージング方法及び圧着接続端子及びそれを用いた回転電機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成すべく本発明に係るヒュージング方法は、複数本のエナメル被覆電線を中空の圧着接続用スリーブに挿入し、その圧着接続子を加圧すると共に通電加熱して前記圧着接続子と前記エナメル被覆電線を潰しながら前記エナメル被覆電線のエナメル被覆を軟化させて前記圧着接続用スリーブから排出し、前記エナメル被覆電線と前記圧着接続子とを機械的及び電気的に接合するヒュージング方法において、前記複数本のエナメル被覆電線を前記圧着接続用スリーブに挿入し、前記圧着接続用スリーブの前記エナメル被覆電線に直交する断面における径方向の両側を潰す仮加締め工程を行い、仮加締め工程後、前記エナメル被覆電線前記圧着接続子に前記加圧及び通電を行うことを特徴とする方法である。
【0010】
また、本発明に係る接続端子及びそれを用いた回転電機は、上記のヒュージング方法を用いて作製されるものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、エナメル被覆電線を電気的及び機械的に十分な接続状態で圧着接続用スリーブに接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】エナメル被覆電線の断面図である。
【図2】複数本束ねたエナメル被覆電線の斜視図である。
【図3】エナメル被覆電線を圧着接続用スリーブに挿入したときの斜視図である。
【図4】エナメル被覆電線が挿入された圧着接続用スリーブと仮加締め用金型を示す断面図である。
【図5】仮加締め工程の途中を示す断面図である。
【図6】仮加締め工程完了時を示す断面図である。
【図7】仮加締め後の圧着接続端子を示す斜視図である。
【図8】ヒュージング装置の概略構成図である。
【図9】ヒュージング工程を示す断面図である。
【図10】図9の10A−10A線矢視図である。
【図11】ヒュージング後の圧着接続端子を示す斜視図である。
【図12】回転電機の固定子の構成を示す上面図である。
【図13】図12の回転電機の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、エナメル被覆電線の断面図であり、図2は、図1のエナメル被覆電線を複数本束ねた状態を示す斜視図である。図1に示すように、エナメル被覆電線1は、銅で形成された芯線3と、芯線3を被覆するエナメル被覆2とを有する。図2に示すように、複数本のエナメル被覆電線1は、例えば、回転電機のコイルを構成する巻線、コイルと電源とを接続するリード線、端子間(中性点間)を接続する渡り線として用いられる。本実施形態では、ヒュージングされるエナメル被覆電線1は50本以上とした(より具体的には、50〜70本)。
【0015】
複数本のエナメル被覆電線1は、その先端部が束ねられて圧着接続用のスリーブ内に挿入され、ヒュージングされて圧着接続端子を構成する。
【0016】
圧着接続端子の製造方法について説明する。図3に示すように、圧着接続用スリーブ4は、銅で形成された円筒体である。まず、複数本のエナメル被覆電線1を圧着接続用スリーブ4に挿入する。本実施形態では、複数本のエナメル被覆電線1を圧着接続用スリーブ4内に挿入しても、エナメル被覆電線4がスリーブ4の中空部6内で移動できる程度に隙間を有する。すなわち、複数本のエナメル被覆電線1の断面積(エナメル被覆電線1本の断面積と被覆電線の本数との積ではなく、複数本のエナメル被覆電線同士で囲まれた隙間をも含む)が圧着接続用スリーブ4の中空部6の断面積よりも小さい。
【0017】
エナメル被覆電線1を挿入後、仮加締め用金型を用いて、エナメル被覆電線1と圧着接続用スリーブ4とを仮加締めする。図4は、エナメル被覆電線1が挿入された圧着端子用スリーブ4と、仮加締め用金型11を示す断面図である。図4に示すように、仮加締め金型11は、互いに対向する一対の金型12,13で構成される。金型12,13の互いに対向する面(金型面)12a,13aには、半円筒形(断面半円形)の溝14が形成される。この半円筒形の溝14は、圧着接続用スリーブ4の外周と同じ曲率半径(アール)を有する。ただし、溝14の深さは、圧着接続用スリーブ4の外径よりも浅い。仮加締め用金型11には、金型12,13をそれぞれ圧着接続用スリーブ4を押圧する方向(矢印A方向及びB方向)へ移動させるためのプレス機構が設けられている(図示せず)。図5に示すように、複数本のエナメル被覆電線1が挿入された圧着接続用スリーブ4を仮加締め用金型12,13間に置き、プレス機構を駆動して、金型12,13を矢印A及びBの方向へ移動させて、圧着接続用スリーブ4を挟んで押圧する。これにより、図6に示すように、圧着接続用スリーブ4のエナメル被覆電線1に直交する断面における径方向の両側(両側部7,8)が潰されて、中空部6がほぼ無くなる。図7は、仮加締めされたエナメル被覆電線1の先端部及び圧着接続用スリーブ4を示す斜視図である。図7に示すように、仮加締めは、圧着接続用スリーブ4の長手方向(電線方向)にわたって施される。この仮加締め工程は、後述するヒュージング工程において、全てのエナメル被覆電線1(特に、圧着接続用スリーブ4の断面両側部7,8近傍にあるエナメル被覆電線1)が、加圧される方向に対して垂直な方向に逃げることなく加圧によって押し潰されるように、圧着接続用スリーブ4内で隙間(エナメル被覆電線1の遊び)をなくすために施される。
【0018】
仮加締め工程では、圧着接続用スリーブ4のエナメル被覆電線1に直交する断面において、圧着接続用スリーブ1の内周5の長さを変えることなく、中空部6の断面両側部7,8の面積が小さくなるようにするのが好ましい。或いは、圧着接続用スリーブ4のエナメル被覆電線1に直交する断面積が、圧着接続用スリーブ1に挿入された複数のエナメル被覆電線4の断面積と等しくなるまで、すなわち圧着接続用スリーブ4内の中空部6がなくなるまで圧着接続用スリーブ4の断面両側部7,8を変形させるのが好ましい。
【0019】
圧着接続用スリーブ4を仮加締めした後、エナメル被覆電線1と圧着接続用スリーブ4を熱加締め(ヒュージング)する。
【0020】
図8はヒュージング工程に用いられるヒュージング装置を示す側面図である。図8に示すように、ヒュージング装置25は、エナメル被覆電線2が巻装された固定子9をベース板26上に位置決めして固定する位置決め台27と、その位置決め台27の上方に設けられ、圧着接続用スリーブ4及びエナメル被覆電線1を通電加熱するための1対の電極棒19,20と、圧着接続用スリーブ4を機械的に加圧するために電極棒19,20を移動させる可動部17,18とを有する。電極棒19,20には、圧着接続用スリーブ4及びエナメル被覆電線1へ通電するために電力供給線21,22を介して電源装置(図示せず)が接続されている。1対の電極棒19,20は、互いに対向する面が平面に形成され、その平面部に仮加締めされた圧着接続用スリーブ4が挟まれる。可動部17,18は、それぞれ電極棒19,20を把持し、可動部17,18が取り付けられる定圧プレス機構(図示せず)の駆動により移動する。上記の電源装置には、電極棒19,20へ流す通電電流の制御を行う制御部が設けられ(図示せず)、上記の定圧プレス機構には、可動部17,18によりスリーブへ掛けられる荷重を制御する制御部(図示せず)が設けられている。
【0021】
ヒュージング工程について説明する。まず、位置決め台上に固定子9を載置し、エナメル被覆電線(リード線)1の先端に仮加締めした圧着接続用スリーブ4を、1対の電極棒19,20の間に配置する。圧着接続用スリーブ4を電極棒19,20間に配置した後、定圧プレス機構及び電源を駆動させる。図9及び図10に示すように、定圧プレス機構の駆動により可動部17,18及び電極棒19,20は、互いに対向する方向へ移動し(矢印AC方向及び矢印BD方向)、電極棒19,20の平面部28,29は圧着接続用スリーブ4を挟み押圧する。これと同時に、電源の駆動により、圧着接続用スリーブ4及びエナメル被覆電線1は電極棒19,20を介して通電加熱される。すなわち、圧着接続用スリーブ4及びエナメル被覆電線1は、電極棒19,20により通電加熱されながら加締められる。圧着接続用スリーブ4の熱加締めされた箇所は軟化して平坦に潰される。また、エナメル被覆電線1のエナメル被覆2も通電加熱により軟化し、芯線3が潰されることによって、圧着接続用スリーブ4内から軟化したエナメル2が押し出される(溶出される)。これにより、芯線3同士及び芯線3と圧着接続用スリーブ4の内周が接触し、エナメル被覆電線1と圧着接続用スリーブ4とが機械的及び電気的に接合されてなる圧着接続端子30が得られる。ただし、図11に示すように、ヒュージングは、圧着接続用スリーブ4において電極棒19,20に押された箇所(37は電極痕)にのみ施され、このヒュージングされた箇所(平坦部)に、回転電機に電力供給する電源装置側の端子が接続される。
【0022】
図12は、圧着接続端子30を用いた回転電機の固定子9を示す上面図である。図12に示すように、回転電機の固定子9には、エナメル被覆電線1が巻線されたコイル10が設けられる。コイル10を構成する複数のエナメル被覆電線1の先端(リード線31)には、圧着接続端子30が設けられている(図では3つ)。図13は、図12の回転電機の構成を示す回路図である。図13に示すように、本実施形態の回転電機は電源装置120にインバータ回路110を介して接続され、回転電機の回路構成は、U相コイル101、V相コイル102、W相コイル103の3相のコイルが3つ並列に接続され、3相のコイル101〜103の中性点16が渡り線38を介して接続されている。図12の固定子9の上面図と図12の回路図を対比すると、図13の3つの中性点16は、図12においてそれぞれ圧着接続端子30の熱加締め部分(電極痕37)に対応している。
【0023】
本実施形態のヒュージング方法によれば、エナメル被覆電線1を挿入した圧着接続用スリーブ4の断面両側部7,8を潰す仮加締め工程を行った後、先端が平らな一対の電極棒19,20で圧着接続用スリーブ4及びエナメル被覆電線1を挟んでヒュージングするので、ヒュージングにより得られた圧着接続端子7の断面両側部分に配置された芯線3も充分に変形し、エナメル被覆2が軟化して溶出され、電気的に十分にかつ機械的に強固に接合させることができる。特に、仮加締め用金型11に形成される半円筒形の溝14の曲率半径を圧着接続用スリーブ4の外径の曲率半径と等しくしたことにより、圧着接続用スリーブ4の中心位置が偏ることなく、安定した形状に潰される。よって、仮加締め後、圧着接続用スリーブ4を電極棒19,20で挟んで通電加熱する際に、エナメル被覆電線1の発熱状態が均一化し、安定した形状(各芯線3の形状にばらつきがない状態)に変形させることができる。ひいては、作製される圧着接続端子30において、電気的に安定した抵抗値を得ると共に、引張強度も安定化させることができる。
【0024】
また、本実施形態のヒュージング方法を用いると、圧着接続用スリーブ4にエナメル被覆電線1を挿入したとき、圧着接続用スリーブ4の中空部6内においてエナメル被覆電線1が動いてしまう程に隙間(遊び)がある場合であっても、すなわち、圧着接続用スリーブ4の中空部6の断面積に対し、束ねられた複数本のエナメル被覆電線1の断面積が小さい場合であっても、ヒュージングする前に仮加締めを施すことによって、ヒュージング時に、エナメル被覆電線1が加圧される方向に対して垂直な方向に逃げることがなく、加圧によって押し潰される。したがって、断面中央部のエナメル被覆電線1だけでなく断面両側のエナメル被覆電線1についても均一に芯線3を変形させエナメル被覆2を溶出させることができる。
【0025】
本実施形態の圧着接続端子7及びその接続端子を有する回転電機は、上記のヒュージング方法を用いて作製されているので、電気的に良好な特性及び高い引張強度を有する。
【0026】
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のものが想定される。
【符号の説明】
【0027】
1 エナメル被覆電線
2 エナメル被覆
3 芯線
4 圧着接続用スリーブ
6 中空部
9 固定子
11 仮加締め用金型
14 溝
25 ヒュージング装置
30 圧着接続端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数本のエナメル被覆電線を中空の圧着接続用スリーブに挿入し、その圧着接続用スリーブを加圧すると共に通電加熱して前記圧着接続用スリーブと前記エナメル被覆電線を潰しながら前記エナメル被覆電線のエナメル被覆を軟化させて前記圧着接続用スリーブから排出し、前記エナメル被覆電線と前記圧着接続用スリーブとを機械的かつ電気的に接合するヒュージング方法において、
前記複数本のエナメル被覆電線を前記圧着接続用スリーブに挿入し、前記圧着接続用スリーブの前記エナメル被覆電線に直交する断面における径方向の両側を潰す仮加締め工程を行い、仮加締め工程後、前記エナメル被覆電線前記圧着接続子に前記加圧及び通電を行うことを特徴とするヒュージング方法。
【請求項2】
請求項1記載のヒュージング方法において、
前記仮加締め工程は、前記圧着接続用スリーブの前記エナメル被覆電線に直交する断面において、前記圧着接続用スリーブの内周長を換えることなく、前記断面における前記圧着接続用スリーブ内の中空部の両側部の面積を小さくするように変形させることを特徴とするヒュージング方法。
【請求項3】
請求項1記載のヒュージング方法において、
前記仮加締め工程は、前記圧着接続用スリーブの前記エナメル被覆電線に直交する断面において、前記圧着接続用スリーブの内周面の断面積が内部に挿入された前記エナメル被覆電線の断面積の合計と等しくなるまで変形させることを特徴とするヒュージング方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項記載のヒュージング方法において、
前記仮加締め工程は、前記エナメル被覆電線が挿入された前記圧着接続子用スリーブを、一対の仮加締め用の型の間に挟み潰すことを特徴とするヒュージング方法。
【請求項5】
請求項4記載のヒュージング方法において、
前記仮加締め型は、前記圧着接続用スリーブの外周の曲率と同じ曲率を有する半円筒形の型であることを特徴とするヒュージング方法。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項記載のヒュージング方法において、
前記複数本のエナメル被覆電線を前記圧着接続用スリーブに挿入したとき、前記圧着接続用スリーブの中空部内において前記複数本のエナメル被覆電線が移動する程の隙間があることを特徴とするヒュージング方法。
【請求項7】
複数本のエナメル被覆電線を圧着接続用スリーブに挿入し、ヒュージングして成形されてなる圧着接続端子において、請求項1乃至6のいずれか1項記載のヒュージング方法を用いて成形されたことを特徴とする圧着接続端子。
【請求項8】
複数本のエナメル被覆電線を固定子に巻装して形成されたコイルと、前記エナメル被覆電線の先端を互いに電気的かつ機械的に接続すると共に電源と接続するための接続端子を備えた回転電機において、
前記接続端子は、請求項7記載の圧着接続端子であることを特徴とする回転電機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−282914(P2010−282914A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−137028(P2009−137028)
【出願日】平成21年6月8日(2009.6.8)
【出願人】(509186579)日立オートモティブシステムズ株式会社 (2,205)
【Fターム(参考)】