説明

ピロロ−ピリジンキナーゼモジュレーター

本発明は、新規ピロロ−ピリジンキナーゼモジュレータ、およびキナーゼ活性により媒介される疾患を治療するための新規ピロロ−ピリジンキナーゼモジュレータの使用方法を提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

[式中、
1およびL2は、独立して、結合、−S(O)n−、−O−、−NH−、非置換C1〜C5アルキレン、または非置換の2〜5員のヘテロアルキレンであり、nは0〜2の整数であり;
1は、6員の置換もしくは非置換アリールまたは6員の置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
2は、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
1は、ハロゲン、−OR5、−NR67、−C(Z)R8、−S(O)w9、−CN、−NO2、−CF3、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
1は、−C(R2)=、−C(R2)(R3)−、−N=、−N(R4)−、−S−、または−O−であり;
2およびR3は、独立して、水素、ハロゲン、−OR5、−NR67、−C(Z)R8、−S(O)w9、−CN、−NO2、−CF3、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
4は、水素、−C(O)R8、−S(O)211、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
Zは、N(R23)、S、またはOであり、ここに、R23は水素、置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアルキルであり;
wは0〜2の整数であり;
5は、独立して、水素、−CF3、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
6およびR7は、独立して、水素、−C(O)R10、−S(O)211、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
10およびR11は、独立して、水素、−NR1213、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
12およびR13は、独立して、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
8は、独立して、水素、−NR1415、−OR16、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
14、R15、およびR16は、独立して、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
9は、独立して、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、ここに、wが2である場合は、R9は適宜−NR1718であってもよく;
17およびR18は、独立して、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
ここに、R6およびR7、R12およびR13、R14およびR15、ならびにR17およびR18は、独立して、適宜それらが結合している窒素と一緒になって、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換の5員のヘテロアリールを形成してもよい]
で示される化合物。
【請求項2】
1が6員の置換アリールまたは6員の置換ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
1が置換フェニル、置換ピリジニル、置換ピリミジニル、置換ベンゾジオキソリル、置換ベンズイミダゾリル、または置換インドリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
1がハロゲンで置換されている、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
1が置換フェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
1が式:
【化2】

[式中、
xは1〜5の整数であり;
19は、独立して、ハロゲン、−OR5、−NR67、−C(Z)R8、−S(O)w9、−CN、−NO2、−CF3、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
ここに、2つのR19基は、適宜一緒になって、それらが結合している炭素と共に置換または非置換の環を形成してもよい]
で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
1位で結合しているR19が2位で結合しているR19と一緒になって置換または非置換の環を形成する、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
2位で結合しているR19が3位で結合しているR19と一緒になって置換または非置換の環を形成する、請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
2つのR19基が適宜一緒になって、それらが結合している炭素と共に置換または非置換の環を形成してもよく、その置換または非置換の環が置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである、請求項6に記載の化合物。
【請求項10】
19が独立してハロゲン、−NR67、OR5、または置換もしくは非置換アルキルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項11】
5、R6、およびR7が独立して水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、R6およびR7が、適宜それらが結合している窒素と一緒になって、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換の5員のヘテロアリールを形成してもよい、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
5、R6、およびR7が独立して水素、または置換もしくは非置換アルキルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
5、R6、およびR7が独立して水素、または置換もしくは非置換C1〜C6アルキルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
xが1であり、R19が2位で結合している、請求項6に記載の化合物。
【請求項15】
xが1であり、R19が1位で結合している、請求項6に記載の化合物。
【請求項16】
xが2〜5の整数であり、少なくとも1つのR19が1位で結合している、請求項6に記載の化合物。
【請求項17】
xが2〜5の整数であり、少なくとも1つのR19が2位で結合している、請求項6に記載の化合物。
【請求項18】
2が置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
2が置換もしくは非置換フェニル、置換もしくは非置換チオペニル、置換もしくは非置換ピリジニル、置換もしくは非置換ピロリル、置換もしくは非置換トリアゾリル、置換もしくは非置換ピリミジニル、置換もしくは非置換ピラジニル、または置換もしくは非置換イミダゾリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
2が式:
【化3】

[式中、
yは0〜4の整数であり;
20は、独立して、ハロゲン、−OR5、−NR67、−C(Z)R8、−S(O)w9、−CN、−NO2、−CF3、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
2つのR20基が適宜一緒になって、それらが結合している炭素と共に置換もしくは非置換の環を形成してもよいか、または
1つのR20とR1とが適宜一緒になって、それらが結合している炭素と共に置換もしくは非置換の環を形成してもよい]
で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項21】
20が独立してハロゲン、−NR67、OR5、または置換もしくは非置換アルキルである、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
5、R6、およびR7が、独立して、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、R6およびR7が、適宜それらが結合している窒素と一緒になって、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換の5員のヘテロアリールを形成してもよい、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
5、R6、およびR7が独立して水素、または置換もしくは非置換アルキルである、請求項21に記載の化合物。
【請求項24】
5、R6、およびR7が独立して水素、または置換もしくは非置換C1〜C6アルキルである、請求項21に記載の化合物。
【請求項25】
yが1であり;R20が3’位で結合している、請求項20に記載の化合物。
【請求項26】
yが2であり;R20が3’位および4’位で結合している、請求項20に記載の化合物。
【請求項27】
2が式:
【化4】

[式中、
yは0〜3の整数であり;
20は、独立して、ハロゲン、−OR5、−NR67、−C(Z)R8、−S(O)w9、−CN、−NO2、−CF3、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
1つのR20とR1とが適宜一緒になって、それらが結合している炭素と共に置換または非置換の環を形成してもよい]
で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項28】
yが1であり;R20が3’位で結合している、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
1が結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
2が結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
1およびL2が結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
1が−C(Z)R8であり、ZがOであり、R8が−NR1415である、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
1が−C(Z)R8であり、ZがOであり、R8が−NR1415である、請求項27に記載の化合物。
【請求項34】
1が−C(Z)R8であり、ZがOであり、R8が−NR1415である、請求項42に記載の化合物。
【請求項35】
1が−C(Z)R8であり、
ZがOであり;
8が−NR1415であり;
14およびR15が、独立して、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキルであるか、あるいはそれらが結合している窒素と一緒になって、置換もしくは非置換ピペリジニル、または置換もしくは非置換ピペラジニル、置換もしくは非置換ピロリジニル、または置換もしくは非置換モルホリノを形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項36】
yが0である、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
14およびR15が、それらが結合している窒素と一緒になって、置換もしくは非置換アルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアルキルで置換されているピペラジニルを形成する、請求項32に記載の化合物。
【請求項38】
ピペラジニルが、式:
−(CH2t−NR2122
[式中、
tは0〜6の整数であり;
21およびR22は、独立して、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
21およびR22は、適宜それらが結合している窒素と一緒になって、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい]
で示される置換基で置換されている、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
21およびR22が、それらが結合している窒素と一緒になって、置換もしくは非置換ピペラジニル、置換もしくは非置換ピペリジニル、または置換もしくは非置換モルホリノを形成する、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
21およびR22が独立して水素、置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換アミノアルキルである、請求項38に記載の化合物。
【請求項41】
1が少なくとも1つの−OR5で置換されており、R5が、独立して水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項42】
2が式:
【化5】

[式中、
yは0〜4の整数であり;
20は、ハロゲン、−OR5、−NR67、−C(Z)R8、−S(O)w9、−CN、−NO2、−CF3、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
2つのR20基が適宜一緒になって、それらが結合している炭素と共に置換もしくは非置換の環を形成してもよいか、または
1つのR20とR1とが適宜一緒になって、それらが結合している炭素と共に置換もしくは非置換の環を形成してもよい]
で示される、請求項6記載の化合物。
【請求項43】
3’位で結合しているR20がR1と一緒になって、置換または非置換の環を形成する、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
3’位で結合しているR20が4’位で結合しているR20と一緒になって、置換または非置換の環を形成する、請求項42に記載の化合物。
【請求項45】
1が−C(Z)R8であり、ZがOであり、R8が−NR1415であり、R15とR20とが一緒になって、R20が結合している炭素およびR15が結合している窒素と共に置換または非置換の環を形成する、請求項42に記載の化合物。
【請求項46】
1およびL2が結合である、請求項42に記載の化合物。
【請求項47】
xが1であり、yが0である、請求項42に記載の化合物。
【請求項48】
19が1位で結合している、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
19が2位で結合している、請求項47に記載の化合物。
【請求項50】
xが2であり;yが0であり;R19が1位および4位で結合している、請求項42に記載の化合物。
【請求項51】
xが2であり;yが0であり;R19が1位および5位で結合している、請求項42に記載の化合物。
【請求項52】
xが1であり;yが1であり;R20が3’位で結合しており;R19が1位で結合している、請求項42に記載の化合物。
【請求項53】
xが1であり;yが2であり;R20が3’位および4’位で結合しており;R19が1位で結合している、請求項42に記載の化合物。
【請求項54】
xが2であり;yが0であり;1つのR19が2位で結合している、請求項42に記載の化合物。
【請求項55】
2が式:
【化6】

[式中、
yは0〜3の整数であり;
20は、ハロゲン、−OR5、−NR67、−C(Z)R8、−S(O)w9、−CN、−CF3、−NO2、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである]
で示される、請求項6記載の化合物。
【請求項56】
yが1であり、R20が3’位で結合している、請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
プロテインキナーゼを請求項1に記載の化合物と接触させることを含む、プロテインキナーゼ活性の調節方法。
【請求項58】
アベルソンチロシンキナーゼ、Ron受容体チロシンキナーゼ、Met受容体チロシンキナーゼ、Fms様チロシンキナーゼ−3、オーロラキナーゼ、p21活性化キナーゼ−4、および3−ホスホイノシチド依存性キナーゼ−1からなる群から選択されるプロテインキナーゼ活性の調節方法であって、該キナーゼを式:
【化7】

[式中、
1およびL2は、独立して、結合、−S(O)n−、−O−、−NH−、置換もしくは非置換C1〜C5アルキレン、または置換もしくは非置換の2〜5員のヘテロアルキレンであり、nは0〜2の整数であり;
1およびA2は、独立して、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである]
で示される化合物と接触させることを含む方法。
【請求項59】
1およびL2が、独立して、結合、−S(O)n−、−O−、−NH−、非置換C1〜C5アルキレン、または非置換の2〜5員のヘテロアルキレンである、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
1およびL2が結合である、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
1およびA2が独立して置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
1およびA2が独立して置換もしくは非置換アリール、または6員の置換もしくは非置換ヘテロアリールである、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
2が、少なくとも1つの−C(Z)R8(ここに、ZはN(R23)、SまたはOであり、R23は水素、置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアルキルであり;R8は水素、−NR1415、−OR16、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;R14、R15およびR16は、独立して水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである)で置換されている、請求項58に記載の方法。
【請求項64】
ZがOであり、R8が−NR1415である、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
化合物が請求項1に記載の化合物である、請求項58に記載の方法。
【請求項66】
プロテインキナーゼが、M244V、L248V、G250E、G250A、Q252H、Q252R、Y253F、Y253H、E255K、E255V、D276G、F311L、T315I、T315N、T315A、F317V、F317L、M343T、M351T、E355G、F359A、F359V、V379I、F382L、L387M、H396P、H396R、S417Y、E459KおよびF486Sからなる群から選択される突然変異を有するBcr−Ablキナーゼである、請求項58に記載の方法。
【請求項67】
プロテインキナーゼがT315I突然変異を有する、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
治療を必要としている対象において癌、アレルギー、喘息、炎症、閉塞性気道疾患、自己免疫疾患、代謝性疾患、感染症、CNS疾患、脳腫瘍、肥満症、喘息、血液疾患、変性性神経疾患、心血管病、または血管形成、血管新生もしくは脈管形成を伴う疾患を治療する方法であって、治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を該対象に投与することを含む方法。
【請求項69】
癌が白血病または骨髄増殖性疾患である、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
治療を必要としている対象において癌を治療する方法であって、式:
【化8】

[式中、
1およびL2は、独立して、結合、−S(O)n−、−O−、−NH−、置換もしくは非置換C1〜C5アルキレン、または置換もしくは非置換の2〜5員のヘテロアルキレンであり、nは0〜2の整数であり;
1およびA2は、独立して、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである]
で示される治療上有効な量の化合物を該対象に投与することを含む方法。
【請求項71】
癌が白血病または骨髄増殖性疾患である、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
医薬的に許容される賦形剤および式:
【化9】

[式中、
1およびL2は、独立して、結合、−S(O)n−、−O−、−NH−、置換もしくは非置換C1〜C5アルキレン、または置換もしくは非置換の2〜5員のヘテロアルキレンであり、nは0〜2の整数であり;
1およびA2は、独立して、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである]
で示される化合物を含む、医薬組成物。
【請求項73】
医薬的に許容される賦形剤および式:
【化10】

[式中、
1およびL2は、独立して、結合、−S(O)n−、−O−、−NH−、非置換C1〜C5アルキレン、または非置換の2〜5員のヘテロアルキレンであり、nは0〜2の整数であり;
1は、6員の置換もしくは非置換アリールまたは6員の置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
2は、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
1は、ハロゲン、−OR5、−NR67、−C(Z)R8、−S(O)w9、−CN、−NO2、−CF3、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
1は、−C(R2)=、−C(R2)(R3)−、−N=、−N(R4)−、−S−、または−O−であり;
2およびR3は、独立して、水素、ハロゲン、−OR5、−NR67、−C(Z)R8、−S(O)w9、−CN、−NO2、−CF3、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
4は、水素、−C(O)R8、−S(O)211、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
Zは、N(R23)、S、またはOであり、ここに、R23は水素、置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアルキルであり;
wは0〜2の整数であり;
5は、独立して、水素、−CF3、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
6およびR7は、独立して、水素、−C(O)R10、−S(O)211、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
10およびR11は、独立して、水素、−NR1213、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
12およびR13は、独立して、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
8は、独立して、水素、−NR1415、−OR16、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
14、R15、およびR16は、独立して、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
9は、独立して、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、ここに、wが2である場合は、R9は適宜−NR1718であってもよく;
17およびR18は、独立して、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
6およびR7、R12およびR13、R14およびR15、ならびにR17およびR18は、独立して、適宜それらが結合している窒素と一緒になって、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換の5員のヘテロアリールを形成してもよい]
で示される化合物を含む、医薬組成物。

【図1】
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【公表番号】特表2008−508303(P2008−508303A)
【公表日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−523808(P2007−523808)
【出願日】平成17年7月27日(2005.7.27)
【国際出願番号】PCT/US2005/026792
【国際公開番号】WO2006/015123
【国際公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
2.テフロン
【出願人】(505229634)エスジーエックス ファーマシューティカルズ、インコーポレイテッド (9)
【Fターム(参考)】