説明

フィルム供給機構

【課題】簡易な構成でロール状の離型フィルムを案内プレート側に送り出して展開し、切断することのできる離型フィルム供給機構を提供する。
【解決手段】樹脂封止金型110に対して離型フィルム160を供給する離型フィルム供給機構150であって、ロール状に巻回された離型フィルム160を所定の長さの短冊状フィルム161に切断する切断装置151を有し、この切断装置151が、ロール状に巻回された離型フィルム160を送り出す送りローラ163と、該送り出された離型フィルム160が案内される案内プレート158と、該案内プレート158上に送り出された離型フィルム160を前記ロール状に巻回された離型フィルム160から切り離し可能なフィルムカッター154と、を備え、案内プレート158の表面に、送り出される離型フィルム160に向けてエアを噴出可能なエア噴出機構158Aを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体チップ等を搭載した基板を樹脂にて封止する樹脂封止装置の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体チップ等を搭載した基板は、そのままでは外部環境からの影響を受け易いため、熱硬化性樹脂等を用いた樹脂封止が行われる。かかる樹脂封止は、例えば、上型と下型とからなる樹脂封止金型で基板をクランプした上で、キャビティ部分に樹脂を注入したり、キャビティ部分を圧縮することにより行われる。
【0003】
使用される樹脂が金型側に付着しないように樹脂自体及び金型表面にも種々の工夫が凝らされているが、完全に防ぐことは困難である。樹脂が金型に付着すれば、基板を取り外すことが困難となったり、以降の封止作業において封止異常をきたす原因ともなる。そこで、樹脂封止に際しては、特許文献1に記載されているように、金型表面にPTFE等の材質で構成された離型フィルムを介在させる方法が好んで利用されている。ここでは、金型を挟んで対向する位置に離型フィルムをロール状に巻回した供給ロールと、使用済みの離型フィルムを回収する回収ロールが配置され、「ロールtoロール」による離型フィルムの供給が行われている。
【0004】
しかしながら、このように金型を挟んで対向する位置にそれぞれロールを備える構成では、樹脂封止装置全体のコンパクト性に悪影響を与えたり、ロールの取替え作業が煩雑であったり、離型フィルムの無駄が多い等の不都合な点も存在する。そこで離型フィルムを一旦所定の長さの短冊状に切断し、この短冊状の離型フィルムを樹封止金型に対して供給するという提案が既になされている(特許文献2参照)。ここでは、ロール状の離型フィルムを短冊状の離型フィルムに切断するにあたって、ロール状に巻回された離型フィルム(以下単に「ロール体」という場合がある。)の一端が可動プレート(フィルムを保持しつつ当該フィルムを次段へと搬送可能なフレーム構造体)の吸着部に吸着固定された上で、当該ロール状の離型フィルム「全体」が可動プレートに対して移動することによりフィルムが引き出され、引き出された離型フィルムを切断するという構成が採用されている。
【0005】
【特許文献1】特開2007−5496号公報
【特許文献2】特開2000−108159号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した特許文献2のように、ロール状に巻回された離型フィルム「全体」が逐次移動することによりフィルムを引き出し切断するような構成は、可動プレート側に対してロール状の離型フィルム全体を相対的に移動させる必要があるため、可動部分が多くなり、構成及びその制御が煩雑となる。更に、ロール状の離型フィルム側を固定したとしても、フィルムを把持して引き出すような機構を設けたのでは構成及びその制御の煩雑さという観点では同様の問題が生じる。一方、ロール状の離型フィルム側を固定した上で、例えばロール体を回転させて送り出すようにすれば簡易な構成とすることが可能であるが、離型フィルムにはロール状の「くせ」が付いているため、単に送り出すのみではフィルムがロール状に丸まってしまい、送り先に意図した通りに展開することが困難である。
【0007】
本発明はかかる問題点を解決するべくなされたものであって、簡易な構成でロール状の離型フィルムを意図した通りに送り出して展開し、切断することのできる離型フィルム供給機構を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、樹脂封止金型に対して離型フィルムを供給する離型フィルム供給機構であって、ロール状に巻回された前記離型フィルムを所定の長さの短冊状フィルムに切断する切断装置を有し、該切断装置が、ロール状に巻回された離型フィルムを送り出す送り出し部と、該送り出された離型フィルムが案内される案内プレートと、該案内プレート上に送り出された離型フィルムを前記ロール状に巻回された離型フィルムから切り離し可能なカッター部と、を備え、前記案内プレートの表面に、前記送り出される離型フィルムに向けてエアを噴出可能なエア噴出機構を備えることで上記課題を解決しようとするものである。
【0009】
即ち、ロール状に巻回された離型フィルム全体を案内プレートに対して移動させることはせずに、案内プレートから離型フィルムに向けてエアを噴出しつつ、離型フィルムを送り出すことで、簡易な構成で離型フィルムを案内プレートに意図するように展開しようとするものである。より具体的には、噴出されるエアによって、案内プレートの表面に引っ掛かること等が防止され、案内プレートの意図する位置に離型フィルムを容易に展開することが可能となる。
【0010】
また、前記エア噴出機構を利用してエアを吸引可能であるように構成すれば、離型フィルムの展開(案内プレート上への展開)が終了した後は、当該噴出孔を吸引孔として作用させ、離型フィルムを案内プレート上に吸着固定することが可能となる。その結果、正確な切断を行うことが可能となると共に、別途離型フィルムの保持手段(案内プレートに対する保持手段)を設ける必要がない。
【0011】
また、更に、前記切断装置によって切断された前記短冊状フィルムを前記樹脂封止金型に対し搬送する搬送装置を備え、該搬送装置が、前記樹脂封止金型に対して半導体チップが搭載された基板を搬送する基板搬送機構に備わるように構成すれば、離型フィルム供給機構全体のコストダウンを図ることが可能となり、更に、当該離型フィルム供給機構が搭載される樹脂封止装置全体としてスペースの有効利用を図ることも可能となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明を適用することにより、簡易な構成でロール状の離型フィルムを案内プレート上に展開することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
【0014】
まず当該離型フィルム供給機構が搭載される樹脂封止装置全体を概略的に説明し、その後、当該離型フィルム供給機構について説明する。
【0015】
<樹脂封止装置全体の概略構成>
図1は、樹脂封止装置100の平面図であって、樹脂封止前の基板等の流れを中心に示した図である。図2は、樹脂封止装置100の平面図であって、樹脂封止後の基板等の流れを中心に示した図である。図3は、樹脂封止装置100の正面図である。
【0016】
樹脂封止装置100は、樹脂封止金型110(上型112及び下型114)を備える樹脂封止金型ユニット101と、この樹脂封止金型ユニット101に対して樹脂(図示しない)を供給可能な樹脂供給部102と、樹脂封止金型ユニット101に対して樹脂封止前の基板を供給したり、樹脂封止後の基板を収納したりする基板供給収納部103とから構成されている。
【0017】
本実施形態における樹脂封止装置100においては、樹脂封止金型ユニット101が2列配置された、所謂「マルチプレス」型の樹脂封止装置である。並列配置された樹脂封止金型ユニット101に対して、一方側に樹脂供給部102が配置され、他方側に基板供給収納部103が配置されている。これら樹脂封止金型ユニット101、樹脂供給部102、基板供給収納部103にはそれぞれが連結された状態で、連続する移動ガイド130が設けられ、当該移動ガイド130上を樹脂ローダ122や、基板用ローダ・アンローダ140(詳細は後述する)が移動可能とされている。また、樹脂封止金型ユニット101は、適宜増減可能であり、樹脂封止金型ユニット101一台で樹脂封止装置を構成することも可能である。また、3台以上の樹脂封止金型ユニット101を並列配置することも可能である。
【0018】
樹脂供給部102は、樹脂封止金型110に投入される樹脂が供給される部分であり、
当該樹脂供給部102から供給される樹脂は、例えばペレット状、粉状、粒状、平板状等のさまざまな状態の樹脂を供給することが可能とされている。当該樹脂供給部102から供給される樹脂は、移動ガイド130上に配置される樹脂ローダ122によって所定のタイミングで樹脂封止金型ユニット101における樹脂封止金型110に対して供給可能とされている。
【0019】
一方、基板供給収納部103は、半導体チップ等が搭載された基板であってこれから樹脂封止されようとする基板が複数収納された供給マガジン172と、樹脂封止金型110によって樹脂封止された封止後の基板が収納される収納マガジン174とが配置されている。両マガジン172、174は上下に位置を異ならせて配置されており(図3参照)、マガジンエレベータ170を介して基板(封止前基板、封止後基板)の出し入れが行われる。また、基板供給収納部103には、供給マガジン172から取り出された基板を樹脂封止金型110に対して搬送する前に事前に所定の温度に温めておくことが可能なプレヒーター部180と、ロール状の離型フィルムを所定の長さの短冊状フィルムに切断した上で、この短冊状フィルムを樹脂封止金型110に対して供給可能なフィルム供給機構150が備わっている。
【0020】
また、移動ガイド130上には、基板用ローダ・アンローダ140が配置されており、封止前基板を樹脂封止金型110に対して搬入したり、封止後基板を樹脂封止金型110から搬出することが可能とされている。基板用ローダ・アンローダ140は、移動ガイド130上をX方向に自由に移動できると共に、自身の一部(フィルム搬送部142、基板搬送部143)をY方向に進退させることが可能とされている。
【0021】
<樹脂封止装置全体の概略作用>
供給マガジン172からマガジンエレベータ170によって取り出された基板は、いったんプレヒーター部180によって所定の温度にまで加熱される。続いて基板用ローダ・アンローダ140に引き渡された後、短冊状フィルムと共に(または別のタイミングで)樹脂封止金型ユニット101における樹脂封止金型110に搬送され供給される。また、所定のタイミングで樹脂用ローダ122によって樹脂供給部102から供給された樹脂が樹脂封止金型110に対して供給される。全ての材料が樹脂封止金型110に投入された後、上型112と下型114とが型閉じされ、樹脂封止が行われる。
【0022】
樹脂封止が完了した基板は、短冊状フィルムと共に基板用ローダ・アンローダ140によって回収され、基板供給収納部103側へと移動する。その後、フィルム剥し回収位置Eにて樹脂封止後の基板から短冊状フィルムが剥離された後、マガジンエレベータ170を介して収納マガジン174へと収納される。また、剥離された短冊状フィルムは適宜破棄される。その後は当該作用を繰り返し行なうことによって封止作業が繰り返されることとなる。
【0023】
なお、ここでは圧縮成形方式による樹脂封止を前提に説明しているが、その他にもトランスファ成形方式の樹脂封止装置であっても差し支えない。
【0024】
<離型フィルム供給機構の構成>
次に、図4を用いて本発明に係る離型フィルム供給機構150について詳細に説明する。図4は、本発明に係る離型フィルム供給機構の概略構成図であって、ロール状の離型フィルムが送り出される前の状態を示した図である。なおここでは、理解容易等のため、各部のサイズ等を誇張して表現している。
【0025】
フィルム供給機構150は、ロール体162にロール状に巻回された離型フィルム160を所定の長さに切断可能な切断装置151と、当該切断装置151によって短冊状に切断された短冊状フィルムを樹脂封止金型(図4においては下型114)へと搬送可能な搬送装置を備えている。
【0026】
切断装置151は、支持ベース152Aに立設されたロール体保持部152Bによってロール体162が回転可能に保持されている。また、このロール体162には離型フィルム160が巻回されている。このロール状の離型フィルム160は、その一端が送りローラ(送り出し部)153に係合しており、当該送りローラ153が回転駆動することによって、ロール体162に巻回されている離型フィルム160が必要量送り出される構成とされている。また、当該送りローラ153に隣接して送り出された離型フィルム160を切断することが可能なフィルムカッター154が進退動可能に配置されている。また、フィルムカッター154の先方には、送りローラ153によって送り出された離型フィルム160が案内される案内プレート158が備わっている。この案内プレート158は、送りローラ153によって送り出される離型フィルム160の受け皿になると共に、自身が駆動されることで離型フィルム160をフィルム搬送部142(後述)へと受け渡すことが可能とされている。
【0027】
この案内プレート158には、その底面側に支持ブロック157が連結されており、当該支持ブロック157に、第1アクチュエータ155が連結され、更に、当該第1アクチュエータ155の本体部分に第2アクチュエータ156が連結されている。その結果、これら第1、第2のアクチュエータ155、156の作用によって、案内プレート158は上下左右(図4における上下左右)に自由に移動することが可能とされている。
【0028】
また、案内プレート158の表面には、案内プレートエア噴出機構158Aが備わっており、当該噴出機構158Aによって、案内プレート158表面からエアを噴出することが可能とされている。更に、当該案内プレートエア噴出機構158Aは、エアを噴出するのみではなく、エアを吸引することも可能とされている。
【0029】
一方、基板用ローダ・アンローダ140には、フィルム搬送部(搬送装置)142が備わっており、当該フィルム搬送部142には、エアを吸引可能なフィルム搬送部吸着機構142Aが設けられ、離型フィルムを吸着保持することが可能とされている。また、当該フィルム搬送部142は、基板用ローダ・アンローダ140が移動ガイド130に沿って移動すると共に移動し、当該フィルム搬送部142に吸着保持した離型フィルムを下型114(樹脂封止金型110)へと搬送・供給することが可能とされている。このように、フィルム搬送部142は、樹脂封止金型に対して封止前の基板を搬入したり封止後の基板を搬出する基板用ローダ・アンローダ140を利用する構成とされている。即ち、フィルム供給機構150における搬送装置(フィルム搬送部142)を基板用ローダ・アンローダ140に備えることによって、フィルム供給機構150自体のコストの低減を図ると共に、当該フィルム供給機構150が搭載される樹脂封止装置100全体としてのスペースを有効利用することが可能となっている。
【0030】
<離型フィルム供給機構の作用>
続いて、図4乃至図13を用いて当該離型フィルム供給機構150の作用について説明する。
【0031】
ローラ体162に巻回された離型フィルム160を切断して短冊状フィルムとするにあたり、まず最初に案内プレート158が支持ベース152Aへと接近し、送りローラ153によって送り出される離型フィルム160を待機する。この状態で、送りローラ153の駆動によって順次離型フィルム160が案内プレート158側へと案内される。この時、案内プレート158に備わる案内プレートエア噴出機構158Aからエアが噴出される。その結果、送り出された離型フィルムは案内プレート158上にいわば「浮いた状態」で案内される。その結果、離型フィルム160が案内プレート表面に引っかかってしまうことなく意図するように展開することが容易となっている。なお、案内プレートエア噴出機構158Aから噴出されるエアの量は、離型フィルム160の種類等によって適宜変更される。また、案内プレートエア噴出機構158Aは複数の噴出孔を有しているが、それぞれの噴出孔から噴出されるエアの量も、案内プレート158上の位置によってそれぞれ適宜変更してもよい。
【0032】
これら送りローラ153及び、案内プレートエア噴出機構158Aの作用によって、離型フィルム160が案内プレート158上に意図するように展開した後、案内プレートエア噴出機構158Aからのエアの噴出は停止され、代って、当該案内プレートエア噴出機構158Aを利用してエアの吸引が行なわれる。即ち、案内プレート158表面上に展開する離型フィルム160の吸着が行なわれる。本実施形態においては、案内プレートエア噴出機構158Aを利用してエアを吸引可能であるため、離型フィルム160の展開(案内プレート158上への展開)が終了した後は、当該噴出孔158Aを吸引孔として作用させ、離型フィルム158を案内プレート158上に吸着固定することが可能となる。その結果、以下説明する切断作業を正確に行うことが可能となると共に、別途離型フィルム160の保持手段(案内プレート158に対する保持手段)を設ける必要がない。
【0033】
当該吸着の後、フィルムカッター154が作動して離型フィルム160を短冊状に切断する(図6参照)。なお、本明細書では、このフィルムカッター154によって短冊状に切断された離型フィルム160を説明の便宜上、「短冊状フィルム」といい符号161を付して説明する。
【0034】
続いて、図7に示すようにフィルムカッター154によって切断された短冊状フィルム161は案内プレート158に吸着保持されたまま第1アクチュエータ155及び第2アクチュエータ156の作用によってフィルム搬送部142側へと移動し始める。案内プレート158がフィルム搬送部142に当接すると、略同時に案内プレート158における短冊状フィルム161の吸着が解かれ、代って、フィルム搬送部142における吸着が開始される。この吸着は、フィルム搬送部吸着機構142Aによって行なわれる。これにより、案内プレート158からフィルム搬送部142への短冊状フィルム161の受渡しが完了する。
【0035】
フィルム搬送部142側へと受け渡された短冊状フィルム161は、基板用ローダ・アンローダ140によって、封止前基板と共に(または封止前基板とは別のタイミングで)樹脂封止金型である下型114側へと搬送される(図9、図10)。同時に、案内プレート158は元の位置へと戻される。
【0036】
フィルム搬送部142が下型114の真上の位置まで達すると、下型114に連結されたプレス機構(図示していない)の働きによって下型114全体がフィルム搬送部142側へと移動してくる。その後下型114がフィルム搬送部142に当接する位置まで上昇した後、フィルム搬送部162に吸着保持される短冊状フィルム161の受け渡しが行なわれる(図11)。下型114がフィルム搬送部142へと当接すると、略同時にフィルム搬送部142における短冊状フィルムの吸着が解かれ、それに代って、下型114に備わる下型吸着機構114Aによる吸着が開始される。下型114への短冊状フィルム161の受け渡しが完了すると、フィルム搬送部142は基板用ローダ・アンローダ140と共に樹脂封止金型間(上型112と下型114との間)から退避する。
【0037】
その後、樹脂封止金型110によって樹脂封止が行なわれ、供給された短冊状フィルム161が樹脂封止後の基板と共に取り出され回収されることとなる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
短冊状の離型フィルムを使用する樹脂封止装置に対する離型フィルム供給機構として、樹脂封止方式(例えば圧縮成形方式、トランスファ成形方式など)に関らず広く採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】樹脂封止装置の平面図であって、樹脂封止前の基板等の流れを中心に示した図
【図2】樹脂封止装置の平面図であって、樹脂封止後の基板等の流れを中心に示した図
【図3】樹脂封止装置の正面図
【図4】本発明にかかる離型フィルム供給機構の概略構成図であって、ロール状の離型フィルムが送り出される前の状態を示した図
【図5】本発明にかかる離型フィルム供給機構の概略構成図であって、ロール状の離型フィルムが送り出された後の状態を示した図
【図6】本発明にかかる離型フィルム供給機構の概略構成図であって、ロール状の離型フィルムが切断された状態を示した図
【図7】本発明にかかる離型フィルム供給機構の概略構成図であって、切断された離型フィルム(短冊状フィルム)が案内プレートによって保持されている状態を示した図
【図8】本発明にかかる離型フィルム供給機構の概略構成図であって、切断された離型フィルム(短冊状フィルム)が案内プレートによって搬送機構へと受け渡されている状態を示した図
【図9】本発明にかかる離型フィルム供給機構の概略構成図であって、切断された離型フィルム(短冊状フィルム)が搬送機構へと受け渡された後の状態を示した図
【図10】本発明にかかる離型フィルム供給機構の概略構成図であって、切断された離型フィルム(短冊状フィルム)が搬送機構によって樹脂封止金型へと搬送されている状態を示した図
【図11】本発明にかかる離型フィルム供給機構の概略構成図であって、切断された離型フィルム(短冊状フィルム)が搬送機構によって樹脂封止金型へと受け渡されている状態を示した図
【図12】本発明にかかる離型フィルム供給機構の概略構成図であって、切断された離型フィルム(短冊状フィルム)が搬送機構によって樹脂封止金型へと受け渡された後の状態を示した図
【図13】本発明にかかる離型フィルム供給機構の概略構成図であって、切断された離型フィルム(短冊状フィルム)が搬送機構によって樹脂封止金型へと受け渡された後、搬送機構が元の位置に戻った状態を示した図
【符号の説明】
【0040】
100…樹脂封止装置
101…樹脂封止金型ユニット
102…樹脂供給部
103…基板供給収納部
110…樹脂封止金型
112…上型
114…下型
114A…下型吸着機構
122…樹脂用ローダ
130…移動ガイド
140…基板用ローダ・アンローダ
142…フィルム搬送部
142A…フィルム搬送部吸着機構
143…基板搬送部
150…フィルム供給機構
151…切断装置
152A…支持ベース
152B…ロール体保持部
153…送りローラ
154…フィルムカッター
155…第1アクチュエータ
156…第2アクチュエータ
157…支持ブロック
158…案内プレート
158A…案内プレートエア噴出機構
160…離型フィルム
161…短冊状フィルム
170…マガジンエレベータ
172…(基板)供給マガジン
174…(基板)収納マガジン
180…プレヒーター部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂封止金型に対して離型フィルムを供給する離型フィルム供給機構であって、
ロール状に巻回された前記離型フィルムを所定の長さの短冊状フィルムに切断する切断装置を有し、
該切断装置が、ロール状に巻回された離型フィルムを送り出す送り出し部と、該送り出された離型フィルムが案内される案内プレートと、該案内プレート上に送り出された離型フィルムを前記ロール状に巻回された離型フィルムから切り離し可能なカッター部と、を備え、
前記案内プレートの表面には、前記送り出される離型フィルムに向けてエアを噴出可能なエア噴出機構が備わっている
ことを特徴とする離型フィルム供給機構。
【請求項2】
請求項1において、
前記エア噴出機構を利用してエアを吸引可能である
ことを特徴とする離型フィルム供給機構。
【請求項3】
請求項1または2において、
更に、前記切断装置によって切断された前記短冊状フィルムを前記樹脂封止金型に対して搬送する搬送装置を備え、
該搬送装置が、前記樹脂封止金型に対して半導体チップが搭載された基板を搬送する基板搬送機構に備わっている
ことを特徴とする離型フィルム供給機構。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−302550(P2008−302550A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−150385(P2007−150385)
【出願日】平成19年6月6日(2007.6.6)
【出願人】(000002107)住友重機械工業株式会社 (2,241)
【Fターム(参考)】