説明

ブチレングリコールのモノエステルとジエステルの混合物をベースにした湿潤剤

ブチレングリコールと脂肪酸のモノエステル及びジエステルの混合物を含有することを特徴とする顔料湿潤剤。

【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
本発明は、顔料を湿らせる適性のため、限定しないが化粧品分野において特に使用される、新規な湿潤剤に関する。この性質は、顔料の分散を必要とする組成物において特に求められている。これは、特に太陽光製品及びメークアップ用製品の場合においてしかりである。また、皮膚に対する顔料の固定及び除去を促進するためにメークアップクレンジング用製品にも有用である。
【0002】
数多くの製品が、顔料を湿らせるその適性に対して提案されている。安息香酸C12−C15アルキル及びパルミチン酸イソプロピルが特に知られている。この機能に対してまた使用されているものは、ある種のトリグリセリド類、例えばヒマシ油及びトリカプリロカプリン酸グリセロールも使用されている。
【0003】
欧州特許出願公開第792633号の文献には、バインダー又は湿潤剤を含有するパウダー状の無水組成物が記載されている。実際、バインダーは、それぞれが少なくとも10の炭素原子を有する少なくとも2つの炭化水素鎖を含む周囲温度で液状のエステルである。当該エステルはヒドロキシル基を有していない。好ましい薬剤は、例えばトリイソステアリン酸グリセロールである。
【0004】
先に列挙したような本出願人が知っている湿潤剤は全てが多くの欠点を有している。先ず、与えられた顔料を湿らせるのに必要とされる原料の量が相対的に多くなる。これは、コスト、組成及び官能特性の点で製剤に影響を及ぼす。周囲温度でのある種の原料、例えばヒマシ油や、得られた顔料分散物が高粘度であると、これらの製品の取り扱いが困難になる。最後に、既知の湿潤剤は、それらが導入される最終組成物に、しばしばべとついた感触を付与してしまう。
【0005】
換言すれば、上述の欠点を持たない湿潤力を有する製品に対する必要性が、特に化粧品市場には存在している。
その研究の過程で、本出願人は、例えばブチレングリコールココアートを含むブチレングリコールのモノエステルとジエステルの混合物が、従来の薬剤よりも高い湿潤力を有していることを見出した。
【0006】
ブチレングリコールココアート(BGC)(ヤシ油脂肪酸ブチレングリコール)は、エマルフリー(EMULFREE)(登録商標)CBGの商品名で本出願人が市販しており、組成物中に化粧品成分として既に使用されている既知の生成物である。より厳密には、この組成物はBGCとイソステアリルアルコール及びエチルセルロースの組合せに相当する。実際、エマルフリー(登録商標)CBGは、水中油型エマルションにおける油相安定剤として使用されている。この組成物中でのブチレングリコールココアートの役割は、エチルセルロースであるゲル化ポリマーの可溶化に限られている。換言すれば、本発明とは異なり、ブチレングリコールココアートは、フィラーとの直接混合には適しておらず、ポリマー(エチルセルロース)の存在下で必ず脂肪アルコール(イソステアリルアルコール)と組合せて使用される。
【0007】
本発明の混合物は、機能に関してばかりでなく、構造に関しても、欧州特許出願公開第860164号の文献に記載されているブチレングリコールエステルとは明確に区別される。実際、その文献には、6〜12の炭素原子を有する脂肪酸と、化学的UV遮蔽剤とブチレングリコールジエステルのみとの組合せが記載されている。組成物はモノエステルを含んでいないばかりでなく、さらに化学的遮蔽剤の可溶化剤としては使用されているが、湿潤剤としては使用されていない。
【0008】
日本国特許第57072907号の文献には、17〜36の炭素原子を有するモノエステル又はジエステルの何れかをベースにしたメークアップクレンジング用製品が記載されている。またここでも、モノエステル及びジエステルの混合物は考えられていない。さらに、ジエステルの場合、それらは二酸エステル、すなわち2つのアルコールによりエステル化された酸であり、本発明の場合におけるように、二酸によりエステル化されたジオールではない。モノエステルに関しては、それらは一酸とモノアルコールとに由来するものであり、ジオールのモノエステル由来のものではない。
【0009】
欧州特許出願公開第651990号の文献には、メークアップクレンジング用組成物にエステルを使用することが記載されている。この文献によれば、使用されるエステルは、また、モノアルコールエステル又はジエステルの何れかである。実際、それらは、1〜17の炭素原子を有するアルコールと、3〜18の炭素原子を有する脂肪酸から得られている。さらに、それらは遊離のヒドロキシル基を有していなければならない。
【0010】
欧州特許出願公開第1230910号の文献には、顔料を含む水中油型エマルションで、その油相がブチレングリコールのカプリロカプリン酸ジエステルのみを含むものが記載されている。
換言すれば、本出願人が知っている先行技術には、湿潤剤として、ブチレングリコールのモノエステルとジエステルの混合物を使用するという発想を開示しているものはない。
従って、本発明は、湿潤剤として、ブチレングリコールと脂肪酸のモノエステル及びジエステルの混合物を使用することに関する。
【0011】
第1の特徴によれば、脂肪酸はCからC22脂肪酸を含む群から選択される。明らかに、モノエステルとジエステルは、飽和及び/又は不飽和で、異なった及び/又は同一の脂肪酸から得られたものであってよい。
特定の一実施態様では、本発明の湿潤剤は、天然由来、特に植物性油に由来する脂肪酸の全て又は一部とのブチレングリコールのエステル化により得られる。
【0012】
本出願人は、ラウリン酸が、脂肪酸の少なくとも40重量%、有利には50〜60重量%を占める場合に、良好な結果が得られることを見出した。このような配分は、ココナツ(coconut)又はパーム(palm)油でも見出される。
よって、好ましい実施態様によれば、湿潤剤は、ココナッツ油に由来するC12からC18脂肪酸のフラクションとブチレングリコールのエステル化により得られる。
他の特徴によれば、モノエステルは、モノエステル/ジエステル混合物の10〜90重量%、有利には40〜60重量%を占める。
【0013】
記載した湿潤剤は、製剤化法を容易にするので、技術的な重要性を有する。事実、従来の湿潤剤と比較して、与えられた量の顔料に対してより低い割合で使用される。そのため、低粘度の分散物が得られる。よって、それらは、従来の湿潤剤を用いて得られたものよりも使用が容易である。最後に、使用される本発明の湿潤剤が少量となると、テクスチャー又は触感剤(touch agent)を処方物に導入できるようになる。さらに、この湿潤剤は、乾燥していて、べとつかない感触をもたらす。
【0014】
既に述べたように、この製品は、その湿潤化特性のため、油相における分散性を改善し、皮膚上での組成物の展伸性を最適にするために、有用な顔料を含有するあらゆる化粧品用又は皮膚用組成物に使用することができる。明らかに、組成物中の湿潤剤の割合は、使用される顔料の種類及び量に依存する。
【0015】
特に、本発明の薬剤の使用は、顔料を含む製品、例えば日光用製品、メークアップ用製品(ファンデーションクリーム、マスカラ、リップスティック等)、顔料が導入されたベビー用クリーム、又は顔料を除去するための製品、例えばメークアップクレンジング用製品に特に有利である。
本発明の湿潤剤を導入することができる組成物は、油中水型、水中油型、多相エマルションの形態、又は無水形態であってよい。
【0016】
それらは、また、化粧品又は皮膚化学の分野で通常の添加剤、例えば脂肪物質、乳化剤及び共乳化剤、親水性又は親油性ゲル化剤、親水性又は親油性薬剤、保存料、酸化防止剤、溶媒、香料、フィラー、親水性及び親油性フィラー、着色料、中和剤、浸透促進剤、及びポリマーを含みうる。これらの種々の添加剤の量は、当該分野において常套的に使用されている量であり、例えば組成物の全重量の0.01〜30%である。これらの添加剤は、その種類に応じて、脂肪相又は水相に導入されうる。
【0017】
脂肪物質としては、鉱物性油、動物由来の油(ラノリン)、合成油(ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソステアリル、オクチルドデシル、オレイン酸デシル、パルミチン酸イソプロピル)、シリコーン油(シクロメチコーン、ジメチコーン)、及びフッ化油を使用することができる。脂肪物質としては、脂肪アルコール、脂肪酸、ロウ及びガム、特にシリコーンガムを使用することもできる。
【0018】
使用可能な乳化剤及び共乳化剤の例としては、ポリグリセロール類と脂肪酸のエステル、スクロースと脂肪酸のエステル、ソルビタンと脂肪酸のエステル、脂肪酸とオキシエチレンソルビタンのエステル、脂肪アルコールとPEGのエーテル、グリセロールと脂肪酸のエステル、硫酸アルキル類、アルキルエーテルスルファート類、リン酸アルキル類、アルキルポリグルコシド類、及びジメチコーンコポリオール類を挙げることができる。
【0019】
親水性ゲル化剤としては、特にカルボキシビニルポリマー(カルボマー(carbomer))、アクリル酸コポリマー、例えばアクリラート類/アルキルアクリラート類のコポリマー、ポリアクリルアミド類多糖類、例えばキサンタンガム、グアーガム、天然ガム、例えばセルロースガム及び誘導体、及びクレー類を挙げることができる。
親油性ゲル化剤としては、変性クレー、例えばベントーン、脂肪酸の金属源、疎水性シリカ、及びエチルセルロースを挙げることができる。
【0020】
活性剤としては、特に顔料除去剤、エモリエント、保湿剤、抗脂漏剤、抗座瘡剤、角質溶解剤及び/又はピーリング剤、抗シワ剤及び張り剤、脱水剤(draining agent)、抗刺激剤、緩和剤、菲薄化剤(thinning agents)、例えばキサンチン塩基(カフェイン)、ビタミン及びそれらの混合物を使用することができる。
使用可能な防腐剤としては、安息香酸、その塩及びエステル;ソルビン酸及びその塩;パラベン類、その塩及びエステル;トリクロサン;イミダゾリジニル尿素;フェノキシエタノール;ヒダントインDMDM;ジアゾリジニル尿素;クロルフェネシンを挙げることができる。
【0021】
使用可能な酸化防止剤としては、キレート剤、例えばEDTAとその塩を挙げることができる。
使用可能な溶媒としては、水、エタノール、グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、及びソルビトールを挙げることができる。
使用可能なフィラーとしては、タルク、カオリン、マイカ、セレサイト(serecite)、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、及び有機パウダー、例えばナイロンを挙げることができる。
【0022】
使用可能な遮蔽剤としては、従来から使用されているUVA及びUVB遮蔽剤、例えばベンゾフェノン-3、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクトクリレン、メトキシケイ皮酸オクチル、4-メチルベンジリデンショウノウ、サリチル酸オクチルを挙げることができる。
使用可能な染料としては、化粧品用又は皮膚用組成物に一般的に使用されている親油性染料、親水性染料、及び真珠母、及びそれらの混合物を挙げることができる。
使用可能な中和剤としては、苛性ソーダ、トリエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、及び水酸化カリウムを挙げることができる。
【0023】
本発明の湿潤剤と、顔料のみをベースにした分散物に相当する調製物を提案することもできる。ポリマー系の安定剤を、顔料の沈降を防止するために導入することができる。そうすると、分散物は滑らかで均質なままである。またこの分散物は、油又はエステルタイプの親油性相を含んでいてもよい。よって、この分散物は、より複雑な化粧品用組成物に導入することができる。
【0024】
本発明とその利点は、ここに添付する図面と併せて、以下の例示的な実施例により明らかになるであろう。
図1a、b、c及びdは、本発明の湿潤剤又は先行技術の薬剤(安息香酸C12〜C15アルキル又はヒマシ油)を用いて処方された分散物の粘度を、増加する顔料の量の関数として示す曲線である。
図2は、BGC(図2A)又は安息香酸C12〜C15アルキル(図2B)を用いて処方された着色エマルションを、光学顕微鏡(倍率×400)で撮った写真である。
【0025】
実施例1:種々の湿潤剤と比較した湿潤力及び粘度
1.湿潤力の評価
油又は溶媒の湿潤力は、展伸中に割れが生じることなく、パウダーで滑らかなペーストを形成させるのに必要な油又は溶媒の最小量である。
これは顔料100gを湿らせるのに必要な油のグラムとして表される。必要とされる油の量が少なければ少ない程、湿潤力は高い。
【0026】
2.従来の湿潤剤と比較した湿潤力の結果
2.a.湿潤力
【表1】

表に示されているように、ブチレングリコールココアートは良好な結果をもたらす。さらに、ヒマシ油が満足のいくと思われる結果をもたらすとしても、ある場合には、その高い粘度のために、製品の使用が困難となる。
【0027】
2.b.分散物の粘度
図1a、b、c及びdは、本発明の湿潤剤又は先行技術の薬剤(安息香酸C12〜C15アルキル又はヒマシ油)を用いて処方された分散物の粘度を、増加する顔料の量の関数として示す曲線である。
BGCを用いて得られた分散物は、安息香酸C12〜C15アルキル又はヒマシ油を用いたものよりもより流動性があった。よって、同じ組成物では、BGCへの分散物の方が使用が容易である。
【0028】
3.ブチレングリコールジエステルと比較した湿潤力の結果
【表2】

表に示されるように、本発明の湿潤剤は、遮蔽剤可溶化剤として使用されている先行技術(欧州特許出願公開第1230910号)に記載されている製品よりも、さらに効果的である。
結論:本発明の製品であるモノエステルとジエステルの混合物は、ジエステルよりも効果的である。
【0029】
4.グリコールエステルと比較した湿潤力の結果
【表3】

結論:脂肪鎖(液状製品を生じる)の種類又は長さにかかわらず、BGCは、プロピレングリコールエステル(ジエステル、又はモノ/ジエステルの混合物)又はブチレングリコールジエステルよりも、良好な結果をもたらす。
【0030】
実施例2:製剤の評価。日光保護ファクター(SPF)の測定
BCGについて証明された優れた湿潤力は、無機遮蔽剤、例えば二酸化チタン及び酸化亜鉛を含む日光用製品において興味深い用途が見出される。実際、製剤中におけるこれらの顔料の湿潤化が良好であると、分散性、及び皮膚へのその展伸性が良好となり、よって日光保護性が良好になる。
【0031】
二種の水中油型エマルションを、BGC(A)及び安息香酸C12−C15アルキル(B)を用いて処方した。
【表4】

【0032】
図2は、BGC(図2A)又は安息香酸C12−C15アルキル(図2B)を用いて処方された着色エマルションを、光学顕微鏡(倍率×400)で撮った写真である。
広範囲の差異を顔料の分散に見出すことができる。実際、BGCを含む処方物A(図2A)においては、顔料は良好に分散しているが、安息香酸C12−C15アルキルを含む処方物B(図2B)においては、顔料は凝集物の形態に見える。
【0033】
日光保護ファクターは、5人のボランティアに対してコリパ(COLIPA)の推奨するところに従って、インビボで測定した。
【表5】

これらの結果には、安息香酸C12−C15アルキルの代わりにBGCを使用すると、高い日光保護ファクター(SPF)が得られることが、有意(p<0.05)に示されている。
さらに、官能性レベルでは、処方物Aは処方物Bよりも、かなり容易に皮膚に展伸される。
【0034】
実施例3:処方物
いくつかの用途においてBGCを含む顔料の分散物を用いて調製可能である処方物の数例を以下に記載する。
1.日光
油中水型日光用クリーム
【表6】

処方物のSPFはインビボで21と測定された。
【表7】

処方物の日光保護ファクター(SPF)はインビボで43.6と測定された。
【0035】
2.メークアップ
ファンデーションクリーム
【表8】

【0036】
マスカラ
【表9】

【0037】
3.リップスティック
【表10】

【0038】
4.クレンジング剤
クレンジングミルク
【表11】

【0039】
5.ベビー用製品
酸化亜鉛を含むベビー用クリーム
【表12】

【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1a】本発明の湿潤剤又は先行技術の薬剤(安息香酸C12〜C15アルキル又はヒマシ油)を用いて処方された分散物の粘度を、増加する顔料の量の関数として示す曲線である。
【図1b】本発明の湿潤剤又は先行技術の薬剤(安息香酸C12〜C15アルキル又はヒマシ油)を用いて処方された分散物の粘度を、増加する顔料の量の関数として示す曲線である。
【図1c】本発明の湿潤剤又は先行技術の薬剤(安息香酸C12〜C15アルキル又はヒマシ油)を用いて処方された分散物の粘度を、増加する顔料の量の関数として示す曲線である。
【図1d】本発明の湿潤剤又は先行技術の薬剤(安息香酸C12〜C15アルキル又はヒマシ油)を用いて処方された分散物の粘度を、増加する顔料の量の関数として示す曲線である。
【図2a】BGCを用いて処方された着色エマルションを、光学顕微鏡(倍率×400)で撮った写真である。
【図2b】安息香酸C12〜C15アルキルを用いて処方された着色エマルションを、光学顕微鏡(倍率×400)で撮った写真である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顔料湿潤剤としての、ブチレングリコールと脂肪酸のモノエステル及びジエステルの混合物の使用。
【請求項2】
脂肪酸が、C−C22脂肪酸を含む群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の使用。
【請求項3】
モノエステル及びジエステルが、飽和及び/又は不飽和で、異なった及び/又は同一の脂肪酸から得られることを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
【請求項4】
混合物が、天然由来、特に植物性油からの、脂肪酸の全て又は一部とのブチレングリコールのエステル化により得られることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の使用。
【請求項5】
ラウリン酸が、脂肪酸の少なくとも40重量%、有利には50〜60重量%を占めることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の使用。
【請求項6】
混合物が、ココナッツ油に由来するC12からC18脂肪酸のフラクションとのブチレングリコールのエステル化により得られることを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の使用。
【請求項7】
モノエステルが、モノエステル/ジエステル混合物の10〜90重量%、有利には40〜60重量%を占めることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の使用。
【請求項8】
請求項1ないし7の何れか一項に記載のブチレングリコールと脂肪酸のモノエステル及びジエステルとの混合物、及び顔料からなる分散物。
【請求項9】
請求項1ないし7の何れか一項に記載のブチレングリコールと脂肪酸のモノエステル及びジエステルとの混合物、顔料、及び安定剤からなる分散物。
【請求項10】
請求項1ないし7の何れか一項に記載のブチレングリコールと脂肪酸のモノエステル及びジエステルとの混合物、顔料、少なくとも一の親油性相、及び場合によっては安定剤からなる分散物。

【図1a】
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【図1b】
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【図1c】
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【図1d】
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【図2a】
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【図2b】
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【公表番号】特表2008−519017(P2008−519017A)
【公表日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−539616(P2007−539616)
【出願日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【国際出願番号】PCT/FR2005/050796
【国際公開番号】WO2006/048563
【国際公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願人】(505260338)
【Fターム(参考)】