Array ( [harmful] => 0 [next] => Array ( [id] => A,2011-506367 [meishou] => 硬化組成物 ) [prev] => Array ( [id] => A,2011-506365 [meishou] => アルキニルアリール化合物およびその塩、それらを含む医薬組成物、その製造方法並びにその使用 ) ) ヘッジホッグ経路拮抗薬およびその治療用途

ヘッジホッグ経路拮抗薬およびその治療用途

ヘッジホッグシグナル伝達経路を調節するヘテロ環式化合物、その医薬組成物、およびその治療用途。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、有機化合物、その医薬組成物、ならびに哺乳動物における治療および/または予防へのその使用、特に、ヘッジホッグシグナル伝達経路を調節するヘテロ環式化合物に関する。
【0002】
発明の背景
45kDaのヒトShh前駆体タンパク質が自己タンパク分解を受けると、正常なヘッジホッグシグナル伝達を司る20kDaのN末端断片と、自己プロセシング活性に関与する25kDaのC末端断片とが生じ、N末端断片は、コレステロールと結合している(Lee et al.Science 266 1528−1537(1994) and Bumcrot et al.Mol.Cell Biol.15 2294−2303(1995))。
【0003】
正常に機能するヘッジホッグ(Hh)シグナル伝達は、細胞の分化および増殖を指示することによって、胚のパターンを指定するが、これは、キイロショウジョウバエで最初に報告されている(Nusslein−Vollhard et al.Roux.Arch.Dev.Biol.193:267−282(1984))。分泌されたHhポリペプチドに対する細胞応答には、Patched(Ptc)およびSmoothened(Smo)の2種の内在性膜タンパク質が介在する。Hhは、12回膜貫通タンパク質Ptcに結合し、したがって、7回膜貫通タンパク質SmoのPtc介在型の抑制を逆転させる。次いで、このSmo活性化が、一連の細胞内事象の引き金となり、最後に転写因子Cubitus interruptus(Ci)の安定化およびCi依存的な遺伝子の発現に至る。これらの事象は、3種の異なるHhファミリーメンバー[ソニック(Shh)、インディアン(Ihh)、およびデザート(Dhh)]、2種のPtcタンパク質(Ptch1およびPtch2)、および3種のCi様転写因子(Gli1、Gii2、およびGli3)を含めた、いくつものタンパク質相同体によって、哺乳動物の発生および腫瘍形成の際に繰り返される。しかし、ショウジョウバエ、マウス、およびゼブラフィッシュでの遺伝子解析によってHhシグナル伝達のすべての形態と関連付けられる、Smoという単一の脊椎動物相同体も存在する(Chen et al.PNAS99(22):14071−14076(2002))。
【0004】
Smoは、Gli転写因子の活性化を引き起こすシグナルカスケードを始動し、引き続くその核移行によって、標的遺伝子の転写が制御されることである。Gliは、ネガティブフィードバックループを通して、Hh経路を阻害するPtcおよびHip1(ヘッジホッグ相互作用タンパク質1(Hip1))の転写に影響を及ぼす。Hh経路の活性化の制御の喪失は、髄芽細胞腫(Romer and Curran,Cancer Res 65(12)4975−4978(2005))や神経膠芽腫(Bar et al.Stem Cells 25(10):2524−33(2007))などの脳を冒す癌;前立腺癌(Sanchez et al.PNAS101(34)12561−12566(2004));膵臓癌(Thayer et al.Nature423 851−856(2003));非小細胞癌(Yuan et al.Oncogene 26 1046−1055(2007);小細胞肺癌(Watkins et al.Nature422 313−317(2003));乳癌(Kubo et al.Cancer Res 64 6071−6074(2004));様々な消化管腫瘍(Berman et al.Nature425 846−851(2003))および(Lees et al.Gastroenterology 129(5)1696−1710(2006));基底細胞癌(Williams et al.PNAS100(8)4616−4621(2003));悪性黒色腫(Pons and Quintanilla Clin Trans Oncol.8(7)466−474(2006));扁平上皮癌(Xuan et al.Mod Pathol.19(8)1139−47(2006));多発性骨髄腫やリンパ腫などのB細胞悪性腫瘍(Dierks et al. Nat.Med.13(8)944−951(2007);Peacock et al. PNAS104(10)4048−4053(2007));軟骨肉腫(Tiet et al. Am.J.Pathol.168(1)321−330(2006))、腎臓の明細胞肉腫(Cutcliffe et al.Clin Cancer Res.11(22):7986−94(2005))、横紋筋肉腫(Tostar et al. J.Pathol.208(1)17−25(2006))などの間葉性の癌;慢性骨髄性白血病(Sengupta et al. Leukemia21(5)949−955(2007));子宮内膜癌(Feng et al. Clin.Cancer Res.13(5)1389−1398(2007);肝細胞癌(Huang et al. Carcinogenesis 27(7)133401340(2006));卵巣腫瘍(Chen et al. Cancer Sci.98(1)68−76(2007))を含めて、増々広範囲の癌と関連付けられている。
【0005】
また、Hhシグナル伝達が、ABC輸送体タンパク質多剤耐性タンパク質1(MDR1、ABCB1、P−糖タンパク質)および(BCRP、ABCG2)の発現を調節すること、ならびに低分子干渉RNAによるMDR1およびBCRP発現のターゲッティングによるノックダウンが、Hhによって誘発される化学療法抵抗性を部分的に逆転させることもわかっている。これは、Hh経路が、MDRを克服し、化学療法への応答を増大させるためのターゲットとなり得ることを示唆していることである(Sims−Mourtada et al Oncogene26(38)5674−5679(2007))。ソニックヘッジホッグシグナル伝達経路の遮断が、膵臓癌細胞(Hu et al. Acta Pharmacol Sin.28(8)1224−30(2007))および前立腺癌細胞(Mimeault et al. Int.J Cancer 118(4)1022−31(2006))においてEGFR阻害剤の抗増殖性効果を高めることもわかっている。
【0006】
ヘッジホッグ経路は、化学放射線療法後の腫瘍再増殖に、また放射線応答を向上させるための潜在的なターゲットとして関連付けられており(Sims−Mourtada et al. Clin.Cancer Res.12(21)6565−6572(2006))、ヘッジホッグ経路拮抗薬であるシクロパミンは、Hhを発現する膵臓癌細胞において、パクリタキセルおよび放射線の細胞障害性効果を増大させる(Shafaee et al. Cancer Chemother.Pharmacol.58(6)765−70(2006))。
【0007】
ヘッジホッグシグナル伝達経路の阻害が、炎症、上皮細胞過形成、組織の線維化、または免疫障害に関連した一定範囲の疾患の治療に有用となり得ることも報告されている(Lamb et al. EP1183040)。ソニックヘッジホッグシグナル伝達の阻害は、ラット正所性小腸移植モデルにおいて、慢性拒絶反応を軽減し、同種移植片生着を延長することが報告されている。急性移植片拒絶は、免疫抑制剤によってコントロールすることができるが、ドナー臓器血管の動脈硬化を特徴とする慢性拒絶反応は、長期の同種移植片生着への大きな障害である。ラット正所性小腸移植モデルにおける移植片生着は、抗Shh抗体処置後に、免疫グロブリンG対照と比べて有意に延長された(116日対77.5日)。腸間膜でのコラーゲン沈着および血管閉塞は、抗Shh抗体のレシピエントでは顕著に減少した(Chen et al. Transplantation83(10)1351−1357(2007);Lamb et al.EP1183040B1)。
【0008】
sFRP−1は、Hhシグナル伝達の下流の標的遺伝子であること、ならびにHh経路の活性化に続いて分泌型frizzled関連タンパク質1(sFRP−1)の発現が高まると、Wntシグナル伝達に対する阻害効果のための分子結合がもたらされることも報告されている(He et al. J.Biol.Chem.281(47)35598−35602(2006))。すなわち、Hh経路からsFRP−1までに拮抗作用を及ぼすことによってWntシグナル伝達を調節することで、中でも(Luo et al. Laboratory Investigation,87,97−103−(2007))骨粗鬆症(Ai et al. Mol.Cell.Biol.25(12)4946−4955(2005))などの一定範囲の疾患の治療方法を得ることができている。
【0009】
Smoのヘプタヘリカル領域に結合することによって作用すると考えられている天然産物のシクロパミンを含めて、Hh経路の様々な阻害剤が研究されている。加えて、Smo受容体の合成小分子拮抗薬も近年いくつか報告されている。総説については、Kiselyov Anti−Cancer Agents in Medicinal Chemistry 6 445−449 (2006)を参照されたい。
【0010】
従来技術
Lubischらは、癌を含めた様々な疾患の治療(WO2000026192、特許文献1)に有用な、また化粧品の分野(WO2001082877)で有用なPARP阻害剤としての一連の2−フェニル−ベンゾイミダゾールを開示している。繰り返される特徴は、ベンゾイミダゾール環の4位にカルバモイル部分が存在することである。
【0011】
Arientiら(WO2003032984、特許文献2)およびAmeriksら(WO2004093873およびUS2004214857)は、ベンゾイミダゾール環の5位が、カルボキシラート、カルバモイル、またはスルファモイル基のいずれかで常に置換されていることを更に特徴とする、癌治療のためのチェックポイントキナーゼ2阻害剤としての一連の2−フェニル−ベンゾイミダゾール誘導体を開示している。
【0012】
Ohemengらは、抗菌剤としての一連の5−カルボキシイミドアミド−2−フェニル−ベンゾイミダゾール化合物を開示している(WO9911627およびUS5942532)。
【0013】
Mjalliらは、一連の2−フェニル−ベンゾイミダゾール誘導体の医薬への適用を開示している(WO2003075921)。
【0014】
Alekshunらは、抗生物質活性を有する一連の2−フェニル−ベンゾイミダゾロール誘導体を開示している(WO2004041209およびWO2006076009)。
【0015】
Khaledら1(Bulletin of the Faculty of Pharmacy(Cairo University),40(1),7−13,(2002)、非特許文献1)は、2−フェニル−ベンゾイミダゾール誘導体の合成および抗高血圧活性を記載しているが、他のDNA結合特性は、Kobutaら(Nucleic Acids Research Supplement,2(Twenty−ninth Symposium on Nucleic Acids Chemistry),193−194(2002)およびNucleic Acids Symposium Series,35(Twenty−third Symposium on Nucleic Acids Chemistry,1996),151−152(1996))によって記載されている。
【0016】
Guicheritら(WO2006050506)、Beachyら(WO2003088970)、およびRubinら(WO2003011219)は、様々な形の癌を治療するためのヘッジホッグ経路拮抗薬としての2−フェニル−ベンゾイミダゾールのアリール−およびアルキル−アミド/ウレイド誘導体を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0017】
【特許文献1】国際公開第2000/026192号パンフレット
【特許文献2】国際公開第2003/032984号パンフレット
【非特許文献】
【0018】
【非特許文献1】Khaled, et.al.,Bulletin of the Faculty of Pharmacy,40(1),7−13,(2002)
【発明を実施するための形態】
【0019】
発明の詳細な説明
本発明は、式Iの化合物を提供する。
【0020】
【化1】

【0021】
[式中、原子価および安定性の点で可能である場合、
1は、H;1個または複数のハロゲン、分枝状もしくは直鎖状(C1〜C4)アルコキシ、または直鎖状、分枝状もしくは環状のモノ−もしくはジ−(C1〜C6)アルキルアミノ基で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C4)アルキル基であり、
rは、0、1、2または3に等しく、
1’は、r>1であるとき互いに独立に、ハロゲン;直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C4)アルコキシ基;直鎖状もしくは分枝状(C1〜C4)アルコキシ、アルキルアミノ、またはジアルキルアミノ基で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C4)アルキルを表し、
2は、H、Cl、FまたはBrであることができ、
Xは、NまたはCHのいずれかであることができ、
iおよびjは1、2または3でよく、i+jの合計は5を超えることはできず、XがNであるとき、iおよびjは1であることはできず、
3は、H;カルバモイルまたは1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C6)アルキル、オキサアルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、オキサアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、オキサアルケニル、アルケニルカルボニル、オキサアルケニルカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキリデン、アルキルオキシイミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ基;Ar;Ar−アミノカルボニル;1個または2個のArで置換されており、1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝状(C1〜C4)アルキル、アルキルアミノ、アザアルキル、オキサアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、またはアルキルアミノカルボニル基;
【0022】
【化2】

【0023】
でよく、
Qは、2個の窒素原子間または窒素原子と酸素原子の間に直接結合が形成されないようなものであり、カルボニル;アミノカルボニル;カルボニルアミノ、イミン;SO2;1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝状(C1〜C6)アルキルでよく、1個のメチレン基は、O、NRx、カルボニル、もしくはSO2で置き換えられていてよく、または引き続く2個のメチレン基は、カルボニルアミノ、アミノカルボニル、スルホニルアミノ、アミノスルホニル基で置き換えられていてもよく、
Arは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、ニトロ、カルバモイル、スルファモイル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C4)アルキル、ヒドロキシアルキル、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ、アルコキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、オキサアルキル、アザアルキルからそれぞれ独立に選択される1個または複数の基で置換されていてもよい5〜10員芳香環またはヘテロ芳香環であり、またこれらの置換基の2つは、Arへの縮合接合点を有する5〜8員環を形成してよく、
Rxは、Hまたは直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C4)アルキル、ジハロアルキル、またはトリハロアルキルでよく、
qは、0または1でよく、
kは、1、2、3または4でよく、
l、m、n、p、p'およびsは、それぞれ独立に、1、2または3でよく、
tは、0、1または2でよく、
l+m、n+p、またはp'+s+tの合計は、5を超えることはできず、
TおよびT'は、互いに独立に、水素;ハロゲン、アミノ、シアノ、ヒドロキシ、オキソ、直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C3)アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、カルバモイル、グアニジノ、アルケニルカルボニル、オキサアルケニルカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルケニルアミノカルボニルで置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C6)アルキル、アザアルキル、オキサアルキル、アルケニル、アザアルケニル、オキサアルケニル鎖を表し、
Zは、O、S、SO2、SOまたはNRy'でよく、
RyおよびRy'は、それぞれ独立に、H;1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C6)アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、またはアルキルアミノカルボニル基を表し、
yおよびy'は、それぞれ独立に、0、1、2または3でよく、
1およびY2は、それぞれ独立に、ハロゲン;ヒドロキシ;アミノ;シアノ;ニトロ;オキソ; 1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状または分枝状(C1〜C6)アルキル、ジハロアルキル、アザアルキル、オキサアルキル、アルキルカルボニル、オキサアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルケニル、オキサアルケニル、アザアルケニル、アルケニルカルボニル、オキサアルケニルカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキルアミノ、メルカプトアルキル、アルコキシ、アルキルチオ基を表し、2個のY2基は、スピロまたは縮合接合点を有する5〜8員環を形成していてよい]。
但し、2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール、2−[4−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾールを除く。
【0024】
好ましい群の化合物は、式Iaの化合物である。
【0025】
【化3】

【0026】
式Iaの特定の実施形態は、
XがNであり、
3が、カルバモイルまたは1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C6)アルキル、オキサアルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、オキサアルキルアルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、オキサアルケニル、アルケニルカルボニル、オキサアルケニルカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、またはアルケニルアミノカルボニル基;Ar;Ar−アミノカルボニル;1個または2個のArで置換されており、1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝状(C1〜C4)アルキル、アルキルアミノ、アザアルキル、オキサアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、またはアルキルアミノカルボニル基;
【0027】
【化4】

【0028】
であり、
Qは、2個の窒素原子間または窒素原子と酸素原子の間に直接結合が形成されないようなものであり、カルボニル;アミノカルボニル;カルボニルアミノ、イミン;SO2;1個または複数のフッ素で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝状(C1〜C6)アルキルでよく、1個のメチレン基は、O、NRx、カルボニル、またはSO2で置き換えられていてよく、または引き続く2個のメチレン基は、カルボニルアミノ、アミノカルボニル、スルホニルアミノ、アミノスルホニル基で置き換えられていてもよい、
化合物の群である。
【0029】
式Iaの第二の特定の実施形態では、XはCHである。この実施形態の好ましい態様のもとでは、qは0であり、R3は、
【0030】
【化5】

【0031】
から選択される。
【0032】
以下ではG1と呼ぶ、式Iaに属する別の好ましい実施形態は、
qが1であり、R3
【0033】
【化6】

【0034】
である化合物の群である。
【0035】
1のうち、Qが、カルボニル;1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C6)アルキル、(C1〜C5)アルキルカルボニル、またはカルボニル(C1〜C5)アルキルである化合物は、好ましい実施形態をなす。
【0036】
代表的な一群の式Iの化合物の薬理活性は、以下に記載する2種のin vitroアッセイを使用して実証した。したがって、別の態様によれば、本発明は、その必要のある対象、好ましくはヒト対象に、有効量の式Iの化合物を投与することを含む、癌または骨粗鬆症の治療方法を対象とする。そのような方法を使用して治療することのできる癌の種類としては、限定はしないが、非小細胞肺癌;小細胞肺癌;乳癌;卵巣腫瘍;消化管腫瘍;髄芽細胞腫や神経膠芽腫などの脳の癌;前立腺癌;膵臓癌;基底細胞癌;悪性黒色腫;扁平上皮癌;多発性骨髄腫;リンパ腫;軟骨肉腫、腎臓の明細胞肉腫、横紋筋肉腫などの間葉性の癌;慢性骨髄性白血病;子宮内膜癌;肝細胞癌が挙げられる。
【0037】
一般に、式Iの化合物は、化合物をSmo受容体に結合させることによるヘッジホッグ経路の阻害の恩恵を受け得る、限定されないが、骨粗鬆症、ならびに非小細胞肺癌;小細胞肺癌;乳癌;卵巣腫瘍;消化管腫瘍;髄芽細胞腫や神経膠芽腫などの脳の癌;前立腺癌;膵臓癌;基底細胞癌;悪性黒色腫;扁平上皮癌;多発性骨髄腫;リンパ腫;軟骨肉腫、腎臓の明細胞肉腫、および横紋筋肉腫などの間葉性の癌;慢性骨髄性白血病;子宮内膜癌;肝細胞癌から選択される癌を含めた任意の疾患、状態、または機能不全の治療に使用することができる。
【0038】
治療で用いる化合物の投与量は、例えば、投与経路、疾患の種類および重傷度に応じて様々となり得る。一般に、ヒトにおける許容される薬理効果は、0.01〜200mg/kgの範囲の1日投与量で得ることができる。
【0039】
更に別の態様では、本発明は、1種または複数の式Iの化合物を薬学的に許容される担体および賦形剤と一緒に含有する医薬組成物に言及する。医薬組成物は、固体、半固体、または液体調製物の形、好ましくは溶液、懸濁液、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、シロップ、坐剤、エアロゾル、または制御送達系の形にすることができる。組成物は、経口、経皮、皮下、静脈内、筋肉内、直腸、および鼻腔内を含めた様々な経路によって投与することができ、単位剤形にして製剤することが好ましい。経口の単位剤形は、約1mg〜約1000mgの本発明の化合物を含有してよい。
【0040】
遊離塩基の形にすることのできる化合物については、本発明は、その酸付加塩、好ましくは薬学的に許容される酸との塩も包含する。本発明は、化合物Iの分離された異性体およびジアステレオ異性体またはその混合物(たとえばラセミ混合物)も包含する。医薬組成物を調製するための原理および方法は、たとえば、Remington's Pharmaceutical Science、Mack Publishing Company、ペンシルヴェニア州イーストンに記載されている。
【0041】
式Iの化合物、その光学異性体またはジアステレオ異性体は、限定はしないが、キラルなマトリックスを用いるクロマトグラフィーおよび分別結晶を含めた、よく知られている手順に従って精製または分離することができる。
【0042】
化合物の合成および実験手順
本発明の化合物は、市販品として入手可能な化合物から出発し、以下の方法A〜Zによって述べるものを含めた様々な合成経路を使用して調製することができる。
【0043】
【化7】

【0044】
【化8】

【0045】
【化9】

【0046】
【化10】

【0047】
【化11】

【0048】
【化12】

【0049】
【化13】

【0050】
【化14】

【0051】
【化15】

【0052】
【化16】

【0053】
【化17】

【0054】
【化18】

【0055】
【化19】

【0056】
【化20】

【0057】
材料および方法
試薬および溶媒はすべて、市販品として入手した。空気および湿気に敏感な液状溶液は、シリンジで移した。反応の経過は、薄層クロマトグラフィー(TLC)および/または液体クロマトグラフィー−質量分析(LC−MS)によって追跡した。
【0058】
核磁気共鳴スペクトルはすべて、PFG ATB Broadbandプローブを備え付けたVarian Mercury Plus 400MHz分光計を使用して記録した。
【0059】
10分間法は、Waters Micromass ZQ(ESイオン化)およびWaters PDA 2996を備え付けたWaters 2795分離モジュールを使用し、Waters XTerra MS C18 3.5μm 2.1×50mmカラムを用いて実施した。
【0060】
分取HLPCは、Gradient Module Waters 2525バイナリポンプを備え、Waters Micromass ZQ (ES)またはWaters 2487 DADにつないだWaters 2767システムを使用し、Supelco Discovery HS C18 5.0μm 10×21.2mmカラムを用いて実施した。
【0061】
勾配は、0.1%ギ酸/水および0.1%ギ酸/アセトニトリルを使用してかけ、表記した実施時間で5/95から95/5の勾配とした。
【0062】
精製は、シリカゲルカートリッジISOLUTE Flash Siを用いて実施し、純度は95%超とした。
【0063】
TLC分析はすべて、シリカゲル(Merck 60 F254)上で実施し、スポットは、254nmでのUV可視化、およびKMnO4またはニンヒドリン染色によって見えるようにした。
【0064】
マイクロ波装置:Personal Chemistry、Emrys Optimizer、マイクロ波反応器、吸収は、通常の予備撹拌時間10秒にセットした。
【実施例】
【0065】
例1:(2−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−エチル)−ジメチル−アミン
2−クロロ−5−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−安息香酸エチルエステル
方法A−工程a エチル5−ブロモ−2−クロロベンゾエート(0.80g、3.04mmol)、rac−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)(0.19g、0.30mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(Pd2(dba)3)(0.28g、0.30mmol)および炭酸セシウム(Cs2CO3)(1.39g、4.26mmol)をシュレンク管に入れ、窒素/真空サイクルの繰返しで30分間パージした。次いで、乾燥トルエン(6mL)および1−(2−ジメチルアミノエチル)ピペラジン(0.55mL、3.65mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、一晩中85℃で加熱し、次いで、室温まで冷却した。溶液をEtOAc(30mL)で希釈し、不溶解物質を濾別し、濾液を飽和ブライン(15mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得て、これをフラッシュクロマトグラフィー(溶離液勾配:EtOAc、EtOAc:MeOH/1:1、EtOAc:MeOH:MeOH中のNH3(2M)/1:1:0.2)で精製し、0.30gの標記化合物を得た(30%)。
【0066】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.28(3H,t)、2.12(6H,s)、2.32〜2.42(4H,m)、2.47〜2.51(4H,m)、3.11〜3.14(4H,m)、4.27(2H,q)、7.06〜7.09(1H,m)、7.18〜7.19(1H,m)、7.30〜7.32(1H,m)。
【0067】
2−クロロ−5−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−安息香酸
方法A−工程b EtOH(6mL)中の2−クロロ−5−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−安息香酸エチルエステル(0.46g、1.36mmol)およびNaOH 10%(2mL)の溶液を還流で一晩中加熱し、次いで、反応混合物を室温まで冷却し、有機溶媒を減圧下で蒸発により濃縮した。得られた溶液を1N HClの滴下で中和し、次いで、水を減圧下で蒸発させた。得られた残渣をEtOH(10mL)に溶解し、不溶解物質を濾別し、濾液を室温で、減圧下で濃縮して、更なる精製なしで、0.24gの標記化合物(58%)を得た。
【0068】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 2.27(6H,s)、2.46〜2.55(8H,m)、3.04〜3.06(4H,m)、7.76〜7.79(1H,m)、6.92〜6.93(1H,m)、7.07〜7.09(1H,m)。
【0069】
N−(2−アミノ−フェニル)−2−クロロ−5−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−ベンズアミド
方法A−工程c 2−クロロ−5−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−安息香酸(0.40g、1.29mmol)の乾燥DMF(5mL)中溶液に、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドヒドロクロリド(EDC)(0.25g、1.29mmol)を添加し、続いて、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(1−HOBt)(0.11g、0.77mmol)およびジメチル−ピリジン−4−イル−アミン(DMAP)(0.08g、0.64mmol)を添加した。室温で、3時間撹拌後に、1,2−フェニレンジアミン(0.21g、1.93mmol)を添加し、得られた混合物を室温で、一晩中撹拌した。溶液を減圧下で蒸発させ、次いで、ジクロロメタン(20mL)で希釈し、飽和Na2CO3溶液で洗浄した(2×5mL)。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させた。得られた固体をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン:MeOH:MeOH中のNH3(2M)/9:0.5:0.5)で精製し、0.18gの標記化合物(35%)を得た。
【0070】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 2.13(6H,m)、2.35〜2.41(4H,m)、2.48〜2.53(4H,m)、3.14〜3.18(4H,m)、4.91(2H,br s)、6.54〜6.59(1H,m)、6.73〜6.75(1H,m)、6.92〜7.00(2H,m)、7.11〜7.12(1H,m)、7.23〜7.25(1H,m)、7.28〜7.33(1H,m)、9.62(1H,br s)。
【0071】
(2−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−エチル)−ジメチル−アミン
方法A−工程d N−(2−アミノ−フェニル)−2−クロロ−5−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−ベンズアミド(0.35g、0.87mmol)の酢酸(15mL)中溶液を85℃で、7時間加熱し、次いで、溶媒を減圧下で除去し、残渣をEt2Oで摩砕し、更なる精製なしで、固体として、0.25g(75%)の標記化合物を得た。
【0072】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 2.12(6H,s)、2.33〜2.42(4H,m)、2.49〜2.57(4H,m)、3.16〜3.19(4H,m)、7.07(1H,dd)、7.18〜7.23(2H,m)、7.33(1H,d)、7.38〜7.41(1H,m)、7.52(1H,d)、7.65〜7.67(1H,m)、12.60(1H,s)。m/z 384(M+H)+、保持時間=0.68。
【0073】
例2:4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−(3−カルボキシ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法B−工程b EtOH(50mL)中の4−(3−エトキシカルボニル−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(5.00g、14.95mmol)およびNaOH 10%(20mL)の溶液を3時間還流し、次いで、反応混合物を室温まで冷却し、有機溶媒を減圧下で蒸発させた。得られた溶液を1N HClの滴下で中和し、水性溶液をEtOAcで抽出した(3×50mL)。一緒にした有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、更なる精製なしで、3.90gの標記化合物(85%)を得た。
【0074】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.40(9H,s)、3.15〜3.18(4H,m)、3.47〜3.49(4H,m)、7.27〜7.29(1H,m)、7.32〜7.37(1H,m)、7.42〜7.44(1H,m)、7.54(1H,br s)。
【0075】
4−[3−(2−アミノ−フェニルカルバモイル)―フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法B−工程c 4−(3−カルボキシ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(5.80g、18.95mmol)および1,1−カルボニルジイミダゾール(CDI)(3.07g、18.95mmol)のアセトニトリル(120mL)中溶液を室温で、3時間撹拌し、次いで、1,2−フェニレンジアミン(2.25g、20.85mmol)を添加した。得られた懸濁液を3時間還流し、次いで、室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣をジクロロメタン(200mL)で希釈し、水で洗浄し(3×40mL)、有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させた。粗生成物をEtOAcから再結晶化させて、2.99g(40%)の標記化合物を得た。
【0076】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.40(9H,m)、3.15〜3.17(4H,m)、3.45〜3.47(4H,m)、4.85(2H,br s)、6.56〜6.60(1H,m)、6.75〜6.77(1H,m)、6.93〜6.97(1H,m)、7.11〜7.14(2H,m)、7.30〜7.34(1H,m)、7.38〜7.40(1H,m)、7.51(1H,br s)、9.60(1H,br s)。
【0077】
4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法B−工程d 4−[3−(2−アミノ−フェニルカルバモイル)―フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.20g、3.03mmol)の酢酸(12mL)中溶液を55℃で、一晩中加熱し、次いで、溶媒を減圧下で除去した。得られた固体をEt2Oで摩砕し、更なる精製なしで、白色固体として標記化合物を得た(0.90g、79%)。
【0078】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.41(9H,m)、3.19〜3.21(4H,m)、3.48〜3.50(4H,m)、7.05〜7.08(1H,m)、7.17〜7.18(2H,m)、7.35〜7.40(1H,m)、7.51〜7.73(4H,m)、12.80(1H,br s)。m/z 379(M+H)+;保持時間=2.58。
【0079】
例3:2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド
2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド
方法B−工程e 4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.80g、4.76mmol)のMeOH(2mL)中溶液に、Et2O(8ml)中の2M HClを添加し、得られた混合物を室温で6時間撹拌した。
【0080】
次いで、溶媒を減圧下で除去し、得られた塩をEt2Oで摩砕し、ジヒドロクロリド塩として、1.66g(100%)の標記化合物を得た。
【0081】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 3.34〜3.37(4H,m)、3.54〜3.57(4H,m)、7.34〜7.37(1H,m)、7.52〜7.58(4H,m)、7.74〜7.77(3H,m)。m/z 279(M+H)+;保持時間=0.26。
【0082】
例4:{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−メタノン
{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−メタノン
方法B−工程f 1−メチルピペリジン−4−カルボン酸ヒドロクロリド(0.13g、0.72mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(0.16mL、0.72mmol)のアセトニトリル(8mL)中溶液に、CDI(0.12g、0.72mmol)を添加し、得られた懸濁液を室温で5時間撹拌した。次いで、2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド(0.20g、0.57mmol)を添加し、得られた溶液を65℃で、一晩中加熱した。次いで、溶液を室温まで冷却し、溶媒を除去した。粗生成物をジクロロメタン(15mL)に再溶解し、飽和NaHCO3溶液(6mL)を撹拌しながら添加した。次いで、得られた沈殿物を濾過し、水(3mL)およびジエチルエーテル(5mL)で洗浄し、減圧下で乾燥し、0.20g(87%)の標記化合物を得た。
【0083】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.80〜1.84(4H,m)、2.19〜2.26(2H,m)、2.35(3H,s)、2.79〜2.83(1H,m)、2.99〜3.02(2H,m)、3.28〜3.33(4H,m)、3.78〜3.79(4H,m)、7.10〜7.15(1H,m)、7.24〜7.27(2H,m)、7.40〜7.44(1H,m)、7.55〜7.59(3H,m)、7.73〜7.74(1H,m)。m/z 404(M+H)+;保持時間=1.10。
【0084】
例5:2−{3−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−イルメチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−1H−ベンゾイミダゾールホルメート
2−{3−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−イルメチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−1H−ベンゾイミダゾール
方法B−工程g {4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−メタノン(0.12g、0.35mmol)の乾燥THF(4mL)中溶液に、THF中のボラン−硫化メチル錯体((CH32S.BH3)(0.07mL、0.74mmol)を添加し、得られた懸濁液を60℃で、一晩中加熱した。次いで、反応を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去し、1N HCl(3mL)を残渣に添加した後に、100℃で5時間加熱した。次いで、反応を室温まで冷却し、10%NaOHで中和し、ジクロロメタンで抽出した(3×10mL)。一緒にした有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を得て、これを分取HPLCで精製し、0.08g(69%)の標記化合物を得た。
【0085】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.55〜1.61(2H,m)、2.01〜2.06(3H,m)、2.63〜2.81(5H,m)、2.94〜3.00(2H,m)、3.09〜3.11(4H,m)、3.43〜3.48(6H,m)、7.08〜7.11(1H,m)、7.26〜7.28(2H,m)、7.38〜7.42(1H,m)、7.57〜7.63(3H,m)、7.70〜7.71(1H,m)、8.36(3H,s)。m/z 390(M+H)+;保持時間=0.21。
【0086】
例6:4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法C−工程a 4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.83g、2.20mmol)(方法Bに記載された通りに得られた)およびNaH 60%油(0.11g、4.39mmol)のTHF(10mL)中混合物を室温で、1時間撹拌した。ヨウ化メチル(0.27mL、4.39mmol)を添加し、得られた溶液を一晩中撹拌した。水(15mL)を反応溶液に添加し、次いで、懸濁液を1N HClで中和し、EtOAcで抽出した(3×40mL)。一緒にした有機層を乾燥し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をEt2Oで摩砕し、得られた固体を濾過し、0.76g(88%)の標記化合物を得た。
【0087】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.40(9H,m)、3.18〜3.20(4H,m)、3.45〜3.48(4H,m)、3.85(3H,br s)、7.14〜7.15(1H,m)、7.22〜7.29(3H,m)、7.33(1H,br s)、7.39〜7.42(1H,m)、7.60〜7.62(1H,m)、7.65〜7.67(1H,m)。m/z 393(M+H)+;保持時間=2.56。
【0088】
例7:1−メチル−2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド
1−メチル−2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド
方法C−工程b 4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.30g、3.32mmol)のMeOH(4mL)中溶液に、Et2O(9ml)中の2M HClを添加し、得られた溶液を室温で6時間撹拌した。
【0089】
次いで、溶媒を減圧下で除去し、得られた塩をEt2Oで摩砕し、ジヒドロクロリド塩として、1.21g(100%)の標記化合物を得た。
【0090】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 3.42〜3.44(m,4H)、3.60〜3.63(m,4H)、4.13(s,3H)、7.41〜7.48(m,2H)、7.53〜7.55(m,1H)、7.65〜7.73(m,3H)、7.85〜7.88(m,1H)、7.97〜7.99(m,1H)。m/z 293(M+H)+;保持時間=0.30。
【0091】
例8:シクロプロピル−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−メタノン
シクロプロピル−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−メタノン
方法C−工程c シクロプロパンカルボン酸(0.06g、0.68mmol)のアセトニトリル(8mL)中溶液に、CDI(0.11g、0.68mmol)を添加し、得られた懸濁液を室温で5時間撹拌した。次いで、1−メチル−2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド(0.20g、0.55mmol)を添加し、得られた溶液を65℃で一晩中加熱した。次いで、反応を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物をジクロロメタン(15mL)に再溶解し、飽和NaHCO3溶液で洗浄した(2×3mL)。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:EtOAc、100%シクロヘキサンから100%酢酸エチルまでの勾配)で精製し、0.17g(85%)の標記化合物を得た。
【0092】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 0.82〜0.84(2H,m)、0.89〜0.91(2H,m)、1.99〜2.00(1H,m)、3.24〜3.28(2H,m)、3.29〜3.35(2H,m)、3.67〜3.78(2H,m)、3.85(3H,br s)、3.89〜3.95(2H,m)、7.16〜7.22(1H,m)、7.28〜7.35(3H,m)、7.44(1H,t)、7.51〜7.53(1H,m)、7.66〜7.68(1H,m)。m/z 361(M+H)+;保持時間=1.75。
【0093】
例9:2−{3−[4−シクロプロピルメチル−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾールホルメート
2−{3−[4−シクロプロピルメチル−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール
方法C−工程d シクロプロピル−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−メタノン(0.17g、0.47mmol)の乾燥THF(3.50mL)中溶液に、THF中の(CH32S.BH3(0.11mL、1.18mmol)を添加し、得られた懸濁液を65℃で、一晩中加熱した。次いで、反応溶液を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去し、1N HCl(3mL)を残渣に添加した後に、100℃で6時間加熱した。反応を室温まで冷却し、次いで、15% NaOHの滴下によって塩基性とし、EtOAcで抽出した(3×10mL)。一緒にした有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を得て、これを分取HPLCで精製し、0.05g(32%)の標記化合物を得た。
【0094】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 0.42〜0.46(2H,m)、0.74〜0.78(2H,m)、1.14〜1.17(1H,m)、3.06〜3.08(2H,m)、3.47(4H,br s)、3.57(4H,br s)、3.86(3H,s)、7.21〜7.38(5H,m)、7.47〜7.55(2H,m)、7.68〜7.70(1H,m)、8.33(2H,s)。m/z 347(M+H)+;保持時間=0.65。
【0095】
例10:3−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル
3−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法D、E−工程a モルホリン−3,4−ジカルボン酸−4−tert−ブチルエステル(0.16g、0.71mmol)のアセトニトリル(8mL)中溶液に、CDI(0.16g、0.71mmol)を添加し、得られた懸濁液を室温で一晩中撹拌した。1−メチル−2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド(0.20g、0.55mmol)(方法Cに記載された通りに得られた)およびDIPEA(0.19mL、1.10mmol)を添加し、得られた溶液を65℃で一晩中加熱した。次いで、反応を室温まで冷却し、溶媒を除去し、粗生成物をジクロロメタン(15mL)で溶解し、飽和NaHCO3溶液で洗浄した(2×3mL)。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサンからシクロヘキサン:EtOAc 2:1までの勾配)で精製し、0.11g(40%)の標記化合物を得た。
【0096】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.44(9H,br s)、3.30〜3.89(16H,br m)、4.02〜4.18(2H,m)、7.20〜7.26(2H,m)、7.30〜7.37(3H,m)、7.47(1H,t)、7.55〜7.57(1H,m)、7.67〜7.68(1H,m)。m/z 506(M+H)+;保持時間=2.24。
【0097】
例11:{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−モルホリン−3−イル−メタノンヒドロクロリド
{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−モルホリン−3−イル−メタノン
方法D−工程b 3−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.15g、0.30mmol)のEt2O(3mL)中の2M HCl溶液を室温で、一晩中撹拌した。
【0098】
沈殿物を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、固体を水(15mL)に溶解し、ジクロロメタンで洗浄した(2×3mL)。次いで有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、0.09g(79%)の標記化合物を得た。
【0099】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 2.81(2H,d)、3.12〜3.25(7H,m)、3.54〜3.65(4H,m)、3.72(3H,br s)、3.77〜3.89(2H,m)、7.04〜7.10(2H,m)、7.16〜7.24(3H,m)、7.32(1H,t)、7.38〜7.40(1H,d)、7.56〜7.58(1H,d)。m/z 406(M+H)+;保持時間=0.52。
【0100】
例12:{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−(4−メチル−モルホリン−3−イル)−メタノン
{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−(4−メチル−モルホリン−3−イル)−メタノン
方法D−工程c {4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−モルホリン−3−イル−メタノン(0.08g、0.20mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(NaB(OAc)3H)(0.17g、0.79mmol)のジクロロエタン(2mL)中懸濁液に、ホルムアルデヒド 37%(0.64mL、7.90mmol)を添加した。反応混合物を室温で、一晩中撹拌し、飽和Na2CO3溶液(3mL)でクエンチし、次いで、ジクロロメタンで抽出した(4×2mL)。一緒にした有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、黄色油(0.08g、97%)を得た。
【0101】
1H−NMR(MHz,CD3OD):δ 2.24(3H,s)、2.33〜2.39(1H,m)、2.78〜2.82(1H,m)、3.25〜3.28(2H,m)、3.30〜3.32(2H,m)、3.34〜3.37(1H,m)、3.47〜3.52(1H,m)、3.62〜3.68(1H,m)、3.76〜3.85(4H,m)、3.87(3H,s)、3.94〜3.96(2H,m)、7.18〜7.24(2H,m)、7.28〜7.36(3H,m)、7.44〜7.48(1H,m)、7.53〜7.55(1H,m)、7.66〜7.69(1H,m)。m/z 420(M+H)+;保持時間=1.12。
【0102】
例13:1−メチル−2−{3−[4−(4−メチル−モルホリン−3−イルメチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−1H−ベンゾイミダゾールホルメート
1−メチル−2−{3−[4−(4−メチル−モルホリン−3−イルメチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−1H−ベンゾイミダゾール
方法D−工程d {4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−(4−メチル−モルホリン−3−イル)−メタノン(0.06g、0.16mmol)の乾燥THF(2mL)中溶液に、窒素雰囲気下で室温においてリチウムアルミニウムヒドリド(LiAlH4)(0.02g、0.47mmol)を添加した。反応を還流で2時間加熱し、更にLiAlH4(0.01g、0.24mmol)を添加した。30分後に、溶液を室温まで冷却し、10% NaOH(3mL)でクエンチし、次いでジクロロメタンで抽出した(3×3mL)。一緒にした有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。次いで、粗生成物を分取HPLCで精製し、0.03g(41%)の標記化合物を得た。
【0103】
1H−NMR(MHz,CD3OD):δ 2.49〜2.54(1H,m)、2.66〜2.77(4H,m)、2.88〜2.94(1H,m)、2.96(3H,s)、3.09〜3.16(1H,s)、3.57〜3.63(1H,m)、3.29〜3.43(6H,m)、3.78〜3.86(1H,m)、3.88(3H,s)、3.92〜3.97(1H,m)、4.01〜4.05(1H,m)、7.16〜7.18(2H,m)、7.31〜7.39(3H,m)、7.38〜7.46(1H,m)、7.55〜7.58(1H,m)、7.67〜7.70(1H,m)、8.28(2H,s)。m/z 406(M+H)+;保持時間=0.92。
【0104】
例14:3−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イルメチル}−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルエステルホルメート
3−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イルメチル}−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法E−工程e 3−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.21g、0.42mmol)の乾燥THF(3mL)中溶液に、窒素雰囲気下で室温で、リチウムアルミニウムヒドリド(LiAlH4)(0.05g、1.27mmol)を添加した。反応を還流で2時間加熱した。次いで、溶液を室温まで冷却し、15% NaOHでクエンチし、次いでジクロロメタンで抽出した(3×10mL)。一緒にした有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。次いで、粗生成物を分取HPLCで精製し、0.09g(43%)の標記化合物を得た。
【0105】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.48(9H,s)、3.02〜3.25(6H,m)、3.39〜3.46(6H,m)、3.55〜3.59(1H,m)、3.76〜3.90(6H,m)、4.15〜4.35(1H,m)、7.20〜7.24(2H,m)、7.64〜7.41(3H,m)、7.45〜7.49(1H,m)、7.58〜7.60(1H,m)、7.69〜7.71(1H,m)。m/z 492(M+H)+;保持時間=1.45。
【0106】
例15:1−メチル−2−[3−(4−モルホリン−3−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール
1−メチル−2−[3−(4−モルホリン−3−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール
方法E−工程f 3−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イルメチル}−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.07g、0.15mmol)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、Et2O(3mL)中の2M HClを添加し、得られた溶液を室温で7時間撹拌した。
【0107】
得られた沈殿物を濾別し、ジエチルエーテルで洗浄し、次いで分取HPLCで精製した。画分を最終的なホルミル化を避けるために、K2CO3で塩基性化し、次いで溶媒を減圧下で除去した。次いで、粗生成物をジクロロメタン(15mL)で回収し、有機層を水で洗浄し(3×4mL)、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、0.02g(37%)の標記化合物を得た。
【0108】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 2.11〜2.24(2H,m)、2.48〜2.58(3H,m)、2.71〜2.76(2H,m)、2.83〜2.89(1H,m)、2.98〜3.06(1H,m)、3.19〜3.24(4H,m)、3.28〜3.38(2H,m)、3.62〜3.71(2H,m)、3.86(3H,s)、7.08〜7.12(1H,m)、7.17〜7.30(4H,m)、7.35〜7.40(1H,m)、7.58〜7.67(2H,m)。m/z 392(M+H)+;保持時間=0.77。
【0109】
例16:(2−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
(2−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
方法F−工程a N−(tert−ブトキシカルボニル)−グリシン(0.13g、0.74mmol)のアセトニトリル(8mL)中溶液に、CDI(0.12g、0.68mmol)を添加し、得られた懸濁液を室温で、一晩中撹拌した。次いで、2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド(0.20g、0.57mmol)(方法Bに記載された通りに得られた)およびDIPEA(0.20mL、1.14mmol)を添加し、得られた溶液を65℃で一晩中加熱した。次いで、反応を室温まで冷却し、溶媒を除去し、粗生成物をジクロロメタン(15mL)で回収し、飽和NaHCO3溶液で洗浄した(2×3mL)。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:EtOAc/2:1)で精製し、0.14g(56%)の標記化合物を得た。
【0110】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.46(9H,s)、3.29〜3.36(4H,m)、3.69〜3.71(2H,m)、3.67〜3.80(2H,m)、4.00(2H,s)、7.13〜7.16(1H,m)、7.24〜7.27(2H,m)、7.42(1H,t)、7.56〜7.62(3H,m)、7.73〜7.74(1H,m)。m/z 436(M+H)+;保持時間=2.13。
【0111】
例17:2−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−エチルアミン
2−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−エチルアミン
方法F−工程b (2−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.12g、0.28mmol)の乾燥THF(3.50mL)中溶液に、THF(0.06mL、0.69mmol)中の(CH32S.BH3を添加し、得られた懸濁液を65℃で一晩中加熱した。次いで、反応を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去し、1N HCl(3mL)を残渣に添加した後に、100℃で6時間加熱した。反応を室温まで冷却し、次いで15% NaOHの滴下で塩基性とし、得られた白色固体を濾過し、水およびジエチルエーテルで洗浄し、0.06g(73%)の標記化合物を得た。
【0112】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 2.60〜2.70(6H,m)、2.98〜3.01(2H,m)、3.30〜3.34(6H,m)、7.10(1H,d)、7.24〜7.26(2H,m)、7.39(1H,t)、7.52(1H,d)、7.53〜7.60(2H,m)、7.73(1H,br s)。m/z 322(M+H)+;保持時間=0.22。
【0113】
例7:1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−オール
8−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン
方法Aで使用されたものと同じ手順を1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカンヒドロクロリドから出発して使用した
1.25gの標記化合物を得た(77%、最終工程)。
【0114】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.70(4H,br s)、3.31〜3.34(4H,m)、3.90(4H,br s)、7.09〜7.12(1H,m)、7.19〜7.21(2H,m)、7.37〜7.40(2H,m)、7.60(2H,br s)、12.62(1H,s)。
【0115】
1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−オン
方法G、H−工程a 8−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン(2.00g、5.42mmol)の水(50mL)中懸濁液へ、H2SO4(2.50mL)を滴下し、得られた溶液を室温で、72時間撹拌した。溶液をNa2CO3で中和し、得られた油は、水中に放置することによって固化した。沈殿物を濾過し、乾燥して、1.60g(90%)の標記化合物を得た。
【0116】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 2.43(4H,t)、3.68(4H,t)、7.22〜7.25(1H,m)、7.33〜7.36(2H,m)、7.46〜7.50(2H,m)、7.69〜7.71(2H,m)。
【0117】
例18:1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−オール
1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−オール
方法G−工程b 1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−オン(0.05g、0.17mmol)のメタノール(50mL)中懸濁液へ、水素化硼素ナトリウム(NaBH4)(0.01g、0.17mmol)を添加し、得られた混合物を室温で、1時間撹拌し、次いで数滴の水でクエンチした。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をEtOAc(5mL)に溶解し、濾過し、次いで、有機相を減圧下で蒸発させ、0.02g(36%)の標記化合物を得た。
【0118】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.43〜1.45(2H,m)、1.78〜1.80(2H,m)、2.89〜2.94(2H,m)、3.56〜3.64(3H,m)、4.68(1H,d)、7.06〜7.08(1H,m)、7.18〜7.21(2H,m)、7.33〜7.40(2H,m)、7.52(1H,d)、7.66(1H,d)、12.59(1H,s)。m/z 328(M+H)+;保持時間=1.55。
【0119】
例19:2−[5−(4−アゼパン−1−イル−ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール
2−[5−(4−アゼパン−1−イル−ピペリジン−1−イル)−2−クロロ−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール
方法H−工程c 1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−オン(0.10g、0.31mmol)のジクロロメタン(2mL)中懸濁液へ、アゼパン(0.05mL、0.46mmol)を添加した。室温で、30分間撹拌した後に、1滴の酢酸を添加し、1時間後に、更に、アゼパンのアリコート(0.05mL、0.46mmol)を添加し、続いて、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(NaB(OAc)3H)(0.10g、0.46mmol)を添加した。反応混合物を室温で、一晩中撹拌し、次いで、溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をジクロロメタン(10mL)に溶解した。この溶液へ、PS−イソシアネート樹脂(PS−NCO)(Argonaut、0.93mmol/gの導入)を添加し、次いで、混合物を室温で、一晩中振盪し、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、固体残渣を得て、これをEtOAcおよびEt2Oで洗浄し、次いで乾燥して所望の生成物を得た(0.07g、58%)。
【0120】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.45〜1.50(9H,m)、1.74(2H,d)、2.61〜2.74(6H,m)、3.31(2H,s)、3.78(2H,d)、7.06〜7.08(1H,m)、7.20〜7.22(2H,m)、7.33〜7.38(2H,m)、7.52(1H,d)、7.66(1H,d)、12.60(1H,s)。m/z 409(M+H)+;保持時間=1.32。
【0121】
例20:1−(4−{4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−エタノン
2−(3−ブロモ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール
方法I、J、K−工程a o−フェニレンジアミン(81.8g、756.6mmol)およびシュウ酸(3.40g、37.8mmol)を80℃に予め温めたエタノール/水 1:1(2L)に、完全に溶解した。次いで、3−ブロモベンズアルデヒド(44.1mL、378.3mmol)を溶液へ滴下した。反応混合物を2日間(fort two days)の開放空気に向けて、70℃で一晩中撹拌した。固体を濾別し、メタノール(150mL)で摩砕し、淡黄色固体としての生成物を得た(27.50g)。3.8gの生成物を母液から回収した。合計収率31.30g(30%)。
【0122】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 7.24(2H,m)、7.54(2H,m)、7.70(m,2H)、8.19(1H,m)、8.37(1H,t)、13.2(1H,s)。m/z 273(M+H)+;保持時間=8.60。
【0123】
2−(3−ブロモ−フェニル)−1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール
方法I、J、K−工程b オートクレーブ中に、2−(3−ブロモ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(14.10g、51.6mmol)、50% 水性NaOH(8.3mL、154.8mmol)、TEBAC(0.58g、2.5mmol)およびTHF(120mL)を入れた。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、出発物質を完全に転換させるまでクロロジフルオロメタンを泡立てた(2bar、約3時間)。混合物をDCM(100mL)で希釈し、有機相をデカントし、Na2SO4で乾燥した。溶媒を減圧下で蒸発させ、暗赤色油を得て、これをシリカバーサフラッシュ(silica versaflash)(1gの生成物/30gのシリカ)でのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン95:AcOEt 5〜シクロヘキサン7:AcOEt 3までの勾配)で精製し、14.30gの標記化合物を得た(86%)。
【0124】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 7.45(2H,m)、7.59(1H,t);7.75(1H,m)、7.83(2H,m)、7.95(1H,m)、8.09(1H,s)。m/z 323(M+H)+;保持時間=8.60。
【0125】
1−(4−{4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−エタノン
方法J−工程c 2−(3−ブロモ−フェニル)−1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール(0.10g、0.31mmol)、炭酸セシウム(0.14g、0.43mmol)、rac−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)(0.007g、0.01mmol)およびトリス−(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(0)(0.004g)を7mLの密閉ガラスビンに入れ、窒素/真空サイクルの繰返しで10分間パージした。乾燥トルエン(0.6mL)およびN−アセチルホモピペラジン(0.05mL、0.37mmol)を添加し、反応混合物を撹拌しながら、24時間、85℃で加熱した。
【0126】
反応を室温まで冷却し、SCXカートリッジ(2g)(溶離液:DCM/メタノール 1:1)を通して濾過した。有機層を減圧下で濃縮し、分取HPLCで精製し、58mgの標記化合物を得た(48%)。
【0127】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.95〜2.08(5H,m)、3.48〜3.55(2H,m)、3.65〜3.77(4H,m)、3.80〜3.84(2H,m)、6.93〜6.95(1H,m)、7.04〜7.11(2H,m)、7.41〜7.67(4H,m)、7.73〜7.82(2H,m)。m/z 385(M+H)+;保持時間=3.30。
【0128】
例21:1−ジフルオロメチル−2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールヒドロクロリド
4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル−)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法K−工程d 2−(3−ブロモ−フェニル)−1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール(1.00g、3.10mmol)、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.75g、4.02mmol)および炭酸セシウム(5.04g、15.48mmol)を乾燥250mL丸底フラスコに入れ、窒素/真空サイクルの繰返しで30分間パージし、乾燥トルエン(50mL)を添加した。同時に、酢酸パラジウム(139mg、0.62mmol)、およびrac−2,2’ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)(0.58g、0.30mmol)を乾燥100mL丸底フラスコに入れ、窒素/真空サイクルの繰返しで30分間パージした。
【0129】
乾燥トルエン(50mL)を添加し、この懸濁液を10分間撹拌した後に、最初の丸底フラスコに添加した。反応混合物を窒素下で一晩中還流し、室温まで冷却した。混合物を濾過し、不溶解物質をEtOACで洗浄した(3×20mL)。有機溶液を減圧下で濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt、100%のシクロヘキサン〜シクロヘキサン5:AcOEt 1までの勾配)で精製し、1.10gの標記化合物を得た(83%)。
【0130】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.41(9H,s)、3.19〜3.22(4H,m)、3.46〜3.48(4H,m)、7.08〜7.10(1H,m)、7.20〜7.23(2H,m)、7.37〜7.46(3H,m)、7.71〜7.80(3H,m)
m/z 429(M+H)+;保持時間=4.53。
【0131】
1−ジフルオロメチル−2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール
方法K−工程e 4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル−)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.10g、2.57mmol)のDCM(2mL)中溶液に、Et2O(11mL)中の2M HClを添加し、得られた懸濁液を室温で、一晩中撹拌した。沈殿物を濾過し、得られた塩をEt2Oで摩砕し(3×20mL)、塩酸塩として、1.02g(100%)の標記化合物を得た。
【0132】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 3.21(4H,bs)、3.47〜3.50(4H,m)、7.11〜7.20(1H,m)、7.25〜7.30(2H,m)、7.41〜7.51(3H,m)、7.74〜8.02(3H,m)、9.35(2H,bs)。m/z 329(M+H)+;保持時間=1.77。
【0133】
例22:1−{4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−2−メチル−プロパン−1−オン
1−{4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−2−メチル−プロパン−1−オン
方法K−工程f CDI(0.05g、0.32mmol)をイソ酪酸(0.029g、0.32mmol)のアセトニトリル(2.50mL)中溶液に添加した。得られた溶液を室温で5時間撹拌した。
【0134】
1−ジフルオロメチル−2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(0.10g、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(0.05mL、0.27mmol)を添加し、反応を65℃で、一晩中加熱した。反応を室温まで冷却し、溶媒を除去し、DCM(3mL)を添加した。有機溶液を水(2×2mL)および飽和Na2CO3溶液(2×2mL)で洗浄した。有機層を減圧(educed pressure)下で濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt、100%のシクロヘキサン〜シクロヘキサン3:AcOEt 1までの勾配)で精製し、0.067gの標記化合物を得た(61%)。
【0135】
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 1.09(6H,d)、2.77(1H,七重線)、3.21〜3.29(4H,m)、3.64〜3.75(4H,m)、7.04〜7.07(2H,m)、7.10〜7.41(5H,m)、7.70〜7.73(1H,m)、7.77〜7.81(1H,m)。m/z 399(M+H)+;保持時間=3.68。
【0136】
例23:4−{4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−{4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法K−工程g CDI(0.053mg、0.32mmol)をピペリジン−1,4−ジカルボン酸モノ−tert−ブチルエステル(0.074g、0.32mmol)のアセトニトリル(2.50mL)中溶液に添加した。得られた溶液を室温で5時間撹拌した。
【0137】
1−ジフルオロメチル−2−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(0.10g、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(0.05mL、0.27mmol)を添加し、反応を65℃で一晩中加熱した。反応を室温まで冷却し、溶媒を除去し、DCM(3mL)を添加した。有機溶液を水(2×2mL)および飽和Na2CO3溶液(2×2mL)で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt、100%のシクロヘキサン〜シクロヘキサン3:AcOEt 1までの勾配)で精製し、0.067gの標記化合物を得た(70%)。
【0138】
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 1.39(9H,s)、1.60〜1.74(4H,m)、2.57〜2.77(3H,m)、3.21〜3.26(4H,m)、3.64〜3.74(4H,m)、4.10(2H,m)、7.04〜7.07(2H,m)、7.11〜7.41(5H,m)、7.71〜7.73(1H,m)、7.78〜7.82(1H,m)。m/z 540(M+H)+;保持時間=4.25。
【0139】
例24:{4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−ピペリジン−4−イル−メタノン
{4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−ピペリジン−4−イル−メタノン
方法K−工程h 4−{4−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.075g、0.14mmol)のDCM(0.5mL)中溶液に、Et2O(2.5mL)中の2M HClを添加し、得られた懸濁液を室温で6時間撹拌した。沈殿物を濾過し、Et2Oで摩砕した(3×20mL)。固体を分取HPLCで精製した。HPLC画分をK2CO3で中和し、濃縮した。DCM(5mL)および水(5mL)を添加し、有機相を分離し、濃縮して、44mgの標記化合物を得た(72%)。
【0140】
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 1,82〜2.15(4H,m)、2.72〜2.86(1H,m)、3.09〜3.34(6H,m)、3.48〜3.64(2H,m)、3.63〜3.83(4H,m)、7.09〜7.15(2H,m)、7.29〜7.30(2H,m)、7.37〜7.47(3H,m)、7.75〜7.78(1H,m)、7.81〜7.85(1H,m)。m/z 440(M+H)+;保持時間=2.03。
【0141】
例25:1−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル−]ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル
1−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル−]ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル
方法I−工程i 方法K、工程dに記載された同じ手順だが、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルに代えて、ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステルからの出発。定量的収率
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.26(3H,t)、1.77〜1.87(2H,m)、2.01〜2.05(2H,m)、2.50〜2.57(1H,m)、2.88〜2.94(2H,m)、3.76〜3.81(2H,m)、4.12〜4.17(2H,q)、7.09〜7.11(1H,m)、7.24〜7.26(1H,m)、7.29〜7.30(1H,m)、7.41〜7.81(6H,m)。m/z 400(M+H)+;保持時間=4.25。
【0142】
例26:{1−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−4−イル}−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノン
1−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル−]ピペリジン−4−カルボン酸
方法I−工程l NaOH粉末(0.24g、6.02mmol)を1−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル−]ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル(1.20g、3.01mmol)のエタノール:水 3:1中溶液に添加し、反応を80℃で一晩中加熱した。反応を室温まで冷却し、有機溶媒を減圧下での蒸発によって濃縮した。得られた溶液を6N HClの滴下によって中和した。淡褐色が沈殿し、それを濾別し、乾燥して、0.80gの標記化合物を得た(72%)。
【0143】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.83〜1.93(2H,m)、2.06〜2.11(2H,m)、2.52〜2.59(1H,m)、3.14〜3.17(2H,m)、3.71〜3.76(2H,m)、7.33〜7.35(1H,m)、7.40〜7.42(2H,m)、7.44〜7.78(6H,m)。m/z 372(M+H)+;保持時間=3.25。
【0144】
{1−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−4−イル}−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノン
方法I−工程m HATU(0.11g、0.30mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(0.09mL、0.54mmol)を1−[3−(1−ジフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル−]ピペリジン−4−カルボン酸(0.10g、0.27mmol)のジクロロメタン中懸濁液へ、室温で添加した。反応を35℃で一晩中加熱した。反応を室温まで冷却し、飽和Na2CO3溶液(2×4mL)および水(1×3mL)で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt、シクロヘキサン1:AcOEt 1〜100%AcOEt、最後にAcOEt:メタノール中の2.0N アンモニア 5:1までの勾配)で精製し、0.025gの標記化合物を得た(20%)。
【0145】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.79〜1.88(4H,m)、2.31(3H,s)、2.39〜2.48(4H,m)、2.80〜2.92(3H,m)、3.60〜3.68(4H,m)、3.85〜3.88(2H,m)、7.08〜7.10(1H,m)、7.20〜7.25(1H,m)、7.28〜7.29(1H,m)、7.40〜7.81(6H,m)。m/z 454(M+H)+;保持時間=2.00。
【0146】
例27:{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−ピロリジン−1−イル−メタノン
N−(2−アミノ−フェニル)−5−ブロモ−2−フルオロ−ベンズアミド
方法L、M−工程a 5−ブロモ−2−フルオロ−安息香酸(4.96g、22.6mmol)、ベンゼン−1,2−ジアミン(4.90g、45.3mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドヒドロクロリド(EDC)(5.21g、27.2mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(1−HOBt)(3.67g、27.2mmol)およびジメチル−ピリジン−4−イル−アミン(DMAP)(0.03g、0.2mmol)を100mLの丸底フラスコへ入れた。乾燥DMF(60mL)を添加し、反応を室温で一晩中撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、次いで、粗生成物をDCM(15mL)および0.4M Na2CO3溶液(15mL)で希釈した。白色沈殿物が形成され、それを濾別し、再度DCM(10mL)で洗浄し、乾燥し、4.96gの標記化合物を得た。溶液を集め、有機相を水性相から分離し、減圧下で濃縮した。別の沈殿物が形成され、それを濾別し、DCM(3mL)で洗浄し、別に0.68gの所望の化合物を得た。合計収率81%。
【0147】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 4.84〜5.14(2H,m)、6.54〜6.59(1H,m)、6.73〜6.76(1H,m)、6.93〜6.97(1H,m)、7.21〜7.24(1H,m)、7.31〜7.35(1H,m)、7.72〜7.76(1H,m)、9.62〜9.64(1H,m)。m/z 308/310(M+H)+;保持時間=1.87。
【0148】
2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール
方法L、M−工程b N−(2−アミノ−フェニル)−5−ブロモ−2−フルオロ−ベンズアミド(5.64g、18.3mmol)の酢酸(20mL)中懸濁液を60℃で加熱した。30分後に、懸濁液は溶液となり、それを一晩中放置した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をDCM(10mL)で摩砕し、濾別した。沈殿物をDCMで洗浄し(3×10mL)、乾燥して、4.76gの標記化合物を得た(89%)
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 7.24〜7.27(2H,m)、7.43〜7.48(1H,m)、7.63〜7.66(2H,m)、7.72〜7.76(1H,m)、8.33〜8.35(1H,m)。m/z 290/292(M+H)+;保持時間=1.85。
【0149】
2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール
方法L−工程c 鉱油(0.61g、25.5mmol)中のNaH 60%懸濁液を2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(3.70g、12.76mmol)の乾燥THF(100mL)中溶液に添加し、反応を室温で30分間撹拌した後に、ヨウ化メチル(1.19mL、19.1mmol)を添加した。反応を2時間撹拌しながら放置し、次いで、水(20mL)でクエンチした。溶液を濃縮し、次いで、AcOEt(30mL)を添加した。有機溶液を分離し、ブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して、3.80gの所望の化合物を得た(97%)。
【0150】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 3.76(3H,s)、7.31〜7.42(3H,m)、7.59〜7.61(1H,m)、7.70〜7.72(1H,m)、7.78〜7.82(1H,m)、7.85〜7.87(1H,m)。m/z 304/306(M+H)+;保持時間=1.80。
【0151】
{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−ピロリジン−1−イル−メタノン
方法L−工程d 方法J、工程cに記載された同じ手順に従ったが、2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾールおよびピペラジン−1−イル−ピロリジン−1−イル−メタノンから出発した。粗製反応混合物を分取HPLCで精製し、0.06gの標記化合物を得た(44%)。
【0152】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.82〜1.89(4H,m)、3.20〜3.23(4H,m)、3.40〜3.42(4H,m)、3.44〜3.47(4H,m)、3.77〜3.78(3H,m)、7.20〜7.22(1H,m)、7.24〜7.26(2H,m)、7.31〜7.40(2H,m)、7.57〜7.59(1H,m)、7.69〜7.71(1H,m)。m/z 408(M+H)+;保持時間=2.32。
【0153】
例28:4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法L−工程e 2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール(2.10g、6.9mmol)、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.16g、8.3mmol)、炭酸セシウム(3.14g、9.6mmol)、rac−2,2’ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)(0.17g、0.28mmol)およびトリス−(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.06g、0.07mmol)をシュレンク管に入れ、窒素/真空サイクルの繰返しで10分間パージした。乾燥トルエン(13mL)を添加し、反応を85℃で24時間撹拌した。反応を室温まで冷却し、AcOEt(20mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt、100%のシクロヘキサン〜シクロヘキサン2:AcOEt 1までの勾配)で精製し、1.14gの出発物質および0.70gの標記化合物を得た(54%)。
【0154】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.47(9H,s)、3.14〜3.17(4H,m)、3.57〜3.59(4H,m)、7.20〜7.26(3H,m)、7.30〜7.39(2H,m)、7.56〜7.58(1H,m)、7.68〜7.71(1H,m)。m/z 411(M+H)+;保持時間=1.90。
【0155】
例29:2−ジメチルアミノ−1−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン
2−(2−フルオロ−5−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール
方法L−工程f 4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.86g、1.71mmol)のDCM(2.0mL)中溶液に、Et2O(10mL)中の2.0M HClを添加し、得られた懸濁液を室温で一晩中撹拌した。沈殿物を濾別し、Et2Oで摩砕し(3×15mL)、標記化合物を得た(定量的収率)
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 3.22〜3.25(4H,m)、3.44〜3.47(4H,m)、3.94(3H,s)、7.43〜7.53(3H,m)、7.60〜7.67(2H,m)、7.87〜7.89(1H,m)、8.01〜8.03(1H,m)、9.42(2H,m)。m/z 311(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0156】
2−ジメチルアミノ−1−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン
方法L−工程g 方法L−工程hで使用された同じ手順
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 2.30(6H,s)、3.18〜3.25(6H,m)、3.74〜3.78(7H,m)、7.21〜7.28(3H,m)、7.31〜7.40(2H,m)、7.57〜7.59(1H,m)、7.69〜7.71(1H,m)。m/z 396(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0157】
例30:(S)−2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
(S)−2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法L−工程h CDI(0.05g、0.31mmol)をN−Boc−L−プロリン(0.07g、0.31mmol)のアセトニトリル(2.50mL)中溶液に添加した。得られた溶液を室温で、6時間撹拌した。
【0158】
2−(2−フルオロ−5−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール(0.10g、0.26mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(0.09mL、0.52mmol)を添加し、反応を65℃で一晩中加熱した。反応を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去し、DCM(3mL)を添加した。有機溶液を水(2×2mL)および飽和Na2CO3溶液(2×2mL)で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt、シクロヘキサン2:AcOEt 1〜100%AcOEtまでの勾配)で精製し、0.067gの標記化合物を得た(51%)。
【0159】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.40〜1.45(9H,m)、1.82〜1.97(3H,m)、2.23〜2.36(1H,m)、3.15〜3.29(4H,m)、3.42〜3.57(2H,m)、3.69〜3.85(7H,m)、4.72〜4.77(1H,m)、7.22〜7.29(3H,m)、7.31〜7.40(2H,m)、7.57〜7.59(1H,m)、7.69〜7.71(1H,m)。m/z 508(M+H)+;保持時間=2.63。
【0160】
例31:{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−(S)−ピロリジン−2−イル−メタノンヒドロクロリド
{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−(S)−ピロリジン−2−イル−メタノン
方法L−工程i (S)−2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.05g、0.10mmol)のDCM(0.5mL)中溶液に、Et2O(2.0mL)中の2M HClを添加し、得られた懸濁液を室温で一晩中撹拌した。反応を減圧下で濃縮し、次いで、水(4.0mL)を添加し、混合物を再度濃縮して、塩酸塩として、0.04gの標記化合物を得た(86%)。
【0161】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.85〜2.04(4H,m)、2.42〜2.51(1H,m)、3.60〜3.81(4H,m)、3.98〜3.99(3H,m)、3.23〜3.36(5H,m)、4.60〜4.69(1H,m)、7.32〜7.44(3H,m)、7.62〜7.68(2H,m)、7.77〜7.80(1H,m)、7.89〜7.93(1H,m)。m/z 408(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0162】
例32:1−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−フルオロ−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−2−ジメチルアミノ−エタノン
2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法M−工程l 鉱油(0.70g、17.34mmol)中のNaH 60%分散体を2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(3.87g、13.3mmol)の乾燥THF(140mL)中溶液に、窒素下で室温で添加した。10分後に、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.30g、13.3mmol)の乾燥THF(50mL)中溶液を添加し、反応を30時間放置した。水(40mL)を添加し、反応を減圧下で濃縮した。AcOEt(30mL)を添加し、有機層を分離した。水溶液をAcOEtで洗浄した(2×10mL)。有機層を集め、Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt、100%のシクロヘキサン〜シクロヘキサン10:AcOEt 1までの勾配)で精製し、4.7gの標記化合物を得た(90%)。
【0163】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.44(9H,s)、7.23〜7.27(1H,m)、7.41〜7.50(2H,m)、7.73〜7.77(2H,m)、7.84〜7.86(1H,m)、8.10〜8.12(1H,m)。m/z 392(M+H)+;保持時間=2.88。
【0164】
2−[5−(4−tert−ブトキシカルボニル−ピペラジン−1−イル)−2−フルオロ−フェニル]−ベンゾイミダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法M−工程m 2−(5−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−ベンゾイミダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.52g、6.5mmol)、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.56g、8.40mmol)および炭酸セシウム(10.50g、32.20mmol)を窒素下で乾燥500mL丸底フラスコに入れ、乾燥トルエン(140mL)を添加した。同時に、酢酸パラジウム(0.29g、1.30mmol)およびBINAP(1.20g、1.93mmol)を窒素下で乾燥250mL丸底フラスコに入れ、乾燥トルエン(140mL)を添加した。10分後に、BINAPおよび酢酸パラジウムを含む懸濁液を500mL丸底フラスコに添加した。反応混合物を窒素下、85℃で一晩中加熱し、室温まで冷却した。混合物を濾過し、不溶解物質をEtOACで洗浄した(3×20mL)。有機溶液を減圧下で濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt、100%のシクロヘキサン〜シクロヘキサン4:AcOEt 1までの勾配)で精製し、2.48gの標記化合物を得た(76%)。
【0165】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.36(9H,s)、3.08〜3.10(4H,m)、3.43〜3.46(4H,m)、7.12〜7.18(1H,m)、7.20〜7.25(2H,m)、7.38〜7.47(2H,m)、7.76〜7.78(1H,m)、7.97〜7.99(1H,m)。m/z 497(M+H)+;保持時間=2.93。
【0166】
2−(2−フルオロ−5−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール
方法M−工程n 2−[5−(4−tert−ブトキシカルボニル−ピペラジン−1−イル)−2−フルオロ−フェニル]−ベンゾイミダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.45g、0.91mmol)のDCM(1.0mL)中溶液に、Et2O(8.0mL)中の2M HClを添加し、得られた懸濁液を室温で、一晩中撹拌した。Et2O(5.0mL)中の2M HClを更に添加し、反応を撹拌しながら24時間放置した。沈殿物を濾別し、Et2Oで摩砕し(3×15mL)、0.21gの標記化合物を得た(55%)。
【0167】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 3.26(4H,bs)、3.49〜3.51(4H,m)、7.36〜7.40(1H,m)、7.45〜7.53(3H,m)、7.80〜7.84(2H,m)、7.91〜7.93(1H,m)、9.28(2H,bs)。m/z 297(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0168】
1−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−フルオロ−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−2−ジメチルアミノ−エタノン
方法M−工程o CDI(0.052g、0.32mmol)をN,N−ジメチルグリシン(0.033g、0.32mmol)のアセトニトリル(2.50mL)中溶液に添加した。次いで、得られた溶液を室温で5時間撹拌した。次いで、2−(2−フルオロ−5−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(0.10g、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(0.11mL、0.6mmol)を添加し、反応を65℃で一晩中加熱した。反応を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。DCM(2mL)を粗生成物に添加し、有機溶液を水(2×4mL)および飽和Na2CO3溶液(2×4mL)で洗浄し、濃縮した。粗製反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:MeOH:AcOEt、100%のAcOEt〜MeOH 0.6:AcOEt 4までの勾配)で精製し、0.049gの標記化合物を得た(43%)。
【0169】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 2.33(6H,s)、3.22〜3.29(4H,m)、3.29(2H,s)、3.77〜3.79(4H,m)、7.16〜7.24(2H,m)、7.26〜7.31(2H,m)、7.59〜7.70(2H,bp)、7.75〜7.77(1H,m)。m/z 382(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0170】
例33:4−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−フルオロ−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−ピペリジン−4−イル−メタノン
4−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−フルオロ−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法M−工程p CDI(0.047g、0.29mmol)をピペリジン−1,4−ジカルボン酸モノ−tert−ブチルエステル(0.07g、0.29mmol)のアセトニトリル(2.50mL)中溶液に添加した。得られた溶液を室温で、5時間撹拌した。2−(2−フルオロ−5−ピペラジン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(0.10g、0.27mmol)およびDIPEA(0.05mL、0.26mmol)を添加し、反応を65℃で一晩中加熱した。反応を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。DCM(2mL)を粗生成物に添加し、有機溶液を水(2×4mL)および飽和Na2CO3溶液(2×4mL)で洗浄し、濃縮した。粗製反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt、100%のシクロヘキサン〜100%AcOEtまでの勾配)で精製し、0.08gの標記化合物を得た(60%)。
【0171】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.45(9H,s)、1.55〜1.66(2H,m)、1.72〜1.76(2H,m)、2.82〜3.00(3H,m)、3.21〜3.31(4H,m)、3.77〜3.83(4H,m)、4.07〜4.17(2H,m)、7.17〜7.24(2H,m)、7.26〜7.31(2H,m)、7.55−.7.72(2H,m)、7.75〜7.78(1H,m)。
【0172】
4−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−フルオロ−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−ピペリジン−4−イル−メタノン
方法M−工程q 4−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−フルオロ−フェニル]−ピペラジン−1−カルボニル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.08g、0.16mmol)のDCM(1mL)中溶液に、Et2O(3.0mL)中の2M HClを添加し、得られた懸濁液を室温で、3日間撹拌した。反応を減圧下で濃縮し、水(8mL)を添加し、溶液を減圧下で濃縮した。固体を分取HPLCで精製した。HPLC画分をK2CO3で中和し、濃縮した。DCM(5mL)および水(5mL)を添加し、有機相を分離し、濃縮し、44mgの標記化合物を得た(72%)。
【0173】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.70〜1.80(4H,m)、2.73〜2.80(2H,m)、2.91〜2.98(1H,m)、3.13〜3.17(2H,m)、3.20〜3.28(4H,m)、7.15〜7.32(2H,m)、7.26〜7.31(2H,m)、7.62〜7.65(2H,m)、7.75〜7.77(1H,m)。m/z 408(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0174】
例34:2−エトキシ−N−{1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−4−イル}−アセトアミド
2−(3−ブロモフェニル)−1H−ベンズイミダゾール
方法N−工程a o−フェニレンジアミン(81.8g、756.6mmol)およびシュウ酸(3.4g、37.8mmol)を80℃に予め温めた、EtOH−H2O/1:1(2L)に、完全に溶解した。次いで、3−ブロモベンズアルデヒド(44.10mL、378.30mmol)を溶液へ滴下した。反応混合物を開放空気に向けて、70℃で一晩中撹拌した。翌日に固体を濾別し、MeOH(150mL)で摩砕し、淡黄色固体としての生成物を得た(27.50g)。3.8gを母液から回収した。合計収率31.30g(30%)。
【0175】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 7.24(2H,m)、7.54(2H,m)、7.70(m,2H)、8.19(1H,m)、8.37(1H,t)、13.2(1H,s)。m/z 273(M+H)+;保持時間=8.60。
【0176】
2−(3−ブロモ−フェニル)−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール
方法N−工程b 2−(3−ブロモフェニル)−1H−ベンズイミダゾール(7.8g、28.6mmol)を乾燥THF(300mL)中に完全に溶解し、次いで、NaH 60%m/m(1.49g、37.2mmol)を透明な黄色溶液へ分割添加した。淡褐色懸濁液を室温で、1時間撹拌し、次いでCH3I(2.5mL、40.0mmol)を滴下した。反応混合物を室温で一晩中撹拌した。反応をH2O(300mL)でクエンチし、EtOAcで抽出した(2×450mL)。有機抽出物をMgSO4で乾燥し、濾過し、蒸発させて、黄褐色固体としての化合物を得た(7.4g、70%)。
【0177】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 3.90(3H,s)、7.30(2H,m)、7.55(1H,t)、7.64(1H,d)、7.70(1H,d)、7.77(1H,m)、7.88(1H,m)、8.05(1H,m)。m/z=287[M+H]+、保持時間=7.70。
【0178】
{1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
方法N−工程c Ar雰囲気下で乾燥した4つ口丸底フラスコ中へ、BINAP(5.85g、9.4mmol)およびPd(OAc)2(1.41g、6.3mmol)を入れた。混合物をAr流下で10分間撹拌し、次いで、300mlの無水トルエンを添加した。その間に、Ar雰囲気下で乾燥した別の4つ口丸底フラスコへ、300mLの無水トルエンに予め溶解した2−(3−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール(9.0g、31.3mmol)、4−N−BOC−アミノピペリジン(8.18g、40.7mmol)およびCs2CO3(50.99g、156.5mmol)を入れた。混合物を約10分間撹拌し、次いで、最初のフラスコの内容物を二番目のフラスコ中に添加した。反応を還流温度で一晩中撹拌した。室温まで冷却した後に、懸濁液を、セライトパッドを伴うグーチ(gouch)で濾過した。透明な溶液を減圧下で蒸発させ、残渣をMTBEで摩砕し、白っぽい固体として、7.1g(55%)の純粋生成物を得た。
【0179】
1H−NMR(DMSO):1.39(s,9H);1.49(m,2H);1.82(m,2H);2.83(m,2H);3.44(bs,1H);3.75(m,2H);3.87(s,3H);6.86(d,1H);7.11〜7.67(m,8H)。m/z=407[M+H]+;保持時間=8.02。
【0180】
{1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−4−イルアミンヒドロクロリド
方法N−工程d {1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.00g、4.93mmol)のジクロロメタン(2mL)およびメタノール(1mL)中混合物へ、Et2O(25mL)中の2M HClを添加し、得られた混合物を室温で一晩中撹拌した。
【0181】
固体を濾別し、真空下で乾燥し、水(50mL)に再溶解し、ジクロロメタンで洗浄した(3×10mL)。水を減圧下で(under reduced)除去し、塩酸塩として、1.48g(89%)の標記化合物を得た。
【0182】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.67〜1.77(2H,m)、2.01〜2.04(2H,m)、2.95〜3.00(2H,m)、3.19〜3.26(1H,m)、3.89〜3.95(2H,m)、4.05(3H,s)、7.36〜7.44(2H,m)、7.55〜7.68(4H,m)、7.86〜7.89(1H,m)、8.04〜8.07(1H,m)、8.41(3H,bs)。m/z=307[M+H]+;保持時間=0.17。
【0183】
2−エトキシ−N−{1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−4−イル}−アセトアミド
方法N−工程e エトキシ酢酸(0.05mL、0.49mmol)のアセトニトリル(3mL)中溶液に、原液としてCDI(0.80g、0.49mmol)を添加し、得られた懸濁液を室温で3時間撹拌した。{1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−4−イルアミンヒドロクロリド(0.13g、0.41mmol)およびDIPEA(0.07mL、0.41mmol)を添加し、得られた溶液を70℃で一晩中加熱した。次いで、反応を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物をジクロロメタン(4mL)に再溶解し、飽和Na2CO3溶液(2mL)および水(2mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン:MeOH、100%のジクロロメタン〜95%ジクロロメタン:5% MeOHまでの勾配)で精製し、0.70g(44%)の標記化合物を得た。
【0184】
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 1.17(3H,t)、1.51〜1.61(2H,m)、1.96〜2.00(2H,m)、2.89〜2.95(2H,m)、3.50(2H,q)、3.67〜3.71(2H,m)、3.81(3H,s)、3.86(2H,s)、3.91〜4.01(1H,m)、6.44〜6.46(1H,m)、6.99〜7.01(1H,m)、7.05〜7.07(1H,m)、7.23〜7.35(5H,m)、7.77〜7.80(1H,m)。m/z=393[M+H]+;保持時間=1.67。
【0185】
例35:4−フルオロ−1’−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−[1,4’]ビピペリジニル
2−(3−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール
方法O、Oa−工程a 2−(3−ブロモフェニル)−1H−ベンズイミダゾール(方法N、工程aに記載されたもの)(7.8g、28.6mmol)を乾燥THF(300mL)に完全に溶解し、次いで、NaH 60%m/m(1.49g、37.2mmol)を透明な黄色溶液へ分割添加した。淡褐色懸濁液を室温で1時間撹拌し、次いで、CH3I(2.5mL、40.0mmol)を滴下した。反応混合物を室温で一晩中撹拌した。反応をH2O(300mL)でクエンチし、EtOAcで抽出した(2×450mL)。有機抽出物をMgSO4で乾燥し、濾過し、蒸発させて、黄褐色固体として、7.4gの標記化合物を得た(70%)。
【0186】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 3.90(3H,s)、7.30(2H,m)、7.55(1H,t)、7.64(1H,d)、7.70(1H,d)、7.77(1H,m)、7.88(1H,m)、8.05(1H,m)。m/z 287(M+H)+;保持時間=7.70。
【0187】
8−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デカン
方法O、Oa−工程b 磁気撹拌機を装着した、アルゴン雰囲気下で乾燥した4つ口丸底フラスコ中へ、BINAP(3.7g、5.9mmol、0.3当量)およびPd(OAc)2(0.9g、3.9mmol、0.2当量)を入れ、アルゴン流下で15分間放置した。その間に、磁気撹拌機、還流冷却器を装着した、アルゴン雰囲気下で乾燥した4つ口丸底フラスコ中で、2−(3−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール(5.6g、19.5mmol、1当量)を乾燥トルエン(300mL)に溶解し、次いで、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン(3.3mL、25.4mmol、1.3当量)、Cs2CO3(31.8g、97.5mmol、5当量)および触媒懸濁液を溶液に添加した。反応混合物を還流温度で一晩中撹拌し、LC−MSで転換を確認した。懸濁液を室温まで冷却し、次いで、セライトパッドを伴うグーチで濾過した。溶媒を蒸発させ、16.0gの赤褐色油を得て、これをCy:MTBE=85:15〜Cy:MTBE=15:85で溶出することによるシリカバーサフラッシュ(1gの生成物/30gのシリカ)での自動フラッシュクロマトグラフィーで精製し、黄色油として、2.3gの純粋生成物を得た(34%)。
【0188】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 1.70〜1.73(4H,m)、3.34〜3.37(4H,m)、3.84(3H,s)、3.90(4H,m)、7.11〜7.39(6H,m)、7.57〜7.58 /1H,m)、7.64〜7.65(1H,m)。m/z 350(M+H)+;保持時間=6.73。
【0189】
1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニル]ピペリジン−4−オン
方法O、Oa−工程c 8−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デカン(2.30g、6.60mmol)を120mLのTHFに溶解した。溶液をNaCl−氷浴で0℃に冷却し、次いで、HCl 6M(18mL、108mmol)を添加した。反応の進行をHPLC/MSで監視し、転換が完了するまで室温で撹拌した。溶液を減圧下で濃縮し、次いでNaOH 2M(80mL)で中和し、最後にEtOAcで抽出した(3×150mL)。有機抽出物を一緒に溜めて、MgSO4で乾燥し、濾過し、蒸発させて、淡黄色固体として、2gの透明な生成物を得た(92%)。
【0190】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 2.46(4H,t)、3.70(4H,t)、3.88(3H,s)、7.20〜76(8H,m)。m/z 306(M+H)+;保持時間=5.90。
【0191】
2−(5−ブロモ−2−クロロフェニル)−1H−ベンズイミダゾール
方法O、Oa−工程d
磁気撹拌機を備えた1つ口丸底フラスコ中へ、5−ブロモ−2−クロロ安息香酸(70.0g、297.3mmol)、o−フェニレンジアミン(64.3g、594.6mmol)およびメタンスルホン酸(140mL)を入れ、固体を溶融させるために、170℃まで加熱した。この系をこの温度で5時間撹拌し、次いで室温になるまで放置した。青色固体をNaOH 35%(200mL)で処理し、紫色懸濁液(pH 5)を得て、これを濾過し、NaOH 0.5M(2L)およびH2O(2L)で洗浄した。生成物を真空下で乾燥し(60℃)、61.6gの純粋な紫色固体を得た(67%)。
【0192】
m/z 307/309(M+H)+;保持時間=8.73。
【0193】
tert−ブチル2−(5−ブロモ−2−クロロフェニル)−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート
方法O、Oa−工程e 磁気撹拌機を備えた3つ口丸底フラスコ中で、2−(5−ブロモ−2−クロロフェニル)−1H−ベンズイミダゾール(30.7g、99.8mmol)をTHF(1L)中に懸濁した。次いで、50% NaOH(72.0g、598mmol)を添加した。懸濁液を撹拌しながら室温で1時間放置した。(BOC)2O(37.0g、169.7mmol)をTHF(200mL)に溶解し、反応混合物に添加した。反応を撹拌しながら一晩中放置した。溶媒を減圧下で蒸発させた。得られた残渣を水(500mL)で希釈し、濾過し、真空下で乾燥し(60℃)、39.8gの褐色固体を得た(98%)
m/z 407/409(M+H)+;保持時間=10.14。
【0194】
2−[2−クロロ−5−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デク−8−イル)−フェニル]−ベンゾイミダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法O、Oa−工程f 磁気撹拌機を装着した、アルゴン雰囲気下で乾燥した4つ口丸底フラスコ中へ、BINAP(13.8g、22.1mmol)およびPd(OAc)2(3.3g、14.7mmol)を入れ、アルゴン流下で15分間放置した。その間に、磁気撹拌機、還流冷却器を装着した、アルゴン雰囲気下で乾燥した4つ口丸底フラスコ中で、tert−ブチル2−(5−ブロモ−2−クロロフェニル)−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(30.0g、73.6mmol)を乾燥トルエン(1L)に溶解し、次いで、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン(12.3mL、95.7mmol)、Cs2CO3(119.9g、368.0mmol)および触媒懸濁液を溶液に添加した。反応混合物を80℃で、30時間撹拌し、LC−MSで転換を確認した。懸濁液を室温まで冷却し、次いで、セライトパッドを伴うグーチで濾過した。溶媒を蒸発させ、64.5gの褐色油を得て、これを全く精製することなく、次工程で使用した
m/z 471/473(M+H)+;保持時間=9.70。
【0195】
1−[3−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−4−クロロフェニル]ピペリジン−4−オン
方法O、Oa−工程g 磁気撹拌機を装着した、4つ口丸底フラスコ中で、2−[2−クロロ−5−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デク−8−イル)−フェニル]−ベンゾイミダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(59.5g、93.9mmol、1当量)をTHF(250mL)中に溶解し、次いで、HCl 4M(1.2L、4695mmol)を添加した。この系を撹拌しながら、室温で一晩中放置した。褐色懸濁液を濾過し、固体を冷水(500mL)で洗浄した。この固体は、先の工程からの触媒である。母液を減圧下で濃縮し、濾別された別の固体を沈殿させた。酸性水性相(1.7L)を氷−NaCl浴で0℃まで冷却し、NaOH 4M(1.8L)で塩基性とした。固体を濾過し、水(600mL)で洗浄し、真空下で乾燥し(60℃)、淡い灰色固体として、純粋な22.8gの生成物を得た(75%)。
【0196】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 2.45(4H,t)、3.70(4H,t)、7.17〜7.64(7H,m)、12.85(1H,bs)。m/z 426/428(M+H)+;保持時間=6.97。
【0197】
4−フルオロ−1’−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−[1,4’]ビピペリジニル
方法O−工程h ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.10g、0.49mmol)を1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−4−オン(0.1g、0.33mmol)および4−フルオロピペリジンヒドロクロリド(0.07g、0.49mmol)のジクロロメタン(2.50mL)中混合物に添加した。反応を室温で18時間放置した。反応をDCM(4mL)で希釈し、Na2CO3飽和溶液(4mL)で洗浄した。有機層を濃縮し、粗生成物をSCXカートリッジ(2g)(溶離液:最初に、10mLのDCM:MeOH 1:1、次いで、10mLの、MeOH中の2.0N アンモニア溶液)を通して濾過した。アンモニア溶液を濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:AcOEt:MeOH中の2.0N アンモニア溶液、100%のAcOEt〜AcOEt 10:MeOH中の2.0N アンモニア溶液1までの勾配)で精製し、0.06gの標記化合物を得た(48%)。
【0198】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.67〜1.73(2H,m)、1.86〜2.06(6H,m)、2.61〜2.71(3H,m)、2.77〜2.89(4H,m)、3.89〜3.93(5H,m)、4.61〜4.77(1H,m)、7.17〜7.19(2H,m)、7.28〜7.37,(3H,m)、7.41〜7.45(1H,m)、7.54〜7.56(1H,m)、7.66〜7.68(1H,m)。m/z 393(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0199】
例36:1’[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−[1,4’]ビピペリジニル
1’[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−[1,4’]ビピペリジニル
方法Oa−工程i 1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニル]ピペリジン−4−オン(0.06g、0.2mmol)およびピペリジン(0.034g、0.4mmol)と、トリエチルアミン(27μL、0.2mmol)およびモレキュラーシーブ(0.5g)とをメタノール(5ml)中で、16時間、40℃まで加熱した。ナトリウムシアノボロヒドリド(0.025g、0.4mmol)および塩化亜鉛(0.027g、0.2mmol)を添加し、反応を更に16時間加熱し、反応混合物を蒸発させ、残渣を1N 水酸化ナトリウム(2ml)およびジクロロメタン(4ml)とに分割した。有機層を分離し、蒸発させ、分取HPLCで精製した。
【0200】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.56(1H,bs)、1.84〜1.98(7H,m)、2.20〜2.23(2H,m)、2.89〜2.94(2H,m)、3.04(2H,bs)、3.36〜3.43(1H,m)、3.56(2H,bs)、3.94(3H,s)、4.02〜4.05(2H,m)、7.23〜7.26(2H,m)、7.37〜7.45(3H,m)、7.47〜7.51(1H,m)、7.64〜7.66(1H,m)、7.71〜7−73(1H,m)
m/z 375(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0201】
例37:2−[3−(3−フルオロ−4−モルホリン−4−イル−ピペリジン−1−イル)−フェニル]−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール
4−トリメチルシラニルオキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法P−工程a クロロトリメチルシラン(1.52mL、12.05mmol)および乾燥トリエチルアミン(3.42mL、24.6mmol)を4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.0g、10.04mmol)の乾燥DMF(20mL)中の撹拌溶液に添加した。反応を80℃で16時間加熱し、次いで室温まで冷却し、n−ヘキサン(120mL)で希釈した。有機溶液を冷NaHCO3飽和溶液(60mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮し、2.56gの標記化合物を得た(94%)。
【0202】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 0.00(9H,s)、1.23(9H,s)、1.83〜1.87(2H,m)、3.24〜3.27(2H,m)、3.60〜3.61(2H,m)、4.63(1H,bs)。m/z 272(M+H)+;保持時間=2.78。
【0203】
3−フルオロ−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法P−工程b セレクトフルオール(Selectfluor)(5.52g、15.59mmol)を4−トリメチルシラニルオキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(3.84g、14.17mmol)の乾燥アセトニトリル(150mL)中の撹拌溶液へ、窒素下で室温で添加した。75分後に、反応をAcOEt(500mL)で希釈し、NaClの希薄溶液(300mL)で、次いでブライン(300mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製反応生成物を中性アルミナを通してフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt:MeOH、シクロヘキサン:AcOEt 1:1からシクロヘキサン:AcOEt 1:2〜100%AcOEt、最後に(anf finally)、AcOEt:MeOH95:5までの勾配)で精製し、2.12gの標記化合物を得た。
【0204】
3−フルオロ−4−モルホリン−4−イル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法P−工程c モルホリン(0.71mL、8.11mmol)を3−フルオロ−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.60g、7.37mmol)のジクロロメタン(2mL)中の撹拌溶液へ、窒素下で添加した。10分後に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.35g、11.13mmol)を分割添加し、反応を3時間放置した。Na2CO3飽和溶液(20mL)をこの反応に添加した。有機相を分離し、水性溶液をDCMで抽出した(3×10mL)。有機層を集め、Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン:AcOEt:MeOH中の2.0N アンモニア溶液、シクロヘキサン:AcOEt 2:1〜100%AcOEt、最後に、AcOEt:MeOH中の2.0N アンモニア溶液 10:1までの勾配)で精製し、1.28gの標記化合物を得た(57%)。
【0205】
1H−NMR(400MHz CD3OD):δ 1.45(9H,s)、1.74〜1.80(2H,m)、2.38〜2.51(1H,m)、2.65〜2.68(4H,m)、2.71〜3.04(2H,m)、3.65〜3.72(4H,m)、4.18〜4.21(1H,m)、4.37〜4.38(1H,m)、4.91〜5.03(1H,m)。m/z 289(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0206】
4−(3−フルオロ−ピペリジン−4−イル)−モルホリン
方法P−工程d Et2O(15mL)中の2.0N HClを3−フルオロ−4−モルホリン−4−イル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.28g、4.44mmol)のDCM(2mL)中溶液に添加し、得られた懸濁液を室温で、4日間撹拌した。沈殿物を濾別し、Et2Oで摩砕した(2×5mL)。Na2CO3飽和溶液(10mL)を添加し、得られた溶液を減圧下で濃縮した。EtOH(15mL)を添加し、沈殿物を濾別した濾液を減圧下で濃縮し、0.71gの標記化合物を得た(85%)。
【0207】
1H−NMR(400MHz CD3OD):δ 1.84〜1.94(2H,m)、2.47〜2.60(1H,m)、2.66〜2.68(4H,m)、2.78〜2.86(1H,m)、2.88〜3.02(1H,m)、3.23〜3.28(1H,m)、3.36〜3.44(1H,m)、3.68〜3.71(4H,m)、5.01〜5.14(1H,m)。m/z 189(M+H)+;保持時間=0.17。
【0208】
2−[3−(3−フルオロ−4−モルホリン−4−イル−ピペリジン−1−イル)−フェニル]−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール
方法P−工程e 4−(3−フルオロ−ピペリジン−4−イル)−モルホリン(0.085g、0.45mmol)、2−(3−ブロモ−フェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール(方法N、工程a、bに記載されている)(0.10g、0.35mmol)、および炭酸セシウム(10.50g、32.2mmol)を乾燥密閉7mLガラスビン中へ、窒素下で入れ、乾燥トルエン(0.4mL)を添加した。同時に、酢酸パラジウム(0.016g、0.07mmol)、およびBINAP(0.065g、0.10mmol)を別の乾燥密閉7mLガラスビン中へ、窒素下で入れ、乾燥トルエン(0.8mL)で希釈した。約20分後に、得られた懸濁液を出発物質を含むガラスビンに添加した。
【0209】
反応混合物を85℃で24時間加熱し、次いで室温まで冷却し、SCX(溶離液:最初に10mLのDCM:MeOH 1:1、次いで10mLの、MeOH中の2.0N アンモニア溶液)を通して濾過した。アンモニア溶液を減圧下で濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:MeOH:AcOEt、100%のAcOEt〜MeOH:AcOEt 1:4までの勾配)で精製し、0.08gの標記化合物を得た(58%)。
【0210】
1H−NMR(400MHz CD3OD):δ 1.91〜1.95(1H,m)、2.01〜2.11(1H,m)、2.41〜2.54(1H,m)、2.67〜2.75(4H,m)、2.84〜3.04(2H,m)、3.68〜3.76(4H,m)、3.88(3H,s)、3.92〜3.98(1H,m)、4.09〜4.16(1H,m)、5.06〜5.19(1H,m)。m/z 395(M+H)+;保持時間=0.27。
【0211】
例38:{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−(1−メチル−ピペリジン−3−イル−メタノン
4−(4−クロロ−3−エトキシカルボニル−フェニル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法Q−工程a [1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(11.5g、0.057mmol)、5,ブロモ−2−クロロ安息香酸エチルエステル(12.5g、0.047mmol)、Pd(OAc)2(0.21g、1mmol)、rac−2,2’ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)(0.88g、1.4mmol)および炭酸セシウム(21.5g、66mmol)をトルエン(200mL)中で懸濁させた。反応を16時間還流し、次いで20℃まで冷却した。反応混合物を水中(200mL)へ注入し、AcOEtで抽出した(3×150mL)。一緒にした抽出物をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥し、減圧下で濃縮し、褐色油を得て、これをフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン:AcOEt、n−ヘキサン:AcOEt 4:1〜n−ヘキサン:AcOEt 1:1までの勾配)で精製し、17.2gの標記化合物を得た(96%)。
【0212】
1H−NMR(400MHz CDCl3):δ 1.37〜1.48(12H,m)、1.96〜2.02(2H,m)、3.22〜3.35(2H,m)、3.50〜3.64(6H,m)、4.39(2H,q)、6.76〜6.78(1H,m)、7.10〜7.11(1H,m)、7.23〜7.26(1H,m)。m/z 383(M+H)+;保持時間=7.70。
【0213】
2−(2−クロロ−5−[1,4]ジアゼパン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール
方法Q−工程b 窒素下で0℃まで冷却した、トリメチルアルミニウム(トルエン中の2.0M 溶液)(90mL、180mmol)のトルエン(300mL)中溶液に、ベンゼン−1,2−ジアミン(6.5g、60mmol)を分割添加した。溶液を0℃で、30分間撹拌し、次いで、メタンの放出が止むまで、15〜20℃で撹拌した。4−(4−クロロ−3−エトキシカルボニル−フェニル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(15.2g、40mmol)を得られた溶液へ、一度に添加した。反応を還流させるために、24時間加熱し、次いで0℃まで冷却した。水(70mL)を注意深く添加し、続いてMeOH(700mL)を添加した。沈殿した固体を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。沈殿物を熱いDCM:MeOH 1:1(400mL)で、続いてAcOEt(200mL)で洗浄した。溶液を減圧下で濃縮した。2つの抽出物を一緒にし、フラッシュクロマトグラフィー(溶離液:AcOEt:MeOH:NH3、100%AcOEt〜AcOEt:MeOH:NH3 73:25:2までの勾配)で精製し、2−(2−クロロ−5−[1,4]ジアゼパン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールおよびN−(2−アミノ−フェニル)−2−クロロジアゼパン−1−イル−ベンズアミドの混合物9.3gを得た
m/z 345(M+H)+;保持時間=3.07;m/z 327(M+H)+;保持時間=4.1。
【0214】
2−(2−クロロ−5−[1,4]ジアゼパン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール
方法Q−工程c 2−(2−クロロ−5−[1,4]ジアゼパン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾールおよびN−(2−アミノ−フェニル)−2−クロロジアゼパン−1−イル−ベンズアミドの3:1混合物(10.1g)を酢酸(120mL)中に溶解し、55℃で16時間加熱した。反応を20℃まで冷却し、減圧下で濃縮した。得られた褐色油をEt2Oで摩砕し、乾燥した。酢酸塩を10% MeOH/DCM(100mL)中で、NaHCO3 0.1M水溶液(200mL)と一緒に溶解した。沈殿物が形成され、それを2時間撹拌し、次いで濾過し、60℃で乾燥し、7.92gの標記化合物を得た(2工程にわたって61%)。
【0215】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 2.11〜2.17(2H,m)、3.07〜3.08(2H,m)、3.26(2H,bs)、3.60〜3.63(2H,m)、3.82〜3.84(2H,m)、7.12〜7.15,(1H,m)、7.40〜7.41(1H,m)、7.54〜7.56(1H,m)、7.60〜7.64(2H,m)、7.88〜7.92(2H,m)、9.40(2H,bs)。m/z 327(M+H)+;保持時間=4.1。
【0216】
3−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法Q−工程d 2−(2−クロロ−5−[1,4]ジアゼパン−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(0.25g、0.76mmol)、HOBt(0.12g、0.86mmol)、NMM(0.5mL、3.9mmol)、ピペリジン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル(0.17g、0.76mmol)、およびEDC(0.22g、1.16mmol)をDCM(8.0mL)中に溶解し、20℃で、16時間撹拌した。水(6.0mL)を添加した。有機層を分離し、減圧下で濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:100%のAcOEt)で精製し、0.25gの標記化合物を得た(100%)。
【0217】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 1.28〜1.51(11H,m)、1.56〜1.89(3H,m)、2.01(1H,m,)、2.60〜2.71(3H,m)、3.41〜3.76(7H,m)、3.91〜4.03(3H,m)、6.90〜6.95(1H,m)、7.20〜7.30(3H,m)、7.34〜7.37(1H,m)、7.63(2H,bs)。m/z 536(M+H)+;保持時間=1.85。
【0218】
{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−ピペリジン−3−イル−メタノン
方法Q−工程e 3−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.21g、0.39mmol)をイソプロパノール(4mL)中に溶解し、塩化アセチル(0.17mL、2.4mmol)を添加した。反応を40℃で16時間加熱し、次いで室温まで冷却し、減圧下で濃縮し、60℃で乾燥して、二塩酸塩として、0.19gの標記化合物を得た(94%)。
【0219】
1H−NMR(400MHz CD3OD):δ 1.56〜2.07(6H,m)、3.04〜3.25(5H,m)、3.42〜3.54(1H,m)、3.59〜3.87(6H,m)、3.91〜4.08(1H,m)、7.14〜7.20(1H,m)、7.25〜7.31(1H,m)、7.50〜7.56(1H,m)、7.66〜7.71(2H,m)、7.87〜7.92(2H,m)
m/z 438(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0220】
{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−(1−メチル−ピペリジン−3−イル−メタノン
方法Q−工程f {4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−ピペリジン−3−イル−メタノン(0.18g、0.34mmol)をDCM(8mL)中に懸濁した。トリエチルアミン(0.5mL、3.5mmol)を添加して、溶液を得、続いてAcOH(0.5mL)およびホルムアルデヒド(37%水溶液)(0.1mL)を添加した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.14g、0.63mmol)を添加し、反応を室温で24時間、次いで40℃で4日間撹拌した。反応混合物を4mLまで濃縮し、次いでホルムアルデヒド(0.1mL)、トリエチルアミン(0.5mL、3.5mmol)、AcOH(0.5ml)、およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.14g、0.63mmol)を再度添加し、反応を電子レンジで、100℃で20分間加熱した。反応をNaOH 2.0N 溶液(4mL)でクエンチし、15分間撹拌した。有機層を分離し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン:AcOEt:MeOH:NH3、n−ヘキサン:AcOEt 1:1〜AcOEt:MeOH:NH3 80:18:2までの勾配)で精製し、0.07gの標記化合物を得て、これを分取HPLCで更に精製し、0.02gの標記化合物を得た(13%)。
【0221】
1H−NMR(400MHz CD3OD):δ 1.37〜1.94(4H,m)、1.98〜2.10(2H,m)、2.56〜2.62(3H,m)、2.68〜2.80(2H,m)、2.98〜3.06(2H,m)、3.44〜4.04(9H,m)、6.90〜6.98(1H,m)、7.14〜7.21(1H,m)、7.28〜7.40(3H,m)、7.63〜7.67(2H,m)。m/z 452(M+H)+;保持時間=分割ピーク。
【0222】
例39:4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸フェニルアミド
4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸フェニルアミド
方法R 2−(2−クロロ−5−[1,4]ジアゼパム−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(方法Q、工程a、b、c)(0.10g、0.30mmol)のジクロロメタン(4mL)中溶液に、フェニルイソシアネート(0.03mL、0.30mmol)を添加し、得られた懸濁液を室温で16時間撹拌した。沈殿物を濾過し、次いで、フラッシュクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc:ヘキサン 1:4)で精製し、0.06g(45%)の標記化合物を得た。
【0223】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.89〜1.95(2H,m)、3.39〜3.42(2H,m)、3.56〜3.59(2H,m)、3.64(4H,bs)、6.88〜6.93(2H,m)、7.16〜7.24(5H,m)、7.33〜7.35(1H,m)、7.38〜7.41(2H,m)、7.52〜7.54(1H,m)、7.67〜7.69(1H,m)、12.56(1H,s)。m/z=446[M+H]+;保持時間=5.87。
【0224】
例40:4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド
4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド
方法S N,N−ジメチル−エタン−1,2−ジアミン(0.85g、0.96mmol)およびトリエチルアミン(0.50mL、3.84mmol)のジオキサン中溶液に、イソプロピルクロロホルメート(0.10mL、0.96mmol)を滴下し、室温で、1時間撹拌後に、2−(2−クロロ−5−[1,4]ジアゼパム−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(方法Q、工程a、b、c)(0.21g、0.64mmol)を添加した。得られた混合物を電子レンジで、150℃で1時間加熱した。次いで、溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をジクロロメタン(8mL)および水(2mL)に分割し、有機層を分離し、精製のためにシリカカラム(溶離液:EtOAc:MeOH:NH3、80:18:2〜70:28:2までの勾配)に掛け、279mgの標記化合物を定量的収率で得た。
【0225】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.97〜2.00(2H,m)、2.85(6H,s)、2.92〜2.95(1H,m)、3.12〜3.15(1H,m)、3.41〜3.46(4H,m)、3.65〜3.74(6H,m)、6.97〜7.00(1H,m)、7.21〜7.22(1H,m)、7.38〜7.41(3H,m)、7.69〜7.72(2H,m)
m/z=441[M+H]+;保持時間=4.12。
【0226】
例41:1−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパム−1−イル}−2−ジメチルアミノ−エタノン
1−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパム−1−イル}−2−ジメチルアミノ−エタノン
方法T−工程a ジメチルグリシン(0.78g、0.76mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.20mL、1.14mmol)およびo−ベンゾトリアゾール−N,N,N’,N’−テトラメチル−ウロニウム−ヘキサフルオロ−ホスフェート(HBTU)(0.32g、0.84mmol)のジクロロメタン(20ml)中溶液を室温で、15分間撹拌し、次いで、2−(2−クロロ−5−[1,4]ジアゼパム−1−イル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾール(方法Q、工程a、b、c)(0.25g、0.76mmol)を添加した。室温で16時間撹拌後に溶媒を除去し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc:ヘキサン/50:50〜EtOAc:ヘキサン:NH3/80:18:2までの勾配)で精製し、0.16gの標記化合物を得た(50%)。
【0227】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.93〜2.04(2H,m)、2.15(3H,s)、2.21(3H,s)、3.07〜3.21(2H,m)、3.45〜3.51(1H,m)、3.54〜3.57(1H,m)、3.63〜3.70(3H,m)、3.76〜3.84(3H,m)、6.90〜6.95(1H,m)、7.20〜7.31(3H,m)、7.33〜7.37(1H,m)、7.64(2H,bs)。m/z=412[M+H]+;保持時間=4.24。
【0228】
例42:(2−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−エチル)−ジメチル−アミン
(2−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−エチル)−ジメチル−アミン
方法T−工程b 1−{4−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−[1,4]ジアゼパム−1−イル}−2−ジメチルアミノ−エタノン(0.13g、0.31mmol)のテトラヒドロフラン(4ml)中溶液に、1M LiAlH4(0.31mL、0.31mmol)を添加し、得られた混合物を室温で、72時間撹拌し、次いで、水(20mL)および2N NaOH(20mL)でクエンチした。次いで、反応混合物を短いプラグ(Na2SO4)を通して注入し、溶媒を減圧下で除去し、粗生成物を分取HPLCで精製し、0.03g(25%)の標記化合物を得た。
【0229】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.98〜2.04(2H,m)、2.29(6H,s)、2.53〜2.56(2H,m)、2.66〜2.70(4H,m)、2.85〜2.88(2H,m)、3.55〜3.58(2H,m)、3.61〜3.63(2H,m)、6.86〜6.89(1H,m)、7.16〜7.17(1H,m)、7.26〜7.30(2H,m)、7.32〜7.35(1H,m)、7.63(2H,bs)
m/z=398[M+H]+;保持時間=4.53。
【0230】
例43:N,N−ジメチル−2−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−アセトアミド
4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法U、V、W、Ab−工程a Ar雰囲気下で乾燥した4つ口丸底フラスコ中へ、BINAP(5.85g、9.4mmol)およびPd(OAc)2(1.41g、6.3mmol)を入れた。混合物をAr流下で10分間撹拌し、次いで300mlの無水トルエンを添加した。その間に、Ar雰囲気下で乾燥した別の4つ口丸底フラスコへ、300mLの無水トルエンに予め溶解した2−(3−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール(方法O、Oa、工程aに記載されたもの)(9.0g、31.3mmol)、1−BOC−ホモピペラジン(8.0ml、40.7mmol)およびCs2CO3(50.99g、156.5mmol)を入れた。混合物を約10分間撹拌し、次いで最初のフラスコの内容物を二番目のフラスコ中に添加した。反応を還流温度で一晩中撹拌した。室温まで冷却した後に、懸濁液をセライトパッドを伴うグーチで濾過した。透明な溶液を減圧下で蒸発させ、残渣(25.0g)をCy:EtOAc=9:1〜Cy:EtOAc=1:9で溶出することによるシリカバーサフラッシュ(1gの生成物/30gのシリカ)での自動フラッシュクロマトグラフィーで精製し、褐色発泡体としての純粋生成物を得た(5.2g、41%)。
【0231】
1H−NMR(d6 DMSO):1.26(d,9H);1.84(m,2H);3.25(m,2H);3.61(m,4H);3.86(s,3H);6.91(dd,1H)7.00(t,1H);7.10(s,1H);7.27(m,3H);7.59(d,1H);7.67(d,1H)。m/z=407[M+H]+;保持時間=8.20分。
【0232】
2−(3−[1,4]ジアゼパン−1−イルフェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド塩
方法U、V、W、Ab−工程b 4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.20g、5.61mmol)のメタノール(3mL)中混合物へ、Et2O(10mL)中の2M HClを添加し、得られた混合物を室温で6時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去し、得られた塩をEt2Oで摩砕し、減圧下で濾過し、真空下で乾燥し、塩化物塩として、1.60g(93%)の標記化合物を得た。
【0233】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 2.13〜2.19(2H,m)、3.07〜3.08(2H,m)、3.24(2H,bs)、3.61〜3.64(2H,m)、3.84〜3.87(2H,m)、4.06(3H,s)、7.14〜7.22(2H,m)、7.33(1H,bs)、7.49〜7.53(1H,m)、7.62〜7.68(2H,m)、7.86〜7.90(1H,m)、8.04〜8.08(1H,m)、9.54(2H,bs)。m/z=307[M+H]+;保持時間=分割ピーク。
【0234】
N,N−ジメチル−2−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−アセトアミド
方法U−工程c 2−(3−[1,4]ジアゼパン−1−イルフェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール(0.30g、0.79mmol)、2−クロロ−N,N−ジメチル−アセトアミド(0.14g、1.18mmol)およびトリエチルアミン(0.44mL、3.20mmol)のジオキサン(8mL)中混合物を80℃で、16時間加熱した。次いで、反応を室温まで冷却し、沈殿物を濾別し、有機相を減圧下で蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc 100%〜EtOAc:MeOH:NH3 89:10:1)で精製し、0.11g(34%)の標記化合物を得た。
【0235】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.93〜2.04(2H,m)、2.15(3H,s)、2.21(3H,s)、3.07〜3.21(2H,m)、3.45〜3.51(1H,m)、3.54〜3.57(1H,m)、3.63〜3.70(3H,m)、3.76〜3.84(3H,m)、6.90〜6.95(1H,m)、7.20〜7.31(3H,m)、7.33〜7.37(1H,m)、7.64(2H,bs)。m/z=392[M+H]+;保持時間=4.87分。
【0236】
例44:2−[3−(4−メタンスルホニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−フェニル]−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール
2−[3−(4−メタンスルホニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−フェニル]−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール
方法V−工程d 2−(3−[1,4]ジアゼパン−1−イルフェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール(0.18g、0.46mmol)およびトリエチルアミン(0.32mL、2.30mmol)のジクロロメタン(4mL)中溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.04mL、0.55mmol)を添加した。室温で、16時間撹拌した後に、水(1mL)を添加し、有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させた。得られた粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc)で精製し、0.10g(54%)の標記化合物を得た。
【0237】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.87〜1.91(2H,m)、2.81(3H,s)、3.19〜3.22(2H,m)、3.42〜3.45(2H,m)、3.63〜3.66(2H,m)、3.69〜3.71(2H,m)、3.84(3H,s)、6.91〜6.94(1H,m)、7.00〜7.02(1H,m)、7.09〜7.10(1H,m)、7.20〜7.29(2H,m)、7.32〜7.36(1H,m)、7.57〜7.59(1H,m)、7.65〜7.66(1H,m)。m/z=385[M+H]+;保持時間=5.49分。
【0238】
例45:{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノン
{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノン
方法W−工程e トリホスゲン(0.41g、0.13mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液に、ジクロロメタン(2mL)中の2−(3−[1,4]ジアゼパン−1−イルフェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド塩(0.14g、0.37mmol)およびDIPEA(0.11mL、0.66mmol)を添加した。室温で、15分間撹拌した後に、N−メチル−ピペラジン(0.04mL、0.44mmol)およびDIPEA(0.04mL、0.22mmol)のジクロロメタン(1.5mL)中溶液を添加した。得られた懸濁液を室温で10分間撹拌した。混合物を飽和NaHCO3溶液(25mL)およびジクロロメタン(25mL)の混合物上に注ぎ、有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得て、これを分取HPLCで精製し、20mg(13%)の標記化合物を得た。
【0239】
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 2.02〜2.13(2H,m)、2.89(3H,s)、3.02〜3.58(10H,m)、3.67〜3.72(4H,m)、3.84〜3.86(2H,m)、4.10(3H,s)、7.08〜7.20(3H,m)、7.51〜7.55(1H,m)、7.63〜7.69(2H,m)、7.82〜7.93(2H,m)
m/z=433[M+H]+;保持時間=4.75分。
【0240】
例46:1−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]―[1,4]ジアゼパム−1−イル}−2−ピペリジン−1−イル−エタノン
1−{4−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]―[1,4]ジアゼパム−1−イル}−2−ピペリジン−1−イル−エタノン
方法Ab−工程f ピペリジン−1−イル−酢酸(0.12g、0.86mmol)および1,1−カルボニルジイミダゾール(0.14g、0.86mmol)のアセトニトリル(3mL)中溶液を室温で4時間撹拌し、次いで2−(3−[1,4]ジアゼパン−1−イルフェニル)−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾールジヒドロクロリド塩(0.26g、0.86mmol)およびトリエチルアミン(0.24mL、1.71mmol)のアセトニトリル(2mL)中溶液を添加した。得られた懸濁液を70℃で一晩中加熱し、次いで室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣をジクロロメタン(10mL)で希釈し、水で洗浄し(2×3mL)、有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン:MeOH、100%ジクロロメタン〜95%ジクロロメタン:5%MeOHまでの勾配)で精製し、0.12g(32%)の標記化合物を得た。
【0241】
1H−NMR(400MHz,DMSO):δ 1.21〜1.46(7H,m)、1.83〜1.97(2H,m)、2.21〜2.31(4H,m)、2.95〜3.02(2H,m)、3.27〜3.30(2H,m)、3.48〜3.70(5H,m)、3.84〜3.85(3H,m)、6.88〜7.01(2H,m)、7.06〜7.11(1H,m)、7.20〜7.35(3H,m)、7.57〜7.61(1H,m)、7.63〜7.66(1H,m)。m/z=432[M+H]+;保持時間=4.64分。
【0242】
例47:{1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−3−イル}−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノン
1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−3−カルボン酸エチルエステル
方法X−工程a ニペコチン酸エチル(0.55g、3.48mmol)、2−(3−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール(方法O、Oa、工程aに記載されたもの)(0.50g、1.74mmol)、Pd(OAc)2(0.008g、0.035mmol)、rac−2,2’ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)(0.78g、0.052mmol)および炭酸セシウム(0.78g、2.08mmol)をトルエン(20mL)中で懸濁させ、N2で脱気した。反応を電子レンジで、150℃で30分間加熱した。反応を水中(200mL)へ注入し、AcOEt(100mL)で抽出した。有機層を集め、減圧下で濃縮した。粗製反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン:AcOEt、100%n−ヘキサン〜n−ヘキサン:AcOEt 7:3までの勾配)で精製し、0.4gの標記化合物を得た(63%)。
【0243】
1H−NMR(400MHz CDCl3):δ 1.28(3H,s)、1.66〜1.77(2H,m)、1.81〜1.89(1H,m)、2.04〜2.07(1H,m)、2.66〜2.73(1H,m)、2.89〜2.96(1H,m)、3.10〜3.16(1H,m)、3.58〜3.62(1H,m)、3.80〜3.84(1H,m)、3.88(3H,s)、4.15〜4.21(2H,m)、7.09〜7.12(2H,m)、7.31〜7.42(5H,m)、7.83〜7.86(1H,m)。
【0244】
1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−3−カルボン酸
方法X−工程b 1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−3−カルボン酸エチルエステル(2.0g、5.51mmol)をMeOH:水 5:2(35mL)中に溶解した。NaOH(0.44g、11mmol)を添加し、反応を40℃で3時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、水中(30mL)に溶解させ、AcOEt(30mL)で洗浄した。水層を濃HClで、pH5.5まで酸性化した(acidiphied)。白色固体を濾別し、水(20mL)およびn−ヘキサン(20mL)で摩砕し、1.60gの標記化合物を得た(87%)。
【0245】
1H−NMR(400MHz CD3OD):δ 1.68〜1.77(2H,m)、1.83〜1.88(1H,m)、2.01〜2.06(1H,m)、2.64〜2.71(1H,m)、2.92〜2.99(1H,m)、3.12〜3.17(1H,m)、3.57〜3.60(1H,m)、3.77〜3.81(1H,m)、3.90(3H,s)、7.18〜7.21(2H,m)、7.29〜7.38(3H,m)、7.42〜7.46(1H,m)、7.56〜7.58(1H,m)、7.67〜7.69(1H,m)。m/z 336(M+H)+;保持時間=3.65。
【0246】
{1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−3−イル}−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノン
方法X−工程c 1−[3−(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−3−カルボン酸(0.10g、0.30mmol)をジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(89μL、0.36mmol)、HBTU(0.12g、0.33mmol)、およびN−メチル−ピペラジン(0.04g、0.36mmol)のジクロロメタン(4mL)中の撹拌溶液に添加した。反応を35℃で一晩中撹拌し、減圧下で濃縮した。粗製反応混合物をNH2カラムを通してフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン:AcOEt、100%n−ヘキサン〜100%AcOEtまでの勾配)で精製し、0.055gの標記化合物を得た(44%)。
【0247】
1H−NMR(400MHz CD3OD):δ 1.59〜1.69(1H,m)、1.74〜1.86(2H,m)、1.93〜1.96(1H,m)、2.35(3H,s)、2.40〜2.61(4H,m)、2.79〜2.86(1H,m)、2.94〜3.06(2H,m)、3.60〜3.66(4H,m)、3.80〜3.85(2H,m)、3.89(s,3H)、7.16〜7.19(2H,m)、7.28〜7.36(3H,m)、7.42〜7.46(1H,m)、7.54〜7.57(1H,m)、7.66〜7.68(1H,m)。m/z 418(M+H)+;保持時間=4.75。
【0248】
例48:{1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−イル}−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノン
2−[2−クロロ−5−(4−エトキシカルボニル−ピペリジン−1−イル)−フェニル]−ベンゾイミダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法Y、Z−工程a イソニペコチン酸エチル(1.54g、9.8mmol)、tert−ブチル2−(5−ブロモ−2−クロロフェニル)−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(方法O、OA、工程d、eに記載されたもの)(2.0g、4.9mmol)、Pd(OAc)2(0.22g、0.98mmol)、rac−2,2’ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)(0.90g、1.47mmol)および炭酸セシウム(8.0g、24.5mmol)をトルエン(40mL)中で懸濁させ、N2で脱気した。反応を出発物質の完全な消費まで還流させた。反応混合物を濾別し、水(200mL)で洗浄した。有機層をAcOEt(100mL)で抽出し、減圧下で濃縮した。粗製反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン:AcOEt、100%n−ヘキサン〜n−ヘキサン:AcOEt 1:1までの勾配)で精製し、1.6gの標記化合物を得た(67%)。
【0249】
1H−NMR(400MHz CDCl3):δ 1.28(3H,t)、1.40(9H,s)、1.83〜1.94(2H,m)、2.01〜2.09(2H,m)、2.42〜2.49(1H,m)、2.82〜2.88(2H,m)、3.63〜3.68(2H,m)、4.16(2H,q)、7.00(1H,bs)、7.11(1H,bs)、7.29〜7.33(1H,m)、7.37〜7.45(2H,m)、7.80〜7.82(1H,m)、8.11〜8.13(1H,m)。m/z 484(M+H)+;保持時間=8.69。
【0250】
1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル
方法Y、Z−工程b 2−[2−クロロ−5−(4−エトキシカルボニル−ピペリジン−1−イル)−フェニル]−ベンゾイミダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.98g、4.1mmol)をイソプロパノール(50mL)中に溶解した。塩化アセチル(2.1g、28.7mmol)を滴下し、反応混合物を出発物質が残らなくなるまで、40℃で加熱した。反応を減圧下で濃縮し、2.0gの標記化合物を得た(100%)。
【0251】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 1.18(3H,t)、1.60〜1.70(2H,m)、1.89〜1.93(2H,m)、2.53〜2.63(1H,m)、2.92〜2.98(2H,m)、3.79〜3.82(2H,m)、4.07(2H,q)、7.29〜7.32(1H,m)、7.53〜7.64(4H,m)、7.86〜7.91(2H,m)。m/z 384(M+H)+;保持時間=6.59。
【0252】
1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−カルボン酸
方法Y、Z−工程c 1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル(2.0g、5.2mmol)をMeOH:水 3:2(50mL)中に溶解し、NaOH(0.41g、10.3mmol)を添加した。反応を出発物質の完全な消費まで、40℃で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、水中(30mL)に溶解させ、AcOEt(30mL)で洗浄した。水性層を濃HClで中和し、白色固体を濾別し、水(20mL)およびEt2O(20mL)で洗浄し、1.2gの標記化合物を得た(82%)。
【0253】
1H−NMR(400MHz DMSO):δ 1.59〜1.69(2H,m)、1.88〜1.92(2H,m)、2.36〜2.43(1H,m)、2.81〜2.87(2H,m)、3.69〜3.72(2H,m)、7.07〜7.10(1H,m)、7.19〜7.23(2H,m)、7.37〜7.40(2H,m)、7.61(2H,bs)。m/z 356(M+H)+;保持時間=3.66。
【0254】
{1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−イル}−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノン
方法Y−工程d 1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−カルボン酸(0.1g、0.28mmol)および1−メチル−ピペラジン(37μL、0.34mmol)から出発して、方法X−工程cに記載されている通りに合成した。30mg(24%)を得た。
【0255】
1H−NMR(400MHz CD3OD):δ 1.78〜1.90(4H,m)、2.32(3H,s)、2.41〜2.50(4H,m)、2.82〜2.89(3H,m)、3.61〜3.66(4H,m)、3.82〜3.85(2H,m)、7.09〜7.12(1H,m)、7.26〜7.30(2H,m)、7.39〜7.41(2H,m)、7.62〜7.64(2H,m)
m/z 438(M+H)+;保持時間=4.74。
【0256】
例49:{1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−イル}−ピペラジン−1−イル−メタノンヒドロクロリド
4−{1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−カルボニル}−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
方法Z−工程e 1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−カルボン酸(0.1g、0.28mmol)およびピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.06g、0.34mmol)から出発して、方法X−工程cに記載されている通りに合成した。(72%)。
【0257】
1H−NMR(400MHz CD3OD):δ 1.47(9H,s)、1.90〜1.91(4H,m)、2.84〜2.90(3H,m)、3.41〜3.63(8H,m)、3.83〜3.88(2H,m)、7.10〜7.13(1H,m)、7.26〜7.31(2H,m)、7.39〜7.41(2H,m)、7.63(2H,bs)。m/z 524(M+H)+;保持時間=6.32。
【0258】
{1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−イル}−ピペラジン−1−イル−メタノン
方法Z−工程f 4−{1−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロ−フェニル]−ピペリジン−4−カルボニル}−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.05g、0.11mmol)をイソプロパノール(4mL)中に懸濁した。塩化アセチル(55μL、0.77mmol)を滴下し、反応混合物を出発物質が残らなくなるまで、40℃で加熱した。反応を減圧下で濃縮し、0.05gの標記化合物を得た(100%)
m/z 424(M+H)+;保持時間=4.10。
【0259】
表1は、合成された化合物の選択を示し、化合物は、表の第3欄中で示され、例1〜49の合成に関して上で検討された方法によって調製された。
【0260】
【表1】

【0261】
【表2】

【0262】
【表3】

【0263】
【表4】

【0264】
【表5】

【0265】
【表6】

【0266】
【表7】

【0267】
【表8】

【0268】
【表9】

【0269】
【表10】

【0270】
【表11】

【0271】
【表12】

【0272】
【表13】

【0273】
【表14】

【0274】
【表15】

【0275】
【表16】

【0276】
【表17】

【0277】
【表18】

【0278】
【表19】

【0279】
【表20】

【0280】
【表21】

【0281】
【表22】

【0282】
【表23】

【0283】
【表24】

【0284】
【表25】

【0285】
【表26】

【0286】
【表27】

【0287】
【表28】

【0288】
【表29】

【0289】
【表30】

【0290】
【表31】

【0291】
【表32】

【0292】
【表33】

【0293】
【表34】

【0294】
【表35】

【0295】
【表36】

【0296】
【表37】

【0297】
【表38】

【0298】
【表39】

【0299】
【表40】

【0300】
【表41】

【0301】
【表42】

【0302】
【表43】

【0303】
【表44】

【0304】
【表45】

【0305】
【表46】

【0306】
【表47】

【0307】
【表48】

【0308】
【表49】

【0309】
【表50】

【0310】
【表51】

【0311】
【表52】

【0312】
【表53】

【0313】
【表54】

【0314】
【表55】

【0315】
【表56】

【0316】
【表57】

【0317】
【表58】

【0318】
生物活性
Smoのクローン化および安定な組換え型Smo発現細胞系の産生
ヒトSmoコード配列を標準の条件を使用したPCRによって増幅した。鋳型は、OrigeneのpcMV6−XL5−Smo(カタログ番号TC122724)であった。プライマーは、以下の通りに設計した。
【0319】
順方向(5’ GATCGGTACCGGGCTTTTGCTGAGTT 3’)は、KpnI制限部位を有し、
逆方向(5’ GATCGCGGCCGCCTACTTATCGTCGTCATCCTTGTAATCGAAGTCCGAGTCTGC 3’)は、5’末端にNotI制限部位、終止コドン、およびFLAGコード配列を有する。
【0320】
得られた増副産物は、長さが2424bpであり、全Smoコード配列、FLAGタグ、および各末端に1箇所ずつの2箇所の制限部位を含んでいた。増幅産物をKpnIおよびNotI制限酵素で二重に消化し、pcDNA5/FRTプラスミド(Invitrogen)をクローン化用に選択した。pcDNA5/FRTプラスミドにSmo−FLAGコード配列を連結し、クローン化すると、pcDNA5/FRT_Smo−FLAGと命名され、長さが7432bpであるプラスミドが生成された。
【0321】
FlpIN293細胞系(Invitrogen、RT50−07)を用いるFlpIN技術(Invitrogen)を使用して、安定なSmo−FLAG発現細胞系(expressing Smo−FLAG cell line)を作製した。この細胞系は、pFRT/lacZeoプラスミドを安定に形質移入して、ゼオシン耐性FlpIN293宿主細胞系を生成することにより、HEK293細胞から得られた系統である。FlpIN293細胞は、組み込まれたFlp Recombinant Target (FRT)部位(Invitrogen)を含んでいる安定な哺乳動物細胞系を作製するのに適する。
【0322】
pcDNA5/FRT_Smo−FLAGプラスミドの形質移入(または偽形質移入細胞の場合、空プラスミドの形質移入)は、宿主細胞のFRT部位と、それぞれpcDNA5/FRT_Smo−FLAG発現ベクターまたはpcDNA5/FRT空ベクターとの相同組換えを触媒するFlpリコンビナーゼを保有する、pOG44プラスミドの形質移入と一緒に行った。Smo−FLAG発現細胞ならびに偽形質移入細胞は、ハイグロマイシンB耐性を有し、β−gal染色に対して陰性である。SmoおよびFLAG抗原の発現をウエスタンブロットによっても確認した。生じた2種の細胞系は、偽形質移入であることを示す293FlpIN/クローンE−3、およびSmo−FLAG形質移入細胞系であることを示す293FlpIN/クローン3−5と命名した。
【0323】
細胞培養条件
細胞は、10%ウシ胎仔血清を含有するDMEM(共にInvitrogen製)において、0.25mg/mlのハイグロマイシンB(Invitrogen)を加えて維持した。細胞は、空気95%−二酸化炭素5%の十分に加湿された環境において37℃で維持し、解凍後22〜25サイクルまで使用した。
【0324】
結合アッセイの開発
化合物のSmo受容体との相互作用をSmo受容体の蛍光リガンド(Bodipy−Cyclopamine、Toronto Research Chemical Inc、カタログ番号B674800)を外される標識リガンドとして使用する置換結合アッセイによって試験した。
【0325】
蛍光リガンドのKd(最大結合の50%に到達するリガンドの濃度)およびBmax(生物学的調製物中で受容体に特異的に結合することのできるリガンドの最大量)を決定するために、全結合(TB)から非特異的結合(NSB)を差し引くことにより、特異的結合(SB)を算出した。TBは、漸増する濃度のBodipy−Cyclopamineを細胞に加えることによって測定し、NSBは、漸増する濃度のBodipy−Cyclopamineに飽和濃度の詳述されているアンタゴニスト(この場合、10μMのN−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロフェニル]−3,5−ジメトキシ−ベンズアミド(Rubin et al. WO2003011219)を選択した)を加えた混合物を細胞に加えることによって測定した。各濃度のBodipy−Cyclopamineについて、TBからNSBの値を差し引くことによりSBを算出した。SB曲線からBmaxおよびKdを算出した。この場合では、安定な偽形質移入細胞系クローンE−3は、Kdが115nMであることが判明し、安定なSmo−FLAG形質移入細胞系クローン3−5は、Kdが44.3nMであることが判明した。Kiは、標識されたリガンドの特異的結合(SB)の50%を阻害する未標識リガンドの濃度であり、標識されたリガンドの有効使用濃度について補正したものである。Kiは、Ki=IC50/[1+[bodipy−cyclopamine]/Kd)]としてのCheng−Prusoff式に従って算出した。
【0326】
結合アッセイでの化合物試験
293FlpIN/クローンE−3および293FlpIN/クローン3−5細胞をBurkerチャンバーでカウントし、100000細胞/100μl DMEM 1%FBSを2枚の96ウェルプレート(U字底、Sigma Aldrich、カタログ番号M8185−100EA)に移した。293FlpIN/クローンE−3細胞を内部対照として使用して、Smoを過剰発現する293FlpIN/クローン3−5細胞の蛍光(FLU)変化を時間で確認した。
【0327】
対照および化合物をDMEM 1%FBS中に調製し、100μlを細胞に加えた。すべての対照および化合物を最終濃度5nMのBodipy−Cyclopamineと共にインキュベートした。
【0328】
化合物をDMSO(原液10mM)に溶解させ、まず10μMで試験し(単一濃度アッセイ)、各化合物について(2枚の異なるプレートで)少なくとも2回繰り返した。Bodipy−Cyclopamineが30%閾値を超えて置換されたとき、化合物を濃度−反応アッセイによって1プレートあたり8化合物の処理量で再試験し、濃度範囲は、100、10、1、0.5、0.1、0.01、0.05、0.001および0.0001μMとした。
【0329】
陰性対照としては、DMSOを加え、単一濃度アッセイ用には1:1000希釈し、濃度反応アッセイ用には1:100希釈した293FlpIN/クローン3−5細胞を使用した。
【0330】
Bodipy−Cyclopamine結合を完全に外す陽性対照として、N−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロフェニル]−3,5−ジメトキシベンズアミド(Rubin et al. WO2003011219)を濃度10μMで使用した。
【0331】
2枚のプレートを揺動する台の上で光を防ぎながら室温で4時間インキュベートした。インキュベートした後、プレートを1600rpmで5分間遠心分離し、2%のFBSを含有するPBSで2回洗浄した。最後に細胞を170μlの洗浄緩衝液に再懸濁し、FACScalibur HTSシステム(Becton Dickinson)を用いて蛍光シグナルを取得した。
【0332】
機器取得パラメーターは、未処理の未標識293FlpIN/クローンE−3細胞を使用して、各プレートの読みの開始時に設定した。使用したHTS取得プログラムは、BD(商標)Plate Manager (BD Bioscience)であり、データ解析は、BD CellQuest(商標)Proソフトウェア(BD Bioscience)を使用して行った。
【0333】
定量化は、陽性および陰性対照のFL1−Hヒストグラムを重ね合わせ、2つの曲線の共通部分にマーカーを入れることによって行った。入ったマーカーより蛍光が強い事象のみを定量化した。次いで、陰性対照(0%のBodipy−Cyclopamine置換)および陽性対照(100%のBodipy−Cyclopamine置換)に従って、値を正規化した。
【0334】
例1〜449の化合物は、上記の条件で試験したとき、すべてが83pM〜31μMの間の範囲のKi値を示す。
【0335】
アルカリホスファターゼアッセイで化合物を試験する
Shhは、マウス間葉細胞系C3H10T1/2において、骨芽細胞分化のマーカーであるアルカリホスファターゼ(AP)を誘導することがin vitroで実証されている(Katsuura et al.,1999、Kinto et al.,1997、Murone et al.,1999、Nakamura et al.,1997、Wu et al.2004)。したがって、小分子によるヘッジホッグ−Gliシグナル伝達の妨害を分析するために、このマウス細胞系でのAPの活性化に基づく機能アッセイを実施した。AttoPhos(登録商標)キット(カタログ番号S1000、Promega)の基質を使用して、溶液中のAPを検出した。簡潔に述べると、以下の手順を適用した。
【0336】
ポリリジンでコートされた透明な平底96ウェルプレート(Corning、カタログ番号3667)を1ウェルあたり10.000個の細胞を含有する100μlの細胞培養液で満たした。細胞培養培地は、1%のGlutamax(カタログ番号35050−038)、1%のペニシリン/ストレプトマイシン(カタログ番号15140−122)、および1%のHepes(15630−056)を加えたDMEM(カタログ番号21969−035)からなるものとした。試薬はすべて、Invitrogenから入手した。プレートを5%の二酸化炭素と共に37℃で終夜インキュベートした。次いで、培地を除去し、化合物または基準アンタゴニスト(N−[3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−4−クロロフェニル]−3,5−ジメトキシ−ベンズアミド(Rubin et al. WO2003011219))を含有する100μlの新鮮な培地をウェルに加えた。化合物溶液および基準溶液はすべて、アゴニストのプルモルファミン(purmorphamine)(Sinha et al. Nature Chem.Biol.2,29−30(2005))を濃度2μMで含有した。化合物は、100pM〜50μMの間の範囲の10段階の濃度で3通りに試験した。各サンプル中の最終DMSO濃度は、培地中1%に調整した。細胞を5%の二酸化炭素存在下で化合物溶液と共に37℃で72時間インキュベートした。細胞培養培地をプレートから除去し、1:5希釈した溶解液(カタログ番号E194A、Promega)40μlを各ウェルに加えた。次いで、プレートを振とう機に載せて暗所にて20分間インキュベートした。最後に、再形成したAttoPhos基質溶液40μlをウェルに加えた後、振とう機上で15分間更にインキュベートした。AttoPhos基質は、供給業者の説明書に従って再形成したが、基質溶液は常に−80℃で保存した。Safire 2プレートリーダー(Tecan)を使用して、励起波長430nmおよび発光波長560nmでサンプルにおける蛍光強度の変化を測定した。
【0337】
例1〜449の化合物はすべて、上記の条件で試験したとき、26pM〜42μMの間の範囲のIC50値を示した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物
【化1】

および薬学的に許容されるその塩[式中、原子価および安定性の点で可能である場合、
1は、H;1個または複数のハロゲン、分枝状もしくは直鎖状(C1〜C4)アルコキシ、または直鎖状、分枝状もしくは環状のモノ−もしくはジ−(C1〜C6)アルキルアミノ基で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C4)アルキル基であり、
rは、0、1、2または3に等しく、
1’は、r>1であるとき互いに独立に、ハロゲン;直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C4)アルコキシ基;直鎖状もしくは分枝状(C1〜C4)アルコキシ、アルキルアミノ、またはジアルキルアミノ基で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C4)アルキルを表し、
2は、H、Cl、FまたはBrであることができ、
Xは、NまたはCHのいずれかであることができ、
iおよびjは、1、2または3でよく、i+jの合計は、5を超えることはできず、XがNであるとき、iおよびjは1であることはできず、
3は、H;カルバモイルまたは1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C6)アルキル、オキサアルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、オキサアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、オキサアルケニル、アルケニルカルボニル、オキサアルケニルカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキリデン、アルキルオキシイミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ基;Ar;Ar−アミノカルボニル;1個または2個のArで置換されており、1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝状(C1〜C4)アルキル、アルキルアミノ、アザアルキル、オキサアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、またはアルキルアミノカルボニル基;
【化2】

でよく、
Qは、2個の窒素原子間または窒素原子と酸素原子の間に直接結合が形成されないようなものであり、カルボニル;アミノカルボニル;カルボニルアミノ、イミン;SO2;1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝状(C1〜C6)アルキルでよく、1個のメチレン基は、O、NRx、カルボニル、もしくはSO2で置き換えられていてよく、または引き続く2個のメチレン基は、カルボニルアミノ、アミノカルボニル、スルホニルアミノ、アミノスルホニル基で置き換えられていてもよく、
Arは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、ニトロ、カルバモイル、スルファモイル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C4)アルキル、ヒドロキシアルキル、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ、アルコキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、オキサアルキル、アザアルキルからそれぞれ独立に選択される1個または複数の基で置換されていてもよい5〜10員芳香環またはヘテロ芳香環であり、またこれらの置換基の2つは、Arへの縮合接合点を有する5〜8員環を形成していてよいようなものであり、
Rxは、Hまたは直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C4)アルキル、ジハロアルキル、またはトリハロアルキルでよく、
qは、0または1でよく、
kは、1、2、3または4でよく、
l、m、n、p、p’およびsは、それぞれ独立に、1、2または3でよく、
tは、0、1または2でよく、
l+m、n+p、またはp’+s+tの合計は、5を超えることはできず、
TおよびT’は、互いに独立に、水素;ハロゲン、アミノ、シアノ、ヒドロキシ、オキソ、直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C3)アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、カルバモイル、グアニジノ、アルケニルカルボニル、オキサアルケニルカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルケニルアミノカルボニルで置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C6)アルキル、アザアルキル、オキサアルキル、アルケニル、アザアルケニル、オキサアルケニル鎖を表し、
Zは、O、S、SO2、SOまたはNRy’でよく、
RyおよびRy’は、それぞれ独立に、H;1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C6)アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、またはアルキルアミノカルボニル基を表し、
yおよびy’は、それぞれ独立に、0、1、2または3でよく、
1およびY2は、それぞれ独立に、ハロゲン;ヒドロキシ;アミノ;シアノ;ニトロ;オキソ; 1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状または分枝状(C1〜C6)アルキル、ジハロアルキル、アザアルキル、オキサアルキル、アルキルカルボニル、オキサアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルケニル、オキサアルケニル、アザアルケニル、アルケニルカルボニル、オキサアルケニルカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキルアミノ、メルカプトアルキル、アルコキシ、アルキルチオ基を表し、2個のY2基は、スピロまたは縮合接合点を有する5〜8員環を形成していてよく、
但し、2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール、2−[4−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾールを除く]。
【請求項2】
式Ia
【化3】

[式中、R1、R1’、R2、R3、X、Y1、r、i、jおよびyは、請求項1に記載の通りである]の、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
XがNであり、
3が、H;カルバモイルまたは1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C6)アルキル、オキサアルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、オキサアルキルアルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、オキサアルケニル、アルケニルカルボニル、オキサアルケニルカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、またはアルケニルアミノカルボニル基;Ar;Ar−アミノカルボニル;1個または2個のArで置換されており、1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝状(C1〜C4)アルキル、アルキルアミノ、アザアルキル、オキサアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、またはアルキルアミノカルボニル基;
【化4】

でよく、
Qは、2個の窒素原子間または窒素原子と酸素原子の間に直接結合が形成されないようなものであり、カルボニル;アミノカルボニル;カルボニルアミノ、イミン;SO2;1個または複数のフッ素で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝状(C1〜C6)アルキルでよく、1個のメチレン基は、O、NRx、カルボニル、またはSO2で置き換えられていてよく、または引き続く2個のメチレン基は、カルボニルアミノ、アミノカルボニル、スルホニルアミノ、アミノスルホニル基で置き換えられていてもよい、
請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
XがCHである、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
3が、
【化5】

であり、
qが1である、
請求項3および4に記載の化合物。
【請求項6】
qが1であり、Qが、カルボニル;1個または複数のフッ素原子で置換されていてもよい直鎖状、分枝状もしくは環状(C1〜C6)アルキル、(C1〜C5)アルキルカルボニル、またはカルボニル(C1〜C5)アルキルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
qが0であり、R3が、
【化6】

から選択される、請求項4に記載の化合物。
【請求項8】
請求項1から7に記載の化合物を薬学的に許容される担体または賦形剤と共に含有する医薬組成物。
【請求項9】
骨粗鬆症または癌を治療または予防する医薬を調製するための、請求項1から7に記載の化合物の使用。
【請求項10】
非小細胞肺癌、小細胞肺癌、乳癌、卵巣腫瘍、消化管腫瘍、脳の癌、前立腺癌、膵臓癌、基底細胞癌、悪性黒色腫、扁平上皮癌、多発性骨髄腫、リンパ腫、間葉性の癌、慢性骨髄性白血病、子宮内膜癌、肝細胞癌から選択される癌を治療するための、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
その必要のある対象に有効量の請求項1から7に記載の化合物を投与することを含む、ヘッジホッグ経路の阻害の恩恵を受ける疾患、状態、または機能不全の治療方法。
【請求項12】
骨粗鬆症または癌、特に非小細胞肺癌、小細胞肺癌、乳癌、卵巣腫瘍、消化管腫瘍、脳の癌、前立腺癌、膵臓癌、基底細胞癌、悪性黒色腫、扁平上皮癌、多発性骨髄腫、リンパ腫、間葉性の癌、慢性骨髄性白血病、子宮内膜癌、肝細胞癌を治療するための、請求項11に記載の方法。

【公表番号】特表2011−506366(P2011−506366A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−537305(P2010−537305)
【出願日】平成20年12月10日(2008.12.10)
【国際出願番号】PCT/EP2008/010470
【国際公開番号】WO2009/074300
【国際公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【出願人】(507018805)シエナ ビオテク ソシエタ ペル アチオニ (6)
【氏名又は名称原語表記】SIENA BIOTECH S.P.A.
【Fターム(参考)】