説明

ベニヤ強化原木床及びその製造方法

【課題】多重のベニヤ間にフェノール又はメラミン樹脂含浸紙を配置した後、熱圧・接着することによって、既存の原木床と同じ厚さの外観を維持できるとともに、厚さが薄いことによる収縮/膨張の力が大きくないので、ベニヤの表面が割れる現象を最小化できるベニヤ強化原木床及びその製造方法を提供する。
【解決手段】所定の厚さを有して板状に形成される複数のベニヤ、及び前記ベニヤ間に形成される樹脂含浸紙を備えており、熱圧処理を通して前記ベニヤと前記樹脂含浸紙が互いに接着されて一体に形成される表面層と、前記表面層の下部に形成されて接着剤の役割をする接着層と、前記接着層の下部に配置され、前記接着層によって前記表面層の下部に接着される合板とを含んでベニヤ強化原木床を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の各実施例は、ベニヤ強化原木床に関するもので、原木床の外観を維持しながらオンドル暖房による床の割れが生じなく、表面が強化されたベニヤ強化原木床及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、アパートや住宅などの居間においては、床板の施工が普遍化されている。
【0003】
現在施工して使用している床板の場合、施工後に、使用中の床板に歪みが発生することを防止するために、薄い木材単板を接着剤でジグザグ状に接合した合板の上面にベニヤを接合している。
【0004】
しかしながら、表面のベニヤが1.5mm以上である原木床は、外観は良好であるが、オンドル暖房によって収縮と膨張を繰り返すことによって表面が割れるという問題を有する。
【0005】
また、ベニヤは、それ自体の強度が弱いので、使用上、傷が付いたりへこみやすいという短所を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−216752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の一実施例は、多重のベニヤ間にフェノール又はメラミン樹脂含浸紙を配置した後、熱圧・接着することによって、既存の原木床と同じ厚さの外観を維持できるとともに、厚さが薄いことによる収縮/膨張の力が大きくないので、ベニヤの表面が割れる現象を最小化できるベニヤ強化原木床及びその製造方法を提供する。
【0008】
本発明の一実施例は、ベニヤ間で圧着される樹脂含浸紙(フェノール/メラミン樹脂含浸紙)が補強層(バリア層)としての役割をし、傷やへこみに対する抵抗性を向上できるベニヤ強化原木床及びその製造方法を提供する。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、以上で言及した各課題に制限されず、言及されていない他の課題は、下記を通して当業者に明確に理解されると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床は、所定の厚さを有して板状に形成される複数のベニヤ、及び前記ベニヤ間に形成される樹脂含浸紙を備えており、熱圧処理を通して前記ベニヤと前記樹脂含浸紙が互いに接着されて一体に形成される表面層と、前記表面層の下部に形成されて接着剤の役割をする接着層と、前記接着層の下部に配置され、前記接着層によって前記表面層の下部に接着される合板とを含む。
【0011】
前記ベニヤは、0.3〜1.0mm範囲の厚さを有することが望ましい。
【0012】
前記樹脂含浸紙は、フェノール樹脂含浸紙又はメラミン樹脂含浸紙から選択される。
【0013】
本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床は、前記表面層の上部に形成されるUVコーティング層をさらに含むことができる。
【0014】
本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床の製造方法は、所定の厚さを有して板状に形成される複数のベニヤを設ける段階と、前記ベニヤ間に樹脂含浸紙を配置する段階と、熱圧処理を通して前記ベニヤと前記樹脂含浸紙とを接着させて表面層を形成する段階と、合板の上部に接着剤の役割をする接着層を形成する段階と、前記接着層の上部に前記表面層を配置し、前記表面層を前記合板の上部に接着させる段階とを含む。
【0015】
本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床の製造方法は、前記表面層の上部にUVコーティング層を形成する段階をさらに含むことができる。
【0016】
その他の各実施例の具体的な事項は、詳細な説明及び添付の図面に含まれている。
【0017】
本発明の利点及び/又は特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に説明する各実施例を参照すれば明確になるだろう。しかし、本発明は、以下で開示する各実施例に限定されるものでなく、互いに異なる多様な形態で具現可能である。本実施例は、本発明の開示を完全にし、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に教示するために提供するもので、本発明は、特許請求の範囲の範疇によって定義されるものに過ぎない。明細書全般にわたって、同一の参照符号は同一の構成要素を示す。
【発明の効果】
【0018】
本発明の一実施例によれば、多重のベニヤ間にフェノール又はメラミン樹脂含浸紙を配置した後、熱圧・接着することによって、既存の原木床と同じ厚さの外観を維持できるとともに、オンドル暖房時、厚さが薄いことによる収縮/膨張の力が大きくないので、ベニヤの表面が割れる現象を最小化することができる。
【0019】
本発明の一実施例によれば、ベニヤ間で圧着される樹脂含浸紙(フェノール/メラミン樹脂含浸紙)が補強層(バリア層)としての役割をし、傷が付いたりへこむことに対する抵抗性を向上させることができる。
【0020】
本発明の一実施例によれば、表面にUVコーティング層を形成し、表面の強度を強化させると同時に、表面の模様を保護し、表面をきれいな状態に長期間維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床の分離側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床の結合側面図である。
【図3】既存の原木床の熱間割れに対する実験の一例を示した図である。
【図4】本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床の熱間割れに対する実験の一例を示した図である。
【図5】本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床の製造方法を説明するために示した製造工程図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下では、添付の図面を参照して本発明の各実施例を詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床の分離側面図で、図2は、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床の結合側面図である。
【0024】
図1及び図2を参照すると、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床100は、表面層110、接着層120及び合板130を含む。
【0025】
前記表面層110は,複数のベニヤ111、及び前記複数のベニヤ111間に配置される樹脂含浸紙112を含む。
【0026】
前記複数のベニヤ111は、それぞれ所定の厚さを有して板状に形成される。例えば、前記各ベニヤ111は、0.3〜1.0mm範囲の厚さを有して形成されることが望ましい。
【0027】
前記各ベニヤ111は、前記のような厚さ範囲内で形成されることによって、オンドル暖房による前記ベニヤ11の収縮又は膨張時に、その表面が割れたり、使用上傷付いたりへこむことが最小化される。
【0028】
参考までに、ベニヤとは、木を紙のように薄く切った木材料を意味する用語で、木材の自然味及び華麗さを表現するための装飾材の役割をする。
【0029】
前記ベニヤ111は、天然ベニヤ、染色ベニヤ及び集成ベニヤからなる群から選択される。参考までに、前記天然ベニヤは、ベニヤに何ら物理的及び化学的加工を施していない形態のベニヤで、前記染色ベニヤは、ベニヤに化学処理を行って脱色した後、染色したベニヤで、前記集成ベニヤは、前記天然ベニヤを物理的に加工して再構成したベニヤである。
【0030】
前記樹脂含浸紙112は、前記複数のベニヤ111間に形成される。前記樹脂含浸紙112は、前記各ベニヤ111の硬度を強化させる強化剤としての役割をすると同時に、前記各ベニヤ111を互いに接着させる接着剤としての役割もする。
【0031】
このために、前記樹脂含浸紙112は、フェノール樹脂含浸紙又はメラミン樹脂含浸紙から選択されるいずれか一つからなる。すなわち、前記フェノール樹脂含浸紙や前記メラミン樹脂含浸紙は、強化床のオーバーレイ紙として使用される代表物質であるので、前記各ベニヤ111間に形成される場合、前記ベニヤ111の硬度を強化させることができる。
【0032】
また、前記フェノール樹脂含浸紙や前記メラミン樹脂含浸紙は、熱圧処理を行うと優れた接着性能を示すので、前記各ベニヤ111間に形成される場合、前記ベニヤ111の接着力を向上させることができる。
【0033】
前記フェノール樹脂含浸紙や前記メラミン樹脂含浸紙には、耐磨耗性の向上のために酸化アルミニウム、セラミック及びナノセラミックからなる群から1種以上選択されたものが含まれることもある。
【0034】
前記樹脂含浸紙112として前記フェノール樹脂含浸紙が使用される場合、 前記フェノール樹脂含浸紙はシート状のフェノール接着シートからなり、前記樹脂含浸紙112として前記メラミン樹脂含浸紙が使用される場合、前記メラミン樹脂含浸紙はシート状のメラミン接着シートからなる。
【0035】
このような樹脂含浸紙112の工程過程は、大きく樹脂(フェノール又はメラミン)含浸及び乾燥の2段階に区分されるが、前記耐摩耗性の向上のために前記酸化アルミニウムが必要な場合は、前記含浸と乾燥工程の間に酸化アルミニウム投与工程段階が含まれる。
【0036】
このように、本発明の実施例では、前記ベニヤ111と前記樹脂含浸紙112を熱間処理し、互いに一体に接着することができ、その結果、前記樹脂含浸紙112は、前記ベニヤ111間で圧着され、前記ベニヤ111の硬度を強化させることもできる。
【0037】
また、本発明の実施例では、例えば、前記各ベニヤ111の厚さを0.5mmに形成することによって、収縮又は膨張の力が既存に比べて減少し、前記ベニヤ111の表面が割れる現象が発生しなくなる。
【0038】
前記接着層120は、前記合板130の上部に形成される。前記接着層120は、前記表面層110と前記合板130を接着させる接着剤としての役割をする。
【0039】
このような接着層120は、PVAc(Poly Vinyl Acetate)、EVA(Ethylene Vinyl Acetate)、EPI(Emulsified Poly Isocyanate)及びPU(Poly Urethane)などから選択されるいずれか一つの材質からなる接着剤で形成される。
【0040】
また、前記接着層120は、水溶性ボンドであって環境汚染を引き起こさず、耐水性及び耐熱性に強い常温及び熱硬化用の2液型合成樹脂接着剤で形成される。
【0041】
前記合板130は、前記接着層120の下部に配置される。前記合板130は、前記接着層120によって前記表面層110の下部と接着される。
【0042】
参考までに、合板とは、木材を薄い板(すなわち、単板)として製作した後、これらを繊維方向が互いに直交するように奇数で積層しながら接着剤で接着させ、互いに合わせた板を意味する。
【0043】
その上、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床100は、UVコーティング層140をさらに含むことができる。
【0044】
前記UVコーティング層140は、UVコーティング処理を通して前記表面層110の上部、すなわち、前記複数のベニヤ111のうち最上部のベニヤ111の上部に形成される。
【0045】
以下では、前記UVコーティング層140の工程過程の一例を説明する。まず、前記表面層110の表面にUV塗料をロールコーティングによって塗布し、UV硬化器によって乾燥する過程を数回経ることによって、前記表面層110の表面には一定の厚さで前記UVコーティング層140が形成される。
【0046】
このように前記表面層110の上部に前記UVコーティング層140を形成する理由は、前記表面層110の表面強度を強化させると同時に、前記ベニヤ111の模様を保護し、前記表面層110をきれいな状態に長期間維持させるためである。
【0047】
また、前記表面層110の上部に前記UVコーティング層140を形成する理由は、前記表面層110の表面に形成されている微細な溝が前記UVコーティング剤によって完全に埋められるようにし、使用過程で外部に露出する表面を保護すると同時に、表面を滑らかかつ平坦に見せるためである。
【0048】
下記の表1は、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床100と既存の原木床の物性を比較して示したものである。
【0049】
【表1】

【0050】
表1に示すように、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床100は、80℃の高温で時間が経過(6時間、24時間)した場合にも、寸法安定性及びWarp安定性(幅、長さ)が既存の原木床とほぼ同等の水準を維持することを実験を通して確認した。
【0051】
また、既存の原木床では、200mm以上の高さで表面亀裂が発生した反面、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床100では、350mm以上の高さで表面亀裂が発生し、衝撃強度が向上したことを実験を通して確認した。
【0052】
参考までに、衝撃強度は、286gの球形錘を落下させたとき、表面の亀裂、破壊、剥離などが表れない高さを意味する。
【0053】
図3は、既存の原木床の衝撃強度に対する実験の一例を示した図で、図4は、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床の熱間割れに対する実験の一例を示した図である。
【0054】
まず、図3に示すように、既存の原木床においては、80℃の高温で6時間が経過した後、割れ現象が発生した。
【0055】
その一方、図4に示すように、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床においては、80℃の高温で6時間が経過した後にも割れ現象が発生しなかった。
【0056】
このような本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床は、多重のベニヤ間にフェノール又はメラミン樹脂含浸紙を配置した後、熱圧・接着することによって、既存の原木床と同じ厚さの外観を維持するとともに、厚さが薄いことによる収縮/膨張の力が大きくないので、ベニヤの表面の割れ現象を最小化することができる。
【0057】
また、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床は、ベニヤ間で圧着される樹脂含浸紙(フェノール/メラミン)が補強層(バリア層)としての役割をし、傷やへこみに対する抵抗性を向上させることもできる。
【0058】
図5は、本発明の一実施例に係るベニヤ強化原木床の製造方法を説明するために示した製造工程図である。
【0059】
図1及び図5を参照すると、段階(510)で、所定の厚さを有して板状に形成される複数のベニヤ111を設ける。
【0060】
前記複数のベニヤ111は、それぞれ所定の厚さを有して板状に形成される。例えば、前記各ベニヤ111は、0.3〜1.0mm範囲の厚さを有するように形成されることが望ましい。
【0061】
前記各ベニヤ111が前記のような厚さ範囲内で形成されることによって、オンドル暖房による前記ベニヤ111の収縮又は膨張時にその表面が割れたり、使用上傷付いたりへこむことが最小化される。
【0062】
次に、段階(520)で、前記ベニヤ111間に樹脂含浸紙112を配置する。
【0063】
前記樹脂含浸紙112は、前記各ベニヤ111の硬度を強化させる強化剤としての役割をすると同時に、前記各ベニヤ111を互いに接着させる接着剤としての役割もする。
【0064】
このために、前記樹脂含浸紙112をフェノール樹脂含浸紙又はメラミン樹脂含浸紙で形成することができる。前記フェノール樹脂含浸紙や前記メラミン樹脂含浸紙は、強化床のオーバレイ紙として使用される代表物質であるので、前記各ベニヤ111間に形成される場合、前記ベニヤ111の硬度を強化させることができる。
【0065】
また、前記フェノール樹脂含浸紙や前記メラミン樹脂含浸紙は、熱圧処理を行うと優れた接着性能を示すので、 前記各ベニヤ111間に形成される場合、前記ベニヤ111の接着力を向上させることができる。
【0066】
このような樹脂含浸紙112の工程過程は、大きく樹脂(フェノール又はメラミン)含浸及び乾燥の2段階に区分されるが、前記耐摩耗性の向上のために前記酸化アルミニウムが必要な場合は、前記含浸と乾燥工程の間に酸化アルミニウム投与工程段階が含まれる。
【0067】
次に、段階(530)で、熱圧処理を通して前記ベニヤ111と前記樹脂含浸紙112とを接着させて表面層110を形成する。
【0068】
次に、段階(540)で、合板130の上部に接着剤としての役割をする接着層120を形成する。
【0069】
このとき、PVAc(Poly Vinyl Acetate)、EVA(Ethylene Vinyl Acetate)、EPI(Emulsified Poly Isocyanate)及びPU(Poly Urethane)などから選択されるいずれか一つの材質からなる接着剤で前記接着層120を形成することができる。
【0070】
また、水溶性ボンドであって環境汚染を引き起こさず、耐水性及び耐熱性に強い常温及び熱硬化用の2液型合成樹脂接着剤で前記接着層120を形成することができる。
【0071】
次に、段階(550)で、前記接着層120の上部に前記表面層110を配置する。
【0072】
次に、段階(560)で、前記表面層110、接着層120及び合板130に常温圧処理をし、前記表面層110を前記合板130の上部に接着させる。
【0073】
次に、段階(570)で、前記表面層110の上部にUVコーティング層140を形成する。
【0074】
前記UVコーティング層140の工程過程は次の通りである。まず、前記表面層110の表面にUV塗料をロールコーティングによって塗布し、UV硬化機によって乾燥する過程を数回経ることによって、前記表面層110の表面には一定の厚さで前記UVコーティング層140が形成される。
【0075】
以上では、本発明に係る具体的な実施例について説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限度内で多様な変形が可能であることは当然である。そのため、本発明の範囲は、以上説明した実施例に限定して定められてはならず、後述する特許請求の範囲のみならず、この特許請求の範囲と均等なものによって定められなければならない。
【0076】
以上のように、本発明は、限定された実施例と図面に基づいて説明したが、前記のような実施例に限定されるものでなく、本発明の属する分野で通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明の思想は、下記に記載した特許請求の範囲のみによって把握されなければならず、この均等又は等価的変形は、いずれも本発明の思想の範疇に属するものといえる。
【符号の説明】
【0077】
110:表面層、111:ベニヤ、112:樹脂含浸紙、120:接着層、
130:合板、140:UVコーティング層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の厚さを有して板状に形成される複数のベニヤ、及び前記ベニヤ間に形成される樹脂含浸紙を備えており、熱圧処理を通して前記ベニヤと前記樹脂含浸紙が互いに接着されて一体に形成される表面層と、
前記表面層の下部に形成されて接着剤の役割をする接着層と、
前記接着層の下部に配置され、前記接着層によって前記表面層の下部に接着される合板と、を含むベニヤ強化原木床。
【請求項2】
前記ベニヤは、0.3〜1.0mm範囲の厚さを有することを特徴とする、請求項1に記載のベニヤ強化原木床。
【請求項3】
前記樹脂含浸紙は、フェノール樹脂含浸紙又はメラミン樹脂含浸紙から選択されることを特徴とする、請求項1に記載のベニヤ強化原木床。
【請求項4】
前記表面層の上部に形成されるUVコーティング層をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のベニヤ強化原木床。
【請求項5】
所定の厚さを有して板状に形成される複数のベニヤを設け、
前記ベニヤ間に樹脂含浸紙を配置し、
熱圧処理を通して前記ベニヤと前記樹脂含浸紙とを接着させて表面層を形成し、
前記合板の上部に接着剤としての役割をする接着層を形成し、
前記接着層の上部に前記表面層を配置し、前記表面層を前記合板の上部に接着させることを含むベニヤ強化原木床の製造方法。
【請求項6】
前記ベニヤは、0.3〜1.0mm範囲の厚さを有することを特徴とする、請求項5に記載のベニヤ強化原木床の製造方法。
【請求項7】
前記樹脂含浸紙は、フェノール樹脂含浸紙又はメラミン樹脂含浸紙から選択されることを特徴とする、請求項5に記載のベニヤ強化原木床の製造方法。
【請求項8】
前記表面層の上部にUVコーティング層を形成することをさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載のベニヤ強化原木床の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−110939(P2011−110939A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−262935(P2010−262935)
【出願日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(509286787)エルジー・ハウシス・リミテッド (49)
【氏名又は名称原語表記】LG HAUSYS,LTD.
【住所又は居所原語表記】20,Yoido−dong,youngdungpo−gu,Seoul150−721,Republic of Korea
【Fターム(参考)】