ベンゾイル置換アラニン
本発明は、式I(式中の可変部は明細書に記載してある意味を有する)のベンゾイル置換アラニンに関し、さらにはその農薬として使用に適した塩、それを調製するための方法および中間体、さらには望まれていない植物体を防除するためのそのような化合物またはそのような化合物を含む組成物の使用にも関する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】
[式中の各可変部は以下に定義されているとおりである:
R1は、ハロゲン、シアノ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキルまたはC1〜C6−ハロアルコキシであり;
R2、R3、R4、R5は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、C1〜C6−アルコキシまたはC1〜C6−ハロアルコキシであり;
R6、R7は、水素、ヒドロキシルまたはC1〜C6−アルコキシであり;
R8は、C1〜C6−アルキル、C1〜C4−シアノアルキルまたはC1〜C6−ハロアルキルであり;
R9は、水素またはC1〜C6−アルキルであり;
R10は、水素、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニル、C2〜C6−アルキニル、C1〜C6−ハロアルキル、C2〜C6−ハロアルケニル、C2〜C6−ハロアルキニル、C1〜C6−シアノアルキル、C2〜C6−シアノアルケニル、C2〜C6−シアノアルキニル、C1〜C6−ヒドロキシアルキル、C2〜C6−ヒドロキシアルケニル、C2〜C6−ヒドロキシアルキニル、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−シクロアルケニル、3〜6員ヘテロシクリル
[ここで、上記したシクロアルキル、シクロアルケニルまたは3〜6員ヘテロシクリル基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/またはオキソ、シアノ、ニトロ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、ヒドロキシル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−ハロアルコキシ、ヒドロキシカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシカルボニル−C1〜C6−アルコキシ、アミノ、C1〜C6−アルキルアミノ、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノ、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノ、C1〜C6−ハロアルキルスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、(C1〜C6−アルキルアミノ)カルボニルアミノ、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニルアミノ、アリールおよびアリール(C1〜C6−アルキル)からなる群から選択される1〜3個の基を有していてもよい];
C1〜C6−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−アルケニルオキシ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−アルキニルオキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルコキシ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−ハロアルケニルオキシ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−ハロアルキニルオキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルチオ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−アルケニルチオ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−アルキニルチオ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル−C1〜C4−チオアルキル、C2〜C6−ハロアルケニル−C1〜C4−チオアルキル、C2〜C6−ハロアルキニル−C1〜C4−チオアルキル、C1〜C6−アルキルスルフィニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルキルスルフィニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルスルホニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルキルスルホニル−C1〜C4−アルキル、アミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルアミノ−C1〜C4−アルキル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルスルホニル(C1〜C6−アルキル)アミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1〜C6−アルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル、ホルミルアミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルコキシカルボニルアミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニル−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルコキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルコキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、アミノカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルアミノカルボニル−C1〜C4−アルキル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニルアミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニル−(C1〜C6−アルキルアミノ)−C1〜C4−アルキル、(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、[(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニルアミノ]C1〜C4−アルキル、[ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニルアミノ]C1〜C4−アルキル;
フェニル−C1〜C4−アルキル、フェニル−C2〜C4−アルケニル、フェニル−C2〜C4−アルキニル、フェニル−C1〜C4−ハロアルキル、フェニル−C2〜C4−ハロアルケニル、フェニル−C2〜C4−ハロアルキニル、フェニル−C1〜C4−ヒドロキシアルキル、フェニル−C2〜C4−ヒドロキシアルケニル、フェニル−C2〜C4−ヒドロキシアルキニル、フェニルカルボニル−C1〜C4−アルキル、フェニルカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、フェニルオキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、フェニルオキシ−C1〜C4−アルキル、フェニルチオ−C1〜C4−アルキル、フェニルスルフィニル−C1〜C4−アルキル、フェニルスルホニル−C1〜C4−アルキル、
ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリール−C2〜C4−アルケニル、ヘテロアリール−C2〜C4−アルキニル、ヘテロアリール−C1〜C4−ハロアルキル、ヘテロアリール−C2〜C4−ハロアルケニル、ヘテロアリール−C2〜C4−ハロアルキニル、ヘテロアリール−C1〜C4−ヒドロキシアルキル、ヘテロアリール−C2〜C4−ヒドロキシアルケニル、ヘテロアリール−C2〜C4−ヒドロキシアルキニル、ヘテロアリールカルボニル−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールオキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールオキシ−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールチオ−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールスルフィニル−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールスルホニル−C1〜C4−アルキル
[ここで、上記したフェニルおよびヘテロアリール基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/またはシアノ、ニトロ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、ヒドロキシル、C1〜C6−ヒドロキシアルキル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−ハロアルコキシ、ヒドロキシカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシカルボニル−C1〜C6−アルコキシ、アミノ、C1〜C6−アルキルアミノ、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノ、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノ、C1〜C6−ハロアルキルスルホニルアミノ、(C1〜C6−アルキルアミノ)カルボニルアミノ、ジ(C1〜C6−アルキル)−アミノカルボニルアミノ、アリールおよびアリール(C1〜C6−アルキル)からなる群から選択される1〜3個の基を有していてもよい]
であり;
R11は、水素、C1〜C6−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C3〜C6−ハロアルケニル、C3〜C6−ハロアルキニル、ホルミル、C1〜C6−アルキルカルボニル、C3〜C6−シクロアルキルカルボニル、C2〜C6−アルケニルカルボニル、C2〜C6−アルキニルカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、C3〜C6−アルケニルオキシカルボニル、C3〜C6−アルキニルオキシカルボニル、アミノカルボニル、C1〜C6−アルキルアミノカルボニル、C3〜C6−アルケニルアミノカルボニル、C3〜C6−アルキニルアミノカルボニル、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル、N−(C3〜C6−アルケニル)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル、N−(C3〜C6−アルキニル)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル、N−(C1〜C6−アルコキシ)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル、N−(C3〜C6−アルケニル)−N−(C1〜C6−アルコキシ)アミノカルボニル、N−(C3〜C6−アルキニル)−N−(C1〜C6−アルコキシ)アミノカルボニル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノチオカルボニル、(C1〜C6−アルキル)シアノイミノ、(アミノ)シアノイミノ、[(C1〜C6−アルキル)アミノ]シアノイミノ、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノシアノイミノ、C1〜C6−アルキルカルボニル−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコキシイミノ−C1〜C6−アルキル、N−(C1〜C6−アルキルアミノ)イミノ−C1〜C6−アルキル、N−[ジ−(C1〜C6−アルキル)アミノ]イミノ−C1〜C6−アルキルまたはトリ−C1〜C4−アルキルシリル
[ここで、記載したアルキル、シクロアルキルおよびアルコキシ基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/または以下の基:シアノ、ヒドロキシル、C3〜C6−シクロアルキル、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、ジ(C1〜C4−アルキル)アミノ、C1〜C4−アルキル−C1〜C6−アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C4−アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル、C1〜C4−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1〜C4−アルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C4−アルキル)アミノカルボニルまたはC1〜C4−アルキルカルボニルオキシのうちの1〜3個の基を有していてもよい];
フェニル、フェニル−C1〜C6−アルキル、フェニルカルボニル−C1〜C6−アルキル、フェノキシカルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニルスルホニルアミノカルボニル、N−(C1〜C6−アルキル)−N−(フェニル)アミノカルボニル、フェニル−C1〜C6−アルキルカルボニル
[ここで、このフェニル基は部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/または以下の基:ニトロ、シアノ、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシまたはC1〜C4−ハロアルコキシのうちの1〜3個の基を有していてもよい];
またはSO2R13
であり;
R12は、水素、C1〜C6−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C3〜C6−ハロアルケニル、C3〜C6−ハロアルキニル、ヒドロキシルまたはC1〜C6−アルコキシであり;
R13は、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキルまたはフェニル
[ここで、このフェニル基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/または以下の基:C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキルまたはC1〜C6−アルコキシのうちの1〜3個の基を有していてもよい]
である]
のベンゾイル置換アラニンまたはその農薬として有用な塩。
【請求項2】
R1が、ハロゲンまたはC1〜C6−ハロアルキルである、請求項1に記載の式Iのベンゾイル置換アラニン。
【請求項3】
R2およびR3が、互いに独立して、水素、ハロゲンまたはC1〜C6−ハロアルキルである、請求項1または2に記載の式Iのベンゾイル置換アラニン。
【請求項4】
R4、R5、R6、R7、R9およびR12が、水素である、請求項1〜3のいずれかに記載の式Iのベンゾイル置換アラニン。
【請求項5】
R10が、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニル、C2〜C6−アルキニル、C1〜C6−ハロアルキル、C2〜C6−ハロアルケニル、C2〜C6−ハロアルキニル、C1〜C6−シアノアルキル、C1〜C6−ヒドロキシアルキル、C2〜C6−ヒドロキシアルケニル、C2〜C6−ヒドロキシアルキニル、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−シクロアルケニル、3〜6員ヘテロシクリル
[ここで、上記したシクロアルキル、シクロアルケニルまたは3〜6員ヘテロシクリル基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/またはオキソ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、ヒドロキシカルボニルおよびC1〜C6−アルコキシカルボニルからなる群から選択される1〜3個の基を有していてもよい]、
C1〜C6−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルチオ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノ−C1〜C4−アルキル、ヒドロキシカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルコキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルコキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニルアミノ−C1〜C4−アルキル、ジ(C1〜C6−アルキル)カルボニルアミノ−C1〜C4−アルキル、[ジ(C1〜C6−アルキルアミノ)カルボニルオキシ]C1〜C4−アルキル、{ジ[ジ(C1〜C6−アルキル)アミノ]カルボニルオキシ}C1〜C4−アルキル、
フェニル−C1〜C4−アルキル、フェニル−C2〜C4−アルケニル、フェニル−C2〜C4−アルキニル、フェニル−C1〜C4−ハロアルキル、フェニル−C2〜C4−ハロアルケニル、フェニル−C1〜C4−ヒドロキシアルキル、フェニルオキシ−C1〜C4−アルキル、フェニルチオ−C1〜C4−アルキル、フェニルスルフィニル−C1〜C4−アルキル、フェニルスルホニル−C1〜C4−アルキル、
ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリール−C1〜C4−ヒドロキシアルキル、ヘテロアリールオキシ−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールチオ−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールスルフィニル−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールスルホニル−C1〜C4−アルキル
[ここで、上記したフェニルおよびヘテロアリール基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/またはシアノ、ニトロ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、ヒドロキシル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−ハロアルコキシ、ヒドロキシカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノおよびC1〜C6−ハロアルキルスルホニルアミノからなる群から選択される1〜3個の基を有していてもよい]
である、請求項1〜4のいずれかに記載の式Iのベンゾイル置換アラニン。
【請求項6】
請求項1に記載の式Iのベンゾイル置換アラニンの調製方法であって、式V
【化2】
[式中、R6、R9、R10、R11およびR12は請求項1で定義したとおりであり、L1はヒドロキシルまたはC1〜C6−アルコキシである]
のアラニン誘導体を式IV
【化3】
[式中、R1〜R5は請求項1で定義したとおりであり、L2はヒドロキシル、ハロゲン、C1〜C6−アルキルカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、C1〜C4−アルキルスルホニル、ホスホリルまたはイソウレイルである]
の安息香酸(誘導体)と反応させて、式III
【化4】
[式中、R1〜R6およびR9〜R12は請求項1で定義したとおりであり、L1はヒドロキシルまたはC1〜C6−アルコキシである]
の対応するベンゾイル誘導体を得、
さらに得られた式IIIのベンゾイル誘導体を次いで式II
【化5】
[式中、R7およびR8は請求項1で定義したとおりである]
のアミンと反応させる、
上記方法。
【請求項7】
式III
【化6】
[式中、R1〜R6およびR9〜R12は請求項1で定義したとおりであり、L1はヒドロキシルまたはC1〜C6−アルコキシである]
のベンゾイル誘導体。
【請求項8】
請求項1〜5のいずれかに記載の少なくとも1種の式Iのベンゾイル置換アラニンまたは式Iの農薬として有用な塩の除草剤として有効な量と、作物保護用薬剤を製剤化するのに慣用の補助剤とを含んでなる、組成物。
【請求項9】
請求項8に記載の組成物の調製方法であって、請求項1〜5のいずれかに記載の少なくとも1種の式Iのベンゾイル置換アラニンまたは式Iの農薬として有用な塩の除草剤として有効な量と、作物保護用薬剤を製剤化するのに慣用の補助剤とを混合する、上記方法。
【請求項10】
望まれていない植物体の防除方法であって、請求項1〜5のいずれかに記載の少なくとも1種の式Iのベンゾイル置換アラニンまたは式Iの農薬として有用な塩の除草剤として有効な量を、植物体、その生育地に、および/または種子に作用させる、上記方法。
【請求項11】
請求項1〜5のいずれかに記載の式Iのベンゾイル置換アラニンまたはその農薬として有用な塩の除草剤としての使用。
【請求項1】
式I
【化1】
[式中の各可変部は以下に定義されているとおりである:
R1は、ハロゲン、シアノ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキルまたはC1〜C6−ハロアルコキシであり;
R2、R3、R4、R5は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、C1〜C6−アルコキシまたはC1〜C6−ハロアルコキシであり;
R6、R7は、水素、ヒドロキシルまたはC1〜C6−アルコキシであり;
R8は、C1〜C6−アルキル、C1〜C4−シアノアルキルまたはC1〜C6−ハロアルキルであり;
R9は、水素またはC1〜C6−アルキルであり;
R10は、水素、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニル、C2〜C6−アルキニル、C1〜C6−ハロアルキル、C2〜C6−ハロアルケニル、C2〜C6−ハロアルキニル、C1〜C6−シアノアルキル、C2〜C6−シアノアルケニル、C2〜C6−シアノアルキニル、C1〜C6−ヒドロキシアルキル、C2〜C6−ヒドロキシアルケニル、C2〜C6−ヒドロキシアルキニル、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−シクロアルケニル、3〜6員ヘテロシクリル
[ここで、上記したシクロアルキル、シクロアルケニルまたは3〜6員ヘテロシクリル基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/またはオキソ、シアノ、ニトロ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、ヒドロキシル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−ハロアルコキシ、ヒドロキシカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシカルボニル−C1〜C6−アルコキシ、アミノ、C1〜C6−アルキルアミノ、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノ、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノ、C1〜C6−ハロアルキルスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、(C1〜C6−アルキルアミノ)カルボニルアミノ、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニルアミノ、アリールおよびアリール(C1〜C6−アルキル)からなる群から選択される1〜3個の基を有していてもよい];
C1〜C6−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−アルケニルオキシ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−アルキニルオキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルコキシ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−ハロアルケニルオキシ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−ハロアルキニルオキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルチオ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−アルケニルチオ−C1〜C4−アルキル、C2〜C6−アルキニルチオ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル−C1〜C4−チオアルキル、C2〜C6−ハロアルケニル−C1〜C4−チオアルキル、C2〜C6−ハロアルキニル−C1〜C4−チオアルキル、C1〜C6−アルキルスルフィニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルキルスルフィニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルスルホニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルキルスルホニル−C1〜C4−アルキル、アミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルアミノ−C1〜C4−アルキル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルスルホニル(C1〜C6−アルキル)アミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1〜C6−アルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル、ホルミルアミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルコキシカルボニルアミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニル−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルコキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルコキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、アミノカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルアミノカルボニル−C1〜C4−アルキル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニルアミノ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニル−(C1〜C6−アルキルアミノ)−C1〜C4−アルキル、(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、[(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニルアミノ]C1〜C4−アルキル、[ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニルアミノ]C1〜C4−アルキル;
フェニル−C1〜C4−アルキル、フェニル−C2〜C4−アルケニル、フェニル−C2〜C4−アルキニル、フェニル−C1〜C4−ハロアルキル、フェニル−C2〜C4−ハロアルケニル、フェニル−C2〜C4−ハロアルキニル、フェニル−C1〜C4−ヒドロキシアルキル、フェニル−C2〜C4−ヒドロキシアルケニル、フェニル−C2〜C4−ヒドロキシアルキニル、フェニルカルボニル−C1〜C4−アルキル、フェニルカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、フェニルオキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、フェニルオキシ−C1〜C4−アルキル、フェニルチオ−C1〜C4−アルキル、フェニルスルフィニル−C1〜C4−アルキル、フェニルスルホニル−C1〜C4−アルキル、
ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリール−C2〜C4−アルケニル、ヘテロアリール−C2〜C4−アルキニル、ヘテロアリール−C1〜C4−ハロアルキル、ヘテロアリール−C2〜C4−ハロアルケニル、ヘテロアリール−C2〜C4−ハロアルキニル、ヘテロアリール−C1〜C4−ヒドロキシアルキル、ヘテロアリール−C2〜C4−ヒドロキシアルケニル、ヘテロアリール−C2〜C4−ヒドロキシアルキニル、ヘテロアリールカルボニル−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールオキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールオキシ−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールチオ−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールスルフィニル−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールスルホニル−C1〜C4−アルキル
[ここで、上記したフェニルおよびヘテロアリール基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/またはシアノ、ニトロ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、ヒドロキシル、C1〜C6−ヒドロキシアルキル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−ハロアルコキシ、ヒドロキシカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシカルボニル−C1〜C6−アルコキシ、アミノ、C1〜C6−アルキルアミノ、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノ、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノ、C1〜C6−ハロアルキルスルホニルアミノ、(C1〜C6−アルキルアミノ)カルボニルアミノ、ジ(C1〜C6−アルキル)−アミノカルボニルアミノ、アリールおよびアリール(C1〜C6−アルキル)からなる群から選択される1〜3個の基を有していてもよい]
であり;
R11は、水素、C1〜C6−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C3〜C6−ハロアルケニル、C3〜C6−ハロアルキニル、ホルミル、C1〜C6−アルキルカルボニル、C3〜C6−シクロアルキルカルボニル、C2〜C6−アルケニルカルボニル、C2〜C6−アルキニルカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、C3〜C6−アルケニルオキシカルボニル、C3〜C6−アルキニルオキシカルボニル、アミノカルボニル、C1〜C6−アルキルアミノカルボニル、C3〜C6−アルケニルアミノカルボニル、C3〜C6−アルキニルアミノカルボニル、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル、N−(C3〜C6−アルケニル)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル、N−(C3〜C6−アルキニル)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル、N−(C1〜C6−アルコキシ)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノカルボニル、N−(C3〜C6−アルケニル)−N−(C1〜C6−アルコキシ)アミノカルボニル、N−(C3〜C6−アルキニル)−N−(C1〜C6−アルコキシ)アミノカルボニル、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノチオカルボニル、(C1〜C6−アルキル)シアノイミノ、(アミノ)シアノイミノ、[(C1〜C6−アルキル)アミノ]シアノイミノ、ジ(C1〜C6−アルキル)アミノシアノイミノ、C1〜C6−アルキルカルボニル−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコキシイミノ−C1〜C6−アルキル、N−(C1〜C6−アルキルアミノ)イミノ−C1〜C6−アルキル、N−[ジ−(C1〜C6−アルキル)アミノ]イミノ−C1〜C6−アルキルまたはトリ−C1〜C4−アルキルシリル
[ここで、記載したアルキル、シクロアルキルおよびアルコキシ基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/または以下の基:シアノ、ヒドロキシル、C3〜C6−シクロアルキル、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、ジ(C1〜C4−アルキル)アミノ、C1〜C4−アルキル−C1〜C6−アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C4−アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル、C1〜C4−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1〜C4−アルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C4−アルキル)アミノカルボニルまたはC1〜C4−アルキルカルボニルオキシのうちの1〜3個の基を有していてもよい];
フェニル、フェニル−C1〜C6−アルキル、フェニルカルボニル−C1〜C6−アルキル、フェノキシカルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニルスルホニルアミノカルボニル、N−(C1〜C6−アルキル)−N−(フェニル)アミノカルボニル、フェニル−C1〜C6−アルキルカルボニル
[ここで、このフェニル基は部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/または以下の基:ニトロ、シアノ、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシまたはC1〜C4−ハロアルコキシのうちの1〜3個の基を有していてもよい];
またはSO2R13
であり;
R12は、水素、C1〜C6−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C3〜C6−ハロアルケニル、C3〜C6−ハロアルキニル、ヒドロキシルまたはC1〜C6−アルコキシであり;
R13は、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキルまたはフェニル
[ここで、このフェニル基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/または以下の基:C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキルまたはC1〜C6−アルコキシのうちの1〜3個の基を有していてもよい]
である]
のベンゾイル置換アラニンまたはその農薬として有用な塩。
【請求項2】
R1が、ハロゲンまたはC1〜C6−ハロアルキルである、請求項1に記載の式Iのベンゾイル置換アラニン。
【請求項3】
R2およびR3が、互いに独立して、水素、ハロゲンまたはC1〜C6−ハロアルキルである、請求項1または2に記載の式Iのベンゾイル置換アラニン。
【請求項4】
R4、R5、R6、R7、R9およびR12が、水素である、請求項1〜3のいずれかに記載の式Iのベンゾイル置換アラニン。
【請求項5】
R10が、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニル、C2〜C6−アルキニル、C1〜C6−ハロアルキル、C2〜C6−ハロアルケニル、C2〜C6−ハロアルキニル、C1〜C6−シアノアルキル、C1〜C6−ヒドロキシアルキル、C2〜C6−ヒドロキシアルケニル、C2〜C6−ヒドロキシアルキニル、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−シクロアルケニル、3〜6員ヘテロシクリル
[ここで、上記したシクロアルキル、シクロアルケニルまたは3〜6員ヘテロシクリル基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/またはオキソ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、ヒドロキシカルボニルおよびC1〜C6−アルコキシカルボニルからなる群から選択される1〜3個の基を有していてもよい]、
C1〜C6−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルチオ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノ−C1〜C4−アルキル、ヒドロキシカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルコキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−ハロアルコキシカルボニル−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニルオキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C6−アルキルカルボニルアミノ−C1〜C4−アルキル、ジ(C1〜C6−アルキル)カルボニルアミノ−C1〜C4−アルキル、[ジ(C1〜C6−アルキルアミノ)カルボニルオキシ]C1〜C4−アルキル、{ジ[ジ(C1〜C6−アルキル)アミノ]カルボニルオキシ}C1〜C4−アルキル、
フェニル−C1〜C4−アルキル、フェニル−C2〜C4−アルケニル、フェニル−C2〜C4−アルキニル、フェニル−C1〜C4−ハロアルキル、フェニル−C2〜C4−ハロアルケニル、フェニル−C1〜C4−ヒドロキシアルキル、フェニルオキシ−C1〜C4−アルキル、フェニルチオ−C1〜C4−アルキル、フェニルスルフィニル−C1〜C4−アルキル、フェニルスルホニル−C1〜C4−アルキル、
ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリール−C1〜C4−ヒドロキシアルキル、ヘテロアリールオキシ−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールチオ−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールスルフィニル−C1〜C4−アルキル、ヘテロアリールスルホニル−C1〜C4−アルキル
[ここで、上記したフェニルおよびヘテロアリール基は、部分的または完全にハロゲン化されていてもよく、および/またはシアノ、ニトロ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、ヒドロキシル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−ハロアルコキシ、ヒドロキシカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノおよびC1〜C6−ハロアルキルスルホニルアミノからなる群から選択される1〜3個の基を有していてもよい]
である、請求項1〜4のいずれかに記載の式Iのベンゾイル置換アラニン。
【請求項6】
請求項1に記載の式Iのベンゾイル置換アラニンの調製方法であって、式V
【化2】
[式中、R6、R9、R10、R11およびR12は請求項1で定義したとおりであり、L1はヒドロキシルまたはC1〜C6−アルコキシである]
のアラニン誘導体を式IV
【化3】
[式中、R1〜R5は請求項1で定義したとおりであり、L2はヒドロキシル、ハロゲン、C1〜C6−アルキルカルボニル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、C1〜C4−アルキルスルホニル、ホスホリルまたはイソウレイルである]
の安息香酸(誘導体)と反応させて、式III
【化4】
[式中、R1〜R6およびR9〜R12は請求項1で定義したとおりであり、L1はヒドロキシルまたはC1〜C6−アルコキシである]
の対応するベンゾイル誘導体を得、
さらに得られた式IIIのベンゾイル誘導体を次いで式II
【化5】
[式中、R7およびR8は請求項1で定義したとおりである]
のアミンと反応させる、
上記方法。
【請求項7】
式III
【化6】
[式中、R1〜R6およびR9〜R12は請求項1で定義したとおりであり、L1はヒドロキシルまたはC1〜C6−アルコキシである]
のベンゾイル誘導体。
【請求項8】
請求項1〜5のいずれかに記載の少なくとも1種の式Iのベンゾイル置換アラニンまたは式Iの農薬として有用な塩の除草剤として有効な量と、作物保護用薬剤を製剤化するのに慣用の補助剤とを含んでなる、組成物。
【請求項9】
請求項8に記載の組成物の調製方法であって、請求項1〜5のいずれかに記載の少なくとも1種の式Iのベンゾイル置換アラニンまたは式Iの農薬として有用な塩の除草剤として有効な量と、作物保護用薬剤を製剤化するのに慣用の補助剤とを混合する、上記方法。
【請求項10】
望まれていない植物体の防除方法であって、請求項1〜5のいずれかに記載の少なくとも1種の式Iのベンゾイル置換アラニンまたは式Iの農薬として有用な塩の除草剤として有効な量を、植物体、その生育地に、および/または種子に作用させる、上記方法。
【請求項11】
請求項1〜5のいずれかに記載の式Iのベンゾイル置換アラニンまたはその農薬として有用な塩の除草剤としての使用。
【公表番号】特表2009−526806(P2009−526806A)
【公表日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−554737(P2008−554737)
【出願日】平成19年2月7日(2007.2.7)
【国際出願番号】PCT/EP2007/051158
【国際公開番号】WO2007/093539
【国際公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月7日(2007.2.7)
【国際出願番号】PCT/EP2007/051158
【国際公開番号】WO2007/093539
【国際公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]