説明

ボトル位置指示装置

【課題】ボトルを任意の空いた保管区画に保管していても、その保管区画を顧客識別情報の入力操作に応答して発光により指示し得る管理作業が簡単で、かつ安価に構成可能なボトル位置指示装置を提供する。
【解決手段】 各保管区画に、ボトルに取付けられたコード担持体の顧客識別コードを読取るコードリーダ20を設けると共に、入力操作により入力された顧客の識別情報に応答して、顧客に割当てられた顧客識別コードを送出する入力手段31と、各保管区画のコードリーダ20が読取った顧客識別コードを検索することにより、送出された顧客識別コードに一致する顧客識別コードを読取ったコードリーダ20を特定するコード検索手段35と、特定されたコードリーダ20が所属する駆動さるべき発光体を選択する発光体選択手段37とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、酒場において棚の複数の保管区画に保管されているボトル群中の任意のボトルを、その保管区画に所属の発光体の発光により指示するためのボトル位置指示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
酒場において、顧客のキープされるボトルは名前等を記入したタグをつけて保管するのが通常であり、個数が増えると、顧客の来店時に取出しに時間を要する問題がある。そこで、特許文献1により、顧客のIDコードを記憶したICタグをボトルにつけておき、来店時に顧客のIDを入力したリーダライタでボトル群を走査して、該当するICタグに内蔵のLEDを発光させるボトル探知システムが開示されている。また、特許文献2によれば、予め顧客のIDカードを用意し、その読取りにより個々の顧客に割当ては保管場所を発光により指示するボトル特定方法が開示されている。併せて、IDカードによりボトルの期限切れ、残量、来店日時等の顧客別の管理を容易にしようとしている。
【特許文献1】特開平11−205202号公報
【特許文献1】特開2004−345815号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1のボトル探知システムの場合、ボトル数が増えると、その走査に手間取り、また顧客ごとにICタグを製作する必要あり、コスト的にも問題が残される。また、特許文献2のボトル特定方法によれば、顧客ごとにIDカードを用意する必要があり、また顧客ごとに棚の保管位置を特定する必要もあり、その保管の管理作業が面倒であり、コスト的にも問題が残される。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて、ボトルを任意の空いた保管区画に保管していても、その保管区画を顧客識別情報の入力操作に応答して発光により指示し得る管理作業が簡単で、かつ安価に構成可能なボトル位置指示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、酒場において棚に保管されているボトルの複数個所の保管区画に発光体をそれぞれ設けることにより、顧客のボトルを発光により指示するためのボトル位置指示装置において、各保管区画に、ボトルに取付けられたコード担持体の顧客識別コードを読取るコードリーダを設けると共に、入力操作により入力された顧客の識別情報に応答して、顧客に割当てられた顧客識別コードを送出する入力手段と、各保管区画のコードリーダが読取った顧客識別コードを検索することにより、送出された顧客識別コードに一致する顧客識別コードを読取ったコードリーダを特定するコード検索手段と、特定されたコードリーダが所属する駆動さるべき発光体を選択する発光体選択手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
顧客のボトルは、割当てた顧客識別コードを担持するコード担持体を取付けられて、空き状況に応じて任意の保管区画に保管される。各保管区画に保管されたボトルの顧客識別コードは、それぞれ所属のコードリーダにより読取られる。有線式或はリモコン式に構成された入力手段により、名前、愛称、通称、予め割当てた登録番号等の顧客の識別情報を入力すると、対応の顧客識別コードが送出される。コード検索手段は、その顧客識別コードに一致する顧客識別コードを読取ったコードリーダを検索する。発光体選択手段は、特定されたコードリーダが所属する保管区画の発光体を選択して、駆動部により駆動させる。
【0007】
コード担持体の汚れの影響を回避するには、請求項2により、コード担持体が、コードパターンを形成する磁石を担持すると共に、コードパターンに対応して配列された磁気センサを備えたコードリーダが、ボトルの保管区画での保管状態で顧客識別コードを読取るように、棚板に設けられる。
【0008】
保管中、ボトルを常時位置決めしておく必要を無くすには、請求項4により、コードリーダが、そのコード読取り位置に対してコード担持体のコード位置を整合させるように、保管区画の所定の保管位置にボトルが保管されたのを検知する保管位置センサを備え、コード検索手段が、保管位置センサの検知信号に応答して、内蔵の顧客コード格納部に、保管位置センサに所属のコードリーダのアドレス及び読取った顧客識別コードを格納すると共に、発光体選択手段により保管位置センサが所属する発光体を選択して所定時間駆動させ、コード検索手段は、さらに入力操作に応答して顧客コード格納部に対して一致する顧客識別コードを検索する。
【0009】
コードリーダのコード読取り位置に対してコード担持体のコード位置を整合させるには、請求項3により、棚板に設けられたコードリーダのコード読取り位置に対してコード担持体のコード位置をボトルの保管区画での保管状態で整合させるように、ボトルが、棚板に形成された位置決め用の係合部に係合する位置決め部を備える。その位置決め用の係合部の形態としては、請求項5により、保管区画が、上下左右にコーナ部を有する四辺形の棚板により保管ボックスとして形成されると共に、位置決め部が、係合部としての下側のコーナ部に係合する。請求項6により、保管区画が、ボトル周面を支持し、かつ係合部として機能する両側一対のレールを棚板としての略水平の底板に順に横方向へ配列することにより形成されると共に、ボトル底面に設けられて円状のコードパターンを形成するコード担持体に、ボトル周面側から側方へ突出してレール間に係合するように、位置決め部が一体に形成される。請求項7により、保管区画が、ボトル周面を支持し、かつ係合部として機能する両側一対のレールを棚板としての略水平の底板に順に横方向へ配列することにより形成されると共に、ボトル周面に設けられてライン状のコードパターンを形成する縦長のコード担持体が、位置決め部としてレール間に係合する。請求項8により、保管区画が、棚板としての略水平の底板、背面板及び仕切板のいずれかに、縦長状の係合部を順に横方向へ配列することにより形成されると共に、ボトル周面に設けられてライン状のコードパターンを形成する縦長状のコード担持体が、位置決め部として係合部に係合する。
【0010】
棚板に位置決め用係合部を形成することなく、コード位置を確実に整合させるには、請求項9により、保管区画が、コードリーダを棚板としての背面板に順に横方向へ配列することにより形成され、ボトル底面に設けられたコード担持体に対面するコードリーダの対面領域に、コードリーダのコード読取り位置に対してコード担持体のコード位置を整合させるように、位置決め用の凸状の係合部を形成すると共に、この係合部が係合する凹状の位置決め部をコード担持体に形成する。ボトルに対してコード担持体の着脱を容易にするには、請求項10により、コード担持体が、ボトル底部を着脱自在に嵌合させるコースタとして形成される。
【0011】
棚の保管区画とコード担持体との形状を相互に対応させる構成としては、請求項11により、保管区画が、棚板としての底板及び仕切板により方形状の保管ボックスとして形成されると共に、コード担持体が、ボトル底部を挿入させる周面部付きコースタとして形成され、コード担持体の少なくとも横幅が、底板又は背面板に設けられたコードリーダのコード読取り位置に対してコード担持体のコード位置をボトルの保管区画での保管状態で整合させるように、保管ボックスの横幅に略相当するか、或は請求項12により、保管区画が、棚板としての底板に順に横方向へ仕切板を配列することにより形成されると共に、コード担持体が、ボトル底部を挿入させる周面部付きコースタとして形成され、コード担持体の底面が、仕切板間に複数個の保管区画を形成するように、底板を奥行方向へ複数個に略等分に分割した形状に形成されると共に、コードリーダが、コード読取り位置に対してコード担持体のコード位置をボトルの保管区画での保管状態で整合させるように、底板に奥行方向へ複数個に対応して略等分に分割した位置に設けられる。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、ボトルを棚の任意の保管区画にキープしておいても、顧客の識別情報の入力に応答して、その保管区画を発光により指示可能になる。保管時にICカード或はICタグを用意することなく、ボトルにコード担持体を取付けるだけで済む。その際、請求項2の発明によれば、コードパターンを磁石で形成することにより、コード担持体の表面の汚れに起因する読取り不良を確実に回避でき、安価の構成で読取り可能になる。また、表面をネームプレートとして利用したり、装飾のために自在に着色可能となる。請求項4の発明によれば、ボトルにその周面から突出する位置決め部を設けたり、棚板に特殊な形状部分を設けなくても、保管時にボトル位置を手動操作で位置決めして発光で顧客識別コードの読取りを確認するだけで、それ以後の保管位置の変動による読取りへの影響を回避できる。
【0013】
請求項3の発明によれば、コードリーダに対してコード担持体のコードの桁位置を容易に整合させることができ、保管時に作業が簡単になり、読取りを確実に行わせることができる。その際、請求項5の発明によれば、倒して保管されたボトルの回転位置が確保され、棚正面の面積を節約できる。また、ボトル底面の十分広い範囲にコード素子間の間隔を拡げてコードパターンを円形に形成することができ、高信頼度で読取ることを可能にする。請求項6の発明によれば、同様に倒して保管でき、必要により保管区画間の仕切板も廃止できる。請求項7の発明によれば、同様に倒して保管できると共に、コード素子を磁石にすると、表面をネームプレートとしても利用できる。また、必要により仕切板も廃止できる。請求項8の発明によれば、背面板又は仕切板に位置決め用係合部を形成すると、ボトルを立てて保管できる。底板又は背面板の場合、必要により仕切板も廃止できる。
【0014】
請求項9の発明によれば、コードリーダに位置決め用の凸状係合部を形成することにより、担持体に突出部分を形成しないで済み、棚板の係合部も不要になる。請求項10の発明によれば、ボトルに対する保管時のコード担持体の取付け、又はキープ不要になった時点での取外し作業が極めて容易となり、また取外し作業時のコード担持体の損傷の心配も無くなる。
【0015】
請求項11の発明によれば、コード担持体及び保管区画に特別に位置決め部材を設けなくても自ずと位置決めが行われる。請求項12の発明によれば、コード担持体及び保管区画に特別に位置決め部材を設ける必要が無く、また奥行方向に複数個の保管区画を設けても簡単に上方へ取出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1乃至図5を基に本発明の実施の形態によるボトル位置指示装置を説明する。ボトルをキープする棚9は 図2及び図3に示すように、上下左右にコーナ部が位置する正方形の棚板1により構成された保管ボックス9aを5段に備えると共に、それぞれの上側コーナ部(最上段は天井棚)に発光体としてのLED17が取付けられ、背面板の開口部22にはコードリーダ20が取付けられ、側板に装置本体30が取付けられている。
【0017】
一方、図4Aに示すように、キープされるボトル5の底面には、円状のコードパターンを形成するように等間隔で最大8個の磁石13(図5B参照)が埋込まれ、かつボトル底面に対応したディスク状のコード板10が、コード担持体として貼着、好ましくは粘着されると共に、棚9の下側のコーナ部である位置決め用の係合部2に係合するように、対応形状の位置決め部11がボトル周面側から側方へ向かう突起状に一体に形成されて同様に粘着される。図4Bは、角形のボトル5aの同様な方形状のコード板15を示すもので、位置決め部としてのボトルコーナ部15aの目印になる1個所のコーナ部15b以外の領域は、僅かに内寄りに形成して目視できないように隠されている。
【0018】
さらに、ボトル5b,5c等の他の形状のボトルに対して、それぞれボトルの中心に対してコードパターンを偏心させる等により、保管状態でのコード位置を変動させないことを前提に、変形されたコード板が粘着されている。その際、位置決め部の基端部の形状はボトル形状に応じて多少変形されるが、両側の棚板1に接面する共通する傾斜面は備える。
【0019】
コードリーダ20は、図5Cに示すように、開口部22に嵌入されてコード板10、15に近接状態で対面し得る対面領域21dに、円状のコードパターンの磁石配置に対応して配列されたホール素子による磁気センサ21を備えている。この対面状態で、位置決め部11又はボトルコーナ部15aにより、円状のコードパターンの回転位置が規制され、したがってコードリーダ20の磁気センサ21によるコード読取り位置に対してコード板10、15のコード位置、即ち桁位置が整合させられる。これにより、8個の磁気センサ21が、対面する担持体領域の磁石13の有無をそれぞれ検知して、その検知結果に応じて8ビットの顧客識別コードが読取られ、最大255個の保管ボックス9aが管理可能になる。
【0020】
図3に示すように、装置本体30のケース表面には、テンキー、CLRキー、ENTキーを含むキー部31a及び数値表示器31bが設けられると共に、そのケース内部に回路装置が収納され、コードリーダ20用のリード線群20a、LED17のリード線群17aが導出されている。
【0021】
この回路装置は、マイコンのメモリ、CPU等を所定のプログラムに従い作動させることにより構成され、図1に示すように、顧客の識別情報例えば登録番号の入力に応答して、その登録番号について顧客のボトルに予め割当てられているコード板10、15の顧客識別コードを送出する入力手段31と、保管区画である各保管ボックス9aのコードリーダ20が読取った顧客識別コードを順に検索して、入力された顧客識別コードと一致する顧客識別コードを読取ったコードリーダ20のアドレスを特定するコード検索手段35とを備えると共に、LED17を駆動する駆動部36及び特定されたアドレスに所属のLED17を選択してタイマ37aに規定された所定時間例えば数十秒間駆動させる発光体選択手段37が付属している。
【0022】
入力手段31は、キー部31a及び数値表示器31bを備えると共に、入力操作応答部31cを内蔵することにより、その入力操作に応答して、数値表示器31bに顧客識別コードを表示し、OKであればENTキーの操作に応答して顧客識別コードを送出する。
【0023】
このように構成されたボトル位置指示装置の動作は次の通りである。ボトルのキープ時には、顧客の登録番号を台帳にリストにしておくか、或は画面で確認できるようにパソコンに入力すると共に、そのボトル底面に登録番号に予め割当てられている顧客識別コードを担持するコード板を粘着する。つまり、各コード板にはそれぞれの登録番号を記載しておくのが好ましい。次いで、ボトルを空いている任意の保管ボックス9aに保管する。例えばコード板10が貼着されたボトル5を、図5Aに示すように、位置決め部11を係合部2に係合させた状態で最深部にスライドさせ、ボトル周面を両側の棚板1で支持させる。この状態で、コード位置は回転方向をコードリーダ20の基準のコード読取り位置に対して位置決めされると共に、磁石13はそれぞれ所属の桁の磁気センサ21に近接状態で対面している。
【0024】
ボトル5aについてもボトルコーナ部15aが係合部2に係合して、同様に最深部にスライドさせられて保管される。最下段については、保管ボックス9aの上側のコーナ部が係合部2として機能する。その外、別の断面形状のボトル5b,5cも同様にコード位置を共通にするように位置決めされて保管される。
【0025】
顧客の来店時には、その登録番号を確認してキー部31aで入力操作すると、コードリーダ20が順に検索され、例えばその所定の検索順番をアドレスとし、入力された顧客識別コードに一致する顧客識別コードを読取っているコードリーダ20のアドレスが特定される。次いで、このアドレスに所属の保管ボックス9aのLED17が選択されて、所定時間点灯する。この間に指示されたボトル5〜5cを取出すことができる。顧客が帰った後、元の保管ボックスに限らず、任意の空いている保管ボックス9aにキープすることができる。
【0026】
尚、この実施の形態において、ボトルの保管位置からのずれを確実に回避するには、棚板1を奥行方向に僅かに下方へ傾斜させたり、或は位置決め部11の表面及び棚板1の一方に凸部、他方に凹部を形成して、保管位置で凹凸係合させることも考えられる。8ビットとして説明したが、所要の保管ボックス数に応じて、磁石の最大個数は増減し、特に前述の255個に対してそれ以上の個数のコード板10を用意してそれぞれ別の顧客識別コードを与える場合、最大個数は9個以上になる。
【0027】
図6乃至図8はレール式の位置決め用係合部による実施の形態を示すもので、棚板としての水平の底板40に、奥行方向へ延在する両側一対のプレート状のレール41を横方向へ配列して、仕切板無しの保管区画40aを順に形成している。ボトル5の底面には、図8に示すように、前述のコード板10と同様にディスク状のコード板10aが貼着され、位置決め部11に代わりに、レール41間に係合する対応の断面方形状の一体成形による位置決め部11aが、ボトル周面に貼着される。位置決め部11aの突出幅は、両側のレール41でボトル周面を支持させるように、その高さ幅よりも僅かに小さく設定されている。
【0028】
これにより、図7に示すように、位置決め部11aをガイドレール41に係入させ、その上端でボトル周面を支持させてスライドさせ、最深の保管位置でコードリーダ20のコード読取り位置に対してコード板10aの回転方向が位置決めされて近接状態で対面する。その外、図示のように、種々の形状のボトルに対しても、レール41に係合する共通形状の位置決め部11b、11cを備え、かつコードパターンの位置を共通にするコード板が粘着されることにより、空いている任意の保管区画に種々の形状のボトルをキープできる。
【0029】
尚、底板40は僅かに下り勾配に形成して、保管位置を前後方向に確保させることもでき、また位置決め部11aの突出幅をレール41よりも高く設定することにより、ボトル周面をレール41で支持させた状態で、位置決め部11a〜11cを係合させる溝を底板40に形成して、凹凸係合により保管位置を拘束することもできる。
【0030】
図9及び図10はライン状のコードパターンによる実施の形態を示すもので、ボトル5の周面部には、磁石13を埋込まれた縦長のコード担持体としてのネームプレート45が貼着されると共に、表面に顧客の名前等を記載させる。対応して、図9Aに示すように、棚板の背面板47には、対応形状の開口状の係合部47aが位置決め用に形成され、順に横方向へ配列することにより、仕切板無しの保管区画を形成している。係合部47aには背後から磁石13の配列位置に対応してライン状に磁気センサが配列された対面領域21eを備えたコードリーダ20aが取付けられている。これにより、ボトル5を立てネームプレート45を係合部47aに係合させた状態で読取りが行われる。
【0031】
この実施の形態の場合、底板40の奥行が制限される場合に有利であるが、図9Bに示すように、保管区画ごとに棚板としての仕切板42を横方向へ配列し、それぞれに係合部47aを奥行方向に複数個例えば3個形成して、裏側にコードリーダ20aをそれぞれ装着すると共に、LED17を前部に3個順に取付けることも可能である。
【0032】
さらに、図9Cに示すように、底板40に同様の開口状の係合部47aを形成すると共に、その裏側にコードリーダ20aを装着することもできる。これにより、ボトル5を倒した状態でネームプレート45を係合部47aに係合させて読取りを行わせる。尚、ネームプレート45は、肉薄にして係合部47aに部分的係合させ、残り領域に突出させられた対面領域21eを嵌入させることも考えられる。また、コード素子が磁石であるために任意に着色可能であり、したがって縦長のコード担持体を、敢えてネームプレートとしてでなく位置決め機能を備える範囲で、種々の装飾体として形成することもできる。
【0033】
尚、ネームプレート45は、図6に示す底板40に配列する両側一対のレール41間に係合する形状に形成することより、ボトル5を倒した状態で最深位置に保管し、底板40に設けたコードリーダでライン状のコードパターンを読取るように構成することもできる。また、ネームプレート45をレール41に対する位置決め部として、ボトル底面に貼着されるコード板を一体成形し、背面板で読取らせることもできる。
【0034】
図11及び図12は、コースタ式コード担持体による実施の形態を示す。コード担持体50が、前述のコード板10に、弾性を呈する材質、例えば合成ゴムにより、断面方形の位置決め部51が突設された周面部53をコースタとして一体成形して製作され、ボトル5の底部に着脱自在に装着される。角形のボトル5aの底部にも、同様に略同一厚みのコード担持体50aが着脱自在に装着され、その周面部53aに略同一横幅及び同一突出幅の位置決め部51aが一体に形成されている。
【0035】
対応して、仕切板無しの水平の底板40には、コード担持体50、50aが背面板47に当接する状態で、位置決め部51、51aを係合させる共通形状の溝状の係合部55が形成されて、順に横方向へ配列されることにより保管区画が形成される。係合部55の平面視の形状は位置決め部51、51aよりも僅かに大きめであり、その深さは、これらの位置決め部の突出幅に略相当している。係合部55に向かう奥行方向の途中位置には、ボトル5、5aを略水平に支持するように、周面部53、53aの厚みに略相当する高さの枕部57が突設され、各保管区画に配列される。
【0036】
これにより、ボトル5、5aを倒して、途中で枕部57を乗り越えさせて奥行方向へ押込み、最深の保管位置で位置決め部51、51aを係合部55に係合させることにより、コード位置が正規の回転位置に位置決めされると共に、前後方向も凹凸係合による拘束状態で位置決めされ、さらにボトル5、5aの周面は枕部57で略水平に支持される。したがって、コード担持体50、50aの円形のコードパターンが、背面板47の開口部22に嵌入されたコードリーダ20の磁気センサ21を備えた対面領域21eに、コード位置を整合させられて近接状態で対面する。
【0037】
その外、同程度の厚みの周辺部及び同一形状の位置決め部を有するコースタ式コード担持体が、着脱自在にボトル底部に装着されることにより、種々の形状のボトルが任意の保管区画にキープされる。周面部にはコースタとして種々の装飾を施すことができる。
【0038】
図13は凸状係合部による実施の形態を示す。ボトル底面に、図5を基に前述したディスク状のコード板10について、位置決め部11に代えて、切欠により凹状の位置決め部11cを備えたコード板10cが貼着される。対応して、コードリーダ20cの磁気センサ21が円形配列される対面領域21eに対応形状の凸状の係合部21fが形成される。これらの凹凸部の形状は回転非対称に形成されている。このようなコードリーダ20cが、背面板に順に横方向へ配列されて保管区画が形成され、その際底板は水平若しくは僅かに下り勾配にする。
【0039】
これにより、倒したボトル5を任意の保管区画に押込んで、位置決め部11cに係合部21fを係合させた状態で、コード板10cを位置決めして、コード読取り位置に対面させる。その外、コード担持体の位置決め部11c及びコード位置を共通にすることを前提に、種々の形状のボトルが、任意の保管区画にキープされる。
【0040】
図14及び図15は方形状収納ボックスによる実施の形態を示すもので、棚の保管区画が、側板43、仕切板42及び底板40で正方形状に開口した複数段の保管ボックス69として形成されている。コード担持体60は、ボトル5の底部を細隙を置いて挿入させる周面部61付きコースタとして形成されている。その受口は、ボトル5の断面よりも僅かに大きめの円形であり、周面部61の外周は保管ボックス69の開口に対して細隙を残す対応の正方形である。底面部には、保管ボックス69への挿入操作を容易にするように、テーパ部63が形成されると共に、中心部には円形コードパターンを形成する前述の磁石13が埋込まれている。その外、コード担持体は、周面部の外周形状及びコード位置を共通にすることを前提に、種々の形状のボトルに対応して受口を方形にしたり、これらの大きさを複数段階に変えることによる複数種類用意される。
【0041】
これにより、ボトル5をコード担持体60にセットして倒し、コード担持体60をその4通りの回転位置のうちコード整合位置を指示するマークに従って回転位置を決めて、任意の保管ボックス69に挿入する。さらに、ボトル5を押込んでコード担持体60を背面板のコードリーダに当接させると、対応形状により、回転位置を拘束され、またボトル形状が受口に近接状態で包囲されることにより前後位置も拘束されて、コード読取り位置に近接状態で対面する。他種のボトル用のコースタについても同様である。尚、底板40には、僅かに下り勾配を与えることも考えられる。周面部61にコードパターンを形成して、底板40にコードリーダを設けることもできる。
【0042】
この実施の形態において、図16に示すように、見栄えを向上させるために、前述の保管ボックス69のコーナ部に発光体としてアクリル棒65(同図A)を設け、その背後に配置したLEDの発光を透光させることもできる。この場合、コード担持体60のコーナ部に対応形状の切欠部66(同図B)を形成すると共に、回転位置を指示するマークを不要として、アクリル棒65に沿って切欠部66を係合させた状態でガイドさせることができる。
【0043】
図17及び図18は天板無しの棚による実施の形態を示すもので、保管区画が、底板40に順に横方向へ仕切板42を配列することにより形成されると共に、コード担持体70が、ボトル5の底部を細隙を置いて挿入させる周面部71付きコースタとして形成され、その受口72は、ボトル5の断面よりも僅かに大きめの円形である。底板40の奥行寸法は仕切板42間の開口幅の3倍に設定されると共に、コード担持体70は、その横幅及び奥行幅が開口幅に相当することにより、底板40を奥行方向へ3等分に分割する正方形に形成されている。その外、コード担持体は、周面部の横幅及び奥行幅並びにコード位置を共通にすることを前提に、種々の形状のボトルに対応して受口を方形にしたり、これらの大きさを複数段階に変えることにより複数種類用意されている。
【0044】
コード担持体70の底面は例えば円形コードパターンのコード板として形成されると共に、底板40の開口部40dには、各仕切板42間の3個の保管区画でコード位置をコード読取り位置にそれぞれ整合させるように、3個のコードリーダ20dが奥行方向の3等分位置に装着されている。側板43又は仕切板42には、発光体としてLED付アクリル棒67が埋め込まれて立設されることにより、その配列順に従って3個所の保管区画のいずれかに所属のボトルを指示することができる。コード担持体の底板を奥行方向へ等分する形状は、仕切板間のスペース形状によっては正方形以外も考えられ、また正方形のコーナ部を切落として意匠を考慮した非正方形にすることもできる。
【0045】
これにより、ボトルをコード担持体70にセットし、コード整合位置を指示するマーク、例えば正面を指示するマークに従って各仕切板42間に順に押込むと、自動的に読取り位置に対面する。3個でなくても、順に押込むことにより位置決めされ、3個保管された状態で奥のコード担持体70を抜いても残りの位置決めに影響はしない。
【0046】
図19及び図20は顧客識別コードの読取り記憶式による実施の形態を示す。ボトル5の底面には、前述のコード板10に対応して、円状のコードパターンを形成する磁石13と、コード読取り位置にコード位置を整合させるための保管位置センサを構成する磁石13aとが埋め込まれたコード板10bが、磁石13aをボトル5のラベルの中心位置に対して略反対位置を占めるように貼着されている。対応して、コードリーダ20bは、コードリーダ20aと同一配列パターンの磁気センサ21に加えて、磁石13aを検知する磁気センサ21aを備えている。一方、回路装置は基本的には図1と共通であるが、コード検索手段35aは、コードリーダ20bを特定するアドレス及びその読取った顧客識別コードを格納する顧客コード格納部35bを内蔵している。
【0047】
これにより、ラベルの中心位置又は磁石13aの位置を確認しつつボトル5をコード位置が整合する所定の保管位置に保管させると、磁気センサ21aの検知信号に応答して、コード検索手段35aは、この検知信号を出力する保管区画に所属のコードリーダ20bの読取った顧客識別コードをそのアドレスと共に顧客識別コード格納部35bに格納すると共に、発光体選択手段37を介してそのアドレスに所属のLED17を所定時間駆動させて読取りを確認させる。顧客の来店時に、入力操作に応答して、顧客コード格納部35bの読出し走査により一致する顧客識別コードを検索し、特定されたアドレスのLED17を所定時間駆動させて、保管区画を指示する。これにより、ボトル5及び棚板に位置決め部分を設ける必要が無くなり、保管時に読取りを確認するだけで済む。その外、貼着されるコード担持体の磁石13a及びコードパターンの位置を共通にすることを前提に、種々の形状のボトルが任意の保管区画にキープされる。
【0048】
尚、磁気センサ21aの検知信号に応答して、顧客識別コードを読取ったコードリーダ20bからそのアドレスを送出して、コード検索手段35aに格納しておくようにも構成できる。保管位置センサとしては、コード板10bの例えば2個所に凹部を形成し、コードリーダ20bの対面領域に対応の凸部を形成して凹凸係合させ、その凸部に感圧センサを設けることにより構成することも考えられる。これにより、コード読取り位置に対してコード位置が整合した状態で、ボトルを押圧して、その押圧力を検知させて読取りを確認させることも考えられる。また、この凹凸係合は、図13を基に前述した位置決め用の1個の凹凸係合部として形成することもできる。
【0049】
入力手段としては、文字入力用のキー部を含めることにより、登録番号に代えて、顧客の名前、愛称、通称等を入力することにより、その顧客識別コードを送出するようにもできる。この種の入力方式は、例えば携帯電話、その他で広く採用されている。さらに、この入力手段をリモコンとして構成して、顧客識別コードを送信し、コード検索手段に受信部を設けることもできる。コードリーダとしては、コストアップを甘受するならば光読取りのバーコード式、その他の方式にすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施の形態によるボトル位置指示装置の回路構成を示す図である。
【図2】同ボトル位置指示装置の棚の部分正面図である。
【図3】同棚の側面の斜視図である。
【図4】同棚の保管ボックスにキープされるコード板付のボトルを例示する斜視図である。
【図5】同棚の顧客識別コードの読取り部分を説明する図であり、同図Aは保管ボックスの断面図、同図Bはコード板の背面図、同図Cはコードリーダの対面領域の正面図である。
【図6】レール状係合部による実施の形態の棚の部分正面図である。
【図7】図6による棚の保管区画の断面図である。
【図8】図6による棚にキープされるコード板付のボトルを例示する斜視図である。
【図9】縦長状コード担持体による実施形態の棚を説明するもので、同図Aは係合部を備えた背面板の正面図、同図Bは係合部を備えた仕切板の側面図、同図Cは係合部を備えた底板の断面図である。
【図10】図9による棚にキープされるネームプレート付ボトルを例示する斜視図である。
【図11】コースタコード担持体による実施形態の棚の断面図である。
【図12】図11による棚にキープされるコースタコード担持体が装着されたボトルを例示する斜視図である。
【図13】位置決め用の凹状係合部による実施の形態のコード板の正面図及びコードリーダの対面領域の正面図である。
【図14】方形状保管ボックスによる実施の形態の棚の斜視図である。
【図15】図14による棚にキープされるコード担持体が装着されたボトルを例示する斜視図である。
【図16】図14による棚及びコード担持体の変形例を説明する図である。
【図17】天板無しの実施の形態による棚の斜視図である。
【図18】図17による棚にキープされるコード担持体が装着されたボトルを例示する斜視図である。
【図19】顧客識別コードの読取り記憶式による実施形態の回路構成を説明するである。
【図20】図19によるコード板及びコードリーダの対面領域の正面図である。
【符号の説明】
【0051】
2,21f,47a,55 係合部
5,5a,5b,5c ボトル
9a,69 保管ボックス
11,11a,11b,11c,51,51a 位置決め部
10,10a,10b,15 コード板
13,13a 磁石
17 LED
20,20a,20b,20c,20d コードリーダ
21,21a 磁気センサ
31 入力手段
40 底板
40a 保管区画
41 レール
42 仕切板
47 背面板
45 ネームプレート
50,50a,60,70 コード担持体
65,67 アクリル棒

【特許請求の範囲】
【請求項1】
酒場において棚の複数の保管区画に保管されているボトル群中の任意のボトルを、その保管区画に所属の発光体の発光により指示するためのボトル位置指示装置において、
各保管区画に、ボトルに取付けられたコード担持体の顧客識別コードを読取るコードリーダを設けると共に、入力操作により入力された顧客の識別情報に応答して、顧客に割当てられた前記顧客識別コードを送出する入力手段と、前記各保管区画の前記コードリーダが読取った前記顧客識別コードを検索することにより、送出された前記顧客識別コードに一致する前記顧客識別コードを読取った前記コードリーダを特定するコード検索手段と、特定された前記コードリーダが所属する駆動さるべき発光体を選択する発光体選択手段と、を備えたことを特徴とするボトル位置指示装置。
【請求項2】
コード担持体が、コードパターンを形成する磁石を担持すると共に、前記コードパターンに対応して配列された磁気センサを備えたコードリーダが、ボトルの保管区画での保管状態で顧客識別コードを読取るように、棚板に設けられたことを特徴とする請求項1記載のボトル位置指示装置。
【請求項3】
棚板に設けられたコードリーダのコード読取り位置に対してコード担持体のコード位置をボトルの保管区画での保管状態で整合させるように、前記ボトルが、前記棚板に形成された位置決め用の係合部に係合する位置決め部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のボトル位置指示装置。
【請求項4】
コードリーダが、そのコード読取り位置に対してコード担持体のコード位置を整合させるように、保管区画の所定の保管位置にボトルが保管されたのを検知する保管位置センサを備え、
コード検索手段が、前記保管位置センサの検知信号に応答して、内蔵の顧客コード格納部に、前記保管位置センサに所属の前記コードリーダのアドレス及び読取った顧客識別コードを格納すると共に、発光体選択手段により前記保管位置センサが所属する発光体を選択して所定時間駆動させ、
前記コード検索手段は、さらに入力操作に応答して前記顧客コード格納部に対して一致する前記顧客識別コードを検索することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のボトル位置指示装置。
【請求項5】
保管区画が、上下左右にコーナ部を有する四辺形の棚板により保管ボックスとして形成されると共に、位置決め部が、係合部としての下側の前記コーナ部に係合することを特徴とする請求項3記載のボトル位置指示装置。
【請求項6】
保管区画が、ボトル周面を支持し、かつ係合部として機能する両側一対のレールを棚板としての略水平の底板に順に横方向へ配列することにより形成されると共に、ボトル底面に設けられて円状のコードパターンを形成するコード担持体に、前記ボトル周面側から側方へ突出して前記レール間に係合するように、位置決め部が一体に形成されたことを特徴とする請求項3記載のボトル位置指示装置。
【請求項7】
保管区画が、ボトル周面を支持し、かつ係合部として機能する両側一対のレールを棚板としての略水平の底板に順に横方向へ配列することにより形成されると共に、前記ボトル周面に設けられてライン状のコードパターンを形成する縦長のコード担持体が、位置決め部として前記レール間に係合することを特徴とする請求項3記載のボトル位置指示装置。
【請求項8】
保管区画が、棚板としての略水平の底板、背面板及び仕切板のいずれかに、縦長状の係合部を順に横方向へ配列することにより形成されると共に、ボトル周面に設けられてライン状のコードパターンを形成する縦長状のコード担持体が、位置決め部として前記係合部に係合することを特徴とする請求項3記載のボトル位置指示装置。
【請求項9】
保管区画が、コードリーダを棚板として略水平の底板の背後に位置する背面板に順に横方向へ配列することにより形成され、
ボトル底面に設けられたコード担持体に対面する前記コードリーダの対面領域に、前記コードリーダのコード読取り位置に対してコード担持体のコード位置を整合させるように、位置決め用の凸状の係合部を形成すると共に、この係合部が係合する凹状の位置決め部を前記コード担持体に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2のボトル位置指示装置。
【請求項10】
コード担持体が、ボトル底部を着脱自在に装着させる周面部付きコースタとして形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか記載のボトル位置指示装置。
【請求項11】
保管区画が、棚板としての底板及び仕切板により方形状の保管ボックスとして形成されると共に、コード担持体が、ボトル底部を挿入させる周面部付きコースタとして形成され、
前記コード担持体の少なくとも横幅が、前記底板又は前記背面板に設けられたコードリーダのコード読取り位置に対して前記コード担持体のコード位置を前記ボトルの前記保管区画での保管状態で整合させるように、前記保管ボックスの横幅に略相当することを特徴とする請求項1記載又は請求項2のボトル位置指示装置。
【請求項12】
保管区画が、棚板としての底板に順に横方向へ仕切板を配列することにより形成されると共に、コード担持体が、ボトル底部を挿入させる周面部付きコースタとして形成され、
前記コード担持体の底面が、前記仕切板間に複数個の保管区画を形成するように、前記底板を奥行方向へ前記複数個に略等分に分割した形状に形成されると共に、コードリーダが、そのコード読取り位置に対して前記コード担持体のコード位置を前記ボトルの前記保管区画での保管状態で整合させるように、前記底板に奥行方向へ前記複数個に対応して略等分に分割した位置に設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2の記載のボトル位置指示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2006−206215(P2006−206215A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−17961(P2005−17961)
【出願日】平成17年1月26日(2005.1.26)
【出願人】(505033466)株式会社エルメック (2)
【Fターム(参考)】