説明

マクロファージ遊走阻害因子の阻害に関する、化合物、組成物、作製プロセス、および使用方法

本発明は、式Iまたは式IIを有する化合物、それらの薬学的に受容可能な塩、およびそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグを提供する:ここで、B、R、X、ArおよびYは、本明細書において定義されている。本発明はまた、上記化合物を製造および使用する方法を提供する。本発明の一実施形態は、サイトカインの産生を阻害する必要のある哺乳動物被験体において、上記被験体に、阻害有効量の上記化合物を投与する工程によって、以下:MIF、IL−1、IL−2、IL−6、IL−8、IFN−γ、TNF、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、少なくとも1種のサイトカインの産生を阻害する工程を包含する方法を提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iまたは式II:
【化1】

を有する化合物、それらの薬学的に受容可能な塩、およびそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグであって、
ここで、Bは酸素または硫黄であり、そして
各Rは、独立して、以下のように定義され:
【化2】

ここで式Iおよび式IIにおいて、少なくとも1つのRは、水素ではなく;
各Rは、独立して、水素、アルキル基、シクロアルキル基、ハロ基、パーフルオロアルキル基、パーフルオロアルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、ヒドロキシ基、オキソ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、ヘテロアリールオキシ基、アラルキル基、ヘテロアラルキル基、アラルコキシ基、ヘテロアラルコキシ基、HO−(C=O)−基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、アリールカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基であり;
各Rは、独立して、アルキル基、シクロアルキル基、ハロ基、パーフルオロアルキル基、パーフルオロアルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、ヒドロキシ基、オキソ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、ヘテロアリールオキシ基、アラルキル基、ヘテロアラルキル基、アラルコキシ基、ヘテロアラルコキシ基、HO−(C=O)−基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、アリールカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基であり、
各mは、独立して、0または1〜20の整数であり、;そして
各Xは、独立して、炭素または窒素であり、ここで、任意のXが炭素である場合、各Yは、独立して、以下のように定義され:
【化3】

ここで、各Zは、独立して、水素、アルキル基、シクロアルキル基、ハロ基、パーフルオロアルキル基、パーフルオロアルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、ヒドロキシ基、オキソ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、ヘテロアリールオキシ基、アラルキル基、ヘテロアラルキル基、アラルコキシ基、ヘテロアラルコキシ基、HO−(C=O)−基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、アリールカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基であり;そして
各nは、独立して、0または1〜4の整数である、
化合物、それらの薬学的に受容可能な塩、およびそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグ。
【請求項2】
式Iを有する化合物、その薬学的に受容可能な塩、またはその薬学的に受容可能なプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式IIを有する化合物、その薬学的に受容可能な塩、またはその薬学的に受容可能なプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
請求項1に記載の化合物であって、式Iおよび式IIにおける少なくとも1つのRが、以下の式III:
【化4】

を有する、化合物。
【請求項5】
請求項1に記載の化合物であって、式Iおよび式IIにおけるArが、以下:
【化5】

のうちの1つである、化合物。
【請求項6】
請求項1に記載の化合物であって、Arが、以下:
【化6】

のうちの1つであり、ここで、XおよびYは、上記で定義されている、化合物。
【請求項7】
Bが酸素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
請求項1に記載の化合物であって、RおよびRが、各々独立して、以下:水素、(C〜C20)シクロアルキル、(C〜C20)アルコキシ、(C〜C20)アルキル、フェニル、(C〜C10)ヘテロアリール、(C〜C10)複素環式、および(C〜C10)シクロアルキルからなる群より選択され;ここで、上記(C〜C20)アルキル置換基、フェニル置換基、(C〜C10)ヘテロアリール置換基、(C〜C10)複素環式置換基、および(C〜C20)シクロアルキル置換基の各々は、必要に応じて、1〜4個の部分によって置換され得、該部分は、独立して、以下:ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、パーハロ(C〜C)アルキル、フェニル、(C〜C10)ヘテロアリール、(C〜C10)複素環式、(C〜C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、パーハロ(C〜C)アルコキシ、フェノキシ、(C〜C10)ヘテロアリール−O−、(C〜C10)複素環式−O−、(C〜C10)シクロアルキル−O−、(C〜C)アルキル−S−からなる群より選択され;ここで、2つの独立して選択されるRアルキル含有基は、それらが結合される任意の窒素原子と一緒になって、3〜40員の環式環、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得る、化合物。
【請求項9】
請求項1に記載の化合物であって、RおよびRが、各々独立して、以下:水素、(C〜C20)シクロアルキル、(C〜C20)アルコキシ、(C〜C20)アルキル、フェニル、(C〜C10)ヘテロアリール、(C〜C10)複素環式、および(C〜C10)シクロアルキルからなる群より選択され;ここで、上記(C〜C20)アルキル置換基、フェニル置換基、(C〜C10)ヘテロアリール置換基、(C〜C10)複素環式置換基、および(C〜C20)シクロアルキル置換基の各々は、必要に応じて、1〜4個の部分によって置換され得、該部分は、独立して、以下:ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、パーハロ(C〜C)アルキル、フェニル、(C〜C10)ヘテロアリール、(C〜C10)複素環式、(C〜C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、および(C〜C)アルコキシからなる群より選択される、化合物。
【請求項10】
請求項1に記載の化合物であって、RおよびRが、各々独立して、以下:水素、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)アルコキシ、(C〜C10)アルキル、フェニル、(C〜C10)ヘテロアリール、(C〜C10)複素環式、および(C〜C10)シクロアルキルからなる群より選択される、化合物。
【請求項11】
請求項1に記載の化合物であって、各RおよびRが、独立して、以下:水素、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)アルコキシ、および(C〜C)アルキルからなる群より選択されるものとして定義される、化合物。
【請求項12】
式IA:
【化7】

を有する請求項1に記載の化合物、その薬学的に受容可能な塩、およびその薬学的に受容可能なプロドラッグであって、ここで、
各Yは、独立して、水素または(C〜C)アルキルであり;
各Yは、独立して、Y、ヒドロキシル、ハロ、−N、−CN、−SH、または−N(Yであり;
Resは、独立して、Y、ハロ、−N、−CN、−OY、−N(Y、−SH、=O、=CH、またはAであり、ここで、各Aは、独立して、フェニル、または1つ以上の独立したY置換基で置換された芳香族環であり;
Resは、以下のように定義され:
【化8】

ここで、Yは、独立して、Y、A、−(CH)−A、−N(Y、または−NYであり、ここで各Yは、独立して、飽和もしくは不飽和の、直鎖状もしくは分枝状の(C〜C18)アルキルであり;そして、
は、独立して、Y、−OY、−OY、−N(Y、−NY、またはAである、
化合物、その薬学的に受容可能な塩、およびその薬学的に受容可能なプロドラッグ。
【請求項13】
以下の式Iまたは式II:
【化9】

を有する、請求項1に記載の化合物、その薬学的に受容可能な塩、およびその薬学的に受容可能なプロドラッグであって、
ここで、Bは、酸素または硫黄であり;そして
各Rは、独立して、以下のように選択され:
【化10】

ここで、式Iおよび式IIにおいて、少なくとも1つのRは、水素ではなく;
各mは、独立して、0または1〜20の整数であり;そして
各Xは、独立して、炭素または窒素であり、ここで、任意のXが炭素である場合、Yは、各炭素Xに対して独立に、以下のように定義され:
【化11】

ここで、Zは、独立して、水素、ヒドロキシル、フッ素、臭素、ヨウ素、−N、−CN、−SR、−OR、−N(R、−R、またはAであり;ここで、各Aは、独立して、フェニル、または1つ以上の独立したY置換基によって置換された芳香族環であり;ここで、各Yは、独立して、Y、ヒドロキシル、ハロ、−N、−CN、−SH、または−N(Yであり;そしてここで、各Yは、独立して、水素または(C〜C)アルキルであり;
ここで、nは、独立して、0または1〜4の整数であり;
ここで、各Rは、独立して、以下:水素、(C〜C20)シクロアルキル、(C〜C20)アルコキシ、(C〜C20)アルキル、フェニル、(C〜C10)ヘテロアリール、(C〜C10)複素環式、および(C〜C10)シクロアルキル;(C〜C10)ヘテロアリール−O−、(C〜C10)複素環式−O−、(C〜C10)シクロアルキル−O−、(C〜C)アルキル−S−、(C〜C)アルキル−SO−、(C〜C)アルキル−NH−SO−、−NO、アミノ、(C〜C)アルキル−アミノ、[(C〜C)アルキル]−アミノ、(C〜C)アルキル−SO−NH−、(C〜C)アルキル−(C=O)−NH−、(C〜C)アルキル−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、−CN、(C〜C)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C〜C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C〜C10)複素環式−(C=O)−、(C〜C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C〜C)アルキル−O−(C=O)−、HN(C=O)−(C〜C)アルキル−NH−(C=O)−、[(C〜C)アルキル]−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C〜C)アルキル−N]−(C=O)−、(C〜C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C〜C10)複素環式−NH−(C=O)−、(C〜C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C〜C)アルキル−(C=O)−O−、およびフェニル−(C=O)−O−からなる群より選択され;ここで、Rについての上記(C〜C20)アルキル置換基、フェニル置換基、(C〜C10)ヘテロアリール置換基、(C〜C10)複素環式置換基、および(C〜C20)シクロアルキル置換基の各々は、必要に応じて、1〜4個の部分によって置換され得、該部分は、独立して、以下:ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、パーハロ(C〜C)アルキル、フェニル、(C〜C10)ヘテロアリール、(C〜C10)複素環式、(C〜C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、パーハロ(C〜C)アルコキシ、フェノキシ、(C〜C10)ヘテロアリール−O−、(C〜C10)複素環式−O−、(C〜C10)シクロアルキル−O−、(C〜C)アルキル−S−、(C〜C)アルキル−SO−、(C〜C)アルキル−NH−SO−、−NO、アミノ、(C〜C)アルキル−アミノ、[(C〜C)アルキル]−アミノ、(C〜C)アルキル−SO−NH−、(C〜C)アルキル−(C=O)−NH−、(C〜C)アルキル−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、−CN、(C〜C)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C〜C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C〜C10)複素環式−(C=O)−、(C〜C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C〜C)アルキル−O−(C=O)−、HN(C=O)−(C〜C)アルキル−NH−(C=O)−、[(C〜C)アルキル]−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C〜C)アルキル−N]−(C=O)−、(C〜C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C〜C10)複素環式−NH−(C=O)−、(C〜C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C〜C)アルキル−(C=O)−O−、およびフェニル−(C=O)−O−からなる群より選択され;ここで、2つの独立して選択されるRアルキル含有基は、それらが結合される任意の窒素原子と一緒になって、3〜40員の環式環、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得;
ここで、各Rは、独立して、以下:水素、ヒドロキシル、ハロ、−N、−CN、−SH、(R−N−、(R)−O−、(R)−S−、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C10)シクロアルキル、フェニル、(C〜C10)ヘテロアリール、および(C〜C10)複素環式からなる群より選択され;ここで、Rについての上記の(C〜C)アルキル置換基、(C〜C10)シクロアルキル置換基、フェニル置換基、(C〜C10)ヘテロアリール置換基および(C〜C10)複素環式置換基の各々は、必要に応じて、1〜4個の部分によって置換され得、該部分は、独立して、以下:ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、パーハロ(C〜C)アルキル、フェニル、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)ヘテロアリール、(C〜C10)複素環式、ホルミル、−CN、(C〜C)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C〜C)アルキル−O−(C=O)−、(C〜C)アルキル−NH−(C=O)−、[(C〜C)アルキル]−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C〜C)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO、アミノ、(C〜C)アルキルアミノ、[(C〜C)アルキル]−アミノ、(C〜C)アルキル−(C=O)−NH−、(C〜C)アルキル−(C=O)−[((C〜C)アルキル−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、HN−(C=O)−NH−、(C〜C)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C〜C)アルキル−]N−(C=O)−NH−、(C〜C)アルキル−HN−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、[(C〜C)アルキル−]N−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、フェニル−HN−(C=O)−NH−、(フェニル−)N−(C=O)−NH−、フェニル−HN−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、(フェニル−)N−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、(C〜C)アルキル−O−(C=O)−NH−、(C〜C)アルキル−O−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−NH−、フェニル−O−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、(C〜C)アルキル−SONH−、フェニル−SONH−、(C〜C)アルキル−SO−、フェニル−SO−、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、パーハロ(C〜C)アルコキシ、フェノキシ、(C〜C)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、HN−(C=O)−O−、(C〜C)アルキル−HN−(C=O)−O−、[(C〜C)アルキル−]N−(C=O)−O−、フェニル−HN−(C=O)−O−、(フェニル−)N−(C=O)−O−からなる群より選択され;ここで、該Rフェニルが2個の隣接する置換基を含む場合、このような置換基は、必要に応じて、それらが結合される炭素原子と一緒になって、5〜6員の炭素環式環または複素環式環を形成し得;フェニル代替物を含む該部分の各々は、必要に応じて、1個または2個のラジカルによって置換され得、該ラジカルは、独立して、(C〜C)アルキル、ハロ、(C〜C)アルコキシ、パーハロ(C〜C)アルキル、およびパーハロ(C〜C)アルコキシからなる群より選択され;そして
各Rは、独立して、水素、(C〜C20)シクロアルキル、(C〜C20)アルコキシ、(C〜C20)アルキル、フェニル、(C〜C10)ヘテロアリール、(C〜C10)複素環式、および(C〜C10)シクロアルキルからなる群より選択され;ここで、上記(C〜C20)アルキル置換基、フェニル置換基、(C〜C10)ヘテロアリール置換基、(C〜C10)複素環式置換基、および(C〜C20)シクロアルキル置換基の各々は、必要に応じて、1〜4個の部分によって置換され得、該部分は、独立して、以下:ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、パーハロ(C〜C)アルキル、フェニル、(C〜C10)ヘテロアリール、(C〜C10)複素環式、(C〜C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、パーハロ(C〜C)アルコキシ、フェノキシ、(C〜C10)ヘテロアリール−O−、(C〜C10)複素環式−O−、(C〜C10)シクロアルキル−O−、(C〜C)アルキル−S−、(C〜C)アルキル−SO−、(C〜C)アルキル−NH−SO−、−NO、アミノ、(C〜C)アルキル−アミノ、[(C〜C)アルキル]−アミノ、(C〜C)アルキル−SO−NH−、(C〜C)アルキル−(C=O)−NH−、(C〜C)アルキル−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C〜C)アルキル)−N]−、−CN、(C〜C)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C〜C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C〜C10)複素環式−(C=O)−、(C〜C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C〜C)アルキル−O−(C=O)−、HN(C=O)−(C〜C)アルキル−NH−(C=O)−、[(C〜C)アルキル]−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C〜C)アルキル)−N]−(C=O)−、(C〜C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C〜C10)複素環式−NH−(C=O)−、(C〜C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C〜C)アルキル−(C=O)−O−、およびフェニル−(C=O)−O−、からなる群より選択される、
化合物、その薬学的に受容可能な塩、およびその薬学的に受容可能なプロドラッグ。
【請求項14】
請求項1に記載の化合物であって、以下の式:
【化12】

を有し、
ここで、Rは、(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルケニル基、(C〜C)アルキニル基、フェニル基、(C〜C10)ヘテロアリール基、(C〜C10)複素環式基、または(C〜C10)シクロアルキル基である、化合物。
【請求項15】
請求項1に記載の化合物であって、以下の式:
【化13】

を有し、
ここで、Rは、(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルケニル基、(C〜C)アルキニル基、フェニル基、(C〜C10)ヘテロアリール基、(C〜C10)複素環式基、または(C〜C10)シクロアルキル基である、化合物。
【請求項16】
請求項1に記載の化合物であって、以下の式:
【化14】

を有し、
ここで、Rは、(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルケニル基、(C〜C)アルキニル基、フェニル基、(C〜C10)ヘテロアリール基、(C〜C10)複素環式基、または(C〜C10)シクロアルキル基である、化合物。
【請求項17】
方法であって、サイトカインの産生を阻害する必要のある哺乳動物被験体において、該被験体に、阻害有効量の請求項1に記載の化合物を投与することによって、以下:MIF、IL−1、IL−2、IL−6、IL−8、IFN−γ、TNF、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、少なくとも1種のサイトカインの産生を阻害する工程を包含する、方法。
【請求項18】
請求項17に記載の方法であって、前記被験体がヒトである、方法。
【請求項19】
方法であって、ERK/MAP経路を阻害する必要のある哺乳動物被験体において、該被験体に、阻害有効量の請求項1に記載の化合物を投与する工程によって、ERK/MAP経路を阻害する工程を包含する、方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法であって、少なくとも1つのERK/MAP媒介性疾患を処置または予防する工程をさらに包含し、該疾患は以下:乾癬性関節炎、ライター症候群、慢性関節リウマチ、痛風、外傷性関節炎、風疹関節炎および急性滑膜炎、リウマチ様脊椎炎、変形性関節症、痛風性関節炎ならびに他の関節炎状態、敗血症、敗血症性ショック、内毒素性ショック、グラム陰性菌敗血症、トキシックショック症候群、アルツハイマー病、脳卒中、虚血性脳卒中および出血性脳卒中、神経外傷/閉鎖性頭部外傷、ぜん息、成人呼吸窮迫症候群、慢性閉塞性肺疾患、大脳マラリア、髄膜炎、慢性肺炎症性疾患、珪肺症、肺筋肉骨化症、骨再吸収疾患、骨粗しょう鬆症、再狭窄、心臓再灌流障害、脳および腎臓の再灌流障害、慢性腎不全、血栓症、糸球体腎炎、糖尿病、糖尿病性網膜症、黄斑変性、対宿主性移植片反応、同種移植拒絶、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、神経変性疾患、多発性硬化症、筋変性、糖尿病性網膜症、黄斑変性、腫瘍増殖および腫瘍転移、脈管形成疾患、ライノウイルス感染、口腔の疾患(例えば、歯肉炎および歯周炎)、湿疹、接触皮膚炎、乾癬、日焼け、結膜炎、およびこれらの組み合わせ、からなる群より選択される、方法。
【請求項21】
方法であって、細胞培養物において、阻害有効量の請求項1に記載の化合物と、該細胞培養物中の少なくとも1つの細胞とを接触させることによって、以下:MIF、IL−1、IL−2、IL−6、IL−8、IFN−γ、TNF、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、少なくとも1種のサイトカインの産生を阻害する工程を包含する、方法。
【請求項22】
請求項21に記載の方法であって、前記細胞がヒト細胞である、方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−530598(P2007−530598A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−505270(P2007−505270)
【出願日】平成17年3月28日(2005.3.28)
【国際出願番号】PCT/US2005/010444
【国際公開番号】WO2005/094329
【国際公開日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(503252599)サイトカイン・ファーマサイエンシズ・インコーポレーテッド (4)
【氏名又は名称原語表記】CYTOKINE PHARMASCIENCES,INC.
【Fターム(参考)】