説明

マットレスおよび室内装飾品の芯材として有用な耐炎性布

マットレスおよび室内装飾品などの芯材として有用な耐炎性布は、セルロース繊維(空気中20℃/分の速度で700℃に加熱されたときに、その重量の少なくとも10パーセントを保持する)と、獣毛とを含有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マットレスおよび家具の防火性芯材として特に有用な耐火性布に関する。
【背景技術】
【0002】
カリフォルニア州は、家庭、ホテル、および施設の火災で失われる犠牲者の数を低減することを目指して、マットレスおよびマットレスセットの燃焼性を規制および低減する運動を主導している。特に、カリフォルニア州消費者問題局(Department of Consumer Affairs of the State of California)の家庭用家具および断熱支局(Bureau of Home Furnishings and Thermal Insulation)は、マットレスセットの燃焼性能を定量化するために、2004年7月に非特許文献1を発行した。防火材としての適合性を決定するために布を選別する1つの尺度は、バリア布を通過する熱の量の正の線形関数である値である布の熱的性能温度(thermal performance temperature、TPT)を測定する試験の使用による。熱的性能温度の値が低いと、布が火炎からの良好な断熱体であることが意味され、マットレスなどの物品の内部領域への熱伝達を遅延させるのに役立つであろう。
【0003】
防火バリアをマットレス内に組み込むためにいくつかの方法があるが、多くの場合、現存する材料層のうちの1つを防火層としての機能を果たすことができるものに変えることが好ましい。特に、ほとんどのマットレスは嵩高性が高い繊維芯材を有し、この芯材は、燃焼性材料から製造されるとさらなる燃料を提供し得る。この高嵩高性材料の代わりに低い熱的性能温度を有する材料を用いると、通常、許容可能な解決が示される。
【0004】
耐火性セルロース繊維は、マットレスを熱的に保護するために有効に使用することができるが、これらの芯材は通常高密度であり、手触りが柔らかくない。
【0005】
特許文献1は、マットレスおよび布張りの家具において使用するための不織高嵩高性火炎バリアを開示している。これらのバリアは、5〜50キログラム/立方メートル、最も好ましくは7.5〜15キログラム/立方メートルの範囲の非常に低い密度を有する。好ましい不織高嵩高性火炎バリアは、本質的に耐火性であり直接火炎による収縮に対して耐性のある繊維と、ハロゲン化モノマーで製造されたポリマーからの繊維とを含む繊維のブレンドを含んでなる。
【0006】
特許文献2は、防火バリア層および断熱層を有する防火バリア布を開示している。防火バリア層は、アラミドおよびモダクリル繊維のブレンドで構成することができ、断熱層は、耐火性ビスコースおよびモダクリル繊維から誘導して構成することができる。
【0007】
これらの特許出願には多くの種類の布が開示されているが、布の熱的性能温度、布の密度および布の所望の柔軟性の間の所望の関係は何も開示されていない。従って、必要とされているのは、低い熱的性能温度および高い柔軟度を有する、マットレスおよび家具の芯材として有用な布である。
【0008】
【特許文献1】国際公開第03/023108号パンフレット
【特許文献2】米国特許出願公開第2004/0060119号明細書
【非特許文献1】テクニカル・ブレティン603(Technical Bulletin 603)「大量の裸火に対する住宅用マットレス/ボックススプリングセットの耐性についての要求および試験手順(Requirements and Test Procedure for Resistance of a Residential Mattress/Box Spring Set to a Large Open−Flame)」
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、マットレスまたは室内装飾品などの物品の防火において芯材として有用な耐火性布と、該布を物品内に組み込む方法とに関する。該布は、
(a)空気中20℃/分の速度で700℃に加熱されたときに、その重量の少なくとも10パーセントを保持するセルロース含有繊維と、
(b)ウールとを含んでなり、(b)は、(a)および(b)を基準として15〜70重量%の範囲で存在する。
【0010】
好ましい形態では、布は、以下:
(a)125℃〜500℃の範囲の熱的性能温度、
(b)修正ASTM D6571−01に従って24時間で測定される、少なくとも40%の圧縮、
(c)0.3〜6.0ポンド/立方フィート(5〜96キログラム/立方メートル)の範囲の密度、および
(d)3〜18オンス/平方ヤード(102〜610グラム/平方メートル)の坪量
のうちの少なくとも1つを有し得る。
【0011】
また本発明は、マットレスまたは家具の芯材などの最終製品内に該布を組み込む方法にも関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明における第1の必要な材料は、空気中20℃/分の速度で加熱されたときに重量の少なくとも10パーセントを保持するセルロース繊維である。
【0013】
好ましいセルロース繊維は、ケイ酸アルミニウム部位を有するケイ酸の形態である水和二酸化ケイ素を含有するビスコース繊維から形成されるものである。このような繊維およびこのような繊維の製造方法は、米国特許第5,417,752号明細書および国際公開第9217629号パンフレットに概略的に開示されている。ケイ酸を含有するビスコース繊維は、フィンランドのサテリ社(Sateri Oy Company)により商標ビジル(Visil)(登録商標)で販売されている。
【0014】
本発明における第2の必要な材料は、羊およびヤギなどからの獣毛(アニマルウール)である。羊のウールは、利用可能性およびコストのために好ましい。布中に存在するウールの量は、セルロース繊維およびウールを基準として15〜70重量%の範囲であり得る。好ましくは、ウールは、セルロース繊維およびウールの同じ基準で20〜50%の範囲であり得る。
【0015】
本明細書において使用される重量は、ASTM D6242−98に従って測定される坪量としても表現することができる。
【0016】
織布および不織布はいずれも本発明の範囲内であるが、好ましい実施形態は、バインダーを含有する不織布である。好ましい不織布は、熱可塑性バインダーを有する高嵩高性の芯材である。
【0017】
好ましいバインダーは、熱を加えることによって活性化される。好ましいバインダーは繊維の形態であり、すなわち、ポリエステルホモポリマーの芯と、日本のユニチカ社(Unitika Co.)から一般に入手可能なもの(例えば、商標メルティ(MELTY)(登録商標)で販売される)などのコポリエステルの鞘とを有する鞘/芯型二成分繊維である。ウェブ内の繊維を結合させるために一般に使用される熱可塑性粉末または繊維などの他のバインダーが使用されてもよい。
【0018】
好ましくは、耐火性布は、125℃〜500℃の範囲の熱的性能温度を有し得る。より好ましくは、範囲は200〜400℃であり得る。
【0019】
本明細書で使用される場合、熱的性能温度は、建物の消火活動のための保護服におけるNFPA1971基準、2000年版6〜10セクションのために使用されるものと同じ機器を用いて測定される。機器はデータ収集モードで操作される。2cal/cm/秒(8.38J/cm/秒)の熱流束が90秒間布に課せられる。この間、材料を通過する熱は、布の裏面(基層)と直接接触して配置される熱量計を用いて測定される。この熱量計は、試験材料をわずかに圧縮する。90秒間曝露の最後の熱量計の熱電対の温度は、熱的性能温度を表す。この温度は、試験片を通って伝達された熱の量の正の線形関数であり、従って、1つの布と別の布の断熱性能を比較するために使用することができる。
【0020】
耐炎性布の好ましい実施形態におけるさらに望ましい特性は、柔らかくて快適であると認められることである。このような快適性を説明する1つの方法は、最低の印加負荷で圧縮する性質である。この特性は種々の方法で測定され得るが、本発明の場合には、圧縮はASTM基準D6571−01において、17.6ポンド(8キログラム)の重量、12×12インチ(30.4×30.4センチメートル)の布サンプルサイズの使用により修正して測定される。
【0021】
本発明における試験手順は、17.6ポンド(8キログラム)の重量下で6時間サンプルを圧縮し、負荷を除去し、サンプルを10分間回復させ、そしてサンプルの厚さを測定することを含む。初期サンプル厚さと呼ばれるこのサンプルの厚さは、%圧縮が最終的に決定される初期値である。上記のように初期厚さを測定した直後に、サンプルは17.6ポンド(8キログラム)の重量下で24時間再度圧縮され、その後、負荷および圧縮されたサンプルの厚さが測定される。この厚さの値は最終厚さと呼ばれる。これらの初期厚さおよび最終厚さから、%圧縮は、以下の式:
%圧縮=[(初期厚さ−最終厚さ)/初期厚さ]×100
で計算される。この試験手順は、本明細書では、修正ASTM D6571−01と名付けられる。試験手順は、条件付けられた出発サンプルを得るために6時間の圧縮時間および10分の回復時間を実行し、そして最終圧縮厚さを得るために24時間が必要とされ、これらから%圧縮が計算されると説明することもできる。
【0022】
出発の布サンプルは、マットレス、室内装飾品、寝袋、掛け布団などの一部のような最終材料において実際に使用される前は通常ロール形態で保管される芯材などの布に関連すると考えられる。実例として、マットレスの芯材としての布は、カリフォルニア州試験基準TB603に従って試験されると、30分の試験時間の間の放熱の最高速度が200kw未満であり、試験開始の10分以内の放熱の総量が25MJ未満であるという結果になる。
【0023】
本発明の布により得ることができる重要な特性は、布が柔軟性であると評価され得ることである。柔軟性は主観的な用語であり、人によって異なり得ると理解される。また、柔軟性と認められる布と、対照的に柔軟性でない布との間に明確な線は存在しない。また、室内装飾品としての使用などにおいて柔軟性であると認められる布は、マットレス構造の一部としては柔軟性であるとは認められないかもしれない。しかしながら、本発明の目的のために、柔軟性の布は、既に記載したような修正ASTM D6571−01に従って測定されるときに、少なくとも40%の圧縮を有する。
【0024】
より高い熱的性能が必要とされる場合には、セルロースおよびウールの芯材の全坪量を増大させることができる。耐炎性試験中の増大した構造的完全性と組み合わせてより高い熱的性能が必要とされる場合には、セルロース繊維およびウールにさらなる材料を添加することが望ましいであろう。実例として、これらの材料は耐熱性であり、アラミド、特にパラ−アラミド、ポリベンゾアゾール、ポリベンゾイミダゾールおよびポリイミドを含む。通常、材料は繊維として存在するであろう。
【0025】
好ましくは、耐火性布は、0.3〜6.0ポンド/立方フィート(5〜96キログラム/立方メートル)の範囲の密度、より好ましくは、0.3〜4.3ポンド/立方フィート(5〜70キログラム/立方メートル)の範囲の密度を有し得る。
【0026】
熱的性能温度に影響を与える耐火性布のもう1つの特性は、単位面積当たりの重量、すなわち坪量である。適切な坪量は、3〜18オンス/平方ヤード(102〜610グラム/平方メートル、より好ましくは4〜12オンス/平方ヤード(136〜407グラム/平方メートル)の範囲である。坪量は、ASTM D6242−98に従って測定することができる。
【0027】
耐炎性布が芯材として使用され、そしてさらなる耐久性または強度が所望される場合には、このような布は、縫合または接着剤の使用などによって、織または不織スクリム布などの別の布と接触および接合させることができる。
【0028】
以下の実施例において、別途記載されない限り、全ての部および割合は重量によるものであり、温度は摂氏温度である。試験測定は、既に記載したとおりであった。さらに、圧縮は、記載されたように種々の時間においても測定した。
【0029】
以下の実施例において、以下の材料を使用した。
バインダー:サムヤン・コーポレーション(Samyang Corporation)により供給され、約120℃の融解温度と、4dpf(4.4dtex)の個々のフィラメントデニールと、2インチ(51mm)の平均カット長とを有するコポリマーポリエステル鞘/ポリエステル芯繊維。
耐火性セルロース:サテリ社(Sateri Oy)から入手可能な3.5dpf(3.9dtex)の個々のフィラメントデニールと、2インチ(51mm)の平均カット長とを有するタイプ33APビジル(Visil)(登録商標)セルロース繊維。
ウール:54S番手グレード(numerical count grade)の洗い上げされて梳かれた、2インチ(51mm)の平均カット長の羊のウール。
アラミド:E.I.デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I.du Pont de Nemours and Company)によりケブラー(Kevlar)(登録商標)タイプ970で供給され、2.25dpf(2.50dtex)の個々のフィラメントデニール、2インチ(51mm)の平均カット長を有するポリ(パラフェニレンテレフタルアミド)。
【実施例】
【0030】
本発明において使用される繊維は、特定の加熱速度で高温に加熱されたときにその繊維重量の一部を保持する。この繊維重量は、デラウェア州ニューアークのTAインストルメンツ(TA Instruments)(ウォーターズ・コーポレーション(Waters Corporation)の事業部)から入手可能なモデル2950熱重量分析器(TGA)を用いて測定した。TGAによって、上昇する温度に対するサンプル重量損失のスキャンが得られる。TA汎用分析プログラムを用いて、任意の記録された温度におけるパーセント重量損失を測定することができる。プログラムのプロファイルは、サンプルを摂氏50度に均衡化し、サンプルを500マイクロリットルのセラミックカップ(PN952018.910)サンプル容器に入れ、そして10ml/分で供給される空気を用いて、サンプル容器の縁の真上に配置した熱電対により測定される空気の温度を摂氏50度から摂氏1000度まで摂氏20度/分で傾斜させることからなる。試験手順は以下の通りである。TAシステムズ(TA Systems)2900コントローラにおいてTGAスクリーンを用いてTGAをプログラムした。サンプルIDを入力し、摂氏20度/分の計画された温度傾斜プログラムを選択した。機器の風袋引き機能を用いて空のサンプルカップを風袋引きした。繊維サンプルを約1/16インチ(0.16cm)の長さに切断し、サンプル皿にサンプルをゆるく充填した。サンプル重量は120〜60mgの範囲にすべきである。TGAは天秤を有しており、そのため正確な重量を予め決定する必要はない。サンプルはどれも皿の外側にあってはならない。充填されたサンプル皿を天秤ワイヤ上に取り付け、熱電対が皿の最上部の縁に近接するが接触はしないことを確認する。加熱炉を皿の上に上昇させ、TGAを開始する。プログラムが完了したら、TGAは自動的に加熱炉を低下させ、サンプル皿を取り出し、冷却モードに入るであろう。次に、TAシステムズ(Systems)2900汎用分析プログラムを用いて、温度の範囲にわたる重量損失パーセントについてのTGAスキャンを分析および作成する。
【0031】
パート1
表1に示される芯材形態の布は、繊維を開繊およびブレンドする従来の梳綿/反毛機およびクロスラッパーを用いてブレンドした。スルーエアーオーブンを用いて布をヒートセットし、次に室温で冷却した。
【0032】
布サンプルA〜Eのそれぞれと、機器内に布サンプルが取り付けられていないサンプルFとについて、10個の異なる測定値を記録した。平均坪量および平均熱的性能温度を計算した。さらに、坪量および熱的性能温度の両方について95%信頼限界も計算した。値は表1に示される。
【0033】
【表1】

【0034】
表1から、以下の観察を行った。
(a)サンプルFでは、すなわち、熱的性能温度測定のために布が存在しなかった。温度は、セルロースを含まない(すなわち、ウールおよびバインダーのみ)サンプルEと比較して、より低かった。
(b)ウール/セルロース布の熱的性能温度がウールの重量パーセント×ウールの熱的性能温度+セルロースの重量パーセント×セルロースの熱的性能温度と等しいはずであることを予測すると考えられる「混合の法則」から計算される期待される熱的性能温度に対して、サンプルA〜Eを比較した。
【0035】
図1は、布中に存在するウールおよびセルロースを基準として、ウールパーセントが増大されたときに、熱的性能温度が「混合の法則」から予想外に改善されることを示す。布サンプルは、5オンス/平方ヤード(169グラム/平方メートル)の公称坪量を有し、布重量の20%はバインダーであった。
【0036】
パートII
表2は、上記の修正ASTM D6571−01に従って得られる%圧縮データを含有する。
【0037】
サンプルのうちの2つはアラミドを含有せず、そのそれぞれは、表2の最後で確認される。サンプルAおよびDは、パートIのサンプルAおよびDと同一であった。厚さの値はインチ(センチメートル)による。
【0038】
【表2】

【0039】
サンプルA(ウールもアラミドも含有しない)およびサンプルH(ウールを含有しないがアラミドを含有する)は、少なくとも40%の最低圧縮に達しなかった。
【0040】
サンプルD(ウールを含有するがアラミドを含有しない)およびサンプルH(ウールおよびアラミドの両方を含有する)は、50%の圧縮を有した。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】セルロース繊維およびウールに基づく布中のウール含量に対する熱的性能温度のグラフである。この図に示される全ての布は、5.0オンス/平方ヤード(169.5グラム/平方メートル)の公称坪量を有し、その20%はバインダー繊維である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)空気中20℃/分の速度で700℃に加熱されたときに、その重量の少なくとも10パーセントを保持するセルロース含有繊維と、
(b)ウールと
を含んでなり、(b)が、(a)および(b)を基準として15〜70重量%の範囲で存在する耐炎性布。
【請求項2】
ウールが、セルロース繊維およびウールを基準として15〜70重量%の範囲で存在する請求項1に記載の布。
【請求項3】
125℃〜500℃の範囲の熱的性能温度を有する請求項1に記載の布。
【請求項4】
200℃〜400℃の範囲の熱的性能温度を有する請求項3に記載の布。
【請求項5】
修正ASTM D6571−01に従って24時間で測定される圧縮が少なくとも40%である請求項1に記載の布。
【請求項6】
セルロース含有繊維がケイ酸を含有する請求項1に記載の布。
【請求項7】
0.3〜6.0ポンド/立方フィート(5〜96キログラム/立方メートル)の範囲の密度を有する請求項1に記載の布。
【請求項8】
3〜18オンス/平方ヤード(102〜610グラム/平方ヤード)の範囲の坪量を有する請求項1に記載の布。
【請求項9】
4〜12オンス/平方ヤード(136〜407グラム/平方ヤード)の範囲の坪量を有する請求項9に記載の布。
【請求項10】
カリフォルニア州試験基準TB603に従ってマットレス内で試験したときに、30分の試験時間の間の放熱の最高速度が200kw未満であり、試験開始の10分以内の放熱の総量が20MJ未満であるという結果になる請求項1に記載の布。
【請求項11】
耐熱性繊維をさらに含有する請求項1に記載の布。
【請求項12】
耐熱性繊維が、アラミド、ポリベンゾアゾール、ポリベンゾイミダゾールまたはポリイミドである請求項11に記載の布。
【請求項13】
アラミドがポリ(パラフェニレンテレフタルアミド)である請求項12に記載の布。
【請求項14】
製品の芯材として存在する請求項1に記載の布。
【請求項15】
マットレス内に存在する請求項1に記載の布。
【請求項16】
家具内に存在する請求項1に記載の布。
【請求項17】
(a)耐炎性布を追加の布と直接または接着剤を介して接触させることと、
(b)両方の布を接合することと、
を含んでなる、耐炎性布を追加の布と接合する方法であって、耐炎性布が請求項1に記載の布である方法。
【請求項18】
接合が縫合によるものである請求項17に記載の方法。

【図1】
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【公表番号】特表2008−530378(P2008−530378A)
【公表日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−553149(P2007−553149)
【出願日】平成18年1月20日(2006.1.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/002167
【国際公開番号】WO2006/083593
【国際公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(390023674)イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー (2,692)
【氏名又は名称原語表記】E.I.DU PONT DE NEMOURS AND COMPANY
【Fターム(参考)】