説明

ユーグレナ抽出物を含む化粧品用又は皮膚科医薬用組成物

本発明は、ユーグレナ抽出物を含む化粧品用又は皮膚科医薬用組成物、細胞の代謝を活性化するためのその利用、特に皮膚の状態を保護し及び/又は改善するため、及び老化、特に及び/又は皮膚の疲労の徴候を減ずるためのその利用、を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーグレナ抽出物と皮膚科学的に許容される担体を含む皮膚への局所施用に適した化粧品用又は皮膚科医薬用組成物。
【請求項2】
皮膚科学的に許容される担体と、皮膚細胞における細胞内ATPプールを再構築し皮膚細胞におけるIP3の新たな合成を開始させ皮膚細胞における細胞内カルシウムの放出を解発する活性物質を含み、前記活性物質がユーグレナ抽出物であることを特徴とする皮膚への局所施用に適した化粧品用又は皮膚科医薬用組成物。
【請求項3】
前記ユーグレナ抽出物がユーグレナ・グラシリス(Euglena gracilis)であることを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の化粧品用又は皮膚科医薬用組成物。
【請求項4】
前記ユーグレナ抽出物が組成物の重量の0.01乃至100%(w/w)、好ましくは0.1乃至30%(w/w)、さらに好ましくは0.5乃至5%(w/w)、の濃度で存在することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧品用又は皮膚科医薬用組成物。
【請求項5】
少なくとも一種のスキンケア活性物質をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧品用又は皮膚科医薬用組成物。
【請求項6】
一種以上の皮膚老化防止剤、又はしわ防止剤、又は萎縮防止剤、又は抗酸化剤/ラジカル処理剤又は活性化カルシウムをさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧品用又は皮膚科医薬用組成物。
【請求項7】
ペプチド化合物、ビタミンA(レチノール)、ビタミンE(トコフェロール)、アルファヒドロキシ酸(AHA)、イソフラボン、活性酸素発生抑制剤、から成る群から選択された少なくとも一種のスキンケア活性物質をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧品用又は皮膚科医薬用組成物。
【請求項8】
前記ユーグレナ抽出物が、液剤、分散系、エマルジョン、ペースト、もしくはパウダーの形で、マクロ−、マイクロ−、もしくはナノカプセル、マクロ−、マイクロ−、もしくはナノスフェア、リボソーム、オレオソーム、もしくはカイロミクロン、マクロ−、マイクロ−、もしくはナノ粒子もしくはマクロ−、マイクロ−、もしくはナノスポンジ等の媒体中に個別に又はプレミックスとして含まれて、又は有機ポリマーパウダー、タルク、ベントナイト、もしくは他の無機支持体上に吸着されて用いられることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項9】
前記組成物は、クリーム、ローション、軟膏、乳液、ゲル、エマルジョン、分散系、液剤、懸濁剤、清浄剤、ファンデーション、無水製剤(スティック、特に口紅、ボディーオイル、及びバスオイル)、シャワージェル及びバスジェル、シャンプー及び頭皮トリートメントローション、皮膚もしくは毛髪ケア用クリームもしくはローション、サンスクリーンローション、ミルク又はクリーム、人工日焼けローション、クリーム又はクリーム、シェービングクリームもしくはフォーム、アフターシェーブローション、マスカラもしくはマニキュア、リップスティック、皮膚「エッセンス」、血清、絆創膏もしくは吸収剤物質、経皮性パッチ、パウダー、保湿ローション、皮膚軟化ミルク、皮膚軟化クリーム、スプレー、ボディーオイル及びバスオイル、メーキャップ、ファンデーション薄色ベース、ポマード、コロイド、コンパクトもしくは固形懸濁剤、ペンシル、スプレー可能な調合物、ブラシで使用できる調合物、の形態であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】
ユーグレナ抽出物又は請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物の利用であって、前記ユーグレナ抽出物及び/又は前記組成物が細胞代謝の刺激を意図していることを特徴とする使用。
【請求項11】
前記ユーグレナ抽出物及び/又は前記組成物が皮膚の再生に必要なエネルギー・サプリメントの供給を意図していることを特徴とする、請求項10に記載の使用。
【請求項12】
前記ユーグレナ抽出物及び/又は前記組成物が、ジェットラグによって及び/又は夜間作業によって誘発される細胞の機能障害を最小にすること、及び/又は皮膚の時間生物学に合致することを意図していることを特徴とする、請求項10又は11のいずれかに記載の使用。
【請求項13】
前記ユーグレナ抽出物及び/又は前記組成物が、色素沈着レベルへの介入、及び/又はメラニン産生の抑制、及び/又は解毒機能の刺激、及び/又は毛髪及び体毛の成長の刺激、及び/又は脂肪細胞への働きかけ、及び/又は脂肪溶解の促進を意図していることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか1項に記載の使用。
【請求項14】
前記ユーグレナ抽出物及び/又は前記組成物が、皮膚の状態の保護と改善、及び/又は皮膚及び/又は毛髪及び/又は粘膜の障害の予防及び/又は治療、及び/又は皮膚の老化及び/又は疲労の徴候の減少を意図していることを特徴とする、請求項10〜13のいずれか1項に記載の使用。
【請求項15】
前記ユーグレナ抽出物及び/又は前記組成物が、皮膚の乾燥、皮膚の弾力性の低下、萎縮してたるんだ皮膚、たるみ、水分を失った皮膚、皮膚の固さの低下、皮膚のやせ、皮膚の張りの低下、変形からの皮膚の反発の低下、変色したしみ、黄ばみ、老人斑やしみなど皮膚の色素過剰領域、角化症、異常分化、過角質化、弾力線維症、真皮、及び表皮、皮膚血管系及びその下の組織、特に皮膚に近い組織、のコラーゲンの分解及びその他の組織変化、くすんだ、傷んだ毛髪、脱毛、及び頭皮のたるみ、の治療及び/又は減少を意図していることを特徴とする、請求項10〜14のいずれか1項に記載の使用。
【請求項16】
疲労した皮膚を治療する美容方法であって、請求項1〜9のいずれかに記載の組成物を、必要なときに、目的に最も適した量と頻度で皮膚に局所施用する美容方法。
【請求項17】
細胞代謝を刺激する美容方法であって、請求項1〜9のいずれかに記載の組成物を、必要なときに、目的に最も適した量と頻度で皮膚に局所施用する美容方法。
【請求項18】
前記組成物が、皮膚の時間生物学を尊重するように用いられ、夜間の美容ケアとして皮膚に施用されることを特徴とする、請求項16又は17に記載の美容方法。
【請求項19】
老化及び/又は皮膚の疲労の徴候、又は細胞代謝の機能障害に関連した他の失調を含む皮膚の症状を予防的又は治療的に調節することができる医薬を製造するための、請求項1〜9に記載の組成物の使用。

【公表番号】特表2008−526954(P2008−526954A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−550918(P2007−550918)
【出願日】平成18年1月13日(2006.1.13)
【国際出願番号】PCT/IB2006/050135
【国際公開番号】WO2006/075311
【国際公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【出願人】(507238207)
【Fターム(参考)】