ユーザーインターフェイス及びその制御方法、並びにプログラム、画像処理装置
【課題】ユーザーモードの設定を、容易にかつ正確に行うことができるユーザーインターフェイスを提供する。
【解決手段】ユーザーインターフェイスとしての液晶ディスプレイ203は、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有する。CPU201は、ユーザーモード設定画面の表示時に、応用モード設定画面が表示されているか否か判断し、応用モード設定画面が表示されていると判断した場合に、応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する。
【解決手段】ユーザーインターフェイスとしての液晶ディスプレイ203は、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有する。CPU201は、ユーザーモード設定画面の表示時に、応用モード設定画面が表示されているか否か判断し、応用モード設定画面が表示されていると判断した場合に、応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の設定項目を有するユーザーインターフェイス(操作部)及びそのユーザーインターフェイスを備える画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、画像処理装置としての多機能周辺機器(MFP :Multi−Function Peripheral)では、操作部上から実行するジョブの詳細な設定や、機器の調整設定を行うことが可能となっている。設定には分類すると大きく2つの種類があり、コピージョブやプリントジョブ等のジョブの実行時に設定するものと、ジョブを実行する前に予め設定しておくものとがある。
【0003】
MFPにおけるコピージョブを例にすると、複写枚数や倍率、用紙サイズやステイプル処理の有無等の設定は、コピー画面からジョブを実行する時に設定するものとなる。
【0004】
一方、自動用紙選択機能のON/OFFやステイプル位置の調整、ページ番号印字位置の調整等の設定は、は、ジョブを実行する時ではなく、事前に予め設定しておくべき項目となる。この予め設定しておくべき項目は、コピー画面ではなくユーザーモードという特別な画面から設定を行うことになっている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−028105号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、予め機器に設定を行うためのユーザーモード画面では様々な項目が設定可能となっている。ジョブ種毎の調整値(画質等)やデバイス(機器)に対する調整値(ステイプル位置等)やデバイス固有情報(IPアドレス等)の設定が行えるようになっているため、ジョブ種の増加、デバイス機能の増加によって設定項目が増え続ける傾向にある。
【0006】
そのため、近年のMFPでは、ユーザーモード画面から目的の設定項目を探し出すのが非常に困難になっている。
【0007】
また、ユーザーモードで設定できる項目の中にはジョブを実行する時に設定する応用モードの設定によって、ユーザーモード画面から設定した値が無効になる場合がある。しかし、その情報を視覚的にユーザーに通知することができておらず、経験によって認知する他に方法がない状態となっている。
【0008】
更に、ユーザーモードにおいて行われる設定は機体そのものに記憶されるため、すべてのジョブに影響を与えることがある。そして、設定の確からしさを検証してから設定することができず、設定の途中でジョブが投入されると正常な印刷が行えなくなるという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、ユーザーモードの設定を、容易にかつより正確に行うことができるユーザーインターフェイス及び画像処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1記載のユーザーインターフェイスは、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスにおいて、前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断手段と、前記判断手段により前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載のユーザーインターフェイスの制御方法は、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスの制御方法において、前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載のプログラムは、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスの制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記ユーザーインターフェイスの制御方法は、前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の画像処理装置は、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスを備える画像処理装置において、前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断手段と、前記判断手段により前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
請求項5記載のユーザーインターフェイスは、ジョブ実行時に必要な設定を行う第1の設定手段と、ジョブ実行前に必要な設定を行う第2の設定手段とを備え、前記第1の設定手段は、設定可能な属性を一覧表示する表示手段と、一覧表示された属性の中から1つの属性を選択して属性値の設定を行わせる入力手段とを有し、前記第2の設定手段は、前記第1の設定手段によって設定を行っている途中に、前記第2の設定手段で設定可能な項目を表示するとともに、前記第1の設定手段によって設定が行われている状態に連動して設定可能な項目の項目数を制御する制御手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明のユーザーインターフェイスによれば、ユーザーモードの設定を、容易にかつより正確に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の一例としての多機能周辺機器(MFP)のブロック図である。
【0018】
図1において、MFPを制御するためのコントローラ101は、後述する図2に示すハードウエア構成を有している。スキャナ102は、コントローラ101によって制御されている。プリンタエンジン103も、コントローラ101によって制御されている。
【0019】
プリンタエンジン103は、フィニッシャ104に接続されており、プリンタエンジン103から出力された複数の用紙をまとめて後処理(例えば、ステイプル処理、パンチ処理等)することが可能となっている。フィニッシャ104もコントローラ101によって制御されている。
【0020】
ネットワーク(イーサネット(登録商標))インターフェイス105は、コントローラ101に対して同インターフェイスを通した双方向通信を提供している。
【0021】
ユーザーインターフェイスとしての操作部106は、LCDディスプレイとキーボードから構成されており、コントローラ101からの情報表示を行うとともに、ユーザーからの指示をコントローラ101に伝える。また、操作部106は、ネットワーク(イーサネット(登録商標)、TCP/IP)のどのインターフェイスからでも、すべての機能を使用可能である。
【0022】
図2は、図1におけるコントローラのハードウエア構成とコントローラに接続されるユニットを示すブロック図である。
【0023】
図2において、コントローラ101は、CPU201、メモリ202、ROM205、ディスク(記憶媒体)206がバス207に接続されて構成される。また、CPU201が、バス207を介して、操作部106を構成する液晶ディスプレイ203及びキーボード204に接続されている。
【0024】
各種プログラム及びデータは、ハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等のディスク206に記憶(記録)されており、必要に応じて順次メモリ202に読み出されてCPU201で実行される。
【0025】
このディスク206は、MFPに着脱可能でもMFPに内蔵されたものでも良い。更に、プログラムは、ネットワークを介して他のMFPからダウンロードされてディスク206に記憶される構成でも良い。
【0026】
メモリにはDRAMのような不揮発メモリ、SRAMのような揮発メモリの種類がある。メモリ302は、双方の機能をそなえていても良いし、揮発メモリの機能をメモリ302が受け持ち、不揮発メモリの機能をディスク206が受け持つような構成でもよい。
【0027】
液晶ディスプレイ203、キーボード204は図1に示す操作部106を構成するものである。CPU201が液晶ディスプレイ203にデータを書き込むことにより表示を行い、CPU201がキーボード204もしくはタッチパネルになっている液晶ディスプレイ203からデータを読み出すことにより、ユーザーからの指示を入力する。
【0028】
入力された情報は、メモリ202、ディスク206、CPU201のいずれかに転送、蓄積され、様々な処理に使用される。
【0029】
また、バス207には、ネットワークインターフェイス105が接続されている。CPU201が、ネットワークインターフェイス105からデータを読み込み、または書き込むことによりインターフェイスを使用した通信を行う。
【0030】
更に、バス207には、スキャナ102、プリンタエンジン103、フィニッシャ104が接続されており、CPU201がこれらのユニットに対してデータの読み書きを行うことにより、スキャン、プリント等のエンジン動作及び各種ステータス取得を行う。
【0031】
尚、スキャナ102、プリンタエンジン103、フィニッシャ104は、MFPの内部ではなく、ネットワーク上にそれぞれ単体の周辺機器として存在し、それをMFPのコントローラ101が制御しても良い。
【0032】
図3は、図1のMFPの外観図である。
【0033】
図3において、画像入力デバイスであるスキャナ102は、原稿上の画像を照明し、CCDラインセンサを走査することで、原稿の反射光を画像データ(ラスタイメージデータ)として電気信号に変換する。
【0034】
画像出力デバイスである、プリンタエンジン103を含むプリンタ部301は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する。プリント動作の起動や停止は、コントローラCPU201からの指示によって開始する。
【0035】
図4は、図3における操作部の構成図である。
【0036】
図4において、液晶ディスプレイ203(図2)は、液晶上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面及びソフトキーを表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPU201に伝える。
【0037】
キーボード204(図2)を構成するスタートキー402は、原稿画像の読み取り動作を開始するとき等に用いる。スタートキー402中央部には、緑と赤の2色LED403があり、その色によってスタートキー402が使える状態にあるかどうかを示す。
【0038】
ストップキー404は、稼働中の動作を止める働きをする。テンキー405は、数字と文字のボタン群で構成されており、コピー部数の設定や、液晶ディスプレイ203の画面切り替えを指示する。ユーザーモードキー406は機器設定を行うときに押下する。
【0039】
図5(図5A、図5B、図5C、図5D)は、図4における液晶ディスプレイ203に表示される画面の例を示す図である。
【0040】
図5Aにおいて、(a)の画面1501はコピージョブの設定画面である。用紙選択ボタン1502を押下すると、(b)の画面1508に切り替わり、どのカセット段を選択して画像処理を実行するか選択できる。
【0041】
カセット選択ボタン1509により、自動的にカセット段を選択するモードや、各カセットを指定することができる。閉じるボタン1510を押下すると画面1501に戻る。
【0042】
(a)の応用モードボタン1503を押下すると、(c)の画面1514に切り替わり、様々な画像処理モードが設定できる。
【0043】
図5B(b)の画面1525は、画面1514中の縮小レイアウトボタンを押下すると表示される。この画面から縮小レイアウトの詳細な設定を行うことができる。
【0044】
図5A(a)の倍率ボタン1504を押下すると、図5Bの(a)の倍率設定画面1532が表示され、倍率を設定することができる。
【0045】
図5A(a)の両面ボタン1505により両面コピーを設定することができる。等倍ボタン1506を押下すると倍率を100%に設定する。仕上げボタン1507を押下すると、ステイプルソートやグループソート等が設定できる。
【0046】
また、図5A(a)のタブ1511、1512、1513、1526、図5C(b)のタブ1527、1528、1529、1530を押下することにより、画面に表示されるジョブの種類を切り替えることができる。
【0047】
タブ1512を押下すると、図5B(c)のセンド画面1515が表示され、タブ1513を押下すると、図5C(a)のボックス画面1516が表示される。
【0048】
図5A(a)の矢印ボタン1526を押下すると、次のページとして図5C(b)のホールド画面1517が表示される。この画面中のタブ1527、1528、1529を押下することで、更に異なるジョブの種類の画面を表示させることが可能となるが、ここでは説明を割愛する。
【0049】
もう1つのジョブ種としてホールドジョブの画面を説明する。
【0050】
画面1517の中央にまだプリント出力が行われていないプリントジョブ1518がリスト表示されている。このリストの中から1つのジョブを選択し、設定変更ボタン1531を押下すると、図5C(c)の画面1519が表示される。
【0051】
この画面1519には、ジョブ全体を編集する編集ボタン1520とページ毎に編集する編集ボタン1521がある。
【0052】
編集ボタン1520を押下すると、図5D(a)の画面1522が表示され、ジョブ全体に設定する属性の設定が可能となる。編集ボタン1521を押下すると、図5D(b)の画面1524が表示され、ページ範囲毎の設定をすることが可能となる。
【0053】
ここで、図5の画面は、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面である。
【0054】
また、図5の画面は、ジョブを実行する時に必要な設定を行うための設定手段として機能する。これは、本発明における第1の設定手段の一例である。上述したように、この画面には、設定可能な属性が一覧表示され、一覧表示された属性の中から1つの属性を選択して属性値の設定をユーザーに入力させる。
【0055】
図6は、図4におけるユーザーモードキー406を押下したときの液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【0056】
図6(a)の画面1601が表示され、MFPに対する設定を行うことができる。共通仕様設定ボタン1602は、すべてのジョブ種に共通な設定を行うときに押下する。タイマー設定ボタン1603は、スリープ設定等を行うときに押下する。
【0057】
調整クリーニングボタン1604は、MFPの画像調整、クリーニングを行うときに押下する。レポート出力ボタン1605は、ジョブの履歴を出力するときに押下する。システム管理設定ボタン1606は、システム管理者用の設定を行うときに押下する。
【0058】
コピー仕様設定ボタン1607は、コピー特有の設定を行うときに押下する。送信受信使用設定ボタン1608は、送信受信特有の設定を行うときに押下する。ボックス使用設定ボタン1609は、ボックス特有の設定を行う場合に押下する。
【0059】
プリンタ仕様設定ボタン1610は、プリンタ特有の設定を行うときに押下する。宛先仕様設定ボタン1611は、宛先に関する設定を行うときに押下する。
【0060】
共通仕様設定ボタン1602を押下したときの画面1612を(b)に示す。
【0061】
各ジョブに共通な設定を、ボタン群1614のいずれかを押下することで設定可能である。また、ボタン1613を操作することでページを変更することができ、様々な設定が行えるようになっている。
【0062】
ここで、図6の画面は、ジョブを実行する前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面である。
【0063】
また、図6の画面は、ジョブを実行する前に必要な設定を行うための設定手段として機能する。これは、本発明における第2の設定手段の一例である。本実施例では、第1の設定手段によって設定を行っている途中に、ユーザーモード設定画面の表示指示がされた場合、図6(a)に示す画面とは異なる画面を表示する。即ち、通常のユーザーモード画面を表示するのではなく、第1の設定手段によって設定が行われている項目に連動して、その項目に関係する設定項目のみを表示する。
【0064】
図7は、本実施例における図1のMFPによって実行される処理の手順を示すフローチャートである。
【0065】
本処理は、図2におけるCPU201の制御の下に実行される。
【0066】
図7において、ステップS701で、ユーザーモードキー406が押下されると、ステップS702において、CPU201は、液晶ディスプレス203に応用モード設定画面が表示されているかどうかを判断する。
【0067】
応用モード設定画面の表示が行われていない場合は、ステップS703で、CPU201は、液晶ディスプレイ203に、すべてのユーザーモード項目にアクセスできるように、画面1601を表示する。応用モード設定画面の表示が行われていない場合とは、例えば、画面1501や画面1517が表示されている場合である。
【0068】
ステップS702で、CPU201は、応用モードの設定中であると判断した場合、表示されている設定可能な属性に影響を与えるユーザーモードの項目を検索する。応用モードの設定中である場合とは、例えば画面1514、1522、1524が表示されている場合である。
【0069】
ステップS704で、CPU201は、表示されている画面において設定可能な属性に影響を受けるユーザーモードの設定項目を選択する。
【0070】
ステップS705で、CPU201は、表示されている画面において設定可能な属性によって無効になってしまうユーザーモードの設定を検索する。このとき、複数の属性が表示されている場合は、まだ何が設定されるかがわからないので、無効になるユーザーモードの設定の検索は行わず、単一の属性が表示されている場合は検索を行うようにする。
【0071】
尚、応用モードの属性とユーザーモード項目の関連性はディスク206上に記録されており、その情報を元にステップS704、S705の処理を行う。
【0072】
ステップS706で、CPU201は、ステップS704において選択されたユーザーモード項目と、ステップS705において検索された無効になるユーザーモード項目を液晶ディスプレイ203に表示する。
【0073】
ステップS704、S705、S706の処理結果として、例えば画面1514が表示されている場合に、ユーザーモードキー406を押下すると、図8に示す画面が表示される。図8の画面では、図6の画面1601は表示せずに、コピージョブにだけ関連するユーザーモード画面を表示している。
【0074】
画面1514は、複数の属性が表示されているため、無効になるユーザーモード項目は表示していない。
【0075】
また、画面1525が表示されている場合に、ユーザーモードキー406を押下すると、図9に示す画面が表示される。これは縮小レイアウトという、変倍設定を元にしてレイアウトに最適な画像回転を行う属性となるので、変倍に関連するズーム微調整のユーザーモード設定1801が表示され、ボタン1802を押下することにより、ズームの微調整が可能となる。
【0076】
また、画面1525は、縮小レイアウトという単一の属性設定画面であり、ステップS705で、CPU201は、無効となるユーザーモード項目を検索しているので、無効となるユーザーモード項目のオートタテヨコ回転が無効項目1803に表示される。
【0077】
このように、ユーザーモードキー406の押下時に表示されている応用モードの状態により、ユーザーモード項目の絞込みを行うことで、ユーザーの視認性、操作性を向上させる。
【0078】
ステップS707で、CPU201は、「保留」「登録」、「実行時のみ」を指示するためのボタンを液晶ディスプレイ203に表示する。図8、図9の1804、1805、1806は、これらのボタンが表示された画面の例を示す図である。
【0079】
ステップS708で、CPU201は、ユーザーモードの設定を行い、ステップS709で、ユーザーモードを登録するか否か判断する。図8、図9の「登録」ボタン1804が押下された場合は、ステップS713で、CPU201は、設定内容を不揮発メモリ(例えばディスク306もしくはメモリ202)に記憶する。
【0080】
「登録」ボタン1804が押されなかった場合は、ステップS710で、CPU201は、設定したユーザーモードを保留するか確認する。「保留」ボタン1806が押下された場合、ステップS711で、CPU201は、保留フラグを立て、ステップS712で、ユーザーモードの設定値を揮発メモリに記憶する。ステップS710で、「実行時のみ」ボタン1805が押下された場合も、CPU201は、ステップS712の処理を実行する。
【0081】
ステップS703、S712、S713のいずれかの処理が終了すると、ステップS714で、CPU201は、図8、図9の閉じるボタン1807の押下を検知し、ユーザーモードキー406押下時の設定画面に戻る。
【0082】
ステップS715で、CPU201は、ジョブを実行する。例えば、スタートキー402の押下でジョブは実行される。
【0083】
ステップS716で、CPU201は、揮発メモリのテンポラリ領域にユーザーモード設定の値が記憶されている場合は、その値を使用してジョブを実行する。そうでない場合は、CPU201は、不揮発メモリ上に記憶された情報を使用してジョブを実行する。
【0084】
ステップS717で、CPU201は、保留フラグが立っているか確認する。立っている場合は、ステップS718で、CPU201は、図10に示す「確定」ボタン1901と「破棄」ボタン1902を液晶ディスプレイ203に表示する。
【0085】
図10(a)のコピー画面1905で、確定ボタン1901と破棄ボタン1902が表示される。(b)のホールドジョブ画面1906で、確定ボタン1903と破棄ボタン1904が表示される。
【0086】
ステップS719で、CPU201は、ユーザーモードを確定するか否かの判断を行う。確定ボタン1901(コピー画面の場合)が押下された場合は、ステップS720で、CPU201は、テンポラリ領域に設定された値を不揮発メモリ上に設定する。破棄ボタン1902(コピー画面の場合)が押下された場合は、ステップS721で、CPU201は、テンポラリ領域の値を破棄して処理を終了する。
【0087】
本発明のユーザーインターフェイスは、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有する。そして、ユーザーモード設定画面の表示時に、応用モード設定画面が表示されているか否か判断する。また、応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する。
【0088】
また、本発明のユーザーインターフェイスは、ジョブ実行時に必要な設定を行う第1の設定手段と、ジョブ実行前に必要な設定を行う第2の設定手段とを備える。第1の設定手段は、設定可能な属性を一覧表示する表示手段と、一覧表示された属性の中から1つの属性を選択して属性値の設定を行わせる入力手段とを有する。第2の設定手段は、第1の設定手段によって設定を行っている途中に、第2の設定手段で設定可能な項目を表示するとともに、第1の設定手段によって設定が行われている状態に連動して設定可能な項目の項目数を制御する制御手段を有する。
【0089】
また、第2の設定手段は、第1の設定手段によって設定が行われている状態に連動して設定が無効となる項目を選択する第1の選択手段を有する。
【0090】
また、第2の設定手段は、自身で設定した内容を即時に反映させるか、保留状態にして任意のタイミングで反映させるかを選択する第2の選択手段を有する。
【0091】
以上説明したように、本発明によれば、応用モード設定時にユーザーモードキー406を押下した場合は、表示されている設定項目に関連したユーザーモード項目を表示することにより、直感的な設定が可能となる。また、応用モードの設定により無効化される項目も簡単に把握できるようになる。
【0092】
更には、ユーザーモード設定を一度試してからMFPに登録することが可能となり、肥大化するユーザーモード項目を間違いなく設定することが可能となるため、ユーザーの利便性が向上する。
【0093】
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
【0094】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0095】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0096】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0097】
更に、上述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】発明の実施の形態に係る画像処理装置の一例としての多機能周辺機器(MFP)のブロック図である。
【図2】図1におけるコントローラのハードウエア構成とコントローラに接続されるユニットを示すブロック図である。
【図3】図1のMFPの外観図である。
【図4】図3における操作部の構成図である。
【図5A】図4における液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図5B】図4における液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図5C】図4における液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図5D】図4における液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図6】図4におけるユーザーモードキーを押下したときの液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図7】図1のMFPによって実行されるユーザーモード処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】図5における画面1514が表示されている場合に、図4におけるユーザーモードキーを押下したときの液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図9】図5における画面1525が表示されている場合に、図4におけるユーザーモードキーを押下したときの液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図10】図7のフローチャートで保留フラグが立っている場合に、図4における液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【符号の説明】
【0099】
101 コントローラ
102 スキャナ
103 プリンタエンジン
104 フィニッシャ
105 ネットワークインターフェイス
106 操作部
201 CPU
203 液晶ディスプレイ
204 キーボード
406 ユーザーモードキー
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の設定項目を有するユーザーインターフェイス(操作部)及びそのユーザーインターフェイスを備える画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、画像処理装置としての多機能周辺機器(MFP :Multi−Function Peripheral)では、操作部上から実行するジョブの詳細な設定や、機器の調整設定を行うことが可能となっている。設定には分類すると大きく2つの種類があり、コピージョブやプリントジョブ等のジョブの実行時に設定するものと、ジョブを実行する前に予め設定しておくものとがある。
【0003】
MFPにおけるコピージョブを例にすると、複写枚数や倍率、用紙サイズやステイプル処理の有無等の設定は、コピー画面からジョブを実行する時に設定するものとなる。
【0004】
一方、自動用紙選択機能のON/OFFやステイプル位置の調整、ページ番号印字位置の調整等の設定は、は、ジョブを実行する時ではなく、事前に予め設定しておくべき項目となる。この予め設定しておくべき項目は、コピー画面ではなくユーザーモードという特別な画面から設定を行うことになっている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−028105号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、予め機器に設定を行うためのユーザーモード画面では様々な項目が設定可能となっている。ジョブ種毎の調整値(画質等)やデバイス(機器)に対する調整値(ステイプル位置等)やデバイス固有情報(IPアドレス等)の設定が行えるようになっているため、ジョブ種の増加、デバイス機能の増加によって設定項目が増え続ける傾向にある。
【0006】
そのため、近年のMFPでは、ユーザーモード画面から目的の設定項目を探し出すのが非常に困難になっている。
【0007】
また、ユーザーモードで設定できる項目の中にはジョブを実行する時に設定する応用モードの設定によって、ユーザーモード画面から設定した値が無効になる場合がある。しかし、その情報を視覚的にユーザーに通知することができておらず、経験によって認知する他に方法がない状態となっている。
【0008】
更に、ユーザーモードにおいて行われる設定は機体そのものに記憶されるため、すべてのジョブに影響を与えることがある。そして、設定の確からしさを検証してから設定することができず、設定の途中でジョブが投入されると正常な印刷が行えなくなるという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、ユーザーモードの設定を、容易にかつより正確に行うことができるユーザーインターフェイス及び画像処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1記載のユーザーインターフェイスは、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスにおいて、前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断手段と、前記判断手段により前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載のユーザーインターフェイスの制御方法は、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスの制御方法において、前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載のプログラムは、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスの制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記ユーザーインターフェイスの制御方法は、前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の画像処理装置は、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスを備える画像処理装置において、前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断手段と、前記判断手段により前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
請求項5記載のユーザーインターフェイスは、ジョブ実行時に必要な設定を行う第1の設定手段と、ジョブ実行前に必要な設定を行う第2の設定手段とを備え、前記第1の設定手段は、設定可能な属性を一覧表示する表示手段と、一覧表示された属性の中から1つの属性を選択して属性値の設定を行わせる入力手段とを有し、前記第2の設定手段は、前記第1の設定手段によって設定を行っている途中に、前記第2の設定手段で設定可能な項目を表示するとともに、前記第1の設定手段によって設定が行われている状態に連動して設定可能な項目の項目数を制御する制御手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明のユーザーインターフェイスによれば、ユーザーモードの設定を、容易にかつより正確に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の一例としての多機能周辺機器(MFP)のブロック図である。
【0018】
図1において、MFPを制御するためのコントローラ101は、後述する図2に示すハードウエア構成を有している。スキャナ102は、コントローラ101によって制御されている。プリンタエンジン103も、コントローラ101によって制御されている。
【0019】
プリンタエンジン103は、フィニッシャ104に接続されており、プリンタエンジン103から出力された複数の用紙をまとめて後処理(例えば、ステイプル処理、パンチ処理等)することが可能となっている。フィニッシャ104もコントローラ101によって制御されている。
【0020】
ネットワーク(イーサネット(登録商標))インターフェイス105は、コントローラ101に対して同インターフェイスを通した双方向通信を提供している。
【0021】
ユーザーインターフェイスとしての操作部106は、LCDディスプレイとキーボードから構成されており、コントローラ101からの情報表示を行うとともに、ユーザーからの指示をコントローラ101に伝える。また、操作部106は、ネットワーク(イーサネット(登録商標)、TCP/IP)のどのインターフェイスからでも、すべての機能を使用可能である。
【0022】
図2は、図1におけるコントローラのハードウエア構成とコントローラに接続されるユニットを示すブロック図である。
【0023】
図2において、コントローラ101は、CPU201、メモリ202、ROM205、ディスク(記憶媒体)206がバス207に接続されて構成される。また、CPU201が、バス207を介して、操作部106を構成する液晶ディスプレイ203及びキーボード204に接続されている。
【0024】
各種プログラム及びデータは、ハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等のディスク206に記憶(記録)されており、必要に応じて順次メモリ202に読み出されてCPU201で実行される。
【0025】
このディスク206は、MFPに着脱可能でもMFPに内蔵されたものでも良い。更に、プログラムは、ネットワークを介して他のMFPからダウンロードされてディスク206に記憶される構成でも良い。
【0026】
メモリにはDRAMのような不揮発メモリ、SRAMのような揮発メモリの種類がある。メモリ302は、双方の機能をそなえていても良いし、揮発メモリの機能をメモリ302が受け持ち、不揮発メモリの機能をディスク206が受け持つような構成でもよい。
【0027】
液晶ディスプレイ203、キーボード204は図1に示す操作部106を構成するものである。CPU201が液晶ディスプレイ203にデータを書き込むことにより表示を行い、CPU201がキーボード204もしくはタッチパネルになっている液晶ディスプレイ203からデータを読み出すことにより、ユーザーからの指示を入力する。
【0028】
入力された情報は、メモリ202、ディスク206、CPU201のいずれかに転送、蓄積され、様々な処理に使用される。
【0029】
また、バス207には、ネットワークインターフェイス105が接続されている。CPU201が、ネットワークインターフェイス105からデータを読み込み、または書き込むことによりインターフェイスを使用した通信を行う。
【0030】
更に、バス207には、スキャナ102、プリンタエンジン103、フィニッシャ104が接続されており、CPU201がこれらのユニットに対してデータの読み書きを行うことにより、スキャン、プリント等のエンジン動作及び各種ステータス取得を行う。
【0031】
尚、スキャナ102、プリンタエンジン103、フィニッシャ104は、MFPの内部ではなく、ネットワーク上にそれぞれ単体の周辺機器として存在し、それをMFPのコントローラ101が制御しても良い。
【0032】
図3は、図1のMFPの外観図である。
【0033】
図3において、画像入力デバイスであるスキャナ102は、原稿上の画像を照明し、CCDラインセンサを走査することで、原稿の反射光を画像データ(ラスタイメージデータ)として電気信号に変換する。
【0034】
画像出力デバイスである、プリンタエンジン103を含むプリンタ部301は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する。プリント動作の起動や停止は、コントローラCPU201からの指示によって開始する。
【0035】
図4は、図3における操作部の構成図である。
【0036】
図4において、液晶ディスプレイ203(図2)は、液晶上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面及びソフトキーを表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPU201に伝える。
【0037】
キーボード204(図2)を構成するスタートキー402は、原稿画像の読み取り動作を開始するとき等に用いる。スタートキー402中央部には、緑と赤の2色LED403があり、その色によってスタートキー402が使える状態にあるかどうかを示す。
【0038】
ストップキー404は、稼働中の動作を止める働きをする。テンキー405は、数字と文字のボタン群で構成されており、コピー部数の設定や、液晶ディスプレイ203の画面切り替えを指示する。ユーザーモードキー406は機器設定を行うときに押下する。
【0039】
図5(図5A、図5B、図5C、図5D)は、図4における液晶ディスプレイ203に表示される画面の例を示す図である。
【0040】
図5Aにおいて、(a)の画面1501はコピージョブの設定画面である。用紙選択ボタン1502を押下すると、(b)の画面1508に切り替わり、どのカセット段を選択して画像処理を実行するか選択できる。
【0041】
カセット選択ボタン1509により、自動的にカセット段を選択するモードや、各カセットを指定することができる。閉じるボタン1510を押下すると画面1501に戻る。
【0042】
(a)の応用モードボタン1503を押下すると、(c)の画面1514に切り替わり、様々な画像処理モードが設定できる。
【0043】
図5B(b)の画面1525は、画面1514中の縮小レイアウトボタンを押下すると表示される。この画面から縮小レイアウトの詳細な設定を行うことができる。
【0044】
図5A(a)の倍率ボタン1504を押下すると、図5Bの(a)の倍率設定画面1532が表示され、倍率を設定することができる。
【0045】
図5A(a)の両面ボタン1505により両面コピーを設定することができる。等倍ボタン1506を押下すると倍率を100%に設定する。仕上げボタン1507を押下すると、ステイプルソートやグループソート等が設定できる。
【0046】
また、図5A(a)のタブ1511、1512、1513、1526、図5C(b)のタブ1527、1528、1529、1530を押下することにより、画面に表示されるジョブの種類を切り替えることができる。
【0047】
タブ1512を押下すると、図5B(c)のセンド画面1515が表示され、タブ1513を押下すると、図5C(a)のボックス画面1516が表示される。
【0048】
図5A(a)の矢印ボタン1526を押下すると、次のページとして図5C(b)のホールド画面1517が表示される。この画面中のタブ1527、1528、1529を押下することで、更に異なるジョブの種類の画面を表示させることが可能となるが、ここでは説明を割愛する。
【0049】
もう1つのジョブ種としてホールドジョブの画面を説明する。
【0050】
画面1517の中央にまだプリント出力が行われていないプリントジョブ1518がリスト表示されている。このリストの中から1つのジョブを選択し、設定変更ボタン1531を押下すると、図5C(c)の画面1519が表示される。
【0051】
この画面1519には、ジョブ全体を編集する編集ボタン1520とページ毎に編集する編集ボタン1521がある。
【0052】
編集ボタン1520を押下すると、図5D(a)の画面1522が表示され、ジョブ全体に設定する属性の設定が可能となる。編集ボタン1521を押下すると、図5D(b)の画面1524が表示され、ページ範囲毎の設定をすることが可能となる。
【0053】
ここで、図5の画面は、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面である。
【0054】
また、図5の画面は、ジョブを実行する時に必要な設定を行うための設定手段として機能する。これは、本発明における第1の設定手段の一例である。上述したように、この画面には、設定可能な属性が一覧表示され、一覧表示された属性の中から1つの属性を選択して属性値の設定をユーザーに入力させる。
【0055】
図6は、図4におけるユーザーモードキー406を押下したときの液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【0056】
図6(a)の画面1601が表示され、MFPに対する設定を行うことができる。共通仕様設定ボタン1602は、すべてのジョブ種に共通な設定を行うときに押下する。タイマー設定ボタン1603は、スリープ設定等を行うときに押下する。
【0057】
調整クリーニングボタン1604は、MFPの画像調整、クリーニングを行うときに押下する。レポート出力ボタン1605は、ジョブの履歴を出力するときに押下する。システム管理設定ボタン1606は、システム管理者用の設定を行うときに押下する。
【0058】
コピー仕様設定ボタン1607は、コピー特有の設定を行うときに押下する。送信受信使用設定ボタン1608は、送信受信特有の設定を行うときに押下する。ボックス使用設定ボタン1609は、ボックス特有の設定を行う場合に押下する。
【0059】
プリンタ仕様設定ボタン1610は、プリンタ特有の設定を行うときに押下する。宛先仕様設定ボタン1611は、宛先に関する設定を行うときに押下する。
【0060】
共通仕様設定ボタン1602を押下したときの画面1612を(b)に示す。
【0061】
各ジョブに共通な設定を、ボタン群1614のいずれかを押下することで設定可能である。また、ボタン1613を操作することでページを変更することができ、様々な設定が行えるようになっている。
【0062】
ここで、図6の画面は、ジョブを実行する前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面である。
【0063】
また、図6の画面は、ジョブを実行する前に必要な設定を行うための設定手段として機能する。これは、本発明における第2の設定手段の一例である。本実施例では、第1の設定手段によって設定を行っている途中に、ユーザーモード設定画面の表示指示がされた場合、図6(a)に示す画面とは異なる画面を表示する。即ち、通常のユーザーモード画面を表示するのではなく、第1の設定手段によって設定が行われている項目に連動して、その項目に関係する設定項目のみを表示する。
【0064】
図7は、本実施例における図1のMFPによって実行される処理の手順を示すフローチャートである。
【0065】
本処理は、図2におけるCPU201の制御の下に実行される。
【0066】
図7において、ステップS701で、ユーザーモードキー406が押下されると、ステップS702において、CPU201は、液晶ディスプレス203に応用モード設定画面が表示されているかどうかを判断する。
【0067】
応用モード設定画面の表示が行われていない場合は、ステップS703で、CPU201は、液晶ディスプレイ203に、すべてのユーザーモード項目にアクセスできるように、画面1601を表示する。応用モード設定画面の表示が行われていない場合とは、例えば、画面1501や画面1517が表示されている場合である。
【0068】
ステップS702で、CPU201は、応用モードの設定中であると判断した場合、表示されている設定可能な属性に影響を与えるユーザーモードの項目を検索する。応用モードの設定中である場合とは、例えば画面1514、1522、1524が表示されている場合である。
【0069】
ステップS704で、CPU201は、表示されている画面において設定可能な属性に影響を受けるユーザーモードの設定項目を選択する。
【0070】
ステップS705で、CPU201は、表示されている画面において設定可能な属性によって無効になってしまうユーザーモードの設定を検索する。このとき、複数の属性が表示されている場合は、まだ何が設定されるかがわからないので、無効になるユーザーモードの設定の検索は行わず、単一の属性が表示されている場合は検索を行うようにする。
【0071】
尚、応用モードの属性とユーザーモード項目の関連性はディスク206上に記録されており、その情報を元にステップS704、S705の処理を行う。
【0072】
ステップS706で、CPU201は、ステップS704において選択されたユーザーモード項目と、ステップS705において検索された無効になるユーザーモード項目を液晶ディスプレイ203に表示する。
【0073】
ステップS704、S705、S706の処理結果として、例えば画面1514が表示されている場合に、ユーザーモードキー406を押下すると、図8に示す画面が表示される。図8の画面では、図6の画面1601は表示せずに、コピージョブにだけ関連するユーザーモード画面を表示している。
【0074】
画面1514は、複数の属性が表示されているため、無効になるユーザーモード項目は表示していない。
【0075】
また、画面1525が表示されている場合に、ユーザーモードキー406を押下すると、図9に示す画面が表示される。これは縮小レイアウトという、変倍設定を元にしてレイアウトに最適な画像回転を行う属性となるので、変倍に関連するズーム微調整のユーザーモード設定1801が表示され、ボタン1802を押下することにより、ズームの微調整が可能となる。
【0076】
また、画面1525は、縮小レイアウトという単一の属性設定画面であり、ステップS705で、CPU201は、無効となるユーザーモード項目を検索しているので、無効となるユーザーモード項目のオートタテヨコ回転が無効項目1803に表示される。
【0077】
このように、ユーザーモードキー406の押下時に表示されている応用モードの状態により、ユーザーモード項目の絞込みを行うことで、ユーザーの視認性、操作性を向上させる。
【0078】
ステップS707で、CPU201は、「保留」「登録」、「実行時のみ」を指示するためのボタンを液晶ディスプレイ203に表示する。図8、図9の1804、1805、1806は、これらのボタンが表示された画面の例を示す図である。
【0079】
ステップS708で、CPU201は、ユーザーモードの設定を行い、ステップS709で、ユーザーモードを登録するか否か判断する。図8、図9の「登録」ボタン1804が押下された場合は、ステップS713で、CPU201は、設定内容を不揮発メモリ(例えばディスク306もしくはメモリ202)に記憶する。
【0080】
「登録」ボタン1804が押されなかった場合は、ステップS710で、CPU201は、設定したユーザーモードを保留するか確認する。「保留」ボタン1806が押下された場合、ステップS711で、CPU201は、保留フラグを立て、ステップS712で、ユーザーモードの設定値を揮発メモリに記憶する。ステップS710で、「実行時のみ」ボタン1805が押下された場合も、CPU201は、ステップS712の処理を実行する。
【0081】
ステップS703、S712、S713のいずれかの処理が終了すると、ステップS714で、CPU201は、図8、図9の閉じるボタン1807の押下を検知し、ユーザーモードキー406押下時の設定画面に戻る。
【0082】
ステップS715で、CPU201は、ジョブを実行する。例えば、スタートキー402の押下でジョブは実行される。
【0083】
ステップS716で、CPU201は、揮発メモリのテンポラリ領域にユーザーモード設定の値が記憶されている場合は、その値を使用してジョブを実行する。そうでない場合は、CPU201は、不揮発メモリ上に記憶された情報を使用してジョブを実行する。
【0084】
ステップS717で、CPU201は、保留フラグが立っているか確認する。立っている場合は、ステップS718で、CPU201は、図10に示す「確定」ボタン1901と「破棄」ボタン1902を液晶ディスプレイ203に表示する。
【0085】
図10(a)のコピー画面1905で、確定ボタン1901と破棄ボタン1902が表示される。(b)のホールドジョブ画面1906で、確定ボタン1903と破棄ボタン1904が表示される。
【0086】
ステップS719で、CPU201は、ユーザーモードを確定するか否かの判断を行う。確定ボタン1901(コピー画面の場合)が押下された場合は、ステップS720で、CPU201は、テンポラリ領域に設定された値を不揮発メモリ上に設定する。破棄ボタン1902(コピー画面の場合)が押下された場合は、ステップS721で、CPU201は、テンポラリ領域の値を破棄して処理を終了する。
【0087】
本発明のユーザーインターフェイスは、ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有する。そして、ユーザーモード設定画面の表示時に、応用モード設定画面が表示されているか否か判断する。また、応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する。
【0088】
また、本発明のユーザーインターフェイスは、ジョブ実行時に必要な設定を行う第1の設定手段と、ジョブ実行前に必要な設定を行う第2の設定手段とを備える。第1の設定手段は、設定可能な属性を一覧表示する表示手段と、一覧表示された属性の中から1つの属性を選択して属性値の設定を行わせる入力手段とを有する。第2の設定手段は、第1の設定手段によって設定を行っている途中に、第2の設定手段で設定可能な項目を表示するとともに、第1の設定手段によって設定が行われている状態に連動して設定可能な項目の項目数を制御する制御手段を有する。
【0089】
また、第2の設定手段は、第1の設定手段によって設定が行われている状態に連動して設定が無効となる項目を選択する第1の選択手段を有する。
【0090】
また、第2の設定手段は、自身で設定した内容を即時に反映させるか、保留状態にして任意のタイミングで反映させるかを選択する第2の選択手段を有する。
【0091】
以上説明したように、本発明によれば、応用モード設定時にユーザーモードキー406を押下した場合は、表示されている設定項目に関連したユーザーモード項目を表示することにより、直感的な設定が可能となる。また、応用モードの設定により無効化される項目も簡単に把握できるようになる。
【0092】
更には、ユーザーモード設定を一度試してからMFPに登録することが可能となり、肥大化するユーザーモード項目を間違いなく設定することが可能となるため、ユーザーの利便性が向上する。
【0093】
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
【0094】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0095】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0096】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0097】
更に、上述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】発明の実施の形態に係る画像処理装置の一例としての多機能周辺機器(MFP)のブロック図である。
【図2】図1におけるコントローラのハードウエア構成とコントローラに接続されるユニットを示すブロック図である。
【図3】図1のMFPの外観図である。
【図4】図3における操作部の構成図である。
【図5A】図4における液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図5B】図4における液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図5C】図4における液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図5D】図4における液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図6】図4におけるユーザーモードキーを押下したときの液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図7】図1のMFPによって実行されるユーザーモード処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】図5における画面1514が表示されている場合に、図4におけるユーザーモードキーを押下したときの液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図9】図5における画面1525が表示されている場合に、図4におけるユーザーモードキーを押下したときの液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図10】図7のフローチャートで保留フラグが立っている場合に、図4における液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【符号の説明】
【0099】
101 コントローラ
102 スキャナ
103 プリンタエンジン
104 フィニッシャ
105 ネットワークインターフェイス
106 操作部
201 CPU
203 液晶ディスプレイ
204 キーボード
406 ユーザーモードキー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスにおいて、
前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断手段と、
前記判断手段により前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示手段と、
を備えることを特徴とするユーザーインターフェイス。
【請求項2】
ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスの制御方法において、
前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示ステップと、
を備えることを特徴とするユーザーインターフェイスの制御方法。
【請求項3】
ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスの制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記ユーザーインターフェイスの制御方法は、
前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示ステップと、
を備えることを特徴とするプログラム。
【請求項4】
ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスを備える画像処理装置において、
前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断手段と、
前記判断手段により前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
ジョブ実行時に必要な設定を行う第1の設定手段と、
ジョブ実行前に必要な設定を行う第2の設定手段とを備え、
前記第1の設定手段は、設定可能な属性を一覧表示する表示手段と、一覧表示された属性の中から1つの属性を選択して属性値の設定を行わせる入力手段とを有し、
前記第2の設定手段は、前記第1の設定手段によって設定を行っている途中に、前記第2の設定手段で設定可能な項目を表示するとともに、前記第1の設定手段によって設定が行われている状態に連動して設定可能な項目の項目数を制御する制御手段を有することを特徴とするユーザーインターフェイス。
【請求項6】
前記第2の設定手段は、前記第1の設定手段によって設定が行われている状態に連動して設定が無効となる項目を選択する第1の選択手段を有することを特徴とする請求項5記載のユーザーインターフェイス。
【請求項7】
前記第2の設定手段は、自身で設定した内容を即時に反映させるか、保留状態にして任意のタイミングで反映させるかを選択する第2の選択手段を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のユーザーインターフェイス。
【請求項1】
ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスにおいて、
前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断手段と、
前記判断手段により前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示手段と、
を備えることを特徴とするユーザーインターフェイス。
【請求項2】
ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスの制御方法において、
前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示ステップと、
を備えることを特徴とするユーザーインターフェイスの制御方法。
【請求項3】
ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスの制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記ユーザーインターフェイスの制御方法は、
前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示ステップと、
を備えることを特徴とするプログラム。
【請求項4】
ジョブ実行時に応用モード設定を行う応用モード設定画面と、ジョブ実行前にユーザーモード設定を行うユーザーモード設定画面とを有するユーザーインターフェイスを備える画像処理装置において、
前記ユーザーモード設定画面の表示時に、前記応用モード設定画面が表示されているか否か判断する判断手段と、
前記判断手段により前記応用モード設定画面が表示されていると判断された場合に、前記応用モード設定に関連したユーザーモードを表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
ジョブ実行時に必要な設定を行う第1の設定手段と、
ジョブ実行前に必要な設定を行う第2の設定手段とを備え、
前記第1の設定手段は、設定可能な属性を一覧表示する表示手段と、一覧表示された属性の中から1つの属性を選択して属性値の設定を行わせる入力手段とを有し、
前記第2の設定手段は、前記第1の設定手段によって設定を行っている途中に、前記第2の設定手段で設定可能な項目を表示するとともに、前記第1の設定手段によって設定が行われている状態に連動して設定可能な項目の項目数を制御する制御手段を有することを特徴とするユーザーインターフェイス。
【請求項6】
前記第2の設定手段は、前記第1の設定手段によって設定が行われている状態に連動して設定が無効となる項目を選択する第1の選択手段を有することを特徴とする請求項5記載のユーザーインターフェイス。
【請求項7】
前記第2の設定手段は、自身で設定した内容を即時に反映させるか、保留状態にして任意のタイミングで反映させるかを選択する第2の選択手段を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のユーザーインターフェイス。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図6】
【図7】
【図8】
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【図10】
【公開番号】特開2010−109577(P2010−109577A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−278446(P2008−278446)
【出願日】平成20年10月29日(2008.10.29)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年10月29日(2008.10.29)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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