説明

ユーザ習性に基づいてワイヤレスデバイス上でのメディアコンテンツの提示を最適化するための方法および装置

ワイヤレスデバイス上での広告コンテンツなどのメディアコンテンツの提示を最適化するための方法、装置、システム、およびコンピュータプログラム製品が提供される。本態様では、ワイヤレスデバイス上にローカルに記憶された履歴ユーザ用法習性に基づいて、どのメディアコンテンツを提示すべきかをワイヤレスデバイスにおいて判断することを提供する。この点について、記載された方法、装置およびシステムは、完全にワイヤレスデバイスベースであり、したがって、どのメディアコンテンツをワイヤレスデバイスに通信すべきか、および/またはどのメディアコンテンツをワイヤレスデバイス上で提示すべきかを決定する際に、バックエンドサーバまたは他のネットワークデバイスが介入する必要はない。したがって、本態様は、ワイヤレスデバイスユーザにプライバシーのレベルをさらに与える、ターゲットメディアコンテンツ提示の単純でコスト効果的な手法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示する態様は、ワイヤレス通信デバイスに関し、より詳細には、ユーザ習性(behavior)に基づいてワイヤレスデバイス上でのメディアコンテンツ、特に広告コンテンツの提示を最適化するためのシステム、方法、および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通信ネットワークは、受信者にメディアコンテンツを配信するように設計されている。たとえば、通信ネットワークは、情報を複数の受信者に同時に送信するブロードキャストシステムまたはマルチキャストシステムを備えることができる。詳細には、これらのタイプの通信ネットワークは、セルラー電話などのワイヤレス通信デバイスに広告すなわちadsとも呼ばれる広告メディアコンテンツを配信するのに特に好適である。
【0003】
広告コンテンツを受信するワイヤレスデバイスは、アプリケーション/クライアント全体にわたってバナー広告と呼ばれるものに広告コンテンツを表示することを提供するアプリケーション/クライアントを有することができる。たとえば、オーディオ/ビデオショッピングクライアント、ゲームアプリケーションショッピングクライアント、着信音または壁紙ショッピングクライアントなど、購入可能なコンテンツのセットをナビゲートすることをユーザに提供する購買またはショッピングクライアントは、指定された領域にバナー広告を表示するように構成されることができる。多くの通信ネットワークでは、広告は、ワイヤレスデバイスにバンドル形式で配信されることができ、これは、ワイヤレスデバイスが単一の配信通信で複数の広告を受信することができることを意味する。広告を必要とするアプリケーションは、新しい広告がないか、ワイヤレスデバイスにネットワークを定期的に確認させるように構成されることができる。あるいは、ネットワークは、ブロードキャストされた広告コンテンツを受信するためのデバイスの「起動」をトリガするために、ショートメッセージサービス(Short Message Service)(SMS)通信などの通信をワイヤレスデバイスに送信することができる。
【0004】
メディアコンテンツ配信、特に広告コンテンツでは、サービスプロバイダは、ワイヤレスデバイスのユーザにターゲットメディアコンテンツを提供することに高い関心をもっている。ここで、ターゲット化され、ワイヤレスデバイスに配信され、それに提示される、広告などのメディアコンテンツは、ユーザが関心をもつ広告である。たとえば、広告の場合、ユーザは、広告されている製品と同様の製品を購入したいという要望を示しておくことができる。ただし、「1対多」のブロードキャストまたはマルチキャスト配信形式では、広告などのメディアコンテンツは、ユーザの関心または用法習性(usage behavior)についての知識なしに、ワイヤレスデバイスにランダムに送信される可能性がある。ワイヤレスデバイス受信時に、バナー広告などのメディアコンテンツの挿入を提供するアプリケーションは、メディアコンテンツ項目をランダムに表示するか、またはメディアコンテンツ項目を循環スケジュールで表示するかのいずれかが可能である。
【0005】
よりターゲット化されたメディアコンテンツ配信を可能にするために、革新が行われてきた。そのようなターゲットメディアコンテンツ配信は、多くの例において、サービスプロバイダに、ユーザプロファイルデータおよび/またはユーザ用法習性をコンテンツプロバイダサーバなどのバックエンドネットワークデバイスに収集し、どのメディアコンテンツ/広告がワイヤレスデバイスのユーザ向けにターゲット化されることができるかを判断するために、そのユーザプロファイルおよび/または用法習性を分析することを必要としてきた。そして、ターゲットメディアコンテンツは、バンドルされ、ワイヤレスデバイスに送信される。ただし、このタイプのターゲットメディアコンテンツは、ユーザプロファイルおよび/または用法習性ファイルを蓄積し、更新するために、ワイヤレスデバイスからサーバへの複数の永続的な通信を必要とする可能性があるという点で、通信要件に関して複雑である。さらに、このタイプのターゲットメディアコンテンツ配信は、追加のソフトウェアと、ユーザプロファイルおよび/または用法習性ファイルを記憶するための大量のバックエンドサーバと、ターゲットコンテンツをブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストのいずれかの配信メカニズムによって配信するためのより多くのネットワークリソースの使用とを必要とする可能性があるという点で、コストがかかる可能性がある。複雑性とコストの懸念に加えて、ワイヤレスデバイスのユーザは、コンテンツサービスプロバイダにユーザのアクティブなプロファイルおよび/またはユーザの用法習性を維持させることを所望しない場合があるので、プライバシーの問題も懸念される。
【0006】
さらに、ターゲットメディアコンテンツをワイヤレスデバイスまたは他の通信デバイスに提供するために、コンテンツプロバイダは、ユーザが所与のアプリケーション、ネットワークサービスなどを使用するときに、ユーザの経験の他の側面を適合させるように、ユーザプロファイルデータおよびユーザ習性データにも依拠してきた。ただし、これらの例では、ターゲットメディアコンテンツと同様に、コンテンツプロバイダは、ユーザプロファイルおよび/または用法習性を収集してネットワークサーバに記憶し、ユーザの経験を適合させる方法を判断するためにユーザプロファイルおよび/または用法習性データを分析することができ、その後、ユーザのデバイスとの通信を介してユーザの経験を適合させることができる。したがって、ユーザの経験のこのタイプのバックエンド適合は、複雑でコストがかかる可能性があり、プライバシー問題を生じる可能性もある。
【0007】
したがって、ワイヤレス通信デバイス上での配信されたメディアコンテンツの提示をターゲット化(最適化とも呼ぶ)するための方法を開発する必要がある。所望の方法、装置、およびシステムは、ユーザプロファイルおよびユーザ習性データをコンテンツサービスプロバイダまたは他のネットワークエンティティに提供する必要なしに、メディアコンテンツのターゲット化/最適化を可能にすべきである。したがって、所望のシステムは、比較的あまり複雑でなく、コストがかからず、ワイヤレスデバイスユーザにあるレベルのプライバシーを提供すべきである。メディアコンテンツの提示を最適化することに加えて、ユーザプロファイルおよびユーザ習性データをコンテンツサービスプロバイダまたは他のネットワークエンティティに提供する必要なしに、ユーザの経験を所与のアプリケーション/クライアント、ネットワークサービスなどに適合させるための方法を開発する必要がある。
【発明の概要】
【0008】
以下は、1つまたは複数の態様の基本的な理解を与えるために、そのような態様の簡略化した概要を提示する。この概要は、すべての企図される態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化した形で提示することである。
【0009】
したがって、本態様は、ワイヤレス通信デバイス上でのメディアコンテンツ、特に広告コンテンツの提示を最適化するためのシステム、方法、および装置を提供する。本明細書で提示される態様は、ワイヤレスデバイス側クライアント/アプリケーションによって実装され、したがって、ユーザプロファイルおよび/または用法習性データを獲得し、記憶して、所与のワイヤレスデバイスに関してどのメディアコンテンツをターゲット化すべきかを判断するためのネットワークデバイスまたはコンテンツプロバイダの支援を必要としないことができる。本態様のうちの1つまたは複数によれば、ユーザ習性を監視し、追跡するユーザプロファイルが、ワイヤレスデバイスにおいてキャプチャされ、記憶される。ワイヤレスデバイスは、複数の非ターゲット一般メディアコンテンツを含むブロードキャスト/マルチキャスト通信などを受信する。ワイヤレスデバイスは、複数のメディアコンテンツからどのメディアコンテンツ項目を提示すべきかを判断するために、ユーザプロファイル、および特に用法習性データを使用する。用法習性データは、所与のクライアント/アプリケーションでの提示の頻度、提示のスケジュール、メディアコンテンツの戦略的配置などを判断するために依拠されることができる。本明細書で開示されるワイヤレスデバイス側クライアント/アプリケーションは、ワイヤレスデバイス上でどのメディアコンテンツを提示すべきかを判断するために必要な計算に関して限定されることから、利益を得る。したがって、ワイヤレスデバイス側クライアントは、より遅い処理機能を有するワイヤレスデバイスに特に好適である。
【0010】
一態様によれば、ワイヤレス通信デバイス上でのメディアコンテンツの提示を最適化するための方法が提供される。本方法は、1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツを受信することを含む。本方法は、ワイヤレスデバイス上で用法習性データをキャプチャすることと、一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有(activity-specific)用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに用法習性データを記憶することと、をさらに含む。本方法はまた、メディアコンテンツを提示のために選択する3つのステージを含む。第1のメディアコンテンツは、用法習性データの所定のしきい値がキャプチャされ、ユーザプロファイルに記憶されるまでは、ランダムに、または均一な配布サイクル/スケジュールに基づいて、複数のメディアコンテンツから提示のために選択される。第2のメディアコンテンツは、所定のしきい値が満たされ、ユーザが一般的な非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合、複数のメディアコンテンツから提示のために選択される。第2のメディアコンテンツは、さらに、一般用法習性プロファイルに基づいて選択される。第3のメディアコンテンツは、所定のしきい値が満たされ、ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合、複数のメディアコンテンツから提示のために選択される。第3のメディアコンテンツは、さらに、1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルのうちの1つに基づいて選択される。
【0011】
本方法の1つまたは複数の態様では、用法習性データは、アクセスされるネットワークサービスのタイプ、アクセスされるアプリケーションのタイプ、アクセスされるコンテンツのタイプ、ネットワークサービスにアクセスする頻度、アプリケーションにアクセスする頻度、コンテンツ項目にアクセスする頻度、ならびにネットワーク、サービス、アプリケーション、コンテンツなどのアクセスに関連する時間およびロケーションなどの環境条件を含むことができるが、これらに限定されない。
【0012】
本方法の1つまたは複数の態様では、第1、第2または第3のメディアコンテンツを提示のために選択することは、複数のメディアコンテンツからメディアコンテンツを提示するためのスケジュールを判断することと、複数のメディアコンテンツからメディアコンテンツを提示するための頻度を判断することと、または複数のメディアコンテンツからどの(1つまたは複数の)メディアコンテンツ項目を提示すべきかを判断することと、を含むことができる。第2のメディアコンテンツの提示の場合、スケジュール、頻度、または複数のメディアコンテンツからどの(1つまたは複数の)メディアコンテンツ項目を提示すべきかについての判断は、一般用法習性プロファイルに基づかれる。第3のメディアコンテンツの提示の場合、スケジュール、頻度、または複数のメディアコンテンツからどの(1つまたは複数の)メディアコンテンツ項目を提示すべきかについての判断は、関連アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づかれる。
【0013】
メディアコンテンツを提示のために選択することに加えて、本最適化方法は、ユーザの用法習性とさらに整合させるための、現在の使用アクティビティの他のファクタの最適化を含むことができる。たとえば、本方法は、ユーザプロファイル、特に一般用法習性プロファイルに基づいて非アクティビティ固有使用の表示形態を提示のために選択すること、あるいはワイヤレスデバイスの地理的ロケーション、時刻または他の環境条件に基づいて非アクティビティ固有使用の表示形態を提示のために選択することを含むことができる。さらに、本方法は、ユーザプロファイル、特に1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルのうちの1つに基づいてアクティビティ固有関連使用の表示形態を提示のために選択すること、あるいはワイヤレスデバイスの地理的ロケーション、時刻または他の環境条件に基づいてアクティビティ固有関連使用の表示形態を提示のために選択することを含むことができる。
【0014】
本方法の1つの特定の態様では、複数のメディアコンテンツを受信することは、複数の広告コンテンツを受信することとしてさらに定義される。そのような態様では、1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルに用法習性データを記憶することは、1つまたは複数のアクティビティ固有使用プロファイルを、指定のカテゴリまたは分類での購買のために項目を購買またはブラウズすることに関連する特定の用法習性サブプロファイルなどの購買ユーザ習性サブプロファイルとしてさらに定義する。したがって、そのような態様では、第3のメディアコンテンツの提示は、所定のしきい値が満たされ、ユーザが購買ポータルをナビゲートすることに現在従事されている場合、複数の広告コンテンツから第3のメディアコンテンツを提示のために選択することであって、第3の広告コンテンツが購買用法習性サブプロファイルに基づいて選択される、選択することとして、さらに定義されることができる。広告コンテンツを提示のために選択することに加えて、本最適化方法は、購買用法習性サブプロファイルに基づいて購買ポータル上で利用可能な項目の提示の順序をさらに選択することができ、および/または購買用法習性サブプロファイルに基づいて購買ポータル上で利用可能な項目の価格をさらに選択することができる。さらに、本最適化方法は、ユーザプロファイル、特に購買用法習性サブプロファイル、またはワイヤレスデバイスの地理的ロケーション、時刻などの環境条件に基づいて、購買ポータルの表示形態を提示のために選択することができる。
【0015】
ワイヤレス通信デバイス上でのメディアコンテンツの提示を最適化するように構成された少なくとも1つのプロセッサによる、さらなる態様が提供される。このプロセッサは、1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツを受信するための第1のモジュールと、ワイヤレスデバイス上で用法習性データをキャプチャするための第2のモジュールと、一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに用法習性データを記憶するための第3のモジュールと、を含む。このプロセッサは、複数のメディアコンテンツから第1のメディアコンテンツを提示のために選択するための第4のモジュールをさらに含む。第1のメディアコンテンツは、用法習性データの所定のしきい値がユーザプロファイルに記憶されるまで、ランダムに選択される。さらに、このプロセッサは、所定のしきい値が満たされ、ユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合、複数のメディアコンテンツから第2のメディアコンテンツを提示のために選択するための第5のモジュールを含む。第2のメディアコンテンツは、一般用法習性プロファイルに基づいて選択される。このプロセッサはまた、所定のしきい値が満たされ、ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合、複数のメディアコンテンツから第3のメディアコンテンツを提示のために選択するための第6のモジュールを含む。第3のメディアコンテンツは、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される。
【0016】
さらなる態様は、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品を提供する。この媒体は、1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツを受信することをコンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令と、ワイヤレスデバイス上で用法習性データをキャプチャすることをコンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令と、一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに用法習性データを記憶することをコンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令と、を含む。この媒体は、複数のメディアコンテンツから第1のメディアコンテンツを提示のために選択することをコンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令をさらに含む。第1のメディアコンテンツは、用法習性データの所定のしきい値がユーザプロファイルに記憶されるまで、ランダムに選択される。さらに、この媒体は、所定のしきい値が満たされ、ユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合、複数のメディアコンテンツから第2のメディアコンテンツを提示のために選択することをコンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令を含む。第2のメディアコンテンツは、一般用法習性プロファイルに基づいて選択される。この媒体はまた、所定のしきい値が満たされ、ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事している場合、複数のメディアコンテンツから第3のメディアコンテンツを提示のために選択することをコンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令を含む。第3のメディアコンテンツは、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される。
【0017】
ワイヤレス通信装置による、さらに別の関連する態様が提供される。本装置は、1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツを受信するための手段と、ワイヤレスデバイス上で用法習性データをキャプチャするための手段と、一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに用法習性データを記憶するための手段と、を含む。本装置は、複数のメディアコンテンツから第1のメディアコンテンツを提示のために選択するための手段をさらに含む。第1のメディアコンテンツは、用法習性データの所定のしきい値がユーザプロファイルに記憶されるまで、ランダムに選択される。さらに、本装置は、所定のしきい値が満たされ、ユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合、複数のメディアコンテンツから第2のメディアコンテンツを提示のために選択するための手段を含む。第2のメディアコンテンツは一般用法習性プロファイルに基づいて選択される。本装置はまた、所定のしきい値が満たされ、ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合、複数のメディアコンテンツから第3のメディアコンテンツを提示のために選択するための手段を含む。第3のメディアコンテンツは、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される。
【0018】
ワイヤレス通信デバイスによる、さらなる態様が定義される。本デバイスは、少なくとも1つのプロセッサとメモリとを含むコンピュータプラットフォームを含む。本デバイスは、メモリに記憶され、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な用法習性キャプチャアプリケーションをさらに含む。用法習性プリケーションは、用法習性データを収集し、一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルにそのデータを記憶するように動作可能である。さらに、本デバイスは、メモリに記憶され、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なメディアコンテンツ選択アプリケーションを含む。メディアコンテンツアプリケーションは、1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツを受信し、メディアコンテンツ選択ルーチンに基づいてメディアコンテンツを提示のために選択するように動作可能である。メディアコンテンツ選択ルーチンは、複数のメディアコンテンツから第1のメディアコンテンツを提示のために選択するように動作可能な第1のメディアコンテンツ選択ルーチンを含む。第1のメディアコンテンツは、用法習性データの所定のしきい値がユーザプロファイルに記憶されるまで、ランダムに選択される。メディアコンテンツ選択ルーチンは、所定のしきい値が満たされ、ユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合、複数のメディアコンテンツから第2のメディアコンテンツを提示のために選択するように動作可能な第2のメディアコンテンツ選択ルーチンを含む。第2のメディアコンテンツは、一般用法習性プロファイルに基づいて選択される。さらに、メディアコンテンツ選択ルーチンは、所定のしきい値が満たされ、ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合、複数のメディアコンテンツから第3のメディアコンテンツを提示のために選択するように動作可能な第3のメディアコンテンツ選択を含む。第3のメディアコンテンツは、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される。
【0019】
本デバイスの1つまたは複数の態様によれば、用法習性キャプチャアプリケーションは、アクセスされるネットワークサービスのタイプ、アクセスされるアプリケーションのタイプ、アクセスされるコンテンツのタイプ、ネットワークサービスにアクセスする頻度、アプリケーションにアクセスする頻度、コンテンツ項目にアクセスする頻度、ならびにネットワーク、サービス、アプリケーション、コンテンツなどのアクセスに関連する時間およびロケーションなどの環境条件を含むことができるが、これらに限定されない用法習性データをキャプチャするように動作可能である。
【0020】
本デバイスの1つまたは複数の態様では、第2のメディアコンテンツ選択ルーチンは、一般用法習性プロファイルに基づいて複数のメディアコンテンツの各々を提示するためのスケジュールを判断するようにさらに動作可能である。1つまたは複数のさらなる態様では、第2のメディアコンテンツ選択ルーチンは、一般用法習性プロファイルから判断された、特定のメディアコンテンツカテゴリに関連する用法習性の発生の頻度に基づいて、特定のメディアコンテンツカテゴリのメタデータを有するメディア項目を提示するための頻度を判断するように動作可能である。
【0021】
本デバイスの1つまたは複数の態様では、第3のメディアコンテンツ選択ルーチンメディアコンテンツ選択アプリケーションは、関連アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて、現在の使用に関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツの各々を提示するためのスケジュールを判断するようにさらに動作可能である。さらなる態様では、第3のメディアコンテンツ選択ルーチンは、関連アクティビティ固有用法習性サブプロファイルから判断された、現在の使用に関連する用法習性の発生の頻度に基づいて、現在の使用に関連するメタデータを有するメディア項目を提示するための頻度を判断するように動作可能である。
【0022】
1つまたは複数の代替態様では、ワイヤレスデバイスは、ユーザプロファイル、特に一般用法習性プロファイルに基づいて、または地理的ロケーション、時間などの環境条件に基づいて、非アクティビティ固有使用の表示形態を提示のために選択するように動作可能な表示形態選択アプリケーションを含むことができる。さらに、表示形態選択アプリケーションは、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて、アクティビティ固有関連使用の表示形態を提示のために選択するように動作可能とすることができる。
【0023】
ワイヤレスデバイスの1つまたは複数の特定の態様では、メディアコンテンツ選択アプリケーションは、複数の広告コンテンツを受信するように動作可能な広告コンテンツ選択アプリケーションとしてさらに定義される。そのような態様では、第3のメディアコンテンツ選択ルーチンは、所定のしきい値が満たされ、ユーザが購買ポータルをナビゲートすることに現在従事されている場合、複数の広告コンテンツから第3の広告コンテンツを提示のために選択する。第3の広告コンテンツは、購買用法習性サブプロファイルに基づいて選択される。メディアコンテンツ選択アプリケーションが広告コンテンツアプリケーションとしてさらに定義されるアプリケーションでは、本デバイスは、購買用法習性サブプロファイルに基づいて、購買ポータル上で利用可能な項目の提示の順序または購買ポータル上で利用可能な項目の価格を選択するように動作可能な購買選択アプリケーションをさらに含むことができる。さらに、本デバイスは、ユーザプロファイル、特に1つまたは複数の購買用法習性サブプロファイルのうちの1つ、および/または本デバイスの地理的ロケーション、時刻などの環境条件に基づいて、購買ポータルの表示形態を提示のために選択するように動作可能な表示形態選択アプリケーションを含むことができる。
【0024】
したがって、本態様のうちの1つまたは複数は、ワイヤレスデバイス上での広告コンテンツなどのメディアコンテンツの提示を最適化することを提供する。本態様のうちの1つまたは複数は、ワイヤレスデバイス上にローカルに記憶された履歴ユーザ用法習性に基づいて、どのメディアコンテンツを提示すべきかをワイヤレスデバイスにおいて判断することを提供する。この点について、記載された方法、装置およびシステムは、ワイヤレスデバイスベースであり、したがって、どのメディアコンテンツをワイヤレスデバイスに通信すべきか、および/またはどのメディアコンテンツをワイヤレスデバイス上で提示すべきかを決定する際に、バックエンドサーバまたは他のネットワークデバイスが介入する必要はない。記載された方法、装置およびシステムは、計算要件に関してターゲット化アプリケーションよりも複雑でなく、したがって、より遅い処理機能もつワイヤレスデバイスに特に好適である。したがって、本態様では、ワイヤレスデバイスユーザにプライバシーのレベルをさらに与える、ターゲットメディアコンテンツ提示の単純でコスト効果的な手法を提供する。
【0025】
以下で、開示する態様を限定ではなく説明するために提供する添付の図面とともに、開示する態様について説明する。図中、同様の指示は同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】図1は、一態様による、ワイヤレスデバイス上での提示のためのメディアコンテンツの選択を最適化するためのシステムのブロック図である。
【図2】図2は、一態様による、ワイヤレス通信デバイス上での提示のためのメディアコンテンツの選択を最適化するように構成されたワイヤレス通信デバイスのブロック図である。
【図3】図3は、一態様による、ワイヤレスデバイスにメディアコンテンツを配布するために使用されるメディアコンテンツ配布システムのブロック図である。
【図4】図4は、一態様による、ワイヤレスデバイス上での提示のためのメディアコンテンツの選択を最適化するための方法の流れ図である。
【図5】図5は、一態様による、ショッピング/購買ポータルと連携してメディアコンテンツを提示するための領域を提供するワイヤレス通信デバイス上の表示の一例を示す図である。
【図6】図6は、一態様による、指定された領域における選択された広告メディアコンテンツの表示を提供するワイヤレス通信デバイス上の表示の一例を示す図である。
【図7】図7は、一態様による、用法習性データに基づいて表示の形態の変更を提供するワイヤレス通信デバイス上の表示の一例を示す図である。
【図8】図8は、別の態様による、用法習性データに基づいて項目の表示の順序の変更を提供するワイヤレス通信デバイス上の表示の一例を示す図である。
【図9】図9は、一態様による、用法習性データに基づいて、提示される項目の価格を調整することを提供するワイヤレス通信デバイス上の表示の一例を示す図である。
【図10】図10は、一態様による、ワイヤレスデバイス上での提示のためのメディアコンテンツの選択を最適化するための方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
次に、本発明の態様が示された添付の図面を参照しながら、本デバイス、装置、方法、コンピュータ可読媒体、およびプロセッサが、以下でより詳細に説明されるだろう。ただし、本デバイス、装置、方法、コンピュータ可読媒体、およびプロセッサは、多くの異なる形態で実施されることができ、本明細書に記載する態様に限定されるものと解釈されるべきではなく、むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるために与えられるものである。全体を通じて同様の番号は、同様の要素を指す。図中の破線は、いくつかの態様に随意の要素を指す。
【0028】
本明細書で説明する様々な態様は、ワイヤレス通信デバイスに関する。ワイヤレス通信デバイスは、加入者局、加入者ユニット、移動局、モバイル、リモート局、アクセスポイント、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器とも呼ばれることができる。加入者局は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol)(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスとされることができる。
【0029】
上記に加えて、「例示的」という単語は、本明細書では、例、事例、または例示の働きをすることを意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明されるいかなる態様または設計も、必ずしも他の態様または設計よりも好ましいまたは有利なものと解釈されるべきではない。むしろ、例示的という単語の使用は、概念を具体的な形で提示することを意図されたものである。本出願で使用する「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味することを意図されたものとする。すなわち、別段の規定がない限り、または文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを使用する」という表現は、自然な包括的置換のいずれかを意味することを意図されたものとする。すなわち、この例では、XはAを使用することができるか、または、XはBを使用することができるか、または、XはAとBの両方を使用することができるので、「XはAまたはBを使用する」という表現は、上記の例のいずれの下でも満たされる。さらに、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を示すことが文脈から明白でない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈すべきである。
【0030】
本態様のうちの1つまたは複数は、ワイヤレス通信デバイス上でのメディアコンテンツ、特に広告コンテンツの提示を最適化するための方法、システム、装置およびコンピュータプログラム製品を提供する。本明細書で提示する態様のうちの1つまたは複数は、ワイヤレスデバイス側クライアント/アプリケーションによって実装され、したがって、所与のワイヤレスデバイス向けにどのメディアコンテンツをターゲット化すべきかを判断するためにユーザプロファイルおよび/または用法習性データを収集し、記憶するために、ネットワークデバイスまたはコンテンツプロバイダの援助を必要としないことができる。本態様のうちの1つまたは複数によれば、ユーザビヘイビアを監視し、追跡するユーザプロファイルが、ワイヤレスデバイスにおいてキャプチャされ、記憶される。ワイヤレスデバイスは、複数の非ユーザ固有の一般メディアコンテンツを含むブロードキャスト/マルチキャスト通信などを受信する。ワイヤレスデバイスは、複数のメディアコンテンツからどのメディアコンテンツ項目を提示すべきかを判断するために、ユーザプロファイル、および特に用法習性データを使用する。用法習性データは、所与のクライアント/アプリケーションでの提示の頻度、提示のスケジュール、メディアコンテンツの戦略的配置などを判断するために依拠されることができる。ワイヤレスデバイス側クライアント/アプリケーションは、どのメディアコンテンツを提示すべきかを判断する際にクライアント/アプリケーションが少ない計算しか必要としないことができるので、処理速度が比較的遅いことがあるワイヤレスデバイスに特に好適である。
【0031】
一態様では、ワイヤレスデバイス側メディアコンテンツ最適化/ターゲット化アプリケーションは、ユーザの現在の使用状態に従って様々な段階で動作する。たとえば、ターゲット化アプリケーションは、用法習性データの所定のしきい値がキャプチャされるまで、最初にランダムにメディアコンテンツを提示するか、または均等配信スケジュールに基づいてメディアコンテンツを提示することができる。しきい値が満たされると、ターゲット化アプリケーションは、メディアコンテンツの提示を判断するために、一般用法習性プロファイルまたはアクティビティ固有用法習性サブプロファイルに依拠することができる。たとえば、ユーザが一般使用(たとえば、非アクティビティ固有アプリケーション、ネットワークサービスなど)に従事されている場合、ターゲット化アプリケーションは、メディアコンテンツの提示を判断するために全体的な「一般」用法習性プロファイルに依拠することができる。また、ユーザがアクティビティ固有使用に従事されている場合には、ターゲット化アプリケーションは、メディアコンテンツの提示を判断するためにアクティビティ固有用法習性サブプロファイルに依拠することができる。
【0032】
図1を参照すると、一態様による、ワイヤレスデバイス上でのメディアコンテンツの提示を最適化するためのシステム10のブロック図が示されている。システムは、1つまたは複数のワイヤレスデバイス12とメディアコンテンツ配信システム14とを含む。図示されるように、メディアコンテンツ配信システム14は、サーバ、データベースなど、1つまたは複数のネットワークデバイスを含むことができる。メディアコンテンツ配信システム14は、メディアコンテンツ18をワイヤレスネットワーク20上でワイヤレスに配信するように動作可能なメディアコンテンツ配信モジュール16を含む。メディアコンテンツ配信モジュール16は、メディアコンテンツ18をワイヤレスネットワーク20上でワイヤレスに配信することが可能な、ユニキャスト配信、ブロードキャスト配信、マルチキャスト配信、あるいは他の知られているまたは将来知られるワイヤレス配信機構を提供することができる。メディアコンテンツ18の各項目は、1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連付けられるべきメディアコンテンツを提供する、関連するメタデータ22を含む。たとえば、メディアコンテンツが広告コンテンツの場合、メタデータは、広告されている製品またはサービスのタイプまたはサブタイプ、広告されている製品またはサービスの価格または価格分類、広告された製品またはサービスが一般にターゲット化されるターゲットグループの人口統計、などに関係される情報を含むことができる。
【0033】
メディアコンテンツ配信システム14は、ワイヤレスデバイス側メディアコンテンツ選択アプリケーション32または該アプリケーション32内のルーチン34、38、および40のいずれかへの更新および変更を定義し、通信するように動作可能なメディアコンテンツ選択アプリケーションアップデータ23をも含む。たとえば、アップデータ23は、ルーチン34、38、および40内のいずれかのしきい値を調整することと、提示されるべき選択/ターゲット化されたいずれかのコンテンツの提示頻度またはスケジュールを変更することと、いずれかのコンテンツまたは固有コンテンツ項目のすべてに対してアプリケーション32またはアプリケーション内のいずれかのルーチン34、38、および40を無効にすることとを提供することができる。さらに、アップデータ32は、メディアコンテンツ選択アプリケーション32および関連するルーチン34、38、および40の最適な条件および/または調整を判断するように動作可能なオプティマイザルーチン25を含むことができる。この点について、メディアコンテンツ選択アプリケーションは、メディアコンテンツ配信システム14によって動的に変更、調整、無効にされることなどが可能である。
【0034】
ワイヤレスデバイス12は、ユーザの用法習性データをキャプチャするように動作可能な用法習性キャプチャアプリケーション24を含む。用法習性プリケーションは、どんなメディアコンテンツを提示すべきかの判断、および/またはメディアコンテンツをワイヤレスデバイス上で提示する頻度の判断に関係する用法習性データをキャプチャするように構成されることができる。たとえば、用法習性データは、デバイス上で実行されるアプリケーションのタイプ、デバイス上でアクセスされるネットワークサービスのタイプ、デバイス上でアクセスされるデバイスベースまたはネットワークサービスベースのコンテンツのタイプ、アプリケーションが実行される頻度、ネットワークサービスがアクセスされる頻度、デバイスベースまたはネットワークサービスベースのコンテンツがアクセスされる頻度などを含むが、これらには限定されない。用法習性プリケーション24は、キャプチャされた用法習性データを1つまたは複数のユーザプロファイル26に記憶するように動作可能である。多くのワイヤレスデバイスは1人のユーザに専用であるが、他の例では、ワイヤレスデバイスが2人以上のユーザ間で共有されることができ、したがって、ユーザごとに用法習性データを適応させるためにワイヤレスデバイス上に複数のユーザプロファイルが必要な場合がある。
【0035】
ユーザプロファイル26は、一般用法習性プロファイル28と、1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイル30とを含むことができる。一般用法習性プロファイル28は、指定されたユーザの最近の用法習性のすべてまたはほぼすべての記憶を提供することができる。1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイル30は、サブプロファイルが関連付けられているアクティビティに関係する用法習性データのすべてまたはほぼすべての記憶を提供することができる。
【0036】
ワイヤレスデバイス12は、ワイヤレスに配信されたメディアコンテンツ18を受信し、受信したメディアコンテンツ18から提示メディアコンテンツを選択するように動作可能なメディアコンテンツ選択アプリケーション32をさらに含む。前述のように、ネットワークデバイスは、1つまたは複数またはより多くのワイヤレスデバイス12によって受信されるメディアコンテンツ18をワイヤレスに配信するだろう。配信されたメディアコンテンツは、ターゲットメディアコンテンツとは考えられない場合があり、したがってワイヤレスデバイスユーザの関心および/または用法習性とは無関係のメディアコンテンツを含むことがある。メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、用法習性データの所定の一般しきい値36がユーザプロファイルに記憶されていない場合、受信したメディアコンテンツ18からメディアコンテンツを提示のためにランダムに選択するように動作可能な第1のメディアコンテンツ選択ルーチン34を含むことができる。したがって、第1のメディアコンテンツ選択ルーチン34は、ユーザプロファイルがメディアコンテンツ18の最適化またはターゲット化された提示を可能にするために十分な所定の用法習性データを収集するまで、メディアコンテンツのランダム選択を提供する。メディアコンテンツ18のランダムな選択は、複数のメディアコンテンツ18項目のどれを提示すべきかを判断するために、乱数発生器を使用することができる。あるいは、いくつかの態様では、ランダム選択は、複数のメディアコンテンツ18項目の各々の提示を循環させるスケジュールを実装することを含むことができる。
【0037】
メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、用法習性データの一般しきい値36が満たされ、ユーザが非アクティビティ固有使用に現在従事されている場合、受信したメディアコンテンツ18からメディアコンテンツを提示のために選択するように動作可能な第2のメディアコンテンツ選択ルーチン38を含むことができる。非アクティビティ固有使用は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに関連しない一般使用と定義される。したがって、第2のメディアコンテンツ選択ルーチン38は、複数のメディアコンテンツ18からどのメディアコンテンツを提示すべきかを判断するために一般用法習性プロファイル28に依拠することができる。一態様では、第2のメディアコンテンツ選択ルーチンは、どのメディアコンテンツ項目を提示すべきかを判断するために、受信したメディアコンテンツ18に関連するメタデータ22を一般用法習性プロファイル28の用法習性データと比較するだろう。一態様では、メディアコンテンツカテゴリにおいて一般用法習性データの量が最も多いメタデータ22を有するメディアコンテンツ18が、即時の提示のために選択されることができる。あるいは、提示スケジュールまたは提示の頻度は、メタデータ22によって定義されたメディアコンテンツのカテゴリと、一般用法習性プロファイル28における各カテゴリに関連する用法習性データの量とに基づいて判断されることができる。この点について、用法習性の量が多いカテゴリに関連するメディアコンテンツ18は、ユーザが現在一般使用状態にあるとき、より頻繁に提示されるようにスケジュールされるだろうし、用法習性の量が少ないカテゴリに関連するメディアコンテンツ18は、ユーザが現在一般使用状態にあるとき、あまり頻繁に提示されないようにスケジュールされるだろう。
【0038】
メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、用法習性データのアクティビティ固有しきい値42が満たされ、ユーザがアクティビティ固有である使用に現在従事されている場合、受信したメディアコンテンツ18からメディアコンテンツを提示のために選択するように動作可能な第3のメディアコンテンツ選択ルーチン40を含むことができる。アクティビティ固有使用は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに関連する使用と定義される。したがって、第3のメディアコンテンツ選択ルーチン40は、複数のメディアコンテンツ18からどのメディアコンテンツを提示すべきかを判断するために、関連するアクティビティ固有用法習性サブプロファイル30に依拠することができる。一態様では、第3のメディアコンテンツ選択ルーチン40は、どのメディアコンテンツ項目を提示すべきかを判断するために、受信したメディアコンテンツ18に関連するメタデータ22をアクティビティ固有用法習性サブプロファイル30における用法習性データと比較するだろう。一態様では、メディアコンテンツカテゴリにおいてアクティビティ固有用法習性データの量が最も多いメタデータ22を有するメディアコンテンツ18が、即時の提示のために選択されることができる。あるいは、提示スケジュールは、メタデータ22によって定義されるようなメディアコンテンツのカテゴリと、アクティビティ固有用法習性サブプロファイル30における各カテゴリに関連するアクティビティ固有習性データの量とに基づいて判断されることができる。この点について、アクティビティ固有用法習性の量が多いカテゴリに関連するメディアコンテンツ18は、ユーザが現在アクティビティ固有使用状態にあるとき、より頻繁に提示されるようにスケジュールされるだろうし、アクティビティ固有用法習性の量が少ないカテゴリに関連するメディアコンテンツ18は、ユーザが現在アクティビティ固有使用状態にあるとき、あまり頻繁に提示されないようにスケジュールされるだろう。
【0039】
図2を参照すると、一態様による、ワイヤレス通信デバイス12を表す詳細なブロック図が示されている。ワイヤレス通信デバイス12は、セルラー電話、携帯情報端末(Personal Digital Assistant)(PDA)、双方向テキストページャ、ポータブルコンピュータ、さらにはワイヤレス通信ポータルを有し、ネットワークまたはインターネットへの有線接続を有することもできる別個のコンピュータプラットフォームなど、何らかのタイプのコンピュータ化された通信デバイスを含むことができる。ワイヤレス通信デバイスは、遠隔スレーブ、または遠隔のセンサ、診断ツール、データ中継器など、エンドユーザを有さないがワイヤレスネットワーク上で単にデータを通信する他のデバイスとすることができる。したがって、本装置および方法は、ワイヤレスモデム、PCMCIAカード、アクセス端末、デスクトップコンピュータまたはそれらの任意の組合せもしくは部分的な組合せを限定なしに含むワイヤレス通信ポータルを含む何らかの形態のワイヤレス通信デバイスまたはワイヤレスコンピュータモジュール上で実行されることができる。
【0040】
ワイヤレス通信デバイス12は、ワイヤレスネットワーク上でデータを送信することができ、ルーチンおよびアプリケーションを受信し、実行するコンピュータプラットフォーム50を含む。コンピュータプラットフォーム50は、読み取り専用および/またはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォームに共通したいずれかのメモリなどの揮発性および不揮発性メモリを備えることができるメモリ52を含む。さらに、メモリ52は、1つまたは複数のフラッシュメモリセルを含むか、あるいは磁気媒体、光媒体、テープ、もしくはソフトまたはハードディスクなど、二次または三次記憶デバイスとすることができる。
【0041】
さらに、コンピュータプラットフォーム50はまた、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、または他のチップセット、プロセッサ、論理回路、もしくは他のデータ処理デバイスとすることができるプロセッサ54を含む。プロセッサ54またはASICなど他のプロセッサは、ワイヤレスデバイス12のメモリ52に記憶された、用法習性キャプチャアプリケーション24および/またはメディアコンテンツ選択アプリケーション32などの常駐プログラムおよび/またはモジュールとインターフェースするアプリケーションプログラミングインターフェース(「API」)レイヤ56を実行することができる。API56は、それぞれのワイヤレスデバイス上で実行する実行時環境で実施されることができる。そのようなランタイム環境の1つは、カリフォルニア州サンディエゴのQUALCOMM社によって開発されたBinary Runtime Environment for Wireless(登録商標)(BREW(登録商標))ソフトウェアである。たとえば、ワイヤレスコンピューティングデバイス上でアプリケーションの実行を制御するように動作する他のランタイム環境が使用されることができる。
【0042】
プロセッサ54は、ワイヤレスデバイス12の機能を可能にし、ワイヤレスネットワーク20上でのワイヤレス通信デバイスの動作を可能にする、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびそれらの組合せで実施される様々な処理サブシステム58を含む。たとえば、処理サブシステム58は、他のネットワークデバイスとの通信の開始および維持ならびに他のネットワークデバイスとのデータの交換を可能にする。通信デバイスがセルラー電話として定義される態様では、通信プロセッサ54はさらに、音声、不揮発性メモリ、ファイルシステム、送信、受信、検索機能、レイヤ1、レイヤ2、レイヤ3、主制御、リモートプロシージャ、ハンドセット、電力管理、デジタル信号プロセッサ、メッセージング、呼マネージャ、Bluetooth(登録商標)システム、Bluetooth(登録商標)LPOS、位置エンジン、ユーザインターフェース、スリープ、データサービス、セキュリティ、認証、USIM/SIM、ボイスサービス、グラフィックス、USB、MPEGなどのマルチメディア、GPRSなど、処理サブシステム88のうちの1つまたは組合せを含むことができる(判り易くするために、図2にはすべてが個別に示されているわけではない)。
【0043】
開示する態様のうちの1つまたは複数では、プロセッサ54の処理サブシステム58は、用法習性キャプチャアプリケーション24およびメディアコンテンツ選択アプリケーション32と対話する任意のサブシステムコンポーネントを含むことができる。たとえば、処理サブシステム58は、メディアコンテンツ選択アプリケーション32とともに実装されるGPSアプリケーション/デバイスなどのロケーションデバイス/アプリケーションおよび任意の他の環境デバイス/アプリケーションを含むことができる。あるいは、処理サブシステム58の1つまたは複数は、メモリ52に記憶されるモジュール/アプリケーションおよび/またはロジックとして構成されることができる。
【0044】
コンピュータプラットフォーム50のメモリ52は、ユーザの用法習性データをキャプチャするように動作可能な用法習性キャプチャアプリケーション24を含む。用法習性キャプチャアプリケーション24は、工場またはサービスプロバイダによって新しいワイヤレスデバイス12にプリロードされることができ、あるいは、アプリケーション24は既存のワイヤレスデバイス12によってワイヤレスにダウンロードされるかまたはそれ以外の方法で獲得されることができる。用法習性プリケーションは、どんなメディアコンテンツが提示されるべきか、および/またはメディアコンテンツをワイヤレスデバイス上で提示する頻度を判断することに関係されることができる任意の用法習性データをキャプチャするように構成されることができる。たとえば、用法習性データは、デバイス上で実行されるアプリケーションのタイプ、デバイス上でアクセスされるネットワークサービスのタイプ、デバイス上でアクセスされるデバイスベースまたはネットワークサービスベースのコンテンツのタイプ、アプリケーションが実行される頻度、ネットワークサービスがアクセスされる頻度、デバイスベースまたはネットワークサービスベースのコンテンツがアクセスされる頻度などを含むことができるが、これらには限定されない。用法習性プリケーション24は、キャプチャされた用法習性データを1つまたは複数のユーザプロファイル26に記憶するように動作可能である。上記のように、ワイヤレスデバイスは、複数のデバイスユーザに適応するために2つ以上のユーザプロファイル26を考慮に入れるように構成されることができる。一般に、ワイヤレスデバイスは、記憶容量に関して制限され、したがって、ユーザプロファイル26は、用法習性データの容量に関して制限されることがある。この点について、ユーザプロファイルは、用法習性データをユーザプロファイルに記憶し、所定の最大許容記憶日に達したデータを削除または経年処理するように構成されることができる。
【0045】
ユーザプロファイル26は、一般用法習性プロファイル28と、1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイル30とを含むことができる。一般用法習性プロファイル28は、本明細書で一般用法習性データ60と呼ばれる、指定されたユーザの全体的な用法習性のすべてまたはほぼすべての記憶を提供することができる。一般用法習性データ60は、一般用法習性プロファイル28内の1つまたは複数の予め定義された一般使用カテゴリ62に含められることができる。カテゴリ62は、用法習性データをカテゴリ化または分類する目的で、ワイヤレスデバイスの使用および/またはアクティビティを定義する。たとえば、ユーザがゲームアプリケーションを実行する場合、ゲームアプリケーションの実行に関連する用法習性データがゲームカテゴリに記憶されることができ、ユーザが音楽プロバイダネットワークサービスにアクセスする場合、音楽プロバイダネットワークサービスにアクセスすることに関連する用法習性データが音楽カテゴリに記憶されることができる。
【0046】
1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイル30は、本明細書でアクティビティ固有用法習性データ64と呼ばれる、サブプロファイルが関連付けられたアクティビティに関係する多くの用法習性データのすべてまたはほぼすべての記憶を提供することかできる。たとえば、サブプロファイル30がショッピング/購買アクティビティに関連付けられている場合、サブプロファイル30は、どのショッピングクライアントが実行/アクセスされたか、ショッピングクライアントアクセスの頻度、ショッピングクライアント実行中にアクセス/閲覧されたコンテンツなど、ショッピング/購買に関係する用法習性のすべてまたはほぼすべてを記憶するだろう。他の例では、サブプロファイル30はさらに、別のサブプロファイル30を示すことができる。たとえば、ショッピング/購買アクティビティサブプロファイルの例を使用して、さらなるサブプロファイル30は、ユーザが購買したかまたは購買に関心を示したあるタイプの製品またはサービスに関連付けられることができる。たとえば、サブプロファイル30はビデオゲームショッピング/購買アクティビティに関連付けられることができ、したがって、サブプロファイル30は、どのビデオゲームおよび/またはビデオゲームのタイプ/カテゴリが購買またはブラウズされたか、ビデオゲームのタイプ/カテゴリが購買またはブラウズされる頻度、ビデオゲームまたはビデオゲームのタイプ/カテゴリがアクセス/実行される頻度など、ビデオゲーム、そして特にビデオゲームのショッピング/購買に関係する用法習性のすべてまたはほぼすべてを記憶することができる。
【0047】
アクティビティ固有用法習性データ64は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイル30内の1つまたは複数の予め定義されたアクティビティ固有使用カテゴリ66に含められることができる。カテゴリ66は、所定のアクティビティの用法習性データをカテゴリ化または分類する目的で、所定の固有アクティビティのいくつかの使用またはアクティビティの様相を定義する。たとえば、サブプロファイル30がショッピング/購買アクティビティサブプロファイル30として定義され、ユーザがショッピング/購買アプリケーション/クライアントをナビゲートする場合、購買またはブラウズされた製品またはサービスのカテゴリのタイプに関連付けられた用法習性データが、関連するカテゴリに記憶されることができる受動態。この例では、カテゴリは、ビデオゲームアプリケーション、リングボーン(ringbone)、企業アプリケーションまたはワイヤレスデバイス上で購買可能な任意の他の製品またはサービスによって定義されることができる。別の関連する例では、サブプロファイル30がビデオゲームアクティビティサブプロファイル30として定義される場合、購買またはブラウズされたビデオゲームのタイプまたはカテゴリに関連付けられた用法習性データが、関連するカテゴリに記憶される。この例では、カテゴリは、ファンタジービデオゲーム、シュータービデオゲーム、スポーツビデオゲーム、ストラテジゲームなどと定義されることができる。
【0048】
たいていの態様では、アクティビティ固有用法習性データ64は、一般用法習性データ60のサブセットであり、したがって、アクティビティ固有用法習性データ64は、一般用法習性プロファイル28、ならびにアクティビティ固有用法習性サブプロファイル30の1つまたは複数に記憶されることができるということに留意されたい。
【0049】
コンピュータプラットフォーム50のメモリ52は、さらにメディアコンテンツ選択アプリケーション32を記憶する。メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、工場またはサービスプロバイダによって新しいワイヤレスデバイス12にプリロードされることができ、あるいは、アプリケーション32は、既存のワイヤレスデバイス12によってワイヤレスにダウンロードされるかまたはそれ以外の方法で獲得されることができる。メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、ワイヤレスに配信されたメディアコンテンツ18を受信し、受信したメディアコンテンツ18からメディアコンテンツを提示のために選択するように動作可能である。前述のように、メディアコンテンツ18の各項目は、一般使用カテゴリ62および/またはアクティビティ固有使用カテゴリ66の1つまたは複数へ関連付けられるべきメディアコンテンツを提供する、関連するメタデータ22を含む。たとえば、一態様では、メディアコンテンツは、広告コンテンツであることができ、メタデータは、広告されている製品またはサービスのタイプまたはサブタイプ、広告されている製品またはサービスの価格または価格分類、広告された製品またはサービスが一般にターゲット化されるターゲットグループの人口統計に関係する情報、および用法習性によって分類されるメディアコンテンツを提供することができる他の情報を含むことができる。
【0050】
一態様では、メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、第1のメディアコンテンツ選択ルーチン34と、第2のメディアコンテンツ選択ルーチン38と、第3のメディアコンテンツ選択ルーチン40とを含むことができる。アプリケーション32は、キャプチャされた用法習性データのしきい値とユーザが現在従事されている使用またはアクティビティとに基づいて、どのルーチンを実行すべきかを判断する。第1のメディアコンテンツ選択ルーチン34は、一般用法習性データ60の所定の一般しきい値36が満たされていない場合(すなわち、一般用法習性プロファイル28にキャプチャされ、記憶されたデータが不十分な場合)、受信したメディアコンテンツ18から第1のメディアコンテンツ68を提示のためにランダムに選択するように動作可能である。一般しきい値は、値と、条件とを含むことができる。しきい値は、数値、たとえば、ターゲット化または最適化されたメディアコンテンツ提示をトリガするために必要な用法習性データの容認できる量を定義する値とすることができる。しきい値条件は、「〜よりも大きい」、「〜に等しい」「〜よりも大きいかまたは〜に等しい」などを含むことができる。明快のために、しきい値を「満たす」という用語は、本明細書では、測定された値が予め定義された値を超えるかまたはそれに等しい場合を定義するために使用される。この点について、メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、用法習性の典型的な量が収集された後にのみ、ターゲット化または最適化されたメディアコンテンツ提示が行われるという仮定の下で動作する。
【0051】
ランダム選択は、受信した複数のメディアコンテンツ18のうちのどれを提示すべきかを判断するために、乱数発生器を使用することに留意されたい。乱数発生器(図2には図示せず)は、メモリ52中のアプリケーションとして、または処理サブシステム68として存在することができる。あるいは、いくつかの態様では、ランダム選択は、各メディアコンテンツ項目18の提示の均等配信を提供する循環スケジュールを実装することを含むことができる。したがって、第1のメディアコンテンツ選択ルーチン34は、メディアコンテンツ18の最適なまたはターゲット化された提示を可能にするために、一般用法習性プロファイル28が一般用法習性データ28の所定の量を収集するまで、メディアコンテンツのランダム選択またはスケジュールされた均等配信選択を提供する。
【0052】
メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、一般用法習性データ60の一般しきい値36が満たされ、ユーザが非アクティビティ固有である使用に現在従事されている場合、受信したメディアコンテンツ18から第2のメディアコンテンツ70を提示のために選択するように動作可能な第2のメディアコンテンツ選択ルーチン38を含むことができる。非アクティビティ固有使用は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイル30に関連しない一般使用と定義される。したがって、第2のメディアコンテンツ選択ルーチン38は、複数のメディアコンテンツ18からどのメディアコンテンツを提示すべきかを判断するために一般用法習性プロファイル28に依拠することができる。
【0053】
一態様では、第2のメディアコンテンツ選択ルーチン38は、どのメディアコンテンツ項目を提示すべきかを判断するために、受信したメディアコンテンツ18に関連するメタデータ22を一般用法習性プロファイル28の用法習性データ60と比較する。一態様では、一般使用カテゴリ62において一般用法習性データの量が最も多いメタデータ22を有するメディアコンテンツ18が、即時の提示のために選択されることができる。あるいは、提示スケジュールまたは提示の頻度は、メタデータ22によって定義されたメディアコンテンツのカテゴリと、一般用法習性プロファイル28における各カテゴリに関連する用法習性データの量とに基づいて判断されることができる。この点について、用法習性の量が多いカテゴリに関連するメディアコンテンツ18は、ユーザが現在一般使用状態にあるとき、より頻繁に提示されるようにスケジュールされるだろうし、用法習性の量が少ないカテゴリに関連するメディアコンテンツ18は、ユーザが現在一般使用状態にあるとき、あまり頻繁に提示されないようにスケジュールされるだろう。
【0054】
たとえば、メディアコンテンツ18は、複数の受信した広告コンテンツが、12の広告、すなわちリングボーンカテゴリに関係する4つの広告と、ビデオゲームアプリケーションカテゴリに関係する4つの広告と、企業アプリケーションカテゴリに関係する4つの広告とを含むような広告コンテンツを備えることができる。ユーザが非アクティビティ固有使用/アクティビティに現在従事されていると仮定すると、最初は、ワイヤレスデバイスは、一般しきい値36が満たされるまで、第1のメディア選択ルーチン34に依拠することができる。したがって、一般しきい値が100の一般用法習性イベントに設定された場合、メディアコンテンツ選択アプリケーションは、100の一般用法習性イベントが達せられるかまたは超えられるまで、第1のメディアコンテンツ68を選択するための第1のメディア選択ルーチンに依拠することができる。
【0055】
この点について、100イベントの一般しきい値36が満たされるまで、乱数発生器などを使用して12の広告がランダムに選択されることができ、または代替的に、12の広告の均等提示を提供する循環スケジュールが実行される。100の一般用法習性エントリの一般しきい値が達せられたかまたはこれを超えられており、ユーザが非アクティビティ固有使用またはアクティビティに従事されている場合、メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、第2のメディアコンテンツ選択ルーチン38を実装することができる。一般用法習性プロファイルがビデオゲームに関係する30の用法習性エントリと、企業アプリケーションに関係する15の用法習性と、リングボーンに関係する5つの用法習性とを示す場合、第2のメディアコンテンツ選択ルーチン38は、提示のために、用法習性エントリの最大数または最高パーセンテージに基づいて、ビデオゲーム広告を即時の提示のために選択することができ、または、用法習性のパーセンテージに対応する提示頻度をもつスケジュールが実装されることができる。この例では、スケジュールは、アプリケーション/クライアントが広告の提示を要求する時間の60%にわたってビデオゲーム広告が提示され、同じ時間の30%にわたって企業広告が提示され、同じ時間の10%にわたってリングボーン広告が提示されることを反映する。1つまたは複数のメディアコンテンツ項目18が関連する一般用法習性データ60を有していないいくつかの例では、第2のメディアコンテンツ選択ルーチン38は、それらの特定のメディアコンテンツ項目を提示のために選択することができないということに留意されたい。
【0056】
メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、用法習性データのアクティビティ固有しきい値42が満たされ、ユーザがアクティビティ固有である使用に現在従事されている場合、受信したメディアコンテンツ18から第3のメディアコンテンツ72を提示のために選択するように動作可能な第3のメディアコンテンツ選択ルーチン40を含むことができる。アクティビティ固有使用は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに関連される使用と定義される。したがって、第3のメディアコンテンツ選択ルーチン40は、複数のメディアコンテンツ18からどのメディアコンテンツを提示すべきかを判断するために、関連するアクティビティ固有用法習性サブプロファイル30に依拠することができる。
【0057】
一態様では、第3のメディアコンテンツ選択ルーチン40は、どのメディアコンテンツ項目を提示すべきかを判断するために、受信したメディアコンテンツ18に関連するメタデータ22をアクティビティ固有用法習性サブプロファイル30の用法習性データ64と比較することができる。一態様では、アクティビティ固有使用カテゴリ66においてアクティビティ固有用法習性データ64の量が最も多いメタデータ22を有するメディアコンテンツ18が、即時の提示のために選択されることができる。あるいは、提示スケジュールは、メタデータ22によって定義されるようなメディアコンテンツに関連するカテゴリと、アクティビティ固有用法習性サブプロファイル30における各カテゴリ66に関連するアクティビティ固有習性データ64の量とに基づいて判断されることができる。この点について、アクティビティ固有用法習性の量が多いカテゴリに関連するメディアコンテンツ18は、ユーザが現在アクティビティ固有使用状態にあるとき、より頻繁に提示されるようにスケジュールされるだろあし、アクティビティ固有用法習性の量が少ないカテゴリに関連するメディアコンテンツ18は、ユーザが現在アクティビティ固有使用状態にあるとき、あまり頻繁に提示されないようにスケジュールされるだろう。
【0058】
たとえば、メディアコンテンツ18は、複数の受信した広告コンテンツが、20の広告、すなわちビデオゲームアプリケーションカテゴリに関係する12の広告と、企業アプリケーションカテゴリに関係する4つの広告と、リングボーンカテゴリに関係する4つの広告とを含むような広告コンテンツを備えることができる。12のビデオゲーム広告は、スポーツビデオゲームに関係する4つの広告と、シュータービデオゲームに関係する4つの広告と、ストラテジビデオゲームに関係する4つの広告とを含む。この例では、ビデオゲームは、ビデオゲーム用法習性サブプロファイル30を保証するアクティビティ固有使用と予め定義されている。ビデオゲームを提供するビデオゲームポータルをブラスヴするなど、ユーザがビデオゲーム使用に現在従事されていると仮定すると、最初は、ワイヤレスデバイスは、一般しきい値36が満たされるまで、第1のメディア選択ルーチン34に依拠することができ、その後、アクティビティ固有しきい値42が満たされるまで、第2のメディア選択ルーチンに依拠することができる。したがって、一般しきい値36が100の一般用法習性イベントに設定された場合、メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、100の一般用法習性イベントが達せられるかまたは超えられるまで、第3のメディアコンテンツ40を選択するための第1のメディア選択ルーチン34に依拠することができる。さらに、アクティビティ固有しきい値42が25のアクティビティ固有用法習性イベントに設定された場合、メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、25のビデオゲーム関連の用法習性イベントに達せられるかまたはこれを超えられるまで、第3のメディアコンテンツ40を選択するための第2のメディア選択ルーチン(または、一般しきい値36が満たされない場合は第1の選択ルーチン)に依拠することができる。
【0059】
この点について、100の一般イベントの一般しきい値36が満たされるまで、20の広告が乱数発生器などを使用してランダムに選択されることができ、または代替的に、20の広告を均等に提供する循環スケジュールが実行されることができる。100の一般用法習性エントリの一般しきい値が達せられたかまたはこれを超えられ、ユーザがビデオゲームに関連する使用に従事されているとき、25のビデオゲーム用法習性イベントのアクティビティ固有しきい値42が達せられているかまたはこれを超えられている場合は、メディアコンテンツ選択アプリケーション32が第3のメディアコンテンツ選択ルーチン40を実装することができ、そうではなく、アクティビティ固有しきい値42が満たされない場合は、第2のメディアコンテンツ選択ルーチン38が実装されることができる。アクティビティ固有用法習性サブプロファイルが50のビデオゲーム用法習性イベント、すなわちスポーツビデオゲームに関係する25個と、ストラテジビデオゲームに関係する10個と、シュータービデオゲームに関係する5個と、他のカテゴリのビデオゲームに関係する10個とを示す場合、第3のメディアコンテンツ選択ルーチン40は、提示のために、アクティビティ固有用法習性エントリの最大数または最高パーセンテージに基づいて、スポーツビデオゲーム広告を即時の提示のために選択することができ、または、用法習性のパーセンテージに対応する提示頻度をもつスケジュールが実装されることができる。この例では、スケジュールは、ビデオゲームクライアント/ポータルが広告の提示を要求する時間の62.5%にわたってスポーツビデオゲーム広告が提示されるべきであり、同じ時間の25%にわたってストラテジビデオゲーム広告が提示されるべきであり、同じ時間の12.5%にわたってシュータービデオゲーム広告が提示されるべきであることを反映する。
【0060】
さらに、メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、受信したメディアコンテンツ18を用法習性データに基づいて削除するように動作可能なメディアコンテンツ削除ルーチン74を随意に含む。上記のように、ワイヤレスデバイスの記憶容量は一般に限定されており、よって、デバイス上に記憶されることができるメディアコンテンツの量は、そのようなメディアコンテンツに割り当てられる記憶容量の量に制限される。メディアコンテンツ18は、受信したメディアコンテンツをデバイス12メモリ52から削除するための有効期限に関連するメタデータ22を含むことができる。さらに、メディアコンテンツ項目が、一般用法習性データ60との関連が最小であるかまたはないカテゴリに関連するとコンテンツ削除ルーチン74が判断した場合、メディアコンテンツ削除ルーチン74は、メディアコンテンツ18を受信時またはその後にいつでも削除するように動作可能であることができる。この点について、コンテンツ削除ルーチン74は、メディアコンテンツ項目18がワイヤレスデバイス12から削除されないようにするために必要な一般用法習性データの最小の量を定義する削除しきい値76を含むことができる。たとえば、任意の所与のカテゴリまたは特定のカテゴリのために削除しきい値が5つの用法習性イベントに設定されると、カテゴリに関連しない5つ以上の用法習性イベントを有するメディアコンテンツが受信された場合、このメディアコンテンツがデバイスから削除されることができる。
【0061】
さらに、メディアコンテンツ選択アプリケーション32は、ユーザプロファイル26の用法習性データ60および/または64に基づいて表示の形態を変更するように動作可能な表示形態ルーチン78を随意に含む。表示形態の変更は、用法習性に基づいて、色の変更、壁紙の付加など、背景形態の変更を提供することができる。所望の表示属性は、ワイヤレスデバイス上にローカルに記憶されることができ、または表示形態ルーチン78は、所望の表示属性を取り出すためにネットワークデバイスとのワイヤレス通信を促すことができる。たとえば、ユーザがショッピングポータルをブラウズすることに現在従事されている場合、ポータルページの背景は、ユーザの最高パーセンテージのショッピング/ブラウジング用法習性を反映するように変更されることがでる。ユーザの最高パーセンテージのショッピング/ブラウジング用法習性がビデオゲームに関係する場合、ショッピングポータルページの形態は、ビデオゲームのモチーフなどを反映するように変更されることができる。ユーザがビデオゲームショッピングポータルをブラウズすることに現在従事されている場合、ショッピングポータルページの背景は、ユーザの最高パーセンテージのビデオゲームショッピング/ブラウジング用法習性を反映するように変更されることができる。たとえば、ユーザの最高パーセンテージのビデオゲームショッピング/ブラウジング用法習性がスポーツビデオゲームに関係する場合、ビデオゲームショッピングポータルページの形態は、スポーツモチーフなどを反映するように変更されることができる。
【0062】
用法習性データ60および64に依拠することに加えて、表示形態ルーチン78は、1日のうちの時間、年間の時期、ワイヤレスデバイス12の地理的ロケーションなどの環境要因に基づいて、表示の形態を変更するように動作可能であることができる。一態様では、表示形態ルーチン78はデバイス12の地理的ロケーションに基づいて形態を変更するように動作可能であり、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスの地理的ロケーション/位置を判断するように動作可能な、全地球測位システム(Global Positioning System)(GPS)アプリケーションなどのロケーション判断アプリケーション80を含むことができる。たとえば、ワイヤレスデバイスが一般に「ビッグアップル」と呼ばれるニューヨーク市に位置する場合、表示形態は、リンゴの背景モチーフを採用することができ、デバイスがアールデコデザインおよびスタイルで有名なマイアミビーチエリアに位置する場合、表示形態は、アールデコスタイルに関連される淡い色相を採用することができる。
【0063】
さらに、メディアコンテンツアプリケーション32は、ユーザが購買/ブラウジングアプリケーション/クライアントに現在従事されている場合、用法習性データに基づいてユーザに提示される購買オプションを変更するように動作可能な購買選択ルーチン82を随意に含むことができる。たとえば、購買選択ルーチンは、項目またはサービスが購買ポータルに提示される順序を、用法習性データに基づいて変更するように動作可能であることができる。たとえば、ユーザがビデオゲームポータルの購買/ブラウジングに現在従事されており、用法習性データが、ユーザがスポーツに関連するビデオゲームに高い関心をもっていることを示す場合、購買選択ルーチン82は、スポーツに関連する利用可能なすべてのビデオゲームを最初に提示することができる。その後に提示されるビデオゲームは、さらに用法習性データに合致することができる。さらに、購買選択ルーチン82は、用法習性データに基づいて項目またはサービスの価格を変更するように動作可能であることができる。たとえば、ユーザがスポーツ関連のビデオゲームに高い関心をもっている場合、購買選択ルーチン82は、利用可能なスポーツに関連するビデオゲームの価格を下げたり上げたりすることを提供することができる。項目またはサービスが値引きされる額は、ローカルに記憶された所定の設定値またはパーセンテージであることができ、または、購買選択ルーチン82は、所望の価格変更情報を取り出すためにネットワークデバイスとのワイヤレス通信を促すことができる。
【0064】
ワイヤレス通信デバイス12は、内部通信を容易にし、メディアコンテンツ18の受信など、外部のワイヤレス通信を受信および送信するように動作可能な通信モジュール84をさらに含むことができる。この点について、通信モジュール84は、メディアコンテンツ18のブロードキャスト配信またはマルチキャスト配信を受信するための機構を含むことができる。
【0065】
さらに、ワイヤレス通信デバイス12は、通信デバイスへの入力を生成するための入力機構86と、通信デバイスのユーザよって消費される情報を生成するための出力機構88とを含むことができる。たとえば、入力機構86は、キーまたはキーボード、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロホンなどの機構を含むことができる。さらに、たとえば、出力機構98は、ディスプレイ、オーディオスピーカ、触覚フィードバック機構、パーソナルエリアネットワーク(Personal Area Network)(PAN)トランシーバなどを含むことができる。図示の態様では、出力機構94は、画像またはビデオフォーマットであるメディアコンテンツを提示するように動作可能なディスプレイ、または、オーディオフォーマットであるメディアコンテンツを提示するオーディオスピーカを含むことができる。
【0066】
図3は、メディアコンテンツ配信システム14の詳細なブロック図である。メディアコンテンツ配信システム14は、任意のタイプのハードウェア、サーバ、パーソナルコンピュータ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、あるいは専用または汎用いずれかの任意のコンピューティングデバイスのうちの少なくとも1つを含むことができる。さらに、本明細書において、メディアコンテンツ配信システム14上で動作すると説明された、またはメディアコンテンツ配信システム14によって実行されると説明されたモジュールおよびアプリケーションは、図3に示されるように、単一のネットワークデバイス上で完全に実行されることができ、または代替的に、他の態様では、使用可能なフォーマットのデータを当事者に提供するために、および/または、ワイヤレス通信デバイス12とメディアコンテンツ配信システム14によって実行されるモジュールおよびアプリケーションとの間のデータフローにおける別個の制御レイヤを提供するために、別個のサーバ、データベースまたはコンピュータデバイスが協調して動作することができる。
【0067】
メディアコンテンツ配信システム14は、有線ネットワークおよびワイヤレスネットワーク上でデータを送信および受信することができ、ルーチンおよびアプリケーションを実行することができる、コンピュータプラットフォーム100を含む。コンピュータプラットフォーム100は、読み取り専用および/またはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォームに共通したいずれかのメモリなどの揮発性および不揮発性メモリを備えることができるメモリ102を含む。さらに、メモリ102は、1つまたは複数のフラッシュメモリセルを含むことができ、あるいは、磁気媒体、光媒体、テープ、またはソフトもしくはハードディスクなど、いずれかの二次または三次記憶デバイスとすることができる。さらに、コンピュータプラットフォーム100はまた、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、または他のチップセット、論理回路、または他のデータ処理デバイスとすることができるプロセッサ104をも含む。プロセッサ104は、メディアコンテンツ配信システム14の機能と、有線ネットワークおよびワイヤレスネットワーク上でのネットワークデバイスの動作とを可能にする、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびそれらの組合せで実施される様々な処理サブシステム106を含むことができる。
【0068】
コンピュータプラットフォーム100は、メディアコンテンツ配信システム14の様々なコンポーネント間の通信、およびメディアコンテンツ配信システム14とワイヤレス通信デバイス12との間の通信を可能にする、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびそれらの組合せで実施される通信モジュール108をさらに含む。通信モジュール108は、ワイヤレス通信接続を確立するために必要なハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組合せを含むことができる。説明される態様によれば、通信モジュール108は、メディアコンテンツ18のワイヤレスブロードキャスト、マルチキャストおよび/またはユニキャスト通信を可能にするために必要なハードウェア、ファームウェアおよび/またはソフトウェアを含むことができる。
【0069】
メディアコンテンツ配信システム14のメモリ102は、メディアコンテンツ18をワイヤレスネットワーク20上でワイヤレスに配信するように動作可能なメディアコンテンツ配信モジュール16を含む。メディアコンテンツ配信モジュール16は、メディアコンテンツ18をワイヤレスネットワーク20上でワイヤレスに配信することが可能な、ユニキャスト配信、ブロードキャスト配信、マルチキャスト配信、あるいは他の知られているまたは将来知られるワイヤレス配信機構を提供することができる。メディアコンテンツ18の各項目は、1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連付けられるべきメディアコンテンツを提供する、関連するメタデータ22を含む。たとえば、メディアコンテンツが広告コンテンツである場合、メタデータは、広告されている製品またはサービスなどのタイプまたはサブタイプに関係する情報を含むことができる。メディアコンテンツ配信システム14は、ブロードキャストまたはマルチキャストスケジュールなど、メディアコンテンツ18をワイヤレスデバイス12に通信するためのメディアコンテンツ配信スケジュール110をさらに含むことができる。一態様では、メディアコンテンツ18の配信は、深夜または早朝など、ワイヤレスデバイスが特徴としてオフ状態にある時間中に非同期で行われることができる。したがって、コンテンツの配信は、ブロードキャストまたはマルチキャストされたメディアコンテンツを受信するためにワイヤレスデバイスの「起動」(すなわち、始動)をトリガすることができる。他の態様では、ワイヤレスデバイスは、ユニキャスト配信または他の適切なワイヤレス配信機構に従ってメディアコンテンツ18の配信を要求することができる。
【0070】
メディアコンテンツ配信システム14は、ワイヤレスデバイス側メディアコンテンツ選択アプリケーション32またはアプリケーション32内のルーチン34、38、および40のいずれかへの更新、改訂、変更などを定義し、通信するように動作可能なメディアコンテンツ選択アプリケーションアップデータ23をも含むことができる。たとえば、アップデータ23は、ルーチン34、38、および40内で任意のしきい値を調整すること、提示されるべき選択/ターゲット化された任意のコンテンツの提示頻度またはスケジュールを変更すること、対応するクライアント/アプリケーション内でメディアコンテンツがどこに提示/表示されるべきかを変更すること、コンテンツの全てまたは任意の固有コンテンツ項目に対してアプリケーション32またはアプリケーション内の任意のルーチン34、38、および40を無効にすることを提供することができる。さらに、アップデータ32は、メディアコンテンツ選択アプリケーション32および関連するルーチン34、38、および40の最適な条件および/または調整を判断するように動作可能であるオプティマイザルーチン25を含むことができる。アップデータ23および/またはオプティマイザルーチン25は、ビジネスに関係すること、メディアコンテンツメタデータ、ユーザプロファイルなどに基づいて変更を行うことができる。この点について、メディアコンテンツ選択アプリケーションは、メディアコンテンツ配信システム14によって動的に変更、調整、無効にするなどを行われることができる。
【0071】
図4を参照すると、ワイヤレス通信デバイス上でメディアコンテンツを最適に提示するための方法の流れ図が示されている。イベント200において、ワイヤレスデバイスは、メディアコンテンツ配信システムからワイヤレスに配信された複数のメディアコンテンツを受信する。メディアコンテンツは、メディアコンテンツ配信システムによって開始されたメディアコンテンツのブロードキャストまたはマルチキャストを介して受信されることができ、または代替的に、メディアコンテンツは、ユニキャスト配信などによるワイヤレスデバイスの要求によって受信されることができる。イベント210において、ワイヤレスデバイス上でのメディアコンテンツ提示の機会が発生する。この機会は、ワイヤレスデバイス上のユーザアクティビティに基づいて発生することができる。たとえば、ユーザは、広告コンテンツなどのメディアコンテンツ用の所定のエリアを含むネットワークサービスクライアント/ポータルをナビゲートすることができる。そのような広告コンテンツ用の所定のエリアは、広告バナーと呼ばれる。
【0072】
イベント220において、メディアコンテンツ選択アプリケーションは、一般用法習性しきい値が満たされているかどうかを判断する。一般用法習性しきい値は、どのメディアコンテンツを提示すべきかを判断するために、一般用法習性データに依拠するアプリケーションに必要とされる一般用法習性データ/イベントの最小の量を設定する。しきい値が満たされていない場合、イベント230において、アプリケーションは、複数の受信したメディアコンテンツの中からメディアコンテンツをランダムに選択するだろう。メディアコンテンツのランダム選択は、メディアコンテンツの中から選択するために乱数発生器の使用を提供することができ、または代替的に、循環提示スケジュールが、各々のメディアコンテンツ項目を循環ベースで均等に提示するために実装されることができる。イベント240において、選択されたメディアコンテンツは、ランダム選択または均等配信スケジュールに従って、ワイヤレスデバイス上で提示される。提示は、ビジュアルディスプレイまたはワイヤレスデバイス、ワイヤレスデバイス上のオーディオ提示、ワイヤレスデバイス上のマルチメディアディスプレイまたはデバイス上の任意の他のタイプの提示を含むことができる。
【0073】
一般用法習性しきい値が達せられているかまたは超えられている場合、メディアコンテンツ選択アプリケーションは、イベント250において、ユーザが非アクティビティ固有使用に現在従事されているかどうかを判断する。非アクティビティ固有使用は、ユーザプロファイル内のアクティビティ固有用法習性カテゴリに関連しない一般使用と定義される。使用が非アクティビティ固有であると判断されたならば、その場合には、イベント260において、アプリケーションは、一般用法習性プロファイルに基づいてメディアコンテンツを選択するだろう。この点について、アプリケーションは、用法習性が最も多い一般メディアコンテンツカテゴリに基づいてコンテンツを即時の提示のために選択することができ、または、アプリケーションは、メディアコンテンツのカテゴリに関連する用法習性のパーセンテージに従って、メディアコンテンツを提示する頻度スケジュールを実装することができる。イベント240において、選択されたメディアは、イベント260において実行される選択プロセスに従ってワイヤレスデバイス上に提示される。
【0074】
使用がアクティビティ固有使用であると判断されたならば、その場合には、イベント270において、アクティビティ固有しきい値が満たされているかどうかの判断が行われる。サブプロファイルに指定された各アクティビティは、どのメディアコンテンツを提示すべきかを判断するために、アクティビティ固有用法習性データに依拠するためにアプリケーションに必要とされるアクティビティ固有用法習性データ/イベントの最小の量を設定する用法習性しきい値を有することができる。アクティビティ固有しきい値が満たされていないならば、その場合には、イベント260において、アプリケーションは、一般用法習性プロファイルに基づいてメディアコンテンツを選択するだろうし、イベント240において、メディアコンテンツが提示される。
【0075】
アクティビティしきい値が満たされていると判断されたならば、その場合には、イベント280において、アプリケーションは、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいてメディアコンテンツを選択するだろう。この点について、アプリケーションは、用法習性が最も多いアクティビティ固有メディアコンテンツカテゴリに基づいて、コンテンツを即時の提示のために選択することができ、または、アプリケーションは、メディアコンテンツのアクティビティ固有カテゴリに関連するアクティビティ固有用法習性のパーセンテージに従って、メディアコンテンツを提示する頻度スケジュールを実装することができる。イベント240において、選択されたメディアは、イベント280において実行される選択プロセスに従って、ワイヤレスデバイス上に提示される。
【0076】
図5〜図9を参照すると、1つまたは複数の態様による、最適化されたメディアコンテンツを提示するワイヤレスデバイス表示の例が示されている。図5は、ショッピング/購買クライアント、特にビデオゲームショッピング/購買クライアントに関連するデータを提示するワイヤレスデバイス表示300の例である。したがって、表示300は、ビデオゲームショッピング/購買ポータル310と、広告コンテンツの提示のために指定された広告バナーエリアと呼ばれる第1および第2のメディアコンテンツ提示エリア320および330と、を含む。第1および第2のメディアコンテンツ提示エリア320および330において提示される広告コンテンツは、本明細書で開示されるメディアコンテンツ選択アプリケーションに従って選択される。ビデオゲームショッピング/購買ポータル310は、購買可能な5つのビデオゲームを含む。ビデオゲーム340は、「ABC」と題され、付随価格「$$」を有するストラテジ関連のビデオゲームである。ビデオゲーム350は、「LMN」と題され、付随価格「$$」を有するスポーツ関連のビデオゲームである。ビデオゲーム360は、「FGH」と題され、付随価格「$$$$」を有するシューター関連のビデオゲームである。ビデオゲーム370は、「XYZ」と題され、付随価格「$$$」を有するスポーツ関連のビデオゲームである。ビデオゲーム380は、「RST」と題され、付随価格「$$」を有するストラテジ関連のビデオゲームである。ショッピング/購買ポータル310は、また、ユーザにページスクロール機能を報知する矢印アイコン390を提供することもできる。
【0077】
図6は、図5の第1および第2のメディアコンテンツ提示エリア320および330が、選択されたメディアコンテンツ、詳細には選択された広告コンテンツを提示した後のワイヤレスデバイス表示300の例である。一般用法習性プロファイルまたはアクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて、メディアコンテンツ選択アプリケーションは、メディアコンテンツ提示エリア320および330での提示のためにそのスポーツ関連のビデオゲーム広告コンテンツ400および410を選択している。
【0078】
図7を参照すると、用法習性に従って表示形態が変更されたワイヤレスデバイス表示300の例が、一態様に従って示されている。ショッピング/購買ポータル310の背景エリア420は、一般用法習性プロファイルかアクティビティ固有使用サブプロファイルかのいずれかにおいて、パーセンテージが最も高いカテゴリまたはパーセンテージが最も高い複数のカテゴリのうちの1つの特性を反映するように変更されている。この例では、ビデオゲーム用法習性サブプロファイルが存在し、ビデオゲームサブプロファイルにおいて用法習性のパーセンテージが最も高いのはスポーツ関連のカテゴリに関連するものであると仮定しており、したがって、背景エリア420は、形態がスポーツモチーフを反映するように変更されている。
【0079】
図8を参照すると、用法習性に従ってショッピング/購買ポータル310内の項目の表示順序が変更されたワイヤレスデバイス表示300の例が、一態様に従って示されている。図8の図示の例では、3つのスポーツ関連のビデオゲーム項目、350、370および380は、最初は、一般用法習性プロファイルまたは関連するアクティビティ固有用法習性サブプロファイルのいずれかの使用データに基づいて、提示される。この例では、スポーツに関連するビデオゲームは、一般用法習性プロファイルか関連するアクティビティ固有用法習性サブプロファイルかのいずれかにおいて、エントリ数が最も多いものまたは最も多いものの1つ、あるいはエントリのパーセンテージが最も高いものまたはパーセンテージが最も高いものの1つを有する。
【0080】
図9を参照すると、用法習性に基づいてショッピング/購買ポータル310で利用可能な項目の価格調整が行われたワイヤレスデバイス表示300の例が、一態様に従って示されている。図9に示す例では、3つのスポーツ関連のビデオゲーム350、370および380は、図5と比較して、より低い価格「$」を反映するように調整されている。この例では、スポーツに関連するビデオゲームは、一般用法習性プロファイルか関連するアクティビティ固有用法習性サブプロファイルかのいずれかにおいて、エントリ数が最も多いものまたは最も多いものの1つ、あるいはエントリのパーセンテージが最も高いものまたはパーセンテージが最も高いものの1つを有しており、従って、ユーザの購買習慣を引き出すために価格の変更がなされる。
【0081】
図10は、ワイヤレスデバイス上での提示のためのメディアコンテンツの選択を最適化するための方法を詳細に示す流れ図である。イベント500において、ワイヤレスデバイスは、メディアコンテンツ配信システムからワイヤレスに配信された複数のメディアコンテンツを受信する。メディアコンテンツは、メディアコンテンツ配信システムによって開始されたメディアコンテンツのブロードキャストまたはマルチキャストを介して受信されることができ、または代替的に、メディアコンテンツは、ユニキャスト配信などによるワイヤレスデバイスの要求によって受信されることができる。イベント510において、ワイヤレスデバイスは、用法習性データをワイヤレスデバイス上にキャプチャする。用法習性データは、アプリケーション/クライアントのアクセス/実行、ネットワークサービスへのアクセス、コンテンツのアクセス/実行など、任意のユーザアクティビティに関連付けられることができる。
【0082】
イベント520において、キャプチャされた用法習性データは、ユーザプロファイルに記憶される。ユーザプロファイルは、一般用法習性プロファイルと、1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルと、を含む。したがって、全体的な用法習性データは、一般用法習性プロファイルに記憶され、アクティビティ固有用法習性データは、関連するアクティビティ固有用法習性サブプロファイルに記憶される。
【0083】
イベント530において、複数のメディアコンテンツの中から第1のメディアコンテンツは、一般用法習性データの所定の一般しきい値が一般用法習性プロファイルに記憶されるまで、提示のために選択される。所定の一般しきい値は、メディアコンテンツの選択のために用法習性データが依拠される前に、例示的なユーザ習性プロファイルが確立されることを可能にする。
【0084】
イベント540において、複数のメディアコンテンツの中から第2のメディアコンテンツは、所定の一般しきい値が満たされ、ユーザが非アクティビティ固有使用に従事されている場合に、提示のために選択される。第2のメディアコンテンツの選択は、一般用法習性プロファイルに基づかれる。一態様では、第2のメディアコンテンツ選択は、どのメディアコンテンツ項目を提示すべきかを判断するために、受信したメディアコンテンツに関連するメタデータを一般用法習性プロファイルの用法習性データと比較する。一態様では、メディアコンテンツカテゴリにおいて一般用法習性データの量が最も多いメタデータを有するメディアコンテンツが、即時の提示のために選択されることができる。あるいは、提示スケジュールまたは提示の頻度は、メタデータによって定義されたようなメディアコンテンツのカテゴリと、一般用法習性プロファイルにおける各カテゴリに関連する用法習性データの量とに基づいて判断されることができる。この点について、用法習性の量が多いカテゴリに関連するメディアコンテンツは、ユーザが現在一般使用状態にあるとき、より頻繁に提示されるようにスケジュールされ、用法習性の量が少ないカテゴリに関連するメディアコンテンツは、ユーザが現在一般使用状態にあるとき、あまり頻繁に提示されないようにスケジュールされる。
【0085】
イベント550において、複数のメディアコンテンツの中から第3のメディアコンテンツは、所定のアクティビティ固有しきい値が満たされ、ユーザがアクティビティ固有使用に従事されている場合、提示のために選択される。所定のアクティビティ固有しきい値が満たされない場合、本方法は、一般用法習性プロファイルに基づいて第3のメディアコンテンツの選択を提供することができる。アクティビティ固有しきい値が満たされ、ユーザがアクティビティ固有使用に従事されている場合、第3のメディアコンテンツの選択は、関連するアクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づかれる。したがって、第3のメディアコンテンツ選択は、複数のメディアコンテンツからどのメディアコンテンツを提示すべきかを判断するために、関連のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルに依拠することができる。一態様では、第3のメディアコンテンツ選択は、どのメディアコンテンツ項目を提示すべきかを判断するために、受信したメディアコンテンツに関連するメタデータをアクティビティ固有用法習性プロファイルの用法習性データと比較することができる。一態様では、メディアコンテンツカテゴリにおいてアクティビティ固有用法習性データの量が最も多いメタデータを有するメディアコンテンツが、即時の提示のために選択されることができる。あるいは、提示頻度スケジュールは、メタデータによって定義されるようなメディアコンテンツのカテゴリと、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルにおける各カテゴリに関連するアクティビティ固有習性データの量とに基づいて判断されることができる。この点について、アクティビティ固有用法習性の量が多いカテゴリに関連するメディアコンテンツは、ユーザが現在アクティビティ固有使用状態にあるとき、より頻繁に提示されるようにスケジュールされ、アクティビティ固有用法習性の量が少ないカテゴリに関連するメディアコンテンツは、ユーザが現在アクティビティ固有使用状態にあるとき、あまり頻繁に提示されないようにスケジュールされる。
【0086】
本明細書で開示された実施形態に関して説明された様々な例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタロジック、個別ハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行されることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとすることができるが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンとすることができる。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としても実装されることができる。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、前述のステップおよび/または動作の1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備えることができる。
【0087】
さらに、本明細書で開示された態様に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップおよび/または作用は、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている他の任意の形の記憶メディア内に常駐されることができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読むことができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されることができる。代替においては、記憶媒体は、プロセッサに一体化することができる。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に常駐することができる。さらに、ASICは、ユーザ端末内に常駐することができる。代替においては、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別コンポーネントとして常駐することもできる。さらに、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、コンピュータプログラム製品中に組み込まれることができる機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せまたはセットとして常駐することができる。
【0088】
上記の開示は、例示的な態様および/または実施形態を示すが、様々な変更および改変が、説明された態様および/または添付の特許請求の範囲によって定義された実施形態の範囲を逸脱することなく、本明細書でなされることができるということに留意されたい。さらに、説明された実施形態の要素は、単数形で説明または請求されている場合があるが、単数形に限定されることが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。さらに、いずれの態様および/または実施形態の全部または一部も、別段の記述がない限り、他の態様および/または実施形態の全部または一部とともに利用されることができる。
【0089】
したがって、本態様は、ワイヤレスデバイス上での広告コンテンツなどのメディアコンテンツの提示を最適化するための方法、デバイス、システム、およびコンピュータプログラム製品を提供する。本態様は、ワイヤレスデバイス上にローカルに記憶された履歴ユーザ用法習性に基づいて、どのメディアコンテンツを提示すべきかをワイヤレスデバイスにおいて判断することを提供する。この点について、記載された方法、装置およびシステムは、完全にワイヤレスデバイスベースであり、したがって、どのメディアコンテンツをワイヤレスデバイスに通信すべきか、および/またはどのメディアコンテンツをワイヤレスデバイス上で提示すべきかを決定する際に、バックエンドサーバまたは他のネットワークデバイスが介入する必要はない。記載された方法、装置およびシステムは、計算要件に関して従来のターゲット化アプリケーションよりも複雑でなく、したがって、より遅い処理機能もつワイヤレスデバイスに特に好適である。したがって、本態様では、ワイヤレスデバイスユーザにプライバシーのレベルをさらに与える、ターゲットメディアコンテンツ提示の単純でコスト効果的な手法を提供する。
【0090】
多くの改変および他の態様は、上述の説明および関連する図面で示された教示の恩恵を受ける、本発明が関係する当業者には思い浮かぶであろう。したがって、本態様は、開示されている特定の態様に限定されるものではなく、改変および他の態様が添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれるよう意図されていることを理解されたい。本明細書では特定の用語を使用しているが、それらは、限定する目的ではなく、総称的かつ説明的な意味でのみ使用されている。したがって、説明した態様は、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内に入るすべてのそのような改変形態、変更形態、および変形形態を包含するものとする。さらに、「含む(include)」という用語は、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のいずれかで使用される限り、「備える(comprising)」という用語が使用時に請求項における移行語と解釈されるので「備える(comprising)」と同様に包括的なものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信デバイス上でのメディアコンテンツの提示を最適化するための方法であって、
1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツを受信することと、
前記ワイヤレスデバイス上で用法習性データをキャプチャすることと、
一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに前記用法習性データを記憶することと、
用法習性データの所定のしきい値が前記ユーザプロファイルに記憶されるまではランダムに選択される第1のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
所定の一般しきい値が満たされ且つユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、前記一般用法習性プロファイルに基づいて選択される第2のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
所定のアクティビティ固有しきい値が満たされ且つ前記ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
を備える方法。
【請求項2】
用法習性データをキャプチャすることは、アクセスされるネットワークサービスのタイプと、アクセスされるアプリケーションのタイプと、アクセスされるコンテンツのタイプと、ネットワークサービスにアクセスする頻度と、アプリケーションにアクセスする頻度と、コンテンツ項目にアクセスする頻度と、からなるグループから選択された用法習性データをキャプチャすることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ワイヤレスデバイス上で用法習性データをキャプチャすることは、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルを生成するために使用されるアクティビティに対応する用法習性データをキャプチャすることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第2のメディアコンテンツを前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することは、前記一般用法習性プロファイルに基づいて前記複数のメディアコンテンツの各々を提示するためのスケジュールを判断することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記複数のメディアコンテンツの各々を提示するためのスケジュールを判断することは、前記一般用法習性プロファイルから判断されたような特定のメディアコンテンツカテゴリに関連する用法習性の発生の頻度に基づいて、前記特定のメディアコンテンツカテゴリのメタデータを有するコンテンツメディア項目を提示するための頻度を判断することをさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
第3のメディアコンテンツを前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することは、関連アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて、現在の使用に関連するメタデータを有する前記複数のメディアコンテンツの各々を提示するためのスケジュールを判断することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
現在の使用に関連するメタデータを有する前記複数のメディアコンテンツの各々を提示するためのスケジュールを判断することは、前記アクティビティ固有用法習性サブプロファイルから判断されたような前記現在の使用に関連する用法習性の発生の頻度に基づいて、前記現在の使用に関連するメタデータを有するメディア項目を提示するための頻度を判断することをさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記ユーザプロファイルに基づいて、前記非アクティビティ固有使用の表示形態を提示のために選択することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記一般用法習性プロファイルに基づいて、前記非アクティビティ固有使用の表示形態を提示のために選択することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ワイヤレスデバイスの地理的ロケーションに基づいて、前記非アクティビティ固有使用の表示形態を提示のために選択することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて、前記アクティビティ固有関連使用の表示形態を提示のために選択することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
複数のメディアコンテンツを受信することは、複数の広告コンテンツを受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに用法習性データを記憶することは、前記1つまたは複数のアクティビティ固有用法プロファイルを購買ユーザ習性サブプロファイルとしてさらに定義する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
第3のメディアコンテンツを提示のために選択することは、前記所定のしきい値が満たされ且つ前記ユーザが購買ポータルをナビゲートすることに現在従事されている場合、購買用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3の広告コンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記購買用法習性サブプロファイルに基づいて、前記購買ポータル上で利用可能な項目の提示の順序を選択することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ユーザプロファイルに基づいて、前記購買ポータルの表示形態を提示のために選択することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記購買用法習性サブプロファイルに基づいて、前記購買ポータルの表示形態を提示のために選択することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記ワイヤレスデバイスの地理的ロケーションに基づいて、前記購買ポータルの表示形態を提示のために選択することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記購買用法習性サブプロファイルに基づいて、前記購買ポータル上で利用可能な項目の価格を選択することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のメディアコンテンツ、前記第2のメディアコンテンツおよび前記第3のメディアコンテンツのうちの少なくとも1つを提示のために選択するための基準の調整をネットワークエンティティから受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
選択するための基準の調整をネットワークエンティティから受信することは、前記所定の一般しきい値の変更と、前記所定のアクティビティ固有しきい値の変更と、選択されたメディアコンテンツの提示の頻度を調整することと、選択されたメディアコンテンツの提示スケジュールを調整することと、前記複数のメディアコンテンツのすべてのための前記選択プロセスを無効にすることと、所定のメディアコンテンツのための前記選択プロセスを無効にすることとからなるグループから選択されるように、基準の前記調整をさらに定義する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
ワイヤレス通信デバイス上でのメディアコンテンツの提示を最適化するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、
1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツを受信するための第1のモジュールと、
前記ワイヤレスデバイス上で用法習性データをキャプチャするための第2のモジュールと、
一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに前記用法習性データを記憶するための第3のモジュールと、
用法習性データの所定のしきい値が前記ユーザプロファイルに記憶されるまではランダムに選択される第1のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択するための第4のモジュールと、
前記所定のしきい値が満たされ且つユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、前記一般用法習性プロファイルに基づいて選択される第2のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択するための第5のモジュールと、
前記所定のしきい値が満たされ且つ前記ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択するための第6のモジュールと、
を備えるプロセッサ。
【請求項23】
1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツを受信することをコンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令と、
前記ワイヤレスデバイス上で用法習性データをキャプチャすることを前記コンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令と、
一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに前記用法習性データを記憶することを前記コンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令と、
用法習性データの所定のしきい値が前記ユーザプロファイルに記憶されるまではランダムに選択される第1のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することを前記コンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令と、
前記所定のしきい値が満たされ且つユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、前記一般用法習性プロファイルに基づいて選択される第2のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することを前記コンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令と、
前記所定のしきい値が満たされ且つ前記ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することを前記コンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令と、
を備えるコンピュータ可読媒体
を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項24】
1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツを受信するための手段と、
前記ワイヤレスデバイス上で用法習性データをキャプチャするための手段と、
一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに用法習性データを記憶するための手段と、
用法習性データの所定のしきい値が前記ユーザプロファイルに記憶されるまではランダムに選択される第1のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択するための手段と、
前記所定のしきい値が満たされ且つ前記ユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、前記一般用法習性プロファイルに基づいて選択される第2のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択するための手段と、
前記所定のしきい値が満たされ且つ前記ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択するための手段と、
を備えるワイヤレス通信装置。
【請求項25】
少なくとも1つのプロセッサとメモリとを含むコンピュータプラットフォームと、
前記メモリに記憶され、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な用法習性キャプチャアプリケーションであって、用法習性データを収集し、一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに前記データをメモリにおいて記憶するように動作可能な用法習性キャプチャアプリケーションと、
前記メモリに記憶され、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なメディアコンテンツ選択アプリケーションであって、1つまたは複数のメディアコンテンツカテゴリに関連するメタデータを有する複数のメディアコンテンツを受信し、メディアコンテンツ選択ルーチンに基づいてメディアコンテンツを提示のために選択するように動作可能であり、前記メディアコンテンツ選択ルーチンが、
用法習性データの所定のしきい値が前記ユーザプロファイルに記憶されるまではランダムに選択される第1のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択するように動作可能な第1のメディアコンテンツ選択ルーチンと、
前記所定のしきい値が満たされ且つ前記ユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、前記一般用法習性プロファイルに基づいて選択される第2のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択するように動作可能な第2のメディアコンテンツ選択ルーチンと、
前記所定のしきい値が満たされ且つ前記ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択するように動作可能な第3のメディアコンテンツ選択ルーチンと、
を含む、メディアコンテンツ選択アプリケーションと、
を備えるワイヤレス通信デバイス。
【請求項26】
用法習性キャプチャアプリケーションは、アクセスされるネットワークサービスのタイプと、アクセスされるアプリケーションのタイプと、アクセスされるコンテンツのタイプと、ネットワークサービスにアクセスする頻度と、アプリケーションにアクセスする頻度と、コンテンツ項目にアクセスする頻度と、からなるグループから選択された用法習性データをキャプチャするようにさらに動作可能である、請求項25に記載のデバイス。
【請求項27】
前記用法習性キャプチャアプリケーションは、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルを生成するために使用されるアクティビティに対応する用法習性データをキャプチャするようにさらに動作可能である、請求項25に記載のデバイス。
【請求項28】
前記第2のメディアコンテンツ選択ルーチンは、前記一般用法習性プロファイルに基づいて前記複数のメディアコンテンツの各々を提示するためのスケジュールを判断するようにさらに動作可能である、請求項25に記載のデバイス。
【請求項29】
前記第2のメディアコンテンツ選択ルーチンは、前記一般用法習性プロファイルから判断されたような特定のメディアコンテンツカテゴリに関連する用法習性の発生の頻度に基づいて、前記特定のメディアコンテンツカテゴリのメタデータを有するメディア項目を提示するための頻度を判断するようにさらに動作可能である、請求項28に記載のデバイス。
【請求項30】
前記第3のメディアコンテンツ選択ルーチンは、関連アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて、現在の使用に関連するメタデータを有する前記複数のメディアコンテンツの各々を提示するためのスケジュールを判断するようにさらに動作可能である、請求項25に記載のデバイス。
【請求項31】
前記第3のメディアコンテンツ選択ルーチンは、前記関連アクティビティ固有用法習性サブプロファイルから判断されたような前記現在の使用に関連する用法習性の発生の頻度に基づいて、前記現在の使用に関連するメタデータを有するメディア項目を提示するための頻度を判断するようにさらに動作可能である、請求項30に記載のデバイス。
【請求項32】
前記ユーザプロファイルに基づいて、前記非アクティビティ固有使用の表示形態を提示のために選択するように動作可能な表示形態選択ルーチンをさらに備える、請求項25に記載のデバイス。
【請求項33】
前記表示形態選択ルーチンは、前記一般用法習性プロファイルに基づいて、前記非アクティビティ固有使用の表示形態を提示のために選択するようにさらに動作可能である、請求項32に記載のデバイス。
【請求項34】
前記表示形態選択ルーチンは、前記ワイヤレスデバイスの地理的ロケーションに基づいて、前記非アクティビティ固有使用の表示形態を提示のために選択するようにさらに動作可能である、請求項32に記載のデバイス。
【請求項35】
前記表示形態選択ルーチンは、前記アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて、前記アクティビティ固有関連使用の表示形態を提示のために選択するようにさらに動作可能である、請求項32に記載のデバイス。
【請求項36】
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションは、複数の広告コンテンツを受信するように動作可能な広告コンテンツ選択アプリケーションをさらに備える、請求項25に記載のデバイス。
【請求項37】
用法習性データを収集し、一般用法習性プロファイルと1つまたは複数のアクティビティ固有用法習性サブプロファイルとを含むユーザプロファイルに前記データを記憶するように動作可能な前記用法習性キャプチャアプリケーションは、前記アクティビティ固有用法習性サブプロファイルを購買ユーザ習性サブプロファイルとしてさらに定義する、請求項36に記載のデバイス。
【請求項38】
前記第3のメディアコンテンツ選択ルーチンは、前記所定のしきい値が満たされ且つ前記ユーザが購買ポータルをナビゲートすることに現在従事されている場合、購買用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3の広告コンテンツを、前記複数の広告コンテンツから提示のために選択するようにさらに動作可能である、請求項36に記載のデバイス。
【請求項39】
前記購買用法習性サブプロファイルに基づいて、前記購買ポータル上で利用可能な項目の提示の順序を選択するように動作可能な購買選択ルーチンをさらに備える、請求項38に記載のデバイス。
【請求項40】
前記購買用法習性サブプロファイルに基づいて、前記購買ポータル上で利用可能な項目の価格を選択するように動作可能な購買選択ルーチンをさらに備える、請求項38に記載のデバイス。
【請求項41】
前記ユーザプロファイルに基づいて、前記購買ポータルの表示形態を提示のために選択するように動作可能な表示形態選択ルーチンをさらに備える、請求項38に記載のデバイス。
【請求項42】
前記購買用法習性サブプロファイルに基づいて、前記購買ポータルの表示形態を提示のために選択するように動作可能な表示形態選択ルーチンをさらに備える、請求項38に記載のデバイス。
【請求項43】
前記ワイヤレスデバイスの地理的ロケーションに基づいて、前記購買ポータルの表示形態を提示のために選択するように動作可能な表示形態選択ルーチンをさらに備える、請求項38に記載のデバイス。
【請求項44】
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションは、前記アプリケーションの調整をネットワークエンティティから動的に受信するようにさらに動作可能である、請求項25に記載のデバイス。
【請求項45】
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションは、前記所定の一般しきい値の変更と、前記所定のアクティビティ固有しきい値の変更と、選択されたメディアコンテンツの提示の頻度を調整することと、選択されたメディアコンテンツの提示スケジュールを調整することと、前記複数のメディアコンテンツのすべてのための前記選択プロセスを無効にすることと、所定のメディアコンテンツのための前記選択プロセスを無効にすることと、からなるグループから選択される調整を受信するようにさらに動作可能である、請求項44に記載のデバイス。
【請求項46】
ワイヤレス通信デバイスメディアコンテンツを提供し、ワイヤレスデバイスベースのメディアコンテンツ選択アプリケーションの動的調整を提供するための方法であって、
複数のメディアコンテンツを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスにワイヤレスに提供することであって、受信時に、前記ワイヤレスデバイスが、
用法習性データの所定の一般しきい値が前記ユーザプロファイルに記憶されるまではランダムに選択される第1のメディアコンテンツを、前記メディアコンテンツから提示のために選択するように動作可能なメディアコンテンツ選択アプリケーションを実装することと、
前記所定の一般しきい値が満たされ且つユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、前記一般用法習性プロファイルに基づいて選択される第2のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
所定のアクティビティ固有しきい値が満たされ且つ前記ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
を行うように動作可能である、複数のメディアコンテンツを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスにワイヤレスに提供することと、
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションの動的調整をワイヤレスに提供することと、
を備える方法。
【請求項47】
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションの動的調整をワイヤレスに提供することは、前記メディアコンテンツ選択アプリケーションの最適な動的調整を判断するための最適化ルーチンを実行することをさらに備える、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションの動的調整をワイヤレスに提供することは、前記動的調整を、前記所定の一般しきい値の変更と、前記所定のアクティビティ固有しきい値の変更と、選択されたメディアコンテンツの提示の頻度を調整することと、選択されたメディアコンテンツの提示スケジュールを調整することと、前記複数のメディアコンテンツのすべてのための前記選択プロセスを無効にすることと、所定のメディアコンテンツのための前記選択プロセスを無効にすることと、からなるグループから選択されるようにさらに定義する、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
メディアコンテンツをワイヤレスデバイスに通信し、ワイヤレスデバイス上の前記選択アプリケーションを動的に調整するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、
複数のメディアコンテンツを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスにワイヤレスに提供するための第1のモジュールであって、受信時に、前記ワイヤレスデバイスが、
用法習性データの所定の一般しきい値が前記ユーザプロファイルに記憶されるまではランダムに選択される第1のメディアコンテンツを、前記メディアコンテンツから提示のために選択するように動作可能なメディアコンテンツ選択アプリケーションを実装することと、
前記所定の一般しきい値が満たされ且つユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、一般用法習性プロファイルに基づいて選択される第2のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
所定のアクティビティ固有しきい値が満たされ且つ前記ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
を行うように動作可能である、第1のモジュールと、
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションの動的調整をワイヤレスに提供するための第2のモジュールと、
を備えるプロセッサ。
【請求項50】
複数のメディアコンテンツを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスにワイヤレスに提供することをコンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令であって、受信時に、前記ワイヤレスデバイスが、
用法習性データの所定の一般しきい値が前記ユーザプロファイルに記憶されるまではランダムに選択される第1のメディアコンテンツを、前記メディアコンテンツから提示のために選択するように動作可能なメディアコンテンツ選択アプリケーションを実装することと、
前記所定の一般しきい値が満たされ且つユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、前記一般用法習性プロファイルに基づいて選択される第2のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
所定のアクティビティ固有しきい値が満たされ且つ前記ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
を行うように動作可能である、少なくとも1つの命令と、
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションの動的調整をワイヤレスに提供することを前記コンピュータに行わせるための少なくとも1つの命令と、
を備えるコンピュータ可読媒体
を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項51】
複数のメディアコンテンツを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスにワイヤレスに提供するための手段であって、受信時に、前記ワイヤレスデバイスが、
用法習性データの所定の一般しきい値が前記ユーザプロファイルに記憶されるまではランダムに選択される第1のメディアコンテンツを、前記メディアコンテンツから提示のために選択するように動作可能なメディアコンテンツ選択アプリケーションを実装することと、
前記所定の一般しきい値が満たされ且つユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、前記一般用法習性プロファイルに基づいて選択される第2のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
所定のアクティビティ固有しきい値が満たされ且つ前記ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
を行うように動作可能である、複数のメディアコンテンツを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスにワイヤレスに提供するための手段と、
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションの動的調整をワイヤレスに提供するための手段と、
を備えるネットワークメディアコンテンツ配信システム。
【請求項52】
複数のメディアコンテンツを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスにワイヤレスに配信するように動作可能なメディアコンテンツ配信モジュールであって、受信時に、前記ワイヤレスデバイスが、
用法習性データの所定の一般しきい値が前記ユーザプロファイルに記憶されるまではランダムに選択される第1のメディアコンテンツを、前記メディアコンテンツから提示のために選択するように動作可能なメディアコンテンツ選択アプリケーションを実装することと、
前記所定の一般しきい値が満たされ且つユーザが非アクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、前記一般用法習性プロファイルに基づいて選択される第2のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
所定のアクティビティ固有しきい値が満たされ且つ前記ユーザがアクティビティ固有関連使用に現在従事されている場合は、アクティビティ固有用法習性サブプロファイルに基づいて選択される第3のメディアコンテンツを、前記複数のメディアコンテンツから提示のために選択することと、
を行うように動作可能である、メディアコンテンツ配信モジュールと、
前記1つまたは複数のワイヤレスデバイスにおいて実行される前記メディアコンテンツ配信アプリケーションの調整を動的に提供するように動作可能なメディアコンテンツ選択アプリケーションアップデータと、
を備えるメディアコンテンツ配信システム。
【請求項53】
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションアップデータは、前記メディアコンテンツ選択アプリケーションの最適な調整を動的に判断するように動作可能なオプティマイザルーチンをさらに備える、請求項52に記載のメディアコンテンツ配信システム。
【請求項54】
前記メディアコンテンツ選択アプリケーションアップデータは、前記メディアコンテンツ選択アプリケーションの動的調整を提供するようにさらに動作可能であり、前記調整が、前記所定の一般しきい値の変更と、前記所定のアクティビティ固有しきい値の変更と、選択されたメディアコンテンツの提示の頻度を調整することと、選択されたメディアコンテンツの提示スケジュールを調整することと、前記複数のメディアコンテンツのすべてのための前記選択プロセスを無効にすることと、所定のメディアコンテンツのための前記選択プロセスを無効にすることと、からなるグループから選択される、請求項52に記載のメディアコンテンツ配信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2011−512056(P2011−512056A)
【公表日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−540833(P2010−540833)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2008/087971
【国際公開番号】WO2009/082727
【国際公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】