説明

レジオイレギュラーなマルチブロックコポリマーを形成するための可逆的移動剤を含む触媒組成物

コポリマー、特に2つまたはそれ以上のセグメントまたはブロックを含有するマルチブロックコポリマーが:(A)第一金属錯体オレフィン重合触媒、(B)同等の重合条件下において触媒(A)により調製されたポリマーに比べ、高められた発生率のレジオイレギュラーの分岐を有するポリマーを調製することができる第二金属錯体オレフィン重合触媒、および(C)可逆的連鎖移動剤、を合わせることによりもたらされる混合物または反応生成物を含む組成物の存在下において、プロピレン、4−メチル−1−ペンテンまたは別のC4-8α−オレフィンを重合させることにより調製される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)第一オレフィン重合触媒、
(B)同等の重合条件下において触媒(A)により調製されるポリマーに比べ、高められた発生率のレジオイレギュラーの分岐(increased incidence of regio-irregular branching)を有するポリマーを調製することができる第二オレフィン重合触媒、および
(C)可逆的連鎖移動剤(a chain shuttling agent)、
を合わせることによりもたらされる混合物または反応生成物を含む組成物の存在下においてプロピレン、4−メチル−1−ペンテンまたは他のC4-8α−オレフィンを重合させることにより形成されるコポリマー。
【請求項2】
(A)重合条件下において1つまたはそれ以上のC3-20α−オレフィンのタクチック(tactic)ポリマーを形成する第一オレフィン重合触媒、
(B)同等の重合条件下において触媒(A)により調製されるポリマーに比べ、高められた発生率のレジオイレギュラーの分岐を有するポリマーを調製することができる第二オレフィン重合触媒、および
(C)可逆的連鎖移動剤、
を合わせることによりもたらされる混合物または反応生成物を含む組成物の存在下においてプロピレン、4−メチル−1−ペンテンまたは他のC4-8α−オレフィンおよび共重合可能なコモノマーを重合させることにより形成されるコポリマー。
【請求項3】
(A)第一オレフィン重合触媒、
(B)同等の重合条件下において触媒(A)により調製されるポリマーに比べ、高められた発生率のレジオイレギュラーの分岐を有するポリマーを調製することができる第二オレフィン重合触媒、および
(C)可逆的連鎖移動剤、
を合わせることによりもたらされる混合物または反応生成物を含む組成物と、プロピレンを、付加重合条件下において、接触させるステップを含む、マルチブロックコポリマーを含有するプロピレンの調製プロセス。
【請求項4】
(A)重合条件下においてタクチックポリプロピレンを形成する第一オレフィン重合触媒、
(B)同等の重合条件下において触媒(A)により調製されるポリマーに比べ、高められた発生率のレジオイレギュラーの分岐を有するポリマーを調製することができる第二オレフィン重合触媒、および
(C)可逆的連鎖移動剤、
を合わせることによりもたらされる混合物または反応生成物を含む組成物と、プロピレンを、付加重合条件下において、接触させるステップを含む、マルチブロックコポリマーを含有するプロピレンの調製プロセス。
【請求項5】
(A)第一オレフィン重合触媒、
(B)同等の重合条件下において触媒(A)により調製されるポリマーに比べ、高められた発生率のレジオイレギュラーの分岐を有するポリマーを調製することができる第二オレフィン重合触媒、および
(C)可逆的連鎖移動剤、
を合わせることによりもたらされる混合物または反応生成物を含む組成物と、4−メチル−1−ペンテンを、付加重合条件下において、接触させるステップを含む、マルチブロックコポリマーを含有する4−メチル−1−ペンテンの調製プロセス。
【請求項6】
(A)重合条件下においてタクチックな4−メチル−1−ペンテンホモポリマーを形成する第一オレフィン重合触媒、
(B)同等の重合条件下において触媒(A)により調製されるポリマーに比べ、高められた発生率のレジオイレギュラーの分岐を有するポリマーを調製することができる第二オレフィン重合触媒、および
(C)可逆的連鎖移動剤、
を合わせることによりもたらされる混合物または反応生成物を含む組成物と、4−メチル−1−ペンテンを、付加重合条件下において、接触させるステップを含む、マルチブロックコポリマーを含有する4−メチル−1−ペンテンの調製プロセス。
【請求項7】
重合された形態のプロピレン、4−メチル−1−ペンテンまたは他のC4-8α−オレフィンを含むマルチブロックコポリマーであって、前記コポリマーが、レジオイレギュラーの分岐が異なる2つまたはそれ以上のセグメントまたはブロックを含有している、マルチブロックコポリマー。
【請求項8】
本質的に、重合された形態のプロピレンからなるマルチブロックコポリマーであって、前記コポリマーが、レジオイレギュラーな2,1−及び/又は3,1−モノマー挿入が異なる2つまたはそれ以上のセグメントまたはブロックを含有している、マルチブロックコポリマー。
【請求項9】
本質的に、重合された形態の4−メチル−1−ペンテンからなるマルチブロックコポリマーであって、前記コポリマーが、レジオイレギュラーな2,1−及び/又は3,1−モノマー挿入が異なる2つまたはそれ以上のセグメントまたはブロックを含有している、マルチブロックコポリマー。
【請求項10】
レジオイレギュラーな2,1−及び/又は3,1−モノマー挿入が異なる4つまたはそれ以上のセグメントまたはブロックを含有する、請求項5〜9のいずれか一項に記載のマルチブロックコポリマー。
【請求項11】
請求項1、2、5〜9のいずれか一項に記載のマルチブロックコポリマーの官能基化された誘導体、または請求項3もしくは4記載のプロセスにより生成されたマルチブロックコポリマーの官能基化された誘導体。
【請求項12】
請求項10記載のマルチブロックコポリマーの官能基化された誘導体。
【請求項13】
(1)有機または無機のポリマー、および(2)本発明の請求項1、2、5〜9のいずれか一項に記載のマルチブロックコポリマー、または請求項3もしくは4記載のプロセスにより生成されたマルチブロックコポリマーを含む、均一なポリマー混合物。
【請求項14】
請求項1、2、5〜9のいずれか一項に記載のポリマー、または請求項3もしくは4記載のプロセスにより生成されたポリマー、またはフィルム、多層フィルムのうちの少なくとも1つの層、積層された物品のうちの少なくとも1つの層、発泡物品、繊維、不織布、射出成形品、ブロー成形品もしくはロトモールド法による成形品の形態において前記ポリマーを含む組成物。
【請求項15】
請求項12記載のポリマー、またはフィルム、多層フィルムのうちの少なくとも1つの層、積層された物品のうちの少なくとも1つの層、発泡物品、繊維、不織布、射出成形品、ブロー成形品もしくはロトモールド法による成形品の形態において前記ポリマーを含む組成物。
【請求項16】
請求項13記載のポリマー混合物、またはフィルム、多層フィルムのうちの少なくとも1つの層、積層された物品のうちの少なくとも1つの層、発泡物品、繊維、不織布、射出成形品、ブロー成形品もしくはロトモールド法による成形品の形態において前記ポリマー混合物を含む組成物。
【請求項17】
前記可逆的移動剤が、それぞれのヒドロカルビル基に1個から12個までの炭素を含有するトリヒドロカルビルアルミニウム化合物またはジヒドロカルビル亜鉛化合物である、請求項1または2記載のコポリマー。
【請求項18】
前記可逆的移動剤がトリエチルアルミニウムまたはジエチル亜鉛である、請求項17記載のコポリマー。
【請求項19】
連続的なプロセスである、請求項3または4記載のプロセス。
【請求項20】
溶液プロセスである、請求項19記載のプロセス。
【請求項21】
プロピレンが重合される唯一のモノマーである、請求項20記載のプロセス。
【請求項22】
4−メチル−1−ペンテンが重合される唯一のモノマーである、請求項20記載のプロセス。
【請求項23】
Tg≦−10℃およびTm≧120℃を有する、重合された形態におけるプロピレンを含むポリマー。
【請求項24】
Tg≦0℃およびTm≧180℃を有する、重合された形態における4−メチル−1−ペンテンを含むポリマー。

【図1】
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【公表番号】特表2008−533275(P2008−533275A)
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−501877(P2008−501877)
【出願日】平成18年1月30日(2006.1.30)
【国際出願番号】PCT/US2006/003207
【国際公開番号】WO2006/101595
【国際公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(502141050)ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド (1,383)
【Fターム(参考)】