説明

ワイヤハーネスの耐熱保護構造

【課題】 熱源近傍に配索するワイヤハーネスの耐熱構造を提供する。
【解決手段】 支持ピンあるいはスペーサを電線群に固定した状態で、硬質チューブあるいはコルゲートチューブを被せて支持せて、その外周面を耐熱シートで囲んでいる構造とする。チューブ内周面とワイヤハーネス外周面との間に冷却作用のある耐熱用の空気層を設けることにより、ワイヤハーネスを熱から保護する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス耐熱保護構造に関し、詳しくは、自動車の車両内の熱源からワイヤハーネスを保護するものである。
【0002】
【従来の技術】車両内に配索するワイヤハーネスを排気管等の熱源から保護するためには、その近くに経路を作らないことが望ましいが、周辺にスペースをとれない場合等の事情で、熱源の近くにワイヤハーネスを配索させなければいけない場合も生じる。このような場合、熱源の近くに配索するワイヤハーネスを熱源から保護するために、図9に示すような耐熱シート2をワイヤハーネス3に巻き付けて耐熱性の固定テープ4で耐熱シート2を固定する耐熱保護構造1を採られている。
【0003】上記構造とすることにより、熱源の近くにワイヤハーネスを配索させる場合、図10に示すように、熱源5から輻射される熱を耐熱シート2が直接受けるので、ワイヤハーネス1は熱源5から保護されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように熱源から輻射される熱を耐熱シートが受ける構造としているため、熱源が高温であったり、熱源近傍に配置される場合、耐熱シート自体が高温となることもありうる。その場合、耐熱シート内に包含されているワイヤハーネスも耐熱シートの有する高温の熱を受けることとなる。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ワイヤハーネス耐熱構造において、熱源が高温である場合や、ワイヤハーネスが熱源近傍に配索せざるを得ない場合に、ワイヤハーネスが熱を受けにくい構造とすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため、本発明は、第1に、自動車の車体パネルに沿って配索され、外配索位置の近傍に熱源がある領域でワイヤハーネスに設ける耐熱保護構造であって、ワイヤハーネスの上記領域の少なくとも両端近傍に、電線群を貫通して上下あるいは/および左右に突出する支持ピンを電線群に取り付けた状態で、硬質チューブあるいはコルゲートチューブからなるチューブを被せ、上記支持ピンの上下両端で上記チューブを支持せて、チューブ内周面とワイヤハーネス外周面との間に耐熱用の空気層を設け、かつ、上記チューブの外周面を耐熱シートで囲んでいることを特徴とするワイヤハーネスの耐熱保護構造を提供している。
【0007】上記構成とすると、ワイヤハーネスに外装する硬質チューブあるいはコルゲートチューブと耐熱シートとを支持ピンにより支持することにより、上記チューブ内周面とワイヤハーネス外周面との間に耐熱用の空気層を設けることができる。それにより、最外周の耐熱シートが加熱されて、その熱が硬質チューブあるいはコルゲートチューブに伝わっても、チューブとワイヤハーネスが直接接触していないため、その熱がワイヤハーネスに直接伝わらず、かつ、空気層が熱を冷却する作用を奏するため、ワイヤハーネスの加熱を抑制できる。
【0008】上記支持ピンは棒状で、電線群中に貫通させている。該支持ピンの中央にテープを巻き付けて位置決め保持することが好ましい。このように、テープを巻き付けて太くすると、電線群中での固定がしっかりとしたものになるので好ましい。上記支持ピンを耐熱シート取付領域の両端の2カ所に配置して、支持ピンの向きを90度位相させ、硬質チューブあるいはコルゲートチューブを90度間隔で支持することが好ましい。
【0009】上記支持ピンに代えて、ワイヤハーネスの軸線方向に取り付けるスペーサを設けてよい。詳しくは、本発明は、第2に、自動車の車体パネルに沿って配索され、外配索位置の近傍に熱源がある領域でワイヤハーネスに設ける耐熱保護構造であって、ワイヤハーネスの軸線方向と同一方向に延在する基板部より上下支持部を上下方向に突出していると共に、上下支持部にテープ巻き凹部を形成しているスペーサを設け、上記スペーサの基板部を上記ワイヤハーネスの電線群の下面あるいは電線群中に配置して上記上下支持部を電線群より上下方向に突出させると共に、上記テープ巻き凹部を通して電線群にテープを巻き付けてスペーサを電線群に固定し、硬質チューブあるいはコルゲートチューブからなるチューブを被せ、上記支持部の上下両端で上記チューブを支持せて、チューブ内周面とワイヤハーネス外周面との間に耐熱用の空気層を設け、かつ、上記チューブの外周面を耐熱シートで囲んでいることを特徴とするワイヤハーネスの耐熱保護構造を提供している。
【0010】上記構成とすると、ワイヤハーネスと硬質チューブあるいはコルゲートチューブとの間に空気層を設けるための支持を、ワイヤハーネスの内部で軸線方向に挿入するをスペーサによって行っているため、上記チューブの支持を強固に行うことができる。
【0011】上記のように、スペーサの基板部は電線群中を通してもよいが、基板部上にワイヤハーネスを載置してもよい。この場合、基板部を円弧形状として上下支持部を中心として湾曲させておくと、載置するワイヤハーネスの外周面に沿った形状となり、ワイヤハーネスを安定して支持できる。
【0012】上記した支持ピンあるいはスペーサに被せる硬質チューブあるいはコルゲートチューブは円形状のみならず、長円状、楕円状のいずれも好適に用いられる。長円状および楕円状のチューブは長径側を熱源側に取り付けると、熱源から離すことができるという利点がある。
【0013】このように、前記支持ピンあるいは上記スペーサの上下支持部は、熱源側を他方側より突出させ、熱源側の空気層の断面積を大とすることが好ましい。
【0014】上記した支持ピン、スペーサー、硬質チューブ及びコルゲートチューブは、耐熱性樹脂のナイロン材から形成することが好ましい。
【0015】また、上記硬質チューブあるいはコルゲートチューブの長さ方向の両端とワイヤハーネスの外周面との間は開口して、上記チューブ内周面とワイヤハーネス外周面の間の空気層が大気に開放されて空気層内で対流が発生する構成としている。 ワイヤハーネスの内部を貫通する支持ピンあるいはスペーサがワイヤハーネスに固定され、これら支持ピンあるいはスペーサにチューブおよび耐熱シートをテープ巻きで固定しているため、これらチューブ及び耐熱シートの両端をワイヤハーネスに固着する必要はないため、開口状態として、空気層に外気を導入して対流を発生させ、冷却作用を促進することができる。
【0016】このように、本発明のワイヤハーネス耐熱保護構造では、ワイヤハーネスとチューブとの間に空気層を設けることで耐熱シートからの熱を受けにくくなり、ワイヤハーネスの耐熱性を高めることができる。これにより、熱源近くにワイヤハーネスを配索することができ、ワイヤハーネスの経路の規制が必要なくなり、最短経路でワイヤハーネスを配索できる。よって、迂回させることによりワイヤハーネスを長くする必要はなくなり、コストの低減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1および図2は本発明の第一実施形態のワイヤハーネス耐熱保護構造を示す。該耐熱保護構造は、自動車において、前記図11に示す熱源となる排気管の上部に配索するワイヤハーネス11に適用されるものである。
【0018】ワイヤハーネス11の熱源近傍に当たるワイヤハーネス11の耐熱保護領域では、図2(B)に示すように、耐熱保護領域Xの両端近傍に、2本の支持ピン12A、12bBの中心をワイヤハーネス11の電線群11aに貫通させ、各支持ピン12A、12Bの両側でテープ13を電線群11aに巻き付けて、支持ピンを電線群に固定している。支持ピン12A、12Bは樹脂製の棒からなり、一方の支持ピン12Aはワイヤハーネス11の上下方向に配置し、他方の支持ピン12Bは左右方向に配置して90度ずつ相違させ、支持ピン12A、12Bの両側を電線群11aの外周面より所要寸法突出させている。また、支持ピン12A、12Bの長さ方向の中心の電線群に埋設する部分には樹脂テープ19を巻き付けて大径化させ、電線との引掛りを持たせて、電線群から抜けないようにしている。
【0019】支持ピン12A、12Bをワイヤハーネスの電線群11aに固定して、これらの両側を90度間隔で突出させ後、図2(C)に示すように、軸線方向にスリット14aが入った縦割りの硬質チューブ14を被せ、支持ピン12Aの上下両端と支持ピン12Bの左右両端を硬質チューブ14の内周面に当接させて、空気層18を形成した状態で、ワイヤハーネス11に被せる。この状態で、長さ方向の両端近傍にテープ15を巻き付けて。さらに、硬質チューブ14の外周面に、図2(D)に示すように、耐熱シート16を巻き付けて図1に示すように、両端をテープ17を巻き付けて固定している。
【0020】このように、ワイヤハーネス11を硬質チューブ14、耐熱シート16で空気層18をあけた状態で外装すると、硬質チューブ14の長さ方向の両端はワイヤハーネスの電線群11aの外周面との間に開口14aが生じ、この開口14aが内部の空気層18と連通した外気開放口となる。
【0021】上記支持ピン、支持ピン固定用のテープ13、硬質チューブ14、硬質チューブ固定用のテープ15、耐熱シート16、および耐熱シート固定用のテープ17はいずれも耐熱性の樹脂からなるものを用いている。
【0022】このように、硬質チューブ14の内周面とワイヤハーネス11の外周面との間に耐熱用の空気層18を介在でき、この空気層18は図1(B)に示すように、中心位置のワイヤハーネス11の全外周を取り囲む。かつ、この空気層18は長さ方向の両端で開口16aを介して外気に開放されている。
【0023】上記耐熱構造とすると、排気管等の熱源から輻射される熱は、まず、最外周の耐熱シート16で吸収される。耐熱シート16と接触する硬質チューブ14には熱が伝わるが、この熱は空気層18に伝わる。空気層18は長さ方向の両端で外気と導通しているため、対流冷却される。このように、空気層18を設けることにより、ワイヤハーネス11が熱源で加熱される耐熱シート16からの熱を受けにくく、加熱を防止できる。
【0024】図3は、第1実施形態の第1変形例を示し、硬質チューブ14の代替として、コルゲートチューブ30を用い、該コルゲートチューブ30の外周面に耐熱しても16を巻き付けている。他の構成は同一であるため、同一符号を付す。
【0025】上記構成とすると、図3(B)に示すように、凹凸部が連続するコルゲートチューブ30と耐熱シート16との間には、コルゲートチューブ30の凹部30aと耐熱シート16との間にも空気層18’を設けることができる。よって、耐熱シート16からコルゲートチューブ30に伝わる熱を低くすることができる。
【0026】図4は第1実施形態の第2変形例を示し、円形の硬質チューブに変えて、楕円形の硬質チューブ14’を用いている。また、対応して、上下方向に取り付ける支持ピン12A’は長尺とし、左右方向に取り付ける支持ピン12B’は短尺としている。かつ、上下方向の支持ピン12A’では、熱源5側となる下部の突出量は大と、反対側の上部は小さくしている。これにより、支持ピン12A’と12B’とで支持される硬質チューブ14’とワイヤハーネス11との間に形成される空気層18を、熱源側では断面積を大とでき、反対側では断面積を小さくしている。他の構成は同一であるため、同一符号を付す。
【0027】上記構成とすると、熱源5からワイヤハーネス11を遠ざけることができると共に、熱源5側の空気層18を大面積とするため、空気層18による冷却作用をより高めることができ、ワイヤハーネス11は加熱されにくい構造とすることができる。
【0028】図5及び図7は第2実施形態に係るワイヤハーネス耐熱保護構造20を示す。第2実施形態では、支持ピンに変えてスペーサ22を用いている。スペーサ22は耐熱樹脂から成形した成型品で、図6に示すように、ワイヤハーネス11の軸線方向と同一方向に延在する基板部22aと、基板部22aの中心より上記上下方向に上支持部22b、下支持部22cを突出させている。これら上下支持部は、上支持部22bを下支持部22cよりも突出量を大としている。また、
【0029】また、基板部22aは上下支持部22b、22cが突出する中央位置から左右に突出する部分22a−1、22a−2を円弧形状に湾曲させて、ワイヤハーネス11の外周面に沿うようにしている。さらに、これら上支持部22bおよび基板部22aの左右突出部分22a−1、22a−2の長さ方向の中央部にはテープ巻き凹部22dを設けている。さらに、上支持部22bの長さ方向の両端を基板部22aより突出させてテープ巻き片22eを設けている。
【0030】図7は第2実施形態の組みつけ手順を示し、ワイヤハーネス11には、(B)に示すように、スペーサ22の基板部22a上にワイヤハーネス21を載置し、上支持部22bを電線群11b中に通して上方に突出させる。ついで、テープ巻き凹部22d、テープ巻き片22eを通してテープ23を巻き付け、電線群11aにスペーサ22を固定する。この状態で、電線群11aから上下方向に上下支持部22b、22cが突出し、直交する左右方向に基板部22の左右突出部分22a−1、22a−2が突出する。
【0031】この状態で、図7(C)に示すように縦割りコルゲートチューブ30を被せ、その内周面をスペーサ22の上下支持部22b、22c、基板部22の左右突出部分22a−1、22a−2の先端で支持してテープ24で固定し、空気層18を形成する。さらに、コルゲートチューブ30の外周面に耐熱シート16を巻き付けてテープ27で固定している。上記コルゲートチューブ30の長さ方向の両端は、第1実施形態と同様に外気に開口され、空気層18は外気と連通させている。また、上支持部22b側において空気層18の断面積は大となっている。
【0032】上記構成とした耐熱構造を有するワイヤハーネス11は、空気層18の断面積が大となる側を熱源側に配置して、自動車に配索している。耐熱作用は前記第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0033】図8(A)(B)は第2実施形態の変形例を示す。変形例では、スペーサ22’の基板部22a’をワイヤハーネスの電線群11a中に配置しており、基板部22a’の左右両側を湾曲させずに水平としている。また、この水平方向の左右突出部および上下支持部の寸法は同一として、長さ方向の中央部にテープ巻き凹部22g’を形成している。上記するスペーサ22’を用いると、ワイヤハーネス11の外周と硬質チューブ14との間に形成する空気層18は全周において同一断面積となる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明によれば、支持ピンあるいはスペンサーを用い、外装する硬質チューブあるいはコルゲートチューブとの間に空気層を設けているため、上記チューブに被せる耐熱シートが加熱されても、ワイヤハーネスに直接熱が伝わらず、空気層で熱が冷却されるため、ワイヤハーネスの加熱を抑制、防止できる。
【0035】さらに、上記空気層は長さ方向の両端で外気と導通する構成としているため、空気層内で対流が発生して、熱源から伝わる熱を冷却でき、ワイヤハーネスの加熱を効果的に防止できる。
【0036】従って、本発明のワイヤハーネス耐熱保護構造とすることにより、熱源からワイヤハーネスを保護することができ、熱源の近くにワイヤハーネスを配索して最短経路とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示し、(A)は斜視図、(B)は(A)のA―A線断面図である。
【図2】 (A)乃至(D)は第1実施形態の組みつけ手順を示す図面である。
【図3】 第1実施形態の第1変形例を示し、(A)はコルゲートチューブを外装している状態を示す斜視図、(B)は要部拡大断面図である。
【図4】 第1実施形態の第2変形例を示す断面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態を示し、(A)は斜視図、(B)は(A)のB―B線断面図である。
【図6】 第2実施形態で用いるスペーサを示し、(A)は斜視図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図7】 (A)乃至(C)は第2実施形態の組みつけ手順を示す図面である。
【図8】 (A)はスペーサの変形例を示し、(B)は組みつけ状態の断面図である。
【図9】 従来例を示し、(A)は最終工程の斜視図、(B)は組み立て状態の斜視図、(C)は(B)のC−C線断面図である。
【図10】 熱源が近くにある時の従来例を示し、(A)は斜視図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【符号の説明】
5 熱源
10 ワイヤハーネス耐熱保護構造
11 ワイヤハーネス
11a 電線群
12 支持ピン
14 硬質チューブ
16 耐熱シート
18 空気層
22 スペーサ
22a 基板部
22b 上支持部
22c 下支持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車の車体パネルに沿って配索され、外配索位置の近傍に熱源がある領域でワイヤハーネスに設ける耐熱保護構造であって、ワイヤハーネスの上記領域の少なくとも両端近傍に、電線群を貫通して上下あるいは/および左右に突出する支持ピンを電線群に取り付けた状態で、硬質チューブあるいはコルゲートチューブからなるチューブを被せ、上記支持ピンの上下両端で上記チューブを支持せて、チューブ内周面とワイヤハーネス外周面との間に耐熱用の空気層を設け、上記チューブの外周面を耐熱シートで囲んでいることを特徴とするワイヤハーネスの耐熱保護構造。
【請求項2】 自動車の車体パネルに沿って配索され、外配索位置の近傍に熱源がある領域でワイヤハーネスに設ける耐熱保護構造であって、ワイヤハーネスの軸線方向と同一方向に延在する基板部より上下支持部を上下方向に突出していると共に、上下支持部にテープ巻き凹部を形成しているスペーサを設け、上記スペーサの基板部を上記ワイヤハーネスの電線群の下面あるいは電線群中に配置して上記上下支持部を電線群より上下方向に突出させると共に、上記テープ巻き凹部を通して電線群にテープを巻き付けてスペーサを電線群に固定し、硬質チューブあるいはコルゲートチューブからなるチューブを被せ、上記支持部の上下両端で上記チューブを支持せて、チューブ内周面とワイヤハーネス外周面との間に耐熱用の空気層を設け、かつ、上記チューブの外周面を耐熱シートで囲んでいることを特徴とするワイヤハーネスの耐熱保護構造。
【請求項3】 上記支持ピンあるいは上記スペーサの上下支持部は、熱源側を他方側より突出させ、熱源側の空気層の断面積を大としている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの耐熱保護構造。
【請求項4】 上記硬質チューブあるいはコルゲートチューブの長さ方向の両端とワイヤハーネスの外周面との間は開口して、上記チューブ内周面とワイヤハーネス外周面の間の空気層が大気に開放されて空気層内で対流が発生する構成としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの耐熱保護構造。

【図4】
image rotate


【図1】
image rotate


【図2】
image rotate


【図3】
image rotate


【図5】
image rotate


【図6】
image rotate


【図7】
image rotate


【図8】
image rotate


【図9】
image rotate


【図10】
image rotate


【公開番号】特開2002−305824(P2002−305824A)
【公開日】平成14年10月18日(2002.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−101181(P2001−101181)
【出願日】平成13年3月30日(2001.3.30)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【Fターム(参考)】