説明

乳化用組成物及びこれを配合した化粧料

【課題】 ポリオキシエチレン付加界面活性剤を使用することなく、均一で安定な乳化物を得ることができる乳化用組成物と該組成物を配合した化粧料を提供する。
【解決手段】
(1)(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル−3エステルズ、ステアリン酸グリセリル、セテアリルアルコール、ステアロイル乳酸ナトリウムから成ることを特徴とする乳化用組成物。
(2)(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル−3エステルズが25〜50重量%、ステアリン酸グリセリルが25〜50重量%、セテアリルアルコールが10〜25%重量、ステアロイル乳酸ナトリウムが10〜25%重量である(1)に記載の乳化用組成物
(3)(1)または(2)記載の乳化用組成物を配合したことを特徴とする化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は均一、安定な乳化物を得ることが出来る新規な乳化用組成物と該乳化物を配合した化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧料の製造に際して、水溶性の成分と油溶性の成分を系内で均一、安定に混合せしめるために、従来界面活性剤が使用されている。この界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤に大別され、多くの種類があるが、化粧料には皮膚刺激の少ない非イオン性界面活性剤が主に用いられる。非イオン性界面活性剤の中でも、親水基としてポリオキシエチレンを持つ構造の界面活性剤が多用されるが、その独特の異臭と、ポリオキシエチレン付加モル数の分布のバラツキによる乳化力の不確定さが避けられないという課題がある。また、近年極めて限られたものではあるが、特定構造を有するポリオキシエチレン付加界面活性剤は内分泌かく乱物質として、その使用が制限される傾向にある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、前記のような状況下でなされたものであり、化粧料の製造においてポリオキシエチレン付加界面活性剤を使用することなく、均一で安定な乳化物を得ることができる乳化用組成物と該組成物を配合した化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、(1);(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル−3エステルズ、ステアリン酸グリセリル、セテアリルアルコール、ステアロイル乳酸ナトリウムから成ることを特徴とする乳化用組成物である。
【0005】
本発明は、また(2);(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル−3エステルズが25〜50重量%、ステアリン酸グリセリルが25〜50重量%、セテアリルアルコールが10〜25%重量、ステアロイル乳酸ナトリウムが10〜25%重量である(1)に記載の乳化用組成物である。
【0006】
本発明は、また(3);(1)または(2)記載の乳化用組成物を配合したことを特徴とする化粧料である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ポリオキシエチレン付加界面活性剤を使用することなく種々の油性成分を乳化することが可能であり、均一で安定な化粧料を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の構成について詳述する。本発明の乳化用組成物中の(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル−3エステルズはキャンデリラワックス、ホホバワックスそしてコメヌカワックスの3種類のワックスとポリグリセリン(平均重合度3)との反応によって得られるワックス誘導体である。本発明においては、このワックスの種類とポリグリセリンの重合度を特定することにより、保水能力と皮膚感触に優れた乳化物を生成することができる。即ちキャンデリラワックス由来の脂肪酸残基は保水能力に優れ、ホホバワックス由来の脂肪酸残基は皮膚上で伸展性に優れた感触を付与し、コメヌカワックス由来の脂肪酸残基はさっぱりしてべたつきのない油性感触を示す。また、平均重合度3のポリグリセリン部分は本発明の組成物の、他の構成成分と共に、種々の油性成分の乳化に対応できるよう、親油性−親水性のバランスを調整している。本ワックス誘導体は本発明の乳化用組成物中の25〜50重量%を構成する。
【0009】
本発明の乳化用組成物の2番目の構成成分であるステアリン酸グリセリルは化粧料で通常用いられる非イオン性の乳化剤である。本乳化剤は本発明の乳化用組成物中の25〜50重量%を構成する。
【0010】
本発明の乳化用組成物中の3番目の構成成分であるセテアリルアルコールは化粧料で通常用いられる固体状の高級アルコールであり、特に高温下で乳化物を安定に保つ役割を果たす。本高級アルコールは本発明の乳化用組成物中の10〜25重量%を構成する。
【0011】
本発明の乳化用組成物中の4番日の構成成分であるステアロイル乳酸ナトリウムはアニオン性の親水性乳化剤である。(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル−3エステルズ、ステアリン酸グリセリルと共に種々の油性成分の乳化に対応できるよう、親油性−親水性のバランスを調整している。本乳化剤は本発明の乳化用組成物中の10〜25重量%を構成する。
【0012】
本発明の乳化用組成物は前記の特定された4成分から構成され、該組成物は例えば市販

ることができる。
【0013】
本発明の化粧料には前記の乳化用組成物が配合される。該乳化用組成物の配合量は油性成分をはじめとした系中の各成分によって異なり、特に限定されないが、概ね0.1〜20重量%が使用される。0.1重量%未満では乳化性能が不十分であり、20.0%を超えると乳化性能に変化がないばかりか、べたつきなどが発現し使用性上好ましくないからである。
【0014】
本発明の乳化用組成物を用いると種々の油性成分を容易に乳化することができ、多種多様な化粧料の処方に応用展開できるが、更に水溶性ゲル化剤を併用することにより、より安定な乳化物を得ることができる。該水溶性ゲル化剤の例としてグアーガム、クインスシード、ペクチン、マンナン、カンテン、カラギ−ナン、キサンタンガム、カードラン、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等の天然高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩等の半合成高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ソーダ、POE・POP共重合体等の合成高分子、ベントナイト、ケイ酸マグネシウムアルミニウム等の無機系高分子を挙げることができる。
【0015】
本発明の化粧料には本発明の効果を損なわれない範囲で、目的に応じて通常化粧料に使用される他の成分を配合することができる。かかる他の成分としては下記成分が例示される。本発明の化粧料は、前記必須成分にこれらの一種又は二種以上を配合して常法に従って製造される。
【0016】
油性成分として次のものを挙げることができる。オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アボガド油、小麦胚芽油、サフラワー油、モリンガ油、綿実油、大豆油、茶実油、ヒマワリ油、月見草油、ヤシ油、パーム油、パーム核油、牛脂、馬脂、カカオ脂、モクロウ等の油脂類、カルナバロウ、キャンデリラロウ、ホホバオイル、ミツロウ、ラノリン等のロウ類、流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等の炭化水素、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等の高級脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、バチルアルコール、コレステロール、フィトステロール等の高級アルコール、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、オクタン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セチル、ペンタエリスリトールテトラエステル、リンゴ酸ジイソステアリル、クエン酸トリエチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸フィトステアリル、エトキシジグリコールベヘネート、エトキシジグリコールオレエート、ヤシ油脂肪酸ブチレングリコール等のエステル類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ジメチルシリコーン油、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、3次元網目構造シリコーン、シリコーンゴム等のシリコーン。
【0017】
多価アルコールとして次のものを挙げることができる。グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、エトキシジグリコール、ヘプタンジオール、オクタンジオール等。
【0018】
糖類として次のものを挙げることができる。ソルビトール、マンニトール、ショ糖、乳糖、キシリトール、マルチトール、トレハロース等。
【0019】
界面活性剤として次のものを挙げることができる。高級脂肪酸石鹸、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アシルN−メチルタウリン塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩等のアニオン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム等のカチオン性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等の両性界面活性剤、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油、POEアルキルエーテル、POEPOPアルキルエーテル、POEアルキルアミン・脂肪酸アミド、PEG脂肪酸エステル、アルキルアミンオキサイド等のノニオン界面活性剤。
【0020】
色剤及び粉体、粒体として次のものを挙げることができる。黒酸化鉄、ベンガラ、黄酸化鉄、群青、カーボンブラック等の無機顔料、パール顔料、有機顔料、タール色素、天然色素等の色素、タルク、カオリン、雲母、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、無水ケイ酸、酸化チタン、雲母チタン、亜鉛華、ゼオライト等の無機粉体、ナイロンパウダー、ポリエチレン末、セルロースパウダー、シルクパウダー等の有機粉体、ナイロン、ポリエチレン、セルロース、ワックス、脂肪酸エステル、天然物からなる粒体。
【0021】
動植物抽出物として次のものを挙げることができる。ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等のムコ多糖類、キチン・キトサン、コラーゲン、エラスチン、ペプチド等の動物抽出物及びその加水分解物、アロエエキス、オオバクエキス、オドリコソウエキス、カモミラエキス、カンゾウエキス、クルミの種子エキス、シコンエキス、シラカバエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、茶エキス、トウキエキス、ニンニクエキス、ニンジンエキス、ハマメリスエキス、ヒノキチオール、ビワ葉エキス、ブナの木の幼芽エキス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ヤナギランエキス、ケーパーエキス、キバナオランダセンニチエキス、クルミ種子エキス、モモ葉エキス、ユーカリエキス、ローズ水等の植物抽出物。
【0022】
鉱物抽出物として次のものを挙げることができる。孔雀石、菱マンガン鉱石、菱亜鉛鉱石、赤鉄鉱等の抽出物。
【0023】
殺菌・防腐剤として次のものを挙げることができる。安息香酸、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル(エチルパラベン、ブチルパラベン等)、トリクロロカルバニリド、フェノキシエタノール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジン、ジンクピリチオン、トリクロサン等。
【0024】
酸化防止剤として次のものを挙げることができる。没食子酸エステル、亜硫酸水素ナトリウム等。酸化防止助剤としては次のものを挙げることができる。リン酸、クエン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマール酸、ケファリン、フィチン酸、EDTA等。
【0025】
金属封鎖剤として次のものを挙げることができる。エデト酸塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸、リン酸、クエン酸、コハク酸、フィチン酸等。
【0026】
紫外線吸収剤として次のものを挙げることができる。2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸等のベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等のパラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂皮酸オクチル、ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等のメトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸オクチル等のサリチル酸誘導体、ウロカニン酸等。
【0027】
pH調整剤として次のものを挙げることができる。水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、アンモニア水、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールアミン等のアルカリ剤、クエン酸、リン酸等の酸。
【0028】
各種薬剤として次のものを挙げることができる。アルブチン、コウジ酸、ビタミンC類等の美白剤、センブリエキス、γ−オリザノール、トウガラシチンキ、ニコチン酸ベンジルエステル、エストラジオール、エチニルエストラジオール、パントテン酸、感光素301等の育毛用薬剤、β−グリチルレチン酸、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、酸化亜鉛、硫酸アルミニウム、タンニン酸、乳酸、メントール、副腎皮質ホルモン、抗ヒスタミン剤等の肌荒れ防止用薬剤、イオウ、サリチル酸、レゾルシン、塩化ベンザルコニウム、ハロカルバン等のニキビ用薬剤、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、酸化亜鉛等の制汗剤、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2及びその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15及びその誘導体等のビタミンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル(塩)、アスコルビン酸ジパルミテート等のビタミンC類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート、ビタミンEニコチネート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン等のビタミン類、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン、タウリン、アルギニン、ヒスチジン等のアミノ酸とこれらの塩酸塩。
【0029】
本発明の化粧料の剤型は粉末状、固体状、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、エアゾール状、エアゾールフォーム状、粉末分散系などの形態をとることができる。
【実施例1】
【0030】
次に本発明について、実施例を挙げてさらに具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。配合量は特に断りがない限り重量%で示す。
<モイスチャライジング クリーム>
(I)
本発明の乳化用組成物*1) 6.0
セチルアルコール 1.0
シクロメチコン 5.0
プロピレングリコール ジペラゴレート*2) 5.0
カプリリック/カプリック トリグリセライド*3) 2.0
防腐剤 0.7
(II)
精製水 70.4
マイクロクリスタリン セルロース/セルロースガム 1.5
キサンタンガム 0.2
グリセリン 3.0
ブチレングリコール 3.0
(III)
加水分解大豆タンパク*4) 2.0
(IV)
香料 0.2
*1)ガテフォッセ社商品:「EMULIUM KAPPA」
*2)ガテフォッセ社商品:「DPPG」
*3)ガテフォッセ社商品:「LABRAFAC CC」
*4)ガテフォッセ社商品:「PHYLDERM VEGETALC」
IIのマイクロクリスタリン セルロース/セルロースガムとキサンタンガムを精製水に分散した後、75℃まで加熱した。75℃まで加熱したIをIIに添加、撹拌混合した。その後35℃まで冷却した後、IIIおよびIVを添加して完全に冷却し、モイスチャライジング クリームを得た。このものは非常になめらかなクリーム状であって、長期保存安定性にも優れるものであった。
【実施例2】
【0031】
<プロテクティブ モイスチャライジング クリーム>
(I)
本発明の乳化用組成物*1) 6.00
セチルアルコール 2.00
カプリリック/カプリック トリグリセライド*3) 4.00
オクチルドデシル ミリステート*5) 4.00
オクチル メトキシシンナメート 5.00
ベンゾフェノン−3 2.00
防腐剤 0.70
(II)
精製水 65.85
マグネシウム アルミニウム シリケート 2.00
キサンタンガム 0.20
グリセリン 4.00
ブチレングリコール 4.00
EDTA−2Na 0.05
(III)
香料 0.20
*5)ガテフォッセ社商品:「MOD」
IIのマグネシウム アルミニウム シリケートとキサンタンガムを精製水に分散した後、75℃まで加熱した。75℃まで加熱したIをIIに添加、撹拌混合した。その後35℃まで冷却した後、IIIを添加して完全に冷却し、プロテクティブ モイスチャライジング クリームを得た。このものは非常になめらかなクリーム状であって、長期保存安定性にも優れるものであった。
【実施例3】
【0032】
<アイコントロール クリーム>
(I)
本発明の乳化用組成物*1) 6.0
ジブチル アジペート 5.0
防腐剤 0.7
カプリリック/カプリック トリグリセライド*3) 7.5
ステアリルアルコール 0.7
ウンデカノイック トリグリセライド 3.5
水添ポリイソブテン 4.0
(II)
グリセリン 10.0
マグネシウム アルミニウム シリケート 1.0
精製水 19.0
(III)
マイクロクリスタリン セルロース/セルロースガム 1.0
キサンタンガム 0.2
精製水 38.5
(IV)
マイカ/二酸化チタン/カルミン 0.1
香料 0.6
(V)
クロルフェネシン 0.2
ペルシアグルミ種子エキス*6) 2.0
*6)ガテフォッセ社商品:「GATULINE AGE DEFENSE」
IIのマグネシウム アルミニウム シリケートを精製水+グリセリンに分散した後、60℃まで加熱した。IIIのキサンタンガムを精製水に分散し、60℃まで加熱した後、マイクロクリスタリン セルロース/セルロースガムを添加した。IIとIIIを混合し、75℃まで加熱し、Iを添加した。その後35℃まで冷却し、IV、Vを添加して、アイコントロール クリームを得た。このものは非常になめらかなクリーム状であって、長期保存安定性にも優れるものであった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル−3エステルズ、ステアリン酸グリセリル、セテアリルアルコール、ステアロイル乳酸ナトリウムから成ることを特徴とする乳化用組成物。
【請求項2】
(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル−3エステルズが25〜50重量%、ステアリン酸グリセリルが25〜50重量%、セテアリルアルコールが10〜25%重量、ステアロイル乳酸ナトリウムが10〜25%重量である請求項1記載の乳化用組成物。
【請求項3】
請求項1または2記載の乳化用組成物を配合したことを特徴とする化粧料。

【公開番号】特開2009−155314(P2009−155314A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−341885(P2007−341885)
【出願日】平成19年12月25日(2007.12.25)
【出願人】(391056701)池田物産株式会社 (22)
【Fターム(参考)】