説明

会員認証システムとサーバ、携帯端末、情報確認端末、会員認証方法とプログラム及びプログラム記録媒体

【課題】外部情報の読取り機能付き携帯端末を用い、会員制店舗で会員本人の確認、認証が確実なシステム等を提供する。
【解決手段】顧客の携帯端末210から入力した顔写真を含む個人情報を、認証サーバ240を経由して会員IDを付し情報サーバ250の会員情報DB255に登録する。会員制店舗を訪れた顧客は認証サーバ240から携帯端末210のメモリ215に予め蓄積された会員証アプリケーションプログラムを起動し、該店舗内にある二次元バーコード201を撮影し、解析結果得た宛先の認証サーバ240に会員証アプリケーションプログラムIDを送信して、対応する会員IDの会員情報を、会員情報DB255から該店舗内に設置の情報確認端末230に転送して表示し、店員が顧客の会員確認をする。その後、情報確認端末230からの該顧客の携帯端末210の携帯メールアドレス宛のメール着信、携帯電話番号宛の電話着呼により、顧客は会員認証する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会員認証システム、会員認証サーバ、携帯端末、情報確認端末、会員認証方法、会員認証プログラム、およびプログラム記録媒体に関し、例えば、百貨店や小売店、ドラッグストア、レンタルビデオ店等の会員制店舗において、利用者(顧客)がその店舗の会員本人であることの確認、認証を確実に行うことを可能とする会員認証システム、会員認証サーバ、携帯端末、情報確認端末、会員認証方法、会員認証プログラム、およびプログラム記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、百貨店や小売店、ドラッグストア、レンタルビデオ店等の会員制度を有する店舗においては、商品などの買い物やレンタルをする際の利用者(購買客)の会員認証が、会員証カードなどの提示によって行われていることが殆どであった。会員証カードには利用者の顔写真画像やサインなどが付与されているものもあり、この場合の会員認証は、店員が会員証カードに付与された会員の顔写真画像と利用者の顔とを目視して比較確認することや、所定の用紙やレシート等に利用者にサインをしてもらい、会員証カードに付与されたサインと比較することで行われていた。
【0003】
しかし、これらの方法では、会員証カードを盗まれたり、紛失したりして、会員証カードに付与された顔写真画像やサインを偽造されたり、改竄などがなされ、他人が会員になりすまし、会員以外の人間に悪用されることが容易に行われてしまう問題があった。
【0004】
そこで、会員証として会員情報をバーコード化し、画像データとして会員の携帯電話端末に保持させ、この画像データとサーバにあらかじめ保存されている会員データとを照合させ、会員認証を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、該特許文献1の方法であっても、バーコードの複製や偽造、改竄などは容易にできてしまうという欠点が依然として残されており、前述の会員証カードの場合と同様に、簡単に偽造や改竄などがなされて、他人が会員になりすまし、会員以外の人間に容易に悪用されてしまうという問題があった。
【特許文献1】特開2003−256640号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のように、従来の会員認証方法では、会員認証用の情報に関して簡単に偽造や改竄などが行われ、会員本人であることを確実に確認、認証することができないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、例えば、百貨店や小売店、ドラッグストア、レンタルビデオ店等の会員制度を有する店舗において、他人による会員認証用の情報の偽造や改竄による会員の誤認証を防止し、利用者がその店舗の会員本人であることの確認、認証を確実に行うことを可能とする会員認証システム、会員認証サーバ、携帯端末、情報確認端末、会員認証方法、会員認証プログラム、およびプログラム記録媒体を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、会員情報として登録された利用者(顧客)の個人情報の漏洩を防止するための、より確実なセキュリティ確保方法を実現する会員認証システム、会員認証サーバ、携帯端末、情報確認端末、会員認証方法、会員認証プログラム、およびプログラム記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述の課題を解決するため、本発明による会員認証システム、会員認証サーバ、携帯端末、情報確認端末、会員認証方法、会員認証プログラム、およびプログラム記録媒体は、次のような特徴的な構成を採用している。
【0009】
(1)会員名、連絡先情報、会員の顔写真画像を含んだ利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な会員IDを割り振った会員情報として登録し、該会員情報に対応して、会員証アプリケーションプログラム、および前記会員IDと一対一に対応する会員証アプリケーションプログラムIDを発行するサーバと、
前記サーバから、会員情報を登録した結果として、前記会員証アプリケーションプログラム、および前記会員証アプリケーションプログラムIDが提供される携帯端末と、
前記携帯端末で前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末に提供された前記会員証アプリケーションプログラムIDに一対一に対応した前記会員IDの会員情報が前記サーバから提供される情報確認端末と、を有し、
前記情報確認端末は、前記サーバから前記会員情報が提供されたときに、提供された前記会員情報に含まれている連絡先の携帯端末に対して前記会員情報の受信を通知する受信通知手段をさらに有する会員認証システム。
(2)前記携帯端末は、前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末に提供された前記会員証アプリケーションプログラムIDを前記サーバへ送信する上記(1)の会員認証システム。
(3)前記情報確認端末は、前記サーバから提供された前記会員情報に基づいて、前記携帯端末を保持携帯している利用者が正しい会員であることを確認したときに、当該情報確認端末の前記受信通知手段により前記連絡先の携帯端末へ該利用者の認証情報を通知する上記(1)または(2)の会員認証システム。
(4)前記情報確認端末が有する前記受信通知手段は、電子メール送信手段および/または電話発呼手段を用いて、前記連絡先の携帯端末へ通知する上記(1)乃至(3)のいずれかの会員認証システム。
(5)前記サーバは、前記会員ID、前記会員証アプリケーションプログラム、前記会員証アプリケーションプログラムIDを登録する認証サーバと、利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な前記会員IDとともに前記会員情報として登録する情報サーバと、で構成され、
前記携帯端末と前記認証サーバとは第1のネットワークで接続され、
前記認証サーバと前記情報サーバとは前記第1のネットワークからは接続できない第2のネットワークで接続されている上記(1)乃至(4)のいずれかの会員認証システム。
(6)前記第1のネットワークは、公衆網により構成され、一方、前記第2のネットワークは、前記第1のネットワークからは接続できないローカル網により構成されている上記(5)の会員認証システム。
(7)前記会員情報は、会員登録しようとする利用者が保持携帯する前記携帯端末から提供される上記(1)乃至(6)のいずれかの会員認証システム。
(8)前記会員情報は、会員登録しようとする利用者が保持携帯する前記携帯端末とは異なる情報入力端末から提供される上記(1)乃至(6)のいずれかの会員認証システム。
(9)前記携帯端末は、前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末の外部に設置された情報記憶手段から前記サーバの接続先情報を読み取る情報読取手段を有し、該情報読取手段により読み取った接続先情報に指定されている前記サーバへ、前記会員証アプリケーションプログラムIDを送信する上記(1)乃至(8)のいずれかの会員認証システム。
(10)前記情報記憶手段は、バーコード(二次元バーコードを含む)であり、前記情報読取手段を備えた前記携帯端末は、バーコード読み取り機能付き携帯端末である上記(9)の会員認証システム。
(11)前記情報記憶手段は、RFIDタグであり、前記情報読取手段を備えた前記携帯端末は、RFIDタグ読み取り機能付き携帯端末である上記(9)の会員認証システム。
(12)前記情報記憶手段は、赤外線出力装置であり、前記情報読取手段を備えた前記携帯端末は、赤外線受信機能付き携帯端末である上記(9)の会員認証システム。
(13)会員名、連絡先情報、会員の顔写真画像を含んだ利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な会員IDを割り振って会員情報として登録し、該会員情報に対応して、会員証アプリケーションプログラム、および前記会員IDと一対一に対応する会員証アプリケーションプログラムIDを、会員登録した利用者が保持携帯する携帯端末に発行する会員認証サーバ。
(14)当該会員認証サーバは、前記会員ID、前記会員証アプリケーションプログラム、前記会員証アプリケーションプログラムIDを登録する認証サーバと、利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な前記会員IDとともに前記会員情報として登録する情報サーバと、で構成され、
前記携帯端末と前記認証サーバとは第1のネットワークで接続され、
前記認証サーバと前記情報サーバとは前記第1のネットワークからは接続できない第2のネットワークで接続されている上記(13)の会員認証サーバ。
(15)前記会員情報は、会員登録しようとする利用者が保持携帯する前記携帯端末、または、該携帯端末とは異なる情報入力端末から提供される上記(13)または(14)の会員認証サーバ。
(16)会員名、連絡先情報、会員の顔写真画像を含んだ利用者の個人情報を、会員情報として会員認証サーバに登録した結果として、当該会員情報に対応して、会員証アプリケーションプログラム、および該個人情報をユニークに識別可能な会員IDと一対一に対応する会員証アプリケーションプログラムIDを前記会員認証サーバから提供される携帯端末。
(17)前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末に提供された前記会員証アプリケーションプログラムIDを前記会員認証サーバへ送信する上記(16)の携帯端末。
(18)前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末の外部に設置された情報記憶手段から前記会員認証サーバの接続先情報を読み取る情報読取手段を有し、該情報読取手段により読み取った接続先情報に指定されている前記会員認証サーバへ、前記会員証アプリケーションプログラムIDを送信する上記(16)または(17)の携帯端末。
(19)前記情報記憶手段は、バーコード(二次元バーコードを含む)またはRFIDタグまたは赤外線出力装置のいずれかであり、前記情報読取手段は、バーコード読み取り手段またはRFIDタグ読み取り手段または赤外線受信手段のいずれかからなる上記(18)の携帯端末。
(20)会員名、連絡先情報、会員の顔写真画像を含んだ利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な会員IDを割り振って会員情報として登録した会員認証サーバから、前記会員IDの会員情報が提供されたときに、提供された前記会員情報に含まれている連絡先の携帯端末に対して前記会員情報の受信を通知する受信通知手段を有する情報確認端末。
(21)前記会員認証サーバから提供された前記会員情報に基づいて、前記連絡先の携帯端末を保持携帯している利用者が正しい会員であることを確認したときに、前記受信通知手段により前記連絡先の携帯端末へ該利用者の認証情報を通知する上記(20)の情報確認端末。
(22)前記受信通知手段は、電子メール送信手段および/または電話発呼手段を用いて、前記連絡先の携帯端末へ通知する上記(20)または(21)の情報確認端末。
(23)会員名、連絡先情報、会員の顔写真画像を含んだ利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な会員IDが割り振られて会員情報として会員認証サーバに登録したときに、該会員認証サーバから、会員情報を登録した結果として、会員証アプリケーションプログラム、および前記会員IDと一対一に対応する会員証アプリケーションプログラムIDが、会員登録した利用者が保持携帯する携帯端末に提供され、
該携帯端末で前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、該携帯端末に提供された前記会員証アプリケーションプログラムIDを前記会員認証サーバへ送信することにより、前記会員証アプリケーションプログラムIDに一対一に対応した前記会員IDの会員情報が、前記会員認証サーバから、会員情報を確認するために設置されている情報確認端末に提供され、
前記情報確認端末は、前記会員認証サーバから前記会員情報が提供されたときに、提供された前記会員情報に含まれている連絡先の携帯端末に対して前記会員情報の受信を通知する会員認証方法。
(24)前記情報確認端末は、前記会員認証サーバから提供された前記会員情報に基づいて、前記携帯端末を保持携帯している利用者が正しいことを確認したときに、前記連絡先の携帯端末へ該利用者の認証情報を通知する上記(23)の会員認証方法。
(25)前記情報確認端末は、前記会員認証サーバから前記会員情報が提供されたことを、前記連絡先の携帯端末へ通知する際に、電子メール送信および/または電話発呼を用いて、通知する上記(23)または(24)の会員認証方法。
(26)前記会員認証サーバは、前記会員ID、前記会員証アプリケーションプログラム、前記会員証アプリケーションプログラムIDを登録する認証サーバと、会員の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な前記会員IDとともに前記会員情報として登録する情報サーバと、で構成され、
前記携帯端末と前記認証サーバとは第1のネットワークで接続され、
前記認証サーバと前記情報サーバとは前記第1のネットワークからは接続できない第2のネットワークで接続されている上記(23)乃至(25)のいずれかの会員認証方法。
(27)前記会員情報は、会員登録しようとする利用者が保持携帯する前記携帯端末、または、該携帯端末とは異なる情報入力端末から提供される上記(23)乃至(26)のいずれかの会員認証方法。
(28)前記携帯端末で前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末の外部に設置された情報記憶手段から前記会員認証サーバの接続先情報を読み取り、読み取った接続先情報に指定されている前記会員認証サーバへ、前記会員証アプリケーションプログラムIDを送信する上記(23)乃至(27)のいずれかの会員認証方法。
(29)前記情報記憶手段が、バーコード(二次元バーコードを含む)またはRFIDタグまたは赤外線出力装置のいずれかであり、前記携帯端末は、バーコード読み取り手段またはRFIDタグ読み取り手段または赤外線受信手段のいずれかを用いて、前記情報記憶手段から前記会員認証サーバの接続先情報を読み取る上記(28)の会員認証方法。
(30)利用者の会員認証を行う請求項23乃至29のいずれかの会員認証方法を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実現している会員認証プログラム。
(31)上記(30)の会員認証プログラムを、コンピュータにより読取可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体。
【発明の効果】
【0010】
本発明の会員認証システム、会員認証サーバ、携帯端末、情報確認端末、会員認証方法、会員認証プログラム、およびプログラム記録媒体によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0011】
第1の効果は、会員制度を有する店舗において、利用者(顧客)がその店舗の会員本人であることの確認を確実に行えることである。
その理由は、利用者が、当該利用者が携帯端末として保持携帯する例えばカメラ付き携帯端末を使って、店舗内のレジなどに掲示されたバーコード(二次元バーコードを含む)を読み取り、該バーコードが示す情報に基づいて、当該携帯端末から会員認証サーバにアクセスして、該会員認証サーバにあらかじめ登録されている当該利用者の顔写真を含む会員情報を読み出して、当該店舗内のレジなどに設置されている情報確認端末に対して送信させることにより、当該店舗の店員が、送信されてきた利用者の会員情報を閲覧して、当該利用者の顧客確認を行うことを可能としているからである。
【0012】
第2の効果は、会員制度を有する店舗において、利用者(顧客)がその店舗の会員本人であることの認証を確実に行えることである。
その理由は、店員が、当該店舗内のレジなどに設置されている情報確認端末に表示された利用者の会員情報を閲覧して、顧客確認をした後、表示された会員情報に含まれている連絡先の携帯端末に対して、当該情報確認端末から、例えば電子メールとして、正しい会員情報を受信した旨を通知したり、正しい会員情報を受信した際に当該利用者に関する認証情報例えば会員情報を通知したり、あるいは、連絡先の携帯端末に対して電話発呼して、正しく電話着呼することを確認したり、電話着呼後に音声で当該利用者の会員情報が正しく届いたことを通知したりすることにより、当該利用者が保持携帯する携帯端末例えばカメラ付き携帯端末に会員情報が正確に表示されたことを、あるいは、電話着呼による通知があったことを利用者自身が確認し、利用者の会員認証を確実に行うことができるからである。
【0013】
第3の効果は、利用者の会員情報の漏洩をより確実に防止することができることである。
その理由は、会員認証サーバを、携帯端末や情報確認端末と接続している第1のネットワークに接続する認証サーバと、第1のネットワークとは接続できない第2のネットワークに接続し、認証サーバからアクセス可能な情報サーバとに分割して構成し、第1のネットワークからはアクセスできない情報サーバに、利用者の会員情報を格納することにより、第1のネットワークを例えば不特定多数のユーザが利用できる公衆網によって構成するような場合であっても、情報サーバに格納されている重要な利用者の会員情報の漏洩を、より確実に防止することができるからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明による会員認証システム、会員認証サーバ、携帯端末、情報確認端末、会員認証方法、会員認証プログラム、およびプログラム記録媒体の好適実施形態例について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明による会員認証システムの一実施形態について説明することとし、該会員認証システムに関する説明から、該会員認証システムをそれぞれ構成する本発明による会員認証サーバ、携帯端末、情報確認端末に関する実施の形態、および、本発明による会員認証方法に関する実施の形態についても、容易に想到することが可能であり、さらには、該会員認証方法をコンピュータにより実行可能なプログラムにより実現する会員認証プログラム、該会員認証プログラムをコンピュータにより読み取り可能なプログラム記録媒体に記録することも容易に理解できるので、これらに関するさらなる説明は省略することとする。
【0015】
図1は、本発明による会員認証システムの全体構成の一実施例を示す概念図である。
なお、図1に示す本実施の形態では、会員制度を有する店舗120を利用する利用者(顧客)が保持携帯している携帯端末が、外部情報を読み取り可能な撮影機能を備えたカメラ付き携帯端末101であり、店舗120内のレジなどに掲示された二次元バーコード104をカメラ付き携帯端末101で読み取る場合を例にして説明を行う。また、任意の情報の記憶手段を提供する二次元バーコード104には、少なくとも、当該店舗120の会員認証用の情報があらかじめ登録されている認証サーバ105の接続先情報例えばURL情報が含まれている。
【0016】
ここで、本発明による会員認証システムを構成する前記携帯端末は、前述のような二次元バーコードを読み取るカメラ付き携帯端末101のみに限るものではなく、例えば、認証サーバ105の接続先情報を少なくとも含む情報を記憶する情報記憶手段として、バーコード(二次元バーコードを含む)を用いる場合には、該バーコード(二次元バーコードを含む)を読み取るバーコード読取機能付き携帯端末であってもよいし、あるいは、無線信号によるRFID(Radio Frequency Identification)タグを用いる場合には、該RFIDタグを読み取るRFIDタグ読取機能付き携帯端末であってもよいし、あるいは、赤外線信号を出力する赤外線出力装置を用いる場合には、赤外線信号を受信する赤外線受信機能付き携帯端末であってもよいし、情報記憶手段に記憶されている認証サーバ105の接続先情報を少なくとも読み取り可能な機能を備える携帯端末であれば、如何なる形態の携帯端末で構成してもよい。
【0017】
なお、斯かる携帯端末は、携帯電話端末やPHS端末であってもよいし、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)であってもよいし、携帯用ノートパソコンであってもよいし、外部情報を読み取り可能な携帯用の情報処理端末であれば、如何なる形態の端末で構成してもよい。
【0018】
図1において、会員制度を有する店舗120を利用する利用者は、当該店舗120の会員となるために、あらかじめ、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末101から、または当該利用者が利用可能なパソコンなどの情報入力端末102から、ネットワークを介して、認証サーバ105に接続し、会員登録を行う。会員登録を行うと、ユニークな会員IDが割り振られ、会員認証用の端末動作を実行する会員証アプリケーションプログラムと、割り振られた会員IDに一対一に対応する会員証アプリケーションプログラムIDとが第1ネットワーク110を介して、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末101にダウンロードされる。
【0019】
次に、会員登録した利用者は、カメラ付き携帯端末101を保持携帯して訪れた店舗120において、当該カメラ付き携帯端末101にダウンロードされた会員証アプリケーションプログラムを起動して店舗120内のレジなどに掲示されている二次元バーコード104を、当該利用者のカメラ付き携帯端末101で撮影する。
【0020】
当該利用者のカメラ付き携帯端末101は、該カメラ付き携帯端末101にダウンロードされていた会員証アプリケーションプログラムを実行することにより、撮影した二次元バーコード104に埋め込まれた情報を解析し、当該店舗120の会員認証用の情報があらかじめ登録されている認証サーバ105の接続先情報例えばURL情報などの情報を抽出する。
【0021】
当該利用者のカメラ付き携帯端末101は、抽出された認証サーバ105のURL情報をもとに、当該カメラ付き携帯端末101から第1ネットワーク110を介して、認証サーバ105に接続し、当該カメラ付き携帯端末101に保存していた会員証アプリケーションプログラムIDを送信する。
【0022】
認証サーバ105は、第1ネットワーク110を介して受信した会員証アプリケーションプログラムIDと、該認証サーバ105に登録している会員証アプリケーションプログラムIDとを照合して、顧客確認を行い、照合が得られた会員証アプリケーションプログラムIDに一対一に対応する会員IDを抽出する。次に、情報サーバ106へ第2ネットワーク111を介して接続し、抽出した会員IDを送信する。ここで、受信した会員証アプリケーションプログラムIDに照合する会員証アプリケーションプログラムIDが認証サーバ105に登録されていない場合は、受信した会員証アプリケーションプログラムIDに一対一に対応する会員IDを抽出することができないので、認証サーバ105は、顧客確認が得られなかった旨を示すエラー情報を、送信元のカメラ付き携帯端末101に対して第1ネットワーク110を介して返送する。
【0023】
受信した会員証アプリケーションプログラムIDに一対一に対応する会員IDが認証サーバ105から送信されてきた場合、情報サーバ106は、第2ネットワーク111を介して受信した会員IDをもとに、それに対応する会員情報を抽出し、第2ネットワーク111を介して認証サーバ105に送信する。ここに、会員情報としては、店舗120を利用する会員であることを示すための情報として、少なくとも、利用者の会員ID、会員名、会員属性(性別や年齢など)、および会員の顔写真画像などを含む情報であり、さらには、当該利用者が保持携帯する携帯端末(カメラ付き携帯端末101)の接続先情報(電子メールアドレスおよび/または電話番号)をも含んでいる。
【0024】
認証サーバ105は、第2ネットワーク111を介して受信した会員情報を、第1ネットワーク110を介して、送信元のカメラ付き携帯端末101を保持携帯する利用者が現在利用している店舗120内のレジなどに設置された情報確認端末103に送信する。
【0025】
当該店舗120の店員は、第1ネットワーク110を介して受信して情報確認端末103に表示された会員情報を閲覧することにより利用者の会員確認を行う。
【0026】
利用者の会員確認が行われると、店員は、受信した会員情報の1つとして表示されている連絡先情報が示す携帯メールアドレス即ち電子メールアドレス宛に、受信していた会員情報を、第1ネットワーク110を介して送信する、および/または、店員は、受信した会員情報の1つとして表示されている連絡先情報が示す携帯電話番号宛に第1ネットワーク110を介して電話発呼する。ここで、受信した会員情報の1つとして表示されている連絡先情報とは、会員証アプリケーションプログラムIDの送信元であるカメラ付き携帯端末101の電子メールアドレスや電話番号である。
【0027】
続いて、利用者が保持携帯しているカメラ付き携帯端末101に第1ネットワーク110を介して会員情報が正しく受信され、利用者のカメラ付き携帯端末101に表示されることにより正しい会員であるとの会員認証が行われる、および/または、利用者のカメラ付き携帯端末101に電話が正しく着呼することにより正しい会員であるとの会員認証が行われる。
【0028】
なお、会員認証のために、電子メールで利用者のカメラ付き携帯端末101に送信する情報は、図1に示す本実施の形態においては、会員情報を受信したことをカメラ付き携帯端末101に通知する受信通知手段として、情報確認端末103で受信していた会員情報を利用者の認証情報として送信する例を示したが、本発明は、斯かる場合のみに限るものではなく、当該店舗120を利用している利用者の正しい会員情報を受信した旨を当該利用者が認証し得るものであれば、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末101に対して、如何なる情報を通知するようにしてもかまわない。
【0029】
また、会員認証のための受信通知手段として、利用者のカメラ付き携帯端末101に対して電話発呼して、カメラ付き携帯端末101に正しく電話着呼したことを確認して、利用者が会員認証を行う際に、さらに、利用者が電話応答して音声により店員との間で正しい会員情報を受信したことを確認し合うようにしてもよい。
【0030】
また、図1に示す本実施の形態においては、利用者の会員認証に関する情報をあらかじめ登録する会員認証サーバは、会員ID、会員証アプリケーションプログラム、会員証アプリケーションプログラムIDを少なくとも登録する認証サーバ105と、会員IDに対応する会員情報を会員IDとともに登録する情報サーバ106と、で構成され、携帯端末101および情報確認端末103と認証サーバ105とは第1ネットワーク110例えば公衆網で接続され、認証サーバ105と情報サーバ106とは第1ネットワーク110からは接続できない第2ネットワーク111例えば専用ローカル網で接続されている例を示している。
【0031】
これにより、例えば、第1ネットワーク110を不特定多数の利用者が利用する公衆網で構成するような場合であっても、利用者の重要な会員情報が不用意に漏洩してしまうような事態の発生を防止している。なお、第1ネットワーク110、第2ネットワーク111としては、例えば、PSTN網やインターネットなどの公衆網、PBX網やイントラネットや構内LANなどのローカル網、などが考えられる。
【0032】
ただし、本発明は、このような2つのネットワークに分離して構成することを必須の構成要件としているものではなく、利用者の会員情報を確実に保護し得る手段を備えている会員認証サーバであれば、認証サーバ105と情報サーバ106とに分離して構成しなくてもよいし、あるいは、分離して構成したとしても、情報サーバ106も認証サーバ105と同一のネットワークに接続するようにしてもよい。
【0033】
また、認証サーバ105からカメラ付き携帯端末101にダウンロードする会員証アプリケーションプログラムとしては、例えば、カメラ付き携帯端末101がiモード携帯電話機であれば、「iアプリ」などが該当する。また、会員証アプリケーションプログラムIDは、会員証アプリケーションプログラムの識別用コードであり、会員証アプリケーションプログラムをダウンロードしたカメラ付き携帯端末101を識別可能とするもので、会員IDと一対一に対応するユニークなコードである。
【0034】
次に、本発明による会員認証システムを実現するコンピュータシステムの全体構成について図2を用いて説明する。図2は、図1の概念図に例示するような本発明による会員認証システムを実現するためのサーバおよび端末からなるコンピュータシステムの全体構成の一実施例を示すブロック図である。
【0035】
図2において、二次元バーコード201は、会員制店舗内のレジなどに掲示されているものであり、図1に示す二次元バーコード104に該当している。また、カメラ付き携帯端末210は、利用者が保持携帯する図1に示すカメラ付き携帯端末101に該当するものであり、少なくとも、入力部211、表示部212、通信部213、制御部214、メモリ215、カメラ216を内蔵している。
【0036】
また、情報入力端末220は、利用者が会員登録用の個人情報を入力するために利用することができる図1に示す情報入力端末102に該当するものであり、少なくとも、入力部221、表示部222、通信部223、制御部224、メモリ225を内蔵している。
【0037】
また、情報確認端末230は、会員情報確認用として店舗内のレジなどに設定されている端末で、図1に示す情報確認端末103に該当するものであり、少なくとも、入力部231、表示部232、通信部233、制御部234を内蔵している。
【0038】
また、認証サーバ240は、会員認証用の会員証アプリケーションプログラムや会員IDに対応する会員証アプリケーションプログラムIDなどの情報を格納しているサーバで、図1に示す認証サーバ105に該当するものであり、少なくとも、通信部243、制御部244、アプリケーション情報DB245を内蔵している。通信部243は、第1ネットワーク260(図1に示す第1ネットワーク110に該当する)を介して、カメラ付き携帯端末210、情報入力端末220、情報確認端末230との間で情報を送受信するとともに、第2ネットワーク270(図1に示す第1ネットワーク111に該当する)を介して、情報サーバ250との間で情報を送受信する。
【0039】
また、情報サーバ250は、会員認証用の会員情報などを格納しているサーバで、図1に示す情報サーバ106に該当するものであり、少なくとも、入力部251、表示部252、通信部253、制御部254、会員情報DB255を内蔵している。通信部253は、第1ネットワーク260と接続されることなく、第2ネットワーク270(図1に示す第1ネットワーク111に該当する)を介して、認証サーバ240との間でのみ情報を送受信する。
【0040】
次に、図2を用いて各ブロックの動作の一例について説明する。
まず、利用者の個人情報を入力し、会員ID、会員証アプリケーションプログラムIDを生成して会員登録するまでの会員登録動作について説明する。
利用者は、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末210の入力部211から当該利用者の個人情報(顔写真以外の個人情報)を逐次入力し、カメラ付き携帯端末210の表示部212で入力内容を確認しながら、カメラ付き携帯端末210の制御部214に引き渡す。入力された利用者の個人情報を受け付けたカメラ付き携帯端末210の制御部214は、会員登録命令をカメラ付き携帯端末210の通信部213に行う。
【0041】
会員登録命令により、カメラ付き携帯端末210の制御部214に入力部211から引き渡された利用者の個人情報(顔写真以外の個人情報)と、あらかじめカメラ付き携帯端末210のメモリ215に保存されている当該利用者の顔写真の画像ファイルとは、カメラ付き携帯端末210の通信部213に引き渡され、第1ネットワーク260を経由して認証サーバ240の通信部243へただちに伝達される。
【0042】
もしくは、カメラ付き携帯端末210とは異なる情報入力端末220を用いて利用者の個人情報を入力する場合には、利用者は、当該利用者が利用可能な情報入力端末220の入力部221から当該利用者の個人情報(顔写真以外の個人情報)を逐次入力し、情報入力端末220の表示部222で入力内容を確認しながら、情報入力端末220の制御部224に引き渡す。入力された利用者の個人情報を受け付けた情報入力端末220の制御部224は、会員登録命令を情報入力端末220の通信部223に行う。
【0043】
会員登録命令により、情報入力端末220の制御部224に入力部221から引き渡された利用者の個人情報(顔写真以外の個人情報)と、あらかじめ情報入力端末220のメモリ225に保存されている当該利用者の顔写真の画像ファイルとは、情報入力端末220の通信部223に引き渡され、第1ネットワーク260を経由して認証サーバ240の通信部243へただちに伝達される。
【0044】
なお、利用者の顔写真の画像ファイルが、カメラ付き携帯端末210のメモリ215、もしくは情報入力端末220のメモリ225にまだ保存されていない場合には、利用者の個人情報(顔写真以外の個人情報)の入力に合わせて、当該利用者の顔写真も撮影して入力するようにすればよい。
【0045】
認証サーバ240の通信部243は、受信した利用者の個人情報と当該利用者の顔写真の画像ファイルとを、認証サーバ240の制御部244に引き渡し、認証サーバ240の制御部244は、取得した利用者の個人情報(顔写真を含む個人情報)に対応したユニークな会員IDと、該会員IDに一対一に対応する会員証アプリケーションプログラム用の識別子すなわち会員証アプリケーションプログラムIDとを生成する。生成された会員IDと会員証アプリケーションプログラムID、および会員証アプリケーションプログラム名は、認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に蓄積される。
【0046】
図3は、本発明による会員認証システムに適用するアプリケーション情報DBの登録内容の一例を示すテーブルであり、図2に示す認証サーバ240のアプリケーション情報DB245の登録内容の一例を示している。図3に示すように、アプリケーション情報DB245は、少なくとも、会員アプリケーションプログラムIDと、会員IDと、会員証アプリケーションプログラム名とを含んで構成されている。会員証アプリケーションプログラムIDと会員IDとは、利用者からの会員登録要求がなされた場合に、毎回、生成されて割り振られる。また、会員証アプリケーションプログラムIDと会員IDとは一対一で対応しており、ユニークなものである。
【0047】
図3に示すアプリケーション情報DB245の登録例の第1行目は、会員証アプリケーションプログラムID「IDa1」が、会員ID「IDu1」に一対一で対応しており、これらに対応する会員証アプリケーションプログラム名は「AAA」であることを示している。第2行目は、会員証アプリケーションプログラムID「IDa2」が、会員ID「IDu2」に一対一で対応しており、これらに対応する会員証アプリケーションプログラム名は「BBB」であることを示している。第3行目は、会員証アプリケーションプログラムID「IDa3」が、会員ID「IDu3」に一対一で対応しており、これらに対応する会員証アプリケーションプログラム名は「CCC」であることを示している。
【0048】
図2に戻って、認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に、会員IDと会員証アプリケーションプログラムIDと会員証アプリケーションプログラム名とを登録した後、認証サーバ240の制御部244は、生成した会員IDと取得していた利用者の個人情報(顔写真を含む個人情報)とを、認証サーバ240の通信部243に引き渡し、認証サーバ240の通信部243により、第2ネットワーク270を経由して情報サーバ250の通信部253へただちに伝達する。
【0049】
情報サーバ250の通信部253は、受信した会員IDと利用者の個人情報とを、情報サーバ250の制御部254に引き渡し、情報サーバ250の制御部254は、取得した会員IDと利用者の個人情報とを、当該利用者の重要情報としてセキュリティを確保した形式で情報サーバ250の会員情報DB255に蓄積する。
【0050】
図4は、本発明による会員認証システムに適用する会員情報DBの登録内容の一例を示すテーブルであり、図2に示す情報サーバ250の会員情報DB255の登録内容の一例を示している。図4に示すように、会員情報DB255は、認証サーバ240から受信した会員IDと利用者の個人情報とを対応付けて登録しているものであり、少なくとも、会員IDと、会員名と、携帯メールアドレスと、携帯電話番号と、性別と、年齢と、画像ファイルとを含んで構成されている。すなわち、認証サーバ240で生成された会員IDに対して、利用者が入力した会員名、携帯メールアドレス、携帯電話番号、性別、年齢、および画像ファイルが従属して対応している。このうち、携帯メールアドレスおよび携帯電話番号は、当該利用者が保持携帯しているカメラ付き携帯端末210のアドレス情報すなわち連絡先情報として用いられ、また、画像ファイルは、当該利用者自身の顔写真である。
【0051】
図4に示す会員情報DB255の登録例の第1行目は、会員ID「IDu1」に対応する会員名が「田中○○」、携帯メールアドレスが「tanaka@abc.ne.jp」、携帯電話番号が「09012345678」、性別が「女」、年齢が「32」、画像ファイル名が「u001.gif」であることを示している。第2行目は、会員ID「IDu2」に対応する会員名が「吉田△△」、携帯メールアドレスが「yoshida@def.ne.jp」、携帯電話番号が「09012345679」、性別が「男」、年齢が「28」、画像ファイル名が「u002.gif」であることを示している。第3行目は、会員ID「IDu3」に対応する会員名が「荒木□□」、携帯メールアドレスは「araki@ghi.ne.jp」、携帯電話番号が「09012345670」、性別が「女」、年齢が「24」、画像ファイル名が「u003.gif」であることを示している。
【0052】
なお、情報サーバ250の会員情報DB255に登録された会員情報は、カメラ付き携帯端末210の入力部211や情報入力端末220の入力部221からの指示や、情報サーバ250の入力部251からの操作により、適切な形式でセキュリティ保護措置を施したり、登録内容を変更したりすることもできる。
【0053】
図2に戻って、情報サーバ250の通信部253に会員IDと当該利用者の個人情報とを送信する動作と前後して、認証サーバ240の制御部244は、認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に格納されている会員証アプリケーションプログラムと認証サーバ240の制御部244で生成されてアプリケーション情報DB245に蓄積された会員証アプリケーションプログラムIDとを、認証サーバ240の制御部244から認証サーバ240の通信部243に引き渡し、第1ネットワーク260を経由して、利用者の個人情報を入力した当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末210の通信部213へただちに伝達する。
【0054】
カメラ付き携帯端末210の通信部213で受信した会員証アプリケーションプログラムと会員証アプリケーションプログラムIDとは、カメラ付き携帯端末210の制御部214に引き渡され、カメラ付き携帯端末210の制御部214は、取得した会員証アプリケーションプログラムと会員証アプリケーションプログラムIDとをカメラ付き携帯端末210のメモリ215に格納する。
【0055】
以上の動作により、利用者の会員登録が完了する。
次に、会員登録した利用者が、該会員制度を有する店舗を利用する際の会員認証動作について説明する。
利用者は、店舗を利用する際に、まず、当該利用者が保持携帯しているカメラ付き携帯端末210のメモリ215に格納された会員証アプリケーションプログラムを立ち上げて、バーコード読み取りカメラ機能を起動する。次いで、利用者は、カメラ付き携帯端末210の表示部212でカメラ付き携帯端末210のカメラ216が写している表示内容を確認しながら、店舗内に掲示されている二次元バーコード201をカメラ216で撮影する。
【0056】
カメラ付き携帯端末210のカメラ216で撮影された二次元バーコード201は、カメラ付き携帯端末210の制御部214に引き渡される。カメラ付き携帯端末210の制御部214では、メモリ215に格納された会員証アプリケーションプログラムを実行することにより、取得した二次元バーコード201を解析して、該二次元バーコード201に含まれている情報を抽出し、カメラ付き携帯端末210の表示部212に表示する。抽出されたこの情報には、前述のように、少なくとも、当該店舗の利用者の会員IDを登録している認証サーバ240のアドレス情報(URL情報など)が含まれている。
【0057】
カメラ付き携帯端末210の表示部212に表示された情報を確認した利用者の確認操作により、カメラ付き携帯端末210の制御部214で抽出された情報をもとに、カメラ付き携帯端末210のメモリ215に格納されている会員証アプリケーションプログラムIDが読み出されて、カメラ付き携帯端末210の通信部213に引き渡される。カメラ付き携帯端末210の通信部213が取得した会員証アプリケーションプログラムIDは、第1ネットワーク260を経由して、二次元バーコード201から抽出されたアドレス情報(URL情報など)が示す認証サーバ240の通信部243へただちに伝達される。
【0058】
認証サーバ240の通信部243は、受信した会員証アプリケーションプログラムIDを、認証サーバ240の制御部244に引き渡し、認証サーバ240の制御部244は、取得した会員証アプリケーションプログラムIDとアプリケーション情報DB245に蓄積されている会員証アプリケーションプログラムIDとを照合し、取得した該会員証アプリケーションプログラムIDに一致する会員証アプリケーションプログラムIDをアプリケーション情報DB245から抽出して、該会員証アプリケーションプログラムIDに対応した会員IDを検出することにより顧客確認をする。アプリケーション情報DB245に、取得した該会員証アプリケーションプログラムIDに一致する会員証アプリケーションプログラムIDが存在していなく、対応した会員IDを検出することができなかった場合は、会員登録がまだされていなく、顧客確認に失敗したものとして、送信元のカメラ付き携帯端末210に対してエラーを返送する。
【0059】
次に、顧客確認がなされた場合には、該利用者の登録済みの会員情報を取得するために、検出された会員IDが、認証サーバ240の制御部244から認証サーバ240の通信部243に引き渡され、第2ネットワーク270を経由して、情報サーバ250の通信部253へただちに伝達される。
【0060】
情報サーバ250の通信部253は、受信した会員IDを、情報サーバ250の制御部254に引き渡し、情報サーバ250の制御部254は、取得した会員IDをもとに、情報サーバ250の会員情報DB255から当該会員IDに該当する会員情報を抽出する。
【0061】
抽出された会員情報は、情報サーバ250の制御部254から情報サーバ250の通信部253に引き渡され、第2ネットワーク270を経由して、認証サーバ240の通信部243にただちに伝達される。
【0062】
認証サーバ240の通信部243は、受信した会員情報を認証サーバ240の制御部244に引き渡し、認証サーバ240の制御部244は、取得した会員情報を解析し、該会員情報の転送先を判別するとともに、該会員情報を認証サーバ240の通信部243に引き渡す。認証サーバ240の通信部243は、取得した会員情報を、第1ネットワーク260を経由して、判別結果として得られた転送先の情報確認端末230の通信部233へ、すなわち会員証アプリケーションプログラムIDの送信元のカメラ付き携帯端末210を保持携帯している利用者が現在利用中の店舗内のレジなどに設置された情報確認端末230の通信部233へただちに伝達する。
【0063】
当該店舗内に設置されている情報確認端末230の通信部233は、受信した会員情報を、情報確認端末230の制御部234に引き渡し、情報確認端末230の制御部234は、取得した会員情報を情報確認端末230の表示部232に表示する。当該店舗の店員は、情報確認端末230の表示部232に表示された会員情報を閲覧し、当該店舗の二次元バーコード201を撮影したカメラ付き携帯端末210の利用者に関する会員確認を行う。
【0064】
店員による会員確認が完了すると、続けて、店員は、情報確認端末230の表示部232に表示された会員情報に含まれている連絡先の携帯メールアドレス宛に確認された会員情報を送信する指示を、情報確認端末230の入力部231に入力する、および/または、店員は、情報確認端末230の表示部232に表示された会員情報に含まれている連絡先の携帯電話番号宛に会員情報が確認された旨を通知する指示を、情報確認端末230の入力部231に入力する。ここに、会員情報に含まれている連絡先の携帯メールアドレス、携帯電話番号とは、当該店舗を利用しようとして、二次元バーコード201を撮影したカメラ付き携帯端末210の通信部213に割り当てられたアドレス情報である。
【0065】
情報確認端末230の入力部231は、入力された携帯メールアドレス宛に確認された会員情報を送信する指示を、および/または、携帯電話番号宛に会員情報が確認された旨を通知する指示を、情報確認端末230の制御部234に引き渡し、情報確認端末230の制御部234は、宛先となる携帯メールアドレス宛および/または携帯電話番号とともに、会員確認した会員情報を送信する指示を、および/または、会員情報が確認された旨を通知する指示を、情報確認端末230の通信部233に引き渡す。
【0066】
情報確認端末230の通信部233は第1ネットワーク260を経由して、当該店舗を利用しようとしている利用者のカメラ付き携帯端末210の通信部213の携帯メールアドレス宛へ取得した会員情報をただちに伝達する、および/または、第1ネットワーク260を経由して、当該店舗を利用しようとしている利用者のカメラ付き携帯端末210の通信部213の携帯電話番号宛へただちに電話発呼する。
【0067】
カメラ付き携帯端末210の通信部213が、情報確認端末230の通信部233から会員情報を電子メールとして受信した場合、カメラ付き携帯端末210の通信部213は、受信した会員情報を、カメラ付き携帯端末210の制御部214に引き渡し、カメラ付き携帯端末210の制御部214は、取得した会員情報をカメラ付き携帯端末210の表示部212に表示する。利用者は、当該利用者のカメラ付き携帯端末210の表示部212に表示された当該利用者に関する会員情報を閲覧し、正しく会員情報が表示されたことを確認することにより会員認証を行う。
【0068】
なお、情報確認端末230の通信部233から当該利用者のカメラ付き携帯端末210の通信部213に、当該利用者に関する会員情報を認証情報として送信して、カメラ付き携帯端末210の表示部212に正しく表示することにより会員認証を行う代わりに、情報確認端末230の通信部233から当該利用者のカメラ付き携帯端末210の通信部213に対して、正しい会員情報を受信した旨を示す受信通知情報を電子メールとして送信するようにし、該電子メールを受信通知情報として当該利用者のカメラ付き携帯端末210の表示部212に表示するようにしてもよい。
【0069】
一方、カメラ付き携帯端末210の通信部213が、情報確認端末230の通信部233からの電話着呼を検出した場合、カメラ付き携帯端末210の通信部213は、情報確認端末230からの電話着呼があった旨を、カメラ付き携帯端末210の制御部214に引き渡し、カメラ付き携帯端末210の制御部214は、カメラ付き携帯端末210の表示部212にその旨を表示したり、図示していないスピーカを介して電話着呼音を出力する。その結果、利用者は、当該利用者のカメラ付き携帯端末210に情報確認端末230から正しく電話着呼したことを確認することにより会員認証を行う。なお、さらに、電話着呼の後、利用者が電話応答して情報確認端末230とカメラ付き携帯端末210との間で、正しく会員認証がなされた旨を音声により通知し合うようにしてもよい。
【0070】
以上の動作により、会員登録した利用者が、会員制度を有する店舗を利用する際の会員確認および会員認証を確実に行うことができる。
【0071】
次に、図5のフローチャートを参照して本発明による会員登録の動作についてさらに詳細に説明する。ここに、図5は、本発明による会員認証システムにおける会員登録動作の一例を説明するための動作フローチャートであり、以下では、図2に示す会員認証システムのブロック図を例にとって説明する。ここで、利用者が会員登録を行うと、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末210には、当該利用者にユニークに割り振られた会員証アプリケーションプログラムIDとともに、会員認証用に用いられる会員証アプリケーションプログラムがダウンロードされる。
【0072】
利用者は、会員登録を行うために、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末210の通信部213から第1ネットワーク260を経由して認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に接続して、利用者のカメラ付き携帯端末210の表示部212に会員登録画面を表示させる。もしくは、利用者は、会員登録を行うために、当該利用者が利用可能な情報入力端末220の通信部223から第1ネットワーク260を経由して認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に接続して、利用者が利用する情報入力端末220の表示部222に会員登録画面を表示させる(ステップS101)。
【0073】
図6は、本発明による会員認証システムにおける会員登録画面310の一例を示す画面構成図である。図6に示すように、会員登録画面310は、少なくとも、利用者の名前311、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末210の携帯メールアドレス312および携帯電話番号313、性別314、年齢315、当該利用者の顔写真の画像ファイル名316、当該顔写真の画像ファイルの参照先を求める参照ボタン317からなる各個人情報の入力欄と、入力した利用者の個人情報を認証サーバ240に対して第1ネットワーク260を経由して送信する指示を与える送信ボタン318とから構成されている。
【0074】
利用者のカメラ付き携帯端末210の表示部212に会員情報登録画面310が表示されると、利用者は、当該利用者のカメラ付き携帯端末210の入力部211から必要事項を各入力欄311乃至316に入力する。ここで、画像ファイル名316の入力欄に当該利用者の顔写真の画像ファイル名を入力する際に、カメラ付き携帯端末210のメモリ215に既に保存されている利用者の顔写真の画像ファイルを参照入力する場合には、参照ボタン317を押下して参照入力する(ステップS102)。
【0075】
もしくは、利用者の情報入力端末220を利用して会員登録を行う場合は、利用者が利用する情報入力端末220の表示部222に会員情報登録画面310を表示して、利用者は、当該利用者が利用する情報入力端末220の入力部221から必要事項を各入力欄311乃至316に入力する。ここで、画像ファイル名316の入力欄に当該利用者の顔写真の画像ファイル名を入力する際に、情報入力端末220のメモリ225に既に保存されている利用者の顔写真の画像ファイルを参照入力する場合には、参照ボタン317を押下して参照入力する(ステップS102)。
【0076】
入力欄に必要事項を入力したことを確認した後、利用者は、会員情報登録画面310の送信ボタン318を操作する。これにより、入力された利用者の名前、携帯メールアドレス、携帯電話番号、性別、年齢、および画像ファイルを含む入力情報は、利用者のカメラ付き携帯端末210の通信部213から第1ネットワーク260を経由して、認証サーバ240の通信部243へ送信される(ステップS103)。
【0077】
もしくは、利用者の情報入力端末220を利用して会員登録動作を行っている場合は、利用者が会員情報登録画面310の送信ボタン318を操作すると、入力された利用者の名前、携帯メールアドレス、携帯電話番号、性別、年齢、および画像ファイルを含む入力情報は、利用者の情報入力端末220の通信部223から第1ネットワーク260を経由して、認証サーバ240の通信部243へ送信される(ステップS103)。
【0078】
認証サーバ240の通信部243へ送信された利用者の入力情報(個人情報)は、認証サーバ240の制御部244へ転送されて受信される(ステップS104)。
【0079】
認証サーバ240の制御部244では、受信した入力情報をもとにしてユニークな会員証アプリケーションプログラムIDとそれに対応した会員IDとを生成する(ステップS105)。
【0080】
生成された会員証アプリケーションプログラムIDと会員IDとは、会員証アプリケーションプログラム名とともに認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に登録される(ステップS106)。
【0081】
なお、認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に登録される登録内容は、前述した図3に一例を示したように、会員証アプリケーションプログラムIDと会員IDとは一対一で対応しており、ユニークなものである。また、会員証アプリケーションプログラムIDと会員IDとは、利用者からの会員登録要求がなされた都度、毎回生成されて、認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に登録される。
【0082】
利用者の入力情報(個人情報)とそれに対応した会員IDとは、認証サーバ240の通信部243から第2ネットワーク270を経由して、情報サーバ250の通信部253へ送信される(ステップS107)。
【0083】
情報サーバ250の通信部253へ送信された利用者の入力情報(個人情報)と会員IDとは、情報サーバ250の制御部254へ転送されて受信される(ステップS108)。
【0084】
情報サーバ250の制御部254では、受信した利用者の入力情報(個人情報)と会員IDとを対応付けて、情報サーバ250の会員情報DB255に登録する(ステップS109)。
【0085】
なお、情報サーバ250の会員情報DB255に登録される登録内容は、前述した図4に一例を示したように、認証サーバ240にてユニークに生成された会員IDに対して、利用者が入力した会員名、携帯メールアドレス、携帯電話番号、性別、年齢、および画像ファイルなどを含む入力情報(個人情報)が従属して対応している。
【0086】
認証サーバ240のアプリケーション情報DB245への会員登録が完了すると、認証サーバ240の制御部244は、生成した会員証アプリケーションプログラムIDとそれに対応する会員証アプリケーションプログラムとを、認証サーバ240の通信部243から第1ネットワーク260を経由して、利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末210の通信部213へ送信する(ステップS110)。
【0087】
ここで、利用者が、会員登録用の個人情報の入力端末として、当該利用者のカメラ付き携帯端末210を利用したか、情報入力端末220を利用したかの如何によらず、会員証アプリケーションプログラムIDと会員証アプリケーションプログラムとは、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末210に対して送信される。
【0088】
利用者のカメラ付き携帯端末210の制御部214は、認証サーバ240からダウンロードされてきた会員証アプリケーションプログラムIDと会員証アプリケーションプログラムとを、カメラ付き携帯端末210の通信部213から転送させることにより受信する(ステップS111)。
【0089】
利用者のカメラ付き携帯端末210の制御部214は、受信した会員証アプリケーションプログラムIDと会員証アプリケーションプログラムとを、当該利用者のカメラ付き携帯端末210のメモリ215にロードして、インストールする(ステップS112)。
【0090】
図5のフローチャートに示す以上のような会員登録動作により、利用者は、認証サーバ240および情報サーバ250に対して会員登録を行い、ユニークに割り振られた会員証アプリケーションプログラムIDと、それに対応する会員認証用の会員証アプリケーションプログラムとを、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末210のメモリ215にダウンロードしインストールした状態に設定することができる。
【0091】
次に、図7のフローチャートを参照して本発明による会員認証の動作についてさらに詳細に説明する。ここに、図7は、本発明による会員認証システムにおける会員認証動作の一例を説明するための動作フローチャートであり、図7Aが、会員認証動作の前半部の一例を示し、図7Bが、図7Aに示す動作フローチャートに後続する会員認証動作の後半部の一例を示している。
【0092】
なお、以下では、図2に示す会員認証システムのブロック図を例にとって説明する。ここで、利用者が会員制度を有する店舗を訪れて、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末210により該店舗内に掲示されている二次元バーコード201を撮影して会員認証の操作を行うと、カメラ付き携帯端末210にダウンロードされている会員証アプリケーションプログラムにより、自動的に認証サーバ240にアクセスして会員の確認および認証の動作が実行される。
【0093】
利用者は、会員制度を有する店舗を利用しようとした際に、まず、当該利用者が保持携帯しているカメラ付き携帯端末210にダウンロードしていた会員証アプリケーションプログラムを立ち上げて、バーコード読み取りカメラ機能を起動する(ステップS201)。
【0094】
次に、当該店舗内のレジなどに掲示されている二次元バーコード201を利用者のカメラ付き携帯端末210のカメラ216で読み取る(ステップS202)。
【0095】
利用者のカメラ付き携帯端末210の制御部214は、カメラ216で撮影した二次元バーコード201に埋め込まれた情報を解析して、二次元バーコードに含まれている認証サーバ240のアドレス情報例えばURL情報を抽出する(ステップS203)。
【0096】
利用者のカメラ付き携帯端末210の制御部214は、抽出した認証サーバ240のアドレス情報例えばURL情報をもとに、利用者のカメラ付き携帯端末210の通信部213から第1ネットワーク260を経由して、認証サーバ240の通信部243に接続し、認証サーバ240の制御部244に対して、カメラ付き携帯端末210のメモリ215に保存していた会員証アプリケーションプログラムIDを送信する(ステップS204)。
【0097】
認証サーバ240の制御部244は、第1ネットワーク260を経由して認証サーバ240の通信部243が取得した会員証アプリケーションプログラムIDを転送させて受信する(ステップS205)。
【0098】
認証サーバ240の制御部244で受信された会員証アプリケーションプログラムIDは、認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に登録されている会員証アプリケーションプログラムIDと照合され、該当する会員証アプリケーションプログラムIDが登録されているか否かを判断して、顧客確認がなされる(ステップS206)。
【0099】
受信された会員証アプリケーションプログラムIDが認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に登録されていなかった場合は(ステップS206のNO)、当該利用者は会員登録がなされていないものと判定して、顧客確認に失敗した旨のエラーを送信元のカメラ付き携帯端末210に対して、第1ネットワーク260を経由して返送し、会員認証動作を終了する。
【0100】
一方、受信された会員証アプリケーションプログラムIDが認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に登録されていた場合は(ステップS206のYES)、当該利用者は会員登録がなされていたものと判定して、会員証アプリケーションプログラムIDに対応付けされて、認証サーバ240のアプリケーション情報DB245に登録されている会員IDが読み出されて、認証サーバ240の通信部243から第2ネットワーク270を経由して、情報サーバ250の通信部253に送信される(ステップS207)。
【0101】
情報サーバ250の通信部253に送信されてきた会員IDは、情報サーバ250の制御部254に転送されて、制御部254で受信される(ステップS208)。
【0102】
情報サーバ250の制御部254は、受信した会員IDをもとに、情報サーバ250の会員情報DB255をデータベース検索して、当該会員IDに対応する会員情報を抽出する(ステップS209)。
【0103】
情報サーバ250の制御部254は、抽出した会員情報を、情報サーバ250の通信部253から第2ネットワーク270を経由して、認証サーバ240の通信部243へ送信する(ステップS210)。
【0104】
認証サーバ240の通信部243に送信されてきた会員情報は、認証サーバ240の制御部244に転送されて、制御部244で受信される(ステップS211)。
【0105】
認証サーバ240の制御部244で受信された会員情報は、転送先を判別されて、認証サーバ240の通信部243から第1ネットワーク260を経由して、会員証アプリケーションプログラムIDを送信してきたカメラ付き携帯端末210の利用者が訪れている店舗内に設定された情報確認端末230の通信部233に送信される(ステップS212)。
【0106】
なお、会員情報を送信する情報確認端末230のアドレス情報は、会員証アプリケーションプログラムに対応付けして認証サーバ240内に保存しておく形態としてもよいし、あるいは、利用者のカメラ付き携帯端末210にGPS機能を備えることにより、認証サーバ240で当該カメラ付き携帯端末210が現在利用している店舗を識別可能とする形態としてもよいし、あるいは、各店舗内に掲示されている二次元バーコード内に含ませておき、該二次元バーコードを解析して認証サーバ240のアドレス情報と情報確認端末230のアドレス情報とを合わせて取得したカメラ付き携帯端末210が、会員証アプリケーションプログラムIDを認証サーバ240に対して送信する際に、該二次元バーコードを解析して得られた情報確認端末230のアドレス情報を含んだ形式で送信するようにしてもよい。
【0107】
次に、図7Bに移って、情報確認端末230の通信部233に送信されてきた会員情報は、情報確認端末230の制御部234に転送されて、制御部234で受信される(ステップS213)。
【0108】
情報確認端末230の制御部234で受信された会員情報は、情報確認端末230の表示部232に表示される(ステップS214)。
【0109】
当該店舗の店員は、情報確認端末230の表示部232に表示された会員情報を閲覧し、利用しようとしている利用者の会員確認を行う(ステップS215)。
【0110】
図8は、本発明による会員認証システムにおける会員情報確認画面410の一例を示す画面構成図であり、図4の会員情報DB255に示した第1行目の利用者に関する個人情報を表示している例を示している。図8に示すように、会員情報確認画面410は、少なくとも、利用者の会員名411、当該利用者が保持携帯するカメラ付き携帯端末210の携帯メールアドレス412および携帯電話番号413、性別414、年齢415、当該利用者の顔写真を示す画像ファイル416、当該利用者の個人情報に割り振られた会員ID417の各表示欄と、表示された会員情報を確認した旨を示す確認ボタン418および表示された会員情報が利用者と一致しない旨を示す不確認ボタン419とから構成されている。
【0111】
店員が、図8に示すような会員情報確認画面410として情報確認端末230の表示部232に表示された各種個人情報を閲覧し、当該店舗を利用しようとしている利用者が、会員登録された利用者に一致していないと判定した場合は、会員未登録の利用者であるものとみなして、不確認ボタン419を押下し、利用者のカメラ付き携帯端末210に対してまだ会員登録されていない旨のエラー通知をするとともに、店員からその旨を利用者に対して通知する。
【0112】
一方、当該店舗を利用しようとしている利用者が、会員登録された利用者に一致していることを確認した場合は、会員情報確認画面410の確認ボタン418を押下する。確認ボタン418を押下すると、会員情報確認画面410に表示された携帯メールアドレス412宛に会員情報が送信される(ステップS216)。および/または、会員情報確認画面410に表示された携帯電話番号413宛に電話発呼がなされる(ステップS220)。
【0113】
すなわち、店員が、情報確認端末230の入力部231から情報確認端末230の表示部232に表示された会員情報の携帯メールアドレス412宛に、確認された会員情報を送信する指示を情報確認端末230の制御部234にあらかじめ行っていた場合は、確認ボタン418の押下により、情報確認端末230の表示部232に表示され会員確認された会員情報は、当該利用者の認証情報として、情報確認端末230の通信部233から第1ネットワーク260を経由して、利用者が保持携帯しているカメラ付き携帯端末210の通信部213に送信される(ステップS216)。
【0114】
および/または、店員が、情報確認端末230の入力部231から情報確認端末230の表示部232に表示された会員情報の携帯電話番号413宛に電話発呼する指示を情報確認端末230の制御部234にあらかじめ行っていた場合は、確認ボタン418の押下により、当該利用者の認証を得るための手段として、情報確認端末230の通信部233から第1ネットワーク260を経由して、利用者が保持携帯しているカメラ付き携帯端末210の通信部213に電話発呼する(ステップS220)。
【0115】
情報確認端末230の通信部233から携帯メールアドレス412宛に会員情報を送信した場合は、利用者のカメラ付き携帯端末210の通信部213に送信された会員情報は、利用者のカメラ付き携帯端末210の制御部214に転送されて、制御部214で受信される(ステップS217)。
【0116】
しかる後、利用者のカメラ付き携帯端末210の制御部214で受信された会員情報は、利用者のカメラ付き携帯端末210の表示部212に表示される(ステップ218)。
利用者は、当該利用者のカメラ付き携帯端末210の表示部212に表示された会員情報を閲覧し、会員認証を行う(ステップ219)。
【0117】
図9は、本発明による会員認証システムにおける携帯端末の表示部に表示される会員情報認証画面の一例を示す画面構成図であり、利用者が保持携帯しているカメラ付き携帯端末210の表示部212に表示した会員情報認証画面510の一例を示している。図9に示す会員情報認証画面510の表示内容例では、図8の情報確認端末230の会員情報確認画面410に示した会員情報のうち、会員名511、性別514、年齢515、当該利用者の顔写真を示す画像ファイル516などの個人情報と該個人情報に対応付けられた会員ID517とが表示されている例を示している。
【0118】
一方、情報確認端末230の通信部233から携帯電話番号413宛に電話発呼した場合は、利用者のカメラ付き携帯端末210への電話着呼が行われることにより、利用者は会員認証を行う(ステップ221)。
【0119】
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】本発明による会員認証システムの全体構成の一実施例を示す概念図である。
【図2】本発明による会員認証システムを実現するためのサーバおよび端末からなるコンピュータシステムの全体構成の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明による会員認証システムに適用するアプリケーション情報DBの登録内容の一例を示すテーブルである。
【図4】本発明による会員認証システムに適用する会員情報DBの登録内容の一例を示すテーブルである。
【図5】本発明による会員認証システムにおける会員登録動作の一例を説明するための動作フローチャートである。
【図6】本発明による会員認証システムにおける会員登録画面の一例を示す画面構成図である。
【図7A】本発明による会員認証システムにおける会員認証動作の前半部の一例を説明するための動作フローチャートである。
【図7B】図7Aに示す動作フローチャートに後続する会員認証動作の後半部の一例を説明するための動作フローチャートである。
【図8】本発明による会員認証システムにおける会員情報確認画面の一例を示す画面構成図である。
【図9】本発明による会員認証システムにおける携帯端末の表示部に表示される会員情報認証画面の一例を示す画面構成図である。
【符号の説明】
【0121】
101 携帯端末(カメラ付き携帯端末)
102、220 情報入力端末
103、230 情報確認端末
104 二次元バーコード
105、240 認証サーバ
106、250 情報サーバ
110、260 第1ネットワーク
111、270 第2ネットワーク
201 二次元バーコード
210 カメラ付き携帯端末
211、221、231、251 入力部
212、222、232、252 表示部
213、223、233、243、253 通信部
214、224、234、244、254 制御部
215、225 メモリ
216 カメラ
245 アプリケーション情報DB
255 会員情報DB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
会員名、連絡先情報、会員の顔写真画像を含んだ利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な会員IDを割り振った会員情報として登録し、該会員情報に対応して、会員証アプリケーションプログラム、および前記会員IDと一対一に対応する会員証アプリケーションプログラムIDを発行するサーバと、
前記サーバから、会員情報を登録した結果として、前記会員証アプリケーションプログラム、および前記会員証アプリケーションプログラムIDが提供される携帯端末と、
前記携帯端末で前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末に提供された前記会員証アプリケーションプログラムIDに一対一に対応した前記会員IDの会員情報が前記サーバから提供される情報確認端末と、を有し、
前記情報確認端末は、前記サーバから前記会員情報が提供されたときに、提供された前記会員情報に含まれている連絡先の携帯端末に対して前記会員情報の受信を通知する受信通知手段をさらに有することを特徴とする会員認証システム。
【請求項2】
前記携帯端末は、前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末に提供された前記会員証アプリケーションプログラムIDを前記サーバへ送信することを特徴とする請求項1に記載の会員認証システム。
【請求項3】
前記情報確認端末は、前記サーバから提供された前記会員情報に基づいて、前記携帯端末を保持携帯している利用者が正しい会員であることを確認したときに、当該情報確認端末の前記受信通知手段により前記連絡先の携帯端末へ該利用者の認証情報を通知することを特徴とする請求項1または2に記載の会員認証システム。
【請求項4】
前記情報確認端末が有する前記受信通知手段は、電子メール送信手段および/または電話発呼手段を用いて、前記連絡先の携帯端末へ通知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の会員認証システム。
【請求項5】
前記サーバは、前記会員ID、前記会員証アプリケーションプログラム、前記会員証アプリケーションプログラムIDを登録する認証サーバと、利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な前記会員IDとともに前記会員情報として登録する情報サーバと、で構成され、
前記携帯端末と前記認証サーバとは第1のネットワークで接続され、
前記認証サーバと前記情報サーバとは前記第1のネットワークからは接続できない第2のネットワークで接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の会員認証システム。
【請求項6】
前記第1のネットワークは、公衆網により構成され、一方、前記第2のネットワークは、前記第1のネットワークからは接続できないローカル網により構成されていることを特徴とする請求項5に記載の会員認証システム。
【請求項7】
前記会員情報は、会員登録しようとする利用者が保持携帯する前記携帯端末から提供されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の会員認証システム。
【請求項8】
前記会員情報は、会員登録しようとする利用者が保持携帯する前記携帯端末とは異なる情報入力端末から提供されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の会員認証システム。
【請求項9】
前記携帯端末は、前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末の外部に設置された情報記憶手段から前記サーバの接続先情報を読み取る情報読取手段を有し、該情報読取手段により読み取った接続先情報に指定されている前記サーバへ、前記会員証アプリケーションプログラムIDを送信することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の会員認証システム。
【請求項10】
前記情報記憶手段は、バーコード(二次元バーコードを含む)であり、前記情報読取手段を備えた前記携帯端末は、バーコード読み取り機能付き携帯端末であることを特徴とする請求項9に記載の会員認証システム。
【請求項11】
前記情報記憶手段は、RFIDタグであり、前記情報読取手段を備えた前記携帯端末は、RFIDタグ読み取り機能付き携帯端末であることを特徴とする請求項9に記載の会員認証システム。
【請求項12】
前記情報記憶手段は、赤外線出力装置であり、前記情報読取手段を備えた前記携帯端末は、赤外線受信機能付き携帯端末であることを特徴とする請求項9に記載の会員認証システム。
【請求項13】
会員名、連絡先情報、会員の顔写真画像を含んだ利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な会員IDを割り振って会員情報として登録し、該会員情報に対応して、会員証アプリケーションプログラム、および前記会員IDと一対一に対応する会員証アプリケーションプログラムIDを、会員登録した利用者が保持携帯する携帯端末に発行することを特徴とする会員認証サーバ。
【請求項14】
当該会員認証サーバは、前記会員ID、前記会員証アプリケーションプログラム、前記会員証アプリケーションプログラムIDを登録する認証サーバと、利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な前記会員IDとともに前記会員情報として登録する情報サーバと、で構成され、
前記携帯端末と前記認証サーバとは第1のネットワークで接続され、
前記認証サーバと前記情報サーバとは前記第1のネットワークからは接続できない第2のネットワークで接続されていることを特徴とする請求項13に記載の会員認証サーバ。
【請求項15】
前記会員情報は、会員登録しようとする利用者が保持携帯する前記携帯端末、または、該携帯端末とは異なる情報入力端末から提供されることを特徴とする請求項13または14に記載の会員認証サーバ。
【請求項16】
会員名、連絡先情報、会員の顔写真画像を含んだ利用者の個人情報を、会員情報として会員認証サーバに登録した結果として、当該会員情報に対応して、会員証アプリケーションプログラム、および該個人情報をユニークに識別可能な会員IDと一対一に対応する会員証アプリケーションプログラムIDを前記会員認証サーバから提供されることを特徴とする携帯端末。
【請求項17】
前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末に提供された前記会員証アプリケーションプログラムIDを前記会員認証サーバへ送信することを特徴とする請求項16に記載の携帯端末。
【請求項18】
前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末の外部に設置された情報記憶手段から前記会員認証サーバの接続先情報を読み取る情報読取手段を有し、該情報読取手段により読み取った接続先情報に指定されている前記会員認証サーバへ、前記会員証アプリケーションプログラムIDを送信することを特徴とする請求項16または17に記載の携帯端末。
【請求項19】
前記情報記憶手段は、バーコード(二次元バーコードを含む)またはRFIDタグまたは赤外線出力装置のいずれかであり、前記情報読取手段は、バーコード読み取り手段またはRFIDタグ読み取り手段または赤外線受信手段のいずれかからなることを特徴とする請求項18に記載の携帯端末。
【請求項20】
会員名、連絡先情報、会員の顔写真画像を含んだ利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な会員IDを割り振って会員情報として登録した会員認証サーバから、前記会員IDの会員情報が提供されたときに、提供された前記会員情報に含まれている連絡先の携帯端末に対して前記会員情報の受信を通知する受信通知手段を有することを特徴とする情報確認端末。
【請求項21】
前記会員認証サーバから提供された前記会員情報に基づいて、前記連絡先の携帯端末を保持携帯している利用者が正しい会員であることを確認したときに、前記受信通知手段により前記連絡先の携帯端末へ該利用者の認証情報を通知することを特徴とする請求項20に記載の情報確認端末。
【請求項22】
前記受信通知手段は、電子メール送信手段および/または電話発呼手段を用いて、前記連絡先の携帯端末へ通知することを特徴とする請求項20または21に記載の情報確認端末。
【請求項23】
会員名、連絡先情報、会員の顔写真画像を含んだ利用者の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な会員IDが割り振られて会員情報として会員認証サーバに登録したときに、該会員認証サーバから、会員情報を登録した結果として、会員証アプリケーションプログラム、および前記会員IDと一対一に対応する会員証アプリケーションプログラムIDが、会員登録した利用者が保持携帯する携帯端末に提供され、
該携帯端末で前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、該携帯端末に提供された前記会員証アプリケーションプログラムIDを前記会員認証サーバへ送信することにより、前記会員証アプリケーションプログラムIDに一対一に対応した前記会員IDの会員情報が、前記会員認証サーバから、会員情報を確認するために設置されている情報確認端末に提供され、
前記情報確認端末は、前記会員認証サーバから前記会員情報が提供されたときに、提供された前記会員情報に含まれている連絡先の携帯端末に対して前記会員情報の受信を通知することを特徴とする会員認証方法。
【請求項24】
前記情報確認端末は、前記会員認証サーバから提供された前記会員情報に基づいて、前記携帯端末を保持携帯している利用者が正しいことを確認したときに、前記連絡先の携帯端末へ該利用者の認証情報を通知することを特徴とする請求項23に記載の会員認証方法。
【請求項25】
前記情報確認端末は、前記会員認証サーバから前記会員情報が提供されたことを、前記連絡先の携帯端末へ通知する際に、電子メール送信および/または電話発呼を用いて、通知することを特徴とする請求項23または24に記載の会員認証方法。
【請求項26】
前記会員認証サーバは、前記会員ID、前記会員証アプリケーションプログラム、前記会員証アプリケーションプログラムIDを登録する認証サーバと、会員の個人情報を、該個人情報をユニークに識別可能な前記会員IDとともに前記会員情報として登録する情報サーバと、で構成され、
前記携帯端末と前記認証サーバとは第1のネットワークで接続され、
前記認証サーバと前記情報サーバとは前記第1のネットワークからは接続できない第2のネットワークで接続されていることを特徴とする請求項23乃至25のいずれかに記載の会員認証方法。
【請求項27】
前記会員情報は、会員登録しようとする利用者が保持携帯する前記携帯端末、または、該携帯端末とは異なる情報入力端末から提供されることを特徴とする請求項23乃至26のいずれかに記載の会員認証方法。
【請求項28】
前記携帯端末で前記会員証アプリケーションプログラムが実行されたときに、当該携帯端末の外部に設置された情報記憶手段から前記会員認証サーバの接続先情報を読み取り、読み取った接続先情報に指定されている前記会員認証サーバへ、前記会員証アプリケーションプログラムIDを送信することを特徴とする請求項23乃至27のいずれかに記載の会員認証方法。
【請求項29】
前記情報記憶手段が、バーコード(二次元バーコードを含む)またはRFIDタグまたは赤外線出力装置のいずれかであり、前記携帯端末は、バーコード読み取り手段またはRFIDタグ読み取り手段または赤外線受信手段のいずれかを用いて、前記情報記憶手段から前記会員認証サーバの接続先情報を読み取ることを特徴とする請求項28に記載の会員認証方法。
【請求項30】
利用者の会員認証を行う請求項23乃至29のいずれかに記載の会員認証方法を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実現していることを特徴とする会員認証プログラム。
【請求項31】
請求項30に記載の会員認証プログラムを、コンピュータにより読取可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−236066(P2006−236066A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−50863(P2005−50863)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】