説明

作業車

【課題】摘心作業と薬剤散布作業とを同時に行なって作業の効率化を図る
【解決手段】車体1の前側に前側昇降リンク機構10を介して前側散布装置Xのセンターブーム22を設け、車体1の後側に後側昇降リンク機構52を介してバリカン型切断装置65L,65Rを装着することによって、車体1の前側散布装置Xで作物及び土壌への散布作業を行ない、車体1後側ではバリカン型切断装置65L,65Rにより摘心作業を行う。また、前側昇降リンク機構10と後側昇降リンク機構52とは各別に昇降調節可能に設けるとともに、前側昇降リンク機構10と後側昇降リンク機構52との相対的な高さの差を維持して同時に昇降連動する共同スイッチ手段35を設け、後側昇降リンク機構52にバリカン型切断装置65L,65Rと後側散布装置Yとを前後に配置してなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、大豆等の摘心装置を備えた作業車に関する。
【背景技術】
【0002】
田畑に栽培した大豆において、収量増加や倒伏防止の目的で開花期直前等に摘心処理が行われるが、これを機械化する技術が公知である(例えば、特許文献1参照)。即ち、走行車体にバリカン式刈刃機構を設け、大豆の花芽ができる前の時期まで生育するか、或いは開花期まで成長した時期に地面から所定の高さで剪定する所謂摘心作業を行う構成である。
【0003】
また、栽培した大豆間に繁茂する雑草を駆除するための除草剤や肥料を散布するために薬剤散布装置を走行車体に設ける形態が公知である(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−2670148号公報
【特許文献2】特開2010−51274号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、これら摘心作業と薬剤散布作業とはそれぞれ専用の作業装置として構成されるものであって、これら摘心作業と薬剤散布作業とを同時進行させる構成とはなっておらず、効率的でない。
【0006】
この発明は上記に鑑み、摘心作業と薬剤散布作業とを同時に行なって作業の効率化を図るものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は上記技術的課題を解決するために次の技術的手段を講じた。
即ち、請求項1に記載の発明は、車体(1)の進行方向前側に薬液又は薬剤を散布する前側散布装置(X)を配置し該薬剤散布装置(X)の後側に昇降調節自在なバリカン型切断装置(65L,65R)を配置してなる作業車とする。
【0008】
このように構成すると、散布装置(X)による散布作業とバリカン型切断装置(65L,65R)による摘心作業とが同時に行なえる。また、この同時作業において、進行方向の前側で薬剤散布作業を行ない、この薬剤散布作業の後側で作物に対して適当な高さに調節したバリカン型切断装置(65L,65R)により摘心作業を行う。
【0009】
請求項2に記載の発明は、車体(1)の前側に前側昇降リンク機構(10)を介して前側散布装置(X)のセンターブーム(22)を設け、車体(1)の後側に後側昇降リンク機構(52)を介してバリカン型切断装置(65L,65R)を装着した請求項1に記載の作業車とする。
【0010】
このように構成することによって、車体(1)の前側散布装置(X)で作物及び土壌への散布作業を行ない、車体(1)後側ではバリカン型切断装置(65L,65R)により摘心作業を行う。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前側昇降リンク機構(10)と後側昇降リンク機構(52)とは各別に昇降調節可能に設けるとともに、前側昇降リンク機構(10)と後側昇降リンク機構(52)との相対的な高さの差を維持して同時に昇降連動する共同スイッチ手段(35)を設けてなる請求項2に記載の作業車とする。このように構成すると、共同スイッチ手段(35)操作によって、散布高さと摘心高さの差を維持して、一挙に前後の昇降リンク機構(10,52)の高さを変更できる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、後側昇降リンク機構(52)にバリカン型切断装置(65L,65R)と後側散布装置(Y)とを前後に配置してなる請求項1乃至請求項3に記載の作業車とする。後側散布装置(Y)はバリカン型切断装置(65L,65R)と同時に、またはこれを停止して前側散布装置(X)との同時作業を行なう。
【発明の効果】
【0013】
請求項1及び請求項2に記載の発明は、散布装置(X)による散布作業とバリカン型切断装置(65L,65R)による摘心作業とが同時に行なえるから作業効率を向上できる。また、この同時作業において、進行方向の前側で薬剤散布作業を行ない、この薬剤散布作業の後側で作物に対して適当な高さに調節したバリカン型切断装置(65L,65R)により摘心作業を行うものであるから、摘心作業で土壌面に切断葉類が堆積するが散布作業はその前方で行うためこの堆積に関係なく土壌面に散布できる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、共同スイッチ手段(35)操作によって、散布高さと摘心高さの差を維持して、一挙に前後の昇降リンク機構(10,52)の高さを変更でき、摘心高さと散布高さを一挙に行えて便利である。
【0015】
請求項4に記載の発明は、後側散布装置(Y)はバリカン型切断装置(65L,65R)と同時作業することで、バリカン型切断機構(65L,65R)による摘心直後の薬剤等の散布を行なうことができ、あるいはバリカン型切断装置(65L,65R)を停止させて、前後の散布装置(X,Y)で多量の散布作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】全体側面図
【図2】全体平面図
【図3】ブロック図
【図4】フローチャート
【図5】作用状態を示す側面図
【図6】参考側面図
【図7】参考正面図
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1は乗用管理機の車体で、この乗用管理機は同径の前輪2と後輪3を備え、車対1の前部にエンジン4を搭載している。エンジン4およびマフラー(図示省略)はボンネット5で覆われ、ボンネット5の左右両側部にはマスト7,7が立設され、このマスト7,7には上部リンク8と下部リンク9とからなる前側昇降リンク機構10が枢着されている。上記上部リンク8と下部リンク9とは前後長さが略等しく、従って、前側昇降リンク機構10は側面から見ると平行四辺形を構成する。該前側昇降リンク機構10はボンネット5の外側方に設けた昇降シリンダ11の伸出または短縮作動により昇降連動される。また、後述のように昇降シリンダ11は操縦部14近傍の操作ボックス15に配置された上昇スイッチ又は下降スイッチ操作によって伸縮作動し前側昇降リンク機構10は前記枢着部中心に前端側が上下昇降調節できる。6は操縦部14を覆うキャビンである。
【0018】
また、前記前側昇降リンク機構10の前端部には前側散布装置Xのセンターブーム22、着脱自在なサイドブーム(図示せず)を取付けるための支持枠12が連結される。
前記センターブーム22に複数個の下向きの噴霧ノズル26,26…が取り付けられている。
【0019】
なお、50は薬液タンクで、この薬液タンク50内の乗用管理機の車体1の後部に載置され、図外ポンプと第1配管51を介して前記噴霧ノズル26,26へ薬液を供給する構成である。
【0020】
乗用管理機の車体1後部の前記薬剤タンク50のさらに後方に向けて左右夫々に上下一対の平行リンクからなる後側昇降リンク機構52が設けられる。左右の平行リンク部には夫々昇降シリンダ53,53を備え、同時に伸縮作動して後側昇降リンク機構52を昇降作動できる構成としている。
【0021】
後側昇降リンク機構52の後端には上下向きに縦支持枠54,54を配設し、その下端部を左右連結する横連結枠55と該横連結枠55から前側に突出させたブラケット56,56によって該連結枠55よりも左右に長い水平枠57を配設する。該水平枠57の左右端側に基部を固着したアーム部材58,58を前方に向けて設け、このアーム部材58,58の各先端に横支軸58a,58aを介して後側散布装置Yのセンターブーム59を装着している。この後側散布装置Yのセンターブーム59においても下向きに所定間隔で噴射ノズル60,60…を配設し、センターブーム59一端には前記薬液タンク50からの第2配管61を接続している。
【0022】
前記水平枠57とセンターブーム59との間に角度調節ハンドル62を設けている。すなわち、ハンドル部62aを備えたネジ軸62bと該ネジ軸62bと螺合する筒ネジ軸62cとからなり、ハンドル部62aの正逆転により螺合しあうネジ軸62bと筒ネジ軸62cとは長さが長短に変更し、センターブーム59及び噴射ノズル60,60…を水平軸芯回りに回動調整できる構成とし、噴射ノズル60,60…の噴射方向を車体前後方向に変更調整できる。
【0023】
前記センターブーム59は水平支持部材として兼用され、このセンターブーム59から前方に向けて2つの基板63L,63Rを該センターブーム59に対してその長手方向にスライド調整自在に固定し、このうち、基板63Rとセンターブーム59最右端に設ける補助基板64Rとによって、第1バリカン型切断装置65Rを水平姿勢に装着し、同様に、この第1バリカン型切断装置65Lのやや前位に、前記基板63Lと基板63Rの前側に接続した補助基板64Lとによって第2バリカン型切断装置65Lを水平姿勢に装着している。
【0024】
また、これら第1及び第2バリカン型切断装置65L,65Rには夫々小型エンジン66L,66Rを連結して設け、図外の回転運動を往復運動に変換する機構を介して夫々バリカン型刈刃を固定受刃に対して往復摺動する構成としている。符号67,67…は、バリカン型切断装置65L,65Rを取り外したときに持ち運びするための取っ手である。なお、図示は省略したが、第1及び第2バリカン型切断装置65L,65Rの左右中間部を後側昇降リンク機構52を利用して吊持することによって安定的に支持できる。
前記第1及び第2バリカン型切断装置65L,65Rによって所定幅の刈幅で田畑に植生する大豆Bの上部を所定に切断して摘心作業を行うことができる。
【0025】
前記操縦部14の側方に操作ボックス15を備え、前方の前側散布装置Xのセンターブーム22からの噴霧入り切りスイッチ72、後方の後側散布装置Yのセンターブーム59からの噴霧入り切りスイッチ73、前側昇降リンク機構10及び後側昇降リンク機構52の夫々昇・降スイッチ74,75等を備えている。また、薬液タンク50と前側散布装置Xの噴霧ノズル26部との間の第1配管51には薬液を供給又は停止する第1コック部材76を備え、この薬液タンク50と後側散布装置Yの噴霧ノズル60部との間の第2配管61には同様に第2コック部材77を備えていずれも任意に入り切り、即ち薬液の連通状態または遮断状態に切り替える構成である。
【0026】
前記のように構成した乗用管理機の車体1を前進しながら、大豆Bを生育した田畑で除草剤散布作業と摘心作業とを同時進行させるには、先ず第1コック部材76が連通状態で第2コック部材77を遮断状態にセットする。次いで、小型エンジン66L,66Rを起動し第1及び第2のバリカン型切断装置65L,65Rを駆動状態にセットする。そして、前側散布装置Xの高さを前側昇降リンク機構10の昇降調整によって設定し、バリカン型切断装置65L,65Rの高さを後側昇降リンク機構52及び角度調節ハンドル62操作によって設定する。このような準備作業の後、車体1を進行させると、乗用管理機の車体1前方では田畑の大豆B近傍に薬液噴霧され、車体1後方においては作物B(例えば大豆)の摘心が行われる。
【0027】
このように、車体1の後方側で摘心作業の結果、大豆Bの切断された葉が田畑面に堆積するが、この摘心作業よりも前に散布作業を行なうものであるから、散布される薬液を的確に大豆Bの葉面や土壌面に降り掛からせることとなって、摘心により土壌面に堆積した切断葉によって土壌への飛散が阻害されることがなく、2つの作業を同時にかつ的確に実行することができる。
【0028】
なお、第2コック部材77Rを開いて後側散布装置Yによる散布作業を行うことができるが、この散布は摘心後の茎の切断端面部の保護や防除のために行う場合に有効であるが、このような必要のないときは、第2コック部材77を閉じて非散布状態としておくものである。
【0029】
また、摘心作業を行わないで、多目の薬液の散布作業を行なう場合、小型エンジン66を非駆動状態としておくか、あるいは基板63と補助基板64とから取り外しておき、前後側の散布装置X及びYをもって所定多量の薬液を散布することができる。
【0030】
なお、前記実施例におけるバリカン型切断装置65L,65Rは、車体1の後側において、後側昇降リンク機構52を介して装着されるものであるが、従来セットされている後側散布装置Y用の後側昇降リンク機構52を兼用してコストダウンが図れる上、後側昇降リンク機構52の下側リンクよりもさらに下方に配置されているため条間適応性を高める。また、このバリカン型切断装置65L,65Rは、横連結枠55よりも後方に突出させないように配置することで、車体1が後進する場合にもこの横連結枠55がバンパーの役割を果たし、障害物との接触による破損を少なくできる。
【0031】
前記エンジン4の動力は変速伝動ケース18内の変速伝動機構によって変速された後、伝動軸19,20を介して前輪2及び後輪3に伝達される。また、変速伝動ケース18内の動力は車体1後部に設けるブロア21を駆動する構成としている。該ブロア21は、後下方に向けて噴風する構成であり、バリカン型切断装置65L,65R上に堆積しようとする切断葉類を噴風排出させることができる。また、作物に降りかかる切断葉類も噴風除去できる。
【0032】
図3のブロック図の構成は操作ボックス15内コントローラのブロック図を示し、小型エンジン66L,66Rの夫々にエンジンスイッチ31L,31Rを備え、該エンジンスイッチONでリコイルスタータによってエンジン起動可能に設け、該エンジンスイッチOFFでエンジン停止する構成である。
【0033】
上記エンジンスイッチ31L,31Rは近傍に配置した後側昇降リンク機構52側に装着したソレノイド等の作動機構32に基づいてOFF出力、即ちエンジン停止出力する構成とし、車体1に車速センサ30を備え、車速がゼロ検知のとき、該ソレノイド等の作動機構32が通電して作動し、エンジンスイッチ31L,31RをONして小型エンジン66L,66Rを停止制御することにより、車体1停止と同時に小型エンジン66L、66Rが停止するため、不測にバリカン型切断装置65L,65Rに接近することとなっても作動している刃がなく安全である。また、車速センサ30が車速ゼロを検出したとき、上記のバリカン型切断装置65L,65Rの作動停止に加え、後側昇降リンク機構52に上昇信号を付与して、バリカン型切断装置65L,65Rを上昇させることにより、一層安全性が向上する。
【0034】
また、前記第1,第2コック部材76,77にソレノイド等の作動部材33を連動させ、これらのコック部材76,77のうち、開いて連通状態にあるコック部材76又は77を、閉じて遮断状態に戻すよう構成し、前記車速センサ30が車速ゼロを検知したときに、作動部材33を連動させて開状態のコック部材76又は77は閉じ側に強制作動されるよう構成すると、車体1停止時の無駄な散布作業を防止できる(図4)。
【0035】
前記のように、第1,第2バリカン型切断装置65L,65Rの高さは、後側昇降リンク機構52及び角度調節ハンドル62操作によって設定するが、複数のバリカン型切断装置65L,65Rが同時に角度調節できる構成であるから便利である。なお、後側昇降リンク機構52は左右夫々長さの等しい上部リンクと下部リンクによる平行リンクを構成するものであるから、シリンダ機構で昇降調節の際、バリカン型切断装置65L,65Rの向かい角は変わらないため切断性を良好に維持できる。なお、適正な向かい角は角度調節ハンドル62で微調整できる(図5)。
【0036】
図3において、符号35は前側昇降リンク機構10の昇降シリンダと後側昇降リンク機構52の昇降シリンダとを同時に同量伸縮作動させる共同スイッチである。前側昇降リンク機構10に装着される前側散布装置Xの噴霧ノズル26の高さは実質的に昇・降スイッチ74の操作に基づき、後側昇降リンク機構52に装着されるバリカン型切断装置65L,65Rの接地高さは実質的に昇・降スイッチ75の操作に基づき、よってこれら両者のスイッチ設定によって予め噴霧高さSと摘心高さCとが決定されるが、上記共同スイッチ35の昇・降操作によると、両者の高さの差△H(=S−C)を維持した状態で前側昇降リンク機構10と後側昇降リンク機構52とを同時に昇降させることができる構成である。このように構成することによって、常に摘心高さCよりも噴霧高さSを高くすることができ、一挙操作で高さ設定作業が容易となる。
【0037】
図6及び図7は車体1の下方に設けるアンダーカバー40の配置構成について示すものである。アンダーカバー40は車体1が田畑の作物上を通過する際、該作物に車体1一部が直接接触して損傷させる恐れをなくすために設けるものである。車体1の前側下方にはエンジン4のオイルパンを覆うオイルパンカバー41が下方突出状に設けられ、該オイルパンカバー41の下方に所定空間を形成すべくアンダーステー42を備え、このように構成することによって所定空間を介在させることによって、前側昇降リンク機構10が最大上昇行程にあるときでも、アンダーカバー40はオイルパンカバー41と接触破損しないで済むものである。なお、アンダーカバー40とオイルパンカバー41との間に空間部が生じるので放熱効果が高まり、アンダーカバー40の表面温度は低くなって熱による作物損傷を防止できる。
【0038】
なお図例ではアンダーステー42から前方のアンダーカバー40部を2重構造としており、断熱効果を高めている。
前記実施例では、薬液タンク50を設けて液体肥料や除草剤の薬液散布装置について説明したが、粉粒状の施用剤を散布する構成でもよい。
【0039】
また、バリカン型切断装置として小型エンジンを用いたが、油圧モータによる回転駆動による構成としてもよい。この場合には、油圧モータに作動油を給排しながら該油圧モータを回転駆動する油圧ポンプと回路制御部とを備えるものである。
【符号の説明】
【0040】
1 車体
10 前側昇降リンク機構
35 共同スイッチ手段
52 後側昇降リンク機構
65 バリカン型切断装置
X 前側散布装置
Y 後側散布装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体(1)の進行方向前側に薬液又は薬剤を散布する前側散布装置(X)を配置し該薬剤散布装置(X)の後側に昇降調節自在なバリカン型切断装置(65L,65R)を配置してなる作業車。
【請求項2】
車体(1)の前側に前側昇降リンク機構(10)を介して前側散布装置(X)のセンターブーム(22)を設け、車体(1)の後側に後側昇降リンク機構(52)を介してバリカン型切断装置(65L,65R)を装着した請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前側昇降リンク機構(10)と後側昇降リンク機構(52)とは各別に昇降調節可能に設けるとともに、前側昇降リンク機構(10)と後側昇降リンク機構(52)との相対的な高さの差を維持して同時に昇降連動する共同スイッチ手段(35)を設けてなる請求項2に記載の作業車。
【請求項4】
後側昇降リンク機構(52)にバリカン型切断装置(65L,65R)と後側散布装置(Y)とを前後に配置してなる請求項1乃至請求項3に記載の作業車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−250697(P2011−250697A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−124590(P2010−124590)
【出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】