説明

光センサを用いる通信方法と装置

通信装置は像を捕らえるための光センサを含んでよい。像の中のデータのクラスを識別しまたは選択してデータのクラスに応じて所定の機能を実行するためのプロセッサが提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信方法と装置とに関するもので、より特定すると、光センサ、電荷結合素子、カメラなどを用いる通信の方法と装置とに関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話などの無線通信装置を含む通信装置は機能の豊富な装置になりつつある。最近の携帯電話モデルの多くは、通常の音声通信に加えてインターネットをサーフィンし、また電子メールやテキスト・メッセージなどを含むデータを送信および受信することができる。無線通信装置や携帯電話などに関連しまたは内蔵される最近の機能の1つはディジタル・カメラである。かかるカメラは通信装置内に組み込むことができるし、または通信装置に電気的に結合できる別個のモジュールでもよい。インターネットや電子メール機能も有するカメラ付き通信装置は、像を捕らえ、またインターネットや電子メールやその他の媒体を介してかかる像を送信することができる。目新しいだけでなく、通信装置に関連するディジタル・カメラや光センサは、有線手段と、赤外線(IR)や無線周波数(RF)などの無線手段とに加えて、通信装置または携帯電話により光で通信する手段を提供する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、ブルートゥースや無線フィデリティ(WiFi)などのIRおよびRF通信は、実時間で動作する能動送信装置がそれぞれ必要であり、また通信装置が範囲内にあることを必要とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の或る実施の形態では、通信装置は像を捕らえるための光センサを含んでよい。この装置は、像の中のデータのクラスを識別しまたは選択してデータのクラスに応じて所定の機能を実行するためのプロセッサも含む。
【0005】
本発明の別の実施の形態では、通信装置は像を捕らえる光センサを含んでよい。プロセッサも備えてよい。光センサまたはプロセッサまたは移動体システムの1つに関連して動作するデータ構造は、像の中のデータのクラスを識別しまたは選択するためのコンピュータ実行命令を含んでよい。データのクラスに応じて所定の機能を実行するためのプロセッサに関連して動作する別のデータ構造を提供してよい。またこの装置はデータのクラスに応じて信号を送信するための送信機を含んでよい。本発明の1つの実施の形態では、製品またはサービスを注文するために送信機はデータに応じて信号を送信してよい。
【0006】
本発明の別の実施の形態では、通信装置は音響信号を受信するためのマイクロホンを含んでよい。またこの装置は音響信号からのデータのクラスを復号して、データのクラスに応じて所定の機能を実行するためのプロセッサを含んでよい。
本発明の別の実施の形態では、通信方法は像を捕らえて、像の中のデータのクラスを識別しまたは選択することを含んでよい。この方法はデータのクラスに応じて所定の機能を実行することを更に含んでよい。
【0007】
本発明の別の実施の形態では、通信方法は音響信号を受信して、音響信号からのデータのクラスを識別しまたは選択することを含んでよい。データのクラスに応じて所定の機能を実行してよい。
本発明の別の実施の形態では、方法を実行するためのコンピュータ実行命令を有するコンピュータ読取り可能な媒体は、像を捕らえて、像の中のデータのクラスを識別しまたは選択することを含んでよい。この方法はデータのクラスに応じて所定の機能を実行することを更に含んでよい。
【実施例】
【0008】
(発明を実行する最良のモード)
好ましい実施の形態についての以下の詳細な説明は、本発明の特定の実施の形態を示す添付の図面を参照する。異なる構造と動作とを有する他の実施の形態は本発明の範囲から逸れるものではない。
【0009】
図1は、本発明の或る実施の形態に係る、通信システムまたは媒体102に関連して動作する通信装置100のブロック図である。通信システムまたは媒体102は、移動体、無線、セルラ通信システムまたは同様のシステムでよい。通信装置100はコードレス電話、携帯電話、パーソナル・ディジタル・アシスト(PDA)、通報器、コンピュータ装置などでよく、任意の特定の通信標準(高度携帯電話サービス(AMPS)、ディジタル高度携帯電話サービス(D−AMPS)、移動体通信用グローバル・システム(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)など)に特有ではない。図1に示すレイアウトは本発明を説明するためのものであり、本発明はいかなる特定の設計にも制限されるものではない。
【0010】
通信装置100は、電話やその他の通信を開始しまた行うことを含む通信装置100の動作の制御を容易にするためのオペレータまたはユーザ・インターフェース104を含んでよい。ユーザ・インターフェース104は、通信装置100の状態および動作についての視覚信号を加入者またはユーザに与えるためのディスプレイ106を含んでよい。ディスプレイ106はカラー像を示すことのできる液晶ディスプレイ(LCD)などでよい。ディスプレイ106は、像、テキスト、数字、文字、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)などの形で情報をユーザまたはオペレータに提供してよい。ユーザ・インターフェース104は、キーパッド108と、指示装置(ジョイスティックなど)を含む機能キーまたはボタン110も含んでよい。キーパッド108や機能ボタンおよびジョイスティック110によりユーザは通信装置100にコマンドを与えて、電話番号をダイアルし、呼を開始しまた終了し、他の通信(インターネットへのアクセスなど)を確立し、電子メールやテキスト・メッセージなどを送信および受信する、などを行うことができる。またキーパッド108や機能ボタンおよびジョイスティック110を用いて通信装置100の他の動作を制御してよい。
【0011】
ディスプレイ106、キーパッド108、機能ボタン110は主プロセッサおよび制御論理ユニット112に結合してよい。主プロセッサおよび制御論理ユニット112はマイクロプロセッサなどでよい。主プロセッサおよび論理ユニット112はデータ構造114、ソフトウエア・プログラム、コンピュータ・アプリケーションなどを含み、制御信号を符号化しまた復号し、通信手続きやここに述べる他の機能を実行してよい。
【0012】
ユーザ・インターフェース104はマイクロホン116およびスピーカ118も含んでよい。マイクロホン116は、ユーザからまたは音響源120(ラジオ、テレビジョンなど)からのオーディオまたは音響信号を受信してよい。マイクロホン116はオーディオまたは音響信号を電気信号に変換してよい。マイクロホン116は主プロセッサおよび論理ユニット112に接続してよく、主プロセッサおよび論理ユニット112は電気信号をベースバンド通信信号に変換してよい。主プロセッサおよび制御論理ユニット112は送信機120に接続してよく、送信機120は主プロセッサおよび制御論理ユニット112からのベースバンド信号を無線周波数(RF)信号に変換してよい。送信機118は、RF信号を通信媒体またはシステム102に送るためのアンテナ組立体122に接続してよい。
【0013】
アンテナ組立体122は無線でRF信号を受信して、RF信号を受信機124に転送してよい。受信機124はRF信号をベースバンド信号に変換してよい。ベースバンド信号は主プロセッサおよび制御論理ユニット112に与えられ、ここでベースバンド信号を電気信号に変換してよい。プロセッサおよび制御ユニット112は電気信号をスピーカ118に送り、スピーカ118は電気信号を、ユーザが理解できるオーディオ信号に変換してよい。
【0014】
電源126は主プロセッサおよび制御論理ユニット112に接続して、通信装置100の動作のための電力を提供してよい。電源126は再充電可能な電池などでよい。通信装置100は少なくとも1個のデータ記憶装置128も含んでよい。データ記憶装置128は電話番号のリストを記憶してよい。リストの例として、データ記憶装置128の電話帳部などにユーザが自ら入力して記憶する電話番号や、掛からなかったまたは応答がなかった呼の電話番号や、通信装置100が前に掛けた電話番号などがある。データ記憶装置128はコンピュータ読取り可能な媒体で、本発明の実施の形態に関して述べられる特殊な動作や機能を実行するための、コンピュータ実行命令またはコンピュータ使用命令や、データ構造(データ構造114など)を記憶してよい。
【0015】
対象の像など(対象133の像132など)を捕らえるための光センサ130は、通信装置100の一部として組み込んでもよいし、捕らえた像を送信するために通信装置100に接続することのできる別個のユニットまたは装置でもよい。対象133は、テレビジョン・スクリーン、ビデオ・モニタ、または任意のタイプの固定媒体または印刷された材料の上の像でよい。光センサ130は、ディジタル・カメラ、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)素子、電荷結合素子(CCD)、または同様の素子でよい。光センサ130は、CMOS素子やCCDなどが受けた像(像132など)に対応する電気信号をディジタル信号に変換するためのアナログ・ディジタル変換器(ADC)134を含んでよい。ADC134はディジタル信号をディジタル信号処理プロセッサ(DSP)136に転送してよい。DSP136はディジタル化された写真像を処理するためのデータ構造またはソフトウエア・プログラムを含んでよい。DSP136は像132の中のコントラストや細部を調整してよく、また記憶装置(記憶装置128など)に記憶するときに、または通信システム102を介して送信するときに、像データが占める記憶空間または帯域幅が小さくなるように、像132を形成するデータを圧縮してよい。
【0016】
像132はデータのクラス140またはデータの所定のタイプを含んでよい。これは、データのクラス140に応じて所定の機能または動作を実行するように通信装置100に指令しまたは命令するのに用いてよい。データのクラス140の例として、電話番号、バーコード、ウェブ・サイトへのアクセス情報、電子メール・アドレス、通信装置100が実行するコマンドのシーケンス、製品またはサービスに関連する情報、任意の上述のまたは他のデータまたは情報の組合せを含んでよいが、これらに限定されるものではない。プロセッサおよび制御論理ユニット112はデータのクラス140を識別しまたは選択して、所定の機能または動作を実行してよい。データ構造(データ構造114の1つなど)は、データのクラス140を識別しまたは選択するためのプロセッサ112が実行可能なコンピュータ実行命令を含んでよい。プロセッサ112は像132の中の画素を復号する命令を実行して、データのクラス140を識別しまたは選択してよい。データのクラス140は、画素を分析しまたは復号しまたデータのクラス140を識別するときのプロセッサ112の計算負荷を最小にするための特有の記号または文字でよい。この特有の記号または文字は、データのクラス140を識別しまたは選択するときの計算オーバーヘッドを更に減らすための選択された色または像132の中の所定の位置でもよい。記号または文字の色および位置は、或る動作または機能を実行するためのプロセッサ112への省略表現信号を構成してもよい。像から情報、データ、テキストなどを識別し、選択し、または抽出する他の方法は周知であって、例えば、米国特許第6,519,362号、「カラー像の中にあるテキストを抽出する方法(Method of Extracting Text Present in a Color Image)」または米国特許第5,990,930号、「テレビジョン電話のための像領域を抽出する法(Image-Area Extracting Method for Visual Telephone)」に述べられている。
【0017】
像132およびデータのクラス140は人の目に見えてよく、またディスプレイ106で表示してよい。或る環境では、データのクラス140は人の目に見えないデータまたは情報も含んでよい。例えばデータのクラス140は、電子あぶりだし(steganography)、透かしなどを用いて形成されたサブリミナルでよい。或る環境では、データのクラス140はプロセッサ112が自動的に識別しまたは選択してよい。別の実施の形態ではまたは別の環境の下では、見える場合は、ユーザが像132の中のデータのクラス140を選択してよい。ユーザは、キーパッド108や機能ボタンまたはジョイスティック110を用いてデータのクラス140を選択してよい。またユーザは、キーパッド108や機能ボタンまたはジョイスティック110を用いてデータのクラス140を編集し、またはデータ140を記憶しまたは送信してよい。
【0018】
本発明の別の実施の形態では、像132を分析してデータのクラス140を識別しまたは選択するためのデータ構造(データ構造114と同様の)またはコンピュータ実行命令は、光センサ130が実行してよい。更に別の実施の形態では、像132を分析するために、通信システム102にディジタル化された像132を送信してよい。通信システム102は、データ構造または像132の分析を行ってデータのクラス140を識別しまたは選択するためのコンピュータ実行命令を含むプロセッサ142などを含んでよい。像を分析するときまたは大規模の画素分析を実行するときに通信装置100内の計算オーバーヘッドを節約するために、像分析はシステム102で実行してよい。データのクラス140は、任意の所定の機能または動作を行うために通信装置100に戻してよい。
【0019】
データのクラス140の識別または選択に応じて通信装置100が実行してよい所定の機能または動作の例としては、製品またはサービスを注文すること、一つ以上の像からのデータを復号して通信装置100を再プログラミングすること、通信装置準備パラメータをダウンロードすること、一つ以上の電話番号を記憶すること、呼または他の通信を確立すること、ウェブ・サイトまたは電子メール・アドレスに関連する情報を記憶すること、ウェブ・サイトにアクセスすること、電子メール・メッセージを送ること、などの動作を含んでよいがこれらに限定されるものではない。通信装置100は通信システム102を介してネットワーク144(インターネットやその他のネットワークなど)に接続して、ウェブ・サイトにアクセスし、また電子メールやテキスト・メッセージやその他の通信を送信および受信してよい。また通信装置100は、通信装置100がその中で現在動作している通信システム102を介して、公衆交換電話網(PSTN)146または他の移動体システム(図1に示していない)に接続してよい。
【0020】
また通信装置100は、通信システム102を介してデータ源148に接続してよい。データ源148は、像132の中で識別されまたは選択されたクラス・データ140に関係する動作または機能に応じて通信装置100に送られまたはダウンロードされる情報またはデータのための、インターネットまたはその他のリポジトリでよい。例えばデータ源148は、購入決定を行うときにユーザに送られる製品またはサービスに関する情報を含んでよい。
【0021】
通信媒体またはシステム102は、ネットワーク(インターネット、専用ネットワークなど)でよい。通信システム102は、一つ以上の陸上通信チャンネルまたはリンクと、一つ以上の宇宙空間通信チャンネルまたはリンクとを含んでよい。別の実施の形態では、通信システム102は、例えば、専用通信線、電話網、無線データ伝送システム、双方向ケーブル・システム、カストマイズされたコンピュータ網、会話型キオスク網などを含む任意の通信システムでよい。
【0022】
また通信装置100は音声認識システム150または機能を含んでよい。音声認識システム150は、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、これらの組合せなどで実現してよく、プロセッサおよび制御論理ユニット112に関連して動作してよい。音声認識システム150はマイクロホン116に結合し、ユーザまたはオペレータが音声コマンドにより通信装置100の動作を制御して、通信を確立しまたは他の動作または機能を実行できるようにしてよい。またマイクロホン116は任意の音響源158から音響またはオーディオ信号を受けて、通信装置100の動作を制御し、また光センサ130が受ける光信号または像に関して上に説明したのと同様にして通信を確立してよい。音響源158は、例えばテレビジョン、ラジオ、人の声などでよい。このように、通信装置100は光信号または像または音響信号を受けて通信装置100の動作を制御して、データのクラスに応じて所定の機能を実行してよい。
【0023】
通信装置100はインターネットにアクセスするためのブラウザ152も含んでよい。ブラウザ152はプロセッサおよび制御論理ユニット112上で動作してよい。ブラウザ152は、ネットスケープ7、マイクロソフト7インターネット・エクスプロラなどと同様でよい。
【0024】
図2は本発明の或る実施の形態に係る通信のための方法200の一例の流れ図である。方法200は通信装置(図1の装置100など)の中でデータ構造(データ構造114の1つなど)の形で実現され、対象の像から識別されまたは選択されたデータのクラスまたはデータの所定の集合またはグループに応じて所定の機能を実行してよい。ブロック202で、機能すなわち方法200は通信装置のユーザまたはオペレータにより可能になる、すなわち活動化される。機能すなわち方法200は、ディスプレイ(ディスプレイ106など)でユーザに示されるメニュー内の機能を選択することにより可能になる。
【0025】
ブロック204で対象の像が捕らえられる。ブロック206で、像の中のデータのクラスまたはデータの所定の集合が識別されまたは選択される。図1の通信装置100に関して述べたように、データのクラスは像の分析により自動的に識別されまたは選択される。本発明の別の実施の形態では、または環境により、データのクラスまたは関心のあるデータは、キーパッド、機能ボタンなど(図1の通信装置100のキーパッド108または機能ボタン110と同様の)を用いてユーザにより選択される。像の中のデータのクラスまたは関心のあるデータの例として、電話番号、電話番号のリスト、バーコード、ウェブ・サイトへのアクセス情報、コマンドのシーケンス、製品またはサービスに関連する情報、などがあるがこれらに限定されるものではない。データのクラスがコマンドのシーケンスである場合は、コマンドは自動的に実行されるか、または本発明の別の実施の形態では、有効なパスワードまたはコードを入力することをユーザは要求される。またデータのクラスは前に説明したように特有の記号または文字でよく、識別されまたは選択されたときに所定の機能を実行するよう通信装置に命令してよい。
【0026】
ブロック208で、データのクラスに応じて通信装置は所定の機能を実行してよい。所定の機能の例として、製品またはサービスを注文するための信号を送信すること、一つ以上の像からのデータを復号して通信装置を再プログラミングすること、通信準備パラメータをダウンロードすること、一つ以上の電話番号を記憶すること、通信または呼を確立すること、ウェブ・サイトまたは電子メール・アドレスに関連する情報を記憶すること、ウェブ・サイトにアクセスすること、電子メールまたはテキスト・メッセージを送ること、などがあるがこれらに限定されるものではない。所定の機能または動作が信号またはメッセージを送信することを含む場合は、メッセージは書式化されて、通信装置によりショート・メッセージ・サービス(SMS)、電子メール、テキスト・メッセージング、音声またはデータ通信で送られる。
【0027】
図3Aおよび3Bは本発明の別の実施の形態に係る通信のための方法300の例の流れ図である。方法300は通信装置(図1の装置100など)の中でデータ構造(データ構造114の1つなど)の形で実現され、対象の像から識別されまたは選択されたデータのクラスまたはデータの所定の集合またはグループに応じて所定の機能を実行してよい。ブロック302で、機能すなわち方法300は可能になる、すなわち活動化される。方法300は、ディスプレイ(ディスプレイ106(図1)など)上に示されるメニュー内の機能をユーザが選択することにより可能になる。ブロック304で像が捕らえられ、ブロック306で像がディスプレイ(ディスプレイ106など)上に表示される。
【0028】
ブロック308で、前に述べたのと同様に像の中のデータのクラスが識別されまたは選択される。決定ブロック310で、ブロック308でデータが選択されまたは識別されたかどうか判定が行われる。ブロック308でデータが選択されまたは識別されなかった場合は、方法300は終端311で終了してよい。ブロック308でデータが識別されまたは選択された場合は、方法300はブロック312に進み、選択されたデータまたは情報が表示される。ブロック314でユーザは、表示された情報またはデータが受入れ可能か、すなわち望ましいものかどうか選択してよい。否定の場合は、ブロック316で情報は編集される。ブロック316で情報またはデータが編集されない場合は、方法300は終端318で終了する。ブロック314でデータまたは情報が受入れ可能な場合、またはブロック316で編集された場合は、ブロック320で、データまたは情報を保存するかどうかのオプションがユーザに示される。ユーザが肯定的に応答すると、ブロック322で像データは記憶装置内に保存される。像データは記憶装置(図1の記憶装置128など)内に記憶される。
【0029】
ブロック322でデータを保存した後、またはブロック320でデータを保存しないことを選択した後、ブロック324で、像からのデータを処理するかどうかのオプションがユーザに示される。データを処理しないことをユーザが選択した場合は、方法300は終端326で終了する。ブロック324でデータを処理することをユーザが選択した場合は、ブロック328で、パスワードを入力することをユーザは要求される。決定ブロック330で、入力されたパスワードが有効かどうか判定が行われる。パスワードが無効の場合はユーザはその旨を知らされて、有効なパスワードを入力する機会を与えられる(図3には示していない)。または、パスワードが無効の場合は、または有効なパスワードを入力しようとする試みが所定の回数行われた後に、方法300は終端332で終了する。入力されたパスワードが有効な場合は、ブロック308で識別されまたは選択されたデータのクラスに応じて、ブロック334で所定の機能が実行される。所定の機能は、データ内に含まれる命令を通信装置が実行することを含んでよい。
【0030】
図4A,4B,4C,4D,4E,4Fは、本発明の別の実施の形態に係る通信のための方法400の一例の流れ図である。方法400は図1の装置100内でデータ構造(データ構造114の1つなど)の形で実現され、像から識別されまたは選択されたデータのクラスに応じて所定の機能を実行してよい。ブロック402で、通信装置(装置100(図1)など)は機能すなわち方法400を実行することが可能になる。ブロック404で、対象の像が光素子(光素子130など)で捕らえられる。ブロック406で像が表示される。ブロック408で、前に述べたのと同様に像の中の所定のデータのクラスが選択されまたは識別される。ブロック410で、データが電話番号に対応するかどうか自動的にまたはユーザにより判定が行われる。ブロック412でデータが電話番号であると判定された場合は、ブロック412で、スピーカ(図1のスピーカ118など)からのオーディオ・メッセージ、またはディスプレイ(ディスプレイ106など)上に表示された視覚メッセージが、ユーザは電話番号を保存したいかどうか尋ねる。
【0031】
ブロック412でユーザが肯定的に応答した場合は、電話番号は記憶装置(記憶装置128などと同様の)内に保存され、記憶装置128の電話帳部内に記憶される。電話番号が記憶されるかどうかにかかわらず、ブロック416で、ユーザがその番号に電話を掛けたいかどうか入力することを、オーディオまたは視覚メッセージでユーザは要求される。ユーザが否定的に応答した場合は、方法400は終端418で終了する。ブロック416でユーザが肯定的に応答した場合は、ブロック420で、ユーザはパスワードを入力することを要求される。ブロック422で、有効なパスワードが入力されたかどうか判定が行われる。有効なパスワードを入力する試みを所定の回数行う機会がユーザに与えられた後に、方法400は終端424で終了する。ブロック422で有効なパスワードが入力されたと判定された場合は、ブロック426で、通信が確立されまたは呼が開始される。選択されまたは識別されたデータは、ブロック428で通信装置がデータのクラスに応じて実行する命令も含んでよい。
【0032】
ブロック410(図4A)に戻って、データが電話番号でないと判定された場合は、方法400はブロック430(図4C)に進み、データがバーコードかどうかの判定が行われる。データがバーコードである場合は、ブロック432で、バーコードに対応する情報がアクセスされる。バーコードに対応する情報は、前に説明したように通信装置(装置100など)がウェブ・ページやデータ源などにアクセスすることによりアクセスされる。ブロック434で、バーコードに対応する情報がユーザに表示されまたは示される。ブロック436で、情報を保存したいかどうかユーザは入力することを要求される。入力することをユーザは、ディスプレイ(図1のディスプレイ106など)に表示されるメッセージか、スピーカ(スピーカ118など)からのオーディオ信号により要求される。ブロック436でユーザが肯定的に応答した場合は、ブロック438で情報は保存される。
【0033】
ブロック440で、識別されまたは選択されたデータのクラスまたは情報が製品またはサービスに関係する場合は、要求すなわち購入を開始したいかどうかを入力することをユーザはオーディオまたは視覚メッセージにより要求される。ブロック440でユーザが否定的に応答した場合は、方法400は終端442で終了する。ブロック440でユーザが肯定的に応答した場合は、ブロック444で、パスワードを入力することをユーザは要求される。ブロック446で、入力されたパスワードが有効であるかどうかチェックが行われる。パスワードが無効の場合か、またはユーザが有効なパスワードの入力を所定の回数試みたが失敗した場合は、方法400は終端448で終了する。ブロック446で入力されたパスワードが有効である場合は、ブロック450で、まだされていない場合は通信が確立される。ブロック452で、要求者すなわち購入者の情報が販売者すなわち提供者に送られる。購入者情報は連絡情報(郵送アドレス、電子メール、電話番号など)や他の情報(クレジット・カード番号、または製品またはサービスを買うための他の手段など)を含んでよい。
【0034】
ブロック430に戻って、データがバーコードでない場合は、方法400はブロック454(図4D)に進む。ブロック454で、データが製品かサービスかまたは他の項目に関係するかどうか判定が行われる。ブロック454でデータがかかる項目に関係する場合は、ブロック456で、ユーザまたは購入者は製品かサービスかまたはその他の項目の選択を行う。ユーザまたは購入者が選択を行うために、利用可能な製品やサービスなどが図1のディスプレイ106などに表示される。ブロック458で、選択された製品やサービスなどに関係する情報を保存したいかどうかを入力することをユーザは視覚的に、聴覚的に、またはその組合せにより要求される。応答が肯定的な場合は、ブロック460で、選択された情報が記憶装置(記憶装置128(図1)など)内に記憶される。
【0035】
ブロック458で選択された情報を記憶するとユーザが決定したかどうかにかかわらず、ブロック462で、選択された製品やサービスなどを購入すなわち注文したいかどうか入力することをユーザは要求される。ブロック462での入力要求への応答が否定的な場合は、方法400は終端464で終了する。ブロック462での入力要求への応答が肯定的な場合は、ブロック466でパスワードを入力することをユーザは要求される。ブロック468で、パスワードが有効かどうかの判定が行われる。パスワードが無効の場合、またはユーザが有効なパスワードの入力を所定の回数試みたが失敗した場合は、方法400は終端470で終了する。有効なパスワードが入力された場合は、ブロック472で通信が確立され、ブロック474で購入者情報が販売者すなわち提供者に送られる。前に説明したように、購入者情報は連絡情報(郵送アドレス、電子メール・アドレス、電話番号)や、クレジット・カードや、必要であれば他の購入情報を含んでよい。
【0036】
ブロック454(図4D)に戻って、データが製品またはサービスまたは他の項目に関係ない場合は、方法400はブロック476(図4E)に進む。ブロック476で、ブロック408(図4A)で識別されまたは選択されたデータのクラスがウェブ・サイト情報かどうか判定が行われる。ブロック476で応答が肯定的の場合は、ブロック478で、ウェブ・サイト情報を保存するかどうか入力することをユーザは要求される。応答が肯定的の場合は、ブロック480で、ウェブ・サイト情報が記憶される。ブロック482で、ウェブ・サイトにアクセスするかどうか入力することをユーザは要求される。応答が否定的の場合は、方法400は終端483で終了する。応答が肯定的の場合は、ブラウザ(図1のブラウザ152など)を介してウェブ・サイトがアクセスされる。
【0037】
ブロック476(図4E)に戻って、データがウェブ・サイトにアクセスする情報でない場合は、方法400はブロック486(図4F)に進んでよい。ブロック486で、識別されまたは選択されたデータが電子メール・アドレスに対応するかどうか判定が行われる。ブロック486でデータが電子メール・アドレスでない場合は、この方法はブロック488に進んでよい。ブロック488で、ブロック408で識別されまたは選択されたデータのクラスに対応する他の機能を実行してよい。ブロック486でデータが電子メール・アドレスである場合は、ブロック490で、電子メール・アドレスを保存するかどうか入力することをユーザは要求される。ユーザが肯定的に応答した場合は、ブロック492で、電子メール・アドレスは記憶装置(図1の記憶装置128と同様な)内に保存される。ブロック494で、電子メールを送りたいかどうか入力することをユーザは要求される。送りたくない場合は、方法400は終端496で終了する。ブロック494で電子メールを送りたいとユーザが応答した場合は、ブロック498で、ユーザが電子メールを作成して送るための電子メール・アプリケーションなどを開始してよい。電子メール・アプリケーションは図1に示すデータ構造144の一部でよい。
【0038】
図4を参照して述べた種々の動作または機能は任意の特定の順序で実行する必要はない。上述の順序は本発明を記述するために単にたまたま述べたものである。図4の任意のプロンプトで情報やパスワードなどを選択しまたは入力することをユーザが要求されると、これに応えてユーザはキーパッドまたは機能ボタン(図1のキーパッド108または機能ボタン110と同様の)を操作してよい。または、通信装置に機能が備わっている場合は、ユーザは音声認識システムなど(図1の音声認識システム150など)を用いて任意のプロンプトに対して音響的に応えてよい。
【0039】
図5は、本発明の別の実施の形態に係る通信のための方法500の例示の流れ図である。方法500は図1の装置100の中でデータ構造(データ構造114の1つなど)の形で実現され、音響信号から識別されまたは選択されたデータのクラスに応じて所定の機能を実行してよい。ブロック502で、機能すなわち方法500は通信装置により動作が可能になる、すなわち活動化される。ブロック504で、装置は音響信号を受ける。ブロック506で、音響信号からのデータのクラスが識別されまたは選択される。データのクラスの例として、電話番号、電話番号のリスト、バーコード、ウェブ・サイトへのアクセス情報、コマンドのシーケンス、製品またはサービスに関連する情報などがあるが、これらに限定されるものではない。
【0040】
データのクラスがコマンドのシーケンスである場合はコマンドは自動的に実行される。または本発明の別の実施の形態では、有効なパスワードまたはコードを入力することをユーザは要求される。ブロック508で、データのクラスに応じて所定の機能が実行される。所定の機能または動作の例として、製品またはサービスを注文すること、音響信号からのデータを復号して通信装置(装置100など)を再プログラミングすること、通信装置準備パラメータをダウンロードすること、一つ以上の電話番号を記憶すること、呼または通信を確立すること、ウェブ・サイトまたは電子メール・アドレスに関連する情報を記憶すること、ウェブ・サイトにアクセスすること、電子メール・メッセージを送ることなどの操作があるが、これらに限定されるものではない。
【0041】
本発明の要素は、ハードウエアおよび/またはソフトウエア(ファームウエア、常駐ソフトウエア、マイクロコードなどを含むコンピュータ・プログラム・コードなど)で実現してよい。また、方法200,300,400,500などの本発明の要素は、装置またはシステム(図1の装置100またはシステム102など)がまたは装置またはシステムに関して用いるための、媒体内で実現されるコンピュータ使用可能なまたはコンピュータ読取り可能なプログラム・コードを有するコンピュータ使用可能なまたはコンピュータ読取り可能な記憶媒体上のコンピュータ・プログラム製品の形をとってよい。かかる媒体の例は図1にネットワーク144、データ源148、または同様の装置として示されている。コンピュータ使用可能なまたは読取り可能な媒体は、装置またはシステムがまたは装置またはシステムに関して用いるためのプログラムを、含み、記憶し、通信し、または転送する任意の媒体でよい。媒体は例えば、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、半導体システムなどでよい。媒体は単に、コンピュータ・プログラム製品がインターネットなどのネットワークを通して「ダウンロードされる」ときに検索される情報のストリームでもよい。またコンピュータ使用可能なまたは読取り可能な媒体は、プログラムがその上にプリントされる紙またはその他の適当な媒体でもよい。
【0042】
本発明について無線通信装置などに関して説明したが、本発明に関して述べた機能は有線システムまたはネットワークに接続する通信装置にも適用することができる。ここでは特定の実施の形態を図示して説明したが、当業者が認識するように、同じ目的を達成するよう設計された全ての装置はここに示した特定の実施の形態に代わるものであり、また本発明は別の環境内で別のアプリケーションを有するものである。本出願は本発明の全ての適用または変形をカバーするものである。クレームは本発明の範囲をここに述べた特定の実施の形態に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1A】本発明に係る通信装置と通信のためのシステムまたは媒体のブロック図である。図1A、図1B(まとめて図1)
【図1B】本発明に係る通信装置と通信のためのシステムまたは媒体のブロック図である。図1A、図1B(まとめて図1)
【図2】本発明の或る実施の形態に係る通信方法の一例の流れ図である。
【図3A】本発明の別の実施の形態に係る通信方法の一例の流れ図である。図3A、図3B(まとめて図3)
【図3B】本発明の別の実施の形態に係る通信方法の一例の流れ図である。図3A、図3B(まとめて図3)
【図4A】本発明の別の実施の形態に係る通信方法の一例の流れ図である。図4A、4B、4C、4D、4E、4F(まとめて図4)
【図4B】本発明の別の実施の形態に係る通信方法の一例の流れ図である。図4A、4B、4C、4D、4E、4F(まとめて図4)
【図4C】本発明の別の実施の形態に係る通信方法の一例の流れ図である。図4A、4B、4C、4D、4E、4F(まとめて図4)
【図4D】本発明の別の実施の形態に係る通信方法の一例の流れ図である。図4A、4B、4C、4D、4E、4F(まとめて図4)
【図4E】本発明の別の実施の形態に係る通信方法の一例の流れ図である。図4A、4B、4C、4D、4E、4F(まとめて図4)
【図4F】本発明の別の実施の形態に係る通信方法の一例の流れ図である。図4A、4B、4C、4D、4E、4F(まとめて図4)
【図5】本発明の別の実施の形態に係る通信方法の一例の流れ図である。
【図1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信装置であって、
像を捕らえるための光センサと、
前記像の中のデータのクラスを識別しまたは選択して前記データのクラスに応じて所定の機能を実行するためのプロセッサと、
を含む通信装置。
【請求項2】
前記光センサは、電荷結合素子、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)、カメラの1つを含む、請求項1記載の通信装置。
【請求項3】
前記像の中の画素を復号して前記データのクラスを識別しまたは選択するための前記光センサとプロセッサの1つにより実行可能なコンピュータ実行命令を含むデータ構造を更に含む、請求項1記載の通信装置。
【請求項4】
前記データのクラスは人の目に見えるデータを含む、請求項1記載の通信装置。
【請求項5】
前記像と前記データのクラスの少なくとも1つを表示するためのディスプレイを更に含む、請求項4記載の通信装置。
【請求項6】
前記データのクラスは人の目に見えないデータを含む、請求項1記載の通信装置。
【請求項7】
前記データのクラスは、電話番号、電話番号のリスト、バーコード、ウェブ・サイトへのアクセス情報、コマンドのシーケンス、製品またはサービスに関連する情報の少なくとも1つを含む、請求項1記載の通信装置。
【請求項8】
前記コマンドのシーケンスは通信装置により自動的に実行されるコマンドを含む、請求項7記載の通信装置。
【請求項9】
前記通信装置は携帯電話を含む、請求項8記載の通信装置。
【請求項10】
前記コマンドのシーケンスはパスワードに応じて通信装置により実行されるコマンドを含む、請求項7記載の通信装置。
【請求項11】
前記通信装置は携帯電話を含む、請求項10記載の通信装置。
【請求項12】
前記パスワードを入力するためのユーザ・インターフェースと音声認識機能の少なくとも1つを更に含む、請求項10記載の通信装置。
【請求項13】
前記光センサは、テレビジョン、ビデオ・モニタ、固定媒体の1つからの像を捕らえる、請求項1記載の通信装置。
【請求項14】
前記所定の機能は、製品またはサービスを注文するための信号を送信すること、1つ以上の像からのデータを復号して通信装置を再プログラミングすること、通信装置準備パラメータをダウンロードすること、1つ以上の電話番号を記憶すること、呼を確立すること、ウェブ・サイトまたは電子メール・アドレスに関連する情報を記憶すること、ウェブ・サイトにアクセスすること、電子メール・メッセージを送ることの1つを含む、請求項1記載の通信装置。
【請求項15】
製品またはサービスを注文するための信号を送信することは、購入者に関連する情報をそれぞれ含むショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージ、電子メール・メッセージ、音声またはデータ・メッセージの1つを送ることを含む、請求項14記載の通信装置。
【請求項16】
前記像からの前記データのクラスを選択すること、前記データのクラスを編集すること、前記クラス・データを記憶すること、前記データのクラスを送信することの少なくとも1つのためのユーザ・インターフェースを更に含む、請求項1記載の通信装置。
【請求項17】
通信装置であって、
像を捕らえるための光センサと、
プロセッサであって、前記光センサと前記プロセッサと移動体システムの1つに関連して動作するデータ構造は前記像の中のデータのクラスを識別しまたは選択するためのコンピュータ実行命令を含む、プロセッサと、
前記データのクラスに応じて所定の機能を実行するためのプロセッサに関連して動作する別のデータ構造と、
前記データのクラスに応じて信号を送信するための送信機と、
を含む通信装置。
【請求項18】
前記光センサと前記プロセッサと移動体システムの1つに関連して動作する前記データ構造は、前記像の中の画素を復号して前記データのクラスを識別しまたは選択するための前記光センサと前記プロセッサと前記移動体システムの1つにより実行可能なコンピュータ実行命令を含む、請求項17記載の通信装置。
【請求項19】
前記像と前記データのクラスの少なくとも1つを記憶するための記憶装置を更に含む、請求項17記載の通信装置。
【請求項20】
前記像と前記データのクラスの少なくとも1つを表示するためのディスプレイを更に含む、請求項17記載の通信装置。
【請求項21】
前記像からの前記データのクラスを選択するための少なくとも1つの機能ボタンを更に含む、請求項20記載の通信装置。
【請求項22】
前記像からの前記クラス・データを選択するための指示装置を更に含む、請求項21記載の通信装置。
【請求項23】
前記像からの前記クラス・データを選択すること、前記データのクラスを編集すること、前記データのクラスを記憶すること、前記データのクラスを送信することの少なくとも1つのためのユーザ・インターフェースを更に含む、請求項17記載の通信装置。
【請求項24】
前記データのクラスは、電話番号、電話番号のリスト、ウェブ・サイトへのアクセス情報、コマンドのシーケンス、製品またはサービスに関連する情報の少なくとも1つを含む、請求項17記載の通信装置。
【請求項25】
前記所定の機能は、製品またはサービスを注文するための信号を送信すること、1つ以上の像からのデータを復号して通信装置を再プログラミングすること、通信装置準備パラメータをダウンロードすること、1つ以上の電話番号を記憶すること、通信を確立すること、ウェブ・サイトまたは電子メール・アドレスに関連する情報を記憶すること、ウェブ・サイトにアクセスすること、電子メール・メッセージを送ることの1つを含む、請求項17記載の通信装置。
【請求項26】
通信装置であって、
音響信号を受信するためのマイクロホンと、
前記音響信号からのデータのクラスを復号して前記データのクラスに応じて所定の機能を実行するためのプロセッサと、
を含む通信装置。
【請求項27】
前記データのクラスは、電話番号、電話番号のリスト、バーコード、ウェブ・サイトへのアクセス情報、コマンドのシーケンス、製品またはサービスに関連する情報の少なくとも1つを含む、請求項26記載の通信装置。
【請求項28】
前記コマンドのシーケンスは通信装置により自動的に実行可能なコマンドを含む、請求項27記載の通信装置。
【請求項29】
前記コマンドのシーケンスはパスワードに応じて通信装置により実行可能なコマンドを含む、請求項27記載の通信装置。
【請求項30】
前記パスワードを入力するためのユーザ・インターフェースと音声認識装置の少なくとも1つを更に含む、請求項29記載の通信装置。
【請求項31】
前記所定の機能は、製品またはサービスを注文するための信号を送信すること、1つ以上の像からのデータを復号して通信装置を再プログラミングすること、通信装置準備パラメータをダウンロードすること、1つ以上の電話番号を記憶すること、ウェブ・サイトまたは電子メール・アドレスに関連する情報を記憶すること、通信を確立すること、ウェブ・サイトにアクセスすること、電子メール・メッセージを送ることの1つを含む、請求項26記載の通信装置。
【請求項32】
通信方法であって、
像を捕らえ、
前記像の中のデータのクラスを識別しまたは選択し、
前記データのクラスに応じて所定の機能を実行する、
ことを含む通信方法。
【請求項33】
前記像の中の画素を復号して前記データのクラスを識別しまたは選択することを更に含む、請求項32記載の通信方法。
【請求項34】
前記像と前記データのクラスの少なくとも1つを表示することを更に含む、請求項32記載の通信方法。
【請求項35】
前記データのクラスを識別しまたは選択することは、電話番号、電話番号のリスト、バーコード、ウェブ・サイトへのアクセス情報、コマンドのシーケンス、製品またはサービスに関連する情報の少なくとも1つを識別すること含む、請求項32記載の通信方法。
【請求項36】
前記コマンドのシーケンスを自動的に実行することを更に含む、請求項35記載の通信方法。
【請求項37】
パスワードに応じて前記コマンドのシーケンスを実行することを更に含む、請求項35記載の通信方法。
【請求項38】
音声認識装置とユーザ・インターフェースの少なくとも1つを介して前記パスワードを受信することを更に含む、請求項35記載の通信方法。
【請求項39】
前記所定の機能を実行することは、製品またはサービスを注文するための信号を送信すること、1つ以上の像からのデータを復号して通信装置を再プログラミングすること、通信装置準備パラメータをダウンロードすること、1つ以上の電話番号を記憶すること、ウェブ・サイトまたは電子メール・アドレスに関連する情報を記憶すること、電話呼を確立すること、ウェブ・サイトにアクセスすること、電子メール・メッセージを送ることの1つを含む、請求項32記載の通信方法。
【請求項40】
製品またはサービスを注文するための信号を送信することは、購入者に関連する情報をそれぞれ含むショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージ、電子メール・メッセージ、音声またはデータ・メッセージの1つを送ることを含む、請求項39記載の通信方法。
【請求項41】
製品またはサービスを注文するための信号を送信することに応じて購入者情報をデータ源から検索することを更に含む、請求項39記載の通信方法。
【請求項42】
前記像からの前記データのクラスを選択すること、前記データのクラスを編集すること、前記データのクラスを記憶すること、前記データのクラスを送信することの少なくとも1つを更に含む、請求項32記載の通信方法。
【請求項43】
通信方法であって、
音響信号を受信し、
前記音響信号からのデータのクラスを識別しまたは選択し、
前記データのクラスに応じて所定の機能を実行する、
ことを含む通信方法。
【請求項44】
前記データのクラスを識別しまたは選択することは、電話番号、電話番号のリスト、バーコード、ウェブ・サイトへのアクセス情報、コマンドのシーケンス、製品またはサービスに関連する情報の少なくとも1つを識別すること含む、請求項43記載の通信方法。
【請求項45】
前記コマンドのシーケンスを自動的に実行することを更に含む、請求項44記載の通信方法。
【請求項46】
パスワードに応じて前記コマンドのシーケンスを実行することを更に含む、請求項44記載の通信方法。
【請求項47】
前記所定の機能を実行することは、製品またはサービスを注文するための信号を送信すること、1つ以上の像からのデータを復号して通信装置を再プログラミングすること、通信装置準備パラメータをダウンロードすること、1つ以上の電話番号を記憶すること、ウェブ・サイトまたは電子メール・アドレスに関連する情報を記憶すること、電話呼を確立すること、ウェブ・サイトにアクセスすること、電子メール・メッセージを送ることの1つを含む、請求項43記載の通信方法。
【請求項48】
像を捕らえ、
前記像の中のデータのクラスを識別しまたは選択し、
前記データのクラスに応じて所定の機能を実行する、
ことを含む方法を実行するためのコンピュータ実行命令を有するコンピュータ読取り可能な媒体。
【請求項49】
前記像の中の画素を復号して前記データのクラスを識別しまたは選択することを更に含む、請求項48記載の方法を実行するためのコンピュータ実行命令を有するコンピュータ読取り可能な媒体。
【請求項50】
前記データのクラスを識別しまたは選択することは、電話番号、電話番号のリスト、バーコード、ウェブ・サイトへのアクセス情報、コマンドのシーケンス、製品またはサービスに関連する情報の少なくとも1つを識別すること含む、請求項48記載の方法を実行するためのコンピュータ実行命令を有するコンピュータ読取り可能な媒体。
【請求項51】
前記コマンドのシーケンスを自動的に実行することを更に含む、請求項50記載の方法を実行するためのコンピュータ実行命令を有するコンピュータ読取り可能な媒体。
【請求項52】
パスワードに応じて前記コマンドのシーケンスを実行することを更に含む、請求項50記載の方法を実行するためのコンピュータ実行命令を有するコンピュータ読取り可能な媒体。
【請求項53】
前記所定の機能を実行することは、製品またはサービスを注文するための信号を送信すること、1つ以上の像からのデータを復号して通信装置を再プログラミングすること、通信装置準備パラメータをダウンロードすること、1つ以上の電話番号を記憶すること、ウェブ・サイトまたは電子メール・アドレスに関連する情報を記憶すること、電話呼を確立すること、ウェブ・サイトにアクセスすること、電子メール・メッセージを送ることの1つを含む、請求項48記載の方法を実行するためのコンピュータ実行命令を有するコンピュータ読取り可能な媒体。
【請求項54】
製品またはサービスを注文するための信号を送信することは、購入者に関連する情報をそれぞれ含むショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージ、電子メール・メッセージ、または音声またはデータ・メッセージの1つを送ることを含む、請求項53記載の方法を実行するためのコンピュータ実行命令を有するコンピュータ読取り可能な媒体。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−505541(P2007−505541A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−525909(P2006−525909)
【出願日】平成16年3月22日(2004.3.22)
【国際出願番号】PCT/IB2004/000941
【国際公開番号】WO2005/027499
【国際公開日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】