説明

免疫応答調節剤製剤および方法

5員の窒素含有複素環に縮合された2−アミノピリジン部分を有する免疫応答調節剤(IRM)化合物;ソルビン酸、そのエステル、その塩、およびそれらの組合せからなる群より選択されるソルビン酸保存剤を含む保存剤システム;抗酸化剤;および任意のキレート化剤を含む、医薬製剤。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
5員の窒素含有複素環に縮合された2−アミノピリジン部分を含む免疫応答調節剤(IRM)化合物;
ソルビン酸、そのエステル、その塩、およびそれらの組合せからなる群より選択されるソルビン酸保存剤を含む、保存剤システム;および
抗酸化剤、
を含む、医薬製剤。
【請求項2】
5員の窒素含有複素環に縮合された2−アミノピリジン部分を含む免疫応答調節剤(IRM)化合物;
ソルビン酸、そのエステル、その塩、およびそれらの組合せからなる群より選択されるソルビン酸保存剤を含む、保存剤システム;
水素原子を供与する官能基を含む、抗酸化剤;
脂肪酸;および
前記脂肪酸と混和性があり、7個以上の炭素原子のヒドロカルビル基を含む、疎水性、非プロトン性成分
を含む、医薬製剤。
【請求項3】
脂肪酸をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項4】
脂肪酸と混和性があり、7個以上の炭素原子のヒドロカルビル基を含む、疎水性、非プロトン性成分をさらに含む、請求項1または請求項3に記載の製剤。
【請求項5】
前記疎水性、非プロトン性成分が、2未満の親水性親油性バランス(HLB)を有している、請求項2または請求項4に記載の製剤。
【請求項6】
前記疎水性、非プロトン性成分が、少なくとも14.2のpKaを有する、請求項2、4、および5のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項7】
前記疎水性、非プロトン性成分が、脂肪酸エステル、中鎖トリグリセリド、セチルエステル、8個以上の炭素原子の炭化水素、ワックス、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項2、および4〜6のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項8】
前記疎水性、非プロトン性成分が、ミスリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、ジイソプロピルダイマージリノリエート、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項7に記載の製剤。
【請求項9】
前記疎水性、非プロトン性成分が、前記製剤の全重量を基準として、1重量%〜30重量%の量で存在する、請求項2、および4〜8のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項10】
前記抗酸化剤が、水素原子を供与する官能基を含む、請求項1、3、4、および請求項5〜9(請求項2に従属するものを除く)のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項11】
前記抗酸化剤が、水素原子を供与することが可能な芳香族ヒドロキシ基を含む化合物からなる群より選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項12】
前記抗酸化剤が、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、システイン、没食子酸プロピル、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、トコフェロール、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項1、3、4、および請求項5〜9(請求項2に従属するものを除く)のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項13】
前記抗酸化剤が、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、システイン、没食子酸プロピル、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、トコフェロール、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項12に記載の製剤。
【請求項14】
前記抗酸化剤が、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、トコフェロール、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項13に記載の製剤。
【請求項15】
前記抗酸化剤が、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項14に記載の製剤。
【請求項16】
前記抗酸化剤が、前記製剤の全重量を基準として、0.001重量%〜0.3重量%の量で存在する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項17】
前記脂肪酸が、6〜28個の炭素原子を有する、請求項2、3、および4〜16のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項18】
前記脂肪酸が、イソステアリン酸、オレイン酸、6〜18個の炭素原子の直鎖または分岐鎖のカルボン酸、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項17に記載の製剤。
【請求項19】
前記脂肪酸が、前記製剤の全重量を基準として、0.05重量%〜40重量%の量で存在する、請求項2、3、および請求項4〜18(ただし、直接的または間接的に請求項1に従属するものを除く)のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項20】
前記疎水性、非プロトン性成分対前記脂肪酸の比が、0.025:1〜600:1の範囲内である、請求項2、19、および請求項4〜18(ただし、直接的または間接的に請求項1に従属するものを除く)のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項21】
前記保存剤システムが、ソルビン酸、ソルビン酸イソプロピル、ソルビン酸カルシウム、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸トリエタノールアミン、またはそれらの組合せを含む、請求項1〜20のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項22】
前記ソルビン酸保存剤が、前記製剤の全重量を基準として、0.005重量%〜1重量%の量で存在する、請求項1〜21のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項23】
前記ソルビン酸保存剤が、前記製剤の全重量を基準として、0.02重量%〜0.2重量%の量で存在する、請求項22に記載の製剤。
【請求項24】
前記ソルビン酸保存剤が、前記製剤の全重量を基準として、0.05重量%〜0.15重量%の量で存在する、請求項23に記載の製剤。
【請求項25】
前記ソルビン酸保存剤対前記抗酸化剤の重量比が、1:20〜1000:1の範囲内である、請求項1〜24のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項26】
前記保存剤システムが、保存剤可溶性増強剤をさらに含む、請求項1〜25のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項27】
前記保存剤可溶性増強剤が、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール、ポリ(エチレングリコール)(4)モノラウレート、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項26に記載の製剤。
【請求項28】
キレート化剤をさらに含む、請求項1〜27のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項29】
前記キレート化剤が、エチレンジアミン四酢酸、クエン酸、それらの水和物、それらの塩、それらの塩の水和物、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項28に記載の製剤。
【請求項30】
前記キレート化剤が、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩二水和物、クエン酸一水和物、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項29に記載の製剤。
【請求項31】
前記キレート化剤が、前記製剤の全重量を基準として、0.001重量%〜0.2重量%の量で存在する、請求項28〜30のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項32】
前記抗酸化剤対キレート化剤の重量比が、1:200〜300:1の範囲内である、請求項28〜31のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項33】
前記保存剤システムが、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール、またはそれらの組合せ、をさらに含む、請求項1〜32のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項34】
親水性増粘剤をさらに含む、請求項1〜33のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項35】
前記親水性増粘剤が、セルロースエーテルおよびカルボマーから選択される、請求項34に記載の製剤。
【請求項36】
前記親水性増粘剤が、前記製剤の全重量を基準として、0.2重量%〜2.0重量%の量で存在する、請求項34または請求項35に記載の製剤。
【請求項37】
pH調節剤、乳化剤、またはそれらの組合せ、をさらに含む、請求項1〜36のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項38】
以下の:
0.001重量%〜5.0重量%の、5員の窒素含有複素環に縮合された2−アミノピリジン部分を含む免疫応答調節剤(IRM)化合物;
下記の:
0.02重量%〜0.2重量%の、ソルビン酸、そのエステル、その塩、およびそれらの組合せからなる群より選択される、ソルビン酸保存剤;
0〜10.0重量%の、保存剤可溶性増強剤;および
0.05重量%〜0.2重量%の、二次的保存剤化合物;
を含む保存剤システム;
0.001重量%〜0.2重量%の、水素原子を供与する官能基を含む抗酸化剤;
0〜0.1重量%の、キレート化剤;
1重量%〜30重量%の、脂肪酸;
1重量%〜15重量%の、中鎖トリグリセリド;
0.2重量%〜2.0重量%の、増粘剤;
0.1重量%〜6.0重量%の、乳化剤;および
水;
を含む、医薬製剤であって、ここで、該製剤は、4.0〜6.0のpHを有し、また上記重量パーセントは、前記製剤の全重量を基準としたものである、前記製剤。
【請求項39】
前記IRMが、イミダゾキノリンアミン、テトラヒドロイミダゾキノリンアミン、イミダゾピリジンアミン、6,7−縮合シクロアルキルイミダゾピリジンアミン、1,2−架橋イミダゾキノリンアミン、イミダゾナフチリジンアミン、テトラヒドロイミダゾナフチリジンアミン、オキサゾロキノリンアミン、チアゾロキノリンアミン、オキサゾロピリジンアミン、チアゾロピリジンアミン、オキサゾロナフチリジンアミン、チアゾロナフチリジンアミン、イミダゾキノリン−1,4−ジアミン、ピリジンアミンに縮合された1H−イミダゾダイマー、キノリンアミン、テトラヒドロキノリンアミン、ナフチリジンアミン、テトラヒドロナフチリジンアミン、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項1〜38のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項40】
前記IRMが、アミド置換イミダゾキノリンアミン、スルホンアミド置換イミダゾキノリンアミン、尿素置換イミダゾキノリンアミン、アリールエーテル置換イミダゾキノリンアミン、ヘテロサイクリックエーテル置換イミダゾキノリンアミン、アミドエーテル置換イミダゾキノリンアミン、スルホンアミドエーテル置換イミダゾキノリンアミン、尿素置換イミダゾキノリンエーテル、チオエーテル置換イミダゾキノリンアミン、6−,7−,8−,もしくは9−アリールまたはヘテロアリール置換イミダゾキノリンアミン、アミド置換テトラヒドロイミダゾキノリンアミン、スルホンアミド置換テトラヒドロイミダゾキノリンアミン、尿素置換テトラヒドロイミダゾキノリンアミン、アリールエーテル置換テトラヒドロイミダゾキノリンアミン、ヘテロサイクリックエーテル置換テトラヒドロイミダゾキノリンアミン、アミドエーテル置換テトラヒドロイミダゾキノリンアミン、スルホンアミドエーテル置換テトラヒドロイミダゾキノリンアミン、尿素置換テトラヒドロイミダゾキノリンエーテル、チオエーテル置換テトラヒドロイミダゾキノリンアミン、アミド置換イミダゾピリジンアミン、スルホンアミド置換イミダゾピリジンアミン、尿素置換イミダゾピリジンアミン、アリールエーテル置換イミダゾピリジンアミン、ヘテロサイクリックエーテル置換イミダゾピリジンアミン、アミドエーテル置換イミダゾピリジンアミン、スルホンアミドエーテル置換イミダゾピリジンアミン、尿素置換イミダゾピリジンエーテル、チオエーテル置換イミダゾピリジンアミン、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される、請求項39に記載の製剤。
【請求項41】
前記IRMがイミダゾナフチリジンアミンである、請求項39に記載の製剤。
【請求項42】
前記IRMが、前記製剤の全重量を基準として、0.03重量%〜0.3重量%の量で存在する、請求項1〜41のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項43】
以下の:
0.001重量%〜5.0重量%の、イミダゾナフチリジンアミン;
0.02重量%〜0.2重量%の、ソルビン酸、そのエステル、その塩、およびそれらの組合せからなる群より選択される、ソルビン酸保存剤;
0〜10.0重量%のプロピレングリコール;
0.05重量%〜0.2重量%のメチルパラベン;
0.001重量%〜0.2重量%のブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、またはそれらの組合せ;
0〜0.1重量%のエチレンジアミン四酢酸、その水和物、その塩、その塩の水和物、またはそれらの組合せ;
1重量%〜30重量%のイソステアリン酸;
1重量%〜15重量%の、中鎖トリグリセリド;
0.2重量%〜2.0重量%のカルボマー;
0.1重量%〜6.0重量%のポロキサマー;および
水;
を含む、医薬製剤であって、ここで、該製剤は、4.0〜6.0のpHを有し、また上記重量パーセントは、前記製剤の全重量を基準としたものである、前記製剤。
【請求項44】
前記イミダゾナフチリジンアミンが、2−メチル−1−(2−メチルプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−4−アミンである、請求項43に記載の製剤。
【請求項45】
免疫応答調節剤(IRM)を皮膚表面および/または粘膜表面に送達するための方法であって、以下の:
請求項1〜44のいずれか1項に記載の製剤を選択する工程;および
前記選択された製剤を皮膚表面および/または粘膜表面に適用する工程;
を含む前記方法。
【請求項46】
皮膚に関連する状態を治療するための方法であって、前記方法が、請求項1〜45のいずれか1項に記載の医薬製剤を、治療を必要とする患者の皮膚表面に適用することを含む、前記方法。
【請求項47】
前記皮膚に関連する状態が光線性角化症である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
以下の:
5員の窒素含有複素環に縮合された2−アミノピリジン部分を含む免疫応答調節剤(IRM)化合物;および
ソルビン酸、そのエステル、その塩、およびそれらの組合せからなる群より選択されるソルビン酸保存剤を含む、保存剤システム;
を含む医薬製剤を安定化させるための方法であって、前記製剤に抗酸化剤を添加することを含む、前記方法。
【請求項49】
以下の:
5員の窒素含有複素環に縮合された2−アミノピリジン部分を含む免疫応答調節剤(IRM)化合物;
ソルビン酸、そのエステル、その塩、およびそれらの組合せからなる群より選択されるソルビン酸保存剤を含む、保存剤システム;
脂肪酸;および
前記脂肪酸と混和性があり、7個以上の炭素原子のヒドロカルビル基を含む、疎水性、非プロトン性成分;
を含む医薬製剤を安定化させるための方法であって、前記製剤に、水素原子を供与する官能基を含む抗酸化剤を添加することを含む、前記方法。

【公表番号】特表2007−529537(P2007−529537A)
【公表日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−504030(P2007−504030)
【出願日】平成17年3月14日(2005.3.14)
【国際出願番号】PCT/US2005/008576
【国際公開番号】WO2005/089317
【国際公開日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】