説明

入力装置

【課題】複数の振動モータを用いてタッチパネル全域を均一に振動させることができる入力装置を提供する。
【解決手段】入力装置1は、情報入力を行う入力操作面を有するタッチパネル2と、回転軸8周りに偏芯した錘7を回転することにより振動を発生し、それぞれがタッチパネル2もしくはタッチパネル2に結合された構造体に取り付けられる複数の振動モータ4と、入力操作面で情報入力が行われたことを検出する情報入力検出手段3と、情報入力検出手段3にて情報入力が行われたことが検出されたときに、複数の振動モータ4の回転速度、回転方向および回転タイミングがそれぞれ揃うように、複数の振動モータ4を同期させて振動させる振動制御手段6と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動させることが可能な入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話を初めとする種々の電子機器において、タッチパネルと振動モータを搭載する例が増えている。振動モータは主に、着信を初めとする種々の情報をユーザに報知する触覚機能として用いられる。タッチパネルは、必要に応じて、入力選択ボタンの画像を切り替えることができ、機械的なボタンを設けなくても、多種類の入力および選択を行うことができることから、部品コストの削減のためにも望ましい。また、機械的なボタンが不要となることで、機器の構造が簡素化されて信頼性が向上し、かつ機械的なボタンによるデザイン上の制約がなくなり、製品デザイン上も好ましい。
【0003】
ところが、タッチパネルは、キーの押圧感が得られないため、誤操作が生じやすい。また、押圧感が得られないことで、ユーザに不安感を与え、入力しづらいという印象も与えてしまう。
【0004】
このような不具合を解消する一方策として、タッチパネル上でキーを操作したときに、タッチパネルを振動させてユーザに打鍵感を与えることが考えられる。
【0005】
タッチパネルを振動させるには、タッチパネルに振動モータを取り付けなければならない。ところが振動モータの振動はそれほど大きくないため、振動モータの取り付け位置付近と、それ以外の場所では、タッチパネル上の振動の大きさが異なってしまう。
【0006】
そこで、タッチパネルの複数箇所にそれぞれ別個に振動モータを取り付けて、タッチパネルの全域で均一な振動が得られるようにすることが考えられる。
【0007】
ところが、複数の振動モータはそれぞれ別個に振動するため、そのままでは、振動が打ち消し合ったりして、タッチパネル全域で均一に振動しないおそれがある。
【0008】
特許文献1には、複数の振動アクチュエータの同期を取ることが記載されているが、同期を取る理由は、個々の振動アクチュエータの振動エネルギーが小さいため、複数の振動アクチュエータを設けることで、大きな振動エネルギーを得ることである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特表2008−546534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1は、例えばゲーム機のように、大きな振動エネルギーを発生させる必要がある機器での利用を念頭に置いており、広い面積で均一な振動を行わせることは念頭に置いていない。したがって、特許文献1の技術を利用して、タッチパネル面の振動を行わせたとしても、タッチする場所によって、振動量が大きく変動するおそれがあり、操作者に必要以上の違和感を与えるおそれがある。
【0011】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、複数の振動モータを用いてタッチパネル全域を均一に振動させることができる入力装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様では、情報入力を行う入力操作面を有するタッチパネルと、
回転軸周りに偏芯した錘を回転させることにより振動を発生し、それぞれが前記タッチパネルに取り付けられる複数の振動モータと、
前記入力操作面で情報入力が行われたことを検出する情報入力検出手段と、
前記情報入力検出手段にて情報入力が行われたことが検出されたときに、前記複数の振動モータの回転速度、回転方向および回転タイミングがそれぞれ揃うように、前記複数の振動モータを同期させて振動させる振動制御手段と、を備えることを特徴とする入力装置が提供される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数の振動モータを同期させて駆動することで、タッチパネル全域を均一に振動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る入力装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】複数のモータドライバを設けた入力装置の一例を示すブロック図。
【図3】位置検出センサを用いて錘の位置を検出する方法を説明する図。
【図4】複数の振動モータの駆動信号の信号波形の一例を示す図。
【図5】タッチパネル上の振動モータの配置の一例を示す図であり、(a)は側面図、(b)は上面図、(c)はタッチパネルの入力操作面に伝達される振動方向および振動エネルギーを模式的に矢印で表した図。
【図6】(a)は3個の扁平振動モータをタッチパネルに取り付けた入力装置の一変形例を示す斜視図、(b)はタッチパネルの入力操作面の振動方向を矢印で表した図。
【図7】本発明の一変形例に係る入力装置1aの側面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施形態に係る入力装置1の概略構成を示すブロック図である。図1の入力装置1は、タッチパネル2と、タッチパネルIC(情報入力検出手段)3と、複数の振動モータ4と、モータドライバ5と、モータドライブ信号生成器(振動制御手段)6とを備えている。
【0017】
タッチパネル2は、情報入力を行う入力操作面を有する。この入力操作面の反対側の面に複数の振動モータ4が取り付けられる。これら振動モータ4は、回転軸8に偏って取り付けられる錘7を備えており、この錘7が回転し、モータ本体9が振動する。モータ本体9は、タッチパネル2に取り付けられており、モータ本体9の振動はタッチパネル2に伝達されることになる。
【0018】
振動モータ4の数は、2個以上であれば、数に制限はない。実際には、タッチパネル2の面積に応じて、タッチパネル2の全域で均一な振動が得られるだけの数の振動モータ4が設けられる。
【0019】
タッチパネル2には、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などの種々の方式があるが、本実施形態のタッチパネル2は、どの方式にも適用可能である。
【0020】
本実施形態に係るタッチパネル2は、PC用のキーボード(フルサイズ、ミニサイズの双方を含む)を初めとして、種々の電子機器の情報入力用のタッチパネルに適用可能である。
【0021】
タッチパネルIC3は、タッチパネル2の入力操作面を操作者がタッチしたことを検出する検出機能を持ち、さらにタッチパネル2に表示される画像を制御する表示制御機能を有する場合もある。
【0022】
モータドライバ5は、複数の振動モータ4のそれぞれを駆動するための駆動信号を各振動モータ4に供給する。モータドライブ信号生成器6は、タッチパネルIC3でタッチが検出されると、モータドライバ5に対して振動モータ4の駆動を指示する信号を供給する。モータドライバ5は、モータドライブ信号生成器6からの信号に基づいて駆動信号を生成して、各振動モータ4に供給する。
【0023】
モータドライバ5から出力される駆動信号で駆動可能な負荷量は限られている。また、各振動モータ4には、定格入力で定まる範囲の駆動信号を入力する必要がある。したがって、一つのモータドライバ5だけでは、すべての振動モータ4を駆動できないおそれがある。このような場合、モータドライバ5を複数設けて、それぞれのモータドライバ5から出力される駆動信号で、それぞれ別個の振動モータ4を駆動してもよい。
【0024】
図2は複数のモータドライバ5を設けた入力装置1の一例を示すブロック図である。図2は、各振動モータ4ごとに別個にモータドライバ5を設けたことが図1と異なっており、その他の構成は図1と同様である。
【0025】
図2の場合は、各モータドライバ5から出力される駆動信号は、対応する振動モータ4にしか供給されないため、後述するように、複数の振動モータ4を同期させて駆動する場合は、モータドライバ5同士を同期させて動作させて、各モータドライバ5から出力される駆動信号を同期させる必要がある。
【0026】
以下では、図1と図2のいずれの構成にも適用可能な例を説明する。
【0027】
本実施形態に係る振動モータ4には、例えばステッピングモータが用いられる。ステッピングモータは、ステップ単位で所定の角度ごとに回転を行うため、モータドライバ5から所定個数のパルス状の駆動信号を供給することで、所望の回転角度だけ正確に回転させることができる。また、ステッピングモータでは、パルス状の駆動信号の供給を停止すれば、モータは確実に停止するため、停止制御も容易になる。
【0028】
ステッピングモータを振動モータ4として用いる場合は、上述したように、回転軸8に偏って錘7を取り付ければよい。
【0029】
本実施形態は、タッチパネル2の全域での振動を均一にすることを念頭に置いており、これを実現するために、複数の振動モータ4の回転速度、回転方向および回転タイミングを揃えた状態で、複数の振動モータ4を同期させて駆動する。これにより、複数の振動モータ4の振動方向と振動量がそれぞれ揃うことになり、タッチパネル2の全域で均一な振動が得られる。
【0030】
ところが、振動モータ4には回転軸8に偏って錘7が取り付けられているため、複数の振動モータ4の駆動開始時に、それぞれの錘7の位置が異なっていると、仮に複数の振動モータ4を同時に駆動したとしても、複数の振動モータ4の回転速度や回転方向は必ずしも同じにはならない。
【0031】
そこで、本実施形態では、複数の振動モータ4の駆動を停止する際に、錘7の位置を揃えるようにする。これにより、その後に複数の振動モータ4の駆動を再開するときに、どの振動モータ4でも、同じ位置から錘7が回転することになり、すべての振動モータ4の振動方向と振動量を揃えることができ、タッチパネル2の全域での振動を均一化することができる。
【0032】
錘7の位置を合わせる方法として、1)錘7が特定の位置を通過したことを検出して、その位置で錘7を停止させる方法と、2)重力を利用して錘7の重心を最下方に移動させる方法とがある。
【0033】
上記1)の方法では、図3に示すような位置検出センサ11を用いる。図3は位置検出センサ11を用いて錘7の位置を検出する方法を説明する図であり、図3(a)は位置検出センサ11周辺の正面図、図3(b)は側面図である。位置検出センサ11は、発光素子と受光素子を内蔵しており、発光素子は振動モータ4の回転軸8方向に光を発光する。錘7の前面には反射板12を取り付けてあり、この反射板12は発光素子からの光を反射する。反射された光は受光素子に入射される。錘7は、回転軸8周りに回転しており、錘7が最下方まで下がったときのみ、位置検出センサ11の発光素子からの光を反射して、位置検出センサ11に返す。したがって、錘7が最下方まで下がったときのみ、位置検出センサ11は錘7を検出する。そして、位置検出センサ11が錘7を検出すると、その位置に錘7を固定すべく、モータドライブ信号生成器6はモータドライバ5に振動モータ4の停止を指示する。これにより、モータドライバ5は振動モータ4への駆動信号の供給を停止し、振動モータ4の回転も停止する。よって、すべての振動モータ4は、錘7の回転位置を揃えた状態で停止する。
【0034】
上記2)の方法では、モータドライバ5から振動モータ4への駆動信号の供給を停止して回転フリー状態とし、錘7が重力により自然に最下方まで下がるようにする。
【0035】
上記1)と2)のいずれの場合も、錘7が最下方まで下がった位置で各振動モータ4が停止し、この位置から振動モータ4の駆動を再開するようにする。これにより、どの振動モータ4であっても、同じ位置から錘7が回転するようになり、振動の仕方(振動方向と振動量)も同じになる。よって、互いの振動が打ち消し合うこともなく、タッチパネル2の全域を均一に振動させることができる。
【0036】
ここで、複数の振動モータ4にモータドライバ5から供給される駆動信号は必ずしも同一でなくてもよい。図4に示すように、各駆動信号の位相が揃っていて、かつ周波数が整数倍の関係にあれば、各振動モータ4の振動は互いに合成しあって、個々の振動モータ4の振動量よりも大きな振動量でタッチパネル2の全域を振動することができる。図4は、2つの振動モータ4の振動振幅W1,W2を合成して、より大きな振動振幅W3を生成する例を示している。
【0037】
タッチパネル2に取り付けられる振動モータ4の数は、タッチパネル2の面積や振動モータ4の振動エネルギーによって適宜変更するのが望ましい。
【0038】
図5はタッチパネル2上の振動モータ4の配置の一例を示す図であり、図5(a)は側面図、図5(b)は上面図である。
【0039】
図5の例では、タッチパネル2の長手方向に沿って3つの振動モータ4を等間隔で配置し、各振動モータ4の回転軸8をタッチパネル2の短手方向に略平行に配置している。
【0040】
図5(a)に示すように、本実施形態では、3つの振動モータ4の錘7の位置が同じになるようにして回転させる。これにより、振動方向も3つの振動モータ4で同じになる。なお、図5(a)のXは、錘7の重心位置を表している。
【0041】
図5(c)はタッチパネル2の入力操作面に伝達される振動方向および振動エネルギーを模式的に矢印で表した図である。短い矢印線は、振動モータ4をタッチパネル2の重心位置に1個だけ設けた場合の振動を表し、長い矢印線は、図5(b)に示す位置に3つの振動モータ4を設けた場合の振動を表している。
【0042】
図5(c)に示すように、振動モータ4がタッチパネル2の重心位置に配置されれば、振動モータ4が1個だけでも、タッチパネル2全域を均一に振動させることができるが、振動量を増大するには限界がある。3つの振動モータ4を図5(b)のように配置することで、タッチパネル2全域を、均一かつ十分な振動量で振動させることができる。
【0043】
上述した実施形態では、モータ本体9から突き出た回転軸8に偏って錘7を取り付けた振動モータ4を用いる例を説明したが、本実施形態に適用可能な振動モータ4は、上述したものに限定されない。例えば、モータ本体9の内部に錘7が収納された扁平型のステッピングモータ(以下、扁平振動モータ4aと呼ぶ)で振動モータ4を構成してもよい。
【0044】
図6(a)は3個の扁平振動モータ4aをタッチパネル2に取り付けた入力装置1の一変形例を示す斜視図、図6(b)はタッチパネル2の入力操作面の振動方向を矢印で表した図である。図5の振動モータ4を用いた場合は、振動モータ4の回転軸8をタッチパネル2の入力操作面に略平行に配置するのに対して、図6(a)の扁平振動モータ4aを用いた場合は、扁平振動モータ4aの回転軸8をタッチパネル2の入力操作面に略直角に配置する。
【0045】
扁平振動モータ4aは、錘7が内蔵されていて、外部からは錘7の回転位置がわからないため、例えば錘7に磁石を取り付けて、磁気センサを用いて錘7の回転位置を検出すればよい。あるいは、扁平振動モータ4a内に錘7の通過を検出するセンサを内蔵して、このセンサを用いて錘7の回転位置を検出してもよい。
【0046】
図6(b)の矢印に示すように、図6(a)の3個の扁平振動モータ4aを、錘7の回転位置を合わせて回転させることで、タッチパネル2の全域を均一に振動させることができる。
【0047】
タッチパネル2の長手方向の長さが短手方向の長さよりもはるかに長い場合は、図5や図6に示すように、長手方向に沿ってのみ複数の振動モータ4を配置すればよいが、タッチパネル2の短手方向の長さが長手方向の長さとさほど変わらない場合は、タッチパネル2の長手方向だけでなく、短手方向にも、振動モータ4を配置するのが望ましい。
【0048】
なお、図5と図6では、タッチパネル2の上に振動モータ4,4aを配置しているように図示しているが、実際には、振動モータ4,4aは、タッチパネル2の入力操作面とは反対側の面もしくはタッチパネル2に結合された構造体に配置される。
【0049】
上述した実施形態では、タッチパネル2に直接、振動モータ4または4aを取り付ける例を説明したが、タッチパネル2とは別の基板に振動モータ4または4aを取り付けてもよい。
【0050】
図7は本発明の一変形例に係る入力装置1aの側面図である。図7の入力装置1aは、タッチパネル2の下面側に略平行に配置される基板15と、この基板15上に取り付けられる複数の振動モータ4と、基板15とタッチパネル2とを接合する複数のスペーサ16とを備えている。図7では省略しているが、図7の入力装置1aも、図1と同様に、タッチパネルIC、モータドライバおよびモータドライブ信号生成器を備えている。なお、図7のXは、錘7の重心位置を表している。
【0051】
複数の振動モータ4を同期させて回転させると、基板15の全域が均一に振動し、その振動は、スペーサ16を介してタッチパネル2に伝達される。スペーサ16を、均等な間隔で複数個設けておけば、タッチパネル2の全域を均一に振動させることができる。
【0052】
このように、本実施形態では、タッチパネル2の入力操作面の反対側の面あるいはタッチパネル2に結合された構造体に、複数の振動モータ4を取り付けて、各振動モータ4の錘7の位置を揃えた状態で、各振動モータ4を同期させて回転させるため、各振動モータ4の回転速度、回転方向および回転タイミングを揃えることができ、各振動モータ4の振動方向および振動量が同じになって、結果としてタッチパネル2の全域を均一に振動させることができる。
【0053】
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
【符号の説明】
【0054】
1 入力装置
2 タッチパネル
3 タッチパネルIC
4 振動モータ
4a 扁平振動モータ
5 モータドライバ
6 モータドライブ信号生成器
7 錘
8 回転軸
9 モータ本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報入力を行う入力操作面を有するタッチパネルと、
回転軸周りに偏芯した錘を回転させることにより振動を発生し、それぞれが前記タッチパネルに取り付けられる複数の振動モータと、
前記入力操作面で情報入力が行われたことを検出する情報入力検出手段と、
前記情報入力検出手段にて情報入力が行われたことが検出されたときに、前記複数の振動モータの回転速度、回転方向および回転タイミングがそれぞれ揃うように、前記複数の振動モータを同期させて振動させる振動制御手段と、を備えることを特徴とする入力装置。
【請求項2】
前記複数の振動モータは、前記タッチパネルの入力操作面の全域に均一に振動が伝達されるように、前記タッチパネルの入力操作面とは反対側の面もしくは該タッチパネルに結合された構造体に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記振動制御手段は、前記複数の振動モータのそれぞれの前記錘の回転位置を揃えた状態で、前記複数の振動モータのそれぞれに同一の駆動信号を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
【請求項4】
前記振動制御手段は、前記複数の振動モータのそれぞれの前記錘の回転位置を揃えた状態で、前記複数の振動モータのそれぞれに対して、周波数が整数倍の関係にあり位相の揃った駆動信号を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
【請求項5】
前記錘は、対応する振動モータの回転停止時に重力により最下方の初期位置に復帰することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の入力装置。
【請求項6】
前記錘の回転位置を検出する錘位置検出手段を備え、
前記振動制御手段は、前記錘位置検出手段にて前記錘が検出された時点で、前記複数の振動モータの回転を停止させ、その後に前記複数の振動モータの回転駆動を開始する際には、前記錘位置検出で検出された前記錘の回転位置から前記複数の振動モータを同期させて回転させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の入力装置。
【請求項7】
前記複数の振動モータのそれぞれは、ステッピングモータであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−50920(P2013−50920A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−189618(P2011−189618)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(000114215)ミネベア株式会社 (846)
【Fターム(参考)】