共通属性情報検索装置、共通属性情報検索方法、及び共通属性情報検索プログラム
【課題】属性情報をむやみに公開せず、効果的に新たな友人関係を築くようにした共通属性情報検索装置を提供する。
【解決手段】本サーバ10は、第1ユーザ端末20より検索PWの発行要求を受信し、第1のユーザに対して検索PWを発行すると共に、この検索PWを第1ユーザ端末へ送信する。また、本サーバは、第1のユーザIDと検索PWとを互いに関連付けて第2記憶部に記憶する。一方、本サーバは、第2ユーザ端末30より第1のユーザから取得した検索PWを受信し、第2記憶部を参照して、この検索PWに関連付けられている第1のユーザを特定する。そして、本サーバは、特定した第1のユーザの属性情報と第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定し、検索の結果を、第1ユーザ端末と第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する。
【解決手段】本サーバ10は、第1ユーザ端末20より検索PWの発行要求を受信し、第1のユーザに対して検索PWを発行すると共に、この検索PWを第1ユーザ端末へ送信する。また、本サーバは、第1のユーザIDと検索PWとを互いに関連付けて第2記憶部に記憶する。一方、本サーバは、第2ユーザ端末30より第1のユーザから取得した検索PWを受信し、第2記憶部を参照して、この検索PWに関連付けられている第1のユーザを特定する。そして、本サーバは、特定した第1のユーザの属性情報と第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定し、検索の結果を、第1ユーザ端末と第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録した少なくとも2以上のユーザが共に利用する共通属性情報検索装置、共通属性情報検索方法、及び共通属性情報検索プログラムに係り、詳しくは、ユーザ同士の共通の属性情報を検索する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット等の通信ネットワーク上に開設されたコミュニティ型のWebサイトを利用して、新たな友人関係を築くようにしたサービスが普及している。このようなサービスは、ソーシャルネットワークサービス(以下、「SNSサービス」と記す。)と称され、事前に生年月日や出身地、出身校(学歴)、仕事(職業)、電子メールアドレス、血液型、趣味、好きなスポーツ、好きな食べ物、といった自らの特徴を表す属性情報を行うことで、新たな友人関係を築くために利用することができる。このようなSNSサービスには、不特定多数のものが誰でも自由に参加できるものの他、事前に属性情報の登録を行って会員となった既存の参加者からの招待がないと利用することができないものもある。
【0003】
また、従来のSNSサービスでは、SNSサービスに参加したり、友人関係を築いたりしていると、公開設定によってSNSサービスへの参加時に登録した属性情報の一部もしくは全部が他の参加者に公開されるものとなっている。この属性情報の公開は、その範囲を広げることで新たな友人関係を築き易くしている。
したがって、より多くの細かな属性情報が登録され、公開設定されていれば、互いに共通する属性情報を縁として、新たな友人関係やより深い友人関係が築き易くなる。
そこで、ユーザ(参加者)の要求に適合した人物を検索するようにした手段が幾つか提案されている(たとえば、特許文献1乃至3を参照)。
【0004】
ところが上記特許文献1乃至3に記載された手段では何れも、他の参加者へ公開可として設定登録された属性情報に基づき、サービスに登録されている参加者全員を対象として検索を行っており、特定の参加者との間で共通する属性情報の検索をより詳細に行うものではない。
すなわち属性情報には、一般的に他の参加者へ公開しても良い情報(以下、「公開可情報」と記す。)と、友人関係が築かれている参加者といえども公開するのには抵抗がある情報(以下、「公開不可情報」と記す。)とがある。
しなしながら、SNSサービスには、会員となった既存の参加者からの招待がないと利用することができないもの以外に、会員等の招待がなくても不特定多数のものが誰でも自由に参加できるものがある。したがって、公開可情報であってもむやみに公開すると、架空請求や成り済ましといったことに悪用されてしまう虞がある。
また、公開不可情報は最初から登録されない虞が多いため、公開不可情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を築くことは非常に困難であった。
【0005】
したがって、公開可情報が不正に利用されてしまうことなく、安全に安心感をもって参加者との間で詳細な属性情報の検索を行うことや、公開不可情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を築くことができる検索を行うようにした手段は、現在のところ提案されていない。
【特許文献1】特開2001−282805号公報
【特許文献2】特開2002−91994号公報
【特許文献3】特開2005−259074号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、属性情報をむやみに公開せず、効果的に新たな友人関係を築くようにした仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の共通属性情報検索装置は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する装置であって、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信し、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、当該検索要求受付情報を前記第1ユーザ端末へ送信する検索要求第1処理手段、前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶する第2記憶手段、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信し、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する検索要求第2処理手段、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う共通属性項目検索手段、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する検索結果送信手段、を少なくとも有していることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第2のユーザが複数存在し、前記共通属性項目検索手段が、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索をそれぞれ行う、ものとしても良い。
【0009】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第2のユーザが複数存在し、前記共通属性項目検索手段が、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う、ものとしても良い。
【0010】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出し、前記検索結果送信手段が、検索の結果として抽出した前記属性情報を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0011】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出し、前記検索結果送信手段が、検索の結果として算出した前記共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0012】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替え、前記検索結果送信手段が、検索の結果として前記並べ替えた共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0013】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出し、前記検索結果送信手段が、検索の結果として前記共通属性項目の数に代えて、前記算出した共通属性項目の数の割合を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0014】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記検索要求受付情報が、ワンタイムパスワードである、ものとしても良い。
【0015】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記検索要求第1処理手段での検索要求受付情報の発行に応じ、当該検索要求受付情報と関連付けて検索要求受付情報の発行時間を一時的に記憶し、所定の時間又は前記第1のユーザによって設定された時間が経過したとき、前記検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第1指示手段、をさらに有し、前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了するものとしても良い。
【0016】
さらに、本発明の共通属性情報検索装置は、前記検索要求第1処理手段での検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1ユーザ端末との通信接続状況を一定時間ごとに確認し、前記第1ユーザ端末との接続が切断されたとき、第1のユーザの識別情報に基づき前記検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第2指示手段、をさらに有し、前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了するものとしても良い。
【0017】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と共に、検索終了要求を受信したとき、当該検索終了要求に含まれる第1のユーザの識別情報に基づき検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第3指示手段、をさらに有し、前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了するものとしても良い。
【0018】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第1記憶手段が、ユーザ端末への連絡先情報を前記ユーザ識別情報と互いに付けてさらに記憶し、前記共通属性項目検索手段が、前記検索要求第2処理手段にて第1のユーザの識別情報を特定した後、前記第1記憶手段を参照して当該第1のユーザの識別情報に基づいて連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づいて第1ユーザ端末に対して、前記第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを問う旨のメッセージを送信すると共に、第1ユーザ端末より前記第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信することを条件に検索を行う、ものとしても良い。
【0019】
また、本発明の共通属性情報検索方法は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する方法であって、検索要求第1処理手段が、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信するステップ、検索要求第1処理手段が、前記検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、前記第1ユーザ端末へ送信するステップ、第2記憶手段が、前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶するステップ、検索要求第2処理手段が、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信するステップ、検索要求第2処理手段が、前記検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定するステップ、共通属性項目検索手段が、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行うステップ、検索結果送信手段が、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知するステップ、を少なくとも有していることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の共通属性情報検索プログラムは、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有し、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索することを実行させるためにコンピュータを、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信する手段、前記検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、前記第1ユーザ端末へ送信する手段、前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて第2記憶手段に記憶する手段、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信する手段、前記検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する手段、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う手段、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明の共通属性情報検索装置によれば、第1のユーザからの要求に応じて検索要求受付情報を発行すると共に、検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶する。一方、第2のユーザから第2のユーザの識別情報と共に、検索要求受付情報を取得する。ゆえに、第2のユーザより取得した検索要求受付情報に基づいて第1のユーザを特定し、第2のユーザの識別情報に基づいて第2のユーザを特定することで、登録された多くのユーザの中から検索対象となるユーザを特定することができる。これにより、検索対象となったユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を効率良く効果的に行うことができる。
また、事前に登録された属性情報の中から、属性情報同士が同一である合致した共通属性項目だけを特定する。ゆえに、合致しなかった属性情報は公開せず、合致した属性情報だけをそれぞれのユーザに通知することで、公開可情報の安全性と、公開不可属性情報の秘密性を保持することができる。これにより、不特定多数のものが誰でも自由に参加できる場合や、事前に属性情報の登録を行って会員となった既存の参加者からの招待がないと利用することができない場合に関係なく、双方の場合において、公開可情報が不正に利用されてしまう虞なく、安全に安心感をもって参加者との間で詳細な属性情報の検索を行うことができる。しかも、公開不可情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を築くことができる検索を行うことができる。
したがって、本発明では、属性情報をむやみに公開せず、効果的に新たな友人関係を築くようにした共通属性情報検索装置、共通属性情報検索方法、及び共通属性情報検索プログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る共通属性情報検索装置、共通属性情報検索方法、及び共通属性情報検索プログラムの一例について説明する。
本実施形態は、通信ネットワーク上に開設されたSNSサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザが、所定のユーザとの繋がりを示す互いに共通する属性情報を確認することで、新たな人間関係を容易にかつ効果的に築くことを支援することができるようにした場合を例に説明する。
【0023】
図1は、本発明に係る共通属性情報検索装置(以下、「本サーバ」という)を用いた共通属性情報検索システム(以下、「本システム」という。)の実施形態の一例を示すブロック図である。符号10は本サーバを示す。
図1に示すように、本サーバ10は、通信ネットワーク上に開設されたSNSサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録した少なくとも2以上のユーザがそれぞれ利用する第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30と、情報の送受信が可能となるよう通信ネットワークNWを介して接続された装置である。
【0024】
通信ネットワークNWの例としては、インターネットやLAN(Local Area Network)などのコンピュータ通信網がある。本サーバ10及び、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30は、専用線、公衆交換電話網(PSTN)、無線電話網、CATV網、衛星通信網等の通信回線を介して通信ネットワークNWと接続している。
【0025】
第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、共に本サーバ10と情報の送受信が可能な情報処理装置であればよく、たとえば、パーソナルコンピュータをはじめ、データ通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話機などで実現される。
また、第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、マウスやキーボード又はキーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、WWWブラウザ、等を有する。
なお、図1ではそれぞれ一つずつの第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30しか通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続されていないが、本サーバ10は、図25に基づいて後述するように、複数の第2ユーザ端末30(A,B・・n)とそれぞれ接続されているものでも良い。
【0026】
次に、本サーバ10の構成について説明する。
本サーバ10は図2に示すように、基本的に、ユーザ情報データベース(DB)1と、検索要求受付情報記憶部2と、検索要求第1処理部11と、検索要求第2処理部12と、共通属性項目検索部13と、検索結果送信部14と、を少なくとも有している。また、本サーバ10は、必要に応じて、検索終了部15を有するものとしても良い。
【0027】
これらの機能ブロックは、本サーバ10が保持するCPU(中央処理装置)やプログラム記憶部等により構成することができる。CPUは、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、本サーバ10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、本サーバ10が使用する各種プログラムを記憶している。
【0028】
なお、本サーバ10では、本発明に係る共通属性情報検索プログラム(以下、「本プログラム」という。)を実行することで、以下に説明する共通属性情報検索方法(以下、「本方法」という。)を実現する。
また、本プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体(以下、「本記録媒体」という。)を用いれば、図示しないコンピュータを本サーバ10と同様に機能させることができる。すなわち、図示しないコンピュータが、本記録媒体から本プログラムを読み取り、それを実行することで、本方法を実現することができる。
【0029】
ユーザ情報DB1は、ユーザ識別情報(以下、「ユーザID」という。)と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。この属性情報は、たとえば、ユーザの出身地や出身校、血液型、趣味、特技、スポーツといった項目に回答する情報をいい、具体的は、出身校という項目に対して「○○大学」もしくは「○○大学卒業」、血液型という項目に対して「O型」、趣味という項目に対して「音楽鑑賞」といったものである。
また、検索のための属性情報は、各項目に対して、それぞれを一つずつ入力する場合があれば、まとめて入力する場合もある。まとめて属性情報を入力する場合は、たとえば、検索のためのキーワードということで、単語を思いつくまま、あるいは「,」や「スペース」で区切って、一つの枠に入力する場合が考えられる。また、HTML画面、たとえば日記とかコミュニティの書き込みを属性情報とし、この画面にあるもの全てを検索してもよい。
このユーザ情報DB1では、ユーザ端末への連絡先情報を前記ユーザIDと互いに関連付けてさらに記憶している。
なお、本発明では、ユーザが自らの特徴を表す属性情報を登録することによって、ユーザIDが発行・付与されている。
【0030】
図3は、ユーザ情報DB1に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図3に示すユーザ情報データベースでは、ユーザIDをインデックスとして、各属性情報と、連絡先情報とを1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0031】
検索要求受付情報記憶部2は、検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザIDと、この第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。
図4は、検索要求受付情報記憶部2に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図4に示す検索要求受付情報記憶部では、ユーザIDと、検索要求受付情報としての検索パスワード(以下、「検索PW」を記す。)と、検索PWの使用有無情報と、を関連付けて構成することを示している。
【0032】
また、検索PWとしては、毎回同じPWを使用する通常の認証方式によるものでも良いが、端末からサーバまでの通信経路上でPWが盗み取られてしまう可能性があるため、いわゆる「ワンタイムパスワード(PW)」と称されるものであっても良い。このワンタイムPWは、認証のために1回しか使えない使い捨てのPWであり、たとえば、システム側で一定のルールによって生成されたランダムな数字や文字の組み合わせをいう。
【0033】
検索要求第1処理部11は、ユーザの中で共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末20より、この第1のユーザIDと、検索要求受付情報の発行要求を受信し、第1のユーザに対して検索PWを発行すると共に、この検索PWを第1ユーザ端末20へ送信する処理を行なう。
この検索要求第1処理部11にて受信された検索要求受付情報の発行を要求する旨の情報は、検索終了部15へ送信される。
【0034】
この際、検索要求第1処理部11は、たとえば、検索要求受付情報発行要求受信部11aと、検索要求受付情報発行部11bと、検索要求受付情報送信部11cと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、検索要求受付情報発行要求受信部11aが、第1ユーザ端末20より、当該第1のユーザIDと、検索要求受付情報としての検索PWの発行要求を受信する。
次いで、検索要求受付情報発行部11bが、第1のユーザに対して検索PWを発行する。
そして、検索要求受付情報送信部11cが、この検索PWを第1ユーザ端末20へ送信する。
【0035】
検索要求第2処理部12は、第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末30より、この第2のユーザIDと共に、第2のユーザが第1のユーザから取得した検索PWを受信し、検索要求受付情報記憶部2を参照して、この検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを特定する処理を行なう。
この検索要求第2処理部12にて特定された第1のユーザIDは、共通属性項目検索部13へ送信される。
【0036】
また、検索要求第2処理部12は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する機能を有している。
【0037】
この際、検索要求第2処理部12は、たとえば、検索要求受付情報受信部12aと、検索要求受付情報使用可否判定部12bと、第1のユーザ特定部12cと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、検索要求受付情報受信部12aが、第2ユーザ端末30より、この第2のユーザIDと共に、第2のユーザが第1のユーザから取得した検索PWを受信する。
引き続き検索要求受付情報使用可否判定部12bが、検索要求受付情報の受信に応じ、検索要求受付情報記憶部2を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認する。この際、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報があった場合は、その後の処理を終了する。
そして、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報がなかった場合、第1のユーザ特定部12cが、検索要求受付情報記憶部2を参照して、この検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを検索して特定する。
【0038】
共通属性項目検索部13は、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DB1を参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理を行なう。ここで、属性情報同士が同一とは、たとえば、単語(文字)や数字、記号、図形が一致するものの他、シソーラスを用いて語彙の持つ意味から分類した同義関係、類義関係、広義・狭義関係等にある単語を含む。具体的には、共通の意味をあらわす「マッサージ」と「整体」、共通の機能をあらわす「横笛」と「フルート」、ニーズの合致をあらわす「求人」と「求職」もしくは「募集」、上位概念と下位概念の共通をあらわす「音楽」と「クラッシック」、「楽器」と「バイオリン」といったものを同一とする。
この共通属性項目検索部13にて検索された結果は、検索結果送信部15へ送信される。
【0039】
また、共通属性項目検索部13は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理をそれぞれ行なう機能を有している。
【0040】
また、共通属性項目検索部13は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理をそれぞれ行なう機能を有している。
【0041】
また、共通属性項目検索部13は、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出する処理を行なう機能を有している。
【0042】
また、共通属性項目検索部13は、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する処理を行なう機能を有している。
【0043】
また、共通属性項目検索部13は、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える処理を行なう機能を有している。
【0044】
また、共通属性項目検索部13は、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する処理を行なう機能を有している。
【0045】
さらに、共通属性項目検索部13は、検索要求第2処理部12にて第1のユーザIDを特定した後、ユーザ情報記憶部DB1を参照してこの第1のユーザIDに基づいて連絡先情報を特定し、この連絡先情報に基づいて第1ユーザ端末20に対して、第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信すると共に、第1ユーザ端末20より第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信することを条件に検索処理を行なう機能を有している。
【0046】
この際、共通属性項目検索部13は、たとえば、検索実施確認部13aと、共通属性項目特定部13bと、共通属性項目数算出部13cと、共通属性項目数順並び替え部13dと、共通属性項目数割合度算出部13eと、属性情報抽出部13fと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、検索実施確認部13aが、検索要求第2処理部12にて第1のユーザIDを特定した後、ユーザ情報記憶部DB1を参照してこの第1のユーザIDに基づいて連絡先情報を特定し、この連絡先情報に基づいて第1ユーザ端末20に対して、第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信すると共に、第1ユーザ端末20より第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信することを条件に検索処理を実施する。
【0047】
次いで、共通属性項目特定部13bが、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DB1を参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。
共通属性項目特定部13bは、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。
また、共通属性項目特定部13bは、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。特定された共通属性項目は、検索結果送信部14へ送信される。
【0048】
また、共通属性項目数算出部13cが、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する。算出した共通属性項目の数は、検索結果送信部14へ送信される。ここで、共通属性項目の数とは、属性情報同士が同一であると判断された属性項目の数をいい、たとえば、出身校と、血液型と、スポーツといった属性項目における属性情報同士が同一であると判断された場合、共通属性項目の数は「3」となる。
【0049】
また、共通属性項目数順並び替え部13dが、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える。並び替えられた共通属性項目は、検索結果送信部14へ送信される。
【0050】
また、共通属性項目数割合度算出部13eが、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する。算出した共通属性項目の数の割合は、検索結果送信部14へ送信される。ここで、共通属性項目の数の割合とは、たとえば、100を最高として表した数字をいい、具体的には、比較した全項目の数が10あり、属性情報同士が同一である共通属性項目の数が4であった場合の割合は「40」となる。また、比較した全項目の数とは、事前に回答が設定されている項目の数でも良いし、互いに回答のあった共通項目の数でもよい。
【0051】
また、属性情報抽出部13fが、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出する。抽出された属性情報は、検索結果送信部14へ送信される。
【0052】
検索結果送信部14は、検索の結果を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知する処理を行なう。
この検索の結果としては、共通属性項目検索部13にてユーザごとに抽出したそれぞれの属性情報や、共通属性項目検索部13にて算出した共通属性項目の数とすることができる。
また、検索の結果としては、共通属性項目の数に代えて、算出した共通属性項目の数の割合としても良い。
【0053】
検索終了部15は、検索要求受付情報(検索PW)の使用禁止を共通属性項目検索部13へ指示する処理を行なう。
この際、検索終了部15は、たとえば、検索終了第1指示部15a、検索終了第2指示部15b、検索終了第3指示部15c、のいずれか1以上から構成されるものとすることができる。
【0054】
検索終了第1指示部15aは、検索要求第1処理部11での検索PWの発行に応じ、この検索PWと関連付けて検索PWの発行時間を一時的に記憶し、この記憶した検索PWの発行時間から所定の時間又は第1のユーザによって設定された時間が経過したとき、検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する処理を行なう。
【0055】
検索終了第2指示部15bは、検索要求第1処理部11での検索PWの発行要求の受信に応じ、第1ユーザ端末20との通信接続状況を一定時間ごとに確認し、第1ユーザ端末20との接続が切断されたとき、第1のユーザの識別情報に基づき検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する処理を行なう。
【0056】
検索終了第3指示部15cは、第1ユーザ端末20より、第1のユーザIDと共に、検索終了要求を受信したとき、当該検索終了要求に含まれる第1のユーザの識別情報に基づき検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する処理を行なう。
【0057】
次に、図2に示した本サーバ10により実行される本方法の一例を図面に基づき説明する。
本方法は、第1のユーザと第2のユーザとが1対1で属性情報の検索を実施するペアの検索(第1の実施の形態)と、幹事役となる第1のユーザと参加者となる複数人の第2のユーザとが属性情報の検索を実施するグループの検索(第2の実施の形態)とに、大きく分けることができる。
【0058】
<第1の実施の形態>
まず、第1の実施の形態として、第1のユーザと第2のユーザとがペアになる場合の属性情報検索の概要について、図1に基づき説明する。
図1に示すように、第1ユーザ端末20を利用する第1のユーザが、共通属性検索サイトへアクセスし、本サーバ10に対して検索要求受付情報としての検索PWの発行を要求する(1.参照)。この検索要求受付情報は、たとえばワンタイムPWとすることができる。
本サーバ10は、検索PWの発行要求を受信し、検索PWを発行して第1ユーザ端末20へ送信する(2.参照)。この際、検索PWは、送信先の第1のユーザ情報と共に記憶する。
【0059】
第1ユーザ端末20は、検索PWを受信し、第1のユーザは検索PWを取得する(3.参照)。
次いで、第1のユーザは検索PWを、口頭や電子メール等により第2のユーザへ通知する(4.参照)。
第2ユーザ端末30を利用する第2のユーザは、共通属性検索サイトへアクセスし、第1のユーザより取得した検索PWを入力する(5.参照)。
【0060】
本サーバ10は、検索PWを受信し、検索PWに基づき第1のユーザ情報を特定する(6.参照)。
引き続き、本サーバ10は、第2のユーザとの共通属性検索を実施しても良いか確認のメッセージを第1ユーザ端末20に対して送信する(7.参照)。
第1ユーザ端末20は、第2のユーザとの共通属性検索の実施に合意する回答を本サーバ10へ送信する(8.参照)。
本サーバ10は、第1のユーザによる合意に基づき、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性情報の検索を実施する(9.参照)。
【0061】
そして、本サーバ10は、検索によって得られた共通属性情報を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30に対して通知する(10.参照)。
第1ユーザ端末20は、第2のユーザとの共通属性情報を本サーバ10より取得し、第1のユーザが閲覧する(11A.参照)と共に、第2ユーザ端末30は、第1のユーザとの共通属性情報を本サーバ10より取得し、第2のユーザが閲覧する(11B.参照)。
【0062】
これにより、公開したくない情報をむやみに公開することなく、お互いに合致した場合のみその情報公開することで、公開したくない情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を効果的に築くようにすることができる。
【0063】
引き続き、第1の実施の形態として実行される方法の詳細な一例を図5に基づき説明する。図5は、第1の実施の形態における共通属性情報検索方法の基本的な処理の流れを示すシーケンス図である。
本実施の形態では、通信ネットワークNWを介して接続された第1のユーザ端末20がSNSサービスサイトのホームページをダウンロードし、このホームページ上から検索PWの発行を要求して得られた検索PWを第2のユーザへ通知する。引き続き、第2のユーザ端末30より得られた第2のユーザIDと検索PWに基づき第1のユーザと第2のユーザを特定し、これら第1のユーザと第2のユーザを検索対象として、互いに共通する属性情報の検索を実施する場合について説明する。
【0064】
まず、本サーバ10は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に記憶しておく((A)参照)。
【0065】
次に、第1のユーザは第1ユーザ端末20を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第1のユーザはSNSサービスサイトを訪問し、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第1のユーザIDは一時的に記憶されている。
このSNSサービスサイトは、たとえば図14に示すような形で表すことが出来る。図14は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示されたSNSサイトのログイン画面の一例を示す図である。このSNSサイトログイン画面100には、「あなたのIDとパスワードを入力し、送信ボタンを押して下さい。」といった案内と共に、このシステムの利用が可能な会員であることを確認するユーザID入力欄101と、パスワード入力欄102とからなる会員ログイン欄が表示されている。また、SNSサイトログイン画面100には、会員ログイン欄に入力したユーザIDやパスワードにてログインを実行するための「送信」ボタン109が表示されている。
【0066】
したがって、SNSサービスサイトにて属性情報の検索を行なう者は、会員であれば、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きメニュー選択画面が第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
【0067】
このメニュー選択画面は、たとえば図15に示すような形で表すことが出来る。図15は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示されたメニュー選択画面の一例を示す図である。このメニュー選択画面110には、検索PWの発行を要求する「検索パスワードの発行」ボタン111、属性情報の検索を要求する「属性情報検索の実施」ボタン112、属性情報検索の終了を要求する「属性情報検索の終了」ボタン113、・・・及びSNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン119、がそれぞれ表示されている。
【0068】
したがって、検索PWの発行を要求するユーザは、「検索パスワードの発行」ボタン111を選択する。
これにより、第1ユーザ端末20は、検索PWの発行要求を本サーバ10へ送信する((10)参照)。
【0069】
本サーバ10は、第1ユーザ端末20より送信された検索PWの発行要求を受信する((20)参照)。
次いで、本サーバ10は、第1のユーザに対して検索PWを発行する((30)参照)。
引き続き本サーバ10は、発行した検索PWを、第1のユーザIDと互いに関連付けて検索要求受付情報記憶部2へ記憶する((40)参照)。
さらに本サーバ10は、発行した検索PWを、第1ユーザ端末20へ送信する((50)参照)。
【0070】
第1ユーザ端末20は、本サーバ10より送信された検索PWを受信する((60)参照)。
すなわち、第1ユーザ端末20のディスプレイに表示されたメニュー選択画面110にて「検索パスワードの発行」ボタン111を選択すると、引き続き検索PW通知画面が第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
この検索PW通知画面は、たとえば図16に示すような形で表すことが出来る。図16は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示された検索PW通知画面の一例を示す図である。この検索PW通知画面120には、第1のユーザに対して発行された検索PWを通知する検索PW表示欄121が表示されている。また、検索PW通知画面120には、発行された検索PWの有効時間の設定有無を選択する「はい」ボタン128と、「いいえ」ボタン129が表示されている。
【0071】
この検索PWの有効時間は、予め設定された所定の時間や、検索PWの発行要求を行った第1のユーザが任意に設定することができる。したがって、予め有効時間が設定されている場合は、「はい」ボタン128を選択することで所定の時間が設定される。一方、任意に有効時間を設定する場合は、「はい」ボタン128を選択することで、さらに有効時間を設定する画面(不図示)が表示されるものとなる。そして、「いいえ」ボタン129を選択した場合は、後述する属性情報検索実施の確認通知があるまで待機画面(不図示)を表示するか、もしくは一旦SNSサービスサイトでの作業を終了する。
【0072】
次いで、第1のユーザは、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報の検索を希望する第2のユーザへ、口頭や電子メール等により検索PWを通知する(70A参照)。
第2のユーザは、第1のユーザより検索PWを取得する(70B参照)。
そして、第2のユーザは、第1のユーザが希望する共通属性情報の検索を受ける場合は、第2ユーザ端末30を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第2のユーザはSNSサービスサイトを訪問し、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。このSNSサービスサイトは、前述した図14に示すような形で表すことが出来る。なお、ログイン中、第2のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0073】
ログインすると、引き続きメニュー選択画面が第2ユーザ端末30のディスプレイに表示される。このメニュー選択画面は、前述した図15に示すような形で表すことが出来る。
このメニュー選択画面110にて、共通属性情報の検索を受けるユーザは、「属性情報検索の実施」ボタン112選択する。
引き続き第2ユーザ端末30のディスプレイには、属性情報検索実施画面が表示される。この、属性情報検索実施画面は、たとえば図17に示すような形で表すことが出来る。図17は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末30のディスプレイに表示された属性情報検索実施画面の一例を示す図である。この属性情報検索実施画面130には、「属性情報検索実施パスワードを入力し、送信ボタンを押して下さい。」といった案内と共に、第1のユーザより取得した検索PWを入力する検索PW入力欄131が設けられている。また、属性情報検索実施画面130には、属性情報検索を実行するための「送信」ボタン139が表示されている。
【0074】
したがって、共通属性情報の検索を受ける者は、検索PW入力欄131に検索PWを入力した後、「送信」ボタン139を選択する。
これにより、第2ユーザ端末30は、検索PWを本サーバ10へ送信する((80)参照)。
【0075】
本サーバ10は、第2ユーザ端末30より送信された検索PWを受信する((90)参照)。
次いで、本サーバ10は、検索要求受付情報記憶部DB2を参照して、検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを特定する((100)参照)。
引き続き本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照して、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいて検索対象を特定し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行う((110)参照)。
その後、本サーバ10は、検索の結果を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0076】
次に、本サーバ10での検索処理について幾つか説明する。
本サーバ10では、第1の検索処理として、共通属性項目を特定することができる。
図6は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第1の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行う((110)参照)までの処理は、前述した詳細な処理の流れと同じとする。
【0077】
次に、本サーバ10は、ユーザ同士の属性情報の比較後、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する((111)参照)
そして、本サーバ10は、検索の結果として共通属性項目を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0078】
第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された検索の結果としての共通属性項目情報をそれぞれ受信する。この検索の結果は、第1の属性情報検索結果画面として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
この第1の属性情報検索結果画面は、たとえば図18に示すような形で表すことが出来る。図18は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示された第1の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第1の属性情報検索結果画面140Aには、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性項目を表示する共通属性項目表示欄141Aが表示されている。図18において、「出身地」「血液型」「スポーツ」・・といった共通する属性項目が表示されている。また、第1の属性情報検索結果画面140Aには、共通する属性項目に該当する属性情報の表示を希望する「属性情報を見る」ボタン148Aと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン149A、がそれぞれ表示されている。
【0079】
そして、この第1の属性情報検索結果画面140Aにて「属性情報を見る」ボタン148Aを選択すると、次に説明する共通属性情報が、検索の結果として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
【0080】
引き続き、本サーバ10での他の検索処理について説明する。
本サーバ10では、第2の検索処理として、共通属性情報を抽出することができる。
図7は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第2の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い((110)参照)、引き続き本サーバ10が、ユーザ同士の属性情報の比較後、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する((111)参照)までの処理は、前述した処理の流れと同じとする。
【0081】
次に、本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照して、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出する((115)参照)。
そして、本サーバ10は、検索の結果として共通属性情報を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0082】
第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された検索の結果としての共通属性情報をそれぞれ受信する。この検索の結果は、第2の属性情報検索結果画面として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
この第2の属性情報検索結果画面は、たとえば図19に示すような形で表すことが出来る。図19は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示された第2の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第2の属性情報検索結果画面140Bには、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性項目と、これに該当する属性情報を表示する共通属性情報表示欄141Bが表示されている。図19において、「出身地」という属性項目に対して「群馬県」という属性情報、「血液型」という属性項目に対して「B型」という属性情報、スポーツという属性項目に対して「野球」という属性情報・・・がそれぞれ表示されている。また、第2の属性情報検索結果画面140Bには、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン149B、がそれぞれ表示されている。
【0083】
引き続き、本サーバ10での他の検索処理について説明する。
本サーバ10では、第3の検索処理として、共通属性項目の数を算出することができる。
図8は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第3の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い((110)参照)、引き続き本サーバ10が、ユーザ同士の属性情報の比較後、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する((111)参照)までの処理は、前述した処理の流れと同じとする。
【0084】
次に、本サーバ10は、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する((112)参照)。
そして、本サーバ10は、検索の結果として算出した共通属性項目の数を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0085】
第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された検索の結果としての共通属性項目の数情報をそれぞれ受信する。この検索の結果は、第3の属性情報検索結果画面として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
この第3の属性情報検索結果画面は、たとえば図20に示すような形で表すことが出来る。図20は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示された第3の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第3の属性情報検索結果画面140Cには、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性項目の数を表示する共通属性項目数表示欄141Cが表示されている。図20において、「8個」という共通属性項目数が表示されている。また、第3の属性情報検索結果画面140Cには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン148Cと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン149C、がそれぞれ表示されている。
【0086】
そして、この第3の属性情報検索結果画面140Cにて「属性項目を見る」ボタン148Cを選択すると、上述した第1の属性情報検索結果画面140Aが、検索の結果として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
【0087】
さらに、本サーバ10での他の検索処理について説明する。
本サーバ10では、第4の検索処理として、共通属性項目の数の割合を算出することができる。
図9は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第4の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い((110)参照)、引き続き本サーバ10が、ユーザ同士の属性情報の比較後、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定し((111)参照)、特定した共通属性項目の数をユーザごとに算出する((112)参照)までの処理は、前述した処理の流れと同じとする。
【0088】
次に、本サーバ10は、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する((114)参照)。
そして、本サーバ10は、検索の結果として算出した共通属性項目の数の割合を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0089】
第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された検索の結果としての共通属性項目の数の割合情報をそれぞれ受信する。この検索の結果は、第4の属性情報検索結果画面として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
この第4の属性情報検索結果画面は、たとえば図21に示すような形で表すことが出来る。図21は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示された第4の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第4の属性情報検索結果画面140Dには、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性項目の数の割合を表示する共通属性項目一致度表示欄141Dが表示されている。図21において、「40」という共通属性項目一致度が表示されている。また、第4の属性情報検索結果画面140Dには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン148Dと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン149D、がそれぞれ表示されている。
【0090】
そして、この第4の属性情報検索結果画面140Dにて「属性項目を見る」ボタン148Dを選択すると、上述した第1の属性情報検索結果画面140Aが、検索の結果として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
【0091】
次に、本サーバ10での検索終了処理について幾つか説明する。
本サーバ10では、第1の検索終了処理として、所定の時間又は第1のユーザによって設定された時間が経過した時に、検索PWの使用を禁止することができる。
図10は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第1の検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザに対して検索PWを発行する((30)参照)ことに応じ、この検索PWと関連付けて検索PWの発行時間を一時的に記憶する((31)参照)。
その後、本サーバ10は、所定の時間又は第1のユーザによって設定された時間が経過したとき、検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する。検索PWの使用禁止時期としては、たとえば、検索の結果を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知((120)参照)した後、時間を確認し、検索PWの発行時間から所定の時間又は第1のユーザによって設定された時間が経過したか否か判定し、時間が経過した場合に、検索PWの使用を禁止する((123A)参照)。したがって、本サーバ10はその後、検索PWの受信に応じ、検索要求受付情報記憶部2を参照して当該検索PWの使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する。
【0092】
これにより、検索PWに対して使用を禁止するフラグが検索要求受付情報記憶部2に立てられ、検索PWは、一定の時間内に限り有効なものとなる。
【0093】
引き続き、本サーバ10での他の検索終了処理について説明する。
本サーバ10では、第2の検索終了処理として、第1ユーザ端末20との通信接続が切断(ログアウト)された時に、検索PWの使用を禁止することができる。
図11は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第2の検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1ユーザ端末20より送信された検索PWの発行要求を受信する((20)参照)ことに応じ、第1ユーザ端末20との通信接続状況を一定時間ごとに確認する((21)参照)。
その後、本サーバ10が、第1ユーザ端末20との接続が切断されたと判断したとき、第1のユーザの識別情報に基づき検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する。検索PWの使用禁止時期としては、たとえば、検索の結果を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知((120)参照)した後、第1ユーザ端末20との通信接続状況を確認し、接続が切断(ログアウト)されていた場合に、検索PWの使用を禁止する((123B)参照)。したがって、本サーバ10はその後、検索PWの受信に応じ、検索要求受付情報記憶部2を参照して当該検索PWの使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する。
【0094】
これにより、検索PWに対して使用を禁止するフラグが検索要求受付情報記憶部2に立てられ、検索PWは、第1のユーザがログインしている間のみ有効なものとなる。
【0095】
さらに、本サーバ10での他の検索終了処理について説明する。
本サーバ10では、第3の検索終了処理として、第1ユーザ端末20より検索終了要求を受信した時に、検索PWの使用を禁止することができる。
図12は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第3の検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、検索の結果を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知((120)参照)までの処理は、前述した詳細な処理の流れと同じとする。
次いで、第1ユーザ端末20は、共通属性情報の検索を終了することを要求する検索終了要求を本サーバ10へ送信する((121)参照)。
本サーバ10は、第1ユーザ端末20より送信された検索終了要求を受信する((122)参照)。
そして、本サーバ10は、検索終了要求に含まれる第1のユーザIDに基づき関連付けられている検索PWを特定し、その使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する((123C)参照)。なお、検索PWの使用禁止時期としては、上述のように検索の結果の送信後に限らず、検索実施前など任意の時期に行うことができる。したがって、本サーバ10はその後、検索PWの受信に応じ、検索要求受付情報記憶部2を参照して当該検索PWの使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する。
【0096】
これにより、検索要求受付情報に対して使用を禁止するフラグが検索要求受付情報記憶部2に立てられ、検索要求受付情報は第1のユーザによって検索終了のフラグを立てる設定がされるまで有効なものとなる。
【0097】
次に、本サーバ10での検索開始処理について説明する。
本サーバ10では、検索開始処理として、共通属性情報の検索を要求した第1のユーザに対して確認を行った後、検索処理を実施することができる。
図13は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、検索開始処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、検索要求受付情報記憶部2を参照して、検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを特定する((100)参照)までの処理は、前述した詳細な処理の流れと同じとする。
【0098】
次いで、本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照して、特定したユーザIDに基づいて第1のユーザの連絡先情報を特定((101)参照)。
引き続き本サーバ10は、特定した第1のユーザの連絡先情報に基づいて、第1ユーザ端末20に対して、第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信する((102)参照)。
第1ユーザ端末20は、本サーバ10からのメッセージを受信する。すなわち、第1のユーザが検索PWを第2のユーザに通知し、第2のユーザが第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いとした場合に、その確認を問うメッセージを受信する。このメッセージは、属性情報検索実施確認画面として第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
【0099】
この属性情報検索実施確認画面は、たとえば図22に示すような形で表すことが出来る。図22は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示された属性情報検索実施確認画面の一例を示す図である。この属性情報検索実施確認画面150には、第2のユーザが属性情報の検索に承諾したことを示す「××××(第2のユーザ)さんが属性情報の検索に承諾いたしました。」といった第1のユーザに対するメッセージ141と共に、このメッセージに合意する意思を表示する「(合意)する」ボタン152と、「(合意)しない」ボタン153が表示されている。また、属性情報検索実施確認画面150には、意思表示の回答を送信する「送信」ボタン159が表示されている。
図22において、「(合意)する」ボタン152が選択する状態が示されている。
【0100】
第1ユーザ端末20は、第2のユーザとの属性情報の比較検索の実施に合意する場合は、「(合意)する」ボタン152を選択し、「送信」ボタン159を選択する。
これにより、第2のユーザとの属性情報の比較検索の実施に合意する旨の回答が第1ユーザ端末20へ送信される((103)参照)。
なお、第1のユーザは、検索PWを通知した覚えのない第三者から属性情報の検索を求められた場合、「(合意)しない」ボタン153を選択し、「送信」ボタン159を選択することで、属性情報の検索の実施を拒否することもできる。
【0101】
本サーバ10は、第1ユーザ端末20より送信された第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信する((104)参照)。
そして、本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照して、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいて検索対象を特定し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い((110)参照)、その検索の結果を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知する((120)参照)。
【0102】
これにより、検索PWが第1のユーザの見知らぬ第三者によって使用され、第1のユーザの属性情報が公開されてしまう虞を抑制し、第1のユーザが納得した第2のユーザを対象として属性情報の比較検索を実施することができる。
【0103】
なお、第1のユーザと第2のユーザとが未だ友人関係を築いておらず、属性情報の検索後、合致した属性情報に基づき第1のユーザが第2のユーザと友人関係を築くことを希望した場合、第1のユーザは第1ユーザ端末20より、第1のユーザIDと、第1のユーザが望む第2のユーザを特定する第2ユーザIDと、第1のユーザが第2のユーザと友人関係を結ぶことを希望する友人希望要求を本サーバ10へ送信する。
【0104】
本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照し、受信した第2ユーザIDに基づき連絡先を特定し、第2ユーザ端末30に対して友人希望要求を送信する。
引き続き本サーバ10は、第2ユーザ端末30より、友人希望要求に合意する合意知を受信した場合に、第2のユーザと友人関係が結ばれたことを知らせる友人関係構築通知を第1ユーザ端末20へ送信する。
そして、本サーバ10は、友人関係が結ばれた第1ユーザIDと第2ユーザIDとを互いに関連付けてユーザ情報記憶部DB1に記憶する。
【0105】
次に、以上のような第1の実施の形態における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図23乃至図25を参照しながら説明する。図23は、本サーバ10での検索PW発行処理の流れを示すフローチャートである。また、図24及び図25は、本サーバ10での検索処理の流れを示すフローチャートである。
【0106】
まず、検索PW発行処理の流れについて説明する。
図23に示されるように、検索要求第1処理部11が、検索要求受付情報発行要求受信部11aにて、第1ユーザ端末20より送信された第1のユーザIDと、検索PWの発行要求を受信したか否か判断する(S11)。
【0107】
その結果、検索要求第1処理部11が、検索PWの発行要求を受信した場合(Y)、引き続き検索要求第1処理部11が、検索要求受付情報発行部11bにて、第1のユーザに対して検索PWを発行する(S12)。また、検索要求第1処理部11は、検索PWの発行要求を受信した旨の情報及び、検索PWを発行した旨の情報を検索終了部15へ送信する。
【0108】
検索終了部15は、検索終了第1指示部15aにて、検索要求第1処理部11より検索PWを発行した旨の情報を受信すると、この検索PWと関連付けて検索PWの発行時間を一時的に記憶する(S13)。
また、検索要求第1処理部11は、検索要求受付情報発行部11bにて、検索PWの発行要求があった第1のユーザIDと、発行した検索PWとを、互いに関連付けて検索要求受付情報記憶部2に記憶する(S14)。
そして、検索要求第1処理部11は、検索要求受付情報送信部11cにて、発行した検索PWを第1ユーザ端末20へ送信する(S15)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0109】
一方、検索要求第1処理部11が、検索PWの発行要求を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0110】
次に、検索処理の流れについて説明する。
図24に示されるように、検索要求第2処理部12が、検索要求受付情報受信部12aにて、第2ユーザ端末30より送信された第2のユーザIDと第2のユーザが第1のユーザから取得した検索PWを受信したか否か判断する(S21)。
【0111】
その結果、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信した場合(Y)、引き続き検索要求第2処理部12が、検索要求受付情報使用可否判定部12bにて、当該検索PWが有効か否か判断する(S22)。
一方、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
ここで、検索PWの有効可否については、たとえば、次の三つの手段によって判断できる。
【0112】
まず、第1の手段は、検索要求第1処理部11での検索PWの発行に応じ、当該検索PWと関連付けて検索PWの発行時間を一時的に記憶しておく。次いで、所定の時間又は前記第1のユーザによって設定された時間が経過したとき、検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する。そして、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信したとき、検索要求受付情報記憶部2を参照して使用禁止の情報の有無により判断する。
【0113】
次に、第2の手段は、検索要求第1処理部11での検索PWの発行要求の受信に応じ、第1ユーザ端末20との通信接続状況を一定時間ごとに確認する。次いで、第1ユーザ端末20との接続が切断(ログアウト)されたとき、第1のユーザIDに基づき検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する。そして、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信したとき、検索要求受付情報記憶部2を参照して使用禁止の情報の有無により判断する。
【0114】
さらに、第3の手段は、第1ユーザ端末20より、当該第1のユーザIDと共に、検索終了要求を受信したとき、当該検索終了要求に含まれる第1のユーザIDに基づき検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する。そして、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信したとき、検索要求受付情報記憶部2を参照して使用禁止の情報の有無により判断する。
【0115】
そして、検索PWが有効か否か判断した結果、検索要求第2処理部12が、当該検索PWが有効であると判断した場合(Y)、すなわち、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報(フラグ)がなかった場合、第1のユーザ特定部12cが、検索要求受付情報記憶部2を参照して、この検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを検索して特定する(S23)。検索要求第2処理部12は、特定した第1のユーザIDを共通属性項目検索部13へ送信する。
【0116】
一方、検索要求第2処理部12が、当該検索PWが無効であると判断した場合(N)、すなわち、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報があった場合は、その後の処理を終了する。
【0117】
共通属性項目検索部13は、検索実施確認部13aにて、ユーザ情報記憶部DB1を参照してこの第1のユーザIDに基づいて連絡先情報を特定する(S24)。
引き続き共通属性項目検索部13は、検索実施確認部13aにて、特定した連絡先情報に基づいて、第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを第1ユーザ端末20に対して送信する(S25)。
【0118】
次いで、共通属性項目検索部13は、検索実施確認部13aにて、第1ユーザ端末20より送信された第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信したか否か判断する(S26)。
その結果、共通属性項目検索部13が、検索実施に合意する旨の回答を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、通属性項目特定部13bにて、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DB1を参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を実行する(S27)。
引き続き共通属性項目検索部13は、通属性項目特定部13bにて、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する(S28)。
【0119】
一方、共通属性項目検索部13が、検索実施に合意する旨の回答を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0120】
また、共通属性項目が特定されると、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数算出部13cにて、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信したか否か判断する(S29)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数算出部13cにて、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する(S30)。
【0121】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信していない場合(N)、図25に示されるように、そのまま特定した共通属性項目情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S35)。
【0122】
次に、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数割合度算出部13eにて、算出した共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信したか否か判断する(S31)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数割合度算出部13eにて、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する(S32)。
引き続き共通属性項目検索部13は、算出した共通属性項目の数の割合情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目の数の割合情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S33)。
【0123】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信していない場合(N)、そのまま算出した共通属性項目の数情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目の数情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S33)。
【0124】
次に、図25に示されるように、共通属性項目検索部13は、共通属性項目特定部13bにて、該当する共通属性項目を表示する指示を受信したか否か判断する(S34)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、そのまま特定した共通属性項目情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S35)。
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0125】
次に、共通属性項目検索部13は、属性情報抽出部13fにて、特定された共通属性項目に該当する属性情報を表示する指示を受信したか否か判断する(S36)。
その結果、共通属性項目検索部13が、属性情報を表示する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、属性情報抽出部13fにて、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出し、抽出した属性情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として属性情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S37)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0126】
以上のように本実施の形態では、第1のユーザと第2のユーザとが1対1で属性情報の検索を実施する場合、検索PWの発行要求を行った第1のユーザIDと、第1のユーザより検索PWを取得した第2のユーザIDに基づいて、検索対象となるユーザを特定することができるので、属性情報を項目ごとに比較する検索を効率良く効果的に行うことができる。
また、属性情報同士が合致した情報だけ互いに公開するので、合致しなかった属性情報は公開されることがなく、公開したくない属性情報の秘密性を保持することができる。
したがって、公開したくない情報に基づいて同じ境遇の仲間と友人関係を築きたいと望んでいる者であっても、効果的に新たな友人関係を築くことができる。
【0127】
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態として、第1のユーザと複数の第2のユーザとがグループになる場合の共通属性情報検索の概要について、図26に基づき説明する。本実施形態では、先に説明した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。したがって、上記第1の実施の形態と同様の構成部分の説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
図26に示すように、第1ユーザ端末20を利用する第1のユーザが、共通属性検索サイトへアクセスし、本サーバ10に対して検索要求受付情報としての検索PWの発行を要求する(51.参照)。この検索要求受付情報は、第1の実施の形態と同様にワンタイムPWとすることができる。
本サーバ10は、検索PWの発行要求を受信し、検索PWを発行して第1ユーザ端末20へ送信する(52.参照)。この際、検索PWは、送信先の第1のユーザ情報と共に記憶する。
【0128】
第1ユーザ端末20は、検索PWを受信し、第1のユーザは検索PWを取得する(53.参照)。
次いで、第1のユーザは検索PWを、口頭や電子メール等により複数の第2のユーザへそれぞれ通知する(54.参照)。
第2ユーザ端末30(A,B・・n)を利用する複数の第2のユーザは、それぞれ共通属性検索サイトへアクセスし、第1のユーザより取得した検索PWを入力する(55.参照)。
【0129】
本サーバ10は、第2ユーザ端末30(A,B・・n)より検索PWをそれぞれ受信し、検索PWに基づき第1のユーザ情報を特定する(56.参照)。
引き続き、本サーバ10は、第1ユーザ端末20に対して複数の第2のユーザとの共通属性検索を実施しても良いか確認をする(57.参照)。
第1ユーザ端末20は、複数の第2のユーザを確認し、第2のユーザとの共通属性グループ検索の実施に合意する回答を本サーバ10へ送信する(58.参照)。
本サーバ10は、第1のユーザによる合意に基づき、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性情報のグループ検索を実施する(59.参照)。
【0130】
次に、本サーバ10は、検索によって得られた共通属性の項目数別情報を、第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30(A,B・・n)に対して通知する(60.参照)。
第1ユーザ端末20は、第2のユーザとの共通属性の項目数別情報を本サーバ10より取得し、第1のユーザが閲覧する(61A.参照)と共に、各第2ユーザ端末30(A,B・・n)は、第1のユーザとの共通属性の項目数別情報を本サーバ10より取得し、第2のユーザがそれぞれ閲覧する(61B.参照)。
【0131】
次いで、第1のユーザは、ユーザを指定して共通属性の項目に該当する共通属性情報の閲覧を希望し、第1ユーザ端末20は、ユーザを指定して共通属性情報の閲覧を要求する(62A.参照)。
本サーバ10は、第1ユーザ端末20より共通属性情報の閲覧要求を受信し、指定ユーザとの共通属性情報を第1ユーザ端末20に対して通知する(63.参照)。
第1ユーザ端末20は、指定した第2のユーザとの共通属性情報を本サーバ10より取得し、第1のユーザが閲覧する(64A.参照)
【0132】
一方、第2のユーザもまた、ユーザを指定して共通属性の項目に該当する共通属性情報の閲覧を希望し、各第2ユーザ端末30(A,B・・n)は、ユーザを指定して共通属性情報の閲覧を要求する(62A.参照)。
本サーバ10は、第2ユーザ端末30(A,B・・n)より共通属性情報の閲覧要求をそれぞれ受信し、指定ユーザとの共通属性情報を該当する第2ユーザ端末30に対して通知する(63.参照)。
該当する第2ユーザ端末30は、第1のユーザとの共通属性情報を本サーバ10より取得し、第2のユーザがそれぞれ閲覧する(64B.参照)。
【0133】
これにより、グループの場合であっても、公開したくない情報をむやみに公開することなく、お互いに合致した場合のみその情報公開することで、公開したくない情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を効果的に築くようにすることができる。
【0134】
引き続き、第2の実施の形態として実行される方法の詳細な一例を図27に基づき説明する。図27は、第2の実施の形態における共通属性情報検索方法の処理の流れを示すシーケンス図である。
本実施形態では、通信ネットワークNWを介して接続された第1のユーザ端末20がSNSサービスサイトのホームページをダウンロードし、当該ホームページ上から検索PWの発行を要求して得られた検索PWを二人の第2のユーザへ通知することで、第1のユーザと第2のユーザA及び2のユーザBを検索対象として、互いに共通する属性情報の検索を実施する場合について説明する。
【0135】
まず、第1のユーザが第1ユーザ端末20を起動して検索PWの発行要求を本サーバ10へ送信し、第1ユーザ端末20が、本サーバ10より送信された検索PWを受信する((60)参照)までの処理は、前述した第1の実施の形態における処理の流れと同じである。
次いで、第1のユーザは、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報の検索を希望する第2のユーザA及び2のユーザBへそれぞれ、口頭や電子メール等により検索PWを通知する(70A参照)。
【0136】
第2のユーザA及び2のユーザBは、第1のユーザより検索PWをそれぞれ取得する(70B−1,70B−2参照)。
各第2のユーザは、第2ユーザ端末30A,30Bをそれぞれ起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続して、訪問したSNSサービスサイトより、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。
各第2のユーザは、それぞれの第2ユーザ端末30A,30Bより本サーバ10へ検索PWをそれぞれ送信する((80−1,80−2)参照)。なお、ログイン中、第2のユーザA及び2のユーザBのユーザIDはそれぞれ一時的に記憶されている。
【0137】
本サーバ10は、各第2ユーザ端末30A,30Bより送信された検索PWをそれぞれ受信する((90)参照)。
次いで、本サーバ10は、検索要求受付情報記憶部DB2を参照して、検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを特定する((100−1,100−2)参照)。
引き続き本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照して、特定された第1のユーザIDと各第2のユーザIDとに基づいて検索対象を特定し、第1のユーザと第2のユーザAと2のユーザBの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い、一致する属性情報項目を抽出する((110)参照)。
その後、本サーバ10は、検索の結果を、第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30A,30Bとにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0138】
この際、検索開始処理として、共通属性情報の検索を要求した第1のユーザに対して確認を行った後、検索処理を実施することができる。第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いか確認を問うメッセージは、属性情報検索実施確認画面として第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
【0139】
この属性情報検索実施確認画面は、たとえば図29に示すような形で表すことが出来る。図29は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示された属性情報検索実施確認画面の一例を示す図である。この属性情報検索実施確認画面160には、各第2のユーザが属性情報の検索に承諾したことを示す「以下の方々から属性情報の検索依頼が来ています。属性情報の検索実施に合意しますか?」といった第1のユーザに対するメッセージ161と、ユーザごとにこのメッセージに合意する意思を表示する「(合意)する」ボタン162−1,162−2と、「(合意)しない」ボタン163−1,163−2がそれぞれ表示されている。また、属性情報検索実施確認画面160には、意思表示の回答を送信する「送信」ボタン169が表示されている。
【0140】
したがって、第1のユーザは、検索PWを通知した覚えのない第三者から属性情報の検索を求められた場合、「(合意)しない」ボタン153を選択し、「送信」ボタン159を選択することで、属性情報の検索の実施を拒否することもできる。
【0141】
また、第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される第1の属性情報検索結果画面は、たとえば図30に示すような形で表すことが出来る。図30は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイにそれぞれ表示された第1の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第1の属性情報検索結果画面170Aには、第1のユーザと一方の第2のユーザ、及び第1のユーザと他方の第2のユーザとで共通する属性項目の数を表示する共通属性項目数表示欄171A−1,171A−2が表示されている。図30において、第1のユーザと第2のユーザAは「8個」、第1のユーザと第2のユーザBは「10個」という共通属性項目数がそれぞれ表示されている。また、第1の属性情報検索結果画面170Aには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン178Aと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン179A、がそれぞれ表示されている。
【0142】
そして、この第1の属性情報検索結果画面170Aにて「属性項目を見る」ボタン178Aを選択すると、検索の結果として属性項目情報検索結果が第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
なお、属性項目情報は、ユーザを指定(選択)することでユーザIDが本サーバ10へ送信され、ユーザIDに基づいて該当するユーザとの共通する属性項目が表示されるものとしても良い。
【0143】
また、第2のユーザ端末30のディスプレイに表示される第1の属性情報検索結果画面も、たとえば上述した図30に示すような形で表すことが出来る。この際、共通属性項目数は、第2のユーザAと第1のユーザ又は2のユーザBと第1のユーザ、及び第2のユーザAと第2のユーザBが表示されるものとなる。
【0144】
第1ユーザ端末20及び各第2ユーザ端末30A,30Bのディスプレイに表示される第2の属性情報検索結果画面は、たとえば図31に示すような形で表すことが出来る。図31は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20及び各第2ユーザ端末30A,30Bのディスプレイにそれぞれ表示された第1の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第2の属性情報検索結果画面170Bには、第1のユーザと第2のユーザAと第2のユーザBの全員に共通する属性項目の数を表示する共通属性項目数表示欄171Bが表示されている。図31において、「2個」という共通属性項目数がそれぞれ表示されている。また、第2の属性情報検索結果画面170Bには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン178Bと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン179B、がそれぞれ表示されている。
【0145】
そして、この第2の属性情報検索結果画面170Bにて「属性項目を見る」ボタン178Bを選択すると、検索の結果として属性項目情報検索結果が第1ユーザ端末20及び各第2ユーザ端末30A,30Bのディスプレイにそれぞれ表示される。
なお、属性項目情報は、ユーザを指定(選択)することでユーザIDが本サーバ10へ送信され、ユーザIDに基づいて該当するユーザとの共通する属性項目が表示されるものとしても良い。
【0146】
また、第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される第3の属性情報検索結果画面は、たとえば図32に示すような形で表すことが出来る。図32は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示された第3の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第3の属性情報検索結果画面170Cには、第1のユーザと第2のユーザA、及び第1のユーザと第2のユーザBとで共通する属性項目の数の割合を表示する共通属性項目合致度表示欄171C−1,171C−2が表示されている。図32において、第1のユーザと第2のユーザAは40、第1のユーザと第2のユーザBは「50」という共通属性項目合致度が表示されている。また、第3の属性情報検索結果画面170Cには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン178Cと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン179C、がそれぞれ表示されている。
【0147】
そして、この第3の属性情報検索結果画面170Cにて「属性項目を見る」ボタン178Cを選択すると、検索の結果として属性項目情報検索結果が第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
なお、属性項目情報は、ユーザを指定(選択)することでユーザIDが本サーバ10へ送信され、ユーザIDに基づいて該当するユーザとの共通する属性項目が表示されるものとしても良い。
【0148】
また、各第2のユーザ端末30A,30Bのディスプレイに表示される第3の属性情報検索結果画面も、たとえば上述した図32に示すような形で表すことが出来る。この際、共通属性項目合致度は、第2のユーザAと第1のユーザ又は第2のユーザBと第1のユーザ、及び第2のユーザAと第2のユーザBが表示されるものとなる。
【0149】
本サーバ10では、第5の検索処理として、共通属性項目の数を順に並べ替えることができる。
図28は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第5の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い((110)参照)、引き続き本サーバ10が、ユーザ同士の属性情報の比較後、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定し((111)参照)、特定した共通属性項目の数をユーザごとに算出する((112)参照)までの処理は、前述した処理の流れと同じとする。
【0150】
次に、本サーバ10は、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える((113)参照)。
そして、本サーバ10は、検索の結果として並べ替えた共通属性項目の数を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知する((120)参照)。
【0151】
この際、並べ替えた共通属性項目の数情報は、第4の属性情報検索実施確認画面として第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
この第4の属性情報検索結果画面は、たとえば図33に示すような形で表すことが出来る。図33は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示された第4の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第4の属性情報検索結果画面170Dには、「○○○○(第1のユーザ)さんと各ユーザとの共通属性情報項目の数は以下の通りです。」といった案内と共に、第1のユーザと第2のユーザA、及び第1のユーザと第2のユーザBとで共通する属性項目の数を表示する共通属性項目数順表示欄171Dが表示されている。図33において、第1のユーザと第2のユーザBは「10個」、第1のユーザと第2のユーザAは「8個」という、一致した属性項目の数が多い順に表示されている。また、第4の属性情報検索結果画面170Dには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン178Dと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン179D、がそれぞれ表示されている。
【0152】
そして、この第4の属性情報検索結果画面170Dにて「属性項目を見る」ボタン178Dを選択すると、検索の結果として属性項目情報検索結果が第1ユーザ端末20及び各第2ユーザ端末30A,30Bのディスプレイにそれぞれ表示される。
なお、属性項目情報は、ユーザを指定(選択)することでユーザIDが本サーバ10へ送信され、ユーザIDに基づいて該当するユーザとの共通する属性項目が表示されるものとしても良い。
【0153】
また、各第2のユーザ端末30A,30Bのディスプレイに表示される第4の属性情報検索結果画面も、たとえば上述した図33に示すような形で表すことが出来る。この際、共通属性項目数順は、第2のユーザAと第1のユーザ又は第2のユーザBと第1のユーザ、及び第2のユーザAと第2のユーザBが表示されるものとなる。
【0154】
次に、以上のような第2の実施の形態における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図34及び図35を参照しながら説明する。図34及び図35は、第2の実施の形態における本サーバ10での検索処理の流れを示すフローチャートである。なお、第2の実施の形態における本サーバ10での検索PW発行処理の流れは、図23に示す第1の実施の形態と同じであるので説明は省略する。
【0155】
まず、図34に示されるように、検索要求第2処理部12が、検索要求受付情報受信部12aにて、第2ユーザ端末30より送信された第2のユーザIDと第2のユーザが第1のユーザから取得した検索PWを受信したか否か判断する(S51)。
【0156】
その結果、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信した場合(Y)、引き続き検索要求第2処理部12が、検索要求受付情報使用可否判定部12bにて、当該検索PWが有効か否か判断する(S52)。
一方、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
ここで、検索PWの有効可否については、たとえば、上述した第1の実施の形態で述べた三つの手段によって判断できる。なお、三つの手段についての説明は省略する。
【0157】
そして、検索PWが有効か否か判断した結果、検索要求第2処理部12が、当該検索PWが有効であると判断した場合(Y)、すなわち、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報(フラグ)がなかった場合、第1のユーザ特定部12cが、検索要求受付情報記憶部2を参照して、この検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを検索して特定する(S53)。検索要求第2処理部12は、特定した第1のユーザIDを共通属性項目検索部13へ送信する。
【0158】
一方、検索要求第2処理部12が、当該検索PWが無効であると判断した場合(N)、すなわち、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報があった場合は、その後の処理を終了する。
【0159】
共通属性項目検索部13は、検索実施確認部13aにて、ユーザ情報記憶部DB1を参照してこの第1のユーザIDに基づいて連絡先情報を特定する(S54)。
引き続き検索要求第2処理部12は、検索要求受付情報受信部12aにて、第2ユーザ端末30より第2のユーザIDと第2のユーザが第1のユーザから取得した検索PWの送信がもう無いか判断する(S55)。
その結果、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信していない場合(Y)、共通属性項目検索部13が、検索実施確認部13aにて、第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを、特定した連絡先情報に基づいて第1ユーザ端末20に対して送信する(S56)。
【0160】
一方、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信した場合(N)、検索要求第2処理部12が、検索要求受付情報使用可否判定部12bにて、当該検索PWが有効か否か判断する(S52)処理を繰り返す。
【0161】
次いで、共通属性項目検索部13は、検索実施確認部13aにて、第1ユーザ端末20より送信された第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信したか否か判断する(S57)。
その結果、共通属性項目検索部13が、検索実施に合意する旨の回答を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、通属性項目特定部13bにて、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DB1を参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を実施する(S58)。
【0162】
一方、共通属性項目検索部13が、検索実施に合意する旨の回答を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
引き続き、共通属性項目検索部13は、通属性項目特定部13bにて、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する(S59)。
【0163】
次いで、共通属性項目が特定されると、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数算出部13cにて、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信したか否か判断する(S60)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数算出部13cにて、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する(S61)。
【0164】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信していない場合(N)、そのまま特定した共通属性項目情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S69)。
【0165】
次に、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数順並び替え部13dにて、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える指示を受信したか否か判断する(S62)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数順並び替え部13dにて、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える(S63)。
そして、共通属性項目検索部13は、並べ替えた共通属性項目の数情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として並べ替えた共通属性項目の数情報を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する(S64)。
【0166】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える指示を受信していない場合(N)、次に、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数割合度算出部13eにて、算出した共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信したか否か判断する(S65)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数割合度算出部13eにて、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する(S66)。
引き続き共通属性項目検索部13は、算出した共通属性項目の数の割合情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目の数の割合情報を第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30A,30Bへそれぞれ送信する(S67)。
【0167】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信していない場合(N)、そのまま算出した共通属性項目の数情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目の数情報を第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30A,30Bへそれぞれ送信する(S67)。
【0168】
次に、共通属性項目検索部13は、共通属性項目特定部13bにて、該当する共通属性項目を表示する指示を受信したか否か判断する(S68)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、そのまま特定した共通属性項目情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目情報を第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30A,30Bへそれぞれ送信する(S69)。
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0169】
次に、共通属性項目検索部13は、属性情報抽出部13fにて、特定された共通属性項目に該当する属性情報を表示する指示を受信したか否か判断する(S70)。
その結果、共通属性項目検索部13が、属性情報を表示する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、属性情報抽出部13fにて、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出し、抽出した属性情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として属性情報を第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30A,30Bへそれぞれ送信する(S71)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0170】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0171】
以上のように本実施の形態では、第1のユーザと複数の第2のユーザとがグループで属性情報の検索を実施する場合、検索PWの発行要求を行った第1のユーザIDと、第1のユーザより検索PWを取得した複数の第2のユーザIDに基づいて、検索対象となるユーザを特定する。そして、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を効率良く効果的に行うことや、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行うことができる。
また、属性情報同士が一致した情報だけ互いに公開するので、一致しなかった属性情報は公開されることがなく、公開したくない属性情報の秘密性を保持することができる。
したがって、公開したくない情報に基づいて同じ境遇の仲間と友人関係を築きたいと望んでいる者であっても、効果的に新たな友人関係を築くことができる。
【0172】
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態として、本発明では、検索要求受付情報(検索PW)の発行に換えて、第1のユーザが検索対象となる第2のユーザを指定し、本サーバが第2のユーザへ検索の実施可否を問い合わせ、第2のユーザからの合意に基づいて検索を実施することができる。
したがって、本実施の形態では、以下のような構成をした共通属性情報検索装置、共通属性情報検索方法、及び共通属性情報検索プログラムとすることができる。なお、本実施の形態では、先に説明した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。したがって、上記第1の実施の形態と同様の構成部分の説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
【0173】
すなわち、本発明の共通属性情報検索装置は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する装置であって、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、当該第1のユーザが指定する第2のユーザの識別情報と、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索要求を受信し、前記第1記憶手段を参照して当該第2のユーザの識別情報に基づいて連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを問う旨のメッセージを送信する検索要求第3処理手段、前記検索要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザが指定した第2のユーザの識別情報と、を互いに関連付けて記憶する第3記憶手段、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信し、前記第3記憶手段を参照して、当該第2のユーザの識別情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する検索要求第4処理手段、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う共通属性項目検索手段、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する検索結果送信手段、を少なくとも有していることを特徴とする。
【0174】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第2のユーザが複数存在し、前記共通属性項目検索手段が、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索をそれぞれ行う、ものとしても良い。
【0175】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第2のユーザが複数存在し、前記共通属性項目検索手段が、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う、ものとしても良い。
【0176】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出し、前記検索結果送信手段は、検索の結果として抽出した前記属性情報を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0177】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出し、前記検索結果送信手段は、検索の結果として算出した前記共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0178】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替え、前記検索結果送信手段が、検索の結果として前記並べ替えた共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0179】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出し、前記検索結果送信手段は、検索の結果として前記共通属性項目の数に代えて、前記算出した共通属性項目の数の割合を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0180】
また、本発明の共通属性情報検索方法は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する方法であって、検索要求第3処理手段が、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、当該第1のユーザが指定する第2のユーザの識別情報と、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索要求を受信するステップ、検索要求第3処理手段が、前記検索要求の受信に応じ、前記第1記憶手段を参照して当該第2のユーザの識別情報に基づいて連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを問う旨のメッセージを送信するステップ、第3記憶手段が、前記検索要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザが指定した第2のユーザの識別情報と、を互いに関連付けて記憶するステップ、検索要求第4処理手段が、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信するステップ、検索要求第4処理手段が、前記回答の受信に応じ、前記第3記憶手段を参照して、当該第2のユーザの識別情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定するステップ、共通属性項目検索手段が、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行うステップ、検索結果送信手段が、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知するステップ、を少なくとも有するものとしても良い。
【0181】
また、本発明の共通属性情報検索プログラムは、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有し、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索することを実行させるためにコンピュータを、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、当該第1のユーザが指定する第2のユーザの識別情報と、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索要求を受信する手段、前記検索要求の受信に応じ、前記第1記憶手段を参照して当該第2のユーザの識別情報に基づいて連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを問う旨のメッセージを送信する手段、前記検索要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザが指定した第2のユーザの識別情報と、を互いに関連付けて第3記憶手段に記憶する手段、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信する手段、前記回答の受信に応じ、前記第3記憶手段を参照して、当該第2のユーザの識別情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する手段、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う手段、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する手段、として機能させるものとしても良い。
【0182】
次に、第3の実施の形態における本サーバの構成について説明する。
本サーバは図示しないが、ユーザ情報データベース(DB)と、検索対象ユーザ情報記憶部と、検索要求第3処理部と、検索要求第4処理部と、共通属性項目検索部と、検索結果送信部と、を少なくとも有している。
【0183】
ユーザ情報DBは、ユーザIDと、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。
【0184】
検索対象ユーザ情報記憶部は、検索要求を行った第1のユーザIDと、第1のユーザが指定した第2のユーザIDと、を互いに関連付けて記憶する手段である。
【0185】
検索要求第3処理部は、ユーザの中で共通する属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、第1のユーザIDと、この第1のユーザが指定する第2のユーザIDと、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索要求を受信し、ユーザ情報記憶部DBを参照して第2のユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、この特定した連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信する処理を行う。
【0186】
この際、検索要求第3処理部は、たとえば、検索要求受信部と、連絡先特定部と、検索実施確認部と、から構成されるものとすることができる。
すなわち、検索要求受信部が、ユーザの中で共通する属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、第1のユーザIDと、この第1のユーザが指定する第2のユーザIDと、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索要求を受信する。
次いで、連絡先特定部が、検索要求の受信に応じて、ユーザ情報記憶部DBを参照して第2のユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定する。
そして、検索実施確認部が、特定した連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信する。
【0187】
検索要求第4処理部は、第2ユーザ端末より、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信し、検索対象ユーザ情報記憶部を参照して、第2のユーザIDに関連付けられている第1ユーザIDを特定する処理を行う。
【0188】
この際、検索要求第4処理部は、実施確認回答受信部と、第1ユーザ特定部と、から構成されるものとすることができる。
すなわち、実施確認回答受信部が、第2ユーザ端末より、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信する。
そして、第1ユーザ特定部が、上記回答の受信に応じて、検索対象ユーザ情報記憶部を参照して、第2のユーザIDに関連付けられている第1ユーザIDを特定する。
【0189】
共通属性項目検索部は、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DBを参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理を行なう。
【0190】
また、共通属性項目検索部は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理をそれぞれ行なう機能を有している。
【0191】
また、共通属性項目検索部は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理をそれぞれ行なう機能を有している。
【0192】
また、共通属性項目検索部は、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出する処理を行なう機能を有している。
【0193】
また、共通属性項目検索部は、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する処理を行なう機能を有している。
【0194】
また、共通属性項目検索部は、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える処理を行なう機能を有している。
【0195】
また、共通属性項目検索部は、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する処理を行なう機能を有している。
【0196】
この際、共通属性項目検索部は、たとえば、共通属性項目特定部と、共通属性項目数算出部と、共通属性項目数順並び替え部と、共通属性項目数割合度算出部と、属性情報抽出部と、から構成されるものとすることができる。
【0197】
すなわち、共通属性項目特定部が、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DBを参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。
【0198】
共通属性項目特定部は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。
また、共通属性項目特定部は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。特定された共通属性項目は、検索結果送信部へ送信される。
【0199】
また、共通属性項目数算出部が、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する。算出した共通属性項目の数は、検索結果送信部へ送信される。
【0200】
また、共通属性項目数順並び替え部が、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える。並び替えられた共通属性項目は、検索結果送信部へ送信される。
【0201】
また、共通属性項目数割合度算出部が、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する。算出した共通属性項目の数の割合は、検索結果送信部へ送信される。
【0202】
また、属性情報抽出部が、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出する。抽出された属性情報は、検索結果送信部へ送信される。
【0203】
検索結果送信部は、検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する処理を行なう。
この検索の結果としては、共通属性項目検索部にてユーザごとに抽出したそれぞれの属性情報や、共通属性項目検索部にて算出した共通属性項目の数とすることができる。
また、検索の結果としては、共通属性項目の数に代えて、算出した共通属性項目の数の割合としても良い。
【0204】
次に、第3の実施の形態として、第1のユーザと第2のユーザとがペアになる場合の属性情報検索の概要について説明する。
まず、第1ユーザ端末を利用する第1のユーザが、共通属性検索サイトへアクセスし、本サーバに対して、第2のユーザIDを指定して共通する属性情報を検索することを要求する。
次いで、本サーバは、第2のユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、この連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信する。
また、本サーバは、検索要求を行った第1のユーザIDと、第1のユーザが指定した第2のユーザIDと、を互いに関連付けて記憶する。
【0205】
本サーバは、第2ユーザ端末より、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信する。
引き続き、本サーバは、第2のユーザIDに関連付けられている第1のユーザIDを特定する。
さらに、本サーバは、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいて、属性情報を項目ごとに比較し、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性情報の検索を実施する。
そして、本サーバは、検索によって得られた共通する属性情報を、第1ユーザ端末と第2ユーザ端末に対してそれぞれ通知する。
【0206】
第1ユーザ端末は、第2のユーザと共通する属性情報を本サーバより取得し、第1のユーザが閲覧すると共に、第2ユーザ端末は、第1のユーザと共通する属性情報を本サーバより取得し、第2のユーザが閲覧する。
【0207】
これにより、検索PWを発行しない場合であっても、公開したくない情報をむやみに公開することなく、お互いに合致した場合のみその情報公開することで、公開したくない情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を効果的に築くようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0208】
【図1】本発明に係る共通属性情報検索装置を用いた共通属性情報検索システムの概要を示す図である。
【図2】本発明に係る共通属性情報検索装置の実施形態の一例を示すブロック構成図である。
【図3】本発明に係る共通属性情報検索装置が備えるユーザ情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図4】本発明に係る共通属性情報検索装置が備える検索要求受付情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図5】本発明に係る共通属性情報検索方法の基本的な処理の流れを示すシーケンス図である。
【図6】本発明に係る共通属性情報検索方法における検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【図7】本発明に係る共通属性情報検索方法における他の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【図8】本発明に係る共通属性情報検索方法における他の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【図9】本発明に係る共通属性情報検索方法における他の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【図10】本発明に係る共通属性情報検索方法における検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
【図11】本発明に係る共通属性情報検索方法における他の検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
【図12】本発明に係る共通属性情報検索方法における他の検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
【図13】本発明に係る共通属性情報検索方法における検索開始処理の流れを示すシーケンス図である。
【図14】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたSNSサイトログイン画面の一例を示す模式図である。
【図15】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたメニュー選択画面の一例を示す模式図である。
【図16】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された検索PW通知画面の一例を示す模式図である。
【図17】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索実施画面の一例を示す模式図である。
【図18】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索実施確認画面の一例を示す模式図である。
【図19】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索結果画面の一例を示す模式図である。
【図20】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図21】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図22】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図23】本発明に係る共通属性情報検索装置での検索PW発行処理の一例を示すフローチャートである。
【図24】本発明に係る共通属性情報検索装置での検索処理の一例を示すフローチャートである。
【図25】図24に示す共通属性情報検索装置での情報処理の続きを示すフローチャートである。
【図26】本発明に係る共通属性情報検索装置を用いたグループ用共通属性情報検索システムの概要を示す図である。
【図27】本発明に係るグループ用共通属性情報検索方法の基本的な処理の流れを示すシーケンス図である。
【図28】本発明に係るグループ用共通属性情報検索方法における検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【図29】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたグループ用属性情報検索実施確認画面の他の例を示す模式図である。
【図30】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたグループ用属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図31】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたグループ用属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図32】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたグループ用属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図33】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたグループ用属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図34】本発明に係る共通属性情報検索装置でのグループ用検索処理の一例を示すフローチャートである。
【図35】図34に示す共通属性情報検索装置でのグループ用情報処理の続きを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0209】
DB1 ユーザ情報データベース(第1記憶部)、2 検索要求受付情報記憶部(第2記憶部)、NW 通信ネットワーク、10 共通属性情報検索装置(本サーバ)、11 検索要求第1処理部、12 検索要求第2処理部、13 共通属性項目検索部、14 検索結果送信部、15 検索終了部、20 第1ユーザ端末、30 第2ユーザ端末。
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録した少なくとも2以上のユーザが共に利用する共通属性情報検索装置、共通属性情報検索方法、及び共通属性情報検索プログラムに係り、詳しくは、ユーザ同士の共通の属性情報を検索する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット等の通信ネットワーク上に開設されたコミュニティ型のWebサイトを利用して、新たな友人関係を築くようにしたサービスが普及している。このようなサービスは、ソーシャルネットワークサービス(以下、「SNSサービス」と記す。)と称され、事前に生年月日や出身地、出身校(学歴)、仕事(職業)、電子メールアドレス、血液型、趣味、好きなスポーツ、好きな食べ物、といった自らの特徴を表す属性情報を行うことで、新たな友人関係を築くために利用することができる。このようなSNSサービスには、不特定多数のものが誰でも自由に参加できるものの他、事前に属性情報の登録を行って会員となった既存の参加者からの招待がないと利用することができないものもある。
【0003】
また、従来のSNSサービスでは、SNSサービスに参加したり、友人関係を築いたりしていると、公開設定によってSNSサービスへの参加時に登録した属性情報の一部もしくは全部が他の参加者に公開されるものとなっている。この属性情報の公開は、その範囲を広げることで新たな友人関係を築き易くしている。
したがって、より多くの細かな属性情報が登録され、公開設定されていれば、互いに共通する属性情報を縁として、新たな友人関係やより深い友人関係が築き易くなる。
そこで、ユーザ(参加者)の要求に適合した人物を検索するようにした手段が幾つか提案されている(たとえば、特許文献1乃至3を参照)。
【0004】
ところが上記特許文献1乃至3に記載された手段では何れも、他の参加者へ公開可として設定登録された属性情報に基づき、サービスに登録されている参加者全員を対象として検索を行っており、特定の参加者との間で共通する属性情報の検索をより詳細に行うものではない。
すなわち属性情報には、一般的に他の参加者へ公開しても良い情報(以下、「公開可情報」と記す。)と、友人関係が築かれている参加者といえども公開するのには抵抗がある情報(以下、「公開不可情報」と記す。)とがある。
しなしながら、SNSサービスには、会員となった既存の参加者からの招待がないと利用することができないもの以外に、会員等の招待がなくても不特定多数のものが誰でも自由に参加できるものがある。したがって、公開可情報であってもむやみに公開すると、架空請求や成り済ましといったことに悪用されてしまう虞がある。
また、公開不可情報は最初から登録されない虞が多いため、公開不可情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を築くことは非常に困難であった。
【0005】
したがって、公開可情報が不正に利用されてしまうことなく、安全に安心感をもって参加者との間で詳細な属性情報の検索を行うことや、公開不可情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を築くことができる検索を行うようにした手段は、現在のところ提案されていない。
【特許文献1】特開2001−282805号公報
【特許文献2】特開2002−91994号公報
【特許文献3】特開2005−259074号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、属性情報をむやみに公開せず、効果的に新たな友人関係を築くようにした仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の共通属性情報検索装置は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する装置であって、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信し、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、当該検索要求受付情報を前記第1ユーザ端末へ送信する検索要求第1処理手段、前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶する第2記憶手段、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信し、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する検索要求第2処理手段、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う共通属性項目検索手段、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する検索結果送信手段、を少なくとも有していることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第2のユーザが複数存在し、前記共通属性項目検索手段が、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索をそれぞれ行う、ものとしても良い。
【0009】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第2のユーザが複数存在し、前記共通属性項目検索手段が、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う、ものとしても良い。
【0010】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出し、前記検索結果送信手段が、検索の結果として抽出した前記属性情報を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0011】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出し、前記検索結果送信手段が、検索の結果として算出した前記共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0012】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替え、前記検索結果送信手段が、検索の結果として前記並べ替えた共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0013】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出し、前記検索結果送信手段が、検索の結果として前記共通属性項目の数に代えて、前記算出した共通属性項目の数の割合を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0014】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記検索要求受付情報が、ワンタイムパスワードである、ものとしても良い。
【0015】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記検索要求第1処理手段での検索要求受付情報の発行に応じ、当該検索要求受付情報と関連付けて検索要求受付情報の発行時間を一時的に記憶し、所定の時間又は前記第1のユーザによって設定された時間が経過したとき、前記検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第1指示手段、をさらに有し、前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了するものとしても良い。
【0016】
さらに、本発明の共通属性情報検索装置は、前記検索要求第1処理手段での検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1ユーザ端末との通信接続状況を一定時間ごとに確認し、前記第1ユーザ端末との接続が切断されたとき、第1のユーザの識別情報に基づき前記検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第2指示手段、をさらに有し、前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了するものとしても良い。
【0017】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と共に、検索終了要求を受信したとき、当該検索終了要求に含まれる第1のユーザの識別情報に基づき検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第3指示手段、をさらに有し、前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了するものとしても良い。
【0018】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第1記憶手段が、ユーザ端末への連絡先情報を前記ユーザ識別情報と互いに付けてさらに記憶し、前記共通属性項目検索手段が、前記検索要求第2処理手段にて第1のユーザの識別情報を特定した後、前記第1記憶手段を参照して当該第1のユーザの識別情報に基づいて連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づいて第1ユーザ端末に対して、前記第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを問う旨のメッセージを送信すると共に、第1ユーザ端末より前記第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信することを条件に検索を行う、ものとしても良い。
【0019】
また、本発明の共通属性情報検索方法は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する方法であって、検索要求第1処理手段が、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信するステップ、検索要求第1処理手段が、前記検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、前記第1ユーザ端末へ送信するステップ、第2記憶手段が、前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶するステップ、検索要求第2処理手段が、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信するステップ、検索要求第2処理手段が、前記検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定するステップ、共通属性項目検索手段が、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行うステップ、検索結果送信手段が、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知するステップ、を少なくとも有していることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の共通属性情報検索プログラムは、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有し、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索することを実行させるためにコンピュータを、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信する手段、前記検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、前記第1ユーザ端末へ送信する手段、前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて第2記憶手段に記憶する手段、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信する手段、前記検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する手段、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う手段、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明の共通属性情報検索装置によれば、第1のユーザからの要求に応じて検索要求受付情報を発行すると共に、検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶する。一方、第2のユーザから第2のユーザの識別情報と共に、検索要求受付情報を取得する。ゆえに、第2のユーザより取得した検索要求受付情報に基づいて第1のユーザを特定し、第2のユーザの識別情報に基づいて第2のユーザを特定することで、登録された多くのユーザの中から検索対象となるユーザを特定することができる。これにより、検索対象となったユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を効率良く効果的に行うことができる。
また、事前に登録された属性情報の中から、属性情報同士が同一である合致した共通属性項目だけを特定する。ゆえに、合致しなかった属性情報は公開せず、合致した属性情報だけをそれぞれのユーザに通知することで、公開可情報の安全性と、公開不可属性情報の秘密性を保持することができる。これにより、不特定多数のものが誰でも自由に参加できる場合や、事前に属性情報の登録を行って会員となった既存の参加者からの招待がないと利用することができない場合に関係なく、双方の場合において、公開可情報が不正に利用されてしまう虞なく、安全に安心感をもって参加者との間で詳細な属性情報の検索を行うことができる。しかも、公開不可情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を築くことができる検索を行うことができる。
したがって、本発明では、属性情報をむやみに公開せず、効果的に新たな友人関係を築くようにした共通属性情報検索装置、共通属性情報検索方法、及び共通属性情報検索プログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る共通属性情報検索装置、共通属性情報検索方法、及び共通属性情報検索プログラムの一例について説明する。
本実施形態は、通信ネットワーク上に開設されたSNSサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザが、所定のユーザとの繋がりを示す互いに共通する属性情報を確認することで、新たな人間関係を容易にかつ効果的に築くことを支援することができるようにした場合を例に説明する。
【0023】
図1は、本発明に係る共通属性情報検索装置(以下、「本サーバ」という)を用いた共通属性情報検索システム(以下、「本システム」という。)の実施形態の一例を示すブロック図である。符号10は本サーバを示す。
図1に示すように、本サーバ10は、通信ネットワーク上に開設されたSNSサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録した少なくとも2以上のユーザがそれぞれ利用する第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30と、情報の送受信が可能となるよう通信ネットワークNWを介して接続された装置である。
【0024】
通信ネットワークNWの例としては、インターネットやLAN(Local Area Network)などのコンピュータ通信網がある。本サーバ10及び、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30は、専用線、公衆交換電話網(PSTN)、無線電話網、CATV網、衛星通信網等の通信回線を介して通信ネットワークNWと接続している。
【0025】
第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、共に本サーバ10と情報の送受信が可能な情報処理装置であればよく、たとえば、パーソナルコンピュータをはじめ、データ通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話機などで実現される。
また、第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、マウスやキーボード又はキーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、WWWブラウザ、等を有する。
なお、図1ではそれぞれ一つずつの第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30しか通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続されていないが、本サーバ10は、図25に基づいて後述するように、複数の第2ユーザ端末30(A,B・・n)とそれぞれ接続されているものでも良い。
【0026】
次に、本サーバ10の構成について説明する。
本サーバ10は図2に示すように、基本的に、ユーザ情報データベース(DB)1と、検索要求受付情報記憶部2と、検索要求第1処理部11と、検索要求第2処理部12と、共通属性項目検索部13と、検索結果送信部14と、を少なくとも有している。また、本サーバ10は、必要に応じて、検索終了部15を有するものとしても良い。
【0027】
これらの機能ブロックは、本サーバ10が保持するCPU(中央処理装置)やプログラム記憶部等により構成することができる。CPUは、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、本サーバ10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、本サーバ10が使用する各種プログラムを記憶している。
【0028】
なお、本サーバ10では、本発明に係る共通属性情報検索プログラム(以下、「本プログラム」という。)を実行することで、以下に説明する共通属性情報検索方法(以下、「本方法」という。)を実現する。
また、本プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体(以下、「本記録媒体」という。)を用いれば、図示しないコンピュータを本サーバ10と同様に機能させることができる。すなわち、図示しないコンピュータが、本記録媒体から本プログラムを読み取り、それを実行することで、本方法を実現することができる。
【0029】
ユーザ情報DB1は、ユーザ識別情報(以下、「ユーザID」という。)と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。この属性情報は、たとえば、ユーザの出身地や出身校、血液型、趣味、特技、スポーツといった項目に回答する情報をいい、具体的は、出身校という項目に対して「○○大学」もしくは「○○大学卒業」、血液型という項目に対して「O型」、趣味という項目に対して「音楽鑑賞」といったものである。
また、検索のための属性情報は、各項目に対して、それぞれを一つずつ入力する場合があれば、まとめて入力する場合もある。まとめて属性情報を入力する場合は、たとえば、検索のためのキーワードということで、単語を思いつくまま、あるいは「,」や「スペース」で区切って、一つの枠に入力する場合が考えられる。また、HTML画面、たとえば日記とかコミュニティの書き込みを属性情報とし、この画面にあるもの全てを検索してもよい。
このユーザ情報DB1では、ユーザ端末への連絡先情報を前記ユーザIDと互いに関連付けてさらに記憶している。
なお、本発明では、ユーザが自らの特徴を表す属性情報を登録することによって、ユーザIDが発行・付与されている。
【0030】
図3は、ユーザ情報DB1に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図3に示すユーザ情報データベースでは、ユーザIDをインデックスとして、各属性情報と、連絡先情報とを1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0031】
検索要求受付情報記憶部2は、検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザIDと、この第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。
図4は、検索要求受付情報記憶部2に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図4に示す検索要求受付情報記憶部では、ユーザIDと、検索要求受付情報としての検索パスワード(以下、「検索PW」を記す。)と、検索PWの使用有無情報と、を関連付けて構成することを示している。
【0032】
また、検索PWとしては、毎回同じPWを使用する通常の認証方式によるものでも良いが、端末からサーバまでの通信経路上でPWが盗み取られてしまう可能性があるため、いわゆる「ワンタイムパスワード(PW)」と称されるものであっても良い。このワンタイムPWは、認証のために1回しか使えない使い捨てのPWであり、たとえば、システム側で一定のルールによって生成されたランダムな数字や文字の組み合わせをいう。
【0033】
検索要求第1処理部11は、ユーザの中で共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末20より、この第1のユーザIDと、検索要求受付情報の発行要求を受信し、第1のユーザに対して検索PWを発行すると共に、この検索PWを第1ユーザ端末20へ送信する処理を行なう。
この検索要求第1処理部11にて受信された検索要求受付情報の発行を要求する旨の情報は、検索終了部15へ送信される。
【0034】
この際、検索要求第1処理部11は、たとえば、検索要求受付情報発行要求受信部11aと、検索要求受付情報発行部11bと、検索要求受付情報送信部11cと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、検索要求受付情報発行要求受信部11aが、第1ユーザ端末20より、当該第1のユーザIDと、検索要求受付情報としての検索PWの発行要求を受信する。
次いで、検索要求受付情報発行部11bが、第1のユーザに対して検索PWを発行する。
そして、検索要求受付情報送信部11cが、この検索PWを第1ユーザ端末20へ送信する。
【0035】
検索要求第2処理部12は、第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末30より、この第2のユーザIDと共に、第2のユーザが第1のユーザから取得した検索PWを受信し、検索要求受付情報記憶部2を参照して、この検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを特定する処理を行なう。
この検索要求第2処理部12にて特定された第1のユーザIDは、共通属性項目検索部13へ送信される。
【0036】
また、検索要求第2処理部12は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する機能を有している。
【0037】
この際、検索要求第2処理部12は、たとえば、検索要求受付情報受信部12aと、検索要求受付情報使用可否判定部12bと、第1のユーザ特定部12cと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、検索要求受付情報受信部12aが、第2ユーザ端末30より、この第2のユーザIDと共に、第2のユーザが第1のユーザから取得した検索PWを受信する。
引き続き検索要求受付情報使用可否判定部12bが、検索要求受付情報の受信に応じ、検索要求受付情報記憶部2を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認する。この際、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報があった場合は、その後の処理を終了する。
そして、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報がなかった場合、第1のユーザ特定部12cが、検索要求受付情報記憶部2を参照して、この検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを検索して特定する。
【0038】
共通属性項目検索部13は、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DB1を参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理を行なう。ここで、属性情報同士が同一とは、たとえば、単語(文字)や数字、記号、図形が一致するものの他、シソーラスを用いて語彙の持つ意味から分類した同義関係、類義関係、広義・狭義関係等にある単語を含む。具体的には、共通の意味をあらわす「マッサージ」と「整体」、共通の機能をあらわす「横笛」と「フルート」、ニーズの合致をあらわす「求人」と「求職」もしくは「募集」、上位概念と下位概念の共通をあらわす「音楽」と「クラッシック」、「楽器」と「バイオリン」といったものを同一とする。
この共通属性項目検索部13にて検索された結果は、検索結果送信部15へ送信される。
【0039】
また、共通属性項目検索部13は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理をそれぞれ行なう機能を有している。
【0040】
また、共通属性項目検索部13は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理をそれぞれ行なう機能を有している。
【0041】
また、共通属性項目検索部13は、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出する処理を行なう機能を有している。
【0042】
また、共通属性項目検索部13は、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する処理を行なう機能を有している。
【0043】
また、共通属性項目検索部13は、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える処理を行なう機能を有している。
【0044】
また、共通属性項目検索部13は、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する処理を行なう機能を有している。
【0045】
さらに、共通属性項目検索部13は、検索要求第2処理部12にて第1のユーザIDを特定した後、ユーザ情報記憶部DB1を参照してこの第1のユーザIDに基づいて連絡先情報を特定し、この連絡先情報に基づいて第1ユーザ端末20に対して、第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信すると共に、第1ユーザ端末20より第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信することを条件に検索処理を行なう機能を有している。
【0046】
この際、共通属性項目検索部13は、たとえば、検索実施確認部13aと、共通属性項目特定部13bと、共通属性項目数算出部13cと、共通属性項目数順並び替え部13dと、共通属性項目数割合度算出部13eと、属性情報抽出部13fと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、検索実施確認部13aが、検索要求第2処理部12にて第1のユーザIDを特定した後、ユーザ情報記憶部DB1を参照してこの第1のユーザIDに基づいて連絡先情報を特定し、この連絡先情報に基づいて第1ユーザ端末20に対して、第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信すると共に、第1ユーザ端末20より第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信することを条件に検索処理を実施する。
【0047】
次いで、共通属性項目特定部13bが、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DB1を参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。
共通属性項目特定部13bは、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。
また、共通属性項目特定部13bは、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。特定された共通属性項目は、検索結果送信部14へ送信される。
【0048】
また、共通属性項目数算出部13cが、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する。算出した共通属性項目の数は、検索結果送信部14へ送信される。ここで、共通属性項目の数とは、属性情報同士が同一であると判断された属性項目の数をいい、たとえば、出身校と、血液型と、スポーツといった属性項目における属性情報同士が同一であると判断された場合、共通属性項目の数は「3」となる。
【0049】
また、共通属性項目数順並び替え部13dが、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える。並び替えられた共通属性項目は、検索結果送信部14へ送信される。
【0050】
また、共通属性項目数割合度算出部13eが、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する。算出した共通属性項目の数の割合は、検索結果送信部14へ送信される。ここで、共通属性項目の数の割合とは、たとえば、100を最高として表した数字をいい、具体的には、比較した全項目の数が10あり、属性情報同士が同一である共通属性項目の数が4であった場合の割合は「40」となる。また、比較した全項目の数とは、事前に回答が設定されている項目の数でも良いし、互いに回答のあった共通項目の数でもよい。
【0051】
また、属性情報抽出部13fが、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出する。抽出された属性情報は、検索結果送信部14へ送信される。
【0052】
検索結果送信部14は、検索の結果を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知する処理を行なう。
この検索の結果としては、共通属性項目検索部13にてユーザごとに抽出したそれぞれの属性情報や、共通属性項目検索部13にて算出した共通属性項目の数とすることができる。
また、検索の結果としては、共通属性項目の数に代えて、算出した共通属性項目の数の割合としても良い。
【0053】
検索終了部15は、検索要求受付情報(検索PW)の使用禁止を共通属性項目検索部13へ指示する処理を行なう。
この際、検索終了部15は、たとえば、検索終了第1指示部15a、検索終了第2指示部15b、検索終了第3指示部15c、のいずれか1以上から構成されるものとすることができる。
【0054】
検索終了第1指示部15aは、検索要求第1処理部11での検索PWの発行に応じ、この検索PWと関連付けて検索PWの発行時間を一時的に記憶し、この記憶した検索PWの発行時間から所定の時間又は第1のユーザによって設定された時間が経過したとき、検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する処理を行なう。
【0055】
検索終了第2指示部15bは、検索要求第1処理部11での検索PWの発行要求の受信に応じ、第1ユーザ端末20との通信接続状況を一定時間ごとに確認し、第1ユーザ端末20との接続が切断されたとき、第1のユーザの識別情報に基づき検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する処理を行なう。
【0056】
検索終了第3指示部15cは、第1ユーザ端末20より、第1のユーザIDと共に、検索終了要求を受信したとき、当該検索終了要求に含まれる第1のユーザの識別情報に基づき検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する処理を行なう。
【0057】
次に、図2に示した本サーバ10により実行される本方法の一例を図面に基づき説明する。
本方法は、第1のユーザと第2のユーザとが1対1で属性情報の検索を実施するペアの検索(第1の実施の形態)と、幹事役となる第1のユーザと参加者となる複数人の第2のユーザとが属性情報の検索を実施するグループの検索(第2の実施の形態)とに、大きく分けることができる。
【0058】
<第1の実施の形態>
まず、第1の実施の形態として、第1のユーザと第2のユーザとがペアになる場合の属性情報検索の概要について、図1に基づき説明する。
図1に示すように、第1ユーザ端末20を利用する第1のユーザが、共通属性検索サイトへアクセスし、本サーバ10に対して検索要求受付情報としての検索PWの発行を要求する(1.参照)。この検索要求受付情報は、たとえばワンタイムPWとすることができる。
本サーバ10は、検索PWの発行要求を受信し、検索PWを発行して第1ユーザ端末20へ送信する(2.参照)。この際、検索PWは、送信先の第1のユーザ情報と共に記憶する。
【0059】
第1ユーザ端末20は、検索PWを受信し、第1のユーザは検索PWを取得する(3.参照)。
次いで、第1のユーザは検索PWを、口頭や電子メール等により第2のユーザへ通知する(4.参照)。
第2ユーザ端末30を利用する第2のユーザは、共通属性検索サイトへアクセスし、第1のユーザより取得した検索PWを入力する(5.参照)。
【0060】
本サーバ10は、検索PWを受信し、検索PWに基づき第1のユーザ情報を特定する(6.参照)。
引き続き、本サーバ10は、第2のユーザとの共通属性検索を実施しても良いか確認のメッセージを第1ユーザ端末20に対して送信する(7.参照)。
第1ユーザ端末20は、第2のユーザとの共通属性検索の実施に合意する回答を本サーバ10へ送信する(8.参照)。
本サーバ10は、第1のユーザによる合意に基づき、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性情報の検索を実施する(9.参照)。
【0061】
そして、本サーバ10は、検索によって得られた共通属性情報を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30に対して通知する(10.参照)。
第1ユーザ端末20は、第2のユーザとの共通属性情報を本サーバ10より取得し、第1のユーザが閲覧する(11A.参照)と共に、第2ユーザ端末30は、第1のユーザとの共通属性情報を本サーバ10より取得し、第2のユーザが閲覧する(11B.参照)。
【0062】
これにより、公開したくない情報をむやみに公開することなく、お互いに合致した場合のみその情報公開することで、公開したくない情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を効果的に築くようにすることができる。
【0063】
引き続き、第1の実施の形態として実行される方法の詳細な一例を図5に基づき説明する。図5は、第1の実施の形態における共通属性情報検索方法の基本的な処理の流れを示すシーケンス図である。
本実施の形態では、通信ネットワークNWを介して接続された第1のユーザ端末20がSNSサービスサイトのホームページをダウンロードし、このホームページ上から検索PWの発行を要求して得られた検索PWを第2のユーザへ通知する。引き続き、第2のユーザ端末30より得られた第2のユーザIDと検索PWに基づき第1のユーザと第2のユーザを特定し、これら第1のユーザと第2のユーザを検索対象として、互いに共通する属性情報の検索を実施する場合について説明する。
【0064】
まず、本サーバ10は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に記憶しておく((A)参照)。
【0065】
次に、第1のユーザは第1ユーザ端末20を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第1のユーザはSNSサービスサイトを訪問し、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。なお、ログイン中、第1のユーザIDは一時的に記憶されている。
このSNSサービスサイトは、たとえば図14に示すような形で表すことが出来る。図14は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示されたSNSサイトのログイン画面の一例を示す図である。このSNSサイトログイン画面100には、「あなたのIDとパスワードを入力し、送信ボタンを押して下さい。」といった案内と共に、このシステムの利用が可能な会員であることを確認するユーザID入力欄101と、パスワード入力欄102とからなる会員ログイン欄が表示されている。また、SNSサイトログイン画面100には、会員ログイン欄に入力したユーザIDやパスワードにてログインを実行するための「送信」ボタン109が表示されている。
【0066】
したがって、SNSサービスサイトにて属性情報の検索を行なう者は、会員であれば、ユーザID入力欄101にユーザIDを入力し、パスワード入力欄102にパスワードを入力した後、「送信」ボタン109を選択してログインする。
SNSサイトログイン画面100にて「送信」ボタン109を選択すると、認証の結果、会員登録されていることが認められログインすることで、引き続きメニュー選択画面が第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
【0067】
このメニュー選択画面は、たとえば図15に示すような形で表すことが出来る。図15は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示されたメニュー選択画面の一例を示す図である。このメニュー選択画面110には、検索PWの発行を要求する「検索パスワードの発行」ボタン111、属性情報の検索を要求する「属性情報検索の実施」ボタン112、属性情報検索の終了を要求する「属性情報検索の終了」ボタン113、・・・及びSNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン119、がそれぞれ表示されている。
【0068】
したがって、検索PWの発行を要求するユーザは、「検索パスワードの発行」ボタン111を選択する。
これにより、第1ユーザ端末20は、検索PWの発行要求を本サーバ10へ送信する((10)参照)。
【0069】
本サーバ10は、第1ユーザ端末20より送信された検索PWの発行要求を受信する((20)参照)。
次いで、本サーバ10は、第1のユーザに対して検索PWを発行する((30)参照)。
引き続き本サーバ10は、発行した検索PWを、第1のユーザIDと互いに関連付けて検索要求受付情報記憶部2へ記憶する((40)参照)。
さらに本サーバ10は、発行した検索PWを、第1ユーザ端末20へ送信する((50)参照)。
【0070】
第1ユーザ端末20は、本サーバ10より送信された検索PWを受信する((60)参照)。
すなわち、第1ユーザ端末20のディスプレイに表示されたメニュー選択画面110にて「検索パスワードの発行」ボタン111を選択すると、引き続き検索PW通知画面が第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
この検索PW通知画面は、たとえば図16に示すような形で表すことが出来る。図16は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示された検索PW通知画面の一例を示す図である。この検索PW通知画面120には、第1のユーザに対して発行された検索PWを通知する検索PW表示欄121が表示されている。また、検索PW通知画面120には、発行された検索PWの有効時間の設定有無を選択する「はい」ボタン128と、「いいえ」ボタン129が表示されている。
【0071】
この検索PWの有効時間は、予め設定された所定の時間や、検索PWの発行要求を行った第1のユーザが任意に設定することができる。したがって、予め有効時間が設定されている場合は、「はい」ボタン128を選択することで所定の時間が設定される。一方、任意に有効時間を設定する場合は、「はい」ボタン128を選択することで、さらに有効時間を設定する画面(不図示)が表示されるものとなる。そして、「いいえ」ボタン129を選択した場合は、後述する属性情報検索実施の確認通知があるまで待機画面(不図示)を表示するか、もしくは一旦SNSサービスサイトでの作業を終了する。
【0072】
次いで、第1のユーザは、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報の検索を希望する第2のユーザへ、口頭や電子メール等により検索PWを通知する(70A参照)。
第2のユーザは、第1のユーザより検索PWを取得する(70B参照)。
そして、第2のユーザは、第1のユーザが希望する共通属性情報の検索を受ける場合は、第2ユーザ端末30を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたSNSサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
第2のユーザはSNSサービスサイトを訪問し、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。このSNSサービスサイトは、前述した図14に示すような形で表すことが出来る。なお、ログイン中、第2のユーザIDは一時的に記憶されている。
【0073】
ログインすると、引き続きメニュー選択画面が第2ユーザ端末30のディスプレイに表示される。このメニュー選択画面は、前述した図15に示すような形で表すことが出来る。
このメニュー選択画面110にて、共通属性情報の検索を受けるユーザは、「属性情報検索の実施」ボタン112選択する。
引き続き第2ユーザ端末30のディスプレイには、属性情報検索実施画面が表示される。この、属性情報検索実施画面は、たとえば図17に示すような形で表すことが出来る。図17は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末30のディスプレイに表示された属性情報検索実施画面の一例を示す図である。この属性情報検索実施画面130には、「属性情報検索実施パスワードを入力し、送信ボタンを押して下さい。」といった案内と共に、第1のユーザより取得した検索PWを入力する検索PW入力欄131が設けられている。また、属性情報検索実施画面130には、属性情報検索を実行するための「送信」ボタン139が表示されている。
【0074】
したがって、共通属性情報の検索を受ける者は、検索PW入力欄131に検索PWを入力した後、「送信」ボタン139を選択する。
これにより、第2ユーザ端末30は、検索PWを本サーバ10へ送信する((80)参照)。
【0075】
本サーバ10は、第2ユーザ端末30より送信された検索PWを受信する((90)参照)。
次いで、本サーバ10は、検索要求受付情報記憶部DB2を参照して、検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを特定する((100)参照)。
引き続き本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照して、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいて検索対象を特定し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行う((110)参照)。
その後、本サーバ10は、検索の結果を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0076】
次に、本サーバ10での検索処理について幾つか説明する。
本サーバ10では、第1の検索処理として、共通属性項目を特定することができる。
図6は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第1の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行う((110)参照)までの処理は、前述した詳細な処理の流れと同じとする。
【0077】
次に、本サーバ10は、ユーザ同士の属性情報の比較後、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する((111)参照)
そして、本サーバ10は、検索の結果として共通属性項目を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0078】
第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された検索の結果としての共通属性項目情報をそれぞれ受信する。この検索の結果は、第1の属性情報検索結果画面として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
この第1の属性情報検索結果画面は、たとえば図18に示すような形で表すことが出来る。図18は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示された第1の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第1の属性情報検索結果画面140Aには、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性項目を表示する共通属性項目表示欄141Aが表示されている。図18において、「出身地」「血液型」「スポーツ」・・といった共通する属性項目が表示されている。また、第1の属性情報検索結果画面140Aには、共通する属性項目に該当する属性情報の表示を希望する「属性情報を見る」ボタン148Aと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン149A、がそれぞれ表示されている。
【0079】
そして、この第1の属性情報検索結果画面140Aにて「属性情報を見る」ボタン148Aを選択すると、次に説明する共通属性情報が、検索の結果として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
【0080】
引き続き、本サーバ10での他の検索処理について説明する。
本サーバ10では、第2の検索処理として、共通属性情報を抽出することができる。
図7は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第2の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い((110)参照)、引き続き本サーバ10が、ユーザ同士の属性情報の比較後、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する((111)参照)までの処理は、前述した処理の流れと同じとする。
【0081】
次に、本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照して、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出する((115)参照)。
そして、本サーバ10は、検索の結果として共通属性情報を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0082】
第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された検索の結果としての共通属性情報をそれぞれ受信する。この検索の結果は、第2の属性情報検索結果画面として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
この第2の属性情報検索結果画面は、たとえば図19に示すような形で表すことが出来る。図19は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示された第2の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第2の属性情報検索結果画面140Bには、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性項目と、これに該当する属性情報を表示する共通属性情報表示欄141Bが表示されている。図19において、「出身地」という属性項目に対して「群馬県」という属性情報、「血液型」という属性項目に対して「B型」という属性情報、スポーツという属性項目に対して「野球」という属性情報・・・がそれぞれ表示されている。また、第2の属性情報検索結果画面140Bには、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン149B、がそれぞれ表示されている。
【0083】
引き続き、本サーバ10での他の検索処理について説明する。
本サーバ10では、第3の検索処理として、共通属性項目の数を算出することができる。
図8は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第3の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い((110)参照)、引き続き本サーバ10が、ユーザ同士の属性情報の比較後、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する((111)参照)までの処理は、前述した処理の流れと同じとする。
【0084】
次に、本サーバ10は、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する((112)参照)。
そして、本サーバ10は、検索の結果として算出した共通属性項目の数を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0085】
第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された検索の結果としての共通属性項目の数情報をそれぞれ受信する。この検索の結果は、第3の属性情報検索結果画面として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
この第3の属性情報検索結果画面は、たとえば図20に示すような形で表すことが出来る。図20は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示された第3の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第3の属性情報検索結果画面140Cには、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性項目の数を表示する共通属性項目数表示欄141Cが表示されている。図20において、「8個」という共通属性項目数が表示されている。また、第3の属性情報検索結果画面140Cには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン148Cと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン149C、がそれぞれ表示されている。
【0086】
そして、この第3の属性情報検索結果画面140Cにて「属性項目を見る」ボタン148Cを選択すると、上述した第1の属性情報検索結果画面140Aが、検索の結果として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
【0087】
さらに、本サーバ10での他の検索処理について説明する。
本サーバ10では、第4の検索処理として、共通属性項目の数の割合を算出することができる。
図9は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第4の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い((110)参照)、引き続き本サーバ10が、ユーザ同士の属性情報の比較後、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定し((111)参照)、特定した共通属性項目の数をユーザごとに算出する((112)参照)までの処理は、前述した処理の流れと同じとする。
【0088】
次に、本サーバ10は、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する((114)参照)。
そして、本サーバ10は、検索の結果として算出した共通属性項目の数の割合を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0089】
第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された検索の結果としての共通属性項目の数の割合情報をそれぞれ受信する。この検索の結果は、第4の属性情報検索結果画面として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
この第4の属性情報検索結果画面は、たとえば図21に示すような形で表すことが出来る。図21は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示された第4の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第4の属性情報検索結果画面140Dには、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性項目の数の割合を表示する共通属性項目一致度表示欄141Dが表示されている。図21において、「40」という共通属性項目一致度が表示されている。また、第4の属性情報検索結果画面140Dには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン148Dと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン149D、がそれぞれ表示されている。
【0090】
そして、この第4の属性情報検索結果画面140Dにて「属性項目を見る」ボタン148Dを選択すると、上述した第1の属性情報検索結果画面140Aが、検索の結果として第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のディスプレイにそれぞれ表示される。
【0091】
次に、本サーバ10での検索終了処理について幾つか説明する。
本サーバ10では、第1の検索終了処理として、所定の時間又は第1のユーザによって設定された時間が経過した時に、検索PWの使用を禁止することができる。
図10は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第1の検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザに対して検索PWを発行する((30)参照)ことに応じ、この検索PWと関連付けて検索PWの発行時間を一時的に記憶する((31)参照)。
その後、本サーバ10は、所定の時間又は第1のユーザによって設定された時間が経過したとき、検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する。検索PWの使用禁止時期としては、たとえば、検索の結果を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知((120)参照)した後、時間を確認し、検索PWの発行時間から所定の時間又は第1のユーザによって設定された時間が経過したか否か判定し、時間が経過した場合に、検索PWの使用を禁止する((123A)参照)。したがって、本サーバ10はその後、検索PWの受信に応じ、検索要求受付情報記憶部2を参照して当該検索PWの使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する。
【0092】
これにより、検索PWに対して使用を禁止するフラグが検索要求受付情報記憶部2に立てられ、検索PWは、一定の時間内に限り有効なものとなる。
【0093】
引き続き、本サーバ10での他の検索終了処理について説明する。
本サーバ10では、第2の検索終了処理として、第1ユーザ端末20との通信接続が切断(ログアウト)された時に、検索PWの使用を禁止することができる。
図11は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第2の検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1ユーザ端末20より送信された検索PWの発行要求を受信する((20)参照)ことに応じ、第1ユーザ端末20との通信接続状況を一定時間ごとに確認する((21)参照)。
その後、本サーバ10が、第1ユーザ端末20との接続が切断されたと判断したとき、第1のユーザの識別情報に基づき検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する。検索PWの使用禁止時期としては、たとえば、検索の結果を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知((120)参照)した後、第1ユーザ端末20との通信接続状況を確認し、接続が切断(ログアウト)されていた場合に、検索PWの使用を禁止する((123B)参照)。したがって、本サーバ10はその後、検索PWの受信に応じ、検索要求受付情報記憶部2を参照して当該検索PWの使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する。
【0094】
これにより、検索PWに対して使用を禁止するフラグが検索要求受付情報記憶部2に立てられ、検索PWは、第1のユーザがログインしている間のみ有効なものとなる。
【0095】
さらに、本サーバ10での他の検索終了処理について説明する。
本サーバ10では、第3の検索終了処理として、第1ユーザ端末20より検索終了要求を受信した時に、検索PWの使用を禁止することができる。
図12は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第3の検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、検索の結果を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知((120)参照)までの処理は、前述した詳細な処理の流れと同じとする。
次いで、第1ユーザ端末20は、共通属性情報の検索を終了することを要求する検索終了要求を本サーバ10へ送信する((121)参照)。
本サーバ10は、第1ユーザ端末20より送信された検索終了要求を受信する((122)参照)。
そして、本サーバ10は、検索終了要求に含まれる第1のユーザIDに基づき関連付けられている検索PWを特定し、その使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する((123C)参照)。なお、検索PWの使用禁止時期としては、上述のように検索の結果の送信後に限らず、検索実施前など任意の時期に行うことができる。したがって、本サーバ10はその後、検索PWの受信に応じ、検索要求受付情報記憶部2を参照して当該検索PWの使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する。
【0096】
これにより、検索要求受付情報に対して使用を禁止するフラグが検索要求受付情報記憶部2に立てられ、検索要求受付情報は第1のユーザによって検索終了のフラグを立てる設定がされるまで有効なものとなる。
【0097】
次に、本サーバ10での検索開始処理について説明する。
本サーバ10では、検索開始処理として、共通属性情報の検索を要求した第1のユーザに対して確認を行った後、検索処理を実施することができる。
図13は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、検索開始処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、検索要求受付情報記憶部2を参照して、検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを特定する((100)参照)までの処理は、前述した詳細な処理の流れと同じとする。
【0098】
次いで、本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照して、特定したユーザIDに基づいて第1のユーザの連絡先情報を特定((101)参照)。
引き続き本サーバ10は、特定した第1のユーザの連絡先情報に基づいて、第1ユーザ端末20に対して、第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信する((102)参照)。
第1ユーザ端末20は、本サーバ10からのメッセージを受信する。すなわち、第1のユーザが検索PWを第2のユーザに通知し、第2のユーザが第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いとした場合に、その確認を問うメッセージを受信する。このメッセージは、属性情報検索実施確認画面として第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
【0099】
この属性情報検索実施確認画面は、たとえば図22に示すような形で表すことが出来る。図22は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示された属性情報検索実施確認画面の一例を示す図である。この属性情報検索実施確認画面150には、第2のユーザが属性情報の検索に承諾したことを示す「××××(第2のユーザ)さんが属性情報の検索に承諾いたしました。」といった第1のユーザに対するメッセージ141と共に、このメッセージに合意する意思を表示する「(合意)する」ボタン152と、「(合意)しない」ボタン153が表示されている。また、属性情報検索実施確認画面150には、意思表示の回答を送信する「送信」ボタン159が表示されている。
図22において、「(合意)する」ボタン152が選択する状態が示されている。
【0100】
第1ユーザ端末20は、第2のユーザとの属性情報の比較検索の実施に合意する場合は、「(合意)する」ボタン152を選択し、「送信」ボタン159を選択する。
これにより、第2のユーザとの属性情報の比較検索の実施に合意する旨の回答が第1ユーザ端末20へ送信される((103)参照)。
なお、第1のユーザは、検索PWを通知した覚えのない第三者から属性情報の検索を求められた場合、「(合意)しない」ボタン153を選択し、「送信」ボタン159を選択することで、属性情報の検索の実施を拒否することもできる。
【0101】
本サーバ10は、第1ユーザ端末20より送信された第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信する((104)参照)。
そして、本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照して、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいて検索対象を特定し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い((110)参照)、その検索の結果を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知する((120)参照)。
【0102】
これにより、検索PWが第1のユーザの見知らぬ第三者によって使用され、第1のユーザの属性情報が公開されてしまう虞を抑制し、第1のユーザが納得した第2のユーザを対象として属性情報の比較検索を実施することができる。
【0103】
なお、第1のユーザと第2のユーザとが未だ友人関係を築いておらず、属性情報の検索後、合致した属性情報に基づき第1のユーザが第2のユーザと友人関係を築くことを希望した場合、第1のユーザは第1ユーザ端末20より、第1のユーザIDと、第1のユーザが望む第2のユーザを特定する第2ユーザIDと、第1のユーザが第2のユーザと友人関係を結ぶことを希望する友人希望要求を本サーバ10へ送信する。
【0104】
本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照し、受信した第2ユーザIDに基づき連絡先を特定し、第2ユーザ端末30に対して友人希望要求を送信する。
引き続き本サーバ10は、第2ユーザ端末30より、友人希望要求に合意する合意知を受信した場合に、第2のユーザと友人関係が結ばれたことを知らせる友人関係構築通知を第1ユーザ端末20へ送信する。
そして、本サーバ10は、友人関係が結ばれた第1ユーザIDと第2ユーザIDとを互いに関連付けてユーザ情報記憶部DB1に記憶する。
【0105】
次に、以上のような第1の実施の形態における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図23乃至図25を参照しながら説明する。図23は、本サーバ10での検索PW発行処理の流れを示すフローチャートである。また、図24及び図25は、本サーバ10での検索処理の流れを示すフローチャートである。
【0106】
まず、検索PW発行処理の流れについて説明する。
図23に示されるように、検索要求第1処理部11が、検索要求受付情報発行要求受信部11aにて、第1ユーザ端末20より送信された第1のユーザIDと、検索PWの発行要求を受信したか否か判断する(S11)。
【0107】
その結果、検索要求第1処理部11が、検索PWの発行要求を受信した場合(Y)、引き続き検索要求第1処理部11が、検索要求受付情報発行部11bにて、第1のユーザに対して検索PWを発行する(S12)。また、検索要求第1処理部11は、検索PWの発行要求を受信した旨の情報及び、検索PWを発行した旨の情報を検索終了部15へ送信する。
【0108】
検索終了部15は、検索終了第1指示部15aにて、検索要求第1処理部11より検索PWを発行した旨の情報を受信すると、この検索PWと関連付けて検索PWの発行時間を一時的に記憶する(S13)。
また、検索要求第1処理部11は、検索要求受付情報発行部11bにて、検索PWの発行要求があった第1のユーザIDと、発行した検索PWとを、互いに関連付けて検索要求受付情報記憶部2に記憶する(S14)。
そして、検索要求第1処理部11は、検索要求受付情報送信部11cにて、発行した検索PWを第1ユーザ端末20へ送信する(S15)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0109】
一方、検索要求第1処理部11が、検索PWの発行要求を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0110】
次に、検索処理の流れについて説明する。
図24に示されるように、検索要求第2処理部12が、検索要求受付情報受信部12aにて、第2ユーザ端末30より送信された第2のユーザIDと第2のユーザが第1のユーザから取得した検索PWを受信したか否か判断する(S21)。
【0111】
その結果、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信した場合(Y)、引き続き検索要求第2処理部12が、検索要求受付情報使用可否判定部12bにて、当該検索PWが有効か否か判断する(S22)。
一方、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
ここで、検索PWの有効可否については、たとえば、次の三つの手段によって判断できる。
【0112】
まず、第1の手段は、検索要求第1処理部11での検索PWの発行に応じ、当該検索PWと関連付けて検索PWの発行時間を一時的に記憶しておく。次いで、所定の時間又は前記第1のユーザによって設定された時間が経過したとき、検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する。そして、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信したとき、検索要求受付情報記憶部2を参照して使用禁止の情報の有無により判断する。
【0113】
次に、第2の手段は、検索要求第1処理部11での検索PWの発行要求の受信に応じ、第1ユーザ端末20との通信接続状況を一定時間ごとに確認する。次いで、第1ユーザ端末20との接続が切断(ログアウト)されたとき、第1のユーザIDに基づき検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する。そして、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信したとき、検索要求受付情報記憶部2を参照して使用禁止の情報の有無により判断する。
【0114】
さらに、第3の手段は、第1ユーザ端末20より、当該第1のユーザIDと共に、検索終了要求を受信したとき、当該検索終了要求に含まれる第1のユーザIDに基づき検索PWの使用禁止の情報を検索要求受付情報記憶部2に記憶する。そして、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信したとき、検索要求受付情報記憶部2を参照して使用禁止の情報の有無により判断する。
【0115】
そして、検索PWが有効か否か判断した結果、検索要求第2処理部12が、当該検索PWが有効であると判断した場合(Y)、すなわち、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報(フラグ)がなかった場合、第1のユーザ特定部12cが、検索要求受付情報記憶部2を参照して、この検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを検索して特定する(S23)。検索要求第2処理部12は、特定した第1のユーザIDを共通属性項目検索部13へ送信する。
【0116】
一方、検索要求第2処理部12が、当該検索PWが無効であると判断した場合(N)、すなわち、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報があった場合は、その後の処理を終了する。
【0117】
共通属性項目検索部13は、検索実施確認部13aにて、ユーザ情報記憶部DB1を参照してこの第1のユーザIDに基づいて連絡先情報を特定する(S24)。
引き続き共通属性項目検索部13は、検索実施確認部13aにて、特定した連絡先情報に基づいて、第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを第1ユーザ端末20に対して送信する(S25)。
【0118】
次いで、共通属性項目検索部13は、検索実施確認部13aにて、第1ユーザ端末20より送信された第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信したか否か判断する(S26)。
その結果、共通属性項目検索部13が、検索実施に合意する旨の回答を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、通属性項目特定部13bにて、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DB1を参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を実行する(S27)。
引き続き共通属性項目検索部13は、通属性項目特定部13bにて、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する(S28)。
【0119】
一方、共通属性項目検索部13が、検索実施に合意する旨の回答を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0120】
また、共通属性項目が特定されると、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数算出部13cにて、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信したか否か判断する(S29)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数算出部13cにて、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する(S30)。
【0121】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信していない場合(N)、図25に示されるように、そのまま特定した共通属性項目情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S35)。
【0122】
次に、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数割合度算出部13eにて、算出した共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信したか否か判断する(S31)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数割合度算出部13eにて、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する(S32)。
引き続き共通属性項目検索部13は、算出した共通属性項目の数の割合情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目の数の割合情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S33)。
【0123】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信していない場合(N)、そのまま算出した共通属性項目の数情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目の数情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S33)。
【0124】
次に、図25に示されるように、共通属性項目検索部13は、共通属性項目特定部13bにて、該当する共通属性項目を表示する指示を受信したか否か判断する(S34)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、そのまま特定した共通属性項目情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S35)。
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0125】
次に、共通属性項目検索部13は、属性情報抽出部13fにて、特定された共通属性項目に該当する属性情報を表示する指示を受信したか否か判断する(S36)。
その結果、共通属性項目検索部13が、属性情報を表示する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、属性情報抽出部13fにて、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出し、抽出した属性情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として属性情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S37)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0126】
以上のように本実施の形態では、第1のユーザと第2のユーザとが1対1で属性情報の検索を実施する場合、検索PWの発行要求を行った第1のユーザIDと、第1のユーザより検索PWを取得した第2のユーザIDに基づいて、検索対象となるユーザを特定することができるので、属性情報を項目ごとに比較する検索を効率良く効果的に行うことができる。
また、属性情報同士が合致した情報だけ互いに公開するので、合致しなかった属性情報は公開されることがなく、公開したくない属性情報の秘密性を保持することができる。
したがって、公開したくない情報に基づいて同じ境遇の仲間と友人関係を築きたいと望んでいる者であっても、効果的に新たな友人関係を築くことができる。
【0127】
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態として、第1のユーザと複数の第2のユーザとがグループになる場合の共通属性情報検索の概要について、図26に基づき説明する。本実施形態では、先に説明した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。したがって、上記第1の実施の形態と同様の構成部分の説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
図26に示すように、第1ユーザ端末20を利用する第1のユーザが、共通属性検索サイトへアクセスし、本サーバ10に対して検索要求受付情報としての検索PWの発行を要求する(51.参照)。この検索要求受付情報は、第1の実施の形態と同様にワンタイムPWとすることができる。
本サーバ10は、検索PWの発行要求を受信し、検索PWを発行して第1ユーザ端末20へ送信する(52.参照)。この際、検索PWは、送信先の第1のユーザ情報と共に記憶する。
【0128】
第1ユーザ端末20は、検索PWを受信し、第1のユーザは検索PWを取得する(53.参照)。
次いで、第1のユーザは検索PWを、口頭や電子メール等により複数の第2のユーザへそれぞれ通知する(54.参照)。
第2ユーザ端末30(A,B・・n)を利用する複数の第2のユーザは、それぞれ共通属性検索サイトへアクセスし、第1のユーザより取得した検索PWを入力する(55.参照)。
【0129】
本サーバ10は、第2ユーザ端末30(A,B・・n)より検索PWをそれぞれ受信し、検索PWに基づき第1のユーザ情報を特定する(56.参照)。
引き続き、本サーバ10は、第1ユーザ端末20に対して複数の第2のユーザとの共通属性検索を実施しても良いか確認をする(57.参照)。
第1ユーザ端末20は、複数の第2のユーザを確認し、第2のユーザとの共通属性グループ検索の実施に合意する回答を本サーバ10へ送信する(58.参照)。
本サーバ10は、第1のユーザによる合意に基づき、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性情報のグループ検索を実施する(59.参照)。
【0130】
次に、本サーバ10は、検索によって得られた共通属性の項目数別情報を、第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30(A,B・・n)に対して通知する(60.参照)。
第1ユーザ端末20は、第2のユーザとの共通属性の項目数別情報を本サーバ10より取得し、第1のユーザが閲覧する(61A.参照)と共に、各第2ユーザ端末30(A,B・・n)は、第1のユーザとの共通属性の項目数別情報を本サーバ10より取得し、第2のユーザがそれぞれ閲覧する(61B.参照)。
【0131】
次いで、第1のユーザは、ユーザを指定して共通属性の項目に該当する共通属性情報の閲覧を希望し、第1ユーザ端末20は、ユーザを指定して共通属性情報の閲覧を要求する(62A.参照)。
本サーバ10は、第1ユーザ端末20より共通属性情報の閲覧要求を受信し、指定ユーザとの共通属性情報を第1ユーザ端末20に対して通知する(63.参照)。
第1ユーザ端末20は、指定した第2のユーザとの共通属性情報を本サーバ10より取得し、第1のユーザが閲覧する(64A.参照)
【0132】
一方、第2のユーザもまた、ユーザを指定して共通属性の項目に該当する共通属性情報の閲覧を希望し、各第2ユーザ端末30(A,B・・n)は、ユーザを指定して共通属性情報の閲覧を要求する(62A.参照)。
本サーバ10は、第2ユーザ端末30(A,B・・n)より共通属性情報の閲覧要求をそれぞれ受信し、指定ユーザとの共通属性情報を該当する第2ユーザ端末30に対して通知する(63.参照)。
該当する第2ユーザ端末30は、第1のユーザとの共通属性情報を本サーバ10より取得し、第2のユーザがそれぞれ閲覧する(64B.参照)。
【0133】
これにより、グループの場合であっても、公開したくない情報をむやみに公開することなく、お互いに合致した場合のみその情報公開することで、公開したくない情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を効果的に築くようにすることができる。
【0134】
引き続き、第2の実施の形態として実行される方法の詳細な一例を図27に基づき説明する。図27は、第2の実施の形態における共通属性情報検索方法の処理の流れを示すシーケンス図である。
本実施形態では、通信ネットワークNWを介して接続された第1のユーザ端末20がSNSサービスサイトのホームページをダウンロードし、当該ホームページ上から検索PWの発行を要求して得られた検索PWを二人の第2のユーザへ通知することで、第1のユーザと第2のユーザA及び2のユーザBを検索対象として、互いに共通する属性情報の検索を実施する場合について説明する。
【0135】
まず、第1のユーザが第1ユーザ端末20を起動して検索PWの発行要求を本サーバ10へ送信し、第1ユーザ端末20が、本サーバ10より送信された検索PWを受信する((60)参照)までの処理は、前述した第1の実施の形態における処理の流れと同じである。
次いで、第1のユーザは、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報の検索を希望する第2のユーザA及び2のユーザBへそれぞれ、口頭や電子メール等により検索PWを通知する(70A参照)。
【0136】
第2のユーザA及び2のユーザBは、第1のユーザより検索PWをそれぞれ取得する(70B−1,70B−2参照)。
各第2のユーザは、第2ユーザ端末30A,30Bをそれぞれ起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続して、訪問したSNSサービスサイトより、事前に付与されたユーザIDと、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。
各第2のユーザは、それぞれの第2ユーザ端末30A,30Bより本サーバ10へ検索PWをそれぞれ送信する((80−1,80−2)参照)。なお、ログイン中、第2のユーザA及び2のユーザBのユーザIDはそれぞれ一時的に記憶されている。
【0137】
本サーバ10は、各第2ユーザ端末30A,30Bより送信された検索PWをそれぞれ受信する((90)参照)。
次いで、本サーバ10は、検索要求受付情報記憶部DB2を参照して、検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを特定する((100−1,100−2)参照)。
引き続き本サーバ10は、ユーザ情報記憶部DB1を参照して、特定された第1のユーザIDと各第2のユーザIDとに基づいて検索対象を特定し、第1のユーザと第2のユーザAと2のユーザBの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い、一致する属性情報項目を抽出する((110)参照)。
その後、本サーバ10は、検索の結果を、第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30A,30Bとにそれぞれ通知し、処理を終了する((120)参照)。
【0138】
この際、検索開始処理として、共通属性情報の検索を要求した第1のユーザに対して確認を行った後、検索処理を実施することができる。第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いか確認を問うメッセージは、属性情報検索実施確認画面として第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
【0139】
この属性情報検索実施確認画面は、たとえば図29に示すような形で表すことが出来る。図29は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示された属性情報検索実施確認画面の一例を示す図である。この属性情報検索実施確認画面160には、各第2のユーザが属性情報の検索に承諾したことを示す「以下の方々から属性情報の検索依頼が来ています。属性情報の検索実施に合意しますか?」といった第1のユーザに対するメッセージ161と、ユーザごとにこのメッセージに合意する意思を表示する「(合意)する」ボタン162−1,162−2と、「(合意)しない」ボタン163−1,163−2がそれぞれ表示されている。また、属性情報検索実施確認画面160には、意思表示の回答を送信する「送信」ボタン169が表示されている。
【0140】
したがって、第1のユーザは、検索PWを通知した覚えのない第三者から属性情報の検索を求められた場合、「(合意)しない」ボタン153を選択し、「送信」ボタン159を選択することで、属性情報の検索の実施を拒否することもできる。
【0141】
また、第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される第1の属性情報検索結果画面は、たとえば図30に示すような形で表すことが出来る。図30は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイにそれぞれ表示された第1の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第1の属性情報検索結果画面170Aには、第1のユーザと一方の第2のユーザ、及び第1のユーザと他方の第2のユーザとで共通する属性項目の数を表示する共通属性項目数表示欄171A−1,171A−2が表示されている。図30において、第1のユーザと第2のユーザAは「8個」、第1のユーザと第2のユーザBは「10個」という共通属性項目数がそれぞれ表示されている。また、第1の属性情報検索結果画面170Aには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン178Aと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン179A、がそれぞれ表示されている。
【0142】
そして、この第1の属性情報検索結果画面170Aにて「属性項目を見る」ボタン178Aを選択すると、検索の結果として属性項目情報検索結果が第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
なお、属性項目情報は、ユーザを指定(選択)することでユーザIDが本サーバ10へ送信され、ユーザIDに基づいて該当するユーザとの共通する属性項目が表示されるものとしても良い。
【0143】
また、第2のユーザ端末30のディスプレイに表示される第1の属性情報検索結果画面も、たとえば上述した図30に示すような形で表すことが出来る。この際、共通属性項目数は、第2のユーザAと第1のユーザ又は2のユーザBと第1のユーザ、及び第2のユーザAと第2のユーザBが表示されるものとなる。
【0144】
第1ユーザ端末20及び各第2ユーザ端末30A,30Bのディスプレイに表示される第2の属性情報検索結果画面は、たとえば図31に示すような形で表すことが出来る。図31は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20及び各第2ユーザ端末30A,30Bのディスプレイにそれぞれ表示された第1の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第2の属性情報検索結果画面170Bには、第1のユーザと第2のユーザAと第2のユーザBの全員に共通する属性項目の数を表示する共通属性項目数表示欄171Bが表示されている。図31において、「2個」という共通属性項目数がそれぞれ表示されている。また、第2の属性情報検索結果画面170Bには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン178Bと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン179B、がそれぞれ表示されている。
【0145】
そして、この第2の属性情報検索結果画面170Bにて「属性項目を見る」ボタン178Bを選択すると、検索の結果として属性項目情報検索結果が第1ユーザ端末20及び各第2ユーザ端末30A,30Bのディスプレイにそれぞれ表示される。
なお、属性項目情報は、ユーザを指定(選択)することでユーザIDが本サーバ10へ送信され、ユーザIDに基づいて該当するユーザとの共通する属性項目が表示されるものとしても良い。
【0146】
また、第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される第3の属性情報検索結果画面は、たとえば図32に示すような形で表すことが出来る。図32は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示された第3の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第3の属性情報検索結果画面170Cには、第1のユーザと第2のユーザA、及び第1のユーザと第2のユーザBとで共通する属性項目の数の割合を表示する共通属性項目合致度表示欄171C−1,171C−2が表示されている。図32において、第1のユーザと第2のユーザAは40、第1のユーザと第2のユーザBは「50」という共通属性項目合致度が表示されている。また、第3の属性情報検索結果画面170Cには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン178Cと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン179C、がそれぞれ表示されている。
【0147】
そして、この第3の属性情報検索結果画面170Cにて「属性項目を見る」ボタン178Cを選択すると、検索の結果として属性項目情報検索結果が第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
なお、属性項目情報は、ユーザを指定(選択)することでユーザIDが本サーバ10へ送信され、ユーザIDに基づいて該当するユーザとの共通する属性項目が表示されるものとしても良い。
【0148】
また、各第2のユーザ端末30A,30Bのディスプレイに表示される第3の属性情報検索結果画面も、たとえば上述した図32に示すような形で表すことが出来る。この際、共通属性項目合致度は、第2のユーザAと第1のユーザ又は第2のユーザBと第1のユーザ、及び第2のユーザAと第2のユーザBが表示されるものとなる。
【0149】
本サーバ10では、第5の検索処理として、共通属性項目の数を順に並べ替えることができる。
図28は、本発明の実施形態に係る本サーバ10において、第5の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、本サーバ10が、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を行い((110)参照)、引き続き本サーバ10が、ユーザ同士の属性情報の比較後、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定し((111)参照)、特定した共通属性項目の数をユーザごとに算出する((112)参照)までの処理は、前述した処理の流れと同じとする。
【0150】
次に、本サーバ10は、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える((113)参照)。
そして、本サーバ10は、検索の結果として並べ替えた共通属性項目の数を、第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30とにそれぞれ通知する((120)参照)。
【0151】
この際、並べ替えた共通属性項目の数情報は、第4の属性情報検索実施確認画面として第1ユーザ端末20のディスプレイに表示される。
この第4の属性情報検索結果画面は、たとえば図33に示すような形で表すことが出来る。図33は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末20のディスプレイに表示された第4の属性情報検索結果画面の一例を示す図である。この第4の属性情報検索結果画面170Dには、「○○○○(第1のユーザ)さんと各ユーザとの共通属性情報項目の数は以下の通りです。」といった案内と共に、第1のユーザと第2のユーザA、及び第1のユーザと第2のユーザBとで共通する属性項目の数を表示する共通属性項目数順表示欄171Dが表示されている。図33において、第1のユーザと第2のユーザBは「10個」、第1のユーザと第2のユーザAは「8個」という、一致した属性項目の数が多い順に表示されている。また、第4の属性情報検索結果画面170Dには、共通する属性項目の表示を希望する「属性項目を見る」ボタン178Dと、SNSサービスサイトでの作業を終了する「終了」ボタン179D、がそれぞれ表示されている。
【0152】
そして、この第4の属性情報検索結果画面170Dにて「属性項目を見る」ボタン178Dを選択すると、検索の結果として属性項目情報検索結果が第1ユーザ端末20及び各第2ユーザ端末30A,30Bのディスプレイにそれぞれ表示される。
なお、属性項目情報は、ユーザを指定(選択)することでユーザIDが本サーバ10へ送信され、ユーザIDに基づいて該当するユーザとの共通する属性項目が表示されるものとしても良い。
【0153】
また、各第2のユーザ端末30A,30Bのディスプレイに表示される第4の属性情報検索結果画面も、たとえば上述した図33に示すような形で表すことが出来る。この際、共通属性項目数順は、第2のユーザAと第1のユーザ又は第2のユーザBと第1のユーザ、及び第2のユーザAと第2のユーザBが表示されるものとなる。
【0154】
次に、以上のような第2の実施の形態における本サーバ10の詳細な動作の一例を、図34及び図35を参照しながら説明する。図34及び図35は、第2の実施の形態における本サーバ10での検索処理の流れを示すフローチャートである。なお、第2の実施の形態における本サーバ10での検索PW発行処理の流れは、図23に示す第1の実施の形態と同じであるので説明は省略する。
【0155】
まず、図34に示されるように、検索要求第2処理部12が、検索要求受付情報受信部12aにて、第2ユーザ端末30より送信された第2のユーザIDと第2のユーザが第1のユーザから取得した検索PWを受信したか否か判断する(S51)。
【0156】
その結果、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信した場合(Y)、引き続き検索要求第2処理部12が、検索要求受付情報使用可否判定部12bにて、当該検索PWが有効か否か判断する(S52)。
一方、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
ここで、検索PWの有効可否については、たとえば、上述した第1の実施の形態で述べた三つの手段によって判断できる。なお、三つの手段についての説明は省略する。
【0157】
そして、検索PWが有効か否か判断した結果、検索要求第2処理部12が、当該検索PWが有効であると判断した場合(Y)、すなわち、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報(フラグ)がなかった場合、第1のユーザ特定部12cが、検索要求受付情報記憶部2を参照して、この検索PWに関連付けられている第1のユーザIDを検索して特定する(S53)。検索要求第2処理部12は、特定した第1のユーザIDを共通属性項目検索部13へ送信する。
【0158】
一方、検索要求第2処理部12が、当該検索PWが無効であると判断した場合(N)、すなわち、検索要求受付情報記憶部2に使用禁止の情報があった場合は、その後の処理を終了する。
【0159】
共通属性項目検索部13は、検索実施確認部13aにて、ユーザ情報記憶部DB1を参照してこの第1のユーザIDに基づいて連絡先情報を特定する(S54)。
引き続き検索要求第2処理部12は、検索要求受付情報受信部12aにて、第2ユーザ端末30より第2のユーザIDと第2のユーザが第1のユーザから取得した検索PWの送信がもう無いか判断する(S55)。
その結果、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信していない場合(Y)、共通属性項目検索部13が、検索実施確認部13aにて、第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを、特定した連絡先情報に基づいて第1ユーザ端末20に対して送信する(S56)。
【0160】
一方、検索要求第2処理部12が、検索PWを受信した場合(N)、検索要求第2処理部12が、検索要求受付情報使用可否判定部12bにて、当該検索PWが有効か否か判断する(S52)処理を繰り返す。
【0161】
次いで、共通属性項目検索部13は、検索実施確認部13aにて、第1ユーザ端末20より送信された第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信したか否か判断する(S57)。
その結果、共通属性項目検索部13が、検索実施に合意する旨の回答を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、通属性項目特定部13bにて、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DB1を参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索を実施する(S58)。
【0162】
一方、共通属性項目検索部13が、検索実施に合意する旨の回答を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
引き続き、共通属性項目検索部13は、通属性項目特定部13bにて、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する(S59)。
【0163】
次いで、共通属性項目が特定されると、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数算出部13cにて、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信したか否か判断する(S60)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数算出部13cにて、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する(S61)。
【0164】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数をユーザごとに算出する指示を受信していない場合(N)、そのまま特定した共通属性項目情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目情報を第1ユーザ端末20と第2ユーザ端末30へそれぞれ送信する(S69)。
【0165】
次に、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数順並び替え部13dにて、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える指示を受信したか否か判断する(S62)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数順並び替え部13dにて、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える(S63)。
そして、共通属性項目検索部13は、並べ替えた共通属性項目の数情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として並べ替えた共通属性項目の数情報を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する(S64)。
【0166】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える指示を受信していない場合(N)、次に、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数割合度算出部13eにて、算出した共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信したか否か判断する(S65)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、共通属性項目数割合度算出部13eにて、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する(S66)。
引き続き共通属性項目検索部13は、算出した共通属性項目の数の割合情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目の数の割合情報を第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30A,30Bへそれぞれ送信する(S67)。
【0167】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目の数の割合を算出する指示を受信していない場合(N)、そのまま算出した共通属性項目の数情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目の数情報を第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30A,30Bへそれぞれ送信する(S67)。
【0168】
次に、共通属性項目検索部13は、共通属性項目特定部13bにて、該当する共通属性項目を表示する指示を受信したか否か判断する(S68)。
その結果、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、そのまま特定した共通属性項目情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として共通属性項目情報を第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30A,30Bへそれぞれ送信する(S69)。
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0169】
次に、共通属性項目検索部13は、属性情報抽出部13fにて、特定された共通属性項目に該当する属性情報を表示する指示を受信したか否か判断する(S70)。
その結果、共通属性項目検索部13が、属性情報を表示する指示を受信した場合(Y)、共通属性項目検索部13は、属性情報抽出部13fにて、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出し、抽出した属性情報を検索結果送信部14へ送信する。
そして、検索結果送信部14は、検索結果として属性情報を第1ユーザ端末20と各第2ユーザ端末30A,30Bへそれぞれ送信する(S71)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0170】
一方、共通属性項目検索部13が、共通属性項目を表示する指示を受信していない場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0171】
以上のように本実施の形態では、第1のユーザと複数の第2のユーザとがグループで属性情報の検索を実施する場合、検索PWの発行要求を行った第1のユーザIDと、第1のユーザより検索PWを取得した複数の第2のユーザIDに基づいて、検索対象となるユーザを特定する。そして、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を効率良く効果的に行うことや、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行うことができる。
また、属性情報同士が一致した情報だけ互いに公開するので、一致しなかった属性情報は公開されることがなく、公開したくない属性情報の秘密性を保持することができる。
したがって、公開したくない情報に基づいて同じ境遇の仲間と友人関係を築きたいと望んでいる者であっても、効果的に新たな友人関係を築くことができる。
【0172】
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態として、本発明では、検索要求受付情報(検索PW)の発行に換えて、第1のユーザが検索対象となる第2のユーザを指定し、本サーバが第2のユーザへ検索の実施可否を問い合わせ、第2のユーザからの合意に基づいて検索を実施することができる。
したがって、本実施の形態では、以下のような構成をした共通属性情報検索装置、共通属性情報検索方法、及び共通属性情報検索プログラムとすることができる。なお、本実施の形態では、先に説明した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。したがって、上記第1の実施の形態と同様の構成部分の説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
【0173】
すなわち、本発明の共通属性情報検索装置は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する装置であって、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、当該第1のユーザが指定する第2のユーザの識別情報と、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索要求を受信し、前記第1記憶手段を参照して当該第2のユーザの識別情報に基づいて連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを問う旨のメッセージを送信する検索要求第3処理手段、前記検索要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザが指定した第2のユーザの識別情報と、を互いに関連付けて記憶する第3記憶手段、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信し、前記第3記憶手段を参照して、当該第2のユーザの識別情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する検索要求第4処理手段、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う共通属性項目検索手段、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する検索結果送信手段、を少なくとも有していることを特徴とする。
【0174】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第2のユーザが複数存在し、前記共通属性項目検索手段が、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索をそれぞれ行う、ものとしても良い。
【0175】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記第2のユーザが複数存在し、前記共通属性項目検索手段が、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う、ものとしても良い。
【0176】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出し、前記検索結果送信手段は、検索の結果として抽出した前記属性情報を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0177】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出し、前記検索結果送信手段は、検索の結果として算出した前記共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0178】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替え、前記検索結果送信手段が、検索の結果として前記並べ替えた共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0179】
また、本発明の共通属性情報検索装置は、前記共通属性項目検索手段が、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出し、前記検索結果送信手段は、検索の結果として前記共通属性項目の数に代えて、前記算出した共通属性項目の数の割合を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、ものとしても良い。
【0180】
また、本発明の共通属性情報検索方法は、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する方法であって、検索要求第3処理手段が、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、当該第1のユーザが指定する第2のユーザの識別情報と、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索要求を受信するステップ、検索要求第3処理手段が、前記検索要求の受信に応じ、前記第1記憶手段を参照して当該第2のユーザの識別情報に基づいて連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを問う旨のメッセージを送信するステップ、第3記憶手段が、前記検索要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザが指定した第2のユーザの識別情報と、を互いに関連付けて記憶するステップ、検索要求第4処理手段が、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信するステップ、検索要求第4処理手段が、前記回答の受信に応じ、前記第3記憶手段を参照して、当該第2のユーザの識別情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定するステップ、共通属性項目検索手段が、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行うステップ、検索結果送信手段が、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知するステップ、を少なくとも有するものとしても良い。
【0181】
また、本発明の共通属性情報検索プログラムは、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有し、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索することを実行させるためにコンピュータを、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、当該第1のユーザが指定する第2のユーザの識別情報と、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索要求を受信する手段、前記検索要求の受信に応じ、前記第1記憶手段を参照して当該第2のユーザの識別情報に基づいて連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを問う旨のメッセージを送信する手段、前記検索要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザが指定した第2のユーザの識別情報と、を互いに関連付けて第3記憶手段に記憶する手段、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信する手段、前記回答の受信に応じ、前記第3記憶手段を参照して、当該第2のユーザの識別情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する手段、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う手段、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する手段、として機能させるものとしても良い。
【0182】
次に、第3の実施の形態における本サーバの構成について説明する。
本サーバは図示しないが、ユーザ情報データベース(DB)と、検索対象ユーザ情報記憶部と、検索要求第3処理部と、検索要求第4処理部と、共通属性項目検索部と、検索結果送信部と、を少なくとも有している。
【0183】
ユーザ情報DBは、ユーザIDと、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、ユーザ端末への連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。
【0184】
検索対象ユーザ情報記憶部は、検索要求を行った第1のユーザIDと、第1のユーザが指定した第2のユーザIDと、を互いに関連付けて記憶する手段である。
【0185】
検索要求第3処理部は、ユーザの中で共通する属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、第1のユーザIDと、この第1のユーザが指定する第2のユーザIDと、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索要求を受信し、ユーザ情報記憶部DBを参照して第2のユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、この特定した連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信する処理を行う。
【0186】
この際、検索要求第3処理部は、たとえば、検索要求受信部と、連絡先特定部と、検索実施確認部と、から構成されるものとすることができる。
すなわち、検索要求受信部が、ユーザの中で共通する属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、第1のユーザIDと、この第1のユーザが指定する第2のユーザIDと、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較する検索要求を受信する。
次いで、連絡先特定部が、検索要求の受信に応じて、ユーザ情報記憶部DBを参照して第2のユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定する。
そして、検索実施確認部が、特定した連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信する。
【0187】
検索要求第4処理部は、第2ユーザ端末より、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信し、検索対象ユーザ情報記憶部を参照して、第2のユーザIDに関連付けられている第1ユーザIDを特定する処理を行う。
【0188】
この際、検索要求第4処理部は、実施確認回答受信部と、第1ユーザ特定部と、から構成されるものとすることができる。
すなわち、実施確認回答受信部が、第2ユーザ端末より、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信する。
そして、第1ユーザ特定部が、上記回答の受信に応じて、検索対象ユーザ情報記憶部を参照して、第2のユーザIDに関連付けられている第1ユーザIDを特定する。
【0189】
共通属性項目検索部は、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DBを参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理を行なう。
【0190】
また、共通属性項目検索部は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理をそれぞれ行なう機能を有している。
【0191】
また、共通属性項目検索部は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索処理をそれぞれ行なう機能を有している。
【0192】
また、共通属性項目検索部は、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出する処理を行なう機能を有している。
【0193】
また、共通属性項目検索部は、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する処理を行なう機能を有している。
【0194】
また、共通属性項目検索部は、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える処理を行なう機能を有している。
【0195】
また、共通属性項目検索部は、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する処理を行なう機能を有している。
【0196】
この際、共通属性項目検索部は、たとえば、共通属性項目特定部と、共通属性項目数算出部と、共通属性項目数順並び替え部と、共通属性項目数割合度算出部と、属性情報抽出部と、から構成されるものとすることができる。
【0197】
すなわち、共通属性項目特定部が、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいてユーザ情報記憶部DBを参照し、第1のユーザと第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。
【0198】
共通属性項目特定部は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。
また、共通属性項目特定部は、第2のユーザが複数存在する場合、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する。特定された共通属性項目は、検索結果送信部へ送信される。
【0199】
また、共通属性項目数算出部が、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出する。算出した共通属性項目の数は、検索結果送信部へ送信される。
【0200】
また、共通属性項目数順並び替え部が、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替える。並び替えられた共通属性項目は、検索結果送信部へ送信される。
【0201】
また、共通属性項目数割合度算出部が、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出する。算出した共通属性項目の数の割合は、検索結果送信部へ送信される。
【0202】
また、属性情報抽出部が、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出する。抽出された属性情報は、検索結果送信部へ送信される。
【0203】
検索結果送信部は、検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する処理を行なう。
この検索の結果としては、共通属性項目検索部にてユーザごとに抽出したそれぞれの属性情報や、共通属性項目検索部にて算出した共通属性項目の数とすることができる。
また、検索の結果としては、共通属性項目の数に代えて、算出した共通属性項目の数の割合としても良い。
【0204】
次に、第3の実施の形態として、第1のユーザと第2のユーザとがペアになる場合の属性情報検索の概要について説明する。
まず、第1ユーザ端末を利用する第1のユーザが、共通属性検索サイトへアクセスし、本サーバに対して、第2のユーザIDを指定して共通する属性情報を検索することを要求する。
次いで、本サーバは、第2のユーザIDに基づいて第2のユーザの連絡先情報を特定し、この連絡先情報に基づいて第2ユーザ端末に対して、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを確認する旨のメッセージを送信する。
また、本サーバは、検索要求を行った第1のユーザIDと、第1のユーザが指定した第2のユーザIDと、を互いに関連付けて記憶する。
【0205】
本サーバは、第2ユーザ端末より、第1のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の回答を受信する。
引き続き、本サーバは、第2のユーザIDに関連付けられている第1のユーザIDを特定する。
さらに、本サーバは、特定された第1のユーザIDと第2のユーザIDとに基づいて、属性情報を項目ごとに比較し、第1のユーザと第2のユーザとで共通する属性情報の検索を実施する。
そして、本サーバは、検索によって得られた共通する属性情報を、第1ユーザ端末と第2ユーザ端末に対してそれぞれ通知する。
【0206】
第1ユーザ端末は、第2のユーザと共通する属性情報を本サーバより取得し、第1のユーザが閲覧すると共に、第2ユーザ端末は、第1のユーザと共通する属性情報を本サーバより取得し、第2のユーザが閲覧する。
【0207】
これにより、検索PWを発行しない場合であっても、公開したくない情報をむやみに公開することなく、お互いに合致した場合のみその情報公開することで、公開したくない情報に基づいて同じ境遇の仲間と新たな友人関係を効果的に築くようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0208】
【図1】本発明に係る共通属性情報検索装置を用いた共通属性情報検索システムの概要を示す図である。
【図2】本発明に係る共通属性情報検索装置の実施形態の一例を示すブロック構成図である。
【図3】本発明に係る共通属性情報検索装置が備えるユーザ情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図4】本発明に係る共通属性情報検索装置が備える検索要求受付情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図5】本発明に係る共通属性情報検索方法の基本的な処理の流れを示すシーケンス図である。
【図6】本発明に係る共通属性情報検索方法における検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【図7】本発明に係る共通属性情報検索方法における他の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【図8】本発明に係る共通属性情報検索方法における他の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【図9】本発明に係る共通属性情報検索方法における他の検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【図10】本発明に係る共通属性情報検索方法における検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
【図11】本発明に係る共通属性情報検索方法における他の検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
【図12】本発明に係る共通属性情報検索方法における他の検索終了処理の流れを示すシーケンス図である。
【図13】本発明に係る共通属性情報検索方法における検索開始処理の流れを示すシーケンス図である。
【図14】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたSNSサイトログイン画面の一例を示す模式図である。
【図15】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたメニュー選択画面の一例を示す模式図である。
【図16】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された検索PW通知画面の一例を示す模式図である。
【図17】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索実施画面の一例を示す模式図である。
【図18】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索実施確認画面の一例を示す模式図である。
【図19】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索結果画面の一例を示す模式図である。
【図20】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図21】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図22】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図23】本発明に係る共通属性情報検索装置での検索PW発行処理の一例を示すフローチャートである。
【図24】本発明に係る共通属性情報検索装置での検索処理の一例を示すフローチャートである。
【図25】図24に示す共通属性情報検索装置での情報処理の続きを示すフローチャートである。
【図26】本発明に係る共通属性情報検索装置を用いたグループ用共通属性情報検索システムの概要を示す図である。
【図27】本発明に係るグループ用共通属性情報検索方法の基本的な処理の流れを示すシーケンス図である。
【図28】本発明に係るグループ用共通属性情報検索方法における検索処理の流れを示すシーケンス図である。
【図29】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたグループ用属性情報検索実施確認画面の他の例を示す模式図である。
【図30】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたグループ用属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図31】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたグループ用属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図32】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたグループ用属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図33】本発明に係る共通属性情報検索装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたグループ用属性情報検索結果画面の他の例を示す模式図である。
【図34】本発明に係る共通属性情報検索装置でのグループ用検索処理の一例を示すフローチャートである。
【図35】図34に示す共通属性情報検索装置でのグループ用情報処理の続きを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0209】
DB1 ユーザ情報データベース(第1記憶部)、2 検索要求受付情報記憶部(第2記憶部)、NW 通信ネットワーク、10 共通属性情報検索装置(本サーバ)、11 検索要求第1処理部、12 検索要求第2処理部、13 共通属性項目検索部、14 検索結果送信部、15 検索終了部、20 第1ユーザ端末、30 第2ユーザ端末。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する装置であって、
前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、
前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信し、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、当該検索要求受付情報を前記第1ユーザ端末へ送信する検索要求第1処理手段、
前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶する第2記憶手段、
前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信し、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する検索要求第2処理手段、
前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う共通属性項目検索手段、
前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する検索結果送信手段、
を少なくとも有することを特徴とする共通属性情報検索装置。
【請求項2】
前記第2のユーザが複数存在し、
前記共通属性項目検索手段は、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索をそれぞれ行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項3】
前記第2のユーザが複数存在し、
前記共通属性項目検索手段は、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項4】
前記共通属性項目検索手段は、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出し、
前記検索結果送信手段は、検索の結果として抽出した前記属性情報を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項5】
前記共通属性項目検索手段は、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出し、
前記検索結果送信手段は、検索の結果として算出した前記共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項6】
前記共通属性項目検索手段は、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替え、
前記検索結果送信手段は、検索の結果として前記並べ替えた共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、
ことを特徴とする請求項5に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項7】
前記共通属性項目検索手段は、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出し、
前記検索結果送信手段は、検索の結果として前記共通属性項目の数に代えて、前記算出した共通属性項目の数の割合を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項8】
前記検索要求受付情報は、ワンタイムパスワードである、
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項9】
前記検索要求第1処理手段での検索要求受付情報の発行に応じ、当該検索要求受付情報と関連付けて検索要求受付情報の発行時間を一時的に記憶し、所定の時間又は前記第1のユーザによって設定された時間が経過したとき、前記検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第1指示手段、
をさらに有し、
前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する、
ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項10】
前記検索要求第1処理手段での検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1ユーザ端末との通信接続状況を一定時間ごとに確認し、前記第1ユーザ端末との接続が切断されたとき、第1のユーザの識別情報に基づき前記検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第2指示手段、
をさらに有し、
前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する、
ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項11】
前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と共に、検索終了要求を受信したとき、当該検索終了要求に含まれる第1のユーザの識別情報に基づき検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第3指示手段、
をさらに有し、
前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する、
ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項12】
前記第1記憶手段は、ユーザ端末への連絡先情報を前記ユーザ識別情報と互いに付けてさらに記憶し、
前記共通属性項目検索手段は、前記検索要求第2処理手段にて第1のユーザの識別情報を特定した後、前記第1記憶手段を参照して当該第1のユーザの識別情報に基づいて連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づいて第1ユーザ端末に対して、前記第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを問う旨の第1のメッセージを送信すると共に、第1ユーザ端末より前記第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の第2のメッセージを受信することを条件に検索を行う、
ことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項13】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する方法であって、
検索要求第1処理手段が、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信するステップ、
検索要求第1処理手段が、前記検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、前記第1ユーザ端末へ送信するステップ、
第2記憶手段が、前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶するステップ、
検索要求第2処理手段が、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信するステップ、
検索要求第2処理手段が、前記検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定するステップ、
共通属性項目検索手段が、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行うステップ、
検索結果送信手段が、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知するステップ、
を少なくとも有していることを特徴とする共通属性情報検索方法。
【請求項14】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有し、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索することを実行させるためにコンピュータを、
前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信する手段、
前記検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、前記第1ユーザ端末へ送信する手段、
前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて第2記憶手段に記憶する手段、
前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信する手段、
前記検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する手段、
前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う手段、
前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する手段、
として機能させることを特徴とする共通属性情報検索プログラム。
【請求項1】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する装置であって、
前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、
前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信し、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、当該検索要求受付情報を前記第1ユーザ端末へ送信する検索要求第1処理手段、
前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶する第2記憶手段、
前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信し、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する検索要求第2処理手段、
前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う共通属性項目検索手段、
前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する検索結果送信手段、
を少なくとも有することを特徴とする共通属性情報検索装置。
【請求項2】
前記第2のユーザが複数存在し、
前記共通属性項目検索手段は、第1のユーザと各第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較すると共に、第2のユーザ同士の属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索をそれぞれ行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項3】
前記第2のユーザが複数存在し、
前記共通属性項目検索手段は、第1のユーザと全第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、少なくとも2以上のユーザの属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項4】
前記共通属性項目検索手段は、特定された共通属性項目に該当する属性情報をユーザごとに抽出し、
前記検索結果送信手段は、検索の結果として抽出した前記属性情報を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項5】
前記共通属性項目検索手段は、特定された共通属性項目の数をユーザごとに算出し、
前記検索結果送信手段は、検索の結果として算出した前記共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項6】
前記共通属性項目検索手段は、算出した共通属性項目の数を大きさの順に並べ替え、
前記検索結果送信手段は、検索の結果として前記並べ替えた共通属性項目の数を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、
ことを特徴とする請求項5に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項7】
前記共通属性項目検索手段は、比較した全項目の数に対する共通属性項目の数の割合を算出し、
前記検索結果送信手段は、検索の結果として前記共通属性項目の数に代えて、前記算出した共通属性項目の数の割合を該当する各ユーザのユーザ端末へそれぞれ通知する、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項8】
前記検索要求受付情報は、ワンタイムパスワードである、
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項9】
前記検索要求第1処理手段での検索要求受付情報の発行に応じ、当該検索要求受付情報と関連付けて検索要求受付情報の発行時間を一時的に記憶し、所定の時間又は前記第1のユーザによって設定された時間が経過したとき、前記検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第1指示手段、
をさらに有し、
前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する、
ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項10】
前記検索要求第1処理手段での検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1ユーザ端末との通信接続状況を一定時間ごとに確認し、前記第1ユーザ端末との接続が切断されたとき、第1のユーザの識別情報に基づき前記検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第2指示手段、
をさらに有し、
前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する、
ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項11】
前記第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と共に、検索終了要求を受信したとき、当該検索終了要求に含まれる第1のユーザの識別情報に基づき検索要求受付情報の使用禁止の情報を前記第2記憶手段に記憶する検索終了第3指示手段、
をさらに有し、
前記検索要求第2処理手段は、検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して当該検索要求受付情報の使用禁止の情報の有無を確認し、使用禁止の情報があった場合に処理を終了する、
ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項12】
前記第1記憶手段は、ユーザ端末への連絡先情報を前記ユーザ識別情報と互いに付けてさらに記憶し、
前記共通属性項目検索手段は、前記検索要求第2処理手段にて第1のユーザの識別情報を特定した後、前記第1記憶手段を参照して当該第1のユーザの識別情報に基づいて連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づいて第1ユーザ端末に対して、前記第2のユーザと属性情報の比較検索を実施しても良いかを問う旨の第1のメッセージを送信すると共に、第1ユーザ端末より前記第2のユーザと属性情報の比較検索を実施することに合意する旨の第2のメッセージを受信することを条件に検索を行う、
ことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の共通属性情報検索装置。
【請求項13】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索する方法であって、
検索要求第1処理手段が、前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信するステップ、
検索要求第1処理手段が、前記検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、前記第1ユーザ端末へ送信するステップ、
第2記憶手段が、前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて記憶するステップ、
検索要求第2処理手段が、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信するステップ、
検索要求第2処理手段が、前記検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定するステップ、
共通属性項目検索手段が、前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行うステップ、
検索結果送信手段が、前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知するステップ、
を少なくとも有していることを特徴とする共通属性情報検索方法。
【請求項14】
通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにて自らの特徴を表す属性情報を登録したユーザがそれぞれ利用する複数のユーザ端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有し、ユーザ同士の繋がりを確認する共通属性情報を検索することを実行させるためにコンピュータを、
前記ユーザの中で前記共通属性情報の検索を要求する第1のユーザが利用する第1ユーザ端末より、当該第1のユーザの識別情報と、検索要求受付情報の発行要求を受信する手段、
前記検索要求受付情報の発行要求の受信に応じ、前記第1のユーザに対して検索要求受付情報を発行すると共に、前記第1ユーザ端末へ送信する手段、
前記検索要求受付情報の発行要求を行った第1のユーザの識別情報と、前記第1のユーザに対して発行した検索要求受付情報と、を互いに関連付けて第2記憶手段に記憶する手段、
前記第1のユーザとは異なる第2のユーザが利用する第2ユーザ端末より、当該第2のユーザの識別情報と共に、前記第2のユーザが前記第1のユーザから取得した検索要求受付情報を受信する手段、
前記検索要求受付情報の受信に応じ、前記第2記憶手段を参照して、当該検索要求受付情報に関連付けられている第1のユーザの識別情報を特定する手段、
前記特定された第1のユーザの識別情報と前記第2のユーザの識別情報とに基づいて前記第1記憶手段を参照し、当該第1のユーザと当該第2のユーザの属性情報を項目ごとに比較して、属性情報同士が同一である共通属性項目を特定する検索を行う手段、
前記検索の結果を、前記第1ユーザ端末と前記第2ユーザ端末とにそれぞれ通知する手段、
として機能させることを特徴とする共通属性情報検索プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【公開番号】特開2009−54054(P2009−54054A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−221883(P2007−221883)
【出願日】平成19年8月28日(2007.8.28)
【出願人】(500481732)株式会社メキキ (15)
【出願人】(501091833)メキキ・クリエイツ株式会社 (56)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年8月28日(2007.8.28)
【出願人】(500481732)株式会社メキキ (15)
【出願人】(501091833)メキキ・クリエイツ株式会社 (56)
【Fターム(参考)】
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