説明

内燃機関のベルト式動力伝達装置

【課題】クランク軸よりも高速で回転する補機を有する内燃機関において、動力伝達用ベルトの変形を抑制して耐久性向上等を図る。
【手段】機関本体1の一面からクランク軸2とウォータポンプ駆動軸3とが突出しており、これらにはプーリ4,5が固定されている。補機の一例であるオルタネータ8は機関本体1に固定されており、その回転軸9に輪体10が固定されていて、輪体10にリング状遊転プーリ11が内接している。3つのプーリ4,5,11にベルト7が巻き掛けられている。リング状遊転プーリ11にはテンショナのテンションローラ12が内接している。リング状遊転プーリ11は輪体10よりも遙かに大径であるため、回転軸9を高速回転させつつ、ベルト7の変形を抑制して動力損失の低減や耐久性向上が図られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、内燃機関において、例えばクランク軸で補機を駆動するに際して使用されるベルト式動力伝達装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
内燃機関にはオルタネータやポンプ類などの補機が取付けられており、これらの補機はプーリ及びベルトを介してクランク軸で駆動されることが多い(例えば特許文献1参照)。ベルトによる駆動は、複数の軸を同じ方向に回転させることができる利点や、コストを抑制できる利点などがあり、内燃機関において古くから使用されている。
【0003】
そして、補機は一般にクランク軸の回転数よりも高い回転数で駆動するのが効率が良い性質があり、そこで、補機をベルトで駆動する場合、補機のプーリをクランク軸のプーリよりも小径にすることで、補機の回転数がクランク軸の回転数より高くなるように設定している。また、ベルト式動力伝達装置では、ベルトの伸びを吸収して一定のテンションを確保するためテンショナ機構を設けていることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−180177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
さて、ベルト式の動力伝達装置はベルトとプーリとの間の摩擦を利用して動力伝達するものであるが、ベルトは変形しながら周回するため、補機のプーリのように外径が小さいと、ベルトの変形が過剰に大きくなって、発熱損失が発生したり劣化が早まったりする問題がある。この問題は、Vベルトのように肉厚が厚いベルトほど、また、回転速度が高くなるほど顕著に顕れる。
【0006】
更に述べると、補機用プーリの外径が小さいことから、補機用プーリとベルトとの接触長さを長くして伝動性を確実化するため(スリップを防止するため)、アイドルプーリでベルトをループの外側から押すことにより、ベルトを補機用プーリに対してUターン状に巻き掛けることも広く行われているが、このようにベルトをUターン状に巻き掛けるとベルトの曲がり変形の度合いが大きくなるため、上記した発熱や早期劣化の問題がより一層顕著に顕れる。
【0007】
本願発明はこのような現状に鑑みて成されたものであり、ベルトの耐久性等に優れた動力伝達装置を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、複数の回転軸とこれらを連動回転させるベルトとを有する内燃機関における動力伝達装置に関するもので、請求項1の発明は、前記複数の回転軸のうち少なくとも1つの回転軸はこれと一体に回転する輪体を設けており、前記輪体の外周に、前記ベルトが巻き掛けられたリング状遊転プーリを、当該リング状遊転プーリの回転によって前記輪体が回転するように内接させている。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1において、前記リング状遊転プーリを前記輪体に内接した状態に保持しつつ前記輪体の軸心回り方向に付勢して前記ベルトにテンションを付与するテンショナが設けられている。テンショナは様々の機構を採用することができる。その一例として、例えば、リング状遊転プーリに内接するローラと、これが回転自在に取付けられたリンク体とを有する構成として、リンクを回動自在な構成として、ローラでリング状遊転プーリを常に押すようにばねでリンクを付勢する、という構成を採用できる。或いは、リング状遊転プーリを一定方向にばねで付勢する構成とすることも可能である。
【発明の効果】
【0010】
本願発明によると、例えば補機の駆動軸のように従来は小径のプーリを使用していた場合であっても、例えば、輪体の外径を従来のプーリと同じ程度に設定してこれにリング状遊転プーリを内接させることにより、リング状遊転プーリを介して輪体を回転させることができる。すなわち、輪体はリング状遊転プーリを介してベルトで駆動される。そして、リング状遊転プーリは輪体に内接しているため、当然ながらリング状遊転プーリは輪体よりも大径になっており、従って、ベルトの変形を抑制した状態で輪体を高速で回転駆動できる。
【0011】
このように、本願発明は、従来は小径のプーリを使用していた場合であっても、リング状遊転プーリを使用することにより、ベルトの変形を大幅に抑制しつつ軸を所望の回転数で回転させることができるのであり、従って、動力伝達機能を損なうことなく、ベルトの変形による動力損失・発熱を著しく抑制できると共に、耐久性も格段に向上できる。
【0012】
請求項2の発明ではテンショナによってベルトの弛みを吸収できるが、リング状遊転プーリの動きを利用してベルトにテンションを付与するものであるため、テンションの付与に伴ってベルトの変形が大きくなるという不具合は無く、従って、ベルトに、動力損失・発熱の大幅抑制と耐久性向上という利点を損なうことなく、常に適切なテンショナを付与することができる。
【0013】
さて、オルタネータはそれ自体を移動させることでベルトにテンションを付与することが従来から行われているが、ウォーターポンプやバランスシャフトなどの補機類の場合は機関本体の所定位置に保持されているため、これらの補機類をベルトで駆動する場合、ベルトにそのループの外側から当接するテンションプーリを設けねばならず、このためベルトの変形が大きくなる問題がある。
【0014】
これに対して請求項2の構成を採用すると、リング状遊転プーリ自体を移動させることでベルトにテンションを付与するものであるため、ウォーターポンプやバランスシャフトのように回転軸が所定位置に保持されている補機類を駆動する伝達装置についても、ベルトの変形を大きくさせることなくテンションを自動的に付与できる。この点、請求項2の利点の一つであると言える。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1実施形態に係る内燃機関の正面図である。
【図2】図1のII-II 視側面図である。
【図3】(A)は図1のIIIA-IIIA 視断面図、(B)は図1のIIIB-IIIB 視断面図である。
【図4】第2実施形態の模式的な正面図である。
【図5】第3実施形態を示す図で、(A)は要部正面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。
【図6】第4実施形態の部分破断要部正面図である。
【図7】第5〜第6実施形態を示す図である。
【図8】第7〜第8実施形態の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。第1実施形態から順次、説明する。
【0017】
(1).第1実施形態及び第2実施形態
内燃機関は、シリンダボア等を有する機関本体(シリンダブロック)1を有しており、この機関本体1の一面1aからクランク軸2とウォータポンプ駆動軸3とが突出している。クランク軸2にはクランクプーリ4が固定されている一方、ウォータポンプ駆動軸3にはウォータポンププーリ5が固定されており、これらにはベルト7が巻き掛けられている。
【0018】
機関本体1にはオルタネータ8が固定されており、オルタネータ8もクランク軸2によってベルト7で駆動される。すなわち、オルタネータ8は機関本体1に設けたリブ板1bの裏面(ベルト7と反対側の面)にボルトで固定されており、オルタネータ8の回転軸9をリブ板1bから表側に突設して、この回転軸9に輪体10を固定し、輪体10に内接したリング状遊転プーリ11にベルト7を巻き掛けている。
【0019】
リング状遊転プーリ11の内周面のうちオルタネータ8の回転軸9よりも上に位置した部位には、オートテンショナを構成するテンションローラ12が回転自在に当接(内接)しており、テンションローラ12は、機関本体1におけるリブ板1bの表面に沿って上下方向に延びるように配置したリンク13の上端に軸13a及びベアリングで回転自在に取付けられている。
【0020】
リンク13は、その上端と下端との間の中途部を中心にして回動するように、回転軸9と平行に延びるピン14で機関本体1のリブ1bに連結(枢着)されており、更に、リンク13の下端には、テンションローラ12がリング状遊転プーリ11に当接する方向に付勢されるように、リンク13を回動させるばね(引っ張りばね)15の一端が連結されている。ばね15の他端は機関本体1に係止されている。
【0021】
図3に示すように、ベルト7は、断面台形の溝条17を複数条(4条)条並設した多連式Vベルトであり、このため、クランクプーリ4とウォータポンププーリ5とリング状遊転プーリ11との外周面には、ベルト7の溝条17に対応して複数条(4条)の外周凸条18が形成されている。また、リング状遊転プーリ11の内周面は、複数条の内周溝条19を環状に形成して凹凸形状になっている一方、輪体10とテンションローラ12との外周面も、リング状遊転プーリ11の内周溝条19に嵌合する複数の係合凸条20が形成されて凹凸形状になっている。
【0022】
なお、凸条と溝条とは相対的な概念であり、リング状遊転プーリ11に内周凸条が形成されていて、輪体10とテンションローラ12とに係合溝条が形成されていると表現することも可能である。結局は、リング状遊転プーリ11の内周面と輪体10及びテンションローラ12の外周面とに、互いの回転を阻害することなく軸方向にずれ不能に嵌まり合う嵌合部を有する、というように一般化できる。
【0023】
以上の構成において、クランク軸2とオルタネータ8との関係を見ると、クランク軸2の回転は、ベルト7からリング状遊転プーリ11を介して輪体10に伝達され、これによてオルタネータ8が駆動される。リング状遊転プーリ11はベルト7の周回方向に回転し、輪体10はリング状遊転プーリ11と同じ方向に回転する。従って、オルタネータ8の輪体10は、ベルト7が直接に巻き掛けられている場合と同じ方向に回転する。輪体10は、従来のプーリと同径に設定されており、従って、オルタネータ8の回転軸9は従来と同じ速度で回転する。
【0024】
そして、リング状遊転プーリ11は輪体10よりも遙かに大径であるため、ベルト7の変形は従来に比べて著しく抑制されており、このため、ベルト7の変形に起因した発熱や抵抗を抑制できると共に、耐久性も格段に向上する。
【0025】
テンションローラ12は、輪体10の上側において機関本体1の外側に移動する方向にばね15で勢されている。従って、リング状遊転プーリ11も機関本体1から離れる方向に付勢されている。このためベルト7は常にテンションが付与された状態に保持されている。テンションローラ12をばね15に抗して機関本体1の内側に移動させると、リング状遊転プーリ11をクランクプーリ4及びウォータポンププーリ5に近づけることができる。このため、ベルト7の取付け(巻き掛け)や取り外しを簡単に行える。
【0026】
また、本実施形態のようにリング状遊転プーリ11と輪体10及びテンションローラ12とをずれ不能に嵌合させると、リング状遊転プーリ11は輪体10の周囲で自由に移動する状態を保持しつつ軸方向にずれ不能に保持されるため、ベルト7によってリング状遊転プーリ11を輪体10にしっかりと押さえた状態を保持しつつ、ベルト7にテンションを付与できる利点がある。
【0027】
図4に示す第2実施形態では、テンションローラ12を輪体10の軸心よりも下方に配置しており、ばね15で輪体10から遠ざかる斜め下向き方向に付勢している。この実施形態でも、リング状遊転プーリ11はテンションローラ12によって機関本体1の外側(下側)に付勢されているため、ベルト7には自動的にテンションが付与されている。
【0028】
リング状遊転プーリ11の内周面にテンションローラ12を当接させた場合、上記両実施形態から理解できるように、テンションローラ12は輪体10の軸心の上下いずれにも配置できる。このため、機関本体1の形状や各種部材の取付け状態に応じてテンションローラ12の位置を設定することができ、その結果、設計の自由性が高い。また、ベルト7の取付け・取り外しに際してテンションローラ12やリンク13は邪魔にならないため、組み立て性やメンテナンス性にも優れている。
【0029】
(2).第3〜4実施形態
上記した両実施形態はオートテンショナ機構としてテンションローラ12を使用した場合であったが、リング状遊転プーリ11を直接に付勢することでベルト7にテンションを付与することも可能である。その例を、図5,図6において第3実施形態及び第4実施形態として示している。
【0030】
このうち図5に示す第3実施形態では、リング状遊転プーリ11の外端面に輪体10を覆う外板11aが設けられており、外板11aに設けた中心軸22にベアリング23を介してスライダー24が取付けられており、スライダー24をガイドレール25にスライド自在に装着している。ガイドレール25は、オルタネータの回転軸9と同心の円弧形状になっており、図示しないブラケット手段を介して機関本体1に固定されている。また、スライダー14はばね15で下向きに引っ張り付勢されている。
【0031】
この第3では、リング状遊転プーリ11はガイドレール25とスライダー14とで安定した姿勢に保持され、しかも、スライダー14が移動することにより、リング状遊転プーリ11を輪体10にしっかりと押さえた状態とベルト7にテンションを掛けた状態とに保持できる。外板11aはリング状遊転プーリ11をスライダー14に対して回転自在に保持する機能があれば足りる。従って、三叉状のような棒状の形態であって良い。
【0032】
図6に示す第4実施形態では、リング状遊転プーリ11は第3実施形態と同様に外板11aを有している。そして、この実施形態では、機関本体1のうち輪体10よりも内側の部位に回転軸9と平行な支軸26を突設してこの支軸26にスライドガイド27を回転自在に取付け、スライドガイド27に、回転軸9と直交した方向に延びるロッド28をその長手方向にスライドするように装着し、ロッド28の一端に設けたブッシュ29にリング状遊転プーリ11の中心軸23を回転自在に嵌め込み、更に、ロッド28をばね15で機関本体1の外側に向けて付勢している。
【0033】
この実施形態では、リング状遊転プーリ11は、ロッド28により、軸心を輪体10の軸心と平行にした姿勢に安定的に保持されており、かつ、ロッド28はその軸方向にスライド自在であると共に回動自在であるため、リング状遊転プーリ11を機関本体1の外側に向けて押しやることができる。図4,5の実施形態に第1〜2実施形態のテンショナ機構を併設することも可能である。
【0034】
(3).第5〜6実施形態
さて、輪体10はリング状遊転プーリ11で駆動されるため、それらリング状遊転プーリ11と輪体10との間に強い摩擦抵抗を保持しておく必要がある。そこで、図7(A)に示す第5実施形態では、リング状遊転プーリ11の内周溝条19又は輪体10の係合凸条20若しくは両方に、摩擦抵抗付与材30を固着又は塗着している。摩擦抵抗付与材30としては、例えばゴム板を使用できる。
【0035】
他方、図7(B)に示す第6実施形態では、リング状遊転プーリ11の内周面にベルト7を切断して形成した内張り31を固定して、輪体10の外周に内張り31に嵌合する溝条32を形成している。この実施形態では、従来のプーリを輪体10としてそのまま使用できる利点がある。なお、内張り7はビス止めや接着等によってリング状遊転プーリ11に固定されている。
【0036】
図7(B)のようにベルト7を切断して内張り31と成す場合、内張り31の一端と他端とを突き合わせた状態でリング状遊転プーリ11の内周面に固定することになる。この場合、内張り31の端面は真横にカットすることも可能であるが、図7(C)に示すようにカット面(突き合わせ面)31aを傾斜させたり、図7(D)に示すようにカット面31aを噛み合い方式にしたりすることも可能である。これら図7(C)(D)の形態を採用すると、輪体10が内張り31の突き合わせ部をスムースに移動する利点がある。
【0037】
(4).第7〜第8実施形態・その他
本願発明は、主動軸から従動軸に動力伝達するだけの動力伝達装置に適用できる。その例を図8に示している。このうち図8(A)に示す第7実施形態では、一方の軸34に大径のプーリ35を設け、他方の軸36には小径の輪体10を設けて、これにリング状遊転プーリ11を内接させている。また、図8(B)に示す第8実施形態では、両方の軸34,36に輪体10を設けて、両輪体10にそれぞれリング状遊転プーリ11を内接させて、両輪体10にベルト7を巻き掛けている。敢えて述べるまでもないが、これらについてもオートテンショナを設けることができる。
【0038】
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば回転軸が4本以上ある動力伝達装置にも適用できる。ベルト7は単なる台形の断面形状のVベルトであっても良いし、平ベルトや歯付きタイミングベルトを使用することも可能である。
【0039】
オルタネータは一般に回動式のブラケットに取付けられており、ブラケットを回動させることでベルトのテンションを調節していることが多いが(換言すると、オートテンショナにオルタネータを組み込んでいることが多いが)、本願発明はこのタイプについても適用できる。すなわち、回動式ブラケットに固定されたオルタネータの回転軸に輪体を設けて、この輪体にリング状遊転プーリを内接させることが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本願発明は内燃機関に適用して有用性を発揮する。従って、産業上利用できる。
【符号の説明】
【0041】
1 機関本体
2 クランク軸
3 ウォータポンプ駆動軸
4 クランクプーリ
7 ベルト
8 補機の一例としてオルタネータ
9 オルタネータの回転軸
10 オルタネータの回転軸に受けた輪体
11 リング状遊転プーリ
12 オートテンショナを構成するテンションローラ
13 オートテンショナを構成するリンク
15 オートテンショナを構成するばね

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の回転軸とこれらを連動回転させるベルトとを有する内燃機関において、
前記複数の回転軸のうち少なくとも1つの回転軸はこれと一体に回転する輪体を設けており、前記輪体の外周に、前記ベルトが巻き掛けられたリング状遊転プーリを、当該リング状遊転プーリの回転によって前記輪体が回転するように内接させている、
内燃機関のベルト式動力伝達装置。
【請求項2】
前記リング状遊転プーリを前記輪体に内接した状態に保持しつつ前記輪体の軸心回り方向に付勢して前記ベルトにテンションを付与するテンショナが設けられている、
請求項1に記載した内燃機関のベルト式動力伝達装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−208707(P2011−208707A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−75866(P2010−75866)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】