説明

冷凍冷蔵庫

【課題】魚介冷凍食材のグロ−バル流通の中で冷凍冷蔵庫は、従来から変わらない点は、温度差自然冷凍と自然解凍、それも長時間を掛けて冷凍と解凍、庫内低温乾燥空気に強制水分蒸散で加湿を言う機種でも蒸散と酸化進行、鮮度衰退、色彩変色、味の劣化。
【解決手段】諸悪の根源を解消。低温下で高伝導性の加圧不凍水中波動冷凍・加圧水中波動解凍、又水中処理不能な処理物は同一機で加圧気中波動冷凍・加圧気中波動解凍、瞬間チルド加工、付着有害物洗浄迄、この全処理システムが、家庭用、業務用の冷凍冷蔵庫で自由に選択で稼働、しかも同一機で処理が可能、加工処理物含有水分の分子構造と物理科学の融合で、外部と芯部を同時に冷凍・解凍、時間は分単位で、鮮度と色彩も変化無く、ドリップゼロで、新鮮味で、他社冷凍加工品の鮮度品質瞬間検証で流通商品選別も可能。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
国内外で製造販売されている、家庭用及び業務用の冷凍冷蔵庫で、業界に冷蔵庫、冷凍庫、及び冷凍冷蔵庫が誕生した段階から現在に至る迄、食品及び医療等の低温流通業界でグロ−バルな種々変革の嵐の業界で、旧態依然とした進歩無き冷凍と解凍の現状技術の、家電業界と低温流通業界の技術分野である。
【背景技術】
【0002】
世界的鮮度維持商品の流通拡大する中で、避けて通れない、冷凍加工技術と解凍処理技術、その方法としては、古から周知の事実である低温気中温度差による長時間自然冷凍法と自然解凍法、及び数十年前からのエチルアルコ−ル添加不凍水浸潤による冷凍法、医学関係以外では数少ないまれに見る液体窒素応用冷凍法等がある。
【0003】
従来の冷凍及び解凍の技術は、当然温度差はあれ、単なる気中放置長時間自然解凍法しかなく、それも種々電気的物性を気中放散して、品質保持をうたう冷凍及び解凍機もあるが、所詮は気中長時間自然解凍に過ぎず、見た目はともかく、冷凍及び解凍時の鮮度劣化は回避出来ない。
【0004】
この技術的遅延の要因は、流通業界の先入観的知識レベルであり、冷凍加工は冷やせば凍り解凍処理は放置すれば解けるという、流通業界、消費者の、洗脳された慣習の踏襲から、冷凍機及び解凍機のメ−カ−へのクレ−ムもなく、機器開発製造販売業界も、只単に売れるから造ると言う事で、先進技術開発の遅延につながっていると思われる。
【0005】
同時に、冷凍機器開発、製造業界の社会的企業の責任回避ともいえる重要な問題点は、食品から始まって総ての冷凍加工商品は全て、解凍処理が不可欠の中で、鮮度品質保持及び再現にあるかぎり、この冷凍と解凍の両者の関係は絶対的に切っても切れない関係にあり、単なる時間経過での自然冷凍及び自然解凍では、明治時代の氷塊同棲機種と大差がないもので、ましてや、冷凍機器は造っても解凍機器は造らず、解凍は溜め水浸潤法か水道流水、或は冷蔵庫でどうぞと言う発言すらある業界では、技術進歩などある筈が無く、鮮度品質劣化で、最終的には劣悪食品の行き着くところは消費者しかないが為に、冷凍食品と言う暗黙の品質低下イメ−ジが未だに続いているのが、低温流通業界の技術的背景である。
【0006】
末端流通販売業種に至っては、バックヤ−ドで汚水に等しい汚れた水槽水中に冷凍加工物を浸潤させ、それも長時間の浸潤を要し、又、食品加工業種の常道であるシンク内で水道流水解凍は鮮度維持解凍では論議の域にすら無いが、冷凍庫から冷蔵庫経の移管解凍でも、冷蔵庫内冷気の気中相対湿度は極端に低く乾燥冷気となっている事も、家庭の主婦にいたる迄の万人の常識である中で、特に生鮮食品の水分蒸散が如何に鮮度劣化に影響を与えているかも承知の上では、驚愕に値する。
【0007】
冷凍加工にしても、解凍処理にしても、このような酸素20%前後の気中で、10時間或は20時間も、ものによってはそれ以上に、長時間の放置に等しい加工及び処理方法では、グロ−バルな食材流通促進政策からも、熟考すべき時期であり、いや遅過ぎるのでは無かろうか。
【0008】
つまり、家庭用から業務用に至る冷凍技術及び解凍技術、冷蔵保管似おれる技術的真髄を無視しており、本来ある機能性を保持した機種は全く見受けず、加工業界では冷凍したくても品質劣化の為に、やむを得ず数日しか鮮度保持不能の、冷温チルド加工で流通業界に出荷している物もあり、これとて、冷温気中放置に等しい、冷温庫で外部から順次芯部に冷温化して、芯部到達迄には長時間を要する処理法の止むなきに至っているのが現状で有る。
【0009】
【特許文献1】
【非特許文献1】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
以下、現状の低温流通商品加工処理機器での、冷凍、解凍、冷温保存機器等、各機器の課題を列挙する。
【0011】
食品産業機器を含め、家庭用の冷凍冷蔵庫以外では、種々の用途の、冷凍、解凍、等の設備機器が独立で乱立して存在しているが、冷凍が有る限り、避けて通れない不欠な処理が解凍であるが、各々機種が単独目的のみに独立製作設計される理由は全く無く、共通的な処理目的の前後にある、連結プロセスの用途併合機器としての多用途機能性に欠けており、それにもかかわらず冷凍機器と解凍機器が独立存在の一つの理由は、従来企業の利益追求のみの目的商品で、絶対的に多い大型冷凍機種に集中し、末端企業の中小規模に多い解凍は、自然解凍にゆだねて、冷凍時点の鮮度を論じておりながら解凍を放置する事は、アイスキャンディ−を除いて、他には無い。
【0012】
冷凍加工では、その目的が凍結による鮮度維持であるかぎり、冷凍の真髄とも言うべき条件は、可能な限り低温で、可能な限り瞬間的に、可能な限り外部と芯部の同時凍結で、可能な限り酸化を回避し、可能な限り乾燥を防止し、可能な限り形状変形を回避することの総括的機能が要求されるが、これらの条件が一つ欠けても各項目の相乗効果で有る為に意味が無くなり、残念ながら現状の低温気中長時間自然冷凍法ではこれらの条件は大半が不可能として欠落しており、数十年前から周知のエチルアルコ−ル不凍水による単なる低温冷却水冷凍加工方法も同様で、エチルアルコ−ルの危険回避の為の添加可能限界量が、労働安全法での規制限界量で、水に対して59.999%であるかぎり、水温は−35℃前後が限界で、まぐろ冷凍必要温度の−60℃以下は不能である。
【0013】
次に解凍処理では、大きな問題は、冷温機器マ−ケットから放置されていると言っても過言ではなく、解凍処理の目的が冷凍完了時点の瞬間的鮮度品質の再現であるかぎり、解凍の真髄とも言うべき条件は、可能な限り低温で、可能な限り瞬間的に、可能なかぎり外部と芯部の同時解凍で、可能な限り酸化を回避し、可能な限り乾燥を防止し、可能な限り形状変形を防止することであり、冷凍加工プロセスと全く同様であるが、これも現状の解凍法では、これらの全ての条件が不可能として欠落している。
【0014】
又、水中冷凍加工及び水中解凍処理、気中冷凍加工及び気中解凍処理のいずれも、加工処理物の加工過程状況など判別の方法はなく、冷凍完了と看做したものが芯部は未凍結、又解凍完了と看做したものが調理段階で芯部未解凍で調理不能、これらは現在でも日常茶飯事で、企業経営者は担当者の技術的未熟さに責任転嫁しているが、冷凍加工及び解凍処理で、毎日変わる加工処理物の品種と大きさや、他社冷凍加工商品の解凍処理に至っては、唯一、冷凍食品は、冷凍加工温度と経過時間の真実開示法条令も無く、冷凍加工流通商品の技術的処理開示が全くない生鮮流通業界の拡大化の今日、流通業界の大きな経営ロスと同時に、このまま推移すればわが国水産資源の流通では発展どころか衰退の危険性と共に、消費者への衛生危険性すら発生しかねないのが現状である。
【0015】
冷凍加工及び解凍処理の商品における酸化度の論議は有っても、現実的には費用の加算で、生鮮食材では温度差による自然冷凍及び自然解凍しか無いが、酸化劣化の有無判別は目視では不能な為に、流通業界では逃げの一手で、酸化論議回避に専念している。
【0016】
わが国家庭の主婦は、日毎の献立の100%が家族対応の料理であって、テレビ放映の料理師範に至ってまでが、肝心な食品冷凍及び解凍に触れた例すら無く、如何なる劣化処理でも家庭内紛争にはつながらないが、欧米先進国では、近隣友人を含むパ−ティ食事が多く、有名シェフのアドバイスによって肉類までが冷凍温度と冷凍日数、及び解凍条件でも試行錯誤をしている現状を見習うべきである。
【0017】
地球温暖化防止で電力消費削減義務が国民の義務であるかぎり、地球上の全ての回転機器稼働を利用して、自家発電機を結続回転して発電をすべきであるが、現状の総ての回転機器分野で実行すれば、京都議定書による二酸化炭素削減目標は瞬時に解決するが、現状の数%の省エネルギ−削減の為の電気回路機器では、又費用対効果の企業経営にロスが出る自然エネルギ−も大切だが、これらに費やす労力費用の経営的償却設備では、全世界の電動機併設機器の自家発電装置が最善であることも、熟考すべきである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明は、一般的に、何処の家庭でも有る、何処の食品店舗にでも有る、冷凍冷蔵庫における、水中冷凍と水中解凍、気中冷凍と気中解凍の二種二用途が、合計四機能が同一の冷凍冷蔵庫一機で処理可能な事から、課題解消の技術的説明を、冷凍、解凍の二種の目的毎に、水中処理と気中処理で、判り易く課題の項目に従って説明する。
【0019】
先ず、機能説明に必然的に使う日本語の、氷温と言う二文字文言使用を避けた理由は、氷温という大昔から周知の日本語技術的説明会話用語が使えない現状を説明する。
【0020】
鳥取県の或る機関で、0℃氷温庫に、明日の試験の為に梨を保管保存し、そのまま保管を忘れ、数日経過後の鮮度が、思ったよりも良好であったことから、鳥取県と鳥取県内民間企業と合意の上で、生鮮食品の0℃前後の保存に、氷温と言う文言を商標登録し、その上、全国的ネットで、氷温協会なるものを設立、協会加入社以外の、氷温という日本語の使用を禁止する行為に及んでいる事実が有ることを開示する。
【0021】
この事実は、氷温協会の存在など想定もしない低温機器開発者の弊社の持つ、0℃水中で瞬間解凍技術の、発売前のパンフレットでの説明における、氷温瞬間的解凍機と言う説明文言に対して、表音協会加入者以外の氷温文言の使用を禁ずる旨の、氷温協会と称する当該企業担当者より電話があり、氷温使用したければ氷温協会への入会を望む旨の、電話連絡が本発明開発者にあり、後日入会資料の送達も受けた事実。
【0022】
100年昔から、東北や北陸の農民の常識範疇に有る生活の知恵で、地温や土壌バクテリア、及び積雪の寒気断熱効果の相乗作用で絶対に凍結しない0℃前後の雪下土壌に生鮮野菜や果実を保存している周知の事実を、当該関係者が承知しないはずがない。
【0023】
故に、氷温と言う日本語でありながら使えない商標登録の現状にも問題があるが、使用をひかえる要望電話迄が有った事実経緯から、本発明の説明文で、氷温と言う環境雰囲気の常識言葉を、現状では、あくでも現状では、法治国家の国民として、商標登録関連法律が有るかぎり、本発明の説明文中で、氷温の二文字は使用し得ない事情をご了承願う。
【0024】
冷凍加工と解凍処理の加圧処理プロセスは、新鮮素材の鮮度維持における絶対条件であるにもかかわらず、多くの条件が現実には困難と言う長年の慣習ともいえる先入観からの脱皮の為にも、本発明の理論に基づき、試験実例を踏まえて説明する。
【0025】
まず、冷凍加工の総論として、水中加工処理にせよ、気中加工処理にせよ、冷凍加工の温度が単に低ければ低い程良い訳では無く、加工処理物の熱伝導率によっては、芯部凍結に至る迄の外部と芯部の凍結時間差が生じるが、その時間差が長ければ長いほど、外部と芯部の温度差凍結氷結晶の形状と組成変性により組織破壊につながる事は周知の事実であり、本発明では加工処理物の芯部が目的冷凍温度になる迄、加工処理物全体を加圧して含有水分の凍結を可能な限り押さえ、芯部が目的冷凍温度に到達と同時に、加圧圧力を解放すれば、瞬間的に外部と芯部を凍結させる事が出来、その為の芯部凍結可能温度到達の時間差縮小で、温度が低ければ低いほど短くて良い結果となる為の、冷凍温度は低い方が良いと言うことである。
【0026】
又、解凍処理においても同様原理で、加工処理物の周囲からの温度差長時間自然解凍でなく、加工処理物全体への加圧によって、外部だけの圧力で無く、外部も芯部も同様圧力数値で加圧され、瞬間放圧により芯部と外部が同時に解凍開始となって従来の温度差長時間自然解凍による鮮度劣化を完全に防止出来、周囲環境温度を凍結寸前限界温度にすればその温度での解凍が出来、或は完全解凍前での圧力開放で、好きな解凍度合いの解凍処理も可能である。
【0027】
その原理は、水の分子構造は、HOで,水素2と酸素1の結合を知らない者はいないが、純水の性状が、地上1気圧大気での沸点が99.974℃を100℃とし、融点が0℃であることも、又、水分子に種々物質含有の生態水の融点は0℃以下である事も周知の事実である。
【0028】
しかし、水の融点0℃はあくまでも大気1気圧が条件で、加圧環境雰囲気での融点は0℃でなく、加圧度によって一定温度域迄凍結せず、逆に凍結氷を加圧すれば溶解する事実を検証し、水分子間の水素分子結合構造変化が加圧による変性であろうと思われるが、それ以外にも、加圧による全ての分子における僅かな分子発熱も想定されて超低温下での生態細胞組織の弱体化をカバ−して正常化を図り、組織外への体液漏洩、つまりドリップ防止の役目も有り、この水の性状と加圧圧力を、加工処理物が含有している水分の冷凍加工及び解凍処理に応用したものである。
【0029】
不凍水中での冷凍加工及び不凍水又は上水での解凍処理のメリットは熱伝導性にあり、裸で水中処理不能な食品は真空包装、又は酸素遮断で窒素ガス等の不活性ガス封入の極力空間間隙排除容器装填で、水中で急速な熱伝達により、瞬間的処理を行うものであるが、デメリットとしては裸で水中処理不能な加工処理物の場合には、包装に要するコストの費用が加算される事であるが、有形無形のメリットとデメリットを比較すれば、おのずから有利性は判明する。
【0030】
加圧水中解凍処理の場合、水中超音波振動子で200KHz程度の波動エネルギ−熱変換殿低い帯域を装着することによって、一定幅の周波数の水中波動躍起と、加圧圧力の同時稼働で、より早く冷凍加工と解凍処理が可能となり、鮮度品質の瑕疵もなく、3週間前製造のシャリ、ワサビ、ネタ付き食材コラボレ−ションの冷凍握り寿司の真空包装が、数分の時間で、一切のドリップも無く、わさびのピリ辛も利いた、シャリの酢加減もそのままで、ネタのチアイも最善で、目前で握ったと同様な状態で試食出来た事は、開発者自身も驚嘆した。
【0031】
同時に、水中超音波振動子を装着して水中波動を起こすことで、魚類や生鮮野菜の表面付着有害物の水中洗浄除去も可能で、振動エネルギ−の熱変換度の低い周波数帯と、0℃前後の周囲環境水温、及び加圧圧力との相乗効果で、非常に有効な洗浄機能を発揮した。
【0032】
又、気中処理の場合に、1気圧の大気圧中に超音波振動を如何なる周波数をも発振したが全く冷凍時間や解凍時間の差は生じず、全て従来通りの冷凍及び解凍で10時間或は20時間を要し、次に耐圧処理槽(9)内の気中圧力が増せば増すほど、超音波振動出力の増加で、気中圧力と周波数帯との相乗効果で、外部と芯部の同時冷凍、及び同時解凍で、特に解凍では顕著な分単位時間での解凍も可能となった。
【0033】
加工処理物の気中冷凍加工及び気中解凍処理においても、水中と全く同様で、ことなるものは、接触媒体が、水か空気か、或は不活性ガスかの違いだけで、加圧と圧力開放に関する機能は全く同様である。
【0034】
相違点を強いて言えば、接触媒体である水と空気、或は水と不活性ガスの熱伝播率の差から、同じ温度環境では水中の方が遥かに早く伝達するが、不凍水を使えば、裸投入出来るもの、裸投入できない為に真空包装するもの、真空包装では形状崩壊の為に空間保有密閉包装のやむなきに至るものも有るが、冷凍加工後の保存では酸素遮断的に包装処理の特典もあり、一長一短が有るが、密閉包装水中加工が種々の事情で困難な場合には、気中冷凍加工も可能な、同一の一機で、用途目的によって選択自由な、本発明の特徴の有効性が出てくる。
【0035】
さて、従来の先入観的知識では、気中冷凍加工及び気中解凍処理は、諸悪の根源である自然的名長時間処理の為に、冷凍加工はそのまま冷温倉庫に入れて一日乃至二日掛けて冷凍加工を行い、解凍処理も自然温度差解凍で長時間を要する為に、前日或はその前から予定量の自然放置に等しい解凍をせざるを得ず、当日の過不足で有形無形のロス発生も、又長時間の気中自然酸化と長時間の冷気乾燥で外部と内部の温度差での劣化は避けられず、品質劣化も致し方ないものと、流通業界関係者でも先入観的に黙認してきた。
【0036】
しかし、いくら気中冷凍加工や気中解凍処理でも、水の分子性状を究極的に究明すれば水中での冷凍加工や解凍処理と同様に、気中でも、冷凍では外部と芯部の同時凍結も可能であり、解凍の場合も同様に、環境雰囲気温度を凍結寸前限界温度にしておけばその温度で、外部と芯部の同時解凍開始で、加工処理物の熱伝導率の差は関係なく、分単位の時間で、解凍が可能である。
【0037】
同時に、気中処理の場合は、水中での冷凍加工や解凍処理と違って、周囲環境雰囲気が気体であることからシャリ、ワサビ、ネタの、ボイルドライスと生魚のコラボレ−ション食品の冷凍にぎり寿司の場合に、ネタの種類によっては、従来の気中処理は、味の劣化で冷凍化は困難とされているウニ、真空包装で形状デザイン崩壊の和菓子でも、何の躊躇も無くそのままの形状で、芯部と外部を同時冷凍加工、酸化防止では耐圧処理槽内に不活性ガスを充填して冷凍と解凍、冷凍温度は−80℃でも可能な低温化で、不凍水では不能だが気中だから可能な−60℃以下の温度、しかも無酸素で急速冷凍、急速解凍も、特に、マグロのロインサイズも芯と外が同時に冷凍或は解凍が可能となった。
【0038】
チルド加工の凍結寸前限界温度では、微妙な温度コントロ−ルが必要であり、電気的サ−ミスタ制御で、耐圧処理槽内温度を−1℃に設定して、±1℃未満の誤差で指定温度維持をはかった事から、従来のような制御温度感知制御誤差幅が±5℃で、望まない凍結恩づ突入や+5℃高温域突入の繰り返しによる鮮度劣化を皆無にして、凍結寸前限界温度設定での、食品の低温凍結突入氷結晶の肥大化による組織損傷や+5℃前後への移行による低温発酵鮮度劣化も全くない。
【0039】
水中解凍処理の場合、解凍時間を加熱せずに如何に短くするかが、鮮度維持における大きな勝負どころであり、その観点から周波数帯限定で、波動エネルギ−の熱変換度が小さく、組織に変化を起こさない波長帯と出力で水中波動を加工処理物に与え、加圧による水分子の解氷と相まって、水中冷凍加工では芯部と外部の同時瞬間凍結、水中解凍処理の一例では、−35℃冷凍加工の頭尾30センチメ−トルのアジが2℃水温中で10分で芯温−1℃で解凍された事実からも、分単位での瞬間的共言える時間差で解凍処理が可能となり、流通業界の革命につながる大きなメリット供給となる。
【0040】
又、本発明での装備機能の一つとして装着する事もあるが、処理過程における加工処理物(1)の温度変化を、無接触で、分単位で、温度変化デ−タ−を、常時検証を可能にしたもので、冷凍加工、解凍処理、チルド加工、各加工処理過程で最も重宝な機能である。
【0041】
これには無接触赤外線照射温度感知器(27)を装置して、耐圧処理槽(1)内の加工処理物(2)に赤外線を、耐圧処理槽(1)稼働中の、常時又は定期的間欠稼働で照射して、デジタル数値目視確認、又は、温度感知モニタ−装置(28)によって検証可能としたものである。
【0042】
気中冷凍加工や気中解凍処理で、従来では自然温度差による冷凍完了時点、及び解凍完了時点の確認が不可能で、芯部未冷凍或は芯部未解凍の為の種々問題が躍起しているが、本発明では、槽内の無接触赤外線照射温度感知器(27)を耐圧処理槽内に装填し、加工処理物(1)に赤外線を照射して加工処理物の表面温度を計測し、冷凍加工温度、及び解凍処理温度の表示で耐圧加工処理室(5)外での温度感知やモニタ−監視等で加工処理物の処理度合いが判別できる理由は、冷凍では芯部の冷凍温度到達迄は外部温度も周囲環境雰囲気温度よりも高く、解凍処理では外部温度が凍結寸前限界温度になった時には、芯部も同様である事が加圧処理の本発明の特徴であるが、残念ながら、不凍水中の加工処理物の温度計測を不凍水面外から計測可能な温度計測機器は見当たらず、水面下に設置するしか無いが、低温防水処理で高価につくが、時には装着することも有る。
【0043】
しかし、不凍水温度での判断も十分に可能である理由は、加工処理物(1)の外部と芯部の同時処理可能な機能だからこそ判断が可能な事で、冷凍加工の場合には常温の加工処理物(1)の投入で一時的に耐圧加工処理室(1)の水温が上がり、規定冷凍水温になった段階で概略冷凍終了という判断が出来、又、解凍処理の場合は、−35℃冷凍の加工処理物が、+2℃前後の処理水中に装填されて一時的に水温が低下し、加圧による解凍が終了では基の+2℃水温に近付く現象がある為に、水温による冷凍及び解凍の成就の判断がつくもので、この条件は耐圧加工処理室(5)の容積に対して、加工処理物の装填量との関係で、同時に槽内加圧中でも耐圧加工処理室(5)内の冷却稼働可能な冷媒循環冷却管(23)によって耐圧加工処理室(5)内温度が直接コントロ−ルされる場合の条件設定がある。
【0044】
加工処理物(1)の加圧冷凍加工と加圧解凍処理に関し、稼働環境雰囲気温度は、耐圧加工処理室(5)内の全ての場所で同一温度が望ましく、加圧水中冷凍ボックス(19)、加圧水中解凍ボックス(20)では不凍水(17)或は解凍の冷温水を循環対流させると同時にこの水流が小魚等の積層冷凍ブロックの積層芯部の解凍促進の一助にもなり、又加圧気中冷凍ボックス(21)、加圧気中解凍ボックス(22)内の温度分布均一化では耐圧加工処理室(5)内での独立還流ファンの設置は、低温槽内でのファンモ−タ−熱エネルギ−、及び電気機器の低温対応絶縁物に留意すべきである。
【0045】
水中波動と気中波動の、冷凍及び解凍に与える効果については、大気1加圧以上の加圧で有る為に多くの利点が有り、耐圧加工処理室(5)内で、水中では水中波動となり、気中では気中波動となり、波動は超音波振動子(30)の電気印加により発振稼働するが、仮に気中発振による場合でも。気中加圧圧力との相乗効果で、想定以上の効果が発揮された。
【0046】
加圧水中冷凍加工の場合には、超音波振動子(30)を水中で発振させる事で、加圧密度の高い水中で水中波動を起こし、加工処理物の芯部への振動到達力が大きく、超音波振動周波数帯の選択で、氷解限界温度でのエネルギ−熱変換で加工処理物組織にダメ−ジを与えず、同時に外部凍結を遅らせ、芯部凍結温度到達と同時に超音波出力を停止と同時に加圧圧力も停止することで倍部と芯部の同時凍結で機能向上となる。
【0047】
加圧水中解凍加工の場合には、加圧により芯部への水中波動が到達しやすく、加圧圧力との相乗効果で、芯部と外部が同時に、凍結氷が解氷を開始し、瞬間的共言える分単位時間で解凍が達成されたことは、驚異に値する。
【0048】
加圧気中冷凍の場合には、超音波振動子を気中で発振させる事で、圧力密度の高い加圧気中波動を起こし、大気圧では想定し得ない加工処理物の芯部への振動到達力が大きく、周波数帯の選択で、組織を痛めない氷解限界温度波長帯でのエネルギ−熱変換で加工処理物の外部凍結を遅らせ、芯部凍結温度到達と同時に超音波出力を停止、これと同様のタイミングで加圧圧力も停止することで気中冷凍の機能向上となった。
【0049】
加圧気中解凍の場合でも冷凍処理と全く同様の機能と効果で、芯部への加圧気中波動が到達しやすく、加圧圧力との相乗効果で分単位での気中解凍を可能にした。
【0050】
従来の、冷凍加工や解凍処理、或は冷蔵保存で、加工処理物(1)が受ける鮮度劣化の大きな要因は、気中自然冷凍加工、及び気中自然解凍処理の両者共に、地球上での低温処理であるかぎり、気中相対湿度低下による水分蒸散乾燥は、大気圧1kg/cmの中で、仮に気中加湿しても、気体分子は乾燥状態で大きな水の粒子が気中遊泳しているに過ぎず、、加工処理物(1)からは水分蒸散は止まらず、水分蒸散量が加工処理物(1)の表面に着、細胞浸透圧によって吸収するだけの、俗に言う、いたちの駆けっこ的現象で、加湿しないよりもまし的効果で、言葉で言う奇麗事に過ぎないが、当然大気圧数値以下に減圧すれば真空乾燥容態で乾燥促進されるが、大気圧以上に加圧することによって初めて加湿しても効果が上昇し、又、加圧環境で加工処理物(1)からの水分蒸散が押さえられる。
【0051】
生鮮食材では生命断絶と同時に酸化劣化が促進され、加工処理物が含有する全ての物質の融合反応と水中或は気中の酸素と結合して色彩劣化及び鮮度品質劣化が起きることは周知の事実であるが、この防止策には二種類が有り、本発明で併用も可能な不活性ガス充填による酸素遮断と、真空包装或は気中遮断包装による酸素遮断である。
【0052】
本発明の瞬間的冷凍加工或は瞬間的解凍処理だからこそ、出来る冷凍加工の包装による酸素遮断は、家庭用、或は小規模店舗の場合には加工処理物毎に薄膜フイルムで巻き上げて−35℃で急速冷凍で外部凍結硬化を図り、又は加工処理物(1)を下敷きの薄膜フイルム上に置くか、或は底と縁付き浅い底容器の中に装填した加工処理物の上にも薄膜フイルムを置き、その上から手動又は自動風圧により密着させて酸素遮断を図れば、非常に簡単な酸素遮断包装ができ、その後の冷凍保存、或は販売商品としての包装変換では、外部凍結効果の段階では薄膜フイルムは簡単に剥離が可能で、最終保存冷凍商品としての真空包装を行う場合の事前鮮度保護硬化目的包装で、その後は真空包装でも、容器保存でも、仮に加工処理物が軟弱形状であっても当初の形状は凍結維持早々が可能で有る。
【0053】
食材は、冷凍技術によって冷凍食材になるかならないかが決まり、又、解凍技術によっても同用意な事が言え、例えは北海道ウニの場合、その80%が樺太産である今日、水揚げ毎に冷凍保存が望ましいが、残念ながら従来の自然冷凍技術では味、色彩等で商品にならず、解凍後も絶対的生食である為、鮮度、品質色彩、味が変わっては商品価値が無くなり、現状市販の如何なる冷凍化工機で冷凍しても品質劣化で商品化不能な為、現状は1週間しかもたないチルド食品で流通されている現状を、本発明での冷凍加工後1か月での解凍試食では、驚嘆の鮮度と品質、色彩と味、これはウニ容器特有の、底と縁付きのミニチュア−木製セイロ箱容器底に、加湿した紙を敷き、敷き紙の上にウニを一層に並べ、ウニ表面全般に薄膜フイルムをおき、そのまま−50℃気中環境で表面瞬間的凍結、その後真空パック、1か月−20℃で保存したものを、加圧気中解凍して食したものが、絶賛を浴びた。
【0054】
又、最初から真空包装する方法と、可能な限り空間を削減した空間付き間隙容器に装填して容器内に不活性ガスを充填して酸素を遮断する、従来の低温乾燥気体による水分蒸散と酸化回避の方法も有り、可能な限り真空包装同様の外気遮断溶着密閉容器が望ましいことは当然である。
【0055】
最後に、昨今の二酸化炭素排出量の削減を世界に公約のわが国で、雨天無風の自然環境対象では如何なる計算をしても現状の太陽光の電気変換率から採算が採れない太陽光及び風力自家発電装置を国策的補助で設置する事も良いが、それに加えて、地球上の全ての回転駆動伝導機器、或は機器駆動流動素材である管内水流、管内圧縮空気、或は油圧機器等々を利用すれば、二酸化炭素削減の一端を担える筈の、既存動力利用で自家発電機となり、本発明の処理水冷却機触媒の圧縮駆動電動機に結続し、発電モ−タ−のロ−タ−回転だけの軽ロ−ドで、冷却装置の稼働毎に発電して蓄電池に蓄電する迄の機能を装着した。
【発明の効果】
【0056】
本発明の実験結果により、下記の効果が判明した。
【0057】
本発明により、従来の単なる冷凍冷蔵庫の機能は周知の事であるが、総合的に保有機能性を列挙すれば、従来の冷凍保管室に加えて、加圧冷凍加工目的の耐圧加工処理室、従来の冷蔵保管室に加えて加圧解凍処理目的の耐圧加工処理室、加圧チルド加工、この両者の耐圧加工処理室は、加圧水中処理と加圧気中処理の選択的使用、同時に水中波動洗浄、等々が同一の一機で、機能選択で、目的によって稼働目的変更が可能な多用と姓をもっている。
【0058】
家庭用、業務用を問わず、冷凍冷蔵庫でありながら、水中処理或は気中処理で、耐圧加工処理室内の温度を−35℃乃至−60℃に下げれば、如何なる加工処理物も、瞬時に冷凍可能である。
【0059】
家庭用、業務用を問わず、冷凍冷蔵庫でありながら、水中処理或は気中処理で、耐圧加工処理室内の温度を−35℃乃至−60℃に下げれば、加圧圧力と水中波動で、可能な限り外部と芯部の同時冷凍加工で、高鮮度、高品質で、如何なる加工処理物も、瞬時に冷凍可能である。
【0060】
家庭用、業務用を問わず、冷凍冷蔵庫でありながら、水中処理或は気中処理で、耐圧加工処理室内の温度を0℃前後にすれば、如何なる加工処理物も、瞬時に解凍可能である。
【0061】
家庭用、業務用を問わず、冷凍冷蔵庫でありながら、水中処理或は気中処理で、耐圧加工処理室内の温度を常温にすれば、如何なる加工処理物も、即食する温度で、瞬間的解凍で、劣化する余裕時間が無く、瞬時に解凍可能である。
【0062】
家庭用、業務用を問わず、冷凍冷蔵庫でありながら、水中処理或は気中処理で、耐圧加工処理室内の温度を常温乃至0℃にすれば、加圧圧力と水中波動で、可能な限り外部と芯部の同時解凍開始で、高鮮度、高品質で、如何なる加工処理物も瞬時に解凍可能である。
【0063】
加工処理物の加圧と波動により、外部地芯部の同時瞬間的冷凍の為、漁獲大漁の場合には、処理能力が大きい為に瞬間冷凍の上で冷凍保管が可能で、市場価格に左右されない食品加工が出来る。
【0064】
加工処理物の解凍処理も、加圧と波動により、外部と芯部が同時に氷解開始で、鮮度そのままで、瞬間的解凍の為、前日からの予定量解凍の過不足により、或は芯部未解凍による、種々の有形無形の経済的ロスの解消となる。
【0065】
加工処理物が、既に他社での冷凍加工済商品の場合、本発明による外部と芯部の同時解凍による、冷凍完了事の鮮度品質が瞬時に再現されることから、冷凍流通商品の良否見分けが可能に成り、今後の取り引き条件で優位になる。
【0066】
従来の自然冷凍及び自然解凍では不可能であった種々の食材が、冷凍加工商品として、グロ−バルな流通が可能となった。
【0067】
小魚や細切れ食材積層のブロック冷凍食材が、ブロック冷凍の特徴で芯部位の解凍が不能に近く、従来から困惑していた輸入食材が、15分前後で解凍完了の機能性が有り、食品加工の工場ラインでの効果が期待される。
【0068】
本来は、鮮度維持目的の冷凍機器の筈が、冷凍食材の宿命であるにもかかわらず、解凍プロセスを無視した冷凍機器ばかりで、企業の社会的責任による末端消費者の保護的間隔とワ−クが、本発明によって、初めて統一的な、冷凍から解凍迄の一連の機器が生まれたものである。
【0069】
全世界に流通している冷凍シャリボ−ルと称する、にぎり寿司のシャリの成型冷凍品はいまや日本からの出荷よりも中国からの世界出荷が多いが、本発名では、有名寿司職人の手による寿司特有のブレンド米を火加減に注意して炊き上げ、特有のブレンド酢で混ぜ、適当名温度でのシャリ握り、わさびを聞かせて、チアイも鮮やかなシャリを隠す大きなネタで握った形状の本来のにぎり寿司、これを、薄膜フイルムで寿司形状のままで全面を覆い、−45℃気中加圧冷凍で瞬間冷凍し、国際輸送を想定して形状凍結固定化しているものを真空包装して−20℃冷凍保存で4週間保管、当然ながら冷凍庫保管中でも水分蒸散及び気中酸化が完全に防止でき、加圧水中解凍試食では、4週間前の冷凍にぎり寿司が、今目前でにぎったと同然の鮮度と色と味で、シャリのし加減もよく、ワサビもきき、ネタモ最高で、典型的なコラボレ−ション食品のにぎり寿司の冷凍加工で品質維持が出来れば、食材及び食品で冷凍加工出来ないものはなく、全食品でのグロ−バルな販路拡大が可能である事が判明した。
【0070】
発電機の装着で、稼働毎に自家発電機能も持ち、蓄電する事によって、機器照明を含めた省エネルギ−に貢献する。
【0071】
これ以外にも、今後の流通形態に及ぼす種々の効果を含め有形無形の効果は尽きない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0072】
加工処理物(1)を、加圧冷凍加工、加圧解凍処理、加圧チルド加工等に供する耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)であり、冷凍室(3)内は、通常の冷凍保管室(4)と加圧冷凍加工に供する耐圧加工処理室(5)が装設されている。
【0073】
耐圧加工処理室(5)の耐圧形状は、圧力に対応した強度有る形状で、円筒形で両端が半球状の耐圧形状でも、又、多角形状でも、耐圧応力があれば、形状は問わない。
【0074】
圧力容器であるかぎり、経年劣化防止では耐圧加工処理室(5)の必要素材厚みは十分に耐圧強度を採るが、通常は最大7Kg/cmとしての産業工場用の圧縮空気動力ラインと同様とし、特別加圧を要する場合は別途の加圧機種を選定設置し、当然ながらその最高圧力対応の強度部材とする。
【0075】
又、耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)の冷蔵室(6)には、冷蔵保管室(7)と、加圧解凍処理に供する耐圧加工処理室(5)が装設されるが、その強度は冷凍に供するものと同等な安全を期したものとする。
【0076】
耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)の機能は、上記の加圧冷凍加工機能、及び加圧解凍処理機能以外に冷凍室(3)及び冷蔵室(6)内に酸化劣化防止で無酸素室(8)を設けることも有る。
【0077】
又、必要に応じて装設する製氷室(9)と加工処理物(1)の加圧氷塊内封入凍結室(10)を設けることもある。
【0079】
同時に、安全を重視し、万一の為に、耐圧加工処理室壁(11)を耐圧貫通して、規定圧力数値安全弁(12)を単数又は複数装着する。
【0080】
圧力容器としての常識から、耐圧加工処理室壁(11)の開口部の補強は、加工処理物(1)の挿入口扉(13)等の形状及び補強の上で、耐圧加工処理室(5)が内圧であるかぎり、挿入口扉(13)の閉鎖は、強固な押さえ締めつけで、耐圧加工処理槽室(1)の開口部縁が扉枠代わりになり、内圧に十分に耐え得る構造が望ましく、圧力漏洩を防止する。
【0081】
耐圧加工処理室(5)の内部温度は、加圧冷凍加圧二強する場合は−35℃から必要によっては−60℃以下に迄設定するが、周囲環境温度と温度差が有れば、耐圧加工処理室壁(11)の外壁は断熱材(14)によって温度的隔離され、食品挿入室だけに時には断熱材(14)を使わずに、多重真空断熱壁(15)構造とすることもある。
【0082】
加圧冷凍加工に供する耐圧加工処理室(5)の庫内冷却装置(16)は、加圧加工処理室(5)の加圧水中冷凍加工と加圧気中冷凍加工の両者どちらにも通用する冷却方式が望ましい。
【0083】
つまり、庫内冷却装置の冷却冷媒の圧縮と膨張による熱交換の冷却管が、直接的に、耐圧加工処理室壁(11)内に装着されて、耐圧加工処理室(5)内を直接冷却する。
【0084】
冷蔵室(6)内に装設の、加圧解凍処理に供する耐圧加工処理室(5)内部の冷却は、通常は0℃の雰囲気環境での解凍が望ましいが、時には解凍後、即、食する様な場合、例えば、冷凍にぎり寿司の解凍では、冷蔵室(6)の4℃前後、又はそれ以上の温度でもよく、その場合には加圧解凍処理に供する耐圧加工処理室(5)内部の冷却はする必要は無い。
【0085】
加圧水中冷凍加工及び加圧水中解凍処理の場合には、食品衛生法認証のエチルアルコ−ル添加の不凍水(17)を不凍水充填ボックス(18)に充填して使用する。
【0086】
同時に、加工処理物(1)の物性、或は品種によっては、熱伝導率の良い不凍水(17)中で、加圧水中冷凍加工、及び加圧水中解凍処理をする場合には、不凍水充填ボックス(18)に不凍水(17)を充填して、それぞれ、加圧水中冷凍ボックス(19)、加圧水中解凍ボックス(20)として加工処理物(1)を装填して、耐圧加工処理室(5)に挿入して加圧加工処理をする。
【0087】
又、加工処理物(1)の物性、或は品種によっては、熱伝導率が悪くても不凍水(17)中では処理出来ない場合も有り、その場合は、不凍水充填ボックス(18)に不凍水(17)を充填せずに、それぞれ、加圧気中冷凍ボックス(21)、加圧気中解凍ボックス(22)として加工処理物(1)を装填して、耐圧加工処理室(5)に挿入して加圧加工処理をする。
【0088】
これらの不凍水充填ボックス(18)に、不凍水(17)が充填されているばあいと、充填されて以内場合、ともに、加工処理物(1)が装填されて耐圧加工処理室(5)に挿入されるが、耐圧加工処理室(5)内部冷却は、耐圧加工処理室壁(11)内壁に装着されている冷媒循環冷却管(23)によって室内冷却され、不凍水(17)が規定温度に成るまでには少々時間が掛かることから、加工処理物(1)は、不凍水(17)温度が規定冷凍温度に達した時点で挿入することが望ましい。
【0089】
耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)の冷凍室(3)及び冷蔵室(6)、それに加えて加圧冷凍加工及び加圧解凍処理の、加工目的毎の耐圧加工処理室(5)の、全部、又は一部に、無酸素室(8)を設けて加工処理物(1)の酸化劣化を防止する為に、窒素ガス或は他の不活性ガス(24)を充填してその目的を達成することもある。
【0090】
耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)の冷凍室(3)と冷蔵室(6)とが、単独機種として、独立冷凍庫(25)及び独立冷蔵庫(26)として、その、独立冷凍庫(25)の中には、加圧冷凍加工目的の耐圧加工処理室(5)を、及び加圧解凍目的の耐圧加工処理室(5)の両者又はどちらか一つを、独立冷蔵庫(25)の中にも、加圧冷凍加工目的の耐圧加工処理室(5)を、及び加圧解凍目的の耐圧加工処理室(5)の両者又はどちらか一つを装設して、キャパシティの増大を図ることもある。
【0091】
耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)の冷凍室(3)と冷蔵室(6)の室内温度の表示は従来から行われているが、それに加えて、加工目的毎の耐圧加工処理室(5)内の空間か又は耐圧加工処理室壁(11)の温度、充填の不凍水(17)温度、及び各処理目的で挿入した加工処理物(1)の温度の変化認識は非常に重要な事であり、特に業務用の場合には重要な為、耐圧加工処理室壁(11)を耐圧処理貫通で、耐圧加工処理室(5)内に向けて、無接触赤外線照射温度感知器(27)を設置して、耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)外に、温度感知モニタ−装置(28)を必要に応じて設置する。
【0092】
不凍水充填ボックス(18)内の容積によっては、充填された不凍水(17)の温度分布を均一にする必要性から、不凍水流ポンプ(29)を装設することもあるが、この不凍水流は単に温度分布の均一化のみの効果でなく、加圧解凍処理の場合は、解凍速度の増進につながった。
【0093】
耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)の各用途毎の、耐圧加工処理室(5)内には、超音波振動子(30)を装着して稼働することにより、水中では加圧圧力での相乗効果、槽内気中では大気圧では想定できない加圧気中振動で大きな効果が有ったが、設置場所は水中では耐圧処理室(5)の底部位に装着すれば、不凍水充填ボックス(18)の底板で多少の周波数出力減衰はあるが、気中発振の場合は上部からか底部位に向かって装着する。
【0094】
最後に、自家発電の動力根源をもちながら放置している全業界に先立ち、本発明のもつ回転機器を利用して自家発電機(31)とするもので、わが国全体が、いや全世界の機器製造者が、全ての機種に応用すれば、今日からでも出来る二酸化炭素削減ワ−クであるが、残念ながら大手機器メ−カ−、特に電動機製造メ−カ−は、弊社要請に全社首を横に振る要因は推して知るべしである。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫で、冷凍室には冷凍加工目的の耐圧加工処理室を装設し、冷蔵室はそれ自体が解凍用途の加圧加工処理室の、斜視図、一部透視図である。
【図2】耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫に装填の耐圧加工処理室の斜視図、一部透視図である。
【図3】冷凍室又は冷蔵室自体が、耐圧加工処理室の場合の、不凍水充填ボックスの、斜視図である。
【符号の説明】
【0096】
1 加工処理物
2 耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫
3 冷凍室
4 冷凍保管室
5 耐圧加工処理室
6 冷蔵室
7 冷蔵保管室
8 無酸素室
9 製氷室
10 氷塊内封入凍結室
11 耐圧加工処理室壁
12 規定圧力数値安全弁
13 挿入口扉
14 断熱材
15 多重真空断熱壁
16 庫内冷却装置
17 須藤水
18 不凍水充填ボックス
19 加圧水中冷凍ボックス
20 加圧水中解凍ボックス
21 加圧気中冷凍ボックス
22 加圧気中解凍ボックス
23 冷媒循環冷却管
24 不活性ガス
25 独立機器冷凍庫
26 独立機器冷蔵庫
27 無接触赤外線照射温度感知器
28 温度感知器モニタ−装置
29 不凍水流ポンプ
30 超音波振動子
31 自家発電機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明で言う、加工処理物(1)とは、冷凍加工、解凍処理、氷塊内封入凍結加工、等の加工処理を目的とした、全ての食材食品類及び学術的試験体等を言う。
本発明で言う、耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)とは、家庭用或は業務用の、加工処理物(1)の加工処理方法として、冷凍室(3)の一部が、冷凍保管室(4)で一部が耐圧加工処理室(5)、或は冷凍室の全部が耐圧加工処理室(5)、又、冷蔵室(6)の一部が冷蔵保管室(7)で一部に耐圧加工処理室(5)が設置化、或は冷蔵室(6)の全部が耐圧加工処理室(5)の、耐圧処理室付き冷凍冷蔵庫(2)を言う。
なお、冷凍室(3)及び冷蔵室(6)に、或はそのどちらかだけに、無酸素室(8)を設けることもあり、製氷室(9)及び、氷塊内封入凍結室(10)も、設置可能で、これらの全機能、或は一部機能を付加装備した、家庭用及び業務用の、多用途高機能性の耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)を言う。
耐圧加工処理室付き冷凍冷蔵庫(2)の冷凍室(3)内に設置の耐圧加工処理室(5)及び冷蔵室(6)内設置の耐圧加工処理室(5)の構造は、種々形状の耐圧形状の現状社会デザインを考慮し、安全な耐圧強度対応の各種形状とする。
耐圧加工室(5)の材質は、ステンレス材はSUS304又はSUS316を使用することで、食品用途及び防錆素材としての安全性を図るが、業務用処理の化学薬品性などの特殊な用途によっては、チタン鋼材の使用も有り得る。
耐圧加工処理室壁(11)の耐圧数値は、加工処理物(1)の加工処理目的、形状、熱伝導率、目的加工時分によって加圧圧力は変化するが、最低圧力は2kg/cmから始まって上位圧力は通常の場合には工業標準動力加圧圧力で7kg/cm未満とするが、業務用加工処理物(1)の種類等によっては圧力増加を加算し、十分対応可能な耐圧強度部材厚みと同時に、規定圧力数値安全弁(12)を複数装着する。
耐圧加工処理室壁(11)に開口設置される加工処理物(1)の挿入口扉(13)等開口部周囲は、二重鋼板処理等の十分な補強処理を施行し、経年劣化、反復応力及び錆び等による脆性破壊による耐圧強度減衰要因事故を回避する強度保有構造とするが、直接的に耐圧加工処理室(5)内を、周囲環境温度以下に冷却する場合は、耐圧加工処理室壁(5)を断熱材(14)による断熱構造或は多重真空断熱壁(15)の構造とする事もある。
庫内冷却装置(16)は、冷凍室(3)と冷蔵室(6)の内部設置の耐圧加工処理室(5)内を含む全ての冷却をまかなうものでもよく、或は耐圧加工処理室(5)の独立冷却でもよく、その各室冷却構造は可能な限り同一構造として、耐圧加工処理室(5)内に、エチルアルコ−ル添加不凍水(17)の不凍水充填ボックス(18)を装填すれば、冷凍目的では加圧水中冷凍ボックス(19)になり、解凍目的では加圧水中解凍ボックス(20)に、又、エチルアルコ−ル添加不凍水(17)を充填しなければ加圧気中冷凍ボックス(21)に、解凍目的では加圧気中解凍ボックス(22)となる。
耐圧加工処理室(5)は固定設置されており、その内部挿入の各ボックス(19)(20)(21)(22)は、耐圧加工処理室(5)から簡単に取り出し及び装填が可能な形状とする。
エチルアルコ−ル添加不凍水(17)は、主として加圧水中冷凍ボックス(19)に充填して使われるが、時には加圧水中解凍ボックス(20)にもエチルアルコ−ル添加量を処理水量の数%添加で、−2℃前後の加圧水中で使用する事もある。
−2℃前後の加圧水中での解凍は、加工処理物(1)芯温を0℃以下での解凍の場合は不凍水温度を氷点下に下げる為にエチルアルコ−ルを僅かに添加したエチルアルコ−ル添加不凍水(17)を使うが、通常の加圧水中解凍処理では普通水道水を冷蔵温度+4℃前後で解凍するので凍結することもなく、不凍水は使わなくても良い。
冷凍の場合の耐圧加工処理室(5)内部冷却方法は、耐圧加工処理室(5)の室内圧力を考慮すれば密閉冷却方法が良いが、庫内冷却装置(16)の冷却機構プロセスが、冷媒の管内圧縮と膨張による熱エネルギ−発生冷媒の冷媒循環冷却管(23)自体を、耐圧加工処理室壁(11)を貫通溶着した耐圧加工処理室(5)内の温度を、冷凍保管庫(4)の標準的−20℃前後よりも低い温度に冷却する事が望ましい理由は、加圧圧力が増せば増すほどに圧力の熱エネルギ−変換度も僅か有り、同時に低温化すればする程に冷凍加工時間も短くなり、耐圧加工処理室(5)内での低温相対湿度低下による加工処理物(1)の加圧気中冷凍、及び加圧気中解凍の場合の乾燥移行影響も少なくなり、本来の鮮度維持冷凍加工温度の−35℃がベタ−でもあり、マグロのロインやブロックを含めた冷凍加工処理物では−60℃が正論であるが、エチルアルコ−ル添加不凍水(17)では−40℃が限界で、当然−40℃以下での冷凍加工では、加圧気中冷凍に限定され、用途によっては−60℃以下も選択装着するが、−20℃冷凍保管温度は、あくまでも冷凍加工済の、保管庫に過ぎず、この保管庫の−20℃で冷凍加工をした生鮮物は食に値しない味であることは言うまでもない。
特記すべきは、加圧冷凍加工及び加圧解凍処理を採る理由は、加工処理物(1)の全ての含有水分である水の分子構造から、加圧による水分子間の水素移動結合かと思われる物理的現象で、加圧によって固体維持不能で解氷になる現象があり、この水分子の性状を利用すれば、氷点下の雰囲気環境温度で加圧することにより、凍結水は氷解し、又凍結温度でも不凍結維持が可能であり、それが水中でも気中でも圧力下では同様な現象を応用し、高伝導体の加圧水中では、瞬間的な急速熱伝達で水中の為に温乾燥もなく、組織鮮度維持で瞬間的冷凍加工及び瞬間的解凍処理ができると同時に、低伝導体の加圧気中でも、冷凍温度雰囲気環境でも加圧によって凍結せず、芯部に冷却温度到達と同時に瞬間的圧力開放除圧で、大気圧に戻り、急激に芯部と外部が同時瞬間凍結が可能で、−35℃以下の低温域では微細水結晶で組織破壊もなく、逆に解凍では、急激加圧によって芯部も外部同様の受圧を受けて、外部と芯部が同時に解氷開始の解凍で、鮮度劣化もなく、冷凍及び解凍共に、又加圧水中或は加圧気中共に、鮮度維持と時間短縮が可能で、従来の生鮮食品の冷凍及び解凍の場合に起きる自然長時間冷凍及び自然長時間解凍での酸化劣化、水分蒸散、凍結結晶による組織瑕疵等を完全に防止可能となった。
尚、必要が有れば、窒素ガスや炭酸ガス等の不活性ガス(27)を耐圧加工処理室(5)内に充填しての冷凍及び解凍も可能であり、又酸素吸収剤を装填して処理中の酸化度を低減する事もある。
上記に基づき、水分子の大気1気圧の沸点が100℃で融点が0℃であることは周知の事実であり、防火用水等の固体容器に張水して自然気候温度下降による凍結過程では、水面中央から容器水線迄の傾斜で表面張力的形状でふくれ上がる容積拡大現象から判断すれば、水は固体と液体では比重差が有り、冷蔵保管温度の+4℃での比重が最大ともなり、この凍結水をもった加工処理物(1)の冷凍及び解凍に、加圧水中又は加圧気中で、自然大気圧以外に人工的に水中圧力及び気中圧力を加圧させる事によって、多くの物質と異なる水分子の性状から、圧力差によって水分の沸点も融点も変わり、気圧が低ければ加工処理物(1)の水分は蒸散し、又加圧状態では水分蒸散防止ともなり、融点も圧力が変われば分子間の水素移動結合で大きく融点が異なる水の性状を有効に利用し、従来から数十年全く変わらぬ冷凍冷蔵庫の冷凍室(3)及び冷蔵室(6)の両方に、或はどちらか一方にでも耐圧加工処理室(5)を装設して、従来の冷凍冷蔵庫の機能を一変して、グロ−バルな時代変遷対応としたものが本発明である。
加工処理物(1)の種類によっては、無酸素冷凍加工及び無酸素解凍処理も可能であるが、水中処理における溶存酸素の減少を図る事も可能で有るが、冷凍加工及び解凍処理の過程における加工処理物(1)の酸化劣化が従来の気中長時間自然冷凍加工及び気中長時間自然解凍の過程でおきており、本発明の加圧瞬間的処理では酸化劣化を起こす余裕時間も無いぐらいであるが、敢えて、高級魚類等の処理では、簡易な方法で、酸素吸収素材を耐圧加工処理室壁(10)に装填して、加工処理物(1)の加圧気中冷凍加工、及び加圧気中解凍処理での、酸化劣化進行を防止する事も行うが、それ以上に完全に無酸素冷凍加工、及び無酸素解凍処理を要求する場合には、窒素ガス、炭酸ガス、或は他の不活性ガス(24)の耐圧加工処理室(5)への充填で、完全な無酸素冷凍加工及び無酸素解凍処理が可能であることは言うまでもなく、高級高価な食材で完全な鮮度維持冷凍加工及び鮮度再現解凍には大きな効果があり有効な、水中又は気中での加圧冷凍室及び加圧解凍室付き冷凍冷蔵庫。
【請求項2】
加圧加工処理室(5)以外の冷凍室及び冷蔵室の内部にも、不活性ガス(24)を充填して、酸化防止鮮度維持をはかる、請求項1記載の、水中又は気中での加圧冷凍室及び加圧解凍室付き冷凍冷蔵庫。
【請求項3】
冷蔵庫及び冷凍庫がそれぞれ独立機器として存在する中で、独立冷凍庫(25)の冷凍室(3)の全部或は一部に、耐圧加工処理室(5)をもった、請求項1乃至2記載の、水中又は気中での加圧冷凍室及び加圧解凍室付き冷凍冷蔵庫。
【請求項4】
冷蔵庫及び冷凍庫がそれぞれ独立機器として存在する中で、独立冷蔵庫(26)の冷蔵室(6)の全部或は一部に、耐圧加工処理室(5)をもった、請求項1乃至3記載の、水中又は気中での加圧冷凍室及び加圧解凍室付き冷凍冷蔵庫。
【請求項5】
耐圧加工処理室壁(11)を耐圧貫通処理して無接触赤外線照射温度感知器(27)を装着し、耐圧加工処理室(5)の内部温度や加工処理物(1)の温度変遷確認を行い、温度感知モニタ−装置(28)によって稼働コントロ−ル可能な、請求項1乃至4記載の、水中又は気中での加圧冷凍室及び加圧解凍室付き冷凍冷蔵庫。
【請求項6】
耐圧加工処理室(5)内に、不凍水流ポンプ(29)を装着し、耐圧加工処理室(5)の内充填のエチルアルコ−ル添加不凍水等の不凍水(17)の温度分布均等化と積層冷凍物ブロック崩壊幇助遷の為に、水流躍起を起こす、請求項1乃至5記載の、水中又は気中での加圧冷凍室及び加圧解凍室付き冷凍冷蔵庫。
【請求項7】
耐圧加工処理室(5)内に、超音波振動素子(32)を装填して、200KHz迄の周波数帯、及び200KHz乃至2000KHz間の高周波数帯の振動素子を、水中で発振させて波動エネルギ−水中波動を与え、槽内加圧水との相乗効果で、加工処理物(1)の水中冷凍及び水中解凍の高率化、及び水中波動による洗浄効果も加えた、請求項1乃至6記載の、水中又は気中での加圧冷凍室及び加圧解凍室付き冷凍冷蔵庫。
【請求項8】
耐圧加工処理室(5)内に超音波振動素子(32)を装填して、200KHz迄の周波数帯及び200KHz乃至2000KHz間の高周波数帯の振動素子を槽内気中で発振させ、1気圧の大気圧と全く異なる槽内加圧の圧密気体での空間波動の気中振動は大きく、加圧処理との相乗効果で、加工処理物(1)の気中冷凍及び気中解凍の、高率化された、請求項1乃至6記載の、水中又は気中での加圧冷凍室及び加圧解凍室付き冷凍冷蔵庫。
【請求項9】
地球温暖化の要因である二酸化炭素削減の国際的努力の一助として、本発明が装置する回転機器稼働を利用して、発電機付き回転電動機、又は回転電動機回転軸利用の動力伝達装置による駆動発電機等の自家発電機(28)を装着した、請求項1乃至8記載の、水中又は気中での加圧冷凍室及び加圧解凍室付き冷凍冷蔵庫。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2009−58212(P2009−58212A)
【公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−258070(P2007−258070)
【出願日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【出願人】(591220148)伸洋産業株式会社 (69)
【Fターム(参考)】