説明

冷凍食品抽出装置

【課題】構造が簡便で、サイズが小さく、価格の安いソフトクリーム等の冷凍食品を抽出する装置を提供するものである。
更には、何種類ものソフトクリームを顧客の要求に応じて提供できると共に、装置内部の洗浄を一切不要とするようにしたソフトクリーム等の冷凍食品を抽出する装置を提供するものである。
【解決手段】 互いに対向して配置された一組又は二組以上の押圧板組み立てと、押圧板組み立てを互いに接近、離間運動させるための駆動部と、冷凍食品が収納された包袋物を保持するための包袋保持部と、駆動部を制御するための駆動部制御装置とから成り、押圧板組み立てに複数の可動突起体を備えた構成の冷凍食品抽出装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は包袋内に収納された冷凍食品を抽出する装置に係り、更に詳細には包袋内に収納された例えば、ソフトクリーム等の冷凍食品をペースト状になるまで細かく砕いた後、かかるペースト状の冷凍食品を包袋内から搾り出すための装置に係る。
【背景技術】
【0002】
従来ソフトクリームは、専用のサーバを使用して製造されていた。一般にソフトクリームは、牛乳や生クリーム、砂糖、香料などを加熱して混ぜ合わせて作ったソフトクリームミックスをソフトクリームサーバに投入することにより作られる。まず、ソフトクリームの原料であるソフトクリームミックスをソフトクリームサーバに設けられた原料貯蔵室に入れる。このソフトクリームミックスは原料貯蔵室から所定の量だけ攪拌室に移送される。この攪拌室の外側は、ソフトクリームサーバ内に設けた冷凍装置から送り込まれる冷媒が循環し、攪拌室を冷却すると共に、攪拌室の内部には攪拌フィンがモータにより駆動され攪拌室の内部へ移送されたソフトクリームミックスを攪拌しつづける。このようにソフトクリームミックスを攪拌しつつ冷却することにより、ソフトクリームミックスの中へ一定量の空気が取り入れられ柔らかくて滑らかなソフトクリームができ上がる。でき上がったソフトクリームは、抽出口からコーンの中へ渦巻き状に盛り付けられる。
【0003】
このようなソフトクリームサーバにあっては、原料貯蔵室、攪拌室、さらには冷凍装置を備える必要があったため、サーバ本体が複雑で、大きく、更に高価なものとなっていた。
【0004】
また、何種類ものソフトクリームを製造するためには、その都度原料貯蔵室や攪拌室を洗浄する必要があり、手間がかかり過ぎるということから、事実上複数種類のソフトクリームを交互に作ることができないという問題があった。
【0005】
更に、従来のソフトクリームサーバは使用しないときには、原料貯蔵室や攪拌室に残った材料を保存するために、冷却しつつサーバを運転しつづけるか、または原料貯蔵室や攪拌室に残った材料を廃棄して内部を洗浄した上で運転を停止する必要があり、無駄が生じたり、不必要な電力消費が行われていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、係る観点からなされたものであり、構造が簡便で、サイズが小さく、価格の安いソフトクリーム等の冷凍食品を抽出する装置を提供するものである。
【0007】
更には、何種類ものソフトクリームを顧客の要求に応じて提供できると共に、装置内部の洗浄を一切不要とするようにしたソフトクリーム等の冷凍食品を抽出する装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
予めできあがったソフトクリームを包袋内に収納し冷凍保存したものを、ペースト状になるまで細かく砕いた後、内容物を包袋内から搾り出す装置によって、上記課題を解決するものである。
【0009】
具体的には、請求項1に記載した冷凍食品抽出装置にあっては、
(1) 互いに対向して配置された一組又は二組以上の押圧板組み立てと、
(2) 押圧板組み立てを互いに接近、離間運動させるための駆動部と、
(3) 冷凍食品が収納された包袋物を保持するための包袋保持部と、
(4) 駆動部を制御するための駆動部制御装置と、
から成り、押圧板組み立てが複数の可動突起体を備えていることを特徴とする冷凍食品抽出装置を提供する。
【0010】
請求項2に記載した冷凍食品抽出装置にあっては、
(1) 押圧板組み立てと、
(2) 押圧板組み立てに対向して配置された対向板と、
(3) 押圧板組み立てを対向板に対して接近、離間運動させるための駆動部と、
(4) 冷凍食品が収納された包袋物を保持するための包袋保持部と、
(5) 駆動部を制御するための駆動部制御装置と、
から成り、押圧板組み立てが複数の可動突起体を備えていることを特徴とする冷凍食品抽出装置を提供する。
【0011】
請求項3に記載した冷凍食品抽出装置にあっては、請求項1又は2に記載した冷凍食品抽出装置において、可動突起体を押圧板組み立て内に設けた弾性体によって支持するようにした冷凍食品抽出装置を提供する。
【0012】
請求項4に記載した冷凍食品抽出装置にあっては、請求項1又は2に記載された冷凍食品抽出装置において、可動突起体を押圧板組み立て内において互いに連通させた流体によって支持するようにした冷凍食品抽出装置を提供する。
【0013】
請求項5に記載した冷凍食品抽出装置にあっては、請求項4に記載された冷凍食品抽出装置において、押圧板組み立て内の流体の容積を制御するための流体容積可変装置を更に備えた冷凍食品抽出装置を提供する。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したような課題を解決するための手段を採用することによって、冷凍保存されたソフトクリーム等の冷凍食品を包袋内に収納したまま、ペースト状になるまで細かく砕くプロセスと、ペースト状になったソフトクリーム等の冷凍食品を包袋内から搾り出すプロセスを同一の機構によって実現することが可能となり、ソフトクリーム等の冷凍食品を抽出するプロセスを連続して行うことが可能となる。
【0015】
この結果、構造が簡便で、サイズが小さく、価格の安いソフトクリーム等の冷凍食品を抽出する装置を提供することができる。
【0016】
更には、何種類ものソフトクリーム等の冷凍食品を顧客の要求に応じて提供できると共に、装置内部の洗浄を一切不要とするようにしたソフトクリーム等の冷凍食品を抽出する装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明に係る冷凍食品抽出装置について、各実施例に基づいて、更に詳しく説明する。
【0018】
図1は、本発明に係る冷凍食品抽出装置の第一の実施例の全体を示した概念図である。
【0019】
この冷凍食品抽出装置1は、二組の押圧板組み立て2と、押圧板組み立て駆動部3と、包袋保持部4と、駆動部制御装置5とから構成され、押圧板組み立て2の各々は、複数の可動突起体21を備えている。
【0020】
可動突起体21は図2に示すように押圧板22の中に設けられたシリンダ状の空間の中に組み込まれたピストン状の構造物であり、流体空間24に充填された流体の圧力が可動突起体21の底面に作用するようになっている。また、各流体空間24は連通管路25にそれぞれ連通しており、可動突起体21の動きに従って流体は流体空間24と連通管路25の間を自由に流動することができるようになっている。この流体は、空気等の圧縮性流体でも良いし、空気と水または油等を混入させ圧縮性を持たせたものであってもよい。また、流体として非圧縮性の水または油を使用し、連通管路25にアキュムレータを接続するようにしても良い。更に、流体として非圧縮性の水または油を使用する場合において、上述したアキュムレータに代えて、押圧板組み立て2の内部に存在する流体の圧力を維持しつつその容積を制御するための流体容積可変装置を備えるようにしてもよい。このような装置として、例えば特願2004-269530で説明するような流体容積可変装置27を使用することができる。このようにすることにより、可動突起体21はその先端に作用する外力と流体空間24に存在する流体圧と釣り合いながら所定位置に位置決めされる。そして、可動突起体21の先端に作用する外力が所定の値以上になった場合、可動突起体21の先端部は押圧板22の表面と同じ面となるまで後退することができるようになっている。
【0021】
図3は、押圧板組み立て2の別の実施例を示したものである。この実施例においては、可動突起体21の先端部は円板状の平面形状を有し、可動突起体21の先端に作用する力が大きくなると、この円板状部分は、押圧板22の表面に設けられた窪み26の中に嵌り込むようになっており、外力が所定の値以上になった場合、可動突起体21の先端部は押圧板22の表面と面一になる。
【0022】
図4は、押圧板組み立て2の更に別の実施例を示したものである。この実施例においては、可動突起体21の各々は押圧板22の中に設けられた、例えばコイルスプリングのような弾性体23によって支持されている。このようにすることによって、可動突起体21はその先端に作用する外力と弾性体23の反力と釣り合いながら所定位置に位置決めされる。そして、可動突起体21の先端に作用する外力が所定の値以上になった場合、可動突起体21の先端部は押圧板22の表面と同じ面となるまで後退することができるようになっている。
【0023】
図5は、押圧板組み立て2の更に別の実施例を示したものである。この実施例においては、図3において説明した実施例と同様に、可動突起体21の先端部は円板状の平面形状を有し、可動突起体21の先端に作用する力が大きくなると、この円板状部分は、押圧板22の表面に設けられた窪み26の中に嵌り込むようになっており、外力が所定の値以上になった場合、可動突起体21の先端部は押圧板22の表面と面一になる。
【0024】
以上説明した可動突起体21は、左右一組の押圧板組み立て2の可動突起体21が交互に位置するように配置しても良いし、両方の可動突起体21が左右対称になるように配置しても良い。
【0025】
また、以上説明した押圧板組み立て2に設けられた可動突起体21は、ピストン状の構造物(即ち、軸対象の構造物)であることを前提として説明してきたが、ピストン状の構造物に限定する必要はない。例えば、可動突起体21は押圧板組み立て2の幅に一致する幅を有する細長い矩形状の構造物であっても良い。
【0026】
再び図1に戻って説明する。図1には押圧板組み立て駆動部3の一実施例が示されている。押圧板組み立て駆動部3は、一組の押圧板組み立て2毎に配置されており、モータ31と、2箇所のネジを切った部分を有する駆動シャフト33と、モータ31からの回転トルクを駆動シャフト33へ伝達するための傘歯車32と、押圧板組み立てに固定され駆動シャフト33のネジ部と係合するナット34と、2個の駆動シャフト33間において回転トルクを伝達するためのプーリ35とタイミングベルト36から構成されている。この駆動シャフト33に設けられた2箇所のネジ部分のネジ方向は互いに逆方向になっている。例えば、一方のネジ部分が右ネジであれば、他方のネジ部分は左ネジというようになっている。
【0027】
このような構成にすることによって、モータ31が回転すると押圧板組み立て2の両側に配置された2個の駆動シャフト33が同じ方向に回転する。駆動シャフト33の各ネジ部分に係合されたナット34が押圧板組み立て2に固定されているため、駆動シャフト33の回転に合わせて一組の押圧板組み立て2は互いに接近または離間するように直線運動を行うようになっている。
【0028】
押圧板組み立て駆動部3は、上述のように一組の押圧板組み立て2を互いに接近または離間させるように直線運動を行わせるものであり、ここで説明した駆動方式に限定されるものではない。例えば、一つの押圧板組み立て2毎に配置したモータを同期させて駆動させることによって、上述したような接近または離間させるような直線運動を行わせるようにしても良いし、流体アクチュエータを利用して係る運動を行わせるようにしても良い。
【0029】
包袋保持部4は、冷凍食品を収納した包袋101を所定位置に保持するためのものであり、包袋保持部4の一実施例が図1に示されている。包袋保持部4は、押圧板組み立て2の上方に設けられた包袋ガイド41と、押圧板組み立て2の下方に設けられた包袋ストッパ42と、この包袋ストッパ42を回転駆動するリンク機構43と、リンク機構を回転するモータ(図示せず)から構成されている。
【0030】
冷凍食品を収納した包袋101の両側部を包袋ガイド41の中に入れ、自重により落下させると包袋101の下側端面が包袋ストッパ42の上面に当り、包袋101は静止する。
【0031】
そして、モータによりリンク機構を作動させると、包袋ストッパ42はリンク機構のヒンジを中心として回転運動を始め、両脇に広がり、所定位置まで回転すると包袋101は包袋ストッパ42の支持を外れて下方へ落下するようになっている。
【0032】
包袋保持部4は、上述したように冷凍食品を収納した包袋101を押圧板組み立て2の間の所定位置に保持するためのものであり、ここで説明した実施例に限定されるものではない。例えば、包袋101の上側端部をクリップ等で挟み、このクリップを利用して包袋101を押圧板組み立て2の間の所定位置に保持できるように吊るして置くようにしても良い。この場合、包袋101を取り出すときには、クリップを持ち上げるようにして取り出すことも可能である。
【0033】
駆動部制御装置5は、押圧板組み立て駆動部3のモータ31および包袋保持部4のリンク機構を回転するモータを制御するための装置である。この制御装置5は、ソフトクリーム等の冷凍食品をペースト状になるまで細かく砕いた後、ペースト状の冷凍食品を包袋内から搾り出す一連の作業を実施することができるように上記モータを制御するための装置である。この制御装置は、例えば押圧板組み立て2の位置をセンサーで計測しつつ位置情報をフィードバックしつつ制御するようにしても良いし、予めモータの回転角の変化を定めておき、シーケンシャルに制御するようにしても良い。
【0034】
次に、冷凍食品抽出装置の機能について、冷凍保存したソフトクリームを抽出する場合を例にとって説明する。
【0035】
冷凍保存したソフトクリームとは、予めできあがったソフトクリームを包袋101内に収納し、例えば冷凍食品を長期間保存することができる−20〜−50℃程度の温度で冷凍保存したものである。包袋101はプラスチックフィルムで作られており、その下方には抽出口が設けられている。この包袋101の抽出口は冷凍保存されたソフトクリームをペースト状になるまで細かく砕く段階においては、口が開くことのない程度の強度を有しており、その後のソフトクリームを抽出する段階において、押圧板組み立て2によって包袋101を挟み込む圧力を増すことにより包袋101の抽出口が破裂し、ソフトクリームの抽出を開始できるようになっている。また、この抽出口には予め補強シールを貼付しておき、ソフトクリームがペースト状になるまで細かく砕いた後に、手でこの補強シールを除去して抽出口を開口させソフトクリームの抽出を開始するようにしても良い。この包袋101の抽出口は星型になるようにしておいても良い。
【0036】
この包袋101に、一食分のソフトクリームを収納しておくことにより、お客が希望する種類のソフトクリームを選択しながら提供することができるようになる。
【0037】
冷凍保存したソフトクリームを収納した包袋101の両側部を包袋ガイド41の中に入れ、自重により落下させると包袋101の下側端面が包袋ストッパ42の上面に当り、包袋101は静止する。
【0038】
この状態で冷凍食品抽出装置1の運転を開始すると、左右二組の押圧板組み立て2が押圧板組み立て駆動部3によって互いに接近したり、離間したりする運動を繰り返す。このとき、可動突起体21は押圧板22から突起した状態にあるため、左右二組の押圧板組み立て2の可動突起体21によって包袋101は挟まれ、包袋101内の冷凍されたソフトクリームは破砕される。左右二組の押圧板組み立て2が接近、離間を繰り返しながら徐々にその間隔を狭めていくと、可動突起体21の先端にかかる力は徐々に大きくなり、冷凍されたソフトクリームはペースト状になるまで細かく砕かれる。
【0039】
ソフトクリームの粉砕の段階が終了すると押圧板組み立て2は接近、離間を繰り返す運動から、徐々に接近するだけの運動に移行する。
【0040】
このような運動を開始すると、可動突起体21の先端にかかる力が徐々に大きくなり、可動突起体21は押圧板22の中へ後退し、最終的には可動突起体21の先端が押圧板22の表面に並ぶまで後退する。一方、包袋101は押圧板22の表面と可動突起体21の先端部分によって加圧されることにより、包袋101の抽出口が破裂し、ソフトクリームの抽出を開始することができるようになる。コーンを手で持って抽出口の下方におくことにより、抽出口から押し出されたペースト状のソフトクリームはコーンの中に渦巻き状に盛り付けることがで
きる。
【0041】
左右に配置された押圧板組み立て2が互いに接触するまで接近すると包袋101は完全に圧縮され、ソフトクリームの抽出は完了する。
【0042】
この場合、上下2段に分かれた二組の押圧板組み立て2の内、上方の一組の押圧板組み立て2を下方のそれよりも早く接近させるように制御することにより、ソフトクリームの抽出がよりスムースになる。
【0043】
ソフトクリームの抽出が完了すると、包袋ストッパ42を駆動するリンク機構がモータに駆動し、包袋ストッパ42はリンク機構のヒンジを中心として回転運動を始め、両脇に広がり、所定位置まで回転すると空になった包袋101は包袋ストッパ42の支持を外れて下方へ落下する。
【0044】
更に、ソフトクリームを抽出する場合には、以上の動作を繰返せば良い。
【0045】
以上、押圧板組み立て2を二組対向させて使用した実施例について説明してきたが、押圧板組み立て2を一組にしたり、あるいは二組以上にすることも可能である。
【0046】
更に、押圧板組み立て2を一組とした場合であっても、一方の押圧板組み立て2を可動突起体21を備えていない、平板状の対向板に置き換えることも可能である。このようにすることにより、対向板を固定し、可動突起体21を備えた押圧板組み立て2のみを駆動することにより、上述したようなソフトクリームの抽出を行わせることができ、装置全体を簡略化したものにすることができる。
【0047】
以上、冷凍食品の例としてソフトクリームを取り上げて説明したが、この冷凍食品抽出装置1は、ソフトクリームの抽出に限定されるものではなく、たとえば、アイスクリーム、各種調味料、ドレッシング等の他、魚肉ペースト等の食材の抽出にも利用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
ここで提供する冷凍食品抽出装置は、上述したように、ソフトクリームの抽出の他、アイスクリーム、各種調味料、ドレッシング等や、魚肉ペースト等の食材の抽出にも利用することができるため、コンビニエンスストア、駅の売店、飲食店、レストランの厨房等に幅広く設置されるものと期待されている。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1A】図1Aは、本発明に係る冷凍食品抽出装置の全体図の左側面図を示したものである。
【図1B】図1Bは、本発明に係る冷凍食品抽出装置の平面図を示したものである。
【図1C】図1Cは、本発明に係る冷凍食品抽出装置の側面図を示したものである。
【図2】図2は、本発明に係る押圧板組み立ての第一の実施例を示した概念図であり、特に可動突起体の近傍を示した図である。
【図3】図3は、本発明に係る押圧板組み立ての第二の実施例を示した概念図であり、特に可動突起体の近傍を示した図である。
【図4】図4は、本発明に係る押圧板組み立ての第三の実施例を示した概念図であり、特に可動突起体の近傍を示した図である。
【図5】図5は、本発明に係る押圧板組み立ての第四の実施例を示した概念図であり、特に可動突起体の近傍を示した図である。
【符号の説明】
【0050】
1 冷凍食品抽出装置
2 押圧板組み立て
3 押圧板組み立て駆動部
4 包袋保持部
5 駆動部制御装置
21 可動突起体
22 押圧板
101 包袋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1) 互いに対向して配置された一組又は二組以上の押圧板組み立てと、
(2) 前記押圧板組み立てを互いに接近、離間運動させるための駆動部と、
(3) 冷凍食品が収納された包袋物を保持するための包袋保持部と、
(4) 前記駆動部を制御するための駆動部制御装置と、
から成り、前記押圧板組み立てが複数の可動突起体を備えていることを特徴とする冷凍食品抽出装置。
【請求項2】
(1) 押圧板組み立てと、
(2) 押圧板組み立てに対向して配置された対向板と、
(3) 前記押圧板組み立てを対向板に対して接近、離間運動させるための駆動部と、
(4) 冷凍食品が収納された包袋物を保持するための包袋保持部と、
(5) 前記駆動部を制御するための駆動部制御装置と、
から成り、前記押圧板組み立てが複数の可動突起体を備えていることを特徴とする冷凍食品抽出装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載された冷凍食品抽出装置であって、前記可動突起体が弾性体によって支持されていることを特徴とする冷凍食品抽出装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載された冷凍食品抽出装置であって、前記可動突起体が互いに連通した流体によって支持されていることを特徴とする冷凍食品抽出装置。
【請求項5】
請求項4に記載された冷凍食品抽出装置であって、前記押圧板組み立て内の流体の容積を制御するための流体容積可変装置を更に備えていることを特徴とする冷凍食品抽出装置。


【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−141219(P2006−141219A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−332104(P2004−332104)
【出願日】平成16年11月16日(2004.11.16)
【出願人】(504352180)三立工業 株式会社 (2)
【Fターム(参考)】