説明

分割されたステータを備えた発電機

【課題】分割されたステータを備えた発電機の取扱いを改良する。
【解決手段】ロータ2と、ステータ3とが設けられており、ステータ3が、円形の保持構造4,15に取り付けられたステータセグメント3a、3bを有しており、該ステータセグメント3a,3bが、保持構造4,15の少なくとも1つの第2の結合エレメント8と係合した少なくとも1つの第2の結合エレメントを有しており、係合が、軸方向(a)で解離可能でありかつ半径方向(r)及び周方向で解離不能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、分割されたステータを備えた発電機に関する。特に、本発明は、発電機、特に風車の発電機の取付け及び取り外しに関する。
【背景技術】
【0002】
発電機は、概して、電気エネルギを発生するために、可動なロータと、定置のステータとを有する。ステータをセグメントに分割することが知られている。これにより、1つのセグメントを別個に取り付けかつ取り外すことができるので、ステータのメンテナンス及び交換が容易になる。
【0003】
しかしながら、これらの分割されたステータは、外側ステータと内側ロータとを備えた発電機のために公知である。この構成において、ステータセグメントは、発電機から半径方向外方に取り付けられるか又は取り外される。
【0004】
最近では、外側ロータと内側ステータとを備えた発電機がより一般的になっている。この構成において、ステータセグメントが半径方向に取り付けるか又は取り外すことができる前に、ロータを取り外さなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、本発明の課題は、分割されたステータを備えた発電機の取扱いを改良することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題は、請求項1、11及び12それぞれの特徴によって解決される。従属請求項は、発明の別の細部及び利点を提供している。
【0007】
1つの態様において、発明は、特に、外側ロータであってよいロータと、特に内側ステータであってよいステータとを備えた発電機であって、ステータが、円形の保持構造に取り付けられたステータセグメントを有するものに関する。ステータセグメントは、保持構造の少なくとも1つの第2の結合エレメントと係合した少なくとも1つの第1の結合エレメントを有している。係合は、軸方向に解離可能であり、半径方向及び周方向には解離可能ではない。ロータを移動させることなくステータを取り扱うことができるので、この発電機を容易に取り付けかつ取り外すことができる。これにより、発電機全体を降ろすためのクレーンを必要とすることなく、破損したステータセグメントを交換することができる。また、ロータエレメントの保守又はメンテナンスのためにロータにアクセスするために、1つ又は2つ以上のステータセグメントを一時的に取り外すことができる。発電機の製造中、ステータセグメントの容易な取付け及び位置合わせにより、時間が節約される。
【0008】
第1の結合エレメントは、周方向内面及び/又は半径方向面に配置されていてよい。この配列は、同時に行うのが容易でありつつ、保持構造とステータセグメントとの良好な結合を保証する。
【0009】
第1の結合エレメントは、突出部を有していてよく、第2の結合エレメントは、対応する凹所を有していてよい。択一的に、第1の結合エレメントは、凹所を有していてよく、第2の結合エレメントは、対応する突出部を有していてよい。結合エレメント、若しくは具体的には凹所と突出部とは、ステータセグメント及び保持構造それぞれの軸方向長さ全体に沿って延びていてよい。しかしながら、凹所と突出部とは、軸方向長さの一部だけに亘って延びていることもできる。これらの全ての構成により、ステータセグメントの良好な半径方向及び周方向保持と、容易な軸方向移動とが提供される。別個に形成された突出部及び凹所の代わりに、第1及び第2の結合エレメントは、係合のための互いに相補的な2つの連続的な輪郭を有することができる。
【0010】
1つの第1又は第2の結合エレメントは、2つの第2又は第1の結合エレメントと係合していてよい。これらの2つの係合エレメントを、1つ又は2つのステータセグメントに配置することができる。この態様によれば、結合エレメントの数を減じることができ、これにより、発電機の製造を容易にする。
【0011】
発電機は、軸方向位置において解放可能なステータセグメントを保持する軸方向ロッキング機構を有していてよい。ロッキング機構は、例えばラッチング又はスナップ機構としての結合エレメントと一体に形成することができる。別個の機構を利用することもできる。ロッキング機構は、望ましくない軸方向解放に対して1つ、複数又は全てのステータセグメントを固定してよい。
【0012】
軸方向ロッキング機構は、ステータセグメント及び/又は保持構造の端面側に配置されていてよい。この位置において、ロッキング機構を容易に開放させることができる。
【0013】
ステータセグメントは、支持構造を有していてよく、支持構造は第1の結合エレメントを有してよい。支持構造は、ステータセグメントの構造を強化するために使用することができる。支持構造は、さらに、より大きな直径を備えたステータセグメントを、より小さな直径を備えた保持構造に適応させるために利用することができる。支持構造は、2つ以上のステータセグメントを支持してよい。しかしながら、この場合、支持構造のステータセグメントを一緒に取り付けかつ取り外すことのみが可能であってよい。
【0014】
第1の結合エレメントは、互いに軸方向に間隔を置いて配置された第1の取付け構造と第2の取付け構造とを有していてよく、第1の取付け構造は、第2の取付け構造よりも小さな半径方向延在範囲を有していてよい。第2の結合エレメントは、軸方向で互いに間隔を置いて配置された第1の取付けベースと第2の取付けベースとを有していてよく、第1の取付けベースは、第2の取付けベースよりも大きな半径方向延在範囲を有していてよい。この配列は、例えばある軸方向長さを備えた発電機のためのステータセグメントのための安定した支持を提供する。
【0015】
第2の態様において、発明は、上述のような発電機のためのステータセグメントに関する。発電機と両立可能なステータセグメントは、破損したステータの交換又はステータの改造のために使用することができる。
【0016】
別の態様において、発明は、タワーと、タワーに結合された主軸とを備えた風車に関する。羽根ハブは主軸受を介して主軸に回転可能に結合されており、羽根は羽根ハブに結合されている。風車は、上述のような発電機を有している。発電機の容易なメンテナンスは、風車発電機のために特に役立つ。なぜならば、発電機は、100m以上の長さを有することができる高いタワーの上部に載置されているからである。
【0017】
風車は、主軸に取り付けられた、特に内側ステータであってよいステータと、羽根ハブに取り付けられた、特に外側ロータであってよいロータとを有していてよい。特に内側ステータ・外側ロータ配列を備える風車の場合に、発電機は有利である。なぜならば、風車と発電機との構造原理が互いに合致するからである。
【0018】
添付の図面は、実施の形態のさらなる理解を提供するために提供されている。その他の実施の形態、及び意図された利点の多くが、容易に認められるであろう。なぜならば、以下の詳細な説明を参照することによって、これらがより理解されるからである。図面のエレメントは必ずしも互いに実寸ではない。同じ符号は対応する同じ部材を表している。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明による分割されたステータを備えた発電機を示す概略的な断面図である。
【図2】本発明によるステータセグメントを備えた発電機を示す軸方向の図である。
【図3】本発明によるステータセグメントを備えた別の発電機を示す軸方向の図である。
【図4】本発明による分割されたステータを備えた発電機を備えた風車を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下の詳細な説明において、本願明細書の一部を構成しかつ例示として発明が実施された特定の実施の形態が示された添付の図面が参照される。これに関して、「上部」又は「底部」等の方向を表す用語は、説明されている図面の向きに関連して使用される。実施の形態の構成要素は多くの異なる向きで配置することができるので、方向を表す用語は、例示の目的で使用されており、それに限定しているわけではない。本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施の形態が使用されてよく、構造的又は論理的変更がなされてよい。従って、以下の詳細な説明は、制限する意味で解釈すべきではなく、本発明の範囲は、添付の請求項によって定義される。
【0021】
図1は、外側ロータ2と内側ステータ3とを備えた発電機1を示している。外側ロータ2は、電機子巻線を有しているのに対し、内側ステータ3は、永久磁石又は電磁石を有している。択一的に、電機子巻線が内側ステータ3に配置され、磁石が外側ロータ2に配置される。
【0022】
内側ステータ3は、複数のステータセグメントに分割されており、ステータセグメントは、後で図2及び図3に関連して説明される。図1には、1つのステータセグメント3aが示されている。内側ステータ3は、円形の保持構造4に取り付けられている。1つ又は2つ以上の円形の保持構造4を用いることができる。管状の保持構造4を使用することもできる。保持構造4は、例えば風車の主軸等の別のベース部分に取り付けることができるか、又はこのベース部分と一体に形成することができる。
【0023】
内側ステータ3は、外側ロータ2によって包囲されている。小さな空隙5は、ステータ3とロータ2とを分離している。ロータ2は、構造の回転部分6に取り付けられている。回転部分は、例えば風車の羽根ハブに取り付けられるか、その一部であることができる。
【0024】
内側ステータ3又はステータセグメント3aは、第1の結合エレメント7を有している。保持構造4の第2の結合エレメント8は、第1の結合エレメント7と係合している。結合エレメント7及び8は、ステータセグメント3aと保持構造4との間の結合を規定している。結合は、軸方向aに解離可能であるが、半径方向r及び周方向(r及びaに対して垂直)には解離可能ではない。
【0025】
第1の結合エレメント7はこの場合、ステータセグメント3aの軸方向長さ全体に亘って延びた軸方向凹所の形式である。第2の結合エレメント8はこの場合、2つの対応する突出部の形式である。突出部は、凹所と係合しており、ステータセグメント3aを取り付ける又は取り外すために軸方向aでのステータセグメント3aの移動を許容している。図1は、発電機1の長さ全体に亘って延びた結合エレメントを示している。一方又は両方の結合エレメントが発電機の長さの一部のみをカバーしていることも可能である。2つの突出部の代わりに、1つ又は3つ以上の突出部を使用することができる。
【0026】
ロッキング機構9は、ステータセグメントを、不意の軸方向移動に対して固定する。ロッキング機構9は、ラッチ、ラチェット又はあらゆるその他の適切な機構として構成することができる。結合エレメントの一方又は両方と一体にロッキング機構を形成することも可能である。ロッキング機構は、ステータセグメント3a及び保持構造4の端面側に配置されている。ステータセグメント3aの容易な解放のために、ステータセグメント3aの端面側にはフック10が取り付けられている。
【0027】
図2は、発電機1の部分的な正面図を示している。保持構造4と、2つのステータセグメント3a及び3bとが示されている。ステータセグメント3a及び3bは、セグメントの半径方向面11に配置された凹所の形式の第1の結合エレメント7を有している。第1の結合エレメント7は、半径方向面11に沿って、軸方向に続いている。
【0028】
保持構造4は、T字形突出部の形式の第2の結合エレメント8を有している。第2の結合エレメント8の一方の側はステータセグメント3aと係合しており、第2の結合エレメントの第2の側はステータセグメント3bと係合している。ステータセグメント3a及び3bは、半径方向及び周方向で固定されているが、軸方向には解放させることができる。
【0029】
保持構造4は、突出部の形式の2つの別の選択的な結合エレメント8を有している。これらの2つの突出部は、ステータセグメント3aの対応する凹所に係合している。ステータセグメント3bは、同じ又は同様の凹所を有することができる。突出部は、特に発電機1の高い回転においてステータセグメント3aを保持する場合にT字形突出部8を補助することができる。突出部は、ステータセグメント3aを取り付けるための挿入ガイドとして働くこともできる。
【0030】
2つのステータセグメント3a及び3bの間に間隙が示されている。発電機の設計及び使用に応じて、ステータセグメント3a及び3b及び/又は結合エレメント7及び8を、2つのステータセグメントの間に間隙が存在しないか又は極めて小さな間隙が存在するように形成することができる。
【0031】
図2は、突出部の形式の第2の結合エレメント8を備えた保持構造4と、凹所の形式の第1の結合エレメント7を備えたステータセグメント3a及び3bとを示している。しかしながら、保持構造4は、凹所と突出部とを有することができ、ステータセグメント3a,3bは、対応する突出部と凹所とを有することができる。
【0032】
別体として形成された突出部及び凹所の代わりに、第1及び第2の結合エレメントは、係合のための互いに相補的な2つの連続した輪郭形状を有することができる。
【0033】
図3は、図2に示されたものと同様の、2つのステータセグメント3a,3bを有するステータ4と保持構造4とを備えた発電機1の一部を示している。この場合、第1の結合エレメント7は、内周面12に配置されたT字形突出部である。各ステータセグメント3a,3bは、ステータセグメントの端部の近傍に配置された2つの第1の結合エレメントを有している。
【0034】
保持構造4は、第1の結合エレメント7を収容するための、対応するT字形の形状の第2の結合エレメント8を有している。結合エレメント7,8は、ステータセグメント3a,3bの軸方向の取付け及び取外しを許容しつつ、半径方向及び周方向でステータセグメントを保持している。T字形結合エレメント7,8の代わりに、軸方向移動を依然として許容しつつ、保持構造4からのステータセグメントの半径方向及び周方向の分離を阻止するあらゆるその他の適切な形式を使用することができる。
【0035】
図4は、タワー14と、タワー14の上部に固定された主軸15とを備えた風車13を示している。主軸受16は、主軸15と、羽根ハブ17とを相対回動可能に結合している。2つ以上の羽根18は、羽根ハブ17に固定されている。
【0036】
外側ロータ2と内側ステータ3とを備えた発電機1は、風車13に一体化されている。外側ロータ2は、羽根ハブ17に取り付けられた又は羽根ハブ17の一部である回転部分6に固定されている。内側ステータ3は、ステータセグメントを有しており、そのうち1つのステータセグメント3aが示されている。
【0037】
ステータセグメント3aは、第1の結合エレメント7を備えた支持構造19を有している。第1の結合エレメントは、軸方向aで互いに間隔を置いて配置された第1の取付け構造20と第2の取付け構造21とを有している。第1の取付け構造20は、第2の取付け構造21よりも小さな半径方向延在範囲を有している。取付け構造20,21は、例えば、円のセグメントの形状のフランジから成るか、又はバーとして構成することができる。
【0038】
第2の結合エレメント8は、主軸15に取り付けられており、軸方向aで互いに間隔を置いて配置された第1の取付けベース22と第2の取付けベース23とを有している。第1の取付けベース22は、第2の取付けベース23よりも大きな半径方向延在範囲を有している。取付けベース22,23は、円のセグメントの形状のフランジから成るか、又はバーとして構成することができる。
【0039】
第1の取付け構造20は第1の取付けベース22に係合し、第2の取付け構造21は第2の取付けベース23に係合して、軸方向aでのステータセグメント3aの取付け及び取外しを許容しつつ、ステータセグメント3aを半径方向及び周方向で固定する。取付けベース22,23と取付け構造20,21との間の結合は、例えば図2及び図3に示された結合によって達成することができる。所要の特性を保証する限り、あらゆるその他の適切な結合手段を使用することができる。
【0040】
取付け構造20,21及び/又は取付けベース22,23の半径方向延在範囲は、ロータ2とステータ3とを密接して配置するように適応される。半径方向延在範囲は、装置、ここでは風車13の構造的な状況に依存する。
【0041】
ステータセグメント3aの組立て及び分解を説明する。主軸15を備えたタワー14が組み立てられた後、羽根ハブ17を所定の位置に配置することができる。このプロセスの間に、取付けベース22,23と、外側ロータ2とが組み立てられる。次のステップにおいて、ステータセグメント3aが所定の位置に配置される。ステータセグメント3aの第1の結合エレメント7又は取付け構造20,21が、第2の結合エレメント8又は取付けベース22,23に滑り込まされる。所定の位置に配置されると、これらはロッキング機構によって固定することができる。風車13の内部部品を保護するために、通常、発電機1と主軸15との周囲には、ナセルが配置される。
【0042】
ステータセグメント3aを分解するためには、(存在するならば)ロッキング機構が開放され、ステータセグメント3aはフック10において掴まれる。次いで、ステータセグメント3aは、軸方向aで第2の結合エレメント8との係合状態から引き離される。これは、風車13の高さにおいても容易に行うことができる。発電機1全体を取り外すためのクレーンは不要である。次いで、交換用のステータセグメントを、ステータ3の空白の位置へ挿入することができる。
【符号の説明】
【0043】
1 発電機、 2 外側ロータ、 3 内側ステータ、 3a,3b ステータセグメント、 4 保持構造、 5 空隙、 7 第1の結合エレメント、 8 第2の結合エレメント、 9 ロッキング機構、 10 フック、 11 半径方向面、 12 内周面、 13 風車、 14 タワー、 15 主軸、 16 主軸受、 17 羽根ハブ、 18 羽根、 19 支持構造、 20 第1の取付け構造、 21 第2の取付け構造、 22,23 取付けベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発電機において、ロータ(2)と、ステータ(3)とが設けられており、該ステータ(3)が、円形の保持構造(4,15)に取り付けられたステータセグメント(3a、3b)を有しており、該ステータセグメント(3a,3b)が、保持構造(4,15)の少なくとも1つの第2の結合エレメント(8)と係合した少なくとも1つの第1の結合エレメント(7)を有しており、係合が、軸方向(a)で解離可能でありかつ半径方向(r)及び周方向で解離不能であることを特徴とする、発電機。
【請求項2】
前記ロータ(2)が外側ロータであり、前記ステータ(3)が内側ステータである、請求項1記載の発電機。
【請求項3】
前記第1の結合エレメント(7)が、内周面(12)に配置されている、請求項1又は2記載の発電機。
【請求項4】
前記第1の結合エレメント(7)が、半径方向面(11)に配置されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の発電機。
【請求項5】
前記第1の結合エレメント(7)が突出部を含み、前記第2の結合エレメント(8)が、対応する凹所を含む、請求項1から4までのいずれか1項記載の発電機。
【請求項6】
前記第1の結合エレメント(7)が凹所を含み、前記第2の結合エレメント(8)が、対応する突出部を含む、請求項1から5までのいずれか1項記載の発電機。
【請求項7】
前記第1の結合エレメント(7)又は前記第2の結合エレメント(8)が、2つの第2の結合エレメント(8)又は第1の結合エレメント(7)と係合している、請求項1から6までのいずれか1項記載の発電機。
【請求項8】
前記発電機が、軸方向位置において解放可能なステータセグメント(3a)を保持する軸方向ロッキング機構(9)を有する、請求項1から7までのいずれか1項記載の発電機。
【請求項9】
前記軸方向ロッキング機構(9)が、ステータセグメント(3a)及び/又は保持構造(4)の端面側に配置されている、請求項8記載の発電機。
【請求項10】
前記ステータセグメント(3a)が、支持構造(19)を有しており、該支持構造(18)が、第1の結合エレメント(7)を有している、請求項1から9までのいずれか1項記載の発電機。
【請求項11】
前記第1の結合エレメント(7)が、軸方向(a)で互いに間隔を置いて配置された第1の取付け構造(20)と第2の取付け構造(21)とを含み、第1の取付け構造(20)が、第2の取付け構造(21)よりも小さな半径方向延在範囲を有しており、第2の結合エレメント(8)が、軸方向(a)で互いに間隔を置いて配置された第1の取付けベース(22)と第2の取付けベース(23)とを含み、第1の取付けベース(22)が、第2の取付けベース(23)よりも大きな半径方向延在範囲を有している、請求項10記載の発電機。
【請求項12】
請求項1から11までのいずれか1項記載の発電機(1)のためのステータセグメント。
【請求項13】
タワー(14)と、該タワーに結合された主軸(15)と、主軸受(16)を介して主軸(15)に回転可能に結合された羽根ハブ(17)と、該羽根ハブ(17)に結合された羽根(18)とを備え、請求項1から11までのいずれか1項記載の発電機(1)が設けられていることを特徴とする、風車。
【請求項14】
前記ステータ(3)が、主軸(15)に取り付けられており、前記ロータ(2)が、羽根ハブ(17)に取り付けられている、請求項13記載の風車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−239669(P2011−239669A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−103857(P2011−103857)
【出願日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【出願人】(390039413)シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト (2,104)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Wittelsbacherplatz 2, D−80333 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】