【課題】赤外線撮影対応ＣＣＤ及び赤外線照射機、監視カメラ用モーションセンサ警報
装置を併用し、より簡単で導入しやすい自動車、電車など運転時の居眠りを
防止する警報装置を提供する。
【解決手段】赤外線対応ＣＣＤカメラと赤外線照射機を併用し運転者の顔面を赤外線
撮影して画像信号をモーションセンサー装置に出力する。
撮影画像上にモーションセンサー検知部を任意の位置に配置し運転者の
一時的な意識喪失による居眠り動作を検知、警報を発生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、自動車などの運転者の居眠り動作を検知し警報を与え覚醒させる、
居眠り防止装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
これまでに眼球の動作を感知する居眠り防止機はあったが、居眠り時の動作
(前のめり等)を検知し同時に警報を発するものはない。
【特許文献１】特許出願２００３−１４４１８４号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
自動車運転時、特に長距離運転者の居眠り事故は多く、事故発生を未然に防ぐ目的で
開発に取り組んだ。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
運転者頭部をＣＣＤカメラと赤外線照射機にてモニターし、送られてくる画面上に動作
感知するモーションセンサー検知部を運転者の前後左右に設定する。
運転者が意識喪失による居眠り動作を起こすと画面上のモーション検知センサーに触れ、
検知センサーの反応により警報を出す。
【発明の効果】
【０００５】
本発明は運転者の居眠り動作をＣＣＤカメラが撮影し、画面上に設定されたモーション
センサーにより検知警報を出し居眠り事故を防ぐことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
運転者をＣＣＤカメラと赤外線照射機を用いて撮影し、撮影画面上にモーションセンサ
を設定する。
【実施例】
【０００７】
ＣＣＤカメラレンズ前部に赤外線透過可視光カットフィルタを取り付け可視光を
カットして赤外線映像のみを撮影する。このとき光源として赤外線照射機を併用する。
【０００８】
ＣＣＤカメラにて得られた映像信号をモーションセンサー装置本体に入れる。
撮影画面を確認し、運転手上下左右に動作反応検知部を設定する。
【産業上の利用可能性】
【０００９】
長距離トラックなど長時間の運転時の居眠り運転を防止する。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本発明の機材組み合わせ図
【符号の説明】
【００１１】
１.ＣＣＤカメラ
２.赤外線照射機
３.ＩＲフィルタ（可視光カット赤外線透過フィルタ）
４.モーションセンサー及び警報装置
５.撮影画面モーションセンサー検知部

【特許請求の範囲】
【請求項１】
ＣＣＤカメラにて運転者を撮影し、居眠り動作を画面上に配したモーションセンサーに
よって検知警報を発生させる。
【請求項２】
撮影機材として赤外線照射機及び赤外線対応ＣＣＤカメラを使用し、カメラレンズ
前面に赤外線透過可視光カットフィルタ(ＩＲカットフィルタ)を使用する。赤外線透過
可視光カットフィルタをＣＣＤカメラのレンズに取り付け赤外線のみの撮影をすること
で可視光をカットし、モーションセンサーの可視光要因による誤作動を防ぐ。

【図１】

【公開番号】特開２００７−１５６７６３（Ｐ２００７−１５６７６３Ａ）
【公開日】平成１９年６月２１日（２００７．６．２１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−３５０１０８（Ｐ２００５−３５０１０８）
【出願日】平成１７年１２月５日（２００５．１２．５）
【出願人】（３０５００６３８１）有限会社インターナショナル電子 (2)
【Ｆターム（参考）】