説明

半導体装置および半導体装置の製造方法

【課題】電極パッドのプローブ領域とボンディング領域とを、光学顕微鏡による拡大観察で明確に識別することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体基板に形成された回路と接続される下層メタル配線20と、下層メタル配線20の上に形成され、複数のビアホール35、36を有する層間絶縁膜30と、複数のビアホール35、36を埋める複数の配線部40と、層間絶縁膜30及び複数の配線部40の上に形成され、複数の配線部40を介して下層メタル配線20と電気的に接続する上層メタル配線50とを具備する。層間絶縁膜30は、複数の第1ビアホール35を有する第1絶縁部31と、複数の第2ビアホール36を有する第2絶縁部32と、第1絶縁部31と第2絶縁部32との間に位置し、上面が平らな第3絶縁部33とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関し、特に、電極パッドに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置は回路が作り込まれると、プローブを用いて電気特性の検査が行われる。しかし、検査で使用される半導体装置の電極パッドは、プローブの接触に起因するプローブ跡などのダメージがあると、ボンディングワイヤとの接合不良を起こし易い。そこで、半導体装置の電極パッドは、プローブを接触させるプローブ領域と、ボンディングワイヤが接合するボンディング領域とを分けておくことが好ましい。
【0003】
電極パッドを備える半導体装置に関する技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の半導体装置は、ボンディングパッドと、ボンディングパッドに設けられたエリア識別マークとを含む。ボンディングパッドは、第一領域と、第二領域と、第一領域と第二領域との間に設けられた第三領域とを含む。エリア識別マークは、第一領域と第三領域との境界を示すエリア識別マークと、第二領域と第三領域との境界を示すエリア識別マークとを含む。そして、第一領域と第二領域とは、何れも、試験用プローブ接触領域とすることが出来るように構成されている。このような半導体装置は、第一領域と第三領域との境界、又は第二領域と第三領域との境界を検知して、第一領域と第二領域との何れか一方をボンディング領域として選択することができるというものである。
【0004】
電極パッドを備える半導体装置に関する他の技術が、特許文献2に開示されている。特許文献2に記載の半導体装置は、電極パッドに対してテストプローブを当接させるプローブエリアマークを備える。プローブエリアマークは、電極パッドと離間して配設されることを特徴とする。このような半導体装置は、確実にプローブエリアマークを認識することができ、正確に検査を行うことが可能になるというものである。
【0005】
その他、電極パッドを備える半導体装置に関する技術として、特許文献3〜特許文献5が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−109917号公報
【特許文献2】特開2006−66561号公報
【特許文献3】特開2005−251831号公報
【特許文献4】特開2005−51058号公報
【特許文献5】特開平5−109813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
プローブ領域とボンディング領域とが分けられた電極パッドは、ボンディング領域にプローブ跡などのダメージが及びにくく、ボンディングワイヤとの接合不良を防止することができる。しかし、ダメージがボンディング領域にまで及んでしまうこともあり、その場合、接合不良を十分に防止することはできない。そこで、半導体装置の製造工程では、光学顕微鏡を用いてボンディング領域にダメージが及んでいるか否かを確認する検査を行っている。しかし、電極パッドのどの領域がプローブ領域であり、どの領域がボンディング領域であるかを、光学顕微鏡による拡大観察で明確に識別することは大変困難である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下に、発明を実施するための形態で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0009】
本発明の半導体装置(1)は、半導体基板に形成された回路と接続される下層メタル配線(20)と、下層メタル配線(20)の上に形成され、複数のビアホール(35、36)を有する層間絶縁膜(30)と、複数のビアホール(35、36)を埋める複数の配線部(40)と、層間絶縁膜(30)及び複数の配線部(40)の上に形成され、複数の配線部(40)を介して下層メタル配線(20)と電気的に接続する上層メタル配線(50)とを具備する。層間絶縁膜(30)は、複数の第1ビアホール(35)を有する第1絶縁部(31)と、複数の第2ビアホール(36)を有する第2絶縁部(32)と、第1絶縁部(31)と第2絶縁部(32)との間に位置し、上面が平らな第3絶縁部(33)とを備える。
【0010】
本発明の半導体装置(1)の製造方法は、半導体基板の回路と接続している下層メタル配線(20)の上に、層間絶縁膜(30)を形成するステップと、層間絶縁膜(30)をエッチングし、複数の第1ビアホール(35)を有する第1絶縁部(31)と、複数の第2ビアホール(36)を有する第2絶縁膜(32)と、第1絶縁部(31)と第2絶縁部(32)との間に上面が平らな第3絶縁部(33)とを形成するステップと、複数の第1ビアホール(35)及び複数の第2ビアホール(36)を埋める金属(45)を形成するステップと、複数の第1ビアホール(35)及び複数の第2ビアホール(36)よりも高く形成された金属(45)を除去するステップと、第1絶縁部(31)、第2絶縁部(32)、複数の第1ビアホール(35)を埋める複数の第1配線部(41)、及び、複数の第2ビアホール(36)を埋める複数の第2配線部(42)の上に、プローブが接触するプローブ領域(51)であり、且つ、ボンディングワイヤが接続されるボンディング領域(52)である上層メタル配線(50)を形成するステップとを具備する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の半導体装置は、電極パッドのプローブ領域とボンディング領域とを、光学顕微鏡による拡大観察で明確に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の実施の形態による半導体装置1の平面図である。
【図2】図2は、図1に示した電極パッド10aのA−A’断面図である。
【図3】図3は、図1に示した隣接する電極パッド10aと電極パッド10bとを拡大した平面図である。
【図4】図4は、製造途中の電極パッド10の部分断面図である。
【図5】図5は、図4の電極パッド10に、配線部40となる金属45が形成された断面図である。
【図6】図6は、図5の電極パッド10に配線部41と配線部42とが形成された断面図である。
【図7】図7は、図6の電極パッド10に上層メタル配線50が形成された断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態による半導体装置および半導体装置の製造方法を説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態による半導体装置1の平面図である。図1を参照すると、半導体装置1は、表面に複数の電極パッド10を具備する。各電極パッド10は、プローブが接触する場所であり、且つ、ボンディングワイヤが接合する場所である。各電極パッド10には、プローブが接触したときのダメージを示すプローブ跡100が模式的に示されている。半導体装置1は、複数の電極パッド10として、複数の電極パッド10aと複数の電極パッド10bとを含む。電極パッド10aと、電極パッド10bとは、X方向に交互に隣接して配置される。電極パッド10aは、プローブが接触する領域(プローブ領域51)が半導体装置1の内側に位置しており、プローブ跡100が半導体装置1の内側に示されている。一方、電極パッド10bは、プローブが接触する領域(プローブ領域51)が半導体装置の外側に位置しており、プローブ跡100が半導体装置1の外側に示されている。尚、図1に示した半導体装置1は一例であって、図1に示した電極パッド10の数、及び電極パッド10aと電極パッド10bとの位置関係に限定するものではない。
【0015】
図2は、図1に示した電極パッド10aのA−A’断面図である。図2を参照すると、電極パッド10aは、下層メタル配線20と、層間絶縁膜30と、複数のビアホールに埋め込まれた配線部40と、上層メタル配線50とを具備する。尚、図2の断面図は、プローブが接触する前の状態を示している。
【0016】
下層メタル配線20は、半導体基板(図示略)に形成された回路と電気的に接続される配線である。層間絶縁膜30は、下層メタル配線20の上に形成され、複数のビアホールを有する。層間絶縁膜30は、絶縁部31と、絶縁部32と、絶縁部33とを含む。絶縁部31は、後述する複数の配線部40を形成できるように、同じ内径、且つ、等間隔に配置された複数のビアホールを有する。同様に、絶縁部32は、複数の配線部40を形成できるように、絶縁部31と同じ内径、且つ、同じ間隔に配置された複数のビアホールを有する。絶縁部33は、ビアホールを含まず、上面が全て平らに形成されている。
【0017】
複数の配線部40は、層間絶縁膜30の複数のビアホールを埋め、下層メタル配線20と上層メタル配線50とを電気的に接続する。複数の配線部40は、複数の配線部41と、複数の配線部42とを含む。配線部41は、絶縁部31のビアホールを埋めるように形成される。配線部42は、絶縁部32のビアホールを埋めるように形成される。つまり、複数の配線部41と複数の配線部42とは、等間隔に配置されている。
【0018】
上層メタル配線50は、層間絶縁膜30及び複数の配線部40の上に形成される配線である。上層メタル配線50は、半導体装置1の回路が検査される際、プローブが接触する場所であり、且つ、ボンディングワイヤが接合する場所である。上層メタル配線50は、上面に、プローブ領域51と、ボンディング領域52と、境界部53とを含む。
【0019】
プローブ領域51は、絶縁部31と複数の配線部41との上に位置し、プローブが接触する領域である。プローブ領域51は、上面に複数の凹部51aを含む。各凹部51aは、配線部41の上に位置している。複数の凹部51aは、電極パッド10aを製造する工程で形成される凹みである。プローブ領域51の上面の平らな領域は、絶縁部31の上に位置する。
【0020】
ボンディング領域52は、絶縁部32と複数の配線部42との上に位置し、ボンディングワイヤが接合する領域である。ボンディング領域52は、上面に複数の凹部52aを含む。各凹部52aは、配線部42の上に位置している。複数の凹部52aは、電極パッド10aを製造する工程で形成される凹みである。ボンディング領域52の上面の平らな領域は、絶縁部32の上に位置する。
【0021】
境界部53は、光学顕微鏡で識別しやすいように、電極パッド10aをプローブ領域51とボンディング領域52とに区分する上面が平らな領域である。境界部53は、絶縁部33の上に位置する領域である。言い換えると、境界部53は、配線部40を下層に含まない領域である。電極パッド10aの表面、即ち、上層メタル配線50を上方から平面視するように光学顕微鏡で観察すると、凹部51aや凹部52aは凹んでいるため、光学顕微鏡の光が接眼レンズに到達せず暗く見える。一方、境界部53は、凹部51aや凹部52aのような凹みがないため、光学顕微鏡の光がほぼ接眼レンズに到達し、観察した時に明るく見える。
【0022】
図3は、図1に示した隣接する電極パッド10aと電極パッド10bとを拡大した平面図である。尚、図3の平面図は、プローブが接触する前の状態を示している。電極パッド10a及び電極パッド10bは、同様の構成であるため電極パッド10aを参照して説明する。
【0023】
電極パッド10aは矩形の平面形状を有する。プローブ領域51の上面には、同じ径、且つ、等間隔に配置された複数の凹部51aが配置している。各凹部51aの下層には、配線部41が配置されている。ボンディング領域52の上面には、同じ径、且つ、等間隔に配置された複数の凹部52aが配置している。各凹部52aの下層には、配線部42が配置されている。凹部51aと凹部52aの各径と、配置される各間隔はそれぞれ同じである。
【0024】
境界部53は、平面形状が矩形であり、詳細には、上層メタル配線50の平面形状の長辺に対して垂直方向(X方向)で、且つ、上層メタル配線50の平面形状の短辺と同じ長さの長辺を有する。境界部53の短辺は、プローブ領域51とボンディング領域52とが識別できる長さがあればよい。境界部53は、前述したように上層メタル配線50の上面において、プローブ領域51とボンディング領域52とを区分する領域である。境界部53は、上層メタル配線50の上面において、プローブ領域51とボンディング領域52とを2対1に区分する。詳細には、境界部53をX方向に2等分する仮想の線を中心線11とすると、中心線11によって分割された電極パッド10aの長さ12は全体の長さに対して2/3となり、長さ13は全体の長さに対して1/3となる。
【0025】
本発明の半導体装置1における電極パッド10を光学顕微鏡で観察すると、プローブ領域51は複数の凹部51aによって暗く見え、同様にボンディング領域52は複数の凹部52aによって暗く見える。一方、境界部53は、上面に凹部がなく平らなため明るく見える。このとき、図3に示すように、境界部53は等間隔に隣接する複数の配線部40で挟まれた形状、即ち、X方向に延びる線状の領域として観察されることになる。このように、本発明の半導体装置1は、電極パッド10を光学顕微鏡によって拡大観察した場合、プローブ領域51とボンディング領域52とを、境界部53に基づいて明確に識別することができる。
【0026】
本発明の実施の形態による半導体装置1の製造方法を説明する。図4は、製造途中の電極パッド10の部分断面図である。半導体基板(図示略)の回路と接続している下層メタル配線20の上に、層間絶縁膜30が形成される。層間絶縁膜30はエッチングされ、同じ内径、且つ、等間隔の複数のビアホール35を有する絶縁部31と、絶縁部31と同じ内径、且つ、同じ間隔の複数のビアホール36を有する絶縁膜32とが形成される。同時に、絶縁部31と絶縁部32との間に上面が平らな絶縁部33が形成される。
【0027】
図5は、図4の電極パッド10に、配線部40となる金属45が形成された断面図である。図5を参照すると、層間絶縁膜30に形成された複数のビアホール35、36を埋めるように、金属45が形成される。
【0028】
図6は、図5の電極パッド10に配線部41と配線部42とが形成された断面図である。図6を参照すると、ビアホール35、36よりも高く形成された金属45は、ドライエッチングまたはCMP(Chemical Mechanical Polishing)によって除去される。その結果、ビアホール35を埋める配線部41と、ビアホール36を埋める配線部42とが残る。このとき、配線部41と配線部42の上面は、絶縁部31及び絶縁部32よりも低くなる。
【0029】
図7は、図6の電極パッド10に上層メタル配線50が形成された断面図である。図7を参照すると、上層メタル配線50は、絶縁部31、絶縁部32、複数の配線部41、及び複数の配線部42の上に形成される。上層メタル配線50の配線部41及び配線部42の上に相当する部位には、凹部51aまたは凹部52aが形成されている。以上の方法によって、本発明の半導体装置1は製造される。半導体装置1に係るその他の製造工程は、周知の技術を用いることができる。
【0030】
以上のように、本発明の半導体装置1は、電極パッド10の表面に凹部のあるプローブ領域51及びボンディング領域52と、電極パッド10の表面に凹部のない境界部53とを含む。電極パッド10を光学顕微鏡で観察すると、凹部によってプローブ領域51及びボンディング領域52は暗く見え、凹部のない境界部53は明るく見える。つまり、本発明の半導体装置1による電極パッド10は、製造工程における光学顕微鏡の拡大観察で、プローブ領域51とボンディング領域52とを、明るさで明確に識別することができる。従って、本発明の半導体装置1は、ボンディング領域52にダメージが及んでいるか否かを容易に見分けることができ、電極パッド10とボンディングワイヤとの接合不良を防止する効果を奏する。また、本発明の半導体装置1は、プローブ領域51とボンディング領域52とを明確に識別するための余分なパターンを必要とせず、特に、上層メタル配線50の下層の構成に基づいて識別できるようになるため、チップ面積を増大させない効果も奏する。
【符号の説明】
【0031】
1 半導体装置
10 電極パッド
11 中心線
12、13 長さ
10a、10b 電極パッド
20 下層メタル配線
30 層間絶縁膜
31 絶縁部
32 絶縁部
33 絶縁部
35 ビアホール
36 ビアホール
40 配線部
41 配線部
42 配線部
45 金属
50 上層メタル配線
51 プローブ領域
51a 凹部
52 ボンディング領域
52a 凹部
53 境界部
100 プローブ跡

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板に形成された回路と接続される下層メタル配線と、
前記下層メタル配線の上に形成され、複数のビアホールを有する層間絶縁膜と、
前記複数のビアホールを埋める複数の配線部と、
前記層間絶縁膜及び前記複数の配線部の上に形成され、前記複数の配線部を介して前記下層メタル配線と電気的に接続する上層メタル配線と
を具備し、
前記層間絶縁膜は、
複数の第1ビアホールを有する第1絶縁部と、
複数の第2ビアホールを有する第2絶縁部と、
前記第1絶縁部と前記第2絶縁部との間に位置し、上面が平らな第3絶縁部と
を備える
半導体装置。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記上層メタル配線は、
前記複数の第1ビアホールを埋める前記複数の配線部としての複数の第1配線部と、前記第1絶縁部との上に位置するプローブ領域と、
前記複数の第2ビアホールを埋める前記複数の配線部としての複数の第2配線部と、前記第2絶縁部との上に位置するボンディング領域と、
前記第3絶縁部の上に位置する境界部と
を備え、
前記プローブ領域は、
前記複数の第1配線部の上に位置する上面に、複数の第1凹部
を含み、
前記ボンディング領域は、
前記複数の第2配線部の上に位置する上面に、複数の第2凹部
を含み、
前記境界部の上面は平らである
半導体装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の半導体装置であって、
前記上層メタル配線は、平面形状が矩形であり、
前記境界部は、平面形状が、前記上層メタル配線の平面形状の長辺に対して垂直方向で、且つ、前記上層メタル配線の平面形状の短辺と同じ長さである長辺を有する矩形である
半導体装置。
【請求項4】
半導体基板の回路と接続している下層メタル配線の上に、層間絶縁膜を形成するステップと、
前記層間絶縁膜をエッチングし、複数の第1ビアホールを有する第1絶縁部と、複数の第2ビアホールを有する第2絶縁膜と、前記第1絶縁部と前記第2絶縁部との間に上面が平らな第3絶縁部とを形成するステップと、
前記複数の第1ビアホール及び前記複数の第2ビアホールを埋める金属を形成するステップと、
前記複数の第1ビアホール及び前記複数の第2ビアホールよりも高く形成された前記金属を除去するステップと、
前記第1絶縁部、前記第2絶縁部、前記複数の第1ビアホールを埋める複数の第1配線部、及び、前記複数の第2ビアホールを埋める複数の第2配線部の上に、プローブが接触するプローブ領域であり、且つ、ボンディングワイヤが接続されるボンディング領域である上層メタル配線を形成するステップと
を具備する
半導体装置の製造方法。
【請求項5】
請求項4に記載の半導体装置の製造方法であって、
前記プローブ領域は、前記第1絶縁部と前記複数の第1配線部との上に位置し、前記複数の第1配線部の上に位置する上面には複数の第1凹部を含み、
前記ボンディング領域は、前記第2絶縁部と前記複数の第2配線部との上に位置し、前記複数の第2配線部の上に位置する上面には複数の第2凹部を含む
半導体装置の製造方法。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法であって、
前記第3絶縁部を形成するステップは、
前記第3絶縁部の平面形状を、矩形の平面形状を有する前記上層メタル配線の長辺に対して垂直方向で、且つ、前記上層メタル配線の短辺と同じ長さである長辺を有する矩形状に形成するステップ
を備える
半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−216537(P2011−216537A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−80796(P2010−80796)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【出願人】(302062931)ルネサスエレクトロニクス株式会社 (8,021)
【Fターム(参考)】