説明

半導体装置の製造方法

【課題】工程数を削減して、低コストで、2種類以上の受光素子を有する半導体装置が得られる半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】半導体基板18上に制御回路用トランジスタ20のアクティブ領域を形成し、制御回路用トランジスタ20を形成する前に、フォトダイオード22、24を構成する、N型ウェル36、44及びP型ウェル38、46等の形成を行う。半導体基板18上にN型ウェル36、44等を形成する際、フォトレジスト等が形成されるが、これらはアクティブ領域を位置決め基準として半導体基板18上に形成される。したがって、高い精度で、N型ウェル36、44及びP型ウェル38、46等が半導体基板18上に形成される。また、半導体基板18上に予め位置決めマークを形成する必要がないため、工程数を削減して、低コストで半導体装置10を製造することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2種類以上の受光素子を有する半導体装置の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、照度センサーや、イメージセンサ等の受光素子を有する半導体装置は、例えば、2種類以上のフォトダイオード(受光素子)を、シリコン基板内に形成して構成している。
【0003】
例えば、特許文献1には、半導体基板上に絶縁層を介して半導体層が形成されたSOI基板に対して絶縁層と半導体層を除去して半導体基板の一部を露出させ、露出された半導体基板にフォトダイオードを形成するためのウェルを形成し、その後に半導体層にトランジスタを形成する方法が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、2種類以上のフォトダイオードを、接合の深さがそれぞれ異なるように構成することが提案されている。この提案では、接合の深さが浅いほど、比較的短い波長の光に対して感度を持ち、一方、接合を深く形成した場合は比較的短い波長の光に対しての感度を持たせている。このように波長に対して異なる感度を持つフォトダイオードからのフォト電流を検出し、演算回路による演算により、赤外線波長領域の感度を抑制させるフォトダイオードを形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−24787公報
【0006】
【特許文献2】特開2006−245246公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、2種類以上のフォトダイオード(受光素子)を、シリコン基板内に形成する場合、非常に複雑な構造となり、その製造工程数も多くなる。
【0008】
そこで、本発明の課題は、工程数を削減して、低コストで、2種類以上の受光素子を有する半導体装置が得られる半導体装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の発明は、複数の受光素子及び該受光素子の出力信号を増幅する増幅素子が半導体基板に搭載された半導体装置の製造方法であって、前記増幅素子を構成するアクティブ領域を前記半導体基板に形成するアクティブ領域形成工程と、前記アクティブ領域形成工程後、該アクティブ領域を位置決め基準とし、前記半導体基板に前記複数の受光素子を形成する受光素子領域を形成する受光素子領域形成工程と、前記受光素子領域形成工程後、前記受光素子領域へ不純物を注入する不純物注入工程と、前記受光素子領域形成工程と前記不純物注入工程を前記受光素子領域内の拡散層の数だけ繰り返す工程と、前記不純物注入工程後、半導体基板のドライブインを行うドライブイン工程と、前記ドライブイン工程後、前記アクティブ領域へ不純物を注入して増幅素子を形成する増幅素子形成工程と、を有している。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、工程数を削減して、低コストで、2種類以上の受光素子を有する半導体装置が得られる半導体装置の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本実施形態に係る半導体装置の製造方法により得られる半導体装置を示す概略構成図である。
【図2−1】(A)、(B)は、本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。
【図2−2】(C)、(D)は、本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。
【図2−3】(E)〜(G)は、本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。
【図2−4】(H)、(I)は、本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。
【図2−5】(J)、(K)は、本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。
【図2−6】(L)、(M)は、本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一例の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、実質的に同様の機能を有する部材には、全図面を通して同じ符号を付与し、重複する説明は省略する場合がある。
【0013】
図1は、本実施形態に係る半導体装置の製造方法により得られる半導体装置を示す概略構成図である。図2(A)〜図2(M)は、本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。
【0014】
<半導体装置の構成>
【0015】
まず、本実施形態に係る半導体装置の製造方法により得られる半導体装置10(以下本実施形態に係る半導体装置)の構成について簡単に説明する。
【0016】
本実施形態に係る半導体装置10は、照度センサーの一例であり、シリコン(Si)からなるシリコン支持基板12上に、酸化シリコン(SiO2)からなる絶縁層としての埋込み酸化膜層14を挟んで薄い単結晶シリコンからなるシリコン層16を形成したSOI構造の半導体基板18が用いられている。この半導体基板18のシリコン層16に、制御回路用トランジスタ(増幅素子)20、フォトダイオード(受光素子)22、24が形成されている。
【0017】
制御回路用トランジスタ20は、周知の構成であり、例えば、ソース領域26及びドレイン領域28と、これに挟まれるチャネル領域29と、チャネル領域上に順次形成されるゲート酸化膜32及びゲート電極34と、等を含んで構成され、ゲート電極34の頂面、ソース領域26の表面及びドレイン領域28の表面には、シリサイド層31が形成されている。
【0018】
フォトダイオード22の構造は、シリコン支持基板12に設けられたN型ウェル36と、N型ウェル36内に設けられたP型ウェル38と、を含んで構成されており、N型ウェル36とP型ウェル38との境界面がPN接合部となっている。また、フォトダイオード22のN型ウェル36には、引出し電極用の高濃度のN+型不純物拡散層40が形成されており、P型ウェル38には引出し電極用の高濃度のP+型不純物拡散層42が形成されている。
【0019】
一方、フォトダイオード24の構造は、シリコン支持基板12に設けられたN型ウェル44と、N型ウェル44内に設けられたP型ウェル46と、を含んで構成されており、N型ウェル44とP型ウェル46との境界面がPN接合部となっている。また、フォトダイオード24のN型ウェル44には、引出し電極用の高濃度のN+型不純物拡散層48が形成されており、P型ウェル46には引出し電極用の高濃度のP+型不純物拡散層50が形成されている。
【0020】
ここで、フォトダイオード24におけるPN接合部は、フォトダイオード22におけるPN接合部よりも浅く位置している。このように、フォトダイオード24は、フォトダイオード22よりもPN接合部の位置を浅く形成させることで、例えば、300nm〜500nm程度の波長領域に感度を持つこととなる。一方、フォトダイオード22は、フォトダイオード24よりもPN接合部の位置を深くすることで、300nm〜500nm程度の波長領域の感度を落とすことができる。このような2種類のフォトダイオードを適用することで、2種類のフォトダイオードからフォト電流値を検出し、演算回路により可視光波長の領域に感度を持たせることができる。
【0021】
さらに、シリコン層16およびP型シリコン支持基板12上の全面には、層間絶縁膜52が形成されており、層間絶縁膜52には、制御回路用トランジスタ20のシリサイド層31、フォトダイオード22のN+型不純物拡散層40及びP+型不純物拡散層42、フォトダイオード24のN+型不純物拡散層48及びP+型不純物拡散層50の表面と連通するコンタクトホール54内には、導電性のコンタクトプラグ56が埋め込まれている。そして、層間絶縁膜52の上面には、各コンタクトプラグ56と電気的に接続する配線58が形成されている。
【0022】
<半導体装置の製造方法>
【0023】
次に、図1を参照しながら、本実施形態に係る半導体装置10の製造方法について説明する。
【0024】
まず、図2(A)に示すように、P型の半導体基板18として、例えば、シリコン支持基板12と埋込み酸化膜層14とシリコン層15とが順次形成されたSOI(Silicon On Insulator)基板(SOIウェハ)を準備する。
【0025】
次に、図2(B)に示すように、制御回路用トランジスタ20(図1参照)を形成するためのアクティブ領域30となるシリコン層15上にパターン形成された窒化膜層60を形成する。この窒化膜層60をマスクとして、LOCOS(Local Oxidation Of Silicon)法、またはSTI(Shallow Trench Isolation)法により、シリコン層15を酸化して埋込み酸化膜層14に達する素子分離層(シリコン層16)を形成する。ここで、マスクとしての窒化膜層60下層領域は、制御回路用トランジスタ20を形成するためのアクティブ領域30となる(アクティブ領域形成工程)。
【0026】
次に、図2(C)に示すように、フォトダイオード22、24となる領域が露出する開口パターン61が形成されたフォトレジスト62を、アクティブ領域30を位置決め基準として半導体基板18上に形成する。
【0027】
そして、このフォトレジスト62をマスクとして、ドライエッチング、例えば反応性イオンエッチング(RIE)等により、図2(D)に示すように、開口パターン61によって開口された領域のシリコン層16及び埋込み酸化膜層14を除去する。これにより、半導体基板18のシリコン支持基板12の表面が一部露出される。ドライエッチング後、30nm程度の酸化膜(図示省略)を形成する。これは、インプラ工程、及び窒化膜除去時の保護膜として機能する。
【0028】
次に、図2(E)に示すように、フォトダイオード22、24となる領域がそれぞれ露出する開口パターン64、66が形成されたフォトレジスト67を、アクティブ領域30を位置決め基準として半導体基板18上に形成する(受光素子領域形成工程)。
【0029】
このフォトレジスト67をマスクとして、半導体基板18のシリコン支持基板12表層に、イオン注入により、フォトダイオード22を構成するN型ウェル36と、フォトダイオード24を構成するN型ウェル44と、を同時に形成する(不純物注入工程)。このイオン注入は、例えばイオン種としてリンを用い、イオンを2400KeV程度に加速して打ち込むことで行う(いわゆるNウェルインプラ)。
【0030】
そして、上記フォトレジスト67を除去した後、図2(F)に示すように、フォトダイオード22を構成するN型ウェル36の中央部が露出する開口パターン68が形成されたフォトレジスト72を、アクティブ領域30を位置決め基準として半導体基板18上に形成する(受光素子領域形成工程)。
【0031】
このフォトレジスト72をマスクとして、イオン注入により、フォトダイオード22を構成するN型ウェル36の中央部表層にP型ウェル38を形成する(不純物注入工程)。このイオン注入は、例えばイオン種としてボロンを用い、イオンを1000KeV程度に加速して打ち込みことで行う(いわゆるPウェルインプラ)。
【0032】
そして、上記フォトレジスト72を除去した後、図2(G)に示すように、フォトダイオード24を構成するN型ウェル44の中央部を露出する開口パターン70が形成されたフォトレジスト73を、アクティブ領域30を位置決め基準として半導体基板18上に形成する(受光素子領域形成工程)。
【0033】
このフォトレジスト73をマスクとして、イオン注入により、フォトダイオード24を構成するN型ウェル44の中央部表層にP型ウェル46を形成する(不純物注入工程)。このイオン注入は、例えばイオン種としてボロンを用い、イオンを1000KeV程度に加速して打ち込みことで行う(いわゆるPウェルインプラ)。
【0034】
フォトダイオード22、24のPN接合位置(P型ウェル38の底部とN型ウェル36との界面及びP型ウェル46の底部とN型ウェル44との界面)の調整は、このPウェルインプラによって行われる。
【0035】
次に、ドライブインを行い、イオン注入によるPN接合の深さをさらに深くする(ドライブイン工程)。ここで、「ドライブイン」は、所定の不純物分布と拡散深さを得るための工程であり、ウェル拡散とも言われ、1200℃くらいの高温熱処理であり、数時間かけて行われる。
【0036】
そして、図2(H)に示すように、窒化膜層60マスクとし、シリコン層16の素子分離端74における寄生チャネル発生を抑制するため、素子分離端74にイオン注入(いわゆるチャネルストップインプラ)を行う。
【0037】
次に、制御回路用トランジスタ20を形成する領域において、窒化膜層60を除去した後、図2(I)に示すように、アクティブ領域30表面(シリコン層16表面)を酸化させゲート酸化膜32を形成する。このゲート酸化膜32を形成した後、ゲート酸化膜32以外の領域となる半導体基板18上にフォトレジスト(図示省略)を形成し、閾値調整のイオン注入を行い、アクティブ領域30をP−型不純物拡散層30Aとする。
【0038】
次に、図2(J)に示すように、ゲート酸化膜32上にゲート電極34を形成する共に、ショートチャネル効果を抑制するためP−型不純物拡散層30AにLdd(Lightly Doped Drain)領域78(図2(K)参照)を形成するためのイオン注入を行い、ゲート電極34両側面にサイドウォールスペーサ80を形成する。そして、半導体基板18全面(つまり、制御回路用トランジスタ20を形成するための領域、及びフォトダイオード22、24となる領域の全面)に、膜厚10nm程度でCVD法などにより、マスク酸化膜層(図示省略)を形成する。
【0039】
そして、P−型不純物拡散層30Aへのイオン注入により、図2(K)に示すように、P−型不純物拡散層30Aの両端部には、高濃度のN+型不純物拡散層を形成する。この2つのN+型不純物拡散層のうち、一方をソース領域26とし、他方をドレイン領域28とする(増幅素子形成工程)。そして、ソース領域26及びドレイン領域28に挟まれた領域をチャネル領域29とする。
【0040】
次に、図2(L)に示すように、フォトダイオード22を構成するN型ウェル36の一部及びP型ウェル38の中央部を露出する開口パターンと、フォトダイオード24を構成するN型ウェル36の一部及びP型ウェル46の中央部を露出する開口パターンが形成されたフォトレジスト82を、半導体基板18上に形成する。
【0041】
このフォトレジスト82をマスクとして、イオン注入により、フォトダイオード22を構成するN型ウェル36に引出し電極用の高濃度のN+型不純物拡散層40と、P型ウェル38中央部表層にP+型不純物拡散層42と、フォトダイオード24を構成するN型ウェル44に引出し電極用の高濃度のN+型不純物拡散層48と、P型ウェル46中央部表層にP+型不純物拡散層50と、を形成する(いわゆるコンタクトインプラ)。そして、フォトレジスト82を除去後した後に、高温短時間(例えば1000℃、10秒程度)の熱処理を行うことで、ソース領域26及びドレイン領域28と、フォトダイオード22、24部分の各N+不純物拡散層及び各P+不純物拡散層を活性化させる。
【0042】
次に、フォトレジスト82の一部を除去し、図2(M)に示すように、制御回路用トランジスタ20を構成するゲート電極34頂面、ソース領域26表面及びドレイン領域28表面に、シリサイド層31を形成した後、半導体基板18全面に層間絶縁膜52を形成する。
【0043】
そして、半導体基板18に形成された制御回路用トランジスタ20(そのゲート電極34、ソース領域26、及びドレイン領域28)、フォトダイオード22(N+型不純物拡散層40及びP+型不純物拡散層42)、及びフォトダイオード24(N+型不純物拡散層48及びP+型不純物拡散層50)とそれぞれコンタクトを取るためのコンタクトホール54を形成し、このコンタクトホール54に金属(例えばタングステン等)を埋め込んでコンタクトプラグ56を形成する。次に、層間絶縁膜52の上面に、コンタクトプラグ56と電気的に接続する配線58を形成する。
【0044】
以上のようにして、半導体装置10が製造される。
【0045】
<半導体装置の製造方法の作用>
【0046】
一般的に、半導体装置10を製造するに当たって、半導体基板18上での制御回路用トランジスタ20の位置決め、特にアクティブ領域30の位置は大変重要であり、制御回路用トランジスタ20の形成時には、精度の高いマスクが用いられる。
【0047】
一方、半導体装置10を製造する際、所定の不純物分布と拡散深さを得るためドライブイン工程(ウェル拡散)が行われる場合があるが、このドライブイン工程では、高温長時間(約1200℃、約12時間)の熱処理であるため、ドライブイン工程の前に制御回路用トランジスタ20が形成されていると、ドライブイン工程による熱の影響を該制御回路用トランジスタ20が受けてしまうことになる。このため、ドライブイン工程を行う場合は、N型ウェル36、44及びP型ウェル38、46を形成した後、制御回路用トランジスタ20を形成することとなる。
【0048】
この場合、半導体基板18上に予め位置決めマーク(図示省略)を形成し、該位置決めマークを基準として、N型ウェル36、44及びP型ウェル38、46等の形成を行う。このため、位置決めマークを形成するための工程が必要となってしまう。
【0049】
本実施形態では、図2(B)に示すように、半導体基板18上に制御回路用トランジスタ20のアクティブ領域30を形成し、制御回路用トランジスタ20を形成する前に、フォトダイオード22、24を構成する、N型ウェル36、44及びP型ウェル38、46等の形成を行う。半導体基板18上にN型ウェル36、44等を形成する際、図2(C)〜(F)に示すように、フォトレジスト62、67、72等が形成されるが、これらはアクティブ領域30を位置決め基準として半導体基板18上に形成される。
【0050】
したがって、高い精度で、N型ウェル36、44及びP型ウェル38、46等が半導体基板18上に形成される。また、半導体基板18上に予め位置決めマークを形成するひつようがないため、工程数を削減して、低コストで半導体装置10を製造することができる。
【0051】
そして、図2(H)において、N型ウェル36、44及びP型ウェル38、46の形成後、ドライブイン工程を行い、その後で、図2(J)、(K)に示すように、制御回路用トランジスタ20を形成する。このため、制御回路用トランジスタ20がドライブイン工程による熱の影響を受けることはない。
【0052】
なお、本実施形態に係る半導体装置10の製造方法では、フォトダイオードを2つ形成した形態を説明をしたが、これに限られず、3つ以上形成する形態であってもよい。また、半導体基板上にロジック回路やセンサ素子を混載することができる。
【0053】
また、本実施形態に係る半導体装置10の製造方法では、半導体基板18としてSOIウエハを用いた形態を説明したが、これに限られず、バルクウエハや、エピウエハを用いた形態であってもよい。
【0054】
また、上記説明した本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、限定的に解釈されるものではなく、本発明の要件を満足する範囲内で実現可能である
【符号の説明】
【0055】
10 半導体装置
18 半導体基板
20 制御回路用トランジスタ(増幅素子)
22 フォトダイオード(受光素子)
24 フォトダイオード(受光素子)
30 アクティブ領域
36 N型ウェル(拡散層)
38 P型ウェル(拡散層)
44 N型ウェル(拡散層)
46 P型ウェル(拡散層)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の受光素子及び該受光素子の出力信号を増幅する増幅素子が半導体基板に搭載された半導体装置の製造方法であって、
前記増幅素子を構成するアクティブ領域を前記半導体基板に形成するアクティブ領域形成工程と、
前記アクティブ領域形成工程後、該アクティブ領域を位置決め基準とし、前記半導体基板に前記複数の受光素子を形成する受光素子領域を形成する受光素子領域形成工程と、
前記受光素子領域形成工程後、前記受光素子領域へ不純物を注入する不純物注入工程と、
前記受光素子領域形成工程と前記不純物注入工程を前記受光素子領域内の拡散層の数だけ繰り返す工程と、
前記不純物注入工程後、半導体基板のドライブインを行うドライブイン工程と、
前記ドライブイン工程後、前記アクティブ領域へ不純物を注入して増幅素子を形成する増幅素子形成工程と、
を有する半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2−1】
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【図2−2】
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【図2−3】
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【図2−4】
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【図2−5】
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【図2−6】
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【公開番号】特開2010−232555(P2010−232555A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−80534(P2009−80534)
【出願日】平成21年3月27日(2009.3.27)
【出願人】(308033711)OKIセミコンダクタ株式会社 (898)
【Fターム(参考)】