説明

半田除去装置及び半田除去方法

【課題】銅くわれが抑制された半田除去装置及び半田除去方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本実施例の半田除去装置は、プリント基板100のスルーホール110に充填された半田130にプリント基板100の両面から高温気体を吹き付ける予備加熱機50a、50bと、スルーホール110に離接可能であり半田130を溶解可能な半田ごて62bと、溶解した半田130をスルーホール110から吸引する吸引ノズル62aと、プリント基板100のスルーホール110周辺の温度を検出するサーモグラフィ80aと、予備加熱機50a、50bからの高温気体により半田130を融点未満である所定温度まで加熱した後に、半田ごて62bを半田130に接触させる制御装置1と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半田除去装置及び半田除去方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プリント基板から半田を除去する技術が知られている。例えば特許文献1には、半田ごてにより半田を溶解させ、その後に溶解した半田をスルーホールから吸引する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−304359号公報
【特許文献2】特開2001−168522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
半田を溶解させて除去するためには、プリント基板の表面から露出している半田のみならず、スルーホール内に残留した半田をも溶解させる必要がある。スルーホール内の半田が溶解するまで半田ごてを接触させると、スルーホール内の半田が溶解するころには、半田ごてと接触した部分は既に半田の融点を超えた高温になっている。このようにスルーホールは部分的に長期間にわたって高温となり、これにより、スルーホールにメッキされた銅が、溶解した半田に溶出して銅食われが生じる恐れがある。
【0005】
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、銅くわれが抑制された半田除去装置及び半田除去方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示の半田除去装置は、プリント基板のスルーホールに充填された半田に前記プリント基板の両面から高温気体を吹き付ける予備加熱機と、前記スルーホールに離接可能であり前記半田を溶解可能な半田ごてと、溶解した前記半田を前記スルーホールから吸引する吸引機と、前記プリント基板の前記スルーホール周辺の温度を検出する温度センサと、前記予備加熱機からの高温気体により前記半田を融点未満である所定温度まで加熱した後に、前記半田ごてを前記半田に接触させる制御装置と、を備えている。
【0007】
本明細書に開示の半田除去方法は、プリント基板のスルーホールに充填された半田に前記プリント基板の両面から高温気体を吹き付け、前記半田が融点未満である所定温度まで加熱した後に半田ごてを前記半田に接触させて前記半田を溶解させ、溶解した前記半田をスルーホールから吸引する。
【発明の効果】
【0008】
銅くわれが抑制された半田除去装置及び半田除去方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本実施例に係る半田除去装置の説明図である。
【図2】図2は、噴射ノズルがプリント基板に接近した状態の説明図である。
【図3】図3は、スルーホール周辺の拡大図である。
【図4】図4は、吸引ノズル、半田ごてがプリント基板に接触した状態の説明図である。
【図5】図5は、スルーホール周辺の拡大図である。
【図6】図6は、半田除去処理のタイミングチャートである。
【図7】図7Aは、プリント基板の温度状態を示したグラフであり、図7Bは、プリント基板の断面図である。
【図8】図8は、プリント基板の裏面にのみ高温気体を吹きつける場合のプリント基板の温度状態を示したグラフである。
【図9】図9は、処理開始時からプリント基板の両面に高温気体を吹き付け半田ごてを直接プリント基板の上面側に接触させた場合のプリント基板の温度変化を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施例に係る半田除去装置について説明する。
本実施例に係る半田除去装置は、プリント基板のスルーホールに残留した半田を除去する。例えば、プリント基板に半田付けされた電子部品を取外した後に、スルーホールに残留した半田を除去する。
【0011】
図1は、本実施例に係る半田除去装置の説明図である。
図1に示すように、半田除去装置は、制御装置1、ユニット2a、2b、ユニット2aとユニット2bとの間に配置されたステージ90を含む。制御装置1は、CPU、ROM、RAMなどを有しており、半田除去装置の全体の動作を制御するコンピュータである。また、ROMには、後述する半田除去処理を実行するためのプログラムが予め記録されている。ステージ90は、プリント基板100を保持する。プリント基板100には、電子部品120が実装されている。また、プリント基板100は、スルーホール110を有している。ステージ90は、アクチュエータ94により水平面に平行なX方向に移動自在である。アクチュエータ94は、制御装置1からの指令に応じてステージ90を移動させる。これによりプリント基板100は移動する。
【0012】
ユニット2aは、支持板10a、昇降機20a、シリンダ40a、予備加熱機50a、吸引機60a、噴射ノズル70aを含む。支持板10aには、昇降機20aが配置されている。昇降機20aは、昇降可能なスライダ22a、アーム24aを有している。スライダ22a、アーム24aは、制御装置1からの指令に応じて昇降する。連結部材15aは、スライダ22a、アーム24aと共に昇降する。連結部材15aには、保持板32a、34a、連結部材36aが連結されている。連結部材36aは、保持板32a、34aを連結している。保持板32aは、シリンダ40aを保持している。保持板34aは、予備加熱機50a、吸引機60aを保持している。アーム24aが昇降することにより、シリンダ40a、予備加熱機50a、吸引機60aも昇降する。
【0013】
吸引機60aは、詳しくは後述するが、溶解した半田を吸引する。吸引機60a内には吸引ノズル62aが配置されている。吸引ノズル62aは、シリンダ40aにより軸方向に移動可能であり、詳しくは後述するがプリント基板100のスルーホール110に離接可能である。制御装置1の指令に応じてシリンダ40aは駆動する。予備加熱機50aは、詳しくは後述するが、プリント基板100に高温気体を吹き付ける。予備加熱機50aには、高温気体を生成するためのヒータ、ファンなどが内蔵されている。制御装置1の指令に応じて予備加熱機50aは駆動する。
【0014】
吸引機60aの先端には、噴射ノズル70aが設けられている。吸引ノズル62aの先端は、噴射ノズル70a内に配置されている。予備加熱機50aと噴射ノズル70aとは、パイプ57aを介して接続されている。予備加熱機50a内で生成された高温気体は、噴射ノズル70a内を通過してプリント基板100へ吹き付けられる。吸引機60aは、ポンプ68が連結されている。制御装置1の指令に応じてポンプ68は駆動する。
【0015】
支持板10aには、支柱18aが設けられている。支柱18aの先端にはサーモグラフィ80aが支持されている。サーモグラフィ80aは、支柱18aに対して姿勢を変更可能に支持されている。サーモグラフィ80aは、プリント基板100の温度を部分的に検出することができる。サーモグラフィ80aの検出結果は制御装置1へと送信される。サーモグラフィ80aは、プリント基板100のスルーホール110周辺の温度を検出する。尚、スルーホール110周辺のプリント基板100の温度を検出するセンサは、サーモグラフィに限られない。
【0016】
ユニット2bは、昇降機20b、シリンダ40b、溶解機60b、噴射ノズル70bを含む。昇降機20bは、不図示の天板に固定されている。昇降機20bは、昇降可能なスライダ22bを有している。昇降機20bは、制御装置1からの指令に応じてスライダ22bを駆動させる。スライダ22bには、連結部材36bが固定されている。連結部材36bには、保持板32b、34bが固定されている。保持板32bはシリンダ40bを保持している。連結部材36bは、予備加熱機50b、溶解機60bを保持している。スライダ22bが昇降することにより、シリンダ40b、予備加熱機50b、溶解機60b、噴射ノズル70bが昇降する。
【0017】
溶解機60bは、内部に半田ごて62bを保持している。また、半田ごて62bの先端側は、噴射ノズル70b内に配置されている。半田ごて62bは、シリンダ40bにより軸方向に移動可能であり、詳しくは後述するがプリント基板100に離接可能である。制御装置1の指令に応じてシリンダ40bが駆動する。予備加熱機50bは、予備加熱機50aと略同様な構造を有している。予備加熱機50bで生成された高温気体は、パイプ57bを介して噴射ノズル70bに連結されている。
【0018】
ユニット2a、2bは、それぞれ制御装置1からの指令に応じて、ステージ90の移動方向であるX方向と直交するY方向に移動する。図1は、噴射ノズル70a、70bが、プリント基板100から退避した状態を示している。
【0019】
図2は、噴射ノズル70a、70bがプリント基板100に接近した状態の説明図である。即ち、アーム24aが上昇し、スライダ22bが下降した状態を示している。噴射ノズル70a、70bは、プリント基板100のスルーホール110と対向する。スルーホール110と噴射ノズル70a、70bとが対向している状態において、予備加熱機50a、50bが作動して、スルーホール110に高温気体を吹きつける。
【0020】
図3は、スルーホール110周辺の拡大図である。プリント基板100は、多層構造を有している。半田130は、スルーホール110を塞ぐようにして凝固している。噴射ノズル70a、吸引ノズル62aは、同軸状に配置されている。吸引ノズル62aには、溶解した半田を吸引するための吸引孔64aが形成されている。高温気体は、噴射ノズル70aと吸引ノズル62aとの間からプリント基板100の裏面に向けて吹き付けられる。
【0021】
噴射ノズル70b、半田ごて62bは、同軸状に配置されている。吸引ノズル62a、半田ごて62bは、プリント基板100を挟むように配置されている。
高温気体は、噴射ノズル70bと半田ごて62bとの間からプリント基板100の表面側に向けて吹き付けられる。
【0022】
吸引ノズル62a、半田ごて62bは、プリント基板100に接触していない状態で、プリント基板100は両面から高温気体が吹き付けられる。詳細には、プリント基板100のスルーホール110に周辺の温度が所定温度になるまで高温気体が吹きつけられる。所定温度とは、半田130の融点未満の温度である。スルーホール110周辺のプリント基板100の温度は、サーモグラフィ80aにより検出される。このように、プリント基板100の両面に高温気体を吹きつけることにより予備加熱が行われる。制御装置1は、サーモグラフィ80aからの検出信号に基づいてスルーホール110周辺の温度が所定温度に至ったことを検出すると、吸引ノズル62a、半田ごて62bをスルーホール110に向けて移動させる。
【0023】
図4は、吸引ノズル62a、半田ごて62bがプリント基板100に接触した状態を示している。シリンダ40a、40bが作動して、吸引ノズル62a、半田ごて62bをプリント基板100に接触させる。半田ごて62bの温度は、約350度に設定されている。尚、噴射ノズル70a、70bの位置は図2、3に示した状態から変化しない。
【0024】
図5は、スルーホール110周辺の拡大図である。吸引ノズル62a、半田ごて62bがプリント基板100のスルーホール110に接触する。吸引ノズル62aは、吸引孔64aとスルーホール110とが連通するようにスルーホール110に接触する。尚、スルーホール110をふさぐように凝固した半田130に半田ごて62bが接触することにより、半田130は溶解してスルーホール110内に流れる。半田130は、半田ごて62b及び高温気体により溶解する。半田130が溶解すると、吸引ノズル62aにより吸引される。このように、予備加熱の後に本加熱が行われる。尚、吸引ノズル62a、半田ごて62bが接触した状態においても、プリント基板100へは継続して高温気体が吹き付けられる。このようにして半田が除去される。
【0025】
半田除去処理について詳細に説明する。
図6は、半田除去処理のタイミングチャートである。
処理が開始されると、スルーホール110周辺の温度が所定温度に至るまで予備加熱が行われる。スルーホール110周辺の温度が所定温度に至ると、半田ごて62bはスルーホール110に向けて下降してスルーホール110に接触する。同時に、吸引ノズル62aはスルーホール110に向けて上昇してスルーホール110に接触する。吸引ノズル62a、半田ごて62bがスルーホール110又は半田130に接触した時は、ポンプ68は停止状態にある。
【0026】
吸引ノズル62a、半田ごて62bがスルーホール110に接触してから期間TM1経過後、制御装置1はポンプ68を作動させて溶解した半田130をスルーホール110から吸引する。吸引開始から期間TM2経過後、制御装置1は半田ごて62bをプリント基板100から退避させる。半田ごて62bの退避後から期間TM3経過後、半田130の吸引は完了したものと判断し、制御装置1は吸引ノズル62aをプリント基板100から退避させる。吸引ノズル62aの退避後から期間TM4経過後、制御装置1はポンプ68の動作を停止する。その後、次の対象となる半田の処理のために、期間TM5が確保される。期間TM5は、次の処理の対象となる半田に向けて、ユニット2a、2b、ステージ90を移動させるための期間である。尚、期間TM1〜TM3は、例えば、それぞれ5秒、1.5秒、1.5秒である。
【0027】
図7Aは、プリント基板100の温度状態を示したグラフである。図7Bは、プリント基板100の断面図である。図7Bに示すように、温度T1は、スルーホール110の軸方向での内部の中心の温度を示している。温度T2は、スルーホール110周辺のプリント基板100の上面の温度を示している。温度T3は、スルーホール110周辺のプリント基板100の裏面の温度を示している。温度T21は、プリント基板100の上面側の、スルーホール110のメッキ層の温度を示している。尚、サーモグラフィ80aにより検出する温度は、温度T3である。温度T1、T2、T21は、温度T3の温度やその他実験結果などを用いて推定又は算出した。
【0028】
図7Aに示すように、処理開始から所定期間は、スルーホール110周辺にプリント基板100の両面から高温気体が吹き付けられる。これにより、温度T2、T3、T21は上昇する。尚、温度T1は、スルーホール110の内部の温度であるため、温度T2、T3、T21よりも遅れて上昇する。サーモグラフィ80aからの検出信号に基づいて、温度T3の温度が200度以上になると、制御装置1は、吸引ノズル62a、半田ごて62bをスルーホール110に接触させる。これにより温度T1〜T3、T21は急上昇して、何れの温度も半田130の融点温度である220度を超える。温度T3が220度を越えると、制御装置1はポンプ68を作動させて溶解した半田130を吸引する。このようにして半田が除去される。
【0029】
尚、吸引ノズル62a、半田ごて62bをスルーホール110に接触させてから吸引を開始するまでの期間は予め設定された固定値であっても良い。また、サーモグラフィ80aによる温度T3の検出結果が220度を超えた場合に吸引を開始するようにしてもよい。
【0030】
図8は、プリント基板100の裏面にのみ高温気体を吹きつける場合のプリント基板100の温度状態を示したグラフである。両面から吹き付ける場合と比較し、温度T1〜T3、T21の温度は上昇しにくい。また、プリント基板100の裏面に所定期間高温気体を吹き付けたのちに、半田ごて62bをスルーホール110に接触させた場合であっても、温度T1〜T3は、半田の融点を超えない。このため、プリント基板100の裏面にのみ高温気体を吹きつける場合には、半田ごて62bの設定温度を更に高温にするか、または、半田ごて62bとスルーホール110との接触時間を長期化する必要がある。
【0031】
図9は、処理開始時からプリント基板100の両面に高温気体を吹き付け半田ごてを直接プリント基板100の上面側に接触させた場合のプリント基板100の温度変化を示したグラフである。
図9に示すように、温度T21は、最も短時間で半田130の融点温度を超える。スルーホール110内の半田130を完全に除去するためには、温度T2が半田130の融点を超えている必要がある。温度T2が融点未満の場合に吸引を開始すると、半田ごて62bにより溶解した半田が、スルーホール110内で再び凝固してスルーホール110内で半田がつまる恐れがあるからである。従って、温度T2が半田130の融点を超えるまで、半田ごて62bをスルーホール110に接触させておく必要がある。特に、プリント基板100のように多層構造を有したプリント基板においては、温度T2が半田130の融点を超えるには時間を要する。
【0032】
しかしながら、温度T1が半田130の融点を越えたころには、既に温度T21は長期間高温状態となっている。このため、スルーホール110のメッキに含まれる銅が、溶解した半田130に食われる恐れがある。このように、スルーホール110に長期間半田ごて62bを接触させると、銅食われが生じる恐れがある。
【0033】
例えば、スルーホール110内が半田130の融点温度に達するまでには、半田ごての設定温度を450度程度の高温にしたうえで、長期間スルーホール110に接触させておく必要がある。また、鉛フリー半田の融点は、鉛を含む半田に比べて高い。このため、半田130に鉛フリー半田が用いられた場合、更に半田ごてをスルーホール110に長期間接触させておく必要がある。
【0034】
しかしながら、図7Aに示したように本実施例の半田除去装置は、温度T3が200度に至るまでプリント基板100の両面から高温気体を吹き付け、温度T3が200度に至った後、半田ごて62bをスルーホール110に接触させる。これにより、温度T12が半田130の融点を超える期間をできる限り短くすることができる。換言すれば、半田ごて62bがスルーホール110に接触している期間をできる限り短くして、スルーホール110内の半田130を溶解させることができる。これにより、溶解した半田による銅食われが抑制しつつ半田を除去できる。
【0035】
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0036】
2a、2b ユニット
60a 吸引機
60b 溶解機
62a 吸引ノズル
62b 半田ごて
70a、70b 噴射ノズル
100 プリント基板
110 スルーホール
130 半田

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリント基板のスルーホールに充填された半田に前記プリント基板の両面から高温気体を吹き付ける予備加熱機と、
前記スルーホールに離接可能であり前記半田を溶解可能な半田ごてと、
溶解した前記半田を前記スルーホールから吸引する吸引機と、
前記プリント基板の前記スルーホール周辺の温度を検出する温度センサと、
前記予備加熱機からの高温気体により前記半田を融点未満である所定温度まで加熱した後に、前記半田ごてを前記半田に接触させる制御装置と、
を備えた半田除去装置。
【請求項2】
前記制御装置は、前記吸引機が吸引を開始してから所定時間経過後、前記半田ごてを前記プリント基板から退避させる、請求項1の半田除去装置。
【請求項3】
前記吸引機は、前記スルーホールに離接可能な吸引ノズルを含み、
前記吸引ノズル及び前記半田ごては、前記プリント基板を挟むように配置されており、
前記予備加熱機は、前記吸引ノズルと同軸に配置された第1噴射ノズル、前記半田ごてと同軸に配置された第2噴射ノズル、を含む、請求項1又は2の半田除去装置。
【請求項4】
プリント基板のスルーホールに充填された半田に前記プリント基板の両面から高温気体を吹き付け、
前記半田が融点未満である所定温度まで加熱した後に半田ごてを前記半田に接触させて前記半田を溶解させ、
溶解した前記半田をスルーホールから吸引する、半田除去方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−9303(P2011−9303A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−149081(P2009−149081)
【出願日】平成21年6月23日(2009.6.23)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】