説明

印刷システム

【課題】 プリンタの、プログラムや合成画像などのバージョンアップをノンPC環境でも自動的に、且つ定期的に実施できる印刷システムを提供する。
【解決手段】1.サーバには、最新のプログラムや合成画像がバージョンアップ情報として格納され、プリンタにおいて、インクカートリッジなどの消耗品に応じたバージョンアップ情報を特定するアドレス情報を生成し、ネットワークに送信して、バージョンアップする情報を入手する。2.消耗品に記憶手段を設け、バージョンアップ情報を特定するアドレス情報、アクセス頻度などを記憶し、定期的に、アドレス情報をネットワークに送信して、バージョンアップする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は印刷システムに関し、特にプリンタに利用されるトナーカートリッジに係る。
【背景技術】
【0002】
近年、半導体特にメモリの価格が著しく安価となり、プリンタで使用されるインクカートリッジ、トナーカートリッジ、印字紙カートリッジ、印字ヘッドユニットなどに、記憶手段として半導体メモリを具備することが可能となってきている。
【0003】
また、一般家庭にも普及しているパーソナルコンピュータ(以下PCと略す)およびPCに接続され、インクジェットプリント技術などを用いたプリンタにより、安価なシステムでドキュメントや画像の印刷が可能となっている。
【0004】
PCにより作成したドキュメントや、インターネットやディジタルカメラから入手した画像データは、ドライバソフトウェアと称されるプログラムにより、印刷の為の印刷データに変換している。
【0005】
このドライバソフトウェアは、処理内容を効率化したり、印刷画像の品位を改良したりする為改訂されることがある。
【0006】
また、近年開発されるプリンタには、ディジタルカメラなどで撮影した画像データを、PCを介さないで、ディジタルカメラから直接、USBなどの標準インターフェースにより画像データを取得することが可能となってきている。またディジタルカメラで撮影した画像データを、CFカード(登録商標)やSDカード(登録商標)等のメモリカードに記憶し、このメモリカードをプリンタに差し込むことにより、画像データを取得し、印刷画像に変換する為の画像処理を行って、印刷することが可能となっている。
【0007】
このようにPCを介さないで印刷可能なプリンタの機能を、ダイレクトプリントと称する。
【0008】
ダイレクトプリントによる画像データの印刷の場合も、画像処理を行うための画像処理プログラムが、プリンタ内に記憶されており、やはり処理内容を効率化したり、印刷画像の品位を改良したりする為改訂が必要となる。
【0009】
また画像データを印刷する際に、ユーザの嗜好により額縁に写真を挿入したイメージで印刷する場合や、背景画像あるいはキャラクタ画像などを合成することが可能となっている。このような画像を以下の説明で合成画像として説明する。
【0010】
この合成画像も、四季折々、運動会などのイベント時期、年賀状シーズンなど、使用される画像が異なり、時期に応じて改訂することが望まれる。
【0011】
従来、上述のようなドライバソフトウェア、画像処理プログラムや合成画像を改訂する場合は、CDROMやフロッピー(登録商標)ディスクなどの記憶媒体に記録し、これを郵送等の方法でPCユーザに届けていたが、インターネットの普及に伴い、最近ではPCのキーボードを操作して、特定サーバにアクセスし、改訂済みのプログラムを入手するようにしている。
【0012】
なお、改訂済みのプログラムあるいは、改訂済みの合成画像を入手し、記憶している情報の上に上書き保存する処理をバージョンアップ処理、あるいは単にバージョンアップと称し、説明する。
【0013】
また、より進んだプログラム配信の方法が特許文献1で記載されている。
インターネットのXML(eXtensible Markup Language)言語を用いた、ドライバソフトウェアのバージョンアップの方法として、XML言語のCDF(Channel Definition Format)機能やOSD(Open Software Description)機能を用いることにより、定期的なプログラム配信が可能なことを記載している。
【0014】
また同公報では、あるプリンタがLAN(ローカルエリアネットワーク)などのネットワークに接続され、複数のPCにより共用されている場合に、複数のPCそれぞれでドライバソフトウェアをバージョンアップすることは、何度も同じバージョンアッププログラムが、インターネット上を行き来することとなり、ネットワーク資源の著しい浪費になることを問題視している。この対策として、バージョンアッププログラムをプリンタの記憶手段に記憶し、複数台LANに接続されているPCは、ドライバソフトウェアの部分をプリンタの記憶手段から取得する方法を提案している。
【特許文献1】特開2001−222481号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
しかしながら、XML言語による、定期的なプログラム配信の設定は、PCとインターネットに接続されたWWWサーバ間で設定されるようになっており、表示が無くキーボードの貧弱なプリンタ単独では、サーバとやり取りして行う設定処理が、非常に困難である。
【0016】
特にWWWサーバのURLを、表示がなくアルファベットキーが配設されていないキーボードにより設定することは事実上不可能である。
【0017】
このため、プリンタに表示器や、アルファベットキーを配設したキーボードを具備してもよいが、コストアップになるだけでなく、かなりのスペースが必要となり、ユーザに受け入れないコストおよび大きさのプリンタになってしまう。
【0018】
PCにより定期的なプログラム配信の設定を行い、プリンタで画像処理プログラムや合成画像のバージョンアップ情報を受け取るようにしても良いが、プリンタを前記したようなダイレクトプリントに使用しているユーザにおいては、PCは必要なく、バージョンアップの目的だけにPCを購入するのはユーザの負担が大きい。
【0019】
またPCを購入しており、PCに慣れたユーザにおいても、注意しながらいろいろな設定を行うのは厄介なものである。
【0020】
出来れば、定期的なプログラム配信の設定処理は自動的にやってくれたほうが良い。
【0021】
加えて考慮しなければいけないこととして、一つのプリンタに装着可能な印字ヘッドやインクカートリッジは複数種類存在することである。淡色(黒色)の印字の為の印字ヘッドや、高画質の為のインクカートリッジなどを装着可能である。また印字ヘッドの代わりにスキャナーユニットを装着可能なプリンタも存在する。
【0022】
あるいはインクカートリッジに装填されるインクをマイナーチェンジした場合に、マイナーチェンジしたインクに対する画像処理プログラムが、マイナーチェンジする前のインクに対しては画質が悪くなってしまうようなこともあり、インクカートリッジごとに画像処理プログラムを管理バージョンアップする必要がある。
【0023】
プリンタに記憶する処理プログラムは、装着される消耗品全てについて、対応するよう記憶しても良いが、処理プログラムを記憶する記憶素子の容量が増加してしまう。
【0024】
本発明は上記課題を解決するもので、ユーザが意識することなく、自動的にバージョンアップ可能なプリンタを提供することを第1の目的とする。
【0025】
また、ユーザが意識することなく、自動的に消耗品に対応したバージョンアップが可能なプリンタを提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0026】
上記目的を達成する為に、本発明に係る印刷システムは以下の構成を備えることを特徴とする。
【0027】
すなわち、請求項1として、ネットワークに接続されたサーバと、印刷装置とを備えた印刷システムであって、
前記サーバは、前記印刷システムの制御プログラムおよび/または、印刷時に使用される額縁画像、定型文や背景画像などの合成画像をバージョンアップする為のバージョンアップ情報を記憶し、前記印刷装置は、消耗品ユニットが、着脱可能であり、
前記印刷装置は、前記消耗品に応じた、前記バージョンアップ情報を特定する為のアドレス情報を生成し、前記アドレス情報を、ネットワークへ送信可能なネットワーク接続手段を具備していることを特徴とする。
【0028】
また、ネットワークに接続されたサーバと、印刷装置とを備えた印刷システムであって、
前記サーバは、前記印刷システムの制御プログラムおよび/または、印刷時に使用される額縁画像、定型文や背景画像などの合成画像をバージョンアップする為のバージョンアップ情報を記憶し、前記印刷装置は、第1の記憶手段が具備された消耗品ユニットが、着脱可能であり、
前記第1の記憶手段は、前記バージョンアップ情報を特定する為のアドレス情報を記憶し、前記印刷装置は前記アドレス情報を記憶する、第2の記憶手段を備え、前記アドレス情報をネットワークへ送信可能なネットワーク接続手段を具備していることを特徴とする。
【0029】
また、前記第1の記憶手段は、前記アドレス情報と共にアクセス頻度情報を記憶し、前記印刷装置は、月日および/または時間を計時する計時手段を備え、前記アクセス頻度情報と前記計時手段が計時した情報を比較する比較手段を備え、前記比較手段の結果に応じて、前記ネットワーク接続手段により、前記アドレス情報を送信することを特徴とする。
【0030】
また、前記ネットワークに、さらに計算機ユニットが接続された印刷システムにおいて
前記印刷装置は、前記ネットワーク接続手段により、前記アドレス情報を、前記計算機ユニット宛に送信する送信手段を備えたことを特徴とする。
【0031】
また、前記サーバは、前記計算機ユニットの為のドライバソフトを記憶し、前記計算機ユニットは、前記ドライバソフトのバージョンアップ情報を特定する為の、前記アドレス情報を、前記印刷装置より入手し、記憶する記憶手段を具備していることを特徴とする。
【0032】
また、前記印刷装置は、前記第1の記憶手段に記憶されている前記アドレス情報およびアクセス頻度情報を入手し、前記印刷装置内に具備されている第2の記憶手段に記憶し、月日および/または時間を計時する計時手段を備え、前記第2の記憶手段に記憶されたアクセス頻度情報と、前記計時手段が計時した情報を比較する比較手段を備え、前記比較手段の結果に応じて、前記ネットワーク接続手段により、前記アドレス情報を送信することを特徴とする。
【0033】
また、前記第2の記憶手段は、不揮発性の記憶手段であることを特徴とする。
【0034】
また、前記印刷装置は、入力手段を具備し、前記アクセス頻度情報を入力および/または、修正可能なことを特徴とする。
【0035】
また、前記印刷装置は、前記アクセス頻度情報を、前記サーバから入手可能なことを特徴とする。
【0036】
また、前記印刷装置は、前記アクセス頻度情報を、前記計算機ユニットから入手可能なことを特徴とする。
また、前記印刷装置は、前記消耗品ユニットの装着を検出する検出手段を備え、前記検出手段の検出結果により、前記ネットワーク接続手段に、前記アドレス情報を送信するかを判断する判断手段を具備することを特徴とする。
【0037】
また、前記消耗品ユニットは、印刷の為のインクを保持するインクカートリッジ、トナーを保持するトナーカートリッジ、印字紙を格納した印字紙カートリッジ、印刷の為の印字ヘッドを具備した印字ヘッドユニットのいずれかであることを特徴とする。
【0038】
また、ネットワークに接続されたサーバと、印刷装置と、印刷装置に印刷の為のデータを送信する計算機ユニットを備えた印刷システムであって、
前記サーバは、印刷装置の印刷時に使用される合成画像を、月及び週単位などの時期情報に関連付けて記憶し
前記サーバに記憶された合成画像は、前記時期情報に対応した時期指定インデックスにより、複数単位で指定されることを特徴とする。
【0039】
また、前記印刷装置は、前記合成画像を受信し、記憶手段に記憶した際、インデックスプリント画像を生成する画像生成手段を備えることを特徴とする。
【0040】
また、前記印刷装置は、前記アドレス情報をネットワーク接続手段により、ネットワークへ送信する際、前もって報知、および/または前記バージョンアップ情報の受信完了により報知する報知手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0041】
本発明に係る印刷システムによると、消耗品ユニットであるインクカートリッジなどを装着することにより、制御プログラム、合成画像、あるいはドライバソフトを自動的に受信可能となり、バージョンアップ処理が操作者の手を煩わすことなく行う事が可能となる。
【0042】
また、消耗品ユニットの記憶手段(たとえばEEPROM)にアドレス情報と共にアクセス頻度情報を記憶しておき、アクセス頻度情報の指定する周期でバージョンアップを自動的に行う事が可能となり、周期的なバージョンアップ処理が、操作者の手を煩わすことなく行う事が可能となる。
【0043】
また、サーバにおいて、時期情報に関連付けた合成画像を記憶しておくことで、季節や行事にあった合成画像を自動的に印刷装置で取得可能となり、印刷装置の記憶手段の容量を制限しながら、季節や行事などの時節に合った合成画像を印刷時に使用可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0044】
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
【実施例1】
【0045】
以下本発明の第1の実施形態に係る印刷システムを説明する。
【0046】
図1は本実施例の印刷システムのブロック図である。
【0047】
図において1はインターネット対応型カラーインクジェットプリンタであり、無線LAN2を介して計算機ユニットであるホストコンピュータ3に無線により接続されていると共に、無線ルータ6を介してインターネット7につながっている。
【0048】
プリンタ1はホストコンピュータ3により作成された印刷データを受け取りカラー印刷するだけでなく、メモリカードの一つであるCFカード(登録商標)29が接続可能であり、CFカード(登録商標)29に記憶されている画像データをもとに、画像処理を行い印刷データに変換してカラー印刷を行う事が可能である。
【0049】
インターネットに接続された、8のサーバ1はプリンタ1の製造メーカに設置されているサーバであり、サーバ1の記憶手段としてのハードディスク9は、プリンタ1の制御プログラムをバージョンアップする為の最新黒インク用プログラム50と最新カラ−インク用プログラム53、および印刷時に使用される51の合成画像1を保持している。
【0050】
10のサーバ2はキャラクタ画像を提供するサーバであり、サーバ2の記憶手段としてのハードディスク11には、プリンタ1の印字時に使用する52の合成画像2を保持している。
【0051】
なお、ハードディスク9および11には図示していないが、上記情報と共に、プログラムや合成画像のバージョン情報、更新日時、次回バージョンアップ予定日、プログラムや合成画像の記憶容量なども記憶している。
【0052】
本実施例では、最新プログラムとして、黒インク用プログラムと、カラーインク用プログラムを記憶しているが、カラー1インク、カラー2インクのように複数のカラーインク用のプログラムを記憶するようにしても良い。
【0053】
図1において、無線LANによりローカル機器の接続を行っているが、有線のLANにて接続しても良く、またプリンタ1にはUSBやBlueToothの規格に従って、ディジタルカメラやPDAなどを接続しても良い。
【0054】
無線LAN2にはホストコンピュータが一台のみ、接続されているよう記載しているが、複数台のパソコン、ワークステーションを接続しても良い。
【0055】
また、ホストコンピュータ3を接続しないで、プリンタ1はダイレクトプリント専用に使用するようにしてもよい。
【0056】
インターネット7は世界的規模のネットワークであり、図1においてサーバは2台しか記載していないが、膨大な台数のサーバがインターネットには接続されている。
【0057】
ホストコンピュータ3またはプリンタ1はインターネットを介して情報取得する為、行き先のURL(Uniform Resource Locator)を無線ルータ6に出力する。
【0058】
URLはインターネットに接続されている機器に記憶されている情報のアドレスを記憶しているものであり、インターネットの環境において、一意に認識が可能となっている。
【0059】
無線ルータ6は、最適なルートとして記憶されているルータを次々と経由して、サーバ8やサーバ10などに接続する。
【0060】
[プリンタ1の構成]
プリンタ1はネットワーク接続部20、制御部21、プリントエンジン22、インクカートリッジ23、EEPROM24、インクカートリッジ着脱検出部25、フラッシュメモリ26、タイマ27、CFカード(登録商標)コネクタ28、CFカード(登録商標)29、メモリ30、表示部31、入力部32を備えている。もちろん電源や、クロック回路、電源スイッチなども備えているが図面上は省略している。
【0061】
ネットワーク接続部20は無線LAN2に接続する為の、無線制御回路、無線LANドライバ、TCP/IPやHTTPなどの各種プロトコル等のソフトウエアを備えて構成されている。
【0062】
制御部21は、プリンタ全体の制御を実行するMPUや、フラグや演算データなどを記憶するRAM、バージョンアップ時のブートプログラムを記憶しているROM、ゲートアレイなどの素子で構成されており、画像処理、プリント制御処理、CFカード(登録商標)の制御、バージョンアップ処理など、プリンタ1全体の制御を行う。
【0063】
メモリ30はホストコンピュータ3から受け取るビットマップデータや、CFカード(登録商標)からのJPEG圧縮データを一時記憶すると共に、制御部21の制御で生成された印刷データなどを記憶する。
【0064】
31は、印字中にユーザに状態を知らしめるメッセージや、入力部32と共に対話的に情報を入力する際に、メニューなどを表示する表示器である。
【0065】
32は、CFカード(登録商標)が挿された時に、印刷する画像の指定、印刷枚数の入力、印刷実行指令などを入力する為の入力部である。
【0066】
プリントエンジン22は、カラー画像の印刷が可能な、カラーインクジェットプリンタエンジンであり、制御部21の制御により各機構を能動にし、印字紙への画像印刷を行う。
【0067】
23はプリントエンジン22に着脱可能なカラーインクカートリッジである。プリントエンジン22に具備されているプリントヘッドに複数色のカラーインクを供給すると共に、本実施例の特徴であるEEPROM24を具備している。
【0068】
EEPROM24は、不揮発性の書換え可能なメモリである。工場出荷段階にこのEEPROM24には、60〜64の情報が書き込まれ、プリンタ1をユーザが操作し始めた段階で、プログラムや合成画像のローディング、バージョンアップを自動的に行うことを可能としている。
【0069】
このEEPROM24に書き込まれている情報60〜64の例を図2に示している。
【0070】
EEPROM24に書き込まれている60のURL1は、8のサーバ1に記憶されている最新カラーインク用プログラム53を特定するURL(Uniform Resource Locator)である。
【0071】
図2に示した例では、http://www.aaa.co.jpの部分がサーバ1を特定する為のURLであり、colorink.htmlの部分が最新カラーインク用プログラム53を特定する部分である。
【0072】
61のURL2は8のサーバ1に記憶されている合成画像1を特定するURLである。
【0073】
図2に示した例では、http://www.aaa.co.jpの部分がサーバ1を特定する為のURLであり、gousei1.htmlの部分が、51の合成画像1を特定する部分である。
【0074】
62のURL3は10のサーバ2に記憶されている合成画像2を特定するURLである。
【0075】
図2に示した例では、http://www.bbb.co.jpの部分がサーバ2を特定する為のURLであり、gousei2.htmlの部分が、52の合成画像2を特定する部分である。
【0076】
63のバージョンXは最新カラーインク用プログラムのバージョンや、最新の合成画像のバージョンがいくつかを記憶している。後述フラッシュメモリ26に記憶されているバージョン情報43と比較し、制御部21の制御によりバージョンアップが必要かどうかの判定を行い、必要であれば最新カラーインク用プログラム53や 51、52の合成画像1、2をサーバ1/2から入手するなどのバージョンアップ処理を行う。
【0077】
図2に示した例では、53の最新カラーインク用プログラム、51の合成画像1、52の合成画像2のバージョンがそれぞれV1.20/V2.50/V3.40としており、後述のバージョン情報43と比較する。
【0078】
64のアクセスYはサーバ1またはサーバ2を、アクセスする頻度を記憶している。
【0079】
制御部21および後述のタイマ27の制御により、アクセスYの情報を元にアクセス時期が来たとの判定がなされると、バージョンアップ処理を開始する。
【0080】
図2に示した例では、カラーインク用プログラムのアクセス頻度が3ヶ月毎、合成画像1のアクセス頻度が毎月、合成画像2のアクセス頻度が5週間毎としている。
【0081】
なお、バージョンアップ処理は本実施例の特徴的な部分であり、図3の流れ図と共に後述する。
【0082】
インクカートリッジ着脱検出部25は、プリントエンジン22にインクカートリッジが取り付けられたかどうかを検出する回路である。
【0083】
この検出結果を元に、EEPROM24に記憶している情報を、後述のフラッシュメモリに記憶する処理を実行する。
【0084】
フラッシュメモリ26は電源をOFFしても記憶内容を保持している不揮発性の書換え可能な記憶素子であり、制御プログラムや、バージョンアップに必要な情報を記憶している。
【0085】
フラッシュメモリ26内の、制御プログラム記憶部40は、制御部21が実行する処理の処理命令を記憶している。バージョンアップの際には、最新カラーインク用プログラム53がサーバからダウンロードされる。
【0086】
合成画像記憶部41はプリントエンジンで印刷する際の、額縁画像や背景画像などの固定画像を記憶している。
【0087】
URL記憶部42は、前述したEEPROM24に記憶されている60〜62のURL1〜URL3を入手し記憶する部分である。
【0088】
バージョン情報記憶部43は、前述したEEPROM24に記憶されているバージョンXを入手し記憶する。
【0089】
アクセス頻度記憶部44は、前述したEEPROM24に記憶されているアクセスYを記憶する。
【0090】
URLなどを重複してEEPROM24とフラッシュメモリ26に記憶しているのは、装着されたインクカートリッジのEEPROM24が、同じURLとバージョンを記憶している時に、バージョンアップ処理を再度行うことを禁止する為である。
【0091】
また、EEPROMが内蔵されていないインクカートリッジがプリントエンジン22に取り付けられた場合でも、以前に記憶したURLなどを元にバージョンアップ処理を行う事が出来るようにしている。
【0092】
また、新たなサーバにおいて、プリンタ1用の新たな合成画像を作成した場合は、そのサーバおよび合成画像のURL、バージョン情報、アクセス頻度情報をEEPROM24に記憶しておき、フラッシュメモリ26に追加記憶することで、新たな合成画像を取得可能となる。
【0093】
言い換えれば、EEPROM24には新たなURLなどを記憶するだけでよく、EEPROMの記憶容量を制限することが出来る。
【0094】
タイマ27は不図示の低速クロックの発信周期により、カウントアップするタイマであり、タイマ割り込みを発生すると共に、内部のカウンタで月日や時間をカウントし記憶している。
【0095】
図1に示した構成での印刷システムで、プリンタ1による、バージョンアップの処理流れを図3に示す。
【0096】
以下、図面では流れ(ステップ)をSと略す。
【0097】
図3に示す処理は、タイマ27によりタイマ割り込みを発生して処理される流れであり、割込みごとにインクカートリッジが取り付けられたか、あるいは、アクセス時期が到来したかを検出して、バージョンアップ処理を行うようにしている。
【0098】
図3において、流れ101でインクカートリッジ着脱検出部25の検出により、インクカートリッジ23がプリンタ1のプリントエンジン22に取り付けられたかどうかの判別を行う。
【0099】
この判別でインクカートリッジが取り付けられた場合は流れ102へ進み、インクカートリッジ23のEEPROM24に記憶されている内容と、フラッシュメモリ26に記憶されている内容の比較を行う。
【0100】
インクカートリッジの取り付けが検出されなかった場合は流れ120へ進む。
流れ102の判別で、以前に同種のインクカートリッジが取り付けられ、URL、バージョン情報、アクセス頻度がフラッシュメモリ26に、すでに記憶されている場合は、流れ120へ進む。
【0101】
流れ102の判別で、EEPROM24の記憶内容が、まだフラッシュメモリに記憶されていない場合は、流れ103へ進み、EEPROM24の記憶内容をフラッシュメモリ26の記憶領域に格納する。図1の例ではURL1,URL2,URL3はURL記憶部42へ、バージョンXはバージョン情報記憶部43へ、アクセスYはアクセス頻度記憶部44へ格納する。
【0102】
流れ104で、ネットワーク接続部20を介してURLによる指定情報、およびバージョン情報要求を送信し、サーバ8は記憶されている最新情報のバージョン情報を送信する。
【0103】
図2に示した例で、最新カラーインク用プログラムのバージョン情報を入手したい場合は、サーバ8の最新カラーインク用プログラム53を指定するため、URL1である、http://www.aaa.co.jp/colorink.htmlおよびバージョン情報要求をネットワーク接続部20により送信する。
【0104】
バージョン要求する方法として、たとえば、HTMLやXML等の、記述言語で、要求内容を記述し、サーバはその記述言語を解釈して、要求に従いバージョン情報を返信する。
【0105】
最新情報として、合成画像1のバージョン情報を入手したい場合は、サーバ8の合成画像1を指定するため、URL2であるhttp://www.aaa.co.jp/gousei1.htmlおよびバージョン情報要求をネットワーク接続部20により送信する。
【0106】
最新情報として、合成画像2のバージョン情報を入手したい場合は、サーバ10の合成画像2を指定するため、URL3であるhttp://www.bbb.co.jp/gousei2.htmlおよびバージョン情報要求をネットワーク接続部20により送信する。
【0107】
サーバ8またはサーバ10は、送られてきた要求に基づき、管理情報として記憶されているバージョン情報を送信する。
【0108】
サーバから送信されたバージョン情報を、流れ105で受信し、流れ106で受信したバージョン情報とバージョン情報記憶部43に記憶されているバージョン情報が一致しているかどうかを判別する。
【0109】
判別の結果、バージョン情報が一致していれば、すでに最新情報が入手済みであることを示している。図2に示した例で、たとえば最新カラーインク用プログラムのバージョンがV1.20として記憶されており、入手したバージョン情報もV1.20の場合である。この場合は、流れ110へ進んで次のURLがあるかの判別を行う。
【0110】
判別の結果、バージョン情報が一致していなければ、最新情報を取得するよう、流れ107で、サーバに対して要求する。たとえば制御プログラムを取得する場合は、サーバ8に最新カラーインク用プログラム53を要求する。合成画像1や合成画像2の場合も同様に要求し、サーバ8またはサーバ10から最新情報としての、最新カラーインク用プログラム53、合成画像51または合成画像2が送信される。
【0111】
流れ108で、最新情報を受信し、流れ109で受信した最新情報をフラッシュメモリに格納する。最新カラーインク用プログラム53を受信した場合は、制御プログラム記憶部40に格納し、51の合成画像1を受信した場合や、52の合成画像2を受信した場合は、合成画像記憶部41に格納する。
【0112】
流れ110で、まだURLがあるかの判別を行う。
【0113】
図2に示したようなEEPROM24の記憶内容の場合、URL1に関する処理を実行した後では、まだURL2とURL3が残っているので、流れ104へと進み、URL2およびURL3の処理の為、流れ104から109を繰り返す。URL3に関する処理が全て終了した後、流れ111に進み、インデックスプリントを行う。
【0114】
このインデックスプリントは、どのような合成画像を受け取ったか、ユーザに知らしめるものであり、制御部21の制御により最新情報として受信した、合成画像を縮小処理し、印刷データに変換した後、プリントエンジン22を駆動して印字しに印刷する。
【0115】
なお、本実施例では、最新情報として合成画像を受け取った場合に、自動的にインデックスプリントするようにしているが、他の方法として、合成画像を受け取った旨を表示部31に表示し、入力部32を操作することによりインデックスプリントするかどうか選択できるようにしても良い。
【0116】
流れ112で、バージョンアップ完了を示す表示を行い、終了する。
【0117】
なお流れ112でバージョンアップ完了表示を行っているが、他の方法として、ブザーによる報知や、音声案内でバージョンアップ完了を報知するようにしても良い。
【0118】
流れ120および121は、流れ101でインクカートリッジの取り付け検出がされなかった場合や、流れ102でEEPROM24が記憶しているURLなどが、フラッシュメモリ26の記憶内容と一致している場合に、行われる処理である。
【0119】
流れ120で、カウンタの更新を行う。カウンタはタイマ27の位置構成として内蔵されている。ユーザがプリンタ1を購入して、図示していないが電池をプリンタ1にセットすることにより計時し始める、タイマ27の割込みにより、カウンタはカウントアップし月週日および、時、分、秒を計時する。
【0120】
流れ121でフラッシュメモリ26に記憶されているアクセス頻度44および、カウンタの値を参照して、アクセス時期かどうかの判別を行う。
【0121】
図2に示した例では、URL1によりアクセスする頻度は3M(3ヶ月毎)と設定されているので、指定月、たとえば1月、4月、7月、10月の一日をアクセス時期にする。
【0122】
URL2によりアクセスする頻度は1M(毎月)と設定されているので、たとえば毎月の一日をアクセス時期にする。
【0123】
URL3によりアクセスする頻度は5W(5週間ごと)と設定されているので、たとえば年の初めの第1月曜日を基準にして、五週間ごとにアクセス時期にする。
【0124】
判別の結果アクセス時期であれば、流れ122でインクカートリッジが装着されているかどうかを確認後、流れ123でバージョンアップ開始表示を行い、流れ104から110を繰り返して、前述したようなバージョンアップ処理を行う。
【0125】
なお流れ122でインクカートリッジの装着確認を行っているのは、流れ111で受信した合成画像のインデックスプリント処理を行っており、インデックスプリントの実行時に、インク供給源としてインクカートリッジが必要な為である。
【0126】
また、流れ123でバージョンアップ開始表示を行っているが、他の方法として、ブザーによる報知や、音声案内でバージョンアップ開始を報知するようにしても良い。
【0127】
以上実施例1について説明した。
【0128】
本実施例においては、サーバ8が記憶している情報の中で、必要なものだけEEPROM24が記憶しているURLで指定して、バージョンアップすることが可能である。
【0129】
実施例で説明したように、サーバ8には最新黒インク用プログラム50と最新カラーインク用プログラム53が格納されているが、カラーインクジェットプリンタであるプリンタ1はURL1により、最新カラーインク用プログラム53のみを指定して、バージョンアップしている。
【0130】
また、流れ101の判別でインクカートリッジが取り付けられた時、流れ121の判別でアクセス時期がきたときに、URLを自動送信するようにしているので、ユーザの手を煩わすことなく、制御プログラムや合成画像などのバージョンアップが可能である。
【0131】
なお、本実施例においては、EEPROM24にバージョン情報を記憶しておくようにしているが、サーバより前回取得したバージョン情報をフラッシュメモリのバージョン情報記憶部43に記憶するようにしても良い。
【0132】
また、EEPROM24にアクセス頻度情報を記憶しておくようにしているが、同様にサーバから取得するようにしても良い。
【0133】
また、図1に示したフラッシュメモリ26には、URL、バージョン情報、アクセス頻度情報などを記憶するようにしているが、加えて、過去にバージョンアップした履歴を記憶しておき、履歴に基づいて、バージョンアップ処理が可能なように処理しても良い。
【0134】
また、EEPROM24にバージョン情報を記憶するようにしているが、図17に示すように、バージョン情報の代わりに、シリアル番号763を記憶しておき、シリアル番号に対応した最新カラーインク用プログラムや合成画像を取得するように制御しても良い。
【0135】
本実施例ではプリントエンジンがインクジェットプリンタである場合の例で説明したが、感光ドラムを備えたレーザビームプリンタでも良い。また消耗材としてインクカートリッジの場合の例で説明したが、レーザビームプリンタにおけるトナーカートリッジでもよく、印字紙を収納可能な印字紙トレイでも良い。
【0136】
また、インクカートリッジに具備されている記憶手段としてEEPROMの場合を説明したが、一回だけ書き込み可能なワンタイムROMや通常のROM(リードオンリーメモリ)を記憶手段としても良い。
【実施例2】
【0137】
以下本発明の第2の実施形態について説明する。
【0138】
本実施例では、インクカートリッジ23にEEPROM24を具備していない構成で、インクカートリッジ23を識別して、処理プログラムや合成画像のバージョンアップを行う実施例を示している。
【0139】
図14において、23は本実施例におけるインクカートリッジであり、端部650にスリット651を備えている。このスリットの数により、単色(黒インク)のインクカートリッジか、複数種類あるカラーインクのどのタイプかを識別している。
【0140】
25はプリンタ1に具備されているインクカートリッジ着脱検出部の一手段であり、LEDとフォトダイオードの組み合わせでなる、フォトインターラプタである。
【0141】
インクカートリッジが着脱されたことを検出すると共に、インクカートリッジを搭載しているキャリッジが、主走査方法に移動する際に、スリット651の数を検出してどのタイプのインクカートリッジかを識別する。
【0142】
図15はサーバ8の記憶手段である、ハードディスク9の記憶内容を示している。
【0143】
図において630は単色印字ヘッド用最新プログラムを記憶している領域である。
【0144】
631はカラーインクA用最新プログラムを記憶している領域である。
【0145】
632はカラーインクB用最新プログラムを記憶している領域である。
【0146】
633は単色インクを搭載している時に使用する白黒合成画像の最新版を記憶している領域である。
【0147】
634はカラーインクを搭載している時に使用するカラー合成画像の最新版を記憶している領域である。
【0148】
これらの記憶領域を、プリンタ1で生成したURLにより指定し、最新のプログラムあるいは合成画像をサーバから取得するよう、制御することが本実施例の特徴である。
【0149】
図16は、本実施例におけるプリンタ1のバージョンアップ処理の流れを示している
図において、流れ601でインクカートリッジ取り付け検出を行い、取り付けられた場合は流れ602で、以前装着されていたインクカートリッジと同じ種類かどうかの判別を行う。同じ種類のものが装着された場合は、バージョンアップの必要がないと判断し、処理を終了する。
【0150】
異なるインクカートリッジが装着された場合、流れ603で、制御部21の制御により、装着されたインクカートリッジに対応したURLを生成する。
【0151】
たとえば、装着されたインクカートリッジがカラーインクAを装填されたものであれば、図15図示のカラーインクA用最新プログラム631および、カラー合成画像634の記憶領域を指定するURLを生成する。
【0152】
流れ607で、生成されたURLと共に最新情報要求を、インターネットを介してサーバ8に送信する。サーバ8は最新情報要求に基づき、記憶しているプログラムあるいは合成画像を送信する。
【0153】
流れ608で、最新情報を受信し、流れ609で受信した最新情報を、フラッシュメモリに記憶する。最新プログラムであれば、制御プログラム記憶部40に、最新合成画像であれば、合成画像記憶部41に記憶する。
【0154】
流れ610で、まだ生成したURLがあるかどうかの判別を行い、ある場合は流れ607から609を繰り返して、バージョンアップ処理を行う。生成したURLに対する最新情報を全て入手すると、流れ610の判別で終了へ進む。
【0155】
以上実施例2について説明した。
【0156】
本実施例においては、インクカートリッジの端部にスリットを設けて、識別し、対応したURLをプリンタ1の制御部の制御により生成するようにしているので、インクカートリッジにEEPROMが必要なく、プログラムや合成画像のバージョンアップが可能となる。
【0157】
なお、本実施例ではスリットを設けてインクカートリッジの識別を行うようにしているが、インクカートリッジの型番やシリアル番号を、バーコードや数字でインクカートリッジに印刷し、プリンタ1にバーコード読取手段や文字認識手段を具備することにより、型番やシリアル番号に対応した制御プログラムを、入手するよう、プリンタ1でURLを生成するようにしても良い。
【実施例3】
【0158】
以下本発明の第3の実施形態について説明する。
【0159】
本実施例では、アクセス頻度を、図1に示した入力部32により入力する実施例を示している。
【0160】
図4において、プリンタ1の表示部31と入力部32で構成される操作パネルの例を示している。201と202は表示部31であり、201でURL記憶部42が記憶しているURLを表示し、202で入力するアクセス頻度を表示するようにしている。
【0161】
203から209は入力部32のキー群を示している。203は数字キー、204,205はカーソルキー、206は選択キー、207はモードキー、208,209はアクセス頻度入力の為の、月(Month)及び週(Week)を指定するキーである。
【0162】
図4に示した操作パネルの構成で、アクセス頻度を入力する場合の処理流れを図5に示す。
【0163】
図5において流れ220でモードキーが押されると、流れ221で表示部31の上段である201にURLを表示し、流れ222で下向き三角キーが押されたかどうかの判別を行う。三角キーを押した場合は流れ223で次のURLを指定し、流れ221に戻って、指定したURLを表示する。流れ224でSelectキーが押された場合、流れ225に進み、数字キー、Monthキー、Weekキーを押しながら、アクセス頻度を入力する。
【0164】
流れ226でSelectキーを押すことにより、入力したアクセス頻度を流れ227でフラッシュメモリ26のアクセス頻度記憶部44に記憶する。
【0165】
以上の処理により、プリンタ1の表示部31と入力部32で構成される操作パネルを使ってアクセス頻度を入力することが可能となる。
【実施例4】
【0166】
以下本発明の第4の実施形態について説明する。
【0167】
本実施例では、アクセス頻度を、図1図示のホストコンピュータ3にて変更する実施例を示している。
【0168】
プリンタシステムの構成は実施例1と同様、図1の構成である。
【0169】
また、EEPROM24の内容は、プリンタ1のフラッシュメモリに格納済みであり、アクセス頻度記憶部44に格納されたアクセス頻度を、ホストコンピュータで変更する例を説明する。
【0170】
図6において、流れ301でプリンタ設定の表示を行い、流れ302で、アクセス頻度設定ボタンを押すと、流れ303で、プリンタ1のフラッシュメモリ26に記憶されているURL、バージョン情報、アクセス頻度情報をプリンタ1より入手し、流れ304でそれらを表示する。
【0171】
図7は、流れ304で表示される、ホストコンピュータ3での表示例を示している。
【0172】
また図7に示した内容は、実施例1で、EEPROM24から取得した内容と同様の情報を表示例として示している。
【0173】
図7において、320は最新カラーインク用プログラムを記憶しているサーバおよびファイルのURLを示し、323は合成画像1を記憶しているサーバおよびファイルのURL、326は合成画像2を記憶しているサーバおよびファイルのURLである。
【0174】
また、321は最新カラーインク用プログラムのバージョン、324は合成画像1のバージョン、327は合成画像2のバージョンを示している。
【0175】
また、322は最新カラーインク用プログラムのアクセス頻度、324は合成画像1のアクセス頻度、327は合成画像2のアクセス頻度を示している。
【0176】
図6図示の流れ305で、操作者がアクセス頻度の修正を希望する場合は、流れ306に進み、アクセス頻度を入力する。たとえば最新カラーインク用プログラムのアクセス頻度を3M(3ヶ月毎)から2M(2ヶ月毎)に変更したい場合は、マウスで 制御プログラムのアクセス頻度部分322を指定して、2Mに変更する。
【0177】
流れ307で修正されたアクセス頻度をホストコンピュータ3からプリンタ1に送信し、プリンタ1では修正されたアクセス頻度をアクセス頻度記憶部44に格納する。
【0178】
以上実施例4について、アクセス頻度が、ホストコンピュータ3を使って修正される実施例を説明した。
【0179】
なお操作者が新たな合成画像を、インターネット7に接続された別のサーバから定期的に取得したい場合、そのURLおよびアクセス頻度を、ホストコンピュータ3を使って追加できるようにしても良い。
【実施例5】
【0180】
以下本発明の第5の実施形態について説明する。
【0181】
本実施例では、ホストコンピュータが使用するドライバソフトを、バージョンアップする実施例を示している。
【0182】
図8において、サーバ8のハードディスク9には最新ドライバソフト410が格納されている。ホストコンピュータ3にはドライバソフト記憶部445があり、ホストコンピュータ3で作成したドキュメントや、作表データを、プリンタ1にて印刷する場合の制御プログラムである、ドライバソフトを記憶している。
【0183】
ホストコンピュータ3内の記憶部である、URL記憶部442は最新ドライバソフト410を指定するためのURLを記憶している。またバージョン情報記憶部443は、前回バージョンアップした際のバージョン情報を記憶している。
【0184】
図9は図8に示したプリンタシステムの構成で、ドライバソフトのバージョンアップを行う処理流れを示す。
【0185】
図9において、図の左側に示す処理がプリンタ1での処理内容であり、図の右側に示す処理がホストコンピュータ3での処理内容である。
【0186】
流れ450でインクカートリッジ23が取り付けられたかどうかの判別を行い、取り付けられた場合は流れ451に進んで、インクカートリッジ23のEEPROM24にドライバソフトのURLが記憶されているかどうかの判別を行う。
【0187】
ドライバソフトのURLが記憶されていない場合、流れ102に進む。流れ102から110は実施例1で説明した図3図示の処理流れと同じであり、プリンタ1の、最新カラーインク用プログラムや合成画像のバージョンアップを行う処理流れである。
【0188】
本実施例の説明としては、流れ102から110は、実施例1と同じなので、省略する。
【0189】
流れ451の判別で、EEPROM24にドライバソフトのURLが記憶されている場合、流れ453に進み、ドライバソフトのURLを、ホストコンピュータ3に転送する。
【0190】
流れ470から479はホストコンピュータでの処理内容である。
【0191】
流れ470でプリンタ1から送られてきた、ドライバソフトのURLを受信し、流れ471で受信したURLとURL記憶部442で記憶しているURLを比較する。
【0192】
比較の結果URLの内容が一致している場合は、流れ473に進み、一致していない場合は流れ472でURL記憶部442に受信したURLを格納する。たとえば、プリンタ製造メーカの引越しなどの都合により、サーバのURLが変更になった場合など、URLが変わる事があり、そのような場合流れ472でURLを更新する。
【0193】
流れ473でURLおよびバージョン情報の要求を、インターネット7を介してサーバ8に送信する。URLを受信したサーバ8は、最新ドライバソフト410に対応して記憶されている、バージョン情報を要求に従い送信する。
【0194】
流れ474で、ホストコンピュータ3はバージョン情報を受信し、流れ475で受信したバージョン情報と、バージョン情報記憶部443に記憶しているバージョン情報を比較する。
【0195】
比較の結果、バージョンが一致していれば、ホストコンピュータ3には最新のドライバソフトが、すでに記憶されていることであり、流れ479へ進む。
【0196】
比較の結果、バージョンが一致していなければ、流れ476へ進み、最新ドライバソフトの要求をサーバ8に対して行う。サーバ8は要求に呼応して、最新ドライバソフト410を、ホストコンピュータ3に送信する。
【0197】
流れ477で、ホストコンピュータ3はサーバ8から送信された、最新ドライバソフトを受信し、流れ478でドライバソフト記憶部445に記憶する。これにより、バージョンアップが終了する。
【0198】
流れ479で終了通知をプリンタ1に送信し、ホストコンピュータ3での処理を終了する。
【0199】
プリンタ1では終了通知をホストコンピュータ3から受け取ると、流れ110でEEPROM24に記憶されているURLがまだあるかどうかの判別を行う。
【0200】
まだ処理していないURLが、EEPROM24に記憶されている場合は、流れ451以降の処理を繰り返す。EEPROM24に記憶されている全てのURLに対して、処理が終了した場合、プリンタ1の処理を終了する。
【0201】
以上実施例5について説明した。
【0202】
なお、本実施例において、アクセス頻度情報については記載していないが、実施例1と同様に記憶し、アクセス時期になると、自動的にバージョンアップ処理を行うようにしても良い。
【0203】
また、本実施例においては、バージョンアップの為、最新ドライバソフトを記憶しているサーバのURLを、EEPROM24が記憶している例を説明したが、ホストコンピュータが使用する合成画像や、文章作成ソフトや作表ソフトなど、アプリケーションソフトのバージョンアップの為、それらの情報を記憶しているサーバのURLも、EEPROM24で記憶するようにしても良い。
【実施例6】
【0204】
以下本発明の第6の実施形態について説明する。
【0205】
本実施例では、サーバ8の記憶手段であるハードディスク9において時期指定インデックスを設け、時期ごとに関連する合成画像を指定してバージョンアップする実施例を示している。
【0206】
図10および図11はハードディスク9の内容を示している。
【0207】
図10において530は時期指定インデックスであり、季節ごとに関連する合成画像を選択するインデックスである。たとえば時期として11月を指定すると、図11に示す例では、行事情報としての年賀状画像522、季節情報としての紅葉風景524、秋風景525、および記念日情報として結婚記念日526、誕生日527、額縁画像528、を選択する。また、最新カラーインク用プログラム529を選択する。
【0208】
合成画像はそれぞれ、時期指定インデックス530により管理されており、行事に関する合成画像は、行事情報記憶部531に、季節に関する合成画像は、季節情報記憶部532に、記念日に関する合成画像は、記念日情報記憶部533に記憶されている。
【0209】
また、最新カラーインク用プログラムが最新制御プログラム記憶部534に記憶されている。
【0210】
図12はEEPROM24に記憶されているURLの一例を示す。このURLでaaa.co.jpの部分がサーバ8を指定し、/0211が時期情報として2002年11月を表している。また/Bが季節情報をメインにしてアクセス頻度を指定することを表し、アクセス頻度は1月ごとに設定される。
【0211】
本実施例では図12に示したように、一つのURLで、複数の合成画像と最新の制御プログラムを指定可能なことが特徴の一つである。
【0212】
図13は、本実施例におけるプリンタ1のバージョンアップ処理の流れを示している。
【0213】
図13に示す処理は、タイマ27によりタイマ割り込みを発生して処理される流れであり、割込みごとにインクカートリッジが取り付けられたか、あるいは、アクセス時期が到来したかを検出して、バージョンアップ処理を行うようにしている。
【0214】
図において流れ501でインクカートリッジ取り付け検出されると、流れ502でURLが一致しているかの判別を行い、一致していれば、すでに同一のURLで合成画像や制御プログラムを取得済みなので、流れ515へ進む。
【0215】
一致していなければ、流れ503へ進み、図1図示のEEPROM24に書かれているURLをフラッシュメモリ26のURL記憶部42に格納する。
【0216】
流れ504から506の処理はURLに応じたアクセス頻度をサーバ8から取得する処理流れである。
【0217】
流れ504でサーバ8を指定するためのURLとアクセス頻度要求を送信する。図12図示のURLを送信すると、/Bの部分を参照して、季節情報の変更周期である一ヶ月毎のアクセス頻度をサーバ8はプリンタ1に送信する。
【0218】
流れ505でアクセス頻度を受信し、流れ506でアクセス頻度記憶部44に格納する。
【0219】
流れ507で再度サーバ8を指定するためURLを送信すると共に、時期情報要求を送信する。これによりサーバ8は、記憶している時期情報を送信する。流れ508でサーバからの時期情報を受信し、流れ509で受信した時期情報と、プリンタ1が記憶している時期情報が一致しているか判別する。一致していればすでに時期指定した情報を取得済みであることを示し、処理を終了する。
【0220】
一致していなければ流れ510へ進み、URLと共に最新情報要求をサーバ8に送信し、サーバ8は受け取った要求を元に、最新情報としての合成画像や制御プログラムを送信する。
【0221】
流れ511で、プリンタ1は最新情報を受信し、流れ512でフラッシュメモリの合成画像記憶部41あるいは制御プログラム記憶部40に取得した最新情報を格納する。
【0222】
流れ513で、まだ最新情報があるかの判別を行い、ある場合は流れ510から513の処理ループを繰り返す。全ての最新情報を送信し終わった後、流れ514に進み、インデックスプリントを行う。
【0223】
このインデックスプリントは、どのような合成画像を受け取ったか、ユーザに知らしめるものであり、制御部21の制御により最新情報として受信した、合成画像を縮小処理し、印刷データに変換した後、プリントエンジン22を駆動して印字しに印刷する。
【0224】
流れ510から513のループは、時期情報を元にバージョンアップする部分であり、例として図12に示したようなURLで/0211の部分で11月に関する情報を要求した場合、まず、行事情報記憶部531に記憶されている年賀状画像を、時期指定インデックス530により指定し、プリンタ1に送信する。
【0225】
次の処理ループで、季節情報記憶部532に記憶されている紅葉風景の画像を、時期指定インデックス530により指定し、プリンタに送信する。
【0226】
このように510から513のループを繰り返して、秋風景、結婚記念日、誕生日、額縁情報、および最新カラーインク用プログラムを、時期指定インデックス530により指定し、プリンタ1に送信する。
【0227】
流れ515および516は、EEPROM24が記憶しているURLでの、最新情報を以前に取得済みの場合の処理を示しており、計時カウンタの更新を流れ515で行うと共に、次のアクセス時期が到来したかどうかを流れ516で判別している。アクセス時期と判別した場合は、流れ507へと進みバージョンアップ処理を行う。まだアクセス時期ではない場合は、図13図示の処理流れを終了する。
【0228】
以上実施例6について説明した。
【0229】
本実施例では、図12図示したように、一つのURLで複数の合成画像や最新制御プログラムを一度に指定できるので、インクカートリッジに装着されるEEPROMの記憶容量を小さくすることが可能となる。
【0230】
また、時期に応じて合成画像を選択的に取得し、フラッシュメモリに格納しているので、フラッシュメモリの容量を、サーバが記憶する合成画像記憶容量などと比べ、小さな容量にすることが可能となる。
【0231】
なお、本実施例において、アクセス頻度は、URLの一部の情報に対応したアクセス頻度をサーバ8から入手するようにしているが、実施例3で説明したように、プリンタ1に操作部を設け、アクセス頻度を指定するようにしても良く、また、実施例4で説明したように、ホストコンピュータ3により入力するようにしても良い。
【0232】
本実施例においては、プリンタ1の処理で使用される制御プログラム情報および合成画像をバージョンアップする例を示したが、ホストコンピュータ3で使用されるドライバソフトのバージョンアップも、実施例5と組み合わせて実施できるようにしても良い。
【0233】
実施例1と同様、本実施例ではプリントエンジンがインクジェットプリンタである場合の例で説明したが、感光ドラムを備えたレーザビームプリンタでも良い。また消耗材としてインクカートリッジの場合の例で説明したが、レーザビームプリンタにおけるトナーカートリッジでもよく、印字紙を収納可能な印字紙トレイでも良い。
【0234】
また、インクカートリッジに具備されている記憶手段としてEEPROMの場合を説明したが、一回だけ書き込み可能なワンタイムROMや通常のROM(リードオンリーメモリ)を記憶手段としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0235】
【図1】実施例1〜実施例4および実施例6における印刷システムのブロック図である。
【図2】実施例1におけるEEPROM24の記憶内容の例を示す図面である。
【図3】実施例1におけるバージョンアップ処理の処理流れを示すフローチャートである。
【図4】実施例3における操作ユニットの外観を示す模式図である。
【図5】実施例3における、アクセス頻度設定処理の処理流れを示すフローチャートである。
【図6】実施例4において、ホストコンピュータによりアクセス頻度設定処理を行う処理流れを示すフローチャートである。
【図7】実施例4において、ホストコンピュータの表示例を示す模式図である。
【図8】実施例5における印刷システムのブロック図である。
【図9】実施例5におけるドライバソフト・バージョンアップ処理を示すフローチャートである。
【図10】実施例6におけるサーバの記憶内容を示す模式図である。
【図11】実施例6におけるサーバ8の記憶形態を示す模式図である。
【図12】実施例6におけるEEPROMの記憶内容の例を示す図面である。
【図13】実施例6におけるバージョンアップの処理流れを示すフローチャートである。
【図14】実施例2におけるインクカートリッジの外観を示した模式図である。
【図15】実施例2におけるサーバ8の記憶内容を示す模式図である。
【図16】実施例2におけるバージョンアップの処理流れを示すフローチャートである。
【図17】実施例1におけるEEPROMの記憶内容の例を示す図である。
【符号の説明】
【0236】
1 プリンタ
2 無線LAN
3 ホストコンピュータ
6 無線ルータ
7 インターネット
8 サーバ1
9 ハードディスク
10 サーバ2
11 ハードディスク
20 ネットワーク接続部
21 制御部
22 プリントエンジン
23 インクカートリッジ
24 EEPROM
25 インクカートリッジ着脱検出部
26 フラッシュメモリ
27 タイマ
28 CFカード(登録商標)コネクタ
29 CFカード(登録商標)
30 メモリ
31 表示部
32 入力部
40 制御プログラム記憶部
41 合成画像記憶部
42 URL記憶部
43 バージョン記憶部
44 アクセス頻度記憶部
50 最新黒インク用プログラム
51 合成画像1
52 合成画像2
53 最新カラーインク用プログラム
60 URL1
61 URL2
62 URL3
63 バージョンX
64 アクセスY

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに接続されたサーバと、印刷装置とを備えた印刷システムであって、
前記サーバは、前記印刷システムの制御プログラムおよび/または、印刷時に使用される額縁画像、定型文や背景画像などの合成画像をバージョンアップする為のバージョンアップ情報を記憶し、前記印刷装置は、消耗品ユニットが、着脱可能であり、
前記印刷装置は、前記消耗品に応じた、前記バージョンアップ情報を特定する為のアドレス情報を生成し、前記アドレス情報を、ネットワークへ送信可能なネットワーク接続手段を具備していることを特徴とする印刷システム。
【請求項2】
ネットワークに接続されたサーバと、印刷装置とを備えた印刷システムであって、
前記サーバは、前記印刷システムの制御プログラムおよび/または、印刷時に使用される額縁画像、定型文や背景画像などの合成画像をバージョンアップする為のバージョンアップ情報を記憶し、前記印刷装置は、第1の記憶手段が具備された消耗品ユニットが、着脱可能であり、
前記第1の記憶手段は、前記バージョンアップ情報を特定する為のアドレス情報を記憶し、前記印刷装置は前記アドレス情報を記憶する、第2の記憶手段を備え、前記アドレス情報をネットワークへ送信可能なネットワーク接続手段を具備していることを特徴とする印刷システム。
【請求項3】
前記第1の記憶手段は、前記アドレス情報と共にアクセス頻度情報を記憶し、前記印刷装置は、月日および/または時間を計時する計時手段を備え、前記アクセス頻度情報と前記計時手段が計時した情報を比較する比較手段を備え、前記比較手段の結果に応じて、前記ネットワーク接続手段により、前記アドレス情報を送信することを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
【請求項4】
前記ネットワークに、さらに計算機ユニットが接続された印刷システムにおいて
前記印刷装置は、前記ネットワーク接続手段により、前記アドレス情報を、前記計算機ユニット宛に送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
【請求項5】
前記サーバは、前記計算機ユニットの為のドライバソフトを記憶し、前記計算機ユニットは、前記ドライバソフトのバージョンアップ情報を特定する為の、前記アドレス情報を、前記印刷装置より入手し、記憶する記憶手段を具備していることを特徴とする請求4に記載の印刷システム。
【請求項6】
前記印刷装置は、前記第1の記憶手段に記憶されている前記アドレス情報およびアクセス頻度情報を入手し、前記印刷装置内に具備されている第2の記憶手段に記憶し、月日および/または時間を計時する計時手段を備え、前記第2の記憶手段に記憶されたアクセス頻度情報と、前記計時手段が計時した情報を比較する比較手段を備え、前記比較手段の結果に応じて、前記ネットワーク接続手段により、前記アドレス情報を送信することを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
【請求項7】
前記第2の記憶手段は、不揮発性の記憶手段であることを特徴とする請求項6に記載の印刷システム。
【請求項8】
前記印刷装置は、入力手段を具備し、前記アクセス頻度情報を入力および/または、修正可能なことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
【請求項9】
前記印刷装置は、前記アクセス頻度情報を、前記サーバから入手可能なことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
【請求項10】
前記印刷装置は、前記アクセス頻度情報を、前記計算機ユニットから入手可能なことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
【請求項11】
前記印刷装置は、前記消耗品ユニットの装着を検出する検出手段を備え、前記検出手段の検出結果により、前記ネットワーク接続手段に、前記アドレス情報を送信するかを判断する判断手段を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
【請求項12】
前記消耗品ユニットは、印刷の為のインクを保持するインクカートリッジ、トナーを保持するトナーカートリッジ、印字紙を格納した印字紙カートリッジ、印刷の為の印字ヘッドを具備した印字ヘッドユニットのいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
【請求項13】
ネットワークに接続されたサーバと、印刷装置と、印刷装置に印刷の為のデータを送信する計算機ユニットを備えた印刷システムであって、
前記サーバは、印刷装置の印刷時に使用される合成画像を、月及び週単位などの時期情報に関連付けて記憶し
前記サーバに記憶された合成画像は、前記時期情報に対応した時期指定インデックスにより、複数単位で指定されることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
【請求項14】
前記印刷装置は、前記合成画像を受信し、記憶手段に記憶した際、インデックスプリント画像を生成する画像生成手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
【請求項15】
前記印刷装置は、前記アドレス情報をネットワーク接続手段により、ネットワークへ送信する際、前もって報知、および/または前記バージョンアップ情報の受信完了により報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2006−185061(P2006−185061A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−376461(P2004−376461)
【出願日】平成16年12月27日(2004.12.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】