説明

印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム

【課題】印刷出力物の検査時に印刷異常が検出されたページのリカバリ印刷に伴うパフォーマンスダウンを抑えること。
【解決手段】検査制御部109は、1ページもしくは複数ページがセットとなる部分ジョブが複数集まって構成される印刷ジョブでは、検査部108で印刷異常が検出されるまでは印刷異常が検出されなかったシートをバッファトレイに格納して部分ジョブが終了した場合に該バッファトレイに格納された全てのシートを排出し、印刷異常が検出された場合でもバッファトレイに格納した全てのシートを廃棄して該印刷ジョブを続行し、該印刷ジョブの終了後に、前記印刷異常が検出されたシートに対応する部分ジョブの再印刷(リカバリ印刷)を実行するように制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷した出力物に対して出力結果を検査可能な印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、印刷した出力物に対して出力結果を検査する場合において、同じデータを複数ページ印刷する場合に、検査にてNG(印刷異常)となるページが発生しても、そのページをエスケープトレイに排出して、最後にNGページ分だけ再印刷を行っていた(特許文献1)。
【0003】
また、全て異なるページでジョブが作成されている場合や、異なる複数ページからなるジョブを複数部印刷出力する場合には、NGページが発生したところで前記用紙を排出後、同じページを再印刷して挿入することでジョブの印刷を完了させていた(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−297739公報
【特許文献2】特開2004−106999公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術のように、検査にてNGページが発生した時にリカバリ印刷を実行すると印刷の生産性が低下してしまうという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、印刷出力物の検査時に印刷異常と検出されたページのリカバリ印刷(再印刷)に伴うパフォーマンスダウンを抑える仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、印刷ジョブを実行することによりシートに画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段により印刷が行われたシートの印刷異常を検査する検査手段と、前記印刷ジョブが1ページもしくは複数ページがセットとなる部分ジョブが複数集まって構成される印刷ジョブか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により複数の部分ジョブから構成されていないと判定された印刷ジョブでは、前記検査手段により印刷異常が検出されると、前記印刷ジョブを一時的に中断して、前記印刷異常が検出されたシートに対応するページの再印刷を実行するように制御し、一方、前記判定手段により複数の部分ジョブから構成されていると判定された印刷ジョブでは、前記検査手段により印刷異常が検出されても前記印刷ジョブを続行して、前記印刷ジョブの終了後に、前記印刷異常が検出されたシートに対応する部分ジョブの再印刷を実行するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印刷出力物の検査時に印刷異常と検出されたページの再印刷に伴うパフォーマンスダウンを抑えること可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】装置内に画像検査部を持つ印刷装置を適用可能な印刷システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示した印刷システムにおける印刷データと検査用データの流れを示した図である。
【図3】検査部108内の構成を示した図である。
【図4】印刷ジョブのジョブイメージの一例を示す図である。
【図5】印刷制御部105により実行される動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】検査制御部109により実行される動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】検査制御部109により実行される動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0010】
図1は、装置内に画像検査部を持つ印刷装置を適用可能な印刷システムの構成を示す図である。
図1において、100は印刷装置である。101はホストコンピュータで、印刷データと検査データを印刷装置100に出力する。102はネットワークで、ホストコンピュータ101と印刷装置100内の印刷制御部105と検査制御部109を接続する。103は印刷用のシート(以下、印刷用紙又は用紙)を印刷部104に供給するための給紙部である。
【0011】
印刷部104は、給紙部103から給紙された印刷用紙に対して実際に印刷を行う。105は印刷制御部で、ホストコンピュータ101から受信した印刷データから画像データを作成すると共に、印刷部104内の制御を行う。印刷制御部105は、図示しないCPU(プロセッサ)、ROM、RAM等を有し、CPUがROMに格納されるプログラムを読み出して実行することにより、印刷部104を制御する。106はUI部で、印刷装置100内の情報の表示やユーザが印刷設定を行うためのものである。
【0012】
107はインサータ部で、事前に印刷してある印刷済み用紙を印刷部104で印刷した用紙に挿し込むためのものである。なお、印刷部104の排紙口(不図示)とインサータ部107の給紙口(不図示)とが接続され、印刷部104で印刷された用紙がインサータ部107に搬送されるように構成されている。
【0013】
検査部108は、印刷部104で印刷した用紙とインサータ部107から挿入した用紙に対して画像情報を検査するためのものである。なお、インサータ部107の排紙口(不図示)と検査部108の給紙口(不図示)とが接続され、インサータ部107から排出される用紙が検査部108に搬送されるように構成されている。
【0014】
109は検査制御部で、検査部108において動作制御を行い印刷データの良否判定を行う。検査制御部109は、図示しないCPU(プロセッサ)、ROM、RAM等を有し、CPUがROMに格納されるプログラムを読み出して実行することにより、検査部108の動作制御や印刷データの良否判定を行う。
【0015】
110はフィニッシャ部で、印刷した用紙に対してステイプル、糊付け等の処理を行う。111は通信ラインで、印刷装置100内の各ユニット間の相互通信を行うためのものである。なお、検査部108の排紙口(不図示)とフィニッシャ部110の給紙口(不図示)とが接続され、検査部108から排出される用紙がフィニッシャ部110に搬送されるように構成されている。
【0016】
図2は、図1に示した印刷システムにおける印刷データと検査用データの流れを示した図である。
図2において、201は印刷データの流れを示している。201に示すように、印刷データは、ホストコンピュータ101から印刷制御部105に対して送信される。
202は検査用データの流れを示している。202に示すように、検査用データは、ホストコンピュータ101から検査制御部109に対して送信される。
図3は、検査部108内の構成を示した図である。
図3において、308は搬入センサで、印刷部104から排出されインサータ部107を介して検査部108に搬入される印刷物(印刷済み用紙)を検知する。301はラインセンサ1で、上記搬入された印刷済み用紙の片面の画像データを読み取るためのラインセンサである。302はラインセンサ2で、ラインセンサ1(301)とは逆の面の画像データを上記搬入された印刷済み用紙から読み取るためのラインセンサである。
【0017】
307はエスケープトレイで、検査部108においてNG判定された(印刷異常が検出された)印刷済み用紙を破棄するためのトレイである。
303はバッファトレイであり、排出又は廃棄する前にシートを一時的に格納可能な退避部として機能する。例えば、検査において印刷済み用紙がNGと判定された場合、印刷装置100内の印刷済み用紙は、バッファトレイ303に退避され、ジョブ内のページ順が狂わないように、再印刷された用紙をフィニッシャ部へ送るように制御される。
【0018】
304、305、306は、印刷済み用紙の経路を切り替えるための経路切替部1、経路切替部2、経路切替部3である。
ここで、印刷ジョブについて図4を用いて説明する。
印刷ジョブには、全てのページが異なる印刷ジョブ(図4(a))や、複数枚がセットになった小さなジョブが複数集まって大きなジョブを構成する印刷ジョブ(図4(b))がある。
【0019】
図4は、印刷ジョブのジョブイメージの一例を示す図である。
図4(a)は、全てのページが異なる印刷ジョブのジョブイメージに対応する。図4(a)では、印刷された用紙が図の左側を先頭に並んだ様子を示している。なお、図4(a)における括弧内の数字はページ番号を示している。
【0020】
図4(b)は、1ページもしくは複数のページがセットとなった小さなジョブ(部分ジョブ)が複数集まって大きなジョブを構成する印刷ジョブのジョブイメージに対応する。なお、図4(b)における括弧内の数字はジョブ(大きなジョブ)内のページ番号を示している。また、図4(b)における細線上の数字はセット番号(小ジョブ番号)を示す。また、図4(b)における太線(ジョブのイメージ)上の数字の上位桁はセット番号を、下位桁はセット内のページ順を示す。
【0021】
図4(b)に対応する印刷ジョブは、例えば、カードの請求書、使用明細書のようなものを印刷する印刷ジョブと考えればわかりやすい。ユーザ毎にカードの使用回数が異なる為、人によっては複数枚にわたり、またその内容も異なる。しかし、ユーザ毎のページが連続して1つのジョブを構成していればセット毎の順番は無視でき、最終的にどのように印刷したかをデータとして出力できれば良い印刷ジョブである。
【0022】
図4(b)の印刷ジョブ内の構成について簡単に説明すると、例えば、ページ1,2と、ページ3,4と、ページ7〜9は、それぞれ異なる小さなジョブで、それらが繋がって大きな1つのジョブを構成している。
【0023】
以下、図5〜図7を用いて、本発明の印刷装置の動作について説明する。
図5は、印刷制御部105により実行される動作の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、印刷制御部105のCPUがROMに格納されるプログラムを読み出して実行することにより実現される。
【0024】
図6、図7は、検査制御部109により実行される動作の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、検査制御部109のCPUがROMに格納されるプログラムを読み出して実行することにより実現される。
【0025】
先ず、図5,図6を用いて、全てのページが異なる印刷ジョブ(例えば図4(a))を印刷した時の動作について説明する。
ユーザがホストコンピュータ101上でアプリケーションプログラムを使用して印刷データを作成して印刷の実行を行うと、ホストコンピュータ101は、印刷用データを印刷制御部105へ送り、検査用データを検査制御部109へ送る。印刷制御部105は、ホストコンピュータ101から送信された印刷用データを受信して、印刷ジョブとして不図示の記憶装置(ハードディスク等)に格納し、ユーザからの印刷指示を待つ。ユーザは、UI部106を操作して印刷ジョブの受信を確認し、印刷するジョブを選択し、ジョブの情報に基づいて給紙部103に印刷用紙をセットする。
【0026】
印刷制御部105は、ユーザによる印刷ジョブの選択操作を検知すると(S601)、選択された印刷ジョブの印刷を開始し(S602)、検査制御部109に対して上記S602で開始した印刷ジョブのジョブ情報を通知する(S603)。なお、このジョブ情報には、ジョブID、ジョブの構成情報(ページ数、両面印刷/片面印刷等の情報、小ジョブ(部分ジョブ)の構成情報等)が含まれている。
【0027】
次に、印刷制御部105は、先ず印刷ジョブを解析して(S604)、給紙部103及びインサータ部107に必要な用紙がセットされているか否かを確認する(S605)。
そして、上記S605にて、給紙部103及びインサータ部107に必要な用紙がセットされていない(用紙自体がセットされていない、又は、用紙はセットされているがサイズが異なる)と判定した場合には、印刷制御部105は、S606に処理を進める。
【0028】
S606では、印刷制御部105は、UI部106にエラーの表示を行いユーザに対して用紙のセットを促し(S606)、S605に処理を戻す。
一方、上記S605にて、給紙部103及びインサータ部107に必要な用紙がセットされていると判定した場合には、印刷制御部105は、S607に処理を進める。
S607では、印刷制御部105は、印刷ジョブからイメージデータを作成し、印刷ジョブに従って給紙部103から給紙した用紙に印刷を行い、印刷済み用紙をインサータ部107へ搬送(出力)するように制御する。そして、インサータ部107は、上記印刷部104から搬送された印刷済み用紙を検査部108へ搬送(出力)する。
【0029】
次に、S620において、印刷制御部105は、上記S607で印刷実行したジョブがジョブ内の小ジョブ(部分ジョブ)順の変更が可能なジョブ(例えば図4(b)に示してようなジョブ)であるか否かを判定する。ここでは、印刷ジョブが1ページもしくは複数ページがセットとなる部分ジョブが複数集まって構成される印刷ジョブか否かを判定する。そして、複数の部分ジョブから構成されていないと判定された印刷ジョブは、ジョブ内の小ジョブ順の変更が不可能と判断する。一方、複数の部分ジョブから構成されていると判定された印刷ジョブは、ジョブ内の小ジョブ順の変更が可能と判断する。
【0030】
そして、ジョブ内の小ジョブ順の変更が可能なジョブであると判定した場合(S620でYes)、印刷制御部105は、S621に処理を進める。S621以降の処理は、複数枚がセットになったジョブが複数集まって大きなジョブになっている場合に生産性を落とさずにリカバリする場合の動作として後述する。
【0031】
一方、ジョブ内の小ジョブ順の変更が可能なジョブではない(例えば図4(a)に示したようなジョブ)と判定した場合(S620でNo)、印刷制御部105は、S608に処理を進める。
【0032】
次に、印刷制御部105は、上記S607で印刷実行したジョブのジョブ終了、又は、NG発生(検査制御部109からのNG発生の通知)を待機する(S608,S609)。
【0033】
ここで、検査制御部109側の動作について説明する。
検査制御部109は、ホストコンピュータ101から送信された検査用データを受信すると、該検査用データを不図示の記憶装置(ハードディスク等)に格納し、印刷制御部105からのジョブ情報の受信を待つ(S701)。
【0034】
検査制御部109は、印刷制御部105からジョブ情報を受信すると(S701でYes)、S702に処理を進める。
S702では、検査制御部109は、S701で受信したジョブ情報を解析して、そのジョブがジョブ内の小ジョブ順の変更が可能なジョブ(例えば図4(b)に示すようなジョブ)であるか否かを判定する。ここでは、印刷ジョブが1ページもしくは複数ページがセットとなる部分ジョブが複数集まって構成される印刷ジョブか否かを判定する。そして、複数の部分ジョブから構成されていないと判定された印刷ジョブは、ジョブ内の小ジョブ順の変更が不可能と判断する。一方、複数の部分ジョブから構成されていると判定された印刷ジョブは、ジョブ内の小ジョブ順の変更が可能と判断する。
【0035】
そして、ジョブ内の小ジョブ順の変更が可能なジョブであると判定した場合(S702でYes)、検査制御部109は、図7のS803に処理を進める。なお、図7のS803以降の処理は、複数枚がセットになったジョブが複数集まって大きなジョブになっている場合に生産性を落とさずにリカバリする場合の動作として後述する。
【0036】
一方、ジョブ内の小ジョブ順の変更が可能なジョブではない(例えば図4(a)に示したようなジョブ)と判定した場合(S702でNo)、検査制御部109は、S703に処理を進める。
【0037】
S703では、検査制御部109は、上記ホストコンピュータ101から受信済みの検査用データから比較用のデータを作成する。
次に、S704において、検査制御部109は、検査部108内の搬入センサ308により印刷済み用紙の搬送を検出するまで待機し、用紙の搬送を検出すると(S704でYes)、S705に処理を進める。
【0038】
S705では、検査制御部109は、上記搬送されてきた印刷済み用紙の表面,裏面をラインセンサ1(301),ラインセンサ2(302)を用いて読み取り、読み取ったデータを取得(ラインセンサから受信)するように制御する。
【0039】
次に、検査制御部109は、ラインセンサ1(301),ラインセンサ2(302)から受信したデータから印刷紙面情報を抽出し、該抽出した印刷紙面情報を前記比較データと比較して良否判定を行う(S706)。即ち、印刷が行われた用紙の印刷異常の有無を検査する。なお、印刷データが存在するページでは印刷紙面情報を構成するデータと比較し、印刷データが存在しないページではそのページに汚れがないかの検査を行う。例えば、S704で搬送されてきた用紙が表面のみ印刷された用紙であった場合、その用紙の表面に対応するページに関しては印刷データが存在するため、該印刷データと表面ページの印刷紙面情報を構成するデータとを比較する。一方、その用紙の裏面に対応するページに関しては印刷データが存在しないため、裏面ページの印刷紙面情報に基づいてそのページに汚れがないかの検査を行う。
【0040】
そして、上記S706の判定結果が問題ない(良(印刷異常なし)、即ち判定OK)を示す場合(S707でYes)、検査制御部109は、上記S704で搬送されてきた印刷済み用紙をフィニッシャ部に排出する(S708)。
【0041】
そして、検査制御部109は、上記S701で受信したジョブ情報に対応する印刷ジョブが終了したか否かを判定し(S709)、まだ印刷ジョブが終了していないと判定した場合(S709でNo)、S704に処理を戻す。
【0042】
また、上記S706の判定結果が問題あり(否(印刷異常)、即ち判定NG)を示す場合(S707でNo)、検査制御部109は、先ず印刷制御部105に対してNG発生を通知し、印刷中断を指示する(S710)。なお、NG発生の通知には、ジョブID、NGとなったページ番号等が格納されている。
【0043】
さらに、検査制御部109は、経路切替部3(306)を切り替えてNGと判断した用紙をエスケープトレイ307に排出するように制御する(S711)。そして、排出後、経路切替部3(306)を元に戻す。
【0044】
さらに、検査制御部109は、経路切替部1(304)を切り替え、引き続いて搬送される装置内(印刷部104内)にある機内紙に対して検査を行ってバッファトレイ303に格納する(S712)。即ち、NGと判断された用紙の後から再印刷される用紙の直前までのOKと判断された用紙をバッファトレイ303に格納する。そして、全ての機内紙をバッファトレイ303に格納終了したら、検査制御部109は、経路切替部1(304)を元に戻し、印刷制御部105に格納終了を通知し、リカバリ印刷(上記NGと判定された用紙に対応するページの再印刷)を指示する(S713)。
【0045】
そして、検査制御部109は、S714において、検査部108内の搬入センサ308によりリカバリ印刷済み用紙の搬送を検出するまで待機し、リカバリ印刷済み用紙の搬送を検出すると(S714でYes)、S715に処理を進める。
【0046】
S715では、検査制御部109は、上記搬送されてきた印刷済み用紙の表面,裏面をラインセンサ1(301),ラインセンサ2(302)を用いて読み取り、読み取ったデータを取得(ラインセンサから受信)するように制御する。
【0047】
次に、検査制御部109は、ラインセンサ1(301),ラインセンサ2(302)から受信したデータから印刷紙面情報を抽出し、該抽出した印刷紙面情報を前記比較データと比較して良否判定を行う(S716)。
【0048】
そして、上記S716の判定結果が問題有り(否(印刷異常)、即ち判定NG)を示す場合(S717でNo)、検査制御部109は、印刷制御部105に対してNG発生を通知する(S720)。
【0049】
さらに、検査制御部109は、経路切替部3(306)を切り替えてNGと判断した用紙をエスケープトレイ307に排出するように制御する(S721)。そして、排出後、経路切替部3(306)を元に戻す。
【0050】
さらに、検査制御部109は、再度、リカバリ印刷(上記NGと判定された用紙に対応するページの再印刷)を指示し(S722)、S714に処理を戻す。
一方、上記S716の判定結果が問題ない(良(印刷異常なし)、即ち判定OK)を示す場合(S717でYes)、検査制御部109は、S718に処理を進める。
S718では、検査制御部109は、上記S714で搬送されてきた再印刷済み用紙をフィニッシャ部に排出し、経路切替部2(305)を切り替え、バッファトレイ303内の用紙を110のフィニッシャ部に排出する。そして、排出後、経路切替部2(305)を元に戻す。
【0051】
そして、検査制御部109は、印刷制御部105に対してジョブの再開を指示し(S720)、S704に処理を戻す。
そして、検査制御部109は、上記S701で受信したジョブ情報に対応する印刷ジョブが終了したか否かを判定した場合(S709でYes)、本フローチャートの処理を終了する。
【0052】
ここで、再度、印刷制御部105側の説明に戻る。
印刷制御部105は、上記S607で印刷実行したジョブに対するNG発生の通知及び印刷中断指示を検査制御部109から受信すると(S609でYes)、該NG発生したジョブを中断し(S610)、S611に処理を進める。
【0053】
S611では、印刷制御部105は、機内紙(印刷部104内に存在する用紙)の全てを検査部108に排出し、全ての機内紙の排出完了を確認する(S611)。
全ての機内紙の排出完了を確認すると(S611でYes)、印刷制御部105は、NGと判定されたページ(NG発生の通知に含まれるページ番号から特定)に対応する用紙の再印刷を行う(S612)。さらに、印刷制御部105は、再印刷した用紙が検査NGであるか否かを判定する(S613)。
【0054】
そして、再印刷した用紙が検査NGである(NG通知を検査制御部109から受信したと)と判定した場合(S613でYes)、印刷制御部105は、S612に処理を戻し、再度、NGページに対応する用紙の再印刷を行う。
【0055】
一方、再印刷した用紙が検査NGでない(OK通知を検査制御部109から受信していない)と判定した場合(S613でNo)、印刷制御部105は、検査制御部109からジョブ再開指示を受信したか否かを判定する(S614)。
【0056】
そして、ジョブ再開指示を受信していないと判定した場合(S614でNo)、印刷制御部105は、S613に処理を戻し、検査制御部109からの通知の受信を待機する。
そして、ジョブ再開指示を受信したと判定した場合(S614でYes)、印刷制御部105は、上記S610で中断したジョブを再開し(S615)、S608に処理を戻す。
【0057】
そして、印刷制御部105は、上記S607で印刷実行したジョブ(S615で再開したジョブ)が終了したと判定した場合(S608でYes)、本フローチャートの処理を終了する。
【0058】
次に、図5,図7を用いて、複数枚がセットになったジョブが複数集まって大きなジョブになっている場合に、生産性を落とさずにリカバリする場合の動作を説明する。
印刷制御部105は、S620において、上記S607で印刷実行したジョブがジョブ内の小ジョブ順の変更が可能なジョブ(例えば図4(b)に示してようなジョブ)であると判定した場合(S620でYes)、S621に処理を進める。
【0059】
そして、印刷制御部105は、上記S607で印刷実行したジョブのNG発生(検査制御部109からのNG発生の通知)、又は、ジョブ終了を待機する(S621,S623)。
【0060】
印刷制御部105は、上記S607で印刷実行したジョブに対するNG発生の通知を検査制御部109から受信した場合(S621でYes)、該NGと通知されたページ番号を不図示のRAM等に記録し(S622)、S623に処理を進める。
【0061】
一方、印刷制御部105は、上記S607で印刷実行したジョブに対するNG発生の通知を検査制御部109から受信しない場合(S621でNo)、そのままS623に処理を進める。
【0062】
S623において、印刷制御部105は、上記S607で印刷実行したジョブがまだ終了していない判定した場合(S623でNo)、S621に処理を戻す。
一方、上記S623において、上記S607で印刷実行したジョブが終了しと判定した場合(S623でYes)、印刷制御部105は、未終了のリカバリ印刷が有るか否かを判定する(S624)。
【0063】
そして、未終了のリカバリ印刷が有ると判定した場合(S624でYes)、印刷制御部105は、印刷制御部105は、NG判定されたページが含まれる小ジョブの再印刷(リカバリ印刷)を実行し(S625)、S621に処理を戻す。
【0064】
一方、上記S624にて、未終了のリカバリ印刷が無い(NG判定されたページが無かった場合も含む)と判定した場合(S624でNo)、印刷制御部105は、本フローチャートの処理を終了する。
【0065】
以下、図7を用いて、検査制御部109側の動作について説明する。
検査制御部109は、上記図6のS701で受信したジョブ情報がジョブ内の小ジョブ順の変更が可能なジョブ(例えば図4(b)に示してようなジョブ)であると判定した場合(図6のS702でYes)、図7のS803に処理を進める。
【0066】
S803では、検査制御部109は、上記ホストコンピュータ101から受信済みの検査用データから比較用のデータを作成する。
次に、S804において、検査制御部109は、検査部108内の搬入センサ308により印刷済み用紙の搬送を検出するまで待機し、用紙の搬送を検出すると(S804でYes)、S805に処理を進める。
【0067】
S805では、検査制御部109は、上記搬送されてきた印刷済み用紙の表面,裏面をラインセンサ1(301),ラインセンサ2(302)を用いて読み取り、読み取ったデータを取得(ラインセンサから受信)するように制御する。
【0068】
次に、検査制御部109は、ラインセンサ1(301),ラインセンサ2(302)から受信したデータから印刷紙面情報を抽出し、該抽出した印刷紙面情報を前記比較データと比較して良否判定を行う(S806)。即ち、印刷が行われた用紙の印刷異常の有無を検査する。
【0069】
次に、検査制御部109は、上記S804で搬送されてきた印刷済み用紙が属する小ジョブ内でNG発生済みか否かを判定する(S807)。そして、小ジョブ内ではNGは発生していないと判断した場合(S807でNo)、S809に処理を進め、上記S806の判定結果で処理を分岐させる。
【0070】
S809では、検査制御部109は、上記S806の判定結果が問題ない(良、即ち判定OK)を示す場合(S809でYes)、S810に処理を進める。
S810では、検査制御部109は、上記S804で搬送されてきた印刷済み用紙が属する小ジョブが複数ページから構成されるか否かを判定する。なお、小ジョブが両面印刷のように、1枚の用紙に複数ページが印刷されるジョブの場合には、該小ジョブが複数枚の用紙にわたって印刷されるジョブか否かを判定するものとする。
そして、複数ページから構成されない(1枚の用紙にのみ印刷されるジョブ)と判定した場合(S810でNo)、検査制御部109は、上記S804で搬送されてきた印刷済み用紙をそのままフィニッシャ部110に排出し(S811)、S820に処理を進める。
【0071】
一方、上記S804で搬送されてきた印刷済み用紙が属する小ジョブが複数ページから構成される(複数枚の用紙にわたって印刷されるジョブ)と判定した場合(S810でYes)、検査制御部109は、上記S804で搬送されてきた用紙をバッファトレイ303に排出する(S812)。
【0072】
次に、検査制御部109は、上記S812でバッファトレイに排出した用紙が少ジョブの最後のページに対応する用紙であるか否かを判定する。そして、その用紙が少ジョブの最後のページに対応する用紙でないと判断した場合(S813でNo)、そのままS820に処理を進める。
【0073】
一方、上記S812でバッファトレイに排出した用紙が少ジョブの最後のページに対応する用紙であると判断した場合(S813でYes)、S814に処理を進める。S814では、検査制御部109は、バッファトレイ303に排出されスタックされた小ジョブの全てのページを111のフィニッシャ部110に排出し、S820に処理を進める。
【0074】
また、上記S806の判定結果が問題あり(否、即ち判定NG)を示す場合(S809でNo)、検査制御部109は、印刷ジョブを続行したまま(印刷ジョブを中断することなく)、S815に処理を進める。
S815では、検査制御部109は、経路切替部3(306)を切り替えてNGと判断した用紙をエスケープトレイ307に排出するように制御する。
次に、検査制御部109は、上記S815でエスケープトレイ307に排出した用紙が属する小ジョブ内のページに対応する用紙がバッファトレイ303にスタックされているか否かを判定する(S816)。
【0075】
そして、同じ小ジョブ内のページに対応する用紙がバッファトレイ303にスタックされていると判定した場合(S816でYes)、検査制御部109は、S817処理を進める。
【0076】
S817では、検査制御部109は、バッファトレイ303に排出されスタックされた小ジョブの全てのページを111のフィニッシャ部110に排出し、S818に処理を進める。
【0077】
一方、上記S816で、同じ小ジョブ内のページに対応する用紙がバッファトレイ303にスタックされていないと判定した場合(S816でNo)、検査制御部109は、そのままS818処理を進める。
【0078】
S818では、検査制御部109は、NGと判断したページの属する少ジョブの番号を図示しないRAM等に記憶し、NGと判断したページのページ番号を印刷制御部105に通知し、S820に処理を進める。
【0079】
そして、検査制御部109は、上記NGとして記憶されている小ジョブの番号に基づいて、未終了のリカバリ印刷の有無の確認(S820)と、ジョブ終了の確認(S821)を行う。そして、未終了のリカバリ印刷が有る(S820でYes)、又は、未だジョブ終了していない(S821でNo)と判定した場合、検査制御部109は、S804に処理を戻す。
【0080】
そして、上記S807にて、上記S804で搬送されてきた印刷済み用紙が属する小ジョブ内でNGが発生済みであると判定した場合(S807でYes)、検査制御部109は、S808に処理を進める。S808では、検査制御部109は、上記S804で搬送されてきた印刷済み用紙(NGページと同じ小ジョブのページに対応する用紙)をエスケープトレイに排出し、S804に処理を戻す。
【0081】
また、未終了のリカバリ印刷が無い場合(NGとなった小ジョブがなかった、又は、全てのリカバリ印刷で検査OKとなった)場合(S820でNo)、且つ、ジョブが終了した場合(S821でYes)、検査制御部109は、本フローチャートの処理を終了する。
【0082】
なお、本実施例では、ジョブ内の小ジョブ(部分ジョブ)順を変更可能な場合で、小ジョブを構成する枚数が少ない時には、検査にてNGが発生した場合に廃棄する印刷済み用紙は少ない。しかし、小ジョブを構成するページ数が多い場合には廃棄枚数が多くなる。よって、検査制御部109が検査にてNGと判断し、印刷制御部105がNG通知を受けた時にまだ小ジョブの残りページを印刷していた場合には、直ちに小ジョブの印刷をキャンセルして次の小ジョブの印刷を実行するように制御してもよい。この構成の場合には、印刷制御部105から検査制御部109にどのページを印刷しどのページをキャンセルしたかを連絡して同期を取ることで処理を変更することは可能である。
【0083】
また、本実施例で説明したように、入力された印刷ジョブのページ構成情報と、出力された印刷物のページ構成情報が異なるので、印刷制御部105は後者の情報を作成してジョブ終了後にホストコンピュータ101に出力することも可能である。
例えば、検査制御部109は、複数の部分ジョブから構成されていると判定された印刷ジョブ(ジョブ内の小ジョブ順の変更が可能な印刷ジョブ)において、再印刷(リカバリ印刷)を実行した場合、前記印刷ジョブの排出ページ順序を示す情報を作成してシートに印刷出力するように印刷制御部105に指示を送信する構成としてもよい。なお、上記印刷ジョブの排出ページ順序を示す情報をUI部106に表示出力するようにしてもよい。また、印刷ジョブの排出ページ順序を示す情報を印刷ジョブの送信元のホストコンピュータ101に送信出力するようにしてもよい。この場合、この情報を受け取ったホストコンピュータ101のCPUは、上記情報をホストコンピュータ101のディスプレイに表示するように制御する。
【0084】
なお、印刷装置100にスキャナ部を設け、スキャナ部で読み取った画像データを印刷部104で印刷する印刷ジョブ(コピージョブ)についても本発明を適用可能である。また、印刷装置100にハードディスクドライブ等の記憶装置を設け、該記憶装置に画像データを記憶可能にし、該記憶装置に記憶された画像データに基づく印刷ジョブ(ボックス印刷ジョブ)についても、本発明を適用可能である。なお、上記コピージョブやボックス印刷ジョブの場合、検査用データをスキャナ部、印刷部104、印刷制御部105から検査制御部109に送信するものとする。
【0085】
また、ホストコンピュータ101の印刷ジョブでも、検査用データを印刷部104から検査制御部109に送信するようにしてもよい。
以上示したように、印刷ジョブの全てのページが異なる場合には、NGページが発生した時点でリカバリ印刷を行い、挿入しなければ入力データと異なった出力物となってしまうため、生産性の低下を防止することは難しい。しかしながら、1ページもしくは複数ページがセットとなり複数のセットからジョブが作成されているような時には、生産性の低下を最小限に押さえることが可能である。
【0086】
本実施例の印刷装置では、1ページもしくは複数ページがセットとなる部分ジョブが複数集まって構成される印刷ジョブのように、セット(部分ジョブ)が出力される順番を無視できる場合には、セット(部分ジョブ)内のページ順を保証した上で、生産性の低下を抑えることができる。
【0087】
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0088】
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【0089】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【0090】
以上示したように、本発明の印刷装置は、印刷出力物の検査時に印刷異常と検出されたページの再印刷に伴うパフォーマンスダウンを抑えること可能となる。
【符号の説明】
【0091】
100 印刷装置
104 印刷部
105 印刷制御部
108 検査部
109 検査制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷ジョブを実行することによりシートに画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段により印刷が行われたシートの印刷異常を検査する検査手段と、
前記印刷ジョブが1ページもしくは複数ページがセットとなる部分ジョブが複数集まって構成される印刷ジョブか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により複数の部分ジョブから構成されていないと判定された印刷ジョブでは、前記検査手段により印刷異常が検出されると、前記印刷ジョブを一時的に中断して、前記印刷異常が検出されたシートに対応するページの再印刷を実行するように制御し、一方、前記判定手段により複数の部分ジョブから構成されていると判定された印刷ジョブでは、前記検査手段により印刷異常が検出されても前記印刷ジョブを続行して、前記印刷ジョブの終了後に、前記印刷異常が検出されたシートに対応する部分ジョブの再印刷を実行するように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記検査手段により印刷異常が検出されたシートを破棄する破棄手段と、
排出又は廃棄する前にシートを一時的に格納可能な退避手段とを有し、
前記制御手段は、前記判定手段により複数の部分ジョブから構成されていると判定された印刷ジョブでは、前記検査手段により印刷異常が検出されるまでは印刷異常が検出されなかったシートを前記退避手段に格納して部分ジョブが終了した場合に前記退避手段に格納された全てのシートを排出し、前記検査手段により印刷異常が検出された場合には前記退避手段に格納した全てのシートを廃棄するように制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記判定手段により複数の部分ジョブから構成されていないと判定された印刷ジョブでは、前記検査手段により印刷異常が検出されるまでは印刷異常が検出されなかったシートを排出し、前記検査手段により印刷異常が検出された後から前記再印刷されたシートの直前までの前記印刷異常が検出されなったシートを前記退避手段に格納して前記再印刷されたシートを排出した後に前記退避手段に格納した全てのシートを排出するように制御することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記制御手段は、1枚のシートへ印刷を行う部分ジョブでは、前記検査手段により印刷異常が検出されなかったシートを前記退避手段に格納することなく排出するように制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記判定手段により複数の部分ジョブから構成されていると判定された印刷ジョブでは、前記再印刷を実行した場合、前記印刷ジョブの排出ページ順序を示す情報を作成して出力するように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項6】
印刷装置を制御する制御方法であって、
印刷手段が、印刷ジョブを実行することによりシートに画像を印刷する印刷ステップと、
検査手段が、前記印刷ステップで印刷されたシートの印刷異常を検査する検査ステップと、
判定手段が、前記印刷ジョブが1ページもしくは複数ページがセットとなる部分ジョブが複数集まって構成される印刷ジョブか否かを判定する判定ステップと、
制御手段が、前記判定ステップで複数の部分ジョブから構成されていないと判定された印刷ジョブでは、前記検査ステップで印刷異常が検出されると、前記印刷ジョブを一時的に中断して、前記印刷異常が検出されたシートに対応するページの再印刷を実行するように制御し、一方、前記判定ステップで複数の部分ジョブから構成されていると判定された印刷ジョブでは、前記検査ステップで印刷異常が検出されても前記印刷ジョブを続行して、前記印刷ジョブの終了後に、前記印刷異常が検出されたシートに対応する部分ジョブの再印刷を実行するように制御する制御ステップと、
を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
【請求項7】
印刷装置に設けられたプロセッサを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載された印刷装置の手段として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−177980(P2011−177980A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−42930(P2010−42930)
【出願日】平成22年2月26日(2010.2.26)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】