説明

双方向多参加者ゲームのためのシステム及び方法

多数のゲームマシンにおけるゲームのコミュニティ参加及び娯楽性を向上させる複数のリンクされたゲームマシンが開示される。プレイヤは、双方向ゲームに、同時に、交互に又は系統的シーケンスで、グループ又はコミュニティとして参加する。参加プレイヤは、各プレイヤの行動及び結果がコミュニティにおける他のプレイヤに影響するように、ゲームにおいて競争する。双方向ゲームは、熟練度と幸運を結合して、ゲームのプレイを改善する。双方向ゲームは、プレイヤが参加のために資格を得る必要のあるボーナスゲームである。プレイヤが資格を得ない場合には、ゲームに参加するために賭けることができる。異なる賭けを伴うプレイヤが同じゲームに参加することができ、そしてプレイヤは、他のプレイヤの成果に賭けることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、ゲームに係り、特に、ゲームで賭けをすることを許すゲームマシン、より詳細には、多数のプレイヤのコミュニティにより双方向にプレイするために一緒にネットワーク化された複数のゲームマシンに係る。
【0002】
本出願は、2004年12月6日に出願された米国プロビジョナル特許出願第60/633,718号、及び2005年10月13日に出願された米国プロビジョナル特許出願第60/726,372号の利益を請求する。
【背景技術】
【0003】
カジノ環境にあるような賭博ゲーム、例えば、テーブルゲームやスロットマシンの各々は、通常、賭けを行う1人のプレイヤにより個々にプレイされ、そしてプレイしたゲームの成果に基づいて、コインやクレジット等を収集したり失ったりする。その成果は、通常、カジノにおける他のプレイヤやスロットマシンの結果とは独立している。
【0004】
テーブルゲームは、一般に、多数のプレイヤが物理的なテーブルの周りに座って、ゲームを行なう前にゲームの潜在的な成果に対して賭けをしてプレイする良く知られた賭博ゲーム(例えば、ブラックジャック、クラップス、ルーレット)である。ある変形例では、プレイヤがゲームのプレイに参加する一方、他の変形例では、プレイヤがプレイされているゲームを見るが、このような全ての変形例では、各プレイヤが、自分自身の参加に関係するゲームの成果に基づいて収集し又は負けとなる。テーブルゲームでは、一般に、プレイヤが賭けをし、ゲームがプレイされ(例えば、ディーラーと称されるカジノの従業員により、又はある場合にはコンピュータにより)、その後、ゲームの結果が評価され、そしてゲームの成果に基づいてプレイヤに支払がなされる。ルーレットやキーノのようなあるテーブルゲームでは、プレイヤの関与が、賭けをすることと、ホイール又はボード上の成果を見ることに限定される。全てのプレイヤは、他のプレイヤの結果とは独立して勝ったり負けたりする。
【0005】
ブラックジャックやパイ・ゴウ(Pai-gow)ポーカーのような他のテーブルゲームでは、プレイヤがゲームの進行(例えば、カードを引いたりグループ分けしたりする)中に1つ以上の判断を行い、プレイヤの手をディーラーの手に対して評価することにより成果が決定される。この場合も、全てのプレイヤは、他のプレイヤの結果とは独立して勝ったり負けたりする。
【0006】
又、ファイブカードドロー(five-card draw)ポーカーやテキサス・ホールデム(Texas-hold'em)のような更に別のテーブルゲームでは、プレイヤは、共通の懸賞総賭け金(prize pot)に賭けることによりテーブルの他のプレイヤに対して各ゲームをプレイし、1人のプレイヤがゲームに勝って懸賞総賭け金を徴収するが、他の全てのプレイヤは負けとなり、ゲームの終りに懸賞総賭け金の一部分を徴収することから除外される。この形式のゲームでは、プレイヤは、互いに金銭を勝ったり負けたりする。カジノ環境では、運営者又はカジノが、各プレイヤの熟練度に関わらず、損失のリスクなく、懸賞総賭け金の一定パーセンテージを取得する。プレイヤは、ハウスに対して競い合うか互いに競い合うかに関わらず、グループ設定でテーブルゲームをプレイして楽しむ。
【0007】
テーブルゲームに参加するプレイヤは、コミュニティとしてプレイし、グループ参加は、プレイヤが、スロットマシンを単独でプレイするのに対して、テーブルゲームのプレイを選択する1つの特徴である。ルーレットや、ブラックジャックや、あるポーカーゲームのような幾つかのテーブルゲームは、1人のプレイヤがディーラーに対してプレイできるが、ほとんどのプレイヤは、通常、多数のプレイヤがゲームに参加する状態でテーブルゲームをプレイすることを好む。テーブルゲームのプレイヤは、それらの経験を共有し、それらのプレイの結果を、同じテーブルの他のプレイヤに対して評価する。このコミュニティプレイの観点は、あるプレイヤにとってテーブルゲームの望ましい特徴である。
【0008】
スロットマシン、ポーカーマシン、ブラックジャックマシンのような更に別のゲームマシンは、時には、テーブルゲームよりもプレイヤにとって望ましいことがある。ゲームマシンは、この技術において良く知られており、通常、スピンする機械的リールやビデオディスプレイを使用して、ゲームの結果を表示する。これらのマシンは、最小限、プレイヤ用入力装置、例えば、機械的ボタン、ハンドル又はタッチスクリーンモニタを含む。プレイヤは、ゲームのプレイに金銭を賭け、これは、しばしば、マシンにクレジットとして登録される。各マシンは、プレイヤが賭けた金銭を、それがコインや紙幣の挿入によるものか、引換券によるものか、クレジットカードによるものか、又は電子資金移動によるものかに関わらず、登録する。各マシンは、ホッパーからコインを払い出すか、紙幣を払い出すか、引換券をプリントするか、クレジットカードにクレジットを入れるか、又は他の電子資金移動によるかのいずれかの換金手段をプレイヤに提示する。
【0009】
慣習的なスロットマシンは、複数の回転する機械的ドラム又はリールを有し、これらは、回転し、そして停止して、リールを横切って描かれた1つ以上のペイライン上の記号を示す。これらは、実際の機械的リールであってもよいし、又はしばしばビデオディスプレイ上のコンピュータシミュレーションのこともある。プレイヤは、これらペイラインの1つ以上にコイン又はクレジットを賭け、スピン動作し、そして賭けたペイライン上の記号のある組み合せに対して支払を受け取る。最近のビデオスロットマシンは、これらの同じ形式の特徴を与え、そして多くの場合に、ゲームが特定の記号組み合せを生じるときに発生するボーナスゲームを追加している。多数のこのようなケースにおいて、ゲームの成果及びプレイは、賭けをするプレイヤにとって孤独である。ほとんどのケースでは、長期の結果に影響を及ぼすようにプレイヤによりなされる上手な選択はない。
【0010】
上述したように、多くのスロットマシンではボーナスゲームが与えられる。ボーナスゲームは、通常、ゲームの賭けたプレイからある組み合せが生じ、例えば、スロットマシンにおいてプレイヤが賭けたペイライン上にあるパターンの記号が発生し、例えば、賭けたペイラインに「ボーナスゲーム」記号の行が現れることにより、ランダムな時間にプレイに対して作動される。ボーナスゲームは、これが作動されると、一般に、スロットマシンのディスプレイに表示される個別のゲームで構成される。例えば、プレイヤは、提示されたオブジェクトの選択肢からオブジェクトを選択し、そしてゲームをプレイした後に明らかとなったオブジェクトの値に基づいてコイン又はクレジットを受け取る。他のボーナスゲームでは、プレイヤの楽しみのためにイベントが表示され、プレイヤは、イベントの成果に基づいてコイン又はクレジットを受け取る。
【0011】
あるプレイヤは、グループでのプレイを楽しむ。ゲームマシンは、多くの場合、ビデオポーカーマシンのエリアのような同じゲームのグループにおいて、或いは同じ又は同様のタイトル、テーマ又はブランドをもつゲームのバンクにおいて、カジノ内に配列される。プレイヤは、個々のプレイの間に、近傍のマシンのプレイヤとの社交的なやり取りをしばしば楽しみ、他のプレイヤにより達成された成果を証言しコメントし、そして自分の結果を、他のプレイヤが達成するものに対して評価する。
【0012】
プレイヤが望ましいと分かるゲームマシンの社交的観点を向上させるために、カジノは、プレイヤが互いにプレイするコンテストをしばしば構成する。スロットトーナメントとして知られている1つのコンテストは、一般に、各参加者が自身のスロットマシンにおいて、例えば、5分から15分の割り当てられた時間周期にわたり、又は一定のクレジット数を使用して、プレイすることを含む。プレイヤは、一度に1人がプレイしてもよいし、或いは好ましくは、トーナメントにおける他のプレイヤと同時にプレイしてもよい。コンテストの勝者は、どのプレイヤがトーナメント期間中に勝者となる最大の得点をしたかの決定により選択される。
【0013】
スロットマシントーナメントは、コンテストエリアを形成するためのスロットマシンの時間浪費な移動と、スロットマシンの再プログラミング(これは、トーナメント用にマシンを設定するためにコンピュータチップセットを交換することによりマシンハードウェアを変更することを含む)とをしばしば伴う当地による実質的な努力を必要とする。更に、カジノによるスロットマシンの移動及び再プログラミングは、トーナメントの前に取締り人によりマシンを物理的に点検することをしばしば伴う政府の取締り監督を必要とする。トーナメントのプレイは、プレイヤをマシンに座らせ、トーナメント中にプレイを監視し、そして勝者を決定するために、当地がホスト役を務めねばならない。当地は、スロットトーナメントを創設するために実質的なリソースを消費する。というのは、スロットマシンのプレイヤは、参加プレイヤの間に高い社交的及びコミュニティ関与を与えることにより、通常の個々のスロットマシンとは異なる多参加者イベントを楽しむからである。
【0014】
これらのゲームマシンは、必ずしも完全に独立して機能しなくてもよい。ある望ましい場合には、それらマシンを、ローカル環境におけるLAN、或いはよりグローバルなアプリケーションにおけるワイドエリアネットワーク(プライベート)又はインターネットを経て相互接続し、多数のプレイヤを同時に参加させることができる。
【0015】
参加は、集中型ディスプレイにリンクされた複数のゲームマシンから引き出されるボーナスゲーム情報を含むゲーム情報を示すディスプレイの形態でよい。Gomez氏の米国特許出願第09/844,082号、及びDeMar氏のヨーロッパ特許EP0981119A2号は、両方とも、個々のゲームマシンからボーナスゲームを良く見えるようにする集中型ディスプレイを伴うリンクされた複数のゲームマシンを開示している。
【0016】
ゲームマシンのプレイヤは、定期的にコミュニティとしてゲームをプレイする機会を楽しむ。種々のコミュニティボーナスゲームが示唆されている。次のものがこれらの幾つかを説明している。
【0017】
シーリグ(Seelig)氏の米国特許第5,779,544号、第5,976,015号及び第5,997,400号は、個々のゲームマシンでプレイされるレースゲームを開示している。各プレイヤの進行が個々のマシン又は共通のディスプレイに示されている。又、シーリグ氏の米国特許第5,779,544号、第5,976,015号及び第5,997,400号は、多数のレース要素を保持するオーバーヘッドレースディスプレイに結合された複数のスロットマシンを開示している。シーリグ氏の特許は、ゲームの開始時に関連レース要素が各プレイヤに指定されるゲームを説明している。プレイしているゲームにおいてプレイヤが勝つたびに、又はスロットマシンのハンドルを引っ張るたびに、或いはスロットマシンの1つをコインでプレイするたびに、プレイヤのレース要素が所定の距離だけ移動される。
【0018】
ブラウン(Brown)氏の米国特許第6,793,575号は、多数のプレイヤにより同時にプレイされるレースゲームを説明している。プレイヤは、一実施形態においてレースカーを選択し、そして賭けを入力する。賭けは、プリセットされた最大値まで完了することが望まれるレースの数についてプレイヤによる入力を必要とする。従って、プレイヤは、全ての段階(レース又はラップ)で賭けるように選択することができる。各レースカーには、第1レースの開始時に、最終位置がランダムに指定される。プレイヤは、最終位置について制御することができない。
【0019】
ゲームマシンがリンクされていて、多数のプレイヤが基本的ゲームをプレイし、ボーナスゲームを得る。「幸運のスーパースピンホイール(Super Spin Wheel of Fortune)」ゲームは、リンクされたゲームマシンの中心にある巨大ホイールをスピンするチャンスに対して、多数のプレイヤが、リンクされたスロットマシンをプレイするのを許す。指定の時間周期内にボーナスゲームに到達する多数のプレイヤは、ボーナスホイールのスピンに一緒に参加することができる。ボーナスホイールの各スピンは、互いに独立している。
【0020】
複数のリンクされたゲームマシンでプレイするプレイヤに定期的ボーナスを与えるように構成されたリンク型スロットマシン、例えば、ミコーン(Mikohn)により提供される「マネータイム(Moneytime)」又はアクレス(Acres)による「ハリケーンゾーン(Hurricane Zone)」のリンク型スロットマシンがある。又、成長する又は進行性積み立て掛け金(jackpot)に対する基本的ゲームを多数のプレイヤがプレイするように構成されたリンク型ゲームマシンもある。又、ボーナスゲームのプレイを得るチャンスに対して基本的ゲームを多数のプレイヤがプレイするように構成されたリンク型ゲームマシンもある。ボーナスゲームは、進行性積み立て掛け金の一部分を勝ち取るよう試みるためにプレイヤのゲームマシンで個々にプレイされる。このような進行性積み立て掛け金ゲームは、例えば、アリストクラット(Aristocrat)による「キャッシュエクスプレス(Cash Express)」、「ミリオナイザー(Millioniser)」及び「ミスターキャッシュマン(Mr. Cashman)」と、IGTによる「フォートノックス(Fort Knox)」及び「パーティタイム(Party Time)」と、WMSゲーミング(WMS Gaming)による「積み立て掛け金パーティ(Jackpot Party)」とを含む。
【0021】
デマー(DeMar)氏の米国特許第6,315,660号は、プレイヤがボーナスゲームの価値を高めるために付加的なクレジットを賭けるのを許すボーナスゲーム付きゲームマシンについて説明している。プレイヤの賭けが大きいほど、勝ちの組み合せに与えられるクレジットが大きくなる。
【0022】
巧みな選択が長期の結果を改善するようなゲームマシンが存在するが、ほとんどのケースでは、完全な「熟練度」が運営者により設定される最大賞金を与えそして熟練度の不足が賞金を減少するという構成で得られている。この形式のゲームマシンには、例えば、ビデオドローポーカーと、ヤッツィー(Yahzee)、バトルシップ(Battleship)、トリビアルパーシュー(Trivial Pursuit)、及びリプレイズビリーブイットオアノット(Ripley's Believe It or Not)を含むスロットマシンとが含まれる。
【0023】
シグマ(Sigma)によるビデオポーカーゲーム「フラッシュアタック(Flush Attack)」は、複数のゲームマシンが、いずれかのマシンの次の勝者の手即ちフラッシュにボーナス賞金が支払われるという特殊なモードに入るのを許す。
【0024】
ゲーム及びこれらゲームマシンの人気は、多数のファクタから導出され、その幾つかは、見掛け上の勝ちの見込み(通常、賭け環境における金銭)、ゲームマシンの魅力、及びゲーム/ゲームマシン自体により与えられる娯楽の基本的レベルである。それ故、ゲーム産業における1つの一般的な推進力は、プレイヤを引き付け、プレイヤを楽しませそして繰り返しのプレイを促進する新規なそして興奮するゲーム及びゲームマシンを考え出すことである。
【0025】
これを達成するために試みられている1つの方法は、基本的ゲームのプレイを向上させることであり、基本的ゲームとは、ボーナスゲームを伴い、業界で既に確立されている比較的標準形式のゲームである。このようなボーナスゲームは、プレイされている基礎的ゲームと同様のものでもよいし、又は基本的ゲームとしてプレイされているものとは異なるゲームであるという意味で基本的ゲームには完全に無関係なものでもよい。例えば、ボーナスゲームは、スロットゲームにおいてあるイベントによりトリガーされたときにスロットゲームのプレイ中にスピンされる個別のホイールでよい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0026】
プレイヤは、それがなければ単独のゲームを、個々のスロットマシンのプレイとは異なり、他のプレイヤとのコミュニティとして、プレイする機会を楽しむ。双方向プレイを伴う多数のリンクされた賭博装置は、参加プレイヤの間に高い社交的及びコミュニティ関与を与える。コミュニティボーナスゲームへの熟練度の追加は、個々のマシンにおける単独のプレイを相当に向上させることができる。本発明の目的は、多数のマシンにおける共有ゲームのコミュニティ参加及び娯楽性を向上させる特徴を生み出すことである。
【課題を解決するための手段】
【0027】
コミュニティボーナスゲームの追加は、個々のマシンにおける単独のプレイを相当に向上させることができる。本発明の主たる目的は、多数のゲームマシンにおける共有ゲームのコミュニティ参加及び娯楽性を向上させる特徴を生み出すことである。プレイヤがボーナスゲームに同時に参加するゲームはあるが、参加プレイヤがゲームにおいて競争し、各プレイヤの行動及び結果がそのコミュニティにおける他のプレイヤに影響するようなグループ又はコミュニティボーナスゲームは存在しない(本発明までは)。従って、ゲームは双方向である。各プレイヤは、2人以上の人々でもよいし、2つ以上の入力をもつ1人の個人でもよいし、1人の個人及び1つのマシン、等でもよい。
【0028】
本発明は、プレイヤがボーナスゲームのプレイを双方向に順番で行なうようなグループ又はコミュニティボーナスゲームの必要性を満足する。1人のプレイヤの利得は、ボーナスマネーのプールに対してグループプレイにおける別のプレイヤを犠牲にする。従って、1人のプレイヤによる良いチャンスは、他のプレイヤを犠牲にして自分の成果を改善し、そして悪いチャンスは、他のプレイヤの成果を改善する。
【0029】
本発明は、おそらくその最も広い表現の1つにおいて、基本的ゲーム及びボーナスゲームをプレイすることのできる複数の電子的にリンクされたゲームマシンを備えている。基本的ゲームをプレイするためにプレイヤにより賭けがなされる。コントローラは、リンクされたゲームマシンの少なくとも1つに携わり、少なくとも2人の参加者でボーナスゲームを双方向にプレイさせる。プレイヤインターフェイスメカニズムが、ボーナスゲームに参加する各プレイヤからの入力を与える。各プレイヤにより与えられた入力は、全ての参加プレイヤに対するボーナスゲームの双方向プレイに影響する。ボーナスゲームが終了すると、各参加プレイヤに対して支払がもしあれば、それを計算する。付加的な目的は、少なくとも2人の参加者が人間であることである。
【0030】
1つの好ましい態様において、本発明は、中央コンピュータによりリンクされた複数のゲームマシンにおいてコミュニティボーナスゲームを動作する方法に関する。プレイヤは賭けを入力し、基本的ゲームがプレイされる。基本的ゲームは、規定の環境の下で開始されるコミュニティボーナスゲームへの参加を与える。コミュニティボーナスゲームが実行され、複数のゲームマシンがコミュニティボーナスゲームに双方向に参加する。各参加者の双方向性は、コミュニティボーナスゲームにおける成果に独立して影響を及ぼし得る。コミュニティボーナスゲームにおける成果に少なくとも一部分基づく賞金がプレイヤに与えられる。
【0031】
別の好ましい態様では、本発明は、複数のリンクされたゲームマシンにおいて双方向ゲームを動作する方法に係る。双方向ゲームは、プレイヤの視野から隠れた少なくとも1つのワードを構成する文字を形成する第1セットの複数のゲームエレメントを有する。賭けが入力され、少なくとも2人のプレイヤが双方向ゲームを交互にプレイする。プレイヤは、第2セットの複数のゲームエレメントから1つのゲームエレメントを選択する。第2セットのゲームエレメントは、第1セットのゲームエレメントに露呈される文字をプレイヤが選択する前にプレイヤに知られた文字である。第1セットのゲームエレメントは、少なくとも1つのワードを露呈させる。第1セットのゲームエレメントに露呈されたゲームエレメント文字に基づいて賞金が計算された後に、その賞金が、ゲームをプレイしている少なくとも1人のプレイヤに与えられる。
【0032】
更に別の好ましい態様では、本発明は、個別のゲームステーションに参加する第1プレイヤ及び第2プレイヤにより複数の電子的にリンクされたゲームステーションを動作するシステムに関する。複数のスコアリング条件を含む双方向ゲームをプレイするためにプレイヤごとに賭けが登録される。賞金に対して競争するための双方向ゲームのプレイ中にあるメカニズムが各プレイヤの入力を登録する。各プレイヤへのスコアリング条件の割り当ては、各プレイヤの入力により影響され、そしてゲームの終了時の賞金は、その割り当てに少なくとも一部分基づく。
【0033】
更に別の好ましい態様では、本発明は、賭け入力メカニズムを伴う複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステムに関する。各リンクされたゲームマシンにおいて基本的ゲームをプレイすることができ、そして各リンクされたゲームマシンにおいてボーナスゲームを双方向にプレイすることができる。少なくとも2人のプレイヤがボーナスゲームをプレイする資格を得る。各プレイヤの資格は、異なる時間に生じ、ボーナスゲームは、少なくとも1つの資格が生じたときしか開始されない。コントローラは、ボーナスゲームを双方向にプレイするために、少なくとも1つのリンクされたゲームマシンに作動的に携わる。プレイヤインターフェイスメカニズムは、双方向プレイに参加している各プレイヤからの入力を与え、そして参加プレイヤごとに支払がもしあれば、それが計算される。
【0034】
更に別の好ましい態様では、本発明は、賭けが入力されるコミュニティボーナスゲームを動作する方法に関する。複数のゲームマシンが中央コンピュータに電子的にリンクされる。基本的ゲームがプレイされ、コミュニティボーナスゲームへの参加も与える。コミュニティボーナスゲームは、コミュニティボーナスゲームの成果に双方向に参加するゲームマシンで実行される。コミュニティボーナスゲームの成果に少なくとも一部分基づいて賞金が与えられる。賞金は、賭けの額とコミュニティボーナスゲームの成果とに基づいて再分配されるボーナスゲーム総賭け金(pot)を含む。
【0035】
更に別の好ましい形態では、本発明は、賭け入力メカニズムを含む複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステムに関する。基本的ゲームを、各リンクされたゲームマシンにおいてボーナスゲームと共にプレイすることができ、ボーナスゲームは、各リンクされたゲームマシンにおいて少なくとも2人のプレイヤで双方向にプレイすることができる。プレイヤインターフェイスメカニズムは、ボーナスゲームの双方向プレイに参加する各プレイヤからの入力を与え、そして各参加プレイヤによる入力は、ボーナスゲームの全参加プレイヤの双方向プレイに影響する熟練度を必要とする。参加プレイヤごとに支払がもしあれば、それが計算される。
【0036】
従って、本発明の主たる目的は、ボーナスゲームの形態の新規なゲームであって、現在の好ましい形態において、カジノやインターネット設定のような賭博環境で賭博マシン(スロットマシン)のようなゲームマシンのためのボーナスゲームとして特に適応される新規なゲームを提供することである。カジノ環境では、スピンリールスロットマシン、又はビデオスロットマシン、ビデオカードゲームマシン、又はそれに関する他のチャンスゲームにも適用することができる。
【0037】
ここでも、本発明は、主として、ビデオゲームマシンに関連したボーナスゲームとして以下に説明するが、例えば、ゲームテーブルにおける生のカジノゲームとして容易に適応することができ、この場合、ボーナスゲームは、ゲームテーブルへの付属物としてビデオモニタに表示することができる。更に、これは、ボーナスゲームに制限される必要がない。というのは、リンクされたマシン間の双方向特性が、それ自体独特と考えられるからである。
【0038】
以上の主たる目的により、本発明は、1つの態様において、ネットワーク化された複数のゲームマシン又はそのクラスターに関連したボーナスゲームをプレイする方法の形態を取る。ゲームマシンは、いかなる既知の(又は今まで未知の)形式でもよい基本的ゲームを有する。プレイヤは、他のプレイヤとは独立してボーナスゲームの資格を得る。ボーナスゲームは、その後に、ランダムに開始される。又、基本的ゲームにおいて所定のイベントが生じた場合にボーナスゲームを動作(プレイ)のために選択できることも意図される。
【0039】
ボーナスゲームがスタートする前にプレイヤがボーナスゲームの資格を得ない場合には、プレイヤは、ボーナスゲームをプレイする権利を「購入」する選択肢を有し、これは、本質的に、ボーナスゲームに勝つチャンスをプレイヤに与える。さもなければ、プレイヤは、別のプレイヤの成果の潜在的な勝利の組み合せに賭けを追加することができ、例えば、別のプレイヤの馬に賭けることができる。
【0040】
ボーナスゲームが終わると、基本的ゲームに戻る。本発明の好ましい形態では、ボーナスゲームは、多数のプレイヤがコミュニティとしてボーナスゲームに参加するような複数のネットワーク化ゲームマシンを含む。
【0041】
複数のネットワーク化ゲームマシンを一緒に又は関連して動作するように構成して、各々がそれ自身の各ゲームマシンでプレイする2人以上のプレイヤによりボーナスゲームをプレイするようにすることができる。
【0042】
1つの好ましい変形例では、本発明は、ネットワーク化されたゲームマシンの同じクラスターにおける何人かの又は全てのプレイヤが、チャンスにより、熟練度で、又はボーナスゲームに付加的な賭けをすることで、参加できるコミュニティボーナスゲームを有するスロットマシン賭博ゲームに関する。
【0043】
本発明の1つの目的は、双方向のボーナスゲームを提供することである。各プレイヤにより行なわれる判断及び行動は、進行中のボーナスゲームに影響し、ひいては、ボーナスゲームをプレイしている他のプレイヤに影響し、最終的に、ボーナスゲームの成果に影響する。
【0044】
本発明の別の目的は、多数のプレイヤが参加するボーナスゲームであって、各プレイヤが、順番に、即ち交互に又は系統的シーケンスでボーナスゲームをプレイするようなボーナスゲームを提供する。
【0045】
本発明の別の目的は、ボーナスゲーム参加者の間に共有ボーナスプールを伴うボーナスゲームを提供することである。プレイヤは、ボーナスゲーム中に共有ボーナスプールに対して競争し、少なくとも1人のプレイヤの利得を、少なくとも別のプレイヤの犠牲で生じさせる。ボーナスプールは、払い戻しの既知のパーセンテージであるが、ボーナスラウンドにおける自身の熟練度及び幸運の結果として参加プレイヤ間で分配される。ハウス又はカジノは、プレイヤの熟練度により影響されない。
【0046】
本発明の更に別の目的は、各当該プレイヤが熟練度を利用してボーナスゲームのプレイを改善するようなボーナスゲームを提供することである。プレイヤの熟練度は、プレイヤが、熟練度なしにプレイする場合よりも、勝利を得られるようにする。これは、熟練度及び幸運の良好な組み合せをもつプレイヤが、カジノ又は運営者へのリスクを伴わずに、他の競争プレイヤを犠牲にして付加的な金銭に勝利するのを許す。これは、典型的なカジノの生のポーカールームの状況に類似している。
【0047】
本発明の一実施形態では、プレイヤは、ネットワーク化されたゲームマシンのクラスターにおいて1人以上の他のプレイヤのボーナスゲームに参加するために現金又はクレジットを賭けることが許される。
【0048】
別の実施形態では、多数のプレイヤがコミュニティボーナスゲームをプレイし、ボーナスゲームは、全てのプレイヤがそのボーナスゲームの動作又はプレイのための所定数の資格付けイベント(又はエントリー)を集合的に蓄積すると、開始される。
【0049】
別の実施形態では、プレイヤは、コミュニティボーナスゲームに参加するための「エントリー」を稼いでもよい。プレイヤは、ボーナスゲームが開始するのを待機してもよいし、又はボーナスゲームエントリーに関連した値を換金してもよい。
【0050】
本発明の別の態様は、異なる数のコイン/クレジット又は異なる金種(denomination)(或いはその両方)を賭けるプレイヤが同じボーナスゲームに参加するのを許す方法を含む。異なる規模の賭けをもつプレイヤがコミュニティボーナスゲームにおいて賭けをするのを許すために、コイン又はクレジットには、基本的ゲームの賭けに基づいて異なる値が指定される。
【0051】
本発明の別の態様は、複数のネットワーク化されたゲームマシンをプレイする多数のプレイヤのいずれか又は全部によりコミュニティボーナスゲームに付加的な賭けがなされることを意図する。この付加的な賭けは、コミュニティボーナスゲームに参加する前になされる。
【0052】
ボーナスゲームは、既知の長期予想値及び予想頻度(資格付けの要求に基づく)を有し、そして基本的ゲームは、全ての考えられる支払及び頻度が考慮されたときに、ゲームが、長期に賭けられた金銭の特定パーセンテージを返礼するように構成される。支払金額及び頻度を使用してゲームの返金を構成する方法は、この技術で良く知られている。
【0053】
生のポーカーゲームと同様に、ゲーム運営者は、全賭け金額のあるパーセンテージの純益を得又は取り扱う。ボーナスゲームにおける熟練度及び幸運は、本発明のある用途において参加プレイヤ間で賞金の分配を変更し、例えば、1人のプレイヤにより巧みなプレイを通して勝った余分な金銭は、別のプレイヤが勝つ金銭を少なくさせる。生のポーカーゲームでは、運営者はリスクがないが、運営者は、どのスロットマシンにも本来ある短期間リスクを保持し、これは、幸運なプレイヤが、数学的に予想される以上の積み立て掛け金(又はボーナスゲーム)の数を得るか又はこれらのイベントからの平均以上の勝利を得るというリスクである。
【0054】
以上に鑑み、例えば、ボーナスゲームに対して資格を得るためにゲームマシンにマックスベット(Max Bet)が要求され、従って、異なるプレイヤにより勝ち得た賞金の調整は必要とされない。又、ボーナスに対して資格を得るために固定の付帯的な賭けが要求される場合にも、調整は必要とされない。しかしながら、別の実施形態では、プレイヤは、ライン当たりに多数のクレジットが賭けられるマルチラインゲームのペイラインにおけるある記号の組み合せでボーナスゲームの資格を得る。これは、現在の技術状態において非常に一般的なボーナス資格付けモードである。この場合に、ボーナスゲームにおいて各プレイヤが勝ち得る金額は、それらの個々の「ラインごとの賭け」により乗算され、ボーナスゲームで稼ぐ合計クレジット数に到達する。
【0055】
もちろん、本発明の態様及び目的は、種々のものがあり、本発明の所与の実施形態に存在するものが全てではないことを理解されたい。本発明の特徴、効果、及び達成は、添付図面を参照した本発明の実施形態の以下の詳細な説明から明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0056】
以下に説明する本発明の実施形態は、ビデオディスプレイ上でプレイするように特に適応され、より詳細には、カジノ環境においてビデオゲームマシン上でプレイするように適応されている。ゲームは、本発明から逸脱せずに、機械的マシン上でプレイするように容易に適応させることができ、又は賭博ゲームがプレイされる他の考えられる環境に適応させることもできる。
【0057】
本発明は、ここに例示する環境において、ネットワークを経て個々のゲームマシンを電子的にリンクする。共通のネットワークにおいてゲームマシンをリンクすることにより、個々のゲームマシン上のプレイヤは、コミュニティボーナスゲームに参加することができる。ゲームマシンの形式、又は賭けを登録するためのその特定の構成に関わらず、この実施形態は、自身のマシンでプレイする2人以上のプレイヤにより共有されたボーナスゲームを許すように一緒に動作する構成とされたゲームマシンのグループを意図している。或いは又、多数のプレイヤが共有のゲームマシンを順番で使うこともできる。これらのマシンは、個々のゲームマシンでもよいし、大きなゲームマシン上の個々のディスプレイでもよいし、或いは共有ディスプレイを使用するゲームマシン上の個別の制御器でもよい。例えば、各ゲームマシン及び任意のボーナス装置を動作する単一のコンピュータシステムを使用して本発明を構成することもできるが、各ゲームマシンがそれ自身のCPUを有するのが好ましい。単一のCPUで構成されるか、コンピュータネットワークを使用して多数のCPUで構成されるかに関わらず、そして単一の物理的マシンであるか、多数のマシンであるかに関わらず、プレイヤは、全体にわたり「ゲームマシン」と称されるゲームマシンステーションで各々ゲームをプレイする。本発明の各実施形態に対して、複数のゲームマシンがコンピュータネットワークを経て接続されるか、或いは単一のマシンが同様の動作モードで機能するようにソフトウェアが設けられる。コンピュータネットワークは、各ゲームマシン及び任意のボーナス装置を接続する。
【0058】
図1は、本発明のためのゲームマシンネットワークの1つのコンフィギュレーションに基づくシステムの主たる要素を概略的に示す。ネットワーク101は、複数のゲームマシン103又はゲームステーションを備えている。各ゲームマシン103は、ボーナスゲームサーバー107へネットワーク化(例えば、接続)される。ゲームマシン103は、同じテーマのものでもよいし、完全に異なるテーマのものでもよい。更に、それらは、同じスタイルのマシンでもよいし、異なるスタイルのマシン、例えば、ビデオスロットマシン、ビデオポーカーマシン、又は機械的リールスロットマシンでもよい。
【0059】
各ゲームマシン103は、ネットワークルーター105を経てボーナスゲームサーバー107へネットワーク化される。コンピュータネットワーク技術は、良く知られており、Cat−5イーサネット(登録商標)、光ファイバ、RS−232、RS−422、802.11 a/b/g Wi−Fiのような適当なネットワークアーキテクチャーが使用されてもよい(これらに限定されない)。又、コンピュータは、ダイヤルアップ、DSL、ケーブルモデム、T1、ワイヤレス又は他の利用可能な技術のような適当な接続方法を使用して、インターネットのような大きなネットワークを経てネットワーク化することもできる。
【0060】
又、ネットワーク101には、ボーナスゲームサーバー107として働くコンピュータも接続される。IBM、Dell、Compaq又はHPにより製造されたようなPCは、ボーナスゲームサーバー107や個別のゲームマシンユニット又は他の埋設型コンピュータシステムに対して使用することができる。ボーナスゲームサーバー107のCPUは、コミュニティボーナスゲームの動作を制御すると共に、ボーナスゲーム装置109のディスプレイを制御する。一実施形態では、ボーナスゲーム装置109は、各プレイヤが自分の個々のゲームマシン103から容易に見ることのできる大型のプラズマビデオディスプレイである。ボーナスゲーム装置109は、更に、本発明のある実施形態のためのボーナスホイール装置111を備えてもよい。本発明から逸脱せずに他の形式のディスプレイを使用してもよく、例えば、コミュニティボーナスゲームは、プレイヤに見える特殊なボーナス装置109をもたずに参加ゲームマシン103のローカルディスプレイを使用して動作することもできる。
【0061】
このネットワーク101のコンピュータは、ネットワーク101のゲームマシン103の1つがボーナスゲームの動作の「マスター」となるのを許すように構成することができる。「マスター」は、ゲームマシン103、ボーナスゲーム装置109、又はボーナスゲーム107を取り扱う個別のサーバーの1つである。本発明から逸脱せずに、各ゲームマシン103は、ボーナスゲームサーバー107を伴わずにネットワーク101を経て通信できることが意図される。
【0062】
基本的ゲーム即ち一次ゲームは、ネットワーク101の各ゲームマシン103でプレイされる。基本的ゲームは、マルチラインビデオスロット、スピンリールスロット、ブラックジャック、ポーカー、クラップ、チェッカー、又は他のゲームである。基本的ゲームをプレイするときに、ボーナスゲームを得ることができる。又、ボーナスゲームは、基本的ゲームそれ自身のある変形として構成することもできる。例えば、ボーナスゲーム即ち二次ゲームは、特に、次にコミュニティゲームであるものを基本的ゲームとしてプレイするためにプレイヤが現在クレジットを賭けている基本的ゲームである。それ故、このコミュニティゲームの態様は、単一プレイであったものを補足することもできるし、又は基本的ゲームの二次動作であって、その二次態様をプレイした後に基本的ゲーム本体に復帰することもできる。
【0063】
コミュニティボーナスゲームは、一度に何人のプレイヤがプレイするのも許し、即ちゲームの設計者により効果的と思われる何人のプレイヤでも許すように構成される。ボーナスゲームに対してゲームマシンにおいてプレイヤに資格付けを行なう方法が意図され、例えば、プレイヤは、ボーナスゲームに対してプレイヤに資格付けする記号の組み合せを有する基本的ゲームをプレイする。プレイしたゲームがボーナスゲームの記号組み合せを生じると、そのプレイヤのゲームマシンがコンピュータネットワーク101を経てボーナスゲームサーバー107へメッセージを送信し、このサーバーは、ボーナスゲームに対してそのプレイヤを登録する。ボーナスゲームが進行中である場合には、この要求が将来のボーナスゲームに対して待ち行列に入れられる。メッセージがゲームマシン103へ送信されて、そのゲームマシンがテキストメッセージを表示すると共に、通常のゲームプレイを続けられるようにする。さもなければ、ボーナスゲームサーバー107は、ボーナスゲームを開始すべきかどうか決定する。
【0064】
例えば、ボーナスゲームサーバー107は、3つの資格付けを受け取ったときにボーナスゲームを開始する。これらの資格付けが個々のゲームマシン103から到来する必要はない。1人のプレイヤが2回以上資格付けされた場合には、そのプレイヤがボーナスゲームにおいて賞金を受け取る多数の機会をもつことになる。別の実施形態として、1人のプレイヤが2回目に資格付けされたときには、たとえ第3の資格付けを受け取らなくても、ボーナスゲームを開始することができる。例えば、第1のプレイヤが2回資格付けされ、他のプレイヤが資格付けされないときには、第1のプレイヤが2つの位置でプレイする。コンピュータは、ランダムに作用して、又は何らかの良く知られたアルゴリズムに基づいて、ボーナスゲームをプレイできることが意図される。プレイヤが2回資格付けされたときにボーナスゲームを早期にスタートさせる目的は、複数のネットワーク化ゲームマシンにおいて個人が単独でプレイするのを魅力的なものにするためである。複数のゲームマシンにおいて大勢の人々がプレイする状態では、ボーナスゲームが頻繁にスタートする。1人のプレイヤがプレイする状態では、ボーナスゲームは、例えば、そのプレイヤによる3回の資格付けでしかスタートしない。この特徴は、1人のプレイヤ(又は少数のプレイヤ)がより早い時期にボーナスゲームを得るのを許し、そしてゲームにおいて入手できるボーナスクレジットのプールに対する敵対者(コンピュータ)も与える。
【0065】
まだ開始する準備ができていないボーナスゲームに対して資格付けされたプレイヤに戻ると、ボーナスゲームサーバー107は、ゲームマシン103へメッセージを返送して、ボーナスゲームの登録を確認すると共に、ボーナスゲームを開始する準備ができていないことを指示する。ゲームマシンは、次のボーナスゲームに対してプレイヤが登録されていることを指示するメッセージを表示し、次いで、ゲームマシンの通常の動作を再開する。ここで、プレイヤは、別のスポットの資格付け又は他の賞金の勝利を期待してゲームマシンにおいて通常のプレイを続けることができる。プレイヤが金銭を使い切るか、又はボーナスゲームが開始する前に換金を希望する場合には、プレイヤは、以下に述べる変形例では、ボーナスゲームの予想値を収集することができる。又、ゲームマシンは、プレイヤが、ローカルゲームマシンにおいて又はボーナスゲーム装置109のボーナスゲームディスプレイにおいてボーナスゲームをプレイするのを許す一方、まだスタートしていないがプレイヤが資格を得ているコミュニティボーナスゲームを換金することもできる。
【0066】
ボーナスゲームサーバー107は、資格を得たプレイヤの必要な登録を受け取ると、ボーナスゲームを開始する。ボーナスゲームサーバー107は、1つ以上のプレイヤ資格付けを登録している各ゲームマシン103へメッセージを送信して、ボーナスゲームが開始することを指示する。これらゲームマシン103の各々は、ボーナスゲームスタート指示を確認するメッセージをボーナスゲームサーバー107へ返送する。ボーナスゲームに対して登録された各ゲームマシン103は、現在進行中のゲームを完了させ、次いで、ボーナスゲームを開始する準備ができたというメッセージをボーナスゲームサーバー107へ送信する。1つの別の態様では、本発明から逸脱せずに、登録されたゲームマシンは、進行中のゲームを保留させ、ボーナスゲームを直ちにスタートすることができる。
【0067】
上述したように、図1に示すネットワークは、多数の形式のネットワークハードウェア及びハイアラーキー構成の1つの考えられるコンフィギュレーションに過ぎない。ゲームマシンは、現在技術により利用できる合理的な方法でネットワーク化することができる。同様に、メッセージは、受け容れられるプロトコル及びフォーマットを使用して送信することができる。この実施形態における特定のメッセージ及びタイミングは、ボーナスゲームサーバー107及びゲームマシン103を同期させる方法の一例に過ぎない。
【0068】
各登録されたゲームマシンが進行中のゲームを終了するか又は基本的ゲームの現在状態を保留すると、ゲームマシンは、差し迫ったボーナスゲームに対してプレイヤに「スタンバイ」を通知するテキストメッセージをディスプレイに示す。ボーナスゲームサーバー107が、全ての登録されたゲームマシン103から準備メッセージを受け取るか、又は合理的な時間切れ周期の後に、コミュニティボーナスゲームが開始される。ゲームマシン103がネットワーク101への接続を失し、従って、時間切れした場合には、プレイヤに換金選択肢が与えられるか、又はゲームマシン103が、ネットワーク接続の再確立の際に、資格を得たプレイヤを再登録することができる。ネットワークの時間切れにより失われたプレイヤは、コンピュータプレイヤに取って代わられ、切断されたプレイヤのクレジットが、後で分配するためにゲームマシンにより保持されることが許される。
【0069】
ボーナスゲームサーバー107は、各ゲームマシンにメッセージを送信し、これは、「プレイヤ番号」や、ボーナスゲームに関する他の一般的な情報、例えば、各プレイヤの現在スコア、ボーナスゲームの現在状態、及びどのプレイヤが現在の順番かを指定する。ボーナスゲームサーバー107は、次いで、ボーナスゲーム装置109(ボーナスホイール装置111に接続されたもののような)に含まれたスピーカから音声又は音楽を再生することができる。この音声は、登録されたプレイヤの注意を引くように作用するだけではなく、ボーナスゲームを見たい他のプレイヤや見物人にも作用する。注意を引く他の方法、例えば、ボーナスゲームディスプレイ上のアニメーションや、特殊なライトや、サーチライトや、ミラーボールや、ポリスライトを使用してもよいが、これらに限定されない。
【0070】
本発明によるネットワーク環境の一実施形態202が図2に示されている。図2は、コミュニティボーナスゲームをプレイする共通の大きなスクリーン即ちボーナスゲームディスプレイ206へ視線が行くように配列された個々のゲームマシン204として実施される本発明の実施形態202を示す。又、この実施形態は、個別の共通のボーナスゲームディスプレイ206なしに構成することもでき、例えば、ボーナスゲームを各個々のゲームマシン204に表示することができる。個々のゲームマシン204は、機械的なスピンリール、ビデオディスプレイ、又はゲームを表示する他の手段を使用できることが意図される。図2には、4つの個々のゲームマシン204があるが、いかなる数のゲームマシンも意図される。本発明は、個々のゲームマシンと共通のディスプレイ(1つ又は複数)の各組み合せで機能する。
【0071】
この賭博環境においてゲームをプレイする前に、プレイヤは、金銭の挿入、引換券、クレジットチケット、又は良く知られた電子資金移動により個々のゲームマシンにクレジットを確立する。又、個々のゲームマシンは、支払ホッパー、支払チケット、電子資金移動又は良く知られた他のメカニズムを使用して、プレイヤの要求があったときに個々のゲームのクレジットをプレイヤに支払う。
【0072】
プレイヤは、選択された個々のゲームマシンがリンクされたネットワークのメンバーである場合には、カジノの異なるゲームマシンのアレーからプレイするゲームを選択する。上述したように、基本的ゲームは、スピンリールに示された記号のビデオリールスロットマシン、ブラックジャック、ポーカー、クラップ、チェッカー、等のいかなる形式のものでもよい。
【0073】
コミュニティボーナスゲームが生じるときを決定する方法は、多数ある。コミュニティボーナスゲームは、ある定義された基準が満足されるとき、例えば、必要な人数の参加者が、あるゲーム結果をそれらのゲームマシンで達成することにより資格を得たとき、一定時間周期の後、又は資格付け結果に続くある時間周期の後に、スタートする。又、コミュニティボーナスゲームは、ボーナスゲームサーバー(図1を参照)により決定されたときにスタートすることができ、そのときにゲームマシンでプレイしているプレイヤがコミュニティボーナスゲームの資格を得る。或いは、ランダムに選択されるか、又は賭け金の関数として重み付けされたランダム化のような他の基準を使用して選択されるボーナスラウンドに含ませるためにサーバーが特定のプレイヤを選択してもよい。別の実施形態は、資格付け周期中に最良の結果を達成するプレイヤを含み、このプレイヤが、次いで、コミュニティボーナスゲームに参加するように招待される。更に別の実施形態では、プレイヤは、クレジット又は現金を使用して、コミュニティボーナスゲームをプレイする資格を得ることができる。又、プレイヤは、ゲームマシンで達成される結果によりコミュニティボーナスゲームに参加する権利を得ることができるが、更に、コミュニティボーナスゲームに参加するためにクレジットを賭けねばならないことも意図される。
【0074】
ゲームマシンにおいてボーナスゲームの資格を得る能力は、ゲームマシンに賭けることで得られるか、又はある最小値を要求する(「マックスベット(max bet)」のように)。この資格を得る能力は、この技術で良く知られたように、個別の「付帯的な賭け」を要求することもある。ボーナスゲームが時々発生しそしてあるボーナスゲームが少なくとも2つのゲームマシンを含む限り、ボーナスゲームについてプレイヤに資格を与えるために任意の方法を使用できる。
【0075】
参考としてここに援用する米国特許第6,612,927号は、図3に示す「マルチストライク(Multi-Strike)」ビデオスロットマシンの発明を開示している。図3は、基本的ゲームの実施形態を示す「マルチストライク」ビデオスロットマシンからの例示的スクリーン301であるが、いかなる基本的ゲームが使用されてもよい。基本的ゲームは、ディスプレイ309に示された複数の電子的回転リール303を含み、これは、「スピン」し、次いで、停止して、リール303を横切って引かれた1つ以上のペイライン上に記号305を示す。
【0076】
この実施形態では、プレイヤは、基本的ゲームのプレイ中に与えられるボーナスゲーム「マーカー」によりボーナスゲームの資格を得る。これらの「マーカー」は、賭けたペイライン上の記号のような記号305の組み合せを通して与えられる。図3に示すように、ボーナスゲーム「マーカー」は、「コレクト(collect)馬」記号307を通して与えられる。「コレクト馬」記号307と、ディスプレイに示される量又は位置(設計者により指令された)との組み合せで、コミュニティボーナスゲームへの参加についてプレイヤに資格を与えることができる。例えば、図3に示すように、第1リール303上の「コレクト馬」記号307は、第5リール303上の「コレクト馬」記号とで(第1及び第5リール上の2つの分散したコレクト馬記号)、コミュニティボーナスゲーム、ここでは、競馬への参加についてプレイヤに資格を与えるが、いかなる形式のボーナスゲームが使用されてもよい。
【0077】
図4は、本発明のボーナスゲームマーカーのプレゼンテーションの実施形態を例示するスクリーンである。ディスプレイ401は、プレイヤに「ボーナスゲームマーカー」を勝ち得たことを通知する。この場合、プレイヤは、次のコミュニティボーナスゲーム競馬において「緑色の馬」を勝ち得ている。マーカーの賞金は、個々のゲームマシンのディスプレイ又は共通のボーナスゲームディスプレイ206(図2)或いはその両方においてプレイヤにプレゼンテーションすることができる。リンクされたゲームマシンのネットワークにおける他のプレイヤには、プレイヤがコミュニティボーナスゲームへの参加に向けてマーカーを勝ち得たことを通知するのが望ましい。更に、各プレイヤが勝ち得ているが、コミュニティボーナスゲームへの参加のためにまだ補われていないマーカーが、個々のゲームマシンのディスプレイ又は共通のボーナスゲームディスプレイ206(図2)或いはその両方に表示される。
【0078】
図5は、与えられたボーナスゲームマーカーを追跡する実施形態を示すゲームマシンである。ゲームマシン204は、インジケータ505がコミュニティボーナスゲームにおいて競争する5つの考えられる馬の各々を示すトッパーユニット503を有する。ボーナスゲームマーカー(馬)がプレイヤにより稼がれるたびに、その馬を示すインジケータ505がトッパーユニット503において照明される。図5は、丁度追加された緑色の馬(照明された第5インジケータ)に加えて、紫色の馬(照明された第3インジケータ)が以前にプレイヤに与えられていることを示している。
【0079】
この態様では、ネットワークにリンクされたゲームマシンをプレイしているプレイヤに所定数のボーナスゲームマーカーが分配されたときにレースが開始される。図5に示すように、各コミュニティボーナスゲーム競馬に対して5つの考えられる馬が存在する(インジケータ505を参照)。コミュニティボーナスゲーム競馬は、複数のゲームマシンが5つの馬全部を与えると開始されるが、より多数の又はより少数のボーナスゲームマーカーがゲームマシンのネットワークに集合することでボーナスゲームを開始してもよい。更に、各個々のゲームマシンが1つの馬を勝ち得てもよいし、5つ全部の馬を勝ち得てもよいし、又はその組み合せでもよい。
【0080】
1つの別の実施形態では、コミュニティボーナスゲームとコミュニティボーナスゲームとの間の時間周期が固定であるか又は可変である。この時間周期中に与えられる全ての馬は、その時間周期が経過する前に各馬が与えられた場合に自動的にスタートする次のコミュニティボーナスゲーム競馬において競争する。しかしながら、このようにタイミング取りされる実施形態は、プレイヤが、コミュニティボーナスゲームが始まるのを待ちながらゲームマシンに無意味に座って過ごす状態を招く。
【0081】
更に別の実施形態は、固定数のゲームがプレイされた後にコミュニティボーナスゲームをスタートする。例えば、ゲームマシンのネットワークが合計スピン数を得たとき、又は個々のゲームマシンが合計スピン数を得たときに、ボーナスゲームがトリガーされる。各ゲームマシンにおける合計スピン数のカウントは、いずれかのゲームマシンに第1のボーナスゲームマーカーが与えられたときに開始される。これは、少なくとも1つの馬が与えられると、コミュニティボーナスゲーム競馬への「カウントダウン」と考えることができる。この方法は、ネットワーク内のゲームマシンがボーナスゲームに対してプレイヤを資格付けするに充分な時間を与える一方、常に5つ全部の馬を資格付けせずに、適度な時間内に1人のプレイヤがボーナスゲームに参加する機会を与えることができる。
【0082】
ここでは、コミュニティボーナスゲーム競馬は、複数のゲームマシンが5つ全部の馬を与えると、開始される。第5の即ち最後のボーナスゲームマーカーがプレイヤに与えられると、1つ以上のボーナスゲームマーカーを処理した各プレイヤには、コミュニティボーナスゲームが始まろうとしていることが通知される。この通知は、個々のゲームマシンのディスプレイ、共通のボーナスゲームディスプレイ206(図2)、又はその両方における目立った音声又は視覚キューである。更に、トッパーユニット503における光の明滅も、コミュニティボーナスゲームが始まろうとしている通知を伝えることができる。
【0083】
図6は、本発明によるコミュニティボーナスゲームのペイテーブルの実施形態を例示するスクリーンである。このペイテーブルスクリーン601は、プレイヤが稼いだ各馬(ボーナスゲームマーカー)603に対するペイテーブル609を示す。ペイテーブル609は、コミュニティボーナスゲーム競馬における馬の考えられる最終位置607ごとに支払値605を示している。この好ましい実施形態では、ボーナスゲームの資格を得た各プレイヤが少なくとも名目上の支払を受けるように確保するために、馬の考えられる最終位置ごとに非ゼロの支払がある。更に、ペイテーブルは、本発明から逸脱せずに、ゼロの支払となる馬の最終位置を含むことも意図される。
【0084】
図6は、特に、紫色の馬及び緑色の馬のボーナスゲームマーカー603が与えられたプレイヤに対するペイテーブルスクリーン601を示す。紫色の馬(Indigo Joe)及び緑色の馬(Greenhorn)には、異なる支払値605が与えられる。当業者に明らかなように、各馬の予想支払値は、各考えられる結果の重み付けされた和を使用して計算することができる。これら2つの馬(各最終位置の5つのチャンスにおける有望な1つが与えられる)の予想値(EV)は、次のように計算される。
EV(紫)=0.2*3000+0.2*300+0.2*100+0.2*20+0.2*15=687
EV(緑)=0.2*1000+0.2*850+0.2*500+0.2*100+0.2*20=494
【0085】
ゲームは、この形式の計算を使用して、任意の予想値を与えるペイテーブルを形成することができ、多数のクレジット又は金種を賭けるプレイヤが同じコミュニティボーナスゲーム競馬を同時にプレイすることが許される。例えば、同じ金種において、プレイヤが同じ賭けの組み合せを受け取る一方、前記緑色の馬を受け取るプレイヤのクレジット数の5倍を賭ける場合には、このようなプレイヤに与えられる馬のEVが、緑色の馬(Greenhorn)の494クレジットEVの5倍、即ち2470クレジットとなる。
【0086】
ボーナスゲームマーカーを受け取った各プレイヤは、与えられた馬に対するペイテーブルを示す同様のペイテーブルスクリーンを見ることになる。ペイテーブル表示は、本発明から逸脱せずに、個々のゲームマシンのディスプレイ、共通のボーナスゲームディスプレイ206(図2)、又は別の装置においてプレイヤにプレゼンテーションすることができる。
【0087】
この技術で良く知られたように、特定の馬に対して考えられる各終結の確率が与えられると、各馬のペイテーブルは、それ自身の予想値を有し、これは、他の馬の予想値とは個別のものである。馬は、任意の形式の重み付け構成(異なる最終位置を起き易くしたり起き難くしたりする)で競争できるが、好ましい実施形態では、全ての馬が、各最終位置に対して同じチャンスを有し、各ペイテーブルが完全に互いに個別のものであるのを許し、例えば、5つの馬の各々は、5つの最終位置の各々において終了するチャンスが1/5即ち20%である。これは、ボーナスゲームマーカー馬の賞金を生じるようになされた賭けについて、各馬のペイテーブルを、賭けた金額又は金種及びコイン数に基づいてゲームが与えるのを許す。この構成を使用すると、非常に異なる規模の賭けを行う異なるプレイヤは、大勢のプレイヤが参加するコミュニティボーナスゲームに全員が参加できる。
【0088】
本発明の別の新規な態様(個別の実施形態、或いは前記実施形態のいずれかとの組み合せ)は、プレイヤがクレジット又は現金を使用して、コミュニティボーナスゲームへの参加又はエントリーを買い取る能力である。本発明のこの態様では、コミュニティボーナスゲームが始まると、ボーナスゲームマーカーを稼いでいないプレイヤは、クレジット又は現金を使用して、ボーナスゲームへの参加を買い取ることができる。プレイヤは、ボーナスゲームが開始したときに、制御器又はボタンにタッチする。プレイヤは、ボーナスゲームに賭ける金額を指定することができ、そしてシステムは、ハウス又はカジノに希望の保有パーセンテージを与える予想値を馬に与える。例えば、プレイヤがボーナスゲームへのエントリーを買い取るために500クレジットを賭け、そしてゲームが選択的ボーナスゲーム賭けに基づき90%返礼(10%保有)に設定された場合には、プレイヤは、次のペイテーブルを伴う馬を受け取ることができる。
第1:1000
第2:750
第3:280
第4:120
第5:100
この馬は、次のように計算された予想値を有する。
EV(500クレジット馬1)=0.2*1000+0.2*750+0.2*280+0.2*120+0.2*100=450
同じ450クレジット(又は90%)EVを生じる別の組み合せは、次の通りである。
第1:800
第2:600
第3:400
第4:250
第5:200
この馬は、次のように計算された同じ予想値を有する。
EV(500クレジット馬2)=0.2*800+0.2*600+0.2*400+0.2*250+0.2*200=450
【0089】
前記実施例では、第1の馬は、第2の馬より興奮し、最良のケースでは勝ちの可能性が高いが、最悪のケースでは悪い結果となる。別の実施形態では、プレイヤは、興奮度の異なる馬の間で選択をすることができる。前記ケースを使用して、ボーナスゲームに入るために500クレジットの賭けをするプレイヤは、そのレースについて好む興奮度に基づいて「500クレジット馬1」又は「500クレジット馬2」を選択することができる。同様に、ゲームのプレイを通してボーナスゲームマーカー馬が与えられたプレイヤは、これらの希望の興奮度に基づいて、考えられる異なるペイテーブルから選択を行うことができる。
【0090】
プレイヤが稼いだものではないボーナスゲームのプレイを許すためにクレジットを追加するこの概念は、ボーナスゲームマーカーを稼いだプレイヤがそれらのボーナスゲームを向上させるのを許すように拡張することができる。ボーナスゲームの資格を得ないプレイヤが馬を買えるのと同様に、1つ以上の馬で資格を得るプレイヤは、付加的な馬を買うことができる。レースにおいて馬を勝ち得るに充分なほどゲームをプレイした(又はそれに充分なほど幸運となった)プレイヤに報いるように、これらの付加的な馬を低いハウスエッジで売ることが望まれる。又、プレイヤは、クレジット又は現金を使用することにより勝ち得た馬のEVを増加することも許される。
【0091】
非常に異なる規模の賭けを行い得る大勢のプレイヤがコミュニティボーナスゲーム中に同じ馬に賭けるのを許す別の仕方は、競馬場で馬に賭けるのに使用される馴染みのある「オッズ」メカニズムを使用して達成することができる。このシナリオでは、ボーナスゲームマーカーを受け取るプレイヤは、それらの初期の賭け額に基づいて多数の「賭けクレジット」を受け取る。コミュニティボーナスゲームに入るときに、各馬は、各最終順位について「オッズ」又は返礼を示す。例えば、上述した緑色の馬(Greenhorn)の予想値を取り上げると、
EV(緑の馬)=0.2*1000+0.2*850+0.2*500+0.2*100+0.2*20=494
である。
【0092】
「オッズ」メカニズムを使用すると、プレイヤに与えられた494クレジットボーナスゲームマーカーは、ボーナスゲームに対して10個の「賭けクレジット」を交互に勝ち得る。従って、緑色の馬は、次のオッズを示す。
第1:1に対して100
第2:1に対して85
第3:1に対して50
第4:1に対して10
第5:1に対して2
【0093】
これは、同じ494クレジットの予想値を生じさせる。このプレイヤの額の半分をかける間にボーナスゲームマーカーを受け取る別のプレイヤは、5つの「賭けクレジット」しか受け取らないが、このプレイヤの額の2倍を賭ける間にボーナスゲームマーカーを受け取るプレイヤは、20の賭けクレジットを受け取る。これは、異なる金種又は異なる数のクレジットでプレイしていても、多数のプレイヤが、希望すれば、全員同じ馬に賭けるのを許す。これは、あるグループ設定において非常に望まれることで、全てのプレイヤが同じ馬に賭け、一緒に声援するのを許す。
【0094】
これら実施形態のいずれにおいても、ボーナスゲームマーカーを勝ち得ていない者を含むいかなるプレイヤも、レースに付加的な付帯的な賭けを行うことができる。このゲームに対して特に形成された新たな形式の賭けに加えて、生の競馬で見られる標準的形式の賭けをオファーすることもできる。例えば、勝者(win)(1位)、2着(place)(2位)又は3着(show)(3位)、或いは連勝複式(最初の2頭の馬をいずれの順序でも)又は連勝単式(最初の2頭の馬を厳密な順序で)の組み合わせについて特定の馬にクレジットを賭けることができる。
【0095】
ある実施形態では、プレイヤは、ボーナスゲーム資産を固定価格で買うことができる。例えば、あるプレイヤは、別のプレイヤの馬のペイテーブルを、その馬のEVに対応する固定数のクレジットで買うことができる。或いは、ゲームにおける異なるプレイヤに対する異なるペイテーブルに基づいて特定の馬に支払うこともできる。この場合には、各ゲームマシンは、そのゲームマシンにおける賭けに基づいて馬のペイテーブルを呼び出すことができる。又、ボーナスゲームをプレイする選択肢が固定値を有し、その固定値に基づいてプレイヤに売られることも意図される。
【0096】
プレイヤがボーナスゲームマーカーを得たが、その先どれほどの時間になるか分からないボーナスゲームのスタートを待機することを望まない状態がある。これは、プレイヤが基本的ゲームをプレイしているクレジットを使い切るか、ボーナスゲームを待機する時間が単にないか、又はレースにより与えられるより不安定な返礼ではなく保証された平均支払を希望するために起きる。この場合には、プレイヤは、馬の予想値にほぼ等しい値に対して累積されたボーナスゲームマーカーを補う選択肢がある。プレイヤがクレジットを使い切るか又はボーナスゲームマーカーを押しながら換金ボタンをヒットすると、図7に示すようなスクリーンが表示される。図7は、「馬をオークションにかける」選択肢701を例示するスクリーンである。この選択肢は、プレイヤがボーナスゲームマーカーをクレジット又は現金に変換するのを許す。
【0097】
上述したシナリオのいずれにおいても、方法によるか、プレイヤがボーナスゲームへの付加的な賭けを完了するかのいずれかにより、ボーナスゲームが開始されると、ボーナスゲームが始まる。全プレイヤの判断が完了しなければならないタイマーがあってもよいし、或いはゲームマシンのネットワークが、全プレイヤが新たな賭けに関して不活動となるまで待機してもよい。この時間中に、プレイヤは、スタートゲートまで歩く馬を一度に1頭づつ見ることができ、次第にレースの開始となる。
【0098】
ボーナスゲームは、少なくとも全ての馬がプレイヤに指定されるか、さもなければ、賭けを受けている競馬として行なわれる。コミュニティボーナスゲーム競馬は、個々のゲームマシンのディスプレイ、共通の大きなスクリーンディスプレイ206(図2)又はその両方においてプレイヤにプレゼンテーションされる。レースの終りに、ゲームマシンのディスプレイは、馬の最終順位と、プレイヤにクレジットされた全ての適当な賞金とを示す。
【0099】
図8は、本発明によるコミュニティボーナスゲームの別の実施形態を例示するスクリーン801である。資格を得たプレイヤは、個々のゲームマシンのディスプレイ、共通のボーナスゲームディスプレイ(図2)又はその両方においてプレイヤにプレゼンテーションされる隠れた値から順番で選択を行なう。図8は、風船803のマトリクスの背後に隠れた懸賞値を示す。資格を得たプレイヤは、個々のゲームマシンのタッチスクリーンディスプレイ805において風船にタッチすることにより風船を順番で「ホッピング(弾く)」する。各ゲームマシンは、風船803の同じマトリクスと、各プレイヤがボーナス807、809、811において勝ち得る量とを示す。この実施例では、3人のプレイヤがコミュニティボーナスに参加しているが、本発明から逸脱することなく、それより多くのプレイヤ又はそれより少ないプレイヤを使用してもよい。図8は、「プレイヤ2」のディスプレイを示しているが、「プレイヤ1」は、ボーナスゲームにおいて第1の選択を行なう。ボーナスゲームにおけるプレイヤの順序は、ボーナスゲームサーバーにより決定され、そしてどのプレイヤが最も早く資格を得たか、どのプレイヤが最も高いスコアで資格を得たかに基づき、或いはゲームのグループにおける位置により、又は他の基準により、ランダムに決定することができる。
【0100】
図9は、プレイヤ1がゲームマシンのタッチスクリーンディスプレイ805のマトリクス803から風船にタッチした後のコミュニティボーナスゲームを例示するスクリーン901である。全てのプレイヤは、ゲームマシンに値(100クレジット)を露呈するために風船ポップ903を見るが、図9は、プレイや2が見たタッチスクリーンディスプレイ805を示している。この値は、プレイヤ1のボーナスメーター807に追加される。フラッシュするプロンプト905は、プレイヤ2に、マトリクス803から風船を選択するように通知する。
【0101】
図10は、プレイヤ2がゲームマシンのタッチスクリーンディスプレイ805のマトリクス803から風船にタッチした後のコミュニティボーナスゲームを例示するスクリーン1001である。全てのプレイヤは、ゲームマシンに値(1000クレジット)を露呈するために風船ポップ907を見る。この値は、プレイヤ2のボーナスメーター809に追加される。フラッシュするプロンプト905は、プレイヤ3がポップする風船を選択する間に待機すべきことをプレイヤ2に通知する。
【0102】
この特定の実施例では、3人の資格を得たプレイヤの各々は、各プレイヤが3つの選択を行なうまで、順次に風船を選択し続ける。理想的には、少なくとも1つの風船が他のほとんどの風船より相当に高いクレジット値を隠していて、プレイヤ間の競争がこの風船をポップすることである。
【0103】
1組のクレジット値がランダム化されそしてプレイヤにとって未知である状態では、大きな懸賞金のための競争の導入で、各プレイヤの予想結果が変化することはない。即ち、ボーナスゲームのスタート時に、各プレイヤは、9個の風船のマトリクスに含まれた全クレジット量の1/3の予想返礼を有する。当業者に明らかなように、特定のプレイヤが第1の選択を得る前に大きな賞金が選択され、従って、ゲームのプレイにおいてそれが得られなくなった場合でも、これは、他のプレイヤが最上位の賞金を選択しないときまでに相殺され、このプレイヤは、今や、より少ない「誤った」選択を有する。より詳細には、この実施形態には、プレイヤの熟練度がなく、プレイヤは、長期にわたる全クレジットプールの1/3を稼ぐ傾向となるが、非常に実際的なやり方で、プレイヤは、「大賞金」に対して互いに競争する。「3プレイヤ、9風船、3ピック」ボーナスゲームがプレイされるたびに、少なくとも1人のプレイヤが「大賞金」を得る。
【0104】
この実施形態には、異なる数の選択、風船、又はプレイヤを使用できる多数の変形例がある。このボーナスゲームの終了についての基準は、各プレイヤが3つの風船をポップすることであるが、いずれかのプレイヤが大賞金をポップするとき、又は各プレイヤがボーナス終了ピック(例えば、水を入れた風船)にヒットするまで、というように、ボーナスゲーム終了基準を変更することができる。他の基準を使用して、ゲームの終了を決定することもできるし、フリーピック又は「全ての赤い風船を与える」等の他の特徴も意図される。
【0105】
コミュニティボーナスゲームは、ボーナスゲームの成果に影響するプレイヤの熟練度に依存することもできる。図11は、熟練度に基づくコミュニティボーナスゲームを例示するスクリーン1101である。ネットワークの各ゲームマシンは、タッチスクリーンディスプレイ1105上にマネーバッグ(金袋)1103のマトリクスを各プレイヤのボーナスメーター1107、1109、1111、1113と共に示している。ボーナスイベントが開始すると、各プレイヤは、できるだけ迅速に多数のマネーバッグ1103にタッチするように試みる。マネーバックにタッチする最初の個人は、その中身をスクリーン上に露呈させ、そしてそのプレイヤのボーナスメーター1107、1109、1111、1113に値が追加される。次いで、各プレイヤのタッチスクリーンディスプレイ1105からマネーバッグが消える。
【0106】
この変形例では、コミュニティボーナスゲームは、全てのマネーバッグ1103が消えると、終了する。又、このボーナスゲームは、固定時間周期中、動作することができる。上手なプレイヤほど、より多くのマネーバッグに最初にタッチし、そして別のプレイヤのボーナスメーター1107、1109、1111、1113への途中にあるマネーを突くのに費やす時間が短いので、勝つことが多くなる。より多くのマネーバッグを集めることは、プレイヤの集合合計を増加するだけでなく、そのプレイヤがマネーバッグ1103のマトリクスにおいて数少ない大賞金を勝ち得る見込みをより大きくする。
【0107】
図12は、4人の参加プレイヤがディスプレイ1105上の全ての入手可能なマネーバッグ1103にタッチした後のコミュニティボーナスゲームを例示するスクリーン1201である。マネーバッグ1103を突いて、それが消えた後に、露呈された値が、そのマネーバッグ1103を突いたプレイヤのボーナスメーター1107、1109、1111、1113へ追加される。この実施形態は、参加プレイヤのグループに対する既知の平均返礼を与えるが、カジノのポーカールーム又はカジノのスポーツ賭博のように、熟練度の高いプレイヤは、熟練度の低いプレイヤを犠牲にして、勝つことが多い。
【0108】
本発明の双方向コミュニティボーナスゲームの別の実施形態は、上述した風船ボーナスゲームの順番で行なう解決策を使用しながら、幸運及び熟練度のマトリクスを有するものである。この実施形態は、プレイヤがワード又はフレーズの文字を順番で推測する古典的な「ハングマン(hangman)」ゲームの変形例である。
【0109】
この実施形態は、少なくとも2つのゲームマシンを必要とするが、7個以上のゲームマシンで、そしてこの例では、12個のゲームマシンのグループでプレイするのが好ましい。図2と同様に、図13は、コミュニティボーナスゲームをプレイする共通の大型スクリーン即ちボーナスゲームディスプレイ206へ視線が行くように配列された12個の(4つが示された)個々のゲームマシン204として実施される実施形態1302を示す。又、この実施形態は、個別の共通のボーナスゲームディスプレイ206なしに構成することもでき、例えば、ボーナスゲームを各個々のゲームマシン204に表示することもできる。ボーナスゲームディスプレイ206の下には、大きなボーナスホイール装置1303が配置される。このボーナスホイール装置1303は、任意に追加されるもので、スピンする物理的機械的なホイールであるのが好ましいが、各ゲームマシン204のビデオディスプレイに設けることもできる。
【0110】
このゲーム環境では、ゲームをプレイする前に、プレイヤは、金銭の挿入、引換券、クレジットチケット、又は良く知られた電子資金移動により個々のゲームマシンにクレジットを確立する。又、個々のゲームマシンは、支払ホッパー、支払チケット、電子資金移動、又は良く知られた他のメカニズムを使用して、プレイヤの要求があったときに個々のゲームのクレジットをプレイヤに支払う。
【0111】
この実施形態では、名前又は場所のようなフレーズ又はワードのセットが、図14の例示的スクリーン1401に示された4つのワード1403、1405、1407、1409のような各ワードにおける文字の数により共通のボーナスディスプレイ206に示される。各ワード1403、1405、1407、1409の文字は、ハイライト状態の方形として示されている。共通のボーナスゲームディスプレイ206は、文字を選択するのがプレイヤ1の順番1411であることを示すと共に、カウントダウンタイマー1413も示しており、これは、このプレイヤが文字を選択するための10個の時間単位(秒)を与えるが、いかなる数の時間単位も意図される。時間単位は、カウントダウンする。プレイヤが文字を選択する前にタイマー1413がゼロをヒットした場合には、コンピュータがプレイヤに対して文字の1つをランダムに選択する。コンピュータによる文字の自動選択のために、他の良く定められたアルゴリズムを使用することもできるし、或いは別の実施形態では、タイマー1413が時間切れする前に文字が選択されない場合には、プレイヤが順番を失う。
【0112】
ボーナスゲームに対して資格付けするゲームマシンは、図1を参照して上述したボーナスゲームサーバーによりアイデンティティが指定され、各個々のゲームマシンのディスプレイにこのアイデンティティインジケータを示す。プレイヤがスコアを識別すると共に、ボーナスサイン1507、1509及び1511に対応するゲームを順番で行う上で助けとなるように、図15のアイデンティティインジケータ1505が各個々のゲームマシンディスプレイに示される。アイデンティティインジケータは、特定の個々のゲームマシンに対応せず、ボーナスゲームサーバーによる指定のみに基づく。図15は、プレイヤ1のアイデンティティインジケータ1505を含むディスプレイ1501を示している。プレイヤ1は、対応するボーナスサイン1507を見て、自分の順番と、「letters collected(収集された文字)」のスコアとを決定することができる。プレイヤ1のボーナスサイン1507は、「Your Turn(あなたの順番)」及びゼロの「letters collected」を示している。ディスプレイ1501は、更に、プレイヤ2のボーナスサイン1509及びプレイヤ3のボーナスサイン1511も備え、プレイヤ1は、他のプレイヤに比して自分の状態を監視することができる。
【0113】
プレイヤ1のディスプレイ1501は、フレーズに使用される全ての考えられる文字1503を示す。別の実施形態では、フレーズの文字が示されず、プレイヤは、全ての考えられる文字から選択を行なって、無益な推測を生じることがある。従って、例えば、フレーズに露呈されていない文字を選択し、フレーズに露呈された文字を選択し、又はフレーズに何回も発生して露呈された文字を選択するような種々のスコアリング状態が意図される。同様に、選択された文字は、ボーナス金額、自由な順番、等の付加的なスコアリング状態を有することができる。
【0114】
ディスプレイ1501は、明るい背景と、目立つプロンプトエリア1513とを示している。このプロンプトエリア1513は、文字を選択するためのプレイヤ1の順番であることを伝える「Pick A Letter(文字を拾い上げろ)」を示している。
【0115】
この実施形態では、プレイヤは、指定されたプレイヤアイデンティティ又は番号の順序でプレイする。他の実施形態は、本発明から逸脱せずに、異なる順序でプレイしてもよい。プレイヤは、自分の名前を入力することが要求されることもあるし、或いはプレイヤトラッキングカードの名前をスクリーン上に示すこともでき、これらの方法は、この技術で良く知られている。
【0116】
図16は、プレイヤ2のアイデンティティインジケータ1505を含むディスプレイ1601を示している。プレイヤ2のディスプレイ1601は、図15に示すプレイヤ1のディスプレイ1501と同時に示される。ディスプレイ1601は、更に、各プレイヤ1507、1509、1511のボーナスサインを含む。プレイヤ1のボーナスサイン1507は、プレイヤ1が図15に示す「Your Turn」を見る間にプレイヤ1が「Picking Letter(文字を拾い上げる)」であることを示している。プレイヤ2のボーナスサイン1509及びプレイヤ3のボーナスサイン1511は、「Waiting(待機)」を示す。更に、ディスプレイ1601は、その上にプロンプトエリア1513を示している。プロンプトエリア1513は、「Waiting」を示している。プレイヤ2のディスプレイ1601は、フレーズに使用される全ての考えられる文字1503を示すが、プレイヤ2の順番でないので、プレイヤ2のディスプレイ1601は、灰色の背景に文字1503を示している。
【0117】
この実施例では、プレイヤ1がタッチスクリーンディスプレイ上の文字“E”にタッチする。ゲームマシンは、文字“E”が選択されたことを指示するメッセージをボーナスゲームサーバーへ送信する。図17は、プレイヤ1が文字“E”を選択した後のプレイヤ1のゲームマシン上のディスプレイ1701を例示するスクリーンである。全ての文字が除去され、「Your Letter(あなたの文字)」を示すプロンプトエリア1513と共に文字“E”1703が表示される。ボーナスゲームサイン1507は、文字“E”が選択されたことを示す。ボーナスゲームサーバーは、各個々のゲームマシンの考えられる文字から文字“E”を除去させるメッセージを他の参加ゲームマシンへ送信する。
【0118】
ボーナスゲームサーバーは、フレーズにおける選択された“E”の各発生を示すように共通のボーナスゲームディスプレイ206(図13)を変更する。図18は、現在フレーズのワード1403、1405、1409における3つのEが露呈された後のコミュニティボーナスゲームディスプレイ206を例示するスクリーン1801である。ボーナスゲームサーバーによりボーナスゲームディスプレイ206に各文字が露呈されたときに、各参加ゲームマシンへメッセージが送信され、現在プレイヤに対して増加されるべきボーナスゲームサイン1507、1509、1511(図15)上の「letters collected」カウンタを増加させる。
【0119】
図19は、図15−18について述べたシーケンスの終りにおけるプレイヤ2のゲームマシンのディスプレイを示す。プレイヤ2のディスプレイ1901は、図17に示すプレイヤ1のディスプレイ1701と同時に示される。ディスプレイ1901は、更に、各プレイヤ1507、1509、1511のボーナスサインを含む。プレイヤ1のボーナスサイン1507は、プレイヤ1が「Eを選択し」そして3つの「letters collected」を稼いだことを示している。プレイヤ2のボーナスサイン1509及びプレイヤ3のボーナスサイン1511は、「Waiting」を示す。更に、ディスプレイ1901は、「Waiting…」を示すプロンプトエリア1513を示す。プレイヤ2のディスプレイ1901は、フレーズにおける全ての残りの考えられる文字を示す。残りの考えられる文字1503は、図16に示す全ての考えられる文字から文字“E”を除去したものである。
【0120】
プレイは、ここで、プレイヤ2へ移動する。使用可能な文字が示されない実施形態では、プレイヤは、首尾良い推測の後に再び選択することが許される。現在の実施形態では、各推測は、フレーズに少なくとも1つの文字をもたせることが保証され、プレイは、単一の選択の後に、プレイヤからプレイヤへ通過する。このゲームを続けると、プレイや2は、フレーズに一度生じた文字“R”を選択する。サーバーは、プレイヤ1が文字“E”を選択した場合と同様に適当なメッセージを送信し、そしてそれに応じて、ボーナスゲームディスプレイが更新される。
【0121】
図20は、上述したシーケンスの終りにプレイヤ3のゲームマシンの、アイデンティティインジケータ1505を含むディスプレイ2001を示す。プレイヤ3のゲームマシンのディスプレイ2001は、プレイヤ1によりボーナスサイン1507に収集された文字、及びプレイヤ2によりボーナスサイン1509に収集された文字を示す。プレイヤ3のボーナスゲームサイン1511は、プレイヤ3の順番であることを示す。残りの考えられる文字1503は、図15に示された全ての考えられる文字から文字“E”を除去し(上述したようにプレイヤ1により選択された)且つ文字“R”を除去した(上述したようにプレイヤ2により選択された)ものである。更に、プレイヤ2のボーナスサイン1509及びプレイヤ1のボーナスサイン1507は、「Waiting」を示す。プレイヤ3のディスプレイ2001は、その上に「Pick a Letter」を伴うプロンプトエリア1513を示す。
【0122】
プレイは、ここで、プレイヤ3へ移動する。この実施例では、プレイヤ3は、タッチスクリーンディスプレイ上の文字“K”にタッチする。ゲームマシンは、文字“K”が選択されたことを指示するメッセージをボーナスゲームサーバーへ送信する。図21は、プレイヤ3が文字“K”を選択した後のプレイヤ3のゲームマシン上のディスプレイ2101を例示するスクリーンである。全ての文字が除去され、そして文字“K”2103が表示される。プレイヤ3のボーナスゲームサイン1511は、文字“K”が選択されたことを示す。ボーナスゲームサーバーは、各個々のゲームマシンの考えられる文字から文字“K”を除去させるメッセージを他の参加ゲームマシンへ送信する。
【0123】
ボーナス特徴を「隠す」ことは、この技術で良く知られている。例えば、文字を選択する際に、ボーナス特徴が露呈される。ボーナス特徴は、フリーピック、余分なボーナスクレジット、又は付加的なボーナスゲームをトリガーすることを含む。この実施形態では、フレーズ1403、1405、1407、1409(図14)に一度しか現れない文字が選択されたときには、プレイヤにボーナス文字が与えられ、プロンプトエリア1513に示された「Bonus Letter(ボーナス文字)」によりプレイヤに通信される。ボーナス文字の選択は、「once-appearing(一度現れる)」文字にランダムに指定され、全ての「once-appearing」文字がプレイヤにボーナス文字を与えるのではない。「once-appearing」文字が選択されるたびに、ボーナスゲームサーバーは、この技術で良く知られたランダム番号ジェネレータ(RNG)を使用してランダム番号を選択する。このランダム番号に基づいて、ボーナス文字に50%の時間が与えられる。この実施形態は、ゲームをプレイする際の熟練度を部分的に相殺するものとして文字の選択を通じて参加プレイヤにある程度の付加的な幸運を注入する。更に、この実施形態は、ゲームをスピードアップすると共に、全てのプレイヤがフレーズを知って、ほとんど「once-appearing」文字である最終文字を選択するときに、ある程度の予想を追加する。図21に示すように、プレイヤ3による文字“K”の選択は、コンピュータにより選択されるべきボーナス文字をプレイヤ3に与える。
【0124】
図22は、プレイヤ3により文字“K”を選択するときのボーナスゲームディスプレイ206を例示するスクリーン2201である。「Bonus Letter」プロンプト2203は、文字“K”がフレーズ1409に現れる位置に簡単に示されている。次いで、ボーナスゲームサーバーは、フレーズにおいて文字“K”を示すためにボーナスゲームディスプレイ206を更新する。次いで、ボーナスゲームサーバーは、残りの文字の1つをボーナス文字としてランダムに選択する。次いで、その選択したボーナス文字に関するメッセージをプレイヤ3のゲームマシンへ送信する。又、プレイヤ3により累積されている文字に関するメッセージを、他の参加者の個々のボーナスゲームマシンへ送信する。
【0125】
生のポーカーのようなあるゲームと同様に、弱いプレイヤは、一貫して全てを失うことがある。本発明のボーナスゲームは、熟練度と幸運の混合で設計されている。ボーナスゲームのスタート時に、文字が示されない状態で、プレイヤは、熟練度を利用して、その言語において高い自然の頻度を有する文字を選択することができる。更に、ランダムに選択されたフレーズと、高い頻度の文字のプレイヤ選択がそのフレーズに現われるかどうかとに基づいて、幸運のエレメントが存在する。上述したように、プレイヤの各順番で、ボーナスフレーズにおける文字の選択が、選択された「once-appearing」文字に対するボーナス文字のランダムな付与と共に、保証される。ボーナス文字のランダム付与は、熟練度にバランスした付加的な幸運を注入すると共に、ボーナス賞金の共有を誰にも与える。これは好ましい結果であると考えられるが、熟練度及び/又は幸運の間のバランスは、異なる形式のゲームを設計するように変えることができる。
【0126】
図23は、ボーナスゲームサーバーが文字“S”をボーナス文字2303として選択した後のプレイヤ3ディスプレイ2301を例示するスクリーンである。図21に示すプレイヤ3による文字“K”2103の選択は、コンピュータにより選択されたボーナス文字“S”2303をプレイヤ3に与える。ボーナスゲームサーバーは、他の参加者の個々のゲームマシンへメッセージを送信して、各個々のゲームマシンの考えられる文字から文字“S”を除去させる。プレイヤ3のゲームマシンのディスプレイ2301は、プレイヤ1によりボーナスサイン1507に収集された文字、及びプレイヤ2によりボーナスサイン1509に収集された文字を示す。プレイヤ3のゲームマシンサイン1511は、プレイヤ3が文字“K”を選択したこと、及びプレイヤ3が1つの文字“K”と2つのボーナス文字“S”の3つの収集文字を有することを示している。
【0127】
図24は、上述したプレイヤ3の順番の終りにコミュニティボーナスゲームディスプレイ206を例示するスクリーンである。全ての選択された文字がフレーズ1403、1405、1407、1409に現れる.プレイは、プレイヤ1に戻るが、ここで、プレイヤ1は、フレーズに対する解が「The Tribe Has Spoken」であると理解する。この実施形態では、プレイヤは、パズルを解く選択肢をもたないが、この選択肢は、本発明から逸脱せずに意図される。パズルを解く選択肢は、プレイヤの熟練度をより貴重なものにする。
【0128】
この実施形態において、生じる見込みの高い文字(例えば、英語のフレーズでは、母音と、“S”及び“T”のような頻繁に使用される子音)を選択する熟練度は、何回も発生する最良のチャンスをもつ文字をプレイヤが選択するのを許し、従って、ボーナスゲーム賞金により多くの金銭を割り当てる。熟練度を利用して、より多くの文字を一致させるプレイヤは、ボーナスゲームに参加する他のプレイヤを犠牲にしてこれを行う。ゲームの運営者は、フレーズにおける文字の数に比例するボーナスゲーム賞金を供給する。この賞金は、参加プレイヤの間でボーナスゲームにおけるそれらの実績に基づいて分割される。
【0129】
解が「The Tribe Has Spoken」であるという理解で、プレイヤ1は、残りの文字の分布を次のように迅速に決定する。
T 2文字
H 2文字
I 1文字
B 1文字
A 1文字
P 1文字
O 1文字
N 1文字
【0130】
図25は、プレイヤ1が文字“T”を選択した後のコミュニティボーナスゲームディスプレイ2501を例示するスクリーンである。プレイヤ1が、2回発生する文字“T”を選択した後に、プレイヤ1のボーナスサイン1507は、5つの「letters collected」を反映する。同じ形式のサーバー/ゲーム通信が、各選択で続けられ、ボーナスゲームディスプレイ及び各参加ゲームマシンのディスプレイが更新された情報を表示するのを許す。
【0131】
プレイヤ2は、「once-appearing」文字である文字“I”を選択し、図21を参照して述べたようにボーナス文字“B”が与えられる。プレイヤ3は、文字“O”を選択する。再び、プレイヤ1に回ってきて、別の2文字に対して文字“H”を選択する。
【0132】
参加プレイヤは、フレーズの最後の3文字を選択する。図26は、最終文字が選択された後のプレイヤ1のディスプレイ2601を例示するスクリーンである。プレイヤ1のボーナスゲームサイン1507は、8つの「letters collected」を示し、一方、プレイヤ2のボーナスゲームサイン1509は、4つの「letters collected」を示し、そしてプレイヤ3のボーナスサイン1511は、5つの「letters collected」を示す。熟練度と幸運さの組み合せで、プレイヤ1は、パズルにおける17個の文字のほとんどを得る。
【0133】
図27は、第1ワード1403が「the」として解かれ、第2ワード1405が「tribe」として解かれ、第3ワード1407が「has」として解かれ、そして第4ワード1409が「spoken」として解かれた最終的なコミュニティボーナスゲームディスプレイ206を示す。
【0134】
ゲームの終りに、収集した文字に対して各プレイヤに賞金が与えられる。この実施形態では、参加プレイヤがフレーズにおける全ての文字を選択した後に、ボーナスゲームサーバーは、機械的なボーナスゲームホイール1303(図13)をスピンさせ、そしてある値でストップさせる。各プレイヤは、ボーナスゲームのフレーズから収集した文字ごとにクレジットの数に関してこの値を受け取る。この実施例では、ボーナスゲームホイールが「100」でストップした場合に、各プレイヤは、収集した文字ごとに100個のクレジットを受け取る。例えば、図26を参照すれば、プレイヤ1は、800個のクレジットを受け取り、プレイヤ2は、400個のクレジットを受け取り、そしてプレイヤ3は、500個のクレジットを受け取る。
【0135】
ボーナスゲームホイール1303は(図13)は、ステッパモータ、又はこの技術で良く知られたコントローラにより制御される。ボーナスゲームCPUは、そのRNGを使用して、値を決定し、次いで、ホイールがスピンして、その値でストップする。この実施形態では、ボーナスゲームホイールの値は、等しい確率でストップされるものではない。ボーナスゲームホイールの各値には重み又は確率が指定され、ある値がより頻繁に生じる一方、他の値があまり頻繁に生じないようにする。それ故、ボーナスゲームホイールスピンのEVは、この技術で良く知られたように、確率(重み)と各考えられる重みとの積の和である。更に、等しい重み値をもつボーナスゲームホイールを使用し、そしてボーナスゲームホイールスピンのEVが全ての考えられる値の平均であることも意図される。
【0136】
ボーナスゲームに対する数学モデルを開発するときには、ボーナス賞金の予想値を知る必要がある。ボーナスゲームのEVは、次のように表わすことができる。
EV(ボーナス)=<フレーズにおける文字の平均#>*<ホイールスピンのEV>/<ボーナスにおけるプレイヤの#>
【0137】
これは、長期にわたりボーナスゲーム当たりに与えられる予想値である。ゲームは、3つの資格付けごとにボーナスゲームEVの3倍を分配するので、熟練度の導入が、プレイヤがボーナスゲームの各プレイ中に「総賭け金」を分割するときに個々のゲームマシンのグループの平均予想返礼に影響することはない。参加者の間で分割されるクレジット「プール」又は「総賭け金(pot)」或いは「再分配される支払」に関しては、これをもう少し厳密に見ることが有用である。生のポーカーのような慣習的な「総賭け金」ゲームでは、プレイヤが賭けるときにプレイヤにより固定の総賭け金が形成される。生のポーカーでは、この総賭け金が、ポーカーの手の結果に基づいてプレイヤ間で分割される(カジノによる手数料は低い)。本発明では、EV(上述した)は、この技術で良く知られたように、ゲームの全支払へと計算される。
【0138】
本発明は、「総賭け金」の概念を、固定の金額から、賭けの相対的規模及びボーナスゲーム自体の興奮度により影響される量へと変更する2つの概念を導入する。第1の概念は、異なる規模の賭けに対する調整である。この実施形態では、最終賭け金に、この技術で良く知られた「ライン当たりの賭け」値を乗算することにより行なわれる。各プレイヤは、基本値の共有について競争し、次いで、この結果を賭けの規模でスケーリングする。第2の概念は、ボーナスゲームのEVである。この実施形態では、EVは、フレーズにおける文字の平均個数と、ボーナスゲームホイールにおける数字の重み付けされた平均とに基づく。この技術で良く知られているように、これらの平均は、各ゲームマシンの返礼についての計算に使用できるが、各ボーナスゲーム結果は、計算されたEVより著しく高いか、又は低い。各ボーナスゲームにおいて、ランダムに選択されたフレーズにおける文字の数及びそれにより生じるホイール上の値が与えられると、プレイヤは、このプールの基本的単位を分割するように競争する。
【0139】
ボーナスゲームホイールがスピンされそしてある値が決定されると、ボーナスゲームサーバーは、ホイールの値を指示するメッセージを各ゲームマシンへ送信する。この点において、各参加ゲームマシンは、収集された文字の数、文字当たりの値(ボーナスホイールスピンにより決定された)、及び稼いだ合計ボーナスを示す概要スクリーンを表示する。この量は、プレイヤごとにボーナスゲームサインに追加され、そしてゲームマシンは、基本的ゲームの動作に復帰する。
【0140】
ボーナスゲームが完了した直後に、ボーナスゲームサーバーは、新たなボーナスゲームを開始するに充分な資格が待ち行列に入れられているかどうか調べるためにチェックする。充分な資格が待ち行列に入れられている場合には、ボーナスゲームサーバーは、ボーナスゲームを開始しようとしているメッセージを、資格を得た各ゲームマシンへ送ることで、再びプロセスを開始する。充分な資格が待ち行列に入れられていない場合には、ボーナスゲームサーバーは、広告、ボーナスゲームシミュレーション、又はゲームに関する情報を含むことのできる「アイドル」プログラムをボーナスゲームディスプレイにおいて開始する。この「アイドル」プログラムは、次のボーナスゲームに必要な最小数の資格を待機する間に動作される。
【0141】
特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱せずに多数の変更がなされ得ることが明らかであろう。これら実施形態及びその変形態様は、各々、特許請求の範囲内に包含されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0142】
【図1】本発明により使用されるネットワークの幾つかの要素を示す概略図である。
【図2】本発明の「ケンタッキーダービー(Kentucky DerbyTM)」コミュニティボーナスゲームによるネットワーク環境の実施形態を示す図である。
【図3】本発明による「ケンタッキーダービー」コミュニティボーナスゲーム実施形態に基づいてプレイする基本的ゲームの実施形態を示す「マルチストライク(Multi-Strike)」ビデオディスプレイスロットマシンのスクリーンである。
【図4】本発明による「ケンタッキーダービー」コミュニティボーナスゲーム実施形態におけるボーナスゲームマーカーのプレゼンテーションを示すスクリーンである。
【図5】本発明による「ケンタッキーダービー」コミュニティボーナスゲーム実施形態におけるボーナスゲームマーカーの追跡を示すゲームマシンの図である。
【図6】本発明による「ケンタッキーダービー」コミュニティボーナスゲーム実施形態におけるペイテーブルを示すスクリーンである。
【図7】本発明による「ケンタッキーダービー」コミュニティボーナスゲームにおけるボーナスゲームマーカーの換金を示すスクリーンである。
【図8】本発明による風船ポッピングコミュニティボーナスゲームの実施形態を示すスクリーンである。
【図9】本発明による風船ポッピングコミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図10】本発明による風船ポッピングコミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図11】本発明によるマネーバッグコミュニティボーナスゲームの実施形態を示すスクリーンである。
【図12】本発明によるマネーバッグコミュニティボーナスゲームの実施形態を示すスクリーンである。
【図13】本発明の「ハングマン(Hangman)」コミュニティボーナスゲーム実施形態に基づくネットワーク環境の実施形態を示す図である。
【図14】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図15】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図16】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図17】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図18】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図19】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図20】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図21】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図22】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図23】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図24】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図25】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図26】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。
【図27】本発明による「ハングマン」コミュニティボーナスゲームの態様を示すスクリーンである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステムにおいて、
各々の前記リンクされたゲームマシンでプレイできる基本的ゲームと、
各々の前記リンクされたゲームマシンでプレイできるボーナスゲームと、
賭け入力メカニズムと、
前記リンクされたゲームマシンの少なくとも1つに作動的に携わって、少なくとも2人の参加者で前記ボーナスゲームを双方向にプレイするためのコントローラと、
前記双方向プレイに参加する各プレイヤからの入力を与えるプレイヤインターフェイスメカニズムであって、前記入力が、ボーナスゲームの結論に対して全ての前記参加プレイヤのための前記ボーナスゲームの前記双方向プレイに影響するようなプレイヤインターフェイスメカニズムと、
各前記参加プレイヤに対して支払がもしあれば、それを計算する手段と、
を備えたシステム。
【請求項2】
前記基本的ゲームは、機械的リールスロットマシンである、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項3】
前記基本的ゲームは、ビデオスロットマシンである、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項4】
前記基本的ゲームは、ビデオポーカーマシンである、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項5】
前記基本的ゲームは、競馬である、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項6】
前記双方向プレイは、前記ボーナスゲームの各前記参加プレイヤによる同時プレイであり、そして各参加プレイヤは、異なる人間である、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項7】
前記双方向プレイは、前記ボーナスゲームの各前記参加プレイヤによる交互のプレイである、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項8】
各前記参加プレイヤによる前記入力は、前記ボーナスゲームの全ての前記参加プレイヤの前記双方向プレイに影響する熟練度を必要とする、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項9】
各前記参加プレイヤによる前記入力は、各前記参加プレイヤに対して前記支払があれば、それに影響する、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項10】
前記支払は、前記ボーナスゲームの全ての前記参加プレイヤの前記双方向プレイに基づいて再分配されるボーナスゲーム支払を含む、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項11】
各前記プレイヤは、前記ボーナスゲームの前記双方向プレイに参加するための資格を得る、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項12】
各前記プレイヤが資格を得るのは、前記ボーナスゲームの前記双方向プレイに参加するために異なる時間に行われる、請求項11に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項13】
前記ボーナスゲームは、少なくとも1人のプレイヤが参加資格を得るのに続いて開始される、請求項11に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項14】
前記ボーナスゲームは、ランダムに開始される、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項15】
リンクされたゲームマシンにおける非参加プレイヤは、前記ボーナスゲームの前記双方向プレイの考えられる成果に関係した付加的な賭け入力を与えることができ、このような非参加プレイヤに対して更に別のボーナスゲーム支払がもしあれば、それが計算される、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項16】
前記ボーナスゲーム支払は、各前記参加プレイヤの前記賭け入力に直接関係している、請求項10に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項17】
前記ボーナスゲーム支払は、前記参加プレイヤごとに異なる、請求項16に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項18】
各前記参加プレイヤは、前記ボーナスゲームをプレイする前に、前記ボーナスゲーム結論に対して付加的な賭けを入力できる、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項19】
各前記参加プレイヤは、個別のプレイヤインターフェイスメカニズムをもつ異なる個人である、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項20】
前記ボーナスゲーム結論は、各前記参加プレイヤに対して異なる結果を生み出し、そして各参加プレイヤは、前記ボーナスゲームをプレイする前に、別の前記参加プレイヤの前記ボーナスゲーム結果に賭けることができる、請求項19に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項21】
コミュニティボーナスゲームを動作する方法において、
賭けを入力するステップと、
複数のゲームマシン及び中央コンピュータを用意するステップと、
前記ゲームマシン及び前記中央コンピュータを電子的にリンクするステップと、
基本的ゲームをプレイするステップであって、前記基本的ゲームは、コミュニティボーナスゲームへの参加を与えるものであるステップと、
規定の環境のもとで前記コミュニティボーナスゲームを開始するステップと、
前記複数のゲームマシンが前記コミュニティボーナスゲームに双方向に参加するようにして前記コミュニティボーナスゲームを実行するステップであって、各参加者の双方向性が前記コミュニティボーナスゲームにおける成果に独立して影響し得るステップと、
前記コミュニティボーナスゲームにおける前記成果に少なくとも一部分基づいて賞金を与えるステップと、
を備えた方法。
【請求項22】
双方向に参加することは、前記コミュニティボーナスゲームの各々の前記参加者による同時のプレイである、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項23】
双方向に参加することは、前記コミュニティボーナスゲームの各々の前記参加プレイヤによる交互のプレイである、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項24】
双方向に参加することは、熟練度を要求する、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項25】
双方向に参加することは、前記コミュニティボーナスゲームへの各参加者に対して前記成果からの異なる結果に影響する、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項26】
前記賞金は、前記参加者の賭けの額及び前記コミュニティボーナスゲームにおける前記成果に基づいて再分配されるべきボーナスゲーム総賭け金を含む、請求項25に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項27】
前記コミュニティボーナスゲームへの参加を認めることは、前記基本的ゲーム中の異なる時間に生じる、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項28】
前記コミュニティボーナスゲームを開始することは、前記コミュニティボーナスゲームへの参加が少なくとも一度認められるのに続いて生じる、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項29】
前記コミュニティボーナスゲームを開始することは、ランダムなイベントの際に生じる、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項30】
前記コミュニティボーナスゲームへの参加に対して付加的な賭けが入力される、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項31】
前記ボーナスゲームの参加者により付加的な賭けが入力され、これを使用して、前記付加的な賭けを行う前記参加者の賞金を決定する、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項32】
前記賞金は、前記参加者ごとに異なる、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項33】
複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法において、
参加プレイヤにより賭けを入力するステップと、
ゲームに対して複数のゲームエレメントのセットを用意するステップであって、このゲームエレメントのセットは、少なくとも第1及び第2のプレイヤの視野から隠れた少なくとも1つのワードを構成する文字を生じるようなステップと、
前記少なくとも2人のプレイヤにより前記双方向ゲームを交互にプレイするステップと、
前記第1プレイヤ及び前記第2プレイヤが、プレイヤ選択の前にそれらプレイヤに知られた文字のセットから選択を行なうステップであって、選択された文字をゲームエレメントの前記セットに露呈できるようなステップと、
ゲームエレメントの前記セットに露呈された前記ゲームエレメント文字に基づいて賞金を計算するステップと、
前記賞金を前記少なくとも1つのプレイヤに与えるステップと、
を備えた方法。
【請求項34】
前記プレイヤは、露呈された各ゲームエレメントに対するポイントを受け取る、請求項33に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項35】
選択のための前記文字は、各々、視野から隠れた前記少なくとも1つのワード内にある、請求項33に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項36】
視野から隠れた前記少なくとも1つのワードに存在するゲームエレメントの前記文字は、所定の値の価値がある、請求項33に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項37】
前記少なくとも1つのワードを露呈させることによりゲームエレメントの前記セットを結論へと解くステップを更に備えた、請求項33に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項38】
前記少なくとも1つのワードを解くことは、全ての前記ゲームエレメント文字が露呈される前に行なわれる、請求項37に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項39】
複数の所定の賞金印が分布しているホイール構造体を、そのホイール構造体がある賞金印で停止するポイントまでスピンするステップを更に備えた、請求項33に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項40】
前記賞金は、プレイヤにより露呈された各ゲームエレメント文字に対してそのプレイヤにより受け取られる合計値に、支払のための前記賞金印を乗算することで計算される、請求項33に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項41】
前記少なくとも1つのワードにおける文字だけの選択肢を前記プレイヤに与えるステップを更に備えた、請求項33に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項42】
プレイヤが前記ゲームのプレイ中に付加的な賭けを入力する能力を更に備えた、請求項33に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項43】
前記プレイヤの1つは、コンピュータである、請求項33に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項44】
人間である各プレイヤが支払を受け取る、請求項33に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項45】
複数の電子的にリンクされたゲームステーションを動作するシステムにおいて、
各プレイヤのための賭け登録と、
個別のゲームステーションに参加する少なくとも第1プレイヤ及び第2プレイヤと、
複数のスコアリング条件を含む双方向ゲームと、
前記ゲームのプレイ中に各プレイヤの入力を登録するためのメカニズムと、
を備え、前記第1プレイヤ及び前記第2プレイヤは、前記双方向ゲームをプレイして、賞金に対して競争し、各プレイヤに対する前記スコアリング条件の割り当ては、別のプレイヤの入力により影響することができ、そして
前記賞金は、ゲームの結論において、前記割り当てに少なくとも一部分基づくようにしたシステム。
【請求項46】
前記スコアリング条件は、前記ゲームの前記プレイ中に各プレイヤの入力が登録されるときに、利用可能な変化を残す、請求項45に記載の複数の電子的にリンクされたゲームステーションを動作するシステム。
【請求項47】
前記第1プレイヤ及び前記第2プレイヤの一方は、コンピュータである、請求項45に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項48】
前記双方向ゲームは、前記第1プレイヤ及び前記第2プレイヤによる同時のプレイを含む、請求項45に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項49】
前記双方向ゲームは、前記第1プレイヤ及び前記第2プレイヤによる交互のプレイを含む、請求項45に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項50】
前記双方向ゲームは、成功プレイヤ入力を含み、これは、その成功プレイヤによる不成功プレイヤ入力が別のプレイヤへプレイを引き継ぐまで前記成功プレイヤによるプレイ続行を生じさせる、請求項45に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項51】
各々の前記プレイヤによる前記プレイは、前記ゲームの結論において各々の前記プレイヤに与えられる前記賞金に影響する熟練度を必要とする、請求項45に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項52】
前記システムは、更に、前記双方向ゲームとは独立した基本的ゲームを備え、そして前記双方向ゲームは、前記基本的ゲームに対するボーナスゲームである、請求項45に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項53】
前記双方向ゲームは、1つ以上のワードを構成する最初に隠れた文字を伴うゲームマトリクスを有し、プレイヤが選択する文字は、前記マトリクスにおいて一致した場合にその一致文字を露呈させる、請求項45に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項54】
各々の成功一致文字に対してプレイヤに値が与えられる、請求項53に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項55】
プレイヤの前記賞金は、そのプレイヤの前記与えられた値の合計により少なくとも一部分決定される、請求項54に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項56】
複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステムにおいて、
各々の前記リンクされたゲームマシンでプレイできる基本的ゲームと、
各々の前記リンクされたゲームマシンでプレイできるボーナスゲームと、
賭け入力メカニズムと、
前記リンクされたゲームマシンの少なくとも1つに作動的に携わって、少なくとも2人の人間参加者で前記ボーナスゲームを双方向にプレイするためのコントローラと、
前記双方向プレイにおける各々の人間参加者からの入力を与えるプレイヤインターフェイスメカニズムであって、前記入力が、ボーナスゲームの結論に対して全ての前記参加プレイヤのための前記ボーナスゲームの前記双方向プレイに影響するようなプレイヤインターフェイスメカニズムと、
各々の前記人間参加者に対して支払がもしあれば、それを計算する手段と、
を備えたシステム。
【請求項57】
複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステムにおいて、
賭け入力メカニズムと、
各々の前記リンクされたゲームマシンでプレイできる基本的ゲームと、
各々の前記リンクされたゲームマシンで双方向にプレイできるボーナスゲームと、
前記ボーナスゲームをプレイするための少なくとも2人のプレイヤによる資格であって、各々の前記プレイヤの資格は、前記ボーナスゲームの前記双方向プレイに参加するために異なる時間に生じ、そして前記ボーナスゲームは、少なくとも1つの前記資格が生じたときだけ開始されるような資格と、
前記リンクされたゲームマシンの少なくとも1つに作動的に携わって、前記少なくとも2人の資格プレイヤにより前記ボーナスゲームを双方向にプレイするためのコントローラと、
前記双方向プレイに参加する各プレイヤからの入力を与えるプレイヤインターフェイスメカニズムと、
各々の前記参加プレイヤに対して支払がもしあれば、それを計算する手段と、
を備えたシステム。
【請求項58】
前記双方向プレイに参加する各プレイヤからの前記入力は、ボーナスゲームの結論に対して全ての前記参加プレイヤにための前記ボーナスゲームの前記双方向プレイに影響する、請求項57に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項59】
前記双方向プレイは、前記ボーナスゲームの各前記参加プレイヤによる同時のプレイであり、そして各参加プレイヤは、異なる人間である、請求項57に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項60】
前記双方向プレイは、前記ボーナスゲームの各前記参加プレイヤによる交互のプレイである、請求項57に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項61】
各前記参加プレイヤによる前記入力は、前記ボーナスゲームの全ての前記参加プレイヤの前記双方向プレイに影響する熟練度を必要とする、請求項57に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項62】
各前記参加プレイヤによる前記入力は、各前記参加プレイヤに対して前記支払があれば、それに影響する、請求項57に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項63】
前記支払は、前記ボーナスゲームの全ての前記参加プレイヤの前記双方向プレイに基づいて再分配されるボーナスゲーム支払を含む、請求項62に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項64】
リンクされたゲームマシンにおける非参加プレイヤは、前記ボーナスゲームの前記双方向プレイの考えられる成果に関係した付加的な賭け入力を与えることができ、このような非参加プレイヤに対して更に別のボーナスゲーム支払がもしあれば、それが計算される、請求項57に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項65】
前記ボーナスゲーム支払は、前記参加プレイヤごとに異なる、請求項57に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項66】
各前記参加プレイヤは、前記ボーナスゲームをプレイする前に、前記ボーナスゲーム結論に対して付加的な賭けを入力できる、請求項58に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項67】
各前記参加プレイヤは、個別のプレイヤインターフェイスメカニズムをもつ異なる個人である、請求項57に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項68】
前記ボーナスゲーム結論は、各前記参加プレイヤに対して異なる結果を生み出し、そして各参加プレイヤは、前記ボーナスゲームをプレイする前に、別の前記参加プレイヤの前記ボーナスゲーム結果に賭けることができる、請求項58に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項69】
コミュニティボーナスゲームを動作する方法において、
賭けを入力するステップと、
複数のゲームマシン及び中央コンピュータを用意するステップと、
前記ゲームマシン及び前記中央コンピュータを電子的にリンクするステップと、
基本的ゲームをプレイするステップであって、前記基本的ゲームは、コミュニティボーナスゲームへの参加を与えるものであるステップと、
前記複数のゲームマシンがある成果に対して前記コミュニティボーナスゲームに双方向に参加するようにして前記コミュニティボーナスゲームを実行するステップと、
前記コミュニティボーナスゲームにおける前記成果に少なくとも一部分基づいて賞金を与えるステップであって、前記賞金が、賭けの額と前記コミュニティボーナスゲームにおける前記成果とに基づいて再分配されるべきボーナスゲーム総賭け金を含むようなステップと、
を備えた方法。
【請求項70】
前記双方向に参加することは、全ての前記参加プレイヤに対して前記コミュニティボーナスゲームの前記成果に影響する、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項71】
前記双方向に参加することは、前記コミュニティボーナスゲームにおける各前記参加プレイヤに対して前記成果からの異なる結果に影響する、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項72】
前記双方向に参加することは、前記コミュニティボーナスゲームの各々の前記参加者による同時のプレイである、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項73】
前記双方向に参加することは、前記コミュニティボーナスゲームの各々の前記参加プレイヤによる交互のプレイである、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項74】
前記双方向に参加することは、熟練度を要求する、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項75】
前記コミュニティボーナスゲームへの参加を与えることは、前記基本的ゲーム中の異なる時間に生じる、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項76】
前記コミュニティボーナスゲームを実行することは、前記コミュニティボーナスゲームへの参加が少なくとも一度認められるのに続いて生じる、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項77】
前記コミュニティボーナスゲームを実行することは、ランダムなイベントの際に生じる、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項78】
前記コミュニティボーナスゲームへの参加に対して付加的な賭けが入力される、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項79】
前記ボーナスゲームの参加者により付加的な賭けが入力され、これを使用して、前記付加的な賭けを行う前記参加者の前記賞金を決定する、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項80】
前記賞金は、前記参加者ごとに異なる、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項81】
複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステムにおいて、
賭け入力メカニズムと、
各々の前記リンクされたゲームマシンでプレイできる基本的ゲームと、
各々の前記リンクされたゲームマシンで双方向にプレイできるボーナスゲームと、
前記リンクされたゲームマシンの少なくとも1つに作動的に携わって、少なくとも2人のプレイヤで前記ボーナスゲームを双方向にプレイするためのコントローラと、
前記双方向プレイに参加する各プレイヤからの入力を与えるプレイヤインターフェイスメカニズムであって、各々の前記参加プレイヤによる前記入力が、前記ボーナスゲームの全ての前記参加プレイヤの前記双方向プレイに影響する熟練度を要求するようなプレイヤインターフェイスメカニズムと、
各々の前記参加プレイヤに対して支払がもしあれば、それを計算する手段と、
を備えたシステム。
【請求項82】
前記双方向プレイは、前記ボーナスゲームの各前記参加プレイヤによる同時のプレイである、請求項81に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項83】
前記双方向プレイは、前記ボーナスゲームの各前記参加プレイヤによる交互のプレイである、請求項81に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項84】
各前記参加プレイヤによる前記入力は、各前記参加プレイヤに対して前記支払があれば、それに影響する、請求項81に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項85】
前記支払は、前記ボーナスゲームの全ての前記参加プレイヤの前記双方向プレイに基づいて再分配されるボーナスゲーム支払を含む、請求項81に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項86】
リンクされたゲームマシンにおける非参加プレイヤは、前記ボーナスゲームの前記双方向プレイの考えられる成果に関係した付加的な賭け入力を与えることができ、このような非参加プレイヤに対して更に別のボーナスゲーム支払がもしあれば、それが計算される、請求項81に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項87】
前記ボーナスゲーム支払は、前記参加プレイヤごとに異なる、請求項81に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項88】
各前記参加プレイヤは、前記ボーナスゲームをプレイする前に、前記ボーナスゲームに対して付加的な賭けを入力できる、請求項81に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項89】
各前記参加プレイヤは、個別のプレイヤインターフェイスメカニズムをもつ異なる個人である、請求項81に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項90】
前記ボーナスゲームは、各前記参加プレイヤに対して異なる結果を生み出し、そして各参加プレイヤは、前記ボーナスゲームをプレイする前に、別の前記参加プレイヤの前記ボーナスゲーム結果に賭けることができる、請求項81に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項91】
前記ホイール構造体は、ディスプレイ上に電子的に発生される、請求項39に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項92】
前記ホイール構造体は、軸上で物理的にスピンする機械的装置である、請求項39に記載の複数のリンクされたゲームマシンで双方向ゲームを動作する方法。
【請求項93】
前記ボーナスゲームは、1組のゲームエレメントを有し、この1組のゲームエレメントは、少なくとも2人の参加者の視野から隠れた少なくとも1つのワードを構成する文字を生じさせ、前記参加者は、プレイヤ選択の前に前記参加者に知られた1組の文字を選択し、そしてその選択された文字を前記1組のゲームエレメントに露呈させることができる、請求項1に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項94】
前記コミュニティボーナスゲームの前記参加双方向性は、1組のゲームエレメントであって、視野から隠れた少なくとも1つのワードを構成する文字を生じるような1組のゲームエレメントと、1組の文字からの選択であって、その選択された文字が前記1組のゲームエレメントに露呈されるような選択とを含む、請求項21に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項95】
前記双方向ゲームは、1組の複数のゲームエレメントを与え、前記1組のゲームエレメントは、少なくとも第1及び第2プレイヤの視野から隠れた少なくとも1つのワードを構成する文字を生じさせ、前記第1プレイヤ及び前記第2プレイヤは、プレイヤ選択の前に前記プレイヤに知られた1組の文字から選択を行い、そしてその選択された文字を前記1組のゲームエレメントに露呈させることができる、請求項45に記載の複数の電子的にリンクされたゲームステーションを動作するシステム。
【請求項96】
前記ボーナスゲームの前記双方向プレイは、1組のゲームエレメントを備え、前記1組のゲームエレメントは、少なくとも2人の人間参加者の視野から隠れた少なくとも1つのワードを構成する文字を生じさせ、前記人間参加者は、参加者選択の前に前記人間参加者に知られた1組の文字から選択を行い、そしてその選択された文字を前記1組のゲームエレメントに露呈させることができる、請求項56に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項97】
前記ボーナスゲームは、1組のゲームエレメントを備え、前記1組のゲームエレメントは、少なくとも2人の資格付けされたプレイヤの視野から隠れた少なくとも1つのワードを構成する文字を生じさせ、前記プレイヤは、選択の前に前記プレイヤに知られた1組の文字から選択を行い、そしてその選択された文字を前記1組のゲームエレメントに露呈させることができる、請求項57に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。
【請求項98】
前記コミュニティボーナスゲームは、1組のゲームエレメントを備え、前記1組のゲームエレメントは、視野から隠れた少なくとも1つのワードを構成する文字を生じさせ、1組の文字から選択を行い、そしてその選択された文字を前記1組のゲームエレメントに露呈させることができる、請求項69に記載のコミュニティボーナスゲームを動作する方法。
【請求項99】
前記双方向ゲームは、1組の複数のゲームエレメントを備え、前記1組のゲームエレメントは、少なくとも2人のプレイヤの視野から隠れた少なくとも1つのワードを構成する文字を生じさせ、前記プレイヤは、プレイヤ選択の前に前記プレイヤに知られた1組の文字から選択を行い、そしてその選択された文字を前記1組のゲームエレメントに露呈させることができる、請求項81に記載の複数の電子的にリンクされたゲームマシンを動作するシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公表番号】特表2008−522744(P2008−522744A)
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−545588(P2007−545588)
【出願日】平成17年12月6日(2005.12.6)
【国際出願番号】PCT/US2005/044272
【国際公開番号】WO2006/063054
【国際公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【出願人】(507186263)ケイス ヴェンチャー マネージメント リミテッド ライアビリティ カンパニー (1)
【Fターム(参考)】